JP2003082839A - 際根太構造体および床構造体 - Google Patents

際根太構造体および床構造体

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JP2003082839A JP2001275622A JP2001275622A JP2003082839A JP 2003082839 A JP2003082839 A JP 2003082839A JP 2001275622 A JP2001275622 A JP 2001275622A JP 2001275622 A JP2001275622 A JP 2001275622A JP 2003082839 A JP2003082839 A JP 2003082839A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工作業の煩雑化を招くことなく、床衝撃音
を効果的に吸収する。 【解決手段】 際根太10は、従来の一般的な際根太と
同様、乾式二重床構造体において、床パネル等を支持す
る機能を備えるとともに、床下空間の床衝撃音を吸音等
する共鳴体として機能する。すなわち、際根太10は、
その延在方向に沿った空洞Sが形成されている。ここ
で、空洞Sは壁30の全幅Lとほぼ同じ長さL’であ
り、これにより際根太10は長さL’の共鳴体として機
能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートスラ
ブ等の床基盤上に所定の距離を隔てて床材を配置した床
構造体、および床構造体に用いられる際根太構造体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンクリートスラブ等の床基
盤上に所定の距離を隔てて床材を配置する乾式二重床構
造においては、上記床材を支持脚および際根太によって
支持している。このような乾式二重床構造においては、
床に衝撃が加わるとその衝撃音が床材から床材下方の空
間を介してコンクリートスラブに伝達され、伝達された
衝撃音がコンクリートスラブを介して階下の部屋等に伝
達されてしまうことがある。
【0003】従来の乾式二重床構造においては、コンク
リートスラブ上にグラスウール等の多孔質材を配置した
り、床材を構成するフローリングパネルと下地パネルと
の間に制振シート等を配置することにより、上記のよう
な伝達経路で階下の部屋に伝達される床衝撃音を抑制し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
にコンクリートスラブ上にグラスウールを配置するとい
った床衝撃音吸収方法では、高周波領域における衝撃音
の吸収には好適であるが、階下の部屋に大きな影響を与
える250Hz以下の低周波領域における衝撃音の吸収が
十分ではなく、床衝撃音の効果的な吸収が行えないとい
った問題がある。また、床材とコンクリートスラブとの
間の床下空間に配管等の他の部材が配置される建造物の
場合、配管等の設置の妨げとなる等の理由によりグラス
ウールを設置できないといったケースも考えられる。ま
た、制振シートをフローリングと下地パネルとの間に配
置するといった構成では施工作業が繁雑となり、施工コ
ストの大幅な増加を招いてしまう。
【0005】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、床下空間内の他の部材との干渉等の問題が
なく、かつ施工作業の煩雑化を招くことなく、床衝撃音
を効果的に吸収することが可能な際根太構造体および床
構造体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る際根太構造体は、室空間を構成する床
基盤の上方に所定の距離を隔てて配置される床材を、前
記室空間を構成する壁際で支持する際根太構造体であっ
て、前記室空間を構成する前記壁に沿って延在する部材
であって、開口部と、当該開口部に連なる空洞とが形成
されている際根太部材を有することを特徴としている。
【0007】この構成によれば、際根太構造体は、開口
部と当該開口部に連なる空洞を有しているので共鳴体と
なり、開口部での空気抵抗などの損失により、該共鳴周
波数における吸音体として機能することになる。したが
って、床材に衝撃等が加わり、床衝撃音が床下空間に発
生した場合にも、その床衝撃音のうちの当該共鳴周波数
の音響を吸収することができる。このように際根太構造
体が従来の際根太と同様に床材を支持する機能に加え、
吸音機能をも有しているので、床基盤上にグラスウール
を設置したりする必要がないので、煩雑な作業が不要で
あり、また床下空間内の他の部材との干渉等の問題も生
じない。
【0008】また、本発明の別態様の際根太構造体は、
室空間を構成する床基盤の上方に所定の距離を隔てて配
置される床材を、前記室空間を構成する壁際で支持する
