JP2003081967A - 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Info

Publication number
JP2003081967A
JP2003081967A JP2001278291A JP2001278291A JP2003081967A JP 2003081967 A JP2003081967 A JP 2003081967A JP 2001278291 A JP2001278291 A JP 2001278291A JP 2001278291 A JP2001278291 A JP 2001278291A JP 2003081967 A JP2003081967 A JP 2003081967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
compound
ring
general formula
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001278291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4747254B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Sasada
康幸 笹田
Kazutoshi Miyazawa
和利 宮澤
Katsuyuki Muraki
勝之 村城
Yasuhiro Kubo
恭宏 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
Original Assignee
Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Petrochemical Corp, Chisso Corp filed Critical Chisso Petrochemical Corp
Priority to JP2001278291A priority Critical patent/JP4747254B2/ja
Publication of JP2003081967A publication Critical patent/JP2003081967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4747254B2 publication Critical patent/JP4747254B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きなΔεおよび大きなK33/K11を有
する液晶化合物を提供する。この化合物を含有すること
によって、液晶表示素子の低電圧駆動および高コントラ
ストを可能とする液晶組成物、およびこの液晶組成物を
用いて構成した液晶表示素子を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で表される液晶性化合物。 (式中、A、AおよびAはそれぞれ独立してシク
ロヘキサン環、1,3−ジオキサン環、ベンゼン環、ま
たは少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた
ベンゼン環を示し;Raは炭素数1〜20のアルキル基
を示し、このアルキル基中、任意の−CH−は−O
−、−S−、−CH=CH−、または−C≡C−で置き
換えられてもよいが、−O−と−O−とが隣接すること
はなく、また、このアルキル基中、任意の水素はハロゲ
ンで置き換えられてもよく;Z、Z およびZはそ
れぞれ独立して単結合、−(CH−、−(C
−、−COO−、−OCO−、−CHO−、
−OCH−、−CFO−、−OCF−、−CF=
CF−、−CH=CH−、または−C≡C−を示し;m
およびnは独立して0または1である)。 【効果】 本発明の化合物は、大きなΔεおよび大きな
K33/K11を有する。Δnは比較的小さい。この化
合物を含有する液晶組成物は、液晶表示素子における低
電圧の駆動および高コントラストを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶性化合物に関
し、さらに詳しくは液晶組成物、特にTNモード用、S
TNモード用、TFTモード用またはOCBモード用の
液晶組成物成分として好適な液晶性化合物、これを含む
液晶組成物およびこの液晶組成物を用いて構成した液晶
表示素子に関する。なお、本発明において液晶性化合物
という用語は、液晶相を有する化合物および液晶相を示
さないが液晶組成物の構成成分として有用な化合物の総
称として用いる。
【0002】
【背景技術】液晶表示素子は液晶物質がもつ光学異方性
および誘電率異方性を利用したものであるが、その表示
方式によってねじれネマチック(TN)モード、動的散
乱(DS)モード、ゲストホスト(G.H)モード、配
向相変(DAP)モード、超ねじれネマチック(ST
N)モード、電圧制御複屈折(VCB、ECBまたはT
B)モード、垂直配向(VA)モード、マルチドメイン
垂直配向(MVA)モード、OCBモードなどの各種方
式に分けられ、それぞれの方式に適する液晶物質の性質
は異なる。ただし、いずれの方式の表示素子に用いられ
る液晶物質であっても水分、空気、熱、光等に安定であ
ることが必要である。
【0003】近年、駆動電圧が低くかつコントラストの
高い液晶表示素子が求められている。駆動電圧を低くす
るためには、液晶材料の誘電率異方性値(Δε)を大き
くすることが重要であり、特にSTN型液晶表示素子の
コントラストを高くするためには、液晶表示素子の電圧
透過率曲線を急峻にする必要があり、そのためには液晶
材料の弾性定数比(K33/K11)を大きくすること
が重要である。
【0004】これらの課題を解決するための手段とし
て、Δεが大きくかつK33/K11が大きい液晶化合
物の開発は有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、大き
なΔεおよび大きなK33/K11を有する液晶化合物
を提供すること、この化合物を含有することによって、
液晶表示素子の低電圧駆動および高コントラストを可能
とする液晶組成物を提供すること、およびこの液晶組成
物を用いて構成した液晶表示素子を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の構成は以下の通りである。 [1] 一般式(1)で表される液晶性化合物。
【0007】式中、A、AおよびAはそれぞれ独
立してシクロヘキサン環、1,3−ジオキサン環、ベン
ゼン環、または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き
換えられたベンゼン環を示す。シクロヘキサン環および
1,3−ジオキサン環はシス型よりもトランス型の方が
好ましい。Raは炭素数1〜20のアルキル基を示し、
このアルキル基中、任意の−CH −は−O−、−S
−、−CH=CH−、または−C≡C−で置き換えられ
てもよいが、−O−と−O−とが隣接することはなく、
また、このアルキル基中、任意の水素はハロゲンで置き
換えられてもよい。好ましいRaはアルキル、アルコキ
シ、アルコキシアルキル、アルコキシアルコキシ、アル
キルチオ、アルキルチオアルコキシ、アルケニル、アル
ケニルオキシ、アルケニルオキシアルキル、アルキニ
ル、アルキニルオキシである。これらの基において、少
なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられても好ま
しい。ハロゲンの好ましい置換位置はα位とω位であ
る。好ましいハロゲンはフッ素または塩素である。これ
らの基は分岐よりも直鎖の方が好ましい。−CH=CH
−はシス型よりもトランス型の方が好ましい。特に好ま
しいRaはアルキル、アルコキシまたはアルケニルであ
る。Z、ZおよびZはそれぞれ独立して単結合、
−(CH−、−(CH−、−COO−、−
OCO−、−CHO−、−OCH−、−CF
−、−OCF−、−CF=CF−、−CH=CH−、
または−C≡C−を示す。−CF=CF−および−CH
=CH−はシス型よりもトランス型の方が好ましい。好
ましくは単結合、−(CH−、−CFO−、ま
たは−OCF−である。mおよびnは独立して0また
は1である。
【0008】[2] mとnは、ともに0である[1]
に記載の液晶性化合物。 [3] mとnは、いずれか一方が0であり、かつもう
一方が1である[1]に記載の液晶性化合物。 [4] mとnは、ともに1である[1]に記載の液晶
性化合物。 [5] Z、ZおよびZの少なくとも1つが−C
O−である[1]に記載の液晶性化合物。 [6] [1]〜[5]のいずれか1項に記載の液晶性
化合物を少なくとも1種類含有する液晶組成物。
【0009】[7] 第一成分として、[1]〜[5]
のいずれか1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種
類含有し、第二成分として、一般式(2)、(3)およ
び(4)で表される化合物群から選択される化合物を少
なくとも1種類含有する液晶組成物。
【0010】(式中、Rは炭素数1〜10のアルキル
基を示し、この基の任意の−CH−は−O−または−
CH=CH−で置き換えられてもよいが、−O−と−O
−とが隣接することはなく、また、この基の任意の水素
はフッ素で置き換えられてもよく;Xはフッ素、塩
素、−OCF、−OCHF、−CF、−CHF
−CHF、−OCFCHF、または−OCF
HFCFを示し;LおよびLはそれぞれ独立して
水素またはフッ素を示し;ZおよびZはそれぞれ独
立して−(CH)−、−(CH)-、−COO
−、−CFO−、−OCF-、−CH=CH−、ま
たは単結合を示し;環Aおよび環Bはそれぞれ独立して
シクロヘキサン環、ジオキサン環または任意の水素がフ
ッ素で置き換えられてもよいベンゼン環を示し、環Cは
シクロヘキサン環または任意の水素がフッ素で置き換え
られてもよいベンゼン環を示す)。
【0011】[8] 第一成分として、[1]〜[5]
のいずれか1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種
類含有し、第二成分として、一般式(5)および(6)
で表される化合物群から選択される化合物を少なくとも
1種類含有する液晶組成物。
【0012】(式中、RおよびRはそれぞれ独立し
て炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基の任意の
−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えら
れてもよいが、−O−と−O−とが隣接することはな
く、また、この基の任意の水素はフッ素で置き換えられ
てもよく;Xは−CNまたは−C≡C−CN基を示
