JP2003088217A - 移植機 - Google Patents
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- JP2003088217A JP2003088217A JP2001284328A JP2001284328A JP2003088217A JP 2003088217 A JP2003088217 A JP 2003088217A JP 2001284328 A JP2001284328 A JP 2001284328A JP 2001284328 A JP2001284328 A JP 2001284328A JP 2003088217 A JP2003088217 A JP 2003088217A
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- Japan
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- frame
- auxiliary seedling
- auxiliary
- machine body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 補助苗載台を上下多段に配置すると共に、操
縦席前方の走行機体の左右両側から張り出して立設する
補助苗載台支柱の支持強度を向上させる。 【解決手段】 操縦席8前方の走行機体1の左右両側か
ら張り出して上下方向に立設する第1フレーム20の上
部を、走行機体1の前部から張り出して後高状に延出す
る第2フレーム21の後端部と連結して補助苗載台支持
フレーム18を構成すると共に、前記第1フレーム20
の上端に補助苗載台19を上下多段に配置した補助苗載
台支柱17を支持し、且つ、前記左右の補助苗載台支柱
17の上部を連結フレーム17aにより連結した。
縦席前方の走行機体の左右両側から張り出して立設する
補助苗載台支柱の支持強度を向上させる。 【解決手段】 操縦席8前方の走行機体1の左右両側か
ら張り出して上下方向に立設する第1フレーム20の上
部を、走行機体1の前部から張り出して後高状に延出す
る第2フレーム21の後端部と連結して補助苗載台支持
フレーム18を構成すると共に、前記第1フレーム20
の上端に補助苗載台19を上下多段に配置した補助苗載
台支柱17を支持し、且つ、前記左右の補助苗載台支柱
17の上部を連結フレーム17aにより連結した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用田植機等の移
植機の技術分野に属するものである。
植機の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、乗用田植機等の移植機は、走行
機体の前側左右両側に多段の補助苗載台を備えており、
苗補給時には、前記補助苗載台の各段に載置されている
補助苗を運転席側から取り出し、これを走行機体の後部
に昇降リンク機構を介して装着されている植付作業部の
苗載台に載置する。そして、上記苗補給時の作業性を向
上させるために、補助苗載台を回動式にしたものが提案
されており、このものは補助苗載台から補給苗を取り出
す際に、その向きを自由に変えることができるため、補
給苗の取り出しが容易になる利点があった。
機体の前側左右両側に多段の補助苗載台を備えており、
苗補給時には、前記補助苗載台の各段に載置されている
補助苗を運転席側から取り出し、これを走行機体の後部
に昇降リンク機構を介して装着されている植付作業部の
苗載台に載置する。そして、上記苗補給時の作業性を向
上させるために、補助苗載台を回動式にしたものが提案
されており、このものは補助苗載台から補給苗を取り出
す際に、その向きを自由に変えることができるため、補
給苗の取り出しが容易になる利点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に補助苗載台を回動式にしたものでは、補助苗載台を回
動支持する補助苗載台支柱の支持強度が不足すると、該
補助苗載台支柱が大きく揺れることがあり、この場合に
は、補助苗載台から補給苗が脱落する等の不都合が生じ
ていた。
に補助苗載台を回動式にしたものでは、補助苗載台を回
動支持する補助苗載台支柱の支持強度が不足すると、該
補助苗載台支柱が大きく揺れることがあり、この場合に
は、補助苗載台から補給苗が脱落する等の不都合が生じ
ていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決することを目的として創案したものであって、操縦席
前方の走行機体から張り出して上下方向に立設する第1
フレームの上部を、走行機体の前部から張り出して後高
状に延出する第2フレームの後端部と連結して補助苗載
台支持フレームを構成すると共に、当該支持フレームの
上下方向に立設する第1フレームの上端に、補助苗載台
を上下多段に配置したた補助苗載台支柱を水平方向に回
動自在に支持したことを第1の特徴としている。
決することを目的として創案したものであって、操縦席
前方の走行機体から張り出して上下方向に立設する第1
フレームの上部を、走行機体の前部から張り出して後高
状に延出する第2フレームの後端部と連結して補助苗載
台支持フレームを構成すると共に、当該支持フレームの
上下方向に立設する第1フレームの上端に、補助苗載台
を上下多段に配置したた補助苗載台支柱を水平方向に回
動自在に支持したことを第1の特徴としている。
【0005】そして、前記補助苗載台支持フレーム、及
び補助苗載台支柱を走行機体の左右両側に備え、また、
両補助苗載台支柱の上部を連結フレームにより連結した
ことを第2の特徴としている。
び補助苗載台支柱を走行機体の左右両側に備え、また、
両補助苗載台支柱の上部を連結フレームにより連結した
ことを第2の特徴としている。
【0006】そして、前記補助苗載台支持フレームでサ
イドマーカの基部を保護したことを第2の特徴としてい
る。
イドマーカの基部を保護したことを第2の特徴としてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1〜図3に示すように、1は乗用型田
植機の走行機体であって、該走行機体1の後部には、機
体走行に伴ってマット苗を圃場に移植する植付作業部
(図示せず)が昇降リンク機構(図示せず)を介して連
結されているが、該植付作業部及び昇降リンク機構の構
成は従来通りであるため、図示及び詳細な説明を省略す
る。
いて説明する。図1〜図3に示すように、1は乗用型田
植機の走行機体であって、該走行機体1の後部には、機
体走行に伴ってマット苗を圃場に移植する植付作業部
(図示せず)が昇降リンク機構(図示せず)を介して連
結されているが、該植付作業部及び昇降リンク機構の構
成は従来通りであるため、図示及び詳細な説明を省略す
る。
【0008】前記走行機体1は、機体フレーム2と、該
機体フレーム2の前部に搭載されるエンジン(図示せ
ず)と、エンジン動力を変速するトランスミッション
(図示せず)と、前記機体フレーム2の中間部に一体的
に設けられるフロントアクスルケース3と、該フロント
アクスルケース3の左右両端部に設けられる前輪4と、
前記機体フレーム2の後部に一体的に設けられるリヤア
クスルケース(図示せず)と、該リヤアクスルケースの
左右両端部に設けられる後輪5とを備えている。また、
機体上部は、エンジンを覆うボンネット6と、操作部床
面を形成するステップ7と、操縦席8を支持する機体カ
バー9とで覆ってあり、更に、前記ステップ7左右両側
には、操作部床面を左右外側方に拡張するワイドステッ
プ10が設けてある。
機体フレーム2の前部に搭載されるエンジン(図示せ
ず)と、エンジン動力を変速するトランスミッション
(図示せず)と、前記機体フレーム2の中間部に一体的
に設けられるフロントアクスルケース3と、該フロント
アクスルケース3の左右両端部に設けられる前輪4と、
前記機体フレーム2の後部に一体的に設けられるリヤア
クスルケース(図示せず)と、該リヤアクスルケースの
左右両端部に設けられる後輪5とを備えている。また、
機体上部は、エンジンを覆うボンネット6と、操作部床
面を形成するステップ7と、操縦席8を支持する機体カ
バー9とで覆ってあり、更に、前記ステップ7左右両側
には、操作部床面を左右外側方に拡張するワイドステッ
プ10が設けてある。
【0009】前記機体フレーム2は、前後方向を向く左
右一対のメインフレーム11と、該メインフレーム11
同士を連結する連結フレーム(図示せず)と、前記メイ
ンフレーム11の外側方に並設したサイドフレーム12
と、前記メインフレーム11から左右外側方に延出する
複数の延出フレーム13と、該延出フレーム13の先端
部に設けられるワイドステップフレーム14とを備えた
構成となっている。
右一対のメインフレーム11と、該メインフレーム11
