JP2003086472A - 円筒型電気二重層キャパシタにおける電極巻回体と集電板とのレーザ溶接用治具 - Google Patents

円筒型電気二重層キャパシタにおける電極巻回体と集電板とのレーザ溶接用治具

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JP2003086472A JP2001275626A JP2001275626A JP2003086472A JP 2003086472 A JP2003086472 A JP 2003086472A JP 2001275626 A JP2001275626 A JP 2001275626A JP 2001275626 A JP2001275626 A JP 2001275626A JP 2003086472 A JP2003086472 A JP 2003086472A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒型電気二重層キャパシタにおける電極巻
回体と集電板との接合体を容易に得ることが可能なレー
ザ溶接用治具を提供する。 【解決手段】 治具40は,一端に開口部50を,他端
にレーザビームを照射するための溶接作業孔54を持つ
端壁45をそれぞれ有する第1円筒体41と,一端に,
第1円筒体41の開口部50と合致する開口部62を,
他端にレーザビームを照射するための溶接作業孔54を
持つ端壁45をそれぞれ有する第2円筒体42と,第
1,第2円筒体41,42の両開口部50,62を合致
させて,それらの内部に入れられた電極巻回体3の一方
の接続部14に他方の集電板4を一方の端壁45により
加圧すると共に他方の接続部15に他方の集電板5を他
方の端壁45により加圧した状態にて第1,第2円筒体
41,42間を連結する連結部材43と,連結状態にあ
る第1,第2円筒体42,42間を電気的に絶縁する手
段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,円筒型電気二重層
キャパシタにおける電極巻回体と集電板とのレーザ溶接
用治具,特に,帯状正極,帯状負極およびそれらの一方
を挟む2つの帯状セパレータよりなり,且つ帯状正極に
おける帯状集電箔の長手方向に沿う一端縁部および帯状
負極における帯状集電箔の長手方向に沿う他端縁部をそ
れぞれ両帯状セパレータの長手方向に沿う両端縁部から
突出させた重合せ物を渦巻状に巻回した電極巻回体と,
両集電箔の長手方向に沿う一,他端縁部の巻回による両
接続部にそれぞれレーザ溶接された2つの集電板とを有
する接合体を得るための治具に関する。 【0002】 【関連技術】現在,電気二重層キャパシタは自動車用ク
リーン動力源として大きな期待を寄せられている。その
電気二重層キャパシタの量産に対応するためには前記接
合体の生産性の向上を図ることは重要であり,そのため
には好適なレーザ溶接用治具は欠くことができない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この種の治具には,位
置決め作業能率の向上を図るべく,電極巻回体および両
集電板の組付け作業性が良好であること,また接合体の
歩留りの向上を図るべく,集電板を接続部にレーザ溶接
する前に,溶接後と同じ状態を現出させて各接続部にお
いて正,負極側集電箔の接触,つまり短絡が生じていな
いことを確認し得ることが要求される。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は,前記要求を満
足することが可能であって,前記接合体の生産性の向上
を図る上で好適な前記レーザ溶接用治具を提供すること
を目的とする。 【0005】前記目的を達成するため本発明によれば,
一端に開口部を,他端にレーザビームを照射するための
溶接作業孔を持つ端壁をそれぞれ有する第1円筒体と,
一端に,前記第1円筒体の開口部と合致する開口部を,
他端にレーザビームを照射するための溶接作業孔を持つ
端壁をそれぞれ有する第2円筒体と,前記第1,第2円
筒体の両開口部を合致させて,それらの内部に入れられ
た前記電極巻回体の一方の前記接続部に一方の前記集電
板を前記一方の端壁により加圧すると共に他方の前記接
続部に他方の前記集電板を前記他方の端壁により加圧し
た状態にて前記第1,第2円筒体間を連結する連結部材
と,連結状態にある前記第1,第2円筒体間を電気的に
絶縁する手段とを有する,円筒型電気二重層キャパシタ
における電極巻回体と集電板とのレーザ溶接用治具が提