し;環Dはシクロヘキサン環、ベンゼン環、ジオキサン
環またはピリミジン環を示し;環Eはシクロヘキサン
環、任意の水素がフッ素で置き換えられてもよいベンゼ
ン環、またはピリミジン環を示し;環Fはシクロヘキサ
ン環またはベンゼン環を示し;Zは−(CH)
−、−COO−、−CFO−、−OCF−、また
は単結合を示し;L、LおよびLはそれぞれ独立
して水素またはフッ素を示し;b、cおよびdはそれぞ
れ独立して0または1である)。
【0013】[9] 第一成分として、[1]〜[5]
のいずれか1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種
類含有し、第二成分として、一般式(7)、(8)およ
び(9)で表される化合物群から選択される化合物を少
なくとも1種類含有する液晶組成物。
【0014】(式中、RおよびR5はそれぞれ独立し
て炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基の任意の
−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えら
れてもよいが、−O−と−O−とが隣接することはな
く、また、この基の任意の水素はフッ素で置き換えられ
てもよく;環Gおよび環Iはそれぞれ独立してシクロヘ
キサン環またはベンゼン環を示し;LおよびLはそ
れぞれ独立して水素またはフッ素を示すが、LとL
がともに水素であることはなく;ZおよびZはそれ
ぞれ独立して−(CH)−、−COO−または単結
合を示す)。
【0015】[10] 第一成分として、[1]〜
[5]のいずれか1項に記載の液晶性化合物を少なくと
も1種類含有し、第二成分として、前記一般式(2)、
(3)および(4)で表される化合物群から選択される
化合物を少なくとも1種類含有し、第三成分として、一
般式(10)、(11)および(12)で表される化合
物群から選択される化合物を少なくとも1種類含有する
液晶組成物。
【0016】(式中、RおよびRはそれぞれ独立し
て炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基の任意の
−CH−は−O−または−CH=CH−で置き換えら
れてもよいが、−O−と−O−とが隣接することはな
く、また、この基の任意の水素はフッ素で置き換えられ
てもよく;環J、環Kおよび環Mはそれぞれ独立してシ
クロヘキサン環、ピリミジン環、または任意の水素がフ
ッ素で置き換えられてもよいベンゼン環を示し;Z
よびZ10はそれぞれ独立して、−C≡C−、−COO
−、−(CH)−、−CH=CH−、または単結合
を示す)。
【0017】[11] 第一成分として、[1]〜
[5]のいずれか1項に記載の液晶性化合物を少なくと
も1種類含有し、第二成分として、前記一般式(5)お
よび(6)で表される化合物群から選択される化合物を
少なくとも1種類含有し、第三成分として、前記一般式
(10)、(11)および(12)で表される化合物群
から選択される化合物を少なくとも1種類含有する液晶
組成物。
【0018】[12] 一般式(1b−1−1)で表さ
れる化合物を少なくとも1種類、一般式(1b−2−
1)で表される化合物を少なくとも1種類、一般式(5
−2−1)で表される化合物を少なくとも1種類、一般
式(5−57−1)で表される化合物を少なくとも1種
類、一般式(10−1−1)で表される化合物を少なく
とも1種類、一般式(10−10−1)で表される化合
物を少なくとも1種類、一般式(11−1−1)で表さ
れる化合物を少なくとも1種類、一般式(11−1−
2)で表される化合物を少なくとも1種類、一般式(1
1−1−3)で表される化合物を少なくとも1種類、お
よび一般式(11−15−1)で表される化合物を少な
くとも3種類含有する液晶組成物。
【0019】 (式中、Rb、R、RおよびR10は独立して炭素
数1〜10のアルキル基を示す)。
【0020】[13] 第一成分として、[1]〜
[5]のいずれか1項に記載の液晶性化合物を少なくと
も1種類含有し、第二成分として、前記一般式(7)、
(8)および(9)で表される化合物群から選択される
化合物を少なくとも1種類含有し、第三成分として、前
記一般式(10)、(11)および(12)で表される
化合物群から選択される化合物を少なくとも1種類含有
する液晶組成物。
【0021】[14] 一般式(1b−1−2)で表さ
れる化合物を少なくとも1種類、一般式(7−1−1)
で表される化合物を少なくとも1種類、一般式(8−1
−1)で表される化合物を少なくとも2種類、一般式
(8−1−2)で表される化合物を少なくとも1種類、
一般式(10−1−2)で表される化合物を少なくとも
2種類、一般式(10−1−3)で表される化合物を少
なくとも2種類、一般式(10−5−1)で表される化
合物を少なくとも2種類、および一般式(11−19−
1)で表される化合物を少なくとも3種類含有する液晶
組成物。
【0022】 (式中、Rb、R、R10、R11、およびR12
それぞれ独立して炭素数1〜10のアルキル基を示
す)。
【0023】[15] 第一成分として、[1]〜
[5]のいずれか1項に記載の液晶性化合物を少なくと
も1種類含有し、第二成分として、前記一般式(2)、
(3)および(4)で表される化合物群から選択される
化合物を少なくとも1種類含有し、第三成分として、前
記一般式(5)および(6)で表される化合物群から選
択される化合物を少なくとも1種類含有し、第四成分と
して、前記一般式(10)、(11)および(12)で
表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1
種類含有する液晶組成物。 [16] [6]〜[15]のいずれか1項に記載の液
晶組成物が、さらに少なくとも1種類の光学活性化合物
を含有することを特徴とする液晶組成物。 [17] [6]〜[16]のいずれか1項に記載の液
晶組成物を用いて構成した液晶表示素子。
【0024】
【発明の実施の形態】一般式(1)で表される本発明の
液晶性化合物は、フッ素で置換されたベンゾジオキセン
環を有する化合物である。例えば化合物(A)は、この
ような構造を持つことによって、大きなΔεおよび大き
なK33/K11を発現する。このような効果は上記の
構造によって達成されたものである。
【0025】 〜Zとして示された基はいずれも優れた特性を発
現するが、それぞれ次の特徴を有する。単結合、−CH
=CH−は低粘性を発現させ、−(CH−、−
(CH−は他の液晶化合物または液晶組成物との
良好な相溶性を発現させる。−COO−および−CF
O−は大きなΔεを発現させ、−C≡C−は高い透明点
と低粘性を発現させる。
【0026】これらの化合物はいずれも大きなΔεおよ
び大きなK33/K11を有する。また、これらの化合
物は比較的小さいΔnを有する。mとnは独立して0ま
たは1を示すが、それらがともに0であるときは、大き
なΔεを発現する2環の液晶性化合物を与える。この化
合物は、これを成分として使用する液晶組成物に上記特
性を反映させることができるが、特に低温側に液晶相温
度領域が必要な場合に有用である。一方が0で、かつも
う一方が1であるときは、3環の液晶性化合物を与える
が、この化合物は2環の液晶化合物と同様の特性を有
し、液晶組成物に使用した場合透明点を高く設定するこ
とができる。また、それらがともに1であるときは、4
環の液晶性化合物を与えるが、この化合物は大きなΔε
を示しかつ高い透明点を有するので、液晶組成物に使用
した場合組成物の透明点を上昇させることができる。
【0027】上記一般式(1)において、コアの部分は
多種の構造が相当するが、いずれも優れた特性を発現す
る。そのうち数例を式(1a−1)〜(1c−20)に
示す。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】 本発明により提供される液晶組成物は、一般式(1)で
表される液晶性化合物を少なくとも1種類含む第一成分
のみでもよいが、これに加え、第二成分として一般式
(2)、(3)および(4)で表される化合物群から選
ばれる少なくとも1種類の化合物(以下第二A成分と称
する)および/または一般式(5)および(6)で表さ
れる化合物群から選ばれる少なくとも1種類の化合物
(以下第二B成分と称する)を混合したものが好まし
い。さらに、しきい電圧値、液晶相温度範囲、屈折率異
方性値、Δεまたは粘度等を調整する目的で、一般式
(10)、(11)および(12)で表される化合物群
から選ばれる少なくとも1種類の化合物を第三成分とし
て混合することもできる。また、本発明に使用される液
晶組成物の各成分は、特性に大きな差異が無いという理
由で、各元素の同位体元素からなる類縁体でも差し支え
ない。
【0032】上記第二A成分のうち、一般式(2)に含
まれる化合物の好適例として次の式(2−1)〜(2−
9)、一般式(3)に含まれる化合物の好適例として式
(3−1)〜(3−97)、ならびに一般式(4)に含
まれる化合物の好適例として式(4−1)〜(4−3
3)で表される化合物を挙げることができる。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】(式中、R1、X1は前記と同じ意味を表
す) これらの一般式(2)〜(4)で表される化合物は、正
のΔεを示し、熱安定性や化学的安定性が非常に優れて
いるので、主としてTFT用の液晶組成物に用いられ
る。TFT用の液晶組成物を調製する場合、該化合物の
使用量は液晶組成物の全重量に対して1〜99重量%の
範囲が適するが、好ましくは10〜97重量%、より好
ましくは40〜95重量%である。また一般式(10)
〜(12)で表される化合物をしきい電圧値、液晶相温
度範囲、屈折率異方性値、Δεまたは粘度等を調整する
目的で添加してもよい。
【0051】次に、前記第二B成分のうち、一般式
(5)および(6)に含まれる化合物の好適例として、
それぞれ式(5−1)〜(5−56)および式(6−
1)〜(6−3)で表される化合物を挙げることができ
る。より好ましい例として、それぞれ式(5−2−1)
および(5−57−1)で表される化合物を挙げること
ができる。
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】(式中、R、R、RおよびXは前
記と同じ意味を表す) これらの一般式(5)および(6)で示される化合物は
正のΔεを有し、その値が非常に大きいので主としてS
TN、TN用の液晶組成物に用いられる。これらの化合
物は組成物成分として、特にしきい電圧値を低くする目
的で使用される。また、粘度の調整、屈折率異方性値の
調整および液晶相温度範囲を広げる等の目的や、さらに
急峻性を改良する目的にも使用される。STNまたはT
N用の液晶組成物を調整する場合には、一般式(5)ま
たは(6)で表される化合物の使用量は0.1〜99.
