JP2003081660A - 洗浄方法 - Google Patents

洗浄方法

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JP2003081660A JP2001270886A JP2001270886A JP2003081660A JP 2003081660 A JP2003081660 A JP 2003081660A JP 2001270886 A JP2001270886 A JP 2001270886A JP 2001270886 A JP2001270886 A JP 2001270886A JP 2003081660 A JP2003081660 A JP 2003081660A
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    • GPHYSICS
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    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • G02B1/041Lenses
    • C11D2111/18

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】屈折率1.55以上の含硫黄プラスチックレンズ樹
脂汚れに対して、高い洗浄力を有し、成形ガラス型の腐
食が抑制され、洗浄時における人体に対する安全性に優
れ、かつ染色性にも優れた洗浄方法を提供する。 【解決手段】屈折率1.55以上の含硫黄プラスチックレン
ズの製造に用いられる成形ガラス型を洗浄するに際し、
(a)一般式(1): (式中、R1 は水素原子又は炭素数1〜6の炭化水素
基、nは1〜4の整数、Xは2価又は3価の基であり、
1個(1価)の結合手は芳香環に結合し、残りの結合手
はYに結合する基、Yは1価の基、mは1〜3の整数を
示す。)で表される酸素原子含有単環芳香族化合物(但
し、フェノール、芳香族カルボン酸及び芳香族カルボン
酸エステルを除く)8〜75重量%、(b)無機系アルカ
リ剤0.3 〜20重量%、(c)カルシウムイオン放出性物
質0.005 〜5重量%〔カルシウムイオン換算量〕、及び
(d)水9〜91重量%を含有してなる洗浄剤を用いて洗
浄する工程を有する洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックレンズ
成形ガラス型の洗浄方法に関する。より詳しくは、屈折
率1.55以上の含硫黄プラスチックレンズの製造に用
いられる成形ガラス型の洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチックレンズは、無機レンズに比
べて、軽くて割れ難く、染色し易い。加えて、ハードコ
ート技術の向上とより高屈折率の樹脂材料の開発によっ
て、より薄くて軽いレンズの加工が出来ることになった
ことにより、眼鏡レンズをはじめ、多くの光学素子の分
野で、無機レンズに代わって普及してきた。
【0003】プラスチックレンズ用の樹脂として最も広
く用いられてきたのはジエチレングリコールビスアリル
カーボネートをラジカル重合して得られる樹脂である
が、最近、より高屈折率の樹脂材料が開発されてきた。
その代表的なものは、含硫ウレタン樹脂、含硫エポキシ
樹脂、ポリチオ(メタ)アクリレート樹脂、含硫ポリ
(メタ)アクリレート樹脂、エピスルフィド樹脂等の屈
折率1.55以上の含硫黄プラスチックレンズ樹脂であ
る。
【0004】また、プラスチックレンズの製造には、一
般的に、成形ガラス型が用いられる。この成形ガラス型
はレンズ形成後、洗浄され、何度も繰り返し使用され
る。プラスチックレンズ成形の際に成形ガラス型に付着
する汚れとしては、プラスチックレンズ樹脂、ガスケッ
トからブリードアウトした可塑剤、固定用テープの粘着
剤、作業者の指紋、雰囲気中のほこり等がある。これら
の中でも、プラスチックレンズ樹脂は高度に架橋し、非
常に強固に固着しているため、極めて洗浄し難い。
【0005】成形ガラス型の洗浄剤として、従来より芳
香族化合物、アルカリ剤、カルシウムイオン放出物質及
び水を含有した洗浄剤組成物等(特開平11−1310
96号公報)が知られている。この公報では洗浄対象物
として従来主流のジエチレングリコールビスアリルカー
ボネート系プラスチックレンズ樹脂やウレタン系樹脂な
どの屈折率が1.50以下の低屈折率樹脂について具体
的に開示されている。一方、最近市場に出回ってきた屈
折率1.55以上の高屈折率系含硫黄プラスチックレン
ズの製造に用いられる成形ガラス型においては、従来の
低屈折率系の樹脂汚れと比較して、樹脂汚れが成形ガラ
ス型により強固に付着して剥離し難いだけではなく、そ
の付着量も増加しているため、より洗浄し難くなってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、プラスチッ
クレンズ成形ガラス型の表面に付着し、洗浄が困難なプ
ラスチックレンズ樹脂、ガスケットからブリードアウト
した可塑剤、固定用テープの粘着剤、作業者の指紋、雰
囲気中のほこり等の汚れ、中でも特に、屈折率1.55
以上の含硫黄プラスチックレンズ樹脂汚れに対して、高
い洗浄力を有し、成形ガラス型の腐食が抑制され、洗浄
時における人体に対する安全性に優れ、かつこの成形ガ
ラス型を用いて成形されたプラスチックレンズの染色性
にも優れた洗浄方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、 〔1〕 屈折率1.55以上の含硫黄プラスチックレン
ズの製造に用いられる成形ガラス型を洗浄するに際し、
次の成分(a)〜(d): (a)一般式(1)
【0008】
