JP2003075593A - 放射線シンチレータならびに画像検出器およびその製造方法 - Google Patents

放射線シンチレータならびに画像検出器およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003075593A
JP2003075593A JP2001262017A JP2001262017A JP2003075593A JP 2003075593 A JP2003075593 A JP 2003075593A JP 2001262017 A JP2001262017 A JP 2001262017A JP 2001262017 A JP2001262017 A JP 2001262017A JP 2003075593 A JP2003075593 A JP 2003075593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
csi
scintillator
film
substrate
radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001262017A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuya Yoshida
篤也 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2001262017A priority Critical patent/JP2003075593A/ja
Publication of JP2003075593A publication Critical patent/JP2003075593A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Luminescent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】分解能および放射線変換効率のそれぞれが十分
に得られる放射線シンチレータならびに画像検出器およ
びその製造方法を提供する。 【解決手段】この発明の放射線シンチレータは、基板2
1の一方の面に形成されたCsI核32から柱状に成長
されたCsI柱状結晶33とCsI柱状結晶の個々の柱
状晶を一体化するCsI連続面結晶34とからなるCs
I膜31のCsI連続面結晶の全面およびCsI柱状結
晶のうちの最外部に露出されている結晶の側面を気密す
る防湿膜35とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、医療用もしくは
工業用非破壊検査に適した放射線画像検出器に適用可能
な放射線シンチレータに関する。
【0002】
【従来の技術】放射線画像検出器は、医療用一般撮影に
用いられるフィルムからX線イメージ管CRや平面検出
器(FPD)のような電気的な信号で画像情報を取り出
すタイプに置き換えが進んでいる。
【0003】特に、近年のFPD(平面検出器)に関
し、X線画像検出器を製造する各社から様々な形式が提
案されている。そのなかで、現時点で最も実用化が進ん
でいる装置は、X線が入射する時に光導電膜で発生した
電子−正孔対(e−hペア)を電場で収集して電荷信号
として読み出す方法(直接式)と、従来のX線イメージ
管と同様に一旦蛍光体で発光させて、フォトダイオード
で読み出す方法(間接式)の2つの方法が有カとされて
いる。
【0004】いずれの方法も、TFT(薄膜トランジス
タ)の各画素を局部的な電荷を選択的に読み出すスイッ
チとして用いているので、TFTの精細度や品質の向上
に伴い、現実性が高まっている。
【0005】間接方式では、蛍光体材料としてガドリニ
ウム硫酸化物(通称GOS)のほか、X線イメージ管の
蛍光体にも用いられている沃化セシウム(CsI)を使
用した例が多く報告されている。
【0006】CsIは、X線イメージ管のような真空管
に使用する場合と、FPDに使用する場合では、以下の
2点で、扱いが異なる。
【0007】第1に、X線イメージ管で利用するCsI
は、光電面の感度の光波長特性を考慮して、発光波長の
ピークが420nmになるように設定されている。この
ことは、CsIで発生された蛍光を光電子に変換する変
換工程で、バイアルカリ光電面を用いることに起因す
る。従って、一般に、沃化ナトリウム(NaI)が50
〜500ppm混入される。これに対して、FPDで
は、変換工程で、蛍光をe−h(電子−正孔)ペアで用
いることから、アモルファスシリコン(a−Si)の感
度特性を考慮して、発光波長のピークは、550nmに
設定される。このため、例えば沃化タリウム(TlI)
が50〜500ppm混入される。
【0008】第2は、CsIの潮解性からのCsIの保
護に関するもので、CsIは、吸湿性を呈すことから、
X線イメージ管では問題とならないが、FPDに組み込
んだ場合には、大気による潮解からの保護(湿気防止
膜)が必要になる。このため、特開2000−9845
号公報には、CsI/TlI蛍光体を、耐温度域の広い
プラスチック材料であるポリパラキシリレンで覆う方法