9重量%の範囲が適用できるが、好ましくは10〜97
重量%、より好ましくは40〜95重量%である。ま
た、しきい電圧値、液晶相温度範囲、屈折率異方性値、
Δεまたは粘度等を調整する目的で一般式(10)〜
(12)で表される化合物を混合することもできる。
【0061】本発明の液晶組成物のうち、垂直配向モー
ド(VAモード)等に用いられる、Δεが負の液晶組成
物を調整する場合には、一般式(7)〜(9)からなる
群から選ばれる少なくとも一種類の化合物(以下第二C
成分)を混合したものが好ましい。第二C成分の一般式
(7)〜(9)に含まれる化合物の好適例として、それ
ぞれ式(7−1)〜(7−3)、式(8−1)〜(8−
5)および式(9−1)〜(9−3)で表されるものを
挙げることができる。より好ましい例として、それぞれ
式(7−1−1)、(8−1−1)および(8−1−
2)で表される化合物を挙げることができる。
【0062】
【0063】(式中、R4、R、R11およびR12
は前記と同じ意味を表す) 一般式(7)〜(9)で表される化合物は主としてΔε
が負であるVAモード用の液晶組成物に使用される。そ
の使用量を増加させると組成物のしきい電圧値が低くな
るが、粘度が高くなる。従って、しきい電圧値の要求値
を満足している限り、少なく使用することが好ましい。
しかしながら、40重量%より少なくなるとΔεの絶対
値が5以下となり、電圧駆動ができなくなる場合があ
る。一般式(7)〜(9)で表される化合物の使用量
は、VAモード用の組成物を調製する場合には40重量
%以上が好ましいが、50〜95重量%が好適である。
また弾性定数をコントロールし、組成物の電圧透過率曲
線を制御する目的で、一般式(7)〜(9)で表される
化合物をΔεが正である組成物に混合する場合もある。
この場合の一般式(7)〜(9)で表される化合物の使
用量は30重量%以下が好ましい。
【0064】本発明液晶組成物の第三成分のうち、一般
式(10)〜(12)に含まれる化合物の好適例とし
て、それぞれ(10−1)〜(10−11)、(11−
1)〜(11−18)および(12−1)〜(12−
6)で表わされる化合物を挙げることができる。より好
ましい例として、それぞれ式(10−1−1)、(10
−1−2)、(10−1−3)、(10−5−1)、
(10−10−1)、(11−1−1)、(11−1−
2)、(11−1−3)、(11−15−1)および
(11−19−1)で表される化合物を挙げることがで
きる。
【0065】
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】(式中、R6、R、RおよびR10
前記と同じ意味を表す) 一般式(10)〜(12)で表される化合物はΔεの絶
対値が小さい。一般式(10)で表される化合物は主と
して粘度の調整または屈折率異方性値の調整という目的
で使用される。また一般式(11)および(12)で表
される化合物は透明点を高くする等の、ネマチックレン
ジを広げる目的または屈折率異方性値の調整の目的で使
用される。
【0071】一般式(10)〜(11)で表される化合
物の使用量を増加させると液晶組成物のしきい電圧値が
高くなり、粘度が低くなる。従って、液晶組成物のしき
い電圧値要求値を満足している限り、多量に使用するこ
とが望ましい。TFT用の液晶組成物を調整する場合
に、一般式(10)〜(12)で表される化合物の使用
量は、好ましくは40重量%以下、より好ましくは35
重量%以下である。また、STNまたはTN用の液晶組
成物を調整する場合には、一般式(10)〜(12)で
表される化合物の使用量は、好ましくは70重量%以
下、より好ましくは60重量%以下である。
【0072】本発明に従い提供される液晶組成物は、一
般式(1)で表される液晶性化合物の少なくとも1種類
を0.1〜99重量%の割合で含有することが、優良な
特性を発現せしめるために好ましい。該液晶組成物はそ
れ自体公知の方法、例えば種々の成分を高温度下で相互
に溶解させる方法等により一般に調製される。また、必
要により、適当な添加物を加えることによって、意図す
る用途に応じた改良がなされ、最適化される。このよう
な添加物は当該業者によく知られており、文献などに詳
細に記載されている。通常、液晶のらせん構造を誘起し
て必要なねじれ角を調整し、逆ねじれを防ぐといった効
果を有するキラルドープ剤などが添加される。この場合
に使用されるキラルドープ剤の例として、以下の式(O
p−1)〜(Op−12)で表される光学活性化合物を
挙げることができる。
【0073】
【0074】本発明の液晶組成物は通常、これらの光学
活性化合物を添加してねじれのピッチを調整する。ねじ
れのピッチはTFT用およびTN用の液晶組成物であれ
ば40〜200μmの範囲に調整するのが好ましい。S
TN用の液晶組成物であれば6〜20μmの範囲に調整
するのが好ましい。また、双安定TN(Bistabl
e TN)モード用の場合は、1.5〜4μmの範囲に
調整するのが好ましい。ピッチの温度依存性を調整する
目的で2種以上の光学活性化合物を添加してもよい。
【0075】また、メロシアニン系、スチリル系、アゾ
系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン系、アン
トラキノン系およびテトラジン系等の二色性色素を添加
すれば、GH型用の液晶組成物として使用することもで
きる。本発明に係る組成物は、ネマチック液晶をマイク
ロカプセル化して作製したNCAPや、液晶中に三次元
網目状高分子を形成して作製したポリマー分散型液晶表
示素子(PDLCD)、例えばポリマーネットワーク液
晶表示素子(PNLCD)に使用できる。複屈折制御
(ECB)型やDS型用の液晶組成物としても使用でき
る。
【0076】本発明の液晶性化合物は、公知の合成化学
的手法を適宜用いて製造することができる。2,2,
3,3−テトラフルオロ−1,4−ベンゾジオキサン誘
導体はP. V. Yakovlevnaらの特開平11−106383
号公報に記載の方法および前記合成例を適宜参照するこ
とにより、容易に合成することができる。
【0077】(I)Zが単結合である場合:例えば、
文献公知の方法で合成される()とアリールホウ酸誘
導体()とを、炭酸塩水溶液と触媒、例えばテトラキ
ストリフェニルホスフィンパラジウム(Pd(PPh3)4)等
の存在下で反応させることにより、本発明化合物例の
(1−1)を合成することができる。また、この化合物
例(1−1)は、文献公知の方法で合成される化合物
)にノルマル−ブチルリチウム(n-BuLi)を作用さ
せ、塩化亜鉛、触媒、例えばジクロロビストリフェニル
ホスフィンパラジウム(PdCl 2(PPh3)2)等、および前記
化合物()を順次作用させることにより合成すること
もできる。
【0078】
【0079】(II)Zが−COO−である場合:例え
ば、前記化合物()にノルマル−ブチルリチウムを作
用させてリチオ化物へ誘導した後、二酸化炭素を作用さ
せてカルボン酸誘導体()を得、これに文献公知の方
法で製造されるフェノール()を作用させ、次いで脱
水縮合を行うことにより本発明化合物例の(1−2)を
合成することができる。
【0080】
【0081】(III)Zが−OCO−である場合:前
記化合物()を酸化剤、例えば過酸化水素水等で酸化
することにより化合物()を得る。この化合物に文献
公知の方法で製造されるカルボン酸()を作用させた
後、脱水縮合を行うことにより本発明化合物例の(1−
3)を合成することができる。上記脱水縮合反応は、公
知の脱水剤、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド等
を用いることによっても好適に実施できる。この化合物
は、カルボン酸を公知の試薬、例えばハロゲン化チオニ
ル等を用いて酸ハロゲン化物に誘導し、塩基性条件下で
アルコールやフェノールを作用させることによっても好
適に合成することができる。
【0082】
【0083】(IV)Zが−CFO−、−OCF
である場合:前記(II)で得られた本発明化合物(1−
2)を公知の硫黄化剤、例えばローソン試薬等で処理し
て化合物(11)へ誘導し、そのチオカルボニル基をフ
ッ化水素ピリジン錯体(M. Kuroboshi et al., Chem. L
ett., 827, 1992)、ジエチルアミノサルファトリフル
オリド(William H. Bunnelle et al., J. Org. Chem.
