JP2003084203A - 顕微鏡装置 - Google Patents

顕微鏡装置

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JP2003084203A JP2001276167A JP2001276167A JP2003084203A JP 2003084203 A JP2003084203 A JP 2003084203A JP 2001276167 A JP2001276167 A JP 2001276167A JP 2001276167 A JP2001276167 A JP 2001276167A JP 2003084203 A JP2003084203 A JP 2003084203A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射照明用の光学系を設けなくとも、顕微鏡
画像と共に非透過性ラベルの画像を取得することのでき
る透過型明視野観察用の顕微鏡装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 透過型明視野観察用の顕微鏡と、前記顕
微鏡が形成した像を撮像して画像を取得する撮像手段
と、前記検体に対する適正露出、及びその適正露出より
も高い所定露出の2種類の露出の下で前記撮像手段に対
し前記撮像を行わせる撮像制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被観察物を載置し
た透明部材に照明光を透過させると共に、その透明部材
を透過した光を結像する透過型明視野観察用の顕微鏡と
を備えた顕微鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】透過型明視野観察用の顕微鏡は、一般
に、生体から採取された標本などの検体(被観察物)を
観察するものである。観察に当たり、この検体は染色試
薬などが滴下され、カバーガラスで封入された状態でプ
レパラート(透明部材)上に載置される。
【0003】情報化の進んだ近年になると、顕微鏡の形
成した画像(顕微鏡画像)を撮像素子により撮像し、コ
ンピュータに保存したりモニタなどに表示したりする要
求が強まっている。このため、透過型明視野観察用の顕
微鏡に対しても撮像素子が備えられることが多くなって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各種の検体
が多数扱われるような環境では、それら検体を管理する
ことを目的として、各プレパラートに各検体の固有情報
が記載されたラベル、例えば、バーコードラベルや文字
の描かれたラベルが貼付されることがある。これらラベ
ルの画像についても、前記した顕微鏡画像と共に撮像素
子で撮像できることが望ましい。顕微鏡画像と検体の固
有情報とを共に管理することが可能になるからである。
【0005】しかしながら、一般にこれらのラベルは、
光を反射するものの、光を透過しにくい(つまり非透過
性ラベルである)ので、仮に透過型明視野観察用の顕微
鏡内の撮像素子で撮像したとしても、その照明方法が透
過型であるために、ラベルの画像は適正な露出が得られ
ず真っ黒になり、その画像からは何の情報も読み取るこ
とはできない。
【0006】そこで本発明は、反射照明用の光学系を設
けなくとも、顕微鏡画像と共に非透過性ラベルの画像を
取得することのできる透過型明視野観察用の顕微鏡装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の顕微鏡
装置は、被観察物を載置した透明部材に照明光を透過さ
せると共に、その透明部材を透過した光を結像する透過
型明視野観察用の顕微鏡と、前記顕微鏡が形成した像を
撮像して画像を取得する撮像手段と、前記被観察物に対
する適正露出、及びその適正露出よりも高い所定露出の
2種類の露出の下で前記撮像手段に対し前記撮像を行わ
せる撮像制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の顕微鏡装置は、請求項1
に記載の顕微鏡装置において、前記透明部材に非透過性
ラベルが貼付されているか否かを検出するラベル検出手
段を更に備え、前記撮像制御手段は、前記ラベル検出手
段により非透過性ラベルが貼付されていないとの検出が
なされたときには、前記所定露出の下での前記撮像を省
略することを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の顕微鏡装置は、請求項1
又は請求項2に記載の顕微鏡装置において、前記撮像制
御手段は、前記2種類の露出の設定を、前記照明光の強
度を2種類に設定することにより行うことを特徴とす
る。請求項4に記載の顕微鏡装置は、請求項1〜請求項
3の何れか1項に記載の顕微鏡装置において、前記所定
露出の下で取得された画像に基づいて、前記透明部材に
バーコードラベルが貼付されているか否かを判別する判
別手段を更に備えたことを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の顕微鏡装置は、請求項4
に記載の顕微鏡装置において、前記判別手段によりバー
