JP2003075056A - 保冷・保温容器の密閉構造 - Google Patents

保冷・保温容器の密閉構造

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JP2003075056A
JP2003075056A JP2001265270A JP2001265270A JP2003075056A JP 2003075056 A JP2003075056 A JP 2003075056A JP 2001265270 A JP2001265270 A JP 2001265270A JP 2001265270 A JP2001265270 A JP 2001265270A JP 2003075056 A JP2003075056 A JP 2003075056A
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Hidetoshi Shigefuji
秀俊 重藤
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/32Removal, transportation or shipping of refrigerating devices from one location to another

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  • Packages (AREA)
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  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】運搬・移動時における収容液体の噴出・漏水に
伴うトラブルを防止し得る保冷・保温容器の密閉構造の
提供。 【解決手段】内・外壁間に断熱材を介在させた側壁と底
壁とで形成されて上部を開口した容器本体と、上・下壁
間2a,2bに断熱材2cを介在させて形成されて前記
開口を開閉し得るように前記容器本体の側壁上部に蝶着
された蓋体2と、前記容器本体の側壁上部の前記蝶着位
置と対向する位置に設けられた閉蓋錠と、前記開口の閉
蓋時に容器本体を密閉するように前記側壁上面と該面に
前記容器本体の開口閉蓋時に対向する蓋体2の下面との
何れかに設けられたパッキン体202とを備えた保冷・
保温容器の密閉構造において、前記蓋体2の下壁2b周
縁の少なくとも一部に前記蓋体2の上・下壁2a,2b
形成素材よりも曲げ弾性率の大きな蓋体歪み防止部材5
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、保冷・保温容器の
密閉構造、特に保冷・保温容器を構成する容器本体の上
部開口と該開口を閉蓋する蓋体との間からの液体の漏洩
を防止する密閉構造に関するものです。 【0002】 【従来の技術】従来の保冷・保温容器は、 内・外壁間
に断熱材を介在させた側壁と底壁とで形成されて上部を
開口した容器本体と上・下壁間に断熱材を介在させて形
成されて前記開口を開閉する蓋体とから構成され、該蓋
体は、容器本体の側壁上部との間に設けられた蝶番にて
前記開口を開閉し得るように蝶着され、容器本体の側壁
上部の前記蝶着位置と対向する位置との間に設けられた
閉蓋錠にて閉蓋状態にて施錠するように構成されていま
す。 【0003】そして、従来の保冷・保温容器の大半は、
前記側壁上面と前記蓋体下面との対向面間に介在するよ
うに前記側壁上面と前記蓋体下面との何れかに設けられ
たパッキン体を前記開口の閉蓋時に加圧することによっ
て容器本体の内部と外部とを遮断して密閉するように構
成されてます。 【0004】しかし、このように、前記側壁上面と前記
蓋体下面との対向面間をパッキン体を加圧して密封した
のみでは、容器本体内に液体を収容しての運搬時に急な
カーブを切ったり、悪路を走行したりすると容器本体内
の液体が猛烈な勢いで移動して楔状となって蓋体を押し
上げ、パッキン体と前記側壁上面または前記蓋体下面と
の間から内部の液体が波飛沫のように噴出して車内を汚
してしまう問題があります。 【0005】また、大型化させたこれらの保冷・保温容
器の移動の簡易化を図るべく、保冷・保温容器の底壁下
面の一方にキャスターを取付け、該キャスターの取付部
と対向する他方に取り付けたハンドルを持って保冷・保
温容器を傾斜させた状態で移動させると、収容している
液体の圧力や移動時の振動等にて強度的に弱い保冷・保
温容器の隅部から容器本体内に収容されている液体が漏
水する問題もあります。 【0006】従って、本発明者がこの原因を追求した結
果、これらの液体の噴出や漏水の原因は、容器本体内の
液体による蓋体の押し上げや振動に起因した蓋体自体の
