JP2003080365A - 電池の端子ケーブルの製造方法及びその製造装置 - Google Patents

電池の端子ケーブルの製造方法及びその製造装置

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JP2003080365A JP2001271365A JP2001271365A JP2003080365A JP 2003080365 A JP2003080365 A JP 2003080365A JP 2001271365 A JP2001271365 A JP 2001271365A JP 2001271365 A JP2001271365 A JP 2001271365A JP 2003080365 A JP2003080365 A JP 2003080365A
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terminal
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cup
heating
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Hiroshi Hirakawa
宏 平川
Takeo Fujii
武雄 藤井
Toshiki Takahashi
俊貴 高橋
Yoshiyuki Hoshino
佳之 星野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融させる半田の温度に基づいてカップ端子
の加熱を制御することにより、熟練を要することなくケ
ーブル1とカップ端子との接続を行うことができる電池
の端子ケーブルの製造方法及びその製造装置を提供す
る。 【解決手段】 カップ端子2のカップ凹部2b内に注入
した半田6の温度を熱電対8で検出し、この検出温度が
所定温度範囲内となるように加熱制御装置9で熱風ヒー
タ7のヒータ7aを制御することにより、カップ端子2
を加熱する加熱工程と、このカップ端子2のカップ凹部
2b内の半田6の温度が所定範囲内になると、導体1a
を露出させたケーブル1の端部をこのカップ凹部2b内
に挿入すると共に、熱風ヒータ7のヒータ7aによる加
熱を停止するケーブル接続工程と、このカップ端子2の
カップ凹部2b内へのケーブル1の端部の挿入後に、こ
のカップ凹部2bの開口部外周を内側に向けて圧迫する
ことにより、このケーブル1の端部をカップ端子2にカ
シメるカシメ工程とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉛蓄電池等の電池
の端子に接続する端子ケーブルの製造方法とその製造装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフト用の鉛蓄電池は、単電池
を複数個直列に接続して用いるのが一般的である。これ
らの単電池は、フォークリフトに装着する金属枠の中に
並べて収納した後に、上部で各単電池の端子間を端子ケ
ーブルを介して直列に接続する。端子ケーブルは、図2
に示すケーブル1の端部にカップ端子2を接続固定した
ものである。ケーブル1は、導体1aをゴムシース1b
で覆ったキャブタイヤケーブルからなる。カップ端子2
は、鉛合金製の端子接続部材であり、貫通するテーパ孔
2aの側方に、このテーパ孔2aの軸方向に対して90
°の捩れ方向に穿設されたカップ凹部2bが設けられて
いる。テーパ孔2aは、単電池3の電池端子3aのテー
パ軸にテーパ同士が嵌合する貫通孔であり、この電池端
子3aのテーパ軸に嵌合後にバーナによって溶接される
ことになる。カップ凹部2bは、ケーブル1のゴムシー
ス1bの外径が嵌合する大きさの内径を有する有底の穴
であり、この穴の底と周囲を覆う鉛合金がカップ状を成
している。
【0003】上記カップ端子2をケーブル1に接続する
従来の作業工程を説明する。カップ端子2は、図3に示
すような載置治具4に、カップ凹部2bが上向きに開口
するように載置されて、側方から下端部をバーナ5によ
って加熱されると共に、このカップ凹部2b内に溶融し
た半田6が注入される。また、ケーブル1は、この加熱
の間に、導体1aにフラックスをしみ込ませて溶融半田
槽に付け込むことにより、この導体1aの先端部に半田
をプリコートしておく。そして、カップ端子2のカップ
凹部2b内に注入された半田6を金属棒でかき混ぜて溶
融状態を確認し、適度な温度になったところでケーブル
1の端部をこのカップ凹部2b内に挿入し、導体1aの
先端部を溶融した半田6につけ込む。このようにケーブ
ル1の端部がカップ凹部2bに挿入されると、バーナ5
によるカップ端子2の加熱を停止し、このケーブル1を
手で保持した状態で半田6が冷却され凝固するまで暫く
待つ。そして、ケーブル1の導体1aとカップ端子2と
が半田6を介して接続固定されると、カップ凹部2bの
開口部の周囲の鉛合金を図示しないカシメ工具で内側に
向けて圧迫することにより、このカップ凹部2bの開口
部をケーブル1のゴムシース1bの表面に圧接させてカ
シメる。すると、ゴムシース1bがパッキンとなってカ
ップ凹部2bの内部が密閉され、ケーブル1の導体1a
が鉛蓄電池の電解液である硫酸に接触して腐食するよう
なことがなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
接続作業は、作業者が手作業で行っていたために、作業
性が悪いという問題があった。例えば半田6を適度な温
度まで加熱溶融させてケーブル1の先端部を挿入するタ
イミングは、作業者の経験と勘に頼っていたので、作業
に熟練を要することになる。また、カップ端子2を加熱
するバーナ5の炎の温度分布が高温部から低温部まで広
範であるために、このバーナ5の炎を常に移動させてお
かないと、カップ端子2の一部のみが過熱されて鉛合金
が一旦溶融再凝固することにより見栄えの悪い溶融跡が
残る場合もあった。
【0005】本発明は、かかる事情に対処するためにな
されたものであり、溶融させるロウ材の温度に基づいて
端子接続部材の加熱を制御することにより、熟練を要す
ることなくケーブルと端子接続部材との接続を行うこと
ができる電池の端子ケーブルの製造方法及びその製造装
置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の端子ケーブル
の製造方法は、端子接続部材に形成されたケーブル接続
用の凹部内に投入したロウ材の温度を温度検出手段で検
出し、この検出温度が所定温度範囲内となるように加熱
手段を制御することにより、端子接続部材を加熱する加
熱工程と、この端子接続部材の凹部内のロウ材の温度が
所定範囲内になると、導体を露出させたケーブルの端部
をこの凹部内に挿入すると共に、加熱手段による加熱を
停止するケーブル接続工程とを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項1の発明によれば、加熱工程でロウ
材の温度が所定範囲内となるように加熱手段が加熱する
ので、熟練した作業者でなくても、ケーブル接続工程に
おいてケーブルの端部をロウ材の最適な状態で端子接続
部材の凹部に挿入することができるようになる。
【0008】なお、ケーブル接続工程では、通常はケー
ブルの挿入後に加熱手段の加熱を停止させるが、これら
は同時であってもよいし、ケーブルの挿入前に加熱を停
止させることもできる。
【0009】請求項2の端子ケーブルの製造方法は、前
記ケーブル接続工程による端子接続部材の凹部内へのケ
ーブルの端部の挿入後に、この凹部の開口部外周を内側
に向けて圧迫することにより、このケーブルの端部を端
子接続部材にカシメるカシメ工程を設けたことを特徴と
する。
【0010】請求項2の発明によれば、ケーブルの端部
を挿入後に端子接続部材の凹部の開口部をカシメるの
で、この開口部がケーブルの外装を圧迫して凹部内を密
閉し、ケーブルの端部で露出する導体を保護することが
できるようになる。
【0011】なお、このカシメ工程では、通常はロウ材
が凝固してからケーブルの端部をカシメるが、凝固前に
カシメることもできる。
【0012】請求項3の電池の端子ケーブルの製造装置
は、ケーブル接続用に形成された凹部が上向きに開口す
るように端子接続部材を載置する載置治具と、この端子
接続部材の凹部に投入したロウ材の温度を検出する温度
検出手段と、この温度検出手段が検出した温度が所定温
度範囲内となるように端子接続部材を加熱する加熱手段
とを備えたことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明によれば、温度検出手段が
検出したロウ材の温度に基づいてこの温度が所定範囲内
となるように加熱手段が加熱を制御するので、熟練した
作業者でなくても、ロウ材が最適な温度状態で端子接続
部材の凹部にケーブルの端部を挿入することができるよ
うになる。
【0014】請求項4の電池の端子ケーブルの製造方法
及びその製造装置は、前記加熱手段が、ヒータによって
加熱した熱風を端子接続部材に吹き付けるものであるこ
とを特徴とする。
【0015】請求項4の発明によれば、ヒータで加熱さ
れた温風によって端子接続部材が均一に加熱されるの
で、この端子接続部材が部分的に過熱されるようなこと
がなくなり、ロウ材を効率よく所定温度範囲内まで加熱
することができるようになる。また、ヒータを切れば、
端子接続部材に冷風が吹き付けられるので、この端子接
続部材を速やかに冷却してロウ材を凝固させることがで
き、ケーブルとの接続固定を迅速に行うことができるよ