が開示されている。また、特許2680228号公報に
は、CsI/TlI蛍光体を、例えばシリコーン(樹
脂)からなるポッティング材でコーティング(シリコー
ン樹脂を、CsI膜の柱状結晶に沿って、充填)する例
が開示されている。
【0009】ところで、CsI蛍光体膜を放射線画像検
出素子のシンチレータとして用いる場合、その用途に拘
わらず、出力画像の分解能を確保するため、CsI膜を
構成する結晶が、互いに独立した柱状結晶の集合体であ
る必要がある。なお、CsI膜を柱状結晶の集合体とし
て形成する方法には2つの方法があり、それぞれ湿気防
止膜をコーティングした時の分解能の変化が異なる。
【0010】CsI膜を柱状結晶の集合体として形成す
る1番目の方法は、十分な空間分解能を得るために、必
要なピッチで密に穴をあけたハニカム構造のプレート
に、蛍光体を流し込む方法である。例えば「IEEE Trans
action On Nuclear Science」の47巻4号1483ペ
ージに、厚さ185μmのシリコンプレートに、ピッチ
が38μmの穴を密にあけ、個々の穴にCsIを流し込
む方法が開示されている。この方法では、引き続く防湿
処理の方法に拘わらず、CsI膜の面方向の光学的な不
連続性が損なわれることは無く、分解能は低下しない。
ただし、この方法では、半導体製造で用いられる光リソ
グラフィー装置とドライエッチング装置が必要となるこ
とから、比較的少量の放射線撮像素子の生産に対して
は、設備コストおよび稼動コストがかかりすぎる問題が
ある。
【0011】CsI膜を柱状結晶の集合体として形成す
る2番目の方法は、面方向に、独立した核を密に並べ、
それぞれから柱状晶を厚さ方向に成長させる方法であ
る。この方法は、X線イメージ管のCsI膜の製造に、
従来から使用されており、条件、特に圧カを最適化する
ことにより、真空蒸着法で容易に得られる。なお、上述
の2つの公報も、この様式の蛍光体層を対象にしてい
る。
【0012】このようにして形成されたCsI膜におい
て、柱状結晶相互間(隣接する結晶間雰囲気)は、電子
管では真空で、FPDでは空気がある状態であるが、屈
折率は、いずれもほぼ1である。CsIの屈折率は、
1.83であるから、両者の屈折率の差から、柱状結晶
内で生じた蛍光光子は、多くの場合、結晶外(隙間また
は隣接する結晶)へ飛び出すことなく柱状晶内を伝搬し
て基板に到達する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CsI膜の
各結晶間に、上述した防湿膜(湿気防止膜)を作成する
際に、以下に示すような問題がある。
【0014】上述した2件の公報に記載された方法で
は、CsIの柱状結晶間の厚さ方向の一部あるいは全体
に、防湿膜に用いられる材料が入り込むことから、各柱
状結晶間の光学的な独立性が損なわれることになる。こ
の結果、画像検出器として要求される画像分解能が低下
する。
【0015】なお、特開2000−9845号および特
開2000−9846号公報には、パリレン(ポリパラ
キシリレンの商標名)に発色処理を施して、あるいは染
料を混入して発色させたり、分解能が向上したことが認
められるまでピラー(各結晶柱)間の防湿材の光透過率
を低下させると、今度はX線変換効率が低下する問題が
ある。
【0016】しかしながら、固体検出器部分(間接式で
はa−SiとTFT)により生じるノイズを低減するこ
とが最大の課題である平面検出器においては、上述のシ
ンチレータ(CsI膜)に、固体検出器部分で発生され
るノイズに負けない数の蛍光光子を出力できることが要
求されることから、上述した2件の防湿方法は、固体検
出器には、不向きである。
【0017】この発明の目的は、分解能および放射線変
換効率のそれぞれが十分に得られる放射線シンチレータ
およびその製造方法(ならびに画像検出器)を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の目的
を達成するためになされたもので、少なくとも、その一
部分もしくは全面に吸湿防止膜を塗布されたプレート状
の放射線シンチレータにおいて、前記シンチレータは、
支持基板から独立した柱状に所定の厚さ(高さ)に成長
されることで、面方向に光学的に不連続である第1の部
分と、シンチレータ自身の材料で面方向に連続的に覆わ
れている第2の部分とが一体的に形成され、前記第2の
部分の全面と前記第1の部分の少なくとも最外部の部分
に前記吸湿防止膜が設けられて、気密されていることを
特徴とする放射線シンチレータである。
【0019】またこの発明は、マトリクス状に配置され
た複数のスイッチング素子部と、前記スイッチング素子
のそれぞれと電気的に接続された複数のフォトダイオー
ドおよび電荷蓄積容量とを有する出力基板と、前記出力
基板上に設けられ、支持基板から独立した柱状に所定の
厚さ(高さ)に成長されることで、面方向に光学的に不
連続である第1の部分と、シンチレータ自身の材料で面
方向に連続的に覆われている第2の部分とが一体的に形
成され、前記第2の部分の全面と前記第1の部分の少な
くとも最外部の部分に前記吸湿防止膜が設けられて、気
密されているシンチレータ基板と、を有することを特徴
