JP2003084324A - マルチモード導波路 - Google Patents

マルチモード導波路

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JP2003084324A
JP2003084324A JP2001277085A JP2001277085A JP2003084324A JP 2003084324 A JP2003084324 A JP 2003084324A JP 2001277085 A JP2001277085 A JP 2001277085A JP 2001277085 A JP2001277085 A JP 2001277085A JP 2003084324 A JP2003084324 A JP 2003084324A
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waveguide
optical
light
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multimode
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JP2001277085A
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Masao Kato
正夫 加藤
Katsunari Okamoto
勝就 岡本
Masaki Kamitoku
正樹 神徳
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実効作用長を充分長く設定することが可能な
マルチモード導波路を提供し、動作しきい値光強度が低
い光デバイスを提供すること。 【解決手段】 伝播する光の強度に応じて屈折率が変化
する材料を用いてマルチモード導波路を構成することと
し、マルチモード導波路の信号光入射側端面及び信号光
出射側端面の一部に、導波路中の伝播光を反射させるた
めの反射手段を備えることとした。また、マルチモード
導波路に、導波路の構成材料の屈折率を変化させるため
の屈折率変化手段を備えることとした。更に、マルチモ
ード導波路に、制御光入力部と制御光出力部とを備え、
導波路中を伝播する制御光の強度に応じて導波路の構成
材料の屈折率を変化させることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチモード導波
路およびこれを用いた光デバイスに関し、より詳細に
は、伝播する光の強度に応じて屈折率が変化する材料か
らなるマルチモード導波路およびこれを用いた光デバイ
スに関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、コンピュータ通信需要の増大
を背景に、光ファイバーの広帯域性を活用し、大容量光
通信を可能とするシステムの研究開発が活発化してお
り、実験的には、波長多重(WDM)技術や光時分割多
重(OTDM)技術による数テラbpsの超大容量伝送
が達成されている。ここで、WDMとは、信号光を周波
数領域で多重する伝送方式であり、OTDMとは、光パ
ルスを光学的に時間多重する伝送方式である。
【0003】このような信号光の伝送方式において重要
な役割を担う光デバイスのひとつが全光型光スイッチで
あり、光通信分野における高速光スイッチとして期待さ
れているだけではなく、これを利用することで、光パル
ス強度のばらつきを抑えて光強度を一律に揃える光リミ
ッタや、光増幅器で生じる自然放出光(AES)を除去
するAES除去フィルタや、光パルスのパルス幅を狭く
して波形整形をおこなうパルスコンプレッサなどへの、
多岐にわたる応用が可能である。
【0004】図12は、これまでに報告されている全光
型光スイッチの構成例を説明するための図で、基板11
上には2本の単一モードの導波路12、13が設けら
れ、これらの導波路は、信号光の入力ポートA14、入
力ポートB15、及び出力ポートA16、出力ポートB
17へと接続されている。
【0005】導波路12、13の斜線で示した直線導波
路部分は「光カー媒質」により構成されており、その余
の導波路部分は「線形媒質」で構成されている。ここ
で、「光カー媒質」とは、媒質に入射する光強度に応じ
てその屈折率が変化する物質を意味する。
【0006】図13は、図12に示した構成の単一モー
ド導波路を備える全光型光スイッチにおいて、入力ポー
トA14から入射した入力光が、導波路12、13中を
伝播して出力ポートA16または出力ポートB17から
出射される場合における、各出力ポートからの出力光強
度を入力光強度で除して得られる出力率(透過率)の入
力光強度依存性を説明するための図である。
【0007】図13に示すとおり、入力光強度が弱い場