供される。 【0006】前記のように二分割式に構成された第1,
第2円筒体を合せてそれらの内部に電極巻回体および両
集電板を保持させるようにすると,治具に対する電極巻
回体等の組付け作業性が良好となる。また両端壁,した
がって両円筒体によって両集電板を両接続部にそれぞれ
加圧し,その加圧状態を連結部材により保持し,これに
より両集電板を両接続部に確実に密着させることができ
る。 【0007】前記加圧保持状態にてレーザ溶接が行われ
るので,その加圧保持状態はレーザ溶接後と殆ど変わら
ない。その上,両円筒体間は電気的に絶縁されているの
で,レーザ溶接前において両集電板間の抵抗測定を行う
ことによって,正,負極側の集電箔の接触,特に両接続
部における短絡の有無を調べることができる。 【0008】 【発明の実施の形態】図1,2において,円筒型電気二
重層キャパシタ1は円筒状密閉容器2を有し,その密閉
容器2内に電極巻回体3,2つの円盤状集電板4,5お
よび電解液が収容されている。 【0009】図3に示すように,電極巻回体3は次のよ
うに構成されている。即ち,帯状正極6,帯状負極7お
よびそれらの一方,実施例では帯状正極6を挟む2つの
帯状セパレータ8,9よりなり,且つ帯状正極6におけ
るAl製帯状集電箔10の長手方向に沿う一端縁部10
aおよび帯状負極7におけるAl製帯状集電箔11の長
手方向に沿う他端縁部11bをそれぞれ両帯状セパレー
タ8,9の長手方向に沿う両端縁部から突出させた重合
せ物を,帯状正極6の内側に在る一方の帯状セパレータ
8が最も内側に位置するようにAl製巻心12を中心に
渦巻状に巻回したものである。この場合,帯状正,負極
6,7間に存する他方の帯状セパレータ9は,最外周の
帯状負極7を覆うべく略一巻分だけ帯状負極7の終端よ
り延出している。 【0010】帯状正,負極6,7において,それらの帯
状集電箔10,11の両面に一対の分極性電極13がそ
れぞれ積層形成されている。ただし,両集電箔10,1
1において,両セパレータ8,9から突出する,長手方
向に沿う前記一,他端縁部10a,11aには電極は存
在せず,それら両端縁部10a,11aは巻回によって
集電板4,5との接続部14,15を形成する。 【0011】図1,2,4に示すように,密閉容器2は
Al製有底筒形本体2aと,その開口を閉鎖する蓋体1
6とよりなり,その蓋体16は次のように構成される。
蓋体16はAl合金製短円筒体17を有し,その一端部
が筒形本体2aの開口に嵌合され,その一端部近傍外周
面に存する環状突出部18が筒形本体2aにレーザ溶接
される。また短円筒体17の一端部近傍内周面に存する
環状突出部19に電気絶縁性樹脂製環状板20の外周溝
21が嵌着され,またその環状板20の内周溝22にA
l合金製筒状正極端子23の外周面に存する環状突出部
24が嵌着されている。 【0012】図5にも示すように,一方のAl合金製円
盤状集電板4において,その中心に在るボス26は筒状
正極端子23の中心孔27に挿入されてそれにレーザ溶
接されている。また円盤部28は,放射状に配列されて
下方に突出する複数,実施例では6つの横断面U字形を
なす凹条29を有し,それら凹条29の底部に帯状正極
6の接続部14が押し潰された状態にてレーザ溶接され
ている。 【0013】このレーザ溶接に当っては,図6に示すよ
うに電極巻回体3の接続部14に集電板4を当て,次い
で,図7に示すようにその集電板4を接続部14に向け
加圧して各凹条29の底部を接続部14にそれを押し潰
しながら食込ませ,この状態で凹条29の開口側からそ
の底部にレーザビームを照射してその底部および接続部
14の底部対応部を溶融,接合するものである。このよ
うに接続部14を押し潰す理由は次の通りである。即
ち,1枚の箔にレーザビームを照射した場合,溶融金属
が流出して底部との接合を行うことができないが,押し
潰しによって箔が重なり合った部分を形成すると,溶融
金属を凹条29近傍にとどめて,その底部の溶融金属と
融合させることができるのである。 【0014】図8にも示すように,他方のAl合金製円
盤状集電板5において,その中心に在るボス30は,図
9にも示すように,負極端子32である有底筒形本体2
aの底壁にある中心孔33に挿入されてレーザ溶接され
ている。また円盤部34は,放射状に配列されて上方へ
突出する複数,実施例では6つの横断面逆U字形をなす
凸条35を有し,それら凸条35の稜線状部分に帯状負
極7の接続部15が前記と同様の理由から押し潰された
状態にてレーザ溶接されている。底壁外面には,中心孔
33を囲む環状突出部36が存する。 【0015】正極側集電板4と負極側集電板5の両円盤
部28,34は同一の形状を有し,相隣る両凹条29間
および両凸条35間には電解液を通すための貫通孔37
が形成されている。 【0016】電解液は,負極側円盤状集電板5のボス3
0に形成された注入孔38から密閉容器2内に注入さ
れ,その後,注入孔38は,図示しないゴム栓により封
鎖される。 【0017】電気二重層キャパシタ1の組立て時におい
て,電極巻回体3と両集電板4,5とは,図10(図
6,7も参照)に示すように,電極巻回体3の両接続部
14,15に両集電板4,5をそれぞれレーザ溶接して
得られる接合体39として用いられる。 【0018】以下,この接合体39を得るために用いら
れるレーザ溶接用治具について説明する。 【0019】図11〜15において,治具40は,第1
円筒体41と,その第1円筒体41に,それと同軸上に
おいて合致する第2円筒体42と,第1,第2円筒体4
1,42間を連結する連結部材43と,連結状態にある
第1,第2円筒体41,42間を電気的に絶縁する手段
とを有する。 【0020】第1円筒体41は,前記電気的絶縁手段を
具現化すべく,合成樹脂より構成されており,両端を開
放された中空筒形本体44と,その中空筒形本体44の
一端に,その開口部を覆うように取付けられて端壁を構
成する端板45とを有する。中空筒形本体44は,その
一端部に幅の狭い環状端面46と,それの内周側から突
出する環状大径突出部47を有し,またその他端部に幅
の広い環状端面48と,それの内周側から突出する環状
小径突出部49を有する。その環状小径突出部49は第
1円筒体41の開口部50を形成する。 【0021】大径突出部47の内周側に存する環状凹部
51に端板45が嵌合されて複数の小ねじ52によって
大径突出部47に固定されている。端板45は,図11
に明示するように,各集電板4,5のボス26,30を
受容し得る中心孔53と,その中心孔53から放射状に
延びて各集電板4,5の凹条29および凸条35に合致
し得ることが可能な6つのスロット状溶接作業孔54
と,各溶接作業孔54と,各凹条29および各凸条35
とを合致させるべく,中心孔53を挟んで形成された2
つの位置決め孔55と,両位置決め孔55にそれぞれ嵌
着された2つの位置決めピン56とを有する。両位置決
めピン56は,各集電板4,5においてボス26,30
を挟む位置にある2つの貫通孔37に挿入されるように
なっている。各溶接作業孔54はレーザビームを各集電
板4,5の各凹条29および各凸条35に照射するため
に用いられる。 第2円筒体42は,第1円筒体41同
様に,合成樹脂より構成されており,両端を開放された
中空筒形本体57と,その中空筒形本体57の一端に,
その開口部を覆うように取付けられて端壁を構成する,
前記と同一構造の端板45とを有する。中空筒形本体5
7は,その一端部に幅の狭い環状端面58と,それの内
周側から突出する環状大径突出部59を有し,またその
他端部に幅の広い環状端面60と,それの内周側から落
ち込む環状小径凹部61を有する。その環状小径凹部6
1はその環状底面内周部によって第2円筒体42の開口
部62を形成する。 【0022】大径突出部59の内周側に存する環状凹部
63に端板45が嵌合されて複数の小ねじ52によって
大径突出部59に固定されている。この大径突出部5
9,幅の狭い環状端面58および環状凹部63に関する
サイズは,それぞれ第1円筒体41におけるそれら4
7,46,51のサイズと同一である。また環状小径凹
部61は第1円筒体41の環状小径突出部49と嵌合関
係にあるが,その凹部61の深さは突出部49の高さよ
りも大である。 【0023】第2円筒体42に,それの幅の広い環状端
面60から突出するように1つの位置決めピン64が設
けられている。一方,第1円筒体41には,それの幅の
広い環状端面48に開口するように1つの位置決め孔6
5が設けられている。この位置決め孔65と位置決めピ
ン64とを嵌合させることによって両円筒体41,42
が相互に位置決めされ,両端板45の各溶接作業孔54
および各位置決めピン56が合致する。 【0024】また第1,第2円筒体41,42間を連結
する連結部材43としては,図14,15に示すように
市販の,トグル機構を用いた簡易連結金具が用いられて
いる。その連結部材43は,第2円筒体42外周面の平
坦面部66にAl合金製取付台67を介して配設され
た,可動側係合爪68を有する部材本体69と,第1円
