JP2010058420A - ラインヘッド、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のレンズ行を用いて感光体等の潜像担持体の表面を露光するにあたって、潜像担持体の表面の副走査方向断面に湾曲がある場合の光学系行ごとに生じるピントずれを軽減し露光不良の発生を抑制することが可能なラインヘッドを提供する。
【解決手段】複数のレンズ行のそれぞれは、潜像担持体表面の副走査方向において互いに異なる対向位置に対向しており、潜像担持体の表面のうちラインヘッドと対向する表面領域は副走査断面において湾曲しており、発光素子から放射された光を感光体表面に結像する光学系は2つの正のパワーをもったレンズ面を備え、像側レンズ面から感光体面までの距離が長いレンズ行において、物体側レンズ面の曲率を小さく、かつ、像側レンズ面の曲率を大きく設定する。
【選択図】図16
【解決手段】複数のレンズ行のそれぞれは、潜像担持体表面の副走査方向において互いに異なる対向位置に対向しており、潜像担持体の表面のうちラインヘッドと対向する表面領域は副走査断面において湾曲しており、発光素子から放射された光を感光体表面に結像する光学系は2つの正のパワーをもったレンズ面を備え、像側レンズ面から感光体面までの距離が長いレンズ行において、物体側レンズ面の曲率を小さく、かつ、像側レンズ面の曲率を大きく設定する。
【選択図】図16
Description
この発明は、感光体等の潜像担持体表面を露光することで画像を形成するラインヘッドおよび画像形成装置に関するものである。
潜像担持体である感光体の表面を副走査方向に搬送しつつ、該感光体表面に光ビームを露光することで静電潜像を形成する技術が知られている。つまり、かかる技術では、感光体表面に光ビームを主走査方向である第1の方向に並べて露光しつつ、感光体表面を第1の方向と直交または略直交する副走査方向である第2の方向に搬送することで、感光体表面に対して2次元の静電潜像が形成される。また、特許文献1には、発光素子から射出された光ビームを感光体表面に向けて結像するラインヘッドが記載されるとともに、該ラインヘッドを用いて感光体表面を露光する技術が記載されている。より具体的には、かかるラインヘッドでは、複数の発光素子からなる発光素子群が、主走査方向に対応する長手方向に複数並べられた発光素子群行が形成され、さらに発光素子群行が副走査方向に複数行配置されることで2次元的にならんでいる。また、発光素子群に一対一で対応して結像光学系が配置されている。そして、結像光学系の各々によって、対応する発光素子群の発光素子の像が、被投影面である感光体表面に投影される。すなわち、発光素子から射出された光ビームは感光体表面に集光される。そして、このように集光された光ビームにより、感光体表面が露光される。
特許文献1記載の技術では、いわゆる感光体ドラムのように、表面の形状が湾曲している感光体に対して、複数の結像光学系行を用いて露光を行なうにあたっては、次のような問題が発生する場合があった。
複数の結像光学系行を用いるラインヘッドは、これら複数の結像光学系行を、感光体表面の搬送方向である副走査方向に対応する幅方向に並べて、該感光体表面に対向配置する。このとき、複数の結像光学系行のそれぞれは、感光体表面の副走査方向において互いに異なる対向位置に対向する。したがって、異なる光学系行に属する光学系によって集光された光ビームの位置は、副走査方向において互いに異なる。これに対して、感光体の表面が副走査方向断面において湾曲していると、かかる湾曲に起因して、複数の光学系行の間で、結像光学系と感光体表面との距離に差異が発生する場合があるが、各結像光学系行が同じ場合には結像光学系から像面までの距離は結像光学系行によらず略一定であり、結果として、一部の光学系行においてピントずれが生じ良好な結像状態がえられず結像光学系行によって光書き込みのムラとなって露光不良が発生するという課題があった。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するように、以下の形態、又は適用例として実現される。
[適用例1]本適用例のラインヘッドは、正屈折力を持った2つのレンズ面を有する結像光学系が第1の方向に並べられた結像光学系行を、前記第1の方向と直交または略直交する第2の方向に複数行配置されることで前記結像光学系が2次元的に配置された結像光学系群と、複数の発光素子を有する発光素子群が前記結像光学系に1対1に対応するように配置された発光素子アレイとを有し、少なくとも一つの前記結像光学系行の前記2つのレンズ面の曲率が、他の前記結像光学系行と異なっていることを特徴とする。
この構成によれば、2つのレンズ面の曲率が異なる結像光学系行を有していることから、結像面までの距離が異なっても結像位置を一致または略一致させることが可能となる。これにより、発光素子から放射された光線を良好に感光体表面に集光することができ、感光体表面に湾曲や傾きがあったとしても結像光学系の副走査方向位置によって生じる露光不良を軽減することができる。
[適用例2]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記2つのレンズ面のうち、物体側レンズ面の前記第1の方向の断面における曲率をCUR1、像側レンズ面の前記第1の方向の断面における曲率をCUR2として、前記一つの結像光学系行に含まれる前記結像光学系のCUR1をCUR1S、CUR2をCUR2Sとし、前記他の結像光学系行に含まれる前記結像光学系のCUR1をCUR1L、CUR2をCUR2Lとして、少なくとも一組の前記結像光学系行が下式を満足することを特徴とする。
|CUR1L| < |CUR1S|、
|CUR2L| > |CUR2S|。
|CUR1L| < |CUR1S|、
|CUR2L| > |CUR2S|。
この構成によれば、結像光学系の第2の方向に対応する副走査方向位置によって生じる結像光学系と感光体表面との距離の差異に応じて、結像光学系の像面を湾曲した感光体表面に一致または略一致させ、発光素子から放射された光線を良好に感光体表面に集光することができ、感光体表面に湾曲や傾きがあったとしても結像光学系の副走査方向位置によって生じる露光不良を軽減することができる。
[適用例3]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記結像光学系の最も像側の面から前記結像光学系の像面までの距離をWDとして、複数行配置された前記結像光学系行のうち、最もWDが大きな行のCUR1がCUR1L、最もWDが小さな行のCUR1がCUR1S、最もWDが大きな行のCUR2がCUR2L、最もWDが小さな行のCUR2がCUR2Sに対応していることを特徴とする。
この構成によれば、複数の光学系行の間の光学系と感光体表面との距離の差異に応じて、結像光学系の像面を湾曲した感光体表面に一致または略一致させることができ、光学系行毎に生じる露光不良を軽減することができる。
[適用例4]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記2つのレンズ面が、光軸方向に配されていることを特徴とする。
