JP2003085749A - 光ディスクドライブのアドレス情報検出装置 - Google Patents

光ディスクドライブのアドレス情報検出装置

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JP2003085749A
JP2003085749A JP2001278141A JP2001278141A JP2003085749A JP 2003085749 A JP2003085749 A JP 2003085749A JP 2001278141 A JP2001278141 A JP 2001278141A JP 2001278141 A JP2001278141 A JP 2001278141A JP 2003085749 A JP2003085749 A JP 2003085749A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DVD+RW方式で採用されているADIP
のアドレス情報の信頼性の高い再生回路を提供する。 【解決手段】 ADIPにおけるビット同期を、ビット
同期パターンの検出とWBLカウンタで、ADIPのワ
ード同期を、ワード同期パターンの検出とワードカウン
タで、それぞれ独立して同期をとる。所定の時間間隔で
連続してビット同期パターンを検出した後は、所定のタ
イミング(例えば92〜94ウォブル)のみを窓とする
窓検出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DVD+RW方式
の光ディスクに対して、データ記録を行う光ディスクド
ライブ装置のアドレス情報再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク、光磁気ディスク又は磁気デ
ィスク等の情報記録媒体においては、画像情報等の記録
情報の記録時における位置検索等に必要なアドレス情
報、同期信号又はウォブリング信号等といった、情報記
録媒体の回転制御に用いられる回転制御情報等で構成さ
れるプリ情報が、あらかじめ記録されている。該プリ情
報に基づいて記録情報が追記可能な記録媒体として、コ
ンパクトディスク(CD:Compact Disk)
と同程度の記録容量を備えた光ディスクであるCD−R
(CD−Recordable)が知られている。
【0003】該CD‐Rでは、製造時のプリフォーマッ
トの段階であらかじめ記録情報を記録する情報トラック
(グルーブトラック又はランドトラック)を、記録すべ
きプリ情報をあらかじめFM(Frequency M
odulation)変調した信号に対する周波数で波
型にウォブリングさせることによって、プリ情報を記録
している。また、従来のCD‐Rに記録情報を記録する
際には、ウォブリングされているトラックのウォブリン
グ周波数を検出し、該検出したウォブリング周波数に基
づいてCD‐Rを回転制御するための基準クロックを抽
出する。更に、該抽出した基準クロックに基づいてCD
‐Rを回転させるスピンドルモータの回転制御を行うた
めの駆動信号を生成すると共に、CD‐Rの回転に同期
したタイミング情報を含む記録用クロック信号を生成し
ている。
【0004】また、CD‐Rでは、記録情報の記録時に
必要なCD‐R上のアドレスを示す上記アドレス情報に
ついては、記録情報の記録時に上記プリ情報を再生し、
該再生したプリ情報に基づいて記録すべき位置を検出
し、該検出した位置に記録情報を記録している。
【0005】一方、近年、従来のCD等よりも記録密度
を飛躍的に向上させたDVD(Digital Vid
eo Disk又はDigital Versatil
eDisk)のような高密度記録媒体が実用化されてい
る。該DVDに代表される種々の高密度記録媒体の内、
追記可能なWO(Write Once)型の記録媒体
であるDVD−R(DVD−Recordable)及
びDVD+RW(DVD+Rewritable)にお
いては、情報トラック(例えば、グルーブトラック)を
上記基準クロックに基づいた周波数でウォブリングさせ
ている。
【0006】ここで、特に、DVD+RW方式の光ディ
スクにおいては、ADIP(Address in P
re−groove)と呼ばれるアドレス情報が、記録
メディア上に予めプリフォーマットされていることがあ
る。この光ディスクにおいてデータを記録する場合に
は、このADIPを再生してアドレス情報を把握し、そ
のアドレス情報を利用して適切なアドレス位置からデー
タが書き込まれる。ここでのADIPのアドレス情報
は、CD−R/RW方式の光ディスクにおけるATIP
(Absolute Time In Pre−gro
ove)と呼ばれるアドレス情報と、同様の機能を果た
すことになる。
【0007】しかし、そもそもADIPの変調方式及び
物理フォーマットは、ATIPのそれらとは全く異な
る。従って、ATIPの変調に係る方式や回路を、その
ままADIPの再生処理において利用するというわけに
はいかない。
【0008】特に昨今、DVD+RW方式におけるAD
IPのアドレス情報を、迅速且つ正確に再生する仕組み
の構築が要望されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、DVD+R
W方式で採用されているADIPのアドレス情報の、信
頼性の高い再生回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するためになされたものである。本発明に係る請求