【化2】
【0009】(式中、R1 は水素原子又は炭素数1〜6
の炭化水素基、nは1〜4の整数を示す。Xは2価又は
3価の基であり、1個(1価)の結合手は芳香環に結合
し、残りの結合手はYに結合する基を示し、酸素原子、
−CH<基、−CH(CH3 )−基、−C(CH3 2
−基、−CH2 CH<基、−CH(CH3 )CH<基、
−CH(OH)−基、−C(CH3 )(OH)−基、オ
キシメチレン基、−OCH<基、−OCH2 CH<基、
カルボニル基、−(C=O)CH<基、−OCH 2 (C
=O)−基、−CH(CH3 )(C=O)−基、−CH
(CH3 )CH2(C=O)−基、−(CH2 p (C
=O)−基〔pは1〜3の整数を示す〕又は−(C
2 k −基〔kは1〜5の整数を示す〕を表わす。Y
は1価の基であり、水素原子、水酸基、炭素数1〜7の
炭化水素基、炭素数1〜7の炭化水素基の一部の水素原
子を水酸基で置換したアルコール基、−(R2 O)j
基〔R2は炭素数2又は3のアルキレン基、jは1〜8
の整数を示す〕又は−(OR3 i H基〔R3 は炭素数
1〜6の2価の炭化水素基、iは1〜3の整数を示
す〕、mは1〜3の整数を示す。尚、n及び/又はmが
2以上の場合、各々の置換基が異なっている場合も含
む。尚、X及びYの少なくともいずれかの基に酸素原子
を含む。)で表される酸素原子含有単環芳香族化合物
(但し、フェノール、芳香族カルボン酸及び芳香族カル
ボン酸エステルを除く)8〜75重量%、(b)無機系
アルカリ剤0.3〜20重量%、(c)カルシウムイオ
ン放出性物質0.005〜5重量%〔カルシウムイオン
換算量〕、及び(d)水9〜91重量%を含有してなる
洗浄剤を用いて洗浄する工程を有する洗浄方法、並びに 〔2〕 前記〔1〕記載の洗浄工程の後、該洗浄工程の
温度よりも10℃以上低い温度でさらに洗浄工程又はリ
ンス工程を行なう洗浄方法に関する。尚、酸素原子含有
単環芳香族化合物を以下、単に芳香族化合物という。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄方法は、前記したよ
うに、屈折率1.55以上の含硫黄プラスチックレンズ
の製造に用いられる成形ガラス型を、(a)一般式
(1)
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R1 は水素原子又は炭素数1〜6
の炭化水素基、nは1〜4の整数を示す。Xは2価又は
3価の基であり、1個(1価)の結合手は芳香環に結合
し、残りの結合手はYに結合する基を示し、酸素原子、
−CH<基、−CH(CH3 )−基、−C(CH3 2
−基、−CH2 CH<基、−CH(CH3 )CH<基、
−CH(OH)−基、−C(CH3 )(OH)−基、オ
キシメチレン基、−OCH<基、−OCH2 CH<基、
カルボニル基、−(C=O)CH<基、−OCH 2 (C
=O)−基、−CH(CH3 )(C=O)−基、−CH
(CH3 )CH2(C=O)−基、−(CH2 p (C
=O)−基〔pは1〜3の整数を示す〕又は−(C
2 k −基〔kは1〜5の整数を示す〕を表わす。Y
は1価の基であり、水素原子、水酸基、炭素数1〜7の
炭化水素基、炭素数1〜7の炭化水素基の一部の水素原
子を水酸基で置換したアルコール基、−(R2 O)j
基〔R2は炭素数2又は3のアルキレン基、jは1〜8
の整数を示す〕又は−(OR3 i H基〔R3 は炭素数
1〜6の2価の炭化水素基、iは1〜3の整数を示
す〕、mは1〜3の整数を示す。尚、n及び/又はmが
2以上の場合、各々の置換基が異なっている場合も含
む。尚、X及びYの少なくともいずれかの基に酸素原子
を含む。)で表される芳香族化合物(但し、フェノー
ル、芳香族カルボン酸及び芳香族カルボン酸エステルを
除く)8〜75重量%、(b)無機系アルカリ剤0.3
〜20重量%、(c)カルシウムイオン放出性物質0.
005〜5重量%〔カルシウムイオン換算量〕、及び
(d)水9〜91重量%を含有してなる洗浄剤を用いて
洗浄する工程を有することを特徴とするものである。
【0013】本発明においては、前記(a)〜(d)成
分を含有してなる洗浄剤を使用することにより、プラス
チックレンズ成形ガラス型に付着した種々の汚れの溶解
性、種々の高分子の樹脂汚れへの洗浄液成分の浸透性及
び樹脂汚れの膨潤性と、それに伴う樹脂汚れの崩壊性が
相乗的に高められるという利点、短時間での樹脂汚れの
剥離性が促進され、優れた洗浄性が発現されるという利
点、成形ガラス型の表面の腐食を抑制することができる
という利点、並びに発がん性の物質である可能性がある
塩化メチレンや生殖毒性の可能性が指摘されているN−
メチルピロリドンを使用しないため、人体に対して安全
性に優れた洗浄を行うことができるという利点がある。
また、本発明の洗浄液は成形ガラス型の洗浄性に優れる
ため、本発明の洗浄液を用いて洗浄した成型ガラス型を
用いてプラスチックレンズを製造した時に、プラスチッ
クレンズ表面に樹脂汚れが転写されず、染色ムラのある
レンズの発生が少ないという利点がある。
【0014】前記洗浄剤は、前記したように、前記
(a)一般式(1)で表される芳香族化合物(但し、フ
ェノール、芳香族カルボン酸及び芳香族カルボン酸エス
テルを除く)8〜75重量%、(b)無機系アルカリ剤
0.3〜20重量%、(c)カルシウムイオン放出性物
質0.005〜5重量%〔カルシウムイオン換算量〕、
及び(d)水9〜91重量%を含有したものである。
【0015】前記洗浄剤において、前記(a)芳香族化
合物を使用することに一つの大きな特徴がある。前記
(a)成分を用いることにより、プラスチックレンズ用
成形ガラス型に付着した種々の汚れの溶解性、種々の高
分子の樹脂汚れへの洗浄液成分の浸透性及び樹脂汚れの
膨潤性が高められるので、優れた洗浄性が発現される。
