JP3267098B2 - 走査光学装置及びそのレンズ保持部 - Google Patents

走査光学装置及びそのレンズ保持部

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JP3267098B2
JP3267098B2 JP09709595A JP9709595A JP3267098B2 JP 3267098 B2 JP3267098 B2 JP 3267098B2 JP 09709595 A JP09709595 A JP 09709595A JP 9709595 A JP9709595 A JP 9709595A JP 3267098 B2 JP3267098 B2 JP 3267098B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は走査光学装置、さらに詳
しくは、プリンタやデジタル複写機の画像書き込み手段
として用いられる走査光学装置及びそのレンズ保持部に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より走査光学装置は、プリンタやデ
ジタル複写機の画像書き込み手段として多く用いられて
いる。このような走査光学装置の一例を図3に示した斜
視図及び図4に示した光路図を参照して説明する。
【0003】図3において、従来例の走査光学装置10
0は、光源であるレーザダイオード2と、偏向器である
ポリゴンミラー3と、被走査面である感光体ドラム4を
有している。また、光学系は概略レーザダイオード2か
らポリゴンミラー3までの第1結像部G101と、ポリ
ゴンミラー3から感光体ドラム4までの第2結像部G1
02から構成されている。
【0004】なお、以下明細書の説明において、常に光
線が進行していく方向に平行な方向を光軸方向、前記光
軸方向と垂直な平面内にあって光線がポリゴンミラー3
によって偏向される方向を主走査方向、光軸方向と垂直
な平面内にあって主走査方向に対して直交する方向を副
走査方向と記す。
【0005】第1結像部G101は、光源側から順に、
正の屈折力を有するコリメータレンズ5と、副走査方向
のみ正の屈折力を有し光源側に凸面を向けた平凸形状の
シリンドリカルレンズ101と、第1折り返しミラー8
とから成る。
【0006】第2結像部G102は、光源側から順に、
負の屈折力を有する両凹レンズである第1走査レンズ9
と、正の屈折力を有し光源側に平面を向けた平凸レンズ
である第2走査レンズ10と、第2折り返しミラー11
と、副走査方向のみ正の屈折力を有し光源側に凸面を向
けた平凸シリンドリカルレンズである面倒れ補正レンズ
102とから成る。
【0007】図4は、従来例の光学装置100の光路を
示す模式図で、図4(a)は光路の主走査方向の断面
図、図4(b)は光路の副走査方向の断面図を表わす。
また、上記のレーザ光学装置100の光学系のコンスト
ラクションデータを表1に示す。ただし、表1において
第1面をシリンドリカルレンズ101の光源側面とし、
コリメータレンズ5のコンストラクションデータは省略
する。また、シリンドリカルレンズ101に入射するレ
ーザビームは平行光であるとする。
【0008】
【表1】
【0009】図4に示した走査光学装置100におい
て、コリメータレンズ5はレーザダイオード2から射出
されたレーザビームを、主走査方向及び副走査方向につ
いて平行光に成形する。コリメータレンズ5から射出さ
れたレーザビームは、主走査方向(図4(a)参照)に
おいて、平行状態のままポリゴンミラー3により偏向さ
れ、第2結像部の第1走査レンズ9及び第2走査レンズ
10の屈折力によって感光体ドラム4上に結像する。
【0010】一方、副走査方向(図4(b)参照)で
は、コリメータレンズ5からのレーザビームは、第1結
像部G101のシリンドリカルレンズ101の正の屈折
力の作用によって、ポリゴンミラー3の偏向点近傍で一