うになる。
【0016】請求項5の電池の端子ケーブルの製造方法
及びその製造装置は、前記端子接続部材が鉛合金製のも
のであり、前記ロウ材が半田であることを特徴とする。
【0017】請求項5の発明によれば、比較的溶融温度
の低い鉛合金製の端子接続部材を加熱して凹部内の半田
を溶融させるので、温度検出手段と加熱手段の温度制御
によって確実に半田だけを最適な温度に溶融させること
ができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態を示すものであ
って、図1は鉛蓄電池の端子ケーブルの製造装置を示す
縦断面図である。なお、図2〜図3に示した従来例と同
様の機能を有する構成部材には同じ番号を付記する。
【0020】本実施形態は、図2に示した従来例と同様
に、フォークリフト用の鉛蓄電池の単電池3の電池端子
3a間を接続する端子ケーブルの製造方法と製造装置に
ついて説明する。この端子ケーブルのケーブル1とカッ
プ端子2の構成は、従来例と全く同じである。
【0021】上記カップ端子2をケーブル1に接続する
には、図1に示すように、まずこのカップ端子2を載置
治具4に載置する。この際、カップ端子2は、カップ凹
部2bが上向きに開口するように載置治具4上に載置さ
れる。載置治具4は、載置したカップ端子2のカップ凹
部2bの下方が開口していて、この開口部のさらに下方
に熱風ヒータ7が配置されている。熱風ヒータ7は、送
風筒の内部にヒータ7aを配置したものであり、このヒ
ータ7aに通電して発熱させることにより送風を加熱
し、カップ端子2に下方から熱風を吹き付けて加熱する
ようになっている。
【0022】上記載置治具4に載置されたカップ端子2
のカップ凹部2bには、溶融した半田6が注入される。
この半田6は、通常は熱風ヒータ7によるカップ端子2
の加熱の開始後に注入されるが、加熱の開始前に注入す
ることもできる。また、この半田6は、凝固した状態の
ものを投入するようにしてもよい。このカップ端子2の
カップ凹部2bには、熱電対8も挿入される。熱電対8
は、異種の金属の接合部の温度差に応じて発生した起電
力を測定することにより温度の検出を行う温度センサで
ある。この熱電対8は、温度検出部を溶融した半田6内
に挿入することにより、この半田6の温度を検出するよ
うになっている。
【0023】上記熱風ヒータ7のヒータ7aは、加熱制
御装置9からの電力の供給を受けて発熱するようになっ
ている。また、熱電対8による半田6の検出温度は、こ
の加熱制御装置9に送られるようになっている。加熱制
御装置9は、半田6の検出温度に基づいて、ヒータ7a
に供給する電力を調整する制御装置である。即ち、半田
6の温度が溶融温度よりも十分に低い場合には、ヒータ
7aに大きな電力を供給し迅速な加熱を行うが、溶融温
度に近付くと電力を制限し、溶融温度を超えて所定の温
度範囲内になると、その範囲内で熱平衡を保って温度が
一定になるような小さな電力を供給する。また、この加
熱制御装置9は、半田6の温度が所定の温度範囲内に維
持されるようになると、ランプを点灯させて作業者に通
知するようになっている。
【0024】上記構成によれば、作業者は、載置治具4
にカップ端子2を載置して、このカップ端子2のカップ
凹部2bに半田6を注入すると共に熱電対8を挿入し、
加熱制御装置9を作動させれば、熱風ヒータ7がカップ
端子2を加熱することにより半田6を所定の温度範囲ま
で上昇させて、この温度範囲内に維持させることができ
る。また、この半田6の温度が所定の温度範囲内になっ
たことは、加熱制御装置9のランプの点灯によって知る
ことができる。作業者は、この加熱の間にケーブル1の
導体1aにフラックスをしみ込ませて溶融半田槽に付け
込むことにより、この導体1aの先端部に半田をプリコ
ートし、このケーブル1を図示しない保持治具にセット
する。保持治具は、導体1aをカップ端子2のカップ凹
部2bのすぐ上に下向きに配置して、ケーブル1を垂直
に把持する治具であり、レバー操作等によって把持した
ケーブル1を一定の距離だけ下降させることができるよ
うになっている。
【0025】上記作業者は、加熱制御装置9のランプが
点灯していることを確認して、把持治具のレバー操作等
を行うことにより、ケーブル1の端部をカップ端子2の
カップ凹部2bに挿入し、導体1aの先端部を半田6に
つけ込む。加熱制御装置9のランプが点灯していれば、
半田6の温度は常に所定の温度範囲内となるので、ラン
プの点灯直後であっても、点灯後ある程度の時間経過後
であっても、この半田6が最適な溶融状態でケーブル1
の接続を行うことができる。そして、加熱制御装置9を
操作してヒータ7aへの電力の供給を停止させる。する
と、熱風ヒータ7は、常温の冷風をカップ端子2に吹き
