JP2003080952A - ウエザーストリップ及びその製造方法 - Google Patents

ウエザーストリップ及びその製造方法

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JP2003080952A
JP2003080952A JP2001276219A JP2001276219A JP2003080952A JP 2003080952 A JP2003080952 A JP 2003080952A JP 2001276219 A JP2001276219 A JP 2001276219A JP 2001276219 A JP2001276219 A JP 2001276219A JP 2003080952 A JP2003080952 A JP 2003080952A
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Hitoshi Omori
仁 大森
Atsushi Sumida
淳 隅田
Sukenori Aritake
祐則 有竹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造時における作業性の低下を防止し、保持状
態の安定化を図ることのできるウエザーストリップ及び
その製造方法を提供する。 【解決手段】オレフィン系熱可塑性エラストマー(TP
O)よりなるウエザーストリップ1が車両用ドアの外周
縁部に設けられる。ウエザーストリップ1は基部3を備
えており、基部3は車両用ドアに取付けられる基底部5
を備える。基底部5の取付面には同じくオレフィン系熱
可塑性エラストマー(TPO)よりなるクリップ10が
一体化される。すなわち、クリップ10と基底部5は、
熱溶着により一体化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドア周縁又
はドアに対向する車両本体開口周縁に設けられ、両者間
のシールを行うウエザーストリップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等の車両のドア周縁又は
ドアに対向する車両本体開口周縁には、車両本体とドア
との間をシールするために、EPDMスポンジゴム(エ
チレン−プロピレン−ジエン共重合スポンジゴム)より
なるウエザーストリップが設けられる。ドア周縁に設け
られるウエザーストリップを例に取ると、ウエザースト
リップは、ドアに組付けられた状態で、例えば実開平2
−19606号公報に記載されたウエザーストリップ用
留め具(クリップ)等によってドア周縁に固定されるよ
うになっている。
【0003】すなわち、図4に示すように、前記クリッ
プ51は、ウエザーストリップ61に取付ける側の端部
に位置する頭部52と、該頭部52とともにウエザース
トリップ61の基底部62を挟持する挟持部53と、ク
リップ51を前記ドアに係止する係止部54とを備えて
いる。また、前記ウエザーストリップ61の基底部62
には、クリップ51を取付けるための取付孔63が形成
されている。
【0004】そして、前記取付孔63にクリップ51の
頭部52を挿入し、クリップ51をウエザーストリップ
61に取付けた状態で、ドアのパネルに形成された挿入
孔にクリップ51の先端を挿入し、係止部54をドアの
パネルの裏側にて係止させることにより、ウエザースト
リップ61が前記ドアに保持されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クリップ5
1をウエザーストリップ61に取付ける際には、取付孔
63を広げつつ、頭部52をウエザーストリップ61内
に押し込むように取付けなければならないため、クリッ
プ51の取付作業が非常に手間のかかるものとなってい
た。また、クリップ51の取付作業時に取付孔63が延
びて広がった状態となってしまったり、取付孔63の周
辺がやぶれてしまったりするといった不具合が生じるお
それがあった。その結果、前記ウエザーストリップ61
の輸送時等にクリップ51がウエザーストリップ61か
ら抜け落ちてしまい、ウエザーストリップ61を前記ド
アに組付けることが困難となるおそれがあった。
【0006】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、製造時における作業性