際根太構造体であって、前記室空間を構成する前記壁に
沿って延在する際根太部材を備え、前記際根太部材は、
前記室空間側の面の一部が開口しており、前記際根太部
材には、前記開口と連なる空洞であって、前記室空間側
から前記壁側に延在する空洞が形成されていることを特
徴としている。
【0009】この構成によれば、従来の略直方体状の際
根太を設置した場合と比して、床下空間内に生じる床衝
撃音の反射面の凹凸が大きく、より多く床衝撃音を吸収
することができるとともに、音を散乱させるといった効
果を得ることができる。したがって、衝撃等に起因する
床衝撃音の階下への伝達を抑制することができる。
【0010】また、本発明のさらに別態様の際根太構造
体は、室空間を構成する床基盤の上方に所定の距離を隔
てて配置される床材を、前記室空間を構成する壁際で支
持する際根太構造体であって、前記室空間を構成する前
記壁に沿って延在する部材であって、その上下方向に重
ねて配置される第1の密度の材質から構成される第1部
分、および前記第1の密度と異なる密度の材質から構成
される第2部分を有する際根太部材を具備することを特
徴としている。
【0011】この構成では、床材に衝撃が加わった場合
の振動の伝播経路である際根太構造体の上下方向に、密
度の異なる材質の部分、すなわち音響インピーダンスの
異なる部分が重ねて配置されている。したがって、上記
のように衝撃振動が伝播する際に音響インピーダンスの
異なる境界面において反射され、際根太構造体から床基
盤に伝播する振動を抑制することができる。
【0012】また、本発明に係る床構造体は、室空間を
構成する床基盤の上方に所定の距離を隔てて配置される
床材と、前記床基盤上に設けられ、前記床材を支持する
支持脚と、前記室空間を構成する壁際に当該壁に沿って
延在配置され、前記床材を支持する部材であって、開口
部と、当該開口部に連なる空洞とが形成されている際根
太とを具備することを特徴としている。
【0013】また、本発明の別態様の床構造体は、室空
間を構成する床基盤の上方に所定の距離を隔てて配置さ
れる床材と、前記床基盤上に設けられ、前記床材を支持
する支持脚と、前記室空間を構成する前記壁に沿って延
在し、前記床材を支持する際根太部材とを具備し、前記
際根太部材は、前記室空間側の面の一部が開口してお
り、前記際根太部材には、前記開口と連なる空洞であっ
て、前記室空間側から前記壁側に延在する空洞が形成さ
れていることを特徴としている。
【0014】また、本発明のさらに別態様の床構造体
は、室空間を構成する床基盤の上方に所定の距離を隔て
て配置される床材と、前記床基盤上に設けられ、前記床
材を支持する支持脚と、前記室空間を構成する前記壁に
沿って延在し、前記床材を支持する際根太部材とを具備
し、前記際根太部材は、前記室空間を構成する前記壁に
沿って延在する部材であって、その上下方向に重ねて配
置される第1の密度の材質から構成される第1部分、お
よび前記第1の密度と異なる密度の材質から構成される
第2部分を備えていることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 A.第1実施形態 A−1.床構造体 まず、図1は本発明の第1実施形態に係る際根太を備え
た乾式二重床構造体100の斜視図であり、図2は当該
床構造体の壁際近傍を示す側断面図である。なお、図1
においては、本実施形態に係る際根太10を明確に示す
ために床パネル構造体20を二点差線で示している。
【0016】図1および図2に示すように、この乾式二
重床構造体100は、壁30と、コンクリートスラブ
(床基盤)35とによって区画される室空間内に配置さ
れており、コンクリートスラブ35の上面に所定の距離
を隔てて配置される床パネル構造体20と、床パネル構
造体20を支持する際根太10および支持脚40とを備
えている。
【0017】図2に示すように、床パネル構造体20
は、下地パネル22と、下地パネル22上に積層配置さ
れるフローリングパネル23と、フローリングパネル2
3上に積層配置される図示せぬ仕上げパネル等からなる
構造体である。床パネル構造体20は、壁30際におい
ては際根太10によって支持されており、室空間中央部
においては支持脚40によって部分的に支持されてお
り、これにより床パネル構造体20はコンクリートスラ
ブ35の上面から所定の距離を隔てて、当該コンクリー
トスラブ35の上面と略平行となる状態を維持してい
る。本実施形態においては、下地パネル22として、一
方向(図2の例では、図2の紙面垂直方向)に延在する
多数の空洞を有する中空木質パネルが用いられている。
このような中空木質パネルを用いることにより、床パネ
ル構造体20の軽量化を実現し、支持脚40による支持
点数を抑制しているが、床パネル構造体20の構造は任
意であり、他の公知の種々の構造を採用することもでき
る。
【0018】支持脚40は、壁30およびコンクリート
