JP2003072145A - 光書込みヘッドおよびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光書込みヘッドおよびそれを用いた画像形成装置

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JP2003072145A
JP2003072145A JP2001270711A JP2001270711A JP2003072145A JP 2003072145 A JP2003072145 A JP 2003072145A JP 2001270711 A JP2001270711 A JP 2001270711A JP 2001270711 A JP2001270711 A JP 2001270711A JP 2003072145 A JP2003072145 A JP 2003072145A
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array
light source
lens
writing head
rod lens
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JP2001270711A
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Hideya Ogi
秀也 小木
Koichiro Iki
耕一郎 壹岐
Minoru Toyama
實 遠山
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Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1200dpi程度の高い記録密度で印字す
る場合にも鮮明な画像が得られ、光量伝達率が高く光源
列発光量や感光体感度に対する負荷を軽減でき、小型化
を図れ、かつ局所的なスジ状むらの発生しにくい光書込
みヘッド及びそれを用いた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 LEDアレイからの光情報を、2列の屈
折率分布型ロッドレンズアレイにより感光ドラムの感光
体に書き込むLEDプリントヘッドにおいて、ロッドレ
ンズアレイを構成する各レンズ素子の開口角θを、ほぼ
14°〜18°の範囲内の値に設定した。1200dp
iの記録密度で印字するのに必要となる50%以上の解
像力が得られ、同記録密度で印字する場合にもスジのな
い鮮明な画像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報に応じて
選択的に発光する光源列を有する光源手段からの光情報
を、2列の屈折率分布型ロッドレンズアレイにより感光
体に書き込む光書込みヘッド及びそれを用いた画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LEDアレイや液晶シャッターア
レイ等、画像情報に応じて発光する光源列からの光情報
を、感光ドラムや印画紙上の感光体に書き込む光書込み
ヘッドには、主に以下の2通りの「2列の屈折率分布型
ロッドレンズアレイ」が用いられている。
【0003】(I)同ロッドレンズアレイを構成する各
ロッドレンズ(以下、レンズ素子という。)の開口角θ
が20°〜23°の範囲内にあるもの。このようなロッ
ドレンズアレイでは、次のような利点がある。(a)結
合効率が高く、LEDアレイや液晶シャッターアレイ等
の光源列発光量や感光体感度に対する負荷が軽くて済
む。なお、ここにいう「光源列発光量」とは、光源列と
してLEDアレイを用いた場合における同アレイの発光
量と、液晶シャッターアレイと外部光源とからなる光源
列を用いた場合に、外部光源の光が液晶シャッターアレ
イを透過する光量とを包含する概念である。(b)共役
長TCが相対的に短いため、装置を小型化できる。
(c)共役長TCが相対的に短いため、レンズ素子の配
列傾きの影響が発生しにくい。
【0004】(II)各レンズ素子の開口角θが10.5
°〜12°の範囲内にあるもの。このようなロッドレン
ズアレイでは、次のような利点がある。(d)基本解像
力が高く、鮮明な印画が得られる。(e)焦点深度が相
対的に深く、取付け誤差、感光ドラムの偏心等を吸収し
易い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記(I)
のロッドレンズアレイでは、1200dpi程度の高い
記録密度で印字する場合に、スジのない鮮明な画像を得
るのが難しいという問題があった。これは、次のような
理由による。(i)開口角が小さい程大きな解像力が得
られるが、開口角θが20°〜23°と大きいため、到
