JP2003076751A - クールコンテナの遠隔監視制御システム - Google Patents
クールコンテナの遠隔監視制御システムInfo
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Abstract
ールコンテナに異常等が発生してクールコンテナの稼働
が停止した場合でも、管理センター側からクールコンテ
ナの再稼働(再起動)を可能とする。 【解決手段】 制御装置12は、冷凍サイクル11の稼
働状況の異常を検出する検出機能を備えており、冷凍サ
イクル11の異常を検出した場合には、冷凍サイクル1
1の稼働を停止するとともに、その異常データをセンタ
ー装置2に送信する。そして、冷凍サイクル11の稼働
停止後、センター装置2または端末装置3または携帯情
報端末4から再稼働の指示信号が送信されてきた場合に
は、その指示信号に基づいて冷凍サイクル11を再稼働
させる。
Description
遠隔監視制御システムに係り、より詳細には、クールコ
ンテナに搭載された冷凍サイクルを制御する制御装置と
クールコンテナの各種データを収集管理するセンター装
置とが、各種通信回線を介してデータ通信可能に接続さ
れるとともに、センター装置とサービスセンターや営業
所等の各拠点に設置された端末装置または携帯情報端末
とが各種通信回線を介してデータ通信可能に接続された
構成のクールコンテナの遠隔監視制御システムに関す
る。
インターネットを通じて管理するシステムが種々提案さ
れている。
載の遠隔監視方法は、コンテナごとのIDコード、温度
情報、消費電力情報等の信号をコンテナごとに設けた光
発信器で送信し、その送信信号を車両に設置した光受信
器で受信し、受信した情報信号を車両に設置した車載メ
モリ機にメモリする。そして、異常信号の情報処理を行
うと共に、車両に設置した車載衛星通信端末機を介して
アンテナからコンテナ情報信号あるいは異常警報信号を
発信する。アンテナから発信された情報信号は、通信衛
星を経て地上基地局から物流管理センターのルートで伝
達される。または、車載メモリ機においてメモリした情
報を一定量記憶し、それをモデムと電話回線を介して物
流管理センターとの間で情報の送受信を行うようになっ
ている。
監視方法によれば、物流過程にあるコンテナを物流管理
センターにおいて集中管理することができ、異常が発生
した場合には、即座に対応することが可能である。
くまで物流過程にあるコンテナを監視するのみに留ま
り、異常が発生したからといって、そのコンテナの稼働
を停止する、または停止したコンテナを再び稼働させる
等の遠隔制御を行うことはできず、異常発生に対する対
応は、あくまで技術者等が現地に出向いて対応するしか
ないといった問題があった。
テナの監視は物流管理センターでのみ行うことが可能で
ある。そのため、常に物流監視センターに待機してコン
テナの監視を行う必要があり、監視担当者が外出してい
る場合には、コンテナに異常等が発生しても、その状況
を外出先の監視担当者が即座に把握することができない
といった問題があった。
テナの監視はコンテナ内に商材(荷物)が収納されてい
るときの監視であり、商材をコンテナから搬出した後の
監視、例えば空になったコンテナの管理は全く行ってい
ない。つまり、コンテナの効率的な利用については全く
考慮されていないといった問題があった。
れたもので、その目的は、管理センターのみならず、出
先においてもクールコンテナの監視が可能であり、クー
ルコンテナに異常等が発生してクールコンテナの稼働が
停止した場合でも、管理センター側からクールコンテナ
の再稼働(再起動)を行うことができ、さらに、輸送を
終了した空のクールコンテナの効率的利用を可能とした
クールコンテナの遠隔監視制御システムを提供すること
にある。
の遠隔監視制御システムは、クールコンテナに搭載され
た冷凍サイクルを制御する制御装置とクールコンテナの
各種データを収集管理するセンター装置とが、各種通信
回線を介してデータ通信可能に接続されるとともに、前
記センター装置と各拠点に設置された端末装置または携
帯情報端末とが各種通信回線を介してデータ通信可能に
接続された構成において、前記制御装置は、クールコン
テナの稼働状況データを蓄積する蓄積手段と、クールコ
ンテナの現在位置を測位する測位手段と、前記稼働状況
データおよび現在位置データを送信する送信手段とを備
え、前記センター装置は、前記送信手段から送信されて
くる稼働状況データおよび現在位置データを受信する受
信手段と、受信した稼働状況データおよび現在位置デー
タを蓄積する蓄積手段とを備え、前記端末装置または携
帯情報端末は、前記センター装置と通信を行うことによ
り、前記クールコンテナの各種データを検索可能に設け
られていることを特徴とする。
クールコンテナに搭載された冷凍サイクルの制御装置
は、クールコンテナの稼働状況データを蓄積手段に蓄積
し、クールコンテナの現在位置を測位手段により測位
し、これら稼働状況データおよび現在位置データを送信
手段によりセンター装置に送信する。センター装置は、
送信されてくる稼働状況データおよび現在位置データを
受信手段にて受信し、受信した稼働状況データおよび現
在位置データを蓄積手段に蓄積する。一方、サービスセ
ンターや営業所等の各拠点に設置された端末装置や携帯
情報端末は、センター装置と通信を行うことにより、ク
ールコンテナの各種データを随時検索可能となってい
る。これにより、サービスセンターの技術者(サービス
マン)や営業所の営業マンをはじめ、携帯情報端末を所
持する管理責任者も、輸送中のクールコンテナの状況を
随時把握することが可能となる。
制御システムによれば、通信回線として既存の通信網
(例えば、電話回線網や各種パケット通信網等)を使用
する。これにより、専用線のような新たな回線をひく必
要がなく、低コストでシステムを提供することができ
る。
