JP2003073136A - プレス用金型および軸形状部付きディスクの成形方法 - Google Patents
プレス用金型および軸形状部付きディスクの成形方法Info
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Abstract
ィスク部の真円度と平坦度、軸形状部の寸法精度、ディ
スク部と中央の軸形状部の同芯度を成形によって容易に
出すことのできるプレス用金型および成形方法を提供す
る。 【解決手段】 中央に軸形状部を有するディスク部材の
ガラス基板をプレス成形するプレス用金型において、上
面からプレス成形を行なう上型と、軸形状部を成形する
ための軸用孔部が設けられている中型と、該軸形状部の
下面を成形するための下型と、プレスの押し込み量を決
めるための高さ規制部材とを有することを特徴とする。
Description
ディスク等の中央に軸形状部を有するディスク部材から
成るディスクのガラス基板をプレス成形するためのプレ
ス用金型および軸形状部付きディスクの成形方法に関す
るものである。
憶装置の一つであるディスクドライブ装置の小型化、高
容量化などの高性能化への要求は、非常に高まってきて
いる。それに伴って、磁気ヘッドの低浮上化が、盛んに
検討され、磁気ディスクの平滑性については極めて高い
精度が要求されてきている。
は、アルミニュウム合金が主として用いられてきた。し
かしながら、アルミニュウム合金基板の場合には硬度が
低いことから高精度な砥粒および研磨装置を使用して精
密研磨加工しても、研磨面が塑性変形するため、高精度
の平滑面を得ることは難しく、また基板表面により硬度
の高いニッケル−リンメッキ層を形成しても、高い精度
の要求に応えることが難しくなってきた。
化を要求し、強度の低いアルミニュウム合金基板は、こ
の面からも要求に応えることが難しくなってきている。
の採用は、磁気ディスクにノイズ低減を要求し、基板に
は磁性膜成膜後の熱処理によるノイズ低減に対応するこ
とが求められている。しかしながら、この面からもアル
ミニュウム合金は要求に応えることが難しくなってきて
いる。
基板として、ガラス、セラミック、カーボンなど新しい
材料が提案されており、中でも、ガラス基板は広く検討
され既に実用化されている。ガラス基板は強度が大き
く、耐熱性も良好で、表面硬度が高く、精密研磨加工に
よって、高精度な平滑性の要求に十分応えることができ
るものである。
のサイズに切り抜かれた後、平滑な表面を得るために1
枚1枚ガラス基板を精密研磨する研磨法により製造され
てきた。しかしながら、研磨工程に高い精度が要求さ
れ、かつ、工程数も多いという欠点があった。
しい製造方法として、金型とガラス材料を等温度でプレ
スする等温プレス成形法が検討されている。等温プレス
成形法は光学ガラス素子製造の分野では、数多くの検討
がなされ、高品質かつ高生産性の可能な製造方法として
既に実用化が図られている。
でガラスを繰り返し成形しても劣化しない特殊な金型が
必要であり、種々の検討がなされている。
金(タングステンカーバイド)や、サーメット、ジルコ
ニア、炭化珪素その他セラミックスが使用され、金型は
母材保護と離型時のガラスの粘着を防止するため、離型
性、耐酸化性、耐反応性の良い保護膜がコーティングさ
れるものが開発されている。
は、超硬合金表面に貴金属合金薄膜を設けたディスク用
成形金型が提案され、最近の高密度記録の動きに対応し
た磁気ディスク用ガラス基板の新しい製造方法として、
盛んに検討されている。
スクに対して記録容量の大容量化の要求は、ディスクの
回転精度の高精度化が必要になってきている。
用モータの回転台にドーナツ状のディスクを載置したデ
ィスクドライブ装置では、回転台のフランジ部及びディ
スクのそれぞれの面振れ及び回転中心に対する軸心振れ
が、重畳された形で現れ、回転中のディスクの動的面振
れ及び軸心振れを小さく抑えることは非常に難しく、そ
れぞれの面振れ及び軸心振れを非常に高精度に作成する
ことが必要になり、コスト高にもなるという課題があっ
た。
イル用途の高まりは、更なるディスクドライブ装置の小
型薄型化を促進しているが、前記従来構成では、その要
求にこたえることが出来なくなってきた。
スク駆動用モータの回転軸を一体に形成することによ
り、薄型化を実現するとともに、高精度なディスクの面
振れ及び軸心振れを実現し、高記録密度の実現を図るこ
とができる軸一体型ガラスディスク基板をガラス成形工
法により提供する検討を行ってきた。
央部に軸形状部を有するディスク部材から構成されるデ
ィスクのガラス基板のプレス成形のための金型の構成
が、例えば、図22および図23に示され、そのプレス
成形方法が図24乃至図26に示されている。
2,図25に示されるように、プレス成形を行なう金型
は、ディスク部材125の上面をプレス成形するための
上型114と、軸形状部124の形状をプレス成形する
ために軸形状部124に対応する形状の軸用穴部116
aが、あらかじめ設けられた下型116とから構成さ
れ、金型をプレスした時に、ディスク部材125の厚さ
を規制するための高さ規制板115と組み合わせて使用
されている。なお、軸用穴部116aは、貫通した孔で
はなく、窪んだ穴としてあらかじめ加工して設けられた
ものである。
示されるように、上型114と下型116との間にガラ
ス等の硝材122を置き、高さ規制板115によって上
型114と下型116との位置合わせを行なう。この高
さ規制板115は、上型114と下型116とのガイド
役も兼ねている。そして、上型114と下型116とを
ヒータ119、120によって温度制御されるステージ
117、118で上下から挟み込む。そして、ヒータ1
19、120によってステージ117、118を加熱
し、さらに上型114と下型116とを加熱して、硝材
122をガラスの成形を行なう温度(ガラスの軟化点温
度付近)にまで加熱する。次に、プレス121によって
加圧を行なって硝材122を変形させて、図24乃至図
26に示されるディスク部材125から成る成形品12
3を成形する。
うな金型構成によって成形された成形品123の軸形状
部124の先端は、成形時に下型116の軸用穴部11
6aから抜けきらないで残った空気によって、下型11
6の形状の通りには成形されずに、軸部の形状精度に影
響するだけでなく、著しい場合には、エッジ部が逆円弧
状に形成されてしまう。また、設計上、残った空気の影
響を低減することは可能であるが、成形後に、軸形状部
124の軸先端部124aを切断等して加工するなどの
後加工が必要となる。
形工程中に軸部に残存する空気の影響が、ディスク部に
まで及び、ディスク部材125の平坦度、真円度に置い
ても、不十分で要求精度を満たすものではなかった。さ
らには、軸形状部124とディスク部材125の同芯度
に置いても同様の影響により、不十分で要求精度を満た
すものは得られなかった。そのために、所望のサイズよ
りも大きな径の物を成形し、成形品123の外周部を加
工して、ディスク部材125の外形加工など、後加工を
必要とした。
磁気記録に適した超平滑面を持つ磁気ディスク用ガラス
基板とディスク駆動用モータの回転軸としての高精度な
寸法精度をあわせ持ち、ディスク一体型モータの実現を
可能とする軸一体型ガラスディスク基板をガラス成形工
