JP2010125836A - 結像光学装置、露光ヘッド、画像形成装置 - Google Patents

結像光学装置、露光ヘッド、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】樹脂層の厚みに依らず、レンズの位置関係を高精度に規定できる技術を提供する。
【解決手段】第1の樹脂層2993および当該第1の樹脂層2993に形成された第1のレンズLSを有する第1のレンズアレイ299Aと、第2の樹脂層2993および当該第2の樹脂層2993に形成された第2のレンズLSを有する第2のレンズアレイ299Bと、第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面2993−tで第1のレンズアレイ299Aを支持するとともに第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面2993−tで第2のレンズアレイ299Bを支持する支持部材とを備える。
【選択図】図8

Description

この発明は、レンズアレイを用いた結像光学装置、該結像光学装置を用いた露光ヘッドおよび画像形成装置に関するものである。
従来から、複数のレンズをアレイ状に並べたレンズアレイが知られている。また、このようなレンズアレイを2枚以上用いて結像光学装置を構成する場合がある。例えば、特許文献1の結像光学装置では、2枚のレンズで1つの結像光学系を構成するために、2枚のレンズアレイが用いられている。具体的には、2枚のレンズアレイのそれぞれを第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとしたとき、結像光学装置の厚み方向に第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとが間隔を空けて並んで配置される。これにより第1のレンズアレイのレンズと第2のレンズアレイのレンズとが所定のレンズ間隔で並び、こうして並んだ2枚のレンズが1つの結像光学系として機能する。なお、第1および第2のレンズアレイのそれぞれが複数のレンズを有していることから、これらのレンズアレイで構成される結像光学装置は、複数の結像光学系を備えることとなる。
また、2枚以上のレンズアレイを用いた結像光学装置の別の例として、特許文献2に記載のものが挙げられる。この特許文献2の結像光学装置では、結像光学装置の長尺化を実現するために、2枚以上のレンズアレイが用いられている。つまり、レンズアレイそのものを長尺化することは困難であるため、2枚以上のレンズアレイを長手方向に並べることで、結像光学装置の長尺化が図られている。この結像光学装置では、複数のレンズが長手方向の異なる位置に配置され、各レンズは長手方向の異なる位置に像を結像する。
ところで、レンズアレイの作成方法は従来から種々知られており、例えば特許文献3には、樹脂層にレンズをアレイ状に形成してレンズアレイを作成する方法が記載されている。具体的には、次のとおりである。まず、レンズの形状に応じた凹部を有する金型がガラス基板にかぶさった状態で、金型とガラス基板との間に光硬化性樹脂が充填される。そして、光硬化性樹脂に光が照射されて、当該樹脂が硬化する。こうして、樹脂層にレンズを形成したレンズアレイが作成される。
特開2008−152040号公報 特開2008−201121号公報 特開2005−276849号公報
しかしながら、この樹脂層にレンズを形成したレンズアレイにより、上述のような2枚のレンズアレイを用いた結像光学装置を構成するにあたっては、レンズ同士の位置関係が所定の関係からずれてしまうとの課題があった。特許文献1に記載の結像光学装置を構成する場合は次のとおりである。つまり、この結像光学装置では2枚のレンズが1つの結像光学系として機能するため、これらのレンズの相対的な位置関係を高精度に規定することが重要となる。なぜなら、この位置関係(例えば、レンズ間隔)が所定の関係からずれると、結像倍率や収差等の種々の結像特性が所望の特性からずれてしまうからである。しかしながら、樹脂層の厚みを一定に形成することは困難であるため、樹脂層の厚みがばらついてしまう場合があった。その結果、結像光学系を構成する2枚のレンズの位置関係が所定の関係からずれてしまい、所望の結像特性が得られない場合があった。
また、特許文献2に記載の結像光学装置を構成する場合は次のとおりである。つまり、この結像光学装置では、設計仕様等に応じた所望の特性を実現するために、各レンズは所定の位置関係を満たす必要がある。しかしながら、樹脂層の厚みがばらついてしまうと、各レンズの位置関係が所定の関係からずれてしまい、所望の特性が得られない場合があった。
そこで、樹脂層の厚みに依らず、レンズの位置関係を高精度に規定できる技術が望まれていた。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、樹脂層の厚みに依らず、レンズの位置関係を高精度に規定できる技術の提供を目的とする。
この発明にかかる結像光学装置は、上記目的を達成するために、第1の樹脂層および当該第1の樹脂層に形成された第1のレンズを有する第1のレンズアレイと、第2の樹脂層および当該第2の樹脂層に形成された第2のレンズを有する第2のレンズアレイと、第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに、第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持する支持部材と、を備えたことを特徴としている。
このように構成された結像光学装置は、2枚のレンズアレイ(第1のレンズアレイ、第2のレンズアレイ)を備えている。そして、各レンズアレイでは、樹脂層(第1の樹脂層、第2の樹脂層)にレンズ(第1のレンズ、第2のレンズ)が形成されている。したがって、樹脂層の厚みがばらつくと、第1のレンズと第2のレンズとの位置関係が所定の関係からずれてしまうおそれがあった。これに対して、この結像光学系では、支持部材が、第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持する。したがって、樹脂層の厚みに依らず、第1のレンズと第2のレンズの位置関係を高精度に規定することが可能となっている。
また、第1のレンズおよび第2のレンズで1つの結像光学系を構成するにあたっては、本発明を適用することが特に好適である。つまり、この構成では、第1のレンズと第2のレンズとで構成される結像光学系が所望の結像特性を発揮するためには、第1のレンズと第2のレンズとの所定のレンズ間隔を高精度に規定する必要がある。そこで、支持部材が、第1のレンズおよび第2のレンズが1つの結像光学系を構成するように第1のレンズアレイおよび第2のレンズアレイを支持することで、樹脂層の厚みに依らず、第1のレンズと第2のレンズとのレンズ間隔を高精度に規定することが可能となる。
また、支持部材は、第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面を支持する第1の支持部と、第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面を支持する第2の支持部と、第1の支持部および第2の支持部を連結する連結部と、を有するように構成しても良い。このように第1の支持部と第2の支持部とを連結部によって連結することで、第1の支持部と第2の支持部とを互いに正確に位置決めすることができる。したがって、第1の支持部により支持される第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面と、第2の支持部により支持される第1の樹脂層の第2のレンズが形成された面とを正確に位置決めすることができる。その結果、第1のレンズと第2のレンズとのレンズ間隔を高精度に規定することが可能となる。