同士を連結する連結フレーム(図示せず)と、前記メイ
ンフレーム11の外側方に並設したサイドフレーム12
と、前記メインフレーム11から左右外側方に延出する
複数の延出フレーム13と、該延出フレーム13の先端
部に設けられるワイドステップフレーム14とを備えた
構成となっている。
【0010】前記走行機体1には、ペースト肥料を圃場
に施す施肥装置が備えてあり、該施肥装置は、機体前部
の左右両側部に設けた肥料タンク15と、該肥料タンク
15内の肥料を植付部に圧送供給する施肥ポンプ(図示
せず)と、該施肥ポンプから供給される肥料を土中に吐
出する施肥ノズル(図示せず)とを備えた構成となって
いる。
に施す施肥装置が備えてあり、該施肥装置は、機体前部
の左右両側部に設けた肥料タンク15と、該肥料タンク
15内の肥料を植付部に圧送供給する施肥ポンプ(図示
せず)と、該施肥ポンプから供給される肥料を土中に吐
出する施肥ノズル(図示せず)とを備えた構成となって
いる。
【0011】また、16は機体前部の左右両側部に設け
た補助苗載台装置であって、該補助苗載台装置16は、
機体前部の左右両側部に立設した一本の補助苗載台支柱
17と、該補助苗載台支柱17の下端部を回動自在に支
持する補助苗載台支持フレーム18と、前記補助苗載台
支柱17の左右両側に振り分け状に設けられ、且つ、上
下方向に所定間隔を存して多段配置した補助苗載台19
とを備えると共に、前記両補助苗載台支柱17の上部を
連結フレーム17aにより連結して強固な支持枠を構成
している。
た補助苗載台装置であって、該補助苗載台装置16は、
機体前部の左右両側部に立設した一本の補助苗載台支柱
17と、該補助苗載台支柱17の下端部を回動自在に支
持する補助苗載台支持フレーム18と、前記補助苗載台
支柱17の左右両側に振り分け状に設けられ、且つ、上
下方向に所定間隔を存して多段配置した補助苗載台19
とを備えると共に、前記両補助苗載台支柱17の上部を
連結フレーム17aにより連結して強固な支持枠を構成
している。
【0012】更に詳しくは、前記補助苗載台支柱17は
概ね前輪4の車軸4a上方に立設してあるので、各補助
苗載台19に補給苗を満載にした場合であっても、走行
機体1の前後方向の重量バランスが極端な前下がりにな
ってしまうことはない。また、前記補助苗載台19は、
一本支柱である補助苗載台支柱17を回動中心として左
右両側に振り分け状にバランス良く配置してあるので、
補助苗載台19を所望の作業位置に回動させる際の抵抗
が少なくなって、スムーズな回動操作が可能となる。
概ね前輪4の車軸4a上方に立設してあるので、各補助
苗載台19に補給苗を満載にした場合であっても、走行
機体1の前後方向の重量バランスが極端な前下がりにな
ってしまうことはない。また、前記補助苗載台19は、
一本支柱である補助苗載台支柱17を回動中心として左
右両側に振り分け状にバランス良く配置してあるので、
補助苗載台19を所望の作業位置に回動させる際の抵抗
が少なくなって、スムーズな回動操作が可能となる。
【0013】そして、植付作業の準備段階や苗補給時に
おいては、例えば図1に示すように、補助作業者Aが畦
側から各補助苗載台19に補給苗を載置する一方、機体
上の作業者Bが各補助苗載台19に載置された補給苗を
操縦席8側から取出し、これを植付部の苗載台(図示せ
ず)に載置する作業が行われる。
おいては、例えば図1に示すように、補助作業者Aが畦
側から各補助苗載台19に補給苗を載置する一方、機体
上の作業者Bが各補助苗載台19に載置された補給苗を
操縦席8側から取出し、これを植付部の苗載台(図示せ
ず)に載置する作業が行われる。
【0014】前記補助苗載台支持フレーム18は、パイ
プ材からなる第1フレーム20と、該第1フレーム20
の倒れを防止する第2フレーム21とで構成してあり、
前記第1フレーム20は、正面視で上方に向けて略L字
状に曲折形成して肥料タンク15の後部側方を包囲する
と共に、その上端に補助苗載台支柱17の下端に溶接し
たジョイント軸17bを挿入して、前記補助苗載台支柱
17を回動自在に支持する一方、その下端側を内側方に
延出させて、前記フロントアクスルケース3のフアイナ
ルケース3a上部と一体的に連結し、且つ、前記第1フ
レーム20の略中間部に溶接した支持パイプ20aを後
方に延出して、前記ワイドステップフレーム14の前端
部と連結させてある。
プ材からなる第1フレーム20と、該第1フレーム20
