JP2003082304A - 接着剤層を有する防汚フィルムの表面保護フィルム及びその接着剤層形成用接着剤組成物 - Google Patents

接着剤層を有する防汚フィルムの表面保護フィルム及びその接着剤層形成用接着剤組成物

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JP2003082304A
JP2003082304A JP2001280269A JP2001280269A JP2003082304A JP 2003082304 A JP2003082304 A JP 2003082304A JP 2001280269 A JP2001280269 A JP 2001280269A JP 2001280269 A JP2001280269 A JP 2001280269A JP 2003082304 A JP2003082304 A JP 2003082304A
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JP2001280269A
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Nobuyuki Miyaji
信之 宮治
Norimitsu Ebata
範充 江端
Nobuo Nakagawa
信夫 中川
Masami Uemae
昌巳 上前
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Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種加工、貯蔵、輸送などの過程で、防汚フィ
ルム表面の光触媒機能層を保護し、その剥離後には、紫
外線受光により該光触媒機能層の機能回復を容易にする
防汚フィルム用表面保護フィルム及びそれに用いられる
接着剤組成物の提供。 【解決手段】防汚フィルムと接する側の表面に接着剤層
を有する防汚フィルム用表面保護フィルム並びに、該接
着剤層形成用の接着剤組成物であって、反応性官能基と
して特定量以上のカルボキシル基を含有する特定ガラス
転移温度(Tg)範囲のアクリル系共重合体(A)、及びポ
リエポキシ化合物(B)を必須成分として含有する接着剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種物品表面の汚
染を防止する防汚フィルム表面の、一次保護のために使
用される保護フィルム並びに、そのような保護フィルム
に用いられる接着剤組成物に関するものである。詳しく
は、光触媒機能層を有する防汚フィルムと接する側の表
面に接着剤層を有する防汚フィルム用表面保護フィルム
並びに、該接着剤層形成用の接着剤組成物であって、反
応性官能基として特定量以上のカルボキシル基を含有す
る特定ガラス転移温度(Tg)範囲のアクリル系共重合体
(A)、及びポリエポキシ化合物(B)を必須成分として含有
する接着剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の物品、例えば屋外に設置さ
れる橋梁、防護柵、高欄、照明灯、防音壁、道路標識、
視線誘導装置等の道路用工作物;内外壁面、窓枠やベラ
ンダのサッシ類等の、建築物の内外装部材;自動炊飯
器、室内用エアコン、ストーブ、電子レンジ、冷蔵庫、
ポット、テレビ、扇風機、コンロ、オーブントースタ
ー、各種リモコンなどの家庭用品;などの表面に貼付さ
れて、それらの表面を埃や油汚れ、落書きなどの汚染か
ら防護する防汚フィルムがしばしば使用されている。
【0003】これら防汚フィルムは、その表面に、Ti
O2、ZnO、ZrO2、WO3、Fe2O3、FeTiO3、SrTiO3等の光触
媒粒子を含有する光触媒機能層が設けられており、その
光触媒機能層は紫外線を受光することによって活性化さ
れ強力な酸化力が発現されると共に、水接触角を、例え
ば20゜以下にするなど親水化されて、上記各種物品の表
面に付着した塵埃や車両の排気ガス、油汚れ、落書きの
インキなどを分解し、また降雨や水拭きなどの水が汚染
物質と表面との間に割り込んで汚染物質を浮き上がらせ
て付着しにくくすると共に、容易に洗い流され又は拭き
取られて該汚染物質が蓄積しにくくなる。
【0004】しかしながら光触媒機能層は、通常、前記
の各種物品の表面に貼着された後、例えば印刷、所定形
状への成形、インサート成形、取り付け加工などの様々
な加工;貯蔵;輸送;などが行われるが、これらの過程
で該光触媒機能層が損傷を受けることがしばしばであ
る。
【0005】このような光触媒機能層の損傷を防止する
ために、該光触媒機能層表面に剥離可能な表面保護フィ
ルムを設けることも知られており、例えば特開平11-244
694号公報には、表面に透光性の光触媒膜が形成された
透光性の樹脂シートの、光触媒膜表面に剥離可能な保護
フィルムが設けられた樹脂シートを用いて、機器の外郭
に該光触媒膜を形成した光触媒応用機器の製造方法が開
示されている。
【0006】しかしながら、上記の剥離可能な保護フィ
ルムの、光触媒機能層と接する側の表面に接着剤層を形
成することについては全く記載も示差もされていない。
確かに保護フィルムに接着剤層を設けなくとも、光触媒
機能層の有する表面活性機能によって該保護フィルムと
光触媒機能層とは一定の接着力を示すが、前記の様々な
加工や、貯蔵、輸送などの過程では、その接着力は必ず
しも十分とはいい難い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は先ず、表
面に光触媒機能層を有する防汚フィルム用の保護フィル
ムを得るために、その接着剤層として、汎用されている
感圧接着剤層を用いることを検討した。
【0008】しかしながら、このような汎用の感圧接着
剤層では、該保護フィルムを光触媒機能層表面から剥離
するに際して、その光触媒機能層の表面活性機能による
ためか、該感圧接着剤層の表面層が凝集破壊を起こして
該光触媒機能層の表面に転着されてしまい、保護フィル
ム剥離後の紫外線の受光によっても、光触媒機能層の機
能回復に長時間を要するという問題点があることが分か
った。またこのような感圧接着剤層の光触媒機能層表面
への転着を防止するために凝集力を高めると、接着力の
高すぎる感圧接着剤層では光触媒機能層の一部が該感圧
接着剤層の側に転着してしまうという問題も判明した。
【0009】本発明者等は、前記の様々な加工や、貯
蔵、輸送などの過程で防汚フィルム表面の光触媒機能層
を傷つけることがないように、これらの過程では該光触
媒機能層に対して十分な接着性を有すると共に、その剥
離後には上記の問題を生じないような表面保護フィルム