制御システムによれば、制御装置は、冷凍サイクルの稼
働状況の異常を検出する検出手段をさらに備えており、
冷凍サイクルの異常を検出した場合には、冷凍サイクル
の稼働を停止するとともに、その異常データを送信手段
を介してセンター装置に送信することを特徴とする。
異常を検出した場合には、冷凍サイクルの稼働を即座に
停止するので、失火等の発生を未然に防止することがで
きる。また、異常データはセンター装置に送信されるの
で、センター装置においてそのクールコンテナの異常デ
ータの履歴管理を行うことができる。
制御システムによれば、制御装置は、各種指示信号を受
信する受信手段をさらに備えており、冷凍サイクルの稼
働停止後、センター装置または端末装置または携帯情報
端末から再稼働の指示信号が送信されてきた場合には、
その指示信号に基づいて冷凍サイクルを再稼働させるこ
とを特徴とする。
異常の発生により稼働を停止したクールコンテナを遠隔
操作によって再稼働させることができる。
制御システムによれば、センター装置は、制御装置から
送信されてきた異常データを端末装置または携帯情報端
末のいずれか一方または両方に送信することを特徴とす
る。
センター装置が設置されている管理センターに居なくて
も、例えば全国各地に点在しているサービスセンターや
営業所等の端末装置や、外出中の管理責任者の所持する
携帯情報端末に異常データが送信されるので、どのよう
な場所にいても、管理責任者はクールコンテナの異常発
生を即座に知ることができる。
制御システムによれば、センター装置は、クールコンテ
ナの過去の異常発生データおよび定期メンテナンスデー
タを蓄積手段に蓄積して管理するとともに、制御装置か
ら送信されてくる異常データを過去の異常発生データお
よび定期メンテナンスデータと照合し、その照合結果か
ら該当する異常原因を特定する異常原因特定手段をさら
に備えていることを特徴とする。
クールコンテナで発生した異常原因を特定することがで
きるので、例えば稼働を停止したクールコンテナを再稼
働させてもよいか否かを、この特定した異常原因によっ
て的確に判断することができる。例えば、異常原因が換
気口に紙片やビニール片等が吸着されたために、エンジ
ンルーム温度が上昇したような場合には、冷凍サイクル
の稼働を停止することによって、紙片やビニール片の吸
着が解消されるので、このような場合には、クールコン
テナを再起動しても安全であると判断できる。
制御システムによれば、センター装置は、クールコンテ
ナについての発着時間や輸送経路等の輸送管理データを
輸送管理サーバから取得する取得手段をさらに備えてお
り、端末装置または携帯情報端末は、センター装置と通
信を行うことにより、クールコンテナの輸送管理データ
を検索可能に設けられていることを特徴とする。
クールコンテナに異常が発生した場合、その異常が輸送
経路上のどの場所で発生したかを、測位データと輸送管
理データから正確に特定することができ、かつ、輸送管
理データによって、その後、どの経路を通過するかも分
かるので、そのクールコンテナの場所に最も近いサービ
スセンター等から技術者を派遣する場合に、クールコン
テナの輸送先に先回りして、到着するクールコンテナを
待ち構えることができ、即座に対応することができる。
また、異常を特定することにより、例えばどのような交
換部品が必要かもある程度分かるので、交換部品を用意
して、万全の体制で待ち構えることができる。
制御システムによれば、制御装置は、冷凍サイクルの稼
働停止操作が行われたときには、送信手段を介してその
稼働停止操作信号を前記センター装置に送信し、センタ
ー装置は、その稼働停止操作信号に基づいて、クールコ
ンテナの保管位置を特定するとともに、その保管位置で
のその後の停泊期間を随時演算により求め、端末装置ま
たは携帯情報端末は、センター装置と通信を行うことに
より、保管位置データおよび停泊期間データを検索可能
に設けられていることを特徴とする。
商材をクールコンテナから搬出した後の管理、例えば空
になったクールコンテナの管理を行うことができるの
で、クールコンテナの効率的な利用が可能となる。
て、図面を参照して説明する。
視制御システムの全体構成を示す説明図である。
ムは、クールコンテナ1に搭載された冷凍サイクル11
を制御する制御装置12と、クールコンテナ1の各種デ
ータを収集管理する管理センターに設置されたセンター
装置2とが、例えばパケット通信網N1を介してデータ
通信可能に接続され、センター装置2とサービスセンタ
ーや営業所等の各拠点に設置された端末装置3とが、同
じくパケット通信網N1を介してデータ通信可能に接続
されている。また、センター装置2および端末装置3と
PHSを含む携帯電話機等の携帯情報端末4とが、携帯
電話網(PHS電話網を含む)N2を介してデータ通信
可能に接続された構成となっている。
働状況データを蓄積するメモリ部13と、クールコンテ
ナ1の現在位置を計測するためのGPSアンテナ14a
を備えた受信装置14と、稼働状況データおよび現在位
置データを送信するとともに、各種指示信号を受信する
送受信部15とが接続されている。また、制御装置12
には、冷凍サイクル11の起動および起動停止を手動で
操作するための電源スイッチ16a等を備えたキー入力
部16が接続されている。
15から送信されてくる稼働状況データおよび現在位置
データを受信して管理するコンテナ管理サーバ21と、
各クールコンテナ1のメンテナンス履歴や異常の発生履
歴を管理するメンテナンス管理サーバ22とからなって
いる。また、コンテナ管理サーバ21は、クールコンテ
ナ1についての発着時間や輸送経路等の輸送管理を行う
輸送管理サーバ5に接続されており、輸送管理サーバ5
には、通運会社の端末装置6が接続された構成となって
いる。輸送管理サーバ5は、本実施形態では、JRの提
供している「FRENS」というコンピュータシステム
を利用している。
