JP2003080907A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
- Publication number
- JP2003080907A JP2003080907A JP2001275013A JP2001275013A JP2003080907A JP 2003080907 A JP2003080907 A JP 2003080907A JP 2001275013 A JP2001275013 A JP 2001275013A JP 2001275013 A JP2001275013 A JP 2001275013A JP 2003080907 A JP2003080907 A JP 2003080907A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- stepping
- tire
- circumferential
- equatorial plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/0302—Tread patterns directional pattern, i.e. with main rolling direction
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C2011/0337—Tread patterns characterised by particular design features of the pattern
- B60C2011/0339—Grooves
- B60C2011/0374—Slant grooves, i.e. having an angle of about 5 to 35 degrees to the equatorial plane
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/03—Tread patterns
- B60C11/12—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes
- B60C11/1204—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe
- B60C2011/1213—Tread patterns characterised by the use of narrow slits or incisions, e.g. sipes with special shape of the sipe sinusoidal or zigzag at the tread surface
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた氷上排水性能およびウェット性能を実
現する。 【解決手段】 一本のサイプ(7)を踏込側部分(7
a)と蹴出側部分(7b)とから構成し、タイヤ赤道面
(C)と踏込側部分(7a)の延在方向との成す角を鋭
角とし、タイヤ赤道面(c)と蹴出側部分(7b)の延
在方向との成す角を、タイヤ赤道面(C)と踏込側部分
(7a)の延在方向との成す角よりも大きくし、陸部
(5)において、最も踏込側に位置する一本のサイプ
(7)から順に、各サイプ(7)の踏込側部分(7a)
と蹴出側部分(7b)とのほぼ境界位置から、隣接する
サイプ(7)の踏込側部分(7a)を延在させ、隣接す
るサイプ同士の、踏込側部分(7a)および蹴出側部分
(7b)の延在方向をそれぞれ、タイヤ赤道面(C)に
対して対称とする。
現する。 【解決手段】 一本のサイプ(7)を踏込側部分(7
a)と蹴出側部分(7b)とから構成し、タイヤ赤道面
(C)と踏込側部分(7a)の延在方向との成す角を鋭
角とし、タイヤ赤道面(c)と蹴出側部分(7b)の延
在方向との成す角を、タイヤ赤道面(C)と踏込側部分
(7a)の延在方向との成す角よりも大きくし、陸部
(5)において、最も踏込側に位置する一本のサイプ
(7)から順に、各サイプ(7)の踏込側部分(7a)
と蹴出側部分(7b)とのほぼ境界位置から、隣接する
サイプ(7)の踏込側部分(7a)を延在させ、隣接す
るサイプ同士の、踏込側部分(7a)および蹴出側部分
(7b)の延在方向をそれぞれ、タイヤ赤道面(C)に
対して対称とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気入りタイヤ
に関するものであり、なかでも、スノー用空気入りタイ
ヤのサイプ形状を設計変更することにより、優れた氷上
排水性能およびウェット性能をともに実現しようとする
ものである。
に関するものであり、なかでも、スノー用空気入りタイ
ヤのサイプ形状を設計変更することにより、優れた氷上
排水性能およびウェット性能をともに実現しようとする
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスノー用空気入りタイヤの代表的
なトレッドパターンは、図3に示すように、トレッド中
央域に形成した少なくとも一本の周方向主溝11と、周
方向主溝11のタイヤ幅方向両側にそれぞれ形成した一
対の周方向副溝12と、周方向主溝11と連通する踏込
側縁13aから、周方向副溝12を横切って蹴出側縁1