並びに、該保護フィルム用の接着剤組成物を開発するた
めに、検討を重ねてきた。その結果、例えばブチルアク
リレート90重量%及びアクリル酸10重量%を有機溶媒の
存在下で共重合して得られるガラス転移温度(Tg)約−
46℃、重量平均分子量(Mw)約80万のアクリル系共重合
体(A)100重量%に対して、1,3-ビス(N,N-グリシジルア
ミノメチル)シクロヘキサンなどの分子中に3個以上の
エポキシ基を有するポリエポキシ化合物(B)を8重量部
配合した接着剤組成物を用いることによって、これらの
問題点をことごとく解消した、優れた表面保護フィルム
を得ることができることを見出だし、さらに研究を続行
して本発明を完成した。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、防汚フ
ィルムの表面保護フィルムであって、その防汚フィルム
と接する側の表面に接着剤層を有することを特徴とする
表面保護フィルム、並びに防汚フィルムの表面保護フィ
ルム用接着剤層形成用の接着剤組成物であって、下記
(A)及び(B):
【0011】(A) ガラス転移温度(Tg)−10℃以下のア
クリル系共重合体であって、カルボキシル基含有繰り返
し単位を、該アクリル系共重合体100重量%に基づいて
4重量%以上含有するアクリル系共重合体;及び
【0012】(B) 多官能性化合物;を必須成分として含
んでなることを特徴とする防汚フィルムの表面保護フィ
ルム用接着剤組成物が提供される。
【0013】以下、本発明を詳細に説明する。
【0014】本発明の、防汚フィルムの表面保護フィル
ム用接着剤層形成用の接着剤組成物に用いられるアクリ
ル系共重合体(A)は、そのガラス転移温度(Tg)が−10
℃以下、好ましくは−12〜−65℃、さらに好ましくは−
12〜−60℃の範囲であり、且つその分子中にカルボキシ
ル基含有繰り返し単位を、該アクリル系共重合体100重
量%に基づいて4重量%以上、好ましくは5〜18重量
%、更に好ましくは8〜15重量%含有してなるものであ
る。
【0015】上記のカルボキシル基含有繰り返し単位の
含有量が該下限値未満と少なすぎては、上記アクリル系
共重合体(A)が後記する多官能性化合物(B)、例えばポリ
エポキシ化合物によって十分には架橋されず、得られる
接着剤層の凝集力が不十分となる傾向があり、また接着
力も強すぎて、該接着剤層を有する保護フィルムを該光
触媒機能層表面から剥離するに際して、接着剤表面層が
光触媒機能層表面へ転着したり、また逆に接着剤表面層
への光触媒機能層の転着を引き起こすなどの不都合が生
じやすく、光触媒機能層機能が喪失したり、紫外線の受
光によるその機能回復に長時間を要することがしばしば
であり好ましくない。一方該含有量が該上限値以下であ
れば、得られる接着剤層が硬くなりすぎることがなく、
光触媒機能層表面に対して適度な接着性を有しているの
で好ましい。
【0016】また前記アクリル系共重合体(A)のガラス
転移温度(Tg)が該上限値を超えて高すぎては、得られ
る接着剤層が硬くなりすぎて光触媒機能層表面に対する
接着性が不足しがちになるので好ましくない。
【0017】なお本発明におけるアクリル系共重合体の
ガラス転移点(Tg)とは、L. E. ニールセン著、小野木
宣治訳「高分子の力学的性質」第11〜35頁に記載されて
いる方法に従って計算により求められたものである。
【0018】ガラス転移点(Tg)の計算:共重合体のガ
ラス転移点は次式によって計算されたものである。
【0019】
【数1】
【0020】ここでTg1、Tg2・・・・・・及びTgn は成分1、
成分2・・・・・・および成分nそれぞれの単独重合体のガラ
ス転移点であり、絶対温度に換算し計算する。W1、W2・・
・・・・及びWn はそれぞれの成分の重量分率である。
【0021】また、本発明に用いられるアクリル系共重
合体(A)は、その重量平均分子量(Mw)が、好ましくは3
0万〜120万、より好ましくは40万〜100万、さらに好ま
しくは50万〜95万の範囲であるのがよい。重量平均分子
量(Mw)が該下限値以上であれば、得られる接着剤層が
十分な凝集力を有しており、該接着剤層を有する保護フ
ィルムの光触媒機能層表面からの剥離に際して、接着剤
表面層が光触媒機能層表面へ転着したり、また逆に光触
媒機能層が接着剤層表面への転着を生じたりするなどの
不都合が生じ難く、紫外線の受光により短時間で光触媒
機能層機能が回復するので好ましい。一方該上限値以下
であれば、アクリル系共重合体(A)の製造が容易であ
り、粘度も高すぎることが無く容易に塗工することがで
きるので好ましい。
【0022】なお本発明における重量平均分子量の値
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法(以
下、GPC法と略称することがある)によって測定して得
られた値を用いるものとする。
【0023】本発明に用いられるアクリル系共重合体
(A)は、(メタ)アクリル酸エステルに由来する繰り返し
単位を主成分量、例えば該アクリル系共重合体(A)の重
量に基づいて50重量%以上含有してなるものである。
【0024】具体的には、本発明に特に好適に用いられ
るアクリル系共重合体(A)は、必須成分として、下記単
量体(a)及び(b)、
【0025】(a) 下記一般式(1)、 H2C=CHCOOR1 (1) (ここでR1は、炭素数2〜10の直鎖又は分枝鎖アルキル
基を表す) で示され、その単独重合体のガラス転移温度(Tg)が−
25℃以下であるアクリル酸エステル〔以下、主単量体
(a)又は単に単量体(a)ということがある〕、及び
【0026】(b) 分子内にカルボキシル基を有する単量
体〔以下不飽和カルボン酸(b)又は単に単量体(b)という
ことがある〕を共重合してなり、さらに必要に応じてこ
れら単量体(a)及び(b)と共に、
【0027】(c) 上記単量体(a)及び(b)と共重合可能
で、該単量体(a)及び(b)以外の共単量体〔以下共単量体
(c)又は単に単量体(c)ということがある〕、を共重合し
てなることが好ましい。
【0028】上記一般式(1)で示されるアクリル酸エス
テルである主単量体(a)は、炭素数2〜10の直鎖又は分
枝鎖アルキル基を有し、その単独重合体のガラス転移温
度(Tg)が−25℃以下であるアクリル酸エステルである
が、その具体例は、エチルアクリレート、n-プロピルア
クリレート、n-ブチルアクリレート、i-ブチルアクリレ
ート、2-エチルヘキシルアクリレート、n-オクチルアク
リレート、イソオクチルアクリレート、n-ノニルアクリ
レート、イソノニルアクリレートなどが挙げられ、これ
