JP5610127B2 - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置、及び該光走査装置を用いたデジタル複写機、レーザプリンタ、レーザプロッタ、レーザファクシミリ等の光走査装置等の画像形成装置に関する。
レーザプリンタ等に関連して広く知られた光走査装置は一般に、光束を光偏向器などの光偏向手段で偏向させ、その偏向された光束を被走査面に微小なスポット光として結像させ、被走査面上を主走査方向に等速走査させるように構成されている。
この光走査装置は、例えばレーザ光源から射出されたレーザ光を光偏向器で偏向反射することによって像担持体等の被走査面上を走査させ、同時にレーザ光を画像信号に応じて強度変調(例えばオン、オフ)させることにより、被走査面に画像を書き込むようになっている。
近年、画像形成装置の高速化、高解像度化、書込み幅の広幅化により、走査光学系に用いられる走査ビーム本数は増加傾向にあり、複数ビームを用いた光走査装置を複数個そなえたカラー画像形成装置が一般的となっている。
上記の複数ビーム用の光源としては、発光点が1次元に所定の間隔で配置された半導体レーザアレイや、発光点が2次元に所定の間隔で配置された面発光レーザアレイ等が用いられる。このうち、前者については、複数の半導体レーザアレイ光源から発した光束を合成することによりビーム数を増加させたものは、面発光レーザアレイ同様に発光点が2次元に配置された光源とみなすことができる。
これらの複数ビームを発する光源を光走査装置に用いる場合、光源の回転調整によって被走査面上に形成される走査線の間隔を調整することは困難である。この問題に対処するために光走査装置の光学系に1群のアナモフィック光学素子を設け、アナモフィック光学素子の光軸方向の位置を調整可能とすることで、光学系の副走査方向倍率を調整する手段が提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
一方、上述のように画像形成装置の書込み幅の広幅化に伴い、搭載される光走査装置を構成する走査レンズのサイズが大きくなっており、コストダウンのためには、ガラスレンズから樹脂製レンズへの代替が不可欠となってきている。コストダウンの効果は特にタンデム式の書き込みユニットにおいては光学素子の部品点数が多いためより顕著になる。
しかしながら、樹脂製レンズには、温度変化に伴う膨張収縮により、レンズ面の曲率や屈折率が変化してレンズ性能、特に被走査面上での光スポットの焦点位置が変化するという問題がある。この焦点位置の変化は、被走査面上における光スポットのスポット径を増大させてビーム太りを生じさせ、光走査の解像度を低下させる原因となる。また、マルチビーム光走査装置の場合には被走査面上に形成される走査線間隔の誤差となり、形成画像の品質劣化の原因になる。
樹脂製レンズの温度変化に伴う焦点位置、走査線間隔の変化は、正レンズと負レンズとで互いに逆に発生するので、補正するために、光源から光偏向素子に至る光路上に、互いに逆のパワーを持つ組合せで樹脂製レンズを配備し、走査レンズの温度変化による焦点位置の変化を相殺することが知られている(例えば、特許文献4〜6参照)。
特許文献4では、光源、入射光学系、偏向器、走査光学系、被走査媒体を含む構成の光走査装置が記載され、入射光学系は、光源からの発散光束を平行光束にする第一の光学系(コリメートレンズ)と、該第一の光学系を介した光源からの光を副走査方向において偏向器近傍で結像させる第二の光学系とからなり、第一の光学系、あるいは第二の光学系のいずれかに副走査方向に負のパワーを持つ樹脂製の光学素子(レンズ)を含む構成が記載されている。特許文献5には、偏向器の偏向位置近傍で結像させる第1結像部において、副走査方向にのみ負の屈折力を有し、樹脂を材料とする負レンズを備え、温度補償を行う構成の走査光学装置が記載されている。特許文献6には、カップリング光学系から光偏向器の間に主走査方向、副走査方向共に負のパワーを持つアナモフィック面を有する樹脂製レンズと、少なくとも副走査方向に正のパワーを持つアナモフィック面を有するガラスレンズとを少なくとも1対持たせることで環境温度変動に伴う被走査面上の光スポットの焦点位置ずれを自己補正する補正光学系を備えた走査光学装置が記載されている。
樹脂製レンズの温度変化に伴う形成画像の品質劣化に対し、上述のように、2次元配列光源を用いたマルチビーム光走査装置の光偏向器前光学系において、負のパワーを有する樹脂レンズを配することで温度補正用機能を持たせること、さらに、複数のアナモフィック光学素子を配し、副走査方向倍率の調整機能を持たせることが考えられる。
しかしながら、光学系に複数のアナモフィック素子を用いる場合、被走査面上の結像スポット径、被走査面上に形成される走査線の走査線間隔に対するアナモフィック素子の配置誤差の影響(配置誤差感度)が高くなるという問題があり、これを解決する方法は未だ提供されていないのが現状である。
