JP2003071464A - 水系における鉄バクテリアの抑制方法 - Google Patents
水系における鉄バクテリアの抑制方法Info
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Abstract
却水系及び紙パルプ製造工程水系における腐食、スライ
ム障害を抑制するために鉄バクテリアの生育を抑制する
方法に関するものである。 【解決手段】 (A)水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭
素酸を発生する化合物と、(B)カチオン性重合体とを
同時に作用させることを特徴とする水系における鉄バク
テリアの抑制方法。
Description
及び排水系における鉄バクテリアの生育を抑制する方法
であり、特に工業用冷却水系、製紙工程水系においての
鉄バクテリアの生育を抑制する方法に関するものであ
る。
系に生息する微生物にはスライムを形成するものが多
い。スライムは微生物の出す粘性物質が水中の土砂、鉄
錆、その他の有機物等と混合して泥状物となったもの
で、粘質膜および絨毯状になっている。スライムが工程
内に付着、繁殖すると、熱交換器の伝熱効率を悪くする
だけでなく、ストレーナーの詰まりを起こし、配管断面
積の減少によって水の流れが悪くなり、著しい場合は配
管閉塞を生じ、またスライムの付着した金属部分に孔食
を促進するといった問題も生じる。中でも鉄バクテリア
は、スライム形成能が大きいうえに、水中において鉄を
酸化する能力を有することから、配管など鉄部の腐食を
促進するという特異な性格を有している。
減するために、水の循環再使用が強化されてきた。水の
循環再使用度が高くなるに従い、水中に溶解しているイ
オンや微生物の栄養となる物質も濃縮され、微生物の繁
殖にとって好都合となってきた。
循環再使用率が高まったほか、従来の酸性条件での抄紙
から中性条件ないし弱アルカリ性条件での抄紙が多くな
ってきた。その結果、製紙工程水系で腐食により生成し
た鉄塩は、酸性抄紙であればは溶解して消失したが、中
性〜アルカリ性抄紙では、赤色の水酸化鉄となって沈着
・析出しやすくなり、工程水中の鉄バクテリアが、水酸
化鉄を取り込んで赤味を帯びたスライムを形成し、設備
・装置に腐食を生じたり、成紙上に赤色の着色、斑点、
目玉等を生じ、製品価値を著しく低下させることがあ
る。
で検出し、数種の殺微生物剤を添加して濁度の変化やコ
ロニーカウント法などで殺微生物剤を選択し、適用され
てきた。しかし、この方法は培養法することができる微
生物に対する評価となっているため、検出・培養方法が
十分に確立されていない鉄バクテリアでは、この培養方
法による評価は適切ではない場合が多かった。〔「バー
ジニー マニュアルオブ システィマティック バクテ
リオォジー(Bergey Manualof Sys
tematic Bacteriology)」(13
巻、2001頁)、「工業用水とその水質管理」(豊田
環値吉著、昭晃堂、312頁)参照〕。そのため、依然
として十分に満足しうる水系の鉄バクテリアの抑制方法
が無く、強く鉄バクテリアの抑制方法が求められてい
た。
用水系及び排水系、特に工業用冷却水系及び紙パルプ製
造工程水系における腐食、スライム障害を抑制するため
に鉄バクテリアの生育を抑制する方法に関するものであ
る。
抑制方法について鋭意研究を行った結果、テトラゾリウ
ム塩が還元されてホルマザンを生成することを利用した
鉄バクテリアの検出方法を用い、水中で次亜塩素酸ある
いは次亜臭素酸を発生する化合物とカチオン性重合体を
同時に使用することにより、鉄バクテリアを抑制するこ
とができることを見出し本発明を完成するに至った。
水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物
と(B)カチオン性重合体とを同時に作用させることを
特徴とする水系における鉄バクテリアの抑制方法であ
る。
(A)水系における鉄バクテリアの抑制方法において、
水中で次亜塩素酸、あるいは次亜臭素酸を発生する化合
物が、(a)次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシ
ウム、次亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カルシウム、