法により製造するディスクプレス用金型と軸形状部付き
ディスクの成形方法を提供するものである。
成形で複数個の成形品を成形できるプレス用金型および
軸形状部付きディスクの成形方法を提供することにあ
る。
めに、本発明のプレス用金型は、中央に軸形状部を有す
るディスク部材のガラス基板をプレス成形するプレス用
金型において、前記ディスク部材の上面を成形する上型
と、前記ディスク部材のディスク部から突出した軸形状
部を成形するための軸用孔部を有し、前記ディスク部の
少なくとも下面を成形するための中型と、前記軸形状部
の下面を成形するための下型と、前記上型、中型及び下
型を案内するガイド部材とを備えることを特徴とする。
の軸用孔部が貫通した孔であることを特徴とする。
ド部材が、プレス成形時における前記上型によるプレス
押し込み量を規定することを特徴とする。
が、前記ディスク部材のディスク部から突出した軸形状
部を成形するための軸用孔部および前記ディスク部の少
なくとも下面を成形するための円形状凹部を有すること
を特徴とする。
の前記凹部の深さ寸法が、前記ディスク部の高さの半分
以上であることを特徴とする。
の前記凹部の深さ寸法が、前記ディスク部の高さと等し
く、前記中型の上面が、プレス成形時における前記上型
によるプレス押し込み量を規定することを特徴とする。
が外枠と底枠との二部品で構成され、前記凹部が前記外
枠と前記底枠とで形成され、前記中型の外枠が、プレス
成形時における前記上型によるプレス押し込み量を規定
することを特徴とする。
成形方法は、上面からプレス成形を行なう上型と、軸用
孔部を有して軸形状部を形成する中型と、該軸形状部の
下面を成形するための下型とを用いて、中央に前記軸形
状部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形す
る軸形状部付きディスクの成形方法において、中心軸に
直交する断面が円形であり、少なくとも前記軸用孔部よ
りも大きい円形断面を含んだ回転体形状である硝材を前
記中型の前記軸用孔部に置き、その後プレス成形を行う
ことを特徴とする。
成形方法は、上面からプレス成形を行なう上型と、軸用
孔部を有して軸形状部を形成する中型と、該軸形状部の
下面を成形するための下型とを用いて、中央に前記軸形
状部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形す
る軸形状部付きディスクの成形方法において、硝材の中
心軸と前記軸用孔部の中心軸とを一致させて、前記硝材
を前記軸用孔部に置き、その後プレス成形を行うことを
特徴とする。
成形方法は、前記中型の軸用孔部の少なくとも硝材を載
置する側が面取り加工したことを特徴とする。
形方法は、球形硝材の質量を成形品の質量と等しくして
おくと共に、中型の軸用孔部の寸法を、製作したい成形
品の軸形状部と等しくし、さらに、中型と上型の隙間が
完成品寸法と等しくなるように高さ規制部材の寸法を決
めることを特徴とする。
軸形状部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成
形するプレス用金型において、上面からプレス成形を行
なう上型と、軸形状部を成形するための複数個の軸用孔
部がそれぞれ干渉しないように設けられている中型と、
該軸形状部の下面を成形するための下型と、プレスの押
し込み量を決めるための高さ規制部材とを有することを
特徴とする。
形方法は、上面からプレス成形を行なう上型と軸形状部
を形成する中型と該軸形状部の下面を成形するための下
型を用いて、ディスク部材と中央の軸形状部の同芯度が
求められるディスク部材をプレス成形する軸形状部付き
ディスクの成形方法において、中心軸に直交する断面が
円形である回転体形状の硝材を用い、該硝材を前記中型
の複数個の軸用孔部にそれぞれ置いてプレス成形を行う
ことにより、軸形状部とディスク部材の同芯度を確保す
ることを特徴とする。
を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形するプ
レス用金型において、上面からプレス成形を行なう上型
と、軸形状部を成形するための軸用孔部が設けられてい
る複数個の中型と、該軸形状部の下面を成形するための
下型と、プレスの押し込み量を決めるための高さ規制部
材とを有することを特徴とする。
形方法は、上面からプレス成形を行なう上型と軸形状部
を形成する中型と該軸形状部の下面を成形するための下
型を用いて、ディスク部材と中央の軸形状部の同芯度が
求められるディスク部材をプレス成形する軸形状部付き
ディスクの成形方法において、中心軸に直交する断面が
円形である回転体形状の硝材を用い、該硝材をプレス用
金型の複数個の中型の軸用孔部にそれぞれ置いてプレス
成形を行うことにより、軸形状部とディスク部材の同芯
度を確保すると共に、複数個のディスクを同時に成形す
ることを特徴とする。
形用金型としては、成形時の高温高圧に耐えれる耐熱
性、耐酸化性、高温時の機械強度が要求され、また、高
温のガラスと接触するため、ガラスとの反応性が低いこ
とが要求される。
面平滑性、また、モータ軸受けとしてのサブミクロンの
寸法精度が要求される。このような要求に応えられるも
のとしは、加工性の良好な超硬合金を母材として、保護
膜に貴金属合金膜を形成した金型が最適である。もちろ
ん、これに限定されるものではない。
ウム(Re)、イリジウム(Ir)、オスミウム(O
s)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)及びルテ
ニウム(Ru)からなる群より選ばれた少なくとも1種
の元素を主成分として含有し、かつタンタル(Ta)、
ハフニウム(Hf)、タングステン(W)、金(A
u)、白金(Pt)、レニウム(Re)、イリジウム
(Ir)、オスミウム(Os)、パラジウム(Pd)、
ロジウム(Rh)及びルテニウム(Ru)からなる群よ
り選ばれた少なくとも1種の元素を含有するものが適用
される。もちろん、これらの金型に限定されるものでは
ない。
ディスク用基板としての機械強度を持つものが望まし
い。ヤング率としては、80GPa以上が望ましい。ま
た、磁気記録媒体への影響の少ない化学的安定性の高い
ものが要求される。また、ガラス成形に適した温度特
性、金型への影響の少ないことも必要である。
ルミノシリケート系、アルミノホウ酸シリケート系、ア
ルミノリチウムシリケート系、ジンクアルミノシリケー
ト系ガラスなどがあるが、これに限定されるものではな
い。
軟化点付近が良く、好ましくは、107〜108ポイズ
が望ましい。これより大きい場合には、金型プレス面へ
の付着が発生しやすいばかりでなく、冷却時の熱収縮が
大きく、金型プレス面の精密転写が行われず、目的精度
のものが得られないばかりか、割れが発生することもあ
る。また、これより小さい場合には、十分な変形速度が
得られず、その対策として加重をあげた場合には、割れ
が生じやすい。
ルギー効率の観点から出来るだけ低い方が良い。プレス
成形温度としては、ガラスの軟化点(ガラスの粘度が1
07 .6ポイズの温度)付近温度を用いるが、700℃
以下、好ましくは650℃以下、さらに好ましくは60
0℃以下である。