よって、本発明の課題は、複数のアナモフィック素子により温度補正機能と副走査方向倍率の調整機能を付加した光学系において、前記複数のアナモフィック素子の配置誤差による被走査面上の結像スポット径、及び形成される走査線の間隔に対する影響を低減し、温度変化に伴う画像品質の劣化を抑制可能な光走査装置、該光走査装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る光走査装置、及び画像形成装置は、以下のとおりである。
〔1〕 光束により少なくとも1つの被走査面を走査する光走査装置であって、
複数の発光点を有する光源と、
前記光源からの複数の光束を整形し、光偏向手段まで導く光偏向手段前光学系と、
前記光偏向手段前光学系を介した複数の光束を偏向走査する光偏向手段と、
前記光偏向手段の偏向面で偏向走査された光束を被走査面上に結像させる走査光学系とを備え、
前記光偏向手段前光学系は、偏向走査方向と偏向走査垂直方向とで各々異なった負のパワーを有する第1の光学素子、偏向走査方向にのみパワーを有する第2の光学素子、及び偏向走査垂直方向にのみパワーを有する第3の光学素子を有し、前記第2の光学素子は、前記第1の光学素子から出射された光束を、偏向走査方向について平行光に変換して出射し、前記第2の光学素子及び前記走査光学系は、
|φm|<|φFm|
(ただし、|φm|は前記第2の光学素子の偏向走査方向のパワーの絶対値を表わし、|φFm|は前記走査光学系の偏向走査方向中央部における偏向走査方向のパワーの絶対値を表わす。)を満足することを特徴とする光走査装置である。
〔2〕 前記第1の光学素子による偏向走査垂直方向の中間結像点と、被走査面との共役倍率が1以下であることを特徴とする前記〔1〕に記載の光走査装置である。
〔3〕 前記第1の光学素子は、
|φm|≦|φs
(ただし、|φm|は第1の光学素子の偏向走査方向のパワーの絶対値を表わし、|φs|は第1の光学素子の偏向走査垂直方向のパワーの絶対値を表わす。)を満足することを特徴とする前記〔1〕または〔2〕に記載の光走査装置である。
〔4〕 前記第1の光学素子が、樹脂製レンズであることを特徴とする前記〔1〕から〔3〕のいずれかに記載の光走査装置である。
〔5〕 前記第1の光学素子が、アナモフィックレンズであることを特徴とする前記〔1〕から〔4〕のいずれかに記載の光走査装置である。
〔6〕 前記第1の光学素子の入射面が、凹面または凸面であることを特徴とする前記〔1〕から〔5〕のいずれかに記載の光走査装置である。
〔7〕 前記第1の光学素子、前記第2の光学素子、及び前記第3の光学素子は、所定の配置位置に接着固定されていることを特徴とすることを特徴とする前記〔1〕から〔6〕のいずれかに記載の光走査装置である。
〔8〕 前記光源が、複数の発光点が所定の間隔に1次元に配列されたアレイ光源であることを特徴とする前記〔1〕から〔7〕のいずれかに記載の光走査装置である。
〔9〕 前記アレイ光源が、端面発光型半導体レーザアレイであることを特徴とする前記〔8〕に記載の光走査装置である。
〔10〕 前記光源は、複数個の前記アレイ光源からの光束が合成された光源であることを特徴とする前記〔8〕または〔9〕に記載の光走査装置である。
〔11〕 前記光源は、複数の発光点が所定の間隔に1次元に配列された発光点列を、所定の間隔で複数列配置した2次元アレイ光源であることを特徴とする前記〔1〕から〔7〕のいずれかに記載の光走査装置である。
〔12〕 前記2次元アレイ光源が、面発光レーザアレイであることを特徴とする前記〔11〕に記載の光走査装置である。
〔13〕 感光体と、前記感光体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記感光体の表面に光を照射して静電潜像を形成する光走査手段と、前記静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上の前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記記録媒体上の前記トナー像を定着する定着手段とを備え、
前記光走査手段が前記〔1〕から〔12〕のいずれかに記載の光走査装置であることを特徴とする画像形成装置である。
〔14〕 前記転写手段を複数備えることを特徴とする前記〔13〕に記載の画像形成装置である。
本発明によれば、複数のアナモフィック素子により温度補正機能と副走査方向倍率の調整機能を付加した光学系において、前記複数のアナモフィック素子の配置誤差による被走査面上の結像スポット径、及び形成される走査線の間隔に対する影響を低減し、温度変化に伴う画像品質の劣化を抑制可能な光走査装置、該光走査装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の光走査装置を備えた画像形成装置は、初期的には形成画像品質の向上、経時的には形成画像品質の安定化を実現することができる。