合には、導波路中を伝播する伝播光の強度も弱く、導波
路を構成する光カー媒質の屈折率はほとんど変化しな
い。その結果、光スイッチング動作は線形となり、入力
ポートA14から入力されて導波路中を伝播する信号光
の殆どは、入力ポートA14の対角位置にある出力ポー
トB17へと出力される。
【0008】一方、入力光強度が上がるにつれて、導波
路を構成する光カー媒質中を伝播する信号光強度も強く
なり、これに伴って、光カー媒質の屈折率は大きくな
る。その結果、導波路による方向性結合性が非対称とな
り、線形結合側の出力ポートである出力ポートB17へ
出力されるための光結合率が減少して出力ポートB17
の出力率が低下するとともに、出力ポートA16へ出力
されるための光結合率が増大して出力ポートA16の出
力率が上昇する。更に入力光強度が強くなると、入力光
の殆どは、入力ポートA14の平行ポートである出力ポ
ートA16に出力されるようになる。
【0009】このような、入力光強度に応じて各々の出
力ポートの出力率が変化するという特性を利用すれば、
光パルス強度のばらつきを抑えて光強度を一律に揃える
光リミッタや、光増幅器で生じる自然放出光(AES)
を除去するAES除去フィルタとして作用する光制御型
光デバイスが得られる。
【0010】この他にも、入力光強度に応じて特性が変
化するという光学材料の特性を利用した光デバイスとし
て、利得飽和状態における光増幅器を光リミッターとし
て応用した例が報告されている。
【0011】ここで、利得飽和現象のメカニズムについ
て簡単に説明すると、まず、希土類添加型の光増幅器
(EDFA等)では、利得が反転分布密度に比例するた
め、利得媒質内の光強度が大きくなり、誘導放出により
高いエネルギ準位(上準位)に励起された原子が大量に
消費されると、反転分布の減少による利得の減少(利得
飽和)が生じる。
【0012】また、半導体型の光増幅器では、誘導増幅
過程においてキャリアの消費量が入力光強度に依存して
変化するため、入力光強度が強くなるにつれて大量のキ
ャリアが消費される。キャリア消費量が蓄積キャリアに
対して無視できない領域では、利得の減少(利得飽和)
が生じる。
【0013】このような利得飽和の領域では、強度の強
い光信号は、強度の弱い光信号に比較して増幅率が小さ
くなるため、信号光の振幅(ピーク値)を一定にするこ
とができる。
【0014】図14は、光増幅器の利得飽和特性を説明
するための図で、図14(a)は、利得Gの入力光強度
依存性を示しており、図14(b)は、出力光強度Iの
入力光強度依存性を示している。
【0015】光増幅器が利得飽和領域に達すると、入力
された光が増幅作用を受けずに出力されることとなる結
果、利得Gは、入力光強度が強くなるにつれて徐々に減
少する一方、その出力光強度Iは、入力光強度につれて
徐々に増大し、やがて一定値で飽和する。
【0016】図15は、光増幅器が利得飽和することに
より、入力光パルスにおける強度のばらつきが等化され
る様子を説明するための図で、光振幅のばらついた入力
光パルス列41が光振幅等化器42に入力され、光振幅
等化器42内において入力光パルス列41の光強度のば
らつきが等化されて光振幅の揃った出力光パルス列43
が出力される。
【0017】なお、この他の光リミッターとして、しき
い値特性の異なる2つの過飽和吸収体を備えた光デバイ
スも報告されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図12に示したような
単一モード導波路を備える全光型光スイッチでは、導波
路内で非線形現象を誘起するための高強度の光入力が必
要となる。これは、導波路内で生じる非線形現象の程度
は、光カー媒質の非線形屈折率(n)と作用長(L
NL)、および、入力する信号の光強度(P)の積(n
・LNL・P)に依存することに起因する。
【0019】次式で示すように、作用長(LNL)は、
損失(α)および光カー媒質の導波路長(L)に依存す
る。 LNL=[1−exp(−αL)]/α (1)
【0020】単一モード導波路は、光ファイバと比較し
て損失(α)が大きいため、式(1)で示したように、
単に導波路長(L)だけを長くしても作用長(LNL
を充分に大きくすることは困難であるのみならず、製造
プロセスとの関係からも、導波路長(L)の設定可能範
囲には限界がある。さらに、その設計上の制約から導波
路として利用可能な光カー媒質材料にも制限があるた
め、材料の選択により損失(α)を変化させて作用長
(LNL)を充分に大きく設定することにも限界があ
る。
【0021】このように、単一モード導波路型の全光型
光スイッチでは、作用長(LNL)が比較的短く、導波
路として使用可能な光カー媒質にも制限があるため、非
線形屈折率(n)を充分に大きく設定することができ