らの中でも、エチルアクリレート、n-ブチルアクリレー
ト、2-エチルヘキシルアクリレート、イソオクチルアク
リレートが好ましい。これらのアクリル酸エステルは、
それぞれ単独で使用してもよく、また2種以上組み合わ
せて用いてもよい。
【0029】なお、ここでいう「単独重合体のガラス転
移温度(Tg)」には、L. E. ニールセン著、小野木宣治
訳「高分子の力学的性質」第11〜35頁に記載されている
単量体のガラス転移温度が適用される。
【0030】前記のアクリル酸エステル(a)の共重合量
は、アクリル系共重合体(A)を構成する前記単量体成分
(a)〜(c)の合計100重量%に基づいて、一般に50〜96重
量%、好ましくは60〜95重量%、さらに好ましくは70〜
92重量%の範囲であるのがよい。アクリル酸エステル
(a)の共重合量が該上限値以下であれば、結果として不
飽和カルボン酸(b)の使用量が少なくなりすぎることが
ないので、得られるアクリル系共重合体(A)が後記する
多官能性化合物(B)、例えばポリエポキシ化合物により
十分に架橋されて、適度の凝集力と防汚フィルムの光触
媒機能層表面への適度の接着力を有しているため、該ア
クリル系共重合体(A)及びポリエポキシ化合物(B)に基づ
く接着剤層を有する保護フィルムを該光触媒機能層表面
から剥離するに際して、接着剤表面層の光触媒機能層の
表面への転着や光触媒機能層の接着剤層表面への転着な
どの不都合を引き起こすことがなく、従って該保護フィ
ルム剥離後、紫外線の受光によって短時間で光触媒機能
層機能の回復が可能となるので好ましく、一方該下限値
以上であれば、防汚フィルムの触媒機能層側表面に貼着
された状態で、該防汚フィルムが各種物品の表面に貼着
され、該物品が各種加工、貯蔵、輸送などを経る過程
で、該光触媒機能層の損傷を防止できる程度にその表面
への接着性を有しているので好ましい。
【0031】本発明における必須単量体である前記カル
ボキシル基含有単量体(b)としては、炭素数3〜5のα,
β−不飽和モノ−又はジ−カルボン酸を好適に使用する
ことができ、具体的には、例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、クロトン
酸、シトラコン酸、無水マレイン酸等を挙げることがで
き、これらの中でも、アクリル酸、メタクリル酸、又は
イタコン酸の使用が好ましい。これら単量体(b)は、そ
れぞれ単独で使用してもよく、また2種以上組み合わせ
て用いてもよい。
【0032】これらカルボキシル基含有単量体(b)の共
重合量は、前記単量体成分(a)〜(c)の合計100重量%に
基づいて、一般に4〜20重量%、好ましくは5〜18重量
%、さらに好ましくは8〜15重量%の範囲であるのがよ
い。単量体(b)の共重合量が該上限値以下であれば、得
られる接着剤層が硬くなりすぎることがなく、光触媒機
能層表面に対して適度な接着性を有しているので好まし
く、一方該下限値以上であれば、得られる接着剤層が十
分に架橋され適度の凝集力と防汚フィルムの光触媒機能
層表面への適度の接着力を有しており、該アクリル系共
重合体(A)及びポリエポキシ化合物(B)に基づく接着剤層
を有する保護フィルムを該光触媒機能層表面から剥離す
るに際して、接着剤表面層の光触媒機能層の表面への転
着や光触媒機能層の接着剤層表面への転着などの不都合
を引き起こすことがなく、従って該保護フィルム剥離
後、紫外線の受光によって短時間で光触媒機能層機能の
回復が可能となるので好ましい。
【0033】本発明に用いられるアクリル系共重合体
(A)は、これら必須単量体(a)及び(b)と共に、必要に応
じて、共単量体(c)が共重合されていてもよく、そのよ
うな共単量体(c)の具体例としては、前記(a)以外のアク
リル酸エステル、例えば、メチルアクリレート、t-ブチ
ルアクリレート、トリデシルアクリレート、ステアリル
アクリレート、オレイルアクリレート等(好ましくはメ
チルアクリレート);メタクリル酸エステル、例えば、
エチルメタクリレート、n-プロピルメタクリレート、n-
ブチルメタクリレート、i-ブチルメタクリレート、t-ブ
チルメタクリレート、n-オクチルメタクリレート、2-エ
チルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、ベンジルメタクリレート等(好ましくはメチル
メタクリレート);
【0034】飽和脂肪酸ビニルエステル、例えば、蟻酸
ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、「バーサチ
ック酸ビニル」(商品名)等(好ましくは酢酸ビニ
ル);芳香族ビニル単量体、例えば、スチレン、α-メ
チルスチレン、ビニルトルエン等(好ましくはスチレ
ン);及びシアン化ビニル単量体、例えば、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等(好ましくはアクリロニ
トリル);を挙げることができる。
【0035】また共単量体(c)としては、例えば、ジメ
チルマレート、ジ-n-ブチルマレート、ジ-2-エチルヘキ
シルマレート、ジ-n-オクチルマレート、ジメチルフマ
レート、ジ-n-ブチルフマレート、ジ-2-エチルヘキシル
フマレート、ジ-n-オクチルフマレート等のマレイン酸
もしくはフマル酸のジエステル;も使用可能である。
【0036】さらに共単量体(c)としては、必要に応じ
て、分子内に1個のラジカル重合性不飽和基の他に少な
くとも1個の官能基を有する単量体であって、前記単量
体(b)以外の単量体(以下、官能性共単量体ということ
がある)を共重合することもできる。
【0037】このような官能性共単量体としては、官能
基として、例えば、アミド基もしくは置換アミド基、ア
ミノ基もしくは置換アミノ基、ヒドロキシル基、低級ア
ルコキシル基又はエポキシ基等を有する単量体を挙げる
ことができ、また、分子内にラジカル重合性不飽和基を
2個以上有する単量体も使用できる。
【0038】これら官能性共単量体の具体例としては、
アクリルアミド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリ
ルアミド、N-メチロールアクリルアミド、N-メチロール
メタクリルアミド、N-n-ブトキシメチルアクリルアミ
ド、N-i-ブトキシメチルアクリルアミド、N,N-ジメチル
アクリルアミド、N-メチルアクリルアミド(好ましくは
アクリルアミド、メタクリルアミド)等のアミド基もし
くは置換アミド基含有単量体;例えば、アミノエチルア
クリレート、N,N-ジメチルアミノエチルアクリレート、