1990, 55, 768)などのフッ素化剤でフッ素化すること
により本発明化合物例の(1−4)を合成することがで
きる。また、前記(II)で得られた本発明化合物(1−
2)に換え前記(III)で得られた本発明化合物(1−
3)を用いる以外は同様にしてZが−OCF−であ
る本発明化合物を合成することができる。
【0084】
【0085】(V)Zが−CH=CH−(トランス)
である場合:文献公知の方法にて製造される化合物
)に塩基、例えばカリウムt−ブトキシド(t-BuO
K)等を作用させてリンイリドを発生させた後、この系
に化合物(10)を加えることにより本発明化合物例の
(1−5)を合成することができる。その際、条件等に
よってはシス体が生成するが、このシス体は文献公知の
方法によりトランス体にすることができる。
【0086】
【0087】(VI)Zが−(CH−である場
合:上記(V)で得られた本発明化合物(1−5)を触
媒、例えばパラジウムカーボン(Pd-C)等の存在下、接
触水素化することにより、本発明化合物例の(1−6)
を合成することができる。
【0088】
【0089】(VII)Zが−(CH−である場
合:前記化合物()に換え化合物(11)を用いる以
外は前記(V)および(VI)と同様にして本発明化合物
例の(1−7)を合成することができる。
【0090】
【0091】(VIII)Zが−C≡C−である場合:前
記化合物()に、触媒、例えばジクロロパラジウムと
ヨウ化銅等のハロゲン化銅の存在下、2−メチル−3−
ブチン−2−オールを作用させたのち、塩基性条件下脱
保護して化合物(12)とし、これを触媒、例えばジク
ロロパラジウムとヨウ化銅等のハロゲン化銅の存在下、
前記化合物()と反応させることにより本発明化合物
例の(1−8)を合成することができる。
【0092】
【0093】(IX)Zが−CF=CF−である場合:
前記化合物()にノルマル−ブチルリチウムを作用さ
せてリチオ化物へ誘導した後、テトラフルオロエチレン
を作用させ化合物(13)とする。これを、前記化合物
)にノルマル−ブチルリチウムを作用させて誘導さ
れるリチオ化物と反応させることにより、本発明化合物
例の(1−9)を合成することができる。
【0094】
【0095】(X)Zが−CHO−である場合:例
えば、文献公知の方法で製造される化合物(10)に還
元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)等を作
用させて化合物(14)とし、これをハロゲン化剤、例
えば臭化水素酸等を用いて化合物(15)へと誘導し、
塩基、例えば炭酸カリウム等の存在下、前記化合物
)と反応させることにより、本発明化合物例の(1
−10)を合成することができる。
【0096】
【0097】(XI)Zが−OCH−である場合:例
えば、文献公知の方法で製造される化合物(16)に還
元剤、例えば水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)等を作
用させて化合物(17)とし、これをハロゲン化剤、例
えば臭化水素酸等を用いて化合物(18)へと誘導し、
塩基、例えば炭酸カリウム等の存在下、前記化合物
)と反応させることにより、本発明化合物例の(1
−11)を合成することができる。
【0098】
【0099】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例によって制限される
ものではない。化合物の相転移系列において、Cは結
晶、Nはネマチック相、Iは等方性液体である。C
は結晶型が異なることを示す。実施例1〜4をあら
かじめスキームで示す。
【0100】
【0101】実施例1 2,2,3,3−テトラフルオロ−7−(4−(4−ペ
ンチルシクロヘキシル)フェニル)−1,4−ベンゾジ
オキセン(c)の合成。 200ml三口フラスコ中、7−ブロモ−2,2,3,
3−テトラフルオロ−1,4−ベンゾジオキセン(a)
3.12gをトルエン25mLに溶解させた溶液と2N
−炭酸ナトリウム水溶液12.5mLの懸濁液にテトラ
キストリフェニルホスフィンパラジウム1.11gを加
え、激しく撹拌した。これに4−(4−ペンチルシクロ
ヘキシル)フェニルホウ酸(b)3.04gをエタノー
ル6mLに溶解させた溶液を加え、2時間加熱環流し
た。室温に戻した後、ジエチルエーテルを加え、有機相
を分離し、水相をジエチルエーテルにて抽出した。有機
相を合わせ、食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧下で留去し、目的化合物の2,2,
3,3−テトラフルオロ−7−(4−(4−ペンチルシ
クロヘキシル)フェニル)−1,4−ベンゾジオキセン
(c)4.59gを得た。この化合物は無色結晶であっ
た。 C 30.6℃ C 34.9℃ I 1H−NMR(CDCl)δ:7.45(d,2
H),7.37−7.33(m、2H)、7.29
(d,2H),7.18(d,1H),2.53−2.
48(m,1H),1.93−1.88(m,4H),
1.52−1.44(m,2H),1.39−1.26
(m,3H),1.25−1.20(m,2H),1.
11−1,02(m,2H)0.90(t,3H).
【0102】実施例2 2,2,3,3−テトラフルオロ−1,4−ベンゾジオ
キセ−7−ニル 4−(4−プロピルシクロヘキシル)
シクロヘキサンカルボキシレート(f)の合成。 300mL三口フラスコ中、4−(4−プロピルシクロ
ヘキシル)シクロヘキサンカルボン酸(d)2.19g
と7−ヒドロキシ−2,2,3,3−テトラフルオロ−
1,4−ベンゾジオキセン(e)1.57gを塩化メチ
レン80mLに溶解させた。これに4−ジメチルアミノ
ピリジン0.98gを加えて室温で1時間攪拌させた
後、塩化メチレン40mLにN、N−ジシクロヘキシル
カルボジイミド1.66gを溶解させた溶液を加え、一
晩攪拌した。ジエチルエーテルを加えて析出した尿素を
濾別し、飽和食塩水を加え、1時間攪拌した。分液し、
有機層を3規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で
順次洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減
圧下で留去し、目的化合物の2,2,3,3−テトラフ
ルオロ−1,4−ベンゾジオキセ−7−ニル 4−(4
−プロピルシクロヘキシル)シクロヘキサンカルボキシ
レート(f)3.21gを得た。この化合物はネマチッ
ク相をもつ無色結晶であった。 C 30.6℃ C 66.0℃ N 91.8℃
H−NMR(CDCl)δ:7.13(d,1
H),6.93(d、1H)、6.89(q,1H),
2.48−2.42(m,1H),2.13(q,2
H),1.85(q,2H),1.75(q,4H),
1.55−1.48(m,2H),1.34−1.23
(m,2H),1.16−0.94(m、9H),0.
89−0.82(m、5H).
【0103】実施例3 2,2,3,3−テトラフルオロ−1,4−ベンゾジオ
キセ−7−ニル 4−(4−プロピルシクロヘキシ
ル)−2−フルオロベンゾアート(h)の合成。 第1段 300mL三口フラスコ中、4−(4−プロピルシクロ
ヘキシル)−2−フルオロ安息香酸(g) 2.13g
と7−ヒドロキシ−2,2,3,3−テトラフルオロ−
1,4−ベンゾジオキセン(e)1.55gを塩化メチ
レン80mLに溶解させた。そこに4−ジメチルアミノ
ピリジン0.98gを加え、室温で1時間攪拌した。そ
こに塩化メチレン40mLにN、N−ジシクロヘキシル
カルボジイミド1.66gを溶解させた溶液を加え、一
晩攪拌した。ジエチルエーテルを加え析出した尿素を濾
別し、飽和食塩水を加え、1時間攪拌した。分液し、有
機層を3N−塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下で
留去し、2.89gの2,2,3,3−テトラフルオロ
−1,4−ベンゾジオキセ−7−ニル 4−(4−プ
ロピルシクロヘキシル)−2−フルオロベンゾアート
(h)を得た。この化合物はモノトロピックのネマチッ
ク相をもつ無色結晶であった。 C 66.7℃ (N 48.6℃ )I H−NMR(CDCl)δ:7.99(t,1
H),7.19(d、1H),7.12(q,1H),
7.10(q,2H),7.05(t,1H),2.5
8−2.52(m,1H),1.92−1.88(m,
4H),1,49−1.20(m,7H),1.10−
1.02(m,2H),0.92−0.87(t,3
H).