スラブ35によって区画される室空間の壁30際以外の
部位において床パネル構造体20を支持する。支持脚4
0は、2枚(下地パネル22の角部の場合には4枚)の
下地パネル22の間において下地パネル22を載置する
支持受け部材40aと、支持受け部材40aから下方側
に垂下するボルト部材40bと、ボルト部材40bの下
端側に設けられる防振ゴム40cとを有している。支持
脚40は、この防振ゴム40cをコンクリートスラブ3
5の上面に配置することで、図示のように床パネル構造
体20を支持することができるようになっている。
【0019】際根太10は、壁30際に当該壁30に沿
って配置される部材であり、壁30際において上記床パ
ネル構造体20を支持する機能を有している。図1に示
すように、際根太10は、壁30のほぼ全幅にわたって
延在する略直方体状の部材であり、その延在方向が壁3
0の面に沿うように配置されている。際根太10は、そ
の延在方向に沿ってコンクリートスラブ35上に所定間
隔毎に配置される複数(図示の例では、5つ)の支持体
38によって支持されている。支持体38は、ゴム等の
弾性体から構成されている。このようにコンクリートス
ラブ35によって支持された際根太10の上面10aに
床パネル構造体20が載置されており、これにより際根
太10は床パネル構造体20をコンクリートスラブ35
から所定の距離を隔てた位置で支持している。また、上
記のように際根太10をゴム等の弾性体からなる支持体
38を用いて支持することにより、床パネル構造体20
に衝撃が加わった場合に、際根太10を介してコンクリ
ートスラブ35に伝達される衝撃をより多く吸収できる
ようにしている。すなわち、当該床パネル構造体20か
ら際根太10に伝達された衝撃を、際根太10とコンク
リートスラブ35との間に配置した弾性体からなる支持
体38が吸収することにより、コンクリートスラブ35
に伝達される衝撃を抑制することができるのである。
【0020】A−2.際根太 以上が本実施形態に係る際根太10を備えた乾式二重床
構造体100の全体構成であり、次に、この乾式二重床
構造体100において壁30際に設けられる際根太10
について詳細に説明する。図2および図3に示すよう
に、際根太10は、その延在方向のほぼ全長にわたる空
洞Sが形成された略直方体箱状の部材であり、その室空
間側の面10bには、当該空洞Sに連なる開口部11
a,11bが形成されている。ここで、開口部11a,
11bは、各々際根太10の延在方向の両端側に形成さ
れている。
【0021】この乾式二重床構造体100では、以上の
ような空洞Sや開口部11a,11bが設けられた特殊
な構造の際根太10を用いることにより、コンクリート
スラブ35の階下への床衝撃音(特に低周波領域)の伝
達を抑制することができる。以下、このような効果が生
じる理由について説明する。
【0022】図4は乾式二重床構造体100を設けた室
空間の1つの壁30際付近における床下空間を模式的に
示す平断面図である。同図に示すように、際根太10
は、一般的な際根太と同様に床パネル構造体20を支持
する機能に加え、音響学の点から見ると、長さL’の開
管構成の共鳴体としての機能を備えている。
【0023】このような長さL’の開管の共鳴周波数f
mは、理論的には次式で表される。 fm=(mV)/(2L’) ここで、mは次数(自然数)であり、Vは音速である。
【0024】一方、壁30およびコンクリートスラブ3
5によって略直方体状に区画された室空間における床下
空間の固有振動周波数を一次元モード(図4で示す際根
太10の延在方向)について考察すると、その固有振動
周波数Fmは、理論的には次式で表される。 Fm=(mV)/(2L) この式においても、上記開管の共鳴周波数を表す式と同
様、mは次数(自然数)であり、Vは音速である。
【0025】上述したように本実施形態における際根太
10は、壁30の全幅Lわたって延在する部材であり、
際根太10にはこの延在方向の長さとほぼ同様の長さの
空洞Sが形成されている。この長さL’の空洞S、すな
わち壁30の全幅Lに近似する長さの空洞Sを有する際
根太10が開管共鳴体として機能するようになってい
る。このように長さLと長さL’がほぼ同一である場
合、上記2つの式によって導き出される各次数毎の理論
的な周波数はほぼ同一の値となる。すなわち、本実施形
態における際根太10は、この乾式二重床構造体100
が設けられる室空間における床下空間における固有振動
周波数とほぼ一致する周波数帯域を共鳴周波数帯域とす
る開管共鳴体として機能するのである。
【0026】例えば、音速Vを340m/s、Lおよび
L’を5mとした場合、際根太10の共鳴周波数f1およ
び床下空間の一次元モードの固有振動周波数F1(一次
〜三次)は、次のようになる。 1次(m=1) 1×340/(2×5)=34Hz 2次(m=2) 2×340/(2×5)=68Hz 3次(m=3) 3×340/(2×5)=102
Hz