N,N-ジエチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジメチル
アミノエチルメタクリレート、N,N-ジエチルアミノエチ
ルメタクリレート(好ましくはN,N-ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート、N,N-ジエチルアミノエチルメタクリ
レート)等のアミノ基もしくは置換アミノ基含有単量
体;
【0039】例えば、2-ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピルアクリレート、3-ヒドロキシ
プロピルアクリレート、4-ヒドロキシブチルアクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノアクリレート、2-ヒド
ロキシエチルメタクリレート、2-ヒドロキシプロピルメ
タクリレート、3-ヒドロキシプロピルメタクリレート、
4-ヒドロキシブチルメタクリレート、ポリエチレングリ
コールモノメタクリレート、アリルアルコール、メタリ
ルアルコール(好ましくは2-ヒドロキシエチルアクリレ
ート、4-ヒドロキシブチルアクリレート、2-ヒドロキシ
エチルメタクリレート、4-ヒドロキシブチルメタクリレ
ート)等のヒドロキシル基含有単量体;
【0040】例えば、2-メトキシエチルアクリレート、
2-エトキシエチルアクリレート、2-n-ブトキシエチルア
クリレート、2-メトキシエトキシエチルアクリレート、
2-エトキシエトキシエチルアクリレート、2-n-ブトキシ
エトキシエチルアクリレート、2-メトキシエチルメタク
リレート、2-エトキシエチルメタクリレート、2-n-ブト
キシエチルメタクリレート、2-メトキシエトキシエチル
メタクリレート、2-エトキシエトキシエチルメタクリレ
ート、2-n-ブトキシエトキシエチルメタクリレート、メ
トキシポリエチレングリコールモノアクリレート、メト
キシポリエチレングリコールモノメタクリレート、(好
ましくは2-メトキシエチルアクリレート、2-エトキシエ
チルアクリレート、2-メトキシエチルメタクリレート、
2-エトキシエチルメタクリレート、メトキシポリエチレ
ングリコールモノアクリレート、メトキシポリエチレン
グリコールモノメタクリレート)等の末端アルキル部分
の炭素数が4以下の低級アルコキシル基含有単量体;
【0041】例えば、グリシジルアクリレート、グリシ
ジルメタクリレート、グリシジルアリルエーテル、グリ
シジルメタリルエーテル(好ましくはグリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート)等のエポキシ基含
有単量体;例えば、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレ
ート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌ
レート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,
2-プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3-プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4-ブタン
ジオールジ(メタ)アクリレート、1,6-ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)
アクリレート、アリル(メタ)アクリレート等の2個以上
のラジカル重合性不飽和基を有する単量体;等の単量体
群を挙げることができる。
【0042】これら共単量体(c)の共重合量は、前記単
量体成分(a)〜(c)の合計100重量%に基づいて、一般に
0〜46重量%、好ましくは0〜35重量%、さらに好まし
くは0〜22重量%の範囲であるのがよい。単量体(c)の
共重合量が該上限値以下であれば、得られる接着剤層が
硬くなりすぎることがなく、光触媒機能層表面に対して
適度な接着性を有しているので好ましい。
【0043】本発明に用いる前記アクリル系共重合体
(A)の重合方法は、特に制限されるものではないが、通
常は溶液重合を用いることが好ましい。
【0044】溶液重合は、一般に、重合槽内に所定の有
機溶媒、単量体、重合開始剤、及び、必要に応じて用い
られる連鎖移動剤を仕込み、窒素気流中又は有機溶媒の
還流温度で、撹拌しながら数時間加熱反応させることに
より行われる。この場合に有機溶媒、単量体、重合開始
剤及び/又は連鎖移動剤の少なくとも一部を逐次添加し
てもよい。
【0045】上記の重合用有機溶媒としては、例えば、
ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン、n-プロピルベン
ゼン、t-ブチルベンゼン、o-キシレン、m-キシレン、p-
キシレン、テトラリン、デカリン、芳香族ナフサ等の芳
香族炭化水素類;例えば、n-ヘキサン、n-ヘプタン、n-
オクタン、i-オクタン、n-デカン、ジペンテン、石油ス
ピリット、石油ナフサ、テレピン油等の脂肪系もしくは
脂環族系炭化水素類;
【0046】例えば、酢酸エチル、酢酸n-ブチル、酢酸
n-アミル、酢酸2-ヒドロキシエチル、酢酸2-ブトキシエ
チル、酢酸3-メトキシブチル、安息香酸メチル等のエス
テル類;例えば、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ル-i-ブチルケトン、イソホロン、シクロヘキサノン、
メチルシクロヘキサノン等のケトン類;
【0047】例えば、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル等のグリコールエーテル類;例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、n-プロピルアルコール、i-プロ
ピルアルコール、n-ブチルアルコール、i-ブチルアルコ
ール、s-ブチルアルコール、t-ブチルアルコール等のア
ルコール類;などを挙げることができる。これらの有機
溶媒はそれぞれ単独で、または、2種以上混合して用い
ることができる。
【0048】前記重合開始剤としては、例えば、ベンゾ
イルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、カプロイ
ルパーオキシド、ジ-t-ブチルパーオキシド、ジ-i-プロ
ピルパーオキシジカーボネート、ジ-2-エチルヘキシル
パーオキシジカーボネート、t-ブチルパーオキシビバレ
ート等の有機過酸化物;例えば、2,2’-アゾビス-i-ブ