【0016】前記一般式(1)において、R1 は水素原
子又は炭素数1〜6の炭化水素基である。
【0017】前記炭素数1〜6の炭化水素基としては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基
に代表される直鎖飽和炭化水素基;イソプロピル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基
に代表される分岐鎖飽和炭化水素基等があげられる。
【0018】前記R1 の中では、洗浄性能と入手の容易
の観点から、水素原子、炭素数1〜4の直鎖飽和炭化水
素基が好ましい。
【0019】また、nは1〜4の整数であり、洗浄性能
と入手の容易の観点から、1又は2の整数が好ましい。
【0020】前記一般式(1)において、Xは2価又は
3価の基であり、1個(1価)の結合手は芳香環に結合
し、残りの結合手はYに結合する基を示し、酸素原子、
−CH<基、−CH(CH3 )−基、−C(CH3 2
−基、−CH2 CH<基、−CH(CH3 )CH<基、
−CH(OH)−基、−C(CH3 )(OH)−基、オ
キシメチレン基、−OCH<基、−OCH2 CH<基、
カルボニル基、−(C=O)CH<基、−OCH2 (C
=O)−基、−CH(CH3 )(C=O)−基、−CH
(CH3 )CH2 (C=O)−基、−(CH2 p (C
=O)−基〔pは前記と同じ〕又は−(CH2 k −基
〔kは前記と同じ〕である。
【0021】前記−(CH2 p (C=O)−基におい
て、pは洗浄性の観点から、1〜3の整数であり、入手
の容易性の観点から、1又は2の整数が好ましい。
【0022】前記−(CH2 k −基において、kは洗
浄性の観点から、1〜5の整数であり、入手の容易性の
観点から、1又は2の整数が好ましい。
【0023】前記Xとしては、洗浄性能の観点から、酸
素原子、オキシメチレン基及びカルボニル基が特に好ま
しい。
【0024】前記一般式(1)において、Yは1価の基
であり、水素原子、水酸基、炭素数1〜7の炭化水素
基、炭素数1〜7の炭化水素基の一部の水素原子を水酸
基で置換したアルコール基、−(R2 O)j H基〔R2
及びjは前記と同じ〕又は−(OR3 i H基〔R3
前記と同じ〕である。
【0025】前記炭素数1〜7の炭化水素基としては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基及びブチル基
に代表される直鎖飽和炭化水素基;イソプロピル基、イ
ソブチル基、sec−ブチル基及びtert−ブチル基
に代表される分岐鎖飽和炭化水素基等があげられる。前
記炭素数1〜7の炭化水素基の中では、洗浄性能と入手
の容易性の観点から、水素原子及び炭素数1〜4の直鎖
飽和炭化水素基が好ましい。
【0026】前記−(R2 O)j H基において、R
2 は、優れた洗浄性を発現され、入手が容易である観点
から、炭素数2又は3のアルキレン基であり、例えば、
エチレン及びプロピレンが挙げられる。また、jは1〜
8の整数であり、洗浄性を向上させる観点から、4以下
の整数が好ましい。
【0027】前記−(OR3 i H基において、R
3 は、炭素数1〜6の2価の炭化水素基である。
【0028】前記炭素数1〜6の2価の炭化水素基とし
ては、例えば、メチレン、エチレン、プロピレン及びテ
トラメチレンに代表される直鎖飽和炭化水素基;メチル
エチレン、メチル−1,3−プロピレン及び1,1−ジ
メチルエチレンに代表される分岐鎖飽和炭化水素基等が
挙げられる。前記R3 の中では、洗浄性能と入手の容易
性の観点から、炭素数1〜4の直鎖飽和炭化水素基が好
ましい。
【0029】また、iは1〜3の整数であり、洗浄性能
と入手の容易の観点から、1又は2の整数が好ましい。
【0030】一般式(1)において、mは1〜3の整数
であり、洗浄性能と入手の容易の観点から、1又は2の
整数が好ましい。尚、n及び/又はmが2以上の場合、
各々の置換基は異なっていてもよい。
【0031】本発明においては、一般式(1)におい
て、Xで示される基及びYで示される基の少なくともい
ずれかの基に酸素原子が含まれていることが、樹脂汚れ
に対する洗浄性を向上させる観点から必要である。
【0032】なお、前記一般式(1)において、Xが酸
素原子であり、Yが水素原子であるフェノール類;Xが
カルボニル基であり、Yが水酸基である芳香族カルボン
酸類;Xがカルボニル基であり、Yが例えば、−OR4
〔R4 は炭化水素基〕である芳香族エステル類は、洗浄
剤中で(b)成分等のアルカリ剤と反応して塩を形成す
る。かかる塩は、樹脂汚れの洗浄性を低下させることが
あるので、本発明においては、(a)成分として、フェ
ノール類;芳香族カルボン酸類;及び芳香族エステル類
は除外している。
【0033】前記一般式(1)で表される芳香族化合物
の代表例としては、例えば、単環芳香族エーテル、単環
芳香族アルコール、単環芳香族ケトン、単環芳香族グリ
コールエーテル等があげられる。
【0034】前記芳香族化合物の具体例としては、例え
ば、アニソール、フェネトール、ブチルフェニルエーテ
ル、メチルアニソール、メチルフェネトール、ジメチル
アニソール、ベラトロール等の単環芳香族エーテル;ベ
ンジルアルコール、フェネチルアルコール、メチルベン
ジルアルコール、エチルベンジルアルコール、メチルフ
ェネチルアルコール、メトキシフェネチルアルコール、
ベンゼンジメチルアルコール、ジメチルベンジルアルコ
ール、メトキシベンジルアルコール、エトキシベンジル
アルコール、ジメチルメトキシベンジルアルコール、ジ
メトキシベンジルアルコール、エトキシメトキシベンジ
ルアルコール、ジメトキシメチルベンジルアルコール、
ジメトキシフェネチルアルコール、エトキシメトキシフ
ェネチルアルコール、トリメトキシベンジルアルコー
