JP2003074715A - 自在継手用ブーツ - Google Patents
自在継手用ブーツInfo
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- JP2003074715A JP2003074715A JP2001263552A JP2001263552A JP2003074715A JP 2003074715 A JP2003074715 A JP 2003074715A JP 2001263552 A JP2001263552 A JP 2001263552A JP 2001263552 A JP2001263552 A JP 2001263552A JP 2003074715 A JP2003074715 A JP 2003074715A
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- JP
- Japan
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- universal joint
- boot
- engaging
- divided end
- vertical wall
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一対の分割端面の接合強度の向上と、一対の
分割端面を接合する作業の簡便化と、が図られた分割式
の自在継手用ブーツを提供する。 【解決手段】 略筒状を呈し、その側面が軸方向の全長
に亙って切断されていると共に、切断されることによっ
て切り離された一対の分割端面6a,6bに、それぞれ
係合部8a,8bが設けられ、これら一対の係合部8
a,8bを互いに係合させることによって、この切断さ
れた部分4が接合可能となっている自在継手用ブーツ2
において、各係合部8a,8bは、断面略L字形状を呈
し、分割端面6から自在継手用ブーツ2の円周方向に延
出した横壁10と、横壁10から立ち上がった縦壁12
と、縦壁12の内側面12aに形成された突出部14
と、を備えている。
分割端面を接合する作業の簡便化と、が図られた分割式
の自在継手用ブーツを提供する。 【解決手段】 略筒状を呈し、その側面が軸方向の全長
に亙って切断されていると共に、切断されることによっ
て切り離された一対の分割端面6a,6bに、それぞれ
係合部8a,8bが設けられ、これら一対の係合部8
a,8bを互いに係合させることによって、この切断さ
れた部分4が接合可能となっている自在継手用ブーツ2
において、各係合部8a,8bは、断面略L字形状を呈
し、分割端面6から自在継手用ブーツ2の円周方向に延
出した横壁10と、横壁10から立ち上がった縦壁12
と、縦壁12の内側面12aに形成された突出部14
と、を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自在継手のグリー
ス保持及び防塵のために用いられる自在継手用ブーツに
関する。
ス保持及び防塵のために用いられる自在継手用ブーツに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のプロペラシャフトに用
いられる自在継手は、防塵及びこの自在継手に給脂され
たグリース保持等のために、略筒形で蛇腹状の自在継手
用ブーツによって覆われている。
いられる自在継手は、防塵及びこの自在継手に給脂され
たグリース保持等のために、略筒形で蛇腹状の自在継手
用ブーツによって覆われている。
【0003】そのため、使用中にこの自在継手用ブーツ
が破損してしまいその交換を余儀なくする場合には、自
在継手を取り外さなければ交換ができないという問題が
あった。
が破損してしまいその交換を余儀なくする場合には、自
在継手を取り外さなければ交換ができないという問題が
あった。
【0004】そこで、図6に示すように、自在継手用ブ
ーツ30の交換作業を簡略化するために、自在継手用ブ
ーツ30の側面に、この自在継手用ブーツ30の軸方向
に沿って切れ目を入れ、切り開くことができるようにし
た、いわゆる分割式の自在継手用ブーツ30が従来から
広く知られている。
ーツ30の交換作業を簡略化するために、自在継手用ブ
ーツ30の側面に、この自在継手用ブーツ30の軸方向
に沿って切れ目を入れ、切り開くことができるようにし
た、いわゆる分割式の自在継手用ブーツ30が従来から
広く知られている。