本適用例によれば、レンズ面の心ズレによる収差の発生を軽減し、感光体表面に良好に発光素子の像を投影することができる。
[適用例5]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記結像光学系行の行数が3以上であって、前記第2の方向の端に位置する結像光学系行のWDが他の結像光学系行のWDより大きくなるように配置され、前記第2の方向の端に位置する結像光学系行のCUR1がCUR1L、前記第2の方向の最も中心寄りに位置する結像光学系行のCUR1がCUR1S、前記第2の方向の端に位置する結像光学系行のCUR2がCUR2L、前記第2の方向の最も中心寄りに位置する結像光学系行のCUR2がCUR2Sに対応することを特徴とする。
本適用例によれば、複数の光学系行の間の光学系と感光体表面との距離の差異をなるべく小さく抑え、より良好な感光体表面への発光素子の像を投影が可能となる。
[適用例6]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記結像光学系が、該結像光学系全体の物体側焦点面に開口絞りを有することを特徴とする。
本適用例によれば、結像光学系は像側テレセントリックとなり、感光体面の湾曲に起因して光学系と感光体表面の距離に結像光学系行ごとの差異があっても感光体表面に投影された発光素子像の位置がずれにくく、より高精度な光書き込みが可能となる。
[適用例7]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記結像光学系が、前記物体側レンズ面に近接して開口絞りを配置したことを特徴とする。
本適用例によれば、画角が小さく押さえられ光学系の収差を軽減することができ、より良好な光書き込みが可能となる。
[適用例8]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記結像光学系が、光の入射面と射出面とに正屈折力のレンズ面を有する1枚のレンズを有することを特徴とする。
本適用例によれば、1枚のレンズの両面に正屈折力を持つレンズ面を一体的に形成することができ、前記2つのレンズ面の高精度な位置合わせが可能となって、湾曲した感光体表面に対してより高精度に像面を合わせることができる。
[適用例9]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記結像光学系が、一方の面が正屈折力のレンズ面で他方の面が平面のレンズを2枚有し、前記結像光学系群は、複数の前記正屈折力のレンズ面を二次元的に一体形成されたレンズアレイを有することを特徴とする。
本適用例によれば、剛性の高いガラス基材の上に高精度に二次元的に正屈折力のレンズ面が形成され、前記光学系行の間の距離を高精度に保つことができ、湾曲した感光体表面に対してより高精度に像面を合わせることができる。
[適用例10]上記適用例に記載のラインヘッドは、前記結像光学系の2枚のレンズのうち、像側レンズの像側の面が平面であることを特徴とする。
本適用例によれば、感光体表面とラインヘッドの位置を把握しやすくなり、感光体表面に対してより高精度に像面を合わせることができる。
[適用例11]本適用例の画像形成装置は、正屈折力を持った2つのレンズ面を有する結像光学系が第1の方向に並べられた結像光学系行を、前記第1の方向と直交または略直交する第2の方向に複数行配置されることで前記結像光学系が2次元的に配置された結像光学系群と、複数の発光素子を有する発光素子群が前記結像光学系に1対1に対応するように配置された発光素子アレイとを有し、少なくとも一つの前記結像光学系行の前記2つのレンズ面の曲率が、他の前記結像光学系行と異なっていることを特徴とするラインヘッドと、前記第1の方向に所定長さを有する表面が前記第2の方向に搬送される潜像担持体と、を備えたことを特徴とする。
[適用例12]上記適用例に記載の画像形成装置は、前記潜像担持体の表面が前記第2の方向の断面において前記ラインヘッドに向かって凸に湾曲しており、前記結像光学系の最も像側の面から前記結像光学系の像面までの距離をWDとし、前記結像光学系の最も像側の面から前記潜像担持体表面までの距離をldとして、前記ldと前記WDとが一致または略一致するように前記ラインヘッドが配置されていることを特徴とする。
本適用例によれば、上記適用例に記載のラインヘッドと、第1の方向に所定長さを有する表面が第2の方向に搬送される感光体とを備えているため、感光体の表面に第2の方向の断面内の湾曲があっても、結像光学系行ごとに感光体表面との距離の差異によって生じる露光不良を軽減することができる。
図1は本発明にかかる画像形成装置の一実施形態を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示す図である。この装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成するカラーモードと、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードとを選択的に実行可能な画像形成装置である。なお図1は、カラーモード実行時に対応する図面である。この画像形成装置では、ホストコンピューターなどの外部装置から画像形成指令がCPUやメモリなどを有するメインコントローラMCに与えられると、このメインコントローラMCはエンジンコントローラECに制御信号などを与えるとともに画像形成指令に対応するビデオデータVDをヘッドコントローラHCに与える。また、このヘッドコントローラHCは、メインコントローラMCからのビデオデータVDとエンジンコントローラECからの垂直同期信号Vsyncおよびパラメータ値とに基づき各色のラインヘッド29を制御する。これによって、エンジン部EGが所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートに画像形成指令に対応する画像を形成する。
この実施形態にかかる画像形成装置が有するハウジング本体3内には、電源回路基板、メインコントローラMC、エンジンコントローラECおよびヘッドコントローラHCを内蔵する電装品ボックス5が設けられている。また、画像形成ユニット7、転写ベルトユニット8および給紙ユニット11もハウジング本体3内に配設されている。また、図1においてハウジング本体3内右側には、2次転写ユニット12、定着ユニット13、シート案内部材15が配設されている。なお、給紙ユニット11は、装置本体1に対して着脱自在に構成されている。そして、該給紙ユニット11および転写ベルトユニット8については、それぞれ取り外して修理または交換を行うことが可能な構成になっている。
