JP5136778B2 - ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5136778B2
JP5136778B2 JP2008130590A JP2008130590A JP5136778B2 JP 5136778 B2 JP5136778 B2 JP 5136778B2 JP 2008130590 A JP2008130590 A JP 2008130590A JP 2008130590 A JP2008130590 A JP 2008130590A JP 5136778 B2 JP5136778 B2 JP 5136778B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
lens
light emitting
positive lens
line head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008130590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009067041A (ja
Inventor
健 宗和
雄二郎 野村
竜太 小泉
健 井熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2008130590A priority Critical patent/JP5136778B2/ja
Priority to TW097128520A priority patent/TW200909229A/zh
Priority to US12/194,391 priority patent/US20090052943A1/en
Priority to DE602008004704T priority patent/DE602008004704D1/de
Priority to EP08014688A priority patent/EP2028014B1/en
Priority to KR1020080080732A priority patent/KR20090019706A/ko
Priority to CN2008102110744A priority patent/CN101372179B/zh
Publication of JP2009067041A publication Critical patent/JP2009067041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5136778B2 publication Critical patent/JP5136778B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/447Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources
    • B41J2/45Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using arrays of radiation sources using light-emitting diode [LED] or laser arrays
    • B41J2/451Special optical means therefor, e.g. lenses, mirrors, focusing means
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/12Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/19Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays
    • H04N1/191Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using multi-element arrays the array comprising a one-dimensional array, or a combination of one-dimensional arrays, or a substantially one-dimensional array, e.g. an array of staggered elements
    • H04N1/1911Simultaneously or substantially simultaneously scanning picture elements on more than one main scanning line, e.g. scanning in swaths
    • H04N1/1912Scanning main scanning lines which are spaced apart from one another in the sub-scanning direction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N2201/00Indexing scheme relating to scanning, transmission or reproduction of documents or the like, and to details thereof
    • H04N2201/0077Types of the still picture apparatus
    • H04N2201/0082Image hardcopy reproducer

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)

Description

本発明は、ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置に関し、特に、マイクロレンズアレイを用いて発光素子列を被照射面上に投影して結像スポット列を形成するラインヘッドとそれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来、複数のLEDアレイチップをLEDアレイ方向に配置し、各LEDアレイチップのLEDアレイを対応して配置した正レンズで感光体上に拡大投影し、感光体上で隣接するLEDアレイチップの端部の発光ドットの像同士が同一LEDアレイチップの発光ドットの像間ピッチと同一ピッチで隣接して結像するようにする光書き込みラインヘッド、及び、その光路を逆にして光読み取りラインヘッドとするものが特許文献1で提案されている。
また、特許文献1のような配置で、正レンズを2枚のレンズで構成し、投影光を平行光に近づくようにして焦点深度を深いものにすることが特許文献2で提案されている。
また、LEDアレイチップを隙間をおいて2列に配置し、その繰り返し位相を半周期ずらし、各LEDアレイチップに各々正レンズを対応させて正レンズアレイを2列配置し、感光体上での発光ドットアレイの像が一列になるようにした光書き込みラインヘッドが特許文献3で提案されている。
特開平2−4546号公報 特開平6−344596号公報 特開平6−278314号公報
これらの従来技術において、理想像面上で発光ドットアレイの像同士が等ピッチで整合していても、感光体の振れ等に起因して像面がレンズの光軸方向に前後すると、感光体上での発光ドットの位置ずれが生じ、発光ドットアレイが副走査方向に相対移動して描く走査線間のピッチにむらが発生してしまう(主走査方向のピッチむら)。
さらに、各正レンズの画角が大きくなると、cos4乗則に従って周辺の光量低下が大きくなる(シェーディング)。このシェーディングによる印字画像の濃度むらを防ぐためには像面での各画素(発光ドット像)の光量を一定にする必要があるが、それには光源(発光ドット)の光量を発光ドット毎に変えてシェーディングを補正しなければならない。しかしながら、光源画素(発光ドット)の発光強度は寿命特性に影響を及ぼすため、光学系のシェーディングが大きくなると発光ドット毎に光量を調整して初期的に均一な像面光量が得られたとしても、経時的に発光ドットピッチの光量むらが発生し、画像濃度むらを生じさせてしまう。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、アレイ状に配置された複数の正レンズの各レンズに対応して列状の複数の発光素子が配置されてなる光書き込みラインヘッドにおいて、書き込み面が光軸方向に変動しても発光ドット像の位置ずれに基づくむらが生じないようにすることである。本発明のもう1つの目的は
、各レンズによる結像スポット間にシェーディングによる濃度むらを防止することである。
また、本発明はこのような光書き込みラインヘッドを用いた画像形成装置と、その光路を逆にした光読み取りラインヘッドを提供することも目的とする。
上記目的を達成する本発明のラインヘッドは、正屈折力の2つのレンズを有する正レンズ系と、
前記正レンズ系を第1の方向に複数配したレンズアレイと、
前記レンズアレイの物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
前記正レンズ系の物体側焦点の位置の開口絞りを形成する絞り板と、
を有し、前記正レンズ系の物体側のレンズの物体側の面が前記物体側焦点に近接して位置していることを特徴とするものである。
このように構成することで、書き込み面が光軸方向に変動しても発光ドット像の位置ずれに基づくむらが生じないようになり、また、複数の発光素子から正レンズ系に入射する画角を小さくしてシェーディングの影響を小さくでき、形成される画像の劣化を防止することができる。
また、前記正レンズ系の物体側のレンズの物体側の面が前記物体側焦点に対して前記正レンズ系の合成焦点距離の±10%の範囲内に位置していることが望ましい。
このように構成することで、書き込み面が光軸方向に変動しても発光ドット像の位置ずれに基づくむらが実質的に生じないようになり、また、複数の発光素子から正レンズ系に入射する画角を小さくしてシェーディングの影響を小さくでき、形成される画像の劣化を防止することができる。
また、前記レンズはレンズ群からなるようにすることができる。