ず、その結果、スイッチングのしきい値光強度が大きく
なり、信号光の入力光強度を大きくしなければ動作しな
いという問題がある。
【0022】また、上述した光増幅器の利得飽和現象を
光スイッチに利用する場合には、強度の弱い光信号が入
力されると、信号光が増幅されるのみならず、光増幅器
によって発生する雑音(自然放出光:ASE)も増幅さ
れてしまい、光信号のSN比が低下するという問題もあ
った。
【0023】更に、半導体型光増幅器を利得飽和領域で
使用すると、キャリア密度の時定数が光強度の時間変化
に比べて遅い場合には、キャリアが感じる光強度は入力
光の光強度を時間平均して得られた強度となり、高速の
光信号に対しては信号光の振幅を一定に保つことができ
ず、その結果、時間応答特性が生じて光増幅器として適
応可能な領域が限定されるという問題もある。
【0024】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、第1に、伝
播損失の小さい材料を用いてマルチモード導波路を構成
することにより、光デバイスに備えられるマルチモード
導波路の作用長(LNL)を充分長く設定することを可
能とし、動作しきい値光強度が低い光デバイスを提供す
ることである。
【0025】また、本発明の第2の目的は、シンプルな
導波路構造を採用することにより、光カー効果の大きな
媒質のマルチモード導波路への使用を可能とし、動作し
きい値光強度の低い光デバイスを提供することである。
【0026】また、本発明の第3の目的は、時間応答特
性がなく、超高速光パルス列の振幅をも等化可能な高速
の光デバイスを提供することである。
【0027】更に、本発明の第4の目的は、信号光のう
ち、光強度の強い成分のみを選択的に透過するしきい値
特性を有し、SN比の低下しない光デバイスを提供する
ことである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載のマルチモード導
波路は、伝播する光の強度に応じて屈折率が変化する材
料により構成した導波路部分を備え、該導波路の第1端
部から光を入力し、前記導波路部分の中を伝播した光を
その第2端部から出力するようにしたことを特徴とす
る。
【0029】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のマルチモード導波路において、前記材料は、シ
リカガラス、カルコゲナイドガラス、半導体ドープガラ
ス、または二硫化炭素のいずれかであることを特徴とす
る。
【0030】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載のマルチモード導波路において、前記第
1端部および第2端部の各端面の一部に、前記導波路部
分を伝播する光を反射させるための反射手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0031】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3いずれかに記載のマルチモード導波路において、
前記導波路部分は、前記材料の屈折率を変化させるため
の屈折率変化手段を備えたことを特徴とする。
【0032】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載のマルチモード導波路において、前記屈折率変化
手段は、温度調整手段又は応力付与手段であることを特
徴とする。
【0033】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
乃至5いずれかに記載のマルチモード導波路において、
前記導波路部分は、制御光入力部と制御光出力部とを備
え、前記導波路部分を伝播する制御光の強度に応じて前
記材料の屈折率を変化させるようにしたことを特徴とす
る。
【0034】更に、請求項7に記載の発明は、請求項1
乃至6いずれかに記載のマルチモード導波路であって、
光スイッチ、光リミッタ、AES除去フィルタ、または
パルスコンプレッサのいずれかの機能を有することを特
徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0036】先ず、本発明のマルチモード導波路および
これを用いた光デバイスが奏する利点の理解を容易にす
るために、マルチモード導波路中の信号光の伝搬特性に
ついて簡単に説明する。
【0037】マルチモード導波路では、そのセルフイメ
ージング効果により、1の導波路中を伝搬する信号光を
分岐することができ、複数の導波路を特別に設けること
を要しない。
【0038】図1は、本発明の2分岐型の(1×2)マ
ルチモード導波路の構成を説明するための図で、光カー
媒質からなるマルチモード導波路51は、導波路幅W、
導波路長LMMI、および、導波路の特性に対応して定