また、第1の支持部、第2の支持部および連結部を一体的に構成しても良い。つまり、これらの各部を別体で構成した後で組み合わせた場合、各部の間で遊び等が生じてしまう可能性がある。これに対して、これらの各部を一体的に構成することでかかる遊び等の発生が防止され、第1の支持部により支持される第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面と、第2の支持部により支持される第1の樹脂層の第2のレンズが形成された面との位置決めを確実に行なうことができる。その結果、第1のレンズと第2のレンズとのレンズ間隔を高精度に規定することが可能となる。
また、結像光学装置は、第1のレンズを有する第1のレンズアレイと、第2のレンズを有する第2のレンズアレイと、第1のレンズアレイの第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに、第2のレンズアレイの第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持する支持部材と、を備えても良い。このように、支持部材が、第1のレンズアレイの第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに第2のレンズアレイの第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持することで、第1のレンズと第2のレンズの位置関係を高精度に規定することが可能となっている。
また、この発明にかかる露光ヘッドは、上記目的を達成するために、第1の樹脂層および当該第1の樹脂層に形成された第1のレンズを有する第1のレンズアレイ、第2の樹脂層および当該第2の樹脂層に形成された第2のレンズを有する第2のレンズアレイ、および第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持する支持部材を有する結像光学部と、結像光学部により結像される光を発光する発光素子と、
を備えたことを特徴としている。
このように構成された露光ヘッドの結像光学装置は、2枚のレンズアレイ(第1のレンズアレイ、第2のレンズアレイ)を備えている。そして、各レンズアレイでは、樹脂層(第1の樹脂層、第2の樹脂層)にレンズ(第1のレンズ、第2のレンズ)が形成されている。したがって、樹脂層の厚みがばらつくと、第1のレンズと第2のレンズとの位置関係が所定の関係からずれてしまうおそれがあった。これに対して、この結像光学系では、支持部材が、第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持する。したがって、樹脂層の厚みに依らず、第1のレンズと第2のレンズの位置関係を高精度に規定することが可能となっている。
また、この露光ヘッドでは、光透過性基板を設けて、この光透過性基板に発光素子を配設しても良い。なお、光透過性基板の厚みがばらついたような場合、発光素子と結像光学装置との位置関係が所定の関係からずれてしまう場合がある。その結果、発光素子からの光ビームの結像位置が所望の位置から変動して、良好な露光が実行できないおそれがある。そこで、支持部材が光透過性基板の発光素子が配された面を支持するように構成しても良い。これにより、発光素子と結像光学装置との位置関係を高精度に規定して、良好な露光を実行することが可能となる。
また、この発明にかかる画像形成装置は、上記目的を達成するために、潜像が形成される潜像担持体と、発光素子からの光を結像光学部により潜像担持体に結像する露光ヘッドと、を備え、結像光学部は、第1の樹脂層および当該第1の樹脂層に形成された第1のレンズを有する第1のレンズアレイ、第2の樹脂層および当該第2の樹脂層に形成された第2のレンズを有する第2のレンズアレイ、および第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持する支持部材を有することを特徴とする。
このように構成された画像形成装置が備える露光ヘッドは、結像光学装置により発光素子からの光を結像する。また、この結像光学装置は、2枚のレンズアレイ(第1のレンズアレイ、第2のレンズアレイ)を備えている。そして、各レンズアレイでは、樹脂層(第1の樹脂層、第2の樹脂層)にレンズ(第1のレンズ、第2のレンズ)が形成されている。したがって、樹脂層の厚みがばらつくと、第1のレンズと第2のレンズとの位置関係が所定の関係からずれてしまうおそれがあった。これに対して、この結像光学系では、支持部材が、第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面で第1のレンズアレイを支持するとともに第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面で第2のレンズアレイを支持する。したがって、樹脂層の厚みに依らず、第1のレンズと第2のレンズの位置関係を高精度に規定することが可能となっている。
図1はラインヘッドを装備した画像形成装置の一例を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電気的構成を示す図である。この装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成するカラーモードと、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードとを選択的に実行可能な画像形成装置である。なお図1は、カラーモード実行時に対応する図面である。この画像形成装置では、ホストコンピューターなどの外部装置から画像形成指令がCPUやメモリなどを有するメインコントローラMCに与えられると、このメインコントローラMCはエンジンコントローラECに制御信号などを与えるとともに画像形成指令に対応するビデオデータVDをヘッドコントローラHCに与える。このとき、メインコントローラMCは、ヘッドコントローラHCから水平リクエスト信号HREQを受け取る毎に、主走査方向MDに1ライン分のビデオデータVDをヘッドコントローラHCに与える。また、このヘッドコントローラHCは、メインコントローラMCからのビデオデータVDとエンジンコントローラECからの垂直同期信号Vsyncおよびパラメータ値とに基づき各色のラインヘッド29を制御する。これによって、エンジン部EGが所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートに画像形成指令に対応する画像を形成する。
画像形成装置が有するハウジング本体3内には、電源回路基板、メインコントローラMC、エンジンコントローラECおよびヘッドコントローラHCを内蔵する電装品ボックス5が設けられている。また、画像形成ユニット7、転写ベルトユニット8および給紙ユニット11もハウジング本体3内に配設されている。また、図1においてハウジング本体3内右側には、2次転写ユニット12、定着ユニット13、シート案内部材15が配設されている。なお、給紙ユニット11は、装置本体1に対して着脱自在に構成されている。そして、該給紙ユニット11および転写ベルトユニット8については、それぞれ取り外して修理または交換を行うことが可能な構成になっている。