とする平面検出器である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について詳細に説明する。
【0021】図1は、この発明が適用可能な放射線シン
チレータを示す概略図である。
【0022】図1に示すように、放射線シンチレータ1
1は、基板21上に成膜されたCsI(沃化セシウム)
膜31を有している。なお、CsI膜31は、基板21
の一方の面に形成された第1のCsI層(CsI核)3
2と、CsI核32から柱状に成長されたCsI柱状結
晶(第2のCsI層)33と、CsI柱状結晶33の結
晶を相互に接続する一方で、基板21(CsI核32)
側では、個々の結晶の間隔を維持できるCsI連続面結
晶(第3のCsI層)34と、CsI連続面結晶34の
全面とCsI柱状結晶33のうちの最外部に露出されて
いる結晶33の側面またはその近傍を覆うとともに基板
21と接するように設けられ、基板21とにより、Cs
I膜31を気密する防湿膜(吸湿防止膜)35とからな
る。なお、CsI膜31のうちCsI核32とCsI柱
状結晶33からなる部分を本層31aと呼称し、CsI
連続面結晶34を連続層と呼称する。
【0023】CsI膜31の製造方法は、例えば特開昭
57−136744号公報等から周知であるから詳細な
説明を省略するが、基板21を図示しない真空装置の所
定の位置にセットし、例えば基板温度を190℃に維持
しながら圧力0.8Paの条件下でCsI蒸気を供給す
ると、CsI層(CsI核)32が基板21上に形成さ
れる。
【0024】CsI核32が1〜2層程度形成された時
点でCsI蒸気の供給を停止し、所定の圧力下でCsI
/TlI(沃化タリウム)混合蒸気を供給することで、
CsI核32を種として、CsI柱状結晶33が、成長
(真空蒸着)される。なお、CsI柱状結晶33の厚さ
(高さ)は、好ましくは150〜2000μm、より好
ましくは400μmに成長される。
【0025】これにより、所定の厚さの本層31a(C
sI核32+CsI柱状結晶33)が形成される。な
お、本層31aの厚さとCsIにTlIをドープする量
は、用途により任意の厚さおよび量に設定される。ま
た、CsIにドープされるドーパントの種類は、FPD
では、TlIが用いられることが多いが、X線イメージ
管では、NaI(沃化ナトリウム)が用いられることが
多い。
【0026】次に、基板21の温度を190℃に保った
まま、真空装置内の圧力を1×10 −4以下の高真空と
し、第3のCsI層(連続層)34を、3〜30μmの
厚さに成膜する。なお、連続層34の厚さを、CsI柱
状結晶33の個々の柱状晶の隙間の最大値の約10倍程
度とすることで、個々の柱状晶相互の隙間を確実に気密
できる。一例を示すと、図1に示す例では、柱状晶相互
の隙間が最大で1μmであったため、CsI連続層34
の厚さは、10μmとしている。
【0027】このようにして形成したCsI膜31を、
370℃の乾燥空気中で10分間アニールし、図示しな
いCVD装置を用いて、吸湿防止膜として、耐温度域の
広いプラスチック材料である例えばポリパラキシリレン
35を、概ね10μmの厚さに成膜する。なお、防湿膜
35の透過率は、厚さが概ね11μmで、81%であ
る。
【0028】以上の工程を経て作成されたCsI(Cs
I/TlI)膜31(本層31a+連続層34)には、
第2のCsI層(柱状結晶)33の各柱状晶の間に、防
湿層35であるポリパラキシリレンが存在しない(第3
のCsI層(連続層34)を越えて回り込んでいない)
ことが認められた。
【0029】以下、FPDの場合は、放射線シンチレー
タ11の上述した防湿膜35の側の面に、例えば画像検
出素子としてTFTがマトリクス状に配置された出力基
板36が配置され、X線イメージ検出器の場合は、防湿
膜35に重ねて、さらに、K(カリウム),Cs(セシ
ウム)もしくはNa(ナトリウム)等からなる図示しな
い光電面(光−電子変換膜)が設けられる。
【0030】なお、出力基板36は、観測対象に応じ
て、任意に組み合わせることができるが、一例を示す
と、図2に示すような出力回路構成が利用可能である。
【0031】出力基板36は、キャパシタ13、TFT
14およびフォトダイオード構造15からなる複数の画
素電極12を有し、シンチレータ11の防湿膜35側
に、防湿膜35と接触して、あるいは僅かに距離をおい
て、シンチレータ11に対向して位置され、任意の画素
電極12に、1本以上のCsI柱状結晶33からの光が
入力可能に形成されている。
【0032】なお、TFT14のドレイン電極41は、
画素電極12およびキャパシタ13に接続されている。
また、TFT14のソース電極22は、この列の全ての
TFTに共有された共通データライン24に接続され、
また外部の電荷感受性増幅器に接続されている。一方、
TFT14のゲート電極43は、図2に示す制御ライン
18に接続され、TFT14をオン/オフさせる制御に
用いられる。
【0033】フォトダイオード構造15は、例えばa−
Siのpnダイオード構造、あるいはpinダイオード
構造として、画素12毎に形成される。なお、フォトダ
イオード構造15の片側の電極は、キャパシタ13に接
