JP2003086401A - 表面実装型電気部品及びその製造方法 - Google Patents
表面実装型電気部品及びその製造方法Info
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Abstract
る。 【解決手段】 中央部11aの外形寸法が両端部11
b,11bの外形寸法よりも小さくなっている電気部品
本体11の両端に円柱状リード線の一端がそれぞれ接続
されたアキシャルリード電気部品を用意する。アキシャ
ルリード電気部品の円柱状リード線の一端から所定の距
離離れた部分をプレスにより押し潰して偏平化し、偏平
化した部分の端部を切断してから、電気部品本体11を
ケース13内に挿入する。一対のリード線12,12
を、それぞれの他端がケース13の外表面に添い且つ接
着剤注入用貫通孔13mを間に挟むようにして互いに向
かい合うように曲げる。接着剤注入用貫通孔13mを通
して接着剤をケース内部の空間部19に注入する。ケー
ス13を絶縁樹脂材料により形成する。
Description
品及びその製造方法に関するものである。
対のリード線を備えた電気部品本体をセラミックスによ
り筒状に形成されたケース内に嵌合し、一対のリード線
のそれぞれの端部をケースの外表面に添って曲げた表面
実装型電気部品が開示されている。この表面実装型電気
部品では、ケース内の中空部及び両端に開口する溝形の
凹部をケースの壁部に設けたり、ケース内の中空部の両
端に外部に向かって広がるように開口する傾斜部をケー
スの壁部に設けたり、ケース内の中空部の中心に向かっ
て突出しケースの両端間を延びる凸条部をケースの壁部
に設けて、ケースと電気部品本体との間に適宜な空隙部
を形成し、該空隙部に接着剤を充填して電気部品本体を
ケースに固定している。
うな従来の表面実装型電気部品では、セラミックスによ
りケースを形成するので、価格が高くなるという問題が
あった。また、電気部品本体をケースに固定する接着剤
が注入される空隙部がケースの両端に開口しているた
め、一方の開口部から接着剤を注入する際に他方の開口
部を閉塞する必要があり、接着剤の注入が困難であっ
た。
装型電気部品及びその製造方法を提供することにある。
容易に注入できる表面実装型電気部品及びその製造方法
を提供することにある。
ス内への固定を確実且つ簡単に図ることができる表面実
装型電気部品及びその製造方法を提供することにある。
部品は、電気部品本体と、電気部品本体の両端に一端が
それぞれ接続された一対のリード線と、絶縁材料により
筒状に形成されて中心線が延びる方向の両端に一対の開
口部を有するケースとを具備している。そして、電気部
品本体の両端が中心線が延びる方向の両側に位置するよ
うに電気部品本体がケース内に嵌合されており、一対の
リード線が、それぞれの他端がケースの外表面に添い且
つ中心線が延びる方向に互いに向かい合うように配置さ
れて曲げられている。本発明では、ケースを絶縁樹脂材
料により形成する。樹脂材料はセラミックス等の他の絶
縁材料に比べてより安価であるため、本発明によれば、
表面実装型電気部品の価格を安くすることができる。
は、それぞれ一対の嵌合溝を形成し、この一対の嵌合溝
に一対のリード線の一部を嵌合して、電気部品本体がケ
ース内で回動したり、電気部品本体が中心線が延びる方
向に移動するのを阻止するのが好ましい。このようにす
れば、接着剤で電気部品本体をケース内に固定したり、
ケースの両端の開口部を塞いで電気部品本体のケースへ
の固定を図る場合に比べて、電気部品の製造コストを下
げることができる。
部に向かって延びる第1の部分と、第1の部分と連続し
て中心線が延びる方向と交差する方向に延びる第2の部
分と、第2の部分と連続して平坦面に添って延びる第3
の部分とを有するように折り曲げればよい。このように
すれば、リード線の第2の部分の第3の部分寄りの端部
が嵌合溝に嵌合され、第1の部分及び第2の部分がケー
ス内に位置されることになり、簡単な折り曲げ加工によ
り電気部品本体が安定してケース内に配置される。
