JP2003087977A - 負荷接続制御装置及び写真処理装置 - Google Patents

負荷接続制御装置及び写真処理装置

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JP2003087977A
JP2003087977A JP2001273147A JP2001273147A JP2003087977A JP 2003087977 A JP2003087977 A JP 2003087977A JP 2001273147 A JP2001273147 A JP 2001273147A JP 2001273147 A JP2001273147 A JP 2001273147A JP 2003087977 A JP2003087977 A JP 2003087977A
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Hiroyuki Hasegawa
博之 長谷川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/50Arrangements for eliminating or reducing asymmetry in polyphase networks

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  • Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリッカを低減するように負荷の接続先を制
御する。 【解決手段】 電源装置15と負荷R1 〜Rn との間に
スイッチ部SW1 〜SW n を配する。スイッチ部SW1
〜SWn に設けられた3つのSSRは、それぞれ異なる
相の出力端子13a〜13cと接続し、制御部10から
の切り替え信号によってオンオフする。制御部10は、
メモリ11に記憶された各相の切り替え回数情報をもと
にして、各相の切り替え回数が均一になるように、オン
要求のある負荷の接続相を制御する。負荷の接続先が一
つの相に集中することがなくなるため、フリッカが低減
する。また、各相を流れる線路電流情報と負荷の相電流
情報とをもとに、各相の線路電流が均一になるように、
オン要求のある負荷の接続先を制御しても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば温度制御用
のヒータ等の負荷に電力を供給するための装置であり、
更に詳しくは、3相交流電源の各相に接続された負荷の
接続状況に応じて負荷の接続先を切り替える負荷接続制
御装置及びこれを用いた写真処理装置装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば写真処理装置では、現像液や定着
液、洗浄液等を充填した各種処理槽や乾燥装置等の温度
をモニターし、温度変化に応じてヒータのオン又はオフ
を切り替える温度制御装置が設けられている。この温度
制御装置により、現像・定着処理及び乾燥処理の温度条
件が一定となるため、処理温度変化に起因するプリント
写真の画質変動を防止することができる。
【0003】写真処理装置における温度制御では、数百
W以上の容量を有するヒータが負荷として用いられ、ヒ
ータのオン又はオフによる負荷変動は大きなものとな
る。この負荷変動により、電源電圧が変動する現象、す
なわち、フリッカが発生し、同じ電源に接続された他の
機器に影響を及ぼしてしまう。オンオフを行うヒータと
同じ電源に例えば照明装置が接続されている場合には、
この照明装置から発する光にちらつきが生じるため、オ
ペレータにとって煩わしいものとなる。そこで、フリッ
カを一定値以下に抑えることを義務づける規格が各種適
用されている。
【0004】例えば、欧州等で適用される国際規格(I
EC61000−3−3)では、図11に示すような電
圧変動が生じた場合、相対定常電圧変化Dcが定常値V
oの3%以下、最大相対電圧変化DmaxがVoの4%
以下、電圧が3%以上変動している時間Dtが200m
s以下であることが要求されている。さらに、短時間フ
リッカ評価値Pst(10分間のフリッカ値)が1.0
以下、長時間フリッカ評価値Plt(2時間のフリッカ
値)が0.65以下であることが要求される。
【0005】上述したフリッカを低減するため、本出願
人によって出願された特願2001−128805号で
は、複数の区分に優先順位を設け、同時に2以上の領域
の温度制御を行う場合には優先順位の高い区分に設けら
れたヒータを先にオンオフするように制御した温度制御
装置が記載されている。この温度制御装置によれば、例
えば、プリント写真の画質に与える影響が大きな領域
(現像槽や乾燥装置)の温度制御を優先的に行うことが
できるから、フリッカを低減しながら効果的な温度制御
が可能となる。
【0006】また、特開平7−31058号公報に開示
された電源出力制御装置では、3相交流電源を構成する
各相の電流値に基づいて各相の電流バランスを保つよう
な負荷の組み合わせを決定し、得られた結果に応じて各
負荷の接続先を制御することを特徴としている。これに
より、一つの相に負荷が集中することがなくなるから、
出力電圧の過度の低下を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願2
