JP2003074425A - エアクリーナのシール構造 - Google Patents
エアクリーナのシール構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/024—Air cleaners using filters, e.g. moistened
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Abstract
スをそれぞれの割り面にシールを介して接合一体化する
場合、エレメントを出入をするためのエレメント開口を
設けるには、シール性をいじするためいずれか一方のケ
ースに割り面を避けて形成しなければならない。しかし
複雑なケース形状等の場合には、いずれのケースにも十
分な面積のエレメント開口を確保できない場合がある。
そこで、割り面を跨いでエレメント開口を設けてもシー
ル性を十分に維持できるすることを目的とする。 【構成】エアクリーナ10を前ケース11と後ケース1
2で2分割構成し、ケース側シール17を介して割り面
30で接合する。エアクリーナ10の一側面には、割り
面30を跨いで前ケース11と後ケース12にわたって
開口13を形成し、エレメント14を差し込んで吸気ダ
クト16のフランジ25によりシールリング15を介し
て取付ける。環状シール溝31に臨むケース側シール1
7の両端部32,33をシールリング15へ接着で接続
して連続一体にする。
Description
ール構造、特にエアクリーナの割り面にエレメントを出
入するためのエレメント開口を設けることを可能にする
ものに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のエアクリーナは、ケースを2つ割
りにして両ケースをそれぞれの割り面にシールを介して
接合一体化するとともに、いずれか一方のケースの割り
面を避けた場所にエレメントの出入をするためのエレメ
ント開口を設けていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】複雑なケース形状等の
場合には、いずれのケースにも十分な面積のエレメント
開口を確保できない場合がある。この場合は割り面を跨
いでエレメント開口を設けるとシール性を確保するため
に特別な配慮が必要になるので、いずれか一方のケース
へ制限された面積のエレメント開口を設けることにな
り、エンジンの出力に影響を与えることになる。そこ
で、割り面を跨いでエレメント開口を設けることを可能
にすることにより、設計の自由度と十分量のエレメント
開口面積を確保することが望まれる。本願発明は係る要
請の実現を目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願発明に係るエアクリーナのシール構造は、エアクリ
ーナのケースを第1のケースと第2のケースに分割し、
ケース側シールを介して両ケースを接合し、これら両ケ
ースに割り面を跨ぐ開口部を設けてエレメントを出入す
るためのエレメント開口とし、このエレメント開口をエ
レメント側シールを介して蓋体で覆うとともに、前記ケ
ース側シールを前記エレメント開口で不連続にして、こ
の不連続部を挟む両端をエレメント開口周囲のシール溝
に臨ませ、これら両端部を前記エレメント側シールへ接
続一体化したことを特徴とする。 【0005】 【発明の効果】ケース側シールを介して第1のケースと
第2のケースを接合するとともに、割り面を跨いで第1
のケースと第2のケースに形成されたエレメント開口の
周囲に形成されたシール溝内へ配置されるエレメント側
シールに、エレメント開口部分で不連続をなすケース側
シールの両端を接着等により接続一体化する。 【0006】これにより、エレメント側シールを介して
蓋体でエレメント開口を覆うと、第1のケースと第2の
ケースの割り面及びエレメント開口の周囲における蓋体
と第1のケース並びに第2のケースの間は十分にシール
される。したがって、割り面を跨いでエレメント開口を
形成することが可能になり、ケース形状等が複雑であっ
て、いずれか片側のケースに十分な大きさのエレメント
開口を形成する場所がない場合でも、十分な開口面積の
エレメント開口を形成でき、その結果、エンジンの出力
向上に貢献でき、かつ設計の自由度を大きくできる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は実施例の適用された自動2輪車の側面
図、図2はエアクリーナの側面図、図3は図2の3−3
線断面図、図4はエアクリーナの分解斜視図である。ま
ず、図1において、符号1は前輪、2はフロントフォー
ク、3はヘッドパイプ、4は車体フレーム、5は燃料タ
ンク、6はシート、7はエンジン、8aは燃料噴射装置
のカバー、8は燃料噴射装置を構成するスロットルボデ
イ、9はインシュレータ、10はエアクリーナである。 【0008】図2〜4に示すように、エアクリーナ10
は、前後に分割された前ケース11と後ケース12及び
これらの合わせ部のある一側面に形成された円形の開口
13から円筒形のフィルタ14がエアクリーナ10内へ
収容され、シールリング15(図4)を介して吸気ダク
ト16が取付けられる。図4中の符号17は前ケース1