筒体41外周面の平坦面部70にAl合金製取付台71
を介して配設された固定側係合爪72とよりなる。部材
本体69において,それは取付台67に固定され,且つ
一対の立上り部73を有する支持体74を有し,その両
立上り部72に架設された支持軸75に操作子76にお
ける両側板部77の一端側が回転可能に取付けられる。
両側板部77の他端側にはそれぞれ長孔78が形成さ
れ,それら長孔78に架設された摺動軸79にコ字形を
なす可動側係合孔68の両端部が回転可能に取付けられ
る。操作子76の一部であって,両側板部77の支持軸
取付部分側において両側板部77間に位置するようにリ
テーナ部80が折曲げ形成されており,そのリテーナ部
80と,摺動軸79と一体化されているリテーナ部81
との間に2つのコイルばね82が圧縮状態で保持されて
いる。 【0025】図11,12,13において,レーザ溶接
用ノズルは1つの溶接作業孔54をその長手方向に沿っ
て移動するようになっており,1つの溶接作業孔54に
ついて溶接を行った後は,隣りの溶接作業孔54につい
て溶接作業を行うべく,治具40を60°回転させなけ
ればならない。そのため,治具40を,回転装置のチャ
ック83に取付けられた保持部材84に立設するように
なっている。その保持部材84は,上向きに開口する浅
い凹部85を有する円筒状部86と,その外周に存する
フランジ部87とよりなり,そのフランジ部87に,そ
の中心を挟むと共にその環状端面から突出するように2
つの位置決めピン88が設けられている。これに対応し
て,第1,第2円筒体41,42には,それらの軸線を
挟んで,幅の狭い環状端面46,58に開口する2つの
位置決め孔89が形成されている。 【0026】接合体39の製造に当っては,図13,1
6において,先ず,第1円筒体41と非連結状態にある
第2円筒体42を,それの環状大径突出部59を下側に
して作業台上に立設し,その第2円筒体42内に開口部
62から負極側の集電板5をそのボス30を下側に向け
て,例えばピンセットにより摘んで入れ,ボス30を端
板45の中心孔53に,また2つの貫通孔37を2つの
位置決めピン56に嵌める。これにより各溶接作業孔5
4と各凸条35とが合致する。次いで電極巻回体3を第
2円筒体42内に入れて一方の接続部15を集電板5に
当て,さらに電極巻回体3の他方の接続部14上に正極
側の集電板4をそのボス26を上側に向けて載せ,その
後第1円筒体41を電極巻回体3および集電板4に被せ
て端板45の中心孔53をボス26に嵌め,また第2円
筒体42の位置決めピン64に第1円筒体41の位置決
め孔65を嵌合させ,さらに環状小径突出部49を環状
小径凹部61に嵌めて両開口部50,62を合致させ,
さらにまた集電板4を必要に応じ動かして2つの貫通孔
37を2つの位置決めピン56に嵌め,各溶接作業孔5
4と各凹条29とを合致させる。この状態では両接続部
14,15は殆ど潰れておらず,また第1円筒体41の
幅の広い環状端面48は第2円筒体42の幅の広い環状
端面60に当接していない。 【0027】そこで,各連結部材43の可動側係合爪6
8を固定側係合爪72に係合させ,次いで操作子76
を,図15,時計方向に回動させることにより思案点を
越えさせて倒伏させ,図14に示すように第1,第2円
筒体41,42を連結する。これにより正極側の接続部
14および端板45間に存する集電板4がその接続部1
4に,また負極側の接続部15および端板45間に存す
る集電板5がその接続部15にそれぞれ加圧されて,各
凹条29および各凸条35がそれら接続部14,15に
食込むと共にそれら接続部14,15が押し潰される。 【0028】この状態において,両集電板4,5のボス
26,30間の抵抗測定を行う。この場合,例えば両接
続部14,15等で正,負極側集電箔10,11が接触
する等の短絡が生じていれば抵抗値が下がることによっ
てそれを知ることができる。 【0029】短絡が生じていない場合には,図12に示
すように例えば第2円筒体42の環状大径突出部59を
保持部材84の凹部85に嵌合すると共に両位置決め孔
89を両位置決めピン88にそれぞれ嵌める。これによ
り,レーザ溶接用ノズルに対して正極側の1つの溶接作
業孔54が位置決めされる。 【0030】レーザ溶接用ノズルから溶接作業孔54を
通して集電板4の凹条29の底壁にレーザビームを照射
し,その底壁および接続部14,したがって重なり合っ
た集電箔間を溶接する。その後,治具を60°宛間欠回
転させて前記同様にレーザ溶接を行う。 【0031】正極側のレーザ溶接を終了した後は治具4