3bまで延在する複数本の傾斜溝13とを有し、一の周
方向副溝12と他の周方向副溝12とによって区画され
る中央域での、傾斜溝13のタイヤ赤道面に対する延在
方向を、周方向副溝12よりも幅方向外側に区画される
各側部域での、傾斜溝13のタイヤ赤道面に対する延在
方向よりも小さくしてなり、周方向主溝11、周方向副
溝12および傾斜溝13によって区画される各陸部1
4,15に複数本のサイプ16を配設したものである。
なトレッドパターンは、図3に示すように、トレッド中
央域に形成した少なくとも一本の周方向主溝11と、周
方向主溝11のタイヤ幅方向両側にそれぞれ形成した一
対の周方向副溝12と、周方向主溝11と連通する踏込
側縁13aから、周方向副溝12を横切って蹴出側縁1
3bまで延在する複数本の傾斜溝13とを有し、一の周
方向副溝12と他の周方向副溝12とによって区画され
る中央域での、傾斜溝13のタイヤ赤道面に対する延在
方向を、周方向副溝12よりも幅方向外側に区画される
各側部域での、傾斜溝13のタイヤ赤道面に対する延在
方向よりも小さくしてなり、周方向主溝11、周方向副
溝12および傾斜溝13によって区画される各陸部1
4,15に複数本のサイプ16を配設したものである。
【0003】かかる空気入りタイヤのトレッドパターン
は、主に、雪上および氷上での、駆動性能および制動性
能の向上を目的として設計されており、これがため、周
方向主溝11と周方向副溝12と傾斜溝13とによって
区画される各陸部14,15内に位置する複数本のサイ
プ16は、同図に示すように、タイヤ幅方向に延在し、
しかもタイヤ周方向に等間隔に配設されている。
は、主に、雪上および氷上での、駆動性能および制動性
能の向上を目的として設計されており、これがため、周
方向主溝11と周方向副溝12と傾斜溝13とによって
区画される各陸部14,15内に位置する複数本のサイ
プ16は、同図に示すように、タイヤ幅方向に延在し、
しかもタイヤ周方向に等間隔に配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかるサイプの配設態
様を採用した空気入りタイヤにおいては、雪上および氷
上での、優れた駆動性能および制動性能は実現できるも
のの、各サイプ16の延在方向がタイヤ幅方向であるこ
とに起因して、氷上での優れた排水性能を実現すること
ができないという問題があった。すなわち、かかる空気
入りタイヤにおいては、各サイプ16の延在方向がタイ
ヤ幅方向であるため、タイヤが氷上にて薄い水膜を切っ
て設置される場合に、水が主溝等に排水され難く、これ
がため、微視的な排水手段が必要となる氷上走行を満足
のいく程度に実現することができないという問題があっ
た。
様を採用した空気入りタイヤにおいては、雪上および氷
上での、優れた駆動性能および制動性能は実現できるも
のの、各サイプ16の延在方向がタイヤ幅方向であるこ
とに起因して、氷上での優れた排水性能を実現すること
ができないという問題があった。すなわち、かかる空気
入りタイヤにおいては、各サイプ16の延在方向がタイ
ヤ幅方向であるため、タイヤが氷上にて薄い水膜を切っ
て設置される場合に、水が主溝等に排水され難く、これ
がため、微視的な排水手段が必要となる氷上走行を満足
のいく程度に実現することができないという問題があっ
た。
【0005】さらに、当該空気入りタイヤにおいては、
やはり各サイプ16の延在方向に起因して、通常のウェ
ット性能においても、優れた性能を確保することができ
ないという問題があった。
やはり各サイプ16の延在方向に起因して、通常のウェ
ット性能においても、優れた性能を確保することができ
ないという問題があった。
【0006】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題を解決することを課題とするものであり、それの目
的とするところは、氷上での優れた排水性能を実現する
とともに、ウェット性能も高いレベルで発揮することの
できる、空気入りタイヤを提供するにある。
問題を解決することを課題とするものであり、それの目
的とするところは、氷上での優れた排水性能を実現する
とともに、ウェット性能も高いレベルで発揮することの
できる、空気入りタイヤを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の空気入りタイ
ヤは、トレッド中央域に形成した少なくとも一本の周方
向主溝と、周方向主溝のタイヤ幅方向両側にそれぞれ形
成した一対の周方向副溝と、周方向主溝と連通する踏込
側縁から周方向副溝を横切って蹴出側縁まで延在する、
複数本の傾斜溝とを有し、一の周方向副溝と他の周方向
副溝とによって区画される中央域での、傾斜溝とタイヤ
赤道面とのなす角を、周方向副溝よりも幅方向外側に区
画される各側部域での、傾斜溝とタイヤ赤道面とのなす
角よりも小さくしてなり、周方向主溝、周方向副溝およ
び傾斜溝によって区画される陸部の少なくとも一つに、
複数本のサイプを具え、少なくとも最もタイヤ赤道面近
くに位置する陸部について、各サイプを踏込側部分と蹴
出側部分とから構成し、タイヤ赤道面と踏込側部分の延
在方向との成す角を鋭角とし、タイヤ赤道面と蹴出側部
分の延在方向との成す角を、タイヤ赤道面と踏込側部分
の延在方向との成す角よりも大きくし、上記陸部におい
て、最も踏込側に位置する一本のサイプから順に、各サ
イプの踏込側部分と蹴出側部分とのほぼ境界位置から、