の倒れを防止する第2フレーム21とで構成してあり、
前記第1フレーム20は、正面視で上方に向けて略L字
状に曲折形成して肥料タンク15の後部側方を包囲する
と共に、その上端に補助苗載台支柱17の下端に溶接し
たジョイント軸17bを挿入して、前記補助苗載台支柱
17を回動自在に支持する一方、その下端側を内側方に
延出させて、前記フロントアクスルケース3のフアイナ
ルケース3a上部と一体的に連結し、且つ、前記第1フ
レーム20の略中間部に溶接した支持パイプ20aを後
方に延出して、前記ワイドステップフレーム14の前端
部と連結させてある。
【0015】また、前記第2フレーム21は、平面視で
略J字状に曲折形成し、且つ、側面視では前低後高状に
偏移させて、前記肥料タンク15の中央部側方を包囲す
ると共に、前記施肥ポンプ部とサイドマーカの基部Mを
保護するように形成してあり、その後端部を前記第1フ
レーム20の上部と連結する一方、後方に向けて曲折す
る第2フレーム21の前端部と、該第2フレーム21の
略中間部に内側方に延出させて溶接した支持パイプ21
aを、前記サイドフレーム12の下側に横設したホルダ
ー22と一体的に連結させてある。
略J字状に曲折形成し、且つ、側面視では前低後高状に
偏移させて、前記肥料タンク15の中央部側方を包囲す
ると共に、前記施肥ポンプ部とサイドマーカの基部Mを
保護するように形成してあり、その後端部を前記第1フ
レーム20の上部と連結する一方、後方に向けて曲折す
る第2フレーム21の前端部と、該第2フレーム21の
略中間部に内側方に延出させて溶接した支持パイプ21
aを、前記サイドフレーム12の下側に横設したホルダ
ー22と一体的に連結させてある。
【0016】即ち、前記第1フレーム20の基部を、機
体フレーム2を構成するワイドステップフレーム14、
及びフロントアクスルケース3と連結し、且つ、前記第
2フレーム21の基部は、機体フレーム2を構成するホ
ルダー22と連結すると共に、前記補助苗載台支柱17
を回動自在に支持する第1フレーム20の上部に、前低
後高状に偏移してなる第2フレーム21の後端部を連結
してあるので、極めて強固な支持構造を有する補助苗載
台支持フレーム18を一体的に形成することができ、こ
れによって、前記補助苗載台支柱17の支持強度が向上
して、該補助苗載台支柱17、及び補助苗載台19の機
体走行に伴う揺れが抑制され、該補助苗載台19から補
給苗が脱落する等の不都合を防止することができる。
体フレーム2を構成するワイドステップフレーム14、
及びフロントアクスルケース3と連結し、且つ、前記第
2フレーム21の基部は、機体フレーム2を構成するホ
ルダー22と連結すると共に、前記補助苗載台支柱17
を回動自在に支持する第1フレーム20の上部に、前低
後高状に偏移してなる第2フレーム21の後端部を連結
してあるので、極めて強固な支持構造を有する補助苗載
台支持フレーム18を一体的に形成することができ、こ
れによって、前記補助苗載台支柱17の支持強度が向上
して、該補助苗載台支柱17、及び補助苗載台19の機
体走行に伴う揺れが抑制され、該補助苗載台19から補
給苗が脱落する等の不都合を防止することができる。
【0017】また、図4及び図5に示すように、前記補
助苗載台支柱17の下端部には、後方に延出する回動操
作レバー23が設けてあり、該回動操作レバー23を左
右方向に操作することにより、補助苗載台支柱17及び
補助苗載台19が回動する。前記回動操作レバー23
は、補助苗載台支柱17に対して上下回動自在に設けて
あって、通常時は、前記第2フレーム21との間に介設
したバネ24の付勢力で図中上側位置Uに保持してあ
る。
助苗載台支柱17の下端部には、後方に延出する回動操
作レバー23が設けてあり、該回動操作レバー23を左
右方向に操作することにより、補助苗載台支柱17及び
補助苗載台19が回動する。前記回動操作レバー23
は、補助苗載台支柱17に対して上下回動自在に設けて
あって、通常時は、前記第2フレーム21との間に介設
したバネ24の付勢力で図中上側位置Uに保持してあ
る。
【0018】一方、前記第1フレーム20の上端部に
は、前方に突出する扇状の位置決めプレート25が設け
てあって、該位置決めプレート25の先端部には、周方
向に所定間隔を存して3つの位置決め溝25aを形成
し、各位置決め溝25aには、前記回動操作レバー23
の基端部から下方に突出するストッパーピン26が係合