【0027】以上のような結果から、床パネル構造体2
0に衝撃が加わった場合(床パネル構造体20上にいる
人が飛び跳ねたりした場合等)、壁30およびコンクリ
ートスラブ35によって区画される室空間においては、
34Hz、68Hz、102Hzといった固有振動周波数Fm
近傍の周波数帯域(低周波数帯域)の衝撃音が問題とな
ることがわかる。室空間の構造上、上記のような周波数
帯域の衝撃音が問題となるが、床衝撃音の階下の部屋へ
の影響は低周波領域の影響が大きく、これらの周波数帯
域の衝撃音を吸収することが効果的な衝撃音吸収である
といえる。また、上記の結果から、開管共鳴体として機
能する際根太10の共鳴周波数帯域、言い換えれば当該
際根太10によって最も効率の良い吸音および拡散効果
が得られる周波数帯域は、34Hz、68Hz、102Hzと
いった固有振動周波数Fmと一致する周波数帯域であ
る。したがって、当該際根太10を有する乾式二重床構
造体100では、床衝撃音を効果的に吸収・拡散するこ
とができるのである。また、床下空間内の床衝撃音が壁
30等に反射することに起因する定在波の発生も抑制す
ることができる。
【0028】また、乾式二重床構造体100では、室空
間を区画する4つの壁30の各々の壁際に、その壁に沿
うようにその壁の全幅とほぼ同じ長さを有する際根太1
0が配置されており(図1に示されるのは2つのみ)、
これにより各々の際根太10によって床衝撃音を効果的
に吸収することができる。また、このように4つの際根
太10を設けると、略直方体状の室空間の床下空間にお
ける四隅の位置に際根太10の開口部11a,11bが
位置することになる。周知の通り、直方体状の室空間に
おける固有振動の音圧分布は室空間の隅角部で大きくな
るが、本実施形態では、このように音圧が大きくなる隅
角部に開管共鳴体として機能する際根太10の開口部1
1a,11bが位置することになるので、室空間の固有
振動による衝撃音をより効果的に吸音することができ
る。
【0029】以上説明したように本実施形態に係る際根
太10を備えた乾式二重床構造体100では、床パネル
構造体20に加わる衝撃に起因して床下空間に発生する
床衝撃音を効果的に吸収することができる。さらに、本
実施形態では、床パネル構造体20を支持するために従
来より用いられている際根太10を利用し、工場等にお
いて上記のような構成に画一的に製造された際根太10
を従来の一般的な中実構造の際根太に代えて設置すると
いった容易な施工作業を行うだけで、上記のような効果
的な床衝撃音の吸収が可能となる。したがって、床パネ
ル構造体20に制振シートを挿入するといった煩雑な施
工等を行う必要がない。
【0030】また、本実施形態では、上述したように従
来から床パネル構造体20の支持に用いられている際根
太の構造を上記のようにすることにより、効果的な床衝
撃音吸収を実現している。したがって、コンクリートス
ラブ35上にグラスウール等の吸音のたためだけに用い
られる部材や装置を新たに設置する必要がなく、床下空
間における配管等の他の部材との干渉を考慮する必要が
ないといった効果も得られる。
【0031】A−3.第1実施形態の変形例 (変形例1)上述した第1実施形態においては、略直方
体状の室空間の4つの壁30に沿って各々個別の際根太
10を配置するようにしていたが、図5に示すように、
4つの壁30に沿って設置される際根太110を隅角部
で連結する構造としてもよい。ここで、図6は隣り合う
際根太110の連結部分近傍の構成を示す斜視図であ
る。なお、図6においては、際根太110の連結部分
(室空間の隅角部分)の構成を明確にするために一方の
際根太110を二点鎖線で示している。
【0032】図5および図6に示すように、際根太11
0の延在方向の端部110cは、上方から見てテーパー
状にカットされた形状となっており、その端部における
室空間側の面10bには、略矩形状の切り欠き110a
が形成されている。また、際根太110は、上記第1実
施形態における際根太10と同様、その部材の延在方向
とほぼ同じ長さの空洞Sが形成されており、上記のよう
にテーパ状にカットされた端部110cは開口端となっ
ている。際根太110は、両端に図6に示すようなテー
パ状の端部110cおよび切り欠き110aが形成され
ており、室空間の隅角部において隣り合う際根太110
の端部110c同士が連結されている。
【0033】上記のように隣り合う際根太110の端部
110cを室空間の隅角部において連結することによ
り、際根太110の室空間側の面10bの端部には各々
の際根太110の切り欠き110aによって空洞Sに連
なる開口部が形成されるようになっている。すなわち、
この室空間の4つの壁30際に沿って配置連結された際
根太110における当該室空間の4つの隅角部分に開口
が形成されるのである。つまり、上記第1実施形態と同
様、際根太110が室空間を区画する各壁30の全幅と