このように構成することで、個々のレンズアレイの作製が容易になるばかりでなく、収差補正も行いやすくなる。
また、前記2つのレンズの中、物体側のレンズの像側の面が平面からなるようにすることができる。
このように構成することで、像側のレンズの前側主面から物体側のレンズの後側主面の間隔をより広くとれるので、より画角を小さくできシェーディングの影響をより小さくできる。また、両面が曲率の付いたレンズと比べ、物体側のレンズは曲面の形成が1面だけとなるので、製造が容易となる利点もある。
また、少なくとも前記正レンズ系の物体側のレンズの物体側の面が凸面からなり、その凸面の面頂を含む部分が前記絞り板の開口内に食い込んで配置されているようにすることができる。
このように構成することで、像側のレンズの前側主面から物体側のレンズの後側主面の間隔をより広くとれるので、より画角を小さくできシェーディングの影響をより小さくできる。
その場合に、遮光性の部材を前記レンズアレイの物体側の面上に一体に形成して前記絞り板が構成されているようにすることができる。
このように構成すると、レンズ表面に絞り板を一体に形成することで、絞り板の位置決め・組立が容易となり、また、熱膨張等による絞りの中心とレンズ光軸のずれを抑制できる。
また、少なくとも前記正レンズ系の像側のレンズの像側の面が平面からなることが望ましい。
このように構成することで、像面に最も近いレンズの射出面を平面とすることができ、その射出面に付着したホコリやトナー等の異物を簡単に清掃できようになり、クリーニング性が向上する。
また、前記開口絞りの形状が、少なくとも前記第1の方向の開口径を制限する形状であることが望ましい。
このように構成することで、少なくとも軸外の結像スポットの位置ずれが問題になる主走査方向に対応することができる。
また、前記複数の発光素子は前記第1の方向に直交する第2の方向に複数配列された前記発光素子列を形成することが望ましい。
このように構成することで、結像スポットの密度の高い画像形成に対応することができる。
また、前記複数の発光素子は第1の方向に間隔をおいた発光体群をなすように配されることが望ましい。
このように構成することで、結像スポットの密度の高い画像形成に対応することができる。また、各複数の発光素子内の端部発光ドットの像がケラレの影響により光量低下を起こすことが避けられる。
また、前記発光素子が有機EL素子からなることが望ましい。
このように構成することで、面内均一な画像形成に対応することができる。
また、前記発光素子がLEDからなることができる。
このように構成することで、LEDアレイを用いるラインヘッドにも対応できる。
また、像担持体の周囲に帯電手段と、以上のようなラインヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行う画像形成装置を構成することができる。
このように構成することで、小型で解像力が高く画像の劣化の少ないプリンター等の画像形成装置を構成することができる。
本発明は、正屈折力の2つのレンズを有する正レンズ系と、
前記正レンズ系を第1の方向に複数配したレンズアレイと、
前記レンズアレイの像側に1の前記正レンズ系に対して複数の受光素子が配された受光体アレイと、
前記正レンズ系の像側焦点の位置の開口絞りを形成する絞り板と、
を有し、前記正レンズ系の像側のレンズの像側の面が前記像側焦点に近接して位置していることを特徴とするラインヘッドも含むものである。
このように構成することで、光読み取りラインヘッドにおいても、読み取り面の位置が光軸方向にずれても読み取りスポットの位置ずれが発生しないようになり、また、複数の受光素子から正レンズ系に逆光路で入射する画角を小さくしてシェーディングの影響を小さくでき、読み取り画像の劣化を防止することができる。
なお、レンズアレイを構成する各正レンズ系は、正屈折力の2つレンズ群からなり、その2つのレンズ群からなる合成レンズ系としてもよい(前記レンズ各々は正屈折力のレンズ群からなる。)。
本発明のラインヘッドの光学系を詳細に説明する前に、その発光素子の配置と発光タイミングについて簡単に説明しておく。
図4は、本発明の1実施形態に係る発光体アレイ1と光学倍率がマイナスのマイクロレンズ5との対応関係を示す説明図である。この実施形態のラインヘッドにおいては、1つのマイクロレンズ5に2列の発光素子が対応している。ただし、マイクロレンズ5が光学倍率がマイナス(倒立結像)の結像素子であるので、発光素子の位置が主走査方向及び副走査方向で反転している。すなわち、図1の構成では、像担持体の移動方向の上流側(1列目)に偶数番号の発光素子(8、6、4、2)を配列し、同下流側(2列目)には奇数番号の発光素子(7、5、3、1)を配列している。また、主走査方向の先頭側に番号が大きな発光素子を配列している。
図1〜図3は、この実施形態のラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。図2に示してあるように、像担持体41の下流側に配列された奇数番号の発光素子2に対応した像担持体41の結像スポット8aは、主走査方向で反転した位置に形成される。Rは、像担持体41の移動方向である。また、図3に示されるように、像担持体41の上流側(1列目)に配列された偶数番号の発光素子2に対応した像担持体41の結像スポット8bは、副走査方向で反転した下流側の位置に形成される。しかしながら、主走査方向では、先頭側からの結像スポットの位置は、発光素子1〜8の番号で順番に対応している。したがって、この例では像担持体の副走査方向における結像スポット形成のタイミングを調整することにより、主走査方向に同列に結像スポットを形成することが可能であることが分かる。
図5は、画像データが格納されているラインバッファのメモリテーブル10の例を示す説明図である。図5のメモリテーブル10は、図4の発光素子の番号に対して、主走査方向で反転して格納されている。図5において、ラインバッファのメモリテーブル10に格納された画像データの中、先に像担持体41の上流側(1列目)の発光素子に対応する第1の画像データ(1、3、5、7)を読み出し、発光素子を発光させる。次に、T時間後に、メモリアドレスに格納されている像担持体41の下流側(2列目)の発光素子に対応する第2の画像データ(2、4、6、8)を読み出し、発光させる。このようにして、図6に8の位置で示されるように、像担持体上の1列目の結像スポットが2列目の結像スポットと主走査方向で同列に形成される。
図1は、図5のタイミングで画像データを読み出して結像スポットを形成する例を、概念的に示す斜視図である。図5を参照にして説明したように、先に像担持体41の上流側(1列目)の発光素子を発光させ、像担持体41に結像スポットを形成する。次に、所定のタイミングT経過後に像担持体41の下流側(2列目)の奇数番号の発光素子を発光させ、像担持体に結像スポットを形成する。この際に、奇数番号の発光素子による結像スポットは、図2で説明した8aの位置ではなく、図6に示されているように、主走査方向に同列に8の位置に形成されることになる。
図7は、ラインヘッドとして使用される発光体アレイの例を示す概略の説明図である。図7において、発光体アレイ1には、発光素子2を主走査方向に複数配列した発光素子列3を副走査方向に複数列設けて発光体ブロック4(図4参照)を形成している。図7の例では、発光体ブロック4は、主走査方向に4個の発光素子2を配列した発光素子列3を、副走査方向に2列形成している(図4参照)。この発光体ブロック4は、発光体アレイ1に多数配置されており、各発光体ブロック4はマイクロレンズ5に対応して配置されている。
マイクロレンズ5は、発光体アレイ1の主走査方向及び副走査方向に複数設けられてマイクロレンズアレイ(MLA)6を形成している。このMLA6は、副走査方向では主走査方向の先頭位置をずらして配列されている。このようなMLA6の配列は、発光体アレイ1に発光素子を千鳥状に設ける場合に対応している。図7の例では、MLA6が副走査方向に3列配置されているが、MLA6の副走査方向の3列のそれぞれの位置に対応する各単位ブロック4を、説明の便宜上、グループA、グループB、グループCに区分する。
上記のように、光学倍率がマイナスのマイクロレンズ5内に複数個の発光素子2が配置され、かつ、当該レンズが副走査方向に複数列配置されている場合には、像担持体41の主走査方向に一列に並んだ結像スポットを形成するためには、以下のような画像データ制御が必要となる。(1)副走査方向の反転、(2)主走査方向の反転、(3)レンズ内の複数列発光素子の発光タイミング調整、(4)グループ間の発光素子の発光タイミング調整。
図8は、図7の構成で、各発光素子2の出力光によりマイクロレンズ5を通して像担持体の露光面を照射した場合の結像位置を示す説明図である。図8において、図7で説明したように、発光体アレイ1には、グループA、グループB、グループCに区分された単位ブロック4が配置されている。グループA、グループB、グループCの各単位ブロック4の発光素子列を、像担持体41の上流側(1列目)と下流側(2列目)に分け、1列目に偶数番号の発光素子を割り当て、2列目に奇数番号の発光素子を割り当てる。
グループAについては、図1〜図3で説明したように各発光素子2を動作させることにより、像担持体41には主走査方向及び副走査方向で反転した位置に結像スポットが形成される。このようにして、像担持体41上には主走査方向の同じ列に1〜8の順序で結像スポットが形成される。以下、像担持体41を副走査方向に所定時間移動させてグループBの処理を同様に実行する。さらに、像担持体41を副走査方向に所定時間移動させてグループCの処理を実行させることにより、主走査方向の同じ列に1〜24・・・の順序で、入力された画像データに基づく結像スポットが形成される。
図9は、図8において、副走査方向の結像スポット形成の状態を示す説明図である。Sは、像担持体41の移動速度、d1は、グループAの1列目と2列目の発光素子の間隔、d2はグループAの2列目の発光素子とグループBの2列目の発光素子の間隔、d3はグループBの2列目の発光素子とグループCの2列目の発光素子の間隔、T1はグループAの2列目の発光素子の発光後に1列目の発光素子が発光するまでの時間、T2はグループ
Aの2列目の発光素子による結像位置がグループBの2列目の発光素子の結像位置に移動する時間、T3はグループAの2列目の発光素子による結像位置がグループCの2列目の発光素子の結像位置に移動する時間である。
