JP2003087745A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JP2003087745A
JP2003087745A JP2001276466A JP2001276466A JP2003087745A JP 2003087745 A JP2003087745 A JP 2003087745A JP 2001276466 A JP2001276466 A JP 2001276466A JP 2001276466 A JP2001276466 A JP 2001276466A JP 2003087745 A JP2003087745 A JP 2003087745A
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JP2001276466A
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Masaru Kimura
勝 木村
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Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力音声の途切れを防止することができるデ
ィスク再生装置を提供すること。 【解決手段】 システムコントローラ60は、オーディ
オデコーダ32とビデオデコーダ36に指示を送り、音
声および静止画の再生動作を行う。またシステムコント
ローラ60は、RAM34に蓄積されているオーディオ
情報の格納量に基づいて、静止画情報の読み取りが可能
であるか否かを判定し、読み取りが可能な場合にはサー
ボ制御部18に指示を送り、オーディオ情報の読み取り
を中断して静止画情報の読み取りを行う。静止画情報の
読み取りに許容される時間が経過した場合にシステムコ
ントローラ60は、サーボ制御部18に指示を送り、静
止画情報の読み取りを中断してオーディオ情報の読み取
りを再開する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク型記録媒
体に記録されたオーディオ情報や静止画情報の再生を行
うディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、音声の再生に必要なオーディ
オ情報と静止画の再生に必要な静止画情報とが記録され
たディスク型記録媒体と、このようなディスク型記録媒
体を再生するディスク再生装置が知られている。
【0003】例えば、近年注目されているDVD−Au
dio規格では、ディスク型記録媒体としてDVD(デ
ジタルバーサタイルディスク)を用いて、既存のCD
(コンパクトディスク)を超える高音質の音声を記録し
たり、音声とともに再生される多数(例えば、数千枚)
の静止画を記録することができるようになっている。こ
のようなディスク型記録媒体をディスク再生装置によっ
て再生することにより、例えば、楽曲を再生中に、その
楽曲を歌う(あるいは演奏する)アーティストの静止画
や楽曲のイメージに合わせて作成された静止画などを表
示させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、DVD−A
udio規格に従って記録される静止画情報は、最大9
9枚の静止画を含むことが可能なASVU(オーディオ
スチルビデオユニット)と呼ばれる所定単位毎にDVD
に格納されている。そして、従来のディスク再生装置
は、楽曲等の音声を再生するときに、少なくとも1つの
ASVUに対応する静止画情報をあらかじめ読み出して
メモリに蓄えておき、この静止画情報を用いて静止画の
表示を行っている。
【0005】ところが、従来のディスク再生装置では、
あらかじめメモリに蓄えておいた静止画情報が全て再生
済みとなった場合には、音声の再生途中であっても、次
のASVUを読み出してメモリに蓄える動作が行われ、
このASVUの読み出し期間中は音声の再生に必要なオ
ーディオ情報を読み出すことができなくなる。
【0006】一般的なディスク再生装置では、オーディ
オ情報についてもある程度の量のデータをメモリに蓄え
ながら再生を行うようにしているので、オーディオ情報
の読み出しが中断された場合にも直ちに出力音声が途切
れることはない。しかしながら、ASVUのデータ量は