チロニトリル、2,2’-アゾビス-2,4-ジメチルバレロニ
トリル、2,2’-アゾビス-4-メトキシ-2,4-ジメチルバレ
ロニトリル等のアゾ化合物;などをそれぞれ単独又は組
み合わせて使用することができる。
【0049】重合開始剤の使用量には、共重合に使用す
る単量体(a)〜(c)の合計量100重量部当り、一般に約0.0
1〜5重量部、好適には約0.02〜2重量部の範囲内とす
ることができる。
【0050】また、前記連鎖移動剤としては、例えば、
シアノ酢酸;アルキル基炭素数1〜8のシアノ酢酸アル
キルエステル類;ブロモ酢酸;アルキル基炭素数1〜8
のブロモ酢酸エステル類;アントラセン、フェナントレ
ン、フルオレン、9-フェニルフルオレンなどの芳香族化
合物類;p-ニトロアニリン、ニトロベンゼン、ジニトロ
ベンゼン、p-ニトロ安息香酸、p-ニトロフェノール、p-
ニトロトルエンなどの芳香族ニトロ化合物類;ベンゾキ
ノン、2,3,5,6-テトラメチル-p-ベンゾキノンなどのベ
ンゾキノン誘導体類;
【0051】トリブチルボランなどのボラン誘導体;四
臭化炭素、四塩化炭素、1,1,2,2-テトラブロモエタン、
トリブロモエチレン、トリクロロエチレン、ブロモトリ
クロロメタン、トリブロモメタン、3-クロロ-1-プロペ
ンなどのハロゲン化炭化水素類;クロラール、フラルデ
ヒドなどのアルデヒド類;
【0052】炭素数1〜18のアルキルメルカプタン類;
チオフェノール、トルエンメルカプタンなどの芳香族メ
ルカプタン類;メルカプト酢酸;メルカプト酢酸の炭素
数1〜10のアルキルエステル類;炭素数1〜12のヒドロ
キルアルキルメルカプタン類;ビネン、ターピノレンな
どのテルペン類などを挙げることができる。
【0053】上記連鎖移動剤を用いる場合の使用量には
特に限定はないが、前記単量体(a)〜(c)の合計100重量
部当たり約0.005〜3重量部であるのが好ましい。重合
温度としては、一般に約30〜180℃、好ましくは約60〜1
50℃の範囲がよい。
【0054】なお、溶液重合法などで得られた重合物中
に未反応の単量体が含まれる場合は、該単量体を除くた
めに、メタノール等による再沈澱法で精製することも可
能である。
【0055】本発明の、防汚フィルムの表面保護フィル
ム用接着剤組成物は、以上述べたアクリル系共重合体
(A)と共に、架橋剤としてアクリル系共重合体(A)成分と
架橋反応しうる官能基を2つ以上含有する多官能性化合
物(B)を必須成分として含んでなるものである。
【0056】上記の多官能性化合物(B)は、アクリル系
共重合体(A)と反応して架橋構造を形成するものである
限り、特に限定されるものではなく、ポリエポキシ化合
物、ポリイソシアネート化合物、アジリジン化合物、メ
ラミンホルムアルデヒド縮合物、金属塩、金属キレート
化合物などを挙げることができるが、防汚フィルムとの
密着性、アクリル系共重合体(A)と配合した後の安定性
等の観点から、ポリエポキシ化合物の使用が好ましい。
これら多官能性化合物(B)はそれぞれ単独で、又は2種
以上組み合わせて使用することができる。
【0057】多官能性化合物(B)として好適に使用する
ことのできる、前記のポリエポキシ化合物は、必ずしも
限定されるものではなく、例えばエチレングリコールジ
グリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ト
リプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプ
ロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペンチ
ルグリコールジグリシジルエーテル、1,6-ヘキサンジオ
ールジグリシジルエーテル、ポリテトラメチレングリコ
ールジグリシジルエーテル、グリセロールジグリシジル
エーテル、グリセロールトリグリシジルエーテル、ジグ
リセロールポリグリシジルエーテル、ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル、レゾルシンジグリシジルエー
テル、2,2-ジブロモネオペンチルグリコールジグリシジ
ルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテル、ペンタエリトリトールポリグリシジルエーテ
ル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、アジピン酸
ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリシジルエステ
ル、トリス(グリシジル)イソシアヌレート、トリス(グ
リシドキシエチル)イソシアヌレート、1,3-ビス(N,N-グ
リシジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’-
テトラグリシジル-m-キシリレンジアミンなどを挙げる
ことができる。
【0058】これらのポリエポキシ化合物のうち、分子
中に3個以上のエポキシ基を有するポリエポキシ化合物
が好ましく、中でもトリス(グリシジル)イソシアヌレー
ト、トリス(グリシドキシエチル)イソシアヌレート、1,
3-ビス(N,N-グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、
N,N,N’,N’-テトラグリシジル-m-キシリレンジアミン
などのポリエポキシ化合物の使用がさらに好ましく、1,
3-ビス(N,N-グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、
N,N,N’,N’-テトラグリシジル-m-キシリレンジアミン
の使用が特に好ましい。
【0059】これらポリエポキシ化合物の使用量は、ア
クリル系共重合体(A)中の反応性官能基1当量に対し
て、一般には0.1〜2当量、さらには0.5〜1.5当量、特
には0.8〜1.2当量の範囲であることが好ましい。ポリエ
ポキシ化合物の使用量が該下限値以上であれば、前記ア
クリル系共重合体(A)を十分に架橋することができるの
で、得られる接着剤層の凝集力が十分なものとなり、該
接着剤層を有する保護フィルムを該光触媒機能層表面か
ら剥離するに際して、接着剤表面層の光触媒機能層の表
面への転着や光触媒機能層の接着剤層表面への転着など
の不都合を引き起こすことがなく、従って該保護フィル
ム剥離後、紫外線の受光によって短時間で光触媒機能層
機能の回復が可能となるので好ましい。また該上限値以
下であれば、添加されたポリエポキシ化合物が無駄なく
使用され、優れた凝集力を有する接着剤層が得られるの
で好ましい。
【0060】本発明の表面保護フィルム用接着剤組成物