本発明の光走査装置の一実施態様を示す概略構成図である。 図1に示すマルチビーム光源の発光点の配列を示す説明図である。 図1に示すマルチビーム光源から光偏向素子までの光学系の詳細説明図である。 本発明の画像形成装置全体の一実施態様の概略構成図である。 本発明の画像形成装置全体の他の実施態様の概略構成図である。 マルチビーム光源の他の実施形態を説明する図である。 ビーム合成光源例の構成を説明する図である。 常温環境(35℃)時の光学特性を示す図である。 低温環境(10℃)時の像面湾曲特性を示す図である。 高温環境(60℃)時の像面湾曲特性を示す図である。 温度補正無しの場合における低温環境(10℃)時の像面湾曲特性を示す図である。 温度補正無しの場合における高温環境(60℃)時の像面湾曲特性を示す図である。
以下、本発明に係る光走査装置、及び画像形成装置について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施例の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
本発明の光走査装置の一実施態様の概略構成図を図1に示す。本発明の光走査装置は、光束により少なくとも1つの被走査面を走査する光走査装置であって、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ、複合機を含む画像形成装置に搭載され、複数の光束(マルチビーム)を用いて光記録する。
また、本発明の光走査装置は、複数の発光点を有する光源と、前記光源からの複数の光束を整形し、光偏向手段まで導く光偏向手段前光学系と、前記光偏向手段前光学系を介した複数の光束を偏向走査する光偏向手段と、前記光偏向手段の偏向面で偏向走査された光束を被走査面上に結像させる走査光学系とを備え、前記光偏向手段前光学系は、少なくとも偏向走査垂直方向に負のパワーを有する第1の光学素子、偏向走査方向にのみパワーを有する第2の光学素子、及び偏向走査垂直方向にのみパワーを有する第3の光学素子を有する。
図1に示す光源1は、マルチビームを出射するマルチビーム光源(以下単に「光源」と略称する)である。図2に、光源1の発光点の配列を示す。このようなマルチビーム光源としては、例えば、端面発光型半導体レーザが挙げられる。なお、別のマルチビーム光源としては、図2に示す1次元アレイのタイプに限定されず、図6に示すような2次元配列の光源であってもよい。図6に示す光源は、10個の発光点A1〜A10を1次元に等間隔で配列した複数の光源列40〜42を横軸に対して任意の角度を有し、縦軸方向に等間隔で配置した2次元配列のアレイである。この種の光源としては、具体的には、面発光レーザが用いられる。
光源1として端面発光半導体レーザアレイ、面発光半導体レーザアレイを含む半導体レーザアレイが用いられることにより、これらのレーザアレイは製法に半導体プロセスを利用することができるので、高い発光点位置精度を有する素子が実現できる。
また、図7に示すように、複数の光源1から発した光を偏光プリズム、ハーフミラーなどのビーム合成素子400を用いて合成させてもよい。
光源1は、図2に示すように、10個の発光点A1〜A10を有し、個々の発光点A1〜A10がそれぞれ等間隔で1次元に配列されている。また、各発光点A1〜A10の配列方向は、回転多面鏡6の偏向走査面の垂直方向(図2では縦軸方向)に対して所定の角度を有して配置されている。
これら個々の発光点A1〜A10は、図1に示すコントローラ20からの画像データ信号14に従ってレーザドライバ15により発光駆動される。
光源1は、コントローラ20からの画像データ信号14に従ってレーザドライバ15を駆動させることにより、各発光点から各々独立に変調された複数の光束を出射する。光源1から出射された複数の光束は、カップリングレンズ2により各々の光束が平行光に変換される。カップリングレンズ2の略後側焦点位置には開口部材4が配置されており、これにより後述する主走査方向と副走査方向の光束サイズを制約している。開口部材4を通過した光束は、次に、偏向走査方向(主走査方向)と偏向走査垂直方向(副走査方向)とで各々異なった負のパワー(屈折力)を有する第1の光学素子であるアナモフィックレンズ3に入射する。
第1の光学素子であるアナモフィックレンズ3は、入射面が凹面又は凸面であることが好ましく、図1に示す態様では凹面としている。入射面を凹面とすることで、入射面からの反射光は発散光になるので、反射光が光源側に戻った場合に光源の発振特性が不安定になるのを抑制することができる。
アナモフィックレンズ3からの出射光束は、主副両方向共に発散光束となる。アナモフィックレンズ3を出射した光束は、まず、主走査方向において、アナモフィックレンズ3の直後に配置されている主走査方向にのみパワーを有する第2の光学素子であるシリンダレンズ7により再び平行光に変換される。
すなわち、主走査方向においてアナモフィックレンズ3とシリンダレンズ7は、ビームエキスパンダを構成している。