達可能な解像力レベルに限りがあり、1200dpiの
解像力は得られないからである。(ii)開口角が大きい
程レンズ素子の像面湾曲が残るが、開口角θが20°〜
23°と大きいため、レンズ直径/半径周期の解像力変
動が大きく出てしまうからである。(iii)開口角θが
20°〜23°と大きいために焦点深度が浅いので、取
付け誤差、感光ドラムの偏心等により避けられない±2
0μm程度のズレで、解像力が大きく低下してしまうか
らである。なお、ここにいう「ズレ」とは、光源と感光
ドラムの中心に対するレンズ素子のズレをいう。
【0006】また、上記(II)のロッドレンズアレイで
は、次のような問題があった。(i)上記光源列発光量
や感光体感度に対する負荷が大きく、印字速度によって
は本格的な冷却機構が必要になる。これは、開口角θが
10.5°〜12°と小さいために、結合効率が上記
(I)のロッドレンズアレイに比べて1/4程度しかな
いからである。(ii)共役長TCが上記(I)のロッド
レンズアレイの2倍近くあり、装置が大型化してしま
う。(iii)共役長TCが長いため各レンズ素子の配列傾
きの影響が大きく、局所的なスジ状むらが発生しやす
い。
【0007】このように、1200dpi程度の高い記
録密度で印字する場合に、スジのない鮮明な画像を得る
という要求に対しては、上記(I),(II)のロッドレ
ンズアレイのいずれも、一長一短があってその要求を満
たすことができない。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、その目的は、1200dpi程度
の高い記録密度で印字する場合にも鮮明な画像が得ら
れ、光量伝達率が高く光源列発光量や感光体感度に対す
る負荷を軽減でき、小型化を図れ、かつ局所的なスジ状
むらの発生しにくい光書込みヘッド及びそれを用いた画
像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、画像情報に応じて選択的に
発光する光源列を有する光源手段からの光情報を、2列
の屈折率分布型ロッドレンズアレイにより感光体に書き
込む光書込みヘッドにおいて、前記ロッドレンズアレイ
を構成する各レンズ素子の開口角θを、ほぼ14°〜1
8°の範囲内の値に設定したことを要旨とする。
【0010】この構成によれば、(i)各レンズ素子の
開口角θの上限値をほぼ18°に設定しているため、1
200dpi(24lp/mm)の記録密度で印字する
のに必要となる50%以上の解像力(MTFave)が
得られる。これにより、1200dpi程度の高い記録
密度で印字する場合にも鮮明な画像が得られる。ここ
で、dpiはdot/inchであり、また、lp/m
mはLine−pair/mmである。(ii)開口角θ
の上限値をほぼ18°に設定しているため、レンズ素子
の像面湾曲が小さく抑えられて解像力の周期変動(MT
F周期変動)がほぼ10%以下になり、画像に周期的な
スジが現れるのを抑制することができる。これにより、
周期的なスジのない鮮明な画像が得られる。(iii)開
口角θの上限値をほぼ18°に設定しているため、比較
的深い焦点深度が得られ、取付け誤差、感光体の偏心等
により避けられない±20μm程度のズレによる解像力
の低下が5%程度となる。これによっても、鮮明な画像
が得られる。(iv)開口角θの下限値をほぼ14°に設
定しているため、光源列の光量アップ等でカバー可能な
最低限の光量レベル、すなわちレンズ素子の開口角が2
2°であるロッドレンズアレイの光量伝達率の1/2を
確保できる。これにより、光源列発光量や感光体感度に
対する負荷が軽減される。この結果、本格的な冷却機構
を不要にできる。(v)共役長TCが短くなり装置の小
型化を図れる。(vi)共役長TCが短いため各レンズ素
子の配列傾きの影響が小さく、局所的なスジ状むらが発
生しにくい。なお、ここにいう「2列の屈折率分布型ロ
ッドレンズアレイ」とは、多数の屈折率分布型ロッドレ
ンズを長手方向に2列に配列したロッドレンズアレイを
いう。また、「光量伝達率」とは、光源手段での発光光
量がレンズアレイを介して感光体にどれだけ伝達される
か、その割合を意味している。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
光書込みヘッドにおいて、前記ロッドレンズアレイにお
ける各レンズ素子の重なり度mを、ほぼ1.10〜2.
00の範囲内の値に設定したことを要旨とする。
【0012】この構成によれば、重なり度mの下限値を
ほぼ1.10に設定しているため、レンズアレイの周期
光量ムラがほぼ10%以下になる。これにより、その周
期光量ムラを補正する光量補正回路の負担が軽減され
る。また、重なり度mが大きすぎると解像力と、レンズ
アレイを介して感光体に伝達される光量との点で不利に
