JP2003300972A - トリフルオロメチルフラン環を有する化合物 - Google Patents

トリフルオロメチルフラン環を有する化合物

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JP2003300972A
JP2003300972A JP2002103987A JP2002103987A JP2003300972A JP 2003300972 A JP2003300972 A JP 2003300972A JP 2002103987 A JP2002103987 A JP 2002103987A JP 2002103987 A JP2002103987 A JP 2002103987A JP 2003300972 A JP2003300972 A JP 2003300972A
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Kazutoshi Miyazawa
和利 宮澤
Makoto Shioda
誠 潮田
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JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
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Chisso Petrochemical Corp
Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力を低減するために、駆動電圧が小さい
液晶組成物が求められている。駆動電圧を小さくするた
めには、Δε値の絶対値が大きな化合物を液晶組成物の
成分に使用することが必要である。 【解決手段】式(1)で表される化合物。この式におい
て、好ましいRは、炭素数1〜10のアルキル、炭素
数1〜9のアルコキシ、およびフッ素である。好ましい
は、炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜9のア
ルコキシ、少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えら
れたこれらの基、フッ素、および−CNである。好まし
いA〜Aは、任意の水素がハロゲンで置き換えられ
てもよい1,4−フェニレンおよび1,4−シクロへキ
シレンである。好ましいT〜Tは、単結合、炭素数
1〜4のアルキレン、−OCO−、−COO−、−CF
O−、−CH=CH−、および−C≡C−である。
m、n、pおよびqは、それぞれ独立して0、1または
2である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶性化合物に関
し、さらに詳しくは、トリフルオロメチルフラン環を有
する液晶性化合物、この化合物を含有する液晶組成物お
よびこの液晶組成物を含有する液晶表示素子に関する。
【0002】本明細書における用語「液晶性化合物」
は、液晶相を有する化合物および液晶相を有さないが液
晶組成物の成分として有用な化合物の総称として用いら
れる。シクロヘキサンを示す図形の中にB、D、Eなど
の文字が挿入されている基は、それぞれ環B、環D、環
Eなどを示す。他の文字が挿入されている基も、同様に
環構造の基であることを示す。そして、化学式中に存在
する複数の同じ種類の基のうちから、不特定の基を選択
する場合に用いる「任意の」は、その基の位置だけでな
く、個数についても任意であることを示す。しかし、任
意の−CH2−が−O−や−S−で置き換えられてもよ
いときに、隣接する2つの−CH2−が−O−O−、−
O−S−または−S−S−のように置き換えられること
はない。
【0003】
【従来の技術】液晶表示素子は、液晶性化合物の性質で
ある光学異方性および誘電率異方性を利用したものであ
り、その表示方式によってねじれネマチック(TN)モ
ード、動的散乱(DS)モード、ゲストホスト(G.
H)モード、配向相変(DAP)モード、超ねじれネマ
チック(STN)モード、電圧制御複屈折(VCB、E
CBまたはTB)モード、垂直配向(VA)モード、マ
ルチドメイン垂直配向(MVA)モード、光学補償ベン
ド(OCB)モードなどの各種方式に分けられる。これ
らの表示素子に用いられる液晶組成物は、水分、空気、
熱、光、電界等に安定であることが必要である。用いら
れる液晶組成物の特性は、これらの表示方式によって異
なる。
【0004】近年、消費電力を低減するために、駆動電
圧が小さい液晶組成物が求められている。駆動電圧の大
小は、しきい値電圧(Vth)の大小により表すのが一般
的である。しきい値電圧は、下式のごとく誘電率異方性
(Δε)値と弾性定数(K)の関数である(M. F. Lesl
ie, Mol. Cryst. Liq. Cryst., 1970, 12, 57)。 Vth=π(K/(ε×|△ε|))1/2 (式中、εは真空の誘電率、Kは弾性定数を示す。) すなわち、駆動電圧を小さくするためには、Δε値を大
きくするか、またはKを小さくする必要がある。一般的
にKを調整することは困難で、駆動電圧の低電圧化には
主として、Δε値を大きくする方策がとられている。Δ
εは正負どちらであっても、絶対値が大きければかまわ
ないが、TN、STNモードには正のΔε値を有する組
成物が、VA、MVAには負のΔε値を有する組成物が
好適であるとされている。
【0005】従来、このような方策に沿うべく種々の液
晶性化合物が開発されている。しかし、それらは主に分
子中に2〜4個の環構造を有するもので、該環は多くの
場合1,4−フェニレンまたは1,4−シクロへキシレ
ンに限られている。このような状況下では、液晶表示素
子に対する要求が多様化、高度化する中で、それに用い
られる液晶性化合物の対応に限界がある。そこで、液晶
性化合物の特性や入手等の多様化を図るため、特殊な環
構造を具えた液晶性化合物への関心が高まっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】液晶組成物について、
素子の一般的な特性を向上させるために必要な特性は、
寿命を長くするための熱および紫外線に対する安定性、
広範囲の温度域で使用できるための広いネマチック相温
度範囲、応答時間を短くするための低粘性、消費電力を
小さくするための低いしきい値電圧、電圧保持率を高く
するための高い比抵抗などである。これらの他、光学異
方性、誘電率異方性、弾性定数比などについて最適化す
ることが求められる。そして本発明は、特殊な環構造を
有する液晶性化合物を開発することにより、液晶表示素
子に対する要求の多様化、高度化に対応することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、フラン環
を有する化合物について検討を進め、2−トリフルオロ
メチルフラン環を有する化合物を含有する液晶組成物
が、絶対値の大きな誘電率異方性値(Δε)を有するこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。本発明は以下
の構成を有する。
【0008】[1]式(1)で表されるトリフルオロメ
チルフラン環を有する化合物。 この式において、RおよびRはそれぞれ独立して、
水素、ハロゲン、−CN、または炭素数1〜10のアル
キルであり、このアルキルにおいて、任意の−CH
は、−O−、−S−、−CH=CH−、−C≡C−、ま
たは−CO−で置き換えられてもよく、任意の水素はハ
ロゲンまたは−CNで置き換えられてもよく;A、A
、AおよびAは、それぞれ独立して、1,4−フ
ェニレン、2,6−ナフチレン、1,4−シクロヘキシ
レン、デカヒドロ−2,6−ナフチレン、または5−ト
リフルオロメチルフラン−2,4−ジイルであり、これ
らの環において、任意の−CH=は−N=で置き換えら