まる高さを有する平板状をなし、この中を信号光が伝播
する導波路部である。この導波路部の第1端部である一
方の端面には信号光の入力部52が設けられ、これと対
向する導波路部の第2端部である他方の端面には、信号
光の出力部53A、53Bが設けられている。すなわ
ち、導波路部分の第1端部から光を入力し、前記導波路
部分の中を伝播した光がその第2端部から出力されるこ
とになる。
【0039】なお、これらのマルチモード導波路51、
入力部52、及び、出力部53A、53Bは、同一の材
料を一体に成形して得られたものである。
【0040】マルチモード導波路によって分岐可能な光
強度の分岐数は、導波路長(LMM )と導波路の実効
幅(W)の双方に依存し、信号光の波長がλの場合の
分岐数(N)と導波路長(LMMI(λ))との関係は、
次式により与えられる。 LMMI(λ)=n(λ)・W(λ)/(Nλ) (2)
【0041】式(2)において、n(λ)は、波長λ
の信号光が導波路中を伝搬する際の導波路の実効屈折率
を意味し、W(λ)は、波長(λ)の光に対するマル
チモード導波路の実効幅を意味する。
【0042】本発明のマルチモード導波路の構成材料
は、入力光強度によって屈折率が変化する光カー媒質で
あるので、導波路の実効屈折率n(λ)は、入力光強
度によって変化する成分を有し、次式で与えられる。 n(λ,I (τ))=n(λ) +n(λ,I (τ)) (3)
【0043】ここで、I(τ)は、時刻τにおける入力
光の光強度の瞬時値であり、入力光が、強度変調成分を
もたない連続光である場合には、I(τ)は一定の値を
もつスカラーとなる。
【0044】式(3)において、右辺第2項のn
(λ,I (τ))は、入力光強度によって変化する非線
形屈折率を意味し、これを式(2)に代入すると、光カ
ー媒質で構成されるN分岐のマルチモード導波路の導波
路長は次式で与えられる。 LMMI(λ,I(τ))=[n(λ)+n(λ,I(τ))]W(λ)/Nλ (4)
【0045】図2は、本発明のマルチモード導波路の最
適導波路長が、入力光強度に依存することを説明するた
めの図で、図2(a)は、入力光強度が相対的に弱い場
合に導波路長を最適化した(1×2)マルチモード導波
路61の構成を示し、図2(b)は、入力光強度が相対
的に強い場合に導波路長を最適化した(1×2)マルチ
モード導波路64の構成を示している。
【0046】図2(a)に示したマルチモード導波路6
1は、導波路幅がWで、導波路長がL MMIであり、
その片端面には、信号光の入力部62が設けられ、他の
端面には、信号光の出力部63A、63Bが設けられて
いる。
【0047】図2(b)に示したマルチモード導波路6
4は、導波路幅がWで、導波路長がL MMIであり、
その片端面には、信号光の入力部65が設けられ、他の
端面には、信号光の出力部66A、66Bが設けられて
いる。
【0048】なお、これらのマルチモード導波路61、
64と、入力部62、65、及び、出力部63A、63
B、66A、66Bとは、同一の光カー媒質材料を一体
に成形して得られたものである。
【0049】図2(a)に示すように、入力光強度が弱
く、式(3)の右辺第2項で示す非線形屈折率の影響が
ほとんど無視できる場合の導波路長の最適値は、 L MMI(λ,I(τ))=LMMI(λ) (5) により求められる。
【0050】一方、入力光強度が強くなると非線形屈折
率の影響を無視することができなくなり、導波路長を最
適化するためには、図2(b)中に斜線で示した分だけ
の導波路長の長尺化が必要となり、その最適導波路長は
MMI(λ,I(τ))となる。
【0051】この場合の導波路長の変化量L
NMI(λ,I(τ))は、式(2)、式(4)、およ
び、式(5)に基づいて、次式により与えられる。 LNMI(λ,I(τ))=n(λ,I(τ))W(λ)/Nλ (6)
【0052】このように、光カー媒質で構成されたマル
チモード導波路では、入力光強度によって最適な導波路
長が異なり、入力光の強度に対応した導波路長の設計が
必要なことがわかる。
【0053】なお、図2に示したマルチモード導波路の
構成は本発明の一構成例にすぎず、導波路に設けられる
入力部および出力部の数はこれに限定されるものではな
く、N×N(Nは1以上の任意の整数)の数であっても
よい。
【0054】上述したように、本発明のマルチモード導
波路の導波路長(LMMI)と実効幅(W)とを適当
に設定することにより、複数の導波路を特別に設けるこ
とを要しない、N入力N出力の全光型光スイッチが実現
できる。
【0055】また、本発明のマルチモード導波路の導波
路長を、式(4)に基づいて入力光の光パワーに対応す
るように設計すれば、ASE雑音成分を除去し、かつ、
出力光の振幅を一定に揃える光リミッターが実現でき
る。