コードラベルが貼付されていたとの判別がなされたとき
には、そのバーコードラベルの示すバーコードの内容を
解読する解読手段を更に備えたことを特徴とする。な
お、本明細書では、文言「透過性」及び「非透過性」
を、それぞれ「光に対する透過性」及び「光に対する非
透過性」の意味で使用する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態について説明する。 <第1実施形態>図1、図2、図3、図4、図5、図
6、図7、図8を参照して本発明の第1実施形態につい
て説明する。
【0012】図1は、本実施形態の顕微鏡システム1の
外観図、図2は、顕微鏡システム1を構成する顕微鏡装
置10の鳥瞰図、図3は、顕微鏡装置10の構成図であ
る。図1に示すように、顕微鏡システム1は、顕微鏡装
置10、ホストコンピュータ50、表示装置60、キー
ボード70aやマウス70b等の入力装置70を備えて
いる。
【0013】ホストコンピュータ50の内部には、顕微
鏡装置10の制御ボード、CPU、メモリ、及びハード
ディスク等の不揮発性の記憶部などが備えられる。この
ホストコンピュータ50には、例えばGUI(Graphica
l User Interface)などのユーザインタフェースが搭載
されており、操作者は、入力装置70を介して顕微鏡装
置10に対する各種の指示を与えることができる(以
下、GUIが搭載されたとする。)。
【0014】なお、図1、図2、図3では、ホストコン
ピュータ50と顕微鏡装置10と表示装置60とが別体
に構成されたものを示したが、これらの一部は一体に構
成されていてもよい。顕微鏡装置10は、図2、図3に
示すように、透過型明視野観察用の顕微鏡装置である。
【0015】顕微鏡装置10は、また、例えば箱型の筐
体10a内に各要素(符号11,17、15,14,1
6で示すものなど)を収納している箱型の顕微鏡装置で
ある。本発明は、非箱型の顕微鏡装置にも適用が可能で
あるが、箱型の顕微鏡装置は、筐体10a内に納められ
たプレパラート10Aを、操作者が直接目視することが
できないので、本発明の適用による効果は大きい。よっ
て、以下では、箱型の顕微鏡装置10であるとして説明
する。
【0016】筐体10a内において、移動ステージ11
の支持台11a(プレパラート10Aを支持する載物
台)は、水平(以下、XY平面とする。)に保たれる。
顕微鏡装置10内において、この支持台11aの水平面
内の所定方向(以下、X方向とする。)のストローク
(最大移動量)は、十分に長くとられる。その支持台1
1aのX方向の移動によって、プレパラート10Aを、
観察領域E1(図2参照。対物レンズが対向配置される
通常の観察領域である。)から筐体10aの外部へ向け
て給送すること、及びその反対に、筐体10aの外部か
ら観察領域E1に向けて給送することが可能である。
【0017】筐体10aの内部には、また、互いに異な
る倍率で顕微鏡像を生成するための複数の対物レンズ
(高倍率の対物レンズ14a、低倍率の対物レンズ14
bなど)を装着すると共にそのうちの何れか1つを観察
領域E1に対向させる対物レンズホルダ部15、互いに
異なる複数の光学系(高倍率の観察光学系17a、低倍
率の観察光学系17b、結像光学系17c)を支持する
と共に、そのうちの何れか1つをプレパラート10Aか
ら撮像素子18(後述)へと至る所定の光路に挿入する
光学系支持部17、所定位置に配置され、かつその撮像
面上に形成された光学像を撮像して画像データを生成す
る撮像素子18、プレパラート10Aを対物レンズ14
a,14bとは反対の側から照明する透過照明部16な
どが備えられる。
【0018】ここで、光学系支持部17が支持する光学
系のうち、高倍率の観察光学系17a、及び低倍率の観
察光学系17bが挿入される光路は、対物レンズ14
a,14bのうち観察領域E1に対向している対物レン
ズから、撮像素子18へと至る光路である。これら高倍
率の観察光学系17a、低倍率の観察光学系17bは、
その対物レンズを介して得られる光束を、互いに異なる
倍率で撮像素子18上に結像する。
【0019】この観察光学系17a、17bは、対物レ
ンズ14a、14bと共に、プレパラート10A上の一
部の顕微鏡画像を取得するための光学系である。一方、
結像光学系17cが挿入される光路は、観察領域E1と
挿脱口10bとの間の給送路に相当する所定領域E2か
ら、撮像素子18へと至る光路である。この所定領域E
2は、プレパラート10Aの全体画像を取得するときの
プレパラート10Aの位置に相当する。
【0020】結像光学系17cは、プレパラート10A
の全体画像を取得するための光学系であり、所定領域E
2からの光を撮像素子18上に結像する。結像光学系1
7cの視野範囲e1(図8参照)は、プレパラート10
Aのなるべく広い範囲を少ない撮像回数で全体画像を取
得するために、対物レンズ(14a又は14b)と観察
光学系(17a又は17b)とにより設定される視野範
囲よりも格段に広い。
【0021】結像光学系17cの視野範囲e1は、プレ
パラート10Aの全体画像を、例えば2ショットの撮像
で全て取得できるような広さである。また、結像光学系
17cはその焦点深度が長い、すなわち焦点調節を要す