比較的に大きく(例えば2MBなど)、しかもその格納
位置がオーディオ情報の格納位置とは別の領域にあるこ
とから光ピックアップの移動に時間を要するので、1つ
のASVUの読み出しが完了するまでにはある程度の時
間がかかる。このため、従来のディスク再生装置では、
ASVUの読み出しが完了してオーディオ情報の読み出
しが再開されるまでの間に、メモリに蓄えておいた未再
生のオーディオ情報がなくなって出力音声が途切れてし
まう場合があるという問題が生じていた。
【0007】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、出力音声の途切れを防止す
ることができるディスク再生装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のディスク再生装置は、ディスク型記録
媒体に記録されたオーディオ情報に複数の静止画の再生
に必要な静止画情報が対応しており、オーディオ情報お
よび静止画情報に基づく再生動作を行う場合に、ディス
ク型記録媒体に記録されたオーディオ情報および静止画
情報を読取手段によって読み取り、読取手段により読み
取られたオーディオ情報をオーディオ情報格納手段に、
静止画情報を静止画情報格納手段にそれぞれ格納してお
り、オーディオ情報格納手段に格納されたオーディオ情
報に基づいて音声再生手段により音声の再生を行うとと
もに、静止画情報格納手段に格納された静止画情報に基
づいて静止画再生手段により静止画の再生を行ってい
る。そして、制御手段により、音声再生手段による音声
再生動作中であって、読取手段を用いたオーディオ情報
の読取動作が行われていないタイミングで、読取手段を
用いた静止画情報の読取動作を読取手段に対して指示し
ている。音声再生動作中に、オーディオ情報の読取動作
が行われていないタイミングで静止画情報を読み取って
いるので、音声再生に必要なオーディオ情報が不足する
ことを防ぐことができる。したがって、出力音声の途切
れを防止することができる。
【0009】上述した制御手段は、オーディオ情報格納
手段に格納されている未再生のオーディオ情報の格納量
に基づいて、静止画情報の読み取りが可能であると判断
したときに、読取手段に対する読取動作の指示を行うこ
とが望ましい。未再生のオーディオ情報の格納量が十分
に確保されている場合にのみ静止画情報の読み取りを行
っているので、オーディオ情報の不足による出力音声の
途切れをより確実に防止することができる。
【0010】また制御手段は、未再生のオーディオ情報
の圧縮率を考慮して、静止画情報の読み取りが可能であ
るか否かの判断を行うことが望ましい。MPEG等の各
種方式によって圧縮されたオーディオ情報を再生する場
合には、オーディオ情報の圧縮率を考慮することによ
り、どの程度の再生時間に対応するオーディオ情報が確
保されているかを精度良く判断することができるので、
静止画情報の読み取りが可能であるか否かを的確に判断
することができる。
【0011】また読取手段によるオーディオ情報の読取
速度は、音声情報再生手段による再生速度よりも速いこ
とが望ましい。これにより、オーディオ情報を先読みし
て蓄積しておくことができるので、所定期間だけオーデ
ィオ情報の読取動作を中断して静止画情報の読取動作を
行った場合にも、音声再生動作を継続することができ
る。
【0012】また静止画格納手段は、読取手段を用いて
ディスク型記録媒体から読み出された静止画情報を、再
生済みの静止画情報が格納されている領域に巡回的に格
納することが望ましい。再生済みの静止画情報が格納さ
れている領域に、新たに読み出された静止画情報を巡回
的に格納しているので、静止画格納手段の格納領域を効
率よく使用することが可能となり、静止画格納手段の記
憶容量を低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のディスク再生装置について、図面を参照しながら説
明する。(1)DVDに記録されたデータの内容 まず、ディスク型記録媒体としてのDVDに記録された
データの詳細について説明する。
【0014】図1は、DVDのボリューム空間の構造を
示す図である。図1に示すように、DVDのボリューム
空間は、DVDの内周から外周に向かって、DVD−V
olumeゾーン、DVD−Audioゾーン、DVD
−Videoゾーン、DVD−otherゾーンによっ
て構成されている。