隣接するサイプの踏込側部分を延在させ、隣接するサイ
プ同士の、踏込側部分および蹴出側部分の延在方向をそ
れぞれ、タイヤ赤道面に対して対称としてなるものであ
る。
ヤは、トレッド中央域に形成した少なくとも一本の周方
向主溝と、周方向主溝のタイヤ幅方向両側にそれぞれ形
成した一対の周方向副溝と、周方向主溝と連通する踏込
側縁から周方向副溝を横切って蹴出側縁まで延在する、
複数本の傾斜溝とを有し、一の周方向副溝と他の周方向
副溝とによって区画される中央域での、傾斜溝とタイヤ
赤道面とのなす角を、周方向副溝よりも幅方向外側に区
画される各側部域での、傾斜溝とタイヤ赤道面とのなす
角よりも小さくしてなり、周方向主溝、周方向副溝およ
び傾斜溝によって区画される陸部の少なくとも一つに、
複数本のサイプを具え、少なくとも最もタイヤ赤道面近
くに位置する陸部について、各サイプを踏込側部分と蹴
出側部分とから構成し、タイヤ赤道面と踏込側部分の延
在方向との成す角を鋭角とし、タイヤ赤道面と蹴出側部
分の延在方向との成す角を、タイヤ赤道面と踏込側部分
の延在方向との成す角よりも大きくし、上記陸部におい
て、最も踏込側に位置する一本のサイプから順に、各サ
イプの踏込側部分と蹴出側部分とのほぼ境界位置から、
隣接するサイプの踏込側部分を延在させ、隣接するサイ
プ同士の、踏込側部分および蹴出側部分の延在方向をそ
れぞれ、タイヤ赤道面に対して対称としてなるものであ
る。
【0008】この空気入りタイヤでは、少なくとも最も
タイヤ赤道面近くに位置する陸部について、各サイプを
踏込側部分と蹴出側部分とから構成して、タイヤ赤道面
と踏込側部分の延在方向との成す角を鋭角とするととも
に、タイヤ赤道面と蹴出側部分の延在方向との成す角
を、タイヤ赤道面と踏込側部分の延在方向との成す角よ
りも大きくし、また、上記陸部において、最も踏込側に
位置する一本のサイプから順に、各サイプの踏込側部分
と蹴出側部分とのほぼ境界位置から、隣接するサイプの
踏込側部分を延在させ、しかも隣接するサイプ同士の、
踏込側部分および蹴出側部分の延在方向をそれぞれ、タ
イヤ赤道面に対して対称としたことで、各サイプの延在
方向に起因して、氷上での優れた排水性能を実現するこ
とができるのみならず、通常のウェット性能を高いレベ
ルで実現することができる。すなわち、上記サイプ形
状、換言すれば、その延在方向を有利に設計すること
で、とくに、タイヤが氷上にて薄い水膜を切って設置さ
れる場合に、水が主溝等に排水され易く、これがため、
微視的な排水手段が必要となる氷上走行を満足のいく程
度に実現することができる。
タイヤ赤道面近くに位置する陸部について、各サイプを
踏込側部分と蹴出側部分とから構成して、タイヤ赤道面
と踏込側部分の延在方向との成す角を鋭角とするととも
に、タイヤ赤道面と蹴出側部分の延在方向との成す角
を、タイヤ赤道面と踏込側部分の延在方向との成す角よ
りも大きくし、また、上記陸部において、最も踏込側に
位置する一本のサイプから順に、各サイプの踏込側部分
と蹴出側部分とのほぼ境界位置から、隣接するサイプの
踏込側部分を延在させ、しかも隣接するサイプ同士の、
踏込側部分および蹴出側部分の延在方向をそれぞれ、タ
イヤ赤道面に対して対称としたことで、各サイプの延在
方向に起因して、氷上での優れた排水性能を実現するこ
とができるのみならず、通常のウェット性能を高いレベ
ルで実現することができる。すなわち、上記サイプ形
状、換言すれば、その延在方向を有利に設計すること
で、とくに、タイヤが氷上にて薄い水膜を切って設置さ
れる場合に、水が主溝等に排水され易く、これがため、
微視的な排水手段が必要となる氷上走行を満足のいく程
度に実現することができる。
【0009】したがってこの空気入りタイヤによれば、
上記サイプの延在方向の適正化により、優れた氷上排水
性能およびウェット性能を実現することができる。
上記サイプの延在方向の適正化により、優れた氷上排水
性能およびウェット性能を実現することができる。
【0010】かかる空気入りタイヤにおいてより好まし
くは、一の周方向副溝と他の周方向副溝とによって区画
される中央域での、傾斜溝の延在方向を、タイヤ赤道面
に対して20〜60°とする。かかる空気入りタイヤに
よれば、一の周方向副溝と他の周方向副溝とにより区画
される中央域において、傾斜溝の延在方向とタイヤ赤道
面との成す角を小さくして、上記雪上および氷上での排
水性能を高いレベルで実現することができる。
くは、一の周方向副溝と他の周方向副溝とによって区画
される中央域での、傾斜溝の延在方向を、タイヤ赤道面
に対して20〜60°とする。かかる空気入りタイヤに
よれば、一の周方向副溝と他の周方向副溝とにより区画
される中央域において、傾斜溝の延在方向とタイヤ赤道
面との成す角を小さくして、上記雪上および氷上での排
水性能を高いレベルで実現することができる。
【0011】そして好ましくは、周方向副溝よりも幅方
向外側に区画される側部域での、傾斜溝の延在方向を、
タイヤ赤道面に対して60〜100°とする。これによ
れば、周方向副溝よりも幅方向外側に区画される側部域
において、傾斜溝の延在方向とタイヤ赤道面との成す角
を大きくして、上記雪上および氷上での駆動および制動
性能を高いレベルで実現することができる。なお、各陸
部の陸部端には、サイプを配設しないことが、陸部端の
剛性確保の観点からより好ましい。