には、以上述べたアクリル系共重合体(A)及びポリエポ
キシ化合物の他に、必要に応じて、アクリル系接着剤組
成物に通常配合される配合物、例えば、光安定剤、可塑
剤、軟化剤、染料、顔料、無機充填剤などを適宜配合す
ることができる。
【0061】次に、本発明の接着剤組成物により形成さ
れる接着剤層を有する表面保護フィルムと、この表面保
護フィルムによって保護される防汚フィルムについて説
明する。
【0062】図1は、表面に接着剤層を有する本発明の
表面保護フィルムにより光触媒機能層表面を保護され
た、代表的な防汚フィルムの断面図である。
【0063】防汚フィルム(2)は、基本的には防汚ベー
スフィルム(6)及び光触媒機能層(5)によって構成され、
光触媒機能層(5)の酸化分解作用から防汚ベースフィル
ム(6)を防護するために、必要に応じて防護層(7)が設け
られていてもよい。
【0064】防汚ベースフィルム(6)は、通常、光透過
性の樹脂材料、例えばポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアクリ
レート等から形成されており、その厚さは50〜300μm程
度であるのが普通である。光触媒機能層(5)もまた光透
過性の層であり、その層中には光触媒作用を有する金属
酸化物、例えばTiO2、ZnO、ZrO2、WO3、Fe2O3、FeTiO3
及びSrTiO3などからなる微粒子(光触媒粒子)が含まれ
ている。光触媒粒子としては、ルチル型、アナターゼ型
又はブルッカイト型のTiO2であることが好ましく、これ
らの中アナターゼ型のTiO2が最も好ましい。また光触媒
機能を更に向上させるために、TiO2表面が、Pt、Au、A
g、Cu、Pd、Rh、Ru等の金属;RuO2、NiO等の金属酸化物
で被覆されていてもよい。これら光触媒粒子の粒子径
は、一般に1〜500nm、好ましくは5〜100nmの範囲であ
る。光触媒機能層(5)にはまた、バインダーとしてシリ
カが含まれていてもよい。防護層(7) もまた光透過性の
層であり、この層は、シリカやガラスなどのセラミック
無機質を有機質バインダー中に分散させて、防汚ベース
フィルム(6)と光触媒機能層(5)との間に形成されたもの
で、上記のように光触媒機能層(5)の酸化分解作用から
防汚ベースフィルム(6)を防護することを目的としてい
る。光触媒機能層(5)と防護層(7)の合計の厚さは、一般
に0.3〜5μm程度であるのがよい。
【0065】本発明における表面保護フィルム(1)は、
本発明の接着剤組成物から形成される接着剤層(4)が、
表面保護ベースフィルム(3)の一方の面に形成されてい
るものである。表面保護ベースフィルム(3)は、通常、
光透過性の樹脂材料、例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等から形成されており、その厚さは
16〜50μm程度であるのが普通である。
【0066】接着剤層(4)の形成方法は、特に限定され
たものではなく、本発明の接着剤組成物を塗布可能な粘
度に適宜希釈して、これを表面保護ベースフィルム(3)
に直接塗布・乾燥して溶媒を除去する直接法;先ずシリ
コーン樹脂等により離型処理が施された紙やプラスチッ
クフィルム等の剥離シート上に、該接着剤組成物を適宜
な厚さに塗布し、加熱乾燥して接着剤層を形成させ、次
いでこれを表面保護ベースフィルム(3)に転着させる間
接法;を例示することができる。接着剤層(4)の厚さ
は、乾燥厚で5〜25μm、特に8〜15μmであることが好ま
しい。
【0067】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げ、本発明の効
果を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制
限されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
て用いた、試験片の作成、並びに各種の試験方法及び評
価方法は以下のとおりである。
【0068】(1) 試験用接着シートの作成 厚さ約23μmの易接着処理PETフィルム〔「HPE23」;帝
人デュポンフィルム(株)製〕上に、感圧接着剤組成物の
サンプルを乾燥後の乾燥時塗布量が約10μmとなるよう
に塗布し、100℃で90秒間熱風循環式乾燥機にて乾燥し
て接着シートを作成し、次いで50℃の恒温槽で3日間養
生したものを試験用接着シートとする。
【0069】(2) 初期接着力の測定 防汚フィルム〔「AVX103」;東京磁気印刷(株)製〕上
に、前(1)項で作成した試験用接着シートより切り出し
た試験片をJIS Z-0237の方法に従って圧着して試験用サ
ンプルとし、これを23℃、65%RHの条件下で1時間放置
した後、23℃、65%RH、剥離速度300mm/分の条件でその
180゜剥離における接着力(N/25mm)を測定する。
【0070】初期接着力は、例えば0.05〜0.5N/25mm、
特には0.1〜0.3N/25mmであることが好ましい。
【0071】(3) 接着力経時変化の測定 前(2)項と同様に作製した試験サンプルを50℃で7日間
加熱処理を行い、次いでこれを23℃、65%RHの条件下で
1時間放置した後、前(2)項と同様の条件で接着力を測
定した。
【0072】表面保護フィルムの熱履歴後の接着力は、
例えば0.1〜0.6 N/25mm、特には0.2〜0.5N/25mmである
ことが好ましい。
【0073】(4) 水接触角の測定 協和化学(株)製接触角測定装置を用い23℃、65%RHの
雰囲気中で測定面にマイクロシリンジで3μlの水滴
(脱イオン水)を落とし分度器で角度を読み取った。
【0074】なお測定は、前(2)項及び前(3)項において
表面保護フイルムを剥離した直後の防汚フィルムについ
て、ブラックライトで紫外線照射(強度2mW/cm2)の
前、3時間照射後及び6時間照射後のそれぞれの水接触
角を測定した。
【0075】水接触角は、紫外線照射前で好ましくは30
゜以下;紫外線3時間照射で好ましくは10゜以下、より好
ましくは6゜以下、さらに好ましくは4゜以下;紫外線6
時間照射で好ましくは8゜以下、より好ましくは6゜以
下、さらに好ましくは4゜以下であるのがよい。
【0076】アクリル系共重合体の作製
【0077】製造例1 攪拌機、還流冷却器、逐次滴下装置、温度計を備えた反
応装置に、ブチルアクリレート(BA)88重量部及びアク
リル酸(AA)12重量部からなる単量体混合物のうち20重
量%、酢酸エチル(EAc)50重量部並びに重合開始剤と
してアゾビスイソブチロニトリル(AIBN)0.01部を加え