続されている。また、例えばITO透明電極層である図
示しないバイアス電極が、フォトダイオード15上に、
例えばスパッタリング法で成膜されている。
【0034】図2は、図1に示した放射線シンチレータ
および出力基板すなわち平面検出器を平面(画素の面)
方向から見た概略図である。なお、図2では、図1を用
いて説明したシンチレータ11(および基板21)は、
省略した状態を示している。
【0035】図2に示されるように、平面検出器1は、
図1を用いて前に説明したと重複するが、シンチレータ
11のCsI膜31中のCsI柱状結晶33および防湿
膜35を透過して出力される出力信号を受け入れる画素
12、画素12に信号電荷を蓄えるキャパシタ13、ス
イッチング素子であるTFT(薄膜トランジスタ)14
および光電変換用のフォトダイオード構造15を有す
る。なお、フォトダイオード15の上面には、例えばI
TO膜である図示しないバイアス電極が積層されてい
る。
【0036】走査制御回路16は、画像電荷を、個々の
画素12から複数のデータライン17に転送し、続いて
それぞれの電荷増幅器へと送るために、複数の制御ライ
ン18を介して、一行のTFTを一度にオンさせる。同
時に、増幅器の入力によって、それぞれの画素電極の電
位がリセットされる。それぞれの行で得られた増幅され
た信号は、並列/直列変換器、もしくはマルチプレクサ
19によって複合化され、ついでアナログデジタル変換
機あるいはデジタイザ20に送られる。なお、走査制御
回路16は、TFT14が形成されるアレイ基板に、例
えばワイヤボンディングにより接続される集積回路とし
て形成される。また、同様に電荷増幅器やマルチプレク
サも、アクティブマトリクスアレイにワイヤボンディン
グされる集積回路として製造可能である。
【0037】比較のため、CsI連続層34を形成しな
い以外は、図1に示した例と同一の放射線シンチレータ
を用意し、2lp(line pair=ラインペア)/cmに
対する空間信号変調度(変調伝達関数とも表現されるす
なわちMTF)特性を比較したところ、この発明の実施
の形態である防湿膜35を設けた構成では、39%(2
lp)であったが、比較例では、27%(2lp)と著
しく低下したことが確認されている。
【0038】このように、本発明の放射線シンチレータ
の構成およびその製造方法によれば、本層(CsI核+
CsI柱状結晶)の所定の位置に設けられたCsI連続
層により、個々の柱状晶間に防湿材料が侵入することを
防止できるので、柱状晶間の光学的不連続性が確保され
る。これにより、放射線シンチレータの画像分解能が低
下することがない。
【0039】なお、シンチレータに利用可能な材料とし
ては、CsI/TlIのみならず、NaI/TlIある
いはCaF等の潮解性が見られる材料のみならず、防
湿膜を有する全ての放射線シンチレータに適用できるこ
とは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、潮解性を呈するシンチレータ材料に大気中の湿気が
回り込むことを抑止できる防湿膜を設けたとしても、出
力画像の分解能号(MTF)が低下しない放射線シンチ
レータが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の放射線シンチレータが組み込まれる
平面検出器を説明する概略図。
【図2】図1に示した平面検出器の回路構成を説明する
概略平面図。
【符号の説明】
1 ・・・平面検出器、 11 ・・・放射線シンチレータ、 12 ・・・画素電極、 13 ・・・電荷蓄積キャパシタ、 14 ・・・TFT(薄膜トランジスタ)、 15 ・・・フォトダイオード、 16 ・・・走査制御回路、 17 ・・・データライン、 18 ・・・制御ライン(ゲートライン)、 19 ・・・マルチプレクサ、 20 ・・・デジタイザ、 21 ・・・基板、 31 ・・・CsI膜、 31a・・・本層、 32 ・・・CsI核(第1のCsI層)、 33 ・・・CsI柱状結晶(第2のCsI層)、 34 ・・・CsI連続面結晶(連続層、第3のCsI
層)、 35 ・・・防湿膜(吸湿防止層)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01T 1/20 G01T 1/20 G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、その一部分もしくは全面に吸
    湿防止膜を塗布されたプレート状の放射線シンチレータ
    において、 前記シンチレータは、支持基板から独立した柱状に所定
    の厚さ(高さ)に成長されることで、面方向に光学的に
    不連続である第1の部分と、シンチレータ自身の材料で
    面方向に連続的に覆われている第2の部分とが一体的に
    形成され、前記第2の部分の全面と前記第1の部分の少
    なくとも最外部の部分に前記吸湿防止膜が設けられて、
    気密されていることを特徴とする放射線シンチレータ。
  2. 【請求項2】前記シンチレータ層は、前記第1の部分と