旦結像する。そして、ポリゴンミラー3により反射した
レーザビームは、第1走査レンズ9と第2走査レンズ1
0を透過し、第2折り返しミラー11で反射した後、面
倒れ補正レンズ102を透過して感光体ドラム4上に再
結像する。
【0011】すなわち、第2結像部G102の副走査方
向に関し、ポリゴンミラー3の偏向点近傍と、感光体ド
ラム4上の像点とは光学的に共役な関係にあり、第2結
像部G102はいわゆる面倒れ補正光学系を構成してい
る。
【0012】ところで近年、プリンタやデジタル複写機
に対して、画素密度を高くすることが求められてきてい
る。これに伴い、前記画像形成装置の画像書き込み部に
使用される走査光学装置では、感光体ドラム上でのスポ
ット径の大きさや位置に対する許容幅が小さくなる傾向
にある。また、良好な画像を得るためには、主走査方向
だけではなく副走査方向に対しても、スポット径の大き
さや位置に対する許容幅を小さくしなければならない。
したがって、高い補正能を有する面倒れ補正光学系が求
められるようになっている。
【0013】面倒れ補正光学系で高い補正能を得るため
には、第1及び第2走査レンズの副走査方向の屈折力を
大きくしたり、面倒れ補正レンズ102を感光体ドラム
4により接近させたりして、第2結像部G102の倍率
を小さくすればよい。第2結像部G102の倍率を小さ
くすると、偏向点が副走査方向に大きく移動しても、感
光体ドラム4上でのスポットの移動誤差を縮小する方向
に第2結像部G102が作用するので、副走査方向の面
倒れに起因する画像欠陥が目立たなくなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、面倒れ
補正光学系において、第2結像部G102を低倍率化す
ると、以下に説明するように、面倒れ補正レンズ102
の長尺化に伴う課題が発生する。
【0015】第2結像部G102の低倍率化のため、第
1及び第2走査レンズの副走査方向の屈折力を大きくす
る方法は好ましくない。なぜならば、副走査方向の屈折
力が大きい走査レンズを主走査方向及び副走査方向の屈
折力が等しい球面で構成することは、主走査方向の倍率
の制約から不可能であり、そのためアナモフィック走査
レンズを採用するとコストが増大するからである。した
がって、第2結像部G102の低倍率化は、面倒れ補正
レンズ102を像側(感光体ドラム4側)に接近させる
方法によることが好ましい。
【0016】ところで、面倒れ補正レンズ102を像側
(感光体ドラム4側)に接近させると、走査幅をカバー
するために、面倒れ補正レンズ102が主走査方向に長
尺になる。このような長尺のレンズは、ガラスで製造す
ると製造コストの増大を招くため、樹脂化することが望
ましい。
【0017】しかし、樹脂はガラスと比較して、環境温
度の変化に対する屈折率変化や形状変化が大きい。この
ため、面倒れ補正レンズ102のように屈折力の強いレ
ンズを樹脂で作成すると、環境変化に伴う屈折力の変動
の影響が無視できなくなり、被走査面上でのスポット径
の変動が大きくなるという問題点が発生する。
【0018】本発明は上記課題に鑑み、環境温度が変動
しても被走査面上での光線のスポット径が変動しない走
査光学装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の走査光学装置は、光源と、光源から
射出された光線を主走査方向に偏向する偏向器と、前記
光源から射出された光線を、光軸方向及び主走査方向の
2方向に対して直交する副走査方向について、前記偏向
器の偏向位置近傍で結像させる第1結像部と、前記偏向
器によって偏向された光線を、副走査方向について、被
走査面上に再結像させる第2結像部と、を有する走査光
学装置において、前記第1結像部は、副走査方向にのみ
負の屈折力を有し、主走査方向に屈折力を有しない、
脂を材料とする負レンズを備え、前記第2結像部は、副
走査方向にのみ正の屈折力を有し、主走査方向に屈折力