歪みによることが解りました。 【0007】そこで、本発明者は、蓋体の曲げ剛性を上
げるべく、蓋体の上・下壁の厚さを2倍に形成して確認
実験をしましたが、前述の液体の噴出や漏水を防ぐこと
ができませんでした。また、このように蓋体の厚さを厚
くすることは、保冷・保温容器の外形状の大型化を招い
て収納性を損なうのみならず、保冷・保温容器の重量の
大幅な増大を招いて携帯性を損なうと言う問題が生じま
した。 【0008】また、本発明者は、蓋体の歪み強度を上げ
る他の方法として、蓋体の上・下壁間に交差するように
20cm間隔で上・下壁を成形する形成素材であるポリ
プロピレン樹脂と同一の素材にて複数のリブを形成して
確認実験をしましたが、前述の液体の噴出や漏水を防ぐ
ことができませんでしたから、更に曲げ剛性の向上のた
めに、ポリプロピレン樹脂の曲げ弾性率150kg/m
m2よりも大きな曲げ弾性率220kg/mm2を備え
たABS樹脂を使用して前述と同様にして上・下壁及び
リブを形成して確認実験をしましたが、前述の液体の噴
出や漏水を防ぐことができませんでした。即ち、比重
0.98g/ccのポリプロピレン樹脂から重量よりも
歪み強度を重視して比重1.16g/ccのABS樹脂
に変更して比曲げ弾性率を153.1から189.7に
しても、蓋体の成形素材の変更のみでは、比曲げ弾性率
を1.2倍にしか向上させることができませんでした。 【0009】そして、この方法によっては蓋体の上・下
壁間に形成したリブに伴う大幅な重量増大に伴う上記問
題のほかに、上・下壁間に形成したリブによって断熱材
の充填作業の煩雑性・品質保持性にも問題が生じるのみ
ならず、上・下壁間のリブによって保冷・保温性までも
損なうものでした。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前述の従来
の技術課題に立脚して、運搬・移動時における収容液体
の噴出・漏水に伴うトラブルを防止し得る保冷・保温容
器の密閉構造の提供を主な目的とします。 【0011】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る保温保冷容器の密閉構造は、内・外壁間に断熱材を介
在させた側壁と底壁とで形成されて上部を開口した容器
本体と、上・下壁間に断熱材を介在させて形成されて前
記開口を開閉し得るように前記容器本体の側壁上部に蝶
着された蓋体と、前記容器本体の側壁上部の前記蝶着位
置と対向する位置に設けられた閉蓋錠と、前記開口の閉
蓋時に容器本体を密閉するように前記側壁上面と該面に
前記容器本体の開口閉蓋時に対向する蓋体の下面との何
れかに設けられたパッキン体とを備えた保冷・保温容器
の密閉構造において、前記蓋体の下壁周縁の少なくとも
一部に前記蓋体の上・下壁形成素材よりも曲げ弾性率の
大きな蓋体歪み防止部材を設けたものです。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態に係
る保冷・保温容器の密閉構造を図1乃至図4を参照しな
がら詳述すれば、図1は、本発明の第1実施形態に係わ
る保冷容器の閉蓋施錠・蝶着状態の一部断面平面図を示
し、図2Aは、図1のA−A断面拡大図、図2Bは、図
2Aにおける開蓋状態図、図3は、図1のB−B断面拡
大図、図4は、第1実施形態における蓋体歪み防止部材
の斜視図を夫々示します。 【0013】本発明に係わる魚釣やレジャー等の際に携
行する保冷容器は、図1及び図2Aに示されているよう
に従来と同様にポリプロピレン樹脂等の合成樹脂にて形
成された内壁1aと外壁1bとの間に発泡ウレタン等の
断熱材1cを介在させた側壁11aと底壁11bとで略
箱状に形成されて上部を開口した容器本体1と、ポリプ
ロピレン樹脂等の合成樹脂にて形成された上壁2aと下
壁2b間に発泡ウレタン等の断熱材2cを介在させて略
平板状に形成された蓋体2とからなり、蓋体2は、魚等
を収容するための容器本体1の上部の開口部分を閉塞可
能に設けられています。 【0014】尚、図1では、中心線CLより右側は蓋体
2により容器本体1が閉塞された状態を示しており、一
方、中心線CLより左側は蓋体2が容器本体1から取り
外された開蓋状態を示しており、保冷容器の対向する両
側面11a、11a’には、容器本体1の上部と蓋体2
の下部に跨る凹部Bがそれぞれ設けられています。 【0015】容器本体1側の凹部B1には、蓋体2の開
閉の支点軸となる横軸41が容器本体1の側面11aに
平行になるように、一対の軸座4、4を介して取り付け
られています(図1参照)。この横軸41は、容器本体
1の凹部B1毎に、2本ずつ設けられています。 【0016】一方、蓋体2側の凹部B2には、横軸41
と係合する下向きの溝211を下端に形成した平板状の