ほぼ同じ長さを有する開管共鳴体として機能することに
なり、上記第1実施形態と同様に効果的な床衝撃音の吸
収が可能となる。
【0034】(変形例2)また、図7に示すように、上
述した第1実施形態における際根太10の端部に形成さ
れた開口部11a,11bを覆うように、グラスウー
ル、発泡ウレタン等の種々の多孔質材200を配置する
ようにしてもよい。このように際根太10の開口部11
a,11bを多孔質材200によって覆うようにするこ
とで、床下空間内の音波が際根太10の空洞Sに伝達さ
れる際に、開口部11a,11bに配置された多孔質材
200によって吸収される。すなわち、開口部11a,
11bに多孔質材200を配置することで、開口部11
a,11bを通過する際の音波の音響エネルギー抵抗損
失が増大し、これによりさらに吸音効果が向上させるこ
とができる。
【0035】(変形例3)また、上述した第1実施形態
においては、略直方体状の支持体38によって際根太1
0をコンクリートスラブ35上に支持するようにしてい
たが、際根太10を支持する部材はこれに限定されるも
のではない。例えば、図8に示すように、ボルト部材8
0と、防振ゴム(弾性体)81とを備えた支持脚82に
よって際根太10を支持するようにしてもよい。
【0036】(変形例4)また、上述した第1実施形態
においては、際根太10が壁30の全幅Lとほぼ同様の
長さL’を有する開管共鳴体として機能するようになっ
ていたが、図9に示すように、壁30の全幅の長さLを
2以上の整数(以下、pとする。図示の例ではp=2)
で除算した長さL’/pを有する開管共鳴体として機能
する際根太10’を壁30に沿って複数配置するように
してもよい。このように複数の際根太10’を配置した
場合、各々の際根太10’の共鳴周波数(1次〜3次)
は次のようになる。なお、音速は340m/s、L=5mと
する。
【0037】1次(m=1) 1×340/(2×
2.5)=68Hz 2次(m=2) 2×340/(2×2.5)=1
36Hz 3次(m=3) 3×340/(2×2.5)=2
04Hz
【0038】すなわち、際根太10’の1次モードの共
鳴周波数は、室空間の2次モードの固有振動周波数と一
致することになり、この周波数帯域近傍の音波を効率よ
くする吸収することができる。同様に、際根太10’の
2次モードの共鳴周波数は、室空間の4次モードの固有
振動周波数と一致することになり、この周波数帯域近傍
の音波を効率よくする吸収することができる。
【0039】(変形例5)また、上述した第1実施形態
では、際根太10の面10bに空洞Sに連なる開口部1
1a,11bを形成するようにしていたが、図10に示
すように、際根太10”の延在方向の両端面90a,9
0bに空洞Sと連なる開口部91a,91bを形成する
ようにしてもよい。図示のように際根太10”を配置す
る場合には、室空間と両端面90a,90bとの間が遮
断等されておらず、室空間から両端面90a,90b側
に向けて音波が伝達されうる。したがって、このような
部位に開口部91a,91bを設けることによっても、
上記第1実施形態と同様の共鳴作用を利用した床衝撃音
の吸音が可能となる。
【0040】(変形例6)また、上述した第1実施形態
における際根太10に代えて、図11に示すような構造
の際根太210を用いるようにしてもよい。同図に示す
ように、この際根太210は、室空間側の面10bに多
数の小さな孔211が形成されており、これらの孔21
1は面10bのほぼ全域にわたって点在している。ま
た、これらの孔211は、上述した際根太10と同様
に、際根太210の延在方向(壁30に沿う方向)に延
在する空洞Sに連なっている。すなわち、際根太210
は、床パネル構造体20を支持する機能に加え、孔21
1と空洞Sを有するヘルムホルツの共鳴器として機能す
る。したがって、上述した第1実施形態と同様、床下空
間内の床衝撃音を効果的に吸収することができるのであ
る。
【0041】また、際根太210は、多数の開口面積の
小さい孔211を面10bに設けるようにしているの
で、音波が当該孔211を通過する際の抵抗が増大し、
さらにこのような孔211が多数あることから、摩擦抵
抗によって床下空間の音響エネルギーを大きく減衰させ
ることができる。
【0042】B.第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態に係る際根太を備えた床構
造体について図12および図13を参照しながら説明す
る。なお、第2実施形態において、第1実施形態と共通
する構成要素には、同一の符号を付けて、その説明を省
略する。
【0043】上述した第1実施形態においては、際根太
10には、その延在方向に延在する空洞Sが形成されて
いたが、第2実施形態における際根太310は、室空間
側の面310aから壁30側の面310bの方向に延在
する空洞SAが際根太310の延在方向に複数個並んで
形成されている。