を有しない、樹脂を材料とする正レンズを備え、環境温
度の変動に起因する前記正レンズの屈折力の変動を、環
境温度の変動に起因する前記負レンズの屈折力の変動で
補償するようにしたことを特徴とする。
【0020】また、請求項2記載の走査光学装置は、請
求項1記載の走査光学装置において、 前記第1結像部
は、前記負レンズと、副走査方向に正の屈折力を有する
ガラスレンズと、から構成されることを特徴とする。
【0021】
【0022】
【作用】上記のように構成された請求項1及び2記載の
走査光学装置は、副走査方向について、環境温度の変動
により、正の屈折力を有する正レンズの外形及び屈折率
が変化して屈折力が変動しても、負の屈折力を有する負
レンズの屈折力の変動に対する結像位置の移動方向が正
レンズとは逆になるので、互いに屈折力の変動が相殺
し、被走査面上でのスポット径を適正に維持できる。
【0023】
【0024】
【実施例】以下、本発明に係る走査光学装置の実施例に
ついて説明する。図1は、本発明に係る走査光学装置1
の光路を示す模式図で、図1(a)は光路の主走査方向
の断面図、図1(b)は光路の副走査方向の断面図を表
わす。また、上記光学装置1の光学系の配置を適用した
実施例1〜6のコンストラクションデータを表2〜7に
示す。ただし、表2〜7において、表1と同様にコリメ
ータレンズのコンストラクションデータは省略する。ま
た、第1面である第1シリンドリカルレンズ6には平行
光が入射するものとする。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【表6】
【0030】
【表7】
【0031】図1において、本発明に係る走査光学装置
1は、概略構成は従来技術で説明した走査光学装置10
0と同一であるので異なる構成のみ記述し、詳細な説明
は省略する。
【0032】走査光学装置1では、従来の走査光学装置
100のシリンドリカルレンズ101の位置に、光源側
に凸面を向け副走査方向にのみ屈折力を有する平凸形状
の第1シリンドリカルレンズ6(第1レンズ)と、光源
側に平面を向け副走査方向にのみ屈折力を有する平凹形
状の第2シリンドリカルレンズ7(第2レンズ)と、が
配置されている。また、従来の走査光学装置100の面
倒れ補正レンズ102の位置に、同様に光源側に凸面を
向け副走査方向にのみ屈折力を有する平凸形状の面倒れ
補正レンズ12が配置されている。走査光学装置1にお
いて、レーザダイオード2からポリゴンミラー3までを
第1結像部G1と、ポリゴンミラー3から感光体ドラム
4までを第2結像部G2とする。
【0033】本発明の実施例1〜6では、上述のレンズ
のうち、第2シリンドリカルレンズ7及び面倒れ補正レ
ンズ12(図中、ハッチングで示す)は樹脂を材料と
し、残りの各レンズはガラスを材料としている。
【0034】図1に示した光学装置1において、レーザ
ダイオード2から射出したレーザビームはコリメータレ
ンズ5で平行光に成形される。
【0035】主走査方向において、レーザビーム(図1
(a)参照)は、従来例で説明した光路と全く同様の作
用によって感光体ドラム4上を結像,走査する。
【0036】一方、副走査方向において、レーザビーム
(図1(b)参照)は、第1シリンドリカルレンズ6と
第2シリンドリカルレンズ7によって、ポリゴンミラー
3の偏向点近傍で一旦結像させられ、第1走査レンズ9
と第2走査レンズ10からなる走査レンズ系全体として
の正の屈折力と、面倒れ補正レンズ12の正の屈折力に
よって被走査面上に再結像される。すなわち、第2結像
部G2も面倒れ補正光学系を構成している。
【0037】実施例の走査光学装置1のレンズ配置(図
1参照)によると、従来例の走査光学装置100(図4
参照)と比較して、第1結像部の全長を短くすることが
できる。すなわち、平行光を副走査方向に結像させるた
めに、従来例の第1結像部G101ではシリンドリカル
レンズ101を用いているが、実施例の第1結像部G1