【0005】このような自在継手用ブーツ30において
は、例えば図7に示すように、自在継手用ブーツ30を
その軸方向に沿って切り離し、切り離された一対の分割
端面32a,32bの内の一方の分割端面32aに突条
34を設け、他方の分割端面32bにこの突条34と嵌
合する凹溝36を設けて、この突状34と凹溝36とを
嵌合させることによって、一対の分割端面32a,32
bを接合可能な構造に形成して自在継手を取り外すこと
なく自在継手用ブーツ30の交換作業を行うことができ
るようになっている。
は、例えば図7に示すように、自在継手用ブーツ30を
その軸方向に沿って切り離し、切り離された一対の分割
端面32a,32bの内の一方の分割端面32aに突条
34を設け、他方の分割端面32bにこの突条34と嵌
合する凹溝36を設けて、この突状34と凹溝36とを
嵌合させることによって、一対の分割端面32a,32
bを接合可能な構造に形成して自在継手を取り外すこと
なく自在継手用ブーツ30の交換作業を行うことができ
るようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに一方の分割端面32aに突条34を設け、他方の分
割端面32bに突条34が嵌合する凹溝36を設けた分
割式の自在継手用ブーツ30においては、一つの分割端
面32には、突条34もしくは凹溝36のいずれか一方
のみしか設けられていないため、この接合位置における
自在継手用ブーツ30の円周方向の接合強度を十分に得
られないという問題がある。
うに一方の分割端面32aに突条34を設け、他方の分
割端面32bに突条34が嵌合する凹溝36を設けた分
割式の自在継手用ブーツ30においては、一つの分割端
面32には、突条34もしくは凹溝36のいずれか一方
のみしか設けられていないため、この接合位置における
自在継手用ブーツ30の円周方向の接合強度を十分に得
られないという問題がある。
【0007】また、一対の分割端面32a,32bを接
合する際には、いずれか一方の分割端面32を蛇腹に沿
って圧縮してから対となるもう一方の分割端面32の一
端から突条34と凹溝36とを嵌合させていくため、一
対の分割端面32a,32bを接合する作業が煩雑とな
るという問題がある。
合する際には、いずれか一方の分割端面32を蛇腹に沿
って圧縮してから対となるもう一方の分割端面32の一
端から突条34と凹溝36とを嵌合させていくため、一
対の分割端面32a,32bを接合する作業が煩雑とな
るという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、一対の分割端面の接合
強度の向上と、一対の分割端面を接合する作業の簡便化
と、が図られた分割式の自在継手用ブーツを提供するこ
とを目的とする。
強度の向上と、一対の分割端面を接合する作業の簡便化
と、が図られた分割式の自在継手用ブーツを提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、略筒状を呈し、その側面が軸方向の全長に亙って切
り離されていると共に、切り離された一対の分割端面
に、それぞれ係合部が設けられ、これら一対の係合部を
互いに係合させることによって、この切断された部分が
接合可能となっている自在継手用ブーツにおいて、上記
各係合部は、断面略L字形状を呈し、上記分割端面から
上記自在継手用ブーツの円周方向に延出した横壁と、上
記横壁から立ち上がった縦壁と、縦壁の内側面に形成さ
れた突出部と、を備えていることを特徴としている。
は、略筒状を呈し、その側面が軸方向の全長に亙って切
り離されていると共に、切り離された一対の分割端面
に、それぞれ係合部が設けられ、これら一対の係合部を
互いに係合させることによって、この切断された部分が
接合可能となっている自在継手用ブーツにおいて、上記
各係合部は、断面略L字形状を呈し、上記分割端面から
上記自在継手用ブーツの円周方向に延出した横壁と、上
記横壁から立ち上がった縦壁と、縦壁の内側面に形成さ
れた突出部と、を備えていることを特徴としている。
【0010】一方の分割端面と、一方の分割端面に設け
られた一方の係合部の縦壁との間に、他方の分割端面に
設けられた他方の係合部の縦壁を挿入することで、一方
の係合部の縦壁と他方の係合部の縦壁とが係合し、各縦
壁に形成された各突出部同士が係合する。
られた一方の係合部の縦壁との間に、他方の分割端面に
設けられた他方の係合部の縦壁を挿入することで、一方
の係合部の縦壁と他方の係合部の縦壁とが係合し、各縦
壁に形成された各突出部同士が係合する。
【0011】また、各係合部は断面略L字形状を呈して
いるため、各縦壁を自在継手用ブーツの円周方向に変形
させながら各係合部同士を係合させることができる。
いるため、各縦壁を自在継手用ブーツの円周方向に変形
させながら各係合部同士を係合させることができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記各係合部は、上記横壁の断面中心
線と上記縦壁の断面中心線とがなす内角が鋭角となるよ
う、上記縦壁が上記横壁に対して傾くよう形成されてい
ることを特徴としている。これによって、各係合部同士
が係合した状態において、縦壁に自在継手用ブーツの円
周方向の力が作用しても、各縦壁は変形しにくくなる。
の発明において、上記各係合部は、上記横壁の断面中心
線と上記縦壁の断面中心線とがなす内角が鋭角となるよ
う、上記縦壁が上記横壁に対して傾くよう形成されてい
ることを特徴としている。これによって、各係合部同士
が係合した状態において、縦壁に自在継手用ブーツの円
周方向の力が作用しても、各縦壁は変形しにくくなる。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記各縦壁の外側面には突起
部がそれぞれ設けられてると共に、上記各分割端面には
上記突起部に対応する溝部がそれぞれ設けられているこ
とを特徴としている。これによって各係合部同士が互い
に係合した状態において、自在継手用ブーツの半径方向
に沿って各縦壁が抜けにくくなる。
2に記載の発明において、上記各縦壁の外側面には突起
部がそれぞれ設けられてると共に、上記各分割端面には
上記突起部に対応する溝部がそれぞれ設けられているこ
とを特徴としている。これによって各係合部同士が互い
に係合した状態において、自在継手用ブーツの半径方向
に沿って各縦壁が抜けにくくなる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、各縦壁を自在継手用ブ
ーツの円周方向に変形させながら各係合部同士を係合さ
せることができるので、各係合部同士を容易に係合させ
ることができる。また、各縦壁同士を互いに係合させる
ことによって、自在継手用ブーツの円周方向に沿った接
合強度を向上させることができると共に、各突出部を互
いに係合させることによって、自在継手用ブーツの半径
方向に沿った接合強度を向上させることができる。
ーツの円周方向に変形させながら各係合部同士を係合さ
せることができるので、各係合部同士を容易に係合させ
ることができる。また、各縦壁同士を互いに係合させる
ことによって、自在継手用ブーツの円周方向に沿った接
合強度を向上させることができると共に、各突出部を互
いに係合させることによって、自在継手用ブーツの半径
方向に沿った接合強度を向上させることができる。
【0015】請求項2の発明によれば、各係合部同士が
係合した状態において、縦壁に自在継手用ブーツの円周
方向の力が作用しても、各縦壁は変形しにくくなるの
で、自在継手用ブーツの円周方向に沿った接合強度をさ
らに向上させることができる。
係合した状態において、縦壁に自在継手用ブーツの円周
方向の力が作用しても、各縦壁は変形しにくくなるの
で、自在継手用ブーツの円周方向に沿った接合強度をさ
らに向上させることができる。
【0016】請求項3の発明によれば、自在継手用ブー
ツの半径方向に沿って各縦壁が抜けにくくなるので、自
在継手用ブーツの半径方向に沿った接合強度をさらに向
上させることができる。
ツの半径方向に沿って各縦壁が抜けにくくなるので、自
在継手用ブーツの半径方向に沿った接合強度をさらに向
上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0018】図1は、自動車のプロペラシャフト等に用
いられる等速継手のグリース保持及び防塵のために、こ
の等速継手の覆う自在継手用ブーツ2を示している。
いられる等速継手のグリース保持及び防塵のために、こ
の等速継手の覆う自在継手用ブーツ2を示している。
【0019】この自在継手用ブーツ2は、ゴムまたは樹
脂等からなり、略筒状を呈し、かつその側面が蛇腹状と
なるよう型成形により形成されている。
脂等からなり、略筒状を呈し、かつその側面が蛇腹状と
なるよう型成形により形成されている。
【0020】自在継手用ブーツ2の側面は、この自在継
手用ブーツ2の軸方向の全長に亙って切り離されている
と共に、切り離された一対の分割端面6a、6bには、
この自在継手用ブーツ2の軸方向の全長に亙って、図2
に示すように、同一断面形状の係合部8a,8bがそれ
ぞれ設けられ、これら一対の係合部8a,8bを互いに
係合させることによって、この切り離された部分4が接
合可能となっている。
手用ブーツ2の軸方向の全長に亙って切り離されている
と共に、切り離された一対の分割端面6a、6bには、
この自在継手用ブーツ2の軸方向の全長に亙って、図2
に示すように、同一断面形状の係合部8a,8bがそれ
ぞれ設けられ、これら一対の係合部8a,8bを互いに
係合させることによって、この切り離された部分4が接
合可能となっている。
【0021】各係合部8a,8bは、分割端面6から自
在継手用ブーツ2の円周方向に延出した横壁10と、横
壁10から自在継手用ブーツ2の半径方向に向かって立
ち上がった縦壁12と、縦壁12の内側面12aから自
在継手用ブーツ2の円周方向に突出した突出部14と、
からなり、全体として断面略L字形状を呈している。
在継手用ブーツ2の円周方向に延出した横壁10と、横
壁10から自在継手用ブーツ2の半径方向に向かって立
ち上がった縦壁12と、縦壁12の内側面12aから自
在継手用ブーツ2の円周方向に突出した突出部14と、
からなり、全体として断面略L字形状を呈している。
【0022】また、各係合部8a,8bは、横壁10の
断面中心線P1と縦壁12の断面中心線P2とがなす内
角αが鋭角となるよう、縦壁12が横壁10に対して傾
くようそれぞれ形成されている。
断面中心線P1と縦壁12の断面中心線P2とがなす内
角αが鋭角となるよう、縦壁12が横壁10に対して傾
くようそれぞれ形成されている。
【0023】そして、各係合部8a,8bは、互いに対
称形状となるよう各分割端面6,6に設けられている。
称形状となるよう各分割端面6,6に設けられている。
【0024】一対の分割端面6a,6bは、図3及び図
4に示すように、自在継手用ブーツ2の半径方向に沿っ
て、一対の係合部8a,8bを係合させることで接合さ
れる。すなわち、一方の分割端面6aと、一方の分割端
面6aに設けられた一方の係合部8aの縦壁12との間
に、他方の分割端面6bに設けられた他方の係合部8b
の縦壁12を挿入することで、一方の係合部8aの縦壁
12と他方の係合部8bの縦壁12とを係合させ、各縦
壁12,12に形成された各突出部14,14同士を係
合させることで、一対の分割端面6a,6bを接合させ
る。
4に示すように、自在継手用ブーツ2の半径方向に沿っ
て、一対の係合部8a,8bを係合させることで接合さ
れる。すなわち、一方の分割端面6aと、一方の分割端
面6aに設けられた一方の係合部8aの縦壁12との間
に、他方の分割端面6bに設けられた他方の係合部8b
の縦壁12を挿入することで、一方の係合部8aの縦壁
12と他方の係合部8bの縦壁12とを係合させ、各縦
壁12,12に形成された各突出部14,14同士を係
合させることで、一対の分割端面6a,6bを接合させ
る。
【0025】このように構成された自在継手用ブーツ2
においては、各係合部8a,8bが断面略L字形状を呈
しているため、各縦壁12,12を自在継手用ブーツ2
の円周方向に変形させながら各係合部8a,8b同士を
係合させることができるので(図4の破線を参照)、各
係合部8a,8b同士を容易に係合させることができ
る。
においては、各係合部8a,8bが断面略L字形状を呈
しているため、各縦壁12,12を自在継手用ブーツ2
の円周方向に変形させながら各係合部8a,8b同士を
係合させることができるので(図4の破線を参照)、各
係合部8a,8b同士を容易に係合させることができ
る。
【0026】また、各縦壁12,12同士を互いに係合
させることによって、自在継手用ブーツ2の円周方向に
沿った接合強度を向上させることができると共に、各突
出部14,14を互いに係合させることによって、自在
継手用ブーツ2の半径方向に沿った接合強度を向上させ
ることができる。
させることによって、自在継手用ブーツ2の円周方向に
沿った接合強度を向上させることができると共に、各突
出部14,14を互いに係合させることによって、自在
継手用ブーツ2の半径方向に沿った接合強度を向上させ
ることができる。
【0027】さらに、縦壁12が横壁10に対して傾く
よう形成されているので、各係合部8a,8b同士が係
合した状態において、縦壁12に自在継手用ブーツ2の
円周方向の力が作用しても、各縦壁12,12は変形し
にくくなり、自在継手用ブーツ2の円周方向に沿った接
合強度を向上させることができる。
よう形成されているので、各係合部8a,8b同士が係
合した状態において、縦壁12に自在継手用ブーツ2の
円周方向の力が作用しても、各縦壁12,12は変形し
にくくなり、自在継手用ブーツ2の円周方向に沿った接
合強度を向上させることができる。
【0028】尚、一対の分割端面6a,6b及び一対の
係合部8a,8bには、接着剤を塗布しておいてもよ
く、その場合には、接合強度をさらに向上させることが
できる。
係合部8a,8bには、接着剤を塗布しておいてもよ
く、その場合には、接合強度をさらに向上させることが
できる。
【0029】また、本実施例においては、自在継手用ブ
ーツ2の側面の1箇所が、この自在継手用ブーツの軸方
向に切り離された構造となっているが、自在継手用ブー
ツ2の側面の2箇所をこの自在継手用ブーツの軸方向に
切り離して、2分割された状態で型成形してもよい。
ーツ2の側面の1箇所が、この自在継手用ブーツの軸方
向に切り離された構造となっているが、自在継手用ブー
ツ2の側面の2箇所をこの自在継手用ブーツの軸方向に
切り離して、2分割された状態で型成形してもよい。
【0030】図5は、本発明の第2実施例を示してい
る。この第2実施例における自在継手用ブーツ20は、
上述した第1実施例の自在継手用ブーツ2と略同一構成
となっているが、各縦壁12,12の外側面12b、1
2bには突起部22,22がそれぞれ設けられてると共
に、各分割端面6a,6bにはこれら突起部22,22
に対応する溝部24,24がそれぞれ設けられている。
る。この第2実施例における自在継手用ブーツ20は、
上述した第1実施例の自在継手用ブーツ2と略同一構成
となっているが、各縦壁12,12の外側面12b、1
2bには突起部22,22がそれぞれ設けられてると共
に、各分割端面6a,6bにはこれら突起部22,22
に対応する溝部24,24がそれぞれ設けられている。
【0031】このような第2実施例の自在継手用ブーツ
においては、突起部22と溝部24とが係合することに
よって、自在継手用ブーツ20の半径方向に沿って各縦
壁12,12が抜けにくくなり、自在継手用ブーツ20
の半径方向に沿った接合強度は、第1実施例における自
在継手用ブーツ2に比べてさらに向上させることができ
る。
においては、突起部22と溝部24とが係合することに
よって、自在継手用ブーツ20の半径方向に沿って各縦
壁12,12が抜けにくくなり、自在継手用ブーツ20
の半径方向に沿った接合強度は、第1実施例における自
在継手用ブーツ2に比べてさらに向上させることができ
る。
【0032】また、上述した各実施例においては、一対
の係合部8a,8bが互いに同一断面形状となるよう形
成されているが、必ずしも一対の係合部8a,8bを互
いに同一断面形状となるよう形成する必要はなく、一対
の係合部8a,8bがそれぞれ断面略L字形状を呈し、
互いに係合可能となる範囲内であれば、各係合部8a,
8bの各種寸法を変更してもよい。
の係合部8a,8bが互いに同一断面形状となるよう形
成されているが、必ずしも一対の係合部8a,8bを互
いに同一断面形状となるよう形成する必要はなく、一対
の係合部8a,8bがそれぞれ断面略L字形状を呈し、
互いに係合可能となる範囲内であれば、各係合部8a,
8bの各種寸法を変更してもよい。
【0033】例えば、係合部8aの縦壁12よりも係合
部8bの縦壁12を薄肉に形成してもよい。この場合、
係合部8bの横壁10は係合部8aの横壁10に比べて
長くなる。
部8bの縦壁12を薄肉に形成してもよい。この場合、
係合部8bの横壁10は係合部8aの横壁10に比べて
長くなる。
【0034】また、係合部8aの横壁10よりも係合部
8bの横壁10を厚肉に形成するようにしてもよい。
8bの横壁10を厚肉に形成するようにしてもよい。
【図1】本発明に係る自在継手用ブーツの斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図。
【図3】本発明に係る自在継手用ブーツの各係合部を互
いに係合させる際の工程説明図。
いに係合させる際の工程説明図。
【図4】本発明に係る自在継手用ブーツの各係合部を互
いに係合させる際の工程説明図。
いに係合させる際の工程説明図。
【図5】本発明の第2実施例における自在継手用ブーツ
の要部断面図にして、図1のA−A線に沿った位置に対
応する断面図。
の要部断面図にして、図1のA−A線に沿った位置に対
応する断面図。
【図6】従来の自在継手用ブーツの斜視図。
【図7】従来の自在継手用ブーツの要部断面図。
2…自在継手用ブーツ
6…分割端面
8…係合部
10…横壁
12…縦壁
14…突出部
Claims (3)
- 【請求項1】 略筒状を呈し、その側面が軸方向の全長
に亙って切り離されていると共に、切り離された一対の
分割端面に、それぞれ係合部が設けられ、これら一対の
係合部を互いに係合させることによって、この切断され
た部分が接合可能となっている自在継手用ブーツにおい
て、 上記各係合部は、断面略L字形状を呈し、上記分割端面
から上記自在継手用ブーツの円周方向に延出した横壁
と、上記横壁から立ち上がった縦壁と、縦壁の内側面に
形成された突出部と、を備えていることを特徴とする自
在継手用ブーツ。 - 【請求項2】 上記各係合部は、上記横壁の断面中心線
と上記縦壁の断面中心線とがなす内角が鋭角となるよ
う、上記縦壁が上記横壁に対して傾くよう形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の自在継手用ブー
ツ。 - 【請求項3】 上記各縦壁の外側面には突起部がそれぞ
れ設けられてると共に、上記各分割端面には上記突起部
に対応する溝部がそれぞれ設けられていることを特徴と
する請求項1また2に記載の自在継手用ブーツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263552A JP2003074715A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 自在継手用ブーツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001263552A JP2003074715A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 自在継手用ブーツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003074715A true JP2003074715A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19090291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001263552A Pending JP2003074715A (ja) | 2001-08-31 | 2001-08-31 | 自在継手用ブーツ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003074715A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2461103A (en) * | 2008-06-21 | 2009-12-23 | Robert Outram | Split constant velocity joint boot |
JP2014118092A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Mitsubishi Motors Corp | フロントクロスメンバの異物侵入防止構造 |
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2001
- 2001-08-31 JP JP2001263552A patent/JP2003074715A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2461103A (en) * | 2008-06-21 | 2009-12-23 | Robert Outram | Split constant velocity joint boot |
JP2014118092A (ja) * | 2012-12-19 | 2014-06-30 | Mitsubishi Motors Corp | フロントクロスメンバの異物侵入防止構造 |
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