ブロムクロロジメチルヒダントイン、ジブロムジメチル
ヒダントイン、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジ
クロロイソシアヌル酸カリウム、トリクロロイソシアヌ
ル酸から選ばれた1種以上、あるいは(b)次亜塩素酸
ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、次亜臭素酸ナトリ
ウム、次亜臭素酸カルシウムの少なくとも1種以上と臭
化ナトリウム、臭化カリウム、臭化アンモニウムの少な
くとも1種以上との組合せ、から選ばれる1種以上ある
いは1組であることを特徴としている。
載の水系における鉄バクテリアの抑制方法において、
(B)カチオン性重合体がポリエチレンイミン、ポリジ
アリルジメチルアンモニウムクロライド、ジアリルジメ
チルアンモニウムクロライド−二酸化硫黄共重合体、エ
ピクロルヒドリン−ジメチルアミン共重合体、エピクロ
ルヒドリン−アンモニア・ジメチルアミン共重合体、エ
ピクロルヒドリン−エチレンジアミン・アジピン酸共重
合体、アクリルアミド系共重合体のマンニッヒ反応物、
アクリルアミド系共重合体のホフマン反応物から選ばれ
る1種以上であることを特徴としている。
記載の水系における鉄バクテリアの抑制方法において、
鉄バクテリアがレプトスリックス(Leptothrix)属、あ
るいはスフェロチルス(Sphaerotilus)属であることを
特徴としている。
する。
素酸を発生する化合物(以下「(A)成分」とする)
は、水中で次亜塩素酸(HOCl)及び/又は次亜臭素
酸(HOBr)を生成するものである。具体的には、塩
素、二酸化塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カ
リウム、次亜塩素酸カルシウム、臭素、次亜臭素酸ナト
リウム、次亜臭素酸カリウム、次亜臭素酸カルシウム、
クロロイソシアヌル酸およびその水溶性塩(ナトリウム
塩、カリウム塩)、ジクロロイソシアヌル酸およびその
水溶性塩(ナトリウム塩、カリウム塩)、トリクロロイ
ソシアヌル酸、ブロモイソシアヌル酸およびその水溶性
塩(ナトリウム塩、カリウム塩)、ジブロモイソシアヌ
ル酸およびその水溶性塩(ナトリウム塩、カリウム
塩)、トリブロモイソシアヌル酸、一般式(1)で表さ
れるハロゲン化ヒダントイン化合物(式中、X1及びX
2は独立に少なくとも一方は塩素原子または臭素原子で
あり、他方は塩素原子、臭素原子、水素原子のいずれか
を表わし、R1及びR2は独立に水素原子または炭素数
1〜12のアルキル基を表わす。)からなる群から選ば
れる1種以上、更に次亜塩素酸類(次亜塩素酸及びその
ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩)及び/又は
次亜臭素酸類(次亜臭素酸及びそのナトリウム塩、カリ
ウム塩、カルシウム塩)から選ばれた1種以上と水溶性
の臭化塩類(例えば臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭
化アンモニウム等)から選ばれた1種以上との組合せ等
がある。
ム、次亜塩素酸カルシウム、次亜臭素酸ナトリウム、次
亜臭素酸カルシウム、ブロムクロロジメチルヒダントイ
ン、ジブロムジメチルヒダントイン、ジクロロイソシア
ヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸カリウム、
トリクロロイソシアヌル酸から選ばれた1種以上、ある
いは(b)次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウ
ム、次亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カルシウムの1
種以上と臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭化アンモニ
ウムの1種以上との組合せ、の中から選ばれた1種以上
あるいは1組であり、より好ましくは次亜塩素酸ナトリ
ウム、次亜臭素酸ナトリウム、ブロムクロロジメチルヒ
ダントイン、次亜塩素酸ナトリウムと臭化ナトリウム及
び/又は臭化アンモニウムの組合せである。