の低下を防止し、保持状態の安定化を図ることのできる
ウエザーストリップ及びその製造方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】以下、上
記目的を解決するのに適した各手段につき項分けして説
明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用
効果等を付記する。
【0008】手段1.車両用ドアの周縁又はドアに対向
する車両本体開口周縁に取付けられる基部と、前記基部
と一体的に形成され、前記ドアの周縁及びそれに対向す
る車両本体開口周縁間をシールするための中空状のシー
ル部とを備えたウエザーストリップであって、前記基部
の少なくとも一部を熱可塑性材料により構成するととも
に、熱可塑性材料により構成された保持部材を、前記基
部の熱可塑性材料により構成された部分に溶着し一体化
したことを特徴とするウエザーストリップ。
【0009】上記手段1によれば、保持部材が基部に溶
着され一体化されることでウエザーストリップが構成さ
れているため、保持部材が抜け落ちたりするといった事
態が防止され、ウエザーストリップを安定してドア又は
車両本体(ボディ)に保持することができる。また、別
途成形された保持部材をウエザーストリップに嵌め込む
従来のタイプとは異なり、比較的面倒な取付作業を必要
としないことから製造工程が簡素化され、作業効率を高
めることができる。さらに、ウエザーストリップのうち
保持部材に対応する部分が破損してしまうといった不具
合の発生をも防止することができる。なお、本手段で
は、前記基部の少なくとも一部と保持部材とが共に熱可
塑性材料により構成されているため、両者を溶着し、確
実に一体化することができる。ここで、上記両熱可塑性
材料は、互いに同一素材又は互いに似通った極性を有す
る素材により構成されていることが好ましい。この場
合、両者の相溶性向上が図られ、より一層保持状態の安
定性が図られる。また、上記「基部」に代えて、「基底
部」としてもよい。
【0010】手段2.前記保持部材は、前記ドア周縁又
はドアに対向する車両本体開口周縁の一部に係止される
係止部が設けられた軸体を備え、かつ、前記軸体が前記
基部から略垂直に突出するように溶着されていることを
特徴とする手段1記載のウエザーストリップ。
【0011】上記手段2によれば、ドア周縁又はドアに
対向する車両本体開口周縁の一部に係止される係止部が
設けられた軸体がウエザーストリップの基部から略垂直
に突出するように、保持部材が溶着されているため、例
えばドア周縁に設けられた取付部に軸体を嵌め込むよう
なウエザーストリップの取付作業を比較的簡単に行うこ
とができる。
【0012】手段3.前記保持部材は、前記軸体の前記
係止部が設けられた位置よりも前記基部側において、前
記係止部とともに前記ドア周縁又はドアに対向する車両
本体開口周縁の一部を挟持する挟持部を備え、前記挟持
部の少なくとも一部が前記基部に溶着されていることを
特徴とする手段2記載のウエザーストリップ。
【0013】上記手段3によれば、保持部材が係止部と
ともドア周縁又はドアに対向する車両本体開口周縁の一
部を挟持する挟持部を備えているため、ウエザーストリ
ップがドア周縁等により安定して保持される。その結
果、ウエザーストリップのがたつきが防止され、保持状
態の安定化を図ることができる。また、挟持部の少なく
とも一部がウエザーストリップに溶着されていることか
ら、軸体だけがウエザーストリップに溶着されている場
合に比べて、保持部材の溶着をより強固なものにするこ
とができる。
【0014】手段4.前記保持部材は、予め成形された
ものであり、かつ、前記挟持部から突出する突部を備
え、前記基部の熱可塑性材料により構成された部分に形
成された凹部に対し前記突部を挿入させた状態で、前記
保持部材が溶着されるようにしたことを特徴とする手段
3記載のウエザーストリップ。
【0015】上記手段4によれば、保持部材に形成され
た突部を、ウエザーストリップの基部に形成された凹部
に対し挿入させた状態で、両者を溶着する構成となって
いる。その結果、保持部材を正確に位置決めした上でよ
り強固に溶着することができる。なお、上記「凹部」に
代えて、「孔」としてもよい。
【0016】手段5.前記突部は先端に向かって先細り
形状となっていることを特徴とする請求項4記載のウエ
ザーストリップ。
【0017】上記手段5によれば、突部が先細り形状と