状況データを送受信部15を介してセンター装置2に送
信する他に、冷凍サイクル11の稼働状況の異常を検出
する機能を備えており、冷凍サイクル11の異常を検出
した場合には、冷凍サイクル11の稼働を停止するとと
もに、その異常データを送受信部15を介してセンター
装置2に送信する。また、制御装置12は、冷凍サイク
ル11の停止後、センター装置2や端末装置3および携
帯情報端末4から再稼働の指示信号が送信されてきた場
合には、その指示信号に基づいて冷凍サイクル11を再
稼働させるといった制御を行う。さらに、制御装置12
は、冷凍サイクル1の稼働停止操作が行われたとき(す
なわち、電源スイッチ16aがオフ操作されたとき)に
は、送受信部15を介してその稼働停止操作信号をセン
ター装置2に送信する、といった種々の制御を行う。
は、制御装置12から送信されてきた異常データを受信
すると、異常を知らせる情報を端末装置3または携帯情
報端末4のいずれか一方または両方に送信する。また、
コンテナ管理サーバ21は、必要に応じ、クールコンテ
ナ1についての発着時間や輸送経路等の輸送管理データ
を輸送管理サーバ5から取得する。さらに、コンテナ管
理サーバ21は、制御装置12から送信されてくる稼働
停止操作信号に基づいて、クールコンテナ1の保管位置
を特定するとともに、その保管位置でのその後の停泊期
間を演算により求め、これらのデータをコンテナ管理デ
ータベース21aに格納して保存する、といった種々の
処理を行う。
22は、クールコンテナ1の過去の異常発生データおよ
び定期メンテナンスデータをメンテナンス管理データベ
ース22aに蓄積して管理する。そして、制御装置12
から送信されてくる異常データと、メンテナンス管理デ
ータベース22aに蓄積されている過去の異常発生デー
タおよび定期メンテナンスデータとを照合し、その照合
結果から該当する異常原因を特定する、といった処理を
行う。
報(稼働状況データおよび現在位置データ)の処理、運
行ダイヤの検索、現在運転データの要求処理などを実行
する。また、送信されてきた異常データに基づくアラー
ム情報処理(アラーム自動発信、遠隔起動、停止等)の
処理も実行する。
ター装置2と通信を行うことにより、センター装置2で
管理されている種々のコンテナ情報(稼働状況データお
よび現在位置データ)の検索が可能となっている。ま
た、クールコンテナの輸送管理データや、保管位置デー
タおよび停泊期間データなども検索可能となっている。
らは、コンテナ番号、商材、設定温度、顧客などの営業
データが入力される。また、通運会社に設置される端末
装置6からは、コンテナ番号、発着ダイヤ、発着通運、
商材、客先、列車番号などが入力される。なお、通運会
社に設置される端末装置6においても、輸送管理サーバ
5にアクセスして輸送管理データの検索を行うことが可
能である。
る冷凍サイクル11は、発電機を電源とする一般的なも
のであり、圧縮器(コンプレッサ)、蒸発器(エバポレ
ータ)、蒸発器ファン、凝縮器、凝縮器ファン、デフロ
ストヒータ、空気清浄器、温度センサや圧力センサとい
った各種センサなどを備えているが、ここでは詳細な説
明を省略する。
視制御システムにおいて、任意のクールコンテナ1に冷
凍食品等の商材を積み込んで輸送する場合のセンター装
置2側での監視動作および制御動作と、クールコンテナ
1側での制御動作について、図2および図3に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。ただし、図2はクール
コンテナ1側の処理の流れを示すフローチャート、図3
はセンター装置2側の処理の流れを示すフローチャート
である。
源スイッチ16aがオンされて、冷凍サイクル11が稼
働すると、制御装置12は、受信装置14で受信したG
PS衛星からの電波によってクールコンテナ1の現在位
置(緯度、経度)を随時または定時的(例えば、30分
〜60分間隔)に測定し(ステップS1)、その位置情
報を記憶部13に記憶する(ステップS2)。また、制
御装置12は、各種センサによって計測された冷凍サイ
クル11の稼働状況データを定時的(例えば、30分〜
60分間隔)に収集し(ステップS3)、この定時計測
データを記憶部13に記憶する(ステップS4)。
に異常が発生したか否かを、定時データ記憶とは別に常
時判断するとともに(ステップS5)、目的地に到着し
たクールコンテナ1の運転停止操作が現地作業者によっ
て行われたか否か(ステップS6)、および一定時間
(例えば、稼働状況データを収集するタイミングと同じ
30分〜60分間隔)が経過したか否か(ステップS
7)をそれぞれ判断している。
(ステップS5でYesと判断された場合)には、制御
装置12は、発電機のエンジンを緊急停止し(ステップ
S8)、異常データをセンター装置2に送信する(ステ
ップS9)。
が目的地に到着し、現場作業者によってコンテナ1の稼
働停止操作が行われた場合(すなわち、正常に電源スイ
ッチ16aがオフされた場合)には、運転停止データ
(稼働停止操作信号)をセンター装置2に送信する(ス
テップS10)。
るたびに、収集した稼働状況データをセンター装置2に
送信する(ステップS11)。
発してから、目的の駅等に到着して荷物の積み替えが行
われるまで、上記の処理(ステップS1〜ステップS1
1)を繰り返すことになる。
理動作である。
くる各種データの受信待ち状態となっている(ステップ
S21)。この状態において、クールコンテナ1側から
任意のデータが送信されてくると、センター装置2側で
は、受信したデータの種別によって、その後の処理を分
岐する(ステップS22)。
ータである場合には、その異常データをコンテナ管理サ
ーバ21のコンテナ管理データベース21aに保存する
(ステップS23)。そして、保存した異常データに基
づき、再起動が可能か否かを判断する(ステップS2