なる。重なり度mの上限値をほぼ2.00に設定してい
るため、適正な解像力と感光体に伝達される適正な光量
とが確保される。
【0013】請求項3に係る発明は、画像情報に応じて
選択的に発光する光源列を有する光源手段からの光情報
を、2列の屈折率分布型ロッドレンズアレイにより感光
体に書き込む光書込みヘッドにおいて、前記ロッドレン
ズアレイにおける各レンズ素子の開口角θをほぼ14°
〜18°の範囲内の値に設定し、前記各レンズ素子の重
なり度mをほぼ1.10〜2.00の範囲内の値に設定
し、そして、前記各レンズ素子の光軸上屈折率をn、同
素子の屈折率分布定数を√A、同素子の1周期長をP、
前記レンズアレイのレンズ素子配列周期をD、同アレイ
の充填率をα(α=d/D)としたとき、前記各レンズ
素子の有効径dを下記の式 4θ/√(4m2/α2−1)≦d≦20θ/{n・co
-1(−α/2/m)+√(4m2/α2−1)} によって規定される範囲内の値に設定したことを要旨と
する。
【0014】この構成によれば、各レンズ素子の開口角
θをほぼ14°〜18°の範囲内の値に設定しているた
め、上記請求項1に係る発明と同様に、1200dpi
程度の高い記録密度で印字する場合にも、周期的なスジ
のない鮮明な画像が得られるとともに、光量伝達率が高
くなり、光源列発光量や感光体感度に対する負荷が軽減
される。また、各レンズ素子の重なり度mをほぼ1.1
0〜2.00の範囲内の値に設定しているため、上記請
求項2に係る発明と同様に、レンズアレイの周期光量ム
ラを補正する光量補正回路の負担が軽減されるととも
に、適正な解像力と感光体に伝達される適正な光量とが
確保される。また、レンズアレイの共役長TCを20m
m以下にしているので、装置の小型化を図れるととも
に、レンズ素子の配列傾きの影響が発生しにくい。さら
に、レンズアレイの作動距離Lを2mm以上にしている
ので、感光体周りのスペース、例えば感光ドラム周りの
スペースを確保できるとともに、トナー等が各レンズ素
子に付着する等の不具合が発生するのを抑制できる。
【0015】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の光書込みヘッドにおいて、前記光源
手段は、前記光源列として発光素子アレイを有すること
を要旨とする。この構成によれば、光源手段に光源列と
して発光素子アレイを用いた光書込みヘッドにおいて、
上記請求項1〜3に係る発明と同様の作用効果が得られ
る。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の光書込みヘッドにおいて、前記光源
手段は、光源と、前記光源列としての光シャッタアレイ
とを有することを要旨とする。この構成によれば、光源
手段に光源列としての光シャッタアレイを用いた光書込
みヘッドにおいて、上記請求項1〜3に係る発明と同様
の作用効果が得られる。
【0017】請求項6に係る発明は、請求項1〜5のい
ずれか一項に記載の光書込みヘッドを用いていることを
要旨とする画像形成装置である。この構成によれば、請
求項1に記載の光書込みヘッドを用いる場合、1200
dpi程度の高い記録密度で印字する場合にも、周期的
なスジのない鮮明な画像が得られるとともに、光量伝達
率が高くなり、光源列発光量や感光体感度に対する負荷
が軽減される。また、請求項2に記載の光書込みヘッド
を用いる場合、レンズアレイの周期光量ムラを補正する
光量補正回路の負担が軽減されるとともに、適正な解像
力と感光体に伝達される適正な光量とが確保される。ま
た、請求項3に記載の光書込みヘッドを用いる場合、1
200dpi程度の高い記録密度で印字する場合にも、
鮮明な画像が得られるとともに、光量伝達率が高くな
り、光源列発光量や感光体感度に対する負荷が軽減され
る。これにより、レンズアレイの周期光量ムラを補正す
る光量補正回路の負担が軽減されるとともに、適正な解
像力と感光体に伝達される適正な光量とが確保される。
また、装置の小型化を図れるとともに、レンズ素子の配
列傾きの影響が発生しにくい。さらに、感光体周りのス
ペース、例えば感光ドラム周りのスペースを確保できる
とともに、トナー等が各レンズ素子に付着する等の不具
合が発生するのを抑制できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した光書込
みヘッドとしてのLEDプリントヘッド及びそれを用い
た画像形成装置としての光プリンタの一実施形態を図面
に基づいて説明する。図6は一実施形態に係る光プリン
タを、図7は光プリンタに用いたLEDプリントヘッド
をそれぞれ示している。
【0019】図6に示す光プリンタ11は、円筒形の感
光ドラム12、LEDプリントヘッド13、帯電器1