なっていることから、突部を凹部に挿入しやすく、保持
部材の位置決め作業、ひいては溶着作業をより簡単に行
うことができる。
【0018】手段6.前記保持部材が所定の加熱手段に
よって熱溶着されるようにしたことを特徴とする手段1
乃至手段5のいずれかに記載のウエザーストリップ。
【0019】手段7.前記保持部材が所定の振動手段に
よって振動溶着されるようにしたことを特徴とする手段
1乃至手段5のいずれかに記載のウエザーストリップ。
【0020】手段8.前記保持部材が所定の射出成形手
段によって前記基部に直接的に成形されるようにしたこ
とを特徴とする手段1乃至手段3のいずれかに記載のウ
エザーストリップ。
【0021】上記手段8によれば、保持部材が所定の射
出成形手段によって前記基部に直接的に成形されるた
め、予め保持部材を成形しておく工程や、保持部材を取
り扱う工程を省略することができ、結果として、ウエザ
ーストリップの製造工程を簡素化することができる。
【0022】手段9.車両用ドアの周縁又はドアに対向
する車両本体開口周縁に取付けられる基部と、前記基部
と一体的に形成され、前記ドアの周縁及びそれに対向す
る車両本体開口周縁間をシールするための中空状のシー
ル部とを備え、前記基部に対し保持部材が一体化されて
なるウエザーストリップの製造方法であって、少なくと
も一部が熱可塑性材料により構成されるよう前記基部及
びシール部を一体的に押出成形する工程と、前記基部の
うち熱可塑性材料により構成された部分に対し、熱可塑
性材料により予め成形された保持部材を溶着する工程と
を備えたことを特徴とするウエザーストリップの製造方
法。
【0023】上記手段9によれば、押出成形されるウエ
ザーストリップの基部に保持部材を溶着させるという比
較的簡単な方法で、保持部材が一体化されたウエザース
トリップを製造することができる。結果として、ウエザ
ーストリップの製造工程を簡素化し、作業効率を高める
ことができる。また、熱可塑性材料同士が溶着されるこ
とに基づいて保持部材が一体化されているため、保持部
材がウエザーストリップから抜け落ちたりするといった
不具合が防止され、ウエザーストリップの取付状態の安
定化を図ることができる。
【0024】手段10.前記保持部材は先細りした突部
を備えており、前記溶着工程に先だって、前記基部のう
ち熱可塑性材料により構成された所定部分に凹部を形成
しておくとともに、前記溶着工程に際しては、前記凹部
に前記突部を挿入し、位置決めした状態で前記保持部材
を溶着するようにしたことを特徴とする手段9記載のウ
エザーストリップの製造方法。
【0025】上記手段10によれば、保持部材に形成さ
れた突部が、ウエザーストリップの基部に形成された凹
部に対し挿入された状態で、両者が溶着される。その結
果、保持部材を正確に位置決めした上でより強固にウエ
ザーストリップに溶着することができる。なお、上記
「凹部」に代えて、「孔」としてもよい。
【0026】手段11.前記溶着工程において、前記保
持部材及び前記ウエザーストリップの基部を所定の加熱
手段によって加熱し、熱溶着するようにしたことを特徴
とする手段9又は手段10に記載のウエザーストリップ
の製造方法。
【0027】手段12.前記溶着工程において、前記保
持部材及び前記ウエザーストリップの基部のうちの少な
くとも一方を所定の振動手段によって振動させ、振動溶
着するようにしたことを特徴とする手段9又は手段10
に記載のウエザーストリップの製造方法。
【0028】手段13.前記溶着工程において、前記保
持部材が所定の射出成形手段によって前記ウエザースト
リップの基部に直接的に成形するようにしたことを特徴
とする手段9記載のウエザーストリップの製造方法。
【0029】上記手段13によれば、保持部材が所定の
射出成形手段によって前記ウエザーストリップの基部に
直接的に成形されるため、予め保持部材を成形しておく
工程や、保持部材を取り扱う工程を省略することがで
き、結果として、ウエザーストリップの製造工程を簡素
化することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、ドア周縁に配置されるウ
エザーストリップの一実施の形態について図面を参照し
つつ説明する。
【0031】図1,2に示すように、自動車用ドアに
は、その外周形状に対応して、熱可塑性材料であるオレ
フィン系熱可塑性エラストマー(TPO)よりなるウエ