【0015】DVD−Audioゾーンは、DVD−A
udio規格に従って、楽曲等の音声の再生動作に必要
な各種のデータが格納されている。具体的には、DVD
−Audioゾーンは、SAMG(シンプルオーディオ
マネージャ)、AMG(オーディオマネージャ)、AS
VS(オーディオスチルビデオセット)、および1つ以
上のATS(オーディオタイトルセット)によって構成
されている。
【0016】SAMGは、音声を2チャネルのみ再生
し、映像を再生しない簡易的な再生(シンプル再生)を
行うディスク再生装置において使用する管理情報を含ん
でいる。AMGは、ディスク全体の管理情報と、ビジュ
アルメニュー用のデータを含んでいる。
【0017】ASVSは、音声の再生中に並行して静止
画の表示を行うための各種データを含んでいる。ATS
は、音声の再生を行うために必要な管理情報やオーディ
オ情報等を含んでいる。図2は、ASVSのデータ構造
を示す図である。図2に示すように、ASVSは、AS
VSI(オーディオスチルビデオセット情報)、ASV
OBS(オーディオスチルビデオオブジェクトセッ
ト)、ASVSI_BUP(ASVSIのバックアップ
用ファイル)によって構成されている。
【0018】ASVSIは、音声とともに再生される静
止画(スチルピクチャ)の管理情報、具体的には、後述
するASVUの特性や格納アドレス等の情報を含んでい
る。ASVOBSは、複数の静止画の表示に必要なデー
タであり、1つ以上のASVU(オーディオスチルビデ
オユニット)によって構成されている。このASVU
は、静止画の再生時に予め読み込まれてメモリに格納さ
れる単位であり、1つ以上のASV(静止画情報)を含
んでいる。
【0019】ASVは、例えば、MPEG2による画像
データ圧縮技術を採用して作成されており、1つのIピ
クチャ(フレーム内符号化画像)に対応する画像データ
を含んでいる。MPEG2におけるIピクチャは、それ
だけで単独にデコード処理を行うことができるので、I
ピクチャに対応する画像データをASVとして格納して
おくことにより、静止画を表示することができる。
【0020】図3は、ATSのデータ構造を示す図であ
る。図3に示すように、ATSは、ATSI(オーディ
オタイトルセット情報)、AOTT_AOBS(DVD
−Audioのオーディオ情報の記録領域)、ATSI
_BUP(ATSIのバックアップ用ファイル)によっ
て構成されている。
【0021】ATSIは、ATSの管理情報、例えば、
オーディオ情報の再生に関する情報や、音声再生時にお
ける静止画の再生に関する情報を含んでいる。AOTT
_AOBSは、DVD−Audio規格におけるオーデ
ィオ情報の記録領域であり、1つ以上のトラックを含ん
で構成されている。各トラックには、実際に再生対象と
なるオーディオ情報が格納されている。
【0022】また、DVD−Audio規格では、1つ
以上のATSを含んだグループを構成することができる
ようになっており、各ATSが所属するグループに関す
る情報が図3に示す「グループ情報」に格納されてい
る。例えば、ATS#1がグループ1およびグループ2
に所属している場合には、ATS#1に対応するグルー
プ情報にはその旨の情報が格納される。そして、音声再
生時には再生対象となるグループを指定することによ
り、指定されたグループに所属するATSに含まれるオ
ーディオ情報が順次読み出されて、音声の再生が行われ
る。
【0023】(2)ディスク再生装置の全体構成 図4は、本発明を適用した一実施形態のディスク再生装
置の全体構成を示す図である。図4に示すディスク再生
装置は、DVD−Video規格に基づいて記録された
映画等を再生する機能と、DVD−Audio規格に基
づいて記録された音声を再生する機能の両方を兼ね備え
ており、スピンドルモータ12、光ピックアップ14、
送りモータ16、サーボ制御部18、RFアンプ22、
デジタル信号処理部24、4個のバッファ用RAM2
6、34、38、42、ストリーム分離部30、オーデ
ィオデコーダ32、ビデオデコーダ36、サブピクチャ
デコーダ40、ビデオプロセッサ44、ビデオエンコー
ダ46、ディスプレイ装置47、デジタル−アナログ
(D/A)変換器48、スピーカ49、操作部58、シ
ステムコントローラ60、RAM62を含んで構成され
ている。
【0024】スピンドルモータ12は、DVD10を所