屈曲する一対のリブ21、21が下に向けて突出するよ
うに設けられています。この一対のリブ21、21は、
前記横軸41に対応して設けられており、従って、保冷
容器において、4本の横軸41に対して、4対のリブ2
1、21がそれぞれ設けられています。蓋体2は、容器
本体1に取り付けられた各横軸41に各対のリブ21、
21の溝211、211を上からはめ込むようにして取
り付けられており、蓋体2は、容器本体1の一方の凹部
B1における横軸41、41、及び、その他方の凹部B
1における横軸41、41の何れをも支点として枢動可
能に設けられ、後述するように容器本体1の上部開口に
対して両方向から自在に開閉できるように設けられてい
ます。 【0017】容器本体1と蓋体2との閉塞時に合わされ
る対向面には、次のようにパッキン202と凸部101
とがそれぞれ全周に亘って設けられ、蓋体2が容器本体
1の上部開口を閉塞している状態では、凸部101がパ
ッキン202を押し付けるようにして密接に当接して、
保冷容器内部の水等が外部に漏れるのを防止するように
構成されています。 【0018】本実施形態においては、パッキン202
は、蓋体2の下面の周縁に全周に亘って設けられた凹状
の溝201にをはめ込んで固定し、この下端が蓋体2の
下壁2cの下面より突出するように固着されています。
一方、凸部101は、容器本体1上端面から全周に亘っ
て突設し、蓋体2のパッキン202と蓋体1の閉塞時に
係合するように設けています。しかし、本発明において
は、パッキン202を容器本体1上端面に、凸部101
を蓋体2の下面に設けるようにしても良いものです。 【0019】この容器本体1側の各凹部B1には、蓋体
2を容器本体1の横軸41に係合施錠するための蓋開閉
用操作レバー3がそれぞれ配置されており、この操作レ
バー3の操作にて、横軸41に係合している蓋体2のリ
ブ21の下端の溝211の開口部を覆って施錠し、開放
して解錠するように設けられています。 【0020】即ち、各操作レバー3は、断面略コ字状に
形成され、その下端には、係合片31が設けられていま
す。操作レバー3は、係合片31の先端が内側を向くよ
うにして蓋体2の凹部B2内に、軸34を介して回動可
能に軸支されています。この係合片31は、横軸41の
下面と係脱自在であって、横軸41と係合して蓋体2の
前記リブ21の溝211との間で横軸41を把持して蓋
体2を容器本体1に係合施錠しています。なお、この操
作レバー3は、蓋体2を容器本体1に閉塞させた時に横
軸41と係合するように、閉状態の方向に弾性手段35
によって付勢されています。この弾性手段35は、操作
レバー3にその係合片31が横軸41に係合する方向に
弾性力を付与するものであれば、その形態は任意であ
り、例えば、ねじりコイルばね、板ばね等によって構成
されます。 【0021】本実施形態における施錠装置は、上述のよ
うに構成されておりますから、蓋体2の閉塞時において
容器本体1の側面11aおよび側面11a’の両側の操
作レバー3の係合片31を容器本体1の横軸41に係合
させることによって容器本体1に対して蓋体2が閉塞状
態に施錠され、弾性手段35の付勢力にて施錠状態が保
持されます。 【0022】そして、この状態で、容器本体1の側面1
1a側の操作レバー3を弾性手段35の付勢力に抗して
回動させて係合片31を横軸41から離隔させると閉塞
状態にある蓋体2の開錠ができ、操作レバー3の係合片
31を容器本体1の横軸41に係合させたままの容器本
体1の側面11a'側の横軸41を中心として蓋体2を
容器本体1の上部開口に対して開閉でき、逆に、容器本
体1の側面11a’側の操作レバー3を弾性手段35の
付勢力に抗して回動させて係合片31を横軸41から離
隔させると容器本体1の側面11a側の横軸41を中心
として蓋体2を容器本体1の上部開口に対して開閉でき
ます。 【0023】また、容器本体1の側面11a及び側面1
1a’の両側の操作レバー3を回動させて係合片31を
横軸41から離隔させる容器本体1から蓋体2を取り外
すことができます。 【0024】従って、本実施形態における施錠装置は、
操作レバー3の操作のみによって、蓋体2は、容器本体
1の上部開口に対して閉塞状態と、容器本体1の側面1
1a側又は側面11a’側の両側からの開閉可能状態
と、取り外しての開放状態とが選択的にできるようにな
っています。 【0025】なお、本実施形態においては,蓋体歪み防
止部材5は、アルミニウム又は鉄にて図4に示すように
板状に形成され、図1乃至図3に示すように容器本体1
の底壁11bの下面に図示しないキャスターを取付けた
側壁11d側の蓋体2の内側に側壁11dと平行に装着
されています。 【0026】即ち、蓋体2の内側の側壁11d側周縁に
は、蓋板2の下壁2bに接するように蓋体歪み防止部材