画像形成ユニット7は、複数の異なる色の画像を形成する4個の画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンダ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備えている。また、各画像形成ステーションY,M,C,Kは、主走査方向MDに所定長さの表面を有する円筒形の感光体ドラム21を設けている。そして、各画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれは、対応する色のトナー像を、感光体ドラム21の表面に形成する。感光体ドラムは、軸方向が主走査方向MDに平行もしくは略平行となるように配置されている。また、各感光体ドラム21はそれぞれ専用の駆動モータに接続され図中矢印D21の方向に所定速度で回転駆動される。これにより感光体ドラム21の表面が、主走査方向MDに直交もしくは略直交する副走査方向SDに搬送されることとなる。また、感光体ドラム21の周囲には、回転方向に沿って帯電部23、ラインヘッド29、現像部25および感光体クリーナ27が配設されている。そして、これらの機能部によって帯電動作、潜像形成動作及びトナー現像動作が実行される。したがって、カラーモード実行時は、全ての画像形成ステーションY,M,C,Kで形成されたトナー像を転写ベルトユニット8が有する転写ベルト81に重ね合わせてカラー画像を形成するとともに、モノクロモード実行時は、画像形成ステーションKで形成されたトナー像のみを用いてモノクロ画像を形成する。なお、図1において、画像形成ユニット7の各画像形成ステーションは構成が互いに同一のため、図示の便宜上一部の画像形成ステーションのみに符号をつけて、他の画像形成ステーションについては符号を省略する。
帯電部23は、その表面が弾性ゴムで構成された帯電ローラを備えている。この帯電ローラは帯電位置で感光体ドラム21の表面と当接して従動回転するように構成されており、感光体ドラム21の回転動作に伴って感光体ドラム21に対して従動方向に周速で従動回転する。また、この帯電ローラは帯電バイアス発生部(図示省略)に接続されており、帯電バイアス発生部からの帯電バイアスの給電を受けて帯電部23と感光体ドラム21が当接する帯電位置で感光体ドラム21の表面を帯電させる。
ラインヘッド29は感光体ドラム21に対して離間して配置されており、ラインヘッド29の長手方向は主走査方向MDに平行もしくは略平行であるとともに、ラインヘッド29の幅方向は副走査方向SDに平行もしくは略平行である。このラインヘッド29は、長手方向に並べて配置された複数の発光素子を備えている。これらの発光素子は、ヘッドコントローラHCからのビデオデータVDに応じて発光する。そして、帯電した感光体ドラム21表面に発光素子からの光が照射されることで、感光体ドラム21表面に静電潜像が形成される。
現像部25は、その表面にトナーが担持する現像ローラ251を有する。そして、現像ローラ251と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラ251に印加される現像バイアスによって、現像ローラ251と感光体ドラム21とが当接する現像位置において、帯電トナーが現像ローラ251から感光体ドラム21に移動してラインヘッド29により形成された静電潜像が顕在化される。
このように上記現像位置において顕在化されたトナー像は、感光体ドラム21の回転方向D21に搬送された後、転写ベルト81と各感光体ドラム21が当接する1次転写位置TR1において転写ベルト81に1次転写される。
また、この実施形態では、感光体ドラム21の回転方向D21の1次転写位置TR1の下流側で且つ帯電部23の上流側に、感光体ドラム21の表面に当接して感光体クリーナ27が設けられている。この感光体クリーナ27は、感光体ドラムの表面に当接することで1次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナーをクリーニング除去する。
転写ベルトユニット8は、駆動ローラ82と、図1において駆動ローラ82の左側に配設される従動ローラ83(ブレード対向ローラ)と、これらのローラに張架され図示矢印D81の方向(搬送方向)へ循環駆動される転写ベルト81とを備えている。また、転写ベルトユニット8は、転写ベルト81の内側に、感光体カートリッジ装着時において各画像形成ステーションY,M,C,Kが有する感光体ドラム21各々に対して一対一で対向配置される、4個の1次転写ローラ85Y,85M,85C,85Kを備えている。これらの1次転写ローラ85は、それぞれ1次転写バイアス発生部(図示省略)と電気的に接続される。そして、カラーモード実行時は、図1に示すように全ての1次転写ローラ85Y,85M,85C,85Kを画像形成ステーションY,M,C,K側に位置決めすることで、転写ベルト81を画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれが有する感光体ドラム21に押し遣り当接させて、各感光体ドラム21と転写ベルト81との間に1次転写位置TR1を形成する。そして、適当なタイミングで上記1次転写バイアス発生部から1次転写ローラ85に1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、それぞれに対応する1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してカラー画像を形成する。
一方、モノクロモード実行時は、4個の1次転写ローラ85のうち、カラー1次転写ローラ85Y,85M,85Cをそれぞれが対向する画像形成ステーションY,M,Cから離間させるとともにモノクロ1次転写ローラ85Kのみを画像形成ステーションKに当接させることで、モノクロ画像形成ステーションKのみを転写ベルト81に当接させる。その結果、モノクロ1次転写ローラ85Kと画像形成ステーションKとの間にのみ1次転写位置TR1が形成される。そして、適当なタイミングで前記1次転写バイアス発生部からモノクロ1次転写ローラ85Kに1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してモノクロ画像を形成する。
さらに、転写ベルトユニット8は、モノクロ1次転写ローラ85Kの下流側で且つ駆動ローラ82の上流側に配設された下流ガイドローラ86を備える。また、この下流ガイドローラ86は、モノクロ1次転写ローラ85Kが画像形成ステーションKの感光体ドラム21に当接して形成する1次転写位置TR1での1次転写ローラ85Kと感光体ドラム21との共通内接線上において、転写ベルト81に当接するように構成されている。
駆動ローラ82は、転写ベルト81を図示矢印D81の方向に循環駆動するとともに、2次転写ローラ121のバックアップローラを兼ねている。駆動ローラ82の周面には、厚さ3mm程度、体積抵抗率が1000kΩ・cm以下のゴム層が形成されており、金属製の軸を介して接地することにより、図示を省略する2次転写バイアス発生部から2次転写ローラ121を介して供給される2次転写バイアスの導電経路としている。このように駆動ローラ82に高摩擦かつ衝撃吸収性を有するゴム層を設けることにより、駆動ローラ82と2次転写ローラ121との当接部分(2次転写位置TR2)へのシートが進入する際の衝撃が転写ベルト81に伝達しにくく、画質の劣化を防止することができる。
給紙ユニット11は、シートを積層保持可能である給紙カセット77と、給紙カセット77からシートを一枚ずつ給紙するピックアップローラ79とを有する給紙部を備えている。ピックアップローラ79により給紙部から給紙されたシートは、レジストローラ対80において給紙タイミングが調整された後、シート案内部材15に沿って2次転写位置TR2に給紙される。
2次転写ローラ121は、転写ベルト81に対して離当接自在に設けられ、2次転写ローラ駆動機構(図示省略)により離当接駆動される。定着ユニット13は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ131と、この加熱ローラ131を押圧付勢する加圧部132とを有している。そして、その表面に画像が2次転写されたシートは、シート案内部材15により、加熱ローラ131と加圧部132の加圧ベルト1323とで形成するニップ部に案内され、該ニップ部において所定の温度で画像が熱定着される。加圧部132は、2つのローラ1321,1322と、これらに張架される加圧ベルト1323とで構成されている。そして、加圧ベルト1323の表面のうち、2つのローラ1321,1322により張られたベルト張面を加熱ローラ131の周面に押し付けることで、加熱ローラ131と加圧ベルト1323とで形成するニップ部が広くとれるように構成されている。また、こうして定着処理を受けたシートはハウジング本体3の上面部に設けられた排紙トレイ4に搬送される。
また、この装置では、ブレード対向ローラ83に対向してクリーナ部71が配設されている。クリーナ部71は、クリーナブレード711と廃トナーボックス713とを有する。クリーナブレード711は、その先端部を転写ベルト81を介してブレード対向ローラ83に当接することで、2次転写後に転写ベルトに残留するトナーや紙粉等の異物を除去する。そして、このように除去された異物は、廃トナーボックス713に回収される。
図3は、ラインヘッドの概略を示す斜視図である。同図のA−A線は、後述する方向Da-aと平行な線である。上述したとおり、ラインヘッド29の長手方向LGDは主走査方向MDに平行もしくは略平行であり、ラインヘッド29の幅方向LTDは副走査方向SDに平行もしくは略平行である。また、ラインヘッド29の長手方向LGDと幅方向LTDは互いに直交もしくは略直交している。ラインヘッド29が備える各発光素子は感光体ドラム21の表面に向けて光ビームを射出する。そこで、本明細書では、長手方向LGDおよび幅方向LTDに直交もしくは略直交する方向であって、発光素子から感光体ドラム表面に向う方向を、光ビームの進行方向Doaとする。この光ビームの進行方向Doaは、後述する結像光学系の光軸OAと平行もしくは略平行である。
ラインヘッド29が備えるケース291の長手方向LGDの両端には、位置決めピン2911とねじ挿入孔2912が設けられている。そして、感光体ドラム21に対して位置決めされた感光体カバー(図示省略)の位置決め孔(図示省略)に、位置決めピン2911を嵌め込むことで、ラインヘッド29を感光体ドラム21に対して位置決めすることができる。さらに、ねじ挿入孔2912に挿入した固定ねじを、感光体カバーのねじ孔(図示省略)にねじ込むことで、ラインヘッド29を感光体ドラム21に対して固定することができる。
ケース291の内部には、ヘッド基板293、遮光部材297および2枚のレンズアレイ299(299A,299B)が、光ビームの進行方向Doaにこの順番で配置されている。発光素子グループ295は複数の発光素子をグループ化したものであり、ヘッド基板293の裏面に二次元的かつ離散的に配置されている。なお、ヘッド基板293は光ビームの進行方向Doaに並ぶ互いに平行な2つの面を有するが、この明細書では、光ビームの進行方向Doaの上流側のヘッド基板面を「ヘッド基板293の裏面」と称し、光ビームの進行方向Doaの下流側のヘッド基板面を「ヘッド基板293の表面」と称する。
レンズアレイ299A、299Bのそれぞれでは、複数の発光素子グループ295に一対一の対応関係で複数のレンズLSが対向している。こうして、各レンズアレイ299において複数のレンズLSが2次元的に配置されている。また、レンズアレイ299とヘッド基板293の間に配置された遮光部材297には、光ビームの進行方向Doaに貫通する導光孔2971が設けられている。この導光孔2971は各発光素子グループ295毎に設けられている。よって、発光素子グループ295は、この導光孔2971を介して対応するレンズLSに向けて光ビームを射出する。そして、2枚のレンズLS、LSがこの光ビームを感光体ドラム21表面にスポットとして結像する。このように遮光部材297を設けることで、発光素子グループ295が射出した光が当該発光素子グループ295に対応しないレンズLSに入射するというクロストークが抑制されている。
図4は、ヘッド基板の裏面の構成を示す平面図であり、ヘッド基板293の表面側から裏面を見た場合に相当する。なお、同図では、レンズLSが二点差線で示されているが、これは発光素子グループ295とレンズLSとの対応関係を示すためのものであり、ヘッド基板293にレンズLSが形成されていることを示すものではない。同図を用いて、発光素子グループ295の構成および配置の詳細を説明する。
同図に示すように、複数の発光素子グループ295のそれぞれは、長手方向LGDに2行千鳥で並べた15個の発光素子2951で構成されている。そして、複数の発光素子グループ295を長手方向LGDに間隔Dgの3倍の間隔で直線状に並べて、発光素子グループ行295Rが構成されている。これに対応して、レンズアレイ299では、複数のレンズLSを長手方向LGDに間隔Dg×3の間隔で直線状に並べて、レンズ行LSRが構成されている。さらに、3行の発光素子グループ行295Rが、幅方向LTDに間隔Dtで設けられている。これに対応して、レンズアレイ299では、3行のレンズ行LSRが、幅方向LTDに間隔Dtで設けられる。しかも、各発光素子グループ行295Rは、長手方向LGDに間隔Dgだけ互いにずらして配置されている。こうして、各発光素子グループ295は、長手方向LGDにおいて互いに異なる位置に配置される。これに対応して、レンズアレイ299では、各レンズLSが長手方向LGDにおいて互いに異なる位置に配置される。そして、3個の発光素子グループ295(および、3個のレンズLS)が方向Da-aに直線状に並んで配置されることとなる。なお、発光素子グループ295の位置は、光の進行方向Doaから正面視した場合における発光素子グループ295の重心として求めることができる。また、レンズLSの位置は、光の進行方向Doaから正面視した場合におけるレンズLSの頂点の位置として求めることができる。
そして、このラインヘッド29は、特開2008−036937の図11に記載されている露光動作と同様にして、感光体ドラム21の表面に潜像を形成する。つまり、感光体ドラム21表面の副走査方向SDへの移動に応じたタイミングで、各発光素子2951が発光することで、複数のスポットを主走査方向MDに並べて形成する。
図5は、本実施形態にかかるラインヘッドのA−A線部分断面図である。同図を用いて、ラインヘッド29の断面構造の詳細を説明する。ヘッド基板293の裏面293−tには、発光素子グループ295が形成されている。この発光素子グループ295を構成する発光素子は、ボトムエミッション型の有機EL(Electro-Luminescence)素子であり、封止部材294により覆われている。ヘッド基板293の表面293−hには、遮光部材297の底面が当接している。このヘッド基板293はガラスを基材とする光透過性基板であり、発光素子グループ295の各発光素子が射出した光ビームはヘッド基板293を透過して、同図上方(光ビームの進行方向Doa)へと進む。