【0056】更に、本発明のマルチモード導波路にパル
ス状の入力光を入射させる場合には、式(3)と式
(4)の入力光の光強度の瞬時値I(τ)が時間的に変
化するため、超高速の光シャッターとして機能し、入力
光パルスのうちの強度の強い成分のみを選択的に透過さ
せることが可能となるから、光パルスのコンプレッサー
が実現できる。
【0057】図3は、本発明のマルチモード導波路を入
出力光用光ファイバと接続させて構成した光デバイスの
構成例を説明するための図で、入力光用光ファイバ71
と、出力光用光ファイバ72と、導波路幅W、導波路長
MMIの平板状の1×1型マルチモード導波路73と
から構成されており、光ファイバ71、72と、マルチ
モード導波路73との接合部には、光ファイバ71、7
2とマルチモード導波路73の入出力部との開口径を一
致させるためのスポットサイズ変換部74、75が備え
られている。なお、スポットサイズ変換部74、75
は、入出力用光ファイバとマルチモード導波路とを高効
率で結合させるため、融着や突き合わせ、若しくはレン
ズ等を使用した接合がなされている。
【0058】図3に示したマルチモード導波路73は、
伝搬損失が小さい光カー媒質材料で構成されているた
め、導波路長LMM1(λ,I (τ))は長く設定するこ
とが好ましい。また、導波路内の光パワー密度(単位体
積あたりの光パワー)を高くして媒質への光カー効果効
率を上げるためには、導波路幅Wは単一モード導波路と
ならないことを条件に狭く設定することが好ましい。
【0059】式(2)によれば、導波路幅Wを小さくす
ると導波路長LMM1を短くしなければならないことと
なり、導波路長を長く設定すべしとの上述した要請と矛
盾することとなるが、導波路の全長Ltot MM1(λ,I
(τ)) を、式(2)から求められる導波路長LMM1
(λ,I (τ))の整数倍(m倍)になるように設計し、 Ltot MM1(λ,I (τ))=mLMM1(λ,I (τ)) (7) とすることで、上述の問題を回避することができる。
【0060】なお、本発明の全光型光スイッチに備えら
れるマルチモード導波路の形状は、図3中に示した形状
に限定されるものではなく、式(2)を満足する限度に
おいて達成可能な任意の形状であってもよい。
【0061】このようなマルチモード導波路に、反射膜
やミラーを備えることとして、導波路中を伝搬する光を
多重反射させる機能をもたせることとしてもよい。
【0062】図4は、本発明の多重反射型マルチモード
導波路の構成例を説明するための図で、図4(a)は、
比較のために、図3において示したものと同様のマルチ
モード導波路81の構成を示しており、図4(b)は、
マルチモード導波路の導波路端面の入出力部分以外の部
分を金(Au)コーティングすることにより全反射ミラ
ー83とした多重反射型マルチモード導波路82を示し
ている。
【0063】図4(b)に示すように、多重反射型マル
チモード導波路82中を伝播する光は、導波路端面の入
出力部分以外の部分にコーティングされたAu膜により
多重に反射され、その結果、導波路82中での光路長が
反射回数に相当する分だけ長くなり、実効的な導波路長
eff MM1を長くすることができる。
【0064】図4(b)に示した多重反射型マルチモー
ド導波路82の導波路長L MM1は、図4(a)に示
したマルチモード導波路81の導波路長L
MM1(λ,I(τ))の1/3に相当し、入力光が多重
反射マルチモード導波路82内を1.5往復した後のセ
ルフイメージングは、図示しない出力ポートと結合する
ように設計されている。
【0065】従って、このような多重反射型マルチモー
ド導波路82を光スイッチとして利用した場合には、そ
の実効的な作用長は、幾何学的作用長の3倍となり、高
反射率のAuコーティングを施し、全反射ミラー83に
よってほぼ100%の反射をおこさせることにより、同
じ幾何学的導波路長のマルチモード導波路と比較して、
スイッチングのしきい値光強度を約1/3とすることが
できる。
【0066】図5は、本発明のマルチモード導波路の他
の構成例を説明するための図であり、図5(a)はその
平面図であり、図5(b)はその断面図である。
【0067】導波路長LMMI、導波路幅Wで高さHの
平板状の導波路92は、その片端面に信号光の入力部9
5が設けられ、他の端面に信号光の出力部96が設けら
れており、上面にオーバークラッド(OC)93が、下
面にアンダークラッド(UC)94が設けられて、全体
としてひとつのマルチモード導波路91を構成してい
る。
【0068】ここで、導波路92の上下面の上に薄膜形
成ができ、かつ、その薄膜をエッチング等により成形す
ることができれば、導波路92の表面を光学的に平坦に
加工することが可能となる。そして、そのような光学的
に平坦な表面を有する導波路においては、その上下両表