cm2〜600kgf/cm2がよい。もちろん、ガラ
スの粘度に応じて、圧力を変えることが必要である。高
粘度の場合には、100kgf/cm2以下が望まし
く。ガラスの軟化点付近の粘度でも600kgf/cm
2以下が適当である。圧力が高すぎると、ガラス割れが
生じるだけでなく、著しい場合には、金型の変形を招く
ことがある。成形効率の観点からは、ガラス割れが生じ
ない限界圧力付近を用いればよい。限界圧力について
は、実験的に求めることが出来る。
軸形状部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成
形するプレス用金型において、上型と下型、軸形状部を
成形するための貫通した孔の軸用孔部を有する中型と、
高さを規制する高さ規制部材としての高さ規制板とを有
しており、中型の軸用孔部上に載置された硝材により、
軸用孔部に閉じ込められた空気等の気体は、軟化したガ
ラスが軸用孔部に入り込むに従って、中型と下型との隙
間から抜けることが可能であり、成形時に軸形状部に空
気等の気体が溜まることがなく正しい形状に成形するこ
とができる物である。
為には、中型と下型との接触面における表面粗さが重要
であり、設計寸法精度に影響のない範囲で粗い方が望ま
しく、0.1S以上が適当である。また、成形過程に置
いて、軸用孔部に軟化したガラス材を充填するプレス圧
は、低圧力にすることによって、抜けやすくなり、10
0kgf/cm2以下が望ましい。
スクの成形方法は、上記のプレス用金型を用い、該硝材
の中心軸に直交する断面が円形であり、少なくとも前記
軸用孔部よりも大きい円形断面を含んだ回転体形状の硝
材、例えばほぼ球形の硝材を用いることによって、中型
に設けられた軸用孔部の中心線と硝材の中心線を容易に
一致させて設置することが可能であり、成形品の軸形状
部とディスク部材との高精度の同芯度が容易に得られる
ものである。また、プレスの際、硝材が中心軸から、放
射状に均一に拡散することにより、良好な真円度を有す
る成形品が得られる。
部の少なくとも硝材を載置する側をチャンファー加工、
フィレット加工などの面取り加工することによって、金
型軸用孔部と硝材とのあたりが安定になり、成形品の軸
形状部とディスク部材との高精度な同芯度が容易にかつ
安定に得られるものである。
の寸法等をディスク部材の最終寸法に合わせることによ
って、プレス成形のみで、所要の形状のディスク部材お
よび軸形状部を有するディスク成形品が高精度で得られ
るものであり、しかも一回のプレス成形で複数個の成形
品を同時に成形することができるものである。
は以下の添付図面に沿った幾つかの実施例に就いての詳
細な説明から明らかになろう。
ディスク(ディスク部の外径25.4mm、厚み0.3
8mm、軸部の径4.000mm、長さ1.500m
m)の成形方法を実施するためのプレス用金型の実施例
1を示す断面図で、図2乃至図5はその成形方法の説明
図である。
付きディスクの成形方法を実施するための実施例1であ
るプレス用金型は、上型1と、高さを規制する高さ規制
部材としての高さ規制板2と、成形品11の軸形状部1
2を加工するための貫通した孔から成る軸用孔部3aが
中央に設けられた中型3と、下型4とを有するように構
成されている。
0mmの超硬合金の表面に貴金属合金からなる保護膜を
有しており、その表面は、表面粗さRa0.5nm、平
坦度0.2μmを有している。
mの軸用孔部が設けてあり、厚み1.500mmの超硬
合金の表面に、貴金属合金からなる保護膜を有してい
る。ここで、軸用穴部の直径および厚みは、成形時のガ
ラスの熱収縮を考慮した寸法であり、目的の軸形状部付
きガラス基板よりも大きい設計値となっている。
膨張係数などから求めることが可能であるが、最終的な
補正は、成形条件に合わせ、実験的に調整することが出
来るものである。
て、上型1と下型4とは、成形品11のディスク部材1
3の上面(情報記録面)および軸形状部12の下面(ス
ラスト面)をそれぞれプレス成形するための部材であっ
て、成形面が平坦な押圧部1a、4aと、これら押圧部
1a、4aよりも寸法が幾分大きなフランジ部1b、4
bとをそれぞれ有した凸形をなしており、これら押圧部
1a、4aが高さ規制板2の中空部に上下方向からそれ
ぞれ嵌合するようになっている。さらにまた、高さ規制
板2は、ディスク部材13の高さ(ディスクの厚み0.
38mm)を規制するための円筒状の部材で、超硬合金
から製作した中空のリング形状を成しており、中型3を
内部の中空部に収容して上型1と下型4の間に挟み込
み、これら上型1と下型4のフランジ部1b、4bに高
さ規制板2の上下端面をそれぞれ突き当てることによっ
て、プレス用金型の高さ方向の動きの規制を行なうこと
ができる部材であって、成形品11の厚さを規定するも
のである。
て、ディスクをプレス成形するには、図2に示されるよ
うに、先ず、下型4の上に中型3を載せ、高さを規制す
る高さ規制板2を、下型4の押圧部4aと中型3とを囲
むように取付ける。次に、アルミノホウ酸シリケート系
ガラス(軟化温度600℃)から成るやや偏平な球形の
硝材10を中型3の中央部の軸用孔部3aの上に載せ、
さらに、その上に上型1を載置する。この時に、高さ規
制板2は、上型1の押圧部1aのガイド役をも行なうよ
うに兼ね合わせて備えている。そして、このような金型
のセットをステージ6の上に配置し、ステージ5を上型
1に接するまで下降して50kgfの加重をかけ、ステ
ージ5、6によって金型を上下方向から挟み込む。
テージ5、6の温度を上昇させて、金型の上型1、中型
3、下型4を、硝材10の成形を行う軟化点付近の温度
600℃にまで加熱する。600℃に達してから5分間
保持した後、プレス9によって3分間かけて加重を50
00kgf増加し、金型を加圧してプレス成形を行な
う。
して、加重を1000kgfに低下させ、ステージ5、
6および上型1、中型3、下型4、硝材10をガラス材
の歪み点温度440℃まで冷却した後、さらに加重を5
0kgfにまで低下させた後、100℃以下の温度で取
り出す。
にケーシング18等によって囲まれて、窒素を充填した
不活性雰囲気中でおこなった。また、充填窒素はフィル
ターを通し、ダストを管理したクリーンな環境で行なっ
た。
4および図5に示される成形品11のように金型通りの
形状に成形されて、軸部に残留空気などによる凹み、さ
らには、ディスク部にも、残留空気などによる凹みは見
られず、軸形状部付きディスクが得られた。また、ディ
スク部の情報記録面の表面粗さはRa0.5nmと、上
型プレス面の表面粗さを精密転写しており、真円度は、
25μmと目標の30μm内であった。また、ディスク
部の平坦度は1μmと目標の2μm内であった。さら
に、ディスク部と軸部の同芯度は、目標の2μmであ
り、モータ軸としての目標内の物が得られた。
ィスクの成形方法を実施するためのプレス用金型の構成
を、上型1、高さ規制板2、中型3、下型4とすること
によって、中型3の貫通した孔から成る軸用孔部3aの
先端部分に空気等の気体が残留することを防ぎ、金型を
精密転写した設計通りの形状にプレス成形して成形品1
1を得ることができた。
円筒状の部材として図示、説明したが、このような中空
のリング形状の部材としての形状と配置に限定されるも