副走査方向においては、シリンダレンズ7を透過した後、第3の光学素子である副走査方向にのみパワーを有するシリンダレンズ5により主走査方向に長い線像として偏向走査手段である回転多面鏡6の略偏向面(反射面)6a位置に結像し、偏向面6aにより反射されて偏向走査される。
ここで、副走査方向において、アナモフィックレンズ3とシリンダレンズ5を一対で1つのシリンダレンズ(焦点距離をf合成CYLとする)と見なすと、アナモフィックレンズ3とシリンダレンズ5の相対距離を調整することにより、f合成CYLも変化する。
その状態において、アナモフィックレンズ3とシリンダレンズ5とをセットで光軸方向に調整し、前記線像の結像位置を回転多面鏡6の偏向面6a位置に合わせることで、光源部と偏向面6a位置の共役配置関係を保持することができる。つまり、副走査方向においては、アナモフィックレンズ3とシリンダレンズ5はズームレンズを構成していることになる。これは、後述する走査光学素子27を含めた光学系全体の副走査方向倍率を微調整するのに利用することができ、特に、発光点が2次元配置された光源1を用いる場合に活用することができる。
本実施態様のように、発光点が1次元配置された光源であっても、光源部の回転調整機構を無くすことができる。
第1の光学素子であるアナモフィックレンズ3、第2の光学素子であるシリンダレンズ7、及び第3の光学素子であるシリンダレンズ5は、配置位置が調整された後、接着固定される。これにより、レンズ保持部材を削減でき、コストを抑えることができる。
光偏向手段である回転多面鏡6は、回転多面鏡窓16が取り付けられた回転多面鏡ハウジング17内に格納されており、コントローラ20からの回転駆動制御信号21に基づき光偏向素子駆動回路22(「回転多面鏡駆動回路」ともいう)を介して回転駆動制御される。光源1から回転多面鏡窓16が光偏向手段前光学系である。
図3は、光偏向手段前光学系における光束の変化を示す詳細説明図である。
図3(A)は主走査方向の光束の挙動を示す図であり、図3(B)は副走査方向の光束の挙動を示す図である。なお、煩雑を避けるために、図3(A)及び(B)では、1つの光束(本実施態様においては、光源1は偶数個の発光点を持つため、各発光点A1〜A10の中心(発光点A5とA6の中間)に仮想発光点Acを設定し、その発光点Acから発した光束にしている)のみ示している。
なお、この本実施態様では10個の発光点を有する光源の場合を例示しているが、発光点数はこれに限定されず、2個以上であればよい。
発光点数が偶数個の場合は、発光点列中央に位置する仮想発光点から発した主光線が、発光点数が奇数個の場合は、発光点列中央に位置する発光点から発した主光線が、カップリングレンズ2からシリンダレンズ5に至る光偏向手段前光学系の光軸と一致する。
ここで光軸とは、光偏向手段前に配置されている各レンズの入出射面形状を式によって表現するときに設定される原点を通る軸のことである。
図1において、回転多面鏡6で偏向走査された複数の光束は、走査レンズ群(「走査光学素子」ともいう)27により被走査対象物(画像形成装置の場合は感光体に相当する)13の被走査面(画像形成装置の場合は感光体の表面に相当する)13aに、主・副の両走査方向で結像され、被走査面13a上を走査する。
被走査面13a上の各々の結像スポット(図示を省略する)は、各々の結像スポットを変調することによりマルチビームによる光記録が行われる。
図1に示した光走査装置では、被走査面13aの一方の端部である走査開始端(印刷開始端部)の付近に光検出器23が設置されており、光記録が行われる際、光検出器23から最大の用紙サイズを有する画像記録用紙24の光検出器23とは反対側の端部である走査終了端(印刷終了端部)までの範囲は、結像スポットの品質を保ちながら走査する必要がある。この範囲が有効走査幅26である。
回転多面鏡6の偏向面6aと、被走査面13aの間は、副走査方向に光学的共役関係にすることにより、面倒れ補正機能を持たせている。
本実施態様の場合、走査レンズ群27は走査光学系に相当し、ガラス製のレンズ8〜11と、ガラス製レンズ11と被走査面13aの間に配置された透明樹脂製のレンズ12を含む5枚構成である。
以上のように説明した光学系のうち、走査光学系全体と光偏向手段前光学系の諸元を下記表1に、光偏向手段前光学系の詳細諸元を下記表2及び表3に示す。特にことわりが無いものは、基準温度(35℃)の場合を示している。
Figure 0005610127
Figure 0005610127
Figure 0005610127
光偏向手段前光学系に使用されているレンズとしては、カップリングレンズ2、第2の光学素子であるシリンダレンズ7、第3の光学素子であるシリンダレンズ5がガラス製であり、第1の光学素子であるアナモフィックレンズ3が樹脂製である。
カップリングレンズ2、シリンダレンズ7、シリンダレンズ5の硝材としては、例えば、(株)オハラ製(登録商標)のL−BAL35、S−BSL7、S−BSL7(以上「登録商標」)等が挙げられる。