遮光部材297の上方には、第1のレンズアレイ299Aが遮光部材297と隙間CLを空けて配置されている。さらに、第1のレンズアレイ299Aの上方には第2のレンズアレイ299Bが配置されている。レンズアレイ299A、299Bのそれぞれには、発光素子グループ295側に凸なレンズLSが複数形成されている。そして、本実施形態では、レンズアレイ299A、299Bの光ビームの進行方向Doaにおける2枚の面のうち、レンズLSが形成された面が支持部材296により支持される。後に詳述するように、このように支持することで、レンズアレイ299AのレンズLSとレンズアレイ299BのレンズLSの位置関係を高精度に規定することが可能となっている。
図6は、レンズアレイの構成および当該レンズアレイの支持態様を示すA−A線部分断面図である。レンズアレイ299(299A、299B)は、ガラスを基材とする光透過性のレンズアレイ基板2991を備える。このレンズアレイ基板2991の裏面2991−tには、樹脂層2993が積層形成されている。さらに、この樹脂層2993の裏面2993−tには樹脂製のレンズLSが一体的に形成されている。
このレンズアレイは、金型を用いた方法により作成される。この金型は、樹脂厚TH2993に対応した深さを有して上方に開口したものであり、その底面にはレンズLSに対応した形状を有する凹部が形成されている。レンズアレイを作成するにあたっては、金型の開口をレンズアレイ基板2991の裏面2991−tに向けた状態で、金型がレンズアレイ基板2991の裏面2991−tにかぶせられる。この状態において、金型の内部が光硬化性樹脂で満たされることで、金型とレンズアレイ基板2991との間に光硬化性樹脂が充填される。そして、光硬化性樹脂に光が照射されると、樹脂製のレンズLSが一体形成された樹脂層2993がレンズアレイ基板2991の裏面2991−tに形成される。こうして、ガラス基板(レンズアレイ基板2991)と樹脂層2993とから成るレンズアレイ299(ハイブリッドレンズアレイ)を作成することができる。なお、レンズアレイ基板2991の表面2991−hにはレンズLSは形成されていない。したがって、レンズアレイ299A、299Bそれぞれは、発光素子グループ295側に凸である平凸レンズを並べたものとなる。
このように構成された樹脂層2993の裏面2993−tは、レンズLSが配置されたレンズ配置領域Alと、レンズLSが配置されておらず略全域に渡って平坦な平坦領域Asとに大別できる。この平坦領域Asは厚さTH2993を有している。なお、本明細書において樹脂層2993の厚さとは、平坦領域Asの厚さTH2993を指すものとする。そして、本実施形態では、図6の左右方向(換言すれば、幅方向LTD)の両側から、支持部材296が樹脂層裏面2993−tの平坦領域Asでレンズアレイ299を当接支持する。
図5に戻って、ラインヘッドの断面構造の詳細について説明を続ける。図5に示すように、レンズアレイ299A、299Bのそれぞれでは、複数の発光素子グループ295に一対一で対応して複数のレンズLSが形成される。そして、同じ発光素子グループ295に対応して光ビームの進行方向Doaに並ぶ2つのレンズLSが1個の結像光学系として機能する。つまり、発光素子グループ295から射出された光ビームは、レンズLS、LSにより感光体ドラム21の表面に結像される(同図破線)。なお、同図では、結像光学系の光軸OAが一点鎖線で示されている。
この実施形態では、これらヘッド基板293、レンズアレイ299A、299B(ヘッド基板293等)の光ビームの進行方向Doaにおける間隔が支持部材296により規定されている。この支持部材296は支持部材本体2961を備えている。この支持部材本体2961の内部には、ヘッド基板293等を配置するための配置スペース2962が設けられている。そして、支持部材本体2961には、配置スペース2962の内側に向けて各支持用突起2963、2965、2967が形成されている。
ヘッド基板支持用突起2963は階段状に形成されており、その上面2963sでヘッド基板293の裏面293−tを支持するものである。また、ヘッド基板支持用突起2963は、長手方向LGDにおいてヘッド基板293と同程度の長さを有する。ヘッド基板支持用突起2963の上面2963sは、光ビームの進行方向Doaに直交もしくは略直交する方向に平らな形状を有している。そして、同図の左右それぞれ(換言すれば、幅方向LTDにおいて、ヘッド基板293の両側)に2つのヘッド基板支持用突起2963、2963が設けられている。ヘッド基板支持用突起2963、2963の各上面2963s、2963sは、光ビームの進行方向Doaにおいて互いに同じ位置(換言すれば、互いに同じ高さ)にある。そして、ヘッド基板293がヘッド基板支持用突起2963、2963の上面2963s、2963sに架け渡されて配置される。こうして、ヘッド基板293の裏面293−tが、光ビームの進行方向Doaに直交もしくは略直交した状態で、支持部材296により支持される。なお、ヘッド基板裏面293−tとヘッド基板支持用突起上面2963sとは互いに当接させた状態で接着剤等により固定しておくと良い。
ヘッド基板支持用突起2963の上方には、第1のレンズアレイ支持用突起2965が設けられている。第1のレンズアレイ支持用突起2965は階段状に形成されており、その上面2965sで第1のレンズアレイ299Aの樹脂層2993の裏面2993−t(図6)を支持するものである。また、第1のレンズアレイ支持用突起2965は、長手方向LGDにおいてレンズアレイ299Aと同程度の長さを有する。第1のレンズアレイ支持用突起2965の上面2965sは、光ビームの進行方向Doaに直交もしくは略直交する方向に平らな形状を有している。そして、同図の左右それぞれ(換言すれば、幅方向LTDにおいて、第1のレンズアレイ299Aの両側)に2つの第1のレンズアレイ支持用突起2965、2965が設けられている。第1のレンズアレイ支持用突起2965、2965の各上面2965s、2965sは、光ビームの進行方向Doaにおいて互いに同じ位置(換言すれば、互いに同じ高さ)にある。そして、第1のレンズアレイ299Aの樹脂層2993が第1のレンズアレイ支持用突起2965、2965の上面2965s、2965sに架け渡されて配置される。こうして、第1のレンズアレイ299Aの樹脂層2993の裏面2993−t(図6)が、光ビームの進行方向Doaに直交もしくは略直交した状態で、支持部材296により支持される。このように本実施形態では、2つの第1のレンズアレイ支持用突起2965、2965が本発明の「第1の支持部」として機能している。なお、樹脂層裏面2993−tと第1のレンズアレイ支持用突起上面2965sとは互いに当接させた状態で接着剤等により固定しておくと良い。
第1のレンズアレイ支持用突起2965の上方には、第2のレンズアレイ支持用突起2967が設けられている。第2のレンズアレイ支持用突起2967は階段状に形成されており、その上面2967sで第2のレンズアレイ299Bの樹脂層2993の裏面2993−t(図6)を支持するものである。また、第2のレンズアレイ支持用突起2967は、長手方向LGDにおいてレンズアレイ299Bと同程度の長さを有する。第2のレンズアレイ支持用突起2967の上面2967sは、光ビームの進行方向Doaに直交もしくは略直交する方向に平らな形状を有している。そして、同図の左右それぞれ(換言すれば、幅方向LTDにおいて、第2のレンズアレイ299Bの両側)に2つの第2のレンズアレイ支持用突起2967、2967が設けられている。第2のレンズアレイ支持用突起2967、2967の各上面2967s、2967sは、光ビームの進行方向Doaにおいて互いに同じ位置(換言すれば、互いに同じ高さ)にある。そして、第2のレンズアレイ299Bの樹脂層2993が第2のレンズアレイ支持用突起2967、2967の上面2967s、2967sに架け渡されて配置される。こうして、第2のレンズアレイ299Bの樹脂層2993の裏面2993−t(図6)が、光ビームの進行方向Doaに直交もしくは略直交した状態で、支持部材296により支持される。このように本実施形態では、2つの第2のレンズアレイ支持用突起2967、2967が本発明の「第2の支持部」として機能している。なお、樹脂層裏面2993−tと第2のレンズアレイ支持用突起上面2967sとは互いに当接させた状態で接着剤等により固定しておくと良い。
こうして、ヘッド基板裏面293−t、第1のレンズアレイ299Aの樹脂層裏面2993−h、および第2のレンズアレイ299Bの樹脂層裏面2993−tが互いに平行もしくは略平行となる。また、各支持用突起2963、2965、2967は支持部材本体2961(連結部)を介して連結されており、支持部材本体2961によって各支持用突起2963、2965、2967が位置決めされている。また、各支持用突起2963、2965、2967と支持部材本体2961とは一体的に形成されている。
このように本実施形態では、レンズアレイ299A、299Bのそれぞれは樹脂層2993にレンズが形成されている。しかしながら、この樹脂層2993の厚みTH2993を一定に形成することは困難であり、ばらついてしまうおそれがあった。このばらつきの原因を具体的に説明すると次のとおりである。例えば、上述したような金型を用いた形成方法では、この金型がレンズアレイ基板2991にかぶせられる。この際、金型がレンズアレイ基板2991に対して傾いてしまう場合があり、このような場合、樹脂層2993の厚みTH2993が一定とならず、ばらついてしまう。なお、レンズLSの形状やサグは金型に形成された凹部の形状で決まるため、金型の傾きの影響をほぼ受けない。
そして、このように樹脂層2993の厚みTH2993がばらつくと、レンズアレイ299AのレンズLSとレンズアレイ299BのレンズLSとのレンズ間隔(位置関係)が所定の関係からずれてしまうおそれがあった。これに対して本実施形態では、支持部材296が、レンズアレイ299Aの樹脂層2993のレンズLSが形成された面2993−tでレンズアレイ299Aを支持するとともに、レンズアレイ299Bの樹脂層2993のレンズLSが形成された面2993−tでレンズアレイ299Bを支持している。したがって、樹脂層2993の厚みTH2993に依らず、レンズアレイ299AのレンズLSとレンズアレイ299BのレンズLSとのレンズ間隔(位置関係)を高精度に規定することが可能となっている。
これについて、図7、図8を用いて説明する。図7は、本発明の課題を説明する図である。同図では、レンズアレイ299A、299Bのそれぞれは、レンズアレイ基板2991の表面2991−hで支持部材296により支持されている。そして、レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の厚みTH2993は一様でなく、樹脂層裏面2993−tが傾いてしまっている。同図の例では、レンズアレイ299Aの樹脂層裏面2993−tは右側ほど厚くなっており、レンズアレイ299Bの樹脂層裏面2993−tは右側ほど薄くなっている。その結果、レンズ間隔L1は所定のレンズ間隔より長くなる一方、レンズ間隔L3は所定のレンズ間隔より短くなっている。
図8は、本発明の作用効果を説明する図である。同図においても、図7と同様に、各レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の厚みTH2993がばらついている。しかしながら、同図では、各レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の裏面2993−tが支持部材296によって支持されている。その結果、各レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の裏面2993−tが所定の間隔を空けて互いに平行もしくは略平行となっており、レンズ間隔L1、L2、L3は何れも所定のレンズ間隔に規定されている。こうして、レンズLS、LSのレンズ間隔を高精度に規定して、所望の結像特性を実現することが可能となっている。
また、本実施形態では、支持部材296は、第1のレンズアレイ299Aを支持する支持用突起2965、2965と、第2のレンズアレイ299Bを支持する支持用突起2967、2967とを、支持部材本体2961により連結している。このように、支持用突起2965、2965、2967、2967を互いに連結することで、支持用突起2965、2965と支持用突起2967、2967とを互いに正確に位置決めすることができる。したがって、第1のレンズアレイ299Aの樹脂層裏面2993−tと、第2のレンズアレイ299Bの樹脂層裏面2993−tとの間隔を正確に規定することができる。その結果、同じ結像光学系を構成するレンズLS、LSのレンズ間隔を高精度に規定して、所望の結像特性を実現することが可能となっている。
また、本実施形態は、支持用突起2965、2965、2967、2967および支持部材本体2961を一体的に形成しており好適である。つまり、各部(各支持用突起2965、2967および支持部材本体2961のそれぞれ)を別体で構成した後で組み合わせた場合、各部の間で遊び等が生じてしまう可能性がある。これに対して、これらの各部を一体的に構成することでかかる遊び等の発生が防止され、第1のレンズアレイ299Aの樹脂層裏面2993−tと、第2のレンズアレイ299Bの樹脂層裏面2993−tとの間隔をより正確に規定することができる。
ところで、本実施形態では、ヘッド基板293に発光素子を配設しているため、このヘッド基板293の厚みがばらついてしまうと、発光素子2951が配設されたヘッド基板裏面293−tが傾いてしまい、その結果、発光素子2951とレンズアレイ299AのレンズLSとの間隔が所定の間隔からずれてしまうことが考えられる。その結果、発光素子2951からの光ビームの結像位置が所望の位置から変動して、良好な露光が実行できないおそれがある。これに対して、本実施形態では、そこで、ヘッド基板293の発光素子2951が配された裏面293−tを支持部材296により支持している。これにより、ヘッド基板293の裏面293−tを、レンズアレイ299Aの樹脂層裏面2993−tに平行に支持することができ、発光素子2951とレンズアレイ299AのレンズLSとの間隔を高精度に規定して、良好な露光を実行することが可能となっている。
以上のように、本実施形態では、第1のレンズアレイ299A、第2のレンズアレイ299Bおよび支持部材296とで本発明の「結像光学装置(290)」または「結像光学部(290)」が構成されている。また、第1のレンズアレイAの樹脂層2993が本発明の「第1の樹脂層」に相当し、第2のレンズアレイBの樹脂層2993が本発明の「第2の樹脂層」に相当している。また、第1のレンズアレイAのレンズLSが本発明の「第1のレンズ」に相当し、第2のレンズアレイBのレンズLSが本発明の「第2のレンズ」に相当している。また、ラインヘッド29が本発明の「露光ヘッド」に相当している。また、ヘッド基板293が本発明の「光透過性基板」に相当している。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では、レンズアレイ基板2991に樹脂層2993を形成したハイブリッドレンズアレイをレンズアレイ299A、299Bとして用いた場合について説明した。しかしながら、樹脂層2993のみで構成される樹脂レンズアレイを、レンズアレイ299A、299Bとして用いることもできる。このような樹脂レンズアレイにおいても、樹脂層2993の厚みのばらつきに起因してレンズLS、LSのレンズ間隔が所定の間隔からずれてしまう場合があった。そして、かかる課題は、本発明を適用することで解決されるものである。これについて、図9、図10を用いて説明する。
図9は樹脂レンズアレイを用いた場合の課題の説明図である。同図では、レンズアレイ299A、299Bのそれぞれは樹脂層2993のみから構成されており、この樹脂層2993の裏面2993−tに樹脂製のレンズLSが一体的に形成されている。各レンズアレイ299A、299Bは、樹脂層2993の表面2993−hで支持部材296により支持されている。そして、レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の厚みTH2993は一様でなく、樹脂層裏面2993−tが傾いてしまっている。同図の例では、レンズアレイ299Aの樹脂層裏面2993−tは右側ほど厚くなっており、レンズアレイ299Bの樹脂層裏面2993−tは右側ほど薄くなっている。その結果、レンズ間隔L1は所定のレンズ間隔より長くなる一方、レンズ間隔L3は所定のレンズ間隔より短くなっている。
図10は、樹脂レンズアレイを用いた場合の作用効果を説明する図である。同図においても、図9と同様に、各レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の厚みTH2993がばらついている。しかしながら、同図では、各レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の裏面2993−tが支持部材296によって支持されている。その結果、各レンズアレイ299A、299Bの樹脂層2993の裏面2993−tが所定の間隔を空けて互いに平行もしくは略平行となっており、レンズ間隔L1、L2、L3は何れも所定のレンズ間隔に規定されている。こうして、レンズLS、LSのレンズ間隔を高精度に規定して、所望の結像特性を実現することが可能となっている。
また、上記実施形態では、支持部材296は、ヘッド基板293の裏面293−tを支持していたが、ヘッド基板293の支持態様はこれに限られない。図11は、ヘッド基板の別の支持態様を示す部分断面図である。なお、ヘッド基板293を支持する構成以外は、図5に示した構成と同様であるため、相当符号を付して説明を省略する。図11に示すように、支持部材296は、ヘッド基板293−hの表面でヘッド基板293を支持している。また、ヘッド基板293の離面には、ヘッド基板支持部材298が別途設けられている。
また、上記実施形態では、2枚のレンズアレイ299A、299Bを備える構成に付いて説明したが、レンズアレイ299の枚数はこれに限られない。図12は、3枚のレンズアレイを用いたラインヘッドの部分断面図である。同図に示すように、第2のレンズアレイ299Bの上方にさらにレンズアレイ299Cが設けられている。このレンズアレイ299Cは、図6で示したレンズアレイと同様の構成を有するハイブリッドレンズアレイである。そして、支持用突起2969、2969が、支持用突起2967、2967の上方に階段状に形成されており、レンズアレイ299Cの樹脂層2993の裏面2993−t(図6)が、支持用突起2969、2969により支持される。こうして、3枚のレンズアレイ299A、299B、299CのレンズLS、LS、LSが光ビームの進行方向Doaに並んで1つの結像光学系として機能する。このように、図12に示す実施形態においても、各レンズアレイ299A、299B、299Cを、樹脂層2993のレンズLSが形成された面で支持している。したがって、樹脂層2993の厚みのばらつきに依らず、レンズアレイ299A、299B、299CのレンズLS、LS、LSの面間隔を高精度に規定して、所望の結像特性を実現することが可能となっている。
また、さらなる変形例として、樹脂層2993に座面突起を設けるように構成しても良い。図13は、樹脂層の裏面に座面突起を設けた構成のA−A線部分断面図である。同図に示すように、樹脂層2993の裏面2993−tの平坦領域Asに、所定の高さを有する座面突起2995が形成されている。この座面突起2995は、樹脂層2993の左右方向(換言すれば、幅方向LTD)の両端に設けられている。この座面突起は次のようにして形成することができる。つまり、レンズアレイ299の作成に用いる金型の底部に、座面突起2995、2995に応じた形状の凹部を形成しておき、樹脂層2993と一体的に形成することができる。このように座面突起2995を形成した場合、座面突起2995の高さは凹部の形状で決まり、金型の傾きにほとんど依存しない。そのため、座面突起2995の高さを高精度に規定することができる。
そして、図13に示す変形形態では、支持部材296は、座面突起2995を介して、レンズアレイ299A、299Bそれぞれの樹脂層2993の裏面2993−tを支持する。このように、図13に示す実施形態においても、支持部材296が、レンズアレイ299Aの樹脂層2993のレンズLSが形成された面2993−tでレンズアレイ299Aを支持するとともに、レンズアレイ299Bの樹脂層2993のレンズLSが形成された面2993−tでレンズアレイ299Bを支持している。したがって、樹脂層2993の厚みTH2993に依らず、レンズアレイ299AのレンズLSとレンズアレイ299BのレンズLSとのレンズ間隔(位置関係)を高精度に規定することが可能となっている。
また、上記実施形態では、光ビームの進行方向Doaに複数枚のレンズアレイ299を並べた構成に本発明を適用した場合について説明した。しかしながら、特開2008−201121号公報に記載のように、複数枚のレンズアレイ299を長手方向LGDに並べた構成に対しても本発明を適用することができる。
図14は、複数枚のレンズアレイを長手方向に並べた結像光学装置(結像光学部)の構成を示す平面図であり、光ビームの進行方向Doaの上流側から結像光学装置290を平面視した場合に相当する。同図に示す実施形態では、長手方向LGDに長尺である支持部材296に、貫通窓2964が形成されている。この貫通窓2964は、長手方向LGDに長尺である略長方形状を有しており、光ビームの進行方向Doaに支持部材296を貫通している。また、この貫通窓2964の幅方向LTDの両側に、レンズアレイ299を支持するための支持棒2966が形成されている。
そして、3枚のレンズアレイ299が、支持部材296に対して同図裏側から取り付けられている。なお、同図では、光ビームの進行方向Doaの上流側から平面視において、レンズアレイ299が支持部材296に隠れる部分が破線で示されている。同図に示すように、3枚のレンズアレイ299が長手方向LGDに並んで支持部材296に取り付けられている。各レンズアレイ299は樹脂のみから形成された樹脂レンズアレイであり、樹脂層の裏面2993−tが支持部材296の支持棒2966によって支持されている。このとき、各レンズアレイ299のレンズ形成領域Alは、支持部材の貫通窓2964に対向している。したがって、発光素子グループ295からの光ビームは貫通窓2964を通った後に、レンズLSに入射する。
ところで、このような結像光学装置290において、設計仕様等に応じた所望の特性を実現するためには、各レンズアレイ299のレンズLSは所定の位置関係を満たす必要がある。しかしながら、樹脂層2993の厚みがばらついてしまうと、各レンズアレイ299のレンズの位置関係が所定の関係からずれてしまい、所望の特性が得られない場合があった。これに対して、図14に示す結像光学装置では、支持部材296が、樹脂層2993のレンズLSが形成された面2993−tで各レンズアレイ299を支持している。したがって、樹脂層2993の厚みに依らず、各レンズアレイのレンズの位置関係を高精度に規定することが可能となっている。
また、上記実施形態では、ヘッド基板支持用突起2963、第1・第2のレンズアレイ支持用突起2965、2967は階段形状に仕上げられているが、これらの支持用突起2963、2965、2967の形状はこれに限られない。
また、上記実施形態では、各支持用突起2963、2965、2967と支持部材本体2961とは一体的に形成されている。しかしながら、これらを別体で形成しても良い。
また、上記実施形態では、レンズLSは発光素子グループ295側に凸である構成を備えるが、レンズLSの構成はこれに限られない。したがって、例えば、レンズLSは感光体ドラム表面側に凸であっても良い。具体的には、レンズアレイ基板2991の表面2991−hに樹脂層2993を形成し、この樹脂層2993の感光体ドラム表面に対向する面に凸レンズLSを形成すれば良い。この場合には、樹脂層2993の感光体ドラム表面に対向する面を支持部材296により支持することで、樹脂層2993の厚みTH2993に依らず、レンズアレイ299AのレンズLSとレンズアレイ299BのレンズLSとの位置関係を高精度に規定することが可能となる。
上記実施形態では、レンズアレイ299A、299Bのそれぞれで、3行のレンズ行LSRが設けられている。しかしながら、レンズアレイ299A、299Bのそれぞれでのレンズ行LSRの行数はこれに限られない。
また、上記実施形態では、15個の発光素子2951から発光素子グループ295が構成されている。しかしながら、発光素子グループ295を構成する発光素子2951の個数はこれに限られない。
ラインヘッドを装備した画像形成装置の一例を示す図。 図1の画像形成装置の電気的構成を示す図。 ラインヘッドの概略を示す斜視図。 ヘッド基板の裏面の構成を示す平面図。 本実施形態にかかるラインヘッドの部分断面図。 レンズアレイの構成および当該レンズアレイの支持態様を示す図。 本発明の課題を説明する図。 本発明の作用効果を説明する図。 樹脂レンズアレイを用いた場合の課題の説明図。 樹脂レンズアレイを用いた場合の作用効果を説明する図。 ヘッド基板の別の支持態様を示す部分断面図。 3枚のレンズアレイを用いたラインヘッドの部分断面図。 樹脂層の裏面に座面突起を設けた構成の部分断面図。 複数枚のレンズアレイを長手方向に並べた構成を示す平面図。
符号の説明
21Y、21K…感光体ドラム(潜像担持体) 29…ラインヘッド(露光ヘッド)、 293…ヘッド基板(光透過性基板)、 293−t…ヘッド基板裏面、 293−h…ヘッド基板表面、 298…ヘッド基板支持部材、 295…発光素子グループ、 2951…発光素子、 296…支持部材、 2961…支持部材本体、 2963…ヘッド基板支持用突起、 2964…貫通窓、 2965…第1のレンズアレイ支持用突起、 2966…支持棒、 2967…第2のレンズアレイ支持用突起、 297…遮光部材、 2971…導光孔、 299,299A,299B,299C…レンズアレイ、 2991…レンズアレイ基板2991、 2991−h…レンズアレイ基板表面、 2991−t…レンズアレイ基板裏面、 2993…樹脂層、 2993−t…樹脂層裏面、 2993−h…樹脂層表面、 2995…座面突起、 L1,L2,L3…レンズ間隔、 LGD…長手方向、 LS…レンズLS、 LTD…幅方向、 TH2993…樹脂厚

Claims (8)

  1. 第1の樹脂層および当該第1の樹脂層に形成された第1のレンズを有する第1のレンズアレイと、
    第2の樹脂層および当該第2の樹脂層に形成された第2のレンズを有する第2のレンズアレイと、
    前記第1の樹脂層の前記第1のレンズが形成された面で前記第1のレンズアレイを支持するとともに、前記第2の樹脂層の前記第2のレンズが形成された面で前記第2のレンズアレイを支持する支持部材と、
    を備えたことを特徴とする結像光学装置。
  2. 前記支持部材は、前記第1のレンズおよび前記第2のレンズが1つの結像光学系を構成するように前記第1のレンズアレイおよび前記第2のレンズアレイを支持する請求項1に記載の結像光学装置。
  3. 前記支持部材は、前記第1の樹脂層の第1のレンズが形成された面を支持する第1の支持部と、前記第2の樹脂層の第2のレンズが形成された面を支持する第2の支持部と、前記第1の支持部および前記第2の支持部を連結する連結部と、を有する請求項2に記載の結像光学装置。
  4. 前記第1の支持部、前記第2の支持部および前記連結部が一体的に構成されている請求項3に記載の結像光学装置。
  5. 第1のレンズを有する第1のレンズアレイと、
    第2のレンズを有する第2のレンズアレイと、
    前記第1のレンズアレイの前記第1のレンズが形成された面で前記第1のレンズアレイを支持するとともに、前記第2のレンズアレイの前記第2のレンズが形成された面で前記第2のレンズアレイを支持する支持部材と、
    を備えたことを特徴とする結像光学装置。
  6. 第1の樹脂層および当該第1の樹脂層に形成された第1のレンズを有する第1のレンズアレイ、第2の樹脂層および当該第2の樹脂層に形成された第2のレンズを有する第2のレンズアレイ、および前記第1の樹脂層の前記第1のレンズが形成された面で前記第1のレンズアレイを支持するとともに前記第2の樹脂層の前記第2のレンズが形成された面で前記第2のレンズアレイを支持する支持部材を有する結像光学部と、
    前記結像光学部により結像される光を発光する発光素子と、
    を備えたことを特徴とする露光ヘッド。
  7. 前記発光素子が配設された光透過性基板を備え、
    前記支持部材は、前記光透過性基板の前記発光素子が配された面を支持する請求項6に記載の露光ヘッド。
  8. 潜像が形成される潜像担持体と、
    発光素子からの光を結像光学部により前記潜像担持体に結像する露光ヘッドと、
    を備え、
    前記結像光学部は、第1の樹脂層および当該第1の樹脂層に形成された第1のレンズを有する第1のレンズアレイ、第2の樹脂層および当該第2の樹脂層に形成された第2のレンズを有する第2のレンズアレイ、および前記第1の樹脂層の前記第1のレンズが形成された面で前記第1のレンズアレイを支持するとともに前記第2の樹脂層の前記第2のレンズが形成された面で前記第2のレンズアレイを支持する支持部材を有することを特徴とする画像形成装置。
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