な物質で分解し易いために安定剤としてスルファミン
酸、ヒダントイン、イソシアヌル酸、サッカリンのナト
リウム塩、4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン等を加えることを何ら妨げるものではな
い。
成分」とする)は、カチオン性を有する水溶性重合体で
あり、カチオン性単量体の重合体及びその4級アンモニ
ウム塩、カチオン性単量体と他の重合性単量体との共重
合体及びその4級アンモニウム塩、エピハロヒドリン−
アルキルアミン付加重合物、エピハロヒドリン−ポリア
ミドポリアミン縮重合物、ホルムアルデヒド−メラミン
付加重合物、(メタ)アクリルアミド系重合体のマンニ
ッヒ変性物、(メタ)アクリルアミド系重合体のホフマ
ン反応生成物などがあり、これらの単独使用あるいは2
種以上を用いても何ら構わない。
ン、ビニルアミン、アリルアミン、ジアリルアミン、ジ
アリルジメチルアミン等およびこれらの4級アンモニウ
ム塩があり、そのカチオン性重合体として、ポリエチレ
ンイミン、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、ポリ
ジアリルアミン、ポリジアリルジメチルアミンおよびそ
の4級アンモニウム塩がある。
共重合体としては、前記のカチオン性単量体の少なくと
も1種と、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリル酸エステル、N,N−ジアルキル
(メタ)アクリルアミノアルキルアミン、二酸化硫黄等
の少なくとも1種以上との反応で得られた共重合体及び
その4級アンモニウム塩等がある。
化硫黄共重合体及びその4級アンモニウム塩、(メタ)
アクリルアミド−[N,N−ジメチル(メタ)アクリル
アミノプロパンアミン]共重合体およびその4級アンモ
ニウム塩、(メタ)アクリル酸エチル−[N,N−ジメ
チル(メタ)アクリルアミノプロパンアミン]共重合体
およびその4級アンモニウム塩、(メタ)アクリル酸−
(メタ)アクリルアミド−[N,N−ジメチル(メタ)
アクリルアミノプロピルアミン]共重合体及びその4級
アンモニウム塩等がある。
重合物としては、エピハロヒドリン−2級アルキルアミ
ン(ジメチルアミン等)付加重合物、エピハロヒドリン
−アンモニア−2級アルキルアミン(ジメチルアミン
等)付加重合物、さらにはエピハロヒドリン−ポリアミ
ドポリアミン縮重合物(エピハロヒドリンと多価アルキ
ルアミン−多価カルボン酸縮合物の反応物)があげられ
る。
ルアミン付加重合物〔例えば「ワイステックスE−10
0」(商品名、長瀬産業(株)製)〕、エピクロルヒド
リン−アンモニア−ジメチルアミン付加重合物、エチレ
ンジアミン−アジピン酸−エピクロルヒドリン縮重合物
〔例えば「カイメン557H」(商品名、日本ピーエム
ーシ(株)製)〕があげられる。
ッヒ変性物としては、ポリ(メタ)アクリルアミドのホ
ルムアルデヒド−ジメチルアミンによるマンニッヒ変性
物、イタコン酸−(メタ)アクリルアミド共重合体とホ
ルムアルデヒド−ジメチルアミンによるマンニッヒ変性
物、イタコン酸−(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)
アクリルアミド共重合体とホルムアルデヒド−ジメチル
アミンによるマンニッヒ変性物等がある。マンニッヒ変
性率は、ホルムアルデヒド−アルキルアミンにより変性
されたアクリルアミド基の割合を示し、通常1モル%〜
50モル%の範囲で適宜、選択されるものである。具体
的な(メタ)アクリルアミド系重合体のマンニッヒ変性
物としては、「ホープロン254MX」(商品名、三井
化学(株)製)があげられる。
ン反応生成物としては、(メタ)アクリルアミド重合体
の次亜塩素酸ナトリウム等の次亜ハロゲン酸塩と水酸化
ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物とによるホフマン
反応生成物、および(メタ)アクリルアミド重合体と共
重合可能な単量体との共重合体のホフマン反応生成物で
ある。例えば、(メタ)アクリルアミド重合体のホフマ
ン反応生成物、(メタ)アクリル酸−(メタ)アクリル
アミド重合体のホフマン反応生成物、(メタ)アクリル
酸メチル−(メタ)アクリルアミド重合体のホフマン反
応生成物、N−ビニル−2−ピロリドン−(メタ)アク