    前記第2の部分のそれぞれが、真空蒸着法により形成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の放射線シンチレー
    タの製造方法。
  3. 【請求項3】マトリクス状に配置された複数のスイッチ
    ング素子部と、前記スイッチング素子のそれぞれと電気
    的に接続された複数のフォトダイオードおよび電荷蓄積
    容量とを有する出力基板と、 前記出力基板上に設けられ、支持基板から独立した柱状
    に所定の厚さ(高さ)に成長されることで、面方向に光
    学的に不連続である第1の部分と、シンチレータ自身の
    材料で面方向に連続的に覆われている第2の部分とが一
    体的に形成され、前記第2の部分の全面と前記第1の部
    分の少なくとも最外部の部分に前記吸湿防止膜が設けら
    れて、気密されているシンチレータ基板と、を有するこ
    とを特徴とする平面検出器。
  4. 【請求項4】前記シンチレータ層は、前記第1の部分と
    前記第2の部分のそれぞれが、真空蒸着法により形成さ
    れることを特徴とする請求項3記載の平面検出器。
  5. 【請求項5】前記シンチレータ層は、前記第1の部分と
    前記第2の部分のそれぞれが、真空蒸着法により形成さ
    れることを特徴とする請求項3記載の平面検出器の製造
    方法。
JP2001262017A 2001-08-30 2001-08-30 放射線シンチレータならびに画像検出器およびその製造方法 Pending JP2003075593A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262017A JP2003075593A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 放射線シンチレータならびに画像検出器およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001262017A JP2003075593A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 放射線シンチレータならびに画像検出器およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003075593A true JP2003075593A (ja) 2003-03-12

Family

ID=19088976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001262017A Pending JP2003075593A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 放射線シンチレータならびに画像検出器およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003075593A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008082852A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Toshiba Corp 放射線検出装置
JP2008111699A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Konica Minolta Medical & Graphic Inc シンチレータプレート、シンチレータパネル、及びそれらを用いた放射線フラットパネルディテクター
WO2010150576A1 (ja) * 2009-06-26 2010-12-29 コニカミノルタエムジー株式会社 シンチレータパネル、シンチレータパネルの製造方法、放射線画像検出器および放射線画像検出器の製造方法
JP2011128085A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線撮像システム及び放射線撮像装置の製造方法
JP2012237562A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線検出パネルおよび放射線画像検出器
JP5206410B2 (ja) * 2006-09-05 2013-06-12 コニカミノルタエムジー株式会社 シンチレータパネル
JP2014009991A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及びその製造方法
JP2014032199A (ja) * 2013-09-02 2014-02-20 Fujifilm Corp 放射線撮像装置およびそれを用いた放射線撮影システム
JP2014055977A (ja) * 2007-04-05 2014-03-27 Konica Minolta Inc シンチレータパネル
US8754375B2 (en) 2010-12-27 2014-06-17 Fujifilm Corporation Radiological image detection apparatus and method of manufacturing the same