面に接する空気等の外気をクラッドとすることが可能と
なり、オーバークラッド(OC)93とアンダークラッ
ド(UC)94とを設けないシンプルな構造のマルチモ
ード導波路とすることができる。
【0069】図6は、オーバークラッド(OC)とアン
ダークラッド(UC)を不要としたシンプルな構成の導
波路の例を説明するための図で、図6(a)はその平面
図であり、図6(b)はその断面図である。導波路長L
MMI、導波路幅Wで高さHの平板状の導波路101
は、その片端面には、信号光の入力部102が設けら
れ、これに対向する他の端面には、信号光の出力部10
3が設けられている。
【0070】図5および図6に示した構成の導波路にお
いて、光が伝搬する導波路(コア部分)の屈折率が高
く、かつ、クラッドとの比屈折率差Δが大きい場合に
は、導波路厚Hは、入力光の波長をコア部の屈折率で除
して得られる値(入力光の波長/コア部の屈折率)程度
にまで低く設計することができるので、導波路内の光パ
ワー密度を上げることができる。
【0071】この場合、光パワー密度を上げると、入出
力ファイバ径と比較してスポットサイズが小さくなるた
め、図示しない入出力ファイバとマルチモード導波路と
の結合部においてスポットサイズの変換を行い、スポッ
トサイズと入出力ファイバ径とを一致させることが必要
となる。
【0072】なお、マルチモード導波路の構造は、図5
及び図6に示した構造に限定されるものではなく、OC
やUCの積層数やその形状も所望の数及び形状とするこ
とが可能である。
【0073】次に、種々の光カー媒質材料によりマルチ
モード導波路を構成した実施例について述べる。
【0074】図7は、本発明のマルチモード導波路の導
波路長と、これを光スイッチとして利用した場合の入力
光強度しきい値との関係を説明するための図で、これら
のマルチモード導波路は、光カー媒質として、シリカガ
ラス、カルコゲナイトガラス、半導体ドープガラス、お
よび二硫化炭素を用い、導波路長非線形屈折率に起因し
て変化する実効導波路長と幾何学的導波路長との変化
(導波路長変化)が1mmとなるように設計されてい
る。
【0075】図7に示した測定結果より、導波路長を長
くするほど、光スイッチに必要な入力光強度のしきい値
が小さくなることがわかる。また、導波路長一定の条件
で比較した入力光強度のしきい値は、光カー媒質とし
て、半導体ドープガラス、カルコゲナイトガラス、二硫
化炭素、シリカガラスを用いたマルチモード導波路の順
に低くなる。これは、これら光カー媒質の非線形屈折率
が、半導体ドープガラス2.0×10−14/W、
カルコゲナイトガラス6.8×10−18/W、二
硫化炭素3.1×10−18/W、シリカガラス
2.7×10−20 /Wであり、半導体ドープガラ
ス、カルコゲナイトガラス、二硫化炭素、シリカガラス
の順に小さいことに起因している。
【0076】なお、上述の光カー媒質はあくまでも例示
にすぎず、マルチモード導波路の作製が可能で、かつ、
光カー定数(非線形屈折率)が大きい材料であれば、気
体、液体、固体(ガラス、有機材料、無機材料等)のい
ずれの材料でもよい。
【0077】また、図8は、導波路長が40mmのマル
チモード導波路において、入力光による導波路長変化
が、それぞれ、1.0mm、0.5mm、0.1mm、
および、0.01mmとなるように設計された導波路
の、非線形屈折率(n)と入力光強度との関係を示し
ており、いずれの導波路長差の導波路においても、入力
光強度が強くなるにつれて非線形屈折率(n)が減少
することがわかる。
【0078】従って、設計するマルチモード導波路に求
められる特性値に応じて、最適な非線形屈折率を有する
光カー媒質材料を選択すればよい。
【0079】次に、入力光強度以外の手段により導波路
の屈折率を制御する構成のマルチモード導波路の構成例
を示す。
【0080】図9は、本発明のマルチモード導波路の構
成例を説明するための図で、光カー媒質の導波路131
の入出力端面部以外の側面部分にはヒータ132が備え
られており、ヒータ132により光カー媒質を加温・冷
却することで、媒質の温度を変化させ、温度により媒質
の屈折率が変化するという熱光学効果を利用して導波路
131の屈折率制御を行っている。
【0081】すなわち、このような構成のマルチモード
導波路を光スイッチとして利用すれば、カー媒質の屈折
率を変化させるためのバイアスとしてヒータ132を使
用することでスイッチングのしきい値光強度を制御する
ことが可能となる。
【0082】なお、図9に示す構成は例示にすぎず、ヒ
ータの大きさ及び形状はこれに限定されるものではな
く、導波路の所望の面や部位にのみヒータを設けること
としてもよく、更には、導波路の内部にヒータを設ける
こととしてもよい。
【0083】図10は、入力光以外の手段により導波路
の屈折率を制御する本発明のマルチモード導波路の他の