画像形成ユニット7は、複数の異なる色の画像を形成する4個の画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンタ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備えている。また、各画像形成ステーションY,M,C,Kは、図1紙面奥行き方向に対応する主走査方向に所定長さの表面を有する円筒形の感光体ドラム21を潜像担持体として設けている。そして、各画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれは、対応する色のトナー像を、感光体ドラム21の表面に形成する。感光体ドラムは、軸方向が主走査方向に略平行となるように配置されている。また、各感光体ドラム21はそれぞれ専用の駆動モータに接続され図中矢印D21の方向に所定速度で回転駆動される。これにより感光体ドラム21の表面が、主走査方向に直交または略直交する副走査方向に搬送されることとなる。また、感光体ドラム21の周囲には、回転方向に沿って帯電部23、ラインヘッド29、現像部25および感光体クリーナ27が配設されている。そして、これらの機能部によって帯電動作、潜像形成動作及びトナー現像動作が実行される。したがって、カラーモード実行時は、全ての画像形成ステーションY,M,C,Kで形成されたトナー像を転写ベルトユニット8が有する転写ベルト81に重ね合わせてカラー画像を形成するとともに、モノクロモード実行時は、画像形成ステーションKで形成されたトナー像のみを用いてモノクロ画像を形成する。なお、図1において、画像形成ユニット7の各画像形成ステーションは構成が互いに同一のため、図示の便宜上一部の画像形成ステーションのみに符号をつけて、他の画像形成ステーションについては符号を省略する。
帯電部23は、その表面が弾性ゴムで構成された帯電ローラを備えている。この帯電ローラは帯電位置で感光体ドラム21の表面と当接して従動回転するように構成されており、感光体ドラム21の回転動作に伴って感光体ドラム21に対して従動方向に周速で従動回転する。また、この帯電ローラは帯電バイアス発生部(図示省略)に接続されており、帯電バイアス発生部からの帯電バイアスの給電を受けて帯電部23と感光体ドラム21が当接する帯電位置で感光体ドラム21の表面を帯電させる。
ラインヘッド29は、その長手方向が主走査方向に対応するとともに、その幅方向が副走査方向に対応するように、感光体ドラム21に対して配置されている。したがって、ラインヘッド29の長手方向は、主走査方向と略平行である。そして、ラインヘッドは、長手方向に並べて配置された複数の発光素子を備えるとともに、感光体ドラム21から離間配置されている。そして、これらの発光素子から、帯電部23により帯電された感光体ドラム21の表面に対して光を照射して(つまり、露光して)該表面に潜像を形成する(露光工程)。なお、この実施形態では、各色のラインヘッド29を制御するためにヘッドコントローラHCが設けられ、メインコントローラMCからのビデオデータVDと、エンジンコントローラECからの信号とに基づき各ラインヘッド29を制御している。すなわち、この実施形態では、画像形成指令に含まれる画像データがメインコントローラMCの画像処理部51に入力される。そして、該画像データに対して種々の画像処理が施されて各色のビデオデータVDが作成されるとともに、該ビデオデータVDがメイン側通信モジュール52を介してヘッドコントローラHCに与えられる。また、ヘッドコントローラHCでは、ビデオデータVDはヘッド側通信モジュール53を介してヘッド制御モジュール54に与えられる。このヘッド制御モジュール54には、上記したように潜像形成に関連するパラメータ値を示す信号と垂直同期信号VsyncがエンジンコントローラECから与えられている。そして、これらの信号およびビデオデータVDなどに基づきヘッドコントローラHCは各色のラインヘッド29に対して素子駆動を制御するための信号を作成し、各ラインヘッド29に出力する。こうすることで、各ラインヘッド29において発光素子の作動が適切に制御されて画像形成指令に対応する潜像が形成される。
そして、この実施形態においては、各画像形成ステーションY,M,C,Kの感光体ドラム21、帯電部23、現像部25および感光体クリーナ27を感光体カートリッジとしてユニット化している。また、各感光体カートリッジには、該感光体カートリッジに関する情報を記憶するための不揮発性メモリがそれぞれ設けられている。そして、エンジンコントローラECと各感光体カートリッジとの間で無線通信が行われる。こうすることで、各感光体カートリッジに関する情報がエンジンコントローラECに伝達されるとともに、各メモリ内の情報が更新記憶される。
現像部25は、その表面にトナーを担持する現像ローラ251を有する。そして、現像ローラ251と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラ251に印加される現像バイアスによって、現像ローラ251と感光体ドラム21とが当接する現像位置において、帯電トナーが現像ローラ251から感光体ドラム21に移動してラインヘッド29により形成された静電潜像が顕在化される。
このように上記現像位置において顕在化されたトナー像は、感光体ドラム21の回転方向D21に搬送された後、後に詳述する転写ベルト81と各感光体ドラム21が当接する1次転写位置TR1において転写ベルト81に1次転写される。
また、この実施形態では、感光体ドラム21の回転方向D21の1次転写位置TR1の下流側で且つ帯電部23の上流側に、感光体ドラム21の表面に当接して感光体クリーナ27が設けられている。この感光体クリーナ27は、感光体ドラムの表面に当接することで1次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナーをクリーニング除去する。
転写ベルトユニット8は、駆動ローラ82と、図1において駆動ローラ82の左側に配設される従動ローラ83(ブレード対向ローラ)と、これらのローラに張架され図示矢印D81の方向(搬送方向)へ循環駆動される転写ベルト81とを備えている。また、転写ベルトユニット8は、転写ベルト81の内側に、感光体カートリッジ装着時において各画像形成ステーションY,M,C,Kが有する感光体ドラム21各々に対して一対一で対向配置される、4個の1次転写ローラ85Y,85M,85C,85Kを備えている。これらの1次転写ローラ85は、それぞれ1次転写バイアス発生部(図示省略)と電気的に接続される。そして、後に詳述するように、カラーモード実行時は、図1に示すように全ての1次転写ローラ85Y,85M,85C,85Kを画像形成ステーションY,M,C,K側に位置決めすることで、転写ベルト81を画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれが有する感光体ドラム21に押し遣り当接させて、各感光体ドラム21と転写ベルト81との間に1次転写位置TR1を形成する。そして、適当なタイミングで上記1次転写バイアス発生部から1次転写ローラ85に1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、それぞれに対応する1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してカラー画像を形成する。
一方、モノクロモード実行時は、4個の1次転写ローラ85のうち、カラー1次転写ローラ85Y,85M,85Cをそれぞれが対向する画像形成ステーションY,M,Cから離間させるとともにモノクロ1次転写ローラ85Kのみを画像形成ステーションKに当接させることで、モノクロ画像形成ステーションKのみを転写ベルト81に当接させる。その結果、モノクロ1次転写ローラ85Kと画像形成ステーションKとの間にのみ1次転写位置TR1が形成される。そして、適当なタイミングで上記1次転写バイアス発生部からモノクロ1次転写ローラ85Kに1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してモノクロ画像を形成する。
さらに、転写ベルトユニット8は、モノクロ1次転写ローラ85Kの下流側で且つ駆動ローラ82の上流側に配設された下流ガイドローラ86を備える。また、この下流ガイドローラ86は、モノクロ1次転写ローラ85Kが画像形成ステーションKの感光体ドラム21に当接して形成する1次転写位置TR1での1次転写ローラ85Kと感光体ドラム21との共通内接線上において、転写ベルト81に当接するように構成されている。
駆動ローラ82は、転写ベルト81を図示矢印D81の方向に循環駆動するとともに、2次転写ローラ121のバックアップローラを兼ねている。駆動ローラ82の周面には、厚さ3mm程度、体積抵抗率が1000kΩ・cm以下のゴム層が形成されており、金属製の軸を介して接地することにより、図示を省略する2次転写バイアス発生部から2次転写ローラ121を介して供給される2次転写バイアスの導電経路としている。このように駆動ローラ82に高摩擦かつ衝撃吸収性を有するゴム層を設けることにより、駆動ローラ82と2次転写ローラ121との当接部分(2次転写位置TR2)へのシートが進入する際の衝撃が転写ベルト81に伝達しにくく、画質の劣化を防止することができる。
給紙ユニット11は、シートを積層保持可能である給紙カセット77と、給紙カセット77からシートを一枚ずつ給紙するピックアップローラ79とを有する給紙部を備えている。ピックアップローラ79により給紙部から給紙されたシートは、レジストローラ対80において給紙タイミングが調整された後、シート案内部材15に沿って2次転写位置TR2に給紙される。
2次転写ローラ121は、転写ベルト81に対して離当接自在に設けられ、2次転写ローラ駆動機構(図示省略)により離当接駆動される。定着ユニット13は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ131と、この加熱ローラ131を押圧付勢する加圧部132とを有している。そして、その表面に画像が2次転写されたシートは、シート案内部材15により、加熱ローラ131と加圧部132の加圧ベルト1323とで形成するニップ部に案内され、該ニップ部において所定の温度で画像が熱定着される。加圧部132は、2つのローラ1321,1322と、これらに張架される加圧ベルト1323とで構成されている。そして、加圧ベルト1323の表面のうち、2つのローラ1321,1322により張られたベルト張面を加熱ローラ131の周面に押し付けることで、加熱ローラ131と加圧ベルト1323とで形成するニップ部が広くとれるように構成されている。また、こうして定着処理を受けたシートはハウジング本体3の上面部に設けられた排紙トレイ4に搬送される。
また、この装置では、ブレード対向ローラ83に対向してクリーナ部71が配設されている。クリーナ部71は、クリーナブレード711と廃トナーボックス713とを有する。クリーナブレード711は、その先端部を転写ベルト81を介してブレード対向ローラ83に当接することで、2次転写後に転写ベルトに残留するトナーや紙粉等の異物を除去する。そして、このように除去された異物は、廃トナーボックス713に回収される。また、クリーナブレード711及び廃トナーボックス713は、ブレード対向ローラ83と一体的に構成されている。したがって、次に説明するようにブレード対向ローラ83が移動する場合は、ブレード対向ローラ83と一緒にクリーナブレード711及び廃トナーボックス713も移動することとなる。
図3は、本発明にかかるラインヘッドの一実施形態の概略を示す斜視図である。また、図4は、本発明にかかるラインヘッドおよび感光体ドラムの一部の一実施形態の幅方向の断面図である。発光素子アレイ基板293の一つの面上には複数の発光素子群295が設けられている。このとき、発光素子群は主走査方向に対応する長手方向LGDに並んで発光素子群行となり、さらに発光素子群行が主走査方向と直交または略直交する副走査方向に対応する幅方向LTDに複数配置されることで発光素子群が2次元的に形成される。本実施形態では、発光素子としてボトムエミッション型の有機EL(Electro-Luminescence)素子を用いる。つまり、本実施形態では、発光素子アレイ基板293の裏面に有機EL素子を発光素子として配置している。これにより、全ての発光素子2951(図8参照)は、同一平面(発光素子アレイ基板293の裏面)の上に配置される。そして、同発光素子アレイ基板293に形成された駆動回路によって各発光素子が駆動されると、該発光素子から感光体ドラム21の方向に光ビームが射出される。射出された光ビームは、遮光部材297に形成された導光孔2971を通過し、レンズアレイ299に設けられたレンズLS(図5参照)により、結像光学系の最も像側の面からWDの距離にある像面で結像する。
本実施形態においては、遮光部材297が発光素子から放射された光線の通過を制御する絞り板の役目を果たしており、絞り開口の形状としては導光孔2971の像側端面形状、絞り開口の位置としては導光孔2971の像側端面が相当するが、もちろん、絞り開口が設けられた薄肉の絞り板を配してもよい。
図7はラインヘッドにおける発光素子群の配置を示す図である。図8は、各発光素子群における発光素子の配置を示す図である。本実施形態では、各発光素子群295において、長手方向LGDに8個の発光素子2951が所定の素子ピッチPelで並べられている。また、本実施形態の各発光素子群295は、長手方向LGDに4個の発光素子2951を所定間隔(素子ピッチPelの2倍の間隔)で並べてなる発光素子行2951Rを、幅方向LTDに素子行ピッチPelrだけ間隔を空けて2行配置している。そして、複数の発光素子群295は次のように配置されている。
つまり、発光素子群295を長手方向LGDに所定個数並べて構成される発光素子群行295Rが、幅方向LTDに3行並ぶように、複数の発光素子群295は配置されている。また、全ての発光素子群295は、互いに異なる長手方向位置に配置されている。更に、長手方向位置が隣り合う発光素子群(例えば、発光素子群295_C1と発光素子群295_B1)の幅方向位置が互いに異なるように、複数の発光素子群295は配置されている。なお、本明細書において、発光素子2951の幾何重心を発光素子2951の位置とするとともに、同一の発光素子群295に属する全ての発光素子位置の幾何重心を発光素子群295の位置とする。また、長手方向位置及び幅方向位置とはそれぞれ注目する位置の長手方向成分及び幅方向成分を意味する。
図5は、複数のレンズが一体的に形成されたレンズアレイの概略を示す斜視図で、図6は、レンズアレイの長手方向LGDの断面図である。レンズアレイ299は、レンズ基板2991を有する。そして、該レンズ基板2991の裏面29911にレンズLSの第1面LSFfが形成されるとともに、レンズ基板2991の表面29912にレンズLSの第2面LSFsが第1面LSFfの光軸と第2面LSFsの光軸が一致または略一致するように形成される。そして、互いに対向するレンズの第1面LSFfと第2面LSFsと、これら2面に挟まれるレンズ基板2991とで、1つのレンズLSとして機能する。なお、レンズ基板2991はガラスなどの線膨張係数の小さな透光材料とすることができる。また、レンズLSの第1面LSFfおよび第2面LSFsは、例えば透光性の光硬化樹脂といった成形しやすい材料により形成することができる。
また、遮光部材297に設けられた導光孔2971が、レンズLSの光軸OAと導光孔2971の中心軸が略一致するように配置され、導光孔2971の像側端は絞り開口として機能する。結像光学系はレンズLSと絞り開口とによって形成されており、発光素子から放射された光線を感光体ドラム21の表面に集光する役割を果たす。
そして、レンズアレイ299は、複数のレンズLSをそれぞれの光軸OAが互いに略平行となるように配置している。また、図4にあるようにレンズアレイ299は、レンズLSの光軸OAが、発光素子アレイ基板293の裏面(発光素子2951が配置されている面)に略直交するように配置されている。このとき、レンズアレイ299に形成された複数のレンズLSは、複数の発光素子群295にそれぞれ一対一で配置されている。つまり、複数のレンズLSは、図7に示される発光素子群295の配置に対応して、長手方向LGD及び幅方向LTDに互いに所定間隔だけ離れて図5に示されるように2次元的に配置されている。より具体的に述べると、長手方向LGDに複数のレンズLSを並べてなるレンズ行LSRを、幅方向LTDに複数行並べている。なお、本実施形態では、3行のレンズ行LSR1、LSR2、LSR3が幅方向LTDに並べられている。また、3行のレンズ行LSR1〜LSR3は、長手方向互いに所定のレンズピッチPlsだけずれて配置されている。
前述のように、レンズLSに対応して絞り開口の役割を果たす遮光部材297の導光孔2971が設けられており、レンズと同様に結像光学系が主走査方向に対応する長手方向LGDに配列され結像光学系行となり、さらに、結像光学系行が3行ならんで、2次元的に配置された結像光学系群を形成している。
本実施内容を具体的に説明する。
図16は、ラインヘッドと感光体ドラムとの配置関係を示す副走査断面図である。なお、同図上段は、同図下段の破線四角部分を拡大して表示したものである。図9は、ラインヘッドが有するレンズアレイと感光体ドラムとの配置関係を示す副走査断面図である。つまり、図16、図9ともに、ラインヘッドと感光体ドラムとの配置関係を長手方向LGDから見た場合を表している。
図16は、ラインヘッドと感光体ドラムとの配置関係を示す副走査断面図である。なお、同図上段は、同図下段の破線四角部分を拡大して表示したものである。図9は、ラインヘッドが有するレンズアレイと感光体ドラムとの配置関係を示す副走査断面図である。つまり、図16、図9ともに、ラインヘッドと感光体ドラムとの配置関係を長手方向LGDから見た場合を表している。
3行のレンズ行LSR1〜LSR3は、幅方向LTDの互いに異なる配置位置AP1〜AP3に配置されている。より具体的には、3行のレンズ行LSR1〜LSR3は、幅方向LTDにレンズ行ピッチPlsrで並ぶとともに、対称軸SAに対して幅方向LTDに略対称に配置されている。また、レンズ行LSR1〜LSR3は、それぞれに属するレンズLS1〜LS3の光軸OA1〜OA3が互いに平行となるように配置されている。なお、同図において、レンズLS2の光軸OAは、対称軸SAと一致する。そして、レンズアレイ299は、対称軸SAが感光体ドラム21の表面形状の曲率中心CC21を通るように配置されている。よって、対称軸SAは、感光体ドラム21の回転軸を通ることとなる。
レンズ行LSR1〜LSR3は、いずれも感光体ドラム21の表面に対向して配置されている。このとき、レンズ行LSR1〜LSR3それぞれは、感光体ドラム表面(潜像担持体表面)の副走査方向において互いに異なる対向位置FCP1〜FCP3に対向する。したがって、結像光学系の最も像側の面から感光体ドラム表面との距離ld(ld1〜ld3)は次のような関係となる。
ld1=ld3>ld2
ld1=ld3>ld2
このldと結像光学系の最も像側の面から像面までの距離WD(図4参照)がそれぞれの結像光学系行において一致または略一致するように、ldが最も大きな結像光学系行のレンズ行LSR1およびLSR3の物体側レンズ面LSFf1およびLSFf3の主走査方向断面曲率をCUR1Lとし、ldが最も小さな結像光学系行のレンズ行LSR2の物体側レンズ面LSFf2の主走査方向断面曲率をCUR1Sとし、また、ldが最も大きな結像光学系行のレンズ行LSR1およびLSR3の像側レンズ面LSFs1およびLSFs3の主走査方向断面曲率をCUR2Lとし、ldが最も小さな結像光学系行のレンズ行LSR2の物体側レンズ面LSFs2の主走査方向断面曲率をCUR2Sとしたとき、本発明においては次の式(3)、式(4)を満たすようにレンズ面曲率を構成する。
|CUR1L| < |CUR1S|・・・(3)
|CUR2L| > |CUR2S|・・・(4)
これによって、感光体ドラム表面の曲率に起因して生じる結像光学系と感光体ドラム表面との距離ldの結像光学系行毎の差によって生じる一部結像光学系行のピントずれを軽減し、感光体ドラム表面に良好にビームLBを収束させることができる。
|CUR1L| < |CUR1S|・・・(3)
|CUR2L| > |CUR2S|・・・(4)
これによって、感光体ドラム表面の曲率に起因して生じる結像光学系と感光体ドラム表面との距離ldの結像光学系行毎の差によって生じる一部結像光学系行のピントずれを軽減し、感光体ドラム表面に良好にビームLBを収束させることができる。
レンズ行LSR1に属するレンズLS1は、該レンズLS1が対向する発光素子群295から射出された光ビームLB1を、対向位置FCP1に向けて収束させる。その結果、光ビームLB1は、対向位置FCP1に略一致する結像位置FP1に結像される。また、レンズ行LSR2に属するレンズLS2は、該レンズLS2が対向する発光素子群295から射出された光ビームLB2を、対向位置FCP2に向けて収束させる。その結果、光ビームLB2は、対向位置FCP2に略一致する結像位置FP2に結像される。また、レンズ行LSR3に属するレンズLS3は、該レンズLS3が対向する発光素子群295から射出された光ビームLB3を、対向位置FCP3に向けて結像する。その結果、光ビームLB3は、対向位置FCP3に略一致する結像位置FP3に結像される。ここで、結像位置FPとは、レンズLSを通過した光ビームLBが、最も小さいスポット径で像を形成する位置とその近傍である。
つまり、感光体ドラム表面の曲率と結像光学系行の副走査方向位置に応じて、結像光学系から感光体ドラム表面の距離ldがレンズ行によって異なるが、本発明によれば、レンズ行毎に距離ldに応じて式(3)、式(4)に従ってレンズ断面形状を異ならせることで結像点を感光体ドラム表面に略一致させることができ、その結果、感光体ドラム表面が副走査断面において湾曲していても、露光不良の発生を軽減することができる。
つまり、感光体ドラム表面の曲率と結像光学系行の副走査方向位置に応じて、結像光学系から感光体ドラム表面の距離ldがレンズ行によって異なるが、本発明によれば、レンズ行毎に距離ldに応じて式(3)、式(4)に従ってレンズ断面形状を異ならせることで結像点を感光体ドラム表面に略一致させることができ、その結果、感光体ドラム表面が副走査断面において湾曲していても、露光不良の発生を軽減することができる。
[比較例1]
まず、従来技術すなわち結像光学系の構成が全ての結像光学系行で同じ場合として比較例1を示す。これは、発明の理解を容易にするために、図9で示したような感光体ドラム21とラインヘッド29との配置関係において、全てのレンズLSのレンズ構成およびレンズ位置を同じとした場合のシミュレーション結果を通じて、露光不良の具体的内容を説明するものである。
まず、従来技術すなわち結像光学系の構成が全ての結像光学系行で同じ場合として比較例1を示す。これは、発明の理解を容易にするために、図9で示したような感光体ドラム21とラインヘッド29との配置関係において、全てのレンズLSのレンズ構成およびレンズ位置を同じとした場合のシミュレーション結果を通じて、露光不良の具体的内容を説明するものである。
表1は、比較例1のシミュレーションで用いたレンズLSのレンズデータである。面番号S1〜S6について、図10、図11を用いて説明する。面番号S1は、物体面、即ち発光素子2951(図8参照)が配置される発光素子アレイ基板293の裏面に対応する。面番号S2は、発光素子アレイ基板293の表面に対応する。面番号S3は、開口絞りDIAが配置された面(絞り面)に対応する。開口絞りDIAはレンズLSの前側(発光素子アレイ基板293が設けられている側)焦点近傍に配置されており、像側テレセントリックが実現されている。面番号S4は、レンズLSの第1面LSFfに対応する。面番号S5は、レンズLSの第2面LSFsに対応する。面番号S6は、像面IP、即ち感光体ドラム(潜像担持体)の表面に対応する。ここで、面番号S1〜S3までの面間隔の和がレンズ位置を与える。また、面番号S4の面間隔がレンズ厚さを与え、開口絞り面S3から像側レンズ面S5までが結像光学系OSとなる。
表2は、非球面S4、S5の非球面係数および面の平均曲率である。式(1)は、非球面の形状を与える式であり、非球面S4、S5の形状は、表2の非球面係数の値と式(1)で定義される。ここで、面の平均曲率とはレンズ面を球面で近似したときの球面曲率である。レンズ面が球面の場合はレンズの光軸上の曲率と平均曲率とは一致するが、非球面の場合は異なる値となる。非球面のレンズ面においては、レンズ中心とレンズ周縁の曲率が異なるためレンズ面の特性を大局的に示す指標として平均曲率が有効であり、本発明においては非球面に対しては平均曲率をレンズ面曲率として扱えばよい。“||”は絶対値をとった値であることを意味している。表2に記載のレンズデータは光線の進む方向を正として面形状を定義しているため、共に正パワーを有するS4とS5であるが、曲率CURVの符号は正と負で反転する。しかしながら、後述の他の実施例にでてくる2枚の凸平レンズで構成の場合も考えられ、そのような場合にも適用できるように、平均曲率の絶対値に着目している。
表3は、比較例1におけるシミュレーションにおいて用いた光学系諸元である。ここで、波長は、発光素子から射出される光ビームの波長である。レンズ径は、レンズLSの射出面、即ち第2面LSFsの直径である。また、同諸元において物体高0.6mmとあるのは、シミュレーションを物体高0.6mmにある仮想発光素子から光ビームが射出されたとの条件で行なったことを意味しており、これは発光素子群の中の端に位置する画素を想定している。このとき、光学倍率は−0.5で像高は−0.3mmとなり、発光素子の像が像面では光学系の光軸から−0.3mmの位置に投影されることを示す。
感光体ドラムを直径40mmの円筒とし、結像光学系行のピッチを1.77mmとすると、図12のように、レンズ行LSR2を含む結像光学系行OSR2で感光体表面にピントが合うように調整されている場合、両端のレンズ行LSR1およびLSR3を含む結像光学系行OSR1およびOSR3では結像位置が感光体から78μmずれる。
図13は比較例1の結像光学系行OSR2における感光体表面でのスポットダイアグラムであり、図14は比較例1の結像光学系行OSR1およびOSR3における感光体表面でのスポットダイアグラムである。スポットダイアグラムとは入射瞳を格子状に区切った格子線の交点を通過するように光源から像面までを光線追跡して像面上の光線到達点を重ねてプロットしたものであり、小さくまとまっているほうが良好な結像状態と考えられ、大きく広がっているほど収差が大きく感光体表面に形成されるビームスポットはぼやけたものとなり、高精彩な光書き込みが困難となる。
比較例1の結像光学系行OSR2においては感光体ドラム表面にピントがあっており、図13のスポットダイアグラムは小さくまとまった良好な結像状態を示している。一方、図14に示されるように、感光体ドラム表面の湾曲によって生じるピントずれのため、結像光学系行OSR1およびOSR3のスポットダイアグラムは大きく広がっている。これは、結像光学系行OSR2と比べ結像光学系行OSR1およびOSR3の発光素子像はぼやけたものとなり、結像光学系行によって光書き込み品質のことなる露光不良が生じていることを表す。
比較例1の結像光学系行OSR2においては感光体ドラム表面にピントがあっており、図13のスポットダイアグラムは小さくまとまった良好な結像状態を示している。一方、図14に示されるように、感光体ドラム表面の湾曲によって生じるピントずれのため、結像光学系行OSR1およびOSR3のスポットダイアグラムは大きく広がっている。これは、結像光学系行OSR2と比べ結像光学系行OSR1およびOSR3の発光素子像はぼやけたものとなり、結像光学系行によって光書き込み品質のことなる露光不良が生じていることを表す。
次に、比較例1の課題を改善した実施例として実施例1を示す。
実施例1は感光体ドラム径、結像光学系行ピッチ、および、OSR1,OSR2,OSR3のそれぞれの面の配置を、比較例1と同一とする。また、OSR2は比較例1のOSR2と同じ構成とする。OSR1、OSR3の面構成を表4、表5のように定めた。これは本発明に従って、像側レンズ面から発光素子像を投影する投影面である感光体ドラム表面までの距離ld(表1からld2=1.169、ld1=ld3=1.247)に応じて、式(3)、式(4)を満たすように、OSR1、OSR3の物体側レンズ面と像側レンズ面の平均曲率を定めたものである。
実施例1は感光体ドラム径、結像光学系行ピッチ、および、OSR1,OSR2,OSR3のそれぞれの面の配置を、比較例1と同一とする。また、OSR2は比較例1のOSR2と同じ構成とする。OSR1、OSR3の面構成を表4、表5のように定めた。これは本発明に従って、像側レンズ面から発光素子像を投影する投影面である感光体ドラム表面までの距離ld(表1からld2=1.169、ld1=ld3=1.247)に応じて、式(3)、式(4)を満たすように、OSR1、OSR3の物体側レンズ面と像側レンズ面の平均曲率を定めたものである。
このように定めたOSR1、OSR3による感光体面上での結像性能を図15にスポットダイアグラムとして示した。比較例1のOSR1,OSR3の結像性能を示す図14と比べ、スポットダイアグラムは小さくまとまっている。ここで、実施例1のOSR2は比較例1のOSR2とまったく同じ構成であり、その結像性能は図13に示される比較例1のOSR2のスポットダイアグラムと同じになるので、実施例1のOSR1、OSR3の結像性能と実施例1のOSR2の結像性能の比較は図13と図15の比較になるが、ともに良好で同等の結像性能が示されており、均一な光書き込みが期待される。これは、本発明によってOSR1、OSR2、OSR3の3行ともに感光体ドラム表面に結像位置が略一致するように改善されたことによるものである。
[比較例2]
次に、別の形態の従来技術すなわち結像光学系の構成が全ての結像光学系行で同じ場合として比較例2を示す。
図17、18はラインヘッドの斜視図と断面図である。また、図19、20はレンズアレイの斜視図と断面図である。発光素子2951から放射された光は絞り板298の絞り開口2981を通過してレンズアレイ299Aに複数形成されたレンズLSAのうちの一つに入射し射出され、このLSAの光軸に光軸を一致するように配置されたレンズLSB(レンズアレイ299Bに形成されたレンズ)に入射し射出され、これらのレンズの効果によって感光体ドラム21の表面に集光される。
次に、別の形態の従来技術すなわち結像光学系の構成が全ての結像光学系行で同じ場合として比較例2を示す。
図17、18はラインヘッドの斜視図と断面図である。また、図19、20はレンズアレイの斜視図と断面図である。発光素子2951から放射された光は絞り板298の絞り開口2981を通過してレンズアレイ299Aに複数形成されたレンズLSAのうちの一つに入射し射出され、このLSAの光軸に光軸を一致するように配置されたレンズLSB(レンズアレイ299Bに形成されたレンズ)に入射し射出され、これらのレンズの効果によって感光体ドラム21の表面に集光される。
比較例1との違いは光学系の面構成であり、比較例1では入射面と射出面に正屈折力を持ったレンズ面を備えた1枚のレンズと絞り開口とで結像光学系OSが形成されていたが、比較例2では2枚の凸平レンズ(LSA、LSB)と絞り開口とで結像光学系OSが形成され、2枚の凸平レンズ(LSA、LSB)はともに物体側が凸面となるように配され、正屈折力を持った2つの面はそれぞれの凸平レンズの入射面(LSAi、LSBi)に備えられている。2つの凸平レンズの射出面(LSAo、LSBo)はともに平面であって屈折力を持たない。屈折力を持った2つのレンズ面の物体側面として、比較例2のLSAiが比較例1のLSFfに対応し、また、像側面として、比較例2のLSBiが比較例1のLSFsに対応している。
以上の対応は、後に説明する実施例2と実施例1でも同様である。
以上の対応は、後に説明する実施例2と実施例1でも同様である。
表6は面の配置と構成を定めるもので、非球面形状は式(2)と表7によって定められる。
図22、23は比較例2の光路の主方向および副方向断面図で、表8は、比較例2におけるシミュレーションにおいて用いた光学系諸元である。各諸元の意味は比較例1と同様である。
感光体ドラムを直径40mmの円筒とし、レンズ行のピッチを1.77mmとすると、図22のように、副走査方向中央の結像光学系行OSR2で感光体表面にピントが合うように調整されている場合、副走査方向両端の結像光学系行OSR1、OSR3では結像位置が感光体ドラム表面から78μmずれる。
図24は比較例2の結像光学系行OSR2の感光体表面でのスポットダイアグラムであり、図25は比較例2の結像光学系行OSR1、OSR3の感光体表面でのスポットダイアグラムである。比較例2のOSR2においては感光体ドラム表面に結像位置が略一致しており、図24のスポットダイアグラムは小さくまとまった良好な結像状態を示している。一方、図25に示されるOSR1,OSR3のスポットダイアグラムは、大きく広がっており、結像位置が感光体ドラム表面からずれている影響が出ている。
次に比較例2の課題を改善した実施例2を示す。実施例2は感光体ドラム径、結像光学系行ピッチおよび、結像光学系行OSR1、OSR2、OSR3のそれぞれの構成のうち面の配置を比較例2と同一とする。また、結像光学系行OSR2は比較例1のOSR2と同じ構成である。結像光学系行OSR1,OSR3の面構成を表9、表10のように定めた。これは本発明に従って、結像光学系OSの最も像側の面から感光体ドラム表面までの距離ldの値(表9からld2=0.8808、ld1=ld3=0.9588)に応じて、式(3)、式(4)を満たすように、結像光学系行OSR1,OSR3の物体側正屈折力レンズ面、および、の像側正屈折力レンズ面の平均曲率を定めたものである。
このように定めた結像光学系行OSR1、OSR3による感光体ドラム表面での結像性能を図26にスポットダイアグラムとして示した。比較例2のOSR1、OSR3の結像性能を示す図25と比べ、スポットダイアグラムは小さくまとまっていて良好である。ここで、実施例2のOSR2は比較例2のOSR2とまったく同じ構成であり、その結像性能は図24の比較例2のOSR2のスポットダイアグラムと同じになるので、実施例2のOSR1、OSR3の結像性能と実施例2のOSR2の結像性能の比較は図24と図26の比較となる。いずれも小さくまとまっており良好で同等の結像性能が得られており、均一な光書き込みが期待される。
以上の実施例では複数のレンズをレンズアレイとして形成されたものとして説明した。本発明はこのようなレンズアレイの構成に限定されるものではなく、個々に製造されたレンズを並べて使用することも可能であるが、前述の実施例のように複数のレンズが一体的に形成されたレンズアレイを使用することで高精度な組立てが容易となり、より望ましい。さらに、ガラス基材上に樹脂成形でパワーを有する複数のレンズ面を形成するようなレンズアレイの場合には、行毎にレンズ面高さが大きく異なると、成形時の樹脂収縮によるレンズ面形状の変化量が行毎に異なってしまい、レンズ品質のレンズ行毎のバラツキが大きくなってしまうが、実施例1、2で示されたとおり、本発明によればレンズ厚みや配置を大きく変えることなく、結像光学系行毎のピントずれを良好に補正できるため、レンズアレイ製造においてもレンズ行ごとの樹脂部厚みの差を小さくおさえられ、レンズ品質のバラツキも小さくおさえられる。このような観点から、本発明はレンズアレイを使ったラインヘッドに好適である。
以上のように、レンズ行毎の感光体表面からのピントずれが良好に補正された画像形成装置においては、全てのレンズ行で感光体表面近傍に結像位置が合わせられているために、良好な光書き込みが行われ、高精彩で均一な画像形成が可能となる。また、組み立て精度に起因する感光体ドラムとラインヘッドの距離の誤差が生じた場合であっても、全ての結像光学系行で同じ程度の結像性能の劣化となるため、形成する画像の精細性の劣化は生じるが、均一性の劣化は抑制することができる。
21…潜像担持体としての感光体ドラム、29…ラインヘッド、293…発光素子アレイ基板、295…発光素子群、2951…発光素子、299…レンズアレイ、LS,LSA,LSB…レンズ、LSR,LSR1,LSR2,LSR3…レンズ行、OS…結像光学系、OSR,OSR1,OSR2,OSR3…結像光学系行、LGD…長手方向(主走査方向)、LTD…幅方向(副走査方向)、CUR1,CUR2,CUR1L,CUR1S,CUR2L,CUR2S,CUR1E,CUR1C,CUR2E,CUR2C…レンズ面主走査方向断面曲率、297…遮光部材、2971…導光孔、298…開口絞り板、2981…絞り開口、OA…光軸、LSFf,LSFs…正屈折力レンズ面、Plsr…レンズ行ピッチ。
Claims (12)
- 正屈折力を持った2つのレンズ面を有する結像光学系が第1の方向に並べられた結像光学系行を、前記第1の方向と直交または略直交する第2の方向に複数行配置されることで前記結像光学系が2次元的に配置された結像光学系群と、
複数の発光素子を有する発光素子群が前記結像光学系に1対1に対応するように配置された発光素子アレイと、を有し、
少なくとも一つの前記結像光学系行の前記2つのレンズ面の曲率が、他の前記結像光学系行と異なっていることを特徴とするラインヘッド。 - 前記2つのレンズ面のうち、物体側レンズ面の前記第1の方向の断面における曲率をCUR1、像側レンズ面の前記第1の方向の断面における曲率をCUR2として、前記一つの前記結像光学系行に含まれる結像光学系のCUR1をCUR1S、CUR2をCUR2Sとし、前記他の結像光学系行に含まれる前記結像光学系のCUR1をCUR1L、CUR2をCUR2Lとして、少なくとも一組の前記結像光学系行が下式を満足することを特徴とする請求項1に記載のラインヘッド。
|CUR1L| < |CUR1S|、
|CUR2L| > |CUR2S|。 - 前記結像光学系の最も像側の面から前記結像光学系の像面までの距離をWDとして、
複数行配置された前記結像光学系行のうち、最もWDが大きな行のCUR1がCUR1L、最もWDが小さな行のCUR1がCUR1S、最もWDが大きな行のCUR2がCUR2L、最もWDが小さな行のCUR2がCUR2Sに対応していることを特徴とする請求項2に記載のラインヘッド。 - 前記2つのレンズ面が、光軸方向に配されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のラインヘッド。
- 前記結像光学系行の行数が3以上であって、前記第2の方向の端に位置する結像光学系行のWDが他の結像光学系行のWDより大きくなるように配置され、前記第2の方向の端に位置する結像光学系行のCUR1がCUR1L、前記第2の方向の最も中心寄りに位置する結像光学系行のCUR1がCUR1S、前記第2の方向の端に位置する結像光学系行のCUR2がCUR2L、前記第2の方向の最も中心寄りに位置する結像光学系行のCUR2がCUR2Sに対応することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のラインヘッド。
- 前記結像光学系が、該結像光学系全体の物体側焦点面に開口絞りを有することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のラインヘッド。
- 前記結像光学系が、前記物体側レンズ面に近接して開口絞りを有することを特徴とする請求項6に記載のラインヘッド。
- 前記結像光学系が、光の入射面と射出面とに正屈折力のレンズ面を有する1枚のレンズを有することを特徴とする請求項1に記載のラインヘッド。
- 前記結像光学系が、一方の面が正屈折力のレンズ面で他方の面が平面のレンズを2枚有し、
前記結像光学系群は、複数の前記正屈折力のレンズ面が二次元的に一体形成されたレンズアレイを有することを特徴とする請求項1に記載のラインヘッド。 - 前記結像光学系の2枚のレンズのうち、像側レンズの像側の面が平面であることを特徴とする請求項9に記載のラインヘッド。
- 正屈折力を持った2つのレンズ面を有する結像光学系が第1の方向に並べられた結像光学系行を、前記第1の方向と直交または略直交する第2の方向に複数行配置されることで前記結像光学系が2次元的に配置された結像光学系群と、
複数の発光素子を有する発光素子群が前記結像光学系に1対1に対応するように配置された発光素子アレイと、を有し、
少なくとも一つの前記結像光学系行の前記2つのレンズ面の曲率が、他の前記結像光学系行と異なっていることを特徴とするラインヘッドと、
前記第1の方向に所定長さを有する表面が前記第2の方向に搬送される潜像担持体と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記潜像担持体の表面が前記第2の方向の断面において前記ラインヘッドに向かって凸に湾曲しており、前記結像光学系の最も像側の面から前記結像光学系の像面までの距離をWDとし、前記結像光学系の最も像側の面から前記潜像担持体表面までの距離をldとして、前記ldと前記WDとが一致または略一致するように前記ラインヘッドが配置されていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008227983A JP2010058420A (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | ラインヘッド、および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008227983A JP2010058420A (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | ラインヘッド、および画像形成装置 |
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JP2010058420A true JP2010058420A (ja) | 2010-03-18 |
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JP2008227983A Withdrawn JP2010058420A (ja) | 2008-09-05 | 2008-09-05 | ラインヘッド、および画像形成装置 |
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JP (1) | JP2010058420A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020082382A (ja) * | 2018-11-16 | 2020-06-04 | コニカミノルタ株式会社 | 光書込装置、および画像形成装置 |
-
2008
- 2008-09-05 JP JP2008227983A patent/JP2010058420A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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JP2020082382A (ja) * | 2018-11-16 | 2020-06-04 | コニカミノルタ株式会社 | 光書込装置、および画像形成装置 |
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