では第1シリンドリカルレンズ6と第2シリンドリカル
レンズ7に屈折力を分割させている。このようにレンズ
配置を行うことにより、偏向面での像に対応するレンズ
主点が光源側に移動し、第1シリンドリカルレンズ6と
第2シリンドリカルレンズ7の合成焦点距離を短くでき
るためである。
【0038】ところで、一般に環境温度の変動が起こる
とレンズ材料は形状が変化するとともに屈折率が変動す
る。ところが、ガラスの温度変化に対する形状変化及び
屈折率変化と比較して樹脂の変化は非常に大きいので、
環境温度の変動に対しては、本発明の実施例である走査
光学装置1の場合、第2シリンドリカルレンズ7のと面
倒れ補正レンズ12の寄与が最も大きい。
【0039】すなわち、環境温度が変動すると、レンズ
外形が膨張し屈折率が低下するので、第2シリンドリカ
ルレンズ7と面倒れ補正レンズ12の屈折力は、形状変
化と屈折率変化によって変動する。例えば環境温度が上
昇する場合、第2シリンドリカルレンズ7及び面倒れ補
正レンズ12の屈折力の絶対値はそれぞれ減少する。と
ころが、第2シリンドリカルレンズ7と面倒れ補正レン
ズ12では屈折力の符号が正反対であるため、一方の屈
折力変化を他方が相殺する方向に作用する。結果、被走
査面上のスポット径の変化を最小に抑えることができ
る。
【0040】また、本発明の走査光学装置1の場合、上
記の作用を有するのは、副走査方向のみであり、主走査
方向については屈折力を有するレンズがすべてガラスを
材料としているため、環境温度の変化の影響は小さい。
【0041】次に、実施例の光学装置の第1及び第2シ
リンドリカルレンズの保持方法について説明する。図6
は、実施例の光学装置の第1及び第2シリンドリカルレ
ンズの保持部分の一例を示し、光軸を含み副走査方向に
平行な面で切断したときの断面図と、光源側から見た面
と主走査方向及び光軸を含む面に射影した図を表わす。
図6において、第1及び第2シリンドリカルレンズの保
持部分は概略、全体を支持し本体装置に取り付けられて
いる基台18と、第1シリンドリカルレンズ6を取り付
けた第1シリンドリカルレンズホルダー13と、第2シ
リンドリカルレンズ7を取り付けた第2シリンドリカル
レンズホルダー14とから構成される。第1シリンドリ
カルレンズ6と第2シリンドリカルレンズ7は、コバ面
が平面である外形が長方形のレンズである。(レンズは
ハッチングで図示) 基台18は略直方体をなし、その上面に光軸と平行に延
びるV溝が形成されている。このV溝部に、略円筒形状
の第2シリンドリカルレンズホルダー14が、その円筒
側面を、V溝の両斜面に接した状態で支持される。基台
18のV溝部は、第2シリンドリカルレンズホルダー1
4を支持した状態で、第2シリンドリカルレンズ7の母
線の副走査方向高さが光軸高さと一致するように形成さ
れている。
【0042】第2シリンドリカルレンズホルダー14は
略円筒形状であるが、さらに詳しくは、2つの円筒14
a,14bとそれらの側面の一部で母線方向に連結する
連結部14cとから構成されている。そして、第2シリ
ンドリカルレンズホルダー14の一方の円筒14aが、
板バネ18によって、基台18に対して移動しないよう
に固定されている。第2シリンドリカルレンズホルダー
14の他方の円筒14bの円筒14aに対向する端面1
4dには、第2シリンドリカルレンズ7が取付けられて
いる。第2シリンドリカルレンズ7は前述のように樹脂
を材料としているので接着固定ではなく、連結部14c
にネジ止めされた板バネ15,16によって、端面14
dに押圧固定されている。連結部14cの端面14dと
の境界付近には主走査面と平行な平面部14eが形成さ
れ、第2シリンドリカルレンズ7のシリンダ母線と平行
なコバ面を平面部14eに当接させることによって、シ
リンダ母線と光軸の副走査方向高さを合わせることがで
きる。さらに、第2シリンドリカルレンズホルダー14
の円筒14bの内径は、第1シリンドリカルレンズホル