001−128805号に記載された温度制御装置で
は、負荷の接続相が予め定められているため、一つの相
に負荷が集中すると、その相の出力電圧が過度に低下す
る。かかる場合には、上述のフリッカー規格を遵守でき
なくなるおそれが生じる。
【0008】また、特開平7−31058号公報に開示
された電源出力制御装置では、電源装置に接続されてい
る全ての負荷の定格電流情報を用いて、電流バランスが
最適になるような接続状況を算出している。このため、
接続すべき相が切り替わる負荷の数が多い場合には、フ
リッカが許容値を超えてしまうおそれがある。
【0009】本発明は上記問題点を考慮してなされたも
のであり、フリッカを低減しつつ各相の電流バランスを
効果的に保つことのできる負荷接続制御装置及び写真処
理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の負荷接続制御装置は、3相交流電源の各相
の出力端子を流れる線路電流を検出する線路電流検出手
段と、各負荷を前記出力端子のいずれかに接続する負荷
接続手段と、各負荷を流れる相電流情報を記憶する記憶
手段と、相電流情報と線路電流情報から、線路電流が均
一になるようにオンすべき負荷をいずれかの相に接続す
る制御手段と、を備えたことを特徴としている。また、
予め決められている負荷の相電流値及び当該負荷の接続
相より、制御装置において各相の線路電流を算出しても
良く、この場合には線路電流検出手段を省略できる。負
荷接続手段としてスイッチ部を個々の負荷に対応して設
け、制御手段からの切り替え信号によって前記スイッチ
部を作動させて前記負荷のオンオフを行うことにより、
負荷の接続相を制御することができる。
【0011】また、オンすべき負荷が複数存在する場合
には、線路電流が大きな相に相電流が小さな負荷を接続
することを順次決定し、オンすべき全ての負荷を略同時
に接続することが好ましい。さらに、オフすべき負荷が
存在する場合には、オンすべき負荷のうち相電流が大き
な負荷を、オフすべき負荷のうち相電流が大きな負荷が
接続されている相に接続することを順次決定し、オンす
べき全ての負荷とオフすべき全ての負荷を略同時に接続
/遮断することにより、フリッカを効果的に抑制するこ
とが可能となる。
【0012】本発明の負荷接続制御装置は、負荷を3相
交流電源の出力端子のいずれかに接続する負荷接続手段
と、所定時間内における各相への負荷の接続/遮断の切
り替え回数情報を記憶する記憶手段と、各相の切り替え
回数が均一となるようにオンすべき負荷をいずれかの相
に接続する制御手段と、を備えたことを特徴としてい
る。負荷接続手段としてスイッチ部を個々の負荷に対応
して設け、制御手段からの切り替え信号によって前記ス
イッチ部を作動させて前記負荷のオンオフを行うことに
より、負荷の接続相を制御することができる。
【0013】また、オンすべき負荷が複数存在する場合
には、切り替え回数が小さな相に相電流が大きな負荷を
接続することを順次決定し、オンすべき全ての負荷を略
同時に接続することが好ましい。さらに、切り替え回数
が等しい複数の相が存在する場合には、線路電流が小さ
な相に相電流が大きな前記負荷を接続することを順次決
定し、オンすべき全ての負荷を略同時に接続することが
好ましい。
【0014】また、IEC868規格に規定された短時
間フリッカ評価値Pstを、オンオフする負荷の全ての
組み合わせについて算出し、各相の短期間フリッカ評価
値Pstが均一となる負荷の接続相を決定するように、
制御手段を構成しても良い。
【0015】このような負荷接続制御装置は写真処理装
置に好ましく用いられ、この場合には処理槽または乾燥
装置に設けたヒータを負荷とすることで、フリッカが効
果的に抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の負荷接続制御
装置の構成を示すブロック図である。負荷接続制御装置
は、制御部10,メモリ11,電流計12a,12b,
12c,スイッチ部SW1 〜SWn を有しており、出力
端子13a,13b,13c,及び中性点14を介して
3相4線式の電源装置15に接続されている。また、符
号R1 〜Rn は電源装置15からの電力の供給を受ける
負荷を示している。メモリ11には、各負荷R1 〜Rn
の相電流情報を表すデータが予め書き込まれている。
【0017】負荷R1 〜Rn の一端は中性点14を介し
て電源装置15に接続され、他端は対応するスイッチ部
SW1 〜SWn を介して各相(La相,Lb相,Lc
相)の出力端子13a,13b,13cに接続されてい
る。負荷R1 〜Rn は更に信号線を介して制御部10に
接続されている。この信号線を通してオン要求及びオフ
要求が制御部10に送られる。電流計12a〜12c
は、それぞれ各相の出力端子13a〜13cから流れる
線路電流をモニターしており、制御部10は、一定時間
(例えば1秒)毎に各相の電流値情報を読み込む。
【0018】スイッチ部SW1 〜SWn は、制御部10
からの切り替え信号を受けて、対応する負荷R1 〜Rn
を接続するためのものである。スイッチ部SW1 は、信
号線SL1a〜SL1cと、負荷R1 と各出力端子13a〜
13cを接続する3つのソリッドステートリレーSSR
とから構成される。SSRは、例えばゼロ・クロス型の