ことなくプレパラート10Aの光学像を撮像素子18の
撮像面上に生成することができる、所謂固定焦点型の結
像光学系であることが好ましい。
【0022】なお、透過照明部16には、光源ランプ1
6a、減光フィルタ16b、特殊フィルタ16c、視野
絞り16d、開口絞り16e等が備えられる。この透過
照明部16は、光源ランプ16aから出射された照明光
を、減光フィルタ16b、特殊フィルタ16c、視野絞
り16d、開口絞り16e、及び所定の光学系を介し
て、観察領域E1に導く。
【0023】但し、本実施形態の透過照明部16は、観
察領域E1だけでなく、所定領域E2をも照明すること
ができる。すなわち、透過照明部16は、光源ランプ1
6aの他に所定領域E2を照明する光源ランプ16a’
を備えるか、又は、光源ランプ16aから出射された照
明光を、所定領域E1だけでなく、所定領域E2にも導
くことができるよう構成されている(以下、照明ランプ
16a’が備えられているとする。)。
【0024】また、上記した支持台11aは、少なくと
も観察領域E1の近傍において、X方向の他に、Y方向
及びZ方向(Z方向は観察領域E1に対向している対物
レンズの光軸方向でもあり、焦点調節のための移動方向
である。)にも移動可能に構成されている。因みに、焦
点調節は、光学系を支持台11aに対して移動させるこ
とでも行うことが可能である。
【0025】また、光学系支持部17は、高倍率の観察
光学系17a、低倍率の観察光学系17b、結像光学系
17cを(例えばY方向に並べて)支持する支持部材
(図3では、構造を明確化するために光学系をZ方向に
並べたものを示している。)と、その支持部材を(例え
ばY方向に)移動させるガイド機構とからなり、そのガ
イド機構の駆動により、光路に挿入すべき結像光学系
を、高倍率の観察光学系17a、低倍率の観察光学系1
7b、結像光学系17cとの間で切り替える。
【0026】この切り換えによって、単一の撮像素子1
8を、互いに異なる観察倍率での顕微鏡画像の取得、及
び全体画像の取得において共用することができる。以
上、筐体10a内に収納された各部は、ホストコンピュ
ータ50(図1参照)の指示下で駆動され、かつその状
態がホストコンピュータ50によって検出される。
【0027】すなわち、透過照明部16には、透過照明
部16内の各部を駆動するアクチュエータ116b、1
16c、116d、116eが設けられると共に、各部
の状態を検出する位置センサ126b、126c、12
6d、126eが設けられる。また、試料ステージ1
1、対物レンズホルダ部15、光学系支持部17のそれ
ぞれにも、アクチュエータ115及び位置センサ12
5、アクチュエータ111及び位置センサ121、アク
チュエータ117及び位置センサ127が設けられる。
【0028】さらに、光源ランプ16a,16a’,ア
クチュエータ116b,116c,116d,116
e,115,111,117,位置センサ126b,1
26c,126d,126e,125,121,12
7,及び撮像素子18は、コネクタ19を介してホスト
コンピュータ50の制御ボードに電気的に接続される。
また、筐体10aにおいて、支持台11aの給送路に当
たる箇所には、その支持台11aが筐体10aの内外に
出入りできるよう、開閉自在の挿脱口10bが形成され
ている。
【0029】また、プレパラート10Aの全体画像の取
得に使用される光学系は、顕微鏡画像用の光学系(対物
レンズ14a、14b、観察光学系17a、17b)で
あってもよいが、全体画像は、なるべく広い範囲を少な
いショットで撮像されることが望ましいので、上記した
ように本実施形態では専用の光学系(結像光学系17
c)を用意した。
【0030】また、図2に示したように、移動ステージ
11の支持台11aには、プレパラート10Aに対する
採光のための開口部が形成される。この開口部を覆うよ
うにして、プレパラート10Aが載置される。図4は、
プレパラート10Aとその周辺を説明する図である。プ
レパラート10Aは、透過性の部材であり、その上に、
検体10hが載置されている。
【0031】但し、プレパラート10Aには、管理のた
めなどに、検体10hの固有情報が記載されたラベル1
0f(一般に白地のラベル)が貼付されていることがあ
る。このラベル10fは、一般に目視するためのもので
あるので、光を反射するものの、光を殆ど透過しない
「非透過性ラベル」である。なお、本明細書でいう「非
透過性ラベル」とは、検体10hに対する適正露出(後
述)の下では十分な明るさの画像を取得できないような
低い透過率しか有していないラベルであり、紙など、多
少光を透過する材質からなるラベルも「非透過性ラベ
ル」に含まれる。
【0032】従来の透過型明視野観察用の顕微鏡では、
このようなラベル10fの画像を取得することは困難と
されていた。本実施形態のホストコンピュータ50は、
ラベル10fの画像を取得するための処理を行う。そし
て、本実施形態の顕微鏡装置10には、プレパラート1
0Aの給送路近傍、例えば、所定領域E2と挿脱口10
bとの間に、ラベルセンサ10gが取り付けられている
(図2、図3、図4参照)。ラベルセンサ10gの出力
iは、コネクタ19を介してホストコンピュータ50に