4)。その結果、再起動可能であると判断した場合に
は、クールコンテナ1に対して再起動の指示信号を送信
する(ステップS25)。
に係わらず、受信した異常データに基づいて異常原因を
特定する(ステップS26)。
データが運転停止データ(稼働停止操作信号)である場
合には、その運転停止データをコンテナ管理データベー
ス21aに保存する(ステップS27)。そして後、セ
ンター装置2は、運転停止データ(稼働停止操作信号)
に基づいて、クールコンテナ1の保管位置を特定すると
ともに、その保管位置でのその後の停泊期間を演算によ
り求める(ステップS28)。この演算は、例えば1日
に1回行われる。また、センター装置2では、クールコ
ンテナ1の保管位置を図示しないモニタ画面に表示する
(ステップS29)。
データが定時計測データである場合には、この定時計測
データをコンテナ管理データベース21aに保存する
(ステップS30)。これにより、コンテナ管理データ
ベース21aには、定時計測データの履歴が保存される
ことになる。
が任意の駅等を出発してから、目的の駅等に到着して荷
物の積み替えを終了し、その後、次の使用に供されるま
で、上記の処理(ステップS21〜ステップS30)を
繰り返すことになる。
理動作である。
て、さらに具体的に説明する。
定時計測データの定時計測(稼働状況)項目の一例を示
している。
度センサによる外気温度、庫内温度、蒸発器温度、エン
ジン室温等の各項目、センサスイッチ(接点入力)によ
るコンプレッサ温度、冷媒圧力(高圧、低圧)、商用電
源接続の有無、エンジン油圧等の各項目、圧力センサに
よる冷媒圧力(高圧、低圧)の項目、アクチュエータ
(コンプレッサ、凝縮器ファン、蒸発器ファン、冷却フ
ァン、冷媒制御電磁弁、デフロストヒータ、セルスター
タモータ、エンジンガバナモータ、燃料供給ポンプ、空
気清浄器等)のオン、オフ状況等の各項目などがある。
この他にも、カレンダー(年月日、時刻)、コンテナ番
号、発電機電圧、バッテリ充電電圧、バッテリ電圧、エ
ンジン回転数、燃料残量、GPSデータ(緯度、経度)
などの各項目も定時計測項目となっている。なお、以上
は代表例であり、この他にも、必要に応じ、配線系統の
良/不良やアクチュエータの種々の温度も定時計測項目
とすることが可能である。
ター装置2側のコンテナ管理サーバ21のコンテナ管理
データベース21aにも随時保存されている。従って、
管理責任者やサービスマン、営業マンなども、端末装置
3や所持している携帯情報端末4から、センター装置2
にアクセスしてコンテナ管理データベース21aを検索
することにより、これらのデータを随時入手することが
できるようになっている。つまり、クールコンテナ1の
稼働状況やGPSデータに基づくクールコンテナ1の現
在位置を随時入手することができる。この場合、輸送管
理サーバ5から運行管理データも併せて取得すること
で、クールコンテナ1が輸送経路のどの場所にいるのか
(例えば、どの駅に一番近いのか等)といった情報や、
何時間後にはどの駅に到着するのかといった情報も入手
することができる。
このような冷凍サイクル11の定時計測項目による各計
測値に基づき、冷凍サイクル11の異常発生の有無を監
視している。
している。
は、エンジン始動10秒後より監視を開始し、油圧スイ
ッチが閉じている場合に異常発生と判定する。また、No
2のエンジン室温異常については、エンジン始動10秒
後より監視を開始し、エンジン室温が80℃以上の場合
には異常発生と判定する。本実施形態では、図5に示す
ように、このような異常内容が16項目に渡って設定さ
れている。
って異常発生と判定したときには、冷凍サイクル11の
稼働を停止する。すなわち、エンジンを緊急停止してコ
ンプレッサ(圧縮器)を停止する。
2は、異常発生と判定したときには、その判定結果を異
常データとしてセンター装置2に送信している。異常デ
ータは、例えば4桁ないし8桁のコード番号によって構
成されており、この異常データを受信したセンター装置
2のコンテナ管理サーバ21では、そのコード番号を図
5に示す「E01」〜「E16」の記号に変換して、図
示しないモニタ画面に表示する。例えば、「E01」は
エンジン油圧異常を表し、「E02」はエンジン室温異
常を表し、「E03」はコンプレッサ加熱異常を表して
いる。管理責任者は、この表示された記号によって、輸
送中のクールコンテナ1において、冷凍サイクル11の
どの部分に異常が発生したのかを、認識できるようにな
っている。
バ21は、異常データを受信したときには、端末装置3
または携帯情報端末4にこの異常データを送信する。こ
れにより、サービスセンターや営業所に設置された端末
装置3でも、クールコンテナ1に異常が発生したことを
即座に知ることができる。また、外出中の管理責任者
も、所持している携帯情報端末4によって、クールコン
テナ1に異常が発生したことを即座に知ることができ
る。
ーバ21は、受信した異常データ(異常判定結果)に基
づき、コンテナ管理データベース21aに格納されてい
るクールコンテナ1の稼働状況データに基づいて、異常
原因を推定(判定)している。
定結果)に基づく異常原因推定の流れを示している。以
下、順を追って説明する。
(図6参照) 受信した異常判定結果がエンジン油圧異常を示している
場合には、運転状況データを参照して、まず、オイルレ
ベルがLowレベル以上であるか否かをオイルレベルセ
ンサの測定値に基づいて確認する(ステップS41)。
その結果、Lowレベル以下である場合(ステップS4
1でNoと判断された場合)には、オイル漏れ等のエン
ジン潤滑油系統不良と推定(判定)する(ステップS4
2)。
ある場合(ステップS41でYesと判断された場合)
には、次にエンジン油圧スイッチの接点入力チェックを
行い、正常か否かを確認する(ステップS43)。その
結果、接点入力が正常である場合には、エンジン油圧系