T1は以下のようにして求めることができる。T2、T3についても、d1をd2、d3に置き換えることにより同様に求めることができる。
T1=|(d1×β)/S|
ここで、各パラメータは、以下の通りである。
d1:発光素子の副走査方向の距離
S:結像面(像担持体)の移動速度
β:レンズの倍率
図9においては、グループAの2列目の発光素子が発光した時間のT2時間後にグループBの2列目の発光素子を発光させる。さらに、T2からT3時間後にグループCの2列目の発光素子を発光させる。各グループの1列目の発光素子は、2列目の発光素子が発光してからT1時間後に発光する。このような処理をすることにより、図8に示されているように、発光体アレイ1に2次元的に配置された発光体による結像スポットを、像担持体上で一列に形成することが可能となる。図10は、マイクロレンズ5を複数配列した場合に、像担持体の主走査方向に結像スポットが反転して形成される例を示す説明図である。
以上のようなラインヘッドを用いて画像形成装置を構成することができる。その1実施形態においては、4つの感光体に4つのラインヘッドで露光し、4色の画像を同時に形成し、1つの無端状中間転写ベルト(中間転写媒体)に転写する、タンデム式カラープリンター(画像形成装置)に以上のようなラインヘッドを用いることができる。図11は、発光素子として有機EL素子を用いたタンデム式画像形成装置の1例を示す縦断側面図である。この画像形成装置は、同様な構成の4個のラインヘッド101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)41K、41C、41M、41Yの露光位置にそれぞれ配置したものであり、タンデム方式の画像形成装置として構成されている。
図11に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ51と従動ローラ52とテンションローラ53が設けられており、テンションローラ53によりテンションを加えて張架されて、図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト(中間転写媒体)50を備えている。この中間転写ベルト50に対して所定間隔で配置された4個の像担持体としての外周面に感光層を有する感光体41K、41C、41M、41Yが配置される。
上記符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示す。他の部材についても同様である。感光体41K、41C、41M、41Yは、中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動される。各感光体41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)により一様に帯電させられた外周面を、感光体41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する本発明の上記のようなラインヘッド101(K、C、M、Y)が設けられている。
また、このラインヘッド101(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベ
ルト50に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。
ここで、各ラインヘッド101(K、C、M、Y)は、ラインヘッド101(K、C、M、Y)のアレイ方向が感光体ドラム41(K、C、M、Y)の母線に沿うように設置される。そして、各ラインヘッド101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とは略一致するように設定されている。
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制し、その現像ローラを感光体41(K、C、M、Y)に接触あるいは押厚させることにより、感光体41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させることによりトナー像として現像するものである。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
なお、図11中、63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト50との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
さて、本発明は、以上のようなラインヘッド(光書き込みラインヘッド)の光学系に関するものである。まず、その原理から説明する。
図12は、本発明の基本原理を説明するための図である。図12はラインヘッドにおいてライン状に配置された発光素子列の端部発光素子2xとその発光素子列を投影するマイクロレンズ5とその発光素子列が投影される感光体(像担持体)41との関係を示す図であり、(a)は本発明の場合、(b)は従来例の場合である。図12(b)の従来例では、一般にマイクロレンズ5の開口はその外形で規定されるため、端部発光素子2xの感光体41上での像である結像スポット8xは、端部発光素子2xとマイクロレンズ5の中心を通る直線上に結像されるため、感光体の振れ等に起因して像面である感光体41の面がレンズ光軸O−O’方向に前後して図の41’の位置に移動すると、感光体41上での結像スポット8xの位置はその直線上の位置8x’となり、結像スポットの位置ずれが生じ、その結像スポット8xが相対的に副走査方向に移動して描く走査線間のピッチにむらが発生してしまう(主走査方向の結像スポットのピッチむら)。
そこで、本発明においては、図12(a)に示すように、マイクロレンズ5の前側焦点Fの位置に開口絞り11を光軸O−O’と同軸に配置する。このような開口絞り11をマイクロレンズ5の前側焦点F位置に配置すると、端部発光素子2xからの主光線12は開口絞り11の中心と通り、マイクロレンズ5で屈折されて光軸O−O’と平行に進むこと
になり、感光体41が光軸O−O’方向の41’の位置に移動しても、感光体41上での結像スポット8xの位置はマイクロレンズ5で屈折後の主光線12の位置8x’となり、感光体41の位置が前後に振れても結像スポット8xの位置ずれは生じない。そのため、従来のような主走査方向の結像スポット8xのピッチむらは起きず、結像スポット8xが副走査方向に移動して描く走査線間のピッチにむらが発生しない。
すなわち、本発明は、主走査方向に複数の発光素子が列状に配置され、その複数の発光素子に対応して1個の正レンズ系が配置され、その発光素子の列の像(結像スポットのアレイ)を投影面(感光体)上に投影することで画像を形成するラインヘッドにおいて、その投影光学系をいわゆる像側にテレセントリックな構成とすることで、投影面(感光体)の位置が光軸方向にずれても結像スポットの位置ずれが発生しないようにして、形成される画像の劣化を防止するものである。
そして、開口絞り11の機能としては、少なくとも軸外の結像スポットの位置ずれが問題になる方向(主走査方向)の開口径を制限する形状であればよいので、従来例(特許文献1、3)のように1個の正レンズ系に対して1列の発光素子のアレイを配置する場合は、主走査方向の開口径を制限するだけの形状でよい。また、本発明の上記実施形態のように副走査方向に極近接して2列のアレイを配置する場合(図4)でも、主走査方向の開口径を制限する形状でよいが、もちろん副走査方向の開口径も制限するような形状としてもよい。そのためには、円形、楕円形、矩形何れの開口形状でもよい。
ところで、図12の説明では、マイクロレンズ5は1個の正レンズからなることを前提としていたが、2枚の正レンズを同軸に配置されてなる正屈折力のレンズ系から構成する方が収差補正の自由度等の観点からより望ましい。
その場合に、マイクロレンズ5を構成する2枚の正レンズを薄肉レンズと考えて、その像側にテレセントリックなレンズ系の端部発光素子2xから出る光線の画角について考察する。
まず、各パラメータの符号について図13のように定義しておく。すなわち、光軸O−O’から測った角度θは右周りを正、光軸O−O’から測った像高hは上を正、薄肉レンズから測った光軸O−O’方向の距離を右を正とし、符号の後の小文字“o”は物体側のパラメータを、符号の後の小文字“i”は像面側のパラメータを意味するものとする。
第1正レンズL1と第2正レンズL2からなるレンズ系(マイクロレンズ)5が像側テレセントリックであることから、入射瞳がレンズ系5の前側焦点位置に位置するように絞り11が配置される。したがって、レンズ系合成焦点距離をftotal 、レンズ系物体側主面に対する光源(発光体アレイ1)位置をSo 、発光体ブロック4中の端部発光素子2x間の発光素子グループ幅(全幅)をWo として、端部発光素子2xの画角ωは図14を参照にすると、次の式(1)で表される。
ω=(Wo /2)/(−So −ftotal ) ・・・(1)
ここで、感光体面(像面)41での端部発光素子2xの像である結像スポット8x間の結像スポットグループ幅(全幅)をWi 、横倍率をβ、レンズ系像側主面に対する像面位置をSi として、Wo 及びSo は下式(2)のように表される。
o =−Wi /β=−Wi ・So /Si ・・・(2)
近軸結像式より、
1/Si =1/So +1/ftotal ・・・(3)
と書け、So について解くと、
o =Si ・ftotal /(ftotal −Si ) ・・・(4)
となる。式(1)に式(2)、(4)式を代入して整理すると、
ω=Wi /(2ftotal ) ・・・(5)
と書ける。
ここで、合成焦点距離ftotal は、第1正レンズL1の焦点距離をf1 、第2正レンズL2の焦点距離をf2 、第1正レンズL1と第2正レンズL2の間の距離をd1 とすると、下記式(6)のように表される。
total =f1 ・f2 /(f1 +f2 −d1 ) ・・・(6)
式(5)に式(6)を代入すると、
ω=Wi (f1 +f2 −d1 )/(2f1 ・f2 ) ・・・(7)
となる。
式(7)のd1 に着目すると、(f1 +f2 )≧d1 において、d1 ができるだけ大きい方がωは小さくなる。構造的な制約等により絞り11の配置が第1正レンズL1よりも物体側に制限される場合、像側テレセントリックとするためには、レンズ間隔d1 は次の式(8)のように制限される。