付けることになるので、カップ端子2が迅速に冷却され
て半田6が速やかに凝固する。また、この凝固するまで
の間のケーブル1は、把持治具によって確実に固定され
ている。従って、半田6が完全に凝固すると、ケーブル
1の導体1aがこの半田6を介してカップ端子2に確実
に接続固定されることになる。
【0026】上記のようにしてケーブル1の端部にカッ
プ端子2が接続固定されると、カップ凹部2bの開口部
の周囲の鉛合金を図示しないカシメ工具で内側に向けて
圧迫することにより、このカップ凹部2bの開口部をケ
ーブル1のゴムシース1bの表面に圧接させてカシメ
る。すると、ゴムシース1bがパッキンとなってカップ
凹部2bの内部を密閉し、ケーブル1の導体1aが外部
に露出するようなことがなくなる。従って、例えば鉛蓄
電池の単電池3から電解液である硫酸が漏液したような
場合にも、この硫酸がカップ端子2のカップ凹部2b内
に浸入して導体1aに接触しこれを腐食させるようなこ
とがなくなる。
【0027】以上説明したように、本実施形態の端子ケ
ーブルの製造方法と製造装置によれば、熱風ヒータ7が
カップ端子2のカップ凹部2b内の半田6の温度を所定
の範囲内になるように加熱するので、熟練した作業者で
なくても、半田6の最適な状態でケーブル1の端部をカ
ップ凹部2bに挿入することができ、この半田6による
確実な接続固定を行うことができるようになる。また、
カップ端子2は、熱風ヒータ7によって加熱されるの
で、炎の位置によって温度差が激しい従来のバーナ5に
比べて、吹き付けられる熱風の温度がほぼ一定であるた
め、均一な加熱を行うことができるようになる。しか
も、ヒータ7aの加熱を停止させて常温の冷風を吹き付
けるようにすることにより、この熱風ヒータ7を冷却装
置として用いることができるので、カップ端子2を速や
かに冷却して半田6の凝固を促進させ、作業時間の短縮
を図ることもできるようになる。さらに、比較的溶融温
度の低い鉛合金製のカップ端子2のカップ凹部2b内で
半田6だけを溶融させる場合には、この加熱を経験と勘
だけで行おうとすると非常な熟練が必要であるため、本
実施形態のような温度制御が特に有効なものとなる。
【0028】なお、上記実施形態では、熱電対8を用い
る場合について説明したが、カップ端子2のカップ凹部
2b内の半田6の温度を検出するものであればどのよう
な温度センサであってもよく、例えば温度に応じて抵抗
値が変化する素子や半田6からの放射熱を測定する装置
等のような任意のものを用いることができる。
【0029】また、上記実施形態では、半田6の温度が
所定範囲内になったことを加熱制御装置9のランプで知
らせる場合について説明したが、音を発したり温度表示
装置等を設けるようにすることもでき、十分な時間が経
過すれば確実に半田6は所定温度範囲内になっているた
め、特にこのような通知手段を用いることなく、作業の
流れでケーブル1の端部の挿入工程では常に最適な状態
になるようにすることもできる。
【0030】また、上記実施形態では、ケーブル1を把
持治具に把持する場合について説明したが、このケーブ
ル1は、従来のように作業者が手で持って端部をカップ
端子2のカップ凹部2bに挿入しそのまま動かさないよ
うにしてもよく、加熱制御装置9に連動して自動的にカ
ップ凹部2bに挿入するような把持装置を用いることも
できる。
【0031】また、上記実施形態では、ケーブル1の端
部をカップ端子2のカップ凹部2bに挿入した直後に熱
風ヒータ7のヒータ7aによる加熱を停止させたが、挿
入前に停止させることもできる。さらに、導体1aによ
り半田6の温度が低下する場合があるので、挿入後暫く
時間が経過してから加熱を停止させるようにしてもよ
い。
【0032】また、上記実施形態では、カップ端子2の
加熱に熱風ヒータ7を用いたが、このカップ端子2の加
熱手段はこれに限らず、例えばヒータのみで加熱した
り、電流によりカップ端子2自体を直接発熱させたり、
従来のバーナを火力が調整可能にしたものを用いるよう
にすることもできる。
【0033】また、上記実施形態では、カップ端子2に
おける単電池3の電池端子3aとの接続部分にテーパ孔
2aを設ける場合について説明したが、この接続部分の
構成は、電池端子の種類に応じて任意のものを用いるこ
とができる。
【0034】また、上記実施形態では、フォークリフト
用の鉛蓄電池について説明したが、ケーブルの端部に電
池端子との接続のための端子接続部材を接続固定する端
子ケーブルであれば、どのような種類の電池の端子ケー
ブルであっても同様に実施可能である。
【0035】また、上記実施形態では、ケーブル1とカ
ップ端子2の接続固定に半田6を用いる場合について説
明したが、他の任意のロウ材を用いることもできる。た
だし、鉛合金製のカップ端子2の場合には、この鉛合金
より溶融温度の低いロウ材を用いる必要があり、他の端
子接続部材の場合にも、これよりも溶融温度の低いロウ
材を用いる必要がある。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電池の端子ケーブルの製造方法及びその製造装置によ
れば、ロウ材の温度が所定範囲内となるように加熱され
るので、熟練した作業者でなくても、ロウ材の最適な温
度状態でケーブルの端部を端子接続部材の凹部に挿入し
て接続固定することができ、このケーブルと端子接続部
材との接続不良が発生するようなことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであって、鉛蓄
電池の端子ケーブルの製造装置を示す縦断面図である。
【図2】鉛蓄電池の単電池の電池端子に接続する端子ケ
ーブルを示す部分拡大斜視図である。
【図3】従来例を示すものであって、鉛蓄電池の端子ケ
ーブルの製造装置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 1a 導体 1b ゴムシース 2 カップ端子 2b カップ凹部 4 載置治具 6 半田 7 熱風ヒータ 7a ヒータ 8 熱電対 9 加熱制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 43/02 H01R 43/02 A H02G 1/14 H02G 1/14 C 15/02 15/02 Z // B23K 101:12 B23K 101:12 (72)発明者 高橋 俊貴 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町 1番地 日本電池株式会社内 (72)発明者 星野 佳之 京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町 1番地 日本電池株式会社内 Fターム(参考) 5E051 KA01 KA06 KB02 5E085 BB02 BB12 CC01 CC09 DD01 EE05 EE24 FF01 HH01 HH37 JJ06 JJ11 JJ25 5G355 AA03 BA01 BA08 CA06 CA15 5G375 AA02 CA02 CA12 CA13 CC07 DA36 EA17 5H022 AA01 BB01 BB06 BB28 CC10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子接続部材に形成されたケーブル接続
    用の凹部内に投入したロウ材の温度を温度検出手段で検
    出し、この検出温度が所定温度範囲内となるように加熱
    手段を制御することにより、端子接続部材を加熱する加
    熱工程と、 この端子接続部材の凹部内のロウ材の温度が所定範囲内
    になると、導体を露出させたケーブルの端部をこの凹部
    内に挿入すると共に、加熱手段による加熱を停止するケ
    ーブル接続工程とを備えたことを特徴とする電池の端子
    ケーブルの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル接続工程による端子接続部
    材の凹部内へのケーブルの端部の挿入後に、この凹部の
    開口部外周を内側に向けて圧迫することにより、このケ
    ーブルの端部を端子接続部材にカシメるカシメ工程を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の電池の端子ケー
    ブルの製造方法。
  3. 【請求項3】 ケーブル接続用に形成された凹部が上向
    きに開口するように端子接続部材を載置する載置治具
    と、この端子接続部材の凹部に投入したロウ材の温度を
    検出する温度検出手段と、この温度検出手段が検出した
    温度が所定温度範囲内となるように端子接続部材を加熱
    する加熱手段とを備えたことを特徴とする電池の端子ケ
    ーブルの製造装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段が、ヒータによって加熱し
    た熱風を端子接続部材に吹き付けるものであることを特
    徴とする請求項1、2又は3に記載の電池の端子ケーブ
    ルの製造方法又はその製造装置。
  5. 【請求項5】 前記端子接続部材が鉛合金製のものであ
    り、前記ロウ材が半田であることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4に記載の電池の端子ケーブルの製造方
    法又はその製造装置。
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