ル、sec−フェネチルアルコール等の単環芳香族アル
コール;メフェネシン、1−フェニル−2−プロピルア
ルコール、2−フェニル−1−プロピルアルコール、2
−メチル−1−フェニル−2−プロピルアルコール、1
−フェニル−2−ペンチルアルコール、2,2−ジメチ
ル−3−フェニル−1−プロピルアルコール等の炭素数
1〜7の炭化水素基の一部の水素原子を水酸基で置換し
たアルコール基を持つ化合物;アセトフェノン、プロピ
オフェノン、ブチロフェノン、イソブチロフェノン、バ
レロフェノン、ジメチルプロピオフェノン、ヘキサノフ
ェノン、ヘプタノフェノン、オクタノフェノン、メチル
アセトフェノン、ジアセチルベンゼン等の単環芳香族ケ
トン;(POE)1-8 モノフェニルエーテル、(PO
E)1-8 モノベンジルエーテル、(POP)1-8 モノフ
ェニルエーテル、(POP)1-8 モノベンジルエーテル
等の単環芳香族グリコールエーテル等があげられる。本
発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。
尚、前記芳香族化合物は、本発明に係わる洗浄剤におい
て、それぞれ単独で、又は2種以上を混合して用いるこ
とができる。
【0035】尚、本明細書において、「(POE)」
は、エチレンオキサイド基を示し、(POE)の右下の
添え字は、エチレンオキサイド基の付加モル数を示す。
また、「(POP)」の語は、プロピレンオキサイド基
を示し、(POP)の右下の添え字は、プロピレンオキ
サイド基の付加モル数を示す。また、例えば、(PO
E)1 モノフェニルエーテル、(POE)2 モノフェニ
ルエーテル、(POE)3モノフェニルエーテルの化合
物をまとめて(POE)1-3 モノフェニルエーテルのよ
うに略記する場合がある。
【0036】前記芳香族化合物のなかでは、樹脂汚れの
洗浄性及び入手の容易性の観点から、単環芳香族アルコ
ール及び単環芳香族グリコールエーテルが好ましい。な
かでも、洗浄剤成分の混合性及び洗浄後のリンス性を向
上させる観点から、特に、ベンジルアルコール、フェネ
チルアルコール、メチルベンジルアルコール、エチルベ
ンジルアルコール、メチルフェネチルアルコール、メト
キシフェネチルアルコール、ベンゼンジメチルアルコー
ル、ジメチルベンジルアルコール、メトキシベンジルア
ルコール、エトキシベンジルアルコール、ジメチルメト
キシベンジルアルコール、ジメトキシベンジルアルコー
ル、エトキシメトキシベンジルアルコール、ジメトキシ
メチルベンジルアルコール、ジメトキシフェネチルアル
コール、エトキシメトキシフェネチルアルコール、トリ
メトキシベンジルアルコール、sec−フェネチルアル
コール、(POE)1-8 モノフェニルエーテル及び(P
OE)1-8 モノベンジルエーテルが好ましい。
【0037】本発明に係わる洗浄剤における、(a)芳
香族化合物の含有量は、洗浄性を向上させる観点から、
8重量%以上であり、15重量%以上が好ましく、25
重量%以上がより好ましく、35重量%以上がさらに好
ましい。また、洗浄後のリンス性を向上させる観点か
ら、75重量%以下であり、65重量%以下が好まし
く、55重量%以下がより好ましく、50重量%以下が
さらに好ましい。
【0038】前記洗浄剤において、前記(a)芳香族化
合物と(b)無機系アルカリ剤とが併用されている点に
一つの大きな特徴がある。このように(a)成分と
(b)成分とが併用されていることによって、プラスチ
ックレンズ成形ガラス型に付着した種々の汚れの溶解
性、種々の高分子の樹脂汚れの崩壊性が相乗的に高めら
れる。さらに、短時間での樹脂汚れの剥離性が促進さ
れ、優れた洗浄性が発現される。
【0039】(b)無機系アルカリ剤としては、例え
ば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属弱酸塩等が挙
げられる。
【0040】前記アルカリ金属水酸化物の具体例として
は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等があげられる。
【0041】アルカリ金属弱酸塩の具体例としては、例
えば、ケイ酸リチウム、炭酸リチウム、ギ酸リチウム、
酢酸リチウム、ケイ酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、ギ
酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、炭酸
カリウム、ギ酸カリウム、酢酸カリウム、グリコール酸
ナトリウム、グリコール酸カリウム、乳酸ナトリウム、
乳酸カリウム、グルコン酸ナトリウム、グルコン酸カリ
ウム、リンゴ酸ナトリウム、リンゴ酸カリウム、酒石酸
ナトリウム、酒石酸カリウム、クエン酸ナトリウム、ク
エン酸カリウム等があげられる。
【0042】なお、前記のアルカリ金属水酸化物及びア
ルカリ金属弱酸塩は、いずれも本発明に係わる洗浄剤中
で、アルカリ金属又はその金属酸化物と、水、弱酸又は
弱酸水溶液とを反応させることによって得られたもので
もよい。
【0043】前記無機系アルカリ剤の中では、高アルカ
リ性を有することにより、樹脂汚れの低分子量化と剥離
性を高め、優れた洗浄性能を付与する観点から、アルカ
リ金属水酸化物が好ましい。さらに、入手の容易性及び
経済性の観点から、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウ
ムがより好ましい。
【0044】尚、高い洗浄能力と洗浄能力の持続性を付
与するために、アルカリ金属水酸化物とアルカリ金属弱
酸塩とを組み合わせて使用することがさらに好ましい。
例えば、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムとグリコ
ール酸、乳酸、グルコン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン
酸などの水溶性カルボン酸のナトリウム塩又はカリウム
塩の組み合わせが好ましい。
【0045】本発明に係わる洗浄剤における、(b)無
機系アルカリ剤の含有量は、洗浄性を向上させる観点か
ら、0.3重量%以上であり、1.0重量%以上が好ま
しく、1.5重量%以上がより好ましく、2.0重量%
以上がさらに好ましい。また、取り扱いの上の安全性の
観点から、20重量%以下であり、15重量%以下が好
ましく、10重量%以下がより好ましく、5重量%以下
がさらに好ましい。
【0046】本発明に係わる洗浄剤においては、(c)
カルシウムイオン放出性物質が用いられている点にも、
1つの大きな特徴がある。このように、本発明の洗浄方
法においては、カルシウムイオン放出性物質が用いられ
ていることにより、洗浄中に成形ガラス型が無機アルカ
リ剤によって腐食されることを抑制し、成形ガラス型の
品質を保持することが出来るという優れた性質が発現さ
れる。
【0047】前記(c)カルシウムイオン放出性物質と
しては、洗浄剤中にカルシウムイオンを安定的に存在さ
せ、高アルカリ性下での洗浄の際に、成形ガラス型の腐
食を抑制できるものであれば特に限定されないが、代表
例としては、例えば、無機系カルシウム塩、有機系カル
シウム塩等が挙げられる。
【0048】前記無機系カルシウム塩の具体例として
は、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、塩化カルシウ
ム、臭化カルシウム、ヨウ化カルシウム、硝酸カルシウ
ム、亜硝酸カルシウム、次亜リン酸カルシウム、リン酸
カルシウム、ピロリン酸カルシウム、トリポリリン酸カ
ルシウム、ポリリン酸カルシウム等があげられる。
【0049】尚、前記カルシウムイオン放出性物質とし
て、例えば、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム等の無
機系カルシウム塩を用いる場合には、例えば、該無機系
カルシウム塩の原料である金属カルシウム又は酸化カル
シウムを本発明の洗浄剤組成物に配合し、その中で、
水、無機酸等と反応させることにより生成させてもよ
い。
【0050】前記有機系カルシウム塩としては、例え
ば、炭素数1〜3の直鎖アルキルカルボン酸カルシウ
ム、アルキレンカルボン酸カルシウム、芳香族カルボン
酸カルシウム、オキシカルボン酸カルシウム、多価カル
ボン酸カルシウム、アミノカルボン酸カルシウム、有機
硫酸カルシウム、有機スルホン酸カルシウム、有機リン
酸カルシウム等があげられる。尚、これらの有機系カル
シウム塩は、単独で又は2種類以上を混合して使用して
もよい。
【0051】前記カルシウムイオン放出性物質のなかで
は、水に対する溶解性の観点から、無機系カルシウム
塩、芳香族カルボン酸カルシウム、オキシカルボン酸カ
ルシウム、多価カルボン酸カルシウム及びアミノカルボ
ン酸カルシウムが好ましい化合物である。
【0052】なかでも、洗浄剤組成物の安定性の観点か
ら、水酸化カルシウム、塩化カルシウム等の無機系カル
シウム塩;安息香酸カルシウム、ヒドロキシ安息香酸カ
ルシウム、ジヒドロキシ安息香酸カルシウム等の芳香族
カルボン酸カルシウム;グリコール酸カルシウム、乳酸
カルシウム、グルコン酸カルシウム等のオキシカルボン
酸カルシウム;リンゴ酸カルシウム、酒石酸カルシウ
ム、クエン酸カルシウム、シュウ酸カルシウム等の多価
カルボン酸カルシウム;L−アスパラギン酸カルシウ
ム、エチレンジアミン四酢酸カルシウム等のアミノカル
ボン酸カルシウムが好ましい。さらに、ガラスの腐食防
止効果の持続性と入手の容易性の観点から、特に、水酸
化カルシウム、塩化カルシウム、安息香酸カルシウム、
ヒドロキシ安息香酸カルシウム、ジヒドロキシ安息香酸
カルシウム、グリコール酸カルシウム、乳酸カルシウ
ム、グルコン酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、酒石
酸カルシウム及びクエン酸カルシウムが好ましい。
【0053】本発明に係わる洗浄剤における、前記
(c)カルシウムイオン放出性物質の含有量(カルシウ
ムイオン換算量)は、成形ガラス型の腐食を防止する観
点から、0.005重量%以上であり、0.01重量%
以上が好ましく、0.02重量%以上がより好ましく、
0.05重量%以上がさらに好ましい。また、洗浄剤の
均一性及びガラス表面の品質保持の観点から、5重量%
以下であり、3重量%以下が好ましく、1重量%以下が
より好ましく、0.5重量%以下がさらに好ましい。
【0054】前記(d)水は、本発明に係わる洗浄剤に
おいて、前記(a)芳香族化合物、前記(b)無機系ア
ルカリ剤及び前記(c)カルシウムイオン放出性物質を
均一に分散、乳化又は溶解させる溶剤として、また無機
系アルカリ剤のアルカリ作用を促進させる溶媒として用
いられる。
【0055】前記水の種類は、本発明に係わる洗浄剤の
目的が妨げられないものであれば、特に限定されるもの
ではない。かかる水の代表例としては、超純水、純水、
イオン交換水、蒸留水、通常の水道水等があげられる。
【0056】本発明に係わる洗浄剤における(c)水の
含有量は、本発明に係わる洗浄剤に前記(a)〜(c)
成分を配合した際の相溶性及び(b)成分が有する樹脂
汚れの剥離効果を充分に発現させる観点から、9重量%
以上であり、15重量%以上が好ましく、35重量%以
上がより好ましく、55重量%以上がさらに好ましい。
また、優れた洗浄性を発現、維持させる観点から、91
重量%以下であり、80重量%以下が好ましく、75重
量%以下がより好ましく、65重量%以下がさらに好ま
しい。
【0057】本発明に関わる洗浄液においては、本発明
の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、通常洗浄剤
に用いられる、防腐剤、防錆剤、消泡剤、酸化防止剤等
を適宜併用することができる。
【0058】本発明の洗浄方法は、前記のように、非常
に洗浄し難い樹脂汚れに対して有効な洗浄液を用いて洗
浄する工程(以下、前洗浄工程ともいう)を有するもの
である。
【0059】前記前洗浄工程において、物理力は特に限
定されるものではなく、通常用いられる公知の物理力が
使用できる。例えば、浸漬法、浸漬揺動法、浸漬攪拌
法、浸漬バブリング法、液中噴流法、浸漬超音波洗浄法
等の各種の物理力を単独又は組み合わせて利用すること
ができる。この中で、浸漬超音波洗浄法と浸漬攪拌法又
は浸漬揺動法との組み合わせが好適である。また、洗浄
液の温度、洗浄時間等の洗浄条件も特に限定されるもの
ではなく、成形ガラス型の汚染の程度、汚れの成分等に
応じて適宜調整可能である。尚、本発明に係わる洗浄液
は水を含むため、これらの洗浄温度は、基本的に0〜1
00℃の間から選ばれる。その中で、例えば、洗浄液の
温度は、20〜90℃が好適であり、洗浄性及び水分蒸
発量の低減の観点より35〜80℃がより好ましく、5
0〜70℃がさらに好ましい。また、洗浄時間は一般的
には30秒〜20分程度から選ばれる。
【0060】また、本発明においては、前記前洗浄工程
の後、該前洗浄工程の温度よりも10℃以上低い温度で
さらに洗浄工程(後洗浄工程ともいう)又はリンス工程
を行うことによって、成形ガラス型と樹脂汚れの熱膨張
率の差を利用して、ガラスと樹脂汚れの接触面、界面に
効率良く洗浄液を浸透させて、大きな樹脂汚れの剥離性
を促進し、さらに洗浄性を向上させることができるとい
う利点もある。かかる優れた洗浄性が得られるのは、プ
ラスチックレンズ樹脂の熱膨張率がガラス材質のものよ
りも大きく、加えて、本発明に係わる洗浄液が樹脂汚れ
内部に浸透して、さらに樹脂汚れを膨潤させるためであ
る。具体的には、本発明に係わる洗浄液が浸透した状態
で、10℃以上の差で冷却すること(ヒートショックと
もいう)によって、樹脂汚れが収縮し、ガラス表面から
外れる。同時に、樹脂汚れやガラス表面に付着していた
洗浄液が、新たにできた隙間に浸透し、樹脂汚れの剥離
を促進する。
【0061】従って、前記ヒートショックは、優れた洗
浄効果が発現される点から、本発明に係わる洗浄液で洗
浄した直後に加えることが好ましく、前記洗浄液で前洗
浄後、本発明の洗浄剤組成物で後洗浄を行い、ヒートシ
ョックを与えることがより好ましい。尚、本発明に係わ
る洗浄液で洗浄した後の水によるリンス工程でヒートシ
ョックを与えても効果はあるが、洗浄が終了してから時
間を空けない方がより効果が高い。
【0062】プラスチックレンズ樹脂汚れが付着した成
形ガラス型は、一般的には、多くの洗浄槽を直列に並べ
た多段洗浄槽システムで洗浄される。成形ガラス型は2
0〜30枚程度を一つの治具に入れられ、コンベアーに
て自動的に槽を移動することによって、洗浄される。槽
から槽への成形ガラス型の移動時間は一般的には10〜
60秒程度である。本発明の目的からは、この移動時間
は短い程効果が高い。好ましくは30秒以内、より好ま
しくは20秒以内、最も好ましいのは10秒以内であ
る。
【0063】尚、この移動の間に成形ガラス型や樹脂汚
れの温度が下がる場合があるが、次の洗浄槽(ヒートシ
ョック槽)の液温度は、この槽に入る直前のガラス型や
樹脂汚れの温度より、10℃以上低い温度であることが
好ましい。
【0064】例えば、後洗浄工程又はリンス工程には、
前記前洗浄工程で用いた洗浄液槽(前洗浄槽)と連続し
た洗浄液槽(後洗浄槽)又はリンス液槽(リンス槽)で
液温度を10℃以上温度を下げることが含まれる。前洗
浄槽とそれに続く後洗浄槽又はリンス槽の液との温度差
は、本発明に係わる屈折率1.55以上の含硫黄プラス
チックレンズ樹脂汚れが付着した成形ガラス型に関して
は、樹脂剥離性・洗浄性を向上させる観点から、10℃
以上低い温度であることが好ましい。該温度差は、20
℃以上低い温度がより好ましく、30℃以上低い温度が
さらに好ましく、40℃以上低い温度が特に好ましい。
【0065】樹脂汚れが付着した成形ガラス型と後洗浄
液又はリンス液との接触は、本発明の効果が妨げられな
いものであれば、特に限定されるものではない。かかる
成形ガラス型と後洗浄液又はリンス液の接触の代表例と
しては、例えば、後洗浄液又はリンス液への浸漬、後洗
浄液又はリンス液の気中シャワー、流下等があげられ
る。この内、熱移動の効率から、後洗浄液又はリンス液
への浸漬が好ましい。
【0066】前記後洗浄工程において、使用される洗浄
液としては、樹脂汚れの洗浄性を促進するものであれば
特に限定されないが、例えば、前記洗浄剤や中性洗剤も
しくはガラスの腐食防止効果のあるアルカリ性の洗浄剤
が好ましい。これらの洗浄液の濃度は特に限定されるも
のではなく、成形ガラス型の汚染の程度、汚れの成分等
に応じて適宜調整可能である。尚、成形ガラス型表面に
残存する汚染物の量が少なければ、この後洗浄工程を経
由せず、直接リンス槽を使用することができる。
【0067】後洗浄工程の物理力は特に限定されるもの
ではなく、通常用いられる公知の物理力が使用できる。
例えば、浸漬法、浸漬揺動法、浸漬攪拌法、浸漬バブリ
ング法、液中噴流法、浸漬超音波洗浄法等の各種の物理
力を単独又は組み合わせて利用することができる。この
中で、浸漬超音波洗浄法と浸漬攪拌法又は浸漬揺動法と
の組み合わせが好適である。また、洗浄液の温度、洗浄
時間等の洗浄条件も特に限定されるものではなく、成形
ガラス型の汚染の程度、汚れの成分等に応じて適宜調整
可能である。尚、洗浄液の温度は、前洗浄槽の液温度に
よって設定することができる。
【0068】リンス工程は、成形ガラス型に付着した洗