リルアミド重合体のホフマン反応生成物、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸−(メタ)アク
リルアミド重合体のホフマン反応生成物、ビニルスルホ
ン酸−(メタ)アクリルアミド重合体のホフマン反応生
成物、スチレンスルホン酸−(メタ)アクリルアミド重
合体のホフマン反応生成物等がある。ホフマン反応でア
ミンに変性されたアミド基の割合を示す変性率は、通
常、5モル%〜50モル%の範囲であり、(メタ)アク
リルアミド系重合体のホフマン反応生成物がカチオン性
を有するように適宜、選択されるものである。
のホフマン反応生成物の例として、「ホープロン500
B」(商品名、三井化学(株)製)があげられる。
は、ポリエチレンイミン、ポリジアリルジメチルアンモ
ニウムクロライド、ジアリルジメチルアンモニウムクロ
ライド−二酸化硫黄共重合体、エピクロルヒドリン−ジ
メチルアミン共重合体、エピクロルヒドリン−アンモニ
ア・ジメチルアミン共重合体、エピクロルヒドリン−エ
チレンジアミン・アジピン酸共重合体、アクリルアミド
系共重合体のマンニッヒ反応物、アクリルアミド系共重
合体のホフマン反応物であり、より好ましくはポリジア
リルジメチルアンモニウムクロライド、ジアリルジメチ
ルアンモニウムクロライド−二酸化硫黄共重合体、アク
リルアミド系共重合体のマンニッヒ反応物、アクリルア
ミド系共重合体のホフマン反応物である。
オン性であれば良く、そのカチオン性重合体の分子量
は、通常、1,000〜1,000,000であり、好
ましくは1,500〜500,000、より好ましくは
2,000〜100,000である。分子量が、1,0
00未満では充分な本発明の効果が得られない場合があ
り、分子量が1,000,000を越えると凝集力が高
くなり、本発明の効果が十分に発揮されない場合があ
る。
率は、重量比で1:1から100:1、好ましくは、
1:1〜10:1の割合である。
は、水中の菌数、水質、温度、その他運転条件により適
宜、選択決定されるもので特に限定されるものではない
が、一般的には、(A)成分の添加量は、対象とする水
系の水あるいは工程水等の閉鎖系水系では保有水におい
て、有効ハロゲン濃度(JIS K0102の残留塩素
測定法に準じて、有効塩素量と有効臭素量の合計量とし
て測定)として0.01〜100mg/L、好ましくは
0.1〜10mg/Lとなる添加量である。0.01m
g/L未満では鉄バクテリアの抑制効果が少ない場合が
あり、100mg/Lを越えると効果はあるが、添加量
の割に鉄バクテリアの抑制効果の増加が少なく、経済的
に好ましくない場合がある。一方、(B)成分の水系へ
の添加量は、対象とする水系の水あるいは工程水等の閉
鎖系水系では保有水において、共重合体濃度として、
0.01〜100mg/L、好ましくは0.1〜10m
g/Lである。0.01mg/L未満では鉄バクテリア
の抑制効果が少ない場合があり、100mg/Lを越え
ると添加量の割に鉄バクテリアの抑制効果の増加が少な
く、経済的に好ましくない場合がある。
それぞれ別々に添加する方法、あるいは予め混合して添
加する方法のいずれの方法でも構わない。予め混合して
添加する場合、有効成分の分散性及び溶解性を考慮し
て、水や親水性有機溶媒、例えばプロピレンカーボネー
ト、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテルなどのグリコールエーテ
ル類、エチレングリコール、ジエチレングリコールなど
のグリコール類、メタノール、エタノール、プロパノー
ルなどのアルコール類、メチルアセテート、ジメチルホ
ルムアミドなどを配合して混合を容易にすることができ
る。
げられない範囲において、他の殺菌剤、スライム分散
剤、防食剤、スケール防止剤等を加えることには何ら制
限を加えるものではない。鉄バクテリアは微生物の中で
は非常に特異な呼吸代謝系をもち、例えばシスティン鉄
錯体は一般の微生物に対しては栄養源となるが、鉄バク
テリアに対しては呼吸阻害を起こすことが知られている
〔風間ふたば:第18回水質汚濁学会講演集 24(1
984)〕。本発明者らは、鉄バクテリアが2価の酸化
鉄を3価の酸化鉄に酸化する能力があり、この酸化反応
の起こる系にテトラゾリウム塩を共存させると、テトラ