て加熱し、還流温度で約20分間重合を行った。次いで還
流温度条件下で単量体混合物の残量80重量%と、EAc 25
重量部及びAIBN 0.1重量部からなる重合開始剤溶液とを
それぞれ約90分にわたって逐次滴下し、引き続き40分間
EAc 10重量部及びAIBN 0.2重量部からなる重合開始剤
溶液を逐次滴下した後、更に120分間重合反応を行っ
た。反応終了後、トルエン、t-ブチルアルコール(t-Bu
OH)にて希釈し、固形分を30重量%に調整して、粘度8,
000mPa・s、ガラス転移温度(Tg)−50℃、重量平均分子量
(Mw)80万のアクリル系共重合体溶液を得た。
【0078】製造例2〜5 製造例1において、表1に示すように、BA 88重量部及
びAA 12重量部を用いる代わりにそれらの使用割合を変
え、また単量体混合物及びEAcのそれぞれの初期仕込み
と逐次添加の割合を若干加減する以外は製造例1とほぼ
同様にしてアクリル系共重合体溶液を得た。
【0079】用いられた単量体組成、得られたアクリル
系共重合体溶液の粘度、並びに該共重合体のガラス転移
温度(Tg)及び重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
【0080】製造例6〜8 製造例1において、BA 88重量部及びAA 12重量部を用い
る代わりに、表1に示すように単量体組成を変え、また
単量体混合物及びEAcのそれぞれの初期仕込みと逐次添
加の割合を若干加減する以外は製造例1とほぼ同様にし
てアクリル系共重合体溶液を得た。
【0081】用いられた単量体組成、得られたアクリル
系共重合体溶液の粘度、並びに該共重合体のガラス転移
温度(Tg)及び重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
【0082】製造例9〜10 製造例1において、表1に示すように、不飽和カルボン
酸(b)としてAA 12重量部を用いる代わりに、メタクリル
酸(MAA)12重量部又はイタコン酸(IA)6重量部を用
い、該不飽和カルボン酸の使用量に応じてBAの量を加減
し、またIAはメタノール60重量部に溶解して単量体混合
物に混合し、そのメタノール使用分だけEAcを減量し、
さらに単量体混合物及びEAcのそれぞれの初期仕込みと
逐次添加の割合を若干加減する以外は製造例1とほぼ同
様にしてアクリル系共重合体溶液を得た。
【0083】用いられた単量体組成、得られたアクリル
系共重合体溶液の粘度、並びにそのアクリル系共重合体
のガラス転移温度(Tg)、重量平均分子量(Mw)を表1
に示す。
【0084】製造例11〜12 製造例1において、表1に示すように、BA 88重量部及
びAA 12重量部を用いる代わりにBA 90重量部及びAA 10
重量部を用い、単量体混合物及びEAcのそれぞれの初期
仕込みと逐次添加の割合を変えることにより得られるア
クリル系共重合体の分子量を変える以外は、製造例1と
ほぼ同様にしてアクリル系共重合体溶液を得た。
【0085】用いられた単量体組成、得られたアクリル
系共重合体溶液の粘度、並びに該共重合体のガラス転移
温度(Tg)及び重量平均分子量(Mw)を表1に示す。
【0086】なお、表1における単量体の略号は以下の
とおりである。 EHA:2-エチルヘキシルアクリレート BA:ブチルアクリレート EA:エチルアクリレート MMA:メチルメタクリレート AA:アクリル酸 MAA:メタクリル酸 IA:イタコン酸
【0087】
【表1】
【0088】表面保護フィルム用接着剤組成物の作製
【0089】実施例1 アクリル系共重合体(A)として、製造例1のアクリル系
共重合体溶液332重量部(共重合体として約100重量部;
カルボキシル基0.1667当量部:ここで「当量部」とは
「重量部」を「g」と読み替えたときの「当量」に相当
する値である。すなわち、共重合体約100g中にはカルボ
キシル基が0.1667当量含まれていることを意味する。)
を用い、これに多官能性化合物(B)としてポリエポキシ
化合物〔「TETRAD-C」;1,3-ビス(N,N-ジグリシジルア
ミノメチル)シクロヘキサン;有効成分100重量%;エポ
キシ当量100;三菱瓦斯化学(株)製〕16.67部(0.1667当
量部)を添加して接着剤組成物を得た。得られた接着剤
組成物は、アクリル系共重合体(A)の反応性官能基1当
量に対して、ポリイソシアネート(B)約1.00当量を含ん
でいた。
【0090】この接着剤組成物を用い、前記の試験用感
圧接着シートの作成方法に従って試験用表面保護フィル
ムを作成し、前記の各種物性試験を行った。得られた結
果を表3に示す。
【0091】実施例2 実施例1において、製造例1のアクリル系共重合体(A)
に対する多官能性化合物(B)の使用量を変える以外は実
施例1と同様にして接着剤組成物を得た。多官能性化合
物(B)の使用量及びアクリル系共重合体(A)の反応性官能
基に対するポリイソシアネート(B)の反応性官能基の当
量比を表2に示す。
【0092】この接着剤組成物を用い、前記の試験用感
圧接着シートの作成方法に従って試験用表面保護フィル
ムを作成し、前記の各種物性試験を行った。得られた結
果を表3に示す。
【0093】実施例3〜11及び比較例1〜2 実施例1において、製造例1のアクリル系共重合体溶液
を用いる代わりに、製造例2〜12のアクリル系共重合体
溶液を用い、それぞれのアクリル系共重合体の反応性官
能基に対する多官能性化合物(B)の反応性官能基の当量
比が1.00となるように多官能性化合物(B)の使用量を変
える以外は実施例1と同様にして接着剤組成物を得た。
多官能性化合物(B)の使用量及びアクリル系共重合体(A)
の反応性官能基に対するポリイソシアネート(B)の反応
性官能基の当量比を表2に示す。
【0094】実施例12 実施例1において、「TETRAD-C」;1,3-ビス(N,N-ジグ
リシジルアミノメチル)シクロヘキサン;有効成分100重
量%;エポキシ当量100;三菱瓦斯化学(株)製〕16.67部
(0.1667当量部)の代わりに「TETRAD-X」;N,N,
N’,N’−テトラグリシジル−m−キシレンジアミ
ン;有効成分100重量%;エポキシ当量100;三菱瓦斯化
学(株)製〕16.67部(0.1667当量部)を用いる以外は実
施例1と同様にして接着剤組成物を得た。
【0095】この接着剤組成物を用い、前記の試験用感
圧接着シートの作成方法に従って試験用表面保護フィル
ムを作成し、前記の各種物性試験を行った。得られた結
果を表3に示す。
【0096】
【表2】
【0097】
【表3】
【0098】
【発明の効果】本発明は、光触媒機能層を有する防汚フ
ィルムと接する側の表面に接着剤層を有する防汚フィル