構成例を説明するための図で、導波路141の両側面に
は、光カー媒質に機械的な歪を与えるための応力付与部
142A、142Bが備えられており、負荷された応力
に応じて発生する媒質内の歪により屈折率が変化する効
果(光弾性効果)により導波路141の屈折率を制御し
ている。
【0084】従って、このような構成のマルチモード導
波路を光スイッチとして利用すれば、応力歪を屈折率変
化のバイアスとして使用することでスイッチングのしき
い値光強度を制御することが可能となる。
【0085】なお、図10に示す構成は例示にすぎず、
応力付与部の大きさ及び形状はこれに限定されるもので
はなく、導波路の所望の面や部位にのみ応力付与部を設
けることとしてもよく、更には、導波路応力付与部全体
を気密性の高い容器に封入し、液体または気体により加
減圧することで応力を付与することとしてもよい。
【0086】図11は、信号光とは別の入射光である制
御光を導波路中に伝播させることにより導波路の屈折率
を制御する、本発明のマルチモード導波路の構成例を説
明するための図である。
【0087】マルチモード導波路151の一方の端面に
は、信号光入力部152及び制御光入力部154が設け
られており、他方の端面には、信号光出力部153及び
制御光出力部155が設けられている。
【0088】制御光入力部154からマルチモード導波
路151へと入射した制御光は、マルチモード導波路1
51中を伝播して制御光出力部155へと出力される
が、制御光がマルチモード導波路151中を伝播するこ
とにより、その構成材料である光カー媒質の屈折率が変
化する。
【0089】従って、このような構成のマルチモード導
波路を光スイッチとして利用すれば、制御光を屈折率変
化のバイアスとして利用することにより、光スイッチン
グのしきい値光強度が制御できる。
【0090】ここで、制御光として用いられる光の波長
には特に制限はなく、また、時間的に強度変化のない連
続光でも、光パルス列であってもよい。
【0091】なお、図11に示した導波路の構成は例示
にすぎず、光入力部および光出力部の数はこれに限定さ
れるものではなく、N×N(Nは1以上の整数)の数と
することが可能であり、マルチモード導波路の形状も、
式(2)を満足する限度において任意の形状とすること
が可能である。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマルチモ
ード導波路は、伝播する光の強度に応じて屈折率が変化
する材料を用いる構成としたので、伝播損失の小さなマ
ルチモード導波路を提供することが可能となる。
【0093】また、マルチモード導波路をシンプルな構
成としたので、非線形屈折率の大きな光カー媒質を導波
路構成材料とすることが可能となる。
【0094】また、大きな非線形屈折率(n)と長い
作用長(LNL)を有する光カー媒質のマルチモード導
波路を光スイッチとして利用することにより、スイッチ
ングのしきい値光強度が低い全光型光スイッチを提供す
ることが可能となる。
【0095】また、そのような光スイッチは、動作原理
として光カー効果を利用しているため、ピコ秒からサブ
ピコ秒(10−13〜10−12秒)のスイッチング速
度を得ることができ、時間応答特性のない、超高速の全
光型光スイッチを提供することが可能となる。
【0096】さらに、強度の強い入力光のみを選択的に
透過させることにより、光増幅器によって生じるASE
成分を除去してSN比の低下を抑制したり、或いは、強
度の強い入力光成分のみを選択的に取り除くことによ
り、出力を任意の光強度に揃えることが可能な光リミッ
タ、AES除去フィルタ、パルスコンプレッサ等を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の(1×2)マルチモード導波路の構成
を説明するための図である。
【図2】本発明の(1×2)マルチモード導波路の構成
例を説明するための図で、(a)は、入力光強度が相対
的に弱い場合に導波路長を最適化したマルチモード導波
路61の構成を示す図であり、(b)は、入力光強度が
相対的に強い場合に導波路長を最適化したマルチモード
導波路64の構成を示す図である。
【図3】本発明の(1×1)マルチモード導波路の構成
例を説明するための図である。
【図4】本発明の(1×1)マルチモード導波路の側面
に全反射ミラー備える構成とした例を説明するための図
で、(a)は、比較のために示したマルチモード導波路
の構成を示す図であり、(b)は、マルチモード導波路
の導波路端面の入出力部分以外の部分を金(Au)コー
ティングすることにより全反射ミラーとした多重反射型
マルチモード導波路を示す図である。
【図5】本発明の(1×1)マルチモード導波路の構成
例を説明するための図で、(a)はその平面図であり、