0≦d1 ≦f2 (8)
式(8)の範囲で式(7)で表される画角ωをできるだけ小さくするために、d1 をできるだけ大きく取るということは、d1 をできるだけf2 に近い値に設定することになる。このとき、絞り11と第1正レンズL1の間隔はゼロに近づく。d1 =f2 を式(6)に代入して整理すると、ftotal =f2 となる(図15)。
以上より、絞り11が第1正レンズL1より発光体アレイ1側に配置される2枚正レンズ光学系5の薄肉レンズとしての検討において、像側テレセントリックで、cos4乗則に従って周辺の光量低下が大きくなるシェーディング現象を可能な限り少なくするために、この光学系の画角を小さくするには、2枚の正レンズL1、L2からなるレンズ系5の前側焦点面に絞り11を配置し、第1正レンズL1を絞り11に近接させて配置することが望ましく、このとき、絞り11と第1正レンズL1は、図15に示すように、第2正レンズL2の前側焦点面に近づく。
以上は、薄肉レンズとしての検討であるが、これを実際に構成する厚肉レンズ系で構成する場合について検討を進める。
絞り11が第1正レンズL1よりも手前(物体側)に配置されるレンズ系5において、2枚の正レンズL1、L2を厚肉レンズとした場合であっても、レンズ系5が像側にテレセントリックであるためには、絞り11が2枚の正レンズL1、L2の合成光学系の前側焦点位置に配置されていればよい。さらに、上記の薄肉レンズとしての検討結果より、第1正レンズL1と絞り11を近接して配置することで、画角を小さくすることができシェーディングの影響を小さくできる。後記の具体的数値例の実施例1は、絞り11の面と第1正レンズL1の物体側の面の間隔をゼロとしたものである。
さらに、厚肉レンズにおいては入射面(物体側面)、射出面(像面側面)のパワー配分により主面位置が変化するが、第1正レンズL1を入射面凸の凸平正レンズとすることで第1正レンズL1後側主面が両凸正レンズと比べて入射面側にくるので、第1正レンズL1後側主面と第2正レンズL2前側主面の間隔をより広くとることができる。また、その場合に、第1正レンズL1のレンズ形成面(曲面)が1面となり、製造が容易になるという利点もある。後記の具体的数値例の実施例2は、実施例1に対して、第1正レンズL1
を焦点距離はそのままにしながら凸平正レンズとしたものであり、最大画角が実施例1の場合より小さくなっている。
さらに、第1正レンズL1の入射面が凸面である場合に、絞り11の開口に第1正レンズL1の入射面が食い込むように第1正レンズL1を配置する、すなわち、第1正レンズL1の入射面の頂点が絞り11の面よりも物体側にくるように配置することで、第1正レンズL1の後側主面と第2正レンズL2の前側主面の間隔をより広くとることができる(実施例3)。なお、この場合、絞り11の配置位置は、正レンズL1、L2の合成光学系の前側焦点位置であるが、その前側焦点が第1正レンズL1の中に潜り込んでおり、像側から平行光を入射させた場合に第1正レンズL1内に集光し、その後その集光点から発散する発散光となり、第1正レンズL1の入射面で発散角が弱められて物体側へ出て行く。その集光点(発散光)の物体側から見た像は虚像であるが、その虚像が存在する面がレンズ系全体の前側焦点面である。したがって、その前側焦点面に絞り11を配置することで像側にテレセントリックな構成となる。
なお、絞り11は、第1正レンズL1の入射面位置でなく、また、絞り11の開口内に第1正レンズL1の入射面が食い込むように配置するのではなく、第1正レンズL1の入射面の極近傍に配置するようにしても、2枚の正レンズL1、L2からなるレンズ系5の前側焦点面に絞り11を配置する限り、この光学系の画角を小さくすることができ、cos4乗則に基づくシェーディング現象を少なくすることができる(実施例4)。
以上のように、マイクロレンズ5として2枚の正レンズを同軸に配置されてなる正屈折力のレンズ系から構成し、その合成光学系の前側焦点を第1正レンズL1の入射面近傍に位置させ、その前側焦点位置に開口絞り11を配置することで、像側にテレセントリックな構成となり、投影面(感光体)41の位置が光軸方向にずれても結像スポットの位置ずれが発生せず、また、レンズのcos4乗則に従って周辺の光量低下が大きくなるシェーディング現象は極力小さくなり、発光体アレイ1にライン状に配置された発光素子列の結像スポット8の濃度むらは起き難い。
したがって、以上の本発明によるラインヘッドの光学系を光書き込みラインヘッドに用いると、従来のような主走査方向の結像スポット8のピッチむらは起きず、結像スポット8が副走査方向に移動して描く走査線間のピッチにむらが発生しない。
また、従来のようなマイクロレンズ5のシェーディングによる結像スポット8間の濃度むらが起き難く、結像スポット8が副走査方向に移動して描く走査線間の濃度むらが発生し難い。
なお、以上において、正レンズL1、L2の合成光学系の前側焦点位置を第1正レンズL1の入射面に近接して(近傍に)位置させとしているが、本発明においては、合成光学系の合成焦点距離ftotal の±10%以内に第1正レンズL1の入射面が位置している場合を、近接してあるいは近傍に位置しているとしている。
ところで、ラインヘッドの光学系が以上のような像側にテレセントリックなマイクロレンズ5が主走査方向に1列しか配置されていない構成の場合には、特定のマイクロレンズ5によるライン状に配置された発光素子列の端部発光素子2xの像である結像スポット8xと、隣接するマイクロレンズ5による隣接する結像スポット8xとの間隔が1つのマイクロレンズ5によって結像された結像スポット列のピッチと同じようにするには、端部発光素子2xの像の結像スポット8xは結像スポット列中の他の結像スポットの光量に比してケラレの影響により低下せざるを得ない。それを避けるには、図1〜図10で示したように、主走査方向に発光体ブロック4を間隔をおいて配置し、かつ、副走査方向に発光体
ブロック4を複数配列した構成とし、かつ、その発光体ブロック4の配列に対応してマイクロレンズアレイ6も主走査方向及び副走査方向にマイクロレンズ5が配置された2次元的なものとすることで、このような端部発光素子2xの像の結像スポット8xの光量が低下する問題が解決できる。
以上のように、本発明は、主走査方向に複数の発光素子が列状に配置され、その複数の発光素子に対応して1個の正レンズ系が配置され、その発光素子の列の像(結像スポットのアレイ)を投影面(感光体)上に投影することで画像を形成するラインヘッドにおいて、その投影光学系を2枚の正レンズからなり像側にテレセントリックであって、物体側の正レンズの入射面を可能な限り開口絞りに近接して配置することで、投影面(感光体)の位置が光軸方向にずれても結像スポットの位置ずれが発生せず、また、結像スポット間の濃度むらを小さくして、形成される画像の劣化を防止するものである。
そして、開口絞り11の機能としては、少なくとも軸外の結像スポットの位置ずれが問題になる方向(主走査方向)の開口径を制限する形状であればよいので、従来例(特許文献1、3)のように1個の正レンズ系に対して1列の発光素子のアレイを配置する場合は、主走査方向の開口径を制限するだけの形状でよい。また、本発明の上記実施形態のように副走査方向に極近接して2列のアレイを配置する場合(図4)でも、主走査方向の開口径を制限する形状でよいが、もちろん副走査方向の開口径も制限するような形状としてもよい。そのためには、円形、楕円形、矩形何れの開口形状でもよい。
ところで、図15の説明では、マイクロレンズ5を構成するそれぞれの正レンズL1、L2は1枚のレンズからなるものとしていたが、それぞれ2枚以上のレンズが同軸に配置されてなる正屈折力のレンズ系からなっていてもよい。
また、以上の説明では、マイクロレンズ5は主走査方向と副走査方向の焦点距離、焦点位置が一致する軸対称なレンズ系を前提にしていたが、マイクロレンズ5を構成するレンズ系がアナモフィックレンズ系からなり、主走査方向と副走査方向の焦点距離と倍率が異なるものを用いてもよい。その場合は、主走査方向(主走査断面)において、像側テレセントリックになるように開口絞り11を配置し、かつ、その開口絞り11の位置(合成光学系の主走査方向の前側焦点位置)に近接して合成光学系の最も物体側の面が位置するように構成すればよい。
さて、以上は、光書き込みラインヘッドの光学系であったが、光路を逆にして、主走査方向に複数の受光素子が列状に配置され、その複数の受光素子に対応して1個の正レンズが配置され、その受光素子の列の像(読み取りスポットのアレイ)を読み取り面に逆投影することで画像を読み取る光読み取りラインヘッドの場合も、その投影光学系を2枚の正レンズからなり物体側にテレセントリックであって、像面側の正レンズの入射面を可能な限り開口絞りに近接して配置することで、読み取り面の位置が光軸方向にずれても読み取りスポットの位置ずれが発生せず、また、読み取り間の濃度むらを小さくして、形成され読み取り画像の劣化を防止するようにすることもできる。この場合は、図12(a)、図15において、符号41は読み取り面、符号2xは端部受光素子となり、その原理は光書き込みラインヘッドの光学系と同様である。
次に、このような本発明の原理を適用した1実施例の光書き込みラインヘッドを説明する。
図16はこの実施例の光書き込みラインヘッドの構成を示す一部を破断した斜視図であり、図17はその副走査方向に沿ってとった断面図である。また、図18はこの場合の発光体アレイとマイクロレンズアレイの配置を示す平面図である。さらに、図19は1個の
マイクロレンズとそれに対応する発光体ブロックとの対応関係を示す図である。
本実施例では、図4、図7の場合と同様に、主走査方向に4個のこの例では有機EL素子からなる発光素子2を配列した発光素子列3を、副走査方向に2列形成して1個の発光体ブロック4とし、その発光体ブロック4を主走査方向及び副走査方向に複数設けて発光体アレイ1が形成されており、発光体ブロック4は副走査方向では主走査方向の先頭位置をずらして千鳥状に配列されている。図16の例では、発光体ブロック4が副走査方向に3列配置されている。このような発光体アレイ1は、ガラス基板20の裏面上に形成されており、同じガラス基板20の裏面上に形成された駆動回路により駆動される。なお、ガラス基板20の裏面の有機EL素子(発光素子2)は封止部材27で封止されている。