ものが用いられ、対応する信号線SL1a〜SL1cを介し
て制御部10から送られる切り替え信号を受けて作動
し、負荷R1 への印加電圧が0Vとなった瞬間にオン又
はオフの切り替えを行う。これにより、ノイズやサージ
電流の発生を防止することができる。
【0019】本実施形態では、3本の信号線によってス
イッチ部SW1 と制御部10とが接続されているが、図
面の煩雑化を防止するため、3本の信号線を1本にまと
めて表している。なお、スイッチ部SW1 にセレクタを
設けて負荷の接続制御を行っても良い。この場合には、
制御部10からセレクタにオンオフすべき相の情報を送
り、セレクタが対応する信号線SL1a〜SL1cを介して
SSRに切り替え信号を送ることにより、負荷の接続制
御を行うことができる。また、他のスイッチ部SW2
SWn は、上述したスイッチ部SW1 と同様の構成であ
るため、詳細な説明は省略する。
【0020】制御部10は、本発明の負荷接続制御装置
の動作を制御するために設けられ、各相電流、負荷の接
続状況等に応じてオン要求のある負荷の接続先を決定
し、あるいは、オフ要求のある負荷の切断を行う。メモ
リ11には、直近の一定時間(例えば10分間)におけ
る、各相の切り替え回数情報Ni(i=a,b,c)
や、各負荷R1 〜Rn の相電流情報、負荷の接続状況を
表す負荷接続状況テーブル、負荷の接続先を記憶する負
荷接続先テーブル、接続中の負荷の遮断を記憶する負荷
遮断テーブル等が記憶されており、制御部10はメモリ
11からこれらの情報を読み出して負荷のオンオフ制御
を行う。制御部10は、各相の切り替え回数が均一にな
るように負荷の接続制御を行う均等フリッカ制御モード
と、相電流が均一になるように負荷の接続制御を行う電
流バランス制御モードとの間で切り替え自在とされる。
制御モードの切り替えは、負荷の状況に応じてオペレー
タによる外部操作で行うことができる。なお、制御部1
0による、負荷R1 〜Rn の接続制御は、電流計12a
〜12cによる相電流の検出と同じタイミング(例えば
1秒毎)に行われる。
【0021】次に、上記構成による動作について説明す
る。図2に示すように、均等フリッカ制御モードでは、
制御部10は、電流計12a〜12cを用いて各相の線
路電流Ii(i=a,b,c)を測定した後、全ての負
荷R1 〜Rn からのオン要求の有無を検出して、オン要
求負荷数Mを算出する。次に、オン要求のある負荷が存
在する場合(M≧1)では、制御部10は、メモリ11
から各相の切り替え回数情報を読み出して、Niの値が
最も小さい相pを検出する。また、制御部10は、オン
要求のあった負荷の相電流情報Wiをメモリ11から読
み出して、これらを比較する。そして、Wiが最も大き
な負荷をp相にセットする。負荷のセットは、メモリ1
1内の負荷接続先テーブルに負荷の接続先を記憶するこ
とによって行われる。この負荷接続先テーブルは、負荷
を対応するSSRに接続する際に制御部10によって読
み出される。
【0022】負荷のセット後、制御部10は、オン要求
負荷数Mを1だけ減算するとともに、セットした相の切
り替え回数Niに1を加算する。そして、減算後のMの
値が1以上であるか否か(オン要求が出されている負荷
が他にあるか否か)を検出し、他にオン要求が出されて
いる負荷がある場合には、加算後の各相の切り替え回数
情報Niをメモリ11から読み出して、同様の動作を繰
り返す。なお、相電流Wiの最大値を求める際は、先の
負荷セット動作においてセットされた負荷以外のオン要
求負荷の相電流情報が用いられる。そして、オン要求の
出された全ての負荷の接続先がセットされると、制御部
10は、負荷接続先テーブルに記憶された負荷の接続先
情報をもとにして、信号線SL1a〜SL1c、SL2a〜S
2c…SLna〜SLncを介して該当するSSRをほぼ同
時(200ms以内)にターンオンする。全てのSSR
を同時にターンオンすることにより、各相に生じる電流
変動が中性点14において互いに打ち消されるから、フ
リッカの増加を抑えることができる。
【0023】均等フリッカ制御モードにおける、各相の
負荷の接続状態が遷移する様子を図3に示す。図3
(A)において、斜線で示した部分は常時オン状態の負
荷による各相の電流値を表し、それらの負荷はオンオフ
しないものと仮定する。また、図面の煩雑化を防ぐた
め、3つの負荷(負荷R1 ,負荷R2 ,負荷R3 )をオ
ンする場合について示している。また、図3(B)での
矢印は、セットされた負荷を実際に接続したことを示
す。図3(C)において、負荷R3 と表されている部分
は、負荷R3 をLc相にセットしたことにより、メモリ
11に記憶された線路電流Icの値が増加したことを示
す。さらに、同図において、密度の小さい斜線で表され
た部分は、負荷R1 〜負荷R3 が実際に接続されている
ことを示している。
【0024】まず、制御部10は、各相の線路電流Ia
〜Icを測定した後、負荷R1 及び負荷R2 からのオン
要求を受けると、各相の切り替え回数情報Na〜Ncを
メモリ11から読み出して、これらを比較する。そし
て、例えばLb相の切り替え回数Nbが最も少ないこと
を検出すると、制御部10は、オン要求を発した負荷R
1 ,負荷R2 の相電流情報W1,W2をメモリ11から
読み出して、これらを比較する。そして、相電流が大き