ダー13の外径と同一径を有し、第1シリンドリカルレ
ンズホルダー13の一部が挿入されている。第1シリン
ドリカルレンズホルダー13は、円筒14bの側壁を貫
通する虫ネジ17によって円筒14bの内面に圧接固定
されている。
【0043】第1シリンドリカルレンズホルダー13
は、中心に光線が透過するための穴を有する略円筒形状
である。第1シリンドリカルレンズホルダー13は、第
2シリンドリカルレンズホルダー14に挿入されない側
において側壁の一部が突出し、突出部の光軸側の面には
主走査面に平行な平面部13aが形成されている。第2
シリンドリカルレンズホルダー13に挿入されない側の
端面と平面部13aに第1シリンドリカルレンズ6が接
着固定される。この平面部13aも、先に説明した平面
部14eと同様に、第1シリンドリカルレンズ6のシリ
ンダ母線と平行なコバ面を当接させることによってシリ
ンダ母線と光軸の副走査方向高さを合わせることができ
る。
【0044】第1シリンドリカルレンズ6と第2シリン
ドリカルレンズ7は以下のように調整される。はじめに
第1シリンドリカルレンズ6と第2シリンドリカルレン
ズ7を、それぞれのレンズホルダー13,14に取り付
ける。次に第1及び第2シリンドリカルレンズの相対的
な位置、すなわち軸上面間隔とシリンダ母線の方向を2
つのレンズホルダー13,14の嵌合させ所定の位置に
来るまで回転及び移動させて調整した後固定しレンズブ
ロックとする。一方、基台18は、V溝の中心線を本体
装置の光軸と略一致させるように調整し本体装置に取付
けておく。この基台18に光学調整を行ったレンズブロ
ックを載せるだけで光軸中心を一致させることができ、
最後にレンズブロックの位置、すなわち、光源等の他の
光学要素光軸方向の距離とシリンダ母線の方向を調整し
板バネ19で固定する。以上のように調整することで、
シリンドリカルレンズの位置決めを簡単に行うことがで
きる。
【0045】図7は、実施例の光学装置の第1及び第2
シリンドリカルレンズの保持部分の別例を示し、光軸を
含み副走査方向に平行な面で切断したときの断面図と、
光源側から見た面と主走査方向及び光軸を含む面と像側
から見た面にそれぞれ射影した図を表わす。図7におい
て、第1及び第2シリンドリカルレンズの保持部分は概
略、全体を支持し本体装置に取り付けられている基台1
8'と、第1シリンドリカルレンズ6を取り付けた第1
シリンドリカルレンズホルダー13と、第2シリンドリ
カルレンズ7を取り付けた第2シリンドリカルレンズ保
持部材20と、第2シリンドリカルレンズホルダー1
4'と、から構成される。第1シリンドリカルレンズ6
と第2シリンドリカルレンズ7は、コバ面が平面である
外形が長方形のレンズである。(レンズはハッチングで
図示)なお、第1シリンドリカルレンズホルダー13
は、図6で説明した保持部分の構成と同一であるので、
以下の構成の説明を省略する。
【0046】基台18'は略平板形状をなす。その上平
面には、光軸方向に平行に延びる位置決めレール18
a'が、副走査方向に突出して形成されている。この位
置決めレール18a'の光軸側の端面は、主走査方向に
垂直な平面に形成されている。基台18'の上部には、
第2シリンドリカルレンズホルダー14’が、その側面
を位置決めレール18a'の平面に押圧して載置されて
いる。
【0047】第2シリンドリカルレンズホルダー14’
は、光軸方向に延びるV溝14b'と、光軸とは垂直な
端面を有する平板部14c'とから構成されている。こ
の第2シリンドリカルレンズホルダー14'は、V溝1
4b'の底部の中心線上に設けられ光軸方向に長い長穴
14a'を通して、基台18'に対してネジ止めされてい
る。V溝14b'の両斜面には、第1シリンドリカルレ
ンズホルダー13が、その円筒側面を接した状態で支持
されている。このV溝14b'は、第1シリンドリカル
レンズホルダー13に取り付けられた第1シリンドリカ