ガラス基板20は長尺のケース21に設けられた受け穴22中に嵌め込まれ、裏蓋23を被せて固定金具24により固定される。長尺のケース21の両端に設けた位置決めピン25を対向する画像形成装置本体の位置決め穴に嵌入させると共に、長尺のケース21の両端に設けたねじ挿入孔26を通して固定ねじを画像形成装置本体のねじ穴にねじ込んで固定することにより、光書き込みラインヘッド101が所定位置に固定されている。
そして、ケース21のガラス基板20の表面側には、第1スペーサ71を介して、発光体アレイ1の各発光体ブロック4の中心と整列するように開口31(図20、図21)が設けられた絞り板30が配置され、その上に第2スペーサ72を介して、発光体アレイ1の各発光体ブロック4の中心と正レンズL1が整列するようにその正レンズL1を構成要素とする第1マイクロレンズアレイ61が配置され、さらにその上に第3スペーサ73を介して、発光体アレイ1の各発光体ブロック4の中心と正レンズL2が整列するようにその正レンズL2を構成要素とする第2マイクロレンズアレイ62が固定されている。
このように、各発光体ブロック4の発光素子列を投影するマイクロレンズ5のレンズアレイは第1マイクロレンズアレイ61と第2マイクロレンズアレイ62の組み合わせからなる。
そして、本発明に基づき、第1マイクロレンズアレイ61を構成する正レンズL1と第2マイクロレンズアレイ62を構成する正レンズL2の合成レンズ系の物体側(前側)焦点位置に一致して絞り板30が配置され、かつ、マイクロレンズ5(正レンズL1+正レンズL2)の物体側焦点が正レンズL1の物体側の面に一致乃至近接するように、第1スペーサ71と第2スペーサ72と第3スペーサ73の厚さが設定されている。絞り板30の詳細は、図20、図21に示されている。図20は発光体アレイ1の発光体ブロック4に対応して配置された絞り板30の平面図であり、図21は1個の発光体ブロック4に対する絞り板30の開口31を示す図である。絞り板30には、正レンズL1と正レンズL2からなるマイクロレンズ5各々の中心(光軸)と発光体ブロック4の中心に整列して開口31が設けてあり、この実施例では、各開口31の形状が主走査方向の開口径を副走査方向以上に制限する形状の略楕円形状に構成されているが、上記したように、円形、楕円形、矩形等の開口形状であってもよい。
以上の実施例は、発光素子2としてガラス基板20の裏面に設けた有機EL素子を用い、そのガラス基板20の表面側に発光する光を利用するいわゆるボトムエミッション配置の光書き込みラインヘッド101であったが、基板の表面側に発光素子2を配置するEL素子やLEDを用いるようにしてもよい。
ところで、以上の説明において、発光体アレイ1は、図7、図18に示すように、発光素子2を主走査方向に複数配列した発光素子列3を副走査方向に1列あるいは複数列設けて発光体ブロック4を形成し、各発光体ブロック4にマイクロレンズ5が対応して配置さ
れているものとしてきた。しかしながら、発光素子2を主走査方向に微細な間隔で連続する長い列状に配置し、その中の発光体ブロック4に対応する発光素子群のみを発光させるように制御し、その発光素子群間の発光素子は発光させないように制御することで、図7、図18の場合と同様の発光体ブロック4を構成することができる。図22にその場合の図18に対応する図を示す。すなわち、発光体アレイ1として、発光素子2が主走査方向に微細な等間隔で連続する長い列状の発光素子列3’として配列され、その中のマイクロレンズ5を通して結像スポット8の形成に関与させる発光素子2’(○で表示)の群のみが発光制御され、その発光素子2’の群の間に存在する発光素子2”(●で表示)の群は発光させないようにして、発光体ブロック4の各々を構成することができる。図22の場合は、マイクロレンズ5が主走査方向に3列配置され、マイクロレンズ5の各列に対応するように2列の発光素子列3’が副走査方向に2列形成され、その2列の発光素子列3’中の発光素子2が千鳥状の配置になるようにされており、各々の発光素子列3’中の4個の発光素子2’のみが発光され、その4個の発光素子2’の間の8個の発光素子2”は発光しないように制御されている。
また、以上の説明において、主走査方向に伸びる1本の直線を描くために全発光体ブロック4中の全ての発光素子2、2’をタイミングを調整して点灯した場合、像担持体41上に並ぶ結像スポット8は発光体ブロック4間で過不足なく隣接して並ぶように構成されるものとした。しかし、発光体ブロック4を構成する発光素子2、2’間に像担持体41上で結像スポット8が重なるように、発光体ブロック4を構成する発光素子2、2’の数と位置を冗長性をもつように設定してもよい。こうすることで、例えば発光体ブロック4の端部近傍の発光素子2、2’の像である結像スポット8に濃度むらが発生しても相互に重畳させることでそれを補正するようにすることができる。
図23は、その1例として、発光体アレイ1が図22の構成の場合に、各発光体ブロック4を構成する発光素子2’を4×2個に1個(発光素子2a)増やして、隣接するマイクロレンズ5によって像担持体41上に並ぶ結像スポット8の列が端部で相互に1個の結像スポット8だけ重なって露光されるようにした例を図示した図である。ただし、図23は、発光体アレイ1側で発光素子2aが隣接する発光体ブロック4の反対側の端部で重なるように図示してあるが(点線間の発光素子)、この図が正しいのは、マイクロレンズ5の結像倍率が−1倍のときである。
ところで、本発明の光書き込みラインヘッド101に用いるマイクロレンズアレイ61、62は、従来公知の如何なる構成のものでも使用可能であるが、図24に、第1マイクロレンズアレイ61と第2マイクロレンズアレイ62を各マイクロレンズL1、L2が同軸に整列するように組み合わせてマイクロレンズ5のアレイを構成する場合(図16、図17)の主走査方向に沿ってとった断面図を示す。この例では、それぞれのマイクロレンズアレイ61、62のガラス基板34の片面(物体側)に整列して透明樹脂からなるレンズ面部35を一体に成形して各マイクロレンズL1、L2を構成したものである。この場合、第2マイクロレンズアレイ62の像側の面を平面とすることで、例えば画像形成装置のラインヘッドのマイクロレンズアレイとして用いるとき、現像剤のトナーが飛散してマイクロレンズアレイのその平面に付着しても簡単に清掃できクリーニング性が向上することになる。
次に、上記実施例に用いる光学系の具体的数値例を実施例1〜4として示す。
図25(a)、(b)は実施例1の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5が両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を両凸正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系の物体
側(前側)焦点に配置されて像側にテレセントリックとなっており、かつ、その物体側の両凸正レンズL1の物体側のレンズ面(凸面)の面頂がその物体側焦点に一致しているマイクロレンズ5の例である。
この実施例の数値データを下記に示すが、発光体ブロック4側から感光体(像面)41側へ順に、r1 、r2 …は各光学面の曲率半径(mm)、d1 、d2 …は各光学面間の間隔(mm)、nd1、nd2…は各透明媒体のd線の屈折率、νd1、νd2…は各透明媒体のアッベ数である。なお、r1 、r2 …は光学面も表すものとし、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、r3 、r4 は両凸正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズLの物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、両凸正レンズL1の物体側の面は非球面であるが、非球面形状は、光軸からの距離をrとするとき、
cr2 /[1+√{1−(1+K)c2 2 }]+Ar4
で表される。ただし、cは光軸上曲率(1/r)、Kはコーニック係数、Aは4次の非球面係数である。下記の数値データ中、K3 、A3 は両凸正レンズL1の物体側の面のそれぞれコーニック係数、4次の非球面係数である。
図26(a)、(b)は実施例2の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5が凸平正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を凸平正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系の物体側(前側)焦点に配置されて像側にテレセントリックとなっており、かつ、その凸平正レンズL1の物体側のレンズ面(凸面)の面頂がその物体側焦点に一致しているマイクロレンズ5の例である。
この実施例は、実施例1に対して、第1正レンズL1を焦点距離はそのままにしながら凸平正レンズとしたものであり、最大画角が実施例1より小さくなっている。なお、像面の結像状態が良くなるように発光体ブロック4から絞り板30までの距離を調整してある。
このように、第1正レンズL1を凸平正レンズとすることにより、第1マイクロレンズアレイ61として形成するレンズ形成面が片面のみとなり、その製造が容易になるとの利点がある。
この実施例の数値データを下記に示すが、発光体ブロック4側から感光体(像面)41側へ順に、r1 、r2 …は各光学面の曲率半径(mm)、d1 、d2 …は各光学面間の間隔(mm)、nd1、nd2…は各透明媒体のd線の屈折率、νd1、νd2…は各透明媒体のアッベ数である。なお、r1 、r2 …は光学面も表すものとし、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、r3 、r4 は凸平正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズLの物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、凸平正レンズL1の物体側の面は非球面であるが、非球面形状は、光軸からの距離をrとするとき、
cr2 /[1+√{1−(1+K)c2 2 }]+Ar4
