JP2003080777A - 印刷装置、ドライバプログラム及び印刷システム、印刷方法及び処理方法 - Google Patents
印刷装置、ドライバプログラム及び印刷システム、印刷方法及び処理方法Info
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- JP2003080777A JP2003080777A JP2002094610A JP2002094610A JP2003080777A JP 2003080777 A JP2003080777 A JP 2003080777A JP 2002094610 A JP2002094610 A JP 2002094610A JP 2002094610 A JP2002094610 A JP 2002094610A JP 2003080777 A JP2003080777 A JP 2003080777A
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Abstract
の加工を効率よく施す印刷装置を提供する。 【解決手段】 紙送り量Sreq の紙送り要求があった
際、そのまま要求紙送り量Sreq の紙送りをすると、実
際のカット位置(▼位置)がカッタ16を過ぎてしまう
と判断すると、要求紙送り量Sreq をSA とSB に分割
する(同図(a))。そしてまず紙送り量SA だけ用紙
5を送り出すことにより、実際のカット位置(?位置)
がカッタ16に丁度到達する。そして、用紙5が停止し
た状態でカッタ用モータを駆動させることによりカッタ
16を作動させて用紙5をカット位置で切断する(同図
(b))。用紙5の切断後、紙送りモータを駆動させて
残りの紙送り量SB だけ用紙5を送り出す(同図
(c))。また残りの紙送り量SB の紙送りをするとき
にも同様の処理をする。
Description
の所定位置に加工を施す加工器を備えた印刷装置、ドラ
イバプログラム及び印刷システム、印刷方法及び処理方
法に関するものである。
紙にロール紙を使用するものがある。ロール紙への印刷
は連続的に行われ、印刷された用紙は長く連続的に繋が
る状態にあるため、所定位置でカットする必要がある。
された最終端位置を人がカットできる位置まで用紙を自
動で送り出すプリンタはあった。印刷の最終端位置は印
刷前にユーザが予め設定したページのレイアウトデータ
(ページ長、トップマージン、ボトムマージンなど)を
基に判断し、その印刷の最終端位置が予め記憶された人
がカットし易い位置まで紙送りモータを駆動させてロー
ル紙を送り出す制御を行っていた。この場合、最終的な
用紙のカットは人が行っており、また最終端位置でカッ
トした用紙をさらに細かくカットするのは人が行ってい
た。
査方向に往復移動しながら印刷ヘッドにより印刷は行わ
れるが、このキャリッジにカッタを設け、キャリッジの
移動時に用紙をカットする機能を備えた印刷装置も知ら
れている。これも印刷終了後の印刷の最終端位置をカッ
トするものであった。
タは、用紙に印刷された最終ページの最後端位置はカッ
トできるものの、複数ページ印刷されている長尺の用紙
から1ページずつカットするのは人が手作業で行わなけ
ればならなかった。あるいはプリンタの下流の工程にカ
ット装置を設置して連続工程とすることで対応せざるを
得なかった。この場合、ユーザがカット装置などの設備
を別途用意する必要があった。
えば折目付けなどの加工を用紙に施す要求もあった。例
えば音楽CDやMD、フロッピィディスク等のケースに
装着される化粧紙は折り曲げてケースに装着されるの
で、この種の化粧紙を印刷するときには印刷過程で折目
付けを行うのが効率的である。しかし、これらの工程も
プリンタと別途用意された装置により行われるのが通常
であった。
すために印刷が途中で長く中断されると、その中断箇所
にスジが入るなど印刷画質が低下する問題が発生し易く
なるので、用紙に加工を施すことを目的とする印刷の中
断はなるべく短時間で済ませる必要がある。さらに印刷
した用紙を一旦巻き戻して用紙に加工を施すのは、印刷
が施された用紙のこすれによって印刷画質に傷がつくな
どの不具合が発生することが心配される。
を図るうえで、用紙上のどの位置に加工を施すかその加
工位置を設定する必要があるが、従来、プリンタや、プ
リンタにデータを転送するホストコンピュータ側にも、
例えば印刷単位毎に加工位置を設定できる加工位置設定
機能を備えるものは知られていなかった。
たものであって、その第1の目的は、印刷された用紙は
紙送り方向に送り出される過程で切断や折目付けなどの
所定の加工が施され、用紙の後戻りを伴わないため、印
刷された用紙に切断、折目付けなどの所定の加工を効率
よく施すことができる印刷装置、ドライバプログラム及
び印刷システム、印刷方法及び処理方法を提供すること
にある。
れた用紙に所定の加工を施す自動化を図るうえで必要と
なる加工を施すべき仮想ラインの設定作業を支援するこ
とにある。
るために請求項1に記載の発明は、印刷ヘッドとキャリ
ッジの駆動により用紙に印刷を行う印刷手段と、用紙を
印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送手段
と、印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ラ
インに対して加工を施す加工手段と、用紙搬送と印刷実
行を交互に行い、必要に応じて用紙を停止させた上で前
記加工を行うよう前記印刷手段と搬送手段と加工手段を
制御する制御手段とを有する印刷装置において、該制御
手段は、継続するデータを印刷すべく所定量の紙送りを
実行する際、用紙上の仮想ラインが加工手段の加工位置
に達したところで用紙が停止するよう搬送手段を制御
し、前記継続するデータの印刷を留保した上で、該用紙
上の仮想ラインで用紙に加工を施すよう加工手段を制御
することを要旨とする。なお、「用紙上の仮想ライン」
とは、加工手段により加工を施す用紙上の位置である。
これはあくまで用紙上のものであり、かつ仮想ラインは
加工したい用紙上の位置が複数存在すれば、それに対応
して複数存在しても全く問題ない。また、ここでいう用
紙とは、純粋な紙に限定されるものではなく印刷媒体で
あればよい。例えばプラスチック製のフィルムやシー
ト、または金属製のフィルムやシートでもよい。以下の
請求項において同様である。
すべく所定量の紙送りを実行する際、用紙上の仮想ライ
ンが加工手段の加工位置に達したところで用紙が停止す
るよう搬送手段が制御される。そして、その継続するデ
ータの印刷を留保した上で、用紙上の仮想ラインで用紙
に加工を施すよう加工手段が制御される。従って、印刷
のための紙送り方向に用紙を紙送りするだけで戻すこと
なく用紙上の仮想ラインに加工が施されるため、用紙に
加工を施す作業が加わっても印刷時間がさほど長くなら
ない。また、加工を施す際に用紙を後戻りさせないこと
から、加工に要する印刷中断時間が比較的短く済む。こ
のため、例えば印刷中断時間が長いときに危惧される印
刷むらも起き難い。さらに用紙を後戻りさせた後に加工
し再び紙送り方向へ送る方法を採用すると、例えば搬送
手段の動力を伝達するギヤのバックラッシュ(遊び)に
より用紙の位置が微妙にずれ、印刷精度を低下させる原
因になるが、用紙が後戻りしないことからその種の印刷
むらも心配ない。
の印刷装置において、前記制御手段は、継続するデータ
を印刷すべく前記所定量の紙送りを実行する場合、用紙
上の仮想ラインが、加工手段の加工位置を越えるか否か
判断し、越えると判断した場合、用紙上の仮想ラインが
加工手段の加工位置に達したところで用紙が停止するよ
う当該所定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り
量に分割する演算処理を行った上で、当該第1の紙送り
量の用紙搬送を当該第2の紙送り量の用紙搬送に先んじ
て実行することにより、その仮想ラインが前記加工位置
に達したところで用紙を停止せしめることを要旨とす
る。
の作用に加え、以下の作用が得られる。継続するデータ
を印刷すべく所定量の紙送りを実行する場合、用紙上の
仮想ラインが、加工手段の加工位置を越えるか否かが判
断される。そして、越えると判断された場合、用紙上の
仮想ラインが加工手段の加工位置に達したところで用紙
が停止するようその所定量の紙送りを第1の紙送り量と
第2の紙送り量に分割する演算処理が行なわれる。そし
て、第1の紙送り量の用紙搬送が第2の紙送り量の用紙
搬送に先んじて実行されることにより、その仮想ライン
が加工位置に達したところで用紙が停止する。
の印刷装置において、前記制御手段は、前記加工手段が
用紙上の仮想ラインで用紙に加工を施した後、前記第2
の紙送り量の用紙搬送を搬送手段に実行させ、その上で
前記継続するデータの印刷を再開することを要旨とす
る。
の作用に加え、加工手段が用紙上の仮想ラインで用紙に
加工を施した後、第2の紙送り量の用紙搬送を搬送手段
に実行させ、その上で継続するデータの印刷が再開され
る。
いずれか1つに記載の印刷装置において、前記用紙上の
仮想ラインは、設定用紙サイズまたは用紙上の印刷領域
またはユーザ指定を基に得られることを要旨とする。
か1つに記載の発明の作用に加え、用紙上の仮想ライン
は、設定用紙サイズまたは用紙上の印刷領域またはユー
ザ指定を基に得られる。
いずれか1つに記載の印刷装置において、前記加工とは
用紙を切断すること、又は用紙に折り目を付けること、
または用紙にミシン目をつけることのいずれかであるこ
とを要旨とする。
か1つに記載の発明の作用に加え、加工手段による加工
として用紙は切断されるか、又は用紙に折り目を付けら
れるか、または用紙にミシン目がつけられる。
載の発明は、印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用紙
に印刷を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘッドを挟んで上
流から下流へ搬送する搬送手段と、印刷ヘッドより下流
の固定位置で、用紙上の仮想ラインに対して加工を施す
加工手段とを有する印刷装置に対して、用紙搬送と印刷