1と後ケース12の間へ設けられるケース側シールであ
る。 【009】前ケース11は下方が前方への張り出し18
をなす側面視階段状をなし、上方の縦壁部19にスロッ
トルボデイが取付けられて、張り出し18の上方に位置
し、エアクリーナ10内と連通している。 【0010】図4に示すように、吸気ダクト16は長さ
方向へ延びる隔壁20により上方の固定通路21と下方
の可変通路22に区画されている。図3に示すように、
吸気ダクト16は長さ方向へ左右に分割された外側部材
23と内側部材24で構成され、接合部を嵌合により一
体化する。 【0011】内側部材24のうち、エアクリーナ10に
重なる部分はフランジ25が一体に形成され、ここでネ
ジ26によりエアクリーナ10へ取付けられている。さ
らにフランジ25の一部には筒部27が一体に設けら
れ、エレメント14の内へ嵌合する。エレメント14の
内側がダーティサイド28となり、エアクリーナ10内
のエレメント14外側がクリーンサイド29となる。ク
リーンサイド29は縦壁部19を介してスロットルボデ
イ8へ連通する。 【0012】図5は図2より吸気ダクトを除いたエアク
リーナ10の側面図であり、図6は前ケース11の正面
図、図7は図5のA部拡大図、図8は図5の8−8線断
面図、図9は図6のB部を裏側(エアクリーナ内方側)
から示す図、図10はエアクリーナの上部における図6
の10−10線相当部断面である。 【0013】図5及び図7に示すように、開口13は割
り面30を跨いで前ケース11及び後ケース12の双方
へ形成され、割り面30により前後へ分割されている。
開口13の周囲には環状シール溝31が形成され、その
底部で割り面30近傍には前ケース11側の端部31a
と後ケース12側の端部31bに挟まれてケース側シー
ルの一端部32が臨んでいる。 【0014】ケース側シール17は開口13と重なる範
囲が上下方向で不連続であり、下方の端部33(図4)
も同様構造で環状シール溝31の底部へ臨んでいる。こ
の環状シール溝31内にはリング状のシールリング15
が嵌合されており、図8に示すようにシールリング15
と一端部32は環状シール溝31内において接着等の適
宜方法で接続一体化されている。端部33側も同様であ
る。 【0015】環状シール溝31にはシールリング15の
上からフランジ25の内面に突出形成されたリング状の
突部34が嵌合され、フランジ25と開口13の周囲に
おける前ケース11及び後ケース12の側面との間をシ
ールする。なお、吸気ダクト16は本願発明における蓋
体の一例である。また、シールリング15とケース側シ
ール17は当初から3次元的な構造をなすものとして一
体に形成されたものでもよい。 【0016】図10に示すように、前ケース11の割り
面30周囲にはケース側シール17を嵌合するシール溝
35が形成され、ここにケース側シール17を嵌合して
後ケース12側の割り面30周囲に形成された突部36
(図3)を嵌合することにより前ケース11と後ケース
12は割り面30にてケース側シール17により気密に
接合する。 【0017】このとき、ケース側シール17、シール溝
35及び突部36は図9に示すように、環状シール溝3
1部分で不連続となる。ただし、ケース側シール17の
両端部32、33は前記したようにここでシールリング
15と連続一体化している。 【0018】このように、シールリング15及びケース
側シール17のそれぞれが属する平面は互いに直交する
状態にあっても、前ケース11と後ケース12の間及び
吸気ダクト16と前ケース11並びに後ケース12の開
口13形成面との間のシールを確実にすることができ
る。 【0019】図6に示すように、前ケース11の上部に
はエアファンネル穴40が幅方向へ4個形成されてい
る。このうち2つ一組となって、周囲にシール41が設
けられる。図10に示すように、シール41は前ケース
11の表面へ一体に形成されたシール溝42へ嵌合され
ている。また、シール溝42の周囲には適当間隔で取付
穴43が形成されている。図11は図10のC矢示図で
あり、前ケース11の内面側にはエアファンネル穴40
が2個ずつ一組となった取付座44が一対で形成されて
いる。 【0020】図12はスロットルボデイ8の側面図、図
13はその背面図である。スロットルボデイ8は吸気上
流側にエアクリーナ接続口45を各4個備え、2個ずつ
一組となってその周囲に環状リング46が形成され、シ
ール溝42へ嵌合するようになっている。取付穴43と
対応する位置には取付用の通し穴47が設けられる。各
吸気通路にはスロットルバルブ48が設けられ、かつイ
ンジェクタ49から燃料が噴射される。また吸気下流側
には、インシュレータ差込口50が設けられている。 【0021】図14はファンネルの背面図、図15は図
14の15−15線断面図である。ファンネル51は2
連で構成され、それぞれが前ケース11のエアファンネ
ル穴40内へ嵌合する筒部52を有するとともに、共通
のフランジ53を取付座44へ重ねて係合穴54を取付
穴43と一致させ、前ケース11の外側へ取付けられた
スロットルボデイ8の通し穴47を一致させて外側より
係合部材で3部材を共締めにより一体化する。 【0022】図16はインシュレータ9の通路方向に沿