定の回転数で回転させる。光ピックアップ14は、DV
D10に記録されたデータを検出するものであり、例え
ば半導体レーザとホトダイオードとが内蔵されている。
送りモータ16は、光ピックアップ14をDVD10の
径方向に移動させるものである。
【0025】サーボ制御部18は、システムコントロー
ラ60の指示に応じて、上述したスピンドルモータ12
および送りモータ16を駆動するとともに、光ピックア
ップ14に内蔵された対物レンズ(図示せず)を動かす
ことにより半導体レーザの焦点位置をDVD10の記録
面と垂直方向および水平方向に移動させる。また、サー
ボ制御部18は、DVD10からのデータの読み取りに
必要な各種のサーボ(フォーカスサーボ、トラッキング
サーボ、回転サーボ)制御を行う。
【0026】RFアンプ22は、光ピックアップ14に
内蔵されたホトダイオードから出力される電気信号を増
幅する。デジタル信号処理部24は、RFアンプ22か
ら出力される信号をデジタルデータに変換した後に、D
VD10のデータフォーマットに応じた信号復調処理と
誤り訂正処理を行い、生成したデータをRAM26に格
納する。
【0027】ストリーム分離部30は、システムコント
ローラ60の指示に応じて、デジタル信号処理部24か
ら出力されるデータストリームを分離する。例えば、ス
トリーム分離部30は、DVD−Audio規格に基づ
いて記録された音声等を再生する場合であれば、デジタ
ル信号処理部24から出力されるATSをATSIとA
OTT_AOBSに分離する。ストリーム分離部30に
よって分離されたATSIはシステムコントローラ60
に転送され、AOTT_AOBSに含まれる各トラック
のオーディオ情報はオーディオデコーダ32に出力され
る。
【0028】オーディオデコーダ32は、ストリーム分
離部30から出力されるオーディオ情報を一旦RAM3
4に格納し、システムコントローラ60の指示に従っ
て、RAM34からオーディオ情報を読み出して所定の
デコード処理を行う。ビデオデコーダ36は、ストリー
ム分離部30から静止画情報が出力された場合には、こ
れを一旦、RAM38に格納する。そして、システムコ
ントローラ60の指示に従って、静止画情報を読み出し
て所定のデコード処理を行う。また、ビデオデコーダ3
6は、ストリーム分離部30からDVD−Video規
格の映像情報が出力された場合にも、これに対して所定
のデコード処理を行う。
【0029】サブピクチャデコーダ40は、ストリーム
分離部30から出力されるサブピクチャ情報に対して所
定のデコード処理を行う。ビデオプロセッサ44は、シ
ステムコントローラ60の指示に応じて、ビデオデコー
ダ36から出力されるデータとサブピクチャデコーダ4
0から出力されるデータを合成してビデオエンコーダ4
6に出力する。
【0030】ビデオエンコーダ46は、ビデオプロセッ
サ44から出力される合成データを表示用の映像信号に
変換する。この映像信号がディスプレイ装置47に出力
されることによって静止画等が表示される。デジタル−
アナログ変換器48は、オーディオデコーダ32から出
力されるデータをアナログのオーディオ信号に変換す
る。このオーディオ信号がスピーカ49に出力されるこ
とによって、音声の再生が行われる。
【0031】操作部58は、音声等の再生指示を与える
ための再生キーや再生停止を指示するための停止キー等
の各種操作キーを備えており、キーの操作状態に応じた
信号をシステムコントローラ60に向けて出力する。シ
ステムコントローラ60は、各種のサーボ指令をサーボ
制御部18に出力して音声や静止画の再生に関する制御
を行う等、ディスク再生装置内に含まれる全機能ブロッ
クの制御を行う。
【0032】上述したスピンドルモータ12、光ピック
アップ14、送りモータ16、サーボ制御部18、RF
アンプ22、デジタル信号処理部24が読取手段に、R
AM34がオーディオ情報格納手段に、RAM38が静
止画情報格納手段に、オーディオデコーダ32が音声再
生手段に、ビデオデコーダ36が静止画再生手段に、シ
ステムコントローラ60が制御手段にそれぞれ対応して
いる。
【0033】(3)ディスク再生装置の動作 本実施形態のディスク再生装置はこのような構成を有し
ており、次にその動作について説明する。図5は、ディ
スク再生装置の動作手順を示す流れ図である。システム
コントローラ60は、利用者により操作部58が操作さ