統不良であると推定(判定)する(ステップS49)。
に配線系統であるコネクタの入力チェックを行う(ステ
ップS44)。その結果、コネクタが正常に接続されて
いる場合には、ステップS45に進み、コントローラ自
体の故障であると推定(判定)する。
は、次に油圧センサを点検する(ステップS46)。そ
の結果、油圧センサが正常である場合には、ハーネスの
接続不良や断線であると推定(判定)する(ステップS
47)。
油圧センサの故障と推定(判定)する(ステップS4
8)。
(図7参照) 受信した異常判定結果がエンジン室温異常を示している
場合には、運転状況データを参照して、まず、エンジン
室温を再度点検する(ステップS51)。その結果、エ
ンジン室温が高温である場合には、燃料漏れによる火
災、電気系の短絡、排気ガス漏れ、ENG・潤滑油漏れ
等が発生していると推定(判定)する(ステップS5
2)。
は、運転状況データを参照して、エンジン室温センサを
確認する(ステップS53)。その結果、エンジン室温
センサの検出温度が異常温度を示している場合には、エ
ンジン室温センサ自体およびセンサ用ハーネスが不良で
あると推定(判定)する(ステップS54)。
室温センサの検出温度が正常温度を示している場合に
は、次に冷却ファンが正常か否かを確認する(ステップ
S55)。その結果、冷却ファンが異常である場合に
は、冷却ファンの故障と推定(判定)する(ステップS
56)。
が正常であると判定された場合には、コントローラ自体
が故障であると推定(判定)する(ステップS57)。
3)(図8参照) 受信した異常判定結果がコンプレッサ過熱異常を示して
いる場合には、運転状況データを参照して、まず、クー
ルコンテナ1の庫内が適正に冷却されているか否かを確
認する(ステップS61)。その結果、適正に冷却され
ている場合(ステップS61でYesと判断された場
合)には、構造的な要因、例えば液インジェクション用
キャピラリーの詰まり等が発生したと推定(判定)する
(ステップS62)。一方、クールコンテナ1の庫内が
適正に冷却されていない場合(ステップS61でNoと
判断された場合)には、配線系統を含むコントローラ自
体の故障であると推定(判定)する(ステップS6
3)。
4)(図9参照) 受信した異常判定結果がデフロスト過熱異常を示してい
る場合には、運転状況データを参照して、まず、エバコ
イル温度センサをチェックする(ステップS71)。そ
の結果、エバコイル温度センサに異常がある場合には、
コントローラ自体の故障であると推定(判定)する(ス
テップS72)。
場合には、デフロストヒータおよびその駆動系の故障で
あると推定(判定)する(ステップS73)。
(図10参照) 受信した異常判定結果がコンプレッサ高圧異常を示して
いる場合には、運転状況データを参照して、コンデンサ
ファンが回転しているか否かを確認する(ステップS8
1)。その結果、コンデンサファンが回転していない場
合には、コンデンサファン自体の故障と推定(判定)す
る(ステップS82)。ただし、コンデンサファンは、
冷媒の温度(圧力)条件により、圧力センサの値によっ
て発停するため、これらのデータを含めて推定(判定)
する。
合には、高圧圧力スイッチやハーネスの不良と推定(判
定)する(ステップS83)。
(図11参照) 受信した異常判定結果がコンプレッサ低圧異常を示して
いる場合には、運転状況データを参照して、コンプレッ
サ運転停止時のフロン圧力が飽和圧力以上あるか否かを
確認する(ステップS91)。その結果、コンプレッサ
運転停止時のフロン圧力が飽和圧力以下である場合に
は、冷媒漏れと推定(判定)する(ステップS92)。
一方、コンプレッサ運転停止時のフロン圧力が飽和圧力
以上である場合には、低圧圧力スイッチおよび圧力セン
サの不良と推定(判定)する(ステップS93)。
エンジン再始動不能の場合(E09、E10、E11)
(図12参照) 受信した異常判定結果がエンジン始動不能、エンジン異
常またはエンジン再始動不能を示している場合には、運
転状況データを参照して、まずセルが動作しているか否
かを確認する(ステップS101)。その結果、セルが
動作していない場合には、バッテリ不良と推定(判定)
する(ステップS102)。
燃料があるか否かをオイルレベルセンサの計測値により
確認する(ステップS103)。その結果、燃料が不足
している場合には、燃料切れと推定(判定)する(ステ
ップS104)。ただし、この時点では、燃料フィルタ
やウォータセパレータの目詰まりの可能性もある。
Oポンプが動作しているか否かを確認する(ステップS
105)。その結果、FOポンプが動作していない場合
には、FOポンプの故障と推定(判定)する(ステップ
S106)。
は、次にストップワイヤモータが動作しているか否かを
確認する(ステップS107)。その結果、ストップワ
イヤモータが動作していない場合には、ストップワイヤ
モータの故障と推定(判定)する(ステップS10
8)。
る場合には、原因を特定することができないので、この
場合はバッテリおよびエンジンの全般をチェックするこ
とになる(ステップS109)。
3)(図13参照) 受信した異常判定結果がバッテリ電圧降下異常を示して
いる場合には、運転状況データを参照して、まずバッテ
リ電圧を確認する(ステップS111)。その結果、バ
ッテリ電圧が11.5V以下である場合には、バッテリ
自体が不良であると推定(判定)する(ステップS11
2)。
場合には、次にヒュージブルリンクを確認する(ステッ
プS113)。その結果、ヒュージブルリンクに異常が
ある場合には、ヒュージブルリンクの不良と推定(判
定)する(ステップS114)。
合には、次に非常停止スイッチの状態を確認する(ステ
ップS115)。その結果、非常停止スイッチが異常で
ある場合(具体的には、コネクタ(CN20)の2−6
ピン間(ただし、CN20は外す)の抵抗測定値が0.
1Ωを超えている場合)には、非常停止スイッチの不良
と推定(判定)する(ステップS116)。
(具体的には、コネクタ(CN20)の2−6ピン間
(ただし、CN20は外す)の抵抗測定値が0.1Ω以
下である場合)には、キープリレーの不良と推定(判
定)する(ステップS117)。
は、例えば油圧スイッチ故障異常(E07)の場合に
は、そのまま油圧スイッチの不良と推定(判定)し、回
転パルサー読取異常(E08)の場合には、そのまま回
転パルサーの不良と推定(判定)し、エンジン回転数異
常(E12)の場合には、エンジン調速装置部の不良ま
たはエンジン自体の不良と推定(判定)し、AC/DC
コンバータ出力異常(E14)の場合には、AC/DC
コンバータ自体の不良と推定(判定)し、AC電圧異常
(E15)の場合には、AVRおよびその周辺接続部品
の不良と推定(判定)し、サーマルスイッチトリップ
(E16)の場合には、サーマルトリップ棒の動作不良
と推定(判定)する。
定)とは別に、センター装置2のメンテナンス管理サー
バ22では、制御装置12から送信されてきた異常デー
タを、メンテナンス管理データベース22aに格納され
ている該当するクールコンテナ1の過去の異常発生デー
タおよび定期メンテナンスデータと照合し、その照合結
果から該当する異常原因を特定する。
データベース22aに格納されているクールコンテナ1
の過去の異常発生データおよび定期メンテナンスデータ
の一例を示している。
定期メンテ管理、メンテ来歴表示、臨時工事表示、特別
対策表示、エラーコード別表示、Eng/Gen(日
付)、Eng/Gen(機番)、交換部品実績、レンタ
ル機表示、物販機表示、販社別表示などの各項目があ
る。このうち、図14は、定期メンテ管理の項目を選択
した場合の表示例であり、図15は、臨時工事表示(修
理実績)の項目を選択した場合の表示例であり、図16
は、特別対策表示(特別対策工事実績)の項目を選択し
た場合の表示例である。図14に示す定期メンテ管理の
画面および図16に示す特別対策表示画面は、メンテナ
ンスがきちんと行われているか、また、対策工事がきち
んと行われているかをチェックする画面であり、異常の
内容がメンテナンス不足によるものか否かを判断するた
めの材料となる。
しており、個々のクールコンテナ1について、過去に発
生した異常の内容と、その異常に対する原因と、その原
因に対する対策と、異常の発生日とが対応付けられて保
存されている。例えば、図17に示すコンテナ番号UF
15A−0000200のクールコンテナ1は、200
1年1月15日にエンジン室温異常が発生し、その原因
が冷却ファンであって、ハーネスの修復によって異常が
解消されたことを示している。また、2001年3月1
0日にエンジン始動不能が発生し、その原因がFOポン
プであって、FOポンプの交換によって異常が解消され
たことを示している。
コンテナ番号UF15A−0000200のクールコン
テナ1の異常データがエンジン室温異常を示すデータで
あった場合、メンテナンス管理サーバ22では、メンテ
ナンス管理データベース22aに格納されている該当す
るクールコンテナ1の過去の異常発生データおよび定期
メンテナンスデータと照合する。この場合、過去の異常
発生データには、今回と同じエンジン室温異常があり、
そのときの原因が冷却ファンであることから、メンテナ
ンス管理サーバ22では、今回のエンジン室温異常の発
生原因を冷却ファンと推定(特定)する。この場合、過
去において同じ異常が何度も発生している場合には、こ
の推定(特定)はより精度の高いものとなる。また、図
示は省略しているが、定期メンテナンスデータにおい
て、異常は発生していないものの、冷却ファンのハーネ
スの修理を何度も行っている場合には、この定期メンテ
ナンスデータに基づいて、異常の原因を冷却ファンのハ
ーネスの接続不良と推定(特定)することもできる。
づく推定、および過去の異常発生データおよび定期メン
テナンスデータに基づく推定)は、あくまで推定であ
り、実際にクールコンテナ1に技術者を派遣して直接検
査しなければ、本当の原因を特定することはできない。
に技術者を派遣する場合でも、上記の推定を行うこと
で、ある程度故障または不良箇所が特定でき、交換部品
等も予め用意して現場に行くことができるので、現場で
の迅速な修理が可能となる。また、この場合、センター
装置2は、輸送管理サーバ5から運行管理データも併せ
て取得することで、異常の発生したクールコンテナ1が
輸送経路のどの場所にいるのか(どの駅に一番近いのか
等)といった情報や、何時間後にどの駅に到着するのか
といった情報も入手できるので、このような情報から、
異常の発生したクールコンテナ1を先回りして待ち構え
ることができるため、修理作業をロスなく効率的に行う
ことができるものである。図18は、輸送管理サーバ5
から取得した運行管理データの一例を示している。
およびステップS25における遠隔制御によるエンジン
の再起動が可能かどうかの判断も行うことができる。
の1〜5の条件が考えられる。
判断できる場合(例えば、エンジンルーム温度異常で停
止した場合、停止時の温度によって、換気ファン異常
か、火災が発生したのか判断できる。その他の異常の場
合、火災発生の可能性は小さいと判断できる)。
故が発生しないと判断できる場合(例えば、コンテナが
移動中の場合は、列車、トラック上にあって移動中と判
断できる)。
凍機(冷凍サイクル11)が破損しても(エンジン焼き
付き等)運転を継続して損害は最小限にとどめたほうが
良いと判断した場合(例えば、油圧異常(エンジンオイ
ル不足)で停止した場合、現在位置と目的地との距離
(時間)によっては、エンジンに無理をかけても商材を
守ることが有効と判断できる場合がある)。