浄液や、残留したり再付着した汚れ等をすすぎ洗いする
工程である。リンス液としては、成形ガラス型表面に残
留する汚染物を除去することができるものであれば特に
限定されないが、例えば、水道水、イオン交換水、純水
等がリンスの容易性の観点から好ましい。
【0069】リンス工程の物理力は特に限定されるもの
ではなく、通常用いられる公知の物理力が使用できる。
例えば、浸漬法、浸漬揺動法、浸漬攪拌法、浸漬バブリ
ング法、液中噴流法、浸漬超音波洗浄法等の各種の物理
力を単独又は組み合わせて利用することができる。この
中で、浸漬超音波洗浄法と浸漬攪拌法又は浸漬揺動法と
の組み合わせが好適である。また、リンス液の温度、リ
ンス時間等のリンス条件も特に限定されるものではな
く、成形ガラス型への付着洗浄液や残留及び再付着汚れ
等の程度等に応じて適宜調整可能である。尚、後洗浄工
程がない場合には、リンス液の温度は、前洗浄槽の液温
度によって設定することができる。
【0070】本発明においては、上記の工程により洗
浄、リンスされたプラスチックレンズを、さらに5〜9
5℃の水、又は常温のイソプロピルアルコールのような
有機溶剤からなるリンス液を用いて仕上げリンスを行っ
てもよい。
【0071】本発明の洗浄方法は、特に、屈折率1.5
5以上の含硫黄プラスチックレンズの製造に用いられる
成形ガラス型の洗浄において好適に用いられる。前記屈
折率としては、本発明の洗浄方法の効果が充分に発揮さ
れる観点から、1.59以上が好ましく、1.65以上
がより好ましい。
【0072】屈折率1.55以上の含硫黄プラスチック
レンズとしては、前述の含硫ウレタン樹脂、含硫エポキ
シ樹脂、ポリチオ(メタ)アクリレート樹脂及びエピス
ルフィド樹脂からなる群より選ばれる1種以上よりなる
ものが好ましい。
【0073】本発明の洗浄方法によって洗浄した成形ガ
ラス型は、表面が清浄で、洗浄による腐食も抑えられた
ものである。特に、プラスチックレンズ成形の際に成形
ガラス型に付着する、プラスチックレンズ樹脂、ガスケ
ットからブリードアウトした可塑剤、固定用テープの粘
着剤、作業者の指紋、雰囲気中のほこり等の汚れが極め
て少ないものである。従って、この成形ガラス型を用い
ることで、表面性が良好で、かつ染色性も向上したプラ
スチックレンズを得ることができるという優れた効果が
発現される。
【0074】
【実施例】製造例〔テストピース〕 (1)含硫ウレタン樹脂汚れ付着成形ガラス型 硝酸カリウムにて化学強化処理した直径約8cmの成形
ガラス型の使用面側に、直径約1cmのMR−8樹脂
(三井化学(株)製、含硫ウレタン樹脂系、屈折率1.
60)の固まりを5個成形した(0. 05g/直径1cm
・1個当たり)。プラスチックレンズ樹脂の重合条件:
30℃で6時間、40℃で7時間、50℃で3時間、6
0℃で2時間、100℃で3時間、120℃で3時間の
合計24時間加熱することによって重合、固形化させ
た。
【0075】(2)ガラス腐食試験用スライドガラス 1.1mm×76.0mm×26.0mmのアルカリケ
イ酸ガラス製のスライドガラス(松波硝子工業(株)
製、商品名:S−1112)を、硝酸カリウムにて化学
強化処理した。
【0076】調製例〔洗浄剤組成物〕 表1〜2に示す組成(組成比単位は重量%)の各種洗浄
液を調製し、これらの洗浄液を用いて、成形ガラス型の
洗浄性とスライドガラスの腐食性を評価した。各種洗浄
剤の組成を表1〜2に示す。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】実施例1〜13及び比較例1〜11 〔洗浄試験〕前記含硫ウレタン樹脂汚れが付着した成形
ガラス型を、60℃に保持した表1〜2記載の洗浄剤に
浸漬し、39kHz,200Wの超音波洗浄装置(シャ
ープ(株)製、商品名:SILENTSONIC UT
−204)で1分間洗浄(前洗浄)した。
【0080】ついで、洗浄した成形ガラス型を前洗浄
後、所定の温度に保持した洗浄剤又はリンス液に浸漬
し、洗浄と同様の超音波洗浄装置で1分間洗浄(後洗
浄)又はリンス(第1リンス)した。尚、槽から槽への
成形ガラス型の移動時間は10秒とした。
【0081】さらに、30℃のイオン交換水に浸漬し、
洗浄と同様の超音波洗浄装置で1分間リンス(第2リン
ス)した。その後、同様の条件にてリンス(第3リン
ス)を繰り返した後、1分間エアーブローし、送風定温
乾燥機((株)東洋製作所、商品名:FV−630)に
て80℃、10分間乾燥した。その後、樹脂汚れの除去
状態を目視で観察、下記基準に従って、洗浄性(%)を
評価した。この操作を3回繰り返して、それらの平均値
を取って洗浄性(%)を求めた。この場合、洗浄性
(%)の数値が大きいものほど、樹脂汚れが除去された
こと、即ち、洗浄性能が良好なことを表す。
【0082】洗浄性(%)評価基準: 100%:5個とも全部剥離 80%:4個剥離、1個残留 60%:3個剥離、2個残留 40%:2個剥離、3個残留 20%:1個剥離、4個残留 0%:0個剥離、5個残留
【0083】尚、残留した樹脂汚れの剥離状態(硝子表
面からの剥がれ)を加味して、目視判断にて、洗浄性
(%)の微調整を実施した。例えば、5個全部が残留し
ていても、各々の樹脂汚れの周囲が約10%剥がれてい
る場合には、洗浄性(%)を10%と評価した。
【0084】〔ガラス腐食試験〕前記のスライドガラス
を、各々80℃に保った表1及び表2記載の洗浄剤組成
物に24時間浸漬後、清浄なイオン交換水にて充分すす
いだ後、1分間エアーブローし、室内にて風乾させた。
【0085】上記の条件で、5枚のスライドガラスを処
理し、ガラスの腐食によって溶解し、重量が減少した割
合(%)を、処理前後のスライドガラスの重量変化より
求め、その平均値をとって、ガラス腐食性の指標とし