ゾリウム塩が還元されホルマザンを生成することを利用
して鉄バクテリアを検出した。この検出方法を実施する
にあたり、系内に他の栄養源が存在すると鉄バクテリア
以外の微生物がその栄養源を資化しテトラゾリウム塩か
らホルマザンを生成することがあるので、実施前に微生
物細菌を洗浄し、さらに該微生物体内に蓄積されている
基質も枯渇化させ、一種の飢餓状態にする必要がある。
ホルマザンは発色し、あるいは紫外線で蛍光を発するの
で、顕微鏡や蛍光顕微鏡で見ることにより鉄バクテリア
の存在が確認され、また生菌数を計測することもでき
る。
2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニル)
−5−フェニル テトラゾリウムクロライド (IN
T)、3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−
2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウム ブロマイド
(XTT)、2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム
クロライド(TTC)、5−シアノ−2,3−ジトリル
テトラゾリウム クロライド(CTC)等がある。
いは次亜臭素酸を発生する化合物と(B)カチオン性重
合体を同時に水系に作用させることにより、その殺菌作
用は飛躍的に高まることを見出しなしたものである。次
亜塩素酸あるいは次亜臭素酸は本来それなりの殺菌作用
をもっていることはよく知られているが、(B)成分
が、細胞膜上で行なわれている物質代謝(電子の与授)
のバランスを崩すことにより、一時的に呼吸活性阻害が
生じ、そこに(A)成分が作用することにより低濃度で
大きな効果を示すと考えられる。すなわち、(A)成分
と(B)成分を同時に作用させることにより、微量で鉄
バクテリア独特の呼吸酵素系が阻害され、顕著な殺微生
物作用を示すようになったものと考えられる。すなわ
ち、鉄バクテリアは、電子伝達系において、 Fe2++H++1/4O2→ Fe3++1/2H2
O+1.7kcal で表される独自の代謝を有している。本発明の(B)成
分はカチオン基を有しているため、負の電荷を持つ鉄バ
クテリアの細胞表面に付着し、鉄バクテリア細胞表面の
負電荷が小さくなる。その結果、Fe2+は鉄バクテリ
ア細胞表面に接近し難くなり、Fe2+の細胞内への取
りこみが阻害され、Fe2+をエネルギー源として使用
している鉄バクテリアは大きな影響を受けると推定され
る。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
H;関東化学(株)製) A−2:ジブロムジメチルヒダントイン(DBMH;関
東化学(株)製) A−3:トリクロロイソシアヌル酸(試薬、関東化学
(株)製) A−4:ジクロロイソシアヌル酸カリウム(試薬、関東
化学(株)製) A−5:臭化ナトリウム(NaBr;関東化学(株)
製) A−6:次亜塩素酸ナトリウム(有効塩素濃度12%N
aOCl水溶液;関東化学(株)製) [B成分] B−1:ポリエチレンイミン「エポミンP−1000
(重合体分30%)」(商品名、分子量7万、日本触媒
(株)製) B−2:ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド
(分子量5万、重合体分30%、旭電化工業(株)製) B−3:ジアリルジメチルアンモニウムクロライド−二
酸化硫黄共重合体「PAS−A−120L(重合体分3
0%)」(商品名、分子量10万、日東紡績(株)製) B−4:エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合
物「ワイステックスE−100(重合体分80%)」
(商品名、分子量5,000、長瀬産業(株)製) B−5:エピクロルヒドリン−アンモニア−ジメチルア
ミン(モル比で1:0.1:1)付加重合体(重合体4
0%)(分子量5万、長瀬産業(株)製) B−6:エピクロルヒドリン−ジエチレントリアミン・
アジピン酸(モル比で1:1:1)縮重合物(重合体3
0%)(分子量10万、長瀬産業(株)製) B−7:ポリアクリルアミドのマンニッヒ反応物(固形
分:15%、粘度:7300mPa・s、pH:10.