ルレンズ6の母線が、所定の副走査方向位置高さで配置
されるように形成されている。第1シリンドリカルレン
ズホルダー13は、第2シリンドリカルレンズホルダー
14'にネジ止めされた板バネ19'によって、第2シリ
ンドリカルレンズホルダー14'に対して移動しないよ
うに固定されている。
【0048】第2シリンドリカルレンズ保持部材20は
フランジ形状をなす。前述の第2シリンドリカルレンズ
ホルダー14'の平板部14c'には光軸方向に貫通穴が
あって、この貫通穴の内径とフランジ形状の第2シリン
ドリカルレンズ保持部材20の小さい方の外径が同一に
形成されている。第2シリンドリカルレンズ保持部材2
0は、その小さい外径が第2シリンドリカルレンズホル
ダー14’の貫通穴に挿入されネジ止めされている。一
方、その径が大きい側の端面には主走査面と平行に光軸
方向に突出して形成された平面部20aがあって、第2
シリンドリカルレンズ7のシリンダ母線の位置決めを行
っている。第2シリンドリカルレンズ7は、平面部20
aにシリンダ母線と平行なコバ面を当接して副走査方向
高さが決定され、さらに保持部材20にネジ止めされた
板バネ15',16'によって保持部材20に対して取付
けられている。
【0049】図7の保持部において、第1及び第2シリ
ンドリカルレンズ6,7は以下のように調整される。は
じめに、第1及び第2シリンドリカルレンズ6,7を、
それぞれ第1シリンドリカルレンズホルダー13'と第
2シリンドリカルレンズ保持部材20に固定する。ま
た、第2シリンドリカルレンズ保持部材20は、レンズ
ホルダー14'の貫通穴に挿入しておく。次に、第1及
び第2シリンドリカルレンズ6,7の相対的な位置、す
なわち軸上面間隔とシリンダ母線の方向を、レンズホル
ダー13をレンズホルダー14'のV溝14b'に当接さ
せ所定の位置に来るまで回転及び移動させて調整した後
固定するとともに、第2シリンドリカルレンズ保持部材
20をレンズホルダー14'に対してネジ止めし、レン
ズブロックとする。このレンズブロックを、基台18'
上の位置決めレール18a'に押圧させてホルダー14'
の主走査方向中心位置を決定し、レンズブロックの位
置、すなわち光源等の他の光学要素との光軸方向の距離
とシリンダ母線の方向を調整して長穴14a'のネジで
固定する。以上のように調整することで、シリンドリカ
ルレンズの位置決めを簡単に行うことができる。
【0050】次に、環境温度が変動しても被走査面上の
スポット径が変化しない、第2シリンドリカルレンズ7
と面倒れ補正レンズ12の条件について、詳細に説明す
る。
【0051】図2は、本発明に係る実施例の光学系の副
走査方向の屈折力の配置を表わす模式図である。図2に
おいて、第1シリンドリカルレンズ6の焦点距離を
1,第2シリンドリカルレンズ7の焦点距離f2,第1
走査レンズ9と第2走査レンズ10の合成の焦点距離f
3,面倒れ補正レンズ12の焦点距離をf4とする。ま
た、第1シリンドリカルレンズ6の後側主点と第2シリ
ンドリカルレンズ7の前側主点間の距離をd、第2シリ
ンドリカルレンズ7の像側主点から偏向面近傍の結像点
までの距離S、面倒れ補正レンズ12の像側主点から被
走査面上の結像点までの距離をLとする。
【0052】なお、以下の式の導出の過程では、第2シ
リンドリカルレンズ7と面倒れ補正レンズ12の外形変
化と屈折率変化に対して、ガラスレンズの屈折率変化,
ガラスの熱膨張による影響等は十分小さく無視できるも
のとしている。
【0053】1.基本的な考え方 第2シリンドリカルレンズ7と面倒れ補正レンズ12に
よって、結像位置を自己補償するためには、環境温度の
変動に対する第2シリンドリカルレンズ7の屈折力変化
に起因するLの移動量ΔLと、面倒れ補正レンズ12の
屈折力変化に起因するLの移動量ΔL'とが等しければ
よい。すなわち、以下の式(1)を満足していることが必
要である。 ΔL=−ΔL'・・・・・(1) ただし、 ΔL:第2シリンドリカルレンズ7の屈折力変化に起因