4、現像器15、転写器16、定着器17、消去ランプ
18、清掃器19、カセット20、スタッカ21等を備
えている。感光ドラム12の表面には、例えば、アモル
ファスSi等の光導電性を持つ材料(感光体)が作られ
ている。この感光ドラム12はプリントの速度で回転し
ている。回転している感光ドラム12の感光体表面を、
帯電器14で一様に帯電させる。そして、LEDプリン
トヘッド13で、印字するドットイメージの光(光情
報)即ち点像を感光ドラム12の感光体上に照射し、光
の当たったところの帯電を中和する。続いて、現像器1
5で感光体上の帯電状態にしたがって、トナーを感光体
上につける。そして、転写器16でカセット20の中か
ら送られてきた用紙22上に、トナーを転写する。用紙
22は、定着器17にて熱等を加えられ定着され、スタ
ッカ21に送られる。一方、転写の終了した感光ドラム
12は、消去ランプ18で帯電が全面にわたって中和さ
れ、清掃器19で残ったトナーが除去される。
【0020】このような光プリンタ11に用いられるL
EDプリントヘッド13は、図7に示すように、画像情
報に応じて選択的に発光する光源列としてのLEDアレ
イ23と、上記2列の屈折率分布型ロッドレンズアレイ
としてのロッドレンズアレイ24とを備えている。
【0021】LEDアレイ23は、基板上にLEDアレ
イチップ及びICドライバチップを実装して構成されて
いる。LEDアレイ23では、シリアル信号等の印字情
報(画像情報)に応じてアレイ素子毎のオン、オフがな
される。そして、オンになった各アレイ素子の出射光か
らなる点像(光情報)が、ロッドレンズアレイ24によ
り感光ドラム12の感光体(図8の像面)上に形成され
る。LEDアレイ23の各アレイ素子の配列ピッチは、
1200dpi(24lp/mm)の記録密度の場合2
1μmである。
【0022】ロッドレンズアレイ24は、図8に示すよ
うに、半径方向に屈折率分布を有する複数本のロッドレ
ンズ25を、2枚のフレーム26,26の間に2列に配
置したものである。
【0023】次に、本実施形態に係るロッドレンズアレ
イ24の条件(特徴)について、図1〜図5を参照して
説明する。 (1)図1は、レンズ素子を2列配置にしたロッドレン
ズアレイ(2列ロッドレンズアレイ)24において、L
EDアレイ23の発光中心波長を740nmとして、レ
ンズ素子の開口角θを変えた場合に到達し得る解像力
(MTFave)を示している。同図において、横軸は
開口角(°)を、縦軸は解像力MTFave(%)をそ
れぞれ示している。また、同図において、(A)(計算
値-1)は、600dpi(12lp/mm)の記録密度
で印字する場合における理想屈折率分布に対するMTF
aveの計算値を示している。h点はφ1.1、i点は
φ0.6、j点はφ0.6での計算値である。(B)
(計算値-2)は、1200dpi(24lp/mm)の
記録密度で印字する場合における理想屈折率分布に対す
るMTFaveの計算値を示している。そして、(C)
プロット(a〜g点)は全て600dpiの記録密度で
印字する場合におけるMTFaveの実測例を示してい
る。
【0024】1200dpi(24lp/mm)のLE
Dプリントヘッドで使用されるためには50%以上のM
TFaveが必要である。そのためには、レンズ素子の
開口角θをほぼ18°以下にする必要があることが図1
の破線で示す(B)(計算値-2)から分かる。換言する
と、1200dpi(24lp/mm)の記録密度で印
字する場合、レンズ素子の開口角θをほぼ18°より大
きくすると、到達可能なMTFaveが50%より小さ
くなり、1200dpiの解像力が得られなくなること
が上記(B)から分かる。
【0025】(2)図1に示す上記(A),(B),
(C)のいずれの場合にも、開口角θが小さい程到達可
能なMTFaveレベルが高くなっているのは、開口角
θが小さい程レンズ素子で達成可能な像面湾曲が小さい
ことの反映である。レンズ素子の像面湾曲は、レンズ素
子をアレイ化した場合にMTFaveレベルを落とすだ
けでなく、レンズ半径/直径周期でのMTF変動(MT
F周期変動)をもたらす。図2(A)は、レンズ素子径
φが0.6mmで開口角θが22°のレンズ素子を2列
に配置したロッドレンズアレイ24のMTFプロファイ
ル実測例を示している。また、図2(B)は、レンズ素
子径φが0.6mmで開口角θが17°のレンズ素子を
2列に配置したロッドレンズアレイ24のMTFプロフ
ァイル実測例を示している。両図において、横軸はロッ
ドレンズアレイ24のレンズ素子並び方向の位置を示し
ている。
【0026】図2(A)では12〜13%程度のMTF
周期変動(MTFmax−MTFmin)が認められ、
図2(B)では7〜8%程度のMTF周期変動が認めら
れる。印画テスト結果では、MTF周期変動が10%を