接続される。
【0033】ここで、ラベルセンサ10gを取り付けた
のは、プレパラート10Aの中には、ラベル10fが貼
付されていないものもあり、その場合には、ホストコン
ピュータ50によるラベル10fの画像を取得するため
の処理は、省略されることが好ましいからである(詳細
は後述)。ラベルセンサ10gは、透過型のフォトイン
タラプタや、反射型のフォトインタラプタなど、物体の
透過率を検出する光センサである。
【0034】なお、図3、図4では、ラベルセンサ10
gとして透過型のフォトインタラプタを示した。図3、
図4において、符号10ga及び10gbで示すのは、
発光部及び受光部である。ラベルセンサ10gの配置位
置は、その出射口が、支持台11aに支持された状態の
プレパラート10AのY方向中央近傍に対向するような
位置、すなわち、ラベルセンサ10gの出射光が、プレ
パラート10AのY方向中央近傍に投射されるような位
置である。
【0035】したがって、支持台11aにより支持され
た状態のプレパラート10AがX方向に給送されると、
そのラベルセンサ10gの出射する光は、プレパラート
10Aの中央をX方向に走査することとなる。ラベルセ
ンサ10gの出力iは、出射された光の透過率に応じて
変化するので、その光がラベル10f上を走査している
ときの出力iは、プレパラート10A上のその他の部分
を走査しているときと比較して大幅に変化する。
【0036】したがって、プレパラート10Aの給送時
におけるラベルセンサ10gの出力iに基づいて、ホス
トコンピュータ50は、プレパラート10Aにラベル1
0fが貼付されているか否かを検知することができる。
因みに、本実施形態のホストコンピュータ50は、位置
センサ125の(図3参照)出力などから、プレパラー
ト10Aの位置を認識できるので、プレパラート10A
にラベル10fが貼付されているか否かだけでなく、ラ
ベル10fのX方向の長さ及び貼付されている位置をも
検知できる。
【0037】なお、プレパラート10AのY方向の長さ
はX方向の長さと比較して十分に短く、ラベル10fと
検体10hとがY方向に並べられる可能性は少ないの
で、ラベル10fのY方向の長さや位置については、特
に検知されないこととした。なお、ラベルセンサ10g
とコネクタ19との間を電気的に接続するための配線の
経路は、検鏡の妨げとならないよう適切に選択される。
【0038】図5は、本実施形態のホストコンピュータ
50が表示装置60に表示する操作画面を示す図であ
る。この操作画面には、顕微鏡装置10内の撮像素子が
取得したプレパラート10Aの画像72、74が表示さ
れる。符号72は、プレパラート10Aの全体画像であ
り、符号74は、プレパラート10A上の一部の顕微鏡
画像である。
【0039】ここで、本実施形態では、全体画像72に
は、検体10hの画像10h’だけでなく、ラベル10
fの画像10f’も鮮明に現れている(詳細は後述)。
また、操作者が、顕微鏡装置10の各部の操作をホスト
コンピュータ50上で行うために、操作画面には、操作
者による各種の入力を受け付けるための画像(図5中符
号71,79a,79b,76,77,75,79cな
ど)も表示される。
【0040】なお、符号71は、顕微鏡装置10の筐体
10aの内部にある支持台11aを外部に引き出し、ま
た、筐体10aの外部に引き出された支持台11aを筐
体10aの内部へ引き入れるための試料挿脱釦である。
因みに、この試料挿脱釦71と同様の機能を有する釦と
しては、顕微鏡装置10の筐体10aの外側面における
挿脱口10bの近傍に、リミットスイッチなどの機械ス
イッチからなる試料挿脱釦78(図1、図2、図3参
照)が設けられていてもよい。この試料挿脱釦78の接
続状態を示す出力は、コネクタ19(図3参照)を介し
てホストコンピュータ50の制御ボードへと接続される
(すなわち、操作者は、試料挿脱釦71又は試料挿脱釦
78を介して、ホストコンピュータ50に対し、プレパ
ラート10Aの挿脱の指示を与えることができる。)。
【0041】ホストコンピュータ50は、プレパラート
10Aの挿脱の指示が与えられたことを認識すると、顕
微鏡装置10内のアクチュエータ115(移動ステージ
11を駆動するアクチュエータである。図2、図3参
照。)に指示を出すことにより、支持台11aが筐体1
0aの内部にあるときにはその支持台11aを筐体10
aの外部に向けて移動させ、また、支持台11aが筐体
10aの外部にあるときには、その支持台11aを筐体
10aの内部に向けて移動させる。
【0042】図6は、顕微鏡装置10の制御プログラム
に基づいて動作する第1実施形態のホストコンピュータ
50の動作フローチャートである。なお、この制御プロ
グラムは、ホストコンピュータ50に予めインストール
されている。なお、図6では、ホストコンピュータ50
の動作のうち、全体画像の取得に関する処理のみを記載
した。実際には、ホストコンピュータ50は、この処理
の他に、操作画面(図5参照)上で操作者から与えられ
る各種の指示に従って、顕微鏡装置10内の各部を駆動
し、検鏡に関する各種の処理を実行する。
【0043】ホストコンピュータ50は、例えば、顕微
鏡画像を取得して表示装置60に表示したり、顕微鏡装