ザーストリップ1が設けられている。詳しくは、前記ド
アには、その外周上部のドアフレームが設けられてお
り、該ドアフレームを含むドア周縁のドアのパネル2に
ウエザーストリップ1が取付けられている。
【0032】ウエザーストリップ1は、基部3と、該基
部3に一体形成された中空状のシール部4とを備えてい
る。基部3は、ドア周縁のドアのパネル2に取付けられ
る基底部5と、基底部5の略両側から延びる側壁部6,
7と、両側壁部6,7を接続するブリッジ部8とを備え
ている。
【0033】また、基底部5の取付面には、ウエザース
トリップ1をドア周縁に保持するための保持部材として
の複数のクリップ10が設けられている。各クリップ1
0は、同じく熱可塑性材料であるオレフィン系熱可塑性
エラストマー(TPO)により形成されており、基底部
5に溶着されることにより、ウエザーストリップ1と一
体的になっている。
【0034】より詳しく説明すると、各クリップ10
は、前記基底部5から略垂直に突出する略直方形状の軸
体11を備えている(軸体11は、円柱形状であっても
何ら差し支えない)。軸体11の付け根部分には、該軸
体11の軸線方向と略直交する方向に延びる略円盤形状
の挟持部としてのフィン12が一体形成されている。本
実施の形態では、フィン12のうち前記基底部5側の面
が、基底部5に対し溶着されている。
【0035】また、軸体11のうち、フィン12よりも
先端側(図1の上側)においては、一対の係止部13,
14が一体形成されている。両係止部13,14は、軸
体11の長手方向の略中央付近から、フィン12側に向
かって斜めに突出するように翼状に形成されている。そ
して、ウエザーストリップ1をドア周縁に取付ける際に
は、軸体11がドア周縁のドアのパネル2に予め形成さ
れた取付部としての挿入孔15に挿入される。このと
き、両係止部13,14が一旦内側に弾性変形し、軸体
11が挿入孔15に挿入された状態にあっては、係止部
13,14が広げられ、その先端部がドアのインナーパ
ネル2の裏面に係止される。これにより、ウエザースト
リップ1のドア周縁のドアのパネル2からの抜け落ちが
防止される。また、フィン12と、係止部13,14と
によって、ドアのインナーパネル2が挟持されているた
め、ウエザーストリップ1のがたつきが防止される。
【0036】次に、上記のように構成されてなるウエザ
ーストリップ1の製造方法について説明する。
【0037】まず、ウエザーストリップ1の本体部(基
部3及びシール部4)を押出成形により得る。このと
き、長尺状の押出成形体を本体部としてもよいし、別途
型成形によって押出成形体の両端部を接続し、環状とし
たものを本体部としてもよい。
【0038】次に、本体部の基底部5の表面に、クリッ
プ10の溶着位置を位置決めするための位置決め孔20
を形成する。なお、本実施の形態において、クリップ1
0は予め成形されたものが溶着されるようになってお
り、しかもこのクリップ10には、軸体11とは反対方
向にフィン12から突出した突部21が一体形成されて
いる。なお、突部21は先細りした円錐形状や四角錐形
状となっている。
【0039】続いて、前記クリップ10の突部21及び
フィン12を図示しない加熱手段で加熱するとともに、
本体部の基底部5の位置決め孔20近傍を加熱する。そ
して、図3(a),(b)に示すように、クリップ10
を位置決め孔20に対応させて、突部21を位置決め孔
20に嵌め込み、相互を溶着させる。この場合、クリッ
プ10、基底部5のいずれか一方のみを加熱することと
してもよい。
【0040】この溶着により、図3(c)に示すよう
に、クリップ10の突部21及びフィン12と基底部5
とが一体化される。そして、このようにクリップ10及
び本体部が一体化されることでウエザーストリップ1が
得られる。
【0041】次に、上記のように構成されてなるウエザ
ーストリップ1及びその製造方法に関する作用効果につ
いて説明する。
【0042】クリップ10が基底部5に溶着され一体化
されることでウエザーストリップ1が構成されているた
め、クリップ10がウエザーストリップから抜け落ちた
りするといった事態が防止され、ウエザーストリップ1
を安定してドア周縁に保持することができる。また、別
途成形されたクリップをウエザーストリップに嵌め込む
従来のタイプのものと比べて、比較的面倒な取付作業を
必要とせず、ウエザーストリップ1の製造工程を簡素化