するように構成してある。即ち、前記回動操作レバー2
3をバネ24の付勢力に抗して下側に操作すると(図中
D位置)、ストッパーピン26が位置決め溝25aから
抜け出て、回動操作レバー23による補助苗載台19の
回動操作が可能となる。そして、所望の回動位置で回動
操作レバー23を放すと、前記バネ24の付勢力で回動
操作レバー23が図中上側位置Uに復帰すると共に、前
記ストッパーピン26が下動して何れかの位置決め溝2
5aに係合し、前記補助苗載台19を所望の回動位置に
位置決め固定することができる。
は、前方に突出する扇状の位置決めプレート25が設け
てあって、該位置決めプレート25の先端部には、周方
向に所定間隔を存して3つの位置決め溝25aを形成
し、各位置決め溝25aには、前記回動操作レバー23
の基端部から下方に突出するストッパーピン26が係合
するように構成してある。即ち、前記回動操作レバー2
3をバネ24の付勢力に抗して下側に操作すると(図中
D位置)、ストッパーピン26が位置決め溝25aから
抜け出て、回動操作レバー23による補助苗載台19の
回動操作が可能となる。そして、所望の回動位置で回動
操作レバー23を放すと、前記バネ24の付勢力で回動
操作レバー23が図中上側位置Uに復帰すると共に、前
記ストッパーピン26が下動して何れかの位置決め溝2
5aに係合し、前記補助苗載台19を所望の回動位置に
位置決め固定することができる。
【0019】また、前述したサイドマーカは、走行機体
1前部の左右両側に設けてあり、その基部Mは前後の支
持部材28,29に挟まれた状態で回動可能に支持され
た電動シリンダ30と、該電動シリンダ30の伸縮作動
に連動して上下回動する前記マーカアーム27、及びそ
れらを上方から保護する上部カバー体31等から構成さ
れている。
1前部の左右両側に設けてあり、その基部Mは前後の支
持部材28,29に挟まれた状態で回動可能に支持され
た電動シリンダ30と、該電動シリンダ30の伸縮作動
に連動して上下回動する前記マーカアーム27、及びそ
れらを上方から保護する上部カバー体31等から構成さ
れている。
【0020】そして、前記電動シリンダ30を回動可能
に支持する前後の支持部材28,29を固着したパイプ
材からなる連結部材31を、前記メインフレーム11の
外側方に設けた案内パイプ11aに挿入して位置決めす
ると共に、前記サイドフレーム12と連結固定すること
によって前記サイドマーカの基部Mを所定位置に取り付
けるように構成してある。
に支持する前後の支持部材28,29を固着したパイプ
材からなる連結部材31を、前記メインフレーム11の
外側方に設けた案内パイプ11aに挿入して位置決めす
ると共に、前記サイドフレーム12と連結固定すること
によって前記サイドマーカの基部Mを所定位置に取り付
けるように構成してある。
【0021】前記サイドマーカは、移植作業時に適切な
隣接条間を保ち、且つ、走行機体1の直進性を良好にす
べく、次工程の機体走行基準線となる走行中心線を田面
に引く線引き用の線引きマーカ(図示せず)を、走行機
体1の側方に下降繰出する作業姿勢と、走行機体1の側
方にて上昇待機する待機姿勢とに姿勢変更作動させるも
ので、前記サイドマーカを植付作業部に配設したものと
比べ、植付作業部の重量軽減や植付作業時の線引きマー
カの視認性の向上を図ることができる。
隣接条間を保ち、且つ、走行機体1の直進性を良好にす
べく、次工程の機体走行基準線となる走行中心線を田面
に引く線引き用の線引きマーカ(図示せず)を、走行機
体1の側方に下降繰出する作業姿勢と、走行機体1の側
方にて上昇待機する待機姿勢とに姿勢変更作動させるも
ので、前記サイドマーカを植付作業部に配設したものと
比べ、植付作業部の重量軽減や植付作業時の線引きマー
カの視認性の向上を図ることができる。
【0022】また、前述したようにサイドマーカの基部
Mを保護すべく形成されている第2フレーム21の前側
部分には、前方へ向けて垂直位置から水平位置まで傾倒
可能で、且つ、前記両位置を保持するストッパー機構
(図示せず)を備えたパイプ材からなる踏み台32が設
けてあって、該踏み台32を前方へ向けて水平位置まで
傾倒した状態では、補助作業者Aが畦際等から前記踏み
台32に足掛けすることによって、足場の悪い状況下で
も安定した作業姿勢をとることができ、それにより無理
なく補助苗載台19への苗補給が行えるようになる。一
方、前記踏み台32を垂直位置に復帰させた状態では、