置10の設定内容(すなわち、光源ランプ16aの駆動
電圧、減光フィルタ16bの減光度、特殊フィルタ16
cのフィルタ種類、視野絞り16dの絞り径、開口絞り
16eの絞り径、支持台11aのX方向の位置及びY方
向の位置及びZ方向の位置、観察倍率など)を変更した
りする。
【0044】以下、図7、図8を参照しつつ図6に示す
処理について説明する。ここでは、説明を簡単にするた
めに、ステップS1が実行される前には、例えば図3に
示すように、支持台11aは筐体10aの内部に位置し
ているとする。この状態で、ホストコンピュータ50
は、プレパラート10Aの挿脱の指示が与えられたこと
を認識すると(ステップS1YES)、支持台11aをX
方向に移動させて、操作者が手指でプレパラート10A
を載置できるような位置(図2参照)まで支持台11a
を挿脱口10bの外部に突出させる(ステップS2)。
【0045】その後、再びプレパラート10Aの挿脱の
指示が与えられたことを認識すると(ステップS3YE
S)、ホストコンピュータ50は支持台11aをX方向
に移動させて筐体10aの内部へ収納し始める(ステッ
プS4)。
【0046】本実施形態では、この支持台11aの移動
中に、ホストコンピュータ50が、ラベルセンサ10g
の出力iの変化を参照する(ステップS5)。図7は、
ラベルセンサ10gの出力iの変化を説明する図であ
る。なお、図7(a)(b)は、同じプレパラート10
Aの支持台11aに対する載置方向が互いに反対である
ときの様子をそれぞれ示す。
【0047】図7の横軸は支持台11aの位置X、縦軸
はラベルセンサ10gの出力iを示す。また、図7に
は、プレパラート10Aを側面から見た図を示した。こ
れは、支持台11aが各位置Xにあるときに、プレパラ
ート10A上のどの位置にラベルセンサ10gの出射光
が入射しているかを示している。
【0048】ラベルセンサ10gの出力iの変化は、プ
レパラート10Aにおけるラベル10fの有無、及びラ
ベル10fのX方向の長さ、及びラベル10fのX方向
の貼付位置を表す。ここでは、ラベルセンサ10gが透
過型のフォトインタラプタである場合について説明す
る。
【0049】ラベル10fの存在によって、ラベルセン
サ10gからの出射光は遮られるので、出力iは大幅に
低下する(因みに、ラベルセンサ10gが反射型のフォ
トインタラプタである場合には上昇する)。ホストコン
ピュータ50は、プレパラート10A上にラベルセンサ
10gからの出射光が入射している期間中に出力iが所
定値i0を下回ったか否かによって、ラベル10fの有
無を検知する。
【0050】また、ホストコンピュータ50は、ラベル
センサ10gの出力iが所定値i0を下回るときの支持
台11aの位置範囲(X1,X2)から、ラベル10f
のX方向の長さ及び位置を認識することができる。
【0051】そして、ホストコンピュータ50は、以上
のようにして認識したラベルセンサ10gの有無、長
さ、及び位置を示す情報を記憶する(以上、ステップS
5)。また、ホストコンピュータ50は、このステップ
S5における処理を実行すると共に、次のようにしての
全体画像を取得する(ステップS6〜ステップS8)。
図8は、全体画像の取得の処理を説明する図である。
【0052】なお、図8(a)(b)は、同じプレパラ
ート10Aの支持台11aに対する載置方向が互いに反
対であるときの様子をそれぞれ示す。先ず、全体画像を
取得する際には、光学系支持部17に設定される光学系
は、全体画像取得用の結像光学系17cである。よっ
て、撮像素子18が撮像する範囲は、結像光学系17c
の視野範囲e1である。
【0053】ステップS6において、所定領域E2に対
する照明強度(すなわち照明ランプ16a’による照明
強度)は、所定値I1に設定される。この照明強度I1
は、検体10hの画像が十分な明るさで表現される強度
である。これによって、検体10hに対する適正露出が
設定される。この状態で、ホストコンピュータ50は、
支持台11aをX方向に移動させつつ撮像を2ショット
分行うことにより、プレパラート10Aの全体の画像デ
ータを取得する。
【0054】すなわち、結像光学系17cの視野範囲e
1がプレパラート10Aの半分の領域を包含する位置に
支持台11aを停止させると共にそのときに撮像素子1
8を駆動して画像データを取り込み、結像光学系17c
の視野範囲e1がプレパラート10Aの残りの半分の領
域を包含する位置に支持台11aを停止させると共にそ
のときに撮像素子18を駆動して画像データを取り込む
(因みにこのような撮像の方法は、例えば特開平10−
333056号公報に開示されている)。
【0055】ここで仮に、この2ショットの撮像により
得られた各画像データを繋ぎ合わせれば、プレパラート
10Aの全体画像が得られる。しかし、このステップS
6で設定された露出は、検体10hに対する適正露出な
ので、取得された全体画像は、検体10hを鮮明に表現
するものの、プレパラート10A上にラベル10fが貼
付されていたラベル10fについては真っ黒にしか表現
できない。
【0056】すなわち、ここで取得される画像は、主と
して検体10hを示す画像である(以上、ステップS
6)。そこで、ホストコンピュータ50は、ステップS