れてもよく、任意の−CH−は、−O−、−S−、−
CH=CH−、または−CO−で置き換えられてもよ
く、任意の水素はハロゲンまたは−CNで置き換えられ
てもよく;T、T、TおよびTは、それぞれ独
立して単結合または炭素数1〜4のアルキレンであり、
このアルキレンにおいて、任意の−CH−は、−O
−、−S−、−CH=CH−、−C≡C−、または−C
O−で置き換えられてもよく、任意の水素はハロゲンま
たは−CNで置き換えられてもよく;m、n、pおよび
qは、それぞれ独立して0、1または2であり、m、
n、pおよびqの合計は、1、2または3である。但
し、m、nおよびqが0であり、pが1であり、そして
が1,4−フェニレンであるときは、Tは−CO
CH−ではなく;m、nおよびqが0であり、pが
1であり、Aが1,4−フェニレンであり、そしてR
が水素であるときは、Tは−COCH−および
−CO−のどちらでもなく;m、nおよびqが0であ
り、pが1であり、Aがテトラヒドロピラン−2,5
−ジイルであり、そしてRが水素であるときは、T
は−CHO−ではなく;pおよびqが0であり、そし
てRが水素であるときは、Tは−CO−ではな
い。 [2]Rが炭素数1〜10のアルキル、炭素数1〜9
のアルコキシ、またはハロゲンであり、Rが炭素数1
〜10のアルキル、炭素数1〜9のアルコキシ、炭素数
1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数1〜9のハロゲ
ン化アルコキシ、フッ素または−CNであり、A、A
およびAがそれぞれ独立して、1,4−フェニレ
ン、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた
1,4−フェニレン、1,4−シクロヘキシレン、また
は少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた
1,4−シクロヘキシレンであり、Tが単結合であ
り、Tが単結合または−OCO−であり、Tが−C
OO−であり、m、nおよびpがそれぞれ独立して0、
1または2であり、そしてqが0である、[1]に記載
の化合物。 [3][1]に記載の式(1)において、AおよびA
がそれぞれ独立して、1,4−フェニレン、または少
なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられた1,4
−フェニレンであり、Tが単結合または−OCO−で
あり、Tが−COO−であり、mおよびqが0であ
り、そしてnおよびpが1である、[2]に記載の化合
物。 [4][1]に記載の式(1)において、Rがメトキ
シであり、Rがプロポキシであり、そしてAが1,
4−フェニレンである、[3]に記載の化合物。 [5][1]に記載の式(1)において、Rが塩素で
あり、Rがプロポキシであり、Aが1,4−フェニ
レンであり、そしてTが単結合である、[3]に記載
の化合物。 [6][1]に記載の式(1)において、AおよびA
が1,4−シクロヘキシレンであり、Tが単結合ま
たは−OCO−であり、Tが−COO−であり、mお
よびqが0であり、そしてnおよびpが1である、
[2]に記載の化合物。 [7][1]に記載の式(1)において、RおよびR
がプロピルであり、T が−OCO−である、[6]
に記載の化合物。 [8][1]に記載の式(1)において、Aが1,4
−フェニレン、または少なくとも1つの水素がハロゲン
で置き換えられた1,4−フェニレンであり、m、pお
よびqが0であり、そしてnが1である、[2]に記載
の化合物。 [9][1]に記載の式(1)において、Rがメトキ
シであり、Rがメチルである、[8]に記載の化合
物。 [10][1]に記載の式(1)において、Aが1,
4−フェニレン、または少なくとも1つの水素がハロゲ
ンで置き換えられた1,4−フェニレンであり、m、n
およびqが0であり、そしてpが1である、[2]に記
載の化合物。 [11][1]に記載の式(1)において、Rがメチ
ルであり、Rがフッ素であり、Aが3,5−ジフル
オロ−1,4−フェニレンである、[10]に記載の化
合物。 [12]T、TおよびTが、それぞれ独立して単
結合、または炭素数1〜4のアルキレンであり、このア
ルキレン中の任意の−CH−は、−O−、−CH=C
H−、または−CO−で置き換えられてもよく、A
よびAが1,4−シクロヘキシレンであり、mおよび
nが0であり、そしてpおよびqが1である、[1]に
記載の化合物。 [13]TおよびTが単結合であり、そしてT
−COO−である、[12]に記載の化合物。 [14][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物を少なくとも1つ含有し、少なくとも2成分からなる
液晶組成物。 [15][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物群から選択される少なくとも1つの化合物、式
(3)、式(4)および式(5)のそれぞれで表される
液晶性化合物からなる群から選択される少なくとも1つ
の化合物、および任意成分としての少なくとも1つの光
学活性化合物を含有する液晶組成物。 これらの式において、Rは炭素数1〜10のアルキル
であり、このアルキル中の任意の−CH−は、−O−
または−CH=CH−で置き換えられてもよく、任意の
水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xはフッ素、
塩素、−OCF、−OCHF、−CF、−CH
、−CHF、−OCFCHF、または−OC
CHFCFであり;環Bおよび環Dはそれぞれ独
立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサ
ン−2,5−ジイル、または任意の水素がフッ素で置き
換えられてもよい1,4−フェニレンであり、環Eは
1,4−シクロヘキシレン、または任意の水素がフッ素
で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;L
およびLはそれぞれ独立して、水素またはフッ素で
あり;ZおよびZはそれぞれ独立して、−(C
)−、−(CH)−、−COO−、−CF
−、−OCF−、−CH=CH−または単結合であ
る。 [16][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物群から選択される少なくとも1つの化合物、式(6)
および式(7)のそれぞれで表される液晶性化合物から
なる群から選択される少なくとも1つの化合物、および
任意成分としての少なくとも1つの光学活性化合物を含
有する液晶組成物。 これらの式において、Rは炭素数1〜10のアルキル
であり、このアルキル中の任意の−CH−は、−O−
または−CH=CH−で置き換えられてもよく、任意の
水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xは、−CN
または−C≡C−CNであり;環Gは1,4−シクロヘ
キシレン、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−
2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルで
あり;環Hは1,4−シクロヘキシレン、任意の水素が
フッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、ま
たはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Jは1,4
−シクロへキシレンまたは1,4−フェニレンであり;
、LおよびLはそれぞれ独立して水素またはフ
ッ素であり;Zは、−(CH)−、−COO−、
−CFO−、−OCF−、または単結合であり;
b、cおよびdは、それぞれ独立して0または1であ