【0044】図13に示すように、際根太310は、上
記際根太10と異なり、基本的には中実の構造である
が、上記のように際根太310の延在方向に沿って略直
方体状の空洞SAが複数形成されている。これらの空洞
SAは、室空間側の面310aに形成された略矩形状の
開口部311aと連なる一方で、空洞SAは壁30側の
面310bに形成された開口部311bとも連なってい
る。つまり、空洞SAは面310aから面310bの方
向に貫通している。
【0045】このように室空間側の面310aに設けら
れた開口部311aに連なる空洞SAを際根太310に
設けることにより、従来の略直方体状の中実構造の際根
太を設置した場合と比して、床下空間内に生じる床衝撃
音の反射面の凹凸が大きく、より多く床衝撃音を吸収す
ることができるとともに、音を散乱させるといった効果
を得ることができる。したがって、床パネル構造体20
に加わった衝撃等に起因する床衝撃音の階下への伝達を
抑制することができる。
【0046】なお、図14に示すように、第2実施形態
における際根太310の各空洞SA内に、グラスウー
ル、ロックウール、ケイ藻土、おがくず等の公知の種々
の多孔質材350を挿入配置するようにし、床衝撃音を
さらに吸音できる構成としてもよい。
【0047】また、際根太310の形成する空洞SAの
形状は、上記のようの略直方体状に限定されるものでは
なく、他の形状、例えば円柱状の空洞を形成するように
してもよく、任意である。
【0048】また、際根太310は上述したような略直
方体状の部材である必要はなく、床パネル構造体20を
支持するといった機能を備えるのであれば、他の形状、
例えば図15に示すような形状であってもよい。同図に
示すように、この際根太310’は、その上面部に凹凸
が形成されており、凸部に対応する部分に空洞SAが形
成されている。このような形状であっても、床パネル構
造体20を支持することができ、際根太310と同様の
吸音・拡散効果等を得ることもできる。
【0049】また、図16に示すように、際根太310
や際根太310’を支持する構造として、上記実施形態
における略直方体状の支持体38に代えて、支持脚33
0を用いるようにしてもよい。支持脚330は、ボルト
部材330aと、ボルト部材330aの下端側に取り付
けられ、コンクリートスラブ35上に載置される防振ゴ
ム330bとを有している。このような構成の支持脚3
30で際根太310’を支持する場合、際根太310’
にネジ穴320を形成し、当該ネジ穴320に上記ボル
ト部材330aの上端側を螺合することにより支持脚3
30と際根太310’を結合するようにすればよい。こ
のようにすることで、施工時における際根太310’の
高さ調整を、施工者がボルト部材330aのネジ穴32
0に対する螺合位置を調整するといった簡易な作業で行
えるようになる。
【0050】C.第3実施形態 次に、本発明の第3実施形態に係る際根太構造体を備え
た床構造体について図17および図18を参照しながら
説明する。なお、第3実施形態において、第1実施形態
および第2実施形態と共通する構成要素には、同一の符
号を付けて、その説明を省略する。
【0051】第3実施形態における際根太構造体470
は、略直方体状の際根太410を有している。際根太4
10には、上述した第2実施形態と同様、室空間側の面
410aから壁30側の面410bの方向に延在する空
洞SAが際根太410の延在方向に複数個並んで形成さ
れている。
【0052】図18に示すように、際根太410に形成
される空洞SAは、略四角柱状の空洞であり、当該空洞
SA内にこの空洞SAとほぼ同形状(四角柱状)の嵌挿
部材450が嵌合されている。ここで、空洞SAが形成
された際根太410と、嵌挿部材450とは各々密度の
異なる材質から構成されており、本実施形態では嵌挿部
材450を構成する材料は、際根太410を構成する材
料の密度よりも小さい密度のものが用いられている。こ
のような密度の異なる材質から構成される際根太410
および嵌挿部材450とによって際根太構造体470が
構成されているのである。
【0053】上記構成の際根太構造体470を有する床
構造体において、床パネル構造体20に衝撃等が加わっ
た場合、その衝撃は床パネル構造体20の壁30の部位
から際根太構造体470に伝達される。このように際根
太構造体470に伝達された衝撃は際根太構造体470
の上方側から下方側に伝達され、支持体38を介してコ
ンクリートスラブ35に伝達される。
【0054】ここで、際根太構造体470の上下方向の
構成に着目すると、際根太構造体470は、上層に際根
太410、中層に嵌挿部材450、下層に再び際根太4
10といった積層構造となっていることがわかる(図1
8の断面部分参照)。したがって、上記のように際根太
構造体470の上方側から下方側に衝撃が伝達される際
に、その衝撃(振動)は上層(際根太410)から中層
(嵌挿部材450)、および中層(嵌挿部材450)か