超えると、画像に周期的なスジが現れる傾向が見られ
る。このようなスジの発生を抑えるためには、レンズ素
子の開口角θをほぼ18°以下にする必要がある。すな
わち、図2(A),(B)から、開口角θを17°より
大きくするにつれてMTF周期変動が大きくなることが
分かる。図2(A),(B)から、MTF周期変動をほ
ぼ10%以下にするためには、開口角θをほぼ18°以
下にする必要がある。
【0027】(3)図3は、開口角の異なるレンズ素子
で構成した数種のロッドレンズアレイの焦点深度計算結
果を示している。同図において、黒丸,黒四角,黒三角
は、開口角を12°,17°,20°とした場合の焦点
深度の計算結果をそれぞれ示している。また、実線3
1,32,33は、各開口角に対する計算結果について
の、多項式による近似曲線である。
【0028】取付け誤差、感光ドラム12の偏心等で不
可避と思われる±20μm程度のデフォーカスで実際上
許されるMTFの低下は5%程度である。±20μm程
度のデフォーカスでMTFの低下をほぼ5%以下にする
には、レンズ素子の開口角θをほぼ18°以下にする必
要があることが、図3より分かる。すなわち、開口角θ
が17°の場合には、取付け誤差等により避けられない
±20μm程度のズレ(デフォーカス)による解像力M
TFの低下が4%程度である。このことから、開口角θ
をほぼ18°以下にすれば、±20μm程度のズレによ
る解像力MTFの低下が5%程度となるような焦点深度
が得られることが分かる。
【0029】(4)図4は、2列ロッドレンズアレイに
ついて、開口角を変えた場合の光量比較を示している。
同図では、開口角がほぼ12°のレンズ素子を2列配置
にしたロッドレンズアレイ24の光量を「1.0」とし
て、開口角を変えた各2列ロッドレンズアレイの相対光
量を示している。LEDアレイ23の光量アップ等でカ
バー可能なレベルは、開口角22°の2列ロッドレンズ
アレイの光量(相対光量がほぼ3.0)の約1/2まで
である。そのためには、レンズ素子の開口角をほぼ14
°以上にする必要があることが、図4より分かる。
【0030】(5)図5は、2列ロッドレンズアレイに
おける重なり度による周期光量ムラの変化を示してい
る。コンパクトさの観点で、すなわち小型化する上で望
ましいロッドレンズアレイ24の共役長TCは、20m
m程度以下である。逆に、ロッドレンズアレイ24の作
動距離Lが短すぎると、感光ドラム12周りのスペース
の確保が難しくなり、レンズ素子のレンズ面にトナーが
付着する等の問題が大きくなるので、最低でも2mm程
度の作動距離は必要である。また、2列ロッドレンズア
レイの周期光量ムラが10%を大きく超えると、その周
期光量ムラを補正する光量補正回路の負担が大きくなる
ため、重なりmはある程度大きく取る必要がある。逆
に、重なり度mが大きすぎると、解像力・光量の点で不
利になる。適正な重なり度mは、ほぼ1.10〜2.0
0の範囲内の値である。適正な重なり度mをほぼ1.1
0以上にすると、周期光量ムラが10%を大きく超える
ことがなく、好ましいことが、図5より分かる。
【0031】次に、以上の条件(1)〜(5)を満たす
ためのレンズ素子の有効径(有効直径)dを求める(図
8参照)。ここで、レンズ素子(ロッドレンズ25)の
光学パラメータとして、光軸上屈折率をn、屈折率分布
定数を√A、1周期長をP、開口角をθ、有効半径を
r、有効径(有効直径)をdとする。また、ロッドレン
ズアレイ24の光学パラメータとして、レンズ長をZ、
作動距離をL、共役長をTC、レンズ素子配列周期を
D、充填率をα(α=d/D)とする。
【0032】開口角θは、次の(式1)で表される。 θ=n*√A*r ・・・(式1) 作動距離Lは、次の(式2)で表される。
【0033】 L=−1/n/√A*tan(Zπ/P) ・・・(式2) 重なり度mは、次の(式3)で表される。 m=−α/2/cos(Zπ/P) ・・・(式3) (式2),(式3)より、(n・√A・L)2+1=
(2m/α)2となる。この式に、(式1)のnを代入
すると、次の(式4)が得られる。
【0034】 L=r/θ*√(4m2/α2−1) ・・・(式4) また、(式3)より、次の(式5)が得られる。 Z=P/π*cos-1(−α/2/m) =2・n・r/θ*cos-1(−α/2/m) ・・・(式5) TC=Z+2Lに、(式4)及び(式5)をそれぞれ代
入すると、次の(式6)が得られる。
【0035】 TC=d/θ*{n・cos-1(−α/2/m)+√(4m2/α2−1)} ・・・(式6) そして、2≦L,TC≦20に(式4),(式6)をそ
れぞれ代入すると、対象となるレンズ素子の有効径dの
範囲は、下記の(式7)により与えられる。ただし、θ
=7π/90〜π/10rad(14〜18°),1.
10≦m≦2.00である。
【0036】 4θ/√(4m2/α2−1)≦d≦20θ/{n・cos-1(−α/2/m) +√(4m2/α2−1)} ・・・(式7) (6)レンズ素子の配列精度として、0.5mrad程
度の角度ズレは、覚悟しなければならないと思われる。
このレンズ素子配列乱れによる像位置のズレで望まれる
範囲は、LEDアレイ23の各アレイ素子の配列ピッチ
の1/2以下である。これに対応する共役長TCは、1
200dpiの場合、 TC≦(25.4/1200)/2/tan(0.5/
1000)=21.2 と求められる。このTC範囲は、上記(5)の条件、す
なわち共役長TCは20mm程度以下という条件を含ん
でいる。
【0037】上記一実施形態に係るLEDプリントヘッ
ド13によれば、各レンズ素子の開口角θをθ=14〜
18°,同素子の重なり度mを1.10≦m≦2.00
として、同素子の有効径dの範囲を上記の(式7)によ
り求めたロッドレンズアレイ24を用いている。このた
め、以下の作用効果を奏する。
【0038】(イ)各レンズ素子の開口角θの上限値を
ほぼ18°に設定しているため、1200dpiの記録
密度で印字するのに必要となる50%以上の解像力(M
TFave)が得られる(図1参照)。これにより、1
200dpi程度の高い記録密度で印字する場合にもス
ジのない鮮明な画像が得られる。
【0039】(ロ)開口角θの上限値をほぼ18°に設
定しているため、解像力の周期変動(MTF周期変動)
がほぼ10%以下になり、画像に周期的なスジが現れる
のを抑制することができる(図2(A),(B)参
照)。これにより、周期的なスジのない鮮明な画像が得
られる。
【0040】(ハ)開口角θの上限値をほぼ18°に設
定しているため、取付け誤差、感光体の偏心等により避
けられない±20μm程度のズレによる解像力の低下が
5%程度となるような比較的深い焦点深度が得られる
(図3参照)。これによっても、スジのない鮮明な画像
が得られる。
【0041】(ニ)開口角θの下限値をほぼ14°に設
定しているため、LEDアレイ23(光源列)の光量ア
ップ等でカバー可能な最低限の光量レベル、すなわちレ
ンズ素子の開口角が22°であるロッドレンズアレイの
光量伝達率の1/2を確保できる(図4参照)。これに
より、LEDアレイ23の発光量(光源列発光量)や感
光体感度に対する負荷が軽減される。この結果、本格的
な冷却機構を不要にできる。
【0042】(ホ)共役長TCが短くなり(TCは20
mm以下)、装置の小型化を図れる。これに対して、上
記(II)の従来のロッドレンズアレイでは、共役長TC
が上記(I)の従来のロッドレンズの2倍近くになるた
めに、装置が大型化してしまう。
【0043】(ヘ)共役長TCが短いため各レンズ素子
の配列傾きの影響が小さく、局所的なスジ状むらが発生
しにくい。これに対して、上記(II)の従来のロッドレ
ンズアレイでは、共役長TCが上記(I)の従来のロッ
ドレンズの2倍近くになるために、画像に局所的なスジ
状むらが発生しやすい。これは、共役長TCが長いため
に、レンズ素子の配列に角度ズレがあると、そのズレが
上記(I)の従来のロッドレンズに比べて解像力の低下
に大きく影響するからである。すなわち、レンズ素子の
配列傾きの影響が発生しやすく、各レンズ素子を高精度
に配列する必要がある。これに対して、上記LEDプリ
ントヘッド13によれば、共役長TCを20mm以下に
しているので、装置の小型化を図れるとともに、レンズ
素子の配列傾きの影響が発生しやすい。
【0044】(ト)重なり度mの下限値をほぼ1.10
に設定しているため、ロッドレンズアレイ24の周期光
量ムラがほぼ10%以下になる(図5参照)。これによ
り、その周期光量ムラを補正する光量補正回路の負担が
軽減される。
【0045】(チ)重なり度mの上限値をほぼ2.00
に設定しているため、適正な解像力と感光体に伝達され
る適正な光量とが確保される。さらに、上記一実施形態
に係るLEDプリントヘッド13によれば、作動距離L
を2≦L,共役長TCをTC≦20として、各レンズ素
子の有効径dの範囲を上記の(式7)により求めたロッ
ドレンズアレイ24を用いている。このため、以下の作
用効果を奏する。
【0046】(リ)作動距離Lを2mm以上にしている
ので、感光体周りのスペース、すなわち感光ドラム12
周りのスペースを確保できるとともに、トナー等が各レ
ンズ素子に付着する等の不具合が発生するのを抑制でき
る。
【0047】(ヌ)また、上記LEDプリントヘッド1
3を用いた画像形成装置としての光プリンタ11によれ
ば、上記(イ)〜(リ)の作用効果を奏する。 [ 変形例]なお、この発明は以下のように変更して具体
化することもできる。
【0048】・上記一実施形態における2列の屈折率分
布型ロッドレンズアレイであるロッドレンズ24は、ガ
ラス製のロッドレンズを多数配列したものだけでなく、
プラスチック製のロッドレンズを多数配列したものにも
適用できる。
【0049】・上記一実施形態では、光源手段の光源列
をLEDアレイ23で構成したが、本発明はこの構成に
限定されない。本発明が適用可能な光源手段は、素子毎
に光を発生・消滅させたりできるもの、或いは外部光源
からの光を画素毎に透過・遮断できるものであればよ
い。例えば、光源手段を、放電管のような外部光源と、
同光源からの光を画像情報に応じて画素毎に透過/遮断
する液晶シャッターアレイ等の光シャッターアレイで構
成してもよい。
【0050】・上記一実施形態では、光プリンタ11
は、LEDアレイ23とロッドレンズアレイ24とを有
するLEDプリントヘッド13を用いているが、本発明
はこれに限定されない。例えば、光プリンタ11を、上
記液晶シャッターアレイと、ロッドレンズアレイ24或
いは他の等倍結像用レンズアレイとで構成した光書込み
ヘッドを用いた液晶シャッタープリンターとしてもよ
い。
【0051】・上記一実施形態では、本発明を光プリン
タに適用した例を示したが、本発明は光プリンタ以外に
も適用可能である。例えば、LEDプリントヘッド13
等の光書込みヘッドを用いた複写機、プリンタ機能、印
刷機能及びファックス機能を備えた複合機等にも本発明
は適用できる。
【0052】以下、上記各実施形態から把握できる技術
思想について説明する。 (i)画像情報に応じて選択的に発光する光源列を有す
る光源手段からの光情報を、2列の屈折率分布型ロッド
レンズアレイにより感光体に書き込む光書込みヘッドに
おいて、前記ロッドレンズアレイを構成する各レンズ素
子の開口角θを、同レンズアレイの解像力MTFave
がほぼ50%以上となるような値に設定したことを特徴
とする光書込みヘッド。
【0053】この構成によれば、点像からなる光情報を
1200dpiの記録密度で感光体に書き込む場合に
も、スジのない鮮明な画像、例えば高品質の印字結果が
得られる。なお、1200dpi用の光書込みヘッドで
ロッドレンズアレイの解像力MTFaveをほぼ50%
以上にするには、各レンズ素子の開口角θをほぼ18°
以下にすればよい。
【0054】(ii)画像情報に応じて選択的に発光する
光源列を有する光源手段からの光情報を、2列の屈折率
分布型ロッドレンズアレイにより感光体に書き込む光書
込みヘッドにおいて、前記ロッドレンズアレイを構成す
る各レンズ素子の開口角θを、同レンズアレイの解像力
の周期的変動がほぼ10%以下となるような値に設定し
たことを特徴とする光書込みヘッド。
【0055】この構成によれば、点像からなる光情報を
1200dpiの記録密度で感光体に書き込む場合に
も、周期的なスジ等が印字結果に現れるのを抑制するこ
とができる。なお、1200dpi用の光書込みヘッド
でロッドレンズアレイの解像力の周期的変動(MTF周
期変動)をほぼ10%以下にするには、各レンズ素子の
開口角θをほぼ18°以下にすればよい。
【0056】(iii)画像情報に応じて選択的に発光す
る光源列を有する光源手段からの光情報を、2列の屈折
率分布型ロッドレンズアレイにより感光体に書き込む光
書込みヘッドにおいて、前記ロッドレンズアレイを構成
する各レンズ素子の開口角θを、取付け誤差、感光体の
偏心等により避けられない±20μm程度のズレによる
解像力の低下が5%程度となるような焦点深度が得られ
るような値に設定したことを特徴とする光書込みヘッ
ド。
【0057】この構成によれば、点像からなる光情報を
1200dpiの記録密度で感光体に書き込む場合に
も、スジのない鮮明な画像が得られるとともに、取付け
誤差、感光ドラムの偏心等を吸収し易くなり、取付け作
業が容易になる。なお、1200dpi用の光書込みヘ
ッドで、±20μm程度のズレによる解像力の低下が5
%程度となるような焦点深度を得るには、各レンズ素子
の開口角θをほぼ18°以下にすればよい。
【0058】(iv)画像情報に応じて選択的に発光する
光源列を有する光源手段からの光情報を、2列の屈折率
分布型ロッドレンズアレイにより感光体に書き込む光書
込みヘッドにおいて、前記ロッドレンズアレイを構成す
る各レンズ素子の開口角θを、前記光源列の光量増加に
より前記ロッドレンズアレイの透過光量の不足をカバー
可能な最低限の前記透過光量レベルが得られるような値
に設定したことを特徴とする光書込みヘッド。
【0059】この構成によれば、LEDアレイ等の光源
列の光量アップ等でカバー可能な最低限の透過光量レベ
ルを確保できる(図4参照)。これにより、光量伝達率
が高くなり、光源列発光量や感光体感度に対する負荷が
軽減される。この結果、本格的な冷却機構を不要にでき
る。なお、前記最低限の透過光量レベルが得られるよう
にするには、レンズ素子の開口角をほぼ14°以上にす
ればよい。
【0060】(v)上記(i)〜(iv)のいずれか一項
に記載の光書込みヘッドにおいて、前記各レンズ素子の
重なり度mを、ほぼ1.10〜2.00の範囲内の値に
設定したことを特徴とする光書込みヘッド。
【0061】(vi)上記(i)〜(v)のいずれか一項
に記載の光書込みヘッドにおいて、前記ロッドレンズア
レイの共役長をほぼ20mm以下にするとともに、同ロ
ッドレンズアレイの作動距離をほぼ2mm以上にしたこ
とを特徴とする光書込みヘッド。
【0062】(vii)上記(i)〜(vi)のいずれか一
項に記載の光書込みヘッドを用いていることを特徴とす
る画像形成装置。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1200dpi程度の高い記録密度で印字する場合にも
鮮明な画像が得られ、光量伝達率が高く光源列発光量や
感光体感度に対する負荷を軽減することができ、小型化