のではなく、所定の寸法の成形品11のディスク部材1
3を形成するように、上型1の押圧部1aと下型4の押
圧部4aの間に高さ規制板2を配置したり、または、下
型4の上に中型3を載置して、その上に高さ規制板2を
配置したり、さらに、下型4の上に中型3を載置して上
型1と下型4の間に適宜なガイド手段を設けて高さは規
制せずにガイドのみを行って上型1および下型4間の高
さを距離センサによって検出する等の、構成および配置
とすることが可能である。また、以下の種々の実施例に
おいても、高さ規制板の構成と配置を同様に変更できる
ことは勿論である。
形状部付きディスクの成形方法を実施するためのプレス
用金型における実施例2を示すもので、図6に示される
ように、硝材14は、あらかじめ球形の形状に仕上げら
れたものである。
プレス用金型は、先の実施例1で使用された金型と構成
および寸法が同じであり、押圧部1aとフランジ部1b
を有する上型1と、高さを規制する規制部材としての円
筒状の高さ規制板2と、成形品15の軸形状部16を形
成するための軸用孔部3aを中央に有する中型3と、押
圧部4aとフランジ部4bを有する下型4とから構成さ
れており、中型3の貫通した孔である軸用孔部3aの上
に硝材14を載せて成形を行なうものである。φ7.3
9の球形状の硝材14を実施例1と同様なプレス成形工
程に従ってプレス成形した。
直径4.003mmの上に置かれた球形状の硝材14
は、その中心軸が軸用孔部3aの中心軸と一致して置く
ことが出来る。
孔部3aを中心にして円形状に広がって行き、上型1の
押圧部1aの成形面と、中型3の上面および軸用孔部3
aとによって軸形状部16とディスク部材17とが成形
されると共に、これら軸形状部16とディスク部材17
との同芯度が確保される。つまり、図7乃至図9に示さ
れるように、成形品15の軸形状部16の直径Aとディ
スク部材17の直径Bの同芯度が確保されるものであ
る。
1と同様に金型通りの形状に成形されて、軸部に残留空
気などによる凹み、さらには、ディスク部にも、残留空
気などによる凹みは見られず、軸形状部付きディスクが
得られた。また、ディスク部の情報記録面の表面粗さは
Ra0.5nmと、上型プレス面の表面粗さを精密転写
しており、真円度は、25μmと目標の30μm内であ
った。また、ディスク部の平坦度は1μmと目標の2μ
m内であった。さらに、ディスク部と軸部の同芯度は、
目標の2μmを下回る1.5μmを確保することがで
き、モータ軸としての目標内の物が得られた。
きディスクの成形方法の実施例3においては、プレス用
金型は、上述の実施例1と同様の構成および寸法から成
り、球形の硝材14の質量をあらかじめ成形品15のデ
ィスク部材17の最終形状の質量(528.25mg)
と等しくしたものである。
方向の寸法tも、成形品15のディスク部材17の最終
形状の軸形状部16の寸法と合せておく。さらにまた、
上型1の押圧部1aの厚さX1と、下型4の押圧部4a
の厚さX2と、中型3の厚さtと最終形状の成形品15
のディスク部材17の厚み寸法を足し合せた寸法を規制
板の高さX3と合せておく。
形を行なうことにより、図8および図9に示されるよう
に、プレスされた成形品15の軸形状部16の直径Aと
ディスク部材17の直径Bと、それぞれにおける厚さh
1、h2とを、成形品15のディスク部材17の最終形
状の寸法に等しくすることができる。
れる場合には、金型材料および成形するガラスの熱収縮
を考慮して補正することが必要であり、さらに高精度が
必要な場合には、実際の成形実験結果により補正するこ
とが可能である。
の厚さ15mmと、下型4の押圧部4aの厚さ10mm
と、中型3の厚さ1.500mmと最終形状の成形品1
5のディスク部材17の厚み寸法0.38mmを足し合
せた寸法26.880mmを規制板の高と合せておき、
前記成形条件により得られた軸形状部付きディスクの寸
法から熱収縮分の補正をおこなった。
1と同様に金型通りの形状に成形されて、軸部に残留空
気などによる凹み、さらには、ディスク部にも、残留空
気などによる凹みは見られず、ディスク部の外径25.
4mm、厚み0.38mm、軸部の径4.000mm、
長さ1.500mmの目的寸法の軸形状部付きディスク
が得られた。
はRa0.5nmと、上型プレス面の表面粗さを精密転
写しており、真円度は、25μmと目標の30μm内で
あった。また、ディスク部の平坦度は1μmと目標の2
μm内であった。さらに、ディスク部と軸部の同芯度
は、目標の2μmを下回る1.5μmを確保することが
でき、モータ軸としての目標内の物が得られた。
きディスクの成形方法の実施例4においては、プレス用
金型は、上述の実施例3と同様の構成および寸法から成
り、球形の硝材14の質量もあらかじめ成形品15のデ
ィスク部材17の最終形状の質量(528.25mg)
と等しくしたものである。また、図27に示される如
く、中型3の軸形状部16の硝材を載置する側にC0.
2のチャンファー加工を施したものである。
部と硝材とのあたりが安定になり、成形品の軸形状部と
ディスク部材とが高精度の同芯度が容易にかつ安定に得
られるものである。
3と同様に金型通りの形状に成形されて、軸部に残留空
気などによる凹み、さらには、ディスク部にも、残留空
気などによる凹みは見られず、ディスク部の外径25.
4mm、厚み0.38mm、軸部の径4.000mm、
長さ1.500mmの目的寸法の軸形状部付きディスク
が得られた。
はRa0.5nmと、上型プレス面の表面粗さを精密転
写しており、真円度は、25μmと目標の30μm内で
あった。また、ディスク部の平坦度は1μmと目標の2
μm内であった。さらに、ディスク部と軸部の同芯度
は、目標の2μmを下回る1.5μmを確保することが
でき、モータ軸としての目標内の物が得られた。成形品
の同芯度のバラツキは、実施例3の場合よりも20%改
善されたものであった。
て使用されるプレス用金型は、図28に示すように、先
の実施例1で使用された金型と構成が実質的に同じでも
のあり、押圧部1aとフランジ部1bを有する上型1
と、高さを規制する規制部材としての円筒状の高さ規制
板2と、成形品15の軸形状部16を形成するための軸
用孔部3aを中央に有する中型3と、押圧部4aとフラ
ンジ部4bを有する下型4とから構成されており、中型
3の貫通した孔である軸用孔部3aの上に硝材14を載
せて成形を行なうものである。
さ方向の寸法X2と下型4の厚さX3との差を、成形品
11の最終形状の軸形状部16の寸法と合せておく。さ
らにまた、上型1の押圧部1aの厚さX1と、中型3の
厚さ方向の寸法X2と、最終形状の成形品11のディス
ク部材17の厚み寸法を足し合せた寸法を規制板の高さ
X4と合せておく。
X2と下型4の厚さX3との差を、成形品11の最終形
状の軸形状部16の寸法と合せておけばよい為、中型の
厚みを厚くすることが出来、金型加工上の精度を向上さ
せることが出来るとともに、中型は直接ヒータに接して
いる為、熱的な安定性も向上させることが出来き、ディ
スク部の真円度を改善できるものである。
を実施した。得られた軸形状部付きディスクは、実施例
4と同様に金型通りの形状に成形されて、軸部に残留空
気などによる凹み、さらには、ディスク部にも、残留空
気などによる凹みは見られず、ディスク部の外径25.
4mm、厚み0.38mm、軸部の径4.000mm、
長さ1.500mmの目的寸法の軸形状部付きディスク
が得られた。
はRa0.5nmと、上型プレス面の表面粗さを精密転
写しており、真円度は、20μmと実施例4よりも改善
され、目標の30μm内であった。また、ディスク部の
平坦度は1μmと、目標の2μm内であった。
標の2μmを下回る1.5μmを確保することができ、
モータ軸としての目標内の物が得られた。成形品の同芯
度のバラツキは、実施例4の場合と同等のものが得られ
た。
の第6の実施例における金型の構成を示し、図31乃至
図33はその説明図である。
において、1はディスクの上面をプレス成形するための
上型であり、成形面は平坦である。3はディスク部の下
面および軸部の形状をプレス成形するための中型であ
り、ディスク部の下面に等しい凹加工が施され、凹部の
表面は平坦である。また、中型3の中央には凹部と同軸
上にディスクの軸部に対応する孔形状が加工されてい
る。4は軸形状部の下面を成形するための下型であり、
成形面は平坦である。また、2はディスクの高さを規制
するためのガイド部材であり、中空リング形状で、中型
3を挟み、上型1、下型4のフランジ部に突き当てるこ
とにより、高さ方向の規制を行う。
は、軸形状部付きディスクのディスク部の厚さである。
高さを規定することによって、硝材の表面張力により、
成形品11は、図30に示されるように成形される。
を実施した。図31に従って、プレス成形の方法を説明
する。
部材2を下型4、中型3を囲むように取り付ける。次に
成形品の質量と等しい質量(528.25mg)の球形
状の硝材10を中型3の軸用孔部にのせ、その上に上型
1をのせる。このときガイド部材2は上型1のガイド役
も行う。この金型のセットをステージ6の上に置き、ス
テージ5を上型1に接するまで下降して50kgfの加
重をかけ、ステージ5、6により挟み込む。そして、ヒ
ータ7、8によってステージの温度を600℃まで上昇
させ、各金型および硝材10を成形を行うガラス軟化点
付近の温度600℃まで加熱する。600℃に達してか
ら5分間保持した後、プレス9により3分間かけて加重
を5000kgfに増加させ、金型を加圧してプレス成
形を行う。
の凹部内側面にガラスが触れると、そこに反力F1’が
作用して、それ以上その方向には広がらなくなり、成形
品11が中型3の内側面部に触れていない方向に広がっ
ていく。最終的には、図33に示すように中型3の凹部
にいきわたり、成形品11の形状が決定する。
スクは、実施例4と同様に金型通りの形状に成形され
て、軸部に残留空気などによる凹み、さらには、ディス
ク部にも、残留空気などによる凹みは見られず、ディス
ク部の外径25.4mm、厚み0.38mm、軸部の径
4.000mm、長さ1.500mmの目的寸法の軸形
状部付きディスクが得られた。
はRa0.5nmと、上型プレス面の表面粗さを精密転
写しており、真円度は、10μmと実施例5よりも改善
され、目標の30μm内であった。また、ディスク部の
平坦度は1μmと、目標の2μm内であった。さらに、
ディスク部と軸部の同芯度は、目標の2μmを下回る1
μmを確保することができ、モータ軸としての目標内の
物が得られた。
み部がない場合には、中型に、上型1とガイド部材2の
嵌め合いのガタ、ステージ5、6の平行度のずれ等によ
って、上型1と中型3、下型4の平行が崩れると、プレ
ス時に図32に示すように成形品11は真円度が悪くな
り、偏った方向に広がり、ディスク部の真円度向上に
も、限界がある。
凹部によって外周が規制され、更なる、真円度の改善
が、実施できるものである。また軸部も中型の軸形状部
によって規制されるため、ディスク部と軸部の同芯度も
改善されるものである。
明の第7の実施例を示すものである。図34および図3
5に示すように、成形を行うための金型構成は実施例6
と同様であり、成形の方法も実施例6と同様であるが、
ガイド部材2および中型12の高さ寸法は、以下とす
る。
は、軸形状部付きディスクのディスク部の厚さである。
これによって、ガイド部材2は図35に示すように、成
形時に上型1、中型3、下型4のガイドのみを行い、上
型1のフランジ部には接触しない。そして、中型3が上
型1に接触して、成形品11の高さ方向の寸法を決定す
る。実施例6と同様の条件にして、プレス成形を実施し
た。
部によって外周が規制され、また軸部も中型の軸形状部
によって規制されるため、ディスク部の真円度、および
ディスク部と軸部の同芯度が確保され、また、中型3の
高さ方向の寸法に従って、成形品11の高さ方向の寸法
も決定する。
スクは、実施例4と同様に金型通りの形状に成形され
て、軸部に残留空気などによる凹み、さらには、ディス
ク部にも、残留空気などによる凹みは見られず、ディス
ク部の外径25.4mm、厚み0.38mm、軸部の径
4.000mm、長さ1.500mmの目的寸法の軸形
状部付きディスクが得られた。
はRa0.5nmと、上型プレス面の表面粗さを精密転
写しており、真円度は、10μmと実施例5よりも改善
され、目標の30μm内であった。また、ディスク部の
平坦度は1μmと、目標の21μm内であった。
標の2μmを下回る1μmを確保することができ、モー
タ軸としての目標内の物が得られた。
明の第8の実施例である。
型構成は実施例7とほぼ同様であり、成形の方法も実施
例7と同等であるが、実施例7における中型12に対
し、中型を外枠と底枠に分割し、ディスクの直径φaに
等しくなるように底枠の直径を決定し、さらに成形品の
軸形状部の高さと等しくなるように高さ寸法を決定した
底枠13と、底枠13の外周側面と嵌り合う貫通孔部を
有し、さらに成形品の高さと等しくなるように高さ寸法
を決定した(h5=H)外枠14とで構成している。
を実施した。本実施例に置いては、中型の構成を分割す
ることにより、凹形状の加工がなくなり、底枠13、外
枠14は、平面加工と、孔加工、外周加工のみとなるた
めに加工がし易く、精度が出しやすくなる。
スクは、実施例4と同様に金型通りの形状に成形され
て、軸部に残留空気などによる凹み、さらには、ディス
ク部にも、残留空気などによる凹みは見られず、ディス
ク部の外径25.4mm、厚み0.38mm、軸部の径
4.000mm、長さ1.500mmの目的寸法の軸形
状部付きディスクが得られた。
はRa0.5nmと、上型プレス面の表面粗さを精密転
写しており、真円度は、10μmと実施例5よりも改善
され、目標の30μm内であった。また、ディスク部の
平坦度は1μmと、目標の21μm内であった。
標の2μmを下回る1μmを確保することができ、モー
タ軸としての目標内の物が得られた。
きディスクの成形方法を実施するためのプレス用金型の
実施例9における断面図で、図11乃至図15はその成
形方法の説明図である。
めのプレス用金型は、図10乃至図13に示されるよう
に、押圧部21aとフランジ部21bを有する上型21
と、金型の高さを規制する高さ規制部材としての円筒状
の高さ規制板22と、成形品31の軸形状部32を加工
するための貫通した孔から成る複数個の軸用孔部23a
が設けられた中型23と、押圧部24aとフランジ部2
4bから形成された下型24とを有するように構成され
ている。
型において、上型21と下型24とは、プレス部の直径
110mmの超硬合金の表面に貴金属合金からなる保護
膜を有しており、その表面は、表面粗さRa0.5n