0を上下逆様にして,正極側と同様に負極側についてレ
ーザ溶接を行う。この場合,正極側の集電板4における
ボス26の突出量が大きいが,その端板45からの先端
部側は保持部材84の底壁に形成された貫通孔90に受
容される。 【0032】 【発明の効果】本発明によれば前記のように構成するこ
とによって,電極巻回体および両集電板の組付け作業性
を良好にして位置決め作業能率を向上させることがで
き,また両集電板を電極巻回体の両接続部に確実に密着
させることができ,さらにレーザ溶接前に電極巻回体に
おける短絡の有無を確認して接合体の歩留りを向上させ
ることができる,円筒型電気二重層キャパシタにおける
電極巻回体と集電板とのレーザ溶接用治具を提供するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】円筒型電気二重層キャパシタの正面図である。 【図2】図1の2−2線断面図である。 【図3】電極巻回体の構造説明用要部破断斜視図であ
る。 【図4】図1の4矢視図である。 【図5】正極側の円盤状集電板を上方から見た場合の斜
視図である。 【図6】接続部に集電板を載せた状態を示す部分正面図
である。 【図7】接続部を集電板を介して押し潰した状態を示す
部分正面図である。 【図8】負極側の円盤状集電板を下方から見た場合の斜
視図である。 【図9】図1の9矢視図である。 【図10】接合体の正面図である。 【図11】治具の平面図で,図12の11矢視図に相当
する。 【図12】図11の12−12線断面図である。 【図13】連結部材を省略した治具の分解斜視図であ
る。 【図14】治具の連結部における拡大側面図である。 【図15】治具の連結部における拡大斜視図である。 【図16】治具に電極巻回体および両集電板を組付けた
状態を示す断面図で,図12に対応する。 【符号の説明】 1……………円筒型電気二重層キャパシタ 3……………電極巻回体 4,5………円盤状集電板 6……………帯状正極 7……………帯状負極 8,9………帯状セパレータ 10,11…帯状集電箔 10a………一端縁部 11a………他端縁部 14,15…接続部 39…………接合体 40…………治具 43…………連結部材 45…………端板(端壁) 50…………開口部 54…………溶接作業孔 62…………開口部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 帯状正極(6),帯状負極(7)および
    それらの一方を挟む2つの帯状セパレータ(8,9)よ
    りなり,且つ前記帯状正極(6)における帯状集電箔
    (10)の長手方向に沿う一端縁部(10a)および前
    記帯状負極(7)における帯状集電箔(11)の長手方
    向に沿う他端縁部(11a)をそれぞれ前記両帯状セパ
    レータ(8,9)の長手方向に沿う両端縁部から突出さ
    せた重合せ物を渦巻状に巻回した電極巻回体(3)と,
    前記両帯状集電箔(10,11)の長手方向に沿う一,
    他端縁部(10a,11a)の巻回による両接続部(1
    4,15)にそれぞれレーザ溶接された2つの集電板
    (4,5)とを有する接合体(39)を得るための治具
    であって,一端に開口部(50)を,他端にレーザビー
    ムを照射するための溶接作業孔(54)を持つ端壁(4
    5)をそれぞれ有する第1円筒体(41)と,一端に,
    前記第1円筒体(41)の開口部(50)と合致する開
    口部(62)を,他端にレーザビームを照射するための
    溶接作業孔(54)を持つ端壁(45)をそれぞれ有す
    る第2円筒体(42)と,前記第1,第2円筒体(4
    1,42)の両開口部(50,62)を合致させて,そ
    れらの内部に入れられた前記電極巻回体(3)の一方の
    前記接続部(14)に一方の前記集電板(4)を前記一
    方の端壁(45)により加圧すると共に他方の前記接続
    部(15)に他方の前記集電板(5)を前記他方の端壁
    (45)により加圧した状態にて前記第1,第2円筒体
    (41,42)間を連結する連結部材(43)と,連結
    状態にある前記第1,第2円筒体(41,42)間を電
    気的に絶縁する手段とを有することを特徴とする,円筒
    型電気二重層キャパシタにおける電極巻回体と集電板と
    のレーザ溶接用治具。
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