ら離れるに従って厚みが薄くなり且つ幅が広がる形状を
有し、第2及び第3の部分は、それぞれ厚みがほぼ一定
で、幅がほぼ一定でしかもその横断面の輪郭形状が角部
を有しない形状を有するように形成することができる。
このような各部分は、例えば、円柱状リード線の一端か
ら所定の距離離れた部分をプレスにより押し潰して偏平
化し、偏平化した部分の電気部品本体側の端部を折り曲
げることにより構成することができる。リード線の第1
の部分(円柱状の部分)は曲げ強度が強く、偏平化した
部分は、曲げ強度が弱いため、第1の部分と第2及び第
3の部分とは、容易に折り曲げることができる。また、
第3の部分の偏平面を実装用回路基板に接触させて電気
部品を実装用回路基板上に実装することにより、リード
線と実装用回路基板の所定の回路との接触面積を高め、
しかも、安定して電気部品を実装用回路基板上に配置す
ることができる。更に第3の部分の横断面の輪郭形状が
角部を有していないので、第3の部分の半田ぬれ性を高
めることができる。
して一対のリード線の第3の部分が添う一対の平坦面を
形成し、ケースの外表面には、一対の平坦面の間で一対
の平坦面よりもケースの中心線から離れる方向に位置
し、一対の平坦面上のリード線の第3の部分の外側面と
実質的に面一になる突出面を形成するのが好ましい。こ
のようにすれば、突出面とリード線の第3の部分の外側
面とにより、電気部品の実装用回路基板側の面が平坦に
なり、電気部品を実装用回路基板上に安定して配置で
き、電気部品の半田付け性が良くなる。そのため、電気
部品の実装用回路基板上への実装が容易になる。
接触した状態で、ケースを実装用回路基板上に位置決め
できる大きさと形状を有するように形成すれば、ケース
の位置決めを容易に行うことができる。
して製造することができる。まず、電気部品本体の両端
にそれぞれ横断面形状がほぼ円形を呈する円柱状リード
線の一端がそれぞれ接続されたアキシャルリード電気部
品と、絶縁樹脂材料により筒状に形成されて中心線が延
びる方向の両端に一対の開口部を有するケースとを用意
する。次に、アキシャルリード電気部品の円柱状リード
線の一端から所定の距離離れた部分をプレスにより押し
潰して偏平化してから、偏平化した部分の端部を切断し
て偏平リード線を備えた電気部品を作る。そして、偏平
リード線を備えた電気部品の電気部品本体を、一対の偏
平リード線が一対の開口部から延び出るように、ケース
内に挿入する。次に、一対の偏平リード線を、それぞれ
の他端がケースの外表面に添い且つ中心線が延びる方向
に互いに向かい合って配置されるように曲げる。このよ
うにすれば、従来から電気部品として多用されているア
キシャルリード電気部品を転用して簡単に表面実装型電
気部品を製造することができる。
端部が一対の偏平リード線の折り曲げ部分になるよう
に、円柱状リード線の偏平化を行うのが好ましい。偏平
化した部分の端部は、曲げ強度が低いため容易に折り曲
げることができる。そのため、表面実装型電気部品を量
産する際に偏平化した部分の電気部品本体側の端部の位
置を一定にしておけば、偏平リード線の折り曲げが容易
になり、しかも偏平リード線の折り曲げる部分の位置に
ばらつきが生じるのを防ぐことができる。
部の外形寸法が両端部の外形寸法よりも小さくなってい
る電気部品本体と、電気部品本体の両端に一端がそれぞ
れ接続された一対のリード線と、絶縁材料により筒状に
形成されて中心線が延びる方向の両端に一対の開口部を
有するケースとを具備している。そして、電気部品本体
の両端が中心線が延びる方向の両側に位置するように電
気部品本体がケース内に嵌合され、ケースの内面と電気
部品本体の外面の一部を接着剤により接合されている。
また、一対のリード線が、それぞれの他端がケースの外
表面に添い且つ中心線が延びる方向に互いに向かい合っ
て配置されるように曲げられている。本発明では、ケー
スが合成樹脂材料により形成され、ケースの壁部には、
ケース内に嵌合された状態の電気部品本体の中央部と対
向する位置に、壁部を貫通する接着剤注入用貫通孔が形