7、マンニッヒ変性率25%) プロペラ型撹拌翼を持った攪拌機、温度計、還流冷却器
を備えた2Lフラスコに50%濃度のアクリルアミド水
溶液142g、イソプロピルアルコール10g、水34
0gを入れ、30%水酸化ナトリウム水溶液でpHを
4.0に調製し窒素ガスを注入して酸素を追い出しなが
ら、溶液を65℃に加温し、過硫酸ナトリウム0.2g
を投入して、この温度で5時間反応を継続した。その
後、30℃に冷却してポリアクリルアミドを得た。これ
に60%ジメチルアミン水溶液45g、37重量%濃度
のホルマリン水溶液40gを添加し、30%水酸化ナト
リウム水溶液でpHを10.7としてから40℃に加温
し、2時間マンニッヒ反応を行った。常温まで冷却し
て、固形分:15%、粘度:7300mPa・s、p
H:10.7、マンニッヒ変性率25%のポリアクリル
アミドのマンニッヒ反応物を得た。 B−8:ポリアクリルアミドのホフマン反応物(固形分
12%、粘度:10,000mPa・s、pH:6.
2、ホフマン変性率15%) プロペラ型撹拌翼を持った攪拌機、温度計、還流冷却器
を備えた2Lフラスコに50%アクリルアミド水溶液1
42g、イソプロピルアルコール10g、水340gを
入れ、30%水酸化ナトリウム水溶液でpHを4.0に
調製し窒素ガスを注入して酸素を追い出しながら、溶液
を65℃に加温し、過硫酸ナトリウム0.2gを投入し
て、この温度で5時間反応を継続した。その後、30℃
に冷却してポリアクリルアミドを得た。これを30%水
酸化ナトリウム水溶液でpHを約7に調整した。次に6
5℃に加温し、20%固形分濃度の次亜塩素酸ナトリウ
ム−水酸化ナトリウム(重量比1:1)混合物30gを
添加して、撹拌下、5分間反応させた。反応後、5℃の
冷水200gを入れて冷却して反応を停止させ、さらに
20%濃度の塩酸でpHを6に調整した。その結果、固
形分:12%、粘度:10,000mPa・s、pH:
6.2、ホフマン変性率15%のポリアクリルアミドの
ホフマン反応物を得た。 [その他] C−1:ポリアクリルアミド(分子量1,000,00
0、住友化学(株)製) C−2:ポリアクリル酸ナトリウム「アクアリックDL
−453(重合体分35%)」(商品名、分子量50,
000、日本触媒(株)製) C−3:ポリエチレングリコール(PEG)ポリプロピ
レングリコール(PPG)ブロックポリマー(PEG:
40モル%、PPG分子量:1,750)(「プルロニ
ックL−64」(商品名)・旭電化工業(株)製) [試験に用いた微生物] (鉄バクテリア) 微生物1:スフェロチルス属 (Sphaerotilus sp:AT
CC13916) 微生物2:スフェロチルス ナタンス(Sphaerotilus na
tans :IFO13543) 微生物3:レプトスリックス ディスコホラ (Leptothr
ix discophora :ATCC43182) (一般細菌) 微生物4:シュードモナス エルギノーサ (Pseudomona
s aeruginosa :IFO−12689) 微生物5:エッセレシア コリ (Escherechia coli :
IAM−12119) [試験に用いた試薬] ・2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニ
ル)−5−フェニル テトラゾリウムクロライド(同人化
学製特級試薬:INT) ・イーストエキストラクト〔極東製薬工業株式会社製、
試薬〕 ・ペプトン〔極東製薬工業株式会社製,試薬〕 ・その他、ホルマリン、グルコース、硫酸アンモニウ
ム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム・7水和物、塩化
カルシウム・2水和物、りん酸1水素2カリウム、硫酸
1水素2カリウム、硫酸2水素1カリウム、クエン酸鉄
アンモニウム、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリウム、炭
酸マンガン、寒天はそれぞれ関東化学(株)社製試薬を
用いた。 [実施例に用いた培地] (スフェロチルス用の平板培地) ・ペプトン 5mg ・硫酸アンモニウム 1500mg ・塩化カリウム 50mg ・りん酸1水素2カリウム 50mg ・硫酸マグネシウム・7水 50mg ・塩化カルシウム・2水 10mg ・クエン酸鉄アンモニウム 500mg ・寒天 18g 以上の各成分を蒸留水に溶解し、全容量を1L(pH=