ら下層(際根太410)といった境界層を経て伝達され
ることになる。上述したように際根太410と嵌挿部材
450とは密度が異なっている、すなわち上層と中層、
および中層と下層は密度が異なっているので、各層の音
響インピーダンスも異なっている。したがって、上記の
ように際根太構造体470の上方側から下方側に衝撃振
動が伝播される際に、各層の境界面においてエネルギー
が減衰され、これによりコンクリートスラブ35に伝達
される振動を低減することができるのである。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
床下空間内の他の部材との干渉等により制限を受けず、
かつ施工作業の煩雑化を招くことなく、床衝撃音を効果
的に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る際根太を備えた
床構造体の全体構成を示す斜視図である。
【図2】 前記床構造体の壁近傍の構成を示す側断面図
である。
【図3】 前記際根太を示す斜視図である。
【図4】 前記際根太を備えた前記床構造体による衝撃
音吸収効果を説明するための図である。
【図5】 前記第1実施形態の変形例に係る際根太を備
えた床構造体の全体構成を示す斜視図である。
【図6】 前記変形例に係る際根太の連結部分近傍を示
す斜視図である。
【図7】 前記第1実施形態の他の変形例に係る際根太
を備えた床構造体の壁近傍の構成を示す側断面図であ
る。
【図8】 前記第1実施形態のその他の変形例に係る際
根太を備えた床構造体の壁近傍の構成を示す側断面図で
ある。
【図9】 前記第1実施形態のさらに他の変形例に係る
際根太を備えた床構造体の構成を模式的に示す平面図で
ある。
【図10】 前記第1実施形態のさらにその他の変形例
に係る際根太を備えた床構造体の構成を模式的に示す平
面図である。
【図11】 前記第1実施形態のさらにまたその他の変
形例に係る際根太を示す斜視図である。
【図12】 本発明の第2実施形態に係る際根太を備え
た床構造体の全体構成を示す斜視図である。
【図13】 前記第2実施形態に係る際根太を示す斜視
図である。
【図14】 前記第2実施形態の変形例に係る際根太を
示す斜視図である。
【図15】 前記第2実施形態の他の変形例に係る際根
太を備えた床構造体の全体構成を示す斜視図である。
【図16】 前記第2実施形態の他の変形例に係る際根
太の支持構造の変形例を説明するための図である。
【図17】 本発明の第3実施形態に係る際根太構造体
を備えた床構造体の全体構成を示す斜視図である。
【図18】 前記第3実施形態に係る際根太構造体を示
す斜視図である。
【符号の説明】
10……際根太、10’……際根太、10”……際根
太、10b……面、11a,11b……開口部、20…
…床パネル構造体、30……壁、35……コンクリート
スラブ、38……支持体、40……支持脚、81……防
振ゴム、90a,90b……両端面、91a,91b…
…開口部、100……乾式二重床構造体、110……際
根太、110a……切り欠き、110c……端部、20
0……多孔質材、82……支持脚、210……際根太、
211……孔、310……際根太、310’……際根
太、310a……面、310b……面、311a……開
口部、311b……開口部、320……ネジ穴、330
……支持脚、330a……ボルト部材、330b……防
振ゴム、350……多孔質材、410……際根太、41
0a……面、410b……面、450……嵌挿部材、4
70……際根太構造体、S……空洞、SA……空洞

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室空間を構成する床基盤の上方に所定の
    距離を隔てて配置される床材を、前記室空間を構成する
    壁際で支持する際根太構造体であって、 前記室空間を構成する前記壁に沿って延在する部材であ
    って、開口部と、当該開口部に連なる空洞とが形成され
    ている際根太部材を有することを特徴とする際根太構造
    体。
  2. 【請求項2】 当該際根太部材は、前記室空間を構成す
    る前記壁のほぼ全幅にわたって延在しており、 前記開口部は、前記際根太部材の前記壁に沿った延在方
    向の少なくとも一端側に設けられており、前記空洞は前
    記際根太部材の延在方向のほぼ全長にわたって形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の際根太構造
    体。
  3. 【請求項3】 前記開口部を覆うように配置される多孔
    質材をさらに具備することを特徴とする請求項1または
    2に記載の際根太構造体。
  4. 【請求項4】 前記際根太部材における前記室空間側の
    面には、前記空洞に連なる複数の開口部が形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の際根太構造体。