成されている。そして、接着剤が接着剤注入用貫通孔を
通してケースの内部に注入されている。本発明の表面実
装型電気部品では、外形寸法が両端部より小さい電気部
品本体の中央部とケースの内面との間に空間が形成され
る。そのため、接着剤を接着剤注入用貫通孔から注入す
ると、この空間に接着剤が溜まり、ケースと電気部品本
体とが接合される。本発明によれば、電気部品本体の両
端部の外形寸法,ケースの一対の開口部の寸法及び接着
剤の粘性を適宜に調整することにより、ケースの一対の
開口部から接着剤が抜け出るのを防ぐことができる。そ
のため、従来のように、開口部を閉塞することなく、1
つの接着剤注入用貫通孔から接着剤を注入することがで
き、接着剤をケース内に容易に注入できる。
ス内に嵌合された状態で両端部の外周面がほぼ全周に亘
ってケースの内面と接触するように定めるのが好まし
い。このようにすれば、ケースの一対の開口部を電気部
品本体の両端部で閉塞でき、接着剤注入の際にケースの
一対の開口部から接着剤が抜け出るのを有効に防ぐこと
ができる。
って曲げられた一対のリード線の両側にそれぞれ位置し
て実装用回路基板の実装面と接触する突出部を設け、接
着剤注入用貫通孔を、ケースの外表面に添って曲げられ
た一対のリード線の末端部間に位置させるのが好まし
い。このようにすれば、表面実装型電気部品を実装用回
路基板に実装する際に、一対のリード線の両側にそれぞ
れ位置する突出部が実装用回路基板の実装面と接触する
ため、表面実装型電気部品を実装用回路基板上に安定し
て配置できる。また、実装の際には、接着剤注入用貫通
孔が外部から見えなくなるため、表面実装型電気部品の
外観をきれいにできる。
は、一対の偏平リード線を、接着剤注入用貫通孔を間に
挟むようにして曲げ、接着剤注入用貫通孔から溢れない
程度に接着剤注入用貫通孔を通して接着剤をケースの内
部に注入すればよい。
施の形態を詳細に説明する。図1(A)及び(B)は、
表面実装型抵抗体からなる本発明の第1の実施の形態の
表面実装型電気部品の側面図及び正面図であり、図1
(C)及び(D)は、図1(A)のC−C線断面図及び
D−D線断面図である。なお、理解を容易にするため、
図1(C)及び(D)では、電気部品本体1を切断しな
い状態で示している。本例の表面実装型抵抗体は、円柱
形に近い形状を有する抵抗体からなる電気部品本体1
と、一対のリード線2,2と、ケース3とを有してい
る。一対のリード線2,2のそれぞれの一端は、電気部
品本体1の両端に接続されている。本例では、電気部品
本体1及び一対の円柱状リード線を備えた市販のアキシ
ャルリード電気部品を用いて電気部品本体1及び一対の
リード線2,2を作った。一対のリード線2,2は、そ
れぞれの他端がケース3の外表面に添い且つケース3の
中心線が延びる方向に互いに向かい合って配置されるよ
うに曲げられている。これにより、各リード線2は、曲
げられた部分を境界部とする第1の部分2aと第2の部
分2bと第3の部分2cとを有することになる。第1の
部分2aは、電気部品本体1から離れるに従って厚みが
薄くなり且つ幅が広がる形状を有している。第2及び第
3の部分2b,2cは、図2の断面図に示すように、そ
れぞれの厚み及び幅がほぼ一定の板状を呈しており、横
断面の輪郭形状が角部を有しない形状を有している。こ
のような形状は、円柱状リード線の他端部側をプレスし
て偏平化することにより成形することができる。なお、
円柱状リード線を偏平化して成形する方法については、
後に詳細に説明する。
樹脂からなる絶縁樹脂材料により形成されており、横断
面の輪郭形状がほぼ四角形を有し、内部に円柱形状の中
空部3aが形成された角形筒体により形成されている。
ケース3の中空部3aは、電気部品本体1の径寸法を僅
かに上回る径寸法を有しており、内部には、電気部品本
体1の両端がケース3の中心線CLが延びる方向の両側
に位置するように、電気部品本体1が多少きつめに嵌合
されている。また、ケース3の中心線CLが延びる方向
の両端には、一対の開口部3b,3bが形成されてお
り、ケース3の外表面には、4つの外側面3c〜3fが
形成されている。4つの外側面3c〜3fの内の一つの
外側面3c上には、前述したように一対のリード線2,
2が配置されており、外側面3cの反対側に位置する外
側面3eと該外側面3eの両側の外側面3d,3fとの
間には、角部を面取りする傾斜面3g,3hがそれぞれ
形成されている。外側面3cは、一対の平坦面3i,3
iと突出面3jとを有している。一対の平坦面3i,3
i上は、一対の開口部3b,3bのそれぞれ隣接する位
置に形成されており、一対の平坦面3i,3i上には、
一対のリード線2,2の第3の部分2c,2cがケース
3の中心線CLに沿って並ぶように配置されている。突
出面3jは、一対の平坦面3i,3iの間で一対の平坦
面3i,3iよりもケース3の中心線CLから離れる方
向に位置し、一対の平坦面3i,3i上のリード線2の
第3の部分2cの外面と実質的に面一になるように形成
されている。この突出面3jは、実装用回路基板の表面
に接触した状態で、ケース3を実装用回路基板上に位置
決めできる大きさと形状を有している。このため、突出
面3jとリード線2の第3の部分の外側面とにより、電
気部品の実装用回路基板側の面が平坦になり、電気部品
2cを実装用回路基板上に安定して配置でき、電気部品
の半田付け性が良くなる。
一対の端部(一対の平坦面3i,3iの端部)には、横
断面形状がコの字形の一対の嵌合溝3k,3kが形成さ
れている。この一対の嵌合溝3k,3kには、リード線
2の第2の部分2bの第3の部分2c寄りの端部がそれ
ぞれ嵌合されている。この一対の嵌合溝3k,3kは、
一対のリード線2,2が嵌合された状態で、電気部品本
体1がケース3内で回動すること及び電気部品本体1が
中心線CLが延びる方向に移動するのを阻止できるよう
に第2の部分2bをきつく嵌合できる形状及び寸法を有
している。
溝3k,3kに嵌合された状態で、リード線2の第1の
部分2aは、リード線2の一端から開口部3bに向かっ
て延び、第2の部分2bは、第1の部分2aと連続して
中心線が延びる方向と略直交して交差する方向に延び、
第3の部分2cは、平坦面3iに添って延びている。そ
して、第1の部分2a及び第2の部分2bは、ケース3
内に位置している。
について説明する。まず、図3(A)に示すように、電
気部品本体1の両端にそれぞれ横断面形状がほぼ円形を
呈する円柱状リード線4の一端が接続されたアキシャル
リード電気部品を用意する。この例では、テーピング材
料5に円柱状リード線4の他端が接続された複数のアキ
シャルリード電気部品を用意した。次に、図3(B)に
示すように、アキシャルリード電気部品の円柱状リード
線4の一端から所定の距離離れた部分をプレスにより押
し潰して偏平化した部分6を形成する。この例では、テ
ーピング材料5が延びる方向と直交する方向(図3
(A)に向かって紙面と直交する方向)から円柱状リー
ド線4をプレスした。また、偏平化した部分6の電気部
品本体1側の端部6aは、後の工程において、折り曲げ
箇所になるように設定した。なお、図3(B)は、右側
がプレスの方向と直交する方向から見た図を示してお
り、左側がプレスの方向から見た図を示している。次
に、偏平化した部分6の端部を切断して偏平リード線を
備えた電気部品を作り、図3(C)に示すように、偏平
リード線2を備えた電気部品の電気部品本体1を、一対
の偏平リード線2,2が一対の開口部3b,3bから延
び出るように、ケース3内に挿入する。次に、図3
(D)に示すように、一対の偏平リード線2,2の偏平
部7の端部6aをそれぞれ折り曲げて、一対の偏平リー
ド線2,2の一部を嵌合溝3k内に配置する。偏平部7
の端部6aは、曲げ強度が低いため容易に折り曲げるこ
とができる。そのため、表面実装型電気部品を量産する
際に端部6aの位置を一定にしておけば、偏平リード線
2の折り曲げが容易になり、しかも偏平リード線2の折
り曲げる部分の位置にばらつきが生じるのを防ぐことが
できる。次に、図1(C)に示すように、一対の偏平リ
ード線2,2を、それぞれの他端がケース3の外側面3
cに添い且つ中心線CLが延びる方向に互いに向かい合
って配置されるように曲げる。これにより、一対の平坦
面3i,3iの表面に一対のリード線2,2の第3の部
分2c,2cをそれぞれ配置して表面実装型電気部品を
完成した。
からなる本発明の第2の実施の形態の表面実装型電気部
品の断面図,側面図及び裏面図である。なお、理解を容
易にするため、図4(A)では、電気部品本体11を切
断しない状態で示している。本例の表面実装型抵抗体
は、抵抗体からなる電気部品本体11と、一対のリード
線12,12と、ケース13とを有している。電気部品
本体11は、円形の横断面形状を有しており、中央部1
1aの径寸法(外形寸法)が両端部11b,11bの径
寸法(外形寸法)よりも小さくなっている。一対のリー
ド線12,12のそれぞれの一端は、電気部品本体11
の両端に接続されている。本例では、電気部品本体11
及び一対の円柱状リード線を備えた市販のアキシャルリ
ード電気部品を用いて電気部品本体11及び一対のリー
ド線12,12を作った。一対のリード線12,12
は、それぞれの他端がケース13の外表面に添い且つケ
ース13の中心線が延びる方向に互いに向かい合って配
置されるように曲げられている。各リード線12は、湾
曲して曲げられた湾曲部分12aと直線部分12bとを
有している。湾曲部分12aは、電気部品本体11から
離れるに従って厚みが薄くなり且つ幅が広がる形状を有
している。直線部分12bは、厚み及び幅がほぼ一定の
板状を呈しており、横断面の輪郭形状が角部を有しない
形状を有している。このような形状は、円柱状リード線
の他端部側をプレスして偏平化することにより成形する
ことができる。
性樹脂からなる絶縁樹脂材料により形成されており、横
断面の輪郭形状がほぼ四角形を有し、内部に円柱形状の
中空部13aが形成された角形筒体により形成されてい
る。ケース13の中空部13aの形状寸法は、電気部品
本体11がケース13内に嵌合された状態で電気部品本
体11の両端部11b,11bの外周面がほぼ全周に亘
ってケース13の内面と接触するように定められてお
り、中空部13aの内部には、電気部品本体11の両端
がケース13の中心線が延びる方向の両側に位置するよ
うに電気部品本体11が嵌合されている。前述したよう
に、電気部品本体11の中央部11aの外形寸法は、両
端部11b,11bの外形寸法よりも小さくなっている
ため、電気部品本体11がケース13内に嵌合された状
態で電気部品本体11の中央部11aとケース13の内
面との間には、空間部19が形成されることになる。ま
た、ケース13の中心線が延びる方向の両端には、一対
の開口部13b,13bが形成されており、ケース13
の外表面には、4つの外側面13c〜13fが形成され
ている。4つの外側面13c〜13fの内の一つの外側
面13c上には、前述したように一対のリード線12,
12が配置されており、外側面13cの反対側に位置す
る外側面13eと該外側面13eの両側の外側面13
d,13fとの間には、角部を面取りする傾斜面13
g,13hがそれぞれ形成されている。外側面13cに
は、矩形の薄板形状を有する4つの突出部13j…が設
けられている。突出部13j…は、ケース13の外側面
13cに添って曲げられた一対のリード線12,12の
直線部分12b,12bの両側にそれぞれ位置するよう
に外側面13cの四隅に設けられており、実装用回路基
板の実装面と接触する。突出部13j…は、外側面13
c上のリード線12の直線部分12bの外面と実質的に
面一になるように形成されている。外側面13cが位置
するケース13の壁部には、接着剤注入用貫通孔13m
が形成されている。この注入用貫通孔13mは、ケース
13内に嵌合された状態の電気部品本体11の中央部1
1aと対向する位置に形成されており、空間部19と外
部とを連通している。ケース13の内部の空間部19に
は、ケース13の内面と電気部品本体11の外面の一部
とを接合する接着剤20が接着剤注入用貫通孔13mを
通して注入されている。
について説明する。まず、中央部11aの外形寸法が両
端部11b,11bの外形寸法よりも小さくなっている
電気部品本体11の両端にそれぞれ横断面形状がほぼ円
形を呈する円柱状リード線の一端がそれぞれ接続された
アキシャルリード電気部品を用意した。次に、アキシャ
ルリード電気部品の円柱状リード線の一端から所定の距
離離れた部分をプレスにより押し潰して偏平化し、偏平
化した部分の端部を切断してリード線12を備えた電気
部品を作った。そして、電気部品本体11を、一対のリ
ード線12,12が一対の開口部13b,13bから延
び出るように、ケース13内に挿入した。そして、一対
のリード線12,12を、それぞれの他端がケース13
の外表面に添い且つ接着剤注入用貫通孔13mを間に挟
むようにして中心線が延びる方向に互いに向かい合って
配置されるように曲げた。そして、接着剤注入用貫通孔
13mから溢れない程度に接着剤注入用貫通孔13mを
通して接着剤をケース内部の空間部19に注入して表面
実装型電気部品を完成した。
装型電気部品の例を示したが、コンデンサ,インダクタ
等の他の電気部品からなる表面実装型電気部品にも本発
明を適用できるのは勿論である。
により形成したので、表面実装型電気部品の価格を安く
することができる。
法よりも小さくなっている電気部品本体を用い、ケース
の壁部に、ケース内に嵌合された状態の電気部品本体の
中央部と対向する位置に、壁部を貫通する接着剤注入用
貫通孔が形成し、接着剤注入用貫通孔を通してケースの
内部に接着剤を注入すれば、電気部品本体の両端部の外
形寸法,ケースの一対の開口部の寸法及び接着剤の粘性
を適宜に調整することにより、ケースの一対の開口部か
ら接着剤が抜け出るのを防ぐことができる。そのため、
従来のように、開口部を閉塞することなく、1つの接着
剤注入用貫通孔から接着剤を注入することができ、接着
剤をケース内に容易に注入できる。
なる本発明の第1の実施の形態の表面実装型電気部品の
側面図及び正面図であり、(C)及び(D)は、図1
(A)のC−C線断面図及びD−D線断面図である。
2の部分及び第3の部分の断面図である。
抗体の製造方法を説明するために用いる図である。
る本発明の第2の実施の形態の表面実装型電気部品の断
面図,側面図及び裏面図である。
Claims (12)
- 【請求項1】 電気部品本体と、 前記電気部品本体の両端に一端がそれぞれ接続された一
対のリード線と、 絶縁材料により筒状に形成されて中心線が延びる方向の
両端に一対の開口部を有するケースとを具備し、 前記電気部品本体の前記両端が前記中心線が延びる方向
の両側に位置するように前記電気部品本体が前記ケース
内に嵌合されており、 前記一対のリード線が、それぞれの他端が前記ケースの
外表面に添い且つ前記中心線が延びる方向に互いに向か
い合って配置されるように曲げられている表面実装型電
気部品であって、 前記ケースが絶縁樹脂材料により形成されていることを
特徴とする表面実装型電気部品。 - 【請求項2】 前記ケースの前記一対の開口部を囲む一
対の端部には、それぞれ前記一対のリード線の一部が嵌
合される一対の嵌合溝が形成されており、 前記一対の嵌合溝は、前記一対のリード線が前記一対の
嵌合溝に嵌合された状態で、前記電気部品本体が前記ケ
ース内で回動すること及び前記電気部品本体が前記中心
線が延びる方向に移動することを阻止する形状を有して
いる請求項1に記載の表面実装型電気部品。 - 【請求項3】 前記一対のリード線は、それぞれ前記一
端から前記開口部に向かって延びる第1の部分と、前記
第1の部分と連続して前記中心線が延びる方向と交差す
る方向に延びる第2の部分と、前記第2の部分と連続し
て前記外表面に添って延びる第3の部分とを有してお
り、 前記リード線の前記第2の部分の前記第3の部分寄りの
端部が、前記嵌合溝に嵌合されており、 前記第1の部分及び前記第2の部分が前記ケース内に位
置している請求項2に記載の表面実装型電気部品。 - 【請求項4】 前記第1の部分はそれぞれ前記電気部品
本体から離れるに従って厚みが薄くなり且つ幅が広がる
形状を有しており、 前記第2及び第3の部分は、それぞれ厚みがほぼ一定
で、幅がほぼ一定でしかもその横断面の輪郭形状が角部
を有しない形状を有している請求項3に記載の表面実装
型電気部品。 - 【請求項5】 前記ケースの前記外表面には、前記一対
の開口部に隣接して前記一対のリード線の前記第3の部
分が添う一対の平坦面が形成されており、 前記ケースの前記外表面には、前記一対の平坦面の間で
前記一対の平坦面よりも前記中心線から離れる方向に位
置し、前記一対の平坦面上の前記リード線の前記第3の
部分の外側面と実質的に面一になる突出面が形成されて
いる請求項1に記載の表面実装型電気部品。 - 【請求項6】 前記突出面は、実装用回路基板の表面に
接触した状態で、前記ケースを前記実装用回路基板上に
位置決めできる大きさと形状を有している請求項5に記
載の表面実装型電気部品。 - 【請求項7】 電気部品本体の両端にそれぞれ横断面形
状がほぼ円形を呈する円柱状リード線の一端がそれぞれ
接続されたアキシャルリード電気部品と、絶縁樹脂材料
により筒状に形成されて中心線が延びる方向の両端に一
対の開口部を有するケースとを用意し、 前記アキシャルリード電気部品の前記円柱状リード線の
前記一端から所定の距離離れた部分をプレスにより押し
潰して偏平化し、 前記偏平化した部分の端部を切断して偏平リード線を備
えた電気部品を作り、 前記偏平リード線を備えた電気部品の前記電気部品本体
を、一対の前記偏平リード線が前記一対の開口部から延
び出るように、前記ケース内に挿入し、 前記一対の偏平リード線を、それぞれの他端が前記ケー
スの外表面に添い且つ前記中心線が延びる方向に互いに
向かい合って配置されるように曲げることを特徴とする
表面実装型電気部品の製造方法。 - 【請求項8】 前記偏平化した部分の前記電気部品本体
側の端部が前記一対の偏平リード線の折り曲げ部分にな
るように、前記円柱状リード線の前記偏平化を行う請求
項7に記載の表面実装型電気部品の製造方法。 - 【請求項9】 中央部の外形寸法が両端部の外形寸法よ
りも小さくなっている電気部品本体と、 前記電気部品本体の両端に一端がそれぞれ接続された一
対のリード線と、 絶縁材料により筒状に形成されて中心線が延びる方向の
両端に一対の開口部を有するケースとを具備し、 前記電気部品本体の前記両端が前記中心線が延びる方向
の両側に位置するように前記電気部品本体が前記ケース
内に嵌合され、 前記ケースの内面と前記電気部品本体の外面の一部が接
着剤により接合され、 前記一対のリード線が、それぞれの他端が前記ケースの
外表面に添い且つ前記中心線が延びる方向に互いに向か
い合って配置されるように曲げられている表面実装型電
気部品であって、 前記ケースは絶縁樹脂材料により形成され、 前記ケースの壁部には、前記ケース内に嵌合された状態
の前記電気部品本体の前記中央部と対向する位置に、前
記壁部を貫通する接着剤注入用貫通孔が形成され、 前記接着剤が前記接着剤注入用貫通孔を通して前記ケー
スの内部に注入されていることを特徴とする表面実装型
電気部品。 - 【請求項10】 前記ケースの形状寸法は、前記電気部
品本体が前記ケース内に嵌合された状態で前記両端部の
外周面がほぼ全周に亘って前記ケースの内面と接触する
ように定められていることを特徴とする請求項9に記載
の表面実装型電気部品。 - 【請求項11】 前記ケースの前記外表面には、前記ケ
ースの前記外表面に添って曲げられた前記一対のリード
線の両側にそれぞれ位置して実装用回路基板の実装面と
接触する突出部が設けられており、 前記接着剤注入用貫通孔が、前記ケースの前記外表面に
添って曲げられた前記一対のリード線の末端部間に位置
している請求項10に記載の表面実装型電気部品。 - 【請求項12】 中央部の外形寸法が両端部の外形寸法
よりも小さくなっている電気部品本体の両端にそれぞれ
横断面形状がほぼ円形を呈する円柱状リード線の一端が
それぞれ接続されたアキシャルリード電気部品と、絶縁
樹脂材料により筒状に形成されて中心線が延びる方向の
両端に一対の開口部を有し、内部に前記電気部品本体が
嵌合された状態で前記電気部品本体の前記中央部と対向
する位置に接着剤注入用貫通孔が形成されたケースとを
用意し、 前記ケースの形状寸法を、前記電気部品本体が前記ケー
ス内に嵌合された状態で前記両端部の外周面がほぼ全周
に亘って前記ケースの内面と接触するように定め、 前記アキシャルリード電気部品の前記円柱状リード線の
前記一端から所定の距離離れた部分をプレスにより押し
潰して偏平化し、 前記偏平化した部分の端部を切断して偏平リード線を備
えた電気部品を作り、 前記偏平リード線を備えた電気部品の前記電気部品本体
を、一対の前記偏平リード線が前記一対の開口部から延
び出るように、前記ケース内に挿入し、 前記一対の偏平リード線を、それぞれの他端が前記ケー
スの外表面に添い且つ前記接着剤注入用貫通孔を間に挟
むようにして前記中心線が延びる方向に互いに向かい合
って配置されるように曲げ、 前記接着剤注入用貫通孔から溢れない程度に前記接着剤
注入用貫通孔を通して接着剤を前記ケースの内部に注入
することを特徴とする表面実装型電気部品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001287099A JP2003086401A (ja) | 2001-06-25 | 2001-09-20 | 表面実装型電気部品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001191639 | 2001-06-25 | ||
JP2001-191639 | 2001-06-25 | ||
JP2001287099A JP2003086401A (ja) | 2001-06-25 | 2001-09-20 | 表面実装型電気部品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003086401A true JP2003086401A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=26617513
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001287099A Pending JP2003086401A (ja) | 2001-06-25 | 2001-09-20 | 表面実装型電気部品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003086401A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037029A1 (ja) * | 2009-09-25 | 2011-03-31 | 日本電産サンキョー株式会社 | マイクロスイッチ |
Citations (5)
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JPH01253223A (ja) * | 1988-04-01 | 1989-10-09 | Nippon Chemicon Corp | チップ形コンデンサおよびその製造方法 |
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2001
- 2001-09-20 JP JP2001287099A patent/JP2003086401A/ja active Pending
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JP2011070933A (ja) * | 2009-09-25 | 2011-04-07 | Nidec Sankyo Corp | マイクロスイッチ |
US8766120B2 (en) | 2009-09-25 | 2014-07-01 | Nidec Sankyo Corporation | Microswitch |
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