し、作業効率を高めることができる。さらに、ウエザー
ストリップのうちクリップに対応する部分が破損してし
まうといった不具合の発生も防止することができる。
【0043】なお従来、ドアの周縁に取付けられるウエ
ザーストリップはゴム(熱硬化性材料)により形成され
ていたため、ウエザーストリップとクリップとを一体化
することができなかった。これに対し、本実施の形態で
は、ウエザーストリップ1の本体部及びクリップ10を
共に熱可塑性材料であるオレフィン系熱可塑性エラスト
マー(TPO)により形成しているため、確実に溶着を
行うことができ、両者を確実に一体化することができ
る。
【0044】また、クリップ10には先細りした突部2
1を一体成形し、基底部5には突部21を挿入可能な位
置決め孔20を形成した上で、両者を溶着することとし
た。このため、クリップ10を正確に位置決めした上で
より強固に溶着することができる。
【0045】さらに、予め成形されるクリップ10に、
従来のクリップに設けられている嵌め込み用の頭部部分
を成形しておく必要がないため、クリップ10全体をよ
りコンパクトなものにすることができる。
【0046】尚、上記実施の形態の記載内容に限定され
ず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下にお
いて例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0047】(a)上記実施の形態では、ウエザースト
リップ1全体が熱可塑性材料によって形成されている
が、これに限らず、少なくともクリップ10が溶着され
る部分のみを熱可塑性材料によって形成し、残りの部分
をゴムで形成するようにしてもよい。
【0048】(b)上記実施の形態では、ウエザースト
リップ1及びクリップ10を形成する熱可塑性材料とし
てオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)が採用
されているが、他の熱可塑性エラストマー(TPE)
や、ポリプロピレン(PP)等の熱可塑性樹脂材料を採
用してもよい。また、両者が溶着可能であれば、両者を
形成する熱可塑性材料が異なるものであってもよい。例
えば、ウエザーストリップ1をTPOで形成し、クリッ
プ10をポリプロピレンで形成し、両者を熱溶着させる
ようにしてもよい。
【0049】(c)上記実施の形態では、加熱手段によ
ってクリップ10等を加熱することにより溶着させてい
るが、これに限らず、クリップ10及び基部3の少なく
とも一方を振動させて摩擦熱を発生させることにより、
クリップ10を軟化させ、溶着させるようにしてもよ
い。また、押出成形された本体部の基底部5に対し所定
の射出成形手段を用いて射出成形を行うことで直接的に
クリップ10を一体成形するようにしてもよい。このよ
うにすれば、予めクリップ10を成形しておく工程や、
クリップ10を取り扱う工程を省略することができ、結
果として、ウエザーストリップ1の製造工程を簡素化す
ることができる。
【0050】(d)上記実施の形態では、ウエザースト
リップ1の製造過程において、基底部5に貫通した位置
決め孔20が形成されるようになっているが、これに代
えて、クリップ10の突部21を挿入可能な凹部を形成
してもよい。また、孔や凹部を設けないこととしてもよ
い。
【0051】(e)予め成形されたクリップ10に突部
21を設けることなく、フィン12を直接基底部5に溶
着する構成としてもよい。このようにすれば、基底部5
に突部21を挿入する位置決め孔20を成形する工程を
省略することができ、ウエザーストリップ1の製造工程
を簡素化することができる。ここで、基底部5に溶着し
やすくなるように、フィン12の溶着面に予め凹凸を設
ける構成としてもよい。
【0052】(f)上記実施の形態では、ブリッジ部8
の存在により基部3が中空状となっているが、基部3を
中実状にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態においてウエザーストリップの構
造を示す斜視図である。
【図2】ドア周縁に取付けられたウエザーストリップの
構成を示す断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、ウエザーストリップへのク
リップの溶着工程を説明するための図である。