う断面図であり、スロットルボデイ8のインシュレータ
差込口50がインシュレータ9の上流側に形成された接
続口55へ嵌合されて接続一体化する。インシュレータ
9の下流側に形成された接続口56はエンジンの吸気口
(図示省略)へ接続される。 【0023】このようにすると、スロットルボデイ8を
用いたにもかかわらず、あたかも気化器式の吸気構造で
あるかのような外観を与えることができる。しかも、イ
ンシュレータ9によりスロットルボデイ8及びエアクリ
ーナ10を防振支持できる。 【0024】次に、本実施例の作用を説明する。図5及
び7〜9に示すように、ケース側シール17を介して前
ケース11と後ケース12を接合するとともに、割り面
30を跨いで前ケース11と後ケース12に形成された
エレメント開口13の周囲に配置されるエレメント側シ
ール15に、エレメント開口部分で不連続をなすケース
側シール17の両端32、33を接着等により接続一体
化する。 【0025】これにより、エレメント側シール15を介
して吸気ダクト16のフランジ25でエレメント開口1
3を覆うと、前ケース11と後ケース12の割り面3
0、及びエレメント開口13の周囲におけるフランジ2
5と前ケース11並びに後ケース12の間は十分にシー
ルされる。したがって、エレメント開口13を割り面3
0に跨って形成することが可能になり、ケース形状等が
複雑であって、いずれか片側のケースに十分な大きさの
エレメント開口を形成する場所がない場合でも、十分な
開口面積のエレメント開口13を形成でき、その結果、
エンジンの出力向上に貢献でき、かつ設計の自由度を大
きくできる。
ら示す図 【図10】エアクリーナの上部における図6の10−1
0線相当部断面 【図11】図10のC矢示面 【図12】スロットルボデイの側面図 【図13】その背面図 【図14】ファンネルの背面図 【図15】図14の15−15線断面図 【図16】インシュレータの通路方向に沿う断面図 【符号の説明】 7:エンジン、8:スロットルボデイ、9:インシュレ
ータ、10:エアクリーナ、13:エレメント開口、1
4:エレメント、15:シールリング、16:吸気ダク
ト、17:ケース側シール、30:割り面、31:環状
シール溝、32:端部、33:端部、35:シール溝
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エアクリーナのケースを第1のケースと
第2のケースに分割し、ケース側シールを介して両ケー
スを接合し、これら両ケースに割り面を跨ぐ開口部を設
けてエレメントを出入するためのエレメント開口とし、
このエレメント開口をエレメント側シールを介して蓋体
で覆うとともに、前記ケース側シールを前記エレメント
開口で不連続にして、この不連続部を挟む両端をエレメ
ント開口周囲のシール溝に臨ませ、これら両端部を前記
エレメント側シールへ接続一体化したことを特徴とする
エアクリーナのシール構造。
Priority Applications (4)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60187358U (ja) * | 1984-05-21 | 1985-12-12 | 本田技研工業株式会社 | エアクリ−ナ装置 |
US4548166A (en) * | 1985-01-07 | 1985-10-22 | General Motors Corporation | Engine air cleaner and duct arrangement |
-
2001
- 2001-08-31 JP JP2001264997A patent/JP3910390B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2002
- 2002-07-25 IT IT2002TO000655A patent/ITTO20020655A1/it unknown
- 2002-08-22 CN CNB021302553A patent/CN1258645C/zh not_active Expired - Fee Related
- 2002-08-22 ES ES200201963A patent/ES2217936B1/es not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008215292A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Honda Motor Co Ltd | インシュレータ構造 |
Also Published As
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CN1258645C (zh) | 2006-06-07 |
ITTO20020655A1 (it) | 2004-01-26 |
JP3910390B2 (ja) | 2007-04-25 |
ITTO20020655A0 (it) | 2002-07-25 |
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