【0104】実施例4 7−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)−2,6−
ジフルオロフェニル)−1,1−ジフルオロメトキシ−
2,2,3,3−テトラフルオロ−1,4−ベンゾジオ
キセン(j)の合成。 第1段 300mL三口フラスコ中、7−ヒドロキシ−2,2,
3,3−テトラフルオロ−1,4−ベンゾジオキサン
(e)1.55gをN,N−ジメチルホルムアミド70
mLに溶解させた。そこに60%水素化ナトリウム0.
37gを加え、60℃で1時間加熱撹拌した。反応液を
室温に戻し、N,N−ジメチルホルムアミド70mLに
溶解させた1−ジフルオロブロモメチル−2,6−ジフ
ルオロ−4−(4−ペンチルシクロヘキシル)ベンゼン
(i)3.08gを加え、60℃で3時間加熱攪拌し
た。反応液を室温に戻し、水を加えた。ジエチルエーテ
ルで抽出し、有機層を2N−水酸化ナトリウム水溶液、
飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去し、2.95gの
7−(4−(4−プロピルシクロヘキシル)−2,6−
ジフルオロフェニル)−1,1−ジフルオロメトキシ−
2,2,3,3−テトラフルオロ−1,4−ベンゾジオ
キセン(j)を得た。この化合物は無色結晶であった。 C 45.8℃ I H−NMR(CDCl)δ:7.14−7.09
(m,3H),6.83(d、2H),2.50−2.
46(m,1H),1.88(d,4H),1,43−
1.19(m,7H),1.07−1.00(m,2
H),0.90(t,3H).
【0105】実施例1〜4および発明の詳細な説明の欄
における記述を基に、下記化合物No.1〜No.55
を製造することができる。なお、下記には実施例1〜4
で得られた化合物についても再掲した。
【0106】
【0107】
【0108】
【0109】
【0110】
【0111】
【0112】前述の通り本発明のネマチック液晶組成物
は調製されるが、その例として以下の組成物例1〜23
を示すことができる。なお、組成物例中の各化合物は下
記表1に示す取り決めに従い、左末端基、結合基、環構
造および右末端基の各欄に示された基をそれぞれの記号
に対応させることにより表示した。化合物の含有量は特
に規定のない限り重量%を意味する。組成物例の特性デ
ータは、NI(ネマチック−等方性液体相転移点)、η
(粘度:測定温度20.0℃)、Δn(屈折率異方性
値:測定温度25.0℃)、Δε(誘電率異方性値:測
定温度25.0℃)およびVth(しきい電圧値:測定
温度25.0℃)により示した。
【0113】表1 記号を用いた化合物の表記方法
【0114】 使用例1 3−HBCm(C) 15.0% 1V2−BEB(F,F)−C 5.0% 3−HB−C 10.0% 1−BTB−3 5.0% 2−BTB−1 10.0% 3−HH−4 11.0% 3−HHB−1 11.0% 3−HHB−3 9.0% 3−H2BTB−2 4.0% 3−H2BTB−3 4.0% 3−H2BTB−4 4.0% 3−HB(F)TB−2 6.0% 3−HB(F)TB−3 6.0% NI =90.5(℃) η =23.8(mPa・s) Δn =0.159 Δε =6.6 Vth=2.18(V) 上記組成物100部にOP−4を0.8部添加したとき
のピッチは10.7μmであった。
【0115】 使用例2 3−HBCm(C) 15.0% 3−HB−C 3.0% 7−HB−C 3.0% 1O1−HB−C 10.0% 3−HB(F)−C 10.0% 2−PyB−2 2.0% 3−PyB−2 2.0% 4−PyB−2 2.0% 1O1−HH−3 7.0% 2−BTB−O1 7.0% 3−HHB−1 7.0% 3−HHB−F 4.0% 3−HHB−O1 4.0% 3−HHB−3 8.0% 3−H2BTB−2 3.0% 3−H2BTB−3 3.0% 2−PyBH−3 4.0% 3−PyBH−3 3.0% 3−PyBB−2 3.0% NI =78.5(℃) η =27.3(mPa・s) Δn =0.137 Δε =7.6 Vth=1.81(V)
【0116】 使用例3 3−HHECm(C) 5.0% 5−HHECm(C) 4.0% 4−BEB(F)−C 12.0% 1V2−BEB(F,F)−C 10.0% 3−HH−EMe 10.0% 3−HB−O2 18.0% 7−HEB−F 2.0% 3−HHEB−F 2.0% 5−HHEB−F 2.0% 3−HBEB−F 4.0% 2O1−HBEB(F)−C 2.0% 3−HB(F)EB(F)−C 2.0% 3−HBEB(F,F)−C 2.0% 3−HHB−F 4.0% 3−HHB−O1 4.0% 3−HHB−3 13.0% 3−HEBEB−F 2.0% 3−HEBEB−1 2.0% NI =83.4(℃) η =37.5(mPa・s) Δn =0.114 Δε =21.3 Vth=0.97(V)
【0117】 使用例4 3−HB(F)ECm(C) 6.0% 3−HB(F,F)ECm(C) 6.0% 2−BEB−C 10.0% 7−BB−C 7.0% 1−BTB−3 7.0% 2−BTB−1 10.0% 1O−BEB−2 10.0% 1O−BEB−5 12.0% 2−HHB−1 4.0% 3−HHB−F 4.0% 3−HHB−1 7.0% 3−HHB−O1 4.0% 3−HHB−3 13.0% NI =66.9(℃) η =31.0(mPa・s) Δn =0.147 Δε =7.6 Vth=1.61(V)
【0118】 使用例5 3−HHCm(C) 6.0% 3−HBCm(C) 6.0% 3−HHCF2OCm(C) 7.0% 3−HB(F,F)CF2OCm(C) 7.0% 2−HB−C 5.0% 3−HB−O2 15.0% 2−BTB−1 3.0% 3−HHB−1 8.0% 3−HHB−F 4.0% 3−HHB−O1 5.0% 3−HHB−3 14.0% 3−HHEB−F 4.0% 5−HHEB−F 4.0% 5−HHB(F)−F 7.0% 3−HHB(F,F)−F 5.0% NI =89.5(℃) η =32.6(mPa・s) Δn =0.096 Δε =4.9 Vth=2.46(V)
【0119】 使用例6 3−HHECm(C) 7.0% 5−HHECm(C) 7.0% 3−HB(F)ECm(C) 7.0% V2−HB−C 12.0% 1V2−HB−C 12.0% 3−HB−C 3.0% 3−HB(F)−C 5.0% 2−BTB−1 2.0% 3−HH−4 8.0% 3−HH−VFF 6.0% 2−HHB−C 3.0% 3−HHB−C 6.0% 3−HB(F)TB−2 8.0% 3−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−3 5.0% 3−H2BTB−4 4.0% NI =92.0(℃) η =31.9(mPa・s) Δn =0.144 Δε =8.8 Vth=1.98(V)
【0120】 使用例7 3−HHCm(C) 3.0% 5−BEB(F)−C 5.0% V−HB−C 8.0% 5−PyB−C 6.0% 4−BB−3 11.0% 3−HH−2V 10.0% 5−HH−V 11.0% V−HHB−1 7.0% V2−HHB−1 15.0% 3−HHB−1 9.0% 1V2−HBB−2 10.0% 3−HHEBH−3 5.0% NI =92.2(℃) η =17.0(mPa・s) Δn =0.115 Δε =4.7 Vth=2.38(V)
【0121】 使用例8 3−HHCm(C) 5.0% 3−HHECm(C) 5.0% V2−HB−TC 10.0% 3−HB−TC 10.0% 5−HB−C 7.0% 5−BB−C 3.0% 2−BTB−1 10.0% 2−BTB−O1 5.0% 3−HH−4 5.0% 3−HHB−1 10.0% 3−HHB−3 11.0% 3−H2BTB−2 3.0% 3−H2BTB−3 3.0% 3−HB(F)TB−2 3.0% 5−BTB(F)TB−3 10.0% NI =102.8(℃) η =19.6(mPa・s) Δn =0.200 Δε =6.5 Vth=2.15(V)
【0122】 使用例9 3−HHCF2OCm(C) 6.0% 3−HB(F,F)CF2OCm(C) 6.0% 1V2−BEB(F,F)−C 6.0% 3−HB−C 6.0% 2−BTB−1 10.0% 5−HH−VFF 30.0% 1−BHH−VFF 8.0% 1−BHH−2VFF 11.0% 3−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−3 4.0% 3−H2BTB−4 4.0% 3−HHB−1 4.0% NI =78.3(℃) η =18.9(mPa・s) Δn =0.123 Δε =6.6 Vth=2.05(V)
【0123】 使用例10 3−HB(F,F)ECm(C) 6.0% 3−HB(F,F)CF2OCm(C) 6.0% 5−HBCF2OB(F,F)−C 3.0% 3−HB(F,F)CF2OB(F,F)−C 3.0% 3−HB−C 6.0% 2−BTB−1 10.0% 5−HH−VFF 30.0% 1−BHH−VFF 8.0% 1−BHH−2VFF 11.0% 3−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−3 4.0% 3−H2BTB−4 4.0% 3−HHB−1 4.0% NI =78.6(℃) η =21.0(mPa・s) Δn =0.121 Δε =5.5 Vth=2.33(V)
【0124】 使用例11 3−HBCm(C) 4.0% 3−HHCm(C) 4.0% 3−HHECm(C) 4.0% 5−HHECm(C) 4.0% 2−HHB(F)−F 17.0% 3−HHB(F)−F 17.0% 2−H2HB(F)−F 10.0% 3−H2HB(F)−F 5.0% 5−H2HB(F)−F 10.0% 2−HBB(F)−F 6.0% 3−HBB(F)−F 6.0% 5−HBB(F)−F 13.0% NI =91.4(℃) η =34.5(mPa・s) Δn =0.094 Δε =5.6 Vth=2.08(V) 上記組成物100部にOP−8を0.3部添加したとき
のピッチは78.5μmであった。