た。また、同時にスライドガラス表面の状態を目視にて
判定した。その際の判断基準は以下の通りである。
【0086】ガラス腐食性(目視判定)評価基準: ◎:変化なし ○:ごくわずかに、部分的に白色化 △:部分的に白色化 ×:全体的に白色化
【0087】〔レンズの染色性〕実施例及び比較例に記
載の方法で洗浄した成形ガラス型を用いて、MR−8樹
脂製のプラスチックレンズを成形し、その染色性を評価
した。尚、実施例及び比較例で洗浄性が不充分であった
成形ガラス型については、残存樹脂汚れをカッターで剥
離後、再度同条件にて洗浄して用いた。
【0088】染色条件は、外周研削後、希釈洗浄剤で洗
浄したMR−8樹脂製のプラスチックレンズを、90℃
に加温した5%カヤロンポリエステルレッドAN・SE
染色液に入れ、1時間染色処理をした。この後、イオン
交換水で水洗後、室内にて風乾し、染色の程度を下記基
準で目視判断した。
【0089】染色性(目視判定)評価基準 色の濃さ: ◎:濃い ○:普通 △:薄い ×:殆ど色が付いていない
【0090】色むら: ◎:色むらが無く、均一 ○:色むらは僅かである △:明らかに色むらが認められる ×:色むらが顕著である
【0091】実施例1〜13の結果を表3に示し、比較
例1〜11の結果を表4に示す。
【0092】
【表3】
【0093】
【表4】
【0094】表3〜4の結果より、実施例1〜13で得
られたプラスチックレンズは、比較例1〜11で得られ
たものに比べ、いずれも洗浄性に優れ、ガラス腐食が有
意に抑制され、かつレンズの染色性にも優れたものであ
ることがわかる。
【0095】
【発明の効果】本発明を用いることにより、プラスチッ
クレンズ成形ガラス型の表面に付着し、洗浄が困難なプ
ラスチックレンズ樹脂、ガスケットからブリードアウト
した可塑剤、固定用テープの粘着剤、作業者の指紋、雰
囲気中のほこり等の汚れ、中でも特に、屈折率1.55
以上の高屈折率の含硫黄プラスチックレンズ樹脂汚れに
対して、高い洗浄力を有し、成形ガラス型を腐食が抑制
され、人体に対しても安全性に優れ、かつこの成形ガラ
ス型を用いて成形されたプラスチックレンズの染色性に
も優れた洗浄を行うことができるという効果が奏され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/60 C11D 7/60 G02C 7/02 G02C 7/02 // B29L 11:00 B29L 11:00 Fターム(参考) 3B201 AA02 BB82 BB95 CC01 4F202 AB22 AH74 CA11 CA30 CB01 CS02 4G059 AA13 AC30 4H003 DA12 DA16 DC04 EA19 EA21 EB07 EB08 ED02 ED28 ED29 FA01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈折率1.55以上の含硫黄プラスチッ
    クレンズの製造に用いられる成形ガラス型を洗浄するに
    際し、次の成分(a)〜(d): (a)一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は水素原子又は炭素数1〜6の炭化水素
    基、nは1〜4の整数を示す。Xは2価又は3価の基で
    あり、1個(1価)の結合手は芳香環に結合し、残りの
    結合手はYに結合する基を示し、酸素原子、−CH<
    基、−CH(CH3 )−基、−C(CH3 2 −基、−
    CH2 CH<基、−CH(CH3 )CH<基、−CH
    (OH)−基、−C(CH3 )(OH)−基、オキシメ
    チレン基、−OCH<基、−OCH2 CH<基、カルボ
    ニル基、−(C=O)CH<基、−OCH 2 (C=O)
    −基、−CH(CH3 )(C=O)−基、−CH(CH
    3 )CH2(C=O)−基、−(CH2 p (C=O)
    −基〔pは1〜3の整数を示す〕又は−(CH2 k
    基〔kは1〜5の整数を示す〕を表わす。Yは1価の基
    であり、水素原子、水酸基、炭素数1〜7の炭化水素
    基、炭素数1〜7の炭化水素基の一部の水素原子を水酸
    基で置換したアルコール基、−(R2 O)j H基〔R2
    は炭素数2又は3のアルキレン基、jは1〜8の整数を
    示す〕又は−(OR3 i H基〔R3 は炭素数1〜6の
    2価の炭化水素基、iは1〜3の整数を示す〕、mは1
    〜3の整数を示す。尚、n及び/又はmが2以上の場
    合、各々の置換基が異なっている場合も含む。尚、X及
    びYの少なくともいずれかの基に酸素原子を含む。)で
    表される酸素原子含有単環芳香族化合物(但し、フェノ
    ール、芳香族カルボン酸及び芳香族カルボン酸エステル
    を除く)8〜75重量%、(b)無機系アルカリ剤0.
    3〜20重量%、(c)カルシウムイオン放出性物質
    0.005〜5重量%〔カルシウムイオン換算量〕、及
    び(d)水9〜91重量%を含有してなる洗浄剤を用い
    て洗浄する工程を有する洗浄方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗浄工程の後、該洗浄工
    程の温度よりも10℃以上低い温度でさらに洗浄工程又
    はリンス工程を行なう洗浄方法。
  3. 【請求項3】 屈折率1.55以上の含硫黄プラスチッ
    クレンズが、含硫ウレタン樹脂、含硫エポキシ樹脂、ポ
    リチオ(メタ)アクリレート樹脂及びエピスルフィド樹
    脂からなる群より選ばれる1種以上よりなる請求項1又
    は2記載の洗浄方法。
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