で表される。ただし、cは光軸上曲率(1/r)、Kはコーニック係数、Aは4次の非球面係数である。下記の数値データ中、K3 、A3 は凸平正レンズL1の物体側の面のそれぞれコーニック係数、4次の非球面係数である。
図27(a)、(b)は実施例3の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5が凸平正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ
系とし、絞り板30を凸平正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系の物体側(前側)焦点に配置されて像側にテレセントリックとなっており、かつ、その凸平正レンズL1の物体側の凸面が絞り板30の開口31内に食い込むようになっているマイクロレンズ5の例である。
すなわち、凸平正レンズL1の入射面(凸面)の頂点が絞り板30の面よりも物体側にくるように配置することで、凸平正レンズL1の後側主面と両凸正レンズL2の前側主面の間隔をより広くとることができる。なお、この場合、絞り板30の配置位置は、凸平正レンズL1と両凸正レンズL2からなる合成レンズ系の前側焦点位置であるが、その前側焦点が凸平正レンズL1の中に潜り込んでおり、像側から平行光を入射させた場合に凸平正レンズL1内に集光し、その後その集光点から発散する発散光となり、凸平正レンズL1の入射面(凸面)で発散角が弱められて物体側へ出て行く。その集光点(発散光)の物体側から見た像は虚像であるが、その虚像が存在する面がレンズ系全体の前側焦点面である。したがって、その前側焦点面に絞り板30を配置することで像側にテレセントリックな構成となる。
この実施例の数値データを下記に示すが、発光体ブロック4側から感光体(像面)41側へ順に、r1 、r2 …は各光学面の曲率半径(mm)、d1 、d2 …は各光学面間の間隔(mm)、nd1、nd2…は各透明媒体のd線の屈折率、νd1、νd2…は各透明媒体のアッベ数である。なお、r1 、r2 …は光学面も表すものとし、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、r3 、r4 は凸平正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズLの物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、凸平正レンズL1の物体側の面は非球面であるが、非球面形状は、光軸からの距離をrとするとき、
cr2 /[1+√{1−(1+K)c2 2 }]+Ar4
で表される。ただし、cは光軸上曲率(1/r)、Kはコーニック係数、Aは4次の非球面係数である。下記の数値データ中、K3 、A3 は凸平正レンズL1の物体側の面のそれぞれコーニック係数、4次の非球面係数である。
なお、実施例3は、レンズL1内部に開口絞りを形成することが困難な場合であっても、第1正レンズL1の入射面の凸面の周囲の面上に絞り30を一体に形成することできる。すなわち、図28に示すように、第1マイクロレンズアレイ61と第2マイクロレンズアレイ62の組み合わせからなるマイクロレンズ5のレンズアレイ(図16、図17、図24)において、その第1マイクロレンズアレイ61の物体側の第1正レンズL1の入射面の凸面間の裾部(谷部)に沿って例えば遮光性膜を選択的に塗布することにより、第1マイクロレンズアレイ61に一体的に絞り30を形成することができる。また、この実施例は、第1正レンズL1の後側主面と第2正レンズL2の前側主面間の距離をできるだけ離すことができ、画角をより小さくすることができるとの点でより理想的と言える。
図29(a)、(b)は実施例4の1個のマイクロレンズ5に対応する光学系のそれぞれ主走査方向、副走査方向の断面図であり、発光素子2の射出側にガラス基板が配置されておらず、マイクロレンズ5が凸平正レンズL1と凸平正レンズL2からなる合成レンズ系とし、絞り板30を凸平正レンズL1と凸平正レンズL2からなる合成レンズ系の物体側(前側)焦点に配置されて像側にテレセントリックとなっており、かつ、その凸平正レンズL1の物体側の凸面が絞り板30から僅かに物体側に離れて位置するようになっているマイクロレンズ5の例である。
この実施例(実施例3も同様)のように、本発明において、第1正レンズL1と第2正レンズL2からなる合成レンズ系の物体側焦点は、第1正レンズL1の物体側の面の面頂がその物体側焦点に一致するだけでなく、その近傍に位置していても、レンズのcos4
乗則に従って周辺の光量低下が大きくなるシェーディング現象は極力小さくなり、発光体アレイ1にライン状に配置された発光素子列の結像スポット8の濃度むらは起き難くなる。
また、この実施例のように、第2正レンズL2の像側の面を平面とすることで、マイクロレンズ5のレンズアレイを構成する第2マイクロレンズアレイ62の像側の面全体を平面とすることができ、例えば画像形成装置のラインヘッドのマイクロレンズアレイとして用いるとき、現像剤のトナーが飛散してマイクロレンズアレイのその平面に付着しても簡単に清掃できクリーニング性が向上することになる。
この実施例の数値データを下記に示すが、発光体ブロック4側から感光体(像面)41側へ順に、r1 、r2 …は各光学面の曲率半径(mm)、d1 、d2 …は各光学面間の間隔(mm)、nd1、nd2…は各透明媒体のd線の屈折率、νd1、νd2…は各透明媒体のアッベ数である。なお、r1 、r2 …は光学面も表すものとし、光学面r1 は発光体ブロック(物体面)4、光学面r2 は絞り板30の開口31、r3 、r4 は凸平正レンズL1の物体側の面、像側の面、光学面r5 、r6 は両凸正レンズLの物体側の面、像側の面、光学面r7 は感光体(像面)41である。また、凸平正レンズL1、凸平正レンズL2の物体側の面は何れも非球面であるが、非球面形状は、光軸からの距離をrとするとき、
cr2 /[1+√{1−(1+K)c2 2 }]+Ar4
で表される。ただし、cは光軸上曲率(1/r)、Kはコーニック係数、Aは4次の非球面係数である。下記の数値データ中、K3 、A3 は凸平正レンズL1の物体側の面のそれぞれコーニック係数、4次の非球面係数、K5 、A5 は凸平正レンズL2の物体側の面のそれぞれコーニック係数、4次の非球面係数である。
実施例1
1 = ∞(物体面) d1 = 6.6460
2 = ∞(絞り) d2 = 0.0000
3 = 3.4613(非球面) d3 = 1.0000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
3 = 0.0
3 =-0.0195
4 = -3.4613 d4 = 2.4564
5 = 3.3896 d5 = 1.0000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
6 = -3.3896 d6 = 1.5000
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
第1レンズ焦点距離 3.5333mm
第2レンズ焦点距離 3.4639mm
結像スポットグループ幅(全幅) 0.4mm
第1レンズ後側主面〜第2レンズ前側主面距離 3.1512mm
最大画角 3.608 ° 。

実施例2
1 = ∞(物体面) d1 = 6.9201
2 = ∞(絞り) d2 = 0.0000
3 = 1.8200(非球面) d3 = 1.0000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
3 = 0.0
3 =-0.03493
4 = ∞ d4 = 2.4564
5 = 3.3896 d5 = 1.0000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
6 = -3.3896 d6 = 1.5000
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
第1レンズ焦点距離 3.5333mm
第2レンズ焦点距離 3.4639mm
結像スポットグループ幅(全幅) 0.4mm
第1レンズ後側主面〜第2レンズ前側主面距離 3.4639mm
最大画角 3.308 ° 。

実施例3
1 = ∞(物体面) d1 = 7.0578
2 = ∞(絞り) d2 = -0.1300
3 = 1.8200(非球面) d3 = 1.0000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
3 = 0.0
3 =-0.0420
4 = ∞ d4 = 2.5499
5 = 3.3896 d5 = 1.0000 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
6 = -3.3896 d6 = 1.5000
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
第1レンズ焦点距離 3.5333mm
第2レンズ焦点距離 3.4639mm
結像スポットグループ幅(全幅) 0.4mm
第1レンズ後側主面〜第2レンズ前側主面距離 3.5740mm
最大画角 3.201 ° 。

実施例4
1 = ∞(物体面) d1 = 5.1280
2 = ∞(絞り) d2 = 0.1871
3 = 1.3472(非球面) d3 = 1.0000 nd1 =1.5168 νd1 =64.2
3 = 0.0000
3 =-0.04946
4 = ∞ d4 = 1.9000
5 = 1.4225(非球面) d5 = 0.8500 nd2 =1.5168 νd2 =64.2
3 = 0.0000
3 =-0.1123
6 = ∞ d6 = 0.7500
7 = ∞(像面)
使用波長 632.5nm
第1レンズ焦点距離 2.6154mm
第2レンズ焦点距離 2.7616mm
結像スポットグループ幅(全幅) 0.4mm
第1レンズ後側主面〜第2レンズ前側主面距離 2.5600mm
最大画角 4.46° 。
ところで、以上のような本発明に基づく光書き込みラインヘッドの光学系において、マイクロレンズアレイの特定のマイクロレンズ5に入射する発光体ブロック4からの光が隣接するマイクロレンズ5の光路中に入ってフレアを発生させるのを防止するために、発光