m、平坦度0.5μmを有しており、成形品31のディ
スク部材33の上面および軸形状部32の下面をそれぞ
れプレス成形するための部材であり、成形面が平坦な押
圧部21a、24aと、これら押圧部21a、24aよ
りも寸法が幾分大きなフランジ部21b、24bとをそ
れぞれ有した凸形をなしている。また、高さ規制板22
(寸法26.880mm)は、成形品31のディスク部
材33の高さ、すなわち厚さを規制するための円筒状の
部材であって、中空のリング形状を成しており、中型2
3を内部に挟み入れて、高さ規制板22の上下端面を、
上型21と下型24のフランジ部21b、24bに突き
当てることによって高さ方向の動きの規制を行なうこと
ができる部材であり、かつ成形品31のディスク部材3
3の厚さを規定するものである。
の成形品31を成形するために複数個の貫通した孔とし
ての軸用孔部23a(直径4.000mm)がそれぞれ
互いに干渉しないように配置されている1つの型板とし
て構成されており、本実施例においては、中型23aの
中央に1つの軸用孔部23aが設けられ、この中央の軸
用孔部23aを中心にして6つの軸用孔部23aが正六
角形状(35.4mm間隔)に配置されるように設けら
れている。
が本例の如く中央の軸用孔部23aを中心にして正六角
形状に6つが配置され、合計で7つ配置されるように設
けられることに限られるものではなく、数も配置形状も
適宜に選ぶことができるものである。
て、ディスクをプレス成形するには、図13に示される
ように、先ず、下型24の上に中型23を載せ、高さを
規制する高さ規制板22を下型24と中型23とを囲む
ように取付ける。次に、球形の硝材30の質量をあらか
じめ成形品15のディスク部材17の最終形状の質量
(528.25mg)と等しくしたものを、中型23に
配設された複数個の軸用孔部23aの各々の上に載せ、
さらに、その上に上型21を載置する。従って、この時
に、高さ規制板22は、上型21のガイド役をも行なう
ように兼ね合わせて備えている。
ジ26の上に配置し、ステージ25を上型21に接する
まで下降して、150kgfの加重をかけ、これらステ
ージ25、26によって金型を上下方向から挟み込む。
てステージ25、26の温度を上昇させて、金型の上型
21、中型23、下型24を、硝材30の成形を行う軟
化点付近の温度600℃にまで加熱する。600℃に達
してから8分間保持した後、プレス9によって3分間か
けて加重を30000kgf増加し、金型を加圧してプ
レス成形を行なう。
部23a内に挟まれた気体は、各硝材30の軸用孔部2
3a内への進入に伴なって圧縮されて、中型23と下型
24の隙間からそれぞれ排出される。そして、各硝材3
0が中型23の各軸用孔部23aの隅々まで行き渡る。
硝材30は、粘度が高く、また、その表面張力によって
中型23と下型24との間に入り込むようなことはな
く、上型21を介してプレス29によって均等に加圧さ
れて成形され、一回のプレスで複数個の成形品31が作
られる。
F)にして、加重を7000kgfに低下させ、ステー
ジ25、26および上型21、中型23、下型24、硝
材30を冷却する。硝材30をガラス材の歪み点温度4
40℃まで冷却した後、さらに加重を350kgfにま
で低下させた後、100℃以下の温度で取り出す。
15および図16に示される成形品31のように金型通
りの形状に成形されて、軸部に残留空気などによる凹
み、さらには、ディスク部にも、残留空気などによる凹
みは見られず、軸形状部付きディスクが得られた。ま
た、ディスク部の情報記録面の表面粗さはRa0.5n
mと、上型プレス面の表面粗さを精密転写しており、真
円度は、25μmと目標の30μm内であった。また、
ディスク部の平坦度は1.5μmと目標の2μm内であ
った。さらに、ディスク部と軸部の同芯度は、1μmと
目標の2μmであり、モータ軸としての目標内の物が得
られた。
ィスクの成形方法を実施するためのプレス用金型の構成
を、上型21、中型23、下型24とすることによっ
て、中型23の貫通した孔から成る軸用孔部23aの先
端部分に空気等の気体が残留することを防ぎ、金型通り
の形状に硝材30をプレス成形して複数個の成形品31
を一回の成形で得ることができ、かつ成形品31の軸形
状部32の軸先端部を材33とを良好に形成して、多数
のディスクを好適に製作することができる。
明の軸形状部付きディスクの成形方法を実施するための
プレス用金型における実施例10を示すもので、図20
に示されるように、球形の硝材40は、先の実施例にお
けると同様にあらかじめほぼ球形の形状に好適に仕上げ
られたものである。
るプレス用金型は、先の実施例9で使用された金型と基
本的な構成が実質的に同じであるが、中型が複数個の個
々の型板から形成されていて、個々の成形品を個別に各
中型毎に成形することが、先の実施例のものとは異なっ
ている。すなわち、プレス用金型は、押圧部35aとフ
ランジ部35bを有する上型35と、高さを規制する規
制部材としての円筒状の高さ規制板36と、中央に軸用
孔部37a(直径4.000mm)を有する複数個の中
型37(直径30.000mm)と、これら複数個の中
型37が互いに干渉しないように間隔を置いて配設され
る1つの下型38とから構成されており、各中型37の
貫通した孔である軸用孔部37aの上に硝材40をそれ
ぞれ載せて成形を行なうものである。従って、本実施例
において、中型37は、複数個の個々の型板として分割
された形状に形成されており、各中型37が各成形品4
1に対応するように分割された構成に作られていること
が、先の実施例9におけるものと異なっている。
つの中型37が使用されているが、これら中型37の数
は任意に選ぶことができるものであり、プレス用金型の
容量や、ディスクの大きさ等に応じて適宜な数に分割さ
れた複数個の中型37を使用することができるものであ
る。さらにまた、これら複数個の中型37は、1つの下
型38の上に各中型37が相互に干渉し合うことのない
ようにそれぞれ間隔を置いて配置されるのが好適であ
る。
件で成形した。複数個の中型37を有するプレス用金型
において、各硝材40をあらかじめほぼ球形にそれぞれ
形成しておいてプレス成形することによって、各硝材4
0は、各中型37の中央の軸用孔部37aを中心にして
円形状に広がって行き、上型35の押圧部35aの成形
面と、各中型37の上面および軸用孔部37aとによっ
て、成形品41の軸形状部42とディスク部材43とが
成形されると共に、これら軸形状部32とディスク部材
33との同芯度がそれぞれ確保された複数個の成形品4
1が各中型37に対応して成形されるものである。
41の軸形状部42の直径とディスク部材43の直径の
同芯度が確保されるようになり、しかも、一回の成形で
複数個の成形品41を同時に成形することができる。
15および図16に示される成形品31のように金型通
りの形状に成形されて、軸部に残留空気などによる凹
み、さらには、ディスク部にも、残留空気などによる凹
みは見られず、軸形状部付きディスクが得られた。ま
た、ディスク部の情報記録面の表面粗さはRa0.5n
mと、上型プレス面の表面粗さを精密転写しており、真
円度は、25μmと目標の30μm内であった。また、
ディスク部の平坦度は1.0μmと目標の2μm内であ
った。さらに、ディスク部と軸部の同芯度は、1.0μ
mと目標の2μm内であり、モータ軸としての目標内の
