JP2003080001A - 水分を含有する有機溶媒の精製方法。 - Google Patents

水分を含有する有機溶媒の精製方法。

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JP2003080001A JP2001279312A JP2001279312A JP2003080001A JP 2003080001 A JP2003080001 A JP 2003080001A JP 2001279312 A JP2001279312 A JP 2001279312A JP 2001279312 A JP2001279312 A JP 2001279312A JP 2003080001 A JP2003080001 A JP 2003080001A
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Masayuki Aono
正幸 青野
Koichiro Obara
功一郎 小原
Takuya Maeda
卓哉 前田
Naoki Furukawa
直樹 古川
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設備および運転コスト面で有利な有機溶媒精製
方法を提供する 【解決手段】水を含有する有機溶媒中から、バッチ蒸留
により水と有機溶媒を共沸組成で蒸留塔頂へ留出させた
後、蒸留塔頂からの溶媒回収配管内および/または凝縮
器内に付着する水を、気体(好ましくは露点−70℃以
下の窒素)を通気することにより除去し、ひき続いてバ
ッチ蒸留により蒸留塔頂から溶媒を回収すし、製後の溶
媒中の水分濃度を100重量ppm以下とすることを特
徴とする有機溶媒の精製方法により達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水分を含有する有
機溶媒の精製方法に関し、さらに詳しくは、有機溶媒中
に含有する水をバッチ蒸留により分離除去した後、蒸留
塔頂部から溶媒を回収する有機溶媒の精製方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】リビングカチオン重合反応は、重合溶媒
中に数100重量ppm程度の微少量の水分が存在して
いても重合の進行を阻害することから高度な溶媒精製技
術が要望され、重合溶媒をリサイクルして再使用するた
めには水の分離除去が不可欠である。リビングカチオン
重合反応の製造例として、イソブチレン系ブロック共重
合体の製造が挙げられ、イソブチレンを主成分とするカ
チオン重合性単量体とスチレンなどの芳香族ビニル系単
量体とのカチオン重合によって製造することができる。
たとえば、米国特許第4946899号明細書には、塩
化メチルとメチルシクロヘキサンを組み合わせた混合溶
媒中での製造方法が開示されている。また特公平7−5
9601号公報にも塩化メチレンとヘキサンからなる混
合溶媒中で、イソブチレン重合体とスチレン重合体から
なるイソブチレン系ブロック共重合体の製造方法が開示
されている。
【0003】有機溶媒の精製方法としてバッチ蒸留ある
いは連続蒸留が挙げられるが、設備コストの優位性から
小規模の蒸留精製に対してはバッチ蒸留が一般的に採用
される。しかしながら、イソブチレン系ブロック共重合
反応の重合溶媒をはじめ、水と相溶しない有機溶媒から
含有する水を除去しようとしても、バッチ蒸留で分離さ
れた水が蒸留工程内、具体的には、蒸留塔頂部に位置す
る溶媒回収配管内や蒸留凝縮器内に凝縮して付着、滞留
してしまうため、その状態で精製溶媒を蒸留塔頂部から
回収しても付着水の影響で水分を多く含んだ溶媒しか従
来の蒸留操作では回収できなかった。
【0004】これまで、水と相溶しない有機溶媒から水
およびその他の不純物を除去する方法としては、水を除
去するための蒸留塔と水以外の不純物を除去するための
蒸留塔といったように複数の蒸留塔において溶媒を蒸留
するか、あるいは、特開平11−349502公報や特
開2001―137601公報のように、ゼオライトな
どの脱水剤で予め水分除去し、脱水後の溶媒を蒸留する
ことで水以外の不純物を除去する方法しかなかった。し
かし、これら従来の方法は、複数の蒸留塔の設備コスト
が高い、あるいは、脱水剤コストおよびその再生コスト
が高いといった問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、設備
および運転コスト面で有利な有機溶媒からの水分除去方