【図4】従来のウエザーストリップ及びクリップの構造
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ウエザーストリップ、2…ドアのパネル、3…基
部、5…基底部、10…保持部材としてのクリップ、1
1…軸体、12…挟持部としてのフィン、13,14…
係止部、20…位置決め孔、21…突部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有竹 祐則 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 Fターム(参考) 3D201 AA12 AA37 BA01 CA03 CA23 DA16 DA23 EA06B FA04 FA15 3J040 AA01 BA07 EA16 EA21 FA05 HA22 4F213 AG28 AH23 WA06 WA15 WA43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ドアの周縁又はドアに対向する車
    両本体開口周縁に取付けられる基部と、 前記基部と一体的に形成され、前記ドアの周縁及びそれ
    に対向する車両本体開口周縁間をシールするための中空
    状のシール部とを備えたウエザーストリップであって、 前記基部の少なくとも一部を熱可塑性材料により構成す
    るとともに、 熱可塑性材料により構成された保持部材を、前記基部の
    熱可塑性材料により構成された部分に溶着し一体化した
    ことを特徴とするウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 前記保持部材は、前記ドア周縁又はドア
    に対向する車両本体開口周縁の一部に係止される係止部
    が設けられた軸体を備え、かつ、前記軸体が前記基部か
    ら略垂直に突出するように溶着されていることを特徴と
    する請求項1記載のウエザーストリップ。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は、前記軸体の前記係止部
    が設けられた位置よりも前記基部側において、前記係止
    部とともに前記ドア周縁又はドアに対向する車両本体開
    口周縁の一部を挟持する挟持部を備え、前記挟持部の少
    なくとも一部が前記基部に溶着されていることを特徴と
    する請求項2記載のウエザーストリップ。
  4. 【請求項4】 前記保持部材は、予め成形されたもので
    あり、かつ、前記挟持部から突出する突部を備え、 前記基部の熱可塑性材料により構成された部分に形成さ
    れた凹部に対し前記突部を挿入させた状態で、前記保持
    部材が溶着されるようにしたことを特徴とする請求項3
    記載のウエザーストリップ。
  5. 【請求項5】 前記突部は先端に向かって先細り形状と
    なっていることを特徴とする請求項4記載のウエザース
    トリップ。
  6. 【請求項6】 車両用ドアの周縁又はドアに対向する車
    両本体開口周縁に取付けられる基部と、前記基部と一体
    的に形成され、前記ドアの周縁及びそれに対向する車両
    本体開口周縁間をシールするための中空状のシール部と
    を備え、前記基部に対し保持部材が一体化されてなるウ
    エザーストリップの製造方法であって、 少なくとも一部が熱可塑性材料により構成されるよう前
    記基部及びシール部を一体的に押出成形する工程と、 前記基部のうち熱可塑性材料により構成された部分に対
    し、熱可塑性材料により予め成形された保持部材を溶着
    する工程とを備えたことを特徴とするウエザーストリッ
    プの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記保持部材は先細りした突部を備えて
    おり、前記溶着工程に先だって、前記基部のうち熱可塑
    性材料により構成された所定部分に凹部を形成しておく
    とともに、前記溶着工程に際しては、前記凹部に前記突
    部を挿入し、位置決めした状態で前記保持部材を溶着す
    るようにしたことを特徴とする請求項6記載のウエザー
    ストリップの製造方法。
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