JP3010193U - コード状温度ヒューズ装置 - Google Patents

コード状温度ヒューズ装置

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JP3010193U
JP3010193U JP1994012681U JP1268194U JP3010193U JP 3010193 U JP3010193 U JP 3010193U JP 1994012681 U JP1994012681 U JP 1994012681U JP 1268194 U JP1268194 U JP 1268194U JP 3010193 U JP3010193 U JP 3010193U
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JP
Japan
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metal wire
fusible metal
cord
relay terminal
alloy
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Application number
JP1994012681U
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Inventor
之良 稲葉
周二 粂田
Original Assignee
ミクロン電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コード状温度ヒューズ装置における可溶金属
線と中継端子との接合の作業性および信頼性を高める。 【構成】 内部にフラックスを有し被覆チューブを被せ
た、特定の温度で溶融する可溶金属線5とコード2とを
中継端子20を介して接続する。中継端子20の可溶金属線
溶着部の周りに合金溜り部25を設け、可溶金属線溶着時
に、フラックスおよび盛り上げのために補充した合金の
流出を防ぐ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば給湯器の熱交換器部等に設置され、異常過熱による火災の発 生を防止するコード状温度ヒューズ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本考案者らは、先に、この種のコード状温度ヒューズ装置を提案した(例えば 、実願平6−1292号)。その概略を説明する。図2において、1は温度ヒュ ーズ本体部、2は温度ヒューズ本体部1の両端に接続されたコード、3はコネク タである。温度ヒューズ本体部1は、図3に示したように、全長にわたって内部 にフラックス4を有し、特定の温度で溶融する任意の長さの可溶金属線5と、図 4に示したように、この可溶金属線5を被覆する内装チューブ6と、さらに内装 チューブ6の外側を被覆する外装チューブ7とからなっている。8は可溶金属線 5の両端にそれぞれ一端が接続された中継端子であり、その中継端子8の他端に はコード2がそれぞれ接続されている。
【0003】 可溶金属線5は、例えば、溶融温度183度のSn63%−残Pbの共晶合金が用い られる。内装チューブ6と外装チューブ7は、例えばシリコーンワニスガラス編 組チューブが使用される。チューブが二重になっているのは、必要な機械的強度 を保持し、また外部からの湿気の浸入を防止するためである。
【0004】 可溶金属線5と中継端子8との接続は、まず、可溶金属線5の端部近傍が内装 チューブ6と共に圧着部8aで中継端子8に機械的に固定され、可溶金属線5の 先端が、それを構成する同種の合金の溶着(半田付け)により、溶着部9で接合さ れる。この溶着により、可溶金属線5の内部が密閉されるので、フラックス4の 流出がなく、また、酸化を防止することができる。一方、中継端子8とコード2 との接続は、コード2の端部近傍が圧着部8bで中継端子8に機械的に固定され ると共に、コードの芯線部が圧着部8cで圧着接合される。
【0005】 外装チューブ7は、中継端子8部からコード2の端部まで被せるように延設さ れ、端部付近でケーブルタイ10により固定される。また、外装チューブ7の先端 はコード2との間がシール剤11により封止され、湿気等の浸入が防止される。
【0006】 以上のように構成された従来例を、給湯器の熱交換器部等に実装するに際して は、温度検出面積に合わせて長さを設定し、コード状温度ヒューズ装置として組 み上げた後、温度検出面を均一に検温するように配置してテープ等で固定すれば よく、設計並びに設置作業が非常に楽になる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、可溶金属線5の先端を中継端子8に溶着する際、可溶金属線5 に充填されているフラックス4がコード2の圧着部8cの方へ流れ出したり、あ るいは、溶着部9での強度不足のためフラックス4の流出等が発生しないように 、溶着部9では同種の可溶金属を盛り上げるようにしているが、その溶融金属が 溶着部9内だけに収まらず、しばしば圧着部8cの方まで流れていき、そのため 、信頼性が低下するといった問題があった。
【0008】 本考案は、このような従来の問題点を解消しようとするもので、可溶金属線を 中継端子に接合する際に、フラックスや溶融金属が溶着部の外側へ流れ出すのを 防止するようにしたコード状温度ヒューズ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、中継端子の可溶金属線溶着部の周りに 、可溶金属線溶着時のフラックスの流出防止と可溶合金の盛り上げのための合金 溜り部を設けた構成とする。
【0010】
【作用】
上記構成によれば、中継端子の可溶金属線溶着部の周りに合金溜り部を設けて いるので、フラックスや盛り上げのための合金は、合金溜り部の外側へ流出する ことはなく、可溶金属線の溶着が確実になり、信頼性が向上する。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。図1は、本考案の一実施例を 示したもので、20は内装チューブ6が被覆された可溶金属線5とコード2とを接 続する中継端子である。21はコード2の端部近傍を固定する圧着部、22はコード 2の芯線部を圧着接合する圧着部、23は中継端子20の可溶金属線接続側に設けら れた被覆チューブ押え部、24は被覆チューブ押え部23と可溶金属線の溶着部との 間に設けられ溶融金属が内装チューブ6側へ流れ出すのを抑止する流れ抑止部で ある。また25は、中継端子20の可溶金属線溶着部の周りに設けられた可溶金属線 溶着時のフラックスの流出防止と可溶合金の盛り上げのための合金溜り部である 。
【0012】 そして、中継端子20に可溶金属線5を接合する際は、被覆チューブの端部を被 覆チューブ押え部23により固定し、さらに中継端子20の内面に接触して延びた状 態の可溶金属線5の一部を流れ抑止部24により固定し、先端を溶着部に位置させ る。溶着部の周りには合金溜り部25が形成されており、この内部で同種可溶合金 の盛り上げにより溶着される。
【0013】 以上のように構成された本実施例では、可溶金属線5の先端部が合金溜り部25 の中で同種可溶合金の盛り上げにより溶着されるので、可溶金属線5の溶融部か ら出たフラックスや盛り上げのために補充した合金は、合金溜り部25から外部へ 流れ出ることはなく、信頼性の高い溶着を得ることができる
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、中継端子の可溶金属線溶着部の周りに 合金溜り部を設け、その中で溶着するので、フラックスや盛り上げのための合金 が合金溜り部の外側へ流出することはなく、接合が確実で、合金盛り上げ状態も 均一になり、作業の容易さ、信頼性の向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す図である。
【図2】本考案に係るコード状温度ヒューズ装置の外観
図である。
【図3】可溶金属線の斜視図である。
【図4】従来例の要部の内部構造を示す図である。
【符号の説明】
1 … 温度ヒューズ本体部、 2 … コード、 5 … 可
溶金属線、 6 …内装チューブ、 20 … 中継端子、 23
… 被覆チューブ押え部、 24 … 流 れ抑止部、 25
… 合金溜り部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全長にわたって内部にフラックスを有
    し、特定の温度で溶融する任意の長さの可溶金属線に被
    覆チューブを被せ、前記可溶金属線の両端に中継端子を
    介してそれぞれコードを接続してなるコード状温度ヒュ
    ーズ装置において、前記中継端子の可溶金属線溶着部の
    周りに、可溶金属線溶着時のフラックスの流出防止と可
    溶合金の盛り上げのための合金溜り部を設けたことを特
    徴とするコード状温度ヒューズ装置。
JP1994012681U 1994-10-14 1994-10-14 コード状温度ヒューズ装置 Expired - Lifetime JP3010193U (ja)

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