項1に記載の光ディスク装置アドレス情報再生回路は、
アドレス情報及び同期をとるためのビット同期パターン
及びセクタの切れ目を示すワード同期パターンを所定の
規則にしたがって位相変調した周波数成分でウォブリン
グしたデータ記録用トラックが形成されている光ディス
クにデータの記録及び再生を行う光ディスク装置のアド
レス情報再生回路において、上記データ記録用トラック
のウォブリング成分を抽出して位相復調する位相復調回
路と、位相復調結果を並列データに変換するシフトレジ
スタと、シフトレジスタで変換した並列データに対して
所定の規則に従ってエラーを検出・訂正するエラー検出
・訂正回路と、1ウォブル毎にカウントアップし、位相
復調結果からビット同期パターンの検出によって所定の
値にプリセットされる第1のカウンタと、第1のカウン
タのキャリーによってカウントアップし、位相復調結果
からワード同期パターンの検出によって所定の値にプリ
セットされる第2のカウンタと、第1のカウンタのキャ
リーによってカウント開始し、1ウォブル毎にカウント
アップする第3のカウンタとを有し、上記第2のカウン
タを基準にしてセクタの切れ目を示す同期信号を作成
し、該同期信号によりエラー検出・訂正回路にエラー訂
正を開始させ、上記第3のカウンタから、位相復調回路
の制御タイミング信号とシフトレジスタのシフトタイミ
ング信号とを、作成することを特徴とする、光ディスク
装置アドレス情報再生回路である。
【0011】本発明に係る請求項2に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、上記第1のカウンタで数
えて所定の時間間隔で連続してビット同期パターンが検
出されている第1の状態と、所定の時間間隔で連続して
ビット同期パターンが検出されていない第2の状態とを
区別する手段を有し、第1の状態では、所定のタイミン
グでビット同期パターンを検出したときのみ、上記第1
のカウンタに所定の値をプリセットすることを特徴とす
る、請求項1に記載の光ディスク装置アドレス情報再生
回路である。
【0012】本発明に係る請求項3に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、所定の時間間隔で、第1
の回数分、連続してビット同期パターンが検出されたと
き上記第1の状態に遷移する手段と、所定の時間間隔
で、第2の回数分、連続してビット同期パターンが検出
されないとき上記第1の状態から第2の状態に遷移する
手段とを有し、上記の第1の回数と第2の回数とは、そ
れぞれ所定のレジスタに設定されることを特徴とする、
請求項2に記載の光ディスク装置アドレス情報再生回路
である。
【0013】本発明に係る請求項4に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、上記の第1の回数及び第
2の回数が、データリード動作中における値と、データ
ライト動作中における値とに分けて設定されており、そ
の分けて設定されている上記の第1の回数及び第2の回
数が、夫々の動作中に自動的に利用されることを特徴と
する、請求項3に記載の光ディスク装置アドレス情報再
生回路である。
【0014】本発明に係る請求項5に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、上記の所定のタイミング
が、所定のタイミングを中心とした範囲幅として設定さ
れ、その範囲幅がレジスタにより設定されることを特徴
とする、請求項2に記載の光ディスク装置アドレス情報
再生回路である。
【0015】本発明に係る請求項6に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、上記所定のタイミングの
範囲幅が、シーク動作直後における値と、シーク動作後
所定の時間経過後における値とで分けて設定されてお
り、その分けて設定されている値が自動的に利用される
ことを特徴とする、請求項5に記載の光ディスク装置ア
ドレス情報再生回路である。
【0016】本発明に係る請求項7に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、上記第2のカウンタで数
えて所定の時間間隔で連続してワード同期パターンが検
出されている第3の状態と、所定の時間間隔で連続して
ワード同期パターンが検出されていない第4の状態とを
区別する手段を有し、第3の状態では、所定のタイミン
グでワード同期パターンを検出したときのみ、上記の第
2のカウンタに所定の値をプリセットすることを特徴と
する、請求項2に記載の光ディスク装置のアドレス情報
再生回路である。
【0017】本発明に係る請求項8に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、所定の時間間隔で、第3
の回数分、連続してワード同期パターンが検出されたと
き上記第3の状態に遷移する手段と、所定の時間間隔
で、第4の回数分、連続してワード同期パターンが検出
されないとき上記第3の状態から第4の状態に遷移する
手段とを有し、上記の第3の回数と第4の回数とは、そ
れぞれ所定のレジスタに設定されることを特徴とする、
請求項7に記載の光ディスク装置アドレス情報再生回路
である。
【0018】本発明に係る請求項9に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路は、ワード同期パターンを検
出するための確認パターンを複数有し、上記第1の状態