物が得られた。以上の説明から、硝材40をあらかじめ
ほぼ球形として、各中型37の軸用孔部37aの上に載
せて成形することによって、成形品41の軸形状部42
とディスク部材43の同芯度を好適に確保することがで
きる。
部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形する
プレス用金型において、上面からプレス成形を行なう上
型と、軸形状部を成形するための軸用孔部が設けられて
いる中型と、下面を成形するための下型と、プレスの押
し込み量を決めるための高さ規制部材とを有するので、
成形時に軸形状部に空気等の気体が溜まらずに正しい形
状に成形することができるし、軸形状部とディスク部材
の同芯度がでるようになり、さらに、硝材質量、各金型
形状、高さ規制部材寸法をディスクの最終寸法に合わせ
ることによって、プレス成形のみでディスクの形状を製
作することができ、成形後に加工を必要としない。さら
に、前記中型の軸用孔部が貫通した孔であるので、軸形
状部が正確に、かつ好適に成形することができる。
ィスクのプレス用金型が、上型、下型、および成形品の
軸形状部、ディスク部下面形状に対応する形状に加工が
施された中型で構成されているので、成形品は中型の凹
部によって外周が規制され、また、軸部も中型の軸形状
部によって規制されるため、ディスク部の真円度、およ
びディスク部と軸部の同芯度が確保できる。
法も成形品に等しい中型の構成にすることによって、成
形品は中型の凹部によって外周が規制され、また、軸部
も中型の軸形状部によって規制されるため、ディスク部
の真円度、およびディスク部と軸部の同芯度が確保さ
れ、また中型の高さ方向の寸法に従って、成形品の高さ
方向の寸法も決定することができる。
型の構成を分割することにより、凹形状の加工がなくな
り、中枠、外枠は平面加工と、孔加工、外周加工のみと
なるために加工が容易となり、精度が出しやすくなる。
は、中央に軸形状部を有するディスク部材のガラス基板
をプレス成形する軸形状部付きディスクの成形方法にお
いて、中心軸に直交する断面が円形である回転体形状の
硝材をプレス用金型の中型の軸用孔部に置いてプレス成
形を行うことにより、ディスク部の真円度の良好な軸形
状部付きディスクが得られる。
形方法は、中央に軸形状部を有するディスク部材のガラ
ス基板をプレス成形する軸形状部付きディスクの成形方
法において、中心軸に直交する断面が円形である回転体
形状の硝材の中心軸と前記プレス用金型の中型の軸用孔
部の中心軸を一致させて置いてプレス成形を行うことに
より、ディスク部と軸部の同芯度が確保できるものであ
る。
クの成形方法は、前記プレス用金型の中型の軸用孔部の
少なくとも硝材を載置する側が面取り加工したことによ
り、ディスク部と軸部の同芯度が安定的に確保できるも
のである。
は、球形硝材の質量を成形品の質量と等しくしておくと
共に、中型の軸形状部の寸法を製作したい成形品と等し
くし、さらに、中型と上型の隙間が完成品寸法と等しく
なるように高さ規制部材の寸法を決めることによって、
成形後の加工を省くので、軸形状部に気体が溜まるがこ
となく、プレス成形のみで所要の形状のディスクを製作
することができる。
を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形するプ
レス用金型において、上面からプレス成形を行なう上型
と、軸形状部を成形するための複数個の軸用孔部がそれ
ぞれ干渉しないように設けられている中型と、下面を成
形するための下型と、プレスの押し込み量を決めるため
の高さ規制部材とを有するので、金型の構成を、上型お
よび下型と、複数個の軸用孔部を有する中型とによって
簡単な構成にすることができ、金型のメンテナンスが簡
単になり、しかも一回のプレス成形で、複数個の軸形状
部付きのディスクを成形して製作することができる。
は、ディスク部材と中央の軸形状部の同芯度が求められ
るディスク部材をプレス成形する軸形状部付きディスク
の成形方法において、中心軸に直交する断面が円形であ
る回転体形状の球形の硝材をプレス用金型の中型の複数
個の軸用孔部にそれぞれ置いてプレス成形を行うことに
より、軸形状部とディスク部材の同芯度を確保するの
で、金型の構成を、上型および下型と、複数個の軸用孔
部を有する中型とすることで簡単な構成にすることがで
き、かつ一回のプレス成形で複数個の軸形状部付きのデ
ィスクを成形して製作することができる。
形状部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形
するプレス用金型において、上面からプレス成形を行な
う上型と、軸形状部を成形するための軸用孔部が設けら
れている複数個の中型と、下面を成形するための下型
と、プレスの押し込み量を決めるための高さ規制部材と
を有するので、金型の構成を、上型および下型と、複数
個の軸用孔部を有する中型とによって簡単な構成にする
ことができ、金型のメンテナンスが簡単になり、しかも
一回のプレス成形で、複数個の軸形状部付きのディスク
を成形して製作することができる。
は、ディスク部材と中央の軸形状部の同芯度が求められ
るディスク部材をプレス成形する軸形状部付きディスク
の成形方法において、中心軸に直交する断面が円形であ
る回転体形状の球形の硝材をプレス用金型の複数個の中
型の軸用孔部にそれぞれ置いてプレス成形を行うことに
より、軸形状部とディスク部材の同芯度を確保すると共
に、複数個のディスクを同時に成形するので、金型の構
成を、上型および下型と、軸用孔部を有する複数個の分
割した中型とによって簡単な構成にすることができ、金
型のメンテナンスが簡単になり、しかも一回のプレス成
形で、複数個の軸形状部付きのディスクを成形して製作
することができる。
形状部を加工する軸用孔部を有するので、加工精度を上
げやすく、高精度な軸用孔部をもった金型を製作できる
ので、成形品の軸形状部の精度も向上することができ
る。さらにまた、分割した中型に問題が生じて成形品に
不良が発生しても、分割した中型の対応するものだけを
交換するだけで良く、他の分割した中型はそのまま使用
することができ、メンテナンス性を向上することができ
る。
ィスク一体型のモータの模式断面図を図38示す。ま
た、従来の同サイズをドーナツ型ディスクを用いた場合
の模式断面図を図39に示す。この例からも判るよう
に、従来のものと比較して、30%以上の薄型化が図ら
れていることがわかる。ディスクドライブ装置の薄型化
に大きく貢献できるものである。
ある。
金型を用いて成形するプレス用金型の断面図である。
を用いて成形する金型部分を示す断面部分図である。
示す断面部分図である。
部分図である。
す概略分解断面図である。
る。
る。
に図10のプレス用金型を用いて成形するプレス用金型
の断面図である。
断面部分図である。
分図である。
分図である。
0におけるプレス用金型を用いて成形するプレス用金型
の平面図である。
施するためのプレス用金型を用いて成形するプレス用金
型の断面図である。
分図である。
である。
法における金型の断面図である。
の断面部分図である。
る。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
す図である。
中の成形品が受ける力を示す図である。