6.5)とした。 (レプトスリックス平板培地) ・グルコース 166mg ・ペプトン 72mg ・酢酸アンモニウム 24mg ・酢酸ナトリウム 36mg ・硫酸2水素1カリウム 36mg ・硫酸1水素2カリウム 68mg ・硫酸マグネシウム・7水 2mg ・塩化カルシウム・2水 2mg ・炭酸マンガン 0.5mg ・クエン酸鉄アンモニウム 0.1mg ・寒天 18g 以上の各成分を蒸留水に溶解し、全容量を1L(pH=
6.5)とした。 (一般細菌用平板培地) ・グルコース 1.0g ・ペプトン 5.0g ・イーストエキストラクト 2.5g ・寒天 18.0g 以上の各成分を蒸留水に溶解し、全容量を1L(pH=
6.8)とした。 (鉄バクテリアの検出方法)試料水10mLを遠心分離
し(10,000rpm、10分間)した後、上澄み液を
除き、沈降物を滅菌水にて3回洗浄し、0.050M/
L−リン酸バッファーに懸濁して1時間振とうした。再
度遠心分離を行い、0.010M/L−リン酸バッファ
ーに再懸濁した。その溶液4mLに硫酸第一鉄水溶液
(500mg/L)を1mL添加し、28℃にて3時間
静置しサンプル液とした。サンプル液474.5μLに
INT水溶液(0.0197M/L)25.5μLを添
加し、40分反応させた後、ホルマリンを最終濃度1%
となるよう添加した。この10μLを採り、プレパラー
トを作成して位相差顕微鏡により赤色に染まったものを
鉄バクテリアとして、その生菌数を測定した。鉄バクテ
リアの生菌数(Y:個/mL)は、10視野以上、合計
400個以上細菌を数え、その平均値とし、以下の数式
より求めた。 Y=X/{(15.36/A)×10}×(500/474.
5)×(5/4)×484×1000 =4150.476×A×X Y:鉄バクテリア菌数(個/mL) A:使用した対物レンズの倍率(倍率) X:平均した生菌数(個) 使用したカバーグラス面積:484mm2 カウントした視野面積:15.36mm2/倍率 (殺菌試験1)スフェロチルス属、スフェロチルス ナ
タンス、レプトスリックス ディスコホラ、シュードモ
ナス エルギノーサ、エッセレシア コリの各菌株をそ
れぞれの平板培地にて対数増殖期になるように25℃に
て1〜2日間培養を行なった。滅菌水100mL中に対
数増殖期にある菌株を300mLの三角フラスコにそれ
ぞれl白金耳入れて、鉄バクテリアは「鉄バクテリアの
検出方法」、一般細菌はコロニーカウント法にて菌数測
定した。
分の所定量をB成分、A成分の順番に300mLの三角
フラスコに添加し、30℃にて30分間振盪した後、鉄
バクテリアは「鉄バクテリアの検出方法」、一般細菌は
コロニーカウント法にて菌数の測定を行なった。
%臭化ナトリウム水溶液100mLに有効塩素濃度 1
2%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液10mLを添加して
次亜臭素酸(HOBr)水溶液を調製し、所定量を添加
した。この場合の臭素原子と有効塩素原子の比は1:1
で、次亜塩素酸(HOCl)が次亜臭素酸(HOBr)
に変換した。
株を300mLの三角フラスコに入れた試験水100m
L中に予めA成分を入れて、有効ハロゲン量が0.4〜
0.5mg/Lになるような添加量を確認して、試験を
行った。測定結果を表1に示した。
ーサ(微生物4)、エッセレシア コリ(微生物5)
は、比較例1〜6のようにA成分(次亜塩素酸あるいは
次亜臭素酸を発生する化合物)のみを1.0mg/L添
加し、30分間接触することで菌数は大きく減少する。
しかし、鉄バクテリアのスフェロチルス属(微生物
1)、スフェロチルス(微生物2)、レプトスリックス
ディスコホラ(微生物3)は、ほとんど影響を受けな
かった。さらに、本発明の方法であるA成分(次亜塩素
酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物)とB成分(カ
チオン性重合体)を同時に使用する方法は、一般細菌、
鉄バクテリアに劇的な殺微生物効果を示した。 (殺菌試験2)中質紙の中性抄造を行っている工場の白