5を実行した結果が、プレパラート10A上にラベル1
0fが貼付されていることを示している場合(ステップ
S7YES)には、ラベル10fの撮像を行う(ステップ
S8)。
【0057】このとき、所定領域E2に対する照明強度
(すなわち照明ランプ16a’による照明強度)は、所
定値I2に設定される。この照明強度I2は、ラベル1
0fの画像が十分な明るさで表現される強度である。こ
の強度は、予め実験により求められることが好ましい。
この照明強度I2はI1と比較して、極めて高い強度で
あり、ラベル10f上のコントラストが得られるほどの
強度である。これによって、ラベル10fに対する適正
露出が設定される。
【0058】この状態で、ホストコンピュータ50は、
支持台11aをX方向に移動させて、プレパラート10
Aのうちラベル10fの貼付された側のショット(図8
(a)のようにプレパラート10Aが載置されたときに
は左側のショット、図8(b)のようにプレパラート1
0Aが載置されたときには右側のショット)の撮像を、
再度行う。
【0059】但し、ここで設定された露出はラベル10
fに対する適正露出なので、取得された画像は、ラベル
10fを鮮明に表現するものの、検体10hについては
真っ白にしか表現できない(白とびする)。
【0060】すなわち、ここで取得される画像は、主と
してラベル10fを示す画像である(以上、ステップS
8)。なお、ラベル10fの貼付された領域が前記した
2つのショットの双方に跨る場合には、ステップS8に
おける撮像もそれら2つのショットについて行われる。
或いは、このステップS8におけるショットは、ステッ
プS6における2つのショットの何れかと同じである必
要はないので、ラベル10fを包含する別のショットで
あってもよい。
【0061】ここで、ホストコンピュータ50は、プレ
パラート10Aにおけるラベル10fの長さ及び位置を
認識しているので、このステップS8により取得された
画像データのうち、どの部分の画像データがラベル10
fを示しているのか認識することができる(なお、画像
データだけからもこの認識をすることはできるが、長さ
及び位置に基づいた方が確実である。)。
【0062】そこで、ホストコンピュータ50は、ステ
ップS6において取得した画像データ(主として検体1
0hを示す)と、ステップS8において取得した画像デ
ータ(主としてラベル10fを示す)と、ステップS5
において記憶した情報(ラベル10fの位置や長さを示
す)とに基づいて、検体10hとラベル10fとの双方
が共に鮮明に表現される全体画像の画像データを生成し
て表示装置60の操作画面上に表示する(ステップS
9、図5符号72参照)。
【0063】このような全体画像の画像データの生成
は、ホストコンピュータ50の例えば以下のような処理
によって行われる。すなわち、ステップS8で得た画像
データのうちラベル10fを示す部分が抽出される。ま
た、ステップS6で得た2つの画像データが繋ぎ合わさ
れて全体画像の画像データが生成される。さらに、その
全体画像の画像データにおいて前記ラベル10fを示す
部分が、前記抽出された画像データに差し替えられる。
【0064】なお、ステップS7における判別がNOとな
ったときには、ステップS8は省略されるので、全体画
像は、ステップS6において取得した2ショット分の画
像を繋ぎ合わせたものとなる。また、ホストコンピュー
タ50は、以上の全体画像取得に関する処理が実行され
た後には、顕微鏡画像を取得するべく、支持台11aを
X方向に移動させ、プレパラート10Aが所定領域E1
に位置する状態で停止させると共に、操作画面(図5参
照)上の各操作釦の状態に応じて、光学系支持部17に
対し、高倍率の観察光学系17a、低倍率の観察光学系
17bのうち何れかの光学系を設定したり、操作画面上
の各操作釦が調整される毎に、適宜顕微鏡装置10の設
定内容を変更したりする。
【0065】以上説明したように、本実施形態の顕微鏡
システム1では、ホストコンピュータ50が検体10h
の明るさに対する適正露出(照明強度I1)、及びその
適正露出よりも高い所定露出(照明強度I2)の2種類
の露出の下で撮像を行うので、顕微鏡装置10が反射照
明用の光学系を備えないにも拘わらず、検体10hとラ
ベル10fとの双方を鮮明に表現する画像データを取得
することができる。
【0066】したがって、操作者は、表示装置60上
で、ラベル10fに記載された情報をを視認することが
できる。また、本実施形態では、各プレパラート10A
上のラベル10fの有無を検出するラベルセンサ10g
が備えられ、ラベル10fが貼付されていないときに
は、ホストコンピュータ50がステップS8の手順を省
略するので、処理効率が高く保たれる。
【0067】また、本実施形態では、このラベルセンサ
10gを利用して、各プレパラート10A上のラベル1
0fの長さや位置までも検出されるので、上記した画像
データの生成を確実に行うことが可能となっている。ま
た、本実施形態では、2種類の露出(照明強度I1,I
2)の設定が、照明ランプ16a’の強度を2種類に設
定することにより行われているので、透過照明部16の
構成を特に変更することなく簡単に実現する。