サイドマーカの基部Mを更に強固に保護するガード体と
して作用するので、前記サイドマーカの基部Mが機体旋
回時に誤って畦等に干渉して破損することを防止でき
る。
Mを保護すべく形成されている第2フレーム21の前側
部分には、前方へ向けて垂直位置から水平位置まで傾倒
可能で、且つ、前記両位置を保持するストッパー機構
(図示せず)を備えたパイプ材からなる踏み台32が設
けてあって、該踏み台32を前方へ向けて水平位置まで
傾倒した状態では、補助作業者Aが畦際等から前記踏み
台32に足掛けすることによって、足場の悪い状況下で
も安定した作業姿勢をとることができ、それにより無理
なく補助苗載台19への苗補給が行えるようになる。一
方、前記踏み台32を垂直位置に復帰させた状態では、
サイドマーカの基部Mを更に強固に保護するガード体と
して作用するので、前記サイドマーカの基部Mが機体旋
回時に誤って畦等に干渉して破損することを防止でき
る。
【0023】尚、図6に示すように、前記補助苗載台1
9の取付け部材33は、六角穴を形成してなるボス33
aの六角対辺と、コの字状に屈曲させたバー33bの平
行度を寸法管理しながら、該バー33bを左右に振り分
けた状態でボス33aに溶接して一体化したものであ
り、一方、前記補助苗載台支柱17には、六角対辺を上
下方向に寸法管理して溶接した六角軸34が設けてあ
り、該六角軸34に前記ボス33aを挿着すると共に、
両者を止めボルト35及びロックナット36で固定する
ことによって、前記取付け部材33を補助苗載台支柱1
7に対して略直交(走行機体1に対して略水平)に容易
に取付けることができる。
9の取付け部材33は、六角穴を形成してなるボス33
aの六角対辺と、コの字状に屈曲させたバー33bの平
行度を寸法管理しながら、該バー33bを左右に振り分
けた状態でボス33aに溶接して一体化したものであ
り、一方、前記補助苗載台支柱17には、六角対辺を上
下方向に寸法管理して溶接した六角軸34が設けてあ
り、該六角軸34に前記ボス33aを挿着すると共に、
両者を止めボルト35及びロックナット36で固定する
ことによって、前記取付け部材33を補助苗載台支柱1
7に対して略直交(走行機体1に対して略水平)に容易
に取付けることができる。
【0024】ところで、植付作業の準備段階や苗補給時
において、苗箱(図示せず)の内部に床土と種子を入れ
て育苗したマット状の補給苗の根張りが不充分な場合
は、該補給苗をスクレーパで苗箱から掬い取った後にバ
ラケ易くなって以降の取り扱いが難しくなり、その場合
は補給苗をスクレーパで苗箱から掬い取らずに、該苗箱
を補助苗載台19に直接載置することもある。上述した
ように、苗箱を補助苗載台19に直接載置した場合は、
片手で苗箱の一側の補給苗を持ち上げながら他方の手で
スクレーパを差し込み、次いで、前記スクレーパで補給
苗を掬い取って、これを植付部の苗載台(図示せず)に
載置しなければならず、その際、前記補助苗載台19は
補助苗載台支柱17の左右両側に振り分けて上下多段に
配置してあるので、該補助苗載台19の上下間隔Hを2
50mm以上に確保することができ、上記一連の作業に
おいて、手の甲等が補助苗載台19に接触することがな
いので安全な作業が行えるようになる。
において、苗箱(図示せず)の内部に床土と種子を入れ
て育苗したマット状の補給苗の根張りが不充分な場合
は、該補給苗をスクレーパで苗箱から掬い取った後にバ
ラケ易くなって以降の取り扱いが難しくなり、その場合
は補給苗をスクレーパで苗箱から掬い取らずに、該苗箱
を補助苗載台19に直接載置することもある。上述した
ように、苗箱を補助苗載台19に直接載置した場合は、
片手で苗箱の一側の補給苗を持ち上げながら他方の手で
スクレーパを差し込み、次いで、前記スクレーパで補給
苗を掬い取って、これを植付部の苗載台(図示せず)に
載置しなければならず、その際、前記補助苗載台19は
補助苗載台支柱17の左右両側に振り分けて上下多段に
配置してあるので、該補助苗載台19の上下間隔Hを2
50mm以上に確保することができ、上記一連の作業に
おいて、手の甲等が補助苗載台19に接触することがな
いので安全な作業が行えるようになる。
【0025】また、図7に示すように、走行機体1の最
前部を保護するために横設したバンパー37は、図中二
点鎖線で示す如く回動支点P回りに前方上方へ回動可能
に支承されている。即ち、畦Zの直前まで植付作業を行
った後に植付作業部(図示せず)を上昇させて走行機体