ム用表面保護フィルム並びに、反応性官能基として特定
量以上のカルボキシル基を含有する特定ガラス転移温度
(Tg)範囲のアクリル系共重合体(A)、及びポリエポキ
シ化合物(B)を必須成分として含有する防汚フィルムの
保護フィルム用接着剤組成物に関するものである。
【0099】本発明の表面保護フィルムは、上記のよう
に構成された接着剤組成物から形成される接着剤層を有
することによって、例えば印刷、所定形状への成形、イ
ンサート成形、取り付け加工などの様々な加工や、貯
蔵、輸送などの過程で、防汚フィルム表面の光触媒機能
層を傷つけることがなく、該光触媒機能層に対して十分
な接着性を有すると共に、その剥離後には、紫外線を受
光することによって防汚フィルムが容易に光触媒の機能
を回復することを可能にするため、該防汚フィルムが使
用されている各種物品の表面を、塵埃や車両の排気ガ
ス、油汚れ、落書きのインキなどの汚染物質の付着から
守ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、表面に接着剤層を有する本発明の表面
保護フィルムにより光触媒機能層表面を保護された、代
表的な防汚フィルムの断面図である。
【符号の説明】
1:表面保護フィルム 2;防汚フイルム 3:表面保護ベースフィルム 4:接着剤層 5:光触媒機能層 6:防汚ベースフィルム 7:防護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08G 85/00 C08G 85/00 C09J 133/00 C09J 133/00 163/00 163/00 (72)発明者 上前 昌巳 栃木県佐野市米山南町53 日本カーバイド 工業株式会社社宅 Fターム(参考) 4G069 AA02 AA08 BA04A BA04B BA05A BA22A BA22B BA22C BA48A BB04A BB06A BC12A BC35A BC50A BC60A BC66A BE08C BE09C CA01 CA07 CA10 CA11 EA08 EC22X EC22Y ED02 ED10 FA01 FB71 FC05 4J004 AA10 AA13 AB01 AB05 CA04 CA05 CA06 FA04 4J031 CA21 CA36 4J036 AB01 AB02 AB03 AB05 AB10 AB17 AC05 AG04 AG07 AH06 AH07 FB03 JA06 4J040 DF011 DF041 DF061 DF101 DG011 EC121 EF181 EF281 HB14 HD41 JA09 LA02 MA01 NA22 PA23 PA42

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に光触媒機能を有する防汚フィルムの
    表面保護フィルムであって、その防汚フィルムと接する
    側の表面に接着剤層を有することを特徴とする表面保護
    フィルム。
  2. 【請求項2】表面保護フィルム剥離後の防汚フィルム表
    面の水接触角が30゜以下となるように保持し、紫外線の
    照射によって該接触角を10゜以下にすることができる請
    求項1に記載の表面保護フィルム。
  3. 【請求項3】防汚フィルム表面に対する接着力が0.05〜
    0.6 N/25mmの範囲である請求項1〜2の何れか1項に記
    載の表面保護フィルム。
  4. 【請求項4】光触媒機能層がTiO2、ZnO、ZrO2、WO3、Fe
    2O3、FeTiO3及びSrTiO3からなる群から選ばれる少なく
    とも1種の光触媒粒子を含有する請求項1に記載の表面
    保護フィルム。
  5. 【請求項5】光触媒粒子がルチル型、アナターゼ型又は
    ブルッカイト型のTiO2である請求項4に記載の表面保護
    フィルム。
  6. 【請求項6】防汚フィルムの表面保護フィルム用接着剤
    層形成用の接着剤組成物であって、下記(A)及び(B): (A) (メタ)アクリル酸エステルに由来する繰り返し単位
    を、該アクリル系共重合体(A)の重量に基づいて50重量
    %以上含有してなるガラス転移温度(Tg)−10℃以下の
    アクリル系共重合体であって、カルボキシル基含有繰り
    返し単位を、該アクリル系共重合体100重量%に基づい
    て4重量%以上含有するアクリル系共重合体;及び (B) アクリル系共重合体(A)成分と架橋反応しうる官能
    基を2つ以上含有する多官能性化合物;を必須成分とし
    て含んでなることを特徴とする接着剤組成物。
  7. 【請求項7】アクリル系共重合体(A)の重量平均分子量
    (Mw)が30〜120万の範囲である請求項6に記載の接着
    剤組成物。
  8. 【請求項8】アクリル系共重合体(A)が、下記単量体(a)
    〜(c)、 (a) 下記一般式(1)、 H2C=CHCOOR1 (1) (ここでR1は、炭素数2〜10の直鎖又は分枝鎖アルキル
    基を表す) で示され、その単独重合体のガラス転移温度(Tg)が−
    25℃以下であるアクリル酸エステル 50〜96重量%、 (b) 炭素数3〜5のα,β−不飽和モノ−又はジ−カル
    ボン酸 4〜20重量%、 (c) 上記単量体(a)及び(b)と共重合可能で、該単量体
    (a)及び(b)以外の共単量体 0〜46重量%、 〔但し、単量体(a)〜(c)の合計を100重量%とする〕 を共重合してなるものである請求項6に記載の接着剤組
    成物。
  9. 【請求項9】アクリル酸エステル(a)が、エチルアクリ
    レート、n-ブチルアクリレート、2-エチルヘキシルアク
    リレート及びイソオクチルアクリレートよりなる群から
    選ばれる請求項8に記載の接着剤組成物。
  10. 【請求項10】炭素数3〜5のα,β−不飽和モノ−又
    はジ−カルボン酸が、アクリル酸、メタクリル酸及びイ
    タコン酸から選ばれる請求項8に記載の接着剤組成物。
  11. 【請求項11】多官能性化合物(B)がポリエポキシ化合
    物である請求項6に記載の接着剤組成物。
  12. 【請求項12】ポリエポキシ化合物が、1,3-ビス(N,N-
    グリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’
    -テトラグリシジル-m-キシレンジアミンから選ばれる請
    求項11に記載の接着剤組成物。
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