JPH07246654A - 合成樹脂製管状体 - Google Patents

合成樹脂製管状体

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Publication number
JPH07246654A
JPH07246654A JP6038693A JP3869394A JPH07246654A JP H07246654 A JPH07246654 A JP H07246654A JP 6038693 A JP6038693 A JP 6038693A JP 3869394 A JP3869394 A JP 3869394A JP H07246654 A JPH07246654 A JP H07246654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylindrical part
flange
fitted
tubular portion
annular groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6038693A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Yasumi
信幸 保見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikyo Inc
Original Assignee
Daikyo Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Daikyo Inc filed Critical Daikyo Inc
Priority to JP6038693A priority Critical patent/JPH07246654A/ja
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 相手部材の穴Hに嵌合される筒状部33を半
割体でなく、一体的に成形する場合にその筒状部に環状
シール部材をはめ込む環状溝を形成した合成樹脂製管状
体を提供すること。 【構成】 本発明は、少なくとも一端にフランジを有
し、該端部のフランジにて固着されるプラスチック製管
状体であって、フランジより先端に相手部材に嵌合され
る筒状部を有し、この筒状部に設けた半径方向に開口し
た断面凹部を有する環状溝に環状シール部材を嵌挿した
構造に関する。上記筒状部33はその半径方向とは直交
する方向に型開きして一体的に成形されるが、その際、
上記筒状部33には上記環状溝9の内方に位置する側壁
33aのみが筒状部と同時に形成される。他方、上記筒
状部33先端に上記内方側壁に対向して別体リング7を
装着固定し、上記環状シール部材8が嵌挿される環状溝
9を形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は端部のフランジにて固着
されるプラスチック製管状体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フランジを一端に有する屈曲管状体はフ
ランジを含めて全体を半径方向に2分割して成形し、こ
れらを分割線に沿って接合する方法が提案されている
(実公昭63−37692号)が、この成形方法で図1
に示すように該端部のフランジ11にて固着されるプラ
スチック製管状体1であって、フランジ11より先端に
相手部材の穴Hに嵌合される筒状部12を有し、この筒
状部に設けた環状溝13に環状シール部材14を嵌挿し
た構造を備える場合、上記環状溝13はフランジ11と
同様半径方向に2分割されて形成されるのが通常であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のよう
な半径方向の分割線で半割体を接合する様式ではフラン
ジ部および相手方穴Hに嵌合される筒状部12にバリが
発生しやすく、切削などの仕上げ工程が必要なだけでな
く、フランジ部および筒状部が損傷しやすいという欠点
が生ずる。そのため、フランジ部およびそれより先端に
ある筒状部を除き、半割体に分割し、これを接合するこ
とにより上記従来法で招来される問題点を解消しようと
する(平成6年特許願第001126号)が、かかる成
形方法では型割り方向が筒状体の半径方向でないため、
筒状部に環状シール部材を嵌め込むための半径方向に断
面凹部を有する環状溝の形成が困難であるという問題が
招来する。そこで、本発明は少なくとも相手部材の穴H
に嵌合される筒状部12を半割体の接合形態でなく、一
体化形式で成形する場合にその筒状部に環状溝を形成し
た合成樹脂製管状体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
端にフランジを有し、該端部のフランジにて固着される
プラスチック製管状体であって、フランジより先端に相
手部材に嵌合される筒状部を有し、この筒状部に設けた
半径方向に開口した断面凹部を有する環状溝に環状シー
ル部材を嵌挿した構造において、少なくとも上記筒状部
がその半径方向とは直交する方向に型開きして一体的に
成形され、上記筒状部の環状溝の内方に位置する側壁の
みが筒状部と同時に形成される一方、該筒状部先端に上
記内方側壁に対向して別体リングを装着固定し、上記環
状シール部材が嵌挿される環状溝を形成してなる合成樹
脂製管状体にある。
【0005】
【作用および発明の効果】本発明によれば、相手部材に
嵌合される先端筒状部は一体的に合成樹脂成形されるの
で、半割体接合のように先端筒状部には接合面がなく、
バリによるシール不良を生ずることがないだけでなく、
切削加工が不要である。また、型開きが半径方向とは直
交する方向であるため、型割線がなく、シール性が向上
する。他方、先端筒状部の一体成形によりその半径方向
に開口する断面凹部を有する環状溝は同時に成形できな
いが、別体リングを後付けすることにより形成すること
ができるので、環状シール部材の装着も簡単となる。以
下、本発明は半割体を分割線に沿って接合する態様を例
にして説明するが、それに限らず、少なくとも先端筒状
部が一体成形される管状体に対して採用される構造に有
効である。
【0006】
【実施例】図1は自動車エンジンのインテークマニホー
ルドに使用する屈曲管状体1で、一対の上下縦半割体1
0および20からなり、両端には2個のボルト穴31
a、31aを有する第1フランジ31と1個のボルト穴
32aを有する第2フランジ32を備えている。
【0007】上記上下縦半割体10および20は図2に
示すように両端第1および第2フランジを除いて中間部
が上下に2分割されており、上記第1および第2フラン
ジ31、32は下半割体20の両端に一体的に成形され
ている。
【0008】両者の半割体10、20の中間部接合部1
1、21は図5に示すように、互いに噛み合うように上
半割体10側は内側が分割線に沿って長手方向に切り欠
かれ、他方下半割体20は外側が分割線に沿って長手方
向に第1切欠き12、22が形成されているとともに、
分割線の外側には長手方向に形成された第2切欠き1
3、23が第2樹脂W2が充填される凹溝4を構成し、
図1および図2に示すように上記フランジ31、32の
首部には同じく2次樹脂W2が充填される半円弧状の凹
溝51が形成されるように成形されている。したがっ
て、上半割体10の第1成形後の下型61をスライドし
て外し、上半割体10を上型60に装着させる一方(図
3および図4の(A)参照)、下半割体20の第1成形
後の上型62をスライドして外し、下半割体20を下型
63に装着させ(図3および図4の(B)参照)、この
上半割体10を装着した上型60と下半割体20を装着
した下型63をスライド形式で型合わせし(図3および
図4の(C)参照)、上半割体10と下半割体20とを
その接合部11、21で衝合嵌合状態とし、凹溝4およ
び5に第2成形により2次樹脂W2を充填すると、上下
半割体10および20は2次樹脂W2により接合するこ
とになる。
【0009】上記下半割体にはフランジ31、32が同
時に一体成形されるが、左側フランジ31の下方には筒
状部33が同時に一体成形される。この筒状部33は外
径が先端に向けて次第に小さくなる環状の段部が形成さ
れ、第3段部33cに第1段部33aに対向して装着さ
れる別体リング7とともに第2段部33b上に環状シー
ル部材8が嵌挿される環状溝9を形成する。
【0010】上記別体リング7は上記第3段部33cに
先端から圧入されるが、図5に示すように成形時に型か
ら無理抜きが可能な0.2〜0.3mmの環状突起34を
形成して別体リング7の抜け止めを行うようにしてもよ
い。
【0011】また、図6に示すように別体リング7の内
周面に2〜3箇所で爪部71を突出形成して図7に示す
ように第3段部33cに形成した凹部35に係合させて
抜け止めするようにしてもよい。
【0012】さらに、図8に示すように別体リング7を
嵌合した後、筒状部33の第3段部33cの先端を熱コ
テ等でつぶして抜け止めを行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車エンジンのインテークマニホールドに
使用する屈曲管状体1の斜視図である。
【図2】 図1のX−Y線断面図である。
【図3】 図1の屈曲管状体の第1フランジ側の成形工
程を示す工程説明図である。
【図4】 図1の屈曲管状体の中間部の成形工程を示す
工程説明図である。
【図5】 別体リングの第2嵌合形態を示す断面図であ
る。
【図6】 別体リングの変形例を示す斜視図である。
【図7】 図6の別体リングの第3嵌合形態を示す断面
図である。
【図8】 別体リングの第3嵌合形態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…屈曲管状体 10…上半割体 20…下半割体 11、21…接合部 4、51、52…接合凹溝 7…別体リング 8…環状シール部材 9…環状溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一端にフランジを有し、該端
    部のフランジにて固着されるプラスチック製管状体であ
    って、フランジより先端に相手部材に嵌合される筒状部
    を有し、この筒状部に設けた環状溝に環状シール部材を
    嵌挿した構造において、 少なくとも上記筒状部がその半径方向とは直交する方向
    に型開きして一体的に成形され、上記筒状部の環状溝の
    内方に位置する側壁のみが筒状部と同時に形成される一
    方、該筒状部先端に上記内方側壁に対向して別体リング
    を装着固定し、上記環状シール部材が嵌挿される環状溝
    を形成してなる合成樹脂製管状体。
JP6038693A 1994-03-09 1994-03-09 合成樹脂製管状体 Pending JPH07246654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6038693A JPH07246654A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 合成樹脂製管状体

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JP6038693A JPH07246654A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 合成樹脂製管状体

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JPH07246654A true JPH07246654A (ja) 1995-09-26

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ID=12532389

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JP6038693A Pending JPH07246654A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 合成樹脂製管状体

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JP (1) JPH07246654A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018054059A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 内山工業株式会社 管状体
JPWO2017146263A1 (ja) * 2016-02-25 2018-10-18 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用伝動装置の油圧制御装置

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JPWO2017146263A1 (ja) * 2016-02-25 2018-10-18 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 車両用伝動装置の油圧制御装置
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