(b)はその断面図である。
【図6】本発明の(1×1)マルチモード導波路の別の
構成例を説明するための図で、(a)はその平面図であ
り、(b)はその断面図である。
【図7】本発明のマルチモード導波路の、導波路長と入
力光強度との関係を説明するための図である。
【図8】本発明のマルチモード導波路の、導波路長と入
力光強度との関係を説明するための図である。
【図9】本発明の(1×1)マルチモード導波路の構成
例を説明するための図である。
【図10】本発明の(1×1)マルチモード導波路の別
の構成例を説明するための図である。
【図11】本発明のマルチモード導波路の構成例を説明
するための図である。
【図12】従来型の全光型光スイッチの導波路の構成を
説明するための図である。
【図13】従来型の全光型光スイッチにおけるスイッチ
ング特性を説明するための図である。
【図14】光増幅器の利得飽和特性を説明するための図
で、(a)は、利得Gの入力光強度依存性を説明するた
めの図で、(b)は、出力光強度Iの入力光強度依存性
を説明するための図である。
【図15】光振幅リミッターの特性を説明するための図
である。
【符号の説明】 11 基板 12、13 導波路 14 入力ポートA 15 入力ポートB 16 出力ポートA 17 出力ポートB 41 入力光パルス列 42 光振幅等化器 43 出力光パルス列 51 マルチモード導波路 52 入力部 53A、53B 出力部 61、64 マルチモード導波路 62、65 入力部 63A、63B、66A、66B 出力部 71 入力光用光ファイバ 72 出力光用光ファイバ 73 マルチモード導波路 74、75 スポットサイズ変換部 81 マルチモード導波路 82 多重反射型マルチモード導波路 83 全反射ミラー 91 マルチモード導波路 92 導波路 93 オーバークラッド 94 アンダークラッド 95 入力部 96 出力部 101 導波路 102 入力部 103 出力部 131 導波路 132 ヒータ 141 導波路 142A、142B 応力付与部 151 マルチモード導波路 152 信号光入力部 153 信号光出力部 154 制御光入力部 155 制御光出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神徳 正樹 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 2H047 KA04 KA05 KB01 LA09 LA12 LA15 MA05 NA07 NA08 QA01 QA04 RA08 2K002 AA02 AB04 AB09 AB33 BA01 BA13 CA15 CA16 DA06 EA04 HA11 HA27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝播する光の強度に応じて屈折率が変化
    する材料により構成した導波路部分を備え、該導波路の
    第1端部から光を入力し、前記導波路部分の中を伝播し
    た光をその第2端部から出力するようにしたことを特徴
    とするマルチモード導波路。
  2. 【請求項2】 前記材料は、シリカガラス、カルコゲナ
    イドガラス、半導体ドープガラス、または二硫化炭素の
    いずれかであることを特徴とする請求項1に記載のマル
    チモード導波路。
  3. 【請求項3】 前記第1端部および第2端部の各端面の
    一部に、前記導波路部分を伝播する光を反射させるため
    の反射手段を設けたことを特徴とする請求項1または2
    に記載のマルチモード導波路。
  4. 【請求項4】 前記導波路部分は、前記材料の屈折率を
    変化させるための屈折率変化手段を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至3いずれかに記載のマルチモード導波
    路。
  5. 【請求項5】 前記屈折率変化手段は、温度調整手段又
    は応力付与手段であることを特徴とする請求項4に記載
    のマルチモード導波路。
  6. 【請求項6】 前記導波路部分は、制御光入力部と制御
    光出力部とを備え、 前記導波路部分を伝播する制御光の強度に応じて前記材
    料の屈折率を変化させるようにしたことを特徴とする請
    求項1乃至5いずれかに記載のマルチモード導波路。
  7. 【請求項7】 光スイッチ、光リミッタ、AES除去フ
    ィルタ、またはパルスコンプレッサのいずれかの機能を
    有することを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載
    のマルチモード導波路。
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