US9158009B2 (en) 2007-03-27 2015-10-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Scintillator panel and radiation detector
CN110376632A (zh) * 2018-04-12 2019-10-25 晶相光电股份有限公司 X射线感测装置及其制造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6273538A (ja) * 1985-08-23 1987-04-04 トムソン−セエスエフ 放射線画像増倍管用の入力スクリーンシンチレータ及びその製造方法
JPH0643307A (ja) * 1992-07-22 1994-02-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 二重コート・レンズアレイ
JPH06230198A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Konica Corp 放射線画像変換パネル
JPH11274453A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Sharp Corp 二次元画像検出器およびその製造方法
JP2000009846A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Hamamatsu Photonics Kk シンチレータパネル、放射線イメージセンサ及びその製造方法
JP2001183464A (ja) * 1999-04-16 2001-07-06 Hamamatsu Photonics Kk シンチレータパネル及び放射線イメージセンサ
JP2001324600A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線像変換パネル

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6273538A (ja) * 1985-08-23 1987-04-04 トムソン−セエスエフ 放射線画像増倍管用の入力スクリーンシンチレータ及びその製造方法
JPH0643307A (ja) * 1992-07-22 1994-02-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 二重コート・レンズアレイ
JPH06230198A (ja) * 1993-01-29 1994-08-19 Konica Corp 放射線画像変換パネル
JPH11274453A (ja) * 1998-03-19 1999-10-08 Sharp Corp 二次元画像検出器およびその製造方法
JP2000009846A (ja) * 1998-06-23 2000-01-14 Hamamatsu Photonics Kk シンチレータパネル、放射線イメージセンサ及びその製造方法
JP2001183464A (ja) * 1999-04-16 2001-07-06 Hamamatsu Photonics Kk シンチレータパネル及び放射線イメージセンサ
JP2001324600A (ja) * 2000-05-17 2001-11-22 Fuji Photo Film Co Ltd 放射線像変換パネル

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5206410B2 (ja) * 2006-09-05 2013-06-12 コニカミノルタエムジー株式会社 シンチレータパネル
JP2008082852A (ja) * 2006-09-27 2008-04-10 Toshiba Corp 放射線検出装置
JP2008111699A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Konica Minolta Medical & Graphic Inc シンチレータプレート、シンチレータパネル、及びそれらを用いた放射線フラットパネルディテクター
US9158009B2 (en) 2007-03-27 2015-10-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Scintillator panel and radiation detector
JP2014055977A (ja) * 2007-04-05 2014-03-27 Konica Minolta Inc シンチレータパネル
US8476605B2 (en) 2009-06-26 2013-07-02 Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. Scintillator panel, method of producing scintillator panel, radiation image detector and method of producing radiation image detector