る。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
スク一体型のモータの模式断面図である。
ータ部の模式断面図である。
だディスクドライブ装置の斜視図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 中央に軸形状部を有するディスク部材の
ガラス基板をプレス成形するプレス用金型において、 前記ディスク部材の上面を成形する上型と、前記ディス
ク部材のディスク部から突出した軸形状部を成形するた
めの軸用孔部を有し、前記ディスク部の少なくとも下面
を成形するための中型と、前記軸形状部の下面を成形す
るための下型と、前記上型、中型及び下型を案内するガ
イド部材とを備えることを特徴とするプレス用金型。 - 【請求項2】 前記中型の軸用孔部が貫通した孔である
ことを特徴とする請求項1記載のプレス用金型。 - 【請求項3】 前記ガイド部材が、プレス成形時におけ
る前記上型によるプレス押し込み量を規定することを特
徴とする請求項2に記載のプレス用金型。 - 【請求項4】 前記中型が、前記ディスク部材のディス
ク部から突出した軸形状部を成形するための軸用孔部お
よび前記ディスク部の少なくとも下面を成形するための
円形状凹部を有することを特徴とする請求項3に記載の
プレス用金型。 - 【請求項5】 前記中型の前記凹部の深さ寸法が、前記
ディスク部の高さの半分以上であることを特徴とする請
求項4に記載のプレス用金型。 - 【請求項6】 前記中型の前記凹部の深さ寸法が、前記
ディスク部の高さと等しく、前記中型の上面が、プレス
成形時における前記上型によるプレス押し込み量を規定
することを特徴とする請求項2に記載のプレス用金型。 - 【請求項7】 前記中型は外枠と底枠との二部品で構成
され、前記凹部が前記外枠と前記底枠とで形成され、前
記中型の外枠が、プレス成形時における前記上型による
プレス押し込み量を規定することを特徴とする請求項2
に記載のプレス用金型。 - 【請求項8】 上面からプレス成形を行なう上型と、軸
用孔部を有して軸形状部を形成する中型と、該軸形状部
の下面を成形するための下型とを用いて、中央に前記軸
形状部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形
する軸形状部付きディスクの成形方法において、 中心軸に直交する断面が円形であり、少なくとも前記軸
用孔部よりも大きい円形断面を含んだ回転体形状である
硝材を前記中型の前記軸用孔部に置き、その後プレス成
形を行うことを特徴とする軸形状部付きディスクの成形
方法。 - 【請求項9】 上面からプレス成形を行なう上型と、軸
用孔部を有して軸形状部を形成する中型と、該軸形状部
の下面を成形するための下型とを用いて、中央に前記軸
形状部を有するディスク部材のガラス基板をプレス成形
する軸形状部付きディスクの成形方法において、 硝材の中心軸と前記軸用孔部の中心軸とを一致させて、
前記硝材を前記軸用孔部に置き、その後プレス成形を行
うことを特徴とする軸形状部付きディスクの成形方法。 - 【請求項10】 前記中型の軸用孔部の少なくとも硝材
を載置する側が面取り加工したことを特徴とする請求項
8に記載の軸形状部付きディスクの成形方法。 - 【請求項11】 球形硝材の質量を成形品の質量と等し
くしておくと共に、中型の軸用孔部の寸法を、製作した
い成形品の軸形状部と等しくし、さらに、中型と上型の
隙間が完成品寸法と等しくなるように高さ規制部材の寸
法を決めることを特徴とする請求項8に記載の軸形状部
付きディスクの成形方法。 - 【請求項12】 中央に軸形状部を有するディスク部材
のガラス基板をプレス成形するプレス用金型において、 上面からプレス成形を行なう上型と、軸形状部を成形す
るための複数個の軸用孔部がそれぞれ干渉しないように
設けられている中型と、該軸形状部の下面を成形するた
めの下型と、プレスの押し込み量を決めるための高さ規
制部材とを有することを特徴とするプレス用金型。 - 【請求項13】 上面からプレス成形を行なう上型と軸
形状部を形成する中型と該軸形状部の下面を成形するた
めの下型を用いて、ディスク部材と中央の軸形状部の同
芯度が求められるディスク部材をプレス成形する軸形状
部付きディスクの成形方法において、 中心軸に直交する断面が円形である回転体形状の硝材を
用い、該硝材を前記中型の複数個の軸用孔部にそれぞれ
置いてプレス成形を行うことにより、軸形状部とディス
ク部材の同芯度を確保することを特徴とする軸形状部付
きディスクの成形方法。 - 【請求項14】 中央に軸形状部を有するディスク部材
のガラス基板をプレス成形するプレス用金型において、 上面からプレス成形を行なう上型と、軸形状部を成形す
るための軸用孔部が設けられている複数個の中型と、該
軸形状部の下面を成形するための下型と、プレスの押し
込み量を決めるための高さ規制部材とを有することを特
徴とするプレス用金型。 - 【請求項15】 上面からプレス成形を行なう上型と軸
形状部を形成する中型と該軸形状部の下面を成形するた
めの下型を用いて、ディスク部材と中央の軸形状部の同
芯度が求められるディスク部材をプレス成形する軸形状
部付きディスクの成形方法において、 中心軸に直交する断面が円形である回転体形状の硝材を
用い、該硝材をプレス用金型の複数個の中型の軸用孔部
にそれぞれ置いてプレス成形を行うことにより、軸形状
部とディスク部材の同芯度を確保すると共に、複数個の
ディスクを同時に成形することを特徴とする軸形状部付
きディスクの成形方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8931308B2 (en) | 2011-02-10 | 2015-01-13 | Hoya Corporation | Method of producing glass blank for substrate of information recording medium, substrate for information recording medium, and information recording medium; and manufacturing apparatus for glass blank for substrate of information recording medium |
-
2002
- 2002-04-11 JP JP2002109684A patent/JP4102585B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012190541A (ja) * | 2009-09-30 | 2012-10-04 | Hoya Corp | 磁気ディスク用ガラスブランク |
CN106098086A (zh) * | 2009-09-30 | 2016-11-09 | Hoya株式会社 | 制造用于信息记录介质的基板的玻璃毛坯的方法及设备 |
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CN111261199B (zh) * | 2009-09-30 | 2021-08-03 | Hoya株式会社 | 用于磁盘的玻璃基板的磁盘的玻璃毛坯 |
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