1を後進させようとすると、走行機体1が前下がりとな
ってバンパー37が畦Zに食い込みそうになることがあ
り、その場合、前記バンパー37は容易に前方上方へ回
動して退避状態となるので、該バンパー37自体が大き
く変形したり破損することがない。
前部を保護するために横設したバンパー37は、図中二
点鎖線で示す如く回動支点P回りに前方上方へ回動可能
に支承されている。即ち、畦Zの直前まで植付作業を行
った後に植付作業部(図示せず)を上昇させて走行機体
1を後進させようとすると、走行機体1が前下がりとな
ってバンパー37が畦Zに食い込みそうになることがあ
り、その場合、前記バンパー37は容易に前方上方へ回
動して退避状態となるので、該バンパー37自体が大き
く変形したり破損することがない。
【0026】また、図8に示すように、走行機体1の最
前部を保護すべく横設したバンパー37の左右両側に、
前方へ向けて水平位置まで傾倒可能な補助的踏み台38
を設けてもよく、該補助的踏み台38に補助作業者Aが
足掛けすることによって、高い畦Zや足場の悪い状況下
でも安定した作業姿勢をとることができ、それにより無
理なく補助苗載台19への苗補給が行えるようになる。
前部を保護すべく横設したバンパー37の左右両側に、
前方へ向けて水平位置まで傾倒可能な補助的踏み台38
を設けてもよく、該補助的踏み台38に補助作業者Aが
足掛けすることによって、高い畦Zや足場の悪い状況下
でも安定した作業姿勢をとることができ、それにより無
理なく補助苗載台19への苗補給が行えるようになる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明は請求項1の
ように、操縦席8前方の走行機体1から張り出して上下
方向に立設する第1フレーム20の上部を、走行機体1
の前部から張り出して後高状に延出する第2フレーム2
1の後端部と連結して補助苗載台支持フレーム18を構
成すると共に、当該支持フレーム18の上下方向に立設
する第1フレーム20の上端に、補助苗載台19を上下
多段に配置したた補助苗載台支柱17を水平方向に回動
自在に支持したので、極めて強固な支持構造を有する補
助苗載台支持フレーム18を形成でき、これによって、
前記補助苗載台支柱17の支持強度が向上して、該補助
苗載台支柱17、及び補助苗載台19の機体走行に伴う
揺れが抑制され、該補助苗載台19から補給苗が脱落す
る等の不都合を防止することができる。
ように、操縦席8前方の走行機体1から張り出して上下
方向に立設する第1フレーム20の上部を、走行機体1
の前部から張り出して後高状に延出する第2フレーム2
1の後端部と連結して補助苗載台支持フレーム18を構
成すると共に、当該支持フレーム18の上下方向に立設
する第1フレーム20の上端に、補助苗載台19を上下
多段に配置したた補助苗載台支柱17を水平方向に回動
自在に支持したので、極めて強固な支持構造を有する補
助苗載台支持フレーム18を形成でき、これによって、
前記補助苗載台支柱17の支持強度が向上して、該補助
苗載台支柱17、及び補助苗載台19の機体走行に伴う
揺れが抑制され、該補助苗載台19から補給苗が脱落す
る等の不都合を防止することができる。
【0028】そして、請求項2のように、前記補助苗載
台支持フレーム18、及び補助苗載台支柱17を走行機
体1の左右両側に備え、また、両補助苗載台支柱17の
上部を連結フレーム17aにより連結したことで、前記
補助苗載台支柱17の支持強度を更に向上させることが
でき、それによって、補助苗載台19を補助苗載台支柱
17の左右両側に振り分け、且つ、上下方向に多段配置
することが可能となり、より多くの補給苗を補助苗載台
装置16に載置できるようになる。
台支持フレーム18、及び補助苗載台支柱17を走行機
体1の左右両側に備え、また、両補助苗載台支柱17の
上部を連結フレーム17aにより連結したことで、前記
補助苗載台支柱17の支持強度を更に向上させることが
でき、それによって、補助苗載台19を補助苗載台支柱
17の左右両側に振り分け、且つ、上下方向に多段配置
することが可能となり、より多くの補給苗を補助苗載台
装置16に載置できるようになる。
【0029】また、請求項3のように、前記補助苗載台
支持フレーム18でサイドマーカの基部Mを保護したの
で、該サイドマーカの基部Mが、機体旋回時に誤って畦
等に干渉して破損することを防止できる。
支持フレーム18でサイドマーカの基部Mを保護したの