水(pH:7.4)を採取し、試料水とした。試料水を
110mL採り、遠心沈澱(10,000G、10分
間)行なった後、上清液を除去し、滅菌水を加えて再
度、遠心沈澱を行なった。この一連の操作を3回実施し
た後、滅菌水を加えて110mLとし、1時間静置し
た。このように処理した試料水を10mL採り、「鉄バ
クテリアの検出方法」で鉄バクテリアの菌数を測定し、
一般細菌は試料水を直接、コロニーカウント法で菌数を
測定した。次に、残りの試料水100mLに対して殺微
生物試験を行なった。殺微生物剤としてA成分のブロモ
クロロジメチルヒダントイン(A−1)、ジクロロイソ
シアヌル酸カリウム(A−4)、次亜塩素酸ナトリウム
(A−6)とB成分のポリジアリルジメチルアンモニウ
ムクロライド(B−2)、エピクロルヒドリン−ジメチ
ルアミン付加重合物(B−4)、ポリアクリルアミドの
マンニッヒ反応物(B−7)を所定量添加し、30℃に
て30分間振盪した後、再度、菌数測定を行なった。A
成分の添加量の決定は、予め試料水にA成分を入れて、
有効ハロゲン量が0.4〜0.5mg/Lになるように
添加量を確認して、以下の結果を得た後、試験を行っ
た。 ・A成分の添加量5.0mg/Lで試料水の有効ハロゲ
ン量は0.4〜0.5mg/L ・A成分の添加量10.0mg/Lで試料水の有効ハロ
ゲン量が0.8〜1.0mg/L
/L添加し、30分間接触することで一般細菌を十分死
滅させることができる。しかし、鉄バクテリアには殆ど
殺菌効果がない。一方、本発明の方法であるA成分5.
0mg/LとB成分0.5mg/Lの同時使用により、
鉄バクテリアを殆ど死滅させることができることが確認
された。
る鉄バクテリアの成長抑制及び殺菌ができ、各種産業の
冷却水系・工程水系におけるスライム障害や腐食等の問
題、紙パルプ製造工程水系におけるスライム障害による
損紙発生や腐食を改善することができ、産業に大きく寄
与する。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭
素酸を発生する化合物と、(B)カチオン性重合体とを
同時に作用させることを特徴とする水系における鉄バク
テリアの抑制方法。 - 【請求項2】 水中で次亜塩素酸および/あるいは次亜
臭素酸を発生する化合物が、(a)次亜塩素酸ナトリウ
ム、次亜塩素酸カルシウム、次亜臭素酸ナトリウム、次
亜臭素酸カルシウム、ブロムクロロジメチルヒダントイ
ン、ジブロムジメチルヒダントイン、ジクロロイソシア
ヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸カリウム、
トリクロロイソシアヌル酸から選ばれた1種以上、ある
いは(b)次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウ
ム、次亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カルシウムの少
なくとも1種以上と臭化ナトリウム、臭化カリウム、臭
化アンモニウムの少なくとも1種以上との組合せ、から
選ばれる1種以上あるいは1組である請求項1記載の水
系における鉄バクテリアの抑制方法。 - 【請求項3】 カチオン性重合体が、ポリエチレンイミ
ン、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジ
アリルジメチルアンモニウムクロライド−二酸化硫黄共
重合体、エピクロルヒドリン−ジメチルアミン共重合
体、エピクロルヒドリン−アンモニア・ジメチルアミン
共重合体、エピクロルヒドリン−エチレンジアミン・ア
ジピン酸共重合体、アクリルアミド系共重合体のマンニ
ッヒ反応物、アクリルアミド系共重合体のホフマン反応
物から選ばれる1種以上である請求項1又は2記載の水
系における鉄バクテリアの抑制方法。 - 【請求項4】 鉄バクテリアが、レプトスリックス(Le
ptothrix)属あるいはスフェロチルス(Sphaerotilus)
属である請求項1ないし3のいずれかに記載の水系にお
ける鉄バクテリアの抑制方法。
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