体アレイ1と絞り板30の間に1枚又は複数枚のフレア絞り板を配置することが望ましい。その場合の1例の主走査方向に沿ってとった断面図を図30に示す。この場合、6枚のフレア絞り板32を絞り板30と平行に間隔をおいて配置しており、各フレア絞り板32は絞り板30の開口31に対応する開口33が設けられている。本発明で意図する開口絞りは、絞り板30の開口31を言うのであり、このようなフレア絞り板32の開口33を言うものではない。
以上、本発明のラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の1実施形態に係るラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。 本発明の1実施形態に係るラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。 本発明の1実施形態に係るラインヘッドの1つのマイクロレンズに対応する部分の斜視図である。 本発明の1実施形態に係る発光体アレイと光学倍率がマイナスのマイクロレンズとの対応関係を示す説明図である。 画像データが格納されているラインバッファのメモリテーブルの例を示す説明図である。 主走査方向に奇数番号と偶数番号の発光素子による結像スポットが同列に形成される様子を示す説明図である。 ラインヘッドとして使用される発光体アレイの例を示す概略の説明図である。 図7の構成で各発光素子の出力光によりマイクロレンズを通して像担持体の露光面を照射した場合の結像位置を示す説明図である。 図8において副走査方向の結像スポット形成の状態を示す説明図である。 マイクロレンズを複数配列した場合に像担持体の主走査方向に結像スポットが反転して形成される例を示す説明図である。 本発明による電子写真プロセスを用いた画像形成装置の1実施例の全体構成を示す模式的断面図である。 本発明の基本原理を説明するための図である。 各パラメータの符号の定義を示す図である。 第1正レンズと第2正レンズからなるレンズ系が像側テレセントリックであるときの端部発光素子の画角を示す図である。 本発明による光学系を薄肉レンズ系で構成する場合の構成を示す図である。 本発明の1実施例の光書き込みラインヘッドの構成を示す一部を破断した斜視図である。 図16の副走査方向に沿ってとった断面図である。 図16の場合の発光体アレイとマイクロレンズアレイの配置を示す平面図である。 1個のマイクロレンズとそれに対応する発光体ブロックとの対応関係を示す図である。 発光体アレイの発光体ブロックに対応して配置された絞り板の平面図である。 1個の発光体ブロックに対する絞り板の開口を示す図である。 発光素子を主走査方向に長い列状に配置し、その中の一部を発光制御することで発光体ブロックを構成する場合の図18に対応する図である。 発光体ブロックを構成する発光素子の数を増やして像担持体上で隣接する発光体ブロックの結像スポットの列が端部で重なって露光されるようにした例を図示した図である。 2枚のマイクロレンズアレイでマイクロレンズアレイを構成する場合の主走査方向に沿ってとった断面図である。 実施例1の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例2の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例3の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 実施例3においてマイクロレンズのレンズアレイを構成する第1マイクロレンズアレイの物体側の面上に一体的に絞りを形成する例の主走査方向に沿ってとった断面図である。 実施例4の1個のマイクロレンズに対応する光学系の主走査方向、副走査方向の断面図である。 本発明の光書き込みラインヘッドの光学系において絞り板とは別にフレア絞り板を配置する例の主走査方向に沿ってとった断面図である。
符号の説明
O−O’…レンズ光軸、F…マイクロレンズの前側焦点、1…発光体アレイ、2…発光素子、2x…端部発光素子又は端部受光素子、2’…結像スポットの形成に関与させる発光素子、2”…発光させない発光素子、2a…像担持体上で結像スポットが重なる発光素子、3…発光素子列、3’…主走査方向に連続する長い列状の発光素子列、4…発光体ブロック、5…マイクロレンズ、6…マイクロレンズアレイ、8、8a、8b…結像スポット、8x…端部発光素子の結像スポット、8x’…感光体がずれたときの端部発光素子の結像スポットの位置、8x”…発光素子配置面がずれたときの端部発光素子の結像スポット
の位置、10…メモリテーブル、11…開口絞り、12…主光線、20…ガラス基板、21…長尺のケース、22…受け穴、23…裏蓋、24…固定金具、25…位置決めピン、26…挿入孔、27…封止部材、30…絞り板(絞り)、31…絞り板の開口、32…フレア絞り板、33…フレア絞り板の開口、34…ガラス基板、35…レンズ面部、41…感光体(像担持体)又は読み取り面、41’…感光体(像担持体)のずれ位置、41(K、C、M、Y)…感光体ドラム(像担持体)、42(K、C、M、Y)…帯電手段(コロナ帯電器)、44(K、C、M、Y)…現像装置、45(K、C、M、Y)…一次転写ローラ、50…中間転写ベルト、51…駆動ローラ、52…従動ローラ、53…テンションローラ、55…発光素子配置面、55’…発光素子配置面のずれ位置、61…第1マイクロレンズアレイ、62…第2マイクロレンズアレイ、66…二次転写ローラ、71…第1スペーサ、72…第2スペーサ、73…第3スペーサ、101、101K、101C、101M、101Y…ラインヘッド(光書き込みラインヘッド)、L1…第1(正)レンズ、L2…第2(正)レンズ

Claims (14)

  1. 正屈折力の2つのレンズを有する正レンズ系と、
    前記正レンズ系を第1の方向に複数配したレンズアレイと、
    前記レンズアレイの物体側に1の前記正レンズ系に対して複数の発光素子が配された発光体アレイと、
    前記正レンズ系の物体側焦点の位置の開口絞りを形成する絞り板と、
    を有し、前記正レンズ系の物体側のレンズの物体側の面が前記物体側焦点に近接して位置していることを特徴とするラインヘッド。
  2. 前記正レンズ系の物体側のレンズの物体側の面が前記物体側焦点に対して前記正レンズ系の合成焦点距離の±10%の範囲内に位置していることを特徴とする請求項1記載のラインヘッド。
  3. 前記レンズはレンズ群からなることを特徴とする請求項1又は2記載のラインヘッド。
  4. 前記2つのレンズの中、物体側のレンズの像側の面が平面からなることを特徴とする請求項3記載のラインヘッド。
  5. 少なくとも前記正レンズ系の物体側のレンズの物体側の面が凸面からなり、その凸面の面頂を含む部分が前記絞り板の開口内に食い込んで配置されていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載のラインヘッド。
  6. 遮光性の部材を前記レンズアレイの物体側の面上に一体に形成して前記絞り板が構成されていることを特徴とする請求項5記載のラインヘッド。
  7. 少なくとも前記正レンズ系の像側のレンズの像側の面が平面からなることを特徴とする請求項1から6の何れか1項記載のラインヘッド。
  8. 前記開口絞りの形状が、少なくとも前記第1の方向の開口径を制限する形状であることを特徴とする請求項1から7の何れか1項記載のラインヘッド。
  9. 前記複数の発光素子は前記第1の方向に直交する第2の方向に複数配列された前記発光素子列を形成することを特徴とする請求項1から8の何れか1項記載のラインヘッド。
  10. 前記複数の発光素子は第1の方向に間隔をおいた発光体群をなすように配される請求項1から9の何れか1項記載のラインヘッド。
  11. 前記発光素子が有機EL素子からなることを特徴とする請求項1から10の何れか1項記載のラインヘッド。
  12. 前記発光素子がLEDからなることを特徴とする請求項1から10の何れか1項記載のラインヘッド。
  13. 像担持体の周囲に帯電手段と、請求項1から12の何れか1項記載のラインヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  14. 正屈折力の2つのレンズを有する正レンズ系と、
    前記正レンズ系を第1の方向に複数配したレンズアレイと、
    前記レンズアレイの像側に1の前記正レンズ系に対して複数の受光素子が配された受光体アレイと、
    前記正レンズ系の像側焦点の位置の開口絞りを形成する絞り板と、
    を有し、前記正レンズ系の像側のレンズの像側の面が前記像側焦点に近接して位置していることを特徴とするラインヘッド。
JP2008130590A 2007-08-20 2008-05-19 ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置 Expired - Fee Related JP5136778B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008130590A JP5136778B2 (ja) 2007-08-20 2008-05-19 ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
TW097128520A TW200909229A (en) 2007-08-20 2008-07-25 Line head and image forming apparatus using the same
DE602008004704T DE602008004704D1 (de) 2007-08-20 2008-08-19 Zeilenkopf und Bilderzeugungsvorrichtung damit
EP08014688A EP2028014B1 (en) 2007-08-20 2008-08-19 Line head and image forming apparatus using the same
US12/194,391 US20090052943A1 (en) 2007-08-20 2008-08-19 Line Head and Image Forming Apparatus Using the Same