JP5720566B2 (ja) * 2009-06-26 2015-05-20 コニカミノルタ株式会社 シンチレータパネル、シンチレータパネルの製造方法、放射線画像検出器および放射線画像検出器の製造方法
WO2010150576A1 (ja) * 2009-06-26 2010-12-29 コニカミノルタエムジー株式会社 シンチレータパネル、シンチレータパネルの製造方法、放射線画像検出器および放射線画像検出器の製造方法
JP2011128085A (ja) * 2009-12-18 2011-06-30 Canon Inc 放射線撮像装置、放射線撮像システム及び放射線撮像装置の製造方法
US8754375B2 (en) 2010-12-27 2014-06-17 Fujifilm Corporation Radiological image detection apparatus and method of manufacturing the same
JP2012237562A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 放射線検出パネルおよび放射線画像検出器
JP2014009991A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Fujifilm Corp 放射線画像検出装置及びその製造方法
JP2014032199A (ja) * 2013-09-02 2014-02-20 Fujifilm Corp 放射線撮像装置およびそれを用いた放射線撮影システム
CN110376632A (zh) * 2018-04-12 2019-10-25 晶相光电股份有限公司 X射线感测装置及其制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI470262B (zh) 形成於閃爍器上之放射線偵測器
US5276329A (en) Image detector
US7897930B2 (en) Radiation imaging apparatus and radiation imaging system
KR101819757B1 (ko) 평판 x-선 영상기에서의 포토다이오드 및 기타 센서 구조물, 및 박막 전자 회로에 기초하여 평판 x-선 영상기에서의 포토다이오드 및 기타 센서 구조물의 토폴로지적 균일성을 향상시키는 방법
US6707066B2 (en) Radiation image pick-up device
US7812313B2 (en) Conversion apparatus, radiation detecting apparatus, and radiation detecting system
US7315028B2 (en) Radiation detecting apparatus and method of driving the same
KR101694550B1 (ko) 픽셀 및 이를 포함하는 이미징 어레이 및 방사선 이미징 시스템
CN112002718A (zh) X射线探测器及其制备方法
JP2721476B2 (ja) 放射線検出素子及びその製造方法
US20140361180A1 (en) Radiation image-pickup device and radiation image-pickup display system
JP2003075593A (ja) 放射線シンチレータならびに画像検出器およびその製造方法
JPH09297181A (ja) 放射線撮像装置
US8405039B2 (en) Detection apparatus and radiation detection system
JPH0593780A (ja) 放射線検出素子
US20090242774A1 (en) Radiation detector
JP2002168955A (ja) 放射線検出装置及びその製造方法並びに放射線撮像システム
US7910892B2 (en) Method for manufacturing X-ray detector and X-ray detector
KR102619971B1 (ko) 디지털 엑스레이 검출장치 및 그 제조방법
EP1113290A2 (en) Radiation imager having light absorbing layer
JPH0763859A (ja) 放射線2次元検出器
KR102508784B1 (ko) 디지털 엑스레이 검출기 및 그 제조 방법
KR20080092393A (ko) 방사선 검출기
CN114420713A (zh) 一种双能平板探测器结构
JP2004045420A (ja) 放射線撮像装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070731

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100427