な負荷Bを切り替え回数の最も少ないLb相に接続する
ことを決定し、メモリ11内の負荷接続先テーブルにセ
ットする(図3(A))。そして、Lb相の切り替え回
数Nbに1を加算する。
【0025】次に、制御部10は、オン要求のある負荷
が他にあるか否かを確認した後、再び、各相ごとの切り
替え回数Na〜Ncを読み出して、切り替え回数の最も
少ない相(例えばLa相)を検出する。そして、オン要
求のある残りの負荷(負荷R 1 )をLa相に接続するこ
とを決定し、メモリ11内の負荷接続先テーブルにセッ
トする。そして、Lb相の切り替え回数Nbに1を加算
する。その後、制御部10は、信号線を介して切り替え
信号をスイッチ部SW1 ,SW2 に送り、該当する相の
SSRをほぼ同時にターンオンして、負荷R1 をLa相
に、負荷R2 をLb相に、それぞれ接続する(図3
(B))。
【0026】次に、負荷R3 からのオン要求が制御部1
0に送られると、制御部10は、上述と同様にして、各
相ごとの切り替え回数Na〜Ncを読み出して、切り替
え回数の最も少ない相(例えばLc相)を検出する。そ
して、オン要求のあった負荷CをLc相に接続すること
を決定し、メモリ11内の負荷接続先テーブルにセット
する(図3(C))。そして、他にオン要求が出された
負荷が存在しないことを検出すると、制御部10は、信
号線を介して切り替え信号をスイッチ部SW3に送り、
該当する相のSSRをターンオンして負荷R3 をLc相
に接続する(図3(D))。
【0027】オン要求負荷とオフ要求負荷が存在する場
合の、各相電流の遷移の様子を図4に示す。ここでは、
La相に接続された負荷R1 を切断し、負荷R3 を接続
する場合について示している。制御部10は、各相の線
路電流Ia〜Icを測定した後、メモリ11内の各相の
切り替え回数情報Na〜Ncより、切り替え回数の最も
少ない相(例えばLc相)を検出する。そして、制御部
10は、オン要求を発した負荷R3 をLc相に接続する
ことを決定し、メモリ11内の負荷接続先テーブルにセ
ットする(図4(B))。そして、Lc相の切り替え回
数Ncに1を加算する。
【0028】次に、制御部10は、他にオン要求を発し
た負荷が存在するか否かを検出する。本実施例では、オ
ン要求を発した負荷は1つであるため、制御部10は、
信号線を介して切り替え信号をスイッチ部SW1 、SW
3 に送り、該当する相のSSRをターンオン及びターン
オフして、負荷R1 の切断と負荷R3 の接続とを同時に
行う(図4(C))。
【0029】このように、切り替え回数に応じて負荷の
接続先を変更しているから、負荷の接続先が一つの相の
みに集中することがなくなり、従ってフリッカを低減す
ることが可能となる。また、複数の負荷から同時にオン
要求が出されている場合には、各相の電流量と負荷の定
格電流とに応じて負荷の接続先を決定しているため、負
荷電流のバラツキを抑えることができる。
【0030】なお、上記均等フリッカ制御モードにおい
て、オン要求を発した負荷と、オフ要求を発した負荷が
同時に発生した場合には、制御部10は、負荷の接続・
解除を同時に行う。オフ要求を発した負荷が接続されて
いる相にオン要求を発した負荷を接続した場合には、オ
ンオフに伴う実質的な電流変動量が減少するため、フリ
ッカを低減することができる。また、複数相の切り替え
回数が同じである場合には、線路電流Iiが最も小さい
相に、相電流Wiの大きな負荷を接続するように動作制
御することにより、相電流のバランスを良くすることが
可能となり、フリッカの低減に寄与することができる。
【0031】図5及び図6に示すように、電流バランス
制御モードでは、制御部10は、まず電流計12a〜1
2cを用いて各相の電流を測定し、得られた電流値Ii
(i=a,b,c)をメモリ11に記憶する。次に、制
御部10は、全ての負荷R1〜Rn からのオン要求の有
無を検出して、オン要求負荷数Monを算出すると共に、
オフ要求の有無を検出してオフ要求負荷数Moff を算出
する。次に、これらオン要求負荷数とオフ要求負荷数と
の和が1以上か否かに基づき、オン要求またはオフ要求
の負荷があるか否かを判定する。オン要求及びオフ要求
の負荷がない場合(Mon+Moff <1)には処理を終了
し、次の処理開始を待つ。
【0032】また、オン要求またはオフ要求の負荷があ
る場合(Mon+Moff ≧1)には、オン要求の負荷のみ
がある場合、オフ要求の負荷のみがある場合、オン及び
オフ要求の負荷がある場合に分けて、処理を行う。ま
ず、オフ要求の負荷があるか否かを判定し、無い場合に
はオン要求の負荷のみがあると判定する。また、オフ要
求の負荷がある場合には、オン要求の負荷があるか否か
を判定する。そして、無い場合にはオフ要求の負荷のみ
があると判定し、ある場合にはオン要求及びオフ要求の
負荷があると判定する。
【0033】オン要求のある負荷が存在(Mon≧1)
し、且つオフ要求のある負荷も存在(Moff ≧1)して
いる場合には、制御部10は、オフ要求を発した負荷の
相電流情報Wiをメモリ11から読み出して、その最大
値Woff 及びその負荷の接続相pを検出する。そして、
メモリ11の負荷遮断テーブルにオフ要求の負荷をセッ
トする。
【0034】次に、制御部10は、オン要求を発した負
荷の相電流情報Wiをメモリ11から読み出してその最
大値Wonを検出する。そして、相電流Wonを有する負荷
をp相に接続することを決定しメモリ11の負荷接続先
テーブルにセットする。負荷のセット後、制御部10は
p相の電流値IpにWon−Woff を加算して、接続後の
新たなp相電流値Ipの値をメモリ11に記憶する。そ
して、オン要求負荷数Mon及びオフ要求負荷数Moff を
それぞれ1ずつ減算する。
【0035】次に、制御部10はオン要求負荷数Mon及
びオフ要求負荷数Moff の和が1以上か否かを判定し、
0の場合には次のステップであるセットした負荷の接続
または遮断処理を実行する。また、負荷数Mon+Moff
が1以上の場合には、再度オフ要求のある負荷が他に存
在するか否かを検出し、存在する場合にはオン要求のあ
る負荷(前回のセット動作で検出された最大相電流の負
荷を除く)が存在するか否かを検出する。そして、オン
要求のある負荷がある場合には、前述と同様の動作を行
い、最大の相電流を有するオフ要求負荷が接続されてい
る相に最大の相電流を有するオン要求負荷をセットす
る。
【0036】一方、オフ要求負荷が存在しない場合に
は、制御部10は、各相電流値Iiをメモリ11から読
み出して、電流値が最も小さい相pを検出する。そし
て、オン要求負荷のうち最大の相電流Wonを有する負荷
をp相にセットする。次に、p相電流値IpにWonを加
算して、接続後の新たなp相電流値Ipをメモリ11に
記憶する。さらに、オン要求負荷数Monを1だけ減算す
る。その後、制御部10は、上述の動作を、オン要求負
荷数Monが0になるまで行い、オン要求の出された負荷
を各相にセットする。
【0037】また、オフ要求のある負荷のみが存在する
場合に、図6に示すように、制御部10は、オフ要求を
発した負荷の相電流情報Wiをメモリ11から読み出し
て、その最大値Woff 及びその負荷の接続相pを検出す
る。次に、制御部10はp相の電流値IpからWoff を
減算して、新たなp相電流値Ipの値をメモリ11に記
憶する。そして、オフ要求負荷数Moff を1だけ減算す
る。その後、制御部10は、上述の動作を、オフ要求負
荷数Moff が0になるまで行う。
【0038】次に、負荷接続先テーブルに記憶された負
荷の接続先情報や負荷遮断テーブルの遮断情報に基づ
き、信号線SL1a〜SL1c、SL2a〜SL2c、…、SL
na〜SLncを介して該当するSSRをほぼ同時(200
ms以内)にターンオンまたはターンオフする。フリッ
カ制御モードの場合と同様に、全てのSSRを同時にタ
ーンオンまたはターンオフすることにより、中性点14
に流れる電流の変動が各相の電流変動によって打ち消さ
れ、フリッカの増加を抑えることができる。
【0039】電流バランス制御モードにおける、各相の
負荷の接続状態の遷移の一例を図7に示す。図7(A)
において、斜線で示した部分は、常時オン状態(オンオ
フの切り替えが行われない)負荷による各相の電流値を
示す。また、3つの負荷(負荷R1 ,負荷R2 ,負荷R
3 )をオンする場合について考慮し、オフ要求のある負
荷はないものと仮定する。制御部10は、まず各相の線
路電流値Ia,Ib,Icを検出して、メモリ11に書
き込む。本実施例では、オフ要求を発した負荷は存在し
ないため、制御部10は、各相の線電流の最小値(例え
ばc相電流Ic)を検出する。そして、オン要求を受け
た負荷R1 〜負荷R3 の相電流情報W1〜W3をメモリ
11から読み出し、その中で最大値をとる負荷(例えば
負荷R3)を検出する。制御部10は、最大の相電流を
有する負荷R3 をc相に接続することを決定し、メモリ
11内の負荷接続先テーブルに記憶する(図7
(B))。そして、Icに負荷R3 の相電流値W3を加
えるとともに、オン要求負荷数Monを1だけ減算する。
【0040】次に、制御部10は、オン要求のある負荷
が他にあるか否かを確認した後、再び、各相の線路電流
値Ia,Ib,Icをメモリ11から読み出し、その最
小値をとる相(例えばb相)を検出する。そして、オン
要求のある負荷R1 ,負荷R 2 (既にセットされた負荷
3 を除く)のうち、相電流が大きい負荷(例えば負荷
2 )を検出し、b相に接続することを決定してメモリ
11にセットする。そして、Ibに負荷R2 の相電流値
W2を加えるとともに、オン要求負荷数Monを1だけ減
算する。
【0041】以下、同様にして、オン要求のある負荷R
1 の接続先を決定し(例えばa相)、メモリ11内の負
荷接続先テーブルにセットする(図7(C))。その
後、制御部10は、信号線を介して切り替え信号をスイ
ッチ部SW1 〜SW3 に送り、該当する相のSSRをほ
ぼ同時にターンオンして、負荷R1 〜負荷R3 を接続す
る(図7(D))。
【0042】オン要求負荷とオフ要求負荷が存在する場
合の、各相電流の遷移の様子を図8に示す。ここでは、
Lc相に接続された負荷R3 を切断し、負荷R1 及び負
荷R 2 を接続する場合について示している。制御部10
は、各相の線路電流値Ia,Ib,Icを測定してメモ
リ11に記憶した後、オン要求負荷数Mon(本実施例で
は2)、及びオフ要求負荷数Moff (本実施例では1)
を検出する。次に、オフ要求負荷R3 の接続相(c相)
を検出するとともに、最大相電流をとるオン要求負荷
(負荷R2 )を検出し、負荷R2 をc相にセットする。
そして、負荷R2の相電流値W2と負荷R3 の相電流値
W3との差ΔIをIcから減じる(図8(B))。ま
た、オン要求負荷数Mon及びオフ要求負荷数Moff をそ
れぞれ1ずつ減算する。
【0043】次に、制御部10は、オン要求負荷及びオ
フ要求負荷の有無を検出する。本実施例では、オン要求
負荷R1 のみ存在しているため、制御部10は、各相電
流値Ia,Ib,Icをメモリ11から読み出して、こ
れらの最小値をとる相を検出する。ここで、Lc相の電
流値Icは、最初の値よりΔIだけ減少しているが、L
b層の電流値Ibよりも大きいため、最小の相電流を有
する相はLbとなる。このため、制御部10は、負荷R
1 をLb相にセットし(図8(C))、負荷R 1 の相電
流値W1をIbに加算する。その後、制御部10は、信
号線を介して切り替え信号をスイッチ部SW1 〜SW3
に送り、該当する相のSSRをほぼ同時にターンオン及
びターンオフして、負荷R1 、負荷R2 の接続と負荷R
3 の切断を同時に行う(図8(D))。
【0044】このように、各相電流値の大小に応じて負
荷の接続先を切り替えているから、一つの相に負荷が集
中して出力電圧が過度に低下することがなくなり、フリ
ッカの発生を防止することが可能となる。なお、複数相
の線路電流の値が等しい場合には、切り替え回数Niが
少ない相に相電流の大きな負荷を接続することにより、
フリッカを効果的に抑制することができる。
【0045】上記実施形態では、各相の切り替え回数な
いし電流バランスが均一になるように負荷の接続先を切
り替えているが、各相における短時間フリッカ評価値P
stが均一になるように負荷の接続先を切り替えても良
い。この場合には、制御部10は、負荷の相電流値及び
オンオフの繰り返し周期(推定値として予めメモリ11
に書き込まれている)に基づき、各負荷毎の重み付け関
数を算出する。次に、オン要求及びオフ要求を発した負
荷を接続/遮断した場合の各相の電圧変動値ΔVを算出
し、これに重み付け関数を乗算する。そして、制御部1
0は、IEC868規格に従う演算を行い、累積確率密
度分布を作成してPstを算出する。
【0046】制御部10は、各相間のPstの差ΔPs
tを算出して、これらの絶対値を加え合わせることによ
り、Σ|ΔPst|を算出する。そして、オン要求負荷
を接続する全ての組み合わせについてΣ|ΔPst|の
計算を行い、この値が最も小さくなるようなオン負荷の
接続相の組み合わせを検出し、各相にオン要求負荷をセ
ットする。その後、対応する相のSSRをターンオン及
びターンオフして、オン要求負荷の接続及びオフ要求負
荷の遮断を行う。フリッカ評価値を基にして負荷の接続
先を選択しているため、上述したフリッカ基準を確実に
遵守することができる。
【0047】また、フリッカ評価値を基に負荷の接続先
を切り替える際、算出したフリッカ評価値Pst全てが
基準値を上回る場合には、フリッカ値Pstが基準値を
上回らない数の負荷を最初のステップでオンオフし、一
定時間経過した後に残りの負荷をオンオフすることによ
り、上述のフリッカ基準を遵守することが可能となる。
【0048】上記実施形態では、電流計12a〜12c
を用いて各相の線路電流Ia,Ib,Icを測定してい
るが、電流計12a〜12cを用いずに、制御部10に
おいて各相の線路電流を算出しても良い。この場合に
は、負荷の接続状況及び各負荷の相電流情報をメモリ1
1から読み出して各相の線路電流を算出する。また、負
荷の接続状況及び各負荷の相電流情報より各相の線路電
流を算出する演算装置を、制御部10とは別個に設けて
も良い。
【0049】上記実施形態では、3相4線式の電源装置
15を用いた場合を説明したが、この他に、図9に示す
ように、3相3線式の電源装置を用いてもよい。なお、
図1に示す実施形態のものと同一構成部材には同一符号
が付してある。この実施形態における負荷接続制御装置
30は、制御部31,メモリ32,電流計12a,12
b,12c,スイッチ部SW11 〜SW1n ,SW21
〜SW2n を有しており、出力端子33a,33b,3
3cを介して3相3線式の電源装置35に接続されてい
る。また、符号R1 〜Rn は電源装置35からの電力の
供給を受ける負荷である。メモリ32には、各負荷R1
〜Rn の相電流情報を表すデータが予め書き込まれてい
る。
【0050】負荷R1 〜Rn の両端は各スイッチ部SW
1 〜SW1n ,SW21 〜SW2 n を介して電源装置
35の各相(La相,Lb相,Lc相)の出力端子33
a,33b,33cに接続されている。負荷R1 〜Rn
は更に信号線を介して制御部31に接続されており、こ
の信号線を通してオン要求及びオフ要求が制御部10に
送られる。電流計12a〜12cは、それぞれ各相の出
力端子33a〜33cから流れる線路電流をモニターし
ており、制御部31は、一定時間(例えば1秒)毎に各
相の電流値情報を読み込む。
【0051】スイッチ部SW11 〜SW1n ,SW21
〜SW2n は、制御部31からの切り替え信号を受け
て、対応する負荷R1 〜Rn を各相に接続するためのも
のである。スイッチ部SW11 ,SW21 は、信号線S
1a〜SL1cと、負荷R1 と各出力端子33a〜33c
を接続する6つのソリッドステートリレーSSRとから
構成される。SSRは、例えばゼロ・クロス型のものが
用いられ、対応する信号線SL1a〜SL1cを介して制御
部31から送られる切り替え信号を受けて作動し、負荷
1 への印加電圧が0Vとなった瞬間にオン又はオフの
切り替えを行う。これにより、ノイズやサージ電流の発
生を防止することができる。
【0052】なお、スイッチ部SW11 ,SW21 ・・
・にセレクタを設けて負荷の接続制御を行っても良い。
この場合には、制御部31からセレクタにオンオフすべ
き相の情報を送り、セレクタが対応する信号線SL1a
SL1cを介してSSRに切り替え信号を送ることによ
り、負荷の接続制御を行うことができる。
【0053】制御部31は上記実施形態と同じように、
各相電流、負荷の接続状況に応じてオン要求のある負荷
の接続先を決定し、あるいは、オフ要求のある負荷の切
断を行う。また、メモリ32には、直近の一定時間(例
えば10分間)おける、各相の切り替え回数情報Ni
(i=a,b,c)や、各負荷R1 〜Rn の相電流情
報、負荷の接続状況を表す負荷接続状況テーブル、負荷
の接続先を記憶する負荷接続先テーブル、接続中の負荷
を遮断するか否かを記憶する負荷遮断テーブル等が記憶
されており、制御部31はメモリ32からこれらの情報
を読み出して負荷のオンオフ制御を行う。そして、制御
部31は、上記実施形態と同じように、均等フリッカ制
御モードと電流バランス制御モードとの間で切り替え自
在とされている。また、制御部31による、負荷R1
n の接続制御は、電流計12a〜12cによる相電流
の検出と同じタイミング(例えば1秒毎)に行われる。
なお、これら各制御モードにおける動作は上記実施形態
のものと基本的には同じであり、その説明は省略する。
【0054】本発明の負荷接続制御装置は、写真処理装
置の現像処理装置や乾燥機の温度制御を行う複数のヒー
タのオンオフを切り替える場合や、タンク内に充填され
た感光材料の液温制御等に適用することができる。図1
0は写真処理装置に本発明を適用したときの各負荷R1
〜R10を説明するものである。写真処理装置40は、周
知のように、現像槽41、定着槽42、洗浄槽43〜4
6、乾燥装置47等を備えており、これらの温度制御を
行うために負荷R1 〜R10としてのヒータが設けられて
いる。本実施形態では、現像槽41に負荷R3 4 を、
定着槽42に負荷R5 6 を、各洗浄槽43〜46に負
荷R7 8 9 10を、乾燥装置47に負荷R1 2
それぞれ配置している。これら各負荷R1 〜R10を本発
明の負荷接続制御装置によって制御することにより、フ
リッカを効率よく抑えることができる。なお、複数のヒ
ータの温度制御を行う場合には、現像処理装置を構成す
る現像槽や定着槽、洗浄槽の内部に温度センサを設け、
この温度センサからの温度情報が設定温度範囲から外れ
た場合にヒータの接続を行うようにすれば、負荷(ヒー
タ)と制御部10とを接続する信号線を省略することが
できる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
3相交流電源の各相の出力端子を流れる線路電流を検出
する線路電流検出手段と、各負荷を前記出力端子のいず
れかの相に接続する負荷接続手段と、各負荷を流れる相
電流情報を記憶する記憶手段と、相電流情報と線路電流
情報から、線路電流が均一になるようにオンすべき負荷
をいずれかの相に接続する制御手段とを備えたから、一
つの相に負荷が集中して、出力電圧が過度に低下するこ
とがなくなる。従って、フリッカを抑制することが可能
となる。
【0056】また、負荷を3相交流電源の出力端子のい
ずれかの相に接続する負荷接続手段と、所定時間内にお
ける各相への負荷の接続/遮断の切り替え回数情報を記
憶する記憶手段と、各相の切り替え回数が均一となるよ
うにオンすべき負荷をいずれかの相に接続する制御手段
とを備えたから、各相のフリッカのバランスを均一に保
つことができ、従って一つの相におけるフリッカが過度
に大きくなるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の負荷接続制御装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】均等フリッカ制御モードにおける動作手順を示
すフローチャートである。
【図3】均等フリッカ制御モードにおける各相電流値の
遷移の一例を示す説明図である。
【図4】均等フリッカ制御モードにおける各相電流値の
遷移の一例を示す説明図である。
【図5】電流バランス制御モードにおける動作手順を示
すフローチャートである。
【図6】電流バランス制御モードにおける動作手順を示
すフローチャートである。
【図7】電流バランス制御モードにおける各相電流値の
遷移の一例を示す説明図である。
【図8】電流バランス制御モードにおける各相電流値の
遷移の別の一例を示す説明図である。
【図9】3相3線式の電源装置に本発明を適用した負荷
接続制御装置の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の負荷接続制御装置を備えた写真処理
装置を示すブロック図である。
【図11】電圧変動の限度値を説明するために用いるグ
ラフである。
【符号の説明】
10,31 制御部 11,32 メモリ 15,35 電源装置 SW1 〜SWn ,SW11 〜SW1n ,SW21 〜SW
n スイッチ部 R1 〜Rn 負荷

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3相交流電源の各相の出力端子から単相
    負荷に給電する負荷接続制御装置において、各相の前記
    出力端子を流れる線路電流を検出する線路電流検出手段
    と、前記負荷を前記出力端子のいずれかに接続する負荷
    接続手段と、前記負荷を流れる相電流情報を記憶する記
    憶手段と、前記相電流情報と前記線路電流情報から、前
    記線路電流が均一になるようにオンすべき負荷をいずれ
    かの相に接続する制御手段とを備えたことを特徴とする
    負荷接続制御装置。
  2. 【請求項2】 3相交流電源の各相の出力端子から単相
    負荷に給電する負荷接続制御装置において、前記負荷を
    前記出力端子のいずれかに接続する負荷接続手段と、前
    記負荷を流れる相電流情報を記憶する記憶手段と、前記
    交流電源に接続された前記負荷の相電流及び接続された
    相より各相の前記出力端子を流れる線路電流を算出し、
    前記相電流情報及び前記線路電流情報とから前記線路電
    流が均一になるようにオンすべき負荷をいずれかの相に
    接続する制御手段とを備えたことを特徴とする負荷接続
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記負荷接続手段は、個々の前記負荷に
    対応して設けられたスイッチ部であり、前記制御手段か
    らの切り替え信号を受けて前記スイッチ部が作動して前
    記負荷のオンオフが切り替えられることを特徴とする請
    求項1又は2記載の負荷接続制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、オンすべき前記負荷が
    複数存在する場合には、前記線路電流が大きな相に前記
    相電流が小さな負荷を接続することを順次決定し、オン
    すべき全ての前記負荷を略同時に接続することを特徴と
    する請求項3記載の負荷接続制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、オフすべき前記負荷が
    存在する場合には、オンすべき前記負荷のうち相電流が
    大きな負荷を、オフすべき前記負荷のうち相電流が大き
    な負荷が接続されている相に接続することを順次決定
    し、オンすべき全ての前記負荷とオフすべき全ての前記
    負荷を略同時に接続/遮断することを特徴とする請求項
    3記載の負荷接続制御装置。
  6. 【請求項6】 3相交流電源の各相の出力端子から単相
    負荷に給電する負荷接続制御装置において、前記負荷を
    前記出力端子のいずれかに接続する負荷接続手段と、所
    定時間内における各相への前記負荷の接続/遮断の切り
    替え回数情報を記憶する記憶手段と、各相の切り替え回
    数が均一となるようにオンすべき負荷をいずれかの相に
    接続する制御手段とを備えたことを特徴とする負荷接続
    制御装置。
  7. 【請求項7】 前記負荷接続手段は、個々の前記負荷に
    対応して設けられたスイッチ部であり、前記制御手段か
    らの切り替え信号を受けて前記スイッチ部が作動して前
    記負荷のオンオフが切り替えられることを特徴とする請
    求項6記載の負荷接続制御装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、オンすべき前記負荷が
    複数存在する場合には、前記切り替え回数が少ない相に
    前記相電流が大きな負荷を接続することを順次決定し、
    オンすべき全ての前記負荷を略同時に接続することを特
    徴とする請求項7記載の負荷接続制御装置。
  9. 【請求項9】 各相の前記出力端子を流れる線路電流を
    検出する線路電流検出手段をさらに備え、前記制御手段
    は、前記切り替え回数が等しい複数の相が存在する場合
    には、前記線路電流が小さな相に前記相電流が大きな前
    記負荷を接続することを順次決定し、オンすべき全ての
    前記負荷を略同時に接続することを特徴とする請求項7
    又は8記載の負荷接続制御装置。
  10. 【請求項10】 3相交流電源の各相の出力端子から単
    相負荷に給電する負荷接続制御装置において、前記負荷
    を前記出力端子のいずれかに接続する負荷接続手段と、
    IEC868規格に規定された短時間フリッカ評価値P
    stを、オンオフすべき前記負荷を接続/切断する全て
    の組み合わせについて算出するとともに、各相の前記短
    時間フリッカ評価値Pstが均一となる前記負荷の接続
    先を決定し、オンオフすべき前記負荷を略同時に接続/
    切断する制御手段と、を備えたことを特徴とする負荷接
    続制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10いずれか1つ記載
    の負荷接続制御装置を備え、前記負荷は処理槽または乾
    燥装置に設けたヒータであることを特徴とする写真処理
    装置。
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