やすことで、システム蘇生の可能性が高まると判断でき
る場合(例えば、バッテリ電圧の回復)。
ー停止したことにより、冷凍機の不具合要因が消滅した
と判断された場合(例えば、換気口への紙、ビニール片
吸着によるエンジンルーム温度上昇)。
報端末4を所持する管理責任者は、上記の条件に基づい
て再起動の良否を判断し、再起動してもよいと判断した
場合には、クールコンテナ1の制御装置12に対して再
起動の指示信号を入力する。
指示信号を受け取ることにより、エンジンの再起動を行
う。なお、この再起動のリトライ回数を予め設定(例え
ば、5回に設定)しておき、その設定された回数まで
は、再起動を失敗してもリトライするようにしておけば
よい。
ンを停止したクールコンテナ1を、再起動が可能である
場合には遠隔制御によって再起動させることにより、積
み込んでいる冷凍食品等の商材を駄目にしてしまうとい
った最悪の事態を回避することが可能となる。
29の処理について説明する。
は、その駅等で保冷車のコンテナに積み替えられた時点
で、その役目を終えることになる。そのため、積み替え
を終了すると、現場作業者は、クールコンテナ1の電源
スイッチ16aをオフにする。つまり、それ以後は、こ
のクールコンテナ1は空コンテナとしてその場所に保管
されることになり、次の使用待ち状態となる。そこで、
このような空コンテナを管理するのが、ステップS28
およびステップS29の処理である。
ータ(稼働停止操作信号)に基づいて、クールコンテナ
1の保管位置を特定する。つまり、その時点でクールコ
ンテナ1の受信装置14により受信したGPS衛星から
の電波によってクールコンテナ1の現在位置(緯度、経
度)を特定する。そして、その保管位置でのその後の停
泊期間を演算により求める。この演算は、1日に1回行
われる。
期間が管理されることになる。そのため、例えば任意の
会社からクールコンテナの使用依頼があった場合、その
会社に近い場所に保管されている空クールコンテナを検
索し、同じ保管位置に空クールコンテナが複数台保管さ
れている場合には、それらの停泊期間のうち、最も停泊
期間の長いクールコンテナを依頼のあった会社に配送す
る、といった空コンテナの配送管理を、各コンテナの使
用効率を考慮しつつ行うことができる。
システムによれば、サービスセンターの技術者(サービ
スマン)や営業所の営業マンをはじめ、携帯情報端末を
所持する管理責任者も、輸送中のクールコンテナの状況
を随時把握することが可能となる。
制御システムによれば、通信回線として既存の通信網を
使用することにより、専用線のような新たな回線をひく
必要がなく、低コストでシステムを提供することができ
る。
制御システムによれば、制御装置は、冷凍サイクルの稼
働状況の異常を検出する検出手段をさらに備えており、
冷凍サイクルの異常を検出した場合には、冷凍サイクル
の稼働を停止するとともに、その異常データを送信手段
を介してセンター装置に送信するようにしている。これ
により、異常を検出した場合には、冷凍サイクルの稼働
を即座に停止するので、失火等の発生を未然に防止する
ことができる。また、異常データはセンター装置に送信
されるので、センター装置においてそのクールコンテナ
の異常データの履歴管理を行うことができる。
制御システムによれば、制御装置は、各種指示信号を受
信する受信手段をさらに備えており、冷凍サイクルの稼
働停止後、センター装置または端末装置または携帯情報
端末から再稼働の指示信号が送信されてきた場合には、
その指示信号に基づいて冷凍サイクルを再稼働させるよ
うにしている。これにより、異常の発生により稼働を停
止したクールコンテナを遠隔操作によって再稼働させる
ことができる。
制御システムによれば、センター装置は、制御装置から
送信されてきた異常データを端末装置または携帯情報端
末のいずれか一方または両方に送信するようにしてい
る。これにより、センター装置が設置されている管理セ
ンターに居なくても、例えば全国各地に点在しているサ
ービスセンターや営業所等の端末装置や、外出中の管理
責任者の所持する携帯情報端末に異常データが送信され
るので、どのような場所にいても、管理責任者はクール
コンテナの異常発生を即座に知ることができる。
制御システムによれば、センター装置は、クールコンテ
ナの過去の異常発生データおよび定期メンテナンスデー
タを蓄積手段に蓄積して管理するとともに、制御装置か
ら送信されてくる異常データを過去の異常発生データお
よび定期メンテナンスデータと照合し、その照合結果か
ら該当する異常原因を特定する異常原因特定手段をさら
に備えている。これにより、クールコンテナで発生した
異常原因を特定することができるので、例えば稼働を停
止したクールコンテナを再稼働させてもよいか否かを、
この特定した異常原因によって的確に判断することがで
きる。
制御システムによれば、センター装置は、クールコンテ
ナについての発着時間や輸送経路等の輸送管理データを
輸送管理サーバから取得する取得手段をさらに備えてお
り、端末装置または携帯情報端末は、センター装置と通
信を行うことにより、クールコンテナの輸送管理データ
を検索可能に設けられている。これにより、クールコン
テナに異常が発生した場合、その異常が輸送経路上のど
の場所で発生したかを、測位データと輸送管理データか
ら正確に特定することができ、かつ、輸送管理データに
よって、その後、どの経路を通過するかも分かるので、
そのクールコンテナの場所に最も近い営業所等から技術
者を派遣する場合に、クールコンテナの輸送先に先回り
して、到着するクールコンテナを待ち構えることがで
き、即座に対応することができる。また、異常を特定す
ることにより、例えばどのような交換部品が必要かもあ
る程度分かるので、交換部品を用意して、万全の体制で
待ち構えることができる。