における検出確認動作にて利用される確認パターンと、
上記第2の状態における検出確認動作にて利用される確
認パターンとが、異なることを特徴とする、請求項7に
記載の光ディスク装置アドレス情報再生回路である。
【0019】本発明に係る請求項10に記載の光ディス
ク記録再生装置は、請求項1乃至請求項9に記載の光デ
ィスク装置アドレス情報再生回路を利用する、光ディス
ク記録再生装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下において、添付の図面を参照
しつつ本発明に係る好適な実施の形態を説明する。
【0021】図9は、本発明の好適な実施の形態におけ
る情報記録再生装置60の例を示した概略のブロック図
である。
【0022】情報記録再生装置60において、半導体レ
ーザ等の光源61から出射された光は、光学系66にお
けるカップリングレンズ62、ビームスプリッタ63、
1/4波長板64及び対物レンズ65によってDVD+
RWディスク67上の記録面67aに集光する。記録面
67aでの反射光は、再び光学系66に戻り、ビームス
プリッタ63を通過し集光レンズ68で受光素子69上
に集光して電気信号に変換される。
【0023】受光素子69の出力は、通常、I/Vアン
プ70で電流から電圧に変換され各種演算が行われる
が、電流のまま演算を行う場合もある。通常、受光素子
69及びI/Vアンプ70は複数に分割されており、メ
ディア面と光スポット焦点との距離を表すフォーカスエ
ラー信号や、メディア面上にあるトラックと光スポット
の位置を示すトラックエラー信号、DVD+RWディス
ク67の記録面67a上に記録されている情報を検出す
るRF信号等の演算が行われる。図9では、フォーカス
エラー信号とトラックエラー信号は、サーボ回路71に
おいて演算され、位置データから機構系72を駆動して
光スポットを目標位置に移動する。また、DVD+RW
ディスク67の記録面67a上の情報は再生回路73に
おいてRF信号に演算され、後段の信号処理(図示せ
ず)へ送られる。なお、74は、光源61を駆動するた
めのレーザドライバである。
【0024】本実施の形態で使用する位相変調信号は、
再生信号から得られる。該位相変調信号は、受光素子6
9の分割形状によって検出方法が異なる。最も簡単な検
出方法例は、トラックに沿った受光素子分割線左右の差
分から得られる、トラックエラー信号の1つであるプッ
シュプル信号から検出する場合である。よって、以下で
は、サーボ回路71から出力されたプッシュプル信号を
基に復調回路75が動作する、という前提にて説明す
る。また、この復調回路75は、サーボ回路71を介し
て入力されるウォブリング信号WBLが復調されて得ら
れたデータを、出力する回路である。
【0025】図10は、DVD+RWディスク67の構
造例を示した図である。DVD+RWディスク67の構
造について説明する。
【0026】図10において、記録媒体であるDVD+
RWディスク67は、色素膜5を備えた色素型DVD+
RWディスクである。その表面上では、情報トラックと
してのグルーブトラック2と、該グルーブトラック2に
再生光又は記録光としてのレーザビーム等の光ビームB
を誘導するための隣接トラックをなすランドトラック3
とが、形成されている。
【0027】更に、DVD+RWディスク67は、記録
された情報を再生する際に光ビームBを反射するための
金蒸着面6と、グルーブトラック2、ランドトラック3
及び色素膜5を保護するための保護膜7とを備えてい
る。
【0028】このような構成において、DVD+RWデ
ィスク67にプリ情報及び回転制御情報以外の画像情報
等を記録する際には、情報記録再生装置60は、グルー
ブトラック2のウォブリングを検出することによって、
回転制御情報を取得してDVD+RWディスク67を所
定の回転速度で回転制御すると共に、プリ情報を取得す
る。情報記録再生装置60は、該取得したプリ情報に基
づいて記録光としての光ビームBの最適出力等を設定す
ると共に、情報を記録すべきDVD+RWディスク67
上の位置に係るアドレス情報等を取得し、該アドレス情
報に基づいて上記情報を対応する記録位置に記録する。
【0029】情報記録再生装置60は、情報記録時に
は、光ビームBの中心がグルーブトラック2の中心と一
致するように光ビームBを照射して、グルーブトラック
2上に記録情報に対応する記録情報ビットを形成するこ
とにより、記録情報を形成する。このとき、光スポット
SPの大きさは、その一部がグルーブトラック2だけで
はなくランドトラック3にも照射されるように設定され
る。
【0030】情報記録再生装置60は、ランドトラック
3及びグルーブトラック2に照射した光スポットSPの
反射光を用いて、グルーブトラック2からウォブリング
信号を検出し、更に回転制御用のクロック信号を取得す
る。
【0031】図4は、本発明の好適な実施の形態に係る
アドレス情報再生回路10の概略のブロック図である。
更に図1は、該アドレス情報再生回路10を構成するP
M復調回路12の概略のブロック図である。先に、図1
を参照しつつ、位相変調されたウォブリング信号からA
DIP信号を復調するPM復調回路12について説明す
る。
【0032】先ず前提として、DVD+RWディスク6
7で利用されるADIPのフォーマット、及び変調ルー
ルに関して述べる。図11に示すように、ADIPで
は、8ウォブルのADIPユニットと85ウォブルのモ
ノトーン・ウォブルとの合計93ウォブルにより「1