向外側に区画される側部域での、傾斜溝の延在方向を、
タイヤ赤道面に対して60〜100°とする。これによ
れば、周方向副溝よりも幅方向外側に区画される側部域
において、傾斜溝の延在方向とタイヤ赤道面との成す角
を大きくして、上記雪上および氷上での駆動および制動
性能を高いレベルで実現することができる。なお、各陸
部の陸部端には、サイプを配設しないことが、陸部端の
剛性確保の観点からより好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明
にかかる空気入りタイヤの、トレッドパターンを示す図
であり、図中1は周方向主溝、2は周方向副溝、3は傾
斜溝、4は分断溝、5,6は陸部、そして7はサイプを
それぞれ示すものである。
図面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明
にかかる空気入りタイヤの、トレッドパターンを示す図
であり、図中1は周方向主溝、2は周方向副溝、3は傾
斜溝、4は分断溝、5,6は陸部、そして7はサイプを
それぞれ示すものである。
【0013】同図に示す空気入りタイヤは、トレッド中
央域に形成した一本の周方向主溝1と、周方向主溝1の
タイヤ幅方向両側にそれぞれ形成した一対の周方向副溝
2と、周方向主溝1と連通する踏込側縁3aから、周方
向副溝2を横切って蹴出側縁3bまで延在する複数本の
傾斜溝3とを有し、一の周方向副溝2と他の周方向副溝
2とによって区画される中央域での、傾斜溝3とタイヤ
赤道面Cとのなす角を、周方向副溝2よりも幅方向外側
に区画される各側部域での、傾斜溝3とタイヤ赤道面C
とのなす角よりも小さくし、周方向主溝1、周方向副溝
2および傾斜溝3によって区画される各陸部5,6のう
ち、分断溝4よりもタイヤ赤道面C側に位置する陸部5
に複数本のサイプ7を設ける。
央域に形成した一本の周方向主溝1と、周方向主溝1の
タイヤ幅方向両側にそれぞれ形成した一対の周方向副溝
2と、周方向主溝1と連通する踏込側縁3aから、周方
向副溝2を横切って蹴出側縁3bまで延在する複数本の
傾斜溝3とを有し、一の周方向副溝2と他の周方向副溝
2とによって区画される中央域での、傾斜溝3とタイヤ
赤道面Cとのなす角を、周方向副溝2よりも幅方向外側
に区画される各側部域での、傾斜溝3とタイヤ赤道面C
とのなす角よりも小さくし、周方向主溝1、周方向副溝
2および傾斜溝3によって区画される各陸部5,6のう
ち、分断溝4よりもタイヤ赤道面C側に位置する陸部5
に複数本のサイプ7を設ける。
【0014】そして、かかるサイプ7のそれぞれを、踏
込側部分7aと蹴出側部分7bとから構成し、タイヤ赤
道面Cと踏込側部分7aの延在方向との成す角を鋭角と
するとともに、タイヤ赤道面Cと蹴出側部分7bの延在
方向との成す角を、タイヤ赤道面Cと踏込側部分7aの
延在方向との成す角よりも大きくする。
込側部分7aと蹴出側部分7bとから構成し、タイヤ赤
道面Cと踏込側部分7aの延在方向との成す角を鋭角と
するとともに、タイヤ赤道面Cと蹴出側部分7bの延在
方向との成す角を、タイヤ赤道面Cと踏込側部分7aの
延在方向との成す角よりも大きくする。
【0015】また、各陸部5において、最も踏込側に位
置する一本のサイプから順に、各サイプ7の踏込側部分
7aと蹴出側部分7bとのほぼ境界位置から、隣接する
サイプの踏込側部分7aを延在させ、隣接するサイプ7
同士の、踏込側部分7aおよび蹴出側部分7bの延在方
向をそれぞれ、タイヤ赤道面Cに対して対称とする。
置する一本のサイプから順に、各サイプ7の踏込側部分
7aと蹴出側部分7bとのほぼ境界位置から、隣接する
サイプの踏込側部分7aを延在させ、隣接するサイプ7
同士の、踏込側部分7aおよび蹴出側部分7bの延在方
向をそれぞれ、タイヤ赤道面Cに対して対称とする。
【0016】以上のような空気入りタイヤによれば、サ
イプ7の延在方向の適正化により、優れた氷上排水性能
およびウェット性能を実現することができる。
イプ7の延在方向の適正化により、優れた氷上排水性能
およびウェット性能を実現することができる。
【0017】
【実施例】次に、出願人が実際に、図1に示すトレッド
パターンを有する、この発明にかかる空気入りタイヤ
(以下「実施例タイヤ」という。)と、図2に示すトレ
ッドパターンを有する空気入りタイヤ(以下「比較例タ
イヤ」という。)と、図3に示すトレッドパターンを有
する空気入りタイヤ(以下「従来例タイヤ」という。)
とをそれぞれ作製し、各供試タイヤについて、氷上排水
性能およびウェット性能のそれぞれについて評価を行っ
たので、以下で説明する。
パターンを有する、この発明にかかる空気入りタイヤ
(以下「実施例タイヤ」という。)と、図2に示すトレ
ッドパターンを有する空気入りタイヤ(以下「比較例タ
イヤ」という。)と、図3に示すトレッドパターンを有
する空気入りタイヤ(以下「従来例タイヤ」という。)
とをそれぞれ作製し、各供試タイヤについて、氷上排水
性能およびウェット性能のそれぞれについて評価を行っ
たので、以下で説明する。
【0018】ここで、各供試タイヤを、サイズ195/
65R15のスノー用タイヤとして、氷上排水性能につ
いては、リム幅を6J×15として、外国産車に各供試
タイヤを装着し、ドライバの体重に600Nを加えた荷
重条件の下で、車両指定内圧を充填して、表面温度0℃
の氷上を走行させ、30〜0km/hまでの制動距離を
測定して評価し、そして通常のウェット性能について
は、リム幅を6J×15として、外国産車に各供試タイ
ヤを装着し、ドライバの体重に600Nを加えた荷重条
件の下で、車両指定内圧を充填して、水深10mmの路
上を走行させ、水上滑走発生速度(km/h)を測定し
て評価した。
65R15のスノー用タイヤとして、氷上排水性能につ
いては、リム幅を6J×15として、外国産車に各供試
タイヤを装着し、ドライバの体重に600Nを加えた荷
重条件の下で、車両指定内圧を充填して、表面温度0℃
の氷上を走行させ、30〜0km/hまでの制動距離を
測定して評価し、そして通常のウェット性能について
は、リム幅を6J×15として、外国産車に各供試タイ
ヤを装着し、ドライバの体重に600Nを加えた荷重条
件の下で、車両指定内圧を充填して、水深10mmの路
上を走行させ、水上滑走発生速度(km/h)を測定し
て評価した。
【0019】なお、これらの各評価項目については、全
て従来例タイヤの値をコントロール(100)として、
その値が大きい方が優れた結果を示すものとした。表1
に各評価項目に関する結果を示す。
て従来例タイヤの値をコントロール(100)として、
その値が大きい方が優れた結果を示すものとした。表1
に各評価項目に関する結果を示す。
【0020】
【表1】
【0021】表1によれば、実施例タイヤは、従来例タ
イヤおよび比較例タイヤに比して、氷上排水性能および
ウェット性能について優れた結果を示すことが判る。
イヤおよび比較例タイヤに比して、氷上排水性能および
ウェット性能について優れた結果を示すことが判る。
【0022】かくして、この発明によれば、スノー用空
気入りタイヤのサイプ形状の設計変更により、優れた氷
上排水性能およびウェット性能をともに実現することが
できる。
気入りタイヤのサイプ形状の設計変更により、優れた氷
上排水性能およびウェット性能をともに実現することが
できる。
【図1】 この発明にかかる空気入りタイヤの、トレッ
ドパターンを示す図である。
ドパターンを示す図である。
【図2】 比較例タイヤの、トレッドパターンを示す図
である。
である。
【図3】 従来例タイヤの、トレッドパターンを示す図
である。
である。
1,11 周方向主溝
2,12 周方向副溝
3,13 傾斜溝
3a,13a 踏込側縁
3b,13b 蹴出側縁
4 分断溝
5,6,14,15 陸部
7,16 サイプ
7a 踏込側部分
7b 蹴出側部分
C タイヤ赤道面
Claims (3)
- 【請求項1】 トレッド中央域に形成した少なくとも一
本の周方向主溝と、周方向主溝のタイヤ幅方向両側にそ
れぞれ形成した一対の周方向副溝と、周方向主溝と連通
する踏込側縁から周方向副溝を横切って蹴出側縁まで延
在する、複数本の傾斜溝とを有し、一の周方向副溝と他
の周方向副溝とによって区画される中央域での、傾斜溝
とタイヤ赤道面とのなす角を、周方向副溝よりも幅方向
外側に区画される各側部域での、傾斜溝とタイヤ赤道面
とのなす角よりも小さくしてなり、周方向主溝、周方向
副溝および傾斜溝によって区画される陸部の少なくとも
一つに、複数本のサイプを具える空気入りタイヤにおい
て、 少なくとも最もタイヤ赤道面近くに位置する陸部につい
て、各サイプを踏込側部分と蹴出側部分とから構成し、
タイヤ赤道面と踏込側部分の延在方向との成す角を鋭角
とし、タイヤ赤道面と蹴出側部分の延在方向との成す角
を、タイヤ赤道面と踏込側部分の延在方向との成す角よ
りも大きくし、 前記陸部において、最も踏込側に位置する一本のサイプ
から順に、各サイプの踏込側部分と蹴出側部分とのほぼ
境界位置から、隣接するサイプの踏込側部分を延在さ
せ、 隣接するサイプ同士の、踏込側部分および蹴出側部分の
延在方向をそれぞれ、タイヤ赤道面に対して対称として
なる、空気入りタイヤ。 - 【請求項2】 一の周方向副溝と他の周方向副溝とによ
って区画される中央域での、傾斜溝の延在方向を、タイ
ヤ赤道面に対して20〜60°としてなる、請求項1に
記載の空気入りタイヤ。 - 【請求項3】 周方向副溝よりも幅方向外側に区画され
る側部域での、傾斜溝の延在方向を、タイヤ赤道面に対
して60〜100°としてなる、請求項1もしくは2に
記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001275013A JP2003080907A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001275013A JP2003080907A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 空気入りタイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003080907A true JP2003080907A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19099953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001275013A Pending JP2003080907A (ja) | 2001-09-11 | 2001-09-11 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003080907A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009077231A1 (de) * | 2007-12-17 | 2009-06-25 | Continental Aktiengesellschaft | Fahrzeugluftreifen |
EP2230103A1 (de) * | 2009-03-19 | 2010-09-22 | Continental Reifen Deutschland GmbH | Laufflächenprofil eines Fahrzeugluftreifens |
JP2011235787A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
EP2460672A1 (de) * | 2010-12-01 | 2012-06-06 | Continental Reifen Deutschland GmbH | Fahrzeugluftreifen |
JP2012180007A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
KR20130046366A (ko) * | 2011-10-27 | 2013-05-07 | 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 | 공기 타이어 |
CN104955659A (zh) * | 2012-11-30 | 2015-09-30 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
WO2017092898A1 (de) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Fahrzeugluftreifen |
EP3231639A1 (en) * | 2016-04-12 | 2017-10-18 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
JP2018034694A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
CN108725101A (zh) * | 2017-04-18 | 2018-11-02 | 住友橡胶工业株式会社 | 轮胎 |
WO2020008996A1 (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-09 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
US11491824B2 (en) * | 2018-04-17 | 2022-11-08 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
-
2001
- 2001-09-11 JP JP2001275013A patent/JP2003080907A/ja active Pending
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009077231A1 (de) * | 2007-12-17 | 2009-06-25 | Continental Aktiengesellschaft | Fahrzeugluftreifen |
EP2230103A1 (de) * | 2009-03-19 | 2010-09-22 | Continental Reifen Deutschland GmbH | Laufflächenprofil eines Fahrzeugluftreifens |
JP2011235787A (ja) * | 2010-05-11 | 2011-11-24 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
EP2460672A1 (de) * | 2010-12-01 | 2012-06-06 | Continental Reifen Deutschland GmbH | Fahrzeugluftreifen |
JP2012180007A (ja) * | 2011-03-01 | 2012-09-20 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤ |
KR20130046366A (ko) * | 2011-10-27 | 2013-05-07 | 스미토모 고무 고교 가부시키가이샤 | 공기 타이어 |
JP2013091479A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
RU2599080C2 (ru) * | 2011-10-27 | 2016-10-10 | Сумитомо Раббер Индастриз, Лтд. | Пневматическая шина |
CN104955659A (zh) * | 2012-11-30 | 2015-09-30 | 株式会社普利司通 | 充气轮胎 |
WO2017092898A1 (de) * | 2015-12-04 | 2017-06-08 | Continental Reifen Deutschland Gmbh | Fahrzeugluftreifen |
EP3231639A1 (en) * | 2016-04-12 | 2017-10-18 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Pneumatic tire |
CN107444024A (zh) * | 2016-04-12 | 2017-12-08 | 住友橡胶工业株式会社 | 充气轮胎 |
JP2018034694A (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
WO2018043589A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
US11235621B2 (en) | 2016-08-31 | 2022-02-01 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
CN108725101A (zh) * | 2017-04-18 | 2018-11-02 | 住友橡胶工业株式会社 | 轮胎 |
EP3401123A3 (en) * | 2017-04-18 | 2019-01-16 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire |
US11046117B2 (en) | 2017-04-18 | 2021-06-29 | Sumitomo Rubber Industries, Ltd. | Tire |
CN108725101B (zh) * | 2017-04-18 | 2021-12-03 | 住友橡胶工业株式会社 | 轮胎 |
US11491824B2 (en) * | 2018-04-17 | 2022-11-08 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic tire |
WO2020008996A1 (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-09 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2020006753A (ja) * | 2018-07-04 | 2020-01-16 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9278581B2 (en) | Pneumatic tire | |
US9085201B2 (en) | Pneumatic tire | |
US8857483B2 (en) | Studless tire | |
RU2436686C2 (ru) | Пневматическая шина | |
JP5265554B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
KR101787770B1 (ko) | 공기 타이어 | |
US20170120688A1 (en) | Pneumatic Tire | |
US7506676B2 (en) | Pneumatic tire with tread having V-shaped transverse grooves | |
EP0713789B1 (en) | Pneumatic tires for passenger cars | |
JP2001233021A (ja) | 空気入りタイヤの陸部構造 | |
JP2003080907A (ja) | 空気入りタイヤ | |
US6206064B1 (en) | Pneumatic tire having directional tread pattern | |
JP3954397B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2002274126A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2001322406A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6938870B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6750411B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20210379935A1 (en) | Pneumatic Tire | |
JPH09300914A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6786950B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2021095087A (ja) | タイヤ | |
JP7346277B2 (ja) | タイヤ | |
JP3737605B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP3709259B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4830695B2 (ja) | 空気入りタイヤ |