制御システムによれば、制御装置は、冷凍サイクルの稼
働停止操作が行われたときには、送信手段を介してその
稼働停止操作信号を前記センター装置に送信し、センタ
ー装置は、その稼働停止操作信号に基づいて、クールコ
ンテナの保管位置を特定するとともに、その保管位置で
のその後の停泊期間を随時演算により求め、端末装置ま
たは携帯情報端末は、センター装置と通信を行うことに
より、保管位置データおよび停泊期間データを検索可能
に設けられている。これにより、商材(荷物)をクール
コンテナから搬出した後の管理、例えば空になったクー
ルコンテナの管理を行うことができるので、クールコン
テナの効率的な利用が可能となる。
ムの全体構成を示す説明図である。
ャートである。
ートである。
タの定時計測(稼働状況)項目の一例を示す説明図であ
る。
る。
推定の流れを示すフローチャートである。
推定の流れを示すフローチャートである。
推定の流れを示すフローチャートである。
推定の流れを示すフローチャートである。
因推定の流れを示すフローチャートである。
因推定の流れを示すフローチャートである。
因推定の流れを示すフローチャートである。
因推定の流れを示すフローチャートである。
テ管理の項目を選択した場合の表示例である。
表示(修理実績)の項目を選択した場合の表示例であ
る。
表示(特別対策工事実績)の項目を選択した場合の表示
例である。
る。
の一例を示す説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 クールコンテナに搭載された冷凍サイク
ルを制御する制御装置とクールコンテナの各種データを
収集管理するセンター装置とが、各種通信回線を介して
データ通信可能に接続されるとともに、前記センター装
置と各拠点に設置された端末装置または携帯情報端末と
が各種通信回線を介してデータ通信可能に接続された構
成のクールコンテナの遠隔監視制御システムにおいて、 前記制御装置は、クールコンテナの稼働状況データを蓄
積する蓄積手段と、クールコンテナの現在位置を測位す
る測位手段と、前記稼働状況データおよび現在位置デー
タを送信する送信手段とを備え、 前記センター装置は、前記送信手段から送信されてくる
稼働状況データおよび現在位置データを受信する受信手
段と、受信した稼働状況データおよび現在位置データを
蓄積する蓄積手段とを備え、 前記端末装置または携帯情報端末は、前記センター装置
と通信を行うことにより、前記クールコンテナの各種デ
ータを検索可能に設けられていることを特徴とするクー
ルコンテナの遠隔監視制御システム。 - 【請求項2】 前記通信回線が既存の通信網であること
を特徴とする請求項1に記載のクールコンテナの遠隔監
視制御システム。 - 【請求項3】 前記制御装置は、冷凍サイクルの稼働状
況の異常を検出する検出手段をさらに備えており、冷凍
サイクルの異常を検出した場合には、冷凍サイクルの稼
働を停止するとともに、その異常データを前記送信手段
を介して前記センター装置に送信することを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のクールコンテナの遠隔
監視制御システム。 - 【請求項4】 前記制御装置は、各種指示信号を受信す
る受信手段をさらに備えており、冷凍サイクルの稼働停
止後、前記センター装置または端末装置または携帯情報
端末から再稼働の指示信号が送信されてきた場合には、
その指示信号に基づいて冷凍サイクルを再稼働させるこ
とを特徴とする請求項3に記載のクールコンテナの遠隔
監視制御システム。 - 【請求項5】 前記センター装置は、前記制御装置から
送信されてきた異常データを前記端末装置または携帯情
報端末のいずれか一方または両方に送信することを特徴
とする請求項3に記載のクールコンテナの遠隔監視制御
システム。 - 【請求項6】 前記センター装置は、前記クールコンテ
ナの過去の異常発生データおよび定期メンテナンスデー
タを前記蓄積手段に蓄積して管理するとともに、前記制
御装置から送信されてきた異常データを前記過去の異常
発生データおよび定期メンテナンスデータと照合し、そ
の照合結果から該当する異常原因を特定する異常原因特
定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項3な
いし請求項5のいずれかに記載のクールコンテナの遠隔
監視制御システム。 - 【請求項7】 前記センター装置は、クールコンテナに
ついての発着時間や輸送経路等の輸送管理データを輸送
管理サーバから取得する取得手段をさらに備えており、
前記端末装置または携帯情報端末は、前記センター装置
と通信を行うことにより、前記クールコンテナの輸送管
理データを検索可能に設けられていることを特徴とする
請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のクールコン
テナの遠隔監視制御システム。 - 【請求項8】 前記制御装置は、冷凍サイクルの稼働停
止操作が行われたときには、前記送信手段を介してその
稼働停止操作信号を前記センター装置に送信し、 前記センター装置は、その稼働停止操作信号に基づい
て、クールコンテナの保管位置を特定するとともに、そ
の保管位置でのその後の停泊期間を演算により求め、 前記端末装置または携帯情報端末は、前記センター装置
と通信を行うことにより、前記保管位置データおよび停
泊期間データを検索可能に設けられていることを特徴と
する請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のクール
コンテナの遠隔監視制御システム。
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