法、精製方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機溶媒中に
含有する水をバッチ蒸留により分離除去した後、蒸留塔
頂部に位置する溶媒回収配管内および/または凝縮器内
に付着する水を、気体を通気することにより除去し、ひ
き続いてバッチ蒸留により蒸留塔頂部から溶媒を回収す
ることを特徴とする有機溶媒の精製方法である。
【0007】精製後の溶媒中の水分濃度としては100
重量ppm以下とすることが好ましい。また、通気する
気体は、露点−70℃以下の窒素であることが好まし
い。さらに、本発明においては溶媒回収配管以外の配管
を用いて、水および/または100重量ppm以上の水
を含有する溶媒を抜き出すことが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
尚、代表的な形態として、有機溶媒中に含有する水分が
100重量ppm以下であることが要求されるイソブチ
レン系ブロック共重合体の製造を例にして、以下に説明
する。
【0009】イソブチレン系ブロック共重合体の製造方
法の具体例としては、たとえば、イソブチレンを主成分
とする単量体成分を重合させてイソブチレン重合体を得
るイソブチレン重合反応、および、得られたイソブチレ
ン重合体に芳香族系ビニル単量体成分を共重合させてイ
ソブチレン系ブロック共重合体を得る共重合反応を行う
製造方法をあげることができる。
【0010】重合溶媒としては、炭素数3〜8の1級お
よび/または2級のモノハロゲン化炭化水素と脂肪族お
よび/または芳香族炭化水素から選ばれた単独溶媒また
は混合溶媒を用いることができる。
【0011】前記の炭素数3〜8の1級および/または
2級のモノハロゲン化炭化水素としては、たとえば、塩
化メチル、塩化メチレン、1−クロロブタン、クロロベ
ンゼンなどをあげることができる。また、脂肪族および
/または芳香族系炭化水素としては、たとえば、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサン、トルエ
ンなどをあげることができる。
【0012】前記重合溶媒は、得られる重合反応後の反
応液の粘度や除熱の容易さを考慮して、重合体の濃度が
5〜35重量%に相当する溶媒量を通常使用する。この
重合溶媒については、重合反応において消費されるもの
ではないので、重合溶媒を重合反応後の反応液から分離
回収して、再使用(リサイクル使用)できれば重合溶媒
の実質使用量は大幅に低減でき、工業的な観点からは非
常に有利となる。
【0013】ただし、イソブチレン系ブロック共重合体
の製造においては、重合溶媒中に数100重量ppm程
度の微少量の不純物が存在していても重合の進行を阻害
し、結果的に所望の重合体が得られない場合があること
から、重合溶媒を繰り返し用いるためには重合に対して
悪影響を及ぼさない程度まで不純物量を低減する必要が
ある。不純物としては、水分、未反応単量体、製造過程
における混入物質などが挙げられる。一般的には不純物
を除去し、溶媒を精製する方法として蒸留操作が選ばれ
る。
【0014】重合溶媒としては前記のハロゲン化炭化水
素、脂肪族および/または芳香族炭化水素が用いられる
が、これらは水とは相溶せず2液相を形成する。したが
って、不純物である水を蒸留塔頂から除去しようとして
も、凝縮器で凝縮した水が溶媒とは同伴されずに溶媒回
収配管内壁などに液滴状態で一部付着したまま残存して
しまう。その状態で、ひき続いて精製溶媒を回収しよう
としてもこの付着水が原因で水分含有量の少ない溶媒は
回収できない。
【0015】この水分付着の問題を解決すべく、バッチ
蒸留で塔頂に留出する水および/または100重量pp
m以上の水を含有する溶媒を、溶媒回収配管とは共用し
ない配管より抜き出すことで溶媒回収配管における水の
混入、水の付着をできる限り回避する。さらに、蒸留塔
底の溶媒中の水分が所定濃度(100重量ppm)未満
となった時点で、一旦リボイラーへのスチーム供給を停
止し蒸留塔頂からの溶媒抜き出しを中断し、この状態
で、気体を蒸留塔頂からの溶媒回収配管や凝縮器に通気
する。この操作を行うことで溶媒回収配管内や凝縮器内
に付着している水分を除去する。ここで、蒸留塔頂から
の溶媒回収配管とは、蒸留塔塔頂から凝縮器までを接続
する配管、および、凝縮器から精製溶媒を受け入れる受
け槽やタンクまでを接続する配管をいう。
【0016】上記気体としては、窒素、空気などが適用
可能であるが、安全性、取り扱い易さから、窒素が好適
である。気体の状態は、水分除去の効果の大きさから、
水分含有量の少ない、すなわち露点が低い方が好まし
い。露点−70℃以上の気体でも適用可能ではあるが、
露点−70℃以下であることがより好ましい。通気する
気体の温度条件としては、室温以上であれば問題ない
が、水分を吸湿させ配管や凝縮器を乾燥させるといった
意味合いから高い温度であることがより好ましい。ま
た、圧力条件としては、水分を追いだすという意味合い
から0.2MPa以上の高い圧力であることが好ましい
が、気体の供給能力や凝縮器の設計圧力などの制約条件
から供給圧力を設定する。
【0017】気体の通気時間は、付着水量と、気体の温
度や圧力条件によって異なるが、30分程度、長くても
60分以内で充分である。もし、溶媒回収を再開して精
製溶媒中の水分が多ければ、上記の気体の通気操作を繰
り返し行えばよい。前記の操作を行った後、高沸点不純
物を除去するためのバッチ蒸留操作を行えば、水分、そ
の他不純物濃度が100重量ppm以下まで低減された
重合溶媒を回収することが可能となる。
【0018】例として、重合溶媒として1−クロロブタ
ン(沸点79℃)とヘキサン(沸点69℃)を用いてイ
ソブチレン−スチレンブロック共重合体を製造する場合
の水、その他不純物を分離除去する操作を、図1を参照
しつつ具体的に説明する。重合反応後の反応溶液から重
合体を取り除いた溶媒混合液をバッチ蒸留塔1の塔底に
仕込み、リボイラー2にスチームを供給することでバッ
チ蒸留を開始し、塔頂部の精製溶媒回収配管4とは共用
しない水分除去専用配管5より低沸点不純物(水分(ヘ
キサンと共沸)など)を順次抜き出していく。塔底にて
低沸点不純物(水分)が所定濃度まで低減していること
が確認された時点で、一旦リボイラーへのスチーム供給
を停止し蒸留塔頂へ溶媒がたきあがらなくする。この状
態で、凝縮器3の手前から露点−70℃以下の窒素を凝
縮器や溶媒回収配管に通気し、付着している水分の追い
だし操作を行う。この窒素の通気時間は、付着水量によ
って異なるが、60分以内で充分である。その後、再び
リボイラーにスチームを供給することで蒸留を再開し、
蒸留塔頂部の精製溶媒回収配管より精製溶媒を回収す
る。高沸点不純物(未反応スチレンなど)が塔頂にて検
出された時点で蒸留を終了し、塔底より高沸点不純物を
払い出す。
【0019】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲において適宜変更実施可
能である。なお、実施例に先立ち、分析法などについて
説明する。
【0020】(溶媒の組成分析)溶媒の組成は、測定装
置として(株)島津製作所製 GC−17A(カラム:
キャピラリーカラムSUPELCOWAX−10)を使
用したガスクロマトグラフィーにより測定した。キャリ
アガスとしてヘリウムを用い、カラム入口圧力は100
kPaに設定した。分析する溶媒0.1μLを測定装置
に注入した。カラム初期温度は40℃、最終温度は20
0℃に設定した。検出器としてFID(水素炎イオン化
検出器)を使用した。
【0021】(溶媒中の水分定量)溶媒中の水分量は、
カールフィッシャー水分計(京都電子工業(株)製 M
K−AII)を使用して測定した。
【0022】(製造例1)4m3の攪拌槽に、1−クロ
ロブタン1672kg、ヘキサン879kg、イソブチ
レン309kg、p−ジクミルクロライド1.57k
g、およびジメチルアセトアミド1.18kgを仕込ん
だ。攪拌槽内を温度−70℃まで冷却し、四塩化チタン
43.3kgを加えて重合を開始し、75分間反応させ
た。ついでスチレン132kgを添加し、さらに90分
間反応を続けたのち、重合体溶液を大量の水と混合する
ことにより反応を停止させた。水相と分離した重合体溶
液を加熱して濃縮し、最終的にイソブチレン−スチレン
ブロック共重合体を得ると共に2500kg以上の溶媒
混合液を得た。溶媒混合液中には工程洗浄で使用したト
ルエン(重合体追い出しの洗浄効率は良いが、重合を阻
害する)が混入した。
【0023】(実施例1)製造例1記載の溶媒混合液の
精製を、図1に示す蒸留塔1(内径0.5m、理論段数
10段)を用いて実施した。溶媒混合液の不純物組成を
表1に示す。溶媒混合液を蒸留塔の塔底に仕込み、リボ
イラー2にスチームを供給することでバッチ蒸留を開始
し、塔頂部の水分除去専用配管5よりヘキサンとの共沸
組成で水を抜き出した。塔底をサンプリングし、溶媒中
の水分が70重量ppmとなった時点で、一旦リボイラ
ーへのスチーム供給を停止し蒸留塔頂からの溶媒抜き出
しを中断した。この状態で、凝縮器3の手前から露点−
72℃の窒素を凝縮器および精製溶媒回収配管4に約6
0分間通気し、付着している水分の追いだし操作を行っ
た。その後、再びリボイラーにスチームを供給すること
で蒸留を再開し、蒸留塔頂部の精製溶媒回収配管より精
製溶媒を回収した。1−クロロブタンとヘキサンの混合
溶媒回収率が89%となった時点で蒸留を終了し、塔底
より高沸点不純物を払い出した。回収した精製溶媒の不
純物組成を表1に示す。溶媒中の水分濃度、スチレン濃
度およびトルエン濃度はすべて100重量ppm以下で
あった。
【0024】(実施例2)製造例1記載の溶媒混合液の
精製を、実施例1と同様に、図1に示す蒸留塔1を用い
てバッチ蒸留を行い、塔頂よりヘキサンとの共沸組成で
水を抜き出した。塔底をサンプリングし、溶媒中の水分
が70重量ppmとなった時点で、塔頂からの溶媒抜き
出しを中断した。この状態で、露点−72℃の窒素(供
給圧力0.2MPa、25℃)を、実施例1とは異なり
約30分間通気し、付着している水分の追いだし操作を
行った。その後、蒸留を再開し、精製溶媒を回収した。
1−クロロブタンとヘキサンの混合溶媒回収率が84%
となった時点で蒸留を終了した。蒸留前後の溶媒の不純
物組成を表2に示す。溶媒中の水分濃度、スチレン濃度
およびトルエン濃度はすべて100重量ppm以下であ
った。
【0025】(比較例1)製造例1記載の溶媒混合液の
精製を、図1に示す蒸留塔1(内径0.5m、理論段数
10段)を用いて実施した。溶媒混合液を蒸留塔の塔底
に仕込み、バッチ蒸留を開始、塔頂よりヘキサンとの共
沸組成で水を抜き出した。塔底をサンプリングし、溶媒
中の水分が64重量ppmとなった時点で、塔頂からの
溶媒抜き出しラインを切り替え、精製溶媒を回収(従来
のバッチ蒸留操作)、1−クロロブタンとヘキサンの混
合溶媒回収率が85%となった時点で蒸留を終了し、塔
底より高沸点不純物を払い出した。
【0026】回収した精製溶媒の不純物組成を表3に示
す。スチレン濃度およびトルエン濃度は100重量pp
m以下であったが、水分濃度は100重量ppmをクリ
アできなかった。蒸留塔頂部の付着水分が溶媒回収時に
混入したことが原因と考えられた。水分を100重量p
pm以下まで低減するために、従来の技術であるゼオラ
イト脱水剤処理を行うことを想定した場合、脱水剤充填
塔の設備コストが余分に必要となるだけでなく、ゼオラ
イト費用(溶媒量2500kg処理換算)が余分に必要
であると試算された。
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】
【発明の効果】本発明の精製方法によれば、有機溶媒中
に含有する水分を100重量ppm以下まで低減するこ
とができる。さらに、本発明の精製方法によれば、バッ
チ1回蒸留で上記のことを達成できるため、設備および
運転コスト面でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における重合後の重合溶媒のバッチ蒸留
処理に用いる蒸留装置の一実施形態の概略図である。
【符号の説明】
1:蒸留塔 2:リボイラー 3:凝縮器 4:精製溶媒回収配管 5:水分除去専用配管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D076 AA12 AA22 BA09 BB03 DA25 FA02 FA13 FA31 HA03 JA03 4H006 AA02 AD11 AD12 BB31 EA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水を含有する有機溶媒中から、バッチ蒸留
    により水と有機溶媒を共沸組成で蒸留塔頂へ留出させた
    後、蒸留塔頂からの溶媒回収配管内および/または凝縮
    器内に付着する水を、気体を通気することにより除去
    し、ひき続いてバッチ蒸留により蒸留塔頂から溶媒を回
    収することを特徴とする有機溶媒の精製方法。
  2. 【請求項2】精製後の溶媒中の水分濃度を100重量p
    pm以下とすることを特徴とする請求項1記載の有機溶
    媒の精製方法。
  3. 【請求項3】気体が露点−70℃以下の窒素であること
    を特徴とする請求項1記載の有機溶媒の精製方法。
  4. 【請求項4】溶媒回収配管以外の配管を用いて、水およ
    び/または100重量ppm以上の水を含有する溶媒を
    抜き出すことを特徴とする請求項1記載の有機溶媒の精
    製方法。
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