5が設けられ、蓋体歪み防止部材5は、下壁2bの曲げ
剛性の向上を図って歪みを有効に防止し得るように断面
長方形の長辺が垂直方向に配置するように上壁2a及び
下壁2bの側面内面と蓋体2の内部に装着された断熱材
2cとによって挟持させて配設しており、蓋体歪み防止
部材5を形成するアルミニウムは、比重2.7g/c
c、曲げ弾性率7,000kg/mm2であるために、
比曲げ弾性率が2,592.6、ポリプロピレン樹脂に
対して16、9倍の曲げ剛性を備えることになります。
そして、アルミニウムに変えて鉄を使用する場合は、比
重7.85g/cc、曲げ弾性率21,000kg/m
m2であるために、比曲げ弾性率が2,675.2、ポ
リプロピレン樹脂に対して17、5倍の曲げ剛性を備え
ることになります。 【0027】従って、本実施形態の蓋体2は、ポリプレ
ン樹脂やABS樹脂の肉厚を厚くしたりリブを設けたり
しての補強に比較して重量の増大を招くことなく約17
倍の歪みを抑えることができますので、キャスターを取
りつけた側面11dと対向する他方の側面11d’に取
り付けた図示しないハンドルを持って容器本体1を傾斜
させた状態で移動させても収容している液体の圧力や移
動時の振動等にて蓋体2の隅部が持ち上げられての漏水
に伴うトラブルを確実に防止できまし、急なカーブや悪
路の走行時における収容した液体による蓋体2の押上に
起因しての側面11d側からの液体の噴出に伴うトラブ
ルも確実に防止できます。 【0028】また、本実施形態の保冷容器は、前述にて
明らかなように大幅な重量増大を招かず、かつ、外形状
の大型化も招かないために、これらに起因してのトラブ
ルも防止できるのみならず、意匠性や作業性も損ないま
せん。 【0029】本実施形態における蓋体歪み防止部材5
は、アルミニウム又は鉄にて形成しましたが、本発明に
おける蓋体歪み防止部材5の形成素材は、これに限定さ
れるものではなく、その他金属、繊維補強合成樹脂体、
或は、蓋体を形成する合成樹脂よりも高弾性の合成樹脂
等を用いても良く、蓋体歪み防止部材5の形状も断面長
方形の板状体に限定されるものでは無く、容器本体1に
収容された液体により予測される圧力負荷に応じてパイ
プ状にしたり縦方向や横方向の一部肉厚を増大或は除肉
する等の任意の形状への設計変更が可能なもので、側面
11dに沿った方向においても全長に亘って配設する必
要は無く、側面11dに沿った方向の中央に施錠装置を
配置させたりした場合などに両隅部のみに配設するよう
にしても良いものです。 【0030】本実施形態における保冷容器は、容器本体
1の対向する側面11a,11a’の夫々設けられた横
軸に対して蓋体2に設けられたリブ21の下端の溝21
1と操作レバー3の係合片31とを係脱させることによ
って、蓋体2が容器本体1の上部開口に対して閉塞状態
と、容器本体1の側面11a側又は側面11a’側の両
側からの開閉可能状態と、取り外しての開放状態とが選
択的にできるようにしましたが、本発明における保冷容
器は、従来一般の保冷容器のように容器本体1の側面1
1aと蓋体2とを蝶板にて蝶着し、該側面11aと対向
する側面11a’と蓋体とを所謂パッチン錠にて施錠す
るものにも使用し得るものです。 【0031】本実施形態における蓋体歪み防止部材5
は、キャスターを取付けた側壁11d側の蓋体2の内側
にのみ側壁11dと平行に装着されるようにしました
が、側面11dと対向する他方の側面11d’側の蓋体
2の内側にも側壁11d’と平行に装着するようにして
も良く、また、施錠装置や蝶板或はパッチン錠と側面1
1d又は側面11d’との距離が長い場合は、施錠装置
や蝶板或はパッチン錠と側面11d又は側面11d’と
の間に側面11a又は側面11a’と平行に配設するよ
うにしても良く、施錠装置や蝶板或はパッチン錠との相
互間の距離が長い場合はこれらの間に配設するようにし
ても良いものです。このように側面11a又は側面11
a’と平行に蓋体歪み防止部材5を配設するようにすれ
ば、側面11d,11d’方向における蓋体2の低曲げ
剛性に起因しての収容された液体の噴出を防止できま
す。 【0032】本実施形態における蓋体歪み防止部材5
は、上壁2a及び下壁2bの側面内面と蓋体2の内部に
装着された断熱材2cとによって挟持することによって
略垂直に配設するようにしましたが、本発明において
は、蓋体歪み防止部材5の両端を彎曲させて配設、又は
側面11a,11a’に平行に配設された蓋体歪み防止
部材5と側面11d,11d’に平行に配設された蓋体
歪み防止部材5との交差部を連結或は一体的に彎曲又は
固着することによって略垂直に配設するようにしても良
く、インサート成形や接着等にて蓋体歪み防止部材5を
蓋体2の上壁2aや下壁2bの側面と一体的に設けるよ