れ、再生開始が指示されたか否かを判定する(ステップ
100)。再生開始が指示されていない間は否定判断が
なされ、ステップ100の判定が繰り返される。
【0034】再生開始が指示されると、ステップ100
で肯定判断が行われ、システムコントローラ60は、所
定枚数分(少なくとも1枚分以上)の静止画情報を読み
取るようにサーボ制御部18に指示を送る。指示を受け
たサーボ制御部18により、スピンドルモータ12、光
ピックアップ14、送りモータ16の動作が制御され、
DVD10に記録された静止画情報が読み取られる。読
み取られた静止画情報は、ビデオデコーダ36に送られ
てRAM38に格納される(ステップ101)。
【0035】このように本実施形態では、再生開始時に
おいては、少なくとも1枚分以上の静止画情報を読み取
ってRAM38に格納すればよく、従来のディスク再生
装置のように、最大99枚分の静止画に対応する静止画
情報であるASVUを全て読み取る必要はない。
【0036】次にシステムコントローラ60は、オーデ
ィオ情報を読み取るようにサーボ制御部18に指示を送
る。指示を受けたサーボ制御部18により、スピンドル
モータ12等の動作が制御され、DVD10に記録され
たオーディオ情報が読み取られる。読み取られたオーデ
ィオ情報は、オーディオデコーダ32に送られてRAM
34に格納される(ステップ102)。
【0037】なお、本実施形態では、オーディオ情報の
読取速度は、オーディオデコーダ32による音声の再生
速度よりも速く(例えば、2倍速など)設定されている
ものとする。これにより、オーディオ情報を先読みして
RAM34に蓄積しておくことができるので、所定期間
だけオーディオ情報の読取動作を中断して静止画情報の
読取動作を行った場合にも、音声再生動作を継続するこ
とができる。
【0038】上述したオーディオ情報の読取動作と並行
して、システムコントローラ60は、オーディオデコー
ダ32およびビデオデコーダ36に指示を送り、音声お
よび静止画の再生動作を行う(ステップ103)。次に
システムコントローラ60は、RAM34に格納されて
いるオーディオ情報の格納量に基づいて、静止画情報の
読み取りが可能であるか否かを判定する(ステップ10
4)。具体的には、システムコントローラ60は、オー
ディオ情報の格納量とこのオーディオ情報の圧縮率を考
慮することにより、RAM34に格納されているオーデ
ィオ情報に基づいて再生される音声の再生時間を算出
し、この再生時間の長さに基づいて、静止画情報の読み
取りを行う時間が確保できるか否かを判断している。静
止画情報の読み取りが可能ではない場合には、ステップ
104で否定判断が行われ、システムコントローラ60
は、上述したステップ102に戻って以後の処理を繰り
返す。
【0039】このように、未再生のオーディオ情報の格
納量が十分に確保されている場合に、静止画情報の読み
取りを行う時間が確保できると判断しているので、オー
ディオ情報の不足による出力音声の途切れを確実に防止
することができる。また、オーディオ情報の圧縮率を考
慮しているので、音声の再生時間を精度よく判断するこ
とができ、これにより静止画情報の読み取りが可能であ
るか否かを的確に判断することができる。
【0040】また、静止画情報の読み取りが可能である
場合には、ステップ104で肯定判断が行われ、システ
ムコントローラ60は、サーボ制御部18に指示を送る
ことにより、オーディオ情報の読み取りを中断する(ス
テップ105)。次にシステムコントローラ60は、静
止画情報を読み取るようにサーボ制御部18に指示を送
る。指示を受けたサーボ制御部18により、スピンドル
モータ12等の動作が制御され、DVD10に記録され
た静止画情報が読み取られる。読み取られた静止画情報
は、ビデオデコーダ36に送られてRAM38に格納さ
れる(ステップ106)。
【0041】図6は、RAM38に格納される静止画情
報の一例を示す図である。図6に示すように、RAM3
8には、それぞれが1枚の静止画の対応する静止画情報
であるASVが複数格納されている。なお、ASV#1
(1)とは、「ASVU#1に含まれるASV#1」を
表しており、ASV#1(2)とは、「ASVU#2に
含まれるASV#1」を表しているものとする。他の静
止画情報についても同様である。
【0042】図6(A)に示すように、RAM38に
は、ASV#1(1)、ASV#2(1)、…、ASV