を図ることができ、かつ局所的なスジ状むらの発生が発
生しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2列ロッドレンズアレイの開口角による解像
力(MTFave)変化を示すグラフ。
【図2】 2列ロッドレンズアレイのMTFプロファイ
ル実測例を示すグラフ。
【図3】 開口角の異なる数種の2列ロッドレンズアレ
イの焦点深度計算結果を示すグラフ。
【図4】 2列ロッドレンズアレイで開口角を変えた場
合の光量比較を示すグラフ。
【図5】 2列ロッドレンズアレイにおける重なり度に
よる周期光量ムラの変化を示すグラフ。
【図6】 一実施形態に係る光プリンタを示す概略構成
図。
【図7】 同光プリンタに用いたLEDプリントヘッド
を示す概略構成図。
【図8】 同プリントヘッドに用いるロッドレンズアレ
イを示す斜視図。
【符号の説明】
11…画像形成装置としての光プリンタ、12…感光ド
ラム、13…光書込みヘッドとしてのLEDプリントヘ
ッド、23…光源列としてのLEDアレイ、24…2列
の屈折率分布型ロッドレンズアレイとしてのロッドレン
ズアレイ、25…ロッドレンズ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 實 大阪市中央区北浜四丁目7番28号 日本板 硝子 株式会社内 Fターム(参考) 2C162 AE02 AE21 AE28 AE47 FA04 FA05 FA17 FA45 FA50 2H087 KA08 KA18 KA19 LA01 RA22 RA26 5C051 AA02 CA08 DA03 DB02 DB22 DB26 DB29 DC02 DC04 DC05 DC07 EA00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に応じて選択的に発光する光源
    列を有する光源手段からの光情報を、2列の屈折率分布
    型ロッドレンズアレイにより感光体に書き込む光書込み
    ヘッドにおいて、 前記ロッドレンズアレイを構成する各レンズ素子の開口
    角θを、ほぼ14°〜18°の範囲内の値に設定したこ
    とを特徴とする光書込みヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ロッドレンズアレイにおける各レン
    ズ素子の重なり度mを、ほぼ1.10〜2.00の範囲
    内の値に設定したことを特徴とする請求項1に記載の光
    書込みヘッド。
  3. 【請求項3】 画像情報に応じて選択的に発光する光源
    列を有する光源手段からの光情報を、2列の屈折率分布
    型ロッドレンズアレイにより感光体に書き込む光書込み
    ヘッドにおいて、 前記ロッドレンズアレイにおける各レンズ素子の開口角
    θをほぼ14°〜18°の範囲内の値に設定し、 前記各レンズ素子の重なり度mをほぼ1.10〜2.0
    0の範囲内の値に設定し、そして、 前記各レンズ素子の光軸上屈折率をn、同素子の屈折率
    分布定数を√A、同素子の1周期長をP、前記レンズア
    レイのレンズ素子配列周期をD、同アレイの充填率をα
    (α=d/D)としたとき、前記各レンズ素子の有効径
    dを下記の式 4θ/√(4m2/α2−1)≦d≦20θ/{n・co
    -1(−α/2/m)+√(4m2/α2−1)} によって規定される範囲内の値に設定したことを特徴と
    する光書込みヘッド。
  4. 【請求項4】 前記光源手段は、前記光源列として発光
    素子アレイを有することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか一項に記載の光書込みヘッド。
  5. 【請求項5】 前記光源手段は、光源と、前記光源列と
    しての光シャッタアレイとを有することを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか一項に記載の光書込みヘッド。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の光
    書込みヘッドを用いていることを特徴とする画像形成装
    置。
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US10/236,638 US6891558B2 (en) 2001-09-06 2002-09-06 Optical write-in head, image forming apparatus using the same, and method for inspecting the apparatus
EP02020044A EP1291186A3 (en) 2001-09-06 2002-09-06 Optical write-in head, image forming apparatus using the same, and method for inspecting the apparatus
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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