で、該サイドマーカの基部Mが、機体旋回時に誤って畦
等に干渉して破損することを防止できる。
【図1】乗用型田植機の要部側面図である。
【図2】同上要部正面図である。
【図3】同上要部平面図である。
【図4】補助苗載台の位置決め構造を示す要部側面図で
ある。
ある。
【図5】同上要部平面図である。
【図6】補助苗載台の取付け部材を示す斜視図である。
【図7】バンパーの実施形態を示す要部側面図である。
【図8】バンパーの第2の実施形態を示す要部側面図で
ある。
ある。
1 走行機体
2 機体フレーム
3 フロントアクスルケース
8 操縦席
17 補助苗載台支柱
17a 連結フレーム
18 補助苗載台支持フレーム
19 補助苗載台
20 第1フレーム
21 第2フレーム
M サイドマーカの基部
Claims (3)
- 【請求項1】 操縦席(8)前方の走行機体(1)から
張り出して上下方向に立設する第1フレーム(20)の
上部を、走行機体(1)の前部から張り出して後高状に
延出する第2フレーム(21)の後端部と連結して補助
苗載台支持フレーム(18)を構成すると共に、当該支
持フレーム(18)の上下方向に立設する第1フレーム
(20)の上端に、補助苗載台(19)を上下多段に配
置したた補助苗載台支柱(17)を水平方向に回動自在
に支持したことを特徴とする移植機。 - 【請求項2】 前記補助苗載台支持フレーム(18)、
及び補助苗載台支柱(17)を走行機体(1)の左右両
側に備え、また、両補助苗載台支柱(17)の上部を連
結フレーム(17a)により連結したことを特徴とする
請求項1記載の移植機。 - 【請求項3】 前記補助苗載台支持フレーム(18)で
サイドマーカの基部(M)を保護したことを特徴とする
請求項1記載の移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284328A JP2003088217A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001284328A JP2003088217A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 移植機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003088217A true JP2003088217A (ja) | 2003-03-25 |
Family
ID=19107666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001284328A Pending JP2003088217A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003088217A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007244314A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機 |
JP2009131152A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Iseki & Co Ltd | 苗植機 |
JP2010233541A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機 |
-
2001
- 2001-09-19 JP JP2001284328A patent/JP2003088217A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007244314A (ja) * | 2006-03-17 | 2007-09-27 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機 |
JP2009131152A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-18 | Iseki & Co Ltd | 苗植機 |
JP2010233541A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | 移植機 |
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