【0068】また、本実施形態において、照明強度I2
については、所定値(例えば、予め実験的に求められた
値)とされているが、ラベルセンサ10gの出力iが示
しているラベル10fの透過率に応じて決定されること
としてもよい。このようにすれば、ラベル10fを示す
画像データを、個々のラベル10fの透過率のばらつき
に依らず、常に良好に得ることができる。
【0069】また、本実施形態では、所定領域E2の全
域の照明強度が一括して設定/変更されているが、照明
強度I2で照明する対象については、ラベル10fの貼
付位置のみに限定されてもよい。 <第2実施形態>次に、図9、図10、図11を参照し
て本発明の第2実施形態について説明する。
【0070】ここでは、第1実施形態との相違点につい
てのみ説明し、同一の部分については説明を省略する。
本実施形態の顕微鏡システムでは、ホストコンピュータ
50の実行する処理が、第1実施形態とは一部異なる。
すなわち、ホストコンピュータ50にインストールされ
た顕微鏡装置10の制御プログラムの内容が、第1実施
形態とは一部異なる。
【0071】先ず、プレパラート10Aに貼付されるラ
ベル10fの中には、図9に示すようなバーコードラベ
ル20fがある。バーコードラベル20fは、検体10
hに関する情報が所定の規則に基づいてコード化されて
なるバーコードを記したラベルである。バーコードラベ
ル20fも、一般に、「非透過性」のラベルである図1
0は、顕微鏡装置10の制御プログラムに基づいて動作
する本実施形態のホストコンピュータ50の動作フロー
チャートである。
【0072】図10において図6に示す手順と同一のも
のには、同一の符号を付した。図10に明かなように、
本実施形態のホストコンピュータ50は、ステップS8
とステップS9との間に、ステップS21〜S23(点
線枠)を実行する。これらの処理は、バーコードラベル
20fのバーコード解読に関する処理である。ステップ
S21では、ホストコンピュータ50は、ステップS8
において取得した画像データを参照し、その画像データ
にバーコードの特徴(例えば、同方向に繰り返し出現す
る直線のパターン)が現れているか否かを判別する。
【0073】そして、バーコードの特徴が現れていたと
きには、ホストコンピュータ50はラベル10fをバー
コードラベル20fとみなし(ステップS21YES)、
画像データを二値化し、所定の規則に基づきデコード
(解読)する(ステップS22)。ステップS22にお
ける解読の結果、検体10hの固有情報(例えば、管理
番号、採取日、染色方法など)を認識すると、ホストコ
ンピュータ50はそれを文字情報にして表示装置60の
操作画面上に表示する(ステップS9)。
【0074】図11は、本実施形態のホストコンピュー
タ50が表示装置60に表示する操作画面を示す図であ
る。図11中、符号80で示すのが、このようにして表
示された検体10hの固有情報である。符号20f’は
バーコードラベル20fの画像である。以上、本実施形
態では、ホストコンピュータ50は、ラベル10fの画
像に基づいてラベル10fがバーコードラベル20fで
あるか否かを判別し、また、バーコードラベルであると
の判別がなされたときにはそのバーコードの内容を解読
する。
【0075】すなわち、本実施形態では、第1実施形態
と同様にして取得されたラベル10fの画像を、有効に
利用している。なお、本実施形態では、バーコードの解
読を、ホストコンピュータ50に行わせているが、顕微
鏡装置10にバーコードリーダ(バーコード検出部とデ
コード部とを有す。)を設けてそのバーコードリーダに
行わせてもよい。なお、バーコードリーダは、顕微鏡装
置10内の所定領域E2と挿脱口10bとの間に設ける
ことが好ましい。
【0076】また、本実施形態において、操作画面に表
示される全体画像72の画像データは、簡単のため、ス
テップS6で取得された画像データのみに基づいて生成
されることとしてもよいが、バーコードラベル20f上
にはバーコードだけでなく文字情報も記録されている可
能性もあるので、第1実施形態と同様に生成される方が
好ましい。
【0077】<その他>なお、上記各実施形態では、プ
レパラート10Aに貼付されるラベル10fは非透過性
であるという前提となっているが、実際には、透過性で
ある可能性もある。因みに、透過性のラベルは、検体1
0hと同等の露出下で撮像することができるので、その
撮像に関しては、上記各実施形態における検体10hと
同様に扱うことができる。さらに、その透過性のラベル
がバーコードラベルである場合、その解読に関しては、
上記第2実施形態におけるバーコードラベル20fと同
様に扱うことができる。
【0078】また、上記各実施形態において取得された
情報(第1実施形態では画像データ、第2実施形態では
画像データと検体の固有情報)は、ホストコンピュータ
50が検体10hの顕微鏡画像に関連づけて記憶するこ
とが好ましい。このようにすれば、各検体10hの顕微
鏡画像を各検体10hの固有情報に応じて管理すること
が可能となる。
【0079】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
反射照明用の光学系を設けなくとも、顕微鏡画像と共に