するLの移動量、 ΔL':面倒れ補正レンズ12の屈折力変化に起因する
Lの移動量、 である。
【0054】また、ΔL及びΔL'は以下に示す形式で
書き表わすことができる。
【0055】
【数1】
【0056】
【数2】
【0057】2.ΔLの導出 ΔLの具体的な形式を以下に記述する。第2シリンドリ
カルレンズ7の像側主点から偏向面近傍の結像点までの
距離Sは、以下の式(4)で表わされる。
【0058】
【数3】
【0059】一方、第2シリンドリカルレンズ7の焦点
距離f2は、以下の式(5)で表わされる。
【0060】
【数4】
【0061】また、第2シリンドリカルレンズ7は光源
側に平面を向けた平凹シリンドリカルレンズであり、そ
の凹面の曲率半径をr2、屈折率をnとし、その温度変
化を以下の式で表わす。
【0062】
【数5】
【0063】これらの式より、式(5)は以下のように整
理される。
【0064】
【数6】
【0065】したがって、ΔLは式(2)に式(4)と式(6)
を代入して以下の式(7)を得る。
【0066】
【数7】
【0067】3.ΔL'の導出 ΔL'の具体的な形式を以下に記述する。面倒れ補正レ
ンズ12の像側主点から被走査面上の結像点までの距離
Lは、以下の式(8)で表わされる。
【0068】
【数8】
【0069】一方、面倒れ補正レンズ12の焦点距離f
4は、以下の式(9)で表わされる。
【0070】
【数9】
【0071】また、面倒れ補正レンズ12は光源側に凸
面を向けた平凸シリンドリカルレンズであり、その凸面
の曲率半径をr2、屈折率をnとし、その温度変化を以
下の式で表わす。
【0072】
【数10】
【0073】これらの式より、式(8)は以下のように整
理される。
【0074】
【数11】
【0075】したがって、ΔL'は式(3)に式(8)と式(1
0)を代入して以下の式(11)を得る。
【0076】
【数12】
【0077】4.自己温度補償条件 以上より、第2シリンドリカルレンズ7と面倒れ補正レ
ンズ12によって、結像位置を自己温度補償するための
条件として、式(1)に式(7)と式(11)を代入して、以下の
式(12)を得る。
【0078】
【数13】
【0079】5.自己温度補償条件の修正 上述した自己温度補償条件式(12)は、樹脂を材料とする
第2シリンドリカルレンズ7と面倒れ補正レンズ12の
屈折力の変動のみを考えて導出したが、実際の走査光学
装置では、その他にも様々な光線の結像状態に影響を与
える要因が存在する。したがって、式(12)の条件だけで
は十分な温度補償を行うことは難しい。
【0080】特に、レーザダイオード2とコリメータレ
ンズ5の支持部材を温度上昇に対して膨張する材料で製
作した場合、温度上昇により距離Lは短くなる方に移動
する。この作用を積極的に温度補償に用いると、式(12)
の条件のみで補償を行うよりもf4を短くすることがで
き、効果的である。
【0081】本発明の発明者が各種の実験を行った結
果、式(12)にレーザダイオード2とコリメータレンズ5
の間隔変化の影響を考慮すると式(12)は以下の式(13)に
修正すると方が望ましいことが判った。ここで式(13)
は、レーザダイオード2とコリメータレンズ5の支持部
材の材料の線膨張係数として0〜(アルミニウムの値)
までをカバーしているものとする。
【0082】
【数14】
【0083】式(13)に示した下限値を越えると、環境温
度が上昇した場合には、結像位置が光源側に移動し過
ぎ、逆に上限値を越えると、結像位置が像側に移動し過
ぎ、いずれも好ましくない。
【0084】表8に本実施例1〜6における各種の計算
式の値を示す。
【0085】
【表8】
【0086】本実施例1〜6では、式(13)を満足してい
ることにより、環境温度の上昇により正の屈折力を有す
る面倒れ補正レンズ12の屈折力が変動しても、負の屈
折力を有する第2シリンドリカルレンズ7の屈折力とレ