うにしても良いものです。 【0033】本実施形態においては、平面視で長方形状
の保冷容器にて説明しましたが、平面視で正方形、円
形、或は楕円形状の保冷容器でも良く、円形、或は楕円
形状の保冷容器においては、円弧状に彎曲された蓋体歪
み防止部材5を配設するものです。 【0034】本実施形態においては、蓋体2にパッキン
202と蓋体歪み防止部材5とを設けると共に、容器本
体1に凸部101を設けましたが、容器本体1にパッキ
ン202を設けるようにした場合は、蓋体2に設けられ
る蓋体歪み防止部材5の一部を下壁2bの下面から突出
させて凸部101と共用するようにしても良いもので
す。 【0035】本実施形態においては、保冷容器にて説明
しましたが、本発明は、給食などにおいてスープ等の液
体を保温運搬する保温容器の密閉構造としても使用し得
るものです。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
記蓋体の下壁周縁の少なくとも一部に前記蓋体の上・下
壁形成素材よりも曲げ弾性率の大きな蓋体歪み防止部材
を設けることによって、液体を収容した保冷・保温容器
の運搬・移動時における噴出・漏水に伴うトラブルを防
止しできます。 【0037】また、本発明の保冷・保温容器は、蓋体に
蓋体の上・下壁形成素材よりも曲げ弾性率の大きな蓋体
歪み防止部材を設けるだけであるから大幅な重量増大を
招かず、かつ、外形状の大型化も招かないでこれらに起
因してのトラブルも防止できるのみならず、意匠性や作
業性も損なわず、しかも、従来の保冷・保温容器の蓋体
に蓋体歪み防止部材を付設するのみで良いために極めて
実用性の高いものです。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係わる保冷容器の一部断
面平面図。 【図2】図1のA−A断面拡大図で、Aは、閉蓋施錠・
蝶着状態図、Bは、図2Aにおける開蓋状態図。 【図3】図1のB−B断面拡大図。 【図4】蓋体歪み防止部材の斜視図。 【符号の説明】 1 容器本体 2 蓋体 2a 上壁 2b 下壁 2c 断熱材 5 蓋体歪み防止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16L 59/00 F16L 59/00 3L102 F25D 3/08 F25D 3/08 A Fターム(参考) 3E067 BA05A BB16A BB17A BB24A CA18 EA17 FA01 FC01 GA14 GD01 3E084 AA05 AA14 AA37 AB10 BA02 CA03 CC08 DA03 DB14 DC08 FD02 GA10 GB13 GB26 HA03 HB04 HD01 KA11 3H036 AA09 AB11 AD09 3J040 AA01 AA11 BA04 EA22 3L044 AA04 BA03 CA03 CA11 DC03 KA04 3L102 JA06 KA03 KB09 KD11 KE09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】内・外壁間に断熱材を介在させた側壁と底
    壁とで形成されて上部を開口した容器本体と、上・下壁
    間に断熱材を介在させて形成されて前記開口を開閉し得
    るように前記容器本体の側壁上部に蝶着された蓋体と、
    前記容器本体の側壁上部の前記蝶着位置と対向する位置
    に設けられた閉蓋錠と、前記開口の閉蓋時に容器本体を
    密閉するように前記側壁上面と該面に前記容器本体の開
    口閉蓋時に対向する蓋体の下面との何れかに設けられた
    パッキン体とを備えた保冷・保温容器の密閉構造におい
    て、前記蓋体の下壁周縁の少なくとも一部に前記蓋体の
    上・下壁形成素材よりも曲げ弾性率の大きな蓋体歪み防
    止部材を設けたことを特徴とする保冷・保温容器の密閉
    構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331839A (ja) * 2006-05-15 2007-12-27 Shimano Inc 保冷箱の開閉装置
CN103453720A (zh) * 2013-09-09 2013-12-18 合肥美的电冰箱有限公司 用于支撑冰箱的门体或箱体的支撑件及具有其的冰箱
CN105882702A (zh) * 2016-05-30 2016-08-24 宋晓玲 一种食品运输车
JP2022139570A (ja) * 2021-03-12 2022-09-26 株式会社イノアックコーポレーション 断熱容器及び保温ボックス

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