#22(1)、…という複数の静止画情報が格納されて
おり、現在、ASV#21(1)が再生対象(図中、黒
丸のポインタを付して表現)となっている。そして、新
たな静止画情報が読み取られたときに、RAM38内の
格納領域に空きがある場合にはこの空き領域に静止画情
報が格納され、空き領域がない場合には既に再生済みの
静止画情報が格納されていた格納領域に静止画情報が格
納される。
【0043】例えば、図6(A)に示すように、RAM
38内の格納領域に空きがないときに、新たな静止画情
報としてASV#1(2)とASV#2(2)が読み取
られた場合には、図6(B)に示すように、既に再生済
みの静止画情報であるASV#1(1)、ASV#2
(1)が格納されていた領域に対して、新たな静止画情
報のASV#1(2)およびASV#2(2)が上書き
で格納される。このように、再生済みの静止画情報が格
納されている領域に、新たに読み出された静止画情報を
巡回的に格納することにより、RAM38の格納領域を
効率よく使用することが可能となり、RAM38の記憶
容量を低減することができる。
【0044】ステップ106の処理と並行してシステム
コントローラ60は、静止画情報の読み取りを行うこと
が可能な時間(読み取り許容時間)が経過したか否かを
判定する(ステップ107)。読み取り許容時間が経過
しない間は否定判断が行われ、ステップ106に戻り、
静止画情報の読み取りが継続される。
【0045】読み取り許容時間が経過した場合には、ス
テップ107で肯定判断が行われ、システムコントロー
ラ60は、サーボ制御部18に指示を送ることにより、
静止画情報の読み取りを中断する(ステップ108)。
その後、上述したステップ102に戻って以後の処理が
繰り返される。
【0046】このように、本実施形態のディスク再生装
置は、音声再生動作中に、RAM34に格納されている
未再生のオーディオ情報の格納量とオーディオ情報の圧
縮率を考慮して、静止画情報の読み取りが可能であるか
否かを判断しており、静止画情報の読み取りが可能と判
断される場合に、オーディオ情報の読み取りを中断して
静止画情報の読み取りを行っている。したがって、音声
再生動作に必要なオーディオ情報が不足することを防
ぎ、出力音声の途切れを防止することができる。
【0047】また本実施形態のディスク再生装置は、再
生開始時において、少なくとも1枚分の静止画情報を読
み取った時点で音声再生を開始しているので、最大99
枚の静止画を含むASVUを少なくとも1つ以上読み出
してから音声再生を開始する従来のディスク再生装置に
比べて、音声再生が開始されるまでに要する時間を短縮
することができるという効果も有している。
【0048】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
RAM34に格納されているオーディオ情報の格納量と
圧縮率に基づいて音声の再生時間を算出し、静止画情報
の読み取りが可能であるか否かを判定していたが、RA
M34に格納されているオーディオ情報の格納量のみに
基づいて、静止画情報の読み取りが可能であるか否かを
判定してもよい。具体的には、RAM34の格納領域の
所定割合(例えば80%)をしきい値とし、オーディオ
情報の格納量がこのしきい値を超えている場合に、静止
画情報の読み取りが可能であると判定すればよい。この
場合には、オーディオ情報の格納量を調べるだけで静止
画情報の読み取りが可能であるか否かを判定することが
できるので、処理を簡略化することができる。
【0049】上述した実施形態では、DVD−Audi
o規格に基づいてオーディオ情報および静止画情報が格
納されたDVD10を用いて、オーディオ情報の再生中
に静止画を表示するディスク再生装置について説明を行
っていたが、本発明の適用範囲はこれに限定されるもの
ではなく、他にも、データ書き込みが可能なDVD−R
AMなど各種のディスク型記録媒体に格納されたオーデ
ィオ情報および静止画情報の再生を行うディスク再生装
置などに本発明を適用することもできる。
【0050】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、音声
再生動作中に、オーディオ情報の読取動作が行われてい
ないタイミングで静止画情報が読み取られるので、音声
再生に必要なオーディオ情報が不足することを防ぐこと