KR1020080080732A KR20090019706A (ko) 2007-08-20 2008-08-19 라인 헤드 및 그것을 이용한 화상 형성 장치
CN2008102110744A CN101372179B (zh) 2007-08-20 2008-08-20 行扫描头以及使用其的图像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007213530 2007-08-20
JP2007213530 2007-08-20
JP2008130590A JP5136778B2 (ja) 2007-08-20 2008-05-19 ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009067041A JP2009067041A (ja) 2009-04-02
JP5136778B2 true JP5136778B2 (ja) 2013-02-06

Family

ID=40446636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008130590A Expired - Fee Related JP5136778B2 (ja) 2007-08-20 2008-05-19 ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5136778B2 (ja)
KR (1) KR20090019706A (ja)
CN (1) CN101372179B (ja)
DE (1) DE602008004704D1 (ja)
TW (1) TW200909229A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2287639A3 (en) * 2009-08-17 2012-05-30 Sony Corporation Lens array imaging optics for a line sensor module
JP2011203678A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Fuji Xerox Co Ltd 露光装置、露光装置の信号伝達機構、及び画像形成装置
CN102213931A (zh) * 2010-04-01 2011-10-12 株式会社东芝 光头以及图像形成装置
JPWO2012011406A1 (ja) * 2010-07-23 2013-09-09 コニカミノルタ株式会社 絞り位置測定方法、絞り位置測定装置、絞り位置決め方法及び絞り位置決め装置
CN105659143B (zh) * 2013-07-31 2019-03-22 加州理工学院 孔径扫描傅立叶重叠关联成像
US11468557B2 (en) 2014-03-13 2022-10-11 California Institute Of Technology Free orientation fourier camera
EP3261328B1 (en) 2016-06-03 2021-10-13 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable storage medium
US11092795B2 (en) 2016-06-10 2021-08-17 California Institute Of Technology Systems and methods for coded-aperture-based correction of aberration obtained from Fourier ptychography

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4321628A (en) * 1980-04-02 1982-03-23 Xerox Corporation Scanning apparatus
JP2801838B2 (ja) * 1993-06-08 1998-09-21 京セラ株式会社 画像形成装置
US5469290A (en) * 1994-06-06 1995-11-21 Xerox Corporation Two-element zoom lens for beam separation error correction
JPH08313807A (ja) * 1995-05-17 1996-11-29 Asahi Optical Co Ltd マルチビーム記録装置
JPH09258530A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Fuji Photo Film Co Ltd 画像形成装置
JPH10129033A (ja) * 1996-10-28 1998-05-19 Asahi Optical Co Ltd マルチビーム記録装置
IL120841A (en) * 1997-05-16 2001-07-24 Creoscitex Corp Ltd Writing heads with an array of laser diodes that can be turned separately
US6489984B1 (en) * 1998-12-29 2002-12-03 Kenneth C. Johnson Pixel cross talk suppression in digital microprinters
JP3802273B2 (ja) * 1999-04-28 2006-07-26 大日本スクリーン製造株式会社 画像記録装置
JP3530157B2 (ja) * 2001-08-16 2004-05-24 大日本スクリーン製造株式会社 露光記録装置
JP2004070268A (ja) * 2002-06-12 2004-03-04 Nippon Sheet Glass Co Ltd 正立等倍レンズアレイ
JP2004330536A (ja) * 2003-05-06 2004-11-25 Fuji Photo Film Co Ltd 露光ヘッド
JP5061445B2 (ja) * 2005-09-26 2012-10-31 富士ゼロックス株式会社 プリントヘッドの特性計測装置、および光量補正方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101372179A (zh) 2009-02-25
CN101372179B (zh) 2012-07-18
TW200909229A (en) 2009-03-01
JP2009067041A (ja) 2009-04-02
KR20090019706A (ko) 2009-02-25
DE602008004704D1 (de) 2011-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5182495B2 (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
US8089695B2 (en) Line head and image forming apparatus using the same
JP5136778B2 (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP5196145B2 (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP2009051194A (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
US8022975B2 (en) Line head and image forming apparatus using the same
US7733363B2 (en) Line head and image forming device using the same
JP2008132760A (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
EP2028014B1 (en) Line head and image forming apparatus using the same
US8194112B2 (en) Line head and image forming apparatus
EP2020293B1 (en) Linehead and imaging apparatus incorporating the same
US8179416B2 (en) Line head and image forming apparatus
JP2008105298A (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP4930697B2 (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP5088496B2 (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
JP2008105299A (ja) ラインヘッド及びそれを用いた画像形成装置
US7952600B2 (en) Image forming method for forming images of plural colors on an image carrier at once
JP2008168562A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP7188006B2 (ja) 光書込装置、および画像形成装置
JP2012245635A (ja) 露光ヘッド、画像形成装置
JP2010058420A (ja) ラインヘッド、および画像形成装置
JP2012245634A (ja) 露光ヘッド、画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121017

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121030

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees