JP2010247338A - 露光ヘッド、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】露光ヘッドに配設された開口絞りとレンズとの間隔を適切に規定することを可能とする技術を提供する。
【解決手段】光を発光する発光素子と、当該発光素子からの光が入射する第1のレンズが配設された第1の光学部材と、発光素子と第1の光学部材との間に設けられて、第1のレンズに入射する光を制限する開口絞りが配設された絞り部材と、絞り部材および第1の光学部材と当接して、絞り部材および第1の光学部材を保持する保持部材と、を備える。
【選択図】図5

Description

この発明は、発光素子からの光により被露光面を露光する露光ヘッドおよび当該露光ヘッドを用いた画像形成装置に関する。
従来から、発光素子とレンズとを用いて被露光面に光のスポットを形成して、被露光面を露光する露光ヘッドが提案されている。例えば、特許文献1記載の露光ヘッド(同文献のラインヘッド)では、複数のレンズがアレイ配置されており、さらに、各レンズには、発光素子が所定個数毎にグループ化されて対向配置されている。そして、発光素子は対向するレンズに向けて光を射出し、レンズの光学的作用により被露光面に光のスポットが形成される。なお、このスポット形成は、特許文献1記載のように複数枚のレンズの協働により実現されても良いし、1枚のレンズにより実現されても良い。
特開2008−036937号公報
ところで、このような露光ヘッドの露光動作は、種々の条件(例えば、解像度)を満たすように実行される必要がある。そのため、スポットの大きさや形状を調整したり、あるいはスポット形成に供する光の量を調整したりすることを可能とする技術が望まれていた。そこで、開口絞りによってレンズに入射する光を制限して、形成されるスポットの状態を調整することが考えられる。ただし、露光ヘッドに開口絞りを用いる場合には、開口絞りとレンズとの間隔が重要なファクターとなる。なぜなら、開口絞りとレンズとの間隔はスポットの形成状態に影響するため、この間隔が適切でないと、開口絞りを用いているにも拘わらず、結局のところ所望の露光動作が実現できないおそれがあるからである。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、露光ヘッドに配設された開口絞りとレンズとの間隔を適切に規定することを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明にかかる露光ヘッドは、上記目的を達成するために、光を発光する発光素子と、当該発光素子からの光が入射する第1のレンズが配設された第1の光学部材と、発光素子と第1の光学部材との間に設けられて、第1のレンズに入射する光を制限する開口絞りが配設された絞り部材と、絞り部材および第1の光学部材と当接して、絞り部材および第1の光学部材を保持する保持部材と、を備えたことを特徴としている。
本発明にかかる画像形成装置は、上記目的を達成するために、光を発光する発光素子、および当該発光素子からの光が入射するレンズが配設された光学部材を有する露光ヘッドと、レンズにより結像された光によって露光される像担持体と、を備え、露光ヘッドは、発光素子と光学部材との間に設けられて、レンズに入射する光を制限する開口絞りが配設された絞り部材と、絞り部材および光学部材と当接して、絞り部材および光学部材を保持する保持部材と、を有することを特徴としている。
このように構成された発明(露光ヘッド、画像形成装置)では、絞り部材および(第1の)光学部材のいずれもが、同じ保持部材に当接された状態で保持されている。したがって、この保持部材により、絞り部材と(第1の)光学部材とを所定の間隔で保持することができ、その結果、絞り部材に配設された開口絞りと(第1の)光学部材に配設された(第1の)レンズとの間隔を適切に規定することが可能となっている。
ところで、露光ヘッドの使用環境によっては、露光ヘッドが振動源と一緒に配設されることがある。そして、この振動が露光ヘッドに伝わることで、絞り部材あるいは第1の光学部材がこの振動の影響を受けて、開口絞りと第1のレンズとの間隔が変動してしまう可能性も考えられる。そこで、保持部材は、絞り部材および第1の光学部材を一方端側で保持する一方側保持部と、絞り部材および第1の光学部材を他方端側で保持する他方側保持部とを有するように構成しても良い。なぜなら、このように絞り部材および第1の光学部材を両側で保持することで(例えば、片側のみで保持した場合と比較して)、絞り部材および第1の光学部材をしっかりと保持して、露光ヘッド外部からの振動が絞り部材あるいは第1の光学部材に与える影響を小さくすることができるため、開口絞りと第1のレンズとの間隔の変動を抑制することが可能となるからである。
また、第1のレンズを透過した光が入射する第2のレンズが配設された第2の光学部材を備えるように露光ヘッドを構成することもできる。ただし、このような構成においては、開口絞り、第1のレンズおよび第2のレンズそれぞれの間隔が露光ヘッドの露光動作に影響する。そこで、保持部材は第2の光学部材と当接して第2の光学部材を保持することが好適である。なぜなら、こうすることで絞り部材、第1の光学部材および第2の光学部材のいずれもが同じ保持部材に当接された状態で保持されるため、この保持部材により、絞り部材、第1の光学部材および第2の光学部材のそれぞれを所定の間隔で保持することができ、その結果、開口絞り、第1のレンズおよび第2のレンズそれぞれの間隔を適切に規定することが可能となるからである。
また、保持部材は、第1のレンズを含む結像光学系の前側焦点位置に開口絞りが位置するように、絞り部材を保持するように構成しても良い。このように構成した場合、いわゆる像側テレセントリックが実現されるため、主光線が被露光面に垂直となるように光が被露光面に入射する。その結果、露光ヘッドと被露光面との間隔が変動したような場合であっても、露光位置の変動が抑制されるため、安定した露光が可能となる。
また、発光素子と絞り部材との間に設けられて、絞り部材に入射する前の光が入射する第3のレンズが配設された第3の光学部材を備えるように露光ヘッドを構成することもできる。ただし、このような構成においては、第3のレンズ、開口絞りおよび第1のレンズそれぞれの間隔が露光ヘッドの露光動作に影響する。そこで、保持部材は、第3の光学部材と当接して第3の光学部材を保持することが好適である。なぜなら、こうすることで第3の光学部材、絞り部材および第1の光学部材のいずれもが同じ保持部材に当接された状態で保持されるため、この保持部材により、第3の光学部材、開口絞りおよび第1の光学部材のそれぞれを所定の間隔で保持することができ、その結果、第3のレンズ、開口絞りおよび第1のレンズそれぞれの間隔を適切に規定することが可能となるからである。
また、保持部材は、第1のレンズの前側焦点位置に開口絞りが位置するように、絞り部材を保持するように構成しても良い。このように構成した場合、いわゆる像側テレセントリックが実現されるため、主光線が被露光面に垂直となるように光が被露光面に入射する。その結果、露光ヘッドと被露光面との間隔が変動したような場合であっても、露光位置の変動が抑制されるため、安定した露光が可能となる。
本発明にかかるラインヘッドを装備した画像形成装置の一例を示す図。 図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図。 ラインヘッドの概略を示す斜視図。 厚さ方向からヘッド基板293を平面視した部分平面図。 第1実施形態にかかるラインヘッドのA−A線部分断面図。 第2実施形態にかかるラインヘッドのA−A線部分断面図。 シミュレーションにより求められた主走査方向断面での光線図。 シミュレーションにより求められた副走査方向断面での光線図。 図7、図8の光線図を求めるのに用いた条件をまとめた表を示す図。 図7、図8の光線図を求めるのに用いたレンズデータを示す図。 図11はS3面の非球面の形状を示すデータを示す図。 S7面のXY多項式面の形状を示すデータを示す図。 非球面の定義式を示す図。 XY多項式面の定義式を示す図。
第1実施形態
図1は本発明の第1実地形態にかかるラインヘッドを装備した画像形成装置の一例を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロック図である。この装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成するカラーモードと、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードとを選択的に実行可能な画像形成装置である。なお図1は、カラーモード実行時に対応する図面である。この画像形成装置では、ホストコンピューターなどの外部装置から画像形成指令がCPUやメモリーなどを有するメインコントローラーMCに与えられると、このメインコントローラーMCはエンジンコントローラーECに制御信号などを与えるとともに画像形成指令に対応するビデオデータVDをヘッドコントローラーHCに与える。このとき、メインコントローラーMCは、ヘッドコントローラーHCから水平リクエスト信号HREQを受け取る毎に、主走査方向MDに1ライン分のビデオデータVDをヘッドコントローラーHCに与える。また、このヘッドコントローラーHCは、メインコントローラーMCからのビデオデータVDとエンジンコントローラーECからの垂直同期信号Vsyncおよびパラメータ値とに基づき各色のラインヘッド29を制御する。これによって、エンジン部EGが所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートに画像形成指令に対応する画像を形成する。
画像形成装置が有するハウジング本体3内には、電源回路基板、メインコントローラーMC、エンジンコントローラーECおよびヘッドコントローラーHCを内蔵する電装品ボックス5が設けられている。また、画像形成ユニット7、転写ベルトユニット8および給紙ユニット11もハウジング本体3内に配設されている。また、図1においてハウジング本体3内右側には、2次転写ユニット12、定着ユニット13、シート案内部材15が配設されている。なお、給紙ユニット11は、装置本体1に対して着脱自在に構成されている。そして、該給紙ユニット11および転写ベルトユニット8については、それぞれ取り外して修理または交換を行うことが可能な構成になっている。
画像形成ユニット7は、複数の異なる色の画像を形成する4個の画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンダ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備えている。また、各画像形成ステーションY,M,C,Kは、主走査方向MDに所定長さの表面を有する円筒形の感光体ドラム21を設けている。そして、各画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれは、対応する色のトナー像を、感光体ドラム21の表面に形成する。感光体ドラムは、軸方向が主走査方向MDに平行もしくは略平行となるように配置されている。また、各感光体ドラム21はそれぞれ専用の駆動モーターに接続され図中矢印D21の方向に所定速度で回転駆動される。これにより感光体ドラム21の表面が、主走査方向MDに直交もしくは略直交する副走査方向SDに搬送されることとなる。また、感光体ドラム21の周囲には、回転方向に沿って帯電部23、ラインヘッド29、現像部25および感光体クリーナー27が配設されている。そして、これらの機能部によって帯電動作、潜像形成動作及びトナー現像動作が実行される。したがって、カラーモード実行時は、全ての画像形成ステーションY,M,C,Kで形成されたトナー像を転写ベルトユニット8が有する転写ベルト81に重ね合わせてカラー画像を形成するとともに、モノクロモード実行時は、画像形成ステーションKで形成されたトナー像のみを用いてモノクロ画像を形成する。なお、図1において、画像形成ユニット7の各画像形成ステーションは構成が互いに同一のため、図示の便宜上一部の画像形成ステーションのみに符号をつけて、他の画像形成ステーションについては符号を省略する。
帯電部23は、その表面が弾性ゴムで構成された帯電ローラーを備えている。この帯電ローラーは帯電位置で感光体ドラム21の表面と当接して従動回転するように構成されており、感光体ドラム21の回転動作に伴って感光体ドラム21に対して従動方向に周速で従動回転する。また、この帯電ローラーは帯電バイアス発生部(図示省略)に接続されており、帯電バイアス発生部からの帯電バイアスの給電を受けて帯電部23と感光体ドラム21が当接する帯電位置で感光体ドラム21の表面を帯電させる。
ラインヘッド29は感光体ドラム21に対して離間して配置されており、ラインヘッド29の長手方向は主走査方向MDに平行もしくは略平行であるとともに、ラインヘッド29の幅方向は副走査方向SDに平行もしくは略平行である。このラインヘッド29は複数の発光素子を備えており、各発光素子はヘッドコントローラーHCからのビデオデータVDに応じて発光する。そして、帯電した感光体ドラム21表面に発光素子からの光が照射されることで、感光体ドラム21表面に静電潜像が形成される。
現像部25は、その表面にトナーを担持する現像ローラー251を有する。そして、現像ローラー251と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラー251に印加される現像バイアスによって、現像ローラー251と感光体ドラム21とが当接する現像位置において、帯電トナーが現像ローラー251から感光体ドラム21に移動してラインヘッド29により形成された静電潜像が顕在化される。
このように上記現像位置において顕在化されたトナー像は、感光体ドラム21の回転方向D21に搬送された後、転写ベルト81と各感光体ドラム21が当接する1次転写位置TR1において転写ベルト81に1次転写される。
また、この実施形態では、感光体ドラム21の回転方向D21の1次転写位置TR1の下流側で且つ帯電部23の上流側に、感光体ドラム21の表面に当接して感光体クリーナー27が設けられている。この感光体クリーナー27は、感光体ドラムの表面に当接することで1次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナーをクリーニング除去する。
転写ベルトユニット8は、駆動ローラー82と、図1において駆動ローラー82の左側に配設される従動ローラー83(ブレード対向ローラー)と、これらのローラーに張架され図示矢印D81の方向(搬送方向)へ循環駆動される転写ベルト81とを備えている。また、転写ベルトユニット8は、転写ベルト81の内側に、感光体カートリッジ装着時において各画像形成ステーションY,M,C,Kが有する感光体ドラム21各々に対して一対一で対向配置される、4個の1次転写ローラー85Y,85M,85C,85Kを備えている。これらの1次転写ローラー85は、それぞれ1次転写バイアス発生部(図示省略)と電気的に接続される。そして、カラーモード実行時は、図1に示すように全ての1次転写ローラー85Y,85M,85C,85Kを画像形成ステーションY,M,C,K側に位置決めすることで、転写ベルト81を画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれが有する感光体ドラム21に押し遣り当接させて、各感光体ドラム21と転写ベルト81との間に1次転写位置TR1を形成する。そして、適当なタイミングで上記1次転写バイアス発生部から1次転写ローラー85に1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、それぞれに対応する1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してカラー画像を形成する。
一方、モノクロモード実行時は、4個の1次転写ローラー85のうち、カラー1次転写ローラー85Y,85M,85Cをそれぞれが対向する画像形成ステーションY,M,Cから離間させるとともにモノクロ1次転写ローラー85Kのみを画像形成ステーションKに当接させることで、モノクロ画像形成ステーションKのみを転写ベルト81に当接させる。その結果、モノクロ1次転写ローラー85Kと画像形成ステーションKとの間にのみ1次転写位置TR1が形成される。そして、適当なタイミングで前記1次転写バイアス発生部からモノクロ1次転写ローラー85Kに1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してモノクロ画像を形成する。
さらに、転写ベルトユニット8は、モノクロ1次転写ローラー85Kの下流側で且つ駆動ローラー82の上流側に配設された下流ガイドローラー86を備える。また、この下流ガイドローラー86は、モノクロ1次転写ローラー85Kが画像形成ステーションKの感光体ドラム21に当接して形成する1次転写位置TR1での1次転写ローラー85Kと感光体ドラム21との共通内接線上において、転写ベルト81に当接するように構成されている。
駆動ローラー82は、転写ベルト81を図示矢印D81の方向に循環駆動するとともに、2次転写ローラー121のバックアップローラーを兼ねている。駆動ローラー82の周面には、厚さ3mm程度、体積抵抗率が1000kΩ・cm以下のゴム層が形成されており、金属製の軸を介して接地することにより、図示を省略する2次転写バイアス発生部から2次転写ローラー121を介して供給される2次転写バイアスの導電経路としている。このように駆動ローラー82に高摩擦かつ衝撃吸収性を有するゴム層を設けることにより、駆動ローラー82と2次転写ローラー121との当接部分(2次転写位置TR2)へのシートが進入する際の衝撃が転写ベルト81に伝達しにくく、画質の劣化を防止することができる。
給紙ユニット11は、シートを積層保持可能である給紙カセット77と、給紙カセット77からシートを一枚ずつ給紙するピックアップローラー79とを有する給紙部を備えている。ピックアップローラー79により給紙部から給紙されたシートは、レジストローラー対80において給紙タイミングが調整された後、シート案内部材15に沿って2次転写位置TR2に給紙される。
2次転写ローラー121は、転写ベルト81に対して離当接自在に設けられ、2次転写ローラー駆動機構(図示省略)により離当接駆動される。定着ユニット13は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラー131と、この加熱ローラー131を押圧付勢する加圧部132とを有している。そして、その表面に画像が2次転写されたシートは、シート案内部材15により、加熱ローラー131と加圧部132の加圧ベルト1323とで形成するニップ部に案内され、該ニップ部において所定の温度で画像が熱定着される。加圧部132は、2つのローラー1321,1322と、これらに張架される加圧ベルト1323とで構成されている。そして、加圧ベルト1323の表面のうち、2つのローラー1321,1322により張られたベルト張面を加熱ローラー131の周面に押し付けることで、加熱ローラー131と加圧ベルト1323とで形成するニップ部が広くとれるように構成されている。また、こうして定着処理を受けたシートはハウジング本体3の上面部に設けられた排紙トレイ4に搬送される。
また、この装置では、ブレード対向ローラー83に対向してクリーナー部71が配設されている。クリーナー部71は、クリーナーブレード711と廃トナーボックス713とを有する。クリーナーブレード711は、その先端部を転写ベルト81を介してブレード対向ローラー83に当接することで、2次転写後に転写ベルトに残留するトナーや紙粉等の異物を除去する。そして、このように除去された異物は、廃トナーボックス713に回収される。
図3は、ラインヘッドの概略を示す斜視図である。同図では、ラインヘッド29の厚さ方向TKDの構成を理解しやすくするために、ラインヘッド29の一部が断面で示されている。ここで、厚さ方向TKDは、長手方向LGDおよび幅方向LTDに垂直もしくは略垂直な方向であり、後述する発光素子2951が光を射出する側(つまり、ラインヘッド29から感光体ドラム21に向う側)を向いた方向とする。ラインヘッド29は、長手方向LGDに長尺なヘッドフレーム291を備えており、このヘッドフレーム291の厚さ方向TKDの一方側で、絞り平板298、第1レンズアレイLA1および第2レンズアレイLA2が保持されるとともに、ヘッドフレーム291の厚さ方向TKDの他方側でヘッド基板293が保持される。また、ヘッドフレーム291の内部には遮光部材297が配設されている。このように、ラインヘッド29は、ヘッド基板293、遮光部材297、絞り平板298、第1レンズアレイLA1および第2レンズアレイLA2をこの順番で厚さ方向TKDに配置した概略構成を備えている。次に、各部材の詳細な構成について、図3および図4を用いつつ説明する。なお、この実施形態の説明において、厚さ方向TKDの下流側(図3の上側)を「(厚さ方向TKDの)一方側」と称し、厚さ方向TKDの上流側(図3の下側)を「(厚さ方向TKDの)他方側」と称する。また、基板あるいは平板の一方側の面を表面と称し、基板あるいは平板の他方側の面を裏面と称することとする。
図4は、厚さ方向からヘッド基板293を平面視した部分平面図であり、厚さ方向TKDの下流側(図3の上側)からヘッド基板293の裏面293−tを透視した場合に相当する。さらに、図4では、ヘッド基板293に形成された発光素子グループ295、遮光部材297に形成された導光孔2971、絞り平板298に形成された開口絞りDA、第1レンズアレイLA1に形成された第1レンズLS1および第2レンズアレイLA2に形成された第2レンズLS2の位置関係を示すために、導光孔2971、開口絞りDA、第1レンズLS1および第2レンズLS2がそれぞれ一点鎖線、破線、二点鎖線、二点鎖線で併記されている。なお、導光孔2971、開口絞りDA、第1レンズLS1および第2レンズLS2についての図中記載は、これらの位置関係を示すためのものであり、導光孔2971、開口絞りDA、第1レンズLS1および第2レンズLS2がヘッド基板裏面293−t(図5)に形成されていることを示すものではない。
ヘッド基板293は光を透過するガラス基板で構成されており、ヘッド基板裏面293−tにはボトムエミッション型の有機EL(Electro-Luminescence)素子である発光素子2951が複数形成されている。これら複数の発光素子2951は、互いに同一波長の光ビームを感光体ドラム21表面へ向けて射出する。また、図4に示すように、ヘッド基板裏面293−tに形成された複数の発光素子2951の配置態様は、グループ構造を有している。つまり、15個の発光素子2951が長手方向LGDに2行千鳥で配置されて1個の発光素子グループ295が構成されており、さらに複数の発光素子グループ295が長手方向LGDに3行千鳥で離散的に配置されている。
より詳しくは、この配置態様は次のように説明することができる。つまり、各発光素子グループ295内では、15個の発光素子2951が長手方向LGDの互いに異なる位置に配置されており、しかも長手方向LGDにおける位置が隣り合う2つの発光素子2951、2951の長手方向LGDへの距離は素子間距離Pelとなっている(言い換えれば、各発光素子グループ295内では、15個の発光素子2951がピッチPelで長手方向LGDに配置されている)。そして、素子間距離Pelよりも長いグループ間距離P295を空けて複数の発光素子グループ295が長手方向LGDに沿って離散的に並んで、1行の発光素子グループ行295Rが構成されている。さらに、3行の発光素子グループ行295R、295R、295Rが距離Dtだけ空けて幅方向LTDの異なる位置に離散的に配置されており、しかも、発光素子グループ行295R、295R、295Rのそれぞれは、長手方向LGDに距離Dgだけ相互にシフトされている。
ここで、素子間距離Pelは、対象となる2個の発光素子2951の幾何重心間の長手方向LGDにおける距離として求めることができる。また、グループ間距離P295は、対象となる2個の発光素子グループ295のうち、長手方向LGDの一方側の発光素子グループ295の他方側端部にある発光素子2951の幾何重心と、長手方向LGDの他方側の発光素子グループ295の一方側端部にある発光素子2951の幾何重心との長手方向LGDにおける距離として求めることができる。また、距離Dgは、長手方向LGDにおける位置が隣り合う2個の発光素子グループ295それぞれの幾何重心間の長手方向LGDにおける距離として求めることができる。また、距離Dtは、幅方向LGDにおける位置が隣り合う2個の発光素子グループ295それぞれの幾何重心間の幅方向LTDにおける距離として求めることができる。
このようにヘッド基板293の裏面293−tには、複数の発光素子グループ295が離散的に配置されている。一方、ヘッド基板293の表面293−hは、ヘッドフレーム291の他方側に、当接した状態で接着材により固定されているとともに、ヘッドフレーム291内部に配置された遮光部材297に当接している。なお、遮光部材297の他方側は、ヘッド基板表面293−hに接着剤により固定されている。遮光部材297には厚さ方向TKDに貫通する導光孔2971が形成されており、この導光孔2971は厚さ方向TKDからの平面視において口径D2971の円形状を有している。また、各導光孔2971の内壁には黒色メッキが施されている。そして、遮光部材297には、発光素子グループ295毎に導光孔2971が1個づつ形成されており、すなわち、1個の発光素子グループ295に対して1個の導光孔2971が開口している。
遮光部材297の厚さ方向TKDの一方側では、絞り平板298が、ヘッドフレーム291の幅方向LTDにおける両辺部291A、291Bに架設されている。この絞り平板298には、厚さ方向TKDに貫通する開口絞りDAが、各発光素子グループ295毎に1個づつ形成されており、すなわち1個の発光素子グループ295に対して1個の開口絞りDAが開口している。また、図4に示すように平面透視において、開口絞りDAは、導光孔口径D2971よりも小さい口径Ddaの円形状を有しており、導光孔2971の内部にすっぽりと納まるように配置されている。
また、絞り平板298の厚さ方向TKDの一方側では、略平板形状を有する第1レンズアレイLA1が、ヘッドフレーム291の幅方向LTDにおける両辺部291A、291Bに架設されている。この第1レンズアレイLA1の裏面には、第1レンズLS1が、各発光素子グループ295に対して1枚づつ形成されており、すなわち1個の発光素子グループ295に対して1枚の第1レンズLS1が対向している。さらに、この第1レンズアレイLA2の厚さ方向TKDの一方側では、略平板形状を有する第2レンズアレイLA2が、ヘッドフレーム291の幅方向LTDにおける両辺部291A、291Bに架設されている。この第2レンズアレイLA2の裏面には、第2レンズLS2が、各発光素子グループ295に対して1枚づつ形成されており、すなわち1個の発光素子グループ295に対して1枚の第2レンズLS2が対向している。また、図4に示すように平面透視において、第1レンズLS1および第2レンズLS2は、導光孔口径D2971よりも大きい口径Dlsの円形状を有しており、第1レンズLS1および第2レンズLS2の内部に、導光孔2971および開口絞りDAの両方がすっぽりと収まっている。
続いて、ラインヘッド29の断面構造について詳述する。図5は、第1実施形態にかかるラインヘッドのA−A線部分断面図である。上述のとおりヘッド基板裏面293−tには有機EL素子である発光素子2951(図5では記載を省略)が形成されており、この発光素子2951は封止部材294により封止されている。また、遮光部材297は、ヘッドフレーム291の幅方向LTDの両辺部291A、291Bの両方に対して隙間CL1、CL2を空けて、ヘッドフレーム291の内部に配置されている。
また、これらフレーム辺部291A、291Bのそれぞれには、絞り平板支持部2911A、2911B、第1レンズアレイ支持部2912A、2912Bおよび第2レンズアレイ支持部2913A、2913Bが形成されている。具体的には、フレーム辺部291A、291Bの厚さ方向TKDの他方側は、厚さ方向TKDに直交もしくは略直行する平面形状に仕上げられている。これに対して、フレーム辺部291A、291Bの厚さ方向TKDの一方側は幅方向LTD外側に向って昇る階段状に仕上げられている。また、フレーム辺部291A、291Bに形成された各段の厚さ方向TKDの一方側面は、いずれも平らに仕上げられており厚さ方向TKDに直交もしくは略直交している。そして、フレーム辺部291A、291Bに形成された各段が、絞り平板支持部2911A、2911B、第1レンズアレイ支持部2912A、2912Bおよび第2レンズアレイ支持部2913A、2913Bとして機能する。より詳細は次のとおりである。
幅方向LTDの一方側のフレーム辺部291Aに形成された絞り平板支持部2911Aと、幅方向LTDの他方側のフレーム辺部291Bに形成された絞り平板支持部2911Bは、いずれも同じ厚さT2911を有しており、これら絞り平板支持部2911A、2911Bに絞り平板298が架設される。そして、絞り平板支持部2911A、2911Bに当接した状態で、絞り平板298は、絞り平板支持部2911A、2911Bそれぞれに接着剤により固定される。また、これら絞り平板支持部2911A、2911Bの厚さT2911は、遮光部材297の厚さT297よりも厚いため、絞り平板298は遮光部材297に対して間隔CL3を空けて保持される。
フレーム辺部291Aに形成された第1レンズアレイ支持部2912Aとフレーム辺部291Bに形成された第1レンズアレイ支持部2912Bとは、いずれも同じ厚さT2912を有しており、これら第1レンズアレイ支持部2912A、2912Bに第1レンズアレイLA1が架設される。そして、第1レンズアレイ支持部2912A、2912Bに当接した状態で、レンズアレイLA1は、第1レンズアレイ支持部2912A、2912Bそれぞれに接着剤により固定される。また、これら第1レンズアレイ支持部2912A、2912Bの厚さT2912は、絞り平板支持部2911A、2911Bの厚さT2911よりも厚いため、第1レンズアレイLA1は絞り平板298に対して間隔を空けて保持される。
フレーム辺部291Aに形成された第2レンズアレイ支持部2913Aとフレーム辺部291Bに形成された第2レンズアレイ支持部2913Bとは、いずれも同じ厚さT2913を有しており、これら第2レンズアレイ支持部2913A、2913Bに第2レンズアレイLA2が架設される。そして、第2レンズアレイ支持部2913A、2913Bに当接した状態で、レンズアレイLA2は、第2レンズアレイ支持部2913A、2913Bそれぞれに接着剤により固定される。また、これら第2レンズアレイ支持部2913A、2913Bの厚さT2913は、第1レンズアレイ支持部2912A、2912Bの厚さT2912よりも厚いため、第2レンズアレイLA2は第1レンズアレイLA2に対して間隔を空けて保持される。
なお、レンズアレイLA1、LA2は、いずれも裏面にレンズLS1、LS2が形成された構成を備える。つまり、レンズアレイLA1、LA2は、ガラスを基材とした光透過性のレンズアレイ基板SBを備えており、このレンズアレイ基板SBの裏面SB−tに樹脂製のレンズLS1、LS2が形成される。このようなレンズアレイLA1、LA2は従来から提案されている種々の方法で作成可能であり、例えば、金型を用いた方法で作成することができる。この方法では、レンズLS1、LS2の形状に応じた凹部を有する金型がレンズアレイ基板SBの裏面SB−tに当接した状態で、金型とレンズアレイ基板SBとの間に光硬化性樹脂が充填される。そして、光硬化性樹脂に光が照射されると、当該樹脂が硬化して、レンズアレイ基板SBにレンズLS1、LS2が形成される。
このように、ラインヘッド29では、導光孔2971、開口絞りDA、第1レンズLS1および第2レンズLS2からなる光学系が、発光素子グループ295毎に設けられている。したがって、発光素子グループ295が射出した光ビームは、導光孔2971を通過した後に開口絞りDAで光量調整されて、レンズLS1、LS2に入射する。また、レンズLS1およびレンズLS2は協働して結像光学系を構成しているため、発光素子グループ295が射出した光ビームは、これらレンズLS1、LS2の結像作用により、スポットSPとして感光体ドラム21表面に結像される。なお、結像光学系LS1、LS2は縮小した倒立像を形成する。
ここで、開口絞りDAと導光孔2971それぞれの機能について説明する。まず、開口絞りDAは、レンズLS1、LS2が所望の結像作用を発揮できるようにすることを目的として設けられている。つまり、開口絞りDAは、第1レンズLS1に入射する光ビームの量を制限して、最終的に形成されるスポットSPの大きさ、形状、あるいはスポット形成に供する光の量を調整する。特に第1実施形態では、開口絞りDAは、レンズLS1、LS2からなる結像光学系の前側焦点位置に配置されており、像側テレセントリックが実現されている。
一方、遮光部材297は、いわゆる迷光がレンズLS1、LS2に入射するのを抑制することを目的として設けられている。つまり、上述のとおり、各発光素子グループ295にはそれぞれ専用の結像光学系LS1、LS2が設けられている。このような構成では、光ビームは、それ自身の射出源である発光素子グループ295に設けられた結像光学系LS1、LS2にのみ入射して結像されることが望ましい。しかしながら、光ビームの一部には、その射出源である発光素子グループ295に設けられた結像光学系LS1、LS2に向わずに迷光となってしまうものもある。そして、このような迷光が、それ自身の射出源でない発光素子グループ295に設けられた結像光学系LS1、LS2に入射してしまうと、いわゆるゴーストが発生してしまうおそれがある。これに対して、この実施形態では、発光素子グループ295と結像光学系LS1、LS2との間に遮光部材297が設けられている。この遮光部材297には、内壁に黒色メッキが施された導光孔2971が発光素子グループ295に開口して設けられている。したがって、迷光の多くは、導光孔2971の内壁で吸収されることとなる。その結果、上述のゴーストを抑制して、良好な露光動作の実現が図られる。
そして、このラインヘッド29は、特開2008−036937の図11に記載されている露光動作と同様にして、感光体ドラム21の表面に潜像を形成する。つまり、感光体ドラム21表面の副走査方向SDへの移動に応じたタイミングで、各発光素子2951が発光することで、複数のスポットSPを主走査方向MDに並べて形成する。
以上のように第1実施形態にかかるラインヘッド29では、絞り平板298および第1レンズアレイLA1のいずれもが同じヘッドフレーム291に当接された状態で保持されている。したがって、このヘッドフレーム291により、絞り平板298と第1レンズアレイLA1とを所定の間隔で保持することができ、その結果、絞り平板298に配設された開口絞りDAと、第1レンズアレイLA1に配設された第1レンズLS1との間隔を適切に規定することが可能となっている。
ところで、第1実施形態のラインヘッド29は、第1レンズLS1を透過した光が入射する第2レンズLS2が配設された第2レンズアレイLA2を備えている。ただし、このようなラインヘッド29では、開口絞りDA、第1レンズLS1および第2レンズLS2それぞれの間隔がラインヘッド29の露光動作に影響する。そこで、第1実施形態のラインヘッド29では、ヘッドフレーム291が第2レンズアレイLA2に当接して第2レンズアレイLA2を保持している。つまり、こうすることで絞り平板298、第1レンズアレイLA1および第2レンズアレイLA2のいずれもが同じヘッドフレーム291に当接された状態で保持されるため、このヘッドフレーム291により、絞り平板298、第1レンズアレイLA1および第2レンズアレイLA2のそれぞれを所定の間隔で保持することができる。その結果、開口絞りDA、第1レンズLS1および第2レンズLS2それぞれの間隔を適切に規定することが可能となっている。
ところで、ラインヘッド29の使用環境によっては、ラインヘッド29が振動源と一緒に配設されることがある。例えば、本実施形態では、ラインヘッド29は、感光体ドラム21用の駆動モーター等と一緒に画像形成装置内部に配設されている。したがって、モーターの振動がラインヘッド29に伝わることで、絞り平板298あるいはレンズアレイLA1、LA2がこの振動の影響を受けて、開口絞りDAとレンズLS1、LS2との間隔が変動してしまうことも考えられる。これに対して、第1実施形態のヘッドフレーム291は、絞り平板298およびレンズアレイLA1、LA2を幅方向LTDの一方側(一方端側)で保持するフレーム辺部291Aと、絞り平板298およびレンズアレイLA1、LA2を幅方向LTDの他方側(他方端側)で保持するフレーム辺部291Bとを有している。つまり、絞り平板298およびレンズアレイLA1、LA2を両側で保持することで、絞り平板298およびレンズアレイLA1、LA2をしっかりと保持して、ラインヘッド29外部からの振動が絞り平板298あるいはレンズアレイLA1、LA2の光学部材に与える影響を小さくしている。その結果、開口絞りDAとレンズLS1、LS2との間隔の変動を抑制することが可能となっている。
また、第1実施形態では、いわゆる像側テレセントリックが実現されるため、主光線が感光体ドラム21表面(被露光面)に略垂直となるように光が感光体ドラム21表面に入射する。その結果、例えば感光体ドラム21の偏心等に起因してラインヘッド29と感光体ドラム21表面との間隔が時間的に変動したような場合であっても、スポットSPの形成位置の変動が抑制されるため、安定した露光が可能となっている。
第2実施形態
図6は、第2実施形態にかかるラインヘッドのA−A線部分断面図である。第1実施形態と第2実施形態とは、いずれも2枚のレンズアレイと1枚の絞り平板を用いる点で共通するが、これらの配置態様において主に異なる。そこで、以下では、第1実施形態と第2実施形態との差異点について主に説明することとし、両実施形態で共通する部分については共通符号を付して説明を適宜省略する。
同図に示すように、第2実施形態では、第2レンズアレイLA2が排される代わりに、第3レンズアレイLA3が絞り平板298と遮光部材297との間に配設されている。この第3レンズアレイLA3の裏面には、第3レンズLS3が、各発光素子グループ295に対して一枚づつ形成されており、すなわち1個の発光素子グループ295に対して1枚の第3レンズLS3が対向している。なお、この第3レンズLS3は、第1レンズLS1の口径Dlsと等しい円形状を有している。そして、このように厚さ方向TKDに並べて配置された第3レンズアレイLA3、絞り平板298および第1レンズアレイLA1は、ヘッドフレーム291のフレーム辺部291A、291Bに架設されている。
つまり、これらフレーム辺部291A、291Bのそれぞれには、第3レンズアレイ支持部2914A、2914B、絞り平板支持部2915A、2915Bおよび第1レンズアレイ支持部2916A、2916Bが形成されている。具体的には、第2実施形態においても第1実施形態と同様に、フレーム辺部291A、291Bの厚さ方向TKDの一方側は幅方向LTD外側に向って昇る階段状に仕上げられている。そして、フレーム辺部291A、291Bに形成された各段が、第3レンズアレイ支持部2914A、2914B、絞り平板支持部2915A、2915Bおよび第1レンズアレイ支持部2916A、2916Bとして機能する。より詳細は次のとおりである。
幅方向LTDの一方側のフレーム辺部291Aに形成された第3レンズアレイ支持部2914Aと、幅方向LTDの他方側のフレーム辺部291Bに形成された第3レンズアレイ支持部2914Bとは、いずれも同じ厚さT2914を有しており、これら第3レンズアレイ支持部2914A、2914Bに第3レンズアレイLA3が架設される。そして、第3レンズアレイ支持部2914A、2914Bに当接した状態で、第3レンズアレイLA3は、第3レンズアレイ支持部2914A、2914Bそれぞれに接着剤により固定される。また、これら第3レンズアレイ支持部2914A、2914Bの厚さT2914は、遮光部材297の厚さT297よりも厚いため、第3レンズアレイT2914は遮光部材297に対して間隔CL4を空けて保持される。
幅方向LTDの一方側のフレーム辺部291Aに形成された絞り平板支持部2915Aと、幅方向LTDの他方側のフレーム辺部291Bに形成された絞り平板支持部2915Bは、いずれも同じ厚さT2915を有しており、これら絞り平板支持部2915A、2915Bに絞り平板298が架設される。そして、絞り平板支持部2915A、2915Bに当接した状態で、絞り平板298は、絞り平板支持部2915A、2915Bそれぞれに接着剤により固定される。また、これら絞り平板支持部2915A、2915Bの厚さT2915は、第3レンズアレイ支持部2914A、2914Bの厚さT2914よりも厚いため、絞り平板298は第3レンズアレイLA3に対して間隔を空けて保持される。しかも、第1レンズLS1の前側焦点位置に開口絞りDAが位置するように、絞り平板は保持されており、像側テレセントリックが実現されている。
フレーム辺部291Aに形成された第1レンズアレイ支持部2916Aとフレーム辺部291Bに形成された第1レンズアレイ支持部2916Bとは、いずれも同じ厚さT2916を有しており、これら第1レンズアレイ支持部2916A、2916Bに第1レンズアレイLA1が架設される。そして、第1レンズアレイ支持部2916A、2916Bに当接した状態で、レンズアレイLA1は、第1レンズアレイ支持部2916A、2916Bそれぞれに接着剤により固定される。また、これら第1レンズアレイ支持部2916A、2916Bの厚さT2916は、絞り平板支持部2915A、2915Bの厚さT2915よりも厚いため、第1レンズアレイLA1は絞り平板298に対して間隔を空けて保持される。
このように、ラインヘッド29では、導光孔2971、第3レンズLS3、開口絞りDAおよび第1レンズLS1からなる光学系が、発光素子グループ295毎に設けられている。したがって、発光素子グループ295が射出した光ビームは、導光孔2971を通過した後に第3レンズLS3に入射し、さらに開口絞りDAで光量調整されて第1レンズLS1に入射する。また、レンズLS3およびレンズLS1は協働して結像光学系を構成しているため、発光素子グループ295が射出した光ビームは、これらレンズLS3、LS1の結像作用により、スポットSPとして感光体ドラム21表面に結像される。なお、結像光学系LS3、LS1は縮小した倒立像を形成する。
以上のように第2実施形態にかかるラインヘッド29では、絞り平板298および第1レンズアレイLA1のいずれもが同じヘッドフレーム291に当接された状態で保持されている。したがって、このヘッドフレーム291により、絞り平板298と第1レンズアレイLA1とを所定の間隔で保持することができ、その結果、絞り平板298に配設された開口絞りDAと、第1レンズアレイLA1に配設された第1レンズLS1との間隔を適切に規定することが可能となっている。
ところで、第2実施形態のラインヘッド29では、発光素子2951と絞り平板298との間に設けられて、絞り平板298に入射する前の光が入射する第3レンズLS3が配設された第3レンズアレイLA3を備えている。ただし、このようなラインヘッド29では、第3レンズLS3、開口絞りDAおよび第1レンズLS1それぞれの間隔がラインヘッド29の露光動作に影響する。そこで、第2実施形態のラインヘッド29では、ヘッドフレーム291が第3レンズアレイLA3に当接して第3レンズアレイLA3を保持している。つまり、こうすることで第3レンズアレイLA3、絞り平板298および第1レンズアレイLA1のいずれもが同じヘッドフレーム291に当接された状態で保持されるため、このヘッドフレーム291により、第3レンズアレイLA3、絞り平板298および第1レンズアレイLA1のそれぞれを所定の間隔で保持することができる。その結果、第3レンズアレイLA3、絞り平板298および第1レンズアレイLA1それぞれの間隔を適切に規定することができる。
また、第2実施形態においても、いわゆる像側テレセントリックが実現されるため、主光線が感光体ドラム21表面(被露光面)に略垂直となるように光が感光体ドラム21表面に入射する。その結果、例えば感光体ドラム21の偏心等に起因してラインヘッド29と感光体ドラム21表面との間隔が時間的に変動したような場合であっても、スポットSPの形成位置の変動が抑制されるため、安定した露光が可能となっている。
その他
以上のように、上記実施形態では、ラインヘッド29が本発明の「露光ヘッド」に相当し、ヘッドフレーム291が本発明の「保持部材」に相当し、第1レンズLS1が本発明の「第1のレンズ」に相当し、第1レンズアレイLA1が本発明の「第1の光学部材」に相当し、第2レンズLS2が本発明の「第2のレンズ」に相当し、第2レンズアレイLA2が本発明の「第2の光学部材」に相当し、第3レンズLS3が本発明の「第3のレンズ」に相当し、第3レンズアレイLA3が本発明の「第3の光学部材」に相当し、絞り平板298が本発明の「絞り部材」に相当している。また、フレーム辺部291Aが本発明の「一方側保持部」に相当し、フレーム辺部291Bが本発明の「他方側保持部」に相当している。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記第1実施形態では、第1レンズLS1と第2レンズLS2の2枚のレンズで1個の結像光学系が構成されている。しかしながら、結像光学系を構成するレンズの枚数はこれに限られず、例えば、第1レンズLS1のみで1個の結像光学系を構成して、第2レンズLS2を排しても良い。
また、上記第2実施形態では、第1レンズLS1と第3レンズLS3の2枚のレンズで1個の結像光学系が構成されている。しかしながら、結像光学系を構成するレンズの枚数はこれに限られず、例えば、第1レンズLS1のみで1個の結像光学系を構成して、第3レンズLS3を排しても良い。
また、上記第1・第2実施形態では、像側テレセントリックが実現されていた。しかしながら、像側テレセントリックとは異なる光学的特性を実現するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、レンズアレイLA1、LA2、LA3の裏面にレンズLS1、LS2、LS3が形成されていた。しかしながら、例えば、レンズアレイLA1、LA2、LA3の表面にレンズLS1、LS2、LS3が形成されても良い。
また、上記実施形態では、レンズアレイLA1、LA2、LA3は、ガラス製のレンズアレイ基板SBに樹脂製のレンズLS1、LS2、LS3を形成したものであった。しかしながら、レンズアレイLA1、LA2、LA3を1つの材料で一体的に構成することもできる。
また、上記実施形態では、レンズアレイLA1、LA2、LA3および絞り平板298は接着剤によりヘッドフレーム291に固定されていたが、これらの固定方法は接着剤によるものに限られず、例えばネジ止めによって実行されても良い。
また、上記実施形態では、複数の発光素子グループ295は3行千鳥で配置されていたが、複数の発光素子グループ295の配置態様はこれに限られない。
また、上記実施形態では、15個の発光素子2951から発光素子グループ295が構成されている。しかしながら、発光素子グループ295を構成する発光素子2951の個数はこれに限られない。
また、上記実施形態では、発光素子グループ295内において、複数の発光素子2951が2行千鳥で配置されていたが、発光素子グループ295内での複数の発光素子2951の配置態様はこれに限られない。
また、遮光部材297についても種々の変更が可能である。つまり、例えば、2008−307885号公報に記載のように、発光素子グループ295毎に孔を1個づつ設けた薄い平板で遮光板を構成し、この遮光板を厚さ方向TKDに間隔を空けて並べた遮光部材297を用いることもできる。
また、上記実施形態では、発光素子2951として有機EL素子が用いられている。しかしながら、有機EL素子以外のものを発光素子2951として用いても良く、例えば、LED(Light Emitting Diode)を発光素子2951として用いても良い。
次に本発明の実施例を示すが、本発明はもとより下記の実施例によって制限を受けるものではなく、前後記の趣旨に適合しうる範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態のラインヘッド29では、ヘッド基板293の裏面の発光素子2951(光源)からの光が、2枚のレンズと開口絞りで構成された光学系によって像面に結像される。そこで、本実施例では、このような光学系を備えるラインヘッド29による結像動作のシミュレーションを示す。
図7は、シミュレーションにより求められた主走査方向断面での光線図である。図8は、シミュレーションにより求められた副走査方向断面での光線図である。これらの断面図が示すように、本実施例の光学系は、第3レンズLS3、開口絞りDAおよび第1レンズLS1が厚さ方向TKDにこの順番で並んで構成されている。また、図7の主走査方向断面図では、光学系の光軸上の光源から射出された光線経路と、光学系の光軸から外れた位置の光源から射出された光線経路とが示されている。一方、図8の副走査方向断面図では、光学系の光軸上の光源から射出された光線経路のみが示されている。これらの図から判るように、この光学系は縮小して倒立像を結像する。
図9は、図7、図8の光線図を求めるのに用いた条件をまとめた表を示す図である。同表に示すように、光源から射出される光の波長は632.5[nm]であり、レンズ径(レンズ口径)は、1.2[mm]であり、物体高(つまり、図7の光線図で示した光軸から外れた光源と光軸との距離)は0.65[mm]であり、光源径は40[μm]である。
図10は、図7、図8の光線図を求めるのに用いたレンズデータを示す図である。同図が示すように、第3レンズLS3は非球面であり、第1レンズLS1はXY多項式面である。これらの具体的な形状は、図11〜図14に記載の事項で特定される。つまり、図11はS3面の非球面の形状を示すデータを示す図であり、図12はS7面のXY多項式面の形状を示すデータを示す図であり、図13は非球面の定義式を示す図であり、図14はXY多項式面の定義式を示す図である。
21…感光体ドラム、 29…ラインヘッド、 291…ヘッドフレーム、291A…フレーム辺部(一方側保持部)、 291B…フレーム辺部(他方側保持部)、 2911A,2911B…絞り平板支持部、 2912A、2912B…第1レンズアレイ支持部、 2913A、2913B…第2レンズアレイ支持部、 2914A,2914B…第3レンズアレイ支持部、 2915A,2915B…絞り平板支持部、 2916A,2916B…第1レンズアレイ支持部、 293…ヘッド基板、 295…発光素子グループ、 2951…発光素子2951、 297…遮光部材、 2971…導光孔、 LA1…第1レンズアレイ、 LA2…第2レンズアレイ、 LA3…第3レンズアレイ、 LS1…第1レンズ、 LS2…第2レンズ、 LS3…第3レンズ、 SB…レンズアレイ基板、 TKD…厚さ方向

Claims (7)

  1. 光を発光する発光素子と、
    前記発光素子からの光が入射する第1のレンズが配設された第1の光学部材と、
    前記発光素子と前記第1の光学部材との間に設けられて、前記第1のレンズに入射する光を制限する開口絞りが配設された絞り部材と、
    前記絞り部材および前記第1の光学部材と当接して、前記絞り部材および前記第1の光学部材を保持する保持部材と、
    を備えたことを特徴とする露光ヘッド。
  2. 前記保持部材は、前記絞り部材および前記第1の光学部材を一方端側で保持する一方側保持部と、前記絞り部材および前記第1の光学部材を他方端側で保持する他方側保持部とを有する請求項1に記載の露光ヘッド。
  3. 前記第1のレンズを透過した光が入射する第2のレンズが配設された第2の光学部材を備え、前記保持部材は前記第2の光学部材と当接して前記第2の光学部材を保持する請求項1または2に記載の露光ヘッド。
  4. 前記保持部材は、前記第1のレンズを含む結像光学系の前側焦点位置に前記開口絞りが位置するように、前記絞り部材を保持する請求項3に記載の露光ヘッド。
  5. 前記発光素子と前記絞り部材との間に設けられて、前記絞り部材に入射する前の光が入射する第3のレンズが配設された第3の光学部材を備え、
    前記保持部材は、前記第3の光学部材と当接して前記第3の光学部材を保持する請求項1または2に記載の露光ヘッド。
  6. 前記保持部材は、前記第1のレンズの前側焦点位置に前記開口絞りが位置するように、前記絞り部材を保持する請求項5に記載の露光ヘッド。
  7. 光を発光する発光素子、および前記発光素子からの光が入射するレンズが配設された光学部材を有する露光ヘッドと、
    前記レンズにより結像された光によって露光される像担持体と、
    を備え、
    前記露光ヘッドは、
    前記発光素子と前記光学部材との間に設けられて、前記レンズに入射する光を制限する開口絞りが配設された絞り部材と、
    前記絞り部材および前記光学部材と当接して、前記絞り部材および前記光学部材を保持する保持部材と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2009096023A 2009-04-10 2009-04-10 露光ヘッド、画像形成装置 Withdrawn JP2010247338A (ja)

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JP2021008066A (ja) * 2019-07-01 2021-01-28 コニカミノルタ株式会社 光書込装置及び画像形成装置
JP2021138122A (ja) * 2020-03-10 2021-09-16 コニカミノルタ株式会社 光書込装置及び画像形成装置

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