実行を交互に行わせ、必要に応じて用紙を停止させた上
で前記加工を行わせるよう命令を発行するドライバプロ
グラムであって、コンピュータに、継続するデータを印
刷すべく所定量の紙送りを実行させた場合、用紙上の仮
想ラインが加工手段の加工位置を越えるか否か判断する
手順と、越えると判断した場合、用紙上の仮想ラインが
加工手段の加工位置に達したところで用紙が停止するよ
う前記所定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り
量に分割する演算処理を行う手順と、当該第1の紙送り
量の用紙搬送を実行させる第1の命令を先んじて発行す
る手順とを実行させるためのドライバプログラムである
ことを要旨とする。
ドライバプログラムが実行されることで、用紙搬送と印
刷実行を交互に行わせ、必要に応じて用紙を停止させた
上で加工を行わせるよう命令が発行される。継続するデ
ータを印刷すべく所定量の紙送りを実行させた場合、用
紙上の仮想ラインが加工手段の加工位置を越えるか否か
が判断される。越えると判断された場合、用紙上の仮想
ラインが加工手段の加工位置に達したところで用紙が停
止するよう前記所定量の紙送りを第1の紙送り量と第2
の紙送り量に分割する演算処理が行われ、第1の紙送り
量の用紙搬送を実行させる第1の命令が先んじて発行さ
れる。
載のドライバプログラムは、コンピュータに、加工手段
に用紙上の仮想ラインで用紙に加工を施させた後、搬送
手段に前記第2の紙送り量の用紙搬送を実行させるよう
前記第1の命令の発行後に第2の命令を発行する手順を
実行させることを要旨とする。
の作用に加え、コンピュータによってドライバプログラ
ムが実行されることで、加工手段に用紙上の仮想ライン
で用紙に加工が施された後、搬送手段に前記第2の紙送
り量の用紙搬送を実行させるよう第1の命令の発行後に
第2の命令が発行される。
載の発明は、印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用紙
に印刷を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘッドを挟んで上
流から下流へ搬送する搬送手段と、印刷ヘッドより下流
の固定位置で、用紙上の仮想ラインに対して加工を施す
加工手段と、用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に
応じて用紙を停止させた上で前記加工を行うよう前記印
刷手段と搬送手段と加工手段を制御する制御手段と、を
有するホストコンピュータと印刷装置からなる印刷シス
テムにおいて、該制御手段は、継続するデータを印刷す
べく所定量の紙送りを実行する際、用紙上の仮想ライン
が、加工手段の加工位置を越えるか否か判断し、越える
と判断した場合、用紙上の仮想ラインが加工手段の加工
位置に達したところで用紙が停止するよう前記所定量の
紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り量に分割した上
で、まず第1の紙送り量による搬送を搬送手段に実行さ
せ、前記継続するデータの印刷を留保した上で、用紙上
の仮想ラインで用紙に加工を施すよう加工手段を制御す
ることを要旨とする。
すべく所定量の紙送りを実行する際、用紙上の仮想ライ
ンが、加工手段の加工位置を越えるか否かが判断され
る。越えると判断された場合、用紙上の仮想ラインが加
工手段の加工位置に達したところで用紙が停止するよう
所定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り量に分
割した上で、まず第1の紙送り量による搬送が搬送手段
によって実行される。継続するデータの印刷を留保した
上で、用紙上の仮想ラインで用紙に加工を施すよう加工
手段が制御される。
の印刷システムにおいて、前記所定量の紙送りの分割処
理は印刷装置側で実行されることを要旨とする。この発
明によれば、請求項8に記載の発明の作用に加え、所定
量の紙送りの分割処理は印刷装置側で実行される。
載の印刷システムにおいて、前記所定量の紙送りの分割
処理はホストコンピュータ側で実行されることを要旨と
する。
の作用に加え、所定量の紙送りの分割処理はホストコン
ピュータ側で実行される。第1の目的を達成するために
請求項11に記載の発明は、印刷ヘッドとキャリッジの
駆動により用紙に印刷を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘ
ッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送手段と、印刷
ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ラインに対
して加工を施す加工手段と、用紙搬送と印刷実行を交互
に行い、必要に応じて用紙を停止させた上で前記加工を
行うよう前記印刷手段と搬送手段と加工手段を制御する
制御手段とを有する印刷装置の印刷方法であって、継続
するデータを印刷すべく所定量の紙送りを実行しようと
する際、用紙上の仮想ラインが、加工手段の加工位置を
越えるか否か判断する工程と、越えると判断した場合、
用紙上の仮想ラインが加工手段の加工位置に達したとこ
ろで一旦用紙が停止するよう前記所定量の紙送りを第1
の紙送り量と第2の紙送り量に分割する工程と、第1の
紙送り量による搬送を搬送手段に第2の紙送り量による
搬送に先んじて実行させる工程と、前記継続するデータ
の印刷を留保した上で、加工手段に用紙上の仮想ライン
で用紙に加工を施させる工程とを有することを要旨とす
る。
すべく所定量の紙送りを実行しようとする際、用紙上の
仮想ラインが、加工手段の加工位置を越えるか否かが判
断される。越えると判断された場合、用紙上の仮想ライ
ンが加工手段の加工位置に達したところで一旦用紙が停
止するよう所定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙
送り量に分割される。第1の紙送り量による搬送が搬送
手段によって第2の紙送り量による搬送に先んじて実行
される。継続するデータの印刷を留保した上で、加工手
段により用紙上の仮想ラインで用紙に加工が施される。
記載の発明は、印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘッドを挟んで
上流から下流へ搬送する搬送手段と、印刷ヘッドより下
流の固定位置で、用紙上の仮想ラインに対して加工を施
す加工手段と、用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要
に応じて用紙を停止させた上で前記加工を行うよう前記
印刷手段と搬送手段と加工手段を制御する制御手段とを
有する印刷装置に対して命令を発行するドライバプログ
ラムの処理方法であって、継続するデータを印刷させる
べく所定量の紙送りを前記搬送手段に実行させる場合、
用紙上の仮想ラインが、加工手段の加工位置を越えるか
否か判断する工程と、越えると判断した場合、用紙上の
仮想ラインが加工手段の加工位置に達したところで用紙
が停止するよう前記所定量の紙送りを第1の紙送り量と
第2の紙送り量に分割する工程と、当該第1の紙送り量
で搬送を行う命令を、当該第2の紙送り量で搬送を行う
命令に先んじて印刷装置へ発行する工程とを有すること
を要旨とする。
させるべく所定量の紙送りを搬送手段に実行させる場
合、用紙上の仮想ラインが、加工手段の加工位置を越え
るか否かが判断される。越えると判断した場合、用紙上
の仮想ラインが加工手段の加工位置に達したところで用
紙が停止するよう所定量の紙送りが第1の紙送り量と第
2の紙送り量に分割される。そして、第1の紙送り量で
搬送を行う命令が、第2の紙送り量で搬送を行う命令に
先んじて印刷装置へ発行される。
記載の発明は、印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘッドを挟んで
上流から下流へ搬送する搬送手段と、印刷ヘッドより下
流の固定位置で、用紙上の仮想ラインに対して加工を施
す加工手段と、用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要
に応じて用紙を停止させた上で前記加工を行うよう前記
印刷手段と搬送手段と加工手段を制御する制御手段と、
を有する印刷装置に対して命令を発行するドライバプロ
グラムであって、コンピュータに、継続するデータを印
刷させるべく所定量の紙送りを前記搬送手段に実行させ
る場合、用紙上の仮想ラインが、加工手段の加工位置を
越えるか否か判断する手段と、越えると判断した場合、
用紙上の仮想ラインが加工手段の加工位置に達したとこ
ろで用紙が停止するよう前記所定量の紙送りを第1の紙
送り量と第2の紙送り量に分割する手段と、当該第1の
紙送り量で搬送を行う命令を、当該第2の紙送り量で搬
送を行う命令に先んじて印刷装置へ発行する手段として
機能させることを特徴とするドライバプログラムである
ことを要旨とする。
ドライバプログラムが実行されることで、継続するデー
タを印刷させるべく所定量の紙送りを搬送手段に実行さ
せる場合、用紙上の仮想ラインが、加工手段の加工位置
を越えるか否かが判断される。越えると判断された場
合、用紙上の仮想ラインが加工手段の加工位置に達した
ところで用紙が停止するよう所定量の紙送りが第1の紙
送り量と第2の紙送り量に分割される。第1の紙送り量
で搬送を行う命令が、第2の紙送り量で搬送を行う命令
に先んじて印刷装置へ発行される。
項14に記載の発明は、印刷ヘッドとキャリッジの駆動
により用紙に印刷を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘッド
を挟んで上流から下流へ搬送する搬送手段と、印刷ヘッ
ドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ラインに対して
加工を施す加工手段と、用紙搬送と印刷実行を交互に行
い、必要に応じて用紙を停止させた上で前記加工を行う
よう前記印刷手段と搬送手段と加工手段を制御する制御
手段とを有する印刷装置において、さらに、前記用紙上
の任意の位置を加工を施すべき仮想ラインとして指定で
きる加工位置指定手段を備えることを要旨とする。
交互に行われ、必要に応じて用紙が停止された上で加工
を行うよう印刷手段と搬送手段と加工手段が制御され
る。さらに、加工位置指定手段によって用紙上の任意の
位置に加工を施すべき仮想ラインを指定できる。
記載の発明は、印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘッドを挟んで
上流から下流へ搬送する搬送手段と、印刷ヘッドより下
流の固定位置で、用紙上の仮想ラインに対して加工を施
す加工手段と、用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要
に応じて用紙を停止させた上で前記加工を行うよう前記
印刷手段と搬送手段と加工手段を制御する制御手段とを
有する印刷装置において、前記制御手段は前記用紙上の
仮想ラインを、前記搬送手段に与えられる用紙の搬送量
の累積値で求まる用紙上の論理的な位置で管理すること
を要旨とする。
交互に行われ、必要に応じて用紙を停止させた上で加工
を行うよう印刷手段と搬送手段と加工手段が制御され
る。そして、制御手段によって用紙上の仮想ラインが、
搬送手段に与えられる用紙の搬送量の累積値で求まる用
紙上の論理的な位置で管理される。
を具体化した第1の実施形態を図1〜図6を用いて説明
する。
図に示すように、印刷装置としてのプリンタ1は、ケー
ス2内に装填されたロール紙3から連続的に送出される
用紙に印刷を施すロール紙対応型のインクジェット式プ
リンタである。プリンタ1は、実際は複数の印刷ユニッ
トが上下に複数段積まれて一台が構成されるが、同図で
はそのうち1ユニットのみ図示している。
支持するロール紙軸4と、ロール紙3から送出される用
紙(連続紙)5を案内するために用紙経路に沿って所定
の間隔で配置された給紙ローラ6、紙送りローラ7、排
紙ローラ8とを備えている。給紙ローラ6と紙送りロー
ラ7との間には、プラテン9が配置されている。プラテ
ン9の上方には、印刷ヘッド10を下面に有するキャリ
ッジ11が主走査方向(同図の紙面直交方向)に往復移
動可能に設けられている。
れた用紙に対し、キャリッジ11はキャリッジモータ1
2の駆動によりタイミングベルト(図示せず)を介して
主走査方向に移動する。このキャリッジ11の移動時に
印刷ヘッド10からはキャリッジ11に装着されたイン
クカートリッジ(カラーインク用及び黒インク用)13
から供給されるインクが吐出されることにより、用紙5
の上面に印刷が行われる。
は、加工器としての折り器15およびカッタ16が配置
されている。紙送りローラ7と排紙ローラ8との間の用
紙送り過程で、折り器15による用紙に折り目を付ける
加工と、カッタ16による用紙をカットする加工とが行
えるようになっている。カッタ16の下方にはカットさ
れた切り屑を回収するダストボックス(図示せず)が配
置されている。
駆動され、印刷時の紙送りのタイミングに合わせて駆動
される。給紙ローラ6の駆動ローラ6aは給紙モータ2
1により図示しないギヤ機構を介して駆動される。ま
た、紙送りローラ7の駆動ローラ7aと排紙ローラ8の
駆動ローラ8aは、紙送りモータ22により図示しない
ギヤ機構を介して同期駆動される。本実施形態では、紙
送りモータ22は、ステッピングモータからなる。
定エッジ15bからなり、可動エッジ15aはアクチュ
エータとしての折器用モータ23により図示しない機構
を介して、用紙5を幅方向に横断し切る範囲を主走査方
向に移動するよう駆動される。可動エッジ15aが用紙
5を横切ることにより用紙5に折り目が付けられる。
16bからなり、可動刃16aはアクチュエータとして
のカッタ用モータ24により図示しない機構を介して、
用紙5を幅方向に横断し切る範囲を主走査方向に移動す
るよう駆動される。可動刃16aが用紙5を横切ること
により用紙5は切断される。
ロック図である。同図に示すように、印刷システムは、
プリンタ1とホストコンピュータ(PC)31とを備え
ている。
してのCD−ROMから読取りをすることにより、ビデ
オドライバ用プログラム及びドライバプログラムとして
のプリンタドライバ用プログラムがインストールされて
いる。これら各プログラムとCPUとによりホストコン
ピュータ31内には、ビデオドライバ32とプリンタド
ライバ33が構築されている。またホストコンピュータ
31には画像処理用アプリケーションプログラム(以
下、単にアプリケーションという)34が、記録媒体と
してのCD−ROMから読取りをすることによりインス
トールされており、このアプリケーション34はCPU
により実行されることで画像データを取り扱う各種処理
を行う。アプリケーション34は、例えばスキャナやデ
ジタルカメラから画像データを取り込む処理や、画像デ
ータの加工などする処理、画像データをビデオドライバ
32に送って表示装置35の画面35Aに画像を表示さ
せる処理、画面35Aに表示された画像をプリンタ1に
印刷させるために画像データをプリンタドライバ33に
送り出す処理などを司る。
等)36を用いて印刷指令の操作がなされると、ビデオ
バッファ(図示せず)に格納された画像データはプリン
タドライバ33に送られて印刷データPDに変換されて
プリンタ1に転送される。このための印刷処理を行うた
めにプリンタドライバ33は、解像度変換処理部37、
色変換処理部38、ハーフトーン処理部39およびラス
タライズ処理部40およびコマンド生成部41を備えて
いる。
ン34から受け取った画像データの解像度を、プリンタ
1が印刷するための印刷解像度に変換する。色変換処理
部38は、解像度変換処理部37から画像データを受け
取って、RGB階調値の画像データをプリンタ1で使用
するCMYK階調値のデータに変換する色変換処理を行
う。この色変換処理は、色変換テーブル(ルックアップ
テーブル)(図示せず)を参照して行われる。
のCMYK画像データを受け取って、プリンタ1が表現
可能な4階調のCMYKドットデータに変換するハーフ
トーン処理を行う。4階調のドットデータによって、大
中小3種類のドット面積(インク吐出量)と、ドット形
成せずの4つの状態が区別される。
処理部39から各色インクドット毎のドットデータを受
け取って、4階調のドットデータをドットの形成順序を
考慮しながらプリンタ1に転送すべき順序に並び替える
インターレース処理を行う。コマンド生成部41は、イ
ンターレース処理後にコマンドを付して印刷データPD
としてプリンタ1に出力する。印刷データPDはパケッ
ト通信によりプリンタ1に転送される。
ウト位置受付部42および設定画面表示データ記憶部4
3が備えられている。設定画面表示データ記憶部43に
は設定画面表示用データ(入力画面表示用データ)が記
憶されている。レイアウト位置受付部42は、入力装置
36の操作により設定画面表示の要求を受け取ると、記
憶部43から設定画面表示用データを読み出してビデオ
ドライバ32を介して画面35Aに図2に示す設定画面
(入力画面)45を表示させる表示制御機能も備えてい
る。この設定画面45はページレイアウトを入力指定す
るためのものである。ユーザは、画面35A上の設定画
面45を見ながら入力装置36を操作して印刷ページの
レイアウト設定ができるようになっている。
5には、1ページについて、ページ長PL、トップマー
ジンTM、ボトムマージンBM、カット位置C1,C
2、折目位置F1,F2を入力欄46に入力指定するこ
とが可能である。入力装置36の操作によりページ画4
7上のライン(同図破線)を上下にシフトできるように
なっている。例えばマウス操作によってラインをシフト
すると入力欄46にそのラインの位置に応じた各値を指
定することができ、また例えばキーボード操作によって
入力欄46に数値を入力すれば、それに対応する位置に
ラインがシフトする。これらの値PL.TM,BM,C
1,C2,F1,F2を全て入力した後にOKボタン4
8を操作すると、これらのページデータPL,TM,B
Mおよび加工位置データC1,C2,F1,F2はレイ
アウト位置受付部42に受け付けられる。以下、加工器
により加工を施す用紙上の位置を「用紙上の仮想ライ
ン」と呼ぶ。よって、「用紙上の仮想ライン」は、あく
まで加工器により加工を施す用紙上の位置であるため、
加工したい用紙上の位置が複数存在すれば、それに対応
して仮想ラインも複数存在する。なお、図2の設定画面
45で設定できる用紙上の仮想ラインとしてその他にミ
シン目があり、プリンタ1にミシン目加工器(図示せ
ず)が搭載された場合は、ミシン目の仮想ラインもレイ
アウト設定することが可能となっている。よって、この
実施形態では、カット位置C1,C2、折目位置F1,
F2およびミシン目が、用紙上の仮想ラインの位置に相
当する。
必要なページ画47に相当する単位領域(通常1ペー
ジ)が印刷単位に相当する。なお、ページ画47には、
印刷画像(図示省略)も表示されるようになっており、
ユーザは印刷画像の位置を確認しながら、ページ画47
上の任意の位置に各加工位置C1,C2,F1,F2等
を入力指定することが可能である。
付部42からページデータPL,TM,BMおよび加工
位置データ(仮想ラインデータ)C1,C2,F1,F
2を受け取ってこれらのデータを基に印刷データPDの
ヘッダPHにコマンドを付与する。すなわち、ページデ
ータPL,TM,BMに基づき紙送りコマンドを付与す
る。紙送りコマンドでは、紙送り命令とその紙送り量が
指定されている。また加工位置データとしてのカット位
置データC1,C2に基づきカット位置指定コマンドが
印刷データPDのヘッダPHに付され、加工位置データ
としての折目位置データF1,F2に基づき折目位置指
定コマンドが印刷データPDのヘッダPHに付される。
なお、加工位置コマンド、折目位置コマンド、(ミシン
目コマンド)は、仮想ライン指定データに相当する。
12,22〜24と、印刷ヘッド10と、これら10,
12,22〜24を駆動制御するためのモータ駆動回路
51〜54およびヘッド駆動回路55が備えられてい
る。
メージ展開部62、印刷実行部63、絶対位置カウンタ
64、位置算出部65、位置記憶部66、紙送加工制御
部67および加工実行部68が備えられている。また、
印刷実行部63、紙送加工制御部67、加工実行部68
及びモータ駆動回路52,53,54により制御手段は
構成される。
ヘッダPHに付されたコマンドを解析する。ヘッダPH
にカット位置指定コマンドまたは折目位置指定コマンド
がある場合、それを解析することによりページ上におけ
る相対位置として示されるカット位置Cまたは折目位置
Fを取得する。またコマンド解析部61は紙送りコマン
ドを解析して紙送り量Sreq を取得する。この解析して
取得したカット位置C、折目位置F、紙送り量Sreq の
データは、位置算出部65に送られる。またコマンド解
析後の印刷データは次のイメージ展開部62に送られ
る。
れる。データ展開後のデータは印刷実行部63に送られ
る。印刷実行部63はイメージ展開後のデータを基に印
刷ヘッド10を所定の色のインク滴を所定のドットパタ
ーンで吐出するようヘッド駆動回路55を介して印刷ヘ
ッド10のインク吐出制御(圧電制御)を実行する。
12をモータ駆動回路51を介して駆動制御し、印刷す
るためにキャリッジ11を主走査方向に往復移動させ
る。さらに印刷実行部63は、紙送りモータ22をモー
タ駆動回路52を介して駆動制御し、用紙5の紙送りが
必要なときに所定紙送り量の紙送りがなされるように紙
送りモータ22を駆動させる。印刷実行部63はモータ
駆動回路52に紙送りモータ22を駆動させるステップ
数を指令する。紙送り量については、紙送加工制御部6
7から指示された紙送り量に従う。
いう)64は、例えば4バイトからなるカウンタであ
り、プリンタ1の電源オン時にリセットされ、それ以後
の紙送りモータ22のステップ数を計数する。本例で
は、印刷ヘッド10の所定基準位置(ヘッド位置)を位
置カウンタ64のカウント値に基づいて管理している。
このヘッド位置のカウント値から現在の印刷位置(記録
位置)を管理している。すなわち、プリンタ1の電源オ
ン時に位置カウンタ64はリセットされ、その後、例え
ば給紙された用紙5の先端が紙検出センサ(図示せず)
に検知され、さらにその位置から所定ステップ数の紙送
りがなされて用紙5が頭出しされると、そのときの位置
カウンタ64のカウント値が現在ヘッド位置とされる。
例えば用紙のこの頭出し完了時のカウント値が「1000」
であれば、この頭出し位置から所定ステップ数(カウン
ト値換算で例えば「200」とする)の紙送りがなされた
現在ヘッド位置(印刷位置)は「1200」となる。こうし
てプリンタ1が電源オフされない限り、位置カウンタ6
4は紙送りモータ22の駆動ステップ数を加算し続け、
例えばロール紙交換などで用紙の頭出しが再度なされる
とその度にヘッド位置のカウント値を位置カウンタ64
から取得し直す。このように現在ヘッド位置(現在の印
刷位置)は、位置カウンタ64のカウント値(累積値)
によって絶対位置で管理されている。絶対位置カウンタ
64では用紙上の論理的な位置が固有のアドレスとして
カウント値で特定できる。例えばロール紙などの長尺紙
でまだ給紙されていない部分も用紙上の論理的な位置と
して指定することが可能になる。なお、位置カウンタ6
4は電源のオンオフに関わらず駆動ステップ数を加算し
続けてもよい。
ら受け取った相対位置で示されるカット位置Cを絶対位
置で示されるカット位置ACに変換する計算をする。ま
た相対位置で示される折目位置Fを絶対位置で示される
折目位置AFに変換する計算をする。ここで、プリンタ
1に既に送られてきた印刷処理前のページについての印
刷データは受信バッファ(図示せず)に蓄積されてお
り、位置算出部65は受信バッファに蓄積された印刷デ
ータのコマンド情報に基づき、現在の印刷位置(ヘッド
位置)を基準にしたカット位置Cや折目位置Fの相対位
置は認識できている。そして現在の印刷位置(絶対位
置)Ppre が位置カウンタ64のカウント値から知るこ
とができることから、カット位置Cや折目位置Fの絶対
位置AC,AFを算出することができる。
想ライン位置AC,AFを個別に管理するのではなく、
仮想ライン位置は全てヘッド位置の値(絶対位置)に換
算して管理している。すなわち、用紙5上の仮想カット
ラインとカッタ16とが丁度一致するときの現在印刷位
置(絶対位置)Ppre の値をカット位置Pとし、用紙5
上の仮想折目ラインと折り器15とが丁度一致するとき
の現在印刷位置(絶対位置)Ppre の値を折目位置Pと
している。つまり全ての仮想ライン位置は現在印刷位置
換算値Pn (但しn=1,2,…,Kで、P1<P2<…<P
K) で管理している。すなわち、カット位置は実際の仮
想カットライン位置ACよりも印刷ヘッド10とカッタ
16間の距離(カウンタ値相当)Sc 分大きな値Pn(
=AC−Sc )で管理され、折目位置は実際の仮想折目
ライン位置AFよりも印刷ヘッド10と折り器15間の
距離(カウンタ値相当)Sf 分大きな値Pn( =AF−
Sf)で管理されている。ここで、印刷ヘッド10の記
録位置とカッタ16間の距離に相当するカウント値Sc
と、印刷ヘッド10の記録位置と折り器15間の距離に
相当するカウント値Sfは、メモリ(記憶手段)に記憶
されており、この値Sc,Sfを用いて値AC,AFをそ
れぞれPn( =AC−Sc )、Pn( =AF−Sf )に
変換する。また、Pnの添字「n」は、処理前の加工位置
について小さい方から順に付される番号である。
加工内容までは区別しておらず、現在位置基準で次にく
るカット位置または折目位置を単に加工位置P1として
管理し、さらにその次にくるカット位置または折目位置
を単に加工位置P2として管理している。また、2つの
加工位置P1,P2が等しい(P1=P2)ときは、用
紙5上の仮想カットラインがカッタ16に一致し、かつ
用紙5上の実際の仮想折目ラインが折り器15に一致す
る用紙位置にあるときである。そして、加工位置P1,
P2で行うべき加工の種類(カット動作か折目付け動作
か)は、カットコマンドまたは折目コマンドに基づき別
途判断する。位置算出部65は、算出された加工位置P
n と、それに対応する加工内容(カット動作または折目
付け動作)のデータとを位置記憶部66に記憶する。位
置記憶部66には、これから実行される加工についての
全ての加工位置Pn と、それぞれに対応する加工内容を
判断するために使う参照テーブルが記憶される。
加工制御用プログラムを記憶している。図5にフローチ
ャートで示す紙送り加工制御ルーチンは、印刷された用
紙5の紙送り制御と、用紙の加工位置に加工を施す加工
制御とを行うためのものである。紙送加工制御部67
は、印刷実行部63が次回の紙送りを指令するのに先立
ち、このルーチンを実行することで、紙送り制御と加工
制御のスケジュールを立てる。
いて説明する。紙送加工制御部67は、このルーチン開
始前に予め現在位置(絶対位置)Ppre 、要求紙送り量
Sreq 、2つの加工位置P1,P2を読み込む。要求紙
送り量Sreq はコマンド解析部61から送られて管理し
ていたものを使用する。
では、位置Psc=Ppre +Sreq を計算する。つまり現
在位置Ppre から要求紙送り量Sreq の紙送りをしたと
きの絶対位置Pscを算出する。
を判断する。Psc<P1が成立すれば、要求紙送り量S
req の紙送りをしても次の加工位置P1が対応する加工
器に到達することはないので、S120に進んで、紙送
りSreq を実行する。一方、Psc<P1が不成立のとき
はS30に進む。
を判断する。Psc=P1が成立すれば、要求紙送り量S
req の紙送りをしたときに、丁度、加工位置P1が対応
する加工器に到達することになるので、この場合はS7
0に進む。一方、Psc=P1が不成立のとき、つまりP
sc>P1であるときには、要求紙送り量Sreq の紙送り
をしてしまうと、加工位置P1が対応する加工器を過ぎ
てしまうため、この場合はS40に進む。
なわち、SA =P1−Ppre 、SB=Sreq −SB を計
算し、要求紙送り量Sreq をSA とSB に分割する。S
50では、SA を要求紙送り量Sreq とする。
(Sreq )とする。S70では、P1=P2であるか否
かを判断する。つまり仮想カットラインと仮想折目ライ
ンの両方がそれぞれ対応する加工器15,16に到達す
るかどうかを判断する。P1=P2が成立すればS80
に進む。一方、P1=P2が不成立のときはS90に進
む。
ト動作と折目付動作をスケジュールする。S90では、
P1での処理はカット動作か否かを判断する。P1での
処理がカット動作であればS100に進み、一方、P1
での処理がカット動作でなければS110に進む。
ット動作をスケジュールする。S110では、紙送りの
次の処理として折目付動作をスケジュールする。S12
0では、紙送り量Sreq を実行する。つまり加工位置P
1が対応する加工器に到達しないときと、加工位置P1
が対応する加工器に丁度到達するときは要求されたその
ままの紙送り量Sreq の紙送りを実行する。また要求さ
れた紙送り量Sreq の紙送りをすると加工位置P1が対
応する加工器を過ぎる場合は、要求紙送り量Sreq を分
割したSA を新たな要求紙送り量Sreq (=SA )とし
てその分だけ紙送りを実行する。なお、S60において
要求紙送り量Sreq を分割した残りの紙送り量SB を次
回の要求紙送り量(Sreq )と設定した場合は、次回の
このルーチンを実行するときには、S60で設定した要
求紙送り量Sreq (=SB )が使用される。そして残り
の紙送り量Sreq (=SB )の紙送りをするときにも、
次の加工位置P1が対応する加工器に到達するか、加工
器を過ぎるかなどの判定がなされて、必要であればさら
に残りの紙送り量Sreq (=SB )も分割される。
の紙送り・加工動作について図6を用いて説明する。な
お、用紙5上に付されたハッチング領域は印刷領域であ
る。図6(a)の状態に用紙5が位置するときに紙送り
量Sreq の紙送り要求があったとする。この際、そのま
ま要求紙送り量Sreq の紙送りをすると、用紙上の仮想
カットライン位置(▼位置)がカッタ16を過ぎてしま
うので(カット位置P1がヘッド位置を過ぎてしまうの
で)、要求紙送り量Sreq をSA とSB に分割する。紙
送り量SA は加工位置P1が現在位置Ppre にくるまで
の値、すなわちSA =P1−Ppre とする。そして要求
紙送り量Sreq からこのSAを差し引いた残りの紙送り
量SB (=Sreq −SA )を、次回の要求紙送り量Sre
q とする。
り量SA だけ用紙5を送り出す。すると、用紙上の仮想
カットライン位置(▼位置)がカッタ16に丁度到達す
る。そして、用紙5が停止した状態でカッタ用モータ2
4を駆動させることによりカッタ16を作動させて用紙
5を仮想カットラインで切断する。
切断後、紙送りモータ22を駆動させて残りの紙送り量
SB だけ用紙5を送り出す。その結果、初期の要求紙送
り量Sreq の紙送りが完了する。また、残りの紙送り量
SB は次回の要求紙送り量Sreq とされるので、この残
りの紙送りがなされる前にも、その残りの紙送り量SB
の紙送りがなされたときに次の加工位置P1が、仮想カ
ットラインが対応する加工器を過ぎる値か否かが同様に
判断される。そしてその対応する加工器を過ぎる場合に
は残りの紙送り量SB がさらに2つに分割される。そし
てさらに分割した紙送り量の紙送りがなされた後、加工
器が作動されて、用紙5上の所定の仮想ラインに加工が
施される。従って、要求紙送り量Sreq の紙送りがなさ
れる過程で複数の仮想ラインが各々対応する加工器を過
ぎるときには、要求紙送り量Sreq を分割して少しずつ
紙送りがなされながら用紙の複数箇所の仮想ラインに加
工が施される。また2つの加工位置P1,P2が同じ値
であるときには、同じ用紙5の位置で折り器15とカッ
タ16が作動される。このとき折り器15とカッタ16
はほぼ同時に作動される。もちろん両加工器15,16
の作動タイミングは、一つずつ順番に作動させてもよ
い。
があれば、紙送加工制御部67は、印刷が終了したと判
断する。そして、用紙5を最終の仮想カットライン(最
終加工位置)で切断できるように要求紙送り量Sreq を
設定する。つまり、最終カットラインとカッタ16間の
距離、すなわち最終カット位置Pend がヘッド位置に到
達するまでの距離に等しいカウンタ値相当のステップ値
が要求紙送り量Sreqとして設定される。なお、最終加
工位置は、最終ページの末端位置に設定することもでき
る。
5の紙送り加工制御ルーチンが実行される。このため、
最終切断するために用紙5を送り出すときには、印刷ヘ
ッド10とカッタ16との間の用紙5上に加工すべき仮
想ラインが残っていれば、この印刷終了後に用紙5が送
り出される過程で途中で一時停止しながら用紙5に加工
が施される。そして最後に最終仮想カットラインで用紙
5が切断される。この最終切断の後、紙送りモータ22
が紙送り方向に駆動され、切断された用紙の排出を用紙
センサ(図示せず)が検知した後、紙送りモータ22が
逆転駆動されて用紙5はその先端部が紙送りローラ7に
把持される状態まで戻される。そして次の印刷データが
転送されてくるのを待つ。
は、印刷未領域の位置までマニュアル操作で紙送りを行
う。この紙ジャム時のマニュアル操作後においても、位
置記憶部66には加工位置Pn とそれぞれに対応する加
工内容のデータが残っているので、プリンタ1はこれら
の加工情報に基づいて再度印刷を再開する。
以下に示す効果が得られる。 (1)用紙5を紙送りする過程で用紙5に加工を施すこ
とができる。つまり、印刷された用紙5は、紙送り方向
に送り出されるだけで後戻りすることがなく切断や折目
付けの加工が施される。従って、プリンタ1に加工器1
5,16を搭載して用紙5に加工を施す構成としても印
刷時間のロスがさほどなく、しかも印刷面がローラ6,
7等を繰り返し通ることによる印刷面の擦れによる傷等
の心配もほとんどない。また加工を施す際に用紙5を後
戻りさせないことから、加工に要する印刷中断時間が比
較的短く済むので、印刷中断時間が長いときに危惧され
る印刷むら(色目変化のスジ)も起き難い。また用紙5
を一旦後戻りさせて加工後、再び紙送り方向へ送る方法
を採用した場合、紙送りモータ22の動力を駆動ローラ
7a,8aに伝達するギヤ機構を構成するギヤのバック
ラッシュ(遊び)により用紙5の位置が微妙にずれ、こ
れが印刷むらの原因になる。しかし、用紙5が後戻りし
ないことからギヤのバックラッシュに起因するこの種の
印刷むらも心配ない。
の紙送り量が長いときでも、その紙送り量が加工位置に
応じて分割されるので、必ず用紙上の仮想ラインが加工
器と一致する位置で用紙5を停止させることができる。
このため、1度の紙送り量が長いときにも用紙5を戻さ
ずに加工を施すことができる。このことから、加工を施
すための印刷停止時間を極力短くでき、例えば印刷中断
時間が長いことが原因で印刷中断箇所で色目が変わる不
具合が起き難い。
刷終了コマンドがあれば印刷終了と判断され、用紙5が
自動で送り出されて最終ページ末端(最終カット位置)
が自動で切断される。そして最終ページ末端で切断され
るだけでなく、その紙送り途中に加工器を通過すること
になる仮想ラインがあれば、途中で一時停止しながら用
紙5の仮想ラインに加工が施される。従って、印刷終了
後も全ての仮想ラインに漏れなく自動で加工が施され、
最終ページの末端も自動で切断される。このときも用紙
5が紙送り方向に後戻りすることなく送り出されながら
途中で一時停止して加工が施されるので、時間がかから
ずしかも印刷面に擦れによる傷等が発生し難い。
とカッタ16により、用紙5を紙送り方向に送り出す途
中で一時停止しながら順番に折目付け、切断の加工を施
す構成であるため、カット位置や折目位置のレイアウト
に依らず漏れなく加工を施すことができる。また折り器
15とカッタ16を備えることから、CDケース等に装
着される化粧紙を印刷する場合、その印刷された用紙5
がプリンタ1から排出されるときには、化粧紙の印刷と
折目付けと切断の全てが完了しているので、この種の印
刷製品の生産性が非常に高くなる。
ついて図7〜図9に基づいて説明する。この実施形態で
は、入力装置36から入力されたカット位置、折目位
置、ミシン目位置などの加工位置データを基にプリンタ
ドライバ33が紙送り量を計算する。そのため、プリン
タ側で紙送り量を分割する計算の必要がなく、印刷デー
タに付された紙送りコマンド通りの紙送り量で紙送りす
ればよい。また画面上で加工を施すべき仮想ライン位置
の入力設定操作を簡単にしている。
ロック図である。第1の実施形態と異なる部分は、プリ
ンタドライバ33が、加工位置データを基に紙送り量を
計算する紙送量算出部71を備える。コマンド生成部7
2は、紙送量算出部71により算出された紙送り量を基
に紙送りコマンドを生成する。そして、この紙送りコマ
ンドを付した印刷データがプリンタ1に送信(出力)さ
れる。プリンタ1側には第1の実施形態にあった位置算
出部65はない。
ウト位置設定部73は、設定画面表示データ記憶部74
に記憶された各種データを基に画面表示を制御し、入力
装置36を用いて画面上で加工位置データを設定変更す
るための支援を行う。このようにプリンタドライバ33
は、加工位置データの設定変更支援処理と、加工位置デ
ータから紙送りコマンドを生成する紙送りコマンド生成
処理を司る。
記憶された印刷制御プログラムとしてのプリンタドライ
バ用プログラムがホストコンピュータ31にインストー
ルされることにより構築される。レイアウト位置設定部
66は、図9にフローチャートで示す加工位置設定変更
支援プログラムを備える。
について図8,図9に基づいて説明する。なお、このプ
リンタ1には、折り器15とカッタ16との間に用紙5
にミシン目を施す図示しないミシン目加工器が配設され
ている。図8は設定画面75を示す。この設定画面75
では、カッタ、折れ目、ミシン目の設定が可能である。
これらの用紙上の仮想ライン位置の設定変更を支援する
プログラムの1つが、図9のフローチャートである。
5には、印刷単位としての1ページについて、ページ長
PL、トップマージンTM、ボトムマージンBM、カッ
ト位置C1,C2、折目位置F1,F2、ミシン目位置
M1,M2を入力装置36の操作によって入力指定する
ことが可能である。設定画面75には、カットボタン7
6、折目ボタン77、ミシン目ボタン78、表示線設定
ボタン79が用意されている。各ボタン76,77,7
8は、ページ画47上にカット位置(同図の黒三角の位
置マーク)、折目位置(同図の白三角の位置マーク)、
ミシン目位置(同図の白黒三角の位置マーク)を設定す
るためのものである。各ボタン76,77,78は操作
されると、対応する各位置マークと、位置マークに対応
する位置に線、すなわちカット線(同図実線)、折目線
(同図破線)、ミシン目線(同図一点鎖線)がそれぞれ
表示され、さらに対応する位置データの名称とともに入
力欄46が表示される。つまり入力欄46は、ボタン7
6,77,78を操作した数だけ自動で設定される。
種および線色を指定するためのものであり、ボタン7
6,77,78のうち1つを選択(有効)状態にして、
表示線設定ボタン79を操作すると、同図に示す表示線
選択画面80が表示される。この画面80上で線種と線
色を選択すると、カット、折目、ミシン目のうち選択さ
れたボタンに対応するものの表示線が選択した内容に設
定される。なお、印刷単位とは、レイアウトを設定する
単位である。
は位置マークをマウス(同図マウス矢印)で選択して位
置マークを上下にシフトできるようになっており、ライ
ンをシフトすると入力欄46にそのラインの位置に応じ
た各値を指定することができ、また入力欄46に数値を
入力すれば、それに対応する位置にラインがシフトす
る。これらの値PL.TM,BM,C1,C2,F1,
F2を全て入力した後にOKボタン48を操作すると、
これらのページデータPL,TM,BMおよび加工位置
データC1,C2,F1,F2はレイアウト位置受付部
42に受け付けられる。
て図9のフローチャートに従って説明する。まずS21
0〜S230の各処理は、カットボタン76、折目ボタ
ン77、ミシン目ボタン78のうちいずれかが選択され
たかを判断するための処理である。S210ではカット
選択かどうかを判断する。すなわちカットボタン76が
選択されたか否かを判断する。S220では折目選択か
どうかを判断する。すなわち折目ボタン77が選択され
たか否かを判断する。S230ではミシン目選択かどう
かを判断する。すなわちミシン目ボタン78が選択され
たか否かを判断する。各S210〜S230において該
当するボタンが選択されていないときには次のボタン選
択判断の処理に移り、該当するボタンが選択されている
ときにはS240に進む。つまり、3つのボタン76〜
78のうち1つが選択されるとS240に進む。
折目、ミシン目)のマークCM,FM,MMと指定線C
L,FL,MLを表示させる。例えばカットボタン76
が選択されたときには、マークCM(黒三角)と指定線
MLが表示される。このとき指定線CLは表示線設定ボ
タン79を選択して開かれた表示線選択画面80上で予
め設定された線種および線色で表示される。また、この
とき表示される指定線CMの位置は例えばデフォルト値
で必ずしもユーザの希望する位置とはなっていない。ユ
ーザは指定線をマウスを使って位置操作して希望する位
置を設定する。なお、図8では図示していないが、ペー
ジ画47には印刷画像も表示されるので、ユーザは印刷
画像を見ながら、適切なカット位置、折目位置、ミシン
目位置を設定できる。
移動させたか否かを判断する。マークを移動させていな
いときは、次の操作がなされるまでそのまま待機する。
ここでは、マウスによるマークの移動操作がなされたか
の判断処理のみ示しているが、その他の操作(他のボタ
ン選択操作など)がなされたときにもこの処理から抜け
るようになっている。マークの移動操作があったときに
は次のS260に進む。
と指定線を移動させる表示処理を行う。例えばマウスを
操作してマークを上方または下方へ移動させて位置調整
することによりそれに連動して指定線が一緒にシフト
し、ユーザの希望する位置に指定線が設定変更される。
(入力欄)46内に表示させる処理を実行する。この結
果、マウスで操作したマークに対応する入力欄46には
指定線の位置寸法を示す数値が表示されるので、この数
値をみながらユーザは指定線の位置調整を行うことがで
きる。例えば図8に示すようにカットボタン76が選択
された状態で、マウス(同図の矢印マークがそのポイン
タ)でマーク(黒三角マーク)を操作して指定線の位置
調整をすると、入力欄46には同図に示すように指定線
の位置寸法を示す数値(この例では「35」)が表示さ
れる。
76〜78の操作と、マウスによるマークの位置調整操
作とによって、ページ画47上にカット位置、折目位
置、ミシン目位置を設定することができる。なお、入力
欄46に入力表示された数値をキーボードを操作して変
更すると、その入力欄46に対応する位置マークおよび
指定線がその入力値の位置にシフトするようになってい
る。そして、カット位置、折目位置、ミシン目位置のう
ち希望するものを全て希望する位置に設定し終わると、
設定画面75上のOKボタン48を操作し、用紙上に加
工を施すべき各仮想ラインの位置を確定する。
データ、折目位置データ、ミシン目位置データ)および
その他のレイアウトデータ(トップマージンやボトムマ
ージン)はレイアウト位置設定部73から紙送量算出部
71に送られる。
刷データおよび各加工位置データを基に紙送り量を算出
する。すなわちプリンタドライバ33に設定された印刷
条件データから印刷時の紙送りピッチや改ページの紙送
り量などのデータが定まる。また、ラスタライズ処理部
40では印刷すべき画像中に余白部があればその余白部
は紙送りの対象とされる。紙送量算出部71は、印刷条
件データおよび印刷データから決まる紙送り量を、加工
を施すべき仮想ラインが対応する加工器と一致する状態
に停止するように適宜に分割処理し、これらの各種デー
タを基に紙送り量を算出する。ページ画47における各
位置データTM,BMCi,Fj,Mk(i,j,k=1,
2,…)および印刷画のラスタデータから決まる印刷位置
を基に、紙送り方向における印刷位置および加工位置で
用紙が停止されるように紙送り量を計算する。コマンド
生成部72は紙送量算出部71により求められた紙送り
量をコマンドにして紙送りコマンド(印刷データコマン
ド)を生成し、これをヘッダに付して印刷データを作成
する。すなわち、第1の実施形態の紙送りコマンドは、
用紙上の印刷位置を印刷ヘッド位置に停止させる紙送り
量を指示するものであった。これに対し、この実施形態
のプリンタドライバ33が生成する紙送りコマンドは、
用紙上の印刷位置を印刷ヘッド位置に停止させる紙送り
量と、用紙上の仮想ラインを加工器と一致する位置に停
止させる紙送り量とを指示する。
びミシン目加工器は、印刷ヘッド10の排出側にそれぞ
れ異なる距離離れた位置に配置されている。印刷ヘッド
10と各加工器15,16等との各距離をそれぞれ考慮
して、仮想ラインがそれと対応する加工器に一致した状
態(仮想ラインに加工を施し得る位置状態)で停止する
紙送りがなされ得る紙送り量が算出される。紙送りコマ
ンドは紙送り命令と紙送り量とを含む。
と共にその紙送り後に実行すべき処理を指示するコマン
ドも作成される。このコマンドには、加工のための紙送
り後にどの加工器のアクチュエータを作動させるかを指
令するコマンド(アクチュエータコマンド)が含まれて
いる。すなわち、カッタ位置データから決まる紙送りコ
マンドの次の指示としてカッタ作動コマンドが設定さ
れ、折目位置データから決まる紙送りコマンドの次の指
示として折器作動コマンドが設定される。さらにミシン
目位置データから決まる紙送りコマンドの次の指示とし
てミシン目加工作動コマンドが設定される。このミシン
目加工作動コマンドの指示に従って、加工実行部68は
ミシン目加工用モータ81をモータ駆動回路82を介し
て駆動制御する。なお、印刷データコマンドには、紙送
りコマンドの他、印刷制御をするために必要な各種コマ
ンドが含まれる。
コマンドが付された印刷データPDが、プリンタドライ
バ33からプリンタ1に転送される。プリンタ1内のコ
マンド解析部61は印刷データPDに付されたコマンド
を解析する。コマンド解析により得られた紙送り量と、
その紙送り後に作動されるべきアクチュエータの種類を
示す各データが位置算出部65に送られる。
preが、前記第1の実施形態と同様に、位置カウンタ6
4のカウント値から知ることができる。位置算出部65
は、位置カウンタ64のカウント値(現在印刷位置Ppr
e)と紙送り量Sreqとに基づいて、処理前のページにつ
いてのカット位置AC、折目位置AF、ミシン目位置A
Mを算出する。その算出した位置データAC,AF,A
Mは位置記憶部66に記憶される。位置記憶部66に記
憶された位置データは、アクチュエータを駆動するタイ
ミングを決めるために使用するものであり、前記第1の
実施形態のように紙送り量Sreqを分割変更するために
使用するものではない。
得られた紙送り量Sreqで紙送りするスケジュールを立
てるとともに、位置カウンタ64のカウント値が位置記
憶部66に記憶された位置データの値となったときに、
それと対応するアクチュエータを作動させるスケジュー
ルを立てる。
紙送りモータ22を駆動させるステップ数(紙送り量S
req)を指令する。紙送りモータ22が紙送り量Sreqだ
け駆動されることで用紙は紙送りされる。加工実行部6
8は、位置カウンタ64のカウント値が位置記憶部66
に記憶された位置データに一致すると、紙送りモータ2
2の停止確認後、その位置データに対応するアクチュエ
ータを駆動させる。すなわち、カウント値がカット位置
ACに一致するとモータ駆動回路54を介してカッタ用
モータ24が駆動され、用紙のカット動作が行われる。
また、カウント値が折目位置AFに一致するとモータ駆
動回路53を介して折器用モータ23が駆動され、用紙
5に折り目を付ける折目付け加工が行われる。さらにカ
ウント値がミシン目位置AMに一致するとモータ駆動回
路82を介してミシン目加工用モータ81が駆動され、
用紙5にミシン目を入れるミシン目加工が行われる。
態と同様の効果の他、次の効果が得られる。 (5)入力された加工位置データを基にホストコンピュ
ータ31内のプリンタドライバ33が加工位置で停止さ
せることを予め考慮して紙送り量を計算し、その紙送り
量をコマンドにした紙送りコマンドを付した印刷データ
PDを作成する。よって、プリンタ1は、紙送りコマン
ドに従って紙送り制御をするだけで、用紙5上の仮想ラ
インが加工器15,16等に一致する状態に用紙5を停
止させる紙送りをすることができる。このため、高い処
理能力を持つホストコンピュータ31内のCPUが紙送
り量を分割する計算処理を受け持つので、プリンタ1内
のCPU等に負担がかからない。
6を用いて加工位置データを入力する際、ボタン操作と
マウス操作による指定線の位置調整により簡単に加工位
置設定が可能なので、加工位置設定操作や設定変更操作
が簡単である。また指定線の線種および線色を加工内容
毎に異ならせて表示できるので、見分け易く、見易さの
点でも設定操作がし易い。
のような態様でも実施できる。 (変更例1) 第2の実施形態においては、印刷制御を
行う印刷実行部63と、加工器用アクチュエータを制御
する加工実行部68との2つに実行部に分けた構成とし
たが、1つの実行部にすることもできる。すなわち、1
つのCPUまたは1つのASICが印刷制御および加工
制御を実行するようにし、例えば1つのCPUおよびプ
ログラムにより、印刷・加工のためのスケジュールを立
てる紙送加工制御部67と、印刷・加工を実行する印刷
加工実行部とが構成される。その他の前記絶対位置カウ
ンタ64、位置算出部65および位置記憶部66は廃止
または当該制御に使用しない。この場合、プリンタドラ
イバ33が加工器用アクチュエータの作動命令をするた
めに生成したアクチュエータコマンドが、印刷データの
ヘッダに紙送りコマンドと共に付されている。紙送加工
制御部67は、コマンド解析部61のコマンド解析結果
を基に紙送り量Sreqの紙送り動作および加工器用アク
チュエータの作動のスケジュールを立てる。印刷加工実
行部は紙送加工制御部67が立てたスケジュールに従っ
て紙送りモータ22および加工器用アクチュエータ2
3,24,81を作動制御する。この構成によれば、紙
送り動作と加工器用アクチュエータの作動は、コマンド
に従って制御されるので、加工器用アクチュエータの作
動タイミングを決めるために加工位置を管理することが
不要になるので、プリンタ内のCPU等の一層の負担軽
減に寄与する。
加工器は、カッタと折り器に限定されない。印刷された
用紙にミシン目を入れるミシン目加工器を追加してもよ
い。もちろん、これら以外の加工器を設けてもよい。要
するに印刷された用紙に所定の加工を施す加工器であれ
ばよい。他の加工器であっても印刷された用紙にその紙
送り過程で効率よく加工を施すことができる。
たは3つの加工器を設けたが、1つの加工器を設けるだ
けでもよい。例えばカッタのみを設ける構成でもよい。
また折り器のみを設ける構成でもよい。さらにミシン目
加工器のみを設ける構成でもよい。これらいずれの構成
であっても、1つの加工器により印刷された用紙にその
紙送り過程で効率よく加工を施すことができる。
合、カッタと折り器の組み合わせに限定されない。例え
ばミシン目加工器とカッタの組み合わせでもよい。また
ミシン目加工器と折り器の組み合わせでもよい。さらに
カッタと折り器とミシン目加工器の3つ設けても構わな
い。これらいずれの構成であっても、印刷された用紙に
複数の加工器によりその紙送り過程で効率よく複数種の
加工を施すことができる。
りコマンドに加工のための紙送り量を始めから指定して
おき、その紙送りは印刷用ではなく加工器の作動用であ
る旨と、どの加工器(アクチュエータ)を作動せるかの
旨を指定するコマンドとしておく。そして、プリンタ側
ではそのコマンドの指示に従って紙送りモータおよび加
工器のアクチュエータを作動制御する印刷用紙加工制御
を採用することもできる。
64のカウント値(絶対位置)により印刷ヘッド位置で
管理して紙送り加工制御を行ったが、用紙の絶対位置を
管理する基準位置は印刷ヘッド位置以外のどの位置をと
ってもよい。また、加工器が1つであれば、加工位置と
して用紙上の仮想ラインの位置を用いて紙送り加工制御
を行ってもよい。
入力画面表示用データや加工位置データを受け付ける受
付処理用プログラム等は、プリンタドライバに備えられ
ていることに限定されない。アプリケーションプログラ
ムに設けられていても構わない。
ず、プリンタもロール紙対応型のものに限定されない。
用紙は長票でもよく、また長票を印刷できるプリンタで
あればよい。
て、前記実施形態と同様の紙送り加工制御を行ってもよ
い。この場合、アクチュエータはキャリッジモータとな
る。 (変更例10) 前記実施形態では、加工を施すときに
は印刷動作を一時的に停止したが、印刷動作と同時並列
的に加工器を作動させても構わない。
ストコンピュータ(PC)から受信した印刷データに基
づき印刷を行うプリンタ(印刷装置)に適用したが、ホ
ストコンピュータ(PC)を介さず単独で印刷できるい
わゆるスタンドアロン型のプリンタに本発明を適用する
こともできる。スタンドアロン型のプリンタ(印刷装
置)は読取装置を備え、読取装置のスロットに挿入され
たメモリカードから画像データを読み取る。この画像デ
ータを印刷データに変換する変換処理を行う画像処理部
と、該画像処理部で変換処理された印刷データに基づき
印刷処理を行う印刷処理部とを有する制御装置(例えば
CPUとASIC等)を本体に内蔵する。この場合、制
御装置には、前記各実施形態と同様の機能を有する制御
部50を備えるが、加工種類および加工位置などの加工
条件指定情報(加工種類指定情報と仮想ライン指定デー
タを含む)を、操作パネル上でユーザが入力設定できる
機能も兼ね備えている。スタンドアロン型プリンタの本
体に設けられた操作パネルには、例えば液晶表示部から
なる表示装置(表示手段)の表示画面(設定画面)と、
各種設定条件等を設定操作するための入力操作手段とし
ての操作部(操作スイッチ)とが設けられている。設定
画面では加工種類と仮想ライン位置の選択設定ができる
ようになっている。またスタンドアロン型プリンタは本
体にモニタ装置を備え、ユーザが設定画面で選択した印
刷画像がモニタ装置のモニタ画面にプレビュー表示され
る。前記第2の実施形態では、仮想ライン指定データを
ユーザがホストコンピュータ側で入力設定する構成であ
ったが、スタンドアロン型プリンタでは、その本体の操
作パネルを使ってユーザが設定画面を見ながら操作部を
操作することで仮想ライン指定データをプリンタに直接
入力設定できるように構成されている。加工位置につい
ては数値入力により微調整設定できるようになってお
り、その入力内容はモニタ画面の印刷画像上に反映さ
れ、加工位置は印刷画像上に例えば第2の実施形態と同
様な加工内容の種別を識別できる線種や線色のライン等
で描画される。メモリには設定画面表示用のメニューデ
ータ、およびモニタ表示用の描画処理データと描画処理
プログラムが記憶され、CPUが操作部からの入力デー
タに基づき設定プログラムを実行することにより、上記
表示処理および描画処理を含む設定処理が実行される。
ユーザが入力操作手段(入力装置35)から入力する加
工位置データ(仮想ラインデータ)から生成する方法に
限定されない。例えば、他の設定情報から制御部(CP
U)が、加工位置を判断して取得し、これを基に仮想ラ
イン指定データを生成する方法を採用することもでき
る。例えば設定用紙サイズの情報に基づき制御部が設定
用紙サイズで用紙がカットされる位置を仮想ライン指定
データとして判断し取得するようにする。この場合、設
定画面では用紙サイズを指定できるようになっており、
制御装置(CPU)は設定用紙サイズの情報に基づき設
定用紙サイズで用紙がカットされる位置を仮想ライン指
定データとして判断し取得するようにする。また設定画
面では印刷領域(例えばレイアウト情報等)を指定でき
るようになっており、制御装置(CPU)は指定された
印刷領域の情報に基づき印刷領域毎に用紙がカットされ
る位置を仮想ライン指定データとして判断し取得するよ
うにする。画像領域に応じて1カット(画像と画像の間
のカット位置が1箇所)する場合は、隣接する画像の境
界位置を仮想ライン指定データとし判断し取得する。2
カット(画像と画像の間のカット位置が余白を切り捨て
るために2箇所)する場合は、画像間の余白を除去でき
る二位置でカットするように仮想ライン指定データを判
断し取得する。さらに用紙サイズや印刷領域の情報はユ
ーザが直接指定した情報に限定されず、制御装置が用紙
サイズセンサの検出情報や画像指定領域などの他の情報
に基づき判断しても構わない。これらの構成によれば、
プリンタ側で自動で加工位置(仮想ライン位置)を認識
して適切な位置で用紙が加工される。よって、ユーザは
加工位置(仮想ライン位置)の入力操作をしなくて済
み、仮に自動で認識された加工位置が不適切な場合は、
不適切な位置のみ訂正の入力操作をすれば済むので、ユ
ーザの入力操作は軽減される。
を制御するためにカウンタ等により管理する仮想ライン
位置は、用紙上の絶対位置に限定されない。用紙上の相
対位置で仮想ライン位置を管理して加工器のアクチュエ
ータを制御する方法も採用できる。
的思想を、以下に記載する。 (1)印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用紙に印刷
を行う印刷手段と、用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から
下流へ搬送する搬送手段と、印刷ヘッドより下流の固定
位置で、用紙上の仮想ラインに対して加工を施す加工手
段と、用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に応じて
用紙を停止させた上で前記加工を行うよう前記印刷手段
と搬送手段と加工手段を制御する制御手段とを有する印
刷装置において、用紙上の任意の位置に仮想ラインを入
力設定する入力操作手段を備え、前記制御手段は、前記
入力操作手段からの仮想ラインデータに基づき用紙上の
仮想ラインの位置を取得するとともに、継続するデータ
を印刷すべく所定量の紙送りを実行する際、用紙上の仮
想ラインが加工手段の加工位置に達したところで用紙が
停止するよう搬送手段を制御し、前記継続するデータの
印刷を留保した上で、該用紙上の仮想ラインで用紙に加
工を施すよう加工手段を制御することを特徴とする印刷
装置。
記仮想ラインの設定画面を表示させる表示手段を備え、
前記入力操作手段の操作により前記設定画面上で選択入
力された仮想ラインデータに基づいて用紙上の仮想ライ
ンの位置を取得することを特徴とする印刷装置。
憶媒体から画像データを読み取る読取手段と、前記画像
データに基づく印刷画像を画面に表示する表示手段と、
前記画面において前記入力操作手段により指定された仮
想ラインと対応する印刷画像上の位置に仮想ラインを描
画する描画手段とを備えたことを特徴とする印刷装置。
載の発明によれば、印刷された用紙は紙送り方向に送り
出される過程で切断や折目付けなどの所定の加工が施さ
れ、用紙の後戻りを伴わないため、印刷された用紙に切
断、折目付けなどの所定の加工を効率よく施すことがで
きる。
印刷された用紙に所定の加工を施す自動化を図るうえで
必要となる用紙上の仮想ラインの位置設定作業を支援す
ることができる。
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
モータ) 23…アクチュエータとしての折目用モータ 24…アクチュエータとしてのカット用モータ 31…ホストコンピュータ 33…プリンタドライバ(ドライバプログラム) 35…表示手段としての表示装置 36…加工位置指定手段および入力操作手段としての入
力装置 37…印刷手段を構成する解像度変換部 38…印刷手段を構成する色変換処理部 39…印刷手段を構成するハーフトーン処理部 40…印刷手段を構成するラスタライズ処理部 41…コマンド付与手段としてのコマンド生成部 42…印刷制御手段および加工位置指定手段を構成する
レイアウト位置受付部 43,74…設定画面表示データ記憶部 45…入力画面(設定画面) 52,53,54…制御手段を構成するモータ駆動回路 61…コマンド解析部 63…制御手段を構成する印刷実行部 64…絶対位置カウンタ 65…位置算出部 66…位置記憶部 67…制御手段を構成する紙送加工制御部68…制御手
段を構成する加工実行部 71…紙送量算出部 72…コマンド生成部 73…加工位置指定手段を構成するレイアウト位置設定
部 75…入力画面(設定画面) 81…ミシン目加工用モータ
Claims (15)
- 【請求項1】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用紙
に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、 用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に応じて用紙を
停止させた上で前記加工を行うよう前記印刷手段と搬送
手段と加工手段を制御する制御手段と、を有する印刷装
置において、 該制御手段は、継続するデータを印刷すべく所定量の紙
送りを実行する際、用紙上の仮想ラインが加工手段の加
工位置に達したところで用紙が停止するよう搬送手段を
制御し、前記継続するデータの印刷を留保した上で、該
用紙上の仮想ラインで用紙に加工を施すよう加工手段を
制御することを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】前記制御手段は、継続するデータを印刷す
べく前記所定量の紙送りを実行する場合、用紙上の仮想
ラインが、加工手段の加工位置を越えるか否か判断し、
越えると判断した場合、用紙上の仮想ラインが加工手段
の加工位置に達したところで用紙が停止するよう当該所
定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り量に分割
する演算処理を行った上で、当該第1の紙送り量の用紙
搬送を当該第2の紙送り量の用紙搬送に先んじて実行す
ることにより、その仮想ラインが前記加工位置に達した
ところで用紙を停止せしめることを特徴とする請求項1
に記載の印刷装置。 - 【請求項3】前記制御手段は、前記加工手段が用紙上の
仮想ラインで用紙に加工を施した後、前記第2の紙送り
量の用紙搬送を搬送手段に実行させ、その上で前記継続
するデータの印刷を再開することを特徴とする請求項2
に記載の印刷装置。 - 【請求項4】前記用紙上の仮想ラインは、設定用紙サイ
ズまたは用紙上の印刷領域またはユーザ指定を基に得ら
れることを特徴とする請求項1から3いずれか1つに記
載の印刷装置。 - 【請求項5】前記加工とは用紙を切断すること、又は用
紙に折り目を付けること、または用紙にミシン目をつけ
ることのいずれかである請求項1から3いずれか1つに
記載の印刷装置。 - 【請求項6】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用紙
に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、を有する印刷装置に対
して、用紙搬送と印刷実行を交互に行わせ、必要に応じ
て用紙を停止させた上で前記加工を行わせるよう命令を
発行するドライバプログラムであって、 コンピュータに、 継続するデータを印刷すべく所定量の紙送りを実行させ
た場合、用紙上の仮想ラインが加工手段の加工位置を越
えるか否か判断する手順と、越えると判断した場合、用
紙上の仮想ラインが加工手段の加工位置に達したところ
で用紙が停止するよう前記所定量の紙送りを第1の紙送
り量と第2の紙送り量に分割する演算処理を行う手順
と、当該第1の紙送り量の用紙搬送を実行させる第1の
命令を先んじて発行する手順とを実行させるためのドラ
イバプログラム。 - 【請求項7】コンピュータに、加工手段に用紙上の仮想
ラインで用紙に加工を施させた後、搬送手段に前記第2
の紙送り量の用紙搬送を実行させるよう前記第1の命令
の発行後に第2の命令を発行する手順を実行させる請求
項6に記載のドライバプログラム。 - 【請求項8】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用紙
に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、 用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に応じて用紙を
停止させた上で前記加工を行うよう前記印刷手段と搬送
手段と加工手段を制御する制御手段とを有するホストコ
ンピュータと印刷装置からなる印刷システムにおいて、 該制御手段は、継続するデータを印刷すべく所定量の紙
送りを実行する際、用紙上の仮想ラインが、加工手段の
加工位置を越えるか否か判断し、 越えると判断した場合、用紙上の仮想ラインが加工手段
の加工位置に達したところで用紙が停止するよう前記所
定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り量に分割
した上で、まず第1の紙送り量による搬送を搬送手段に
実行させ、前記継続するデータの印刷を留保した上で、
用紙上の仮想ラインで用紙に加工を施すよう加工手段を
制御することを特徴とする印刷システム。 - 【請求項9】前記所定量の紙送りの分割処理は印刷装置
側で実行される請求項8に記載の印刷システム。 - 【請求項10】前記所定量の紙送りの分割処理はホスト
コンピュータ側で実行される請求項8に記載の印刷シス
テム。 - 【請求項11】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、 用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に応じて用紙を
停止させた上で前記加工を行うよう前記印刷手段と搬送
手段と加工手段を制御する制御手段とを有する印刷装置
の印刷方法であって、 継続するデータを印刷すべく所定量の紙送りを実行しよ
うとする際、用紙上の仮想ラインが、加工手段の加工位
置を越えるか否か判断する工程と、 越えると判断した場合、用紙上の仮想ラインが加工手段
の加工位置に達したところで一旦用紙が停止するよう前
記所定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り量に
分割する工程と、 第1の紙送り量による搬送を搬送手段に第2の紙送り量
による搬送に先んじて実行させる工程と、 前記継続するデータの印刷を留保した上で、加工手段に
用紙上の仮想ラインで用紙に加工を施させる工程と、を
有することを特徴とする印刷方法。 - 【請求項12】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、 用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に応じて用紙を
停止させた上で前記加工を行うよう前記印刷手段と搬送
手段と加工手段を制御する制御手段とを有する印刷装置
に対して命令を発行するドライバプログラムの処理方法
であって、 継続するデータを印刷させるべく前記所定量の紙送りを
前記搬送手段に実行させる場合、用紙上の仮想ライン
が、加工手段の加工位置を越えるか否か判断する工程
と、越えると判断した場合、用紙上の仮想ラインが加工
手段の加工位置に達したところで用紙が停止するよう所
定量の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り量に分割
する工程と、 当該第1の紙送り量で搬送を行う命令を、当該第2の紙
送り量で搬送を行う命令に先んじて印刷装置へ発行する
工程とを有することを特徴とする処理方法。 - 【請求項13】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、用紙搬送と印刷実行を
交互に行い、必要に応じて用紙を停止させた上で前記加
工を行うよう前記印刷手段と搬送手段と加工手段を制御
する制御手段とを有する印刷装置に対して命令を発行す
るドライバプログラムであって、 コンピュータに、 継続するデータを印刷させるべく所定量の紙送りを前記
搬送手段に実行させる場合、用紙上の仮想ラインが、加
工手段の加工位置を越えるか否か判断する手段と、越え
ると判断した場合、用紙上の仮想ラインが加工手段の加
工位置に達したところで用紙が停止するよう前記所定量
の紙送りを第1の紙送り量と第2の紙送り量に分割する
手段と、 当該第1の紙送り量で搬送を行う命令を、当該第2の紙
送り量で搬送を行う命令に先んじて印刷装置へ発行する
手段として機能させることを特徴とするドライバプログ
ラム。 - 【請求項14】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、 用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に応じて用紙を
停止させた上で前記加工を行うよう前記印刷手段と搬送
手段と加工手段を制御する制御手段とを有する印刷装置
において、 さらに前記用紙上の任意の位置を仮想ラインとして指定
できる加工位置指定手段を備えることを特徴とする印刷
装置。 - 【請求項15】印刷ヘッドとキャリッジの駆動により用
紙に印刷を行う印刷手段と、 用紙を印刷ヘッドを挟んで上流から下流へ搬送する搬送
手段と、 印刷ヘッドより下流の固定位置で、用紙上の仮想ライン
に対して加工を施す加工手段と、 用紙搬送と印刷実行を交互に行い、必要に応じて用紙を
停止させた上で前記加工を行うよう前記印刷手段と搬送
手段と加工手段を制御する制御手段とを有する印刷装置
において、 前記制御手段は前記用紙上の仮想ラインを、前記搬送手
段に与えられる用紙の搬送量の累積値で求まる用紙上の
論理的な位置で管理することを特徴とする印刷装置。
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JP2001-98743 | 2001-03-30 | ||
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JP2001-191601 | 2001-06-25 | ||
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