ーザダイオード2とコリメータレンズ5の間隔が面倒れ
補正レンズ12の屈折力を相殺するように作用するの
で、被走査面上で結像位置が変化しない。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように請求項1及び2記載
の走査光学装置は、偏向面の面倒れ誤差に対して高い補
正能を有すると同時に、環境温度が変動しても、負の屈
折力を有し樹脂を材料とする第1レンズと、正の屈折力
を有し樹脂を材料とする第2レンズとが互いの屈折力を
相殺するように作用するので、被走査面上での結像位置
が変化しない。
【0088】さらに、第1結像部のレンズ配置により、
第2結像部での副走査方向の倍率を低くしながら、第1
結像部の全長を短くすることができるので、コンパクト
な光学装置を実現することができる。
【0089】加えて、請求項1及び2記載の走査光学装
置は、主走査方向では屈折力を有する樹脂製のレンズが
存在しないので、主走査方向では安定した結像状態を維
持することができる。
【0090】
【0091】本発明に係る走査光学装置を、プリンタや
デジタル複写機などの画像形成装置に適用した場合、環
境温度の変動に対して結像位置が補正されるので、高い
画像品質を有する画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査光学装置の光学系を示す光路図。
【図2】本発明の副走査方向の屈折力の配置を示す模式
図。
【図3】従来の走査光学装置の光学系を示す斜視図。
【図4】従来の走査光学装置の光学系を示す光路図。
【図5】従来の走査光学装置の副走査方向の屈折力の配
置を示す模式図。
【図6】第1及び第2シリンドリカルレンズの保持方法
の一例を示す図。
【図7】第1及び第2シリンドリカルレンズの保持方法
の一例を示す図。
【符号の説明】
G1:第1結像部 G2:第2結像部 2:レーザダイオード 3:ポリゴンミラー 4:感光体ドラム 7:第2シリンドリカルレンズ 12:面倒れ補正レンズ 13:第1シリンドリカルレンズホルダー 14,14':第2シリンドリカルレンズホルダー 18,18':基台 20:第2シリンドリカルレンズ保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−19202(JP,A) 特開 平1−315718(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 26/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、 光源から射出された光線を主走査方向に偏向する偏向器
    と、 前記光源から射出された光線を、光軸方向及び主走査方
    向の2方向に対して直交する副走査方向について、前記
    偏向器の偏向位置近傍で結像させる第1結像部と、 前記偏向器によって偏向された光線を、副走査方向につ
    いて、被走査面上に再結像させる第2結像部と、 を有する走査光学装置において、 前記第1結像部は、副走査方向にのみ負の屈折力を有
    し、主走査方向に屈折力を有しない、樹脂を材料とする
    負レンズを備え、 前記第2結像部は、副走査方向にのみ正の屈折力を有
    し、主走査方向に屈折力を有しない、樹脂を材料とする
    正レンズを備え、 環境温度の変動に起因する前記正レンズの屈折力の変動
    を、環境温度の変動に起因する前記負レンズの屈折力の
    変動で補償するようにしたことを特徴とする走査光学装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1結像部は、 前記負レンズと、 副走査方向に正の屈折力を有するガラスレンズと、から
    構成されることを特徴とする請求項1記載の走査光学装
    置。
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