ができる。したがって、出力音声の途切れを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVDのボリューム空間の構造を示す図であ
る。
【図2】ASVSのデータ構造を示す図である。
【図3】ATSのデータ構造を示す図である。
【図4】一実施形態のディスク再生装置の全体構成を示
す図である。
【図5】ディスク再生装置の動作手順を示す流れ図であ
る。
【図6】RAMに格納される静止画情報の一例を示す図
である。
【符号の説明】
10 DVD 12 スピンドルモータ 14 光ピックアップ 16 送りモータ 18 サーボ制御部 22 RFアンプ 24 デジタル信号処理部 26、34、38、42、62 RAM 30 ストリーム分離部 32 オーディオデコーダ 36 ビデオデコーダ 40 サブピクチャデコーダ 44 ビデオプロセッサ 46 ビデオエンコーダ 47 ディスプレイ装置 48 デジタル−アナログ(D/A)変換器 49 スピーカ 58 操作部 60 システムコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/91 H04N 5/91 R 5/92 5/93 G 5/92 H Fターム(参考) 5C052 AA02 AA17 AB03 AB04 CC11 DD02 DD06 5C053 FA07 FA24 GB11 GB37 HA33 KA01 5D044 AB05 AB08 BC06 CC04 DE14 FG09 FG10 5D077 AA23 BA08 CA20 GA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク型記録媒体に記録されたオーデ
    ィオ情報に複数の静止画の再生に必要な静止画情報が対
    応しており、前記オーディオ情報および前記静止画情報
    に基づく再生動作を行うディスク再生装置において、 前記ディスク型記録媒体に記録された前記オーディオ情
    報および前記静止画情報を読み取る読取手段と、 前記読取手段を用いて前記ディスク型記録媒体から読み
    取られた前記オーディオ情報が格納されるオーディオ情
    報格納手段と、 前記読取手段を用いて前記ディスク型記録媒体から読み
    取られた前記静止画情報が格納される静止画情報格納手
    段と、 前記オーディオ情報格納手段に格納された前記オーディ
    オ情報に基づいて音声の再生を行う音声再生手段と、 前記静止画情報格納手段に格納された前記静止画情報に
    基づいて静止画の再生を行う静止画再生手段と、 前記音声再生手段による音声再生動作中であって、前記
    読取手段を用いた前記オーディオ情報の読取動作が行わ
    れていないタイミングで、前記読取手段を用いた前記静
    止画情報の読取動作を前記読取手段に対して指示する制
    御手段と、 を備えることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記制御手段は、前記オーディオ情報格納手段に格納さ
    れている未再生の前記オーディオ情報の格納量に基づい
    て、前記静止画情報の読み取りが可能であると判断した
    ときに、前記読取手段に対する読取動作の指示を行うこ
    とを特徴とするディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記制御手段は、前記静止画情報の読み取りが可能であ
    るか否かの判断を、未再生の前記オーディオ情報の圧縮
    率を考慮して行うことを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記読取手段による前記オーディオ情報の読取速度は、
    前記音声情報再生手段による再生速度よりも速いことを
    特徴とするディスク型再生装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記静止画格納手段は、前記読取手段を用いて前記ディ
    スク型記録媒体から読み出された前記静止画情報を、再
    生済みの前記静止画情報が格納されている領域に巡回的
    に格納することを特徴とするディスク再生装置。
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