【0125】 使用例12 3−HHCm(C) 3.0% 5−HB−CL 16.0% 3−HH−4 12.0% 3−HH−5 4.0% 3−HHB−F 4.0% 4−HHB−CL 4.0% 3−HHB(F)−F 10.0% 4−HHB(F)−F 9.0% 5−HHB(F)−F 9.0% 7−HHB(F)−F 8.0% 5−HBB(F)−F 4.0% 5−HBBH−1O1 3.0% 3−HHBB(F,F)−F 2.0% 4−HHBB(F,F)−F 3.0% 5−HHBB(F,F)−F 3.0% 3−HH2BB(F,F)−F 3.0% 4−HH2BB(F,F)−F 3.0% NI =111.8(℃) η =20.9(mPa・s) Δn =0.090 Δε =3.9 Vth=2.79(V)
【0126】 使用例13 3−HBCm(C) 7.0% 3−HHCF2OCm(C) 7.0% 3−HB(F,F)CF2OCm(C) 7.0% 3−HHB(F,F)−F 9.0% 3−H2HB(F,F)−F 8.0% 4−H2HB(F,F)−F 8.0% 5−H2HB(F,F)−F 8.0% 5−HBB(F,F)−F 20.0% 3−H2BB(F,F)−F 10.0% 5−HHBB(F,F)−F 3.0% 5−HHEBB−F 2.0% 3−HH2BB(F,F)−F 3.0% 4−HBBH−1O1 4.0% 5−HBBH−1O1 4.0% NI =92.6(℃) η =44.2(mPa・s) Δn =0.109 Δε =9.0 Vth=1.76(V) 上記組成物100部にOP−6を0.25部添加したと
きのピッチは64.3μmであった。
【0127】 使用例14 3−HB(F)ECm(C) 5.0% 3−HB(F,F)ECm(C) 5.0% 5−HB−F 12.0% 6−HB−F 9.0% 7−HB−F 7.0% 2−HHB−OCF3 7.0% 3−HHB−OCF3 7.0% 4−HHB−OCF3 7.0% 5−HHB−OCF3 5.0% 3−HH2B−OCF3 4.0% 5−HH2B−OCF3 4.0% 3−HHB(F,F)−OCF3 5.0% 3−HBB(F)−F 10.0% 3−HH2B(F)−F 3.0% 3−HB(F)BH−3 3.0% 5−HBBH−3 3.0% 3−HHB(F,F)−OCHF2 4.0% NI =79.5(℃) η =23.4(mPa・s) Δn =0.088 Δε =5.9 Vth=2.06(V)
【0128】 使用例15 5−HHECm(C) 4.0% 7−HB(F)−F 6.0% 5−H2B(F)−F 6.0% 3−HB−O2 4.0% 3−HH−4 12.0% 2−HHB(F)−F 11.0% 3−HHB(F)−F 11.0% 5−HHB(F)−F 11.0% 2−HBB(F)−F 2.0% 3−HBB(F)−F 2.0% 3−HBB(F,F)−F 3.0% 2−HHBB(F,F)−F 4.0% 3−HHBB(F,F)−F 5.0% 3−HHEB−F 4.0% 5−HHEB−F 4.0% 3−HHB−1 7.0% 3−HHB−F 4.0% NI =99.6(℃) η =22.0(mPa・s) Δn =0.084 Δε =4.5 Vth=2.39(V)
【0129】 使用例16 3−HB(F)ECm(C) 8.0% 3−HHCF2OCm(C) 8.0% 3−HB(F,F)ECm(C) 8.0% 3−HB(F,F)CF2OCm(C) 8.0% 3−HH−4 4.0% 3−H2HB(F,F)−F 10.0% 4−H2HB(F,F)−F 10.0% 5−H2HB(F,F)−F 8.0% 3−HBB(F,F)−F 33.0% 3−HHBB(F,F)−F 3.0% NI =54.3(℃) η =45.9(mPa・s) Δn =0.095 Δε =10.0 Vth=1.33(V)
【0130】 使用例17 3−HBCm(C) 5.0% 3−HHCF2OCm(C) 5.0% 7−HB(F,F)−F 5.0% 3−H2HB(F,F)−F 12.0% 4−H2HB(F,F)−F 10.0% 4−HHB(F,F)−F 5.0% 3−HBB(F,F)−F 10.0% 3−HHEB(F,F)−F 10.0% 4−HHEB(F,F)−F 3.0% 5−HHEB(F,F)−F 3.0% 2−HBEB(F,F)−F 3.0% 3−HBEB(F,F)−F 5.0% 5−HBEB(F,F)−F 3.0% 3−HGB(F,F)−F 15.0% 3−HHBB(F,F)−F 6.0% NI =72.8(℃) η =39.9(mPa・s) Δn =0.086 Δε =13.0 Vth=1.40(V)
【0131】 使用例18 3−HHCm(C) 7.0% 3−HHB(F)−F 8.0% 5−HHB(F)−F 7.0% 3−HHB(F,F)−F 8.0% 3−HBB(F,F)−F 21.0% 3−H2HB(F,F)−F 10.0% 3−HHEB(F,F)−F 10.0% 4−HHEB(F,F)−F 3.0% 2−HBEB(F,F)−F 2.0% 3−HBEB(F,F)−F 3.0% 3−GHB(F,F)−F 3.0% 4−GHB(F,F)−F 7.0% 5−GHB(F,F)−F 7.0% 3−HHBB(F,F)−F 4.0% NI =78.4(℃) η =40.6(mPa・s) Δn =0.091 Δε =10.7 Vth=1.37(V)
【0132】 使用例19 3−HHECm(C) 5.0% 3−HB(F)ECm(C) 5.0% 7−HB(F)−F 7.0% 5−HB−CL 3.0% 3−HH−4 9.0% 3−HH−EMe 23.0% 4−HHEB(F,F)−F 5.0% 3−HHEB−F 8.0% 5−HHEB−F 8.0% 4−HGB(F,F)−F 5.0% 5−HGB(F,F)−F 6.0% 2−H2GB(F,F)−F 4.0% 3−H2GB(F,F)−F 5.0% 5−GHB(F,F)−F 7.0% NI =75.6(℃) η =25.3(mPa・s) Δn =0.065 Δε =6.0 Vth=1.83(V)
【0133】 使用例20 3−HBCm(C) 6.0% 3−HHECm(C) 6.0% 3−HB(F)ECm(C) 6.0% 3−HHCm(C) 6.0% 3−HB(F,F)ECm(C) 6.0% 3−H2HB(F,F)−F 5.0% 5−H2HB(F,F)−F 5.0% 5−HBB(F,F)−F 30.0% 5−HBB(F)B−2 10.0% 5−HBB(F)B−3 10.0% 3−BB(F)B(F,F)−F 5.0% 5−B2B(F,F)B(F)−F 5.0% NI =103.7(℃) η =67.7(mPa・s) Δn =0.143 Δε =10.9 Vth=1.66(V)
【0134】 使用例21 3−HB(F,F)CF2OCm(C) 6.0% 3−HB(F,F)CF2OB(F,F)−F 11.0% 5−HB(F,F)CF2OB(F,F)−F 11.0% 5−HB−CL 7.0% 3−HH−4 14.0% 2−HH−5 4.0% 3−HHB−1 4.0% 3−HHEB−F 6.0% 5−HHEB−F 6.0% 4−HHB(F,F)−F 3.0% 3−HHEB(F,F)−F 8.0% 4−HHEB(F,F)−F 3.0% 5−HHEB(F,F)−F 2.0% 2−HBEB(F,F)−F 3.0% 3−HBEB(F,F)−F 3.0% 5−HBEB(F,F)−F 3.0% 2−HHBB(F,F)−F 3.0% 3−HHBB(F,F)−F 3.0% NI =75.3(℃) η =23.6(mPa・s) Δn =0.078 Δε =8.6 Vth=1.63(V)
【0135】 使用例22 3−HBCm(C) 4.0% 3−HH−2 5.0% 3−HH−4 6.0% 3−HH−O1 4.0% 3−HH−O3 5.0% 5−HH−O1 4.0% 3−HB(2F,3F)−O2 12.0% 5−HB(2F,3F)−O2 11.0% 3−HHB(2F,3F)−O2 14.0% 5−HHB(2F,3F)−O2 15.0% 3−HHB(2F,3F)−2 20.0% NI =83.5(℃) Δn =0.081 Δε =−3.5
【0136】 使用例23 3−HHCm(C) 4.0% 3−HH−5 5.0% 3−HH−4 5.0% 3−HH−O1 6.0% 3−HH−O3 6.0% 3−HB−O1 5.0% 3−HB−O2 5.0% 3−HB(2F,3F)−O2 10.0% 5−HB(2F,3F)−O2 10.0% 3−HHB(2F,3F)−O2 12.0% 5−HHB(2F,3F)−O2 13.0% 2−HHB(2F,3F)−1 4.0% 3−HHEH−3 5.0% 3−HHEH−5 5.0% 4−HHEH−3 5.0% NI =84.1(℃) Δn =0.077 Δε =−2.8
【発明の効果】本発明の化合物は、大きなΔεおよび大
きなK33/K11を有する。Δnは比較的小さい。こ
の化合物を含有する液晶組成物は、液晶表示素子におけ
る低電圧の駆動および高コントラストを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 19/34 C09K 19/34 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 (72)発明者 村城 勝之 千葉県市原市五井海岸5番地の1 チッソ 石油化学株式会社機能材料研究所内 (72)発明者 久保 恭宏 千葉県市原市五井海岸5番地の1 チッソ 石油化学株式会社機能材料研究所内 Fターム(参考) 4C022 KA04 4H027 BB03 BB04 BC05 BD04 BD06 BD09 BD20 CB01 CC01 CC04 CD01 CD04 CE04 CE05 CG04 CK04 CL04 CM01 CM02 CM04 CM05 CN01 CN04 CN05 CP04 CQ02 CQ04 CR03 CR04 CS04 CT01 CT02 CT03 CT04 CT05 CU01 CU04 CU05 CW01 CW02 CX01 DE01 DE04 DF01 DH04

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される液晶性化合物。 (式中、A、AおよびAはそれぞれ独立してシク
    ロヘキサン環、1,3−ジオキサン環、ベンゼン環、ま
    たは少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた
    ベンゼン環を示し;Raは炭素数1〜20のアルキル基
    を示し、このアルキル基中、任意の−CH−は−O
    −、−S−、−CH=CH−、または−C≡C−で置き
    換えられてもよいが、−O−と−O−とが隣接すること
    はなく、また、このアルキル基中、任意の水素はハロゲ
    ンで置き換えられてもよく;Z、Z およびZはそ
    れぞれ独立して単結合、−(CH−、−(C
    −、−COO−、−OCO−、−CHO−、
    −OCH−、−CFO−、−OCF−、−CF=
    CF−、−CH=CH−、または−C≡C−を示し;m
    およびnは独立して0または1である)。
  2. 【請求項2】 mとnは、ともに0である請求項1に記
    載の液晶性化合物。
  3. 【請求項3】 mとnは、いずれか一方が0であり、か
    つもう一方が1である請求項1に記載の液晶性化合物。
  4. 【請求項4】 mとnは、ともに1である請求項1に記
    載の液晶性化合物。
  5. 【請求項5】 Z、ZおよびZの少なくとも1つ
    が−CFO−である請求項1に記載の液晶性化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の液
    晶性化合物を少なくとも1種類含有する液晶組成物。
  7. 【請求項7】 第一成分として、請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種類含有
    し、第二成分として、一般式(2)、(3)および
    (4)で表される化合物群から選択される化合物を少な
    くとも1種類含有する液晶組成物。 (式中、Rは炭素数1〜10のアルキル基を示し、こ
    の基の任意の−CH−は−O−または−CH=CH−
    で置き換えられてもよいが、−O−と−O−とが隣接す
    ることはなく、また、この基の任意の水素はフッ素で置
    き換えられてもよく;Xはフッ素、塩素、−OC
    、−OCHF、−CF、−CHF、−CH
    F、−OCFCHF、または−OCFCHFC
    を示し;LおよびLはそれぞれ独立して水素ま
    たはフッ素を示し;ZおよびZはそれぞれ独立して
    −(CH)−、−(CH)-、−COO−、−C
    O−、−OCF-、−CH=CH−、または単結
    合を示し;環Aおよび環Bはそれぞれ独立してシクロヘ
    キサン環、ジオキサン環または任意の水素がフッ素で置
    き換えられてもよいベンゼン環を示し、環Cはシクロヘ
    キサン環または任意の水素がフッ素で置き換えられても
    よいベンゼン環を示す)。
  8. 【請求項8】 第一成分として、請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種類含有
    し、第二成分として、一般式(5)および(6)で表さ
    れる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種類
    含有する液晶組成物。 (式中、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜
    10のアルキル基を示し、この基の任意の−CH−は
    −O−または−CH=CH−で置き換えられてもよい
    が、−O−と−O−とが隣接することはなく、また、こ
    の基の任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;X
    は−CNまたは−C≡C−CNを示し;環Dはシクロ
    ヘキサン環、ベンゼン環、ジオキサン環またはピリミジ
    ン環を示し;環Eはシクロヘキサン環、任意の水素がフ
    ッ素で置き換えられてもよいベンゼン環、またはピリミ
    ジン環を示し;環Fはシクロヘキサン環またはベンゼン
    環を示し;Zは−(CH)−、−COO−、−C
    O−、−OCF−、または単結合を示し;L
    およびLはそれぞれ独立して水素またはフッ素を
    示し;b、cおよびdはそれぞれ独立して0または1で
    ある)。
  9. 【請求項9】 第一成分として、請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種類含有
    し、第二成分として、一般式(7)、(8)および
    (9)で表される化合物群から選択される化合物を少な
    くとも1種類含有する液晶組成物。 (式中、RおよびR5はそれぞれ独立して炭素数1〜
    10のアルキル基を示し、この基の任意の−CH−は
    −O−または−CH=CH−で置き換えられてもよい
    が、−O−と−O−とが隣接することはなく、また、こ
    の基の任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;環
    Gおよび環Iはそれぞれ独立してシクロヘキサン環また
    はベンゼン環を示し;LおよびLはそれぞれ独立し
    て水素またはフッ素を示すが、LとLがともに水素
    であることはなく;ZおよびZはそれぞれ独立して
    −(CH)−、−COO−または単結合を示す)。
  10. 【請求項10】 第一成分として、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種類含有
    し、第二成分として、前記一般式(2)、(3)および
    (4)で表される化合物群から選択される化合物を少な
    くとも1種類含有し、第三成分として、一般式(1
    0)、(11)および(12)で表される化合物群から
    選択される化合物を少なくとも1種類含有する液晶組成
    物。 (式中、RおよびRはそれぞれ独立して炭素数1〜
    10のアルキル基を示し、この基の任意の−CH−は
    −O−または−CH=CH−で置き換えられてもよい
    が、−O−と−O−とが隣接することはなく、また、こ
    の基の任意の水素はフッ素で置き換えられてもよく;環
    J、環Kおよび環Mはそれぞれ独立してシクロヘキサン
    環、ピリミジン環、または任意の水素がフッ素で置き換
    えられてもよいベンゼン環を示し;ZおよびZ10
    それぞれ独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH
    )−、−CH=CH−、または単結合を示す)。
  11. 【請求項11】 第一成分として、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種類含有
    し、第二成分として、前記一般式(5)および(6)で
    表される化合物群から選択される化合物を少なくとも1
    種類含有し、第三成分として、前記一般式(10)、
    (11)および(12)で表される化合物群から選択さ
    れる化合物を少なくとも1種類含有する液晶組成物。
  12. 【請求項12】 一般式(1b−1−1)で表される化
    合物を少なくとも1種類、一般式(1b−2−1)で表
    される化合物を少なくとも1種類、一般式(5−2−
    1)で表される化合物を少なくとも1種類、一般式(5
    −57−1)で表される化合物を少なくとも1種類、一
    般式(10−1−1)で表される化合物を少なくとも1
    種類、一般式(10−10−1)で表される化合物を少
    なくとも1種類、一般式(11−1−1)で表される化
    合物を少なくとも1種類、一般式(11−1−2)で表
    される化合物を少なくとも1種類、一般式(11−1−
    3)で表される化合物を少なくとも1種類、および一般
    式(11−15−1)で表される化合物を少なくとも3
    種類含有する液晶組成物。 (式中、Rb、R、RおよびR10は独立して炭素
    数1〜10のアルキル基を示す)。
  13. 【請求項13】 第一成分として、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種類含有
    し、第二成分として、前記一般式(7)、(8)および
    (9)で表される化合物群から選択される化合物を少な
    くとも1種類含有し、第三成分として、前記一般式(1
    0)、(11)および(12)で表される化合物群から
    選択される化合物を少なくとも1種類含有する液晶組成
    物。
  14. 【請求項14】 一般式(1b−1−2)で表される化
    合物を少なくとも1種類、一般式(7−1−1)で表さ
    れる化合物を少なくとも1種類、一般式(8−1−1)
    で表される化合物を少なくとも2種類、一般式(8−1
    −2)で表される化合物を少なくとも1種類、一般式
    (10−1−2)で表される化合物を少なくとも2種
    類、一般式(10−1−3)で表される化合物を少なく
    とも2種類、一般式(10−5−1)で表される化合物
    を少なくとも2種類、および一般式(11−19−1)
    で表される化合物を少なくとも3種類含有する液晶組成
    物。 (式中、Rb、R、R10、R11、およびR12
    それぞれ独立して炭素数1〜10のアルキル基を示
    す)。
  15. 【請求項15】 第一成分として、請求項1〜5のいず
    れか1項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種類含有
    し、第二成分として、前記一般式(2)、(3)および
    (4)で表される化合物群から選択される化合物を少な
    くとも1種類含有し、第三成分として、前記一般式
    (5)および(6)で表される化合物群から選択される
    化合物を少なくとも1種類含有し、第四成分として、前
    記一般式(10)、(11)および(12)で表される
    化合物群から選択される化合物を少なくとも1種類含有
    する液晶組成物。
  16. 【請求項16】 請求項6〜15のいずれか1項に記載
    の液晶組成物が、さらに少なくとも1種類の光学活性化
    合物を含有することを特徴とする液晶組成物。
  17. 【請求項17】 請求項6〜16のいずれか1項に記載
    の液晶組成物を用いて構成した液晶表示素子。