る。 [17][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物群から選択される少なくとも1つの化合物、式
(8)、式(9)および式(10)のそれぞれで表され
る液晶性化合物からなる群から選択される少なくとも1
つの化合物、および任意成分としての少なくとも1つの
光学活性化合物を含有する液晶組成物。 これらの式において、RおよびRはそれぞれ独立し
て、炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキル中
の任意の−CH−は、−O−または−CH=CH−で
置き換えられてもよく、任意の水素はフッ素で置き換え
られてもよく;環Kおよび環Mはそれぞれ独立して、
1,4−シクロへキシレンまたは1,4−フェニレンで
あり;LおよびLはそれぞれ独立して、水素または
フッ素であるが、同時に水素であることはなく;Z
よびZはそれぞれ独立して、−(CH)−、−C
OO−、または単結合である。 [18][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物群から選択される少なくとも1つの化合物、[15]
に記載の式(3)、式(4)および式(5)のそれぞれ
で表される液晶性化合物からなる群から選択される少な
くとも1つの化合物、式(11)、式(12)および式
(13)のそれぞれで表される液晶性化合物からなる群
から選択される少なくとも1つの化合物、および任意成
分としての少なくとも1つの光学活性化合物を含有する
液晶組成物。 これらの式において、RおよびRはそれぞれ独立し
て、炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキル中
の任意の−CH−は、−O−または−CH=CH−で
置き換えられてもよく、任意の水素はフッ素で置き換え
られていてもよく;環N、環Pおよび環Qはそれぞれ独
立して、1,4−シクロへキシレン、ピリミジン−2,
5−ジイル、または任意の水素がフッ素で置き換えられ
てもよい1,4−フェニレンであり;ZおよびZ
それぞれ独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH
) −、−CH=CH−、または単結合である。 [19][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物群から選択される少なくとも1つの化合物、[17]
に記載の式(8)、式(9)および式(10)のそれぞ
れで表される液晶性化合物からなる群から選択される少
なくとも1つの化合物、[18]に記載の式(11)、
式(12)および式(13)のそれぞれで表される液晶
性化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化
合物、および任意成分としての少なくとも1つの光学活
性化合物を含有する液晶組成物。 [20][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物群から選択される少なくとも1つの化合物、[15]
に記載の式(3)、式(4)および式(5)のそれぞれ
で表される液晶性化合物からなる群から選択される少な
くとも1つの化合物、[17]に記載の式(8)、式
(9)および式(10)のそれぞれで表される液晶性化
合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合
物、および任意成分としての少なくとも1つの光学活性
化合物を含有する液晶組成物。 [21][1]〜[13]のいずれか1項に記載の化合
物群から選択される少なくとも1つの化合物、[15]
に記載の式(3)、式(4)および式(5)のそれぞれ
で表される液晶性化合物からなる群から選択される少な
くとも1つの化合物、[16]に記載の式(6)および
式(7)のそれぞれで表される液晶性化合物からなる群
から選択される少なくとも1つの化合物、[17]に記
載の式(8)、式(9)および式(10)のそれぞれで
表される液晶性化合物からなる群から選択される少なく
とも1つの化合物、および任意成分としての少なくとも
1つの光学活性化合物を含有する液晶組成物。 [22][14]〜[21]のいずれか1項に記載の液
晶組成物を含有する液晶表示素子。
【0009】
【発明の実施の形態】以下の説明においては、式(1)
で表される化合物を化合物(1)とする表記法に従って
表記することがある。例えば、式(3)で表される液晶
性化合物は化合物(3)で表記され、式(4)で表され
る液晶性化合物は化合物(4)で表記される。他の式で
表される化合物の場合も同様である。
【0010】化合物(1)は、2〜4環の化合物であ
る。この化合物は液晶相を有さない場合もあるが、液晶
組成物の成分として使用することにより、絶対値の大き
なΔε値および大きな弾性定数比(K33/K11、K
33:ベンド弾性定数、K11:スプレイ弾性定数)を
発現させることができる。その他の特徴として、2環の
化合物は比較的低粘性であり、4環の化合物は高い透明
点を有する。
【0011】式(1)において、好ましいRは炭素数
1〜10のアルキル、炭素数1〜9のアルコキシ、およ
びフッ素である。好ましいRは、炭素数1〜10のア
ルキル、炭素数1〜9のアルコキシ、少なくとも1つの
水素がフッ素で置き換えられたこれらの基、フッ素、お
よび−CNである。
【0012】式(1)中のA〜Aは環構造の基であ
る。好ましいA、A、AまたはAは、1,4−
フェニレン、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換
えられた1,4−フェニレン、1,4−シクロへキシレ
ン、および少なくとも1つの水素がフッ素で置き換えら
れた1,4−シクロへキシレンである。少なくとも1つ
の水素がハロゲンで置き換えられた1,4−フェニレン
は、更に好ましくは式(2)で表される。この式中のX
〜Xは、独立して水素またはフッ素であるが、X
〜Xの少なくとも1つはフッ素である。
【0013】式(1)中のT〜Tは結合基である。
好ましいT、T、TまたはT は、単結合、炭素
数1〜4のアルキレン、−OCO−、−COO−、−C
O−、−CH=CH−、および−C≡C−である。
これらのうちで更に好ましい結合基は、単結合、−OC
O−、および−COO−である。T、TまたはT
が単結合である化合物は、低い粘性を有する。Tが−
OCO−である化合物は、これが単結合である化合物に
比べて、粘性は少し高くなるが、より絶対値の大きなΔ
ε値を有する。Tが−COO−である化合物は、これ
が単結合である化合物に比べて、より絶対値の大きなΔ
ε値を有する。
【0014】本発明の液晶組成物は、化合物(1)の少
なくとも1つを含有する組成物である。化合物(1)の
みを含有する組成物でもよいが、好ましい組成物は、化
合物(1)の少なくとも1つと、化合物(3)〜化合物
(13)からなる群から選択される少なくとも1つの化
合物とを含有する組成物である。化合物(3)〜化合物
(13)は、しきい値電圧、液晶相の温度範囲、屈折率
異方性(Δn)値、Δε値、粘度などを調整する目的で
混合される。本発明の液晶組成物の成分は、同位体元素
を有する化合物であってもよい。このような化合物を含
有する液晶組成物も、その物理特性に大きな差異を示さ
ない。化合物(3)〜化合物(13)の好適例を以下に
示す。これらの式中の記号の意味は、式(3)〜式(1
3)におけるそれらと同じである。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】化合物(3)〜化合物(5)は、正のΔε
値を持ち、熱安定性や化学的安定性に優れているので、
大きな電圧保持率および大きな比抵抗値が要求される液
晶組成物を調製する場合に不可欠である。このような液
晶組成物を調製する場合においては、化合物(3)〜化
合物(5)からなる群から選択される液晶性化合物の使
用量は、液晶組成物中の1〜99重量%が適当であり、
好ましくは10〜97重量%、より好ましくは40〜9
5重量%である。この組成物の粘度を最適化するため
に、化合物(11)〜化合物(13)からなる群から選
択される液晶性化合物を、更に添加してもよい。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】化合物(6)および化合物(7)は、非常
に大きな正のΔε値を有するので、STNやTN用の液
晶組成物の成分として好適である。これらの化合物を使
用することにより、液晶組成物のしきい電圧値を減少さ
せることができる。これらの化合物は、粘度、Δn値、
およびネマチック相の温度範囲を最適化することもで
き、しきい特性の急峻性(しきい値付近での光学応答が
すばやいこと)も実現できる。化合物(6)および化合
物(7)からなる群から選択される成分の使用量は、組
成物中の0.1〜99.9重量%である。好ましい割合
は10〜97重量%であり、より好ましい割合は40〜
95重量%である。
【0034】
【0035】化合物(8)〜化合物(10)は負のΔε
値を有するので、特に大きな負のΔε値を必要とする液
晶組成物に使用される。使用量を増加することによりし
きい電圧値を小さくできるが、その一方で粘度が大きく
なる。従って、しきい電圧値が要求値を満足する範囲
で、可能な限り少量を使用することが好ましい。なお、
化合物(8)は、しきい電圧値、粘度、およびΔn値の
最適化のためにも使用できる。化合物(9)は、透明点
を上げネマチック相の温度範囲を広げるために使用でき
る。この化合物は、しきい電圧値を小さくするために
も、Δn値を大きくするためにも使用できる。
【0036】しかし、化合物(8)〜化合物(10)の
使用量が組成物中の40重量%より少なければ、Δε値
の絶対値が5以下になる可能性がある。その場合には、
電圧駆動ができなくなるかもしれない。従って、これら
の化合物の好ましい使用量は、組成物中の40重量%以
上であり、更に好ましい使用量は50〜95重量%であ
る。また、弾性定数値としきい特性の急峻性の最適化を
目的とする場合には、化合物(8)〜化合物(10)
は、正のΔε値を示す液晶組成物に混合して使用される
こともできる。この目的の場合には、化合物(8)〜化
合物(10)の好ましい使用量は、組成物中の30重量
%以下である。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】化合物(11)〜化合物(13)は、非常
に小さいΔε値を有する。化合物(11)は、主として
粘度およびΔn値の最適化の目的で使用される。化合物
(12)および化合物(13)は、透明点を上げ、ネマ
チック相の温度範囲を拡大するために使用され、Δn値
の最適化のためにも使用される。これらの化合物の使用
量を増加すると、液晶組成物のしきい電圧値は大きく、
粘度は小さくなる。従って、液晶組成物のしきい電圧値
が要求を満足している範囲内で、可能な限り多量に使用
することが望ましい。TFT用の液晶組成物を調製する
場合には、化合物(11)〜化合物(13)の好ましい
使用量は、組成物中の40重量%以下であり、より好ま
しい使用量は35重量%以下である。
【0041】本発明の液晶組成物は、全ての成分を高温
度下で相互に溶解させる方法等の公知の方法により調製
できる。そして、改良および最適化のために適当な添加
物を加えることができる。このような添加物は当該業者
に知られており、文献などに記載されている。本発明の
液晶組成物には、通常、光学活性化合物が添加される。
この添加物によって、液晶表示素子中で液晶化合物のら
せん構造が誘起され、必要なねじれ角に調整できる。こ
の添加物によって、逆ねじれを防ぐこともできる。
【0042】TN用の液晶組成物の場合には、好ましい
ねじれのピッチは40〜200μmである。STN用の
液晶組成物の場合には、6〜20μmが好ましい。双安
定TNモード用の場合には、1.5〜4μmが好まし
い。ピッチの温度依存性を最適化する目的で、2種以上
の光学活性化合物を併用しても良い。本発明において使
用できる光学活性化合物を、次に例示する。
【0043】
【0044】G−H型の液晶組成物を調製するために、
メロシアニン系、スチリル系、アゾ系、アゾメチン系、
アゾキシ系、キノフタロン系、アントラキノン系、テト
ラジン系などの二色性色素を添加することもできる。そ
して、本発明の液晶組成物は、ネマチック液晶をマイク
ロカプセル化して作製したNCAPや、液晶中に三次元
網目状高分子を形成して作製したポリマー分散型液晶表
示素子(PDLCD)に使用することができる。このP
DLCDの代表例は、ポリマーネットワーク液晶表示素
子(PNLCD)である。複屈折制御(ECB)型やD
S型用の液晶組成物としても使用できる。
【0045】化合物(1)は、ホーベン−ワイル(Houb
en-Wyle, Methods of Organic Chemistry, Georg Thiem
e Verlag, Stuttgart)、オーガニック シンセシーズ
(Organic Syntheses, John Wily & Sons, Inc.)、オ
ーガニック リアクションズ(Organic Reactions, Joh
n Wily & Sons Inc.)、コンプリヘンシブ オーガニッ
ク シンセシス(Comprehensive Organic Synthesis, P
ergamon Press)、新実験化学講座(丸善)などに記載
されている一般的な有機合成化学的方法を適宜組み合わ
せることにより容易に製造することができる。化合物
(1)の主骨格であるトリフルオロメチルフラン環の構
築には、例えば、D. Naumann, Juergen Kischkewitz,
J. Fluorine Chem., 1990, 46(2), 265-281に記載の方
法を用いることができる。これは、2位に置換基を有す
るフラン環を、Te(CFを用いて直接トリフル
オロメチル化する方法であるが、フラン環の5位におい
てほぼ選択的に反応が進行する。
【0046】例えば、4−カルボキシフラン誘導体(1
4)を、上記の方法でトリフルオロメチル化し(15)
を製造できる。化合物(15)と種々のアルコール類ま
たはフェノール類とを脱水縮合させることにより、式
(16)の液晶性化合物を製造できる。 式(14)〜式(16)において、R、R、T
、T、A〜A、m、n、pおよびqの意味
は、前記と同じである。
【0047】
【実施例】実施例により本発明をさらに詳しく説明す
る。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。以下の実施例においては、ミリリット
ル(milliliter)をmLで表記する。 実施例1 <4−プロピルオキシフェニル 2−トリフルオロメチ
ル−5−(4−メトキシフェニル)フラン−3−カルボ
キシレート(化合物1−39)の合成>USP3405
163に記載の2−トリフルオロメチル−5−フェニル
フラン−3−カルボン酸の合成方法に準じ、2−トリフ
ルオロメチル−5−(4−メトキシフェニル)フラン−
3−カルボン酸を製造した。2−トリフルオロメチル−
5−(4−メトキシフェニル)フラン−3−カルボン酸
(80mg、0.28mmol)、4−プロポキシフェ
ノール(57.2mg、0.42mmol)、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド(69.3mg、0.34mm
ol)、4−ジメチルアミノピリジン(3.4mg、
0.028mmol)、ジクロロメタン(10mL)の
混合物を室温で12時間攪拌した。析出した結晶を濾別
除去し、濾液を減圧下濃縮した。残査をカラムクロマト
グラフィー(シリカゲル:75mL、溶出溶媒:トルエ
ン)で精製し、無色結晶の標題化合物(73mg、0.
17mmol、収率:62%)を得た。この化合物の融
点は106.5―109.0℃であり、各種スペクトル
データはよくその構造を支持した。1 H-NMR(500MHz):δ(ppm)=0.97(t, 3J=7.5Hz、 3H), 1.67
(sextet, 3J=7.5Hz, 2H), 2.63(t, 3J=7.5Hz, 2H), 7.0
0(d, 3J=8.9Hz, 2H), 7.07(s, 1H), 7.15(d,3J=8.5Hz,
2H), 7.25(d, 3J=8.5Hz, 2H), 7.70(d, 3J=8.9Hz, 2H).19 F-NMR(470MHz):δ(ppm)=-61.6(s, 3F). MS(EI):m/z(%)=404(17)[M+], 269(100)[M+-C9H11O], 24
1(20)[M+-C10H11O2],213(6)[M+-C10H11O2-OMe].
【0048】実施例2 実施例1および発明の詳細な説明における記述を基に、
化合物1−1〜1−95を製造することができる。な
お、下記には実施例1で得られた化合物も再掲した。
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】本発明の組成物の例を使用例1〜17にま
とめた。最初に組成物の成分である化合物とその含有量
を示した。本発明の化合物は、実施例2において示した
化合物の番号によって示した。本発明の化合物以外の成
分は、下記の表において示された定義に従い、左末端
基、結合基、環構造および右末端基の記号によって表示
した。化合物の含有量は重量%である。次に組成物の物
性値を示した。物性値を測定する方法は次のとおりであ
る。
【0059】ネマチック−等方性液体の相転移温度(N
I;単位は℃):偏光顕微鏡を備え付けたホットプレー
トに試料を置き、1℃/分の速度で加熱した。試料がネ
マチック相から等方性液体相に変化し始めたときの温度
を測定した。 粘度(η;測定温度は20.0℃;単位はmPa・
s):粘度の測定にはE型粘度計を用いた。 光学異方性(Δn)値(測定温度25.0℃):波長が
589nmの光によりアッベ屈折計を用いて測定した。 誘電率異方性(Δε)値(測定温度は25.0℃):2
枚のガラス基板の間隔(ギャップ)が9μm、ツイスト
角が80°の液晶セルに試料を入れた。このセルに10
Vを印加して、液晶分子の長軸方向における誘電率(ε
‖)を測定した。0.5ボルトを印加して、液晶分子の
短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定した。誘電率異
方性値は、ε‖−ε⊥の式から計算した。 しきい電圧(Vth)値(測定温度は25.0℃;単位は
ボルト):2枚のガラス基板の間隔(ギャップ)が
(0.5/Δn)μmであり、ツイスト角が80゜であ
る、ノーマリーホワイト型(normally white type)の
液晶表示素子に試料を入れた。Δnは上記の方法で測定
した光学異方性値である。この素子に周波数が32Hz
である矩形波を印加した。矩形波の電圧を上昇させ、素
子を通過する光の透過率が90%になったときの電圧値
を測定した。
【0060】<化合物を表記するための記号>
【0061】 使用例1 化合物1−39 5.0% 化合物1−49 6.0% 化合物1−53 10.0% 1V2−BEB(F,F)−C 5.0% 3−HB−C 15.0% 1−BTB−3 5.0% 2−BTB−1 5.0% 3−HH−4 5.0% 3−HHB−1 11.0% 3−HHB−3 9.0% 3−H2BTB−2 4.0% 3−H2BTB−3 4.0% 3−H2BTB−4 4.0% 3−HB(F)TB−2 6.0% 3−HB(F)TB−3 6.0% NI=75.5 η=47.1 Δn=0.154 Δε=6.5 Vth=2.05 この組成物100重量部に、OP−4を0.8部重量添
加したときのピッチは、11.3μmであった。
【0062】 使用例2 化合物1−38 3.0% 化合物1−53 2.0% 5−PyB−F 4.0% 3−PyB(F)−F 2.0% 2−BB−C 5.0% 4−BB−C 4.0% 5−BB−C 5.0% 2−PyB−2 2.0% 3−PyB−2 2.0% 4−PyB−2 2.0% 6−PyB−O5 3.0% 6−PyB−O6 3.0% 6−PyB−O7 3.0% 3−PyBB−F 6.0% 4−PyBB−F 6.0% 5−PyBB−F 6.0% 3−HHB−1 6.0% 3−HHB−3 8.0% 2−H2BTB−2 4.0% 2−H2BTB−3 4.0% 2−H2BTB−4 5.0% 3−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−3 5.0% 3−H2BTB−4 5.0% NI=92.2 η=41.2 Δn=0.202 Δε=6.2 Vth=2.30
【0063】 使用例3 化合物1−6 3.0% 化合物1−23 4.0% 3−GB−C 10.0% 4−GB−C 10.0% 2−BEB−C 12.0% 3−BEB−C 4.0% 3−PyB(F)−F 3.0% 3−HEB−O4 8.0% 4−HEB−O2 6.0% 5−HEB−O1 6.0% 3−HEB−O2 5.0% 5−HEB−5 5.0% 4−HEB−5 5.0% 1O−BEB−2 4.0% 3−HHB−1 6.0% 3−HHEBB−C 3.0% 3−HBEBB−C 3.0% 5−HBEBB−C 3.0% NI=60.4 η=47.1 Δn=0.114 Δε=10.9 Vth=1.35
【0064】 使用例4 化合物1−29 8.0% 化合物1−38 5.0% 2−BEB(F)−C 5.0% 3−BEB(F)−C 4.0% 4−BEB(F)−C 12.0% 1V2−BEB(F,F)−C 10.0% 3−HH−EMe 5.0% 3−HB−O2 10.0% 7−HEB−F 2.0% 3−HHEB−F 2.0% 5−HHEB−F 2.0% 3−HBEB−F 4.0% 2O1−HBEB(F)−C 2.0% 3−HB(F)EB(F)−C 2.0% 3−HBEB(F,F)−C 2.0% 3−HHB−F 4.0% 3−HHB−O1 4.0% 3−HHB−3 13.0% 3−HEBEB−F 2.0% 3−HEBEB−1 2.0% NI=66.5 η=51.5 Δn=0.120 Δε=24.7 Vth=0.87
【0065】 使用例5 化合物1−38 5.0% 化合物1−51 5.0% 5−BEB(F)−C 5.0% V−HB−C 6.0% 5−PyB−C 6.0% 4−BB−3 11.0% 3−HH−2V 5.0% 5−HH−V 11.0% V−HHB−1 7.0% V2−HHB−1 15.0% 3−HHB−1 9.0% 1V2−HBB−2 10.0% 3−HHEBH−3 5.0% NI=82.0 η=30.6 Δn=0.115 Δε=4.6 Vth=2.35
【0066】 使用例6 化合物1−23 5.0% 化合物1−39 10.0% 5−HBCF2OB(F,F)−C 3.0% 3−HB(F,F)CF2OB(F,F)−C 3.0% 3−HB−C 18.0% 2−BTB−1 5.0% 5−HH−VFF 20.0% 1−BHH−VFF 8.0% 1−BHH−2VFF 11.0% 3−H2BTB−2 5.0% 3−H2BTB−3 4.0% 3−H2BTB−4 4.0% 3−HHB−1 4.0% NI=79.5 η=21.5 Δn=0.130 Δε=4.3 Vth=2.55
【0067】 使用例7 化合物1−51 5.0% 化合物1−53 7.0% 2−HHB(F)−F 10.0% 3−HHB(F)−F 17.0% 5−HHB(F)−F 16.0% 2−H2HB(F)−F 5.0% 3−H2HB(F)−F 5.0% 5−H2HB(F)−F 10.0% 2−HBB(F)−F 6.0% 3−HBB(F)−F 6.0% 5−HBB(F)−F 13.0% NI=78.3 η=41.9 Δn=0.087 Δε=5.3 Vth=2.08 この組成物100重量部にOp−8を0.3重量部添加
したときのピッチは、78.1μmであった。
【0068】 使用例8 化合物1−53 5.0% 7−HB(F,F)−F 5.0% 3−H2HB(F,F)−F 12.0% 4−H2HB(F,F)−F 10.0% 3−HHB(F,F)−F 10.0% 4−HHB(F,F)−F 5.0% 3−HBB(F,F)−F 5.0% 3−HHEB(F,F)−F 10.0% 4−HHEB(F,F)−F 3.0% 5−HHEB(F,F)−F 3.0% 2−HBEB(F,F)−F 3.0% 3−HBEB(F,F)−F 5.0% 5−HBEB(F,F)−F 3.0% 3−HGB(F,F)−F 15.0% 3−HHBB(F,F)−F 6.0% NI=68.2 η=40.7 Δn=0.079 Δε=13.0 Vth=1.37
【0069】 使用例9 化合物1−23 3.0% 化合物1−38 5.0% 化合物1−51 5.0% 5−H4HB(F,F)−F 7.0% 5−H4HB−OCF3 10.0% 3−H4HB(F,F)−CF3 8.0% 5−H4HB(F,F)−CF3 5.0% 3−HB−CL 3.0% 5−HB−CL 4.0% 2−H2BB(F)−F 5.0% 3−H2BB(F)−F 10.0% 5−H2HB(F,F)−F 5.0% 3−HHB−OCF3 5.0% 3−H2HB−OCF3 5.0% V−HHB(F)−F 5.0% 3−HHB(F)−F 5.0% 5−HHB(F)−F 5.0% 3−HBEB(F,F)−F 5.0% NI58.2 η=43.1 Δn=0.096 Δε=7.7 Vth=1.77
【0070】 使用例10 化合物1−6 3.0% 化合物1−39 8.0% 7−HB(F)−F 4.0% 5−HB−CL 3.0% 3−HH−4 9.0% 3−HH−EMe 15.0% 3−HHEB(F,F)−F 10.0% 4−HHEB(F,F)−F 5.0% 3−HHEB−F 8.0% 5−HHEB−F 8.0% 4−HGB(F,F)−F 5.0% 5−HGB(F,F)−F 6.0% 2−H2GB(F,F)−F 4.0% 3−H2GB(F,F)−F 5.0% 5−GHB(F,F)−F 7.0% NI=70.3 η=31.2 Δn=0.068 Δε=5.4 Vth=1.48
【0071】 使用例11 化合物1−53 10.0% 3−H2HB(F,F)−F 5.0% 5−H2HB(F,F)−F 5.0% 3−HBB(F,F)−F 20.0% 5−HBB(F,F)−F 30.0% 5−HBB(F)B−2 10.0% 5−HBB(F)B−3 10.0% 3−BB(F)B(F,F)−F 5.0% 5−B2B(F,F)B(F)−F 5.0% NI=89.6 η=63.0 Δn=0.142 Δε=9.9 Vth=1.71
【0072】 使用例12 化合物1−39 4.0% 化合物1−51 5.0% 3−BB(F,F)CF2OB(F,F)−F 35.0% 3−HH−4 4.0% 3−HHB(F,F)−F 10.0% 3−H2HB(F,F)−F 9.0% 3−HBB(F,F)−F 10.0% 2−HHBB(F,F)−F 3.0% 3−HHBB(F,F)−F 3.0% 3−HH2BB(F,F)−F 4.0% 3−HHB−1 6.0% 5−HBBH−1O1 7.0% NI=70.7 η=40.6 Δn=0.115 Δε=12.2 Vth=1.37(V)
【0073】 使用例13 化合物1−44 14.0% 化合物1−45 9.0% 化合物1−49 7.0% 3−HEB−O4 14.0% 4−HEB−O2 20.0% 5−HEB−O1 20.0% 3−HEB−O2 9.0% 5−HEB−O2 7.0% NI=60.5 η =70.8 Δn=0.109
【0074】 使用例14 化合物1−29 6.0% 化合物1−38 5.0% 化合物1−39 4.0% 化合物1−49 5.0% 3−HH−4 6.0% 3−HH−O1 4.0% 3−HH−O3 5.0% 3−HB(2F,3F)−O2 6.0% 5−HB(2F,3F)−O2 6.0% 3−HHB(2F,3F)−O2 14.0% 5−HHB(2F,3F)−O2 15.0% 3−HHB(2F,3F)−2 24.0% NI=83.0 Δn=0.095 Δε =−3.9
【0075】 使用例15 化合物1−29 5.0% 化合物1−44 5.0% 化合物1−45 5.0% 3−HH−5 5.0% 3−HH−4 5.0% 3−HH−O1 6.0% 3−HH−O3 6.0% 3−HB−O2 5.0% 3−HB(2F,3F)−O2 5.0% 5−HB(2F,3F)−O2 5.0% 3−HHB(2F,3F)−O2 12.0% 5−HHB(2F,3F)−O2 13.0% 3−HHB(2F,3F)−2 4.0% 2−HHB(2F,3F)−1 4.0% 3−HHEH−3 5.0% 3−HHEH−5 5.0% 4−HHEH−3 5.0% NI=81.5 Δn=0.084 Δε=−3.6
【0076】 使用例16 化合物1−23 6.0% 化合物1−55 7.0% 3−HB−O1 8.0% 3−HH−4 5.0% 3−HB(2F,3F)−O2 6.0% 5−HB(2F,3F)−O2 12.0% 2−HHB(2F,3F)−1 12.0% 3−HHB(2F,3F)−1 12.0% 3−HHB(2F,3F)−O2 13.0% 5−HHB(2F,3F)−O2 13.0% 3−HHB−1 6.0% NI =86.4(℃) η =54.0(mPa・s) Δn =0.089 Δε =−3.3
【0077】 使用例17 化合物1−45 6.0% 化合物1−55 7.0% 3−HB−O1 8.0% 3−HH−4 5.0% 3−HB(2F,3F)−O2 12.0% 5−HB(2F,3F)−O2 6.0% 2−HHB(2F,3F)−1 12.0% 3−HHB(2F,3F)−1 12.0% 3−HHB(2F,3F)−O2 13.0% 5−HHB(2F,3F)−O2 13.0% 6−HEB(2F,3F)−O2 6.0% NI =82.6(℃) η =54.7(mPa・s) Δn =0.099 Δε =−4.0
【0078】
【発明の効果】本発明の液晶性化合物を液晶組成物の成
分に使用することにより、特に大きな誘電率異方性値を
発現させることができる。即ち、駆動電圧の小さい液晶
組成物を得ることができるので、消費電力の低減が可能
な液晶表示素子を提供できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 405/04 C07D 405/04 407/10 407/10 C09K 19/34 C09K 19/34 19/42 19/42 19/44 19/44 19/46 19/46 G02F 1/13 500 G02F 1/13 500 Fターム(参考) 4C037 HA03 JA01 MA01 4C063 AA01 BB01 BB06 CC75 CC82 DD29 DD75 EE10 4H027 BA01 BD04 BD09 BD24 BE05 CB01 CC01 CC04 CD04 CE04 CG04 CL01 CM04 CM05 CN01 CN05 CP04 CP05 CQ02 CR03 CR04 CR05 CS04 CT01 CT02 CT03 CT05 CU04 CW01 CW02 CW03 CX01 DB04 DE01 DF04 DH01 DH03 DH04 DH05

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(1)で表されるトリフルオロメチルフ
    ラン環を有する化合物。 この式において、RおよびRはそれぞれ独立して、
    水素、ハロゲン、−CN、または炭素数1〜10のアル
    キルであり、このアルキルにおいて、任意の−CH
    は、−O−、−S−、−CH=CH−、−C≡C−、ま
    たは−CO−で置き換えられてもよく、任意の水素はハ
    ロゲンまたは−CNで置き換えられてもよく;A、A
    、AおよびAは、それぞれ独立して、1,4−フ
    ェニレン、2,6−ナフチレン、1,4−シクロヘキシ
    レン、デカヒドロ−2,6−ナフチレン、または5−ト
    リフルオロメチルフラン−2,4−ジイルであり、これ
    らの環において、任意の−CH=は−N=で置き換えら
    れてもよく、任意の−CH−は、−O−、−S−、−
    CH=CH−、または−CO−で置き換えられてもよ
    く、任意の水素はハロゲンまたは−CNで置き換えられ
    てもよく;T、T、TおよびTは、それぞれ独
    立して単結合または炭素数1〜4のアルキレンであり、
    このアルキレンにおいて、任意の−CH−は、−O
    −、−S−、−CH=CH−、−C≡C−、または−C
    O−で置き換えられてもよく、任意の水素はハロゲンま
    たは−CNで置き換えられてもよく;m、n、pおよび
    qは、それぞれ独立して0、1または2であり、m、
    n、pおよびqの合計は、1、2または3である。但
    し、m、nおよびqが0であり、pが1であり、そして
    が1,4−フェニレンであるときは、Tは−CO
    CH−ではなく;m、nおよびqが0であり、pが
    1であり、Aが1,4−フェニレンであり、そしてR
    が水素であるときは、Tは−COCH−および
    −CO−のどちらでもなく;m、nおよびqが0であ
    り、pが1であり、Aがテトラヒドロピラン−2,5
    −ジイルであり、そしてRが水素であるときは、T
    は−CHO−ではなく;pおよびqが0であり、そし
    てRが水素であるときは、Tは−CO−ではな
    い。
  2. 【請求項2】Rが炭素数1〜10のアルキル、炭素数
    1〜9のアルコキシ、またはハロゲンであり、Rが炭
    素数1〜10のアルキル、炭素数1〜9のアルコキシ、
    炭素数1〜10のハロゲン化アルキル、炭素数1〜9の
    ハロゲン化アルコキシ、フッ素または−CNであり、A
    、AおよびAがそれぞれ独立して、1,4−フェ
    ニレン、少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えら
    れた1,4−フェニレン、1,4−シクロヘキシレン、
    または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられ
    た1,4−シクロヘキシレンであり、Tが単結合であ
    り、Tが単結合または−OCO−であり、Tが−C
    OO−であり、m、nおよびpがそれぞれ独立して0、
    1または2であり、そしてqが0である、請求項1に記
    載の化合物。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の式(1)において、A
    およびAがそれぞれ独立して、1,4−フェニレン、
    または少なくとも1つの水素がハロゲンで置き換えられ
    た1,4−フェニレンであり、Tが単結合または−O
    CO−であり、Tが−COO−であり、mおよびqが
    0であり、そしてnおよびpが1である、請求項2に記
    載の化合物。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の式(1)において、R
    がメトキシであり、Rがプロポキシであり、そしてA
    が1,4−フェニレンである、請求項3に記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の式(1)において、R
    が塩素であり、Rがプロポキシであり、Aが1,4
    −フェニレンであり、そしてTが単結合である、請求
    項3に記載の化合物。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の式(1)において、A
    およびAが1,4−シクロヘキシレンであり、T
    単結合または−OCO−であり、Tが−COO−であ
    り、mおよびqが0であり、そしてnおよびpが1であ
    る、請求項2に記載の化合物。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の式(1)において、R
    およびRがプロピルであり、Tが−OCO−であ
    る、請求項6に記載の化合物。
  8. 【請求項8】請求項1に記載の式(1)において、A
    が1,4−フェニレン、または少なくとも1つの水素が
    ハロゲンで置き換えられた1,4−フェニレンであり、
    m、pおよびqが0であり、そしてnが1である、請求
    項2に記載の化合物。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の式(1)において、R
    がメトキシであり、Rがメチルである、請求項8に記
    載の化合物。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の式(1)において、A
    が1,4−フェニレン、または少なくとも1つの水素
    がハロゲンで置き換えられた1,4−フェニレンであ
    り、m、nおよびqが0であり、そしてpが1である、
    請求項2に記載の化合物。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の式(1)において、R
    がメチルであり、Rがフッ素であり、Aが3,5
    −ジフルオロ−1,4−フェニレンである、請求項10
    に記載の化合物。
  12. 【請求項12】T、TおよびTが、それぞれ独立
    して単結合、または炭素数1〜4のアルキレンであり、
    このアルキレン中の任意の−CH−は、−O−、−C
    H=CH−、または−CO−で置き換えられてもよく、
    およびA が1,4−シクロヘキシレンであり、m
    およびnが0であり、そしてpおよびqが1である、請
    求項1に記載の化合物。
  13. 【請求項13】TおよびTが単結合であり、そして
    が−COO−である、請求項12に記載の化合物。
  14. 【請求項14】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物を少なくとも1つ含有し、少なくとも2成分から
    なる液晶組成物。
  15. 【請求項15】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物群から選択される少なくとも1つの化合物、式
    (3)、式(4)および式(5)のそれぞれで表される
    液晶性化合物からなる群から選択される少なくとも1つ
    の化合物、および任意成分としての少なくとも1つの光
    学活性化合物を含有する液晶組成物。 これらの式において、Rは炭素数1〜10のアルキル
    であり、このアルキル中の任意の−CH−は、−O−
    または−CH=CH−で置き換えられてもよく、任意の
    水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xはフッ素、
    塩素、−OCF、−OCHF、−CF、−CH
    、−CHF、−OCFCHF、または−OC
    CHFCFであり;環Bおよび環Dはそれぞれ独
    立して、1,4−シクロヘキシレン、1,3−ジオキサ
    ン−2,5−ジイル、または任意の水素がフッ素で置き
    換えられてもよい1,4−フェニレンであり、環Eは
    1,4−シクロヘキシレン、または任意の水素がフッ素
    で置き換えられてもよい1,4−フェニレンであり;L
    およびLはそれぞれ独立して、水素またはフッ素で
    あり;ZおよびZはそれぞれ独立して、−(C
    )−、−(CH)−、−COO−、−CF
    −、−OCF−、−CH=CH−または単結合であ
    る。
  16. 【請求項16】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物群から選択される少なくとも1つの化合物、式
    (6)および式(7)のそれぞれで表される液晶性化合
    物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物、
    および任意成分としての少なくとも1つの光学活性化合
    物を含有する液晶組成物。 これらの式において、Rは炭素数1〜10のアルキル
    であり、このアルキル中の任意の−CH−は、−O−
    または−CH=CH−で置き換えられてもよく、任意の
    水素はフッ素で置き換えられてもよく;Xは、−CN
    または−C≡C−CNであり;環Gは1,4−シクロヘ
    キシレン、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−
    2,5−ジイル、またはピリミジン−2,5−ジイルで
    あり;環Hは1,4−シクロヘキシレン、任意の水素が
    フッ素で置き換えられてもよい1,4−フェニレン、ま
    たはピリミジン−2,5−ジイルであり;環Jは1,4
    −シクロへキシレンまたは1,4−フェニレンであり;
    、LおよびLはそれぞれ独立して水素またはフ
    ッ素であり;Zは、−(CH)−、−COO−、
    −CFO−、−OCF−、または単結合であり;
    b、cおよびdは、それぞれ独立して0または1であ
    る。
  17. 【請求項17】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物群から選択される少なくとも1つの化合物、式
    (8)、式(9)および式(10)のそれぞれで表され
    る液晶性化合物からなる群から選択される少なくとも1
    つの化合物、および任意成分としての少なくとも1つの
    光学活性化合物を含有する液晶組成物。 これらの式において、RおよびRはそれぞれ独立し
    て、炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキル中
    の任意の−CH−は、−O−または−CH=CH−で
    置き換えられてもよく、任意の水素はフッ素で置き換え
    られてもよく;環Kおよび環Mはそれぞれ独立して、
    1,4−シクロへキシレンまたは1,4−フェニレンで
    あり;LおよびLはそれぞれ独立して、水素または
    フッ素であるが、同時に水素であることはなく;Z
    よびZはそれぞれ独立して、−(CH)−、−C
    OO−、または単結合である。
  18. 【請求項18】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物群から選択される少なくとも1つの化合物、請求
    項15に記載の式(3)、式(4)および式(5)のそ
    れぞれで表される液晶性化合物からなる群から選択され
    る少なくとも1つの化合物、式(11)、式(12)お
    よび式(13)のそれぞれで表される液晶性化合物から
    なる群から選択される少なくとも1つの化合物、および
    任意成分としての少なくとも1つの光学活性化合物を含
    有する液晶組成物。 これらの式において、RおよびRはそれぞれ独立し
    て、炭素数1〜10のアルキルであり、このアルキル中
    の任意の−CH−は、−O−または−CH=CH−で
    置き換えられてもよく、任意の水素はフッ素で置き換え
    られていてもよく;環N、環Pおよび環Qはそれぞれ独
    立して、1,4−シクロへキシレン、ピリミジン−2,
    5−ジイル、または任意の水素がフッ素で置き換えられ
    てもよい1,4−フェニレンであり;ZおよびZ
    それぞれ独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH
    ) −、−CH=CH−、または単結合である。
  19. 【請求項19】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物群から選択される少なくとも1つの化合物、請求
    項17に記載の式(8)、式(9)および式(10)の
    それぞれで表される液晶性化合物からなる群から選択さ
    れる少なくとも1つの化合物、請求項18に記載の式
    (11)、式(12)および式(13)のそれぞれで表
    される液晶性化合物からなる群から選択される少なくと
    も1つの化合物、および任意成分としての少なくとも1
    つの光学活性化合物を含有する液晶組成物。
  20. 【請求項20】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物群から選択される少なくとも1つの化合物、請求
    項15に記載の式(3)、式(4)および式(5)のそ
    れぞれで表される液晶性化合物からなる群から選択され
    る少なくとも1つの化合物、請求項17に記載の式
    (8)、式(9)および式(10)のそれぞれで表され
    る液晶性化合物からなる群から選択される少なくとも1
    つの化合物、および任意成分としての少なくとも1つの
    光学活性化合物を含有する液晶組成物。
  21. 【請求項21】請求項1〜13のいずれか1項に記載の
    化合物群から選択される少なくとも1つの化合物、請求
    項15に記載の式(3)、式(4)および式(5)のそ
    れぞれで表される液晶性化合物からなる群から選択され
    る少なくとも1つの化合物、請求項16に記載の式
    (6)および式(7)のそれぞれで表される液晶性化合
    物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物、
    請求項17に記載の式(8)、式(9)および式(1
    0)のそれぞれで表される液晶性化合物からなる群から
    選択される少なくとも1つの化合物、および任意成分と
    しての少なくとも1つの光学活性化合物を含有する液晶
    組成物。
  22. 【請求項22】請求項14〜21のいずれか1項に記載
    の液晶組成物を含有する液晶表示素子。
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JP2007526368A (ja) * 2004-02-24 2007-09-13 メルク パテント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフトング 双安定液晶デバイスのための液晶組成物
JP2008202049A (ja) * 2007-02-20 2008-09-04 Samsung Electronics Co Ltd 液晶及びこれを用いた液晶表示装置
CN102344425A (zh) * 2011-07-26 2012-02-08 兰州大学 一种合成含三氟甲基呋喃化合物的方法
CN116969896A (zh) * 2023-09-25 2023-10-31 山东千铄新材料有限公司 一种嘧啶类液晶化合物的制备方法及应用

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