  5. 【請求項5】 室空間を構成する床基盤の上方に所定の
    距離を隔てて配置される床材を、前記室空間を構成する
    壁際で支持する際根太構造体であって、 前記室空間を構成する前記壁に沿って延在する際根太部
    材を備え、 前記際根太部材は、前記室空間側の面の一部が開口して
    おり、 前記際根太部材には、前記開口と連なる空洞であって、
    前記室空間側から前記壁側に延在する空洞が形成されて
    いることを特徴とする際根太構造体。
  6. 【請求項6】 前記空洞内に配置される多孔質材をさら
    に具備することを特徴とする請求項5に記載の際根太構
    造体。
  7. 【請求項7】 室空間を構成する床基盤の上方に所定の
    距離を隔てて配置される床材を、前記室空間を構成する
    壁際で支持する際根太構造体であって、 前記室空間を構成する前記壁に沿って延在する部材であ
    って、その上下方向に重ねて配置される第1の密度の材
    質から構成される第1部分、および前記第1の密度と異
    なる密度の材質から構成される第2部分を有する際根太
    部材を具備することを特徴とする際根太構造体。
  8. 【請求項8】 室空間を構成する床基盤の上方に所定の
    距離を隔てて配置される床材と、 前記床基盤上に設けられ、前記床材を支持する支持脚
    と、 前記室空間を構成する壁際に当該壁に沿って延在配置さ
    れ、前記床材を支持する部材であって、開口部と、当該
    開口部に連なる空洞とが形成されている際根太とを具備
    することを特徴とする床構造体。
  9. 【請求項9】 前記際根太は、前記室空間を構成する前
    記壁のほぼ全幅に沿って延在しており、 前記開口部は、前記際根太の前記壁に沿った延在方向の
    少なくとも一端側に設けられており、前記空洞は前記際
    根太の延在方向のほぼ全長にわたって形成されているこ
    とを特徴とする請求項8に記載の床構造体。
  10. 【請求項10】 前記開口部を覆うように配置される多
    孔質材をさらに具備することを特徴とする請求項8また
    は9に記載の床構造体。
  11. 【請求項11】 前記際根太における前記室空間側の面
    には、前記空洞に連なる複数の開口部が形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の床構造体。
  12. 【請求項12】 室空間を構成する床基盤の上方に所定
    の距離を隔てて配置される床材と、 前記床基盤上に設けられ、前記床材を支持する支持脚
    と、 前記室空間を構成する前記壁に沿って延在し、前記床材
    を支持する際根太部材とを具備し、 前記際根太部材は、前記室空間側の面の一部が開口して
    おり、 前記際根太部材には、前記開口と連なる空洞であって、
    前記室空間側から前記壁側に延在する空洞が形成されて
    いることを特徴とする床構造体。
  13. 【請求項13】 前記空洞内に配置される多孔質材をさ
    らに具備することを特徴とする請求項12に記載の床構
    造体。
  14. 【請求項14】 前記壁際における前記床基盤上に設け
    られ、前記際根太を支持する弾性支持体をさらに具備す
    ることを特徴とする請求項8ないし13のいずれかに記
    載の床構造体。
  15. 【請求項15】 室空間を構成する床基盤の上方に所定
    の距離を隔てて配置される床材と、 前記床基盤上に設けられ、前記床材を支持する支持脚
    と、 前記室空間を構成する前記壁に沿って延在し、前記床材
    を支持する際根太部材とを具備し、 前記際根太部材は、前記室空間を構成する前記壁に沿っ
    て延在する部材であって、その上下方向に重ねて配置さ
    れる第1の密度の材質から構成される第1部分、および
    前記第1の密度と異なる密度の材質から構成される第2
    部分を備えていることを特徴とする床構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008090975A1 (ja) * 2007-01-26 2008-07-31 Nikon Corporation 支持構造体及び露光装置
JP2011242554A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Yamaha Corp 音響構造体および調音装置
JP2018017077A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 住友林業株式会社 二重床用支持脚及びそれを用いた二重床構造並びにその構築方法

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