上記表2に記載の面番号(1)は光源の発光点、面番号(2)及び(3)はそれぞれカップリングレンズ2の入射面と出射面、面番号(4)は開口部材、面番号(5)及び(6)はそれぞれアナモフィックレンズ3の入射面と出射面、面番号(7)及び(8)はそれぞれシリンダレンズ7の入射面と出射面、面番号(9)及び(10)はそれぞれシリンダレンズ5の入射面と出射面、面番号(11)及び(12)はそれぞれ光偏向素子窓16の入射面16aと出射面16である。
カップリングレンズ2の面形状は、回転対称非球面レンズで光軸方向をz軸、z軸に垂直な面をxy面とすると、下記数式(1)で表される。
Figure 0005610127
ただし、上記数式(1)中、r0は曲率半径、kは円錐定数、α4は追加関数の係数であり、カップリングレンズ2入出射面のk、α4は、それぞれ表2に記載された数値である。
つぎに、回転多面鏡6の偏向面6aから被走査面13aにおける走査レンズ群7の各レンズの諸元を下記表4に示す。
Figure 0005610127
表4に記載の面番号(1)は回転多面鏡6の偏向面6aを、面番号(2)及び(3)は光偏向素子窓16の入射面16aと出射面16b(なお、入射面16aは偏向面6aに反射した光束の出射面になり、出射面16bは偏向面6aに反射した光束の入射面になる)をそれぞれ示している。
面番号(4)〜(13)が走査レンズ群27を構成する各レンズの面を示しており、面番号(4)及び(5)はそれぞれ両側球面レンズ8の入射面8aと出射面8bを、面番号(6)及び(7)はそれぞれ両側球面レンズ9の入射面9aと出射面9bを、面番号(8)及び(9)はそれぞれトーリックレンズ10の入射面10aと出射面10bを示しており、面番号(8)の入射面10aは平面に、面番号(9)の出射面10bがトーリック面となっている。
面番号(10)及び(11)はそれぞれシリンダレンズ11の入射面11aと出射面11bを示しており、面番号(10)の入射面11aが副走査方向シリンダ面に、面番号(11)の出射面11bが平面となっている。
面番号(12)及び(13)は、それぞれ両側非球面レンズ12の入射面12aと出射面12bを示しており、副走査方向に負の屈折力を有している。
面番号(14)は被走査面13aを示している。
両側球面レンズ8、両側球面レンズ9、トーリックレンズ10、シリンダレンズ11の硝材としては、例えば、(株)オハラ製(登録商標)のS−PHM52、S−TIH6、S−BSM18、S−BSL7(以上「登録商標」)等が挙げられ、両側非球面レンズ12の樹脂材としてはゼオネックスE48R(登録商標)等が挙げられる。
両側非球面レンズ12の入射面12aと出射面12bは、主走査方向をx、副走査方向をy、光軸方向をzとすると、下記数式(2)、数式(3)で表現される非球面形状である。
Figure 0005610127

Figure 0005610127
上記数式(2)及び数式(3)中、r、rは、それぞれ母線(主走査方向)及び子線(副走査方向)の曲率半径であり、kは副走査方向の円錐定数(但し、ky=0)である。
数式(2)の右辺の第1項は基本的なトーリック形状を表し、右辺の第2項は基本形状に光軸非対称成分を付加する追加関数を表す。
数式(2)中のPmnは、下記表5に示した諸元で与えられる定数であり、これより両側非球面レンズ12の入射面12aと出射面12bの母線は光軸対称の非円弧曲線に、任意のyz断面における子線は光軸非対称の非円弧曲線になる。
Figure 0005610127
なお、上述の説明では走査レンズ群27は5枚レンズ構成の場合を示したが、その枚数はこれに限るものではない。
図8は、本発明の光走査装置における走査光学系の光学特性図である。
図8(A)は被走査面13上の走査位置と主走査方向の像面湾曲との関係を示す図であり、図8(B)は被走査面13上の走査位置と副走査方向の像面湾曲との関係を示す図である。図中、B1、Bc、B10は、図2に示す複数の発光点A1〜A10のうち両端のA1及びA10と仮想中心Acから発した光束のデータを示している。走査幅は約±250[mm]である。
図8(C)は被走査面13上の走査位置とFθ性及びリニアリティ特性を示す図であり、図8(D)は被走査面13上の走査位置と副走査方向倍率の倍率比(画角0度位置を基準としている)の関係を示す図であり、走査幅内での倍率比バラツキは±0.1[%]以下である。図8(E)は被走査面13上の走査位置と結像性能(幾何RMS)の関係を示す図である。
図4は、本発明の画像形成装置の概略構成図である。
図4に示すように、本発明の画像形成装置50は、感光体52と、感光体52の表面を帯電させる帯電手段51と、帯電した感光体52の表面に光を照射して静電潜像を形成する光走査手段53と、前記静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上の前記トナー像を記録媒体である画像記録用紙56に転写する転写手段と、前記記録媒体上の前記トナー像を定着する定着手段60とを備え、光走査手段53として、本発明の光走査装置を備える。
画像形成装置50における画像形成を説明する。
帯電装置51により帯電された感光体ドラム52の表面には、光走査装置53からレーザ光が照射され、静電潜像が形成される。その際、レーザ光は感光体ドラム52の表面の方線に対して所定の入射角で感光体ドラム52の表面を照射する。静電潜像を形成された感光体ドラム52を時計回り方向に回転して、現像装置54により静電潜像をトナーで現像してトナー像にする。
一方、搬送装置57〜59により画像記録用紙56を用紙トレイ等から搬送し、転写装置55において感光体ドラム52に圧接して、感光体ドラム52上のトナー像を画像記録用紙56上に転写し、定着装置60へと搬送する。
定着装置60は、プレヒータ61、ヒートローラ62並びにバックアップローラ63などから構成されており、それらのローラによって画像記録用紙56に対して加熱と圧力をかけて画像記録用紙56上のトナー像を定着する。このようにして、画像記録用紙56上に画像が形成される。
すなわち、帯電装置51が感光体ドラム52の表面を帯電する帯電手段に相当し、感光体ドラム52が感光体に相当し、本発明の光走査装置53が帯電装置51によって帯電させた感光体ドラム52の表面に光を照射して静電潜像を形成する光走査手段に相当する。
また、現像装置54が感光体ドラム52上の静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する現像手段に相当し、転写装置55が感光体ドラム52上のトナー像を画像記録用紙56上に転写する転写手段に相当し、定着装置60が画像記録用紙56上のトナー像を定着する定着手段に相当する。
そして、トナー像を画像記録用紙56に転写した感光体ドラム52は更に回転を続け、次の画像プロセス(帯電、露光、現像、転写、定着)が繰り返され、用紙トレイ等から画像記録用紙56を順次供給して、同様にして画像形成が継続的に実行される。
本発明の画像形成装置としては、前記転写手段を複数備える画像形成装置が挙げられる。
図5に、本発明の光走査装置を4個用いたフルカラー画像形成装置の例を示す。
図5において、320〜323は本発明の光走査装置である。324〜327は光走査装置、感光体ドラム、現像装置などから構成される現像ユニットであり、垂直方向に配置されている。これらの現像ユニット324〜327は複数の色、例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに対応している。各現像ユニットの感光ドラム上に形成されたトナー像はベルト状の中間転写体328へ転写され重ね合わせられることによりフルカラーのトナー像となり、さらに転写器329により画像記録用紙330へ転写され、図示しない定着装置によって定着されてフルカラー画像が形成される。
マルチビーム走査装置を用いたフルカラー画像形成装置において、被走査面を走査するビームスポットの大きさがばらついたり、走査線の間隔にムラが生じたりすると、形成画像の品質劣化の原因になる。特に、カラー画像形成装置では、走査線間隔ムラが各色毎にずれる(以下、「色ずれ」と称する)と色相が変わったり、色むら発生の原因となったりする。
よって、本発明の光走査装置を用い、初期的にビーム径、走査線間隔を所望の値に調整し、調整された状態を経時的に安定に保つことが肝要になる。
経時的な変化の要因としては環境温度変化による光学素子の特性変化があり、具体的には、半導体レーザの波長変化、樹脂製光学素子の屈折率変化の影響が大きいが、本発明では、初期的な走査線間隔の調整をアナモフィックレンズ3とシリンダレンズ5から構成されるズームレンズにより行い、ビーム径と走査線間隔の経時的な安定性をアナモフィックレンズ3により補償している。
一般に、レンズの屈折力(パワー)はその形状(曲率半径、肉厚)と屈折率(使用する波長の関数)によって決定される。
光源に半導体レーザを使用する場合、その発振波長は温度が上昇すると長波長側にシフトする。また、光学系に樹脂性の素子を用いる場合、その屈折率は温度上昇に伴い低下する。このため、正のパワーの樹脂レンズをレンズ系に有する場合、温度上昇は、像面位置を奥側(光の進行方向)にシフトさせるように作用する。
図11は、光偏向手段前光学系のレンズを全てガラス製とした場合の低温環境(環境温度10℃、光源の発振波長657nm)における主走査方向(図11(A))、副走査方向(図11(B))の像面湾曲特性である。
図12は高温環境(環境温度60℃、光源の発振波長665nm)における主走査方向(図12(A))、副走査方向(図12(B))の像面湾曲特性である。
なお、走査光学系に含まれる樹脂レンズの屈折率変化Δnは、Δn=0.005[1/50℃]とした。
結像位置は温度上昇により主副両方向共にプラス側(光の進行方向)にシフトしているが、影響は副走査方向の方が大きく、走査位置中央付近でのシフト量は1.5mm(p-p)程度になる。
本発明の光走査装置では、環境温度変化による結像位置シフトを光偏向手段前光学系のアナモフィックレンズ3を樹脂製とし、温度変化に伴うアナモフィックレンズ3以外の光学系のパワー変化を相殺するようにアナモフィックレンズ3のパワーを設定することで温度補償させている。
図9は、光偏向手段前光学系のアナモフィックレンズ3のみを樹脂製レンズにした場合の低温環境(環境温度10℃、光源の発振波長657nm)における主走査方向(図9(A))、副走査方向(図9(B))の像面湾曲特性である。
図10は高温環境(環境温度60℃、光源の発振波長665nm)における主走査方向(図10(A))、副走査方向(図10(B))の像面湾曲特性である。
像面湾曲は、走査全域で主走査方向は0.5mm(p-p)、副走査方向は1.0mm(p-p)程度に抑えられている。なお、アナモフィックレンズ3による温度補償は像面湾曲の抑制だけでなく走査線間隔の誤差も抑制される。
上述のように、環境安定性は確保される一方で、光学系にアナモフィックレンズを複数用いる場合、アナモフィックレンズの配置誤差の影響を受けやすくなる問題に対し、本発明の光走査装置は、第2の光学素子であるシリンダレンズ7と、走査レンズ群27とが以下の条件を満たすことにより、影響を抑制することができる。
すなわち、シリンダレンズ7の主走査方向のパワーの絶対値を|φm|、走査レンズ群27の主走査方向中央部における副走査方向のパワーの絶対値を|φFm|としたとき、
|φm|<|φFm|、即ち、|φm|/|φFm|<1を満足する。
ここで「主走査方向中央部」とは中央像高、換言すると被走査面に対し偏向光束が垂直に入射する位置である。この中央像高に入射する光束が受ける走査レンズ群の副走査方向のパワー(複数のレンズの場合、複数のレンズを一つの合成されたレンズとみなしている)の絶対値が|φFm|である。
本発明の光学系では、上記表1より、|φm|/|φFm|<0.095である。
この値は、図3(A)の光束図におけるアナモフィックレンズ3の中間結像点Im(虚像点)と被走査面の共役倍率である。
つまり、光走査装置光学系27の主走査方向においては、Imから被走査面は縮小系になっている。これにより、アナモフィックレンズ3の光軸回り配置角度誤差のみならず、光軸垂直方向に配置誤差があったとしてもその影響を緩和させることができる。
これは、光偏向手段前光学系を構成するレンズの配置位置を調整する際の調整箇所低減、及び調整工数低減にも寄与する。
本発明の光走査装置では、アナモフィックレンズ3による副走査方向の中間結像点(図3(B)におけるIs)と被走査面との共役倍率を1以下とした構成としている。
上記表1から表4より、Isと被走査面との共役倍率は0.47であり、副走査方向においても縮小系とすることで配置誤差感度を抑制している。
さらに、本発明の光走査装置では、第1の光学素子であるアナモフィックレンズ3は、以下の条件を満たすことが好ましい。
|φm|≦|φs
なお、|φm|は第1の光学素子であるアナモフィックレンズ3の偏向走査方向のパワーの絶対値を表わし、|φs|は偏向走査垂直方向のパワーの絶対値を表わす。
上式のように、主走査方向のパワー(φs)と副走査方向のパワー(φm)を非対称とし、いずれかのパワーを低くすることにより、低パワー側の配置誤差感度を抑制することができる。
本実施態様では、|φs1|/|φm1|≒0.14であり、主走査方向のパワーは副走査方向のパワーの1/7程度である。このため、アナモフィックレンズ3の配置誤差に対する光学諸特性への影響は、副走査方向の誤差より主走査方向の誤差の方が小さくなり、組立調整項目の削減や工数の低減を図ることができる。
以上のように、本発明の光走査装置によれば、温度補正機能と副走査方向倍率の調整機能を備え、かつ複数のアナモフィック素子の配置誤差による被走査面上の結像スポット径、及び形成される走査線の間隔に対する影響を低減し、温度変化に伴う画像品質の劣化を抑制することができる。さらに、本発明の光走査装置を備えた画像形成装置によれば、初期的には形成画像品質の向上、経時的には形成画像品質の安定化を実現することができる。
1 光源(マルチビーム光源)
2 カップリングレンズ
3 第1の光学素子(アナモフィックレンズ)
4 開口部材
5 第3の光学素子(シリンダレンズ)
6 光偏向手段(回転多面鏡)
6a 偏向面
7 第2の光学素子(シリンダレンズ)
8 ガラス製両側球面レンズ
9 ガラス製両側球面レンズ
10 ガラス製トーリックレンズ
11 ガラス製シリンダレンズ
12 樹脂製両側非球面レンズ
13 被走査対象物
13a 被走査面
14 画像データ信号
15 レーザドライバ
16 光偏向素子窓
17 光偏向素子ハウジング
18 開口部材
20 コントローラ
21 回転駆動制御信号
22 光偏向素子駆動回路
23 光検出器
24 画像記録用紙
27 走査光学系(走査レンズ群)
40〜42 光源列
50 画像形成装置
51 帯電装置
52 感光体ドラム
53 光走査装置
54 現像装置
55 転写装置
56 画像記録用紙
57、58、59 搬送装置
60 定着装置
61 プレヒータ
62 ヒートローラ
63 バックアップローラ
320、321、322、323 光走査装置
324、325、326、327 現像ユニット
328 中間転写体
329 転写器
330 画像記録用紙
400 ビーム合成素子
A1〜A10 発光点
特開平4−101112号公報 特開平8−15625号公報 特開2008−76712号公報 特開平8−160330号公報 特開平8−292388号公報 特開2001−75032号公報

Claims (14)

  1. 光束により少なくとも1つの被走査面を走査する光走査装置であって、
    複数の発光点を有する光源と、
    前記光源からの複数の光束を整形し、光偏向手段まで導く光偏向手段前光学系と、
    前記光偏向手段前光学系を介した複数の光束を偏向走査する光偏向手段と、
    前記光偏向手段の偏向面で偏向走査された光束を被走査面上に結像させる走査光学系とを備え、
    前記光偏向手段前光学系は、偏向走査方向と偏向走査垂直方向とで各々異なった負のパワーを有する第1の光学素子、偏向走査方向にのみパワーを有する第2の光学素子、及び偏向走査垂直方向にのみパワーを有する第3の光学素子を有し、前記第2の光学素子は、前記第1の光学素子から出射された光束を、偏向走査方向について平行光に変換して出射し、前記第2の光学素子及び前記走査光学系は、
    |φm|<|φFm|
    (ただし、|φm|は前記第2の光学素子の偏向走査方向のパワーの絶対値を表わし、|φFm|は前記走査光学系の偏向走査方向中央部における偏向走査方向のパワーの絶対値を表わす。)を満足することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記第1の光学素子による偏向走査垂直方向の中間結像点と、被走査面との共役倍率が1以下であることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記第1の光学素子は、
    |φm|≦|φs
    (ただし、|φm|は第1の光学素子の偏向走査方向のパワーの絶対値を表わし、|φs|は第1の光学素子の偏向走査垂直方向のパワーの絶対値を表わす。)を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の光走査装置。
  4. 前記第1の光学素子が、樹脂製レンズであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 前記第1の光学素子が、アナモフィックレンズであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の光走査装置。
  6. 前記第1の光学素子の入射面が、凹面または凸面であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光走査装置。
  7. 前記第1の光学素子、前記第2の光学素子、及び前記第3の光学素子は、所定の配置位置に接着固定されていることを特徴とすることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の光走査装置。
  8. 前記光源が、複数の発光点が所定の間隔に1次元に配列されたアレイ光源であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光走査装置。
  9. 前記アレイ光源が、端面発光型半導体レーザアレイであることを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  10. 前記光源は、複数個の前記アレイ光源からの光束が合成された光源であることを特徴とする請求項8または9に記載の光走査装置。
  11. 前記光源は、複数の発光点が所定の間隔に1次元に配列された発光点列を、所定の間隔で複数列配置した2次元アレイ光源であることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の光走査装置。
  12. 前記2次元アレイ光源が、面発光レーザアレイであることを特徴とする請求項11に記載の光走査装置。
  13. 感光体と、前記感光体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記感光体の表面に光を照射して静電潜像を形成する光走査手段と、前記静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する現像手段と、前記感光体上の前記トナー像を記録媒体上に転写する転写手段と、前記記録媒体上の前記トナー像を定着する定着手段とを備え、
    前記光走査手段が請求項1から12のいずれかに記載の光走査装置であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記転写手段を複数備えることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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