非透過性ラベルの画像を取得することのできる透過型明
視野観察用の顕微鏡装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】顕微鏡システム1の外観図である。
【図2】顕微鏡システム1を構成する顕微鏡装置10の
鳥瞰図である。
【図3】顕微鏡装置10の構成図である。
【図4】プレパラート10Aとその周辺を説明する図で
ある。
【図5】第1実施形態のホストコンピュータ50が表示
装置60に表示する操作画面を示す図である。
【図6】顕微鏡装置10の制御プログラムに基づいて動
作する第1実施形態のホストコンピュータ50の動作フ
ローチャートである。
【図7】ラベルセンサ10gの出力iの変化を説明する
図である。
【図8】全体画像の取得の処理を説明する図である。
【図9】プレパラート10Aとその周辺を説明する図で
ある。
【図10】顕微鏡装置10の制御プログラムに基づいて
動作する第2実施形態のホストコンピュータ50の動作
フローチャートである。
【図11】第2実施形態のホストコンピュータ50が表
示装置60に表示する操作画面を示す図である。
【符号の説明】
1 顕微鏡システム 10 顕微鏡装置 10a 筐体 10A プレパラート(請求項における透明部材に対応
する) 10h 検体 10f ラベル(請求項における非透過性ラベルに対応
する) 10g ラベルセンサ(請求項におけるラベル検出手段
に対応する) 10b 挿脱口 10c 蓋部 10d 蝶番 10e 開口部 11 試料ステージ 11a 支持台 111,115,116b,116c,116d,11
6e,117 アクチュエータ 121,125,126b,126c,126d,12
6e,127 位置センサ 14a,14b 対物レンズ(請求項における顕微鏡に
対応する) 15 対物レンズホルダ部 16 透過照明部(請求項における顕微鏡に対応する) 16a,16a’ 照明ランプ 17 光学系支持部(請求項における顕微鏡に対応す
る) 18 撮像素子(請求項における撮像手段に対応する) 19 コネクタ 20f バーコードラベル(請求項における非透過性ラ
ベルに対応する) 50 ホストコンピュータ(請求項における撮像制御手
段、判別手段、解読手段に対応する) 60 表示装置 70 入力装置 71 試料挿脱釦 72 全体画像 73 カーソル 74 顕微鏡画像 75,76 ラジオ釦 77a ランプ調整バー 77b 減光度調整バー 77d 視野絞り調整バー 77e 開口絞り調整バー 77x X位置調整バー 77y Y位置調整バー 77z 焦点調整バー 77f ズーム調整バー 78 試料挿脱釦 79 保存釦 79b 読み込み釦 80 作業ベンチ E2 所定領域 E1 観察領域 e1 視野範囲

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被観察物を載置した透明部材に照明光を
    透過させると共に、その透明部材を透過した光を結像す
    る透過型明視野観察用の顕微鏡と、 前記顕微鏡が形成した像を撮像して画像を取得する撮像
    手段と、 前記被観察物に対する適正露出、及びその適正露出より
    も高い所定露出の2種類の露出の下で前記撮像手段に対
    し前記撮像を行わせる撮像制御手段とを備えたことを特
    徴とする顕微鏡装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の顕微鏡装置において、 前記透明部材に非透過性ラベルが貼付されているか否か
    を検出するラベル検出手段を更に備え、 前記撮像制御手段は、 前記ラベル検出手段により非透過性ラベルが貼付されて
    いるとの検出がなされたときには前記撮像手段に対し前
    記2種類の露出の下での撮像を行わせ、非透過性ラベル
    が貼付されていないとの検出がなされたときには前記撮
    像手段に対し前記適正露出の下での撮像を行わせると共
    に前記所定露出の下での撮像を禁止することを特徴とす
    る顕微鏡装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の顕微鏡装
    置において、 前記撮像制御手段は、前記2種類の露出の設定を、前記
    照明光の強度を2種類に設定することにより 行うことを特徴とする顕微鏡装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載
    の顕微鏡装置において、 前記所定露出の下で取得された画像に基づいて、前記透
    明部材にバーコードラベルが貼付されているか否かを判
    別する判別手段を更に備えたことを特徴とする顕微鏡装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の顕微鏡装置において、 前記判別手段によりバーコードラベルが貼付されていた
    との判別がなされたときには、そのバーコードラベルの
    示すバーコードの内容を解読する解読手段を更に備えた
    ことを特徴とする顕微鏡装置。
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