ADIPビット」を表すべく、規格として定められてい
る。
【0033】図12に示すように、その8ウォブルのA
DIPユニットにおいては、3つのパターンのADIP
ビットが存在する。 (1)ADIPワードの切れ目を示す、ADIPワード
・シンク、(2)ADIP=0を示す、ADIPゼロ・
ビット、(3)ADIP=1を示す、ADIPワン・ビ
ット、である。図13に示されるが、ADIPワード
は、これらのADIPビットの合計52ビットにより表
わされる。なお、そのうちビット0〜ビット23が、ア
ドレス情報である(図14)。
【0034】さて、図1において、ADC14はAD
(アナログ・デジタル)コンバータ、AC16はAC
(Alternating Current;交流)結
合演算器である。ここで、位相変調されたウォブリング
信号(WBL)は、ADC14によりサンプリングされ
てデジタル値に変換され、その後、AC16によりオフ
セット値を取るためにAC結合演算され、符号付きのデ
ジタル値とされる。
【0035】AC結合演算後の信号(データ)はマルチ
プレクサ18に入力する。該マルチプレクサ18におい
ては、PMINV信号が1の時は反転器20による反転
した値が、0の時はそのままの値が出力される。その出
力された信号は乗算器22に入力し、そこで正弦波発生
器24からの正弦波データが乗算される。なお、正弦波
発生器24は、ROMテーブルから正弦波を発生させる
ようなものでもよい。また、乗算器22は、バレルシフ
タを使った簡易なものでもよい。
【0036】加算器26は、上記乗算器22から出力さ
れた信号と第1ラッチ回路28から出力された信号とを
加算して更に第1ラッチ回路28に対し出力する。第1
ラッチ回路28は、PMSUM信号及びPMEN信号に
応じて加算器26からの信号をラッチする。即ち、上記
乗算器22から出力されるデータは、PMSUM信号が
0の時はPMEN信号が1となるまで積分され続け、一
方PMSUM信号が1の時はPMEN信号に関わらず積
分され続ける。その結果、積分値が第1ラッチ回路にて
形成される。
【0037】第2ラッチ回路30は、PMEN信号に応
じて第1ラッチ回路28からの信号をラッチし、PMO
UT値として出力する。
【0038】図2は、図1のPM復調回路12における
幾つかの箇所の信号波形の例を示したものである。図2
のように、WBLIN信号が正弦波発生器24の正弦波
形と同位相であれば、「乗算結果」は正の値となり、積
分結果は単調に増加していく。逆に、WBLIN信号が
正弦波形と逆位相であれば、「乗算結果」は負の値とな
り、積分結果は単調に減少していく。
【0039】図3は、PMEN信号の例を示す。この例
のようにPMEN信号において、1ウォブルに1回(1
クロック分)「1」を発生すれば、PMOUT値は1ウ
ォブル間のWBLIN信号の位相に応じて正負の値を出
力する。つまり、PMOUT値の符号ビットが、PM復
調結果となる。
【0040】なお、図には示していないが、PMEN信
号での「1」の発生タイミングは、正弦波発生器24で
の正弦波位相を90度ずらして余弦波にして乗算したと
き、積分値がちょうど「0」となるようなタイミングに
すればよい。
【0041】続いて、PM復調結果からADIPのフォ
ーマットに従ってADIP情報を再生する、本実施の形
態のアドレス情報再生回路10に関して説明する。
【0042】図4は、本発明の好適な実施の形態に係る
アドレス情報再生回路10の概略のブロック図である。
図5及び図6は、図4の情報再生回路10における幾つ
かの箇所の信号波形の相互関連例を示したものである。
【0043】なお、図4中のエラー訂正回路42は、特
開2001−176069号等に説明されているものを
利用すればよい。
【0044】WBLカウンタ50は1ウォブル毎にカウ
ントアップする、93進のカウンタである。Tカウンタ
52は、上記WBLカウンタ50におけるキャリー(C
Y)発生によりカウントをスタートし、1ウォブル毎に
カウントアップし、9にてカウントストップするような
カウンタである。なお、以下の説明においてもTカウン
タ52を10進カウンタとしているが、10以上カウン
トできればよく、特に10進カウンタでなくてもよい。
【0045】ワードカウンタ46は、WBLカウンタ5
0のキャリー(CY)発生により、カウントアップする
52進のカウンタである。
【0046】PMOUTは、上記のPMOUT値の符号
ビットである。このPMOUTは、52ビットのシフト
レジスタ40に入力される。そして、図5のビットサン
プル信号によりシフトアップされる。なお図5におい
て、ビットサンプル信号は、Tカウンタ52の8サイク
ル目において発生するように設計されている。
【0047】上記のシフトレジスタ40からのパラレル
出力は、ADIPWORDとなる。
【0048】また、上記のPMOUTは、ワード同期パ
ターン検出器44及びビット同期パターン検出器48に
も入力される。
【0049】ところで、上記の図12に示されている
が、ウォブリング信号WBLの8ウォブルのADIPユ
ニットにおいては、3つのパターンのADIPビットが
存在する。3つのパターンにおいて、ワードシンク(同
期)パターンであるかビットシンク(同期)パターンで
あるかは、ウォブル0〜3の4サイクルにて示される。
ADIPデータビットパターンのうち「ADIP=0」
であるか「ADIP=1」であるかは、ウォブル4〜7
の4サイクルにて示される。ADIPデータビットパタ
ーンにおいて「0011」が「ADIP=0」となるパ
ターンであり、「1100」が「ADIP=1」となる
パターンである。ここで、制御回路54は、ADIPデ
ータビットパターン部分の後半2ウォブル間、すなわち
Tカウンタ52におけるウォブル6及びウォブル7の
間、マルチプレクサ18が反転器20により反転された
信号を乗算器22に出力するように、制御信号PMIN
Vを形成する。PMOUTにおいて、ADIPゼロ・ビ
ットとADIPワン・ビットとの差をより明瞭にするた
めである。
【0050】ビット同期パターン検出器48は、図5に
示すように先行する0も含めて、 ・“00001000” とのパターン一致を検出する。ビット同期パターンとし
て先行する0も含めてパターン一致を検出する理由は、
ノイズ等により誤って1に化けた場合にビット同期パタ
ーンであると誤認される確率を減らすためである。な
お、WBLカウンタ50は、ビット同期パターン検出器
48の出力により、特定の値にプリセットされる。図5
では「05」にセットされている。
【0051】ワード同期パターン検出器48は、図6に
示すように先行する0も含めて、 ・“00001111” とのパターン一致を検出する。ワード同期パターンとし
て先行する0も含めてパターン一致を検出するのは、P
MOUTにおける「ADIP=1」との区別を明確にす
るためである。即ち、ADIPデータビットパターン期
間、即ちTカウンタ52のサイクル4〜7期間のデータ
“0011”及び“1100”において、サイクル6〜
7を反転させて“0000”及び“1111”を作成し
更に積分しているため、特に「ADIP=1」に係るP
MOUTにおいては“10001111”が出現し(図
5;ADIP参照)、先行する0も含めなければ、判別
が不可能になるからである。
【0052】ワードカウンタ46は、ワード同期パター
ン検出器44の出力により、「0」にプリセットされ
る。ワードカウンタ46の内容を基準にして、セクタ
(ワード)の切れ目を示す同期信号(セクタシンク)が
作成される(図6参照)。
【0053】PM復調回路12で使用するPMSUM信
号、及びPMINV信号は、Tカウンタ52により図5
に示すように、即ちPMSUM信号ではサイクル4〜7
において「1」となり、PMINV信号ではサイクル6
〜7において「1」となるように、設定されている。ま
た、シフトレジスタ40へのビットサンプル信号も、T
カウンタ52により図5に示すように、即ちサイクル8
において「1」となるように、設定されている。
【0054】図4の制御回路54中のステートマシンで
は、図7及び図8に示すフローチャートのような制御が
実施される。先ず、図7はビット同期をとるための制御
に係るフローチャートである。
【0055】まずステートマシンはSERCH状態(ス
テップS02)、即ちビット同期パターンを隈なく探す
状態に入っており(ステップS04)、BSYNC(ビ
ット同期パターン)が検出されるまで上記状態が継続さ
れる。BSYNCが発生すると、ステップS06におい
て、BC(つまり、WBLカウンタ50)を「05」に
プリセットする。同時に、ワークカウンタであるNカウ
ンタも、ゼロクリアする(ステップS06)。
【0056】次に、BC=4になるまで待ち(ステップ
S08、S10)、そしてBC=4の位置において(ス
テップS10)BSYNCが発生していれば(ステップ
S12)、Nカウンタを1だけカウントアップする(ス
テップS14)。
【0057】ここで、Nカウンタの値が、予め設定した
「N1」に達していれば(ステップS16)、相当に安
定したビット同期が繰り返し得られていると考えられ
る。そこで、一旦そのNカウンタがゼロクリアされ(ス
テップS18)、PROTECT状態に遷移する(ステ
ップS20)。一方、ステップS12にてBSYNCが
発生しなければ、再びSERCH状態(ステップS0
2)に戻る。
【0058】一旦、上記のPROTECT状態になれ
ば、BC=4の前後の範囲(ステップS22、ステップ
S30、ステップS36)で、BSYNCが発生するか
をチェックする(ステップS24、ステップS32、ス
テップS38)。そのように前後の範囲までを考慮に入
れるのは、一旦PROTECT状態になった後は1ウォ
ブルまでの同期のずれにつき、自動的にずれと判断して
同期を取り直すためである。それら範囲にてBSYNC
が発生していれば、BC(つまり、WBLカウンタ5
0)を「05」にプリセットする。続いて、BC=4の
前後の範囲で、BSYNCが発生するかのチェックを繰
り返す。
【0059】なお、図7では、「BC=4の前後の範
囲」として、 BC=3、4、5 つまり、BC=4±1の範囲としている。この範囲幅
は、所定のレジスタへのデータ設定などにより変更し得
るようにしてもよい。更に、一般にシーク直後のように
回転が安定していない状態では、範囲幅がやや広く設定
されているのがよい。回転が安定してくれば、範囲幅が
狭く設定されているのがよい。ノイズ等の影響で誤同期
することが防がれるからである。
【0060】BC=4の前後の範囲(ステップS22、
ステップS30、ステップS36)で、BSYNCが発
生しなければ、Nカウンタを1だけカウントアップする
(ステップS40)。Nカウンタが予め設定した「N
2」に達していれば(ステップS42)SERCH状態
にもどる。「N2」に達していなければ、図7のとおり
PROTECT状態にて再度BC=4の前後の範囲でB
SYNCが発生するかをチェックする(ステップS20
〜)。
【0061】続いて、図8はワード同期をとるための制
御に係るフローチャートである。動作は図7とほぼ同様
である。
【0062】まずステートマシンはSERCH状態(ス
テップS52)、即ちワード同期パターンを隈なく探す
状態に入っており(ステップS54)、WSYNC(ワ
ード同期パターン)が検出されるまで上記状態が継続さ
れる。WSYNCが発生すると、ステップS56におい
て、WC(つまり、ワードカウンタ46)を「0」にプ
リセットする。同時に、ワークカウンタであるMカウン
タも、ゼロクリアする(ステップS56)。
【0063】次に、WC=0且つBC=4になるまで待
ち(ステップS58、S60)、そしてWC=0且つB
C=4の状態において(ステップS60)WSYNCが
発生していれば(ステップS62)、Mカウンタを1だ
けカウントアップする(ステップS64)。
【0064】ここで、Mカウンタの値が、予め設定した
「M1」に達していれば(ステップS66)、相当に安
定したワード同期が繰り返し得られていると考えられ
る。そこで、一旦そのMカウンタがゼロクリアされ(ス
テップS68)、PROTECT状態に遷移する(ステ
ップS70)。一方、ステップS52にてWSYNCが
発生しなければ、再びSERCH状態(ステップS5
2)に戻る。
【0065】一旦、上記のPROTECT状態になれ
ば、WC=0且つBC=4の状態(ステップS72)
で、WBSYNCが発生するかをチェックする(ステッ
プS74)。
【0066】図8のフローチャートでは、SERCH状
態の「WSYNC」(ワード同期パターン)と、PRO
TECT状態の「WBSYNC」とを、区別して表現し
ているが、同じであってもよい。つまり、どちらもワー
ド同期パターンなのであるが、WBSYNCは、図7に
おけるビット同期パターンのPROTECT状態の時に
対するWSYNCという意味を表している。
【0067】さて、ステップS74にて、WBSYNC
が発生していれば、WC(つまり、ワードカウンタ4
6)を「0」にプリセットする。WBSYNCが発生し
なければ、Mカウンタを1だけカウントアップする(ス
テップS90)。Mカウンタが予め設定した「M2」に
達していれば(ステップS92)SERCH状態にもど
る。「M2」に達していなければ、図8のとおりPRO
TECT状態にて、WC=0且つBC=4の状態(ステ
ップS72)で、WBSYNCが発生するかをチェック
する(ステップS70〜)。
【0068】上記においてはワード同期パターンを“0
0001111”としたが、ビット同期がとれている状
況においては、ワード同期パターンを単に“1111”
とすることができる。というのは、上述のワード同期パ
ターンの中の“1111”の位置と「ADIP=1」を
表す“10001111”の中の“1111”の位置と
は、そもそも4ウォブル分(即ち、ウォブル0〜3とウ
ォブル4〜7との差異分)離れているのであるから、ビ
ット同期が取れていることが確証されている状況におい
ては、これらが混同される事態は想定され得ない、とい
うことである。更に、ワード同期パターンを単に“11
11”とすることにより、既述のワード同期パターン
“00001111”であればノイズ等が原因でワード
同期パターンの検出が不成功に終ってしまうケースの一
部を拾い上げるべく検出することができるため、寧ろワ
ード同期パターンを“1111”とすることの方が好ま
しいとも言える。
【0069】
【発明の効果】本発明に係る請求項1に記載の光ディス
ク装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次
のような効果を奏することができる。ADIPのビット
同期は、ビット同期パターンの検出とWBLカウンタ
で、ADIPのワード同期は、ワード同期パターンの検
出とワードカウンタで、それぞれ独立して同期をとるた
め、旧来のビット同期が確立してからワード同期をとる
というような機構を利用するよりも、アドレス情報を得
るまでの時間をより短縮できる。加えて、それぞれ独立
して制御できるため、比較的簡単な構成であるにもかか
わらず、きめこまかい制御が可能であり、よって高信頼
の同期化回路を実現できる。
【0070】本発明に係る請求項2に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。所定の時間間隔(9
3ウォブル)で連続してビット同期パターンを検出した
後は、所定のタイミング(例えば3〜5ウォブル目)の
みを窓とする窓検出を行なえるので、ノイズ等でビット
同期パターンを誤検出して誤同期する確率を低減でき
る。
【0071】本発明に係る請求項3に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。第1の状態(ビット
同期PROTECT)と第2の状態(ビット同期SER
CH)間の遷移条件をCPUなどの設定で変更できるの
で、きめこまかい制御が可能で、状況に応じて最適のア
ドレス情報再生回路を実現できる。
【0072】本発明に係る請求項4に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。一般にリード動作で
は、データリードがスタートするまでのアクセスタイム
が高速であることが要求される。ライト動作では、ライ
トしたデータが間違いなく要求されたアドレスへライト
されることの方が重要である。本発明のアドレス情報再
生回路は、第1の状態(ビット同期PROTECT)と
第2の状態(ビット同期SERCH)間の遷移におい
て、例えば、リード動作中では自動的に速くPROTE
CT状態になるように、ライト動作では安全のためやや
時間を掛けて(即ち検出回数を増やして)PROTEC
T状態になるように、調整することができる。よって使
いやすくて高信頼のアドレス情報再生回路を実現でき
る。
【0073】本発明に係る請求項5に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。本発明のアドレス情
報再生回路は、第1の状態(ビット同期PROTEC
T)になった後、窓検出の窓幅をCPUなどの設定で変
更できるので、きめこまかい制御が可能で、状況に応じ
て最適のアドレス情報再生回路を実現できる。
【0074】本発明に係る請求項6に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。CLVで制御される
ドライブ装置(DVD+RWにはCLVとCAVの二つ
の方式がある)では、一般にシーク直後は回転が安定し
ておらず、従って、ノイズ等の影響で同期パターンが化
けて誤同期を起こす可能性よりも、回転変動で同期が取
れなくなる可能性の方が高い。本発明のアドレス情報再
生回路は、シーク直後は、例えば、窓検出の窓幅を広く
することができ、よって、同期が取れなくなることが防
がれ、更に一定時間後は、通常の窓幅に自動的に戻すこ
とができるので、使いやすく高信頼のアドレス情報再生
回路を実現できる。
【0075】本発明に係る請求項7に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。本発明のアドレス情
報再生回路は、所定の時間間隔(52ビットかつ93ウ
ォブル)で連続してワード同期パターンを検出した後
は、所定のタイミング(例えば、0ビット目かつ4ウォ
ブル目)のみを窓とする窓検出をできるので、ノイズ等
でワード同期パターンを誤検出して誤同期する確率を低
減できる。なお、ワード同期検出は、ビット同期により
同期ずれは取り除かれるので、ビット同期のように窓幅
を広げる必要はない。
【0076】本発明に係る請求項8に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。本発明のアドレス情
報再生回路は、第3の状態(ワード同期PROTEC
T)と第4の状態(ワード同期SERCH)間の遷移条
件をCPUなどの設定で変更できるので、きめこまかい
制御が可能で、状況に応じて最適のアドレス情報再生回
路を実現できる。
【0077】本発明に係る請求項9に記載の光ディスク
装置アドレス情報再生回路を利用することにより、次の
ような効果を奏することができる。ワード同期パターン
を常に“00001111”で検出していると、ノイズ
等が多い場合にワード同期パターンを検出できにくく、
SERCH状態に戻ってしまう頻度が増える可能性があ
る。SERCH状態では窓検出を行なわないため、ワー
ド同期パターンを誤検出する可能性を減少させるのは無
理である。本発明のアドレス情報再生回路にて、ビット
同期状態がPROTECTである場合、前述したように
“1111”をワード同期パターンとすれば、誤検出の
可能性を低減できる。
【0078】本発明に係る請求項9に記載の光ディスク
記録再生装置を利用することにより、DVD+RW方式
におけるADIPのアドレス情報を迅速且つ正確に再生
し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適な実施の形態に係るアドレス情
報再生回路を構成するPM復調回路の概略のブロック図
である。
【図2】 図1のPM復調回路における幾つかの箇所の
信号波形の例を示す。
【図3】 図1のPM復調回路におけるPMEN信号の例
を示す。
【図4】 本発明の好適な実施の形態に係るアドレス情
報再生回路の概略のブロック図である。
【図5】 図4の情報再生回路における幾つかの箇所の
信号波形の相互関連例(1)を示す。
【図6】 図4の情報再生回路における幾つかの箇所の
信号波形の相互関連例(2)を示す。
【図7】 図4の制御回路中のステートマシンで実施さ
れる、ビット同期をとるための制御に係るフローチャー
トである。
【図8】 図4の制御回路中のステートマシンで実施さ
れる、ワード同期をとるための制御に係るフローチャー
トである。
【図9】 本発明の好適な実施の形態における情報記録
再生装置の例を示した概略のブロック図である。
【図10】 DVD+RWディスクの構造例の部分拡大
斜視図である。
【図11】 1ADIPビットとウォブルの関係を示
す。
【図12】 ADIPの変調のルールを示す。
【図13】 ADIPワードの構成(1)を示す。
【図14】 ADIPワードの構成(2)を示す。
【符号の説明】
2・・・グルーブトラック、10・・・アドレス情報再
生回路、12・・・PM復調回路、14・・・ADコン
バータ、16・・・AC結合演算器、18・・・マルチ
プレクサ、20・・・反転器、22・・・乗算器、24
・・・正弦波発生器、26・・・加算器、28・・・第
1ラッチ回路、30・・・第2ラッチ回路、40・・・
シフトレジスタ、42・・・エラー訂正回路、44・・
・ワード同期パターン検出器、46・・・ワードカウン
タ、48・・・ビット同期パターン検出器、50・・・
WBLカウンタ、52・・・Tカウンタ、54・・・制
御回路、60・・・情報記録再生装置、67・・・DV
D+RWディスク

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレス情報及び同期をとるためのビッ
    ト同期パターン及びセクタの切れ目を示すワード同期パ
    ターンを所定の規則にしたがって位相変調した周波数成
    分でウォブリングしたデータ記録用トラックが形成され
    ている光ディスクにデータの記録及び再生を行う光ディ
    スク装置のアドレス情報再生回路において、上記データ
    記録用トラックのウォブリング成分を抽出して位相復調
    する位相復調回路と、位相復調結果を並列データに変換
    するシフトレジスタと、シフトレジスタで変換した並列
    データに対して所定の規則に従ってエラーを検出・訂正
    するエラー検出・訂正回路と、1ウォブル毎にカウント
    アップし、位相復調結果からビット同期パターンの検出
    によって所定の値にプリセットされる第1のカウンタ
    と、第1のカウンタのキャリーによってカウントアップ
    し、位相復調結果からワード同期パターンの検出によっ
    て所定の値にプリセットされる第2のカウンタと、第1
    のカウンタのキャリーによってカウント開始し、1ウォ
    ブル毎にカウントアップする第3のカウンタとを有し、 上記第2のカウンタを基準にしてセクタの切れ目を示す
    同期信号を作成し、該同期信号によりエラー検出・訂正
    回路にエラー訂正を開始させ、上記第3のカウンタか
    ら、位相復調回路の制御タイミング信号とシフトレジス
    タのシフトタイミング信号とを、作成することを特徴と
    する、光ディスク装置アドレス情報再生回路。
  2. 【請求項2】 上記第1のカウンタで数えて所定の時間
    間隔で連続してビット同期パターンが検出されている第
    1の状態と、所定の時間間隔で連続してビット同期パタ
    ーンが検出されていない第2の状態とを区別する手段を
    有し、 第1の状態では、所定のタイミングでビット同期パター
    ンを検出したときのみ、上記第1のカウンタに所定の値
    をプリセットすることを特徴とする、請求項1に記載の
    光ディスク装置アドレス情報再生回路。
  3. 【請求項3】 所定の時間間隔で、第1の回数分、連続
    してビット同期パターンが検出されたとき上記第1の状
    態に遷移する手段と、 所定の時間間隔で、第2の回数分、連続してビット同期
    パターンが検出されないとき上記第1の状態から第2の
    状態に遷移する手段とを有し、上記の第1の回数と第2
    の回数とは、それぞれ所定のレジスタに設定されること
    を特徴とする、請求項2に記載の光ディスク装置アドレ
    ス情報再生回路。
  4. 【請求項4】 上記の第1の回数及び第2の回数が、デ
    ータリード動作中における値と、データライト動作中に
    おける値とに分けて設定されており、 その分けて設定されている上記の第1の回数及び第2の
    回数が、夫々の動作中に自動的に利用されることを特徴
    とする、請求項3に記載の光ディスク装置アドレス情報
    再生回路。
  5. 【請求項5】 上記の所定のタイミングが、所定のタイ
    ミングを中心とした範囲幅として設定され、 その範囲幅がレジスタにより設定されることを特徴とす
    る、請求項2に記載の光ディスク装置アドレス情報再生
    回路。
  6. 【請求項6】 上記所定のタイミングの範囲幅が、シー
    ク動作直後における値と、シーク動作後所定の時間経過
    後における値とで分けて設定されており、その分けて設
    定されている値が自動的に利用されることを特徴とす
    る、請求項5に記載の光ディスク装置アドレス情報再生
    回路。
  7. 【請求項7】 上記第2のカウンタで数えて所定の時間
    間隔で連続してワード同期パターンが検出されている第
    3の状態と、所定の時間間隔で連続してワード同期パタ
    ーンが検出されていない第4の状態とを区別する手段を
    有し、 第3の状態では、所定のタイミングでワード同期パター
    ンを検出したときのみ、上記の第2のカウンタに所定の
    値をプリセットすることを特徴とする、請求項2に記載
    の光ディスク装置のアドレス情報再生回路。
  8. 【請求項8】 所定の時間間隔で、第3の回数分、連続
    してワード同期パターンが検出されたとき上記第3の状
    態に遷移する手段と、 所定の時間間隔で、第4の回数分、連続してワード同期
    パターンが検出されないとき上記第3の状態から第4の
    状態に遷移する手段とを有し、上記の第3の回数と第4
    の回数とは、それぞれ所定のレジスタに設定されること
    を特徴とする、請求項7に記載の光ディスク装置アドレ
    ス情報再生回路。
  9. 【請求項9】 ワード同期パターンを検出するための確
    認パターンを複数有し、上記第1の状態における検出確
    認動作にて利用される確認パターンと、上記第2の状態
    における検出確認動作にて利用される確認パターンと
    が、異なることを特徴とする、請求項7に記載の光ディ
    スク装置アドレス情報再生回路。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項9に記載の光ディ
    スク装置アドレス情報再生回路を利用する、光ディスク
    記録再生装置。
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