JP2001278291A 2001-09-13 2001-09-13 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子 Expired - Fee Related JP4747254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001278291A JP4747254B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001278291A JP4747254B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003081967A true JP2003081967A (ja) 2003-03-19
JP4747254B2 JP4747254B2 (ja) 2011-08-17

Family

ID=19102682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001278291A Expired - Fee Related JP4747254B2 (ja) 2001-09-13 2001-09-13 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4747254B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007214257A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Rohm Co Ltd 半導体発光素子およびその製造方法
KR101045404B1 (ko) 2003-10-16 2011-06-30 삼성전자주식회사 변형된 쿠마린 구조를 포함하는 액정화합물 및 이를포함하는 액정 조성물
US7980747B2 (en) 2006-10-16 2011-07-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Light emitting diode lighting device
JP2013014575A (ja) * 2011-06-08 2013-01-24 Jnc Corp 複数のcf2o結合基を有する4環化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5635107A (en) * 1992-01-11 1997-06-03 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Fluorine-containing five-membered ring compounds, and a liquid-crystaline medium containing them
WO2000041476A2 (en) * 1999-01-15 2000-07-20 Bayer Aktiengesellschaft N-alkoxy-n-phenylcarbamate derivatives
JP2001506592A (ja) * 1996-11-20 2001-05-22 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 有害生物防除剤としての環状イミン類
JP4144237B2 (ja) * 2001-08-10 2008-09-03 チッソ株式会社 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5635107A (en) * 1992-01-11 1997-06-03 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Fluorine-containing five-membered ring compounds, and a liquid-crystaline medium containing them
JP2001506592A (ja) * 1996-11-20 2001-05-22 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 有害生物防除剤としての環状イミン類
WO2000041476A2 (en) * 1999-01-15 2000-07-20 Bayer Aktiengesellschaft N-alkoxy-n-phenylcarbamate derivatives
JP4144237B2 (ja) * 2001-08-10 2008-09-03 チッソ株式会社 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101045404B1 (ko) 2003-10-16 2011-06-30 삼성전자주식회사 변형된 쿠마린 구조를 포함하는 액정화합물 및 이를포함하는 액정 조성물
JP2007214257A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Rohm Co Ltd 半導体発光素子およびその製造方法
US7980747B2 (en) 2006-10-16 2011-07-19 Koninklijke Philips Electronics N.V. Light emitting diode lighting device
JP2013014575A (ja) * 2011-06-08 2013-01-24 Jnc Corp 複数のcf2o結合基を有する4環化合物、液晶組成物および液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP4747254B2 (ja) 2011-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4742207B2 (ja) 負の誘電率異方性を有する2,3−ジフルオロフェニル誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP4333032B2 (ja) 負の誘電率異方性を有する2,3−ジフルオロフェニル誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP5267083B2 (ja) ジオキサン誘導体、これを含有する液晶組成物、およびこれを用いた液晶表示素子
JP4244556B2 (ja) ビス(トリフルオロメチル)フェニル環を持つ液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4186493B2 (ja) ナフタレン環を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JPH1129557A (ja) ピリミジン誘導体、これを含む液晶組成物およびこれを用いた液晶表示素子
JP2001114722A (ja) 分岐メチル基を有する液晶性化合物、液晶組成物及び液晶表示素子
JP2002020344A (ja) ジフルオロビニル化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JPH10139778A (ja) フルオロアルキル基を有するジオキサン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP4492206B2 (ja) パーフルオロプロペニルを有する化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP2001328975A (ja) フッ素置換アルケニル化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4442179B2 (ja) アリルエーテル化合物、この化合物を含有する液晶組成物およびこの液晶組成物を含有する液晶表示素子
EP1179522B1 (en) Liquid crystalline compound having a difluoropropyleneoxy group as bonding group, liquid crystal composition and liquid crystal display element
JP4513351B2 (ja) 結合基にフッ素化されたアルキル基を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4311055B2 (ja) 末端基の一つが水素である液晶性化合物、その組成物およびこれを含有する液晶表示素子
EP1352886B1 (en) Liquid crystal compound having hydrogen as a terminal group, composition comprising the compound, and liquid crystal display element comprising the composition
JP4747254B2 (ja) 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4660916B2 (ja) ピペリジン環を持つ液晶化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4742210B2 (ja) 酸フッ化物誘導体およびそれを含む液晶組成物
JP4892853B2 (ja) カーボネート結合基を有する液晶性化合物、この化合物を含有する液晶組成物およびこの液晶組成物を含有する液晶表示素子
JP4042423B2 (ja) フルオロアゾメチン化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4423877B2 (ja) 2−トリフルオロメチルジヒドロピラン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP2003128665A (ja) 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP4432320B2 (ja) 液晶性3,4−置換ピロール
JP2003300972A (ja) トリフルオロメチルフラン環を有する化合物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4747254

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140527

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees