JP4654474B2 - 分岐メチル基を有する液晶性化合物、液晶組成物及び液晶表示素子 - Google Patents
分岐メチル基を有する液晶性化合物、液晶組成物及び液晶表示素子 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、新規液晶性化合物および液晶組成物に関し、さらに詳しくは、分岐メチル基を有する液晶性化合物、この化合物を含有する液晶組成物およびこの液晶組成物を用いて構成した液晶表示素子に関する。
【0002】
【背景技術】
液晶性化合物(本願において、液晶性化合物なる用語は、液晶相を示す化合物および液晶相を示さないが液晶組成物の構成成分として有用である化合物の総称として用いられる)を用いた液晶表示素子は、コンピューター、テレビジョン等のディスプレイに広く活用されている。
液晶組成物には低消費電力化、漏洩電磁波の減少を目的に、駆動電圧を低くすることが求められている。駆動電圧(しきい値電圧)は下式に示されるように、誘電率異方性値と弾性定数との関数であることが知られている(M.F.Leslie,Mol.Cryst.Liq.Cryst.,12,57(1970))。
【0003】
【数1】
Vth=π(K/ε0Δε)
【0004】
上式において、Vthはしきい値電圧、ε0は真空の誘電率、Kは弾性定数、Δεは誘電率異方性をそれぞれ示す。
【0005】
すなわち、駆動電圧を低くするためには、1)誘電率異方性値を大きくする、2)弾性定数を小さくする、ことが必要である。一般には液晶性化合物の弾性定数の値を調整することは困難とされ、駆動電圧の低電圧化にはもっぱら誘電率異方性値を大きくする方策が採られている。したがって、大きな誘電率異方性値を有する新規液晶性化合物が待望されている。
ところで、以前から液晶表示素子の最大の問題点は視野角が狭いという点であり、近年その改善を目的に種々の表示方式が提案されている。1995年に提案されたインプレーン・スイッチング(IPS)表示素子は、従来の表示素子に比較して視野角を格段に広くしたものである(液晶討論会2A07(1995)、ASIA DISPLAY '95、557(1995)、ASIA DISPLAY '95、707(1995))。そして、この方式の特徴は、誘電率異方性の正負に関係なく各種液晶組成物を利用できる点である。
【0006】
また、1997年には垂直配向(VA)セルを活用した試みが報告され(SID 97 DIGEST、 845(1997))、この方式の表示素子も従来の表示素子に比較し視野角を格段に広くしたものである。この方式の特徴の一つは、誘電率異方性値が負の液晶組成物を使用することである。
このような背景から、誘電率異方性値が負である液晶化合物並びに液晶組成物が強く要望されるようになってきた。しかし現在までに知られている化合物の中では、大きな負の誘電率異方性値と小さな光学異方性値を併せ持つ液晶性化合物は知られておらず、このような特性を有する新規な液晶性化合物が待望されていた。
【0007】
大きな負の誘電率異方性と比較的小さな光学異方性値を有する化合物として、下記の化合物(13)が知られている(V.Reiffenrathら、Liq.Cryst.,5(1),159(1989))。この化合物の誘電率異方性値は(Δε=−4.1)、光学異方性値は(Δn=0.18)であると報告されている。
【0008】
【化6】
【0009】
化合物(13)は大きな誘電率異方性値を示すが、光学異方性値が大きく、IPSあるいはVAモードの要求値を満たすことが出来なかった。
MaierおよびMaeierによれば、誘電率異方性値および光学異方性値はオーダーパラメーターの関数であるとされている(W.Maier and G.Meier、Z.Naturf. (a)、16、262(1961))。つまりオーダーパラメーターを減少せしめれば光学異方性値を減少させる事が可能である。しかし、光学異方性値と誘電率異方性値はトレード・オフの関係にあり、オーダーパラメーターの減少は誘電率異方性値の大幅な減少をもまねいてしまう。オーダーパラメーターは液晶分子の分子間相互作用の程度を表わすもので、物質固有の値である。このため、誘電率異方性値の大幅な減少を引き起こさず光学異方性値のみを低下せしめる特異的な性質を持つ新規化合物が待望されていた。
【0010】
また、光学異方性値が小さい化合物として、シアノ基が導入された化合物(14)も知られている(R.Eidenschinkら、Angew.Chem.,96,151(1984))。これは大きな誘電率異方性値と小さな光学異方性値を併せ持つ化合物である。しかし化学的な安定性が極めて低く、比抵抗値および電圧保持率が極めて低く、これを用いたIPSおよびVAモードの液晶組成物はコントラストが極めて低かった。ゆえに、IPSおよびVAモードの液晶組成物に用いる液晶性化合物としては不適格であった。
【0011】
【化7】
【0012】
一般に液晶性化合物の骨格を構成するフェニレン基の側方位にフッ素原子を導入すると、誘電率異方性値が負に増大する現象は当業者に良く知られている。
しかしながら、より大きな負の誘電率異方性値を要求する為には、粘度の増大、液晶性の低下を覚悟の上で、フッ素原子の代わりにより大きな電子吸引性の置換基である、トリフルオロメチル基等を導入することしか知られていなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、前記の液晶性化合物に要求される諸特性に鑑み、負に極めて大きな誘電率異方性値と小さな光学異方性値とを同時に有する液晶性化合物、これを含有する液晶組成物および該液晶組成物を用いて構成した液晶表示素子を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題の解決のため鋭意研究の結果、置換フェニレン基の2つ隣の原子にメチル基などの電子供与性の置換基を導入することにより、電子密度が置換フェニレン基側により高くなり、負の誘電率異方性値が大きくなる事を発見し、一般式(1)で表わされる液晶性化合物が所期の特性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は[1]〜[20]の構成を有する。
【0015】
[1] 一般式(1)
【化8】
(式中、R1およびR2は各々独立に炭素数1〜10の直鎖または分岐のアルキル基を示し、これらアルキル基中の任意のメチレン基は酸素原子、−(C=O)−、−HC=CH−または−C≡C−で置換されていてもよいが、酸素原子が連続して置換されることはなく、またアルキル基中の1個以上の任意の水素原子はハロゲン原子で置換されていてもよく;環A、BおよびCは環中の相隣接しない任意のメチレン基は酸素原子で置換されていてもよいトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、または1個以上の任意の水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい1,4−フェニレンでその環中のCHはNで置換されていてもよく;Qは、酸素原子、硫黄原子、−(CH2)2O−、−O(CH2)2−を示し;Z1 、Z2およびZ3は各々独立に単結合または炭素数1〜4のアルキレン基を示し、これらの基中の任意のメチレン基は−CF2−、−C(=O)−、酸素原子、−CH=CH−または−C≡C−で置換されていてもよいが、酸素原子が連続して置換されることはなく;l、mおよびnは0または1の整数を表わし、l、mおよびnが共に1であることはなく;X1、X2、X3およびX4は水素原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、フッ素原子または塩素原子を示す。)で表わされる液晶性化合物。
【0016】
[2] 一般式(1)において、Qが酸素原子あるいは硫黄原子である[1]に記載の液晶性化合物。
[3] 一般式(1)において、X3およびX4がフッ素原子である[2]項に記載の液晶性化合物。
[4] 一般式(1)において、l=m=0である[3]項に記載の液晶性化合物。
[5] 一般式(1)において、n=0である[4]項に記載の液晶性化合物。
[6] 一般式(1)において、n=1であり、Z3が単結合または−(CH2)2−であり、X1およびX2がフッ素原子である[4]項に記載の液晶性化合物。
[7] 一般式(1)において、l=0、m=1であり、Z2が単結合、−(CH2)2−、−(CH2)4−または−HC=CH−である[3]項に記載の液晶性化合物。
[8] 一般式(1)において、n=0である[7]項に記載の液晶性化合物。
[9] 一般式(1)において、n=1であり、Z3が単結合または−(CH2)2−であり、X1およびX2がフッ素原子である[7]項に記載の液晶性化合物。
[10] 一般式(1)において、l=m=1、n=0であり、Z1およびZ2が単結合である[3]項に記載の液晶性化合物。
[11] [1]〜[10]項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
【0017】
[12] 第一成分として、[1]〜[10]項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、一般式(2)、(3)および(4)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
【0018】
【化9】
【0019】
これらの式中、R3は炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣り合わない任意のメチレン基は酸素原子または−CH=CH−で置換されていてもよく、また、基中の1個以上の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよく;Y1はフッ素原子、塩素原子、−OCF3 、−OCF2H、−CF2H、−CFH2、−OCF2CF2H、−OCF2CFHCF3または−CF3を示し;L1およびL2は各々独立して水素原子またはフッ素原子を示し;Z5及びZ6は各々独立して、−CH2CH2−、−(CH2 )4 −、−COO−、−CF2O−、−OCF2−、−CH=CH−または単結合を示し;環Dはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、または1個以上の任意の水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい1,4−フェニレンを示し;環Eはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルまたは1個以上の任意の水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい1,4−フェニレンを示す。
【0020】
[13] 第一成分として、[1]〜[10]項に記載の液晶性化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、一般式(5)および(6)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
【0021】
【化10】
【0022】
これらの式中、R4およびR5は各々独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、基中の隣り合わない任意のメチレン基は酸素原子または−CH=CH−で置換されていてもよく、また、基中の1個以上の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよく;Y2は−CNまたは−C≡C−CNを示し;環Fはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、1,4−フェニレン、1,3−ジオキサン−2,5−ジイルまたはピリミジン−2,5−ジイルを示し;環Gはシクロヘキサン−1,4−ジイル、1個以上の任意の水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい1,4−フェニレンまたはピリミジン−2,5−ジイルを示し;環Hはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルまたは1,4−フェニレンを示し;Z7は−CH2CH2−、−COO−または単結合を示し;L3、L4およびL5は各々独立して水素原子またはフッ素原子を示し;b、cおよびdは各々独立して0または1を示す。
【0023】
[14] 第一成分として、[1]〜[10]項に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、一般式(7)、(8)および(9)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
【0024】
【化11】
【0025】
これらの式中、R6およびR7は各々独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基中の相隣接しない任意のメチレン基は酸素原子または−CH=CH−で置換されていてもよく、また、この基中の1個以上の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよく;環Iおよび環Jは各々独立して、トランス−1,4−シクロヘキシレンまたは1,4−フェニレンを示し;L6およびL7は各々独立して水素原子またはフッ素原子を示すが同時に水素原子を示すことはなく;Z8およびZ9は各々独立して−(CH2)2−、−COO−または単結合を示す。
【0026】
[15] 第一成分として、[1]〜[10]項に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記一般式(2)、(3)および(4)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
【0027】
【化12】
【0028】
これらの式中、R8およびR9は各々独立して炭素数1〜10のアルキル基を示し、この基中の相隣接しない任意の−CH2−基は酸素原子または−CH=CH−で置換されていてもよく、また、この基中の1個以上の任意の水素原子はフッ素原子で置換されていてもよく;環K、環L、および環Mは各々独立して、トランス−1,4−シクロヘキシレン、ピリミジン−2,5−ジイル、または1個以上の任意の水素原子がフッ素原子で置換されていてもよい1,4−フェニレンを示し;Z10およびZ11は各々独立して、−C≡C−、−COO−、−(CH2)2−、−CH=CH−または単結合を示す。
【0029】
[16] 第一成分として、[1]〜[10]項に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記一般式(5)および(6)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
[17] 第一成分として、[1]〜[10]項に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記一般式(7)、(8)および(9)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
[18] 第一成分として、[1]〜[10]項に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、前記一般式(2)、(3)および(4)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、前記一般式(5)および(6)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第四成分として、前記一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
[19] [11]〜[18]項のいずれか1項に記載の液晶組成物に、さらに1種以上の光学活性化合物を含有することを特徴とする液晶組成物。
[20] [11]〜[19]項のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いて構成された液晶表示素子。
【0030】
【発明の実施の形態】
一般式(1)で表わされる液晶性化合物のうち特に好ましい特性を示す化合物は一般式(1−1)〜(1−10)で表わされる下記の化合物である。
これらの式中R1、R2、環A、B、Cは上述した通りであり、Tは酸素原子あるいは硫黄原子を示す。
【0031】
【化13】
【0032】
一般式(1)において、R1及びR2は好ましくはアルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、アルケニル基、アルキニル基、ハロゲン置換アルキル基、ハロゲン置換アルケニル基、ハロゲン置換アルコキシ基、ハロゲン置換アルキニル基である。R1及びR2が、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、ハロゲン置換アルキル基またはハロゲン置換アルコキシ基である化合物は化学的に安定であり、アルケニル基、またはアルキニル基である化合物はやや大きな光学異方性を示す。
また、R1及びR2が、アルキル基、アルコキシ基、またはアルケニル基である化合物は低い粘性を有するので好ましい。また、IPS方式あるいはVA方式の表示素子に使用する場合は、高い化学的な安定性と小さな光学異方性値が要求されるので、R1がアルキル基、またはアルコキシ基である化合物が最適である。
【0033】
一般式(1)においてZ1 、Z2およびZ3は好ましくは単結合、−CH2CH2−、−CH2O−、−CH=CH−、−OCH2−、−CF2O−、−OCF2−、−(C=O)O−、−O(C=O)−、−(CH2)4−、−(CH2)3O−、−O(CH2)3−、−CH=CH−(CH2)2−、−(CH2)2−CH=CH−である。Z1、Z2およびZ3が各々独立に単結合または−CH2CH2−である場合、低い粘性を示すと共に、広い温度範囲でネマチック相を示す。
X1、X2、X3およびX4は、水素原子、シアノ基、トリフルオロメチル基、フッ素原子あるいは塩素原子を示すが、特にフッ素原子が好ましく、化合物はより大きな誘電率異方性を示す。特にX1、X2、X3およびX4の全てがフッ素原子である場合、最も大きな負の誘電率異方性値を示す。
【0034】
環A、BおよびCは、それぞれ独立して、トランス−シクロヘキサン−1,4−ジイル、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル、1−テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、3−テトラヒドロピラン−2,5−ジイル、1,4−フェニレンあるいはフッ素置換1,4−フェニレン、ピリダジン−3,6−ジイル、ピリジン−2,5−ジイルまたはピリミジン−2,5−ジイルが最適であるが、粘性の低い化合物を得るにはトランス−シクロヘキサン−1,4−ジイルが最適である。環A、BまたはCとして1,3−ジオキサン−2,5−ジイルが導入された化合物は、小さな弾性定数値(K)を示し、IPS方式及びVA方式を含むTNモードの液晶表示素子の駆動電圧を低下せしめるので好ましい。又、環A、BまたはCとしてフッ素置換1,4−フェニレン、ピリダジン−3,6−ジイル、ピリジン−2,5−ジイルまたはピリミジン−2,5−ジイルが導入された化合物は誘電率異方性値がより大きな値を示す。
【0035】
一般式(1)で表わされる本発明の化合物は、公知の有機合成化学的手法を適切に組み合わせて用いることで製造できる。公知の有機化学的手法は、Organic Synthesis、Organic Reactions、新実験化学講座等の成書を参照することで知ることができる。以下にその代表例を示す。
【0036】
液晶材料としてよく用いられるカルボン酸誘導体(1)に塩化チオニルを作用させ酸クロリド誘導体(2)を得る。2はメチルマグネシウムブロミドとグリニャール反応を行いケトン(3)を得る。3は、水素化アルミニウムリチウムなどの還元剤にて還元し、アルコール誘導体(4)を得る。他方、市販のハロゲン化ベンゼンにn−ブチルリチウムとボロン酸アルキルを反応させ、ボロン酸誘導体(6)を得る。6は過酸化水素水等で酸化し、フェノール誘導体(7)を得る。7は4とトリフェニルホスフィン存在下、ジエチルアゾカルボキシレート(DEAD)を作用させ、目的物である8を得る。
【0037】
【化14】
【0038】
一般式(1)においてQが硫黄原子の場合、アルコール誘導体(4)に臭化水素酸を作用させ臭化物(9)とする。また他方5は、クロロスルホン酸を作用させ、硫酸存在下、亜鉛にて還元することにより、チオール誘導体(10)を得る。ここで、10に水素化ナトリウムを添加し、先の臭化物9を作用させ、目的の11を得る。
【0039】
【化15】
【0040】
環A、BまたはCとして1,3−ジオキサン−2,5−ジイルまたはテトラヒドロピラン−2,5−ジイルを化合物中に導入する方法は、H.M.Vorbrodt、 R.Eidenschinkらの方法(H.M.Vorbrodt、J.Prakt.Chem.,323,902(1981)、R.Eidenschink,DE-OS3306960(1983))に従えばよい。
このようにして得られる本発明の液晶性化合物は、大きな負の誘電率異方性値を示すので、液晶表示素子の低電圧駆動が実現できる。
【0041】
また、本発明の液晶性化合物は、液晶表示素子が通常使用される条件下において物理的および化学的に十分安定であり、種々の液晶材料と容易に混合し、低温下でも非常に優れた相溶性を有するので、ネマチック液晶組成物の構成成分として極めて優れている。
これらの化合物は大きな負の誘電率異方性値と同時に、比較的小さな光学異方性値を有しており、IPS方式およびVA方式用の液晶組成物の構成成分として特に好適に使用することができる。
【0042】
以下、本発明の液晶組成物について説明する。本発明により提供される液晶組成物は、一般式(1)で示される液晶性化合物を少なくとも1種含む第一成分のみでもよいが、これに他の成分を加えて使用することにより種々の用途に適した液晶組成物を提供することができる。本発明の液晶組成物は、一般式(1)で示される液晶性化合物の少なくとも1種を0.1〜99重量%の割合で含有することが、優良な特性を発現せしめるために好ましい。
【0043】
一般式(1)で示される液晶性化合物に加える第二成分としては既述した一般式(2)、(3)および(4)で示される化合物、一般式(5)および(6)で示される化合物または一般式(7)、(8)および(9)で示される3グループの化合物から選択される。従って、一般式(1)で示される化合物のうちの少なくとも1種と上述した3グループのうちのいずれか1グループのうちの少なくとも1種の化合物を組み合わせるのが好ましい。
さらに、しきい値電圧、液晶相温度範囲、屈折率異方性値、誘電率異方性値および粘度等を調整する目的で、一般式(10)、(11)および(12)からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を第三成分として混合することもできる。また、本発明に使用される液晶組成物の各成分は物理特性に大きな差異が無いことから、各元素の同位体元素からなる類縁体でも差し支えない。
【0044】
上記第二成分のうち、一般式(2)に含まれる化合物の好適例として次の(2−1)〜(2−9)、一般式(3)に含まれる化合物の好適例として(3−1)〜(3−97)、一般式(4)に含まれる化合物の好適例として(4−1)〜(4−33)をそれぞれ挙げることができる。
【0045】
【化16】
【0046】
【化17】
【0047】
【化18】
【0048】
【化19】
【0049】
【化20】
【0050】
【化21】
【0051】
【化22】
【0052】
【化23】
【0053】
【化24】
【0054】
【化25】
【0055】
【化26】
【0056】
【化27】
【0057】
【化28】
【0058】
これらの式中、R3およびY1は既述の通りである。
これらの一般式(2)〜(4)で示される化合物は、誘電率異方性値が正を示し、熱安定性や化学的安定性が非常に優れているので、主としてTFT用の液晶組成物に用いられる。TFT用の液晶組成物を調整する場合、これらの化合物の使用量は、液晶組成物の全重量に対して1〜99重量%の範囲が適するが、好ましくは10〜97重量%、より好ましくは40〜95重量%である。また一般式(10)〜(12)で表わされる化合物を粘度調整の目的でさらに含有していても良い。
【0059】
次に、前記第二成分である一般式(5)および(6)に含まれる化合物の好適例として、それぞれ(5−1)〜(5−58)および(6−1)〜(6−3)に示される化合物を挙げることができる。
【0060】
【化29】
【0061】
【化30】
【0062】
【化31】
【0063】
【化32】
【0064】
【化33】
【0065】
【化34】
【0066】
これらの式中、R4、R5およびY2は既述の通りである。
一般式(5)および(6)で示される化合物は、誘電率異方性値が正でその値が非常に大きいので主としてSTNまたはTN用の液晶組成物に用いられる。これらの化合物は組成物成分として特にしきい値電圧を小さくする目的で使用される。また、粘度の調整、屈折率異方性値の調整および液晶相温度範囲を広げる等の目的や、さらに急峻性を改良する目的にも使用される。STNまたはTN用の液晶組成物を調整する場合には一般式(5)および(6)で表わされる化合物の使用量は0.1〜99.9重量%の範囲が適用できるが好ましくは10〜97重量%、より好ましくは40〜95重量%である。また、しきい値電圧、液晶相温度範囲、屈折率異方性値、誘電率異方性値及び粘度等を調整する目的で後述の第三成分を混合することも出来る。
【0067】
本発明の液晶組成物として、垂直配向モード(VAモード)等に用いられる誘電率異方性が負の液晶組成物を調整する場合には一般式(7)〜(9)で示される化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種類の化合物を混合した物が好ましい。第二C成分である一般式(7)〜(9)で示される化合物の好適例として、それぞれ一般式(7−1)〜(7−3)、(8−1)〜(8−5)および(9−1)〜(9−3)で示される化合物を挙げることができる。
【0068】
【化35】
【0069】
これらの式中、R6およびR7は既述の通りである。
一般式(7)〜(9)で表わされる化合物は、誘電率異方性値が負の化合物である。一般式(7)で表われる化合物は2環化合物であるので、主としてしきい値電圧の調整、粘度調整または屈折率異方性値の調整の目的で使用される。一般式(8)で表わされる化合物は透明点を高くする等のネマチックレンジを広げる目的の他、しきい値電圧を小さくする目的および屈折率異方性値を大きくする目的で使用される。
【0070】
一般式(7)〜(9)で表わされる化合物は主として誘電率異方性の値が負であるVAモード用の液晶組成物に使用される。その使用量を増加させると組成物のしきい値電圧が小さくなるが、粘度が大きくなる。従って、しきい値電圧の要求値を満足している限り、少なく使用することが好ましい。しかしながら、誘電率異方性値の絶対値が5以下であるので、40重量%より少なくなると電圧駆動ができなくなる場合がある。一般式(7)〜(9)で表わされる化合物の使用量は、VAモード用の組成物を調製する場合には40重量%以上が好ましいが、50〜95重量%が好適である。また弾性定数をコントロールし、組成物の電圧透過率曲線を制御する目的で、一般式(7)〜(9)で表わされる化合物を誘電率異方性値が正である組成物に混合する場合もある。この場合の一般式(7)〜(9)で表わされる化合物の使用量は30重量%以下が好ましい。
【0071】
本発明の液晶組成物の第三成分のうち、一般式(10)〜(12)で示される化合物の好適例として、それぞれ一般式(10−1)〜(10−11)、(11−1)〜(11−18)および(12−1)〜(12−6)で示される化合物を挙げることができる。
【0072】
本発明の一般式(10)〜(12)で示される化合物として好ましくは具体的に以下の化合物を挙げることができる。
【0073】
【化36】
【0074】
【化37】
【0075】
【化38】
【0076】
【化39】
【0077】
これらの式中、R8およびR9は既述の通りである。
一般式(10)〜(12)で表わされる化合物は、誘電率異方性値の絶対値が小さく、中性に近い化合物である。一般式(10)で表わされる化合物は主として粘度調整または屈折率異方性値の調整の目的で使用される。また、一般式(11)または(12)で表わされる化合物は透明点を高くする等のネマチックレンジを広げる目的または屈折率異方性値の調整の目的で使用される。
【0078】
一般式(10)〜(11)で表わされる化合物の使用量を増加させると液晶組成物のしきい値電圧が大きくなり、粘度が小さくなる。従って、液晶組成物のしきい値電圧要求値を満足している限り、多量に使用することが望ましい。TFT用の液晶組成物を調整する場合に、一般式(10)〜(12)で表わされる化合物の使用量は、好ましくは40重量%以下、より好ましくは35重量%以下である。また、STNまたはTN用の液晶組成物を調整する場合には、一般式(10)〜(12)で表わされる化合物の使用量は、好ましくは70重量%以下、より好ましくは60重量%以下である。
【0079】
上述した液晶性化合物を公知の方法、例えば種々の成分を高温下で相互に溶解させる方法等により液晶組成物は調製される。また、必要により、適当な添加物を加えることによって、意図する用途に応じた改良がなされ、最適化された液晶組成物が調製される。このような添加物は当該業者によく知られており、文献などに詳細に記載されている。通常、液晶のらせん構造を誘起して必要なねじれ角を調整し、逆ねじれを防ぐといった効果を有するキラルドープ剤などが添加される。この場合に使用されるキラルドープ剤の例として以下の光学活性化合物を挙げることができる。
本発明の液晶組成物は、通常、これらの光学活性化合物を添加して、ねじれのピッチを調整する。ねじれのピッチはTFT用およびTN用の液晶組成物であれば40〜200μmの範囲に調整するのが好ましい。STN用の液晶組成物であれば6〜20μmの範囲に調整するのが好ましい。また、双安定TN(Bistable TN)モード用の場合は、1.5〜4μmの範囲に調整するのが好ましい。また、ピッチの温度依存性を調整する目的で2種以上の光学活性化合物を添加してもよい。
【0080】
また、メロシアニン系、スチリル系、アゾ系、アゾメチン系、アゾキシ系、キノフタロン系、アントラキノン系およびテトラジン系等の二色性色素を添加すれば、GH型用の液晶組成物として使用することもできる。本発明に係る組成物は、ネマチック液晶をマイクロカプセル化して作製したNCAPや、液晶中に三次元網目状高分子を形成して作製したポリマー分散型液晶表示素子(PDLCD)例えばポリマーネットワーク液晶表示素子(PNLCD)用をはじめ、複屈折制御(ECB)型やDS型用の液晶組成物としても使用できる。
【0081】
また、本発明では、OCB(Optically Compensated Birefringence)モード用液晶組成物等の特別な場合を除き、通常、液晶組成物のらせん構造を誘起して必要なねじれ角を調整し、逆ねじれ(reverse twist)を防ぐ目的で、光学活性化合物を添加する。本発明の光学活性化合物は、このような目的で使用するのであれば、公知にされたいずれの光学活性化合物を使用してもかまわないが、好ましくは以下の光学活性化合物を挙げることができる。
【0082】
【化40】
【0083】
【実施例】
以下、実施例により本発明をより詳細に説明する。
実施例1
2,3−ジフルオロ−4−オキシ−(1−メチル−1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)メチル)エトキシベンゼンの合成
一般式(1)において、R1がn−プロピル基、R2がエトキシ基、l=m=n=0、環Cがトランス−1,4−シクロヘキサン、Qが酸素原子、X3とX4が共にフッ素原子である、化合物番号1の化合物。
【0084】
第1段
500mlの三口フラスコ中、トランス−4−プロピルシクロヘキサンカルボン酸120g(0.7mol)を入れ、氷冷し、塩化チオニル166.5g(1.4mol)を徐々に滴下した。同温度にて、1時間攪拌した。その後、室温減圧下にて、塩化チオニルを留去し、トルエン100mlづつ2回添加し、溶媒置換を行った。それを濃縮し、濃縮物にトルエン200mlを加え、鉄(III)アセチルアセトナート0.1g加え、メチルマグネシウムブロミド250gを10℃以下で徐々に滴下した。滴下終了後、室温にて2時間攪拌した。その後、氷にて再冷却し、飽和塩化アンモニウム水500mlを徐々に加えた。反応混合物から、酢酸エチル500mlづつ3回抽出を行い、得られた有機層は、飽和食塩水300mlづつ3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶液を濃縮した。得られた粗トランス−4−プロピルシクロヘキシルメチルケトンは、147.8gであった。
【0085】
第2段
水素化リチウムアルミニウム6.54g(0.172mol)を2lの三口フラスコに入れ、氷冷しながらTHF50mlを徐々に加えた。その後、第1段で得られた粗トランス−4−プロピルシクロヘキシルメチルケトン48.4g(0.284mol)をTHF200mlに溶解した溶液を徐々に滴下した。滴下終了後、2時間攪拌した。その後酢酸エチル300mlを徐々に加えた。更に水500mlを加え、反応混合物から、酢酸エチル300mlずつ3回抽出した。得られた有機層は、飽和食塩水300mlずつ3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、濃縮し、粗1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)エタノール48.2gを得た。
【0086】
第3段
200ml三口フラスコに第2段で得られた1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)エタノール3.41g(0.02mol)、4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェノール3.48g(0.02mol)とトリフェニルホスフィン5.25g(0.02mol)を入れ、THF50mlを加え攪拌した。ここにジエチルアゾカルボキシレート3.48g(0.02mol)をTHF20mlに溶解し、室温で滴下した。反応液を12時間攪拌し、酢酸エチル100mlと水100mlを加えた。反応溶液から酢酸エチル100mlずつ3回抽出し、飽和食塩水100mlずつ3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、粗2,3−ジフルオロ−4−オキシ−(1−メチル−1−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)メチル)エトキシベンゼン2.5gを得た。粗製物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶媒:トルエン)にて精製し、1.8gを得た。
1H−NMR(CDCl3)δ:6.65−6.58(d,2H)、4.17−3.94(q, 2H)、4.17−3.94(m, 1H)、1.86−0.80(m,11H)、1.49−1.33(t,3H)、1.25−1.18(d,3H)、0.94−0.80(t,3H)
得られた化合物は液体であった。この化合物の後述した方法で測定した誘電率異方性値は−6.05(外挿値)光学異方性値は0.027(外挿値)であった。
以下同様にして、化合物2〜200を合成する。
【0087】
【化41】
【0088】
【化42】
【0089】
【化43】
【0090】
【化44】
【0091】
【化45】
【0092】
【化46】
【0093】
【化47】
【0094】
【化48】
【0095】
【化49】
【0096】
【化50】
【0097】
【化51】
【0098】
【化52】
【0099】
【化53】
【0100】
【化54】
【0101】
【化55】
【0102】
【化56】
【0103】
【化57】
【0104】
【化58】
【0105】
【化59】
【0106】
【化60】
【0107】
このように調整される本発明の液晶性化合物を含有するネマチック液晶性組成物として、以下に示すような組成例(組成例1〜15)を示すことができる。尚、本発明の化合物単体の誘電率異方性は負の値である。この化合物を添加することにより組成物の誘電率異方性を正と負の適当な値に調整することができる。
ただし、組成物例中の化合物は表1に示した取り決めに従い略号で示した。使用例中において、特に断りのない限り、「%」は「重量%」を示し、「部」は液晶組成物100重量部に対する光学活性化合物の「重量部」を示す。TNIはネマチック相から等方相に転移する温度を示す。
【0108】
【表1】
【0109】
粘度(η)の測定は20.0℃で行い、光学異方性値(Δn)、誘電率異方性値(Δε)、しきい値電圧(Vth)およびねじれのピッチ(P)の測定は、それぞれ25.0℃で行った。
なお、Δεはすべて液晶表示素子を作成して測定した。即ち、得られた液晶組成物それぞれについて、液晶組成物をホメオトロピック配向させたセルとホモジニアス配向させたセルとを作成し、それぞれから対称軸方向の誘電率と対称軸に垂直な方向の誘電率を測定することによって得た。
【0110】
使用例1
3−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 7.0%
5−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 7.0%
3−HEB−O4 28.0%
4−HEB−O2 20.0%
5−HEB−O1 20.0%
3−HEB−O2 18.0%
TNI=55.2(℃)
η=22.9(mPa・s)
Δn=0.082
【0111】
使用例2
5−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 6.0%
3−HH−2 5.0%
3−HH−O1 4.0%
3−HH−O3 5.0%
5−HH−O1 4.0%
3−HB(2F,3F)−O2 12.0%
5−HB(2F,3F)−O2 11.0%
3−HHB(2F,3F)−O2 14.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 15.0%
3−HHB(2F,3F)−2 24.0%
TNI=86.9(℃)
Δn=0.082
Δε=−4.4
【0112】
使用例3
1V2−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
3−HH−5 5.0%
3−HH−O1 6.0%
3−HH−O3 6.0%
3−HB−O1 5.0%
3−HB−O2 5.0%
3−HB(2F,3F)−O2 10.0%
5−HB(2F,3F)−O2 10.0%
3−HHB(2F,3F)−O2 12.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 13.0%
3−HHB(2F,3F)−2 4.0%
2−HHB(2F,3F)−1 4.0%
3−HHEH−3 5.0%
3−HHEH−5 5.0%
4−HHEH−3 5.0%
TNI=86.2(℃)
Δn=0.079
Δε=−3.7
【0113】
使用例4
5−H1(Me)OB(2F,3F)B(2F,3F)−O2 8.0%
5−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 8.0%
3−BB(2F,3F)−O2 12.0%
3−BB(2F,3F)−O4 10.0%
5−BB(2F,3F)−O4 10.0%
2−BB(2F,3F)B−3 25.0%
3−BB(2F,3F)B−5 13.0%
5−BB(2F,3F)B−5 14.0%
【0114】
使用例5
3−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
5−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
5−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
3−HB−O2 6.0%
3−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
4−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
5−HEB(2F,3F)−O2 9.0%
2−BB2B−O2 6.0%
3−BB2B−O2 6.0%
5−BB2B−O1 6.0%
5−BB2B−O2 6.0%
1−B2BB(2F)−5 7.0%
3−B2BB(2F)−5 7.0%
5−B(F)BB−O2 7.0%
3−BB(2F,3F)B−3 7.0%
TNI=71.8(℃)
η=33.3(mPa・s)
Δn=0.157
【0115】
使用例6
3−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
3−HB−O2 5.0%
5−HB−3 8.0%
5−BB(2F,3F)−O2 10.0%
3−HB(2F,3F)−O2 10.0%
5−HB(2F,3F)−O2 8.0%
3−HHB(2F,3F)−O2 12.0%
5−HHB(2F,3F)−O2 4.0%
5−HHB(2F,3F)−1O1 4.0%
2−HHB(2F,3F)−1 5.0%
3−HHB(2F,3F)−1 5.0%
3−HBB−2 6.0%
3−BB(2F,3F)B−3 8.0%
5−B2BB(2F,3F)−O2 10.0%
TNI=68.4(℃)
Δn=0.126
Δε=−4.4
【0116】
使用例7
5−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
1V2−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
3−HB−O2 10.0%
3−HH−1O1 6.0%
5−HH−1O1 5.0%
3−HH−EMe 12.0%
4−HEB−O1 9.0%
4−HEB−O2 7.0%
5−HEB−O1 8.0%
3−HHB−1 6.0%
3−HHB−3 6.0%
4−HEB(2CN,3CN)−O4 3.0%
6−HEB(2CN,3CN)−O4 3.0%
3−HEB(2CN,3CN)−O5 4.0%
4−HEB(2CN,3CN)−O5 3.0%
5−HEB(2CN,3CN)−O5 2.0%
2−HBEB(2CN,3CN)−O2 2.0%
4−HBEB(2CN,3CN)−O4 4.0%
TNI=61.4(℃)
η=46.4(mPa・s)
Δn=0.072
Δε=−6.2
【0117】
使用例8
3−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
1V2−BEB(F,F)−C 5.0%
3−HB−C 20.0%
V2−HB−C 6.0%
1−BTB−3 5.0%
2−BTB−1 10.0%
1O1−HH−3 3.0%
3−HH−4 6.0%
3−HHB−1 11.0%
3−HHB−3 3.0%
3−H2BTB−2 4.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−H2BTB−4 4.0%
3−HB(F)TB−2 6.0%
3−HB(F)TB−3 5.0%
3−HHB−C 3.0%
TNI=83.8(℃)
η=17.9(mPa・s)
Δn=0.162
Δε=6.9
Vth=2.19(V)
上記組成物100部に、CM33を0.8部添加する。
P=11.3μm
【0118】
使用例9
5−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 8.0%
5−pyB−F 4.0%
3−pyB(F)−F 4.0%
2−BB−C 5.0%
4−BB−C 4.0%
5−BB−C 5.0%
2−pyB−2 2.0%
3−pyB−2 2.0%
4−pyB−2 2.0%
6−pyB−O5 3.0%
6−pyB−O6 3.0%
6−pyB−O7 3.0%
6−pyB−O8 3.0%
3−pyBB−F 6.0%
4−pyBB−F 6.0%
5−pyBB−F 6.0%
3−HHB−1 6.0%
2−H2BTB−2 4.0%
2−H2BTB−3 4.0%
2−H2BTB−4 5.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−H2BTB−3 5.0%
3−H2BTB−4 5.0%
TNI=88.7(℃)
η=39.7(mPa・s)
Δn=0.199
Δε=5.8
Vth=2.45(V)
【0119】
使用例10
5−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 7.0%
1V2−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 7.0%
5−H1(Me)OB(2F,3F)B(2F,3F)−O2 7.0%
2O1−BEB(F)−C 5.0%
3O1−BEB(F)−C 12.0%
5O1−BEB(F)−C 4.0%
1V2−BEB(F,F)−C 10.0%
3−HEB−O4 4.0%
3−HH−EMe 6.0%
3−HB−O2 4.0%
7−HEB−F 2.0%
3−HHEB−F 2.0%
5−HHEB−F 2.0%
3−HBEB−F 4.0%
2O1−HBEB(F)−C 2.0%
3−HB(F)EB(F)−C 2.0%
3−HB(F)EB(F,F)−C 2.0%
3−HHB−F 4.0%
3−HHB−O1 4.0%
3−HHB−3 2.0%
3−HEBEB−F 2.0%
3−HEBEB−1 2.0%
3−HHB(F)−C 4.0%
【0120】
使用例11
1V2−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 4.0%
1V2−BEB(F,F)−C 6.0%
3−HB−C 18.0%
2−BTB−1 10.0%
5−HH−VFF 30.0%
1−BHH−VFF 8.0%
1−BHH−2VFF 11.0%
3−H2BTB−2 5.0%
3−H2BTB−3 4.0%
3−HHB−1 4.0%
TNI=77.7(℃)
η=13.7(mPa・s)
Δn=0.124
Δε=6.1
Vth=2.33(V)
【0121】
使用例12
3−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 7.0%
5−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 7.0%
3−HB−CL 10.0%
5−HB−CL 4.0%
7−HB−CL 4.0%
5−HH−1O1 5.0%
2−HBB(F)−F 8.0%
3−HBB(F)−F 8.0%
4−HHB−CL 8.0%
5−HHB−CL 8.0%
3−H2HB(F)−CL 4.0%
3−HBB(F,F)−F 10.0%
5−H2BB(F,F)−F 9.0%
3−HB(F)VB−2 4.0%
3−H2BTB−2 4.0%
TNI=68.6(℃)
η=23.6(mPa・s)
Δn=0.114
Δε=2.9
Vth=3.10(V)
【0122】
使用例13
5−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 4.0%
7−HB(F)−F 5.0%
5−H2B(F)−F 5.0%
3−HB−O2 10.0%
3−HH−4 5.0%
2−HHB(F)−F 10.0%
3−HHB(F)−F 10.0%
5−HHB(F)−F 10.0%
3−H2HB(F)−F 5.0%
2−HBB(F)−F 3.0%
3−HBB(F)−F 3.0%
5−HBB(F)−F 6.0%
2−H2BB(F)−F 5.0%
3−H2BB(F)−F 6.0%
3−HHB−1 8.0%
3−HHB−O1 5.0%
TNI=86.0(℃)
η=20.6(mPa・s)
Δn=0.092
Δε=3.0
Vth=2.91(V)
上記組成物100部に、CNを0.3部添加する。
P=76.4μm
【0123】
使用例14
5−H1(Me)OB(2F,3F)B(2F,3F)−O2 5.0%
7−HB(F,F)−F 5.0%
3−H2HB(F,F)−F 12.0%
4−H2HB(F,F)−F 6.0%
3−HHB(F,F)−F 10.0%
3−HBB(F,F)−F 10.0%
3−HHEB(F,F)−F 10.0%
4−HHEB(F,F)−F 3.0%
5−HHEB(F,F)−F 3.0%
2−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HBEB(F,F)−F 5.0%
5−HBEB(F,F)−F 3.0%
3−HGB(F,F)−F 15.0%
3−HBCF2OB−OCF3 4.0%
3−HHBB(F,F)−F 6.0%
【0124】
使用例15
3−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 10.0%
5−H1(Me)OB(2F,3F)−O2 9.0%
1V2−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
5−HH1(Me)OB(2F,3F)−O2 5.0%
2−HHB(F)−F 2.0%
3−HHB(F)−F 2.0%
5−HHB(F)−F 2.0%
2−HBB(F)−F 6.0%
3−HBB(F)−F 6.0%
2−H2BB(F)−F 9.0%
3−H2BB(F)−F 9.0%
3−HBB(F,F)−F 25.0%
1O1−HBBH−4 5.0%
1O1−HBBH−5 5.0%
TNI=70.0(℃)
η=41.8(mPa・s)
Δn=0.111
Δε=2.4
Vth=3.23(V)
上記組成物100部に、CM43Lを0.2部添加する。
P=77.5μm
【0125】
【発明の効果】
本発明の液晶性化合物は極めて大きな負の誘電率異方性値と小さな光学異方性値を同時に有する。また、他の液晶材料との相溶性においても良好な特性を示す。従って、本発明の液晶性化合物を液晶組成物の成分として用いることにより、低いしきい値電圧と小さな光学異方性値を併せ持つ液晶組成物の実現を可能にしたのである。更に、これを用いて優れた液晶表示素子を提供することができる。本発明の化合物はIPS方式およびVA方式用のみならずECB(複屈折制御)およびGH(ゲスト・ホスト)モード用の液晶組成物の成分としても好適に利用でき、TN(ツイステッド・ネマチック)、STN(スーパー・ツイステッド・ネマチック)およびAM(アクティブ・マトリックス)方式用の液晶組成物等の成分としても好適に利用できる。
Claims (13)
- 一般式(1)において、l=0、m=1である請求項1に記載の液晶性化合物。
- 一般式(1)において、n=0である請求項2に記載の液晶性化合物。
- 一般式(1)において、n=1である請求項2に記載の液晶性化合物。
- 請求項1〜4に記載の液晶性化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 第一成分として、請求項1〜4に記載の液晶性化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、一般式(2)、(3)および(4)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 第一成分として、請求項1〜4に記載の液晶性化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、一般式(5)および(6)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 第一成分として、請求項1〜4に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、一般式(7)、(8)および(9)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 第一成分として、請求項1〜4に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、請求項6記載の一般式(2)、(3)および(4)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 第一成分として、請求項1〜4に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、請求項7記載の一般式(5)および(6)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、請求項9記載の一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 第一成分として、請求項1〜4に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、請求項8記載の一般式(7)、(8)および(9)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、請求項9記載の一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 第一成分として、請求項1〜4に記載の化合物を少なくとも1種含有し、第二成分として、請求項6記載の一般式(2)、(3)および(4)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第三成分として、請求項7記載の一般式(5)および(6)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有し、第四成分として、請求項9記載の一般式(10)、(11)および(12)からなる化合物群から選択される化合物を少なくとも1種含有することを特徴とする液晶組成物。
- 請求項6〜12のいずれか1項に記載の液晶組成物を用いて構成された液晶表示素子。
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