JP2001219173A - 水系における鉄バクテリアの抑制方法 - Google Patents
水系における鉄バクテリアの抑制方法Info
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- JP2001219173A JP2001219173A JP2000029868A JP2000029868A JP2001219173A JP 2001219173 A JP2001219173 A JP 2001219173A JP 2000029868 A JP2000029868 A JP 2000029868A JP 2000029868 A JP2000029868 A JP 2000029868A JP 2001219173 A JP2001219173 A JP 2001219173A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種産業の冷却水系、紙パルプ工業など
の工程水系中に生育する鉄バクテリアを効果的に抑制
し、水系におけるスライムや腐食等の問題を解決するこ
とができる方法を提供する。 【解決手段】 鉄バクテリアの生存する水系に対し、
(A)臭素原子に対してα−位及び/またはβ−位の炭
素原子に、シアノ基、ニトロ基、カルボニル基、カルボ
キシル基、アミド基、アルコキシル基、ヒドロキシル基
及びスルホン基より選ばれた1種以上の置換基を有する
脂肪族臭素化合物の1種以上と、(B)水中で次亜塩素
酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物の1種以上とを
同時に作用させることを特徴とする水系における鉄バク
テリアの抑制方法。
の工程水系中に生育する鉄バクテリアを効果的に抑制
し、水系におけるスライムや腐食等の問題を解決するこ
とができる方法を提供する。 【解決手段】 鉄バクテリアの生存する水系に対し、
(A)臭素原子に対してα−位及び/またはβ−位の炭
素原子に、シアノ基、ニトロ基、カルボニル基、カルボ
キシル基、アミド基、アルコキシル基、ヒドロキシル基
及びスルホン基より選ばれた1種以上の置換基を有する
脂肪族臭素化合物の1種以上と、(B)水中で次亜塩素
酸あるいは次亜臭素酸を発生する化合物の1種以上とを
同時に作用させることを特徴とする水系における鉄バク
テリアの抑制方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄バクテリアの生
存する工業用水系における鉄バクテリアの生育を抑制す
る方法であり、特に工業用冷却水系、製紙工程水系等工
業用水系においての鉄バクテリアによる障害を抑制する
方法に関するものである。
存する工業用水系における鉄バクテリアの生育を抑制す
る方法であり、特に工業用冷却水系、製紙工程水系等工
業用水系においての鉄バクテリアによる障害を抑制する
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷却水、工程処理水、洗浄水等工業用水
系に生息する微生物にはスライムを形成するものが多
い。スライムは微生物の出す粘性物質が水中の土砂、鉄
錆、その他の有機物等と混合して泥状物となったもの
で、粘質膜および絨毯状になっている。スライムが工程
内に付着、繁殖すると、熱交換器の伝熱効率を悪くする
だけでなく、ストレーナーの詰まりを起こし、配管断面
積の減少によって水の流れが悪くなり、著しい場合は配
管閉塞を生じ、またスライムの付着した金属部分に孔食
を促進するといった問題も生じる。
系に生息する微生物にはスライムを形成するものが多
い。スライムは微生物の出す粘性物質が水中の土砂、鉄
錆、その他の有機物等と混合して泥状物となったもの
で、粘質膜および絨毯状になっている。スライムが工程
内に付着、繁殖すると、熱交換器の伝熱効率を悪くする
だけでなく、ストレーナーの詰まりを起こし、配管断面
積の減少によって水の流れが悪くなり、著しい場合は配
管閉塞を生じ、またスライムの付着した金属部分に孔食
を促進するといった問題も生じる。
【0003】鉄バクテリアはスライム形成能が大きく、
また水中において鉄を酸化する能力を有することから、
配管など鉄部の腐食を促進するという特異な性格を有し
ている。
また水中において鉄を酸化する能力を有することから、
配管など鉄部の腐食を促進するという特異な性格を有し
ている。
【0004】冷却水系においては、水資源保全と用水コ
ストを低減するために、水の循環再使用が強化されてき
た。水の循環再使用度が高くなるに従い、水中に溶解し
ているイオンや微生物の栄養となる物質も濃縮され、微
生物の繁殖にとって好都合な条件となってきた。
ストを低減するために、水の循環再使用が強化されてき
た。水の循環再使用度が高くなるに従い、水中に溶解し
ているイオンや微生物の栄養となる物質も濃縮され、微
生物の繁殖にとって好都合な条件となってきた。
【0005】また、製紙工程においては、工程水(白
水)の循環再使用率が高まり、さらに近年、上質紙、情
報誌、塗工原紙の普及や、紙の長寿命化の要求が高まっ
たことから従来の酸性条件での抄紙から中性条件での抄
紙が多くなってきた。製紙工程水系で腐食があると生成
した鉄塩は、酸性条件では水に溶解していたものが、中
性〜アルカリ性になると溶解せず赤色の水酸化鉄となっ
て析出する。鉄バクテリアは、腐食を促進するだけでな
く、形成したスライム内に不溶性の水酸化鉄を取り込む
ことから赤味を帯びたスライムとなり、これは製品であ
る紙の上に着色、斑点、目玉等を生じ、製品価値を著し
く低下させることとなる。
水)の循環再使用率が高まり、さらに近年、上質紙、情
報誌、塗工原紙の普及や、紙の長寿命化の要求が高まっ
たことから従来の酸性条件での抄紙から中性条件での抄
紙が多くなってきた。製紙工程水系で腐食があると生成
した鉄塩は、酸性条件では水に溶解していたものが、中
性〜アルカリ性になると溶解せず赤色の水酸化鉄となっ
て析出する。鉄バクテリアは、腐食を促進するだけでな
く、形成したスライム内に不溶性の水酸化鉄を取り込む
ことから赤味を帯びたスライムとなり、これは製品であ
る紙の上に着色、斑点、目玉等を生じ、製品価値を著し
く低下させることとなる。
【0006】水系での微生物対策は、各種の殺微生物剤
等を用いて微生物の生育を抑制あるいは死滅させる方法
が一般に行われている。殺微生物剤については、これ迄
数多くの提案、報告がある。
等を用いて微生物の生育を抑制あるいは死滅させる方法
が一般に行われている。殺微生物剤については、これ迄
数多くの提案、報告がある。
【0007】殺微生物剤の開発は、微生物を培地で検出
して進められており、例えば微生物を滅菌水などに分散
させ、そこに殺微生物剤を添加して、濁度の変化やコロ
ニーカウント法などで求めた該微生物の生存率を指標に
して行われてきた。しかし、この方法は当然のことなが
ら培養法によって確認できる微生物にだけ注目しての開
発であった。
して進められており、例えば微生物を滅菌水などに分散
させ、そこに殺微生物剤を添加して、濁度の変化やコロ
ニーカウント法などで求めた該微生物の生存率を指標に
して行われてきた。しかし、この方法は当然のことなが
ら培養法によって確認できる微生物にだけ注目しての開
発であった。
【0008】ところが、鉄バクテリアについては簡単に
検出・培養する方法がはなかったばかりか、ある種の鉄
バクテリアについては分離が困難であること〔バーゲイ
マニュアル オブ システィマティック バクテリオ
ジー(Bergey Manual of System
atic Bacteriology),13巻,20
01頁参照〕から、これまでの培養方法は全ての鉄バク
テリアに適用できないのが実状である〔豊田 環値吉著
「工業用水とその水質管理」昭晃堂刊,312頁を参
照〕。すなわち、これまでの殺微生物剤は鉄バクテリア
に対する効果を全く考慮しておらず、従ってこれら殺微
生物剤を作用させても鉄バクテリアは生き残り、スライ
ム対策が満足に出来ない原因ともなっていた。
検出・培養する方法がはなかったばかりか、ある種の鉄
バクテリアについては分離が困難であること〔バーゲイ
マニュアル オブ システィマティック バクテリオ
ジー(Bergey Manual of System
atic Bacteriology),13巻,20
01頁参照〕から、これまでの培養方法は全ての鉄バク
テリアに適用できないのが実状である〔豊田 環値吉著
「工業用水とその水質管理」昭晃堂刊,312頁を参
照〕。すなわち、これまでの殺微生物剤は鉄バクテリア
に対する効果を全く考慮しておらず、従ってこれら殺微
生物剤を作用させても鉄バクテリアは生き残り、スライ
ム対策が満足に出来ない原因ともなっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、これ迄に
提案された殺微生物剤は鉄バクテリアに対する殺微生物
効果は全く無視されており、鉄バクテリアの抑制剤とし
ての実効性について検証されないままであった。 そこ
で、本発明は鉄バクテリアの生存する工業用水系におい
て鉄バクテリアの生育を抑制する方法を提供することに
ある。
提案された殺微生物剤は鉄バクテリアに対する殺微生物
効果は全く無視されており、鉄バクテリアの抑制剤とし
ての実効性について検証されないままであった。 そこ
で、本発明は鉄バクテリアの生存する工業用水系におい
て鉄バクテリアの生育を抑制する方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鉄バクテ
リアの検出方法を見出し、この方法を用いて水系におけ
る鉄バクテリアの挙動を観察することにより、本発明を
なすに至った。
リアの検出方法を見出し、この方法を用いて水系におけ
る鉄バクテリアの挙動を観察することにより、本発明を
なすに至った。
【0011】すなわち、本請求項1の発明は、鉄バクテ
リアの生存する水系に対し、(A)臭素原子に対してα
−位及び/またはβ−位の炭素原子に、シアノ基、ニト
ロ基、カルボニル基、カルボキシル基、アミド基、アル
コキシル基、ヒドロキシル基及びスルホン基より選ばれ
た1種以上の置換基を有する脂肪族臭素化合物の1種以
上と、(B)水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発
生する化合物の1種以上とを同時に作用させることを特
徴とする水系における鉄バクテリアの抑制方法であり、
請求項2の発明は、該脂肪族臭素化合物が、2,2−ジ
ブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−
2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブ
ロモ−2−ニトロエタノールである請求項1記載の水系
における鉄バクテリアの抑制方法であり、請求項3の発
明は、水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発生する
化合物が、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カ
ルシウム、二酸化塩素、臭素、次亜臭素酸ナトリウム、
次亜臭素酸カルシウム、ブロムクロルジメチルヒダント
イン、ジブロムジメチルヒダントイン、ジクロルジメチ
ルヒダントインである請求項1記載の水系における鉄バ
クテリアの抑制方法であり、請求項4の発明は、鉄バク
テリアがレプトスリックス(Leptothrix)属
あるいはスフェロチルス(Sphaerotilus)
属である請求項1記載の水系における鉄バクテリアの抑
制方法である。
リアの生存する水系に対し、(A)臭素原子に対してα
−位及び/またはβ−位の炭素原子に、シアノ基、ニト
ロ基、カルボニル基、カルボキシル基、アミド基、アル
コキシル基、ヒドロキシル基及びスルホン基より選ばれ
た1種以上の置換基を有する脂肪族臭素化合物の1種以
上と、(B)水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発
生する化合物の1種以上とを同時に作用させることを特
徴とする水系における鉄バクテリアの抑制方法であり、
請求項2の発明は、該脂肪族臭素化合物が、2,2−ジ
ブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−
2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブ
ロモ−2−ニトロエタノールである請求項1記載の水系
における鉄バクテリアの抑制方法であり、請求項3の発
明は、水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を発生する
化合物が、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カ
ルシウム、二酸化塩素、臭素、次亜臭素酸ナトリウム、
次亜臭素酸カルシウム、ブロムクロルジメチルヒダント
イン、ジブロムジメチルヒダントイン、ジクロルジメチ
ルヒダントインである請求項1記載の水系における鉄バ
クテリアの抑制方法であり、請求項4の発明は、鉄バク
テリアがレプトスリックス(Leptothrix)属
あるいはスフェロチルス(Sphaerotilus)
属である請求項1記載の水系における鉄バクテリアの抑
制方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。
本発明において、(A)成分は、臭素原子に対してα−
位及び/またはβ−位の炭素原子に、シアノ基、ニトロ
基、カルボニル基、カルボキシル基、アミド基、アルコ
キシル基、ヒドロキシル基及びスルホン基より選ばれた
1種以上の置換基を有する脂肪族臭素化合物〔以下「A
成分化合物」と略す〕であり、これらは水に溶解する
か、少量の水溶性有機溶剤の存在で溶解するか、あるい
は対象とする水系の温度において液状となっているもの
である。A成分化合物の例を挙げると、2,2−ジブロ
モ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−2−
ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ
−2−ニトロエタノール、1,4ービスブロモアセトキ
シー2ーブテン、1,2ービスブロモアセトキシエタ
ン、1,4−ジブロモ−2、3−ブタンジオール、1,
1−ジブロモ−2−ニトロ−2−アセトキシエタン、2
−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ジアセトキシプロパ
ン、1,2,3−トリス(ブロモアセトキシ)プロパ
ン、ベンジルブロムアセテート、1,3−ジアセトキシ
−2−ブロモ−2−ニトロプロパン、1,1−ジブロモ
−1−ニトロプロパノール−2、2−ニトロ−3−ブロ
モ−n−ブチルモノブロモアセテート、ビス(トリブロ
ムメチル)スルホン、ブロモジシアノアセトアミド、2
−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ペンタンジオール、2
−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ブタンジオール、2−
ブトキシエチルブロムアセテート、(2−ブトキシ−1
−メチル)−エチルブロムアセテート、ブロモ酢酸、2
−ブロモ酪酸、2−ブロモプロピオン酸、ブロムピルビ
ン酸エチルエステル、2−ブロモエタノール、ジブロモ
プロパノールなどであり、好ましくは2,2−ジブロモ
−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−2−ニ
トロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ−
2−ニトロエタノールである。これらは2種以上を混合
して用いることはなんら差し支えない。
本発明において、(A)成分は、臭素原子に対してα−
位及び/またはβ−位の炭素原子に、シアノ基、ニトロ
基、カルボニル基、カルボキシル基、アミド基、アルコ
キシル基、ヒドロキシル基及びスルホン基より選ばれた
1種以上の置換基を有する脂肪族臭素化合物〔以下「A
成分化合物」と略す〕であり、これらは水に溶解する
か、少量の水溶性有機溶剤の存在で溶解するか、あるい
は対象とする水系の温度において液状となっているもの
である。A成分化合物の例を挙げると、2,2−ジブロ
モ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−2−
ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ
−2−ニトロエタノール、1,4ービスブロモアセトキ
シー2ーブテン、1,2ービスブロモアセトキシエタ
ン、1,4−ジブロモ−2、3−ブタンジオール、1,
1−ジブロモ−2−ニトロ−2−アセトキシエタン、2
−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ジアセトキシプロパ
ン、1,2,3−トリス(ブロモアセトキシ)プロパ
ン、ベンジルブロムアセテート、1,3−ジアセトキシ
−2−ブロモ−2−ニトロプロパン、1,1−ジブロモ
−1−ニトロプロパノール−2、2−ニトロ−3−ブロ
モ−n−ブチルモノブロモアセテート、ビス(トリブロ
ムメチル)スルホン、ブロモジシアノアセトアミド、2
−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ペンタンジオール、2
−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ブタンジオール、2−
ブトキシエチルブロムアセテート、(2−ブトキシ−1
−メチル)−エチルブロムアセテート、ブロモ酢酸、2
−ブロモ酪酸、2−ブロモプロピオン酸、ブロムピルビ
ン酸エチルエステル、2−ブロモエタノール、ジブロモ
プロパノールなどであり、好ましくは2,2−ジブロモ
−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−2−ニ
トロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ−
2−ニトロエタノールである。これらは2種以上を混合
して用いることはなんら差し支えない。
【0013】(B)成分は、水中で次亜塩素酸あるいは
次亜臭素酸を発生する化合物〔以下「B成分化合物」と
略す〕、すなわち水中にて次亜塩素酸(HOCl)、次
亜臭素酸(HOBr)、次亜塩素酸イオン(OC
l−)、次亜臭素酸イオン(OBr −)のような有効ハ
ロゲンを発生させるものである。B成分化合物の例を挙
げると、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カル
シウム、二酸化塩素、臭素、次亜臭素酸ナトリウム、次
亜臭素酸カルシウム、ブロムクロルジメチルヒダントイ
ン、ジブロムジメチルヒダントイン、ジクロルジメチル
ヒダントイン、塩化イソシアヌール酸、ジ塩化イソシア
ヌール酸、トリ塩化イソシアヌール酸、臭素化イソシア
ヌール酸、ジ臭素イソシアヌール酸、トリ臭素イソシア
ヌール酸が挙げられ、好ましくは塩素、次亜塩素酸ナト
リウム、次亜塩素酸カルシウム、二酸化塩素、臭素、次
亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カルシウム、ブロムク
ロルジメチルヒダントイン、ジブロムジメチルヒダント
イン、ジクロルジメチルヒダントインである。これらを
2種以上混合して用いることもなんら差し支えない。こ
れらは、固体、好ましくは粉体として対象とする水系に
加えてもよいが、水溶液にして加えることも可能であ
る。
次亜臭素酸を発生する化合物〔以下「B成分化合物」と
略す〕、すなわち水中にて次亜塩素酸(HOCl)、次
亜臭素酸(HOBr)、次亜塩素酸イオン(OC
l−)、次亜臭素酸イオン(OBr −)のような有効ハ
ロゲンを発生させるものである。B成分化合物の例を挙
げると、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カル
シウム、二酸化塩素、臭素、次亜臭素酸ナトリウム、次
亜臭素酸カルシウム、ブロムクロルジメチルヒダントイ
ン、ジブロムジメチルヒダントイン、ジクロルジメチル
ヒダントイン、塩化イソシアヌール酸、ジ塩化イソシア
ヌール酸、トリ塩化イソシアヌール酸、臭素化イソシア
ヌール酸、ジ臭素イソシアヌール酸、トリ臭素イソシア
ヌール酸が挙げられ、好ましくは塩素、次亜塩素酸ナト
リウム、次亜塩素酸カルシウム、二酸化塩素、臭素、次
亜臭素酸ナトリウム、次亜臭素酸カルシウム、ブロムク
ロルジメチルヒダントイン、ジブロムジメチルヒダント
イン、ジクロルジメチルヒダントインである。これらを
2種以上混合して用いることもなんら差し支えない。こ
れらは、固体、好ましくは粉体として対象とする水系に
加えてもよいが、水溶液にして加えることも可能であ
る。
【0014】本発明は、鉄バクテリアの生存する水系に
対してA成分化合物とB成分化合物を同時に作用させる
ことで十分な鉄バクテリア抑制効果を発揮するが、A成
分化合物として特に2,2−ジブロモ−3−ニトリロプ
ロピオンアミド、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プ
ロパンジオール、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノ
ールを使用した場合にはその効果は顕著である(後記実
施例参照)。
対してA成分化合物とB成分化合物を同時に作用させる
ことで十分な鉄バクテリア抑制効果を発揮するが、A成
分化合物として特に2,2−ジブロモ−3−ニトリロプ
ロピオンアミド、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プ
ロパンジオール、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノ
ールを使用した場合にはその効果は顕著である(後記実
施例参照)。
【0015】本発明は、水中で次亜塩素酸(HOC
l)、次亜臭素酸(HOBr)、次亜塩素酸イオン(O
Cl−)、次亜臭素酸イオン(OBr−)を発生するB
成分化合物の存在する水系において、そこにA成分化合
物を同時に作用させると該水系中の鉄バクテリアを死滅
させる作用が飛躍的に高まることを見出したものであ
る。
l)、次亜臭素酸(HOBr)、次亜塩素酸イオン(O
Cl−)、次亜臭素酸イオン(OBr−)を発生するB
成分化合物の存在する水系において、そこにA成分化合
物を同時に作用させると該水系中の鉄バクテリアを死滅
させる作用が飛躍的に高まることを見出したものであ
る。
【0016】鉄バクテリアは微生物の中では非常に特異
な呼吸代謝系をもち、例えばシスティン鉄錯体は一般の
微生物に対しては栄養源となるが、鉄バクテリアに対し
ては呼吸阻害を起こすことが知られている〔風間 ふた
ば:第18回水質汚濁学会講演集 24(198
4)〕。
な呼吸代謝系をもち、例えばシスティン鉄錯体は一般の
微生物に対しては栄養源となるが、鉄バクテリアに対し
ては呼吸阻害を起こすことが知られている〔風間 ふた
ば:第18回水質汚濁学会講演集 24(198
4)〕。
【0017】本発明者らは、鉄バクテリアが2価の酸化
鉄を3価の酸化鉄に酸化する能力があり、この酸化反応
の起こる系にテトラゾリウム塩を共存させると、テトラ
ゾリウム塩が還元されホルマザンを生成することを利用
した鉄バクテリアの検出方法を確立した。
鉄を3価の酸化鉄に酸化する能力があり、この酸化反応
の起こる系にテトラゾリウム塩を共存させると、テトラ
ゾリウム塩が還元されホルマザンを生成することを利用
した鉄バクテリアの検出方法を確立した。
【0018】この検出方法を実施するにあたり、系内に
他の栄養源が存在すると鉄バクテリア以外の微生物がそ
の栄養源を資化しテトラゾリウム塩からホルマザンを生
成することがあるので、実施前に微生物細菌を洗浄し、
さらに該微生物体内に蓄積されている基質も枯渇化さ
せ、一種の飢餓状態にする必要がある。ホルマザンは発
色し、あるいは紫外線で蛍光を発するので、顕微鏡や蛍
光顕微鏡で見ることにより鉄バクテリアの存在が確認さ
れ、また生菌数を計測することもできる。
他の栄養源が存在すると鉄バクテリア以外の微生物がそ
の栄養源を資化しテトラゾリウム塩からホルマザンを生
成することがあるので、実施前に微生物細菌を洗浄し、
さらに該微生物体内に蓄積されている基質も枯渇化さ
せ、一種の飢餓状態にする必要がある。ホルマザンは発
色し、あるいは紫外線で蛍光を発するので、顕微鏡や蛍
光顕微鏡で見ることにより鉄バクテリアの存在が確認さ
れ、また生菌数を計測することもできる。
【0019】検出に用いられるテトラゾリウム塩は、2
−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニ
ル)−5−フェニル テトラゾリウムクロライド(IN
T)、3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−
2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムブロマイド
(XTT)、2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム
クロライド(TTC)、5−シアノ−2,3−ジトリル
テトラゾリウムクロライド(CTC)がある。
−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニ
ル)−5−フェニル テトラゾリウムクロライド(IN
T)、3−(4,5−ジメチル−2−チアゾリル)−
2,5−ジフェニル−2Hテトラゾリウムブロマイド
(XTT)、2,3,5−トリフェニルテトラゾリウム
クロライド(TTC)、5−シアノ−2,3−ジトリル
テトラゾリウムクロライド(CTC)がある。
【0020】A成分化合物やB成分化合物はそれぞれ単
独でもそれなりの殺微生物作用をもっていることはよく
知られているが、B成分化合物中の有効ハロゲン(塩
素、臭素)だけで鉄バクテリアを死滅させる程の量がな
くとも、一時的に呼吸活性阻害が生じ、そこにA成分化
合物が作用することにより低濃度で大きな効果を示すの
である。すなわち、A成分化合物とB成分化合物を同時
に作用させることにより、微量で鉄バクテリア独特の呼
吸酵素系が阻害され、顕著な殺微生物作用を示すように
なったものと考えられる。
独でもそれなりの殺微生物作用をもっていることはよく
知られているが、B成分化合物中の有効ハロゲン(塩
素、臭素)だけで鉄バクテリアを死滅させる程の量がな
くとも、一時的に呼吸活性阻害が生じ、そこにA成分化
合物が作用することにより低濃度で大きな効果を示すの
である。すなわち、A成分化合物とB成分化合物を同時
に作用させることにより、微量で鉄バクテリア独特の呼
吸酵素系が阻害され、顕著な殺微生物作用を示すように
なったものと考えられる。
【0021】A成分化合物、B成分化合物の添加方法は
特に限定するものではなく任意に選ばれ、それぞれの化
合物を別々に添加してもよく、また混合して添加しても
よい。しかし実用上は、A成分化合物を適度な濃度の溶
液として、これにB成分化合物を加え混合し、しかる後
対象とする水系に投入するのがよい。このとき、A成分
化合物を水、あるいは一部有機溶剤を含んだ水に適切な
濃度に溶解させ、この中にB成分化合物を加え軽く攪拌
しつつ、好ましくは1〜30分、さらに好ましくは2〜
10分間保持してから水系に添加するのがよい。予め調
製する際の溶液の濃度は特に制約されないが、一般的に
はA成分化合物とB成分化合物の合計で0.01〜10
重量%である。
特に限定するものではなく任意に選ばれ、それぞれの化
合物を別々に添加してもよく、また混合して添加しても
よい。しかし実用上は、A成分化合物を適度な濃度の溶
液として、これにB成分化合物を加え混合し、しかる後
対象とする水系に投入するのがよい。このとき、A成分
化合物を水、あるいは一部有機溶剤を含んだ水に適切な
濃度に溶解させ、この中にB成分化合物を加え軽く攪拌
しつつ、好ましくは1〜30分、さらに好ましくは2〜
10分間保持してから水系に添加するのがよい。予め調
製する際の溶液の濃度は特に制約されないが、一般的に
はA成分化合物とB成分化合物の合計で0.01〜10
重量%である。
【0022】水系への添加量は、対象とする水系の水
質、温度、その他運転条件、水中の鉄バクテリア生存
数、水中に共存する鉄バクテリア以外の微生物菌の種類
やその生存数などにより異なり、また本発明におけるA
成分化合物、B成分化合物の種類やそれらの添加頻度な
どにより異なり一律に決められるものではない。一般的
にはA成分化合物の添加量は、化合物中の臭素原子で系
内の保有水量に対して0.01〜100mg/L、好ま
しくは0.1〜10mg/Lである。0.01mg/L
より少ない添加量ではその効果が小さいことがあり、ま
た100mg/Lより多い量では効果は充分高いが添加
量の割には効果の増加がなく不経済となることがある。
B成分化合物の添加量は、水溶液中における有効ハロゲ
ン(塩素、臭素)で0.1〜1mg/L、好ましくは
0.2〜0.5mg/Lである。0.01mg/Lより
少ない添加量ではその効果が小さいことがあり、また1
0mg/Lより多い量では殺微生物効果は充分高いが添
加量の割には効果の増加がなく不経済となることがあ
り、さらに腐食を発生させることもある。実際的には、
水中の微生物数、スライム発生状況を観察し、それに見
合った添加量、添加頻度など変えていくのが好ましい。
質、温度、その他運転条件、水中の鉄バクテリア生存
数、水中に共存する鉄バクテリア以外の微生物菌の種類
やその生存数などにより異なり、また本発明におけるA
成分化合物、B成分化合物の種類やそれらの添加頻度な
どにより異なり一律に決められるものではない。一般的
にはA成分化合物の添加量は、化合物中の臭素原子で系
内の保有水量に対して0.01〜100mg/L、好ま
しくは0.1〜10mg/Lである。0.01mg/L
より少ない添加量ではその効果が小さいことがあり、ま
た100mg/Lより多い量では効果は充分高いが添加
量の割には効果の増加がなく不経済となることがある。
B成分化合物の添加量は、水溶液中における有効ハロゲ
ン(塩素、臭素)で0.1〜1mg/L、好ましくは
0.2〜0.5mg/Lである。0.01mg/Lより
少ない添加量ではその効果が小さいことがあり、また1
0mg/Lより多い量では殺微生物効果は充分高いが添
加量の割には効果の増加がなく不経済となることがあ
り、さらに腐食を発生させることもある。実際的には、
水中の微生物数、スライム発生状況を観察し、それに見
合った添加量、添加頻度など変えていくのが好ましい。
【0023】本発明の方法においては、本発明の効果を
妨げない範囲において、これと同時に、他の殺微生物
剤、スライム分散剤、腐食防止剤、スケール防止剤など
を加えることには何ら制限を加えるものではない。
妨げない範囲において、これと同時に、他の殺微生物
剤、スライム分散剤、腐食防止剤、スケール防止剤など
を加えることには何ら制限を加えるものではない。
【0024】工業用水系において、その水質が中性〜ア
ルカリになるなどの特定の条件が整うと、鉄バクテリア
の増殖が進み、たとえ一般細菌数が低くてもトラブルに
なることがある。このような状態を防止するためには、
鉄バクテリアを指標とした殺微生物剤の適用が重要であ
り、一般細菌をまきこんだスライムに発展しない段階で
有効な防除策を講じることができる。
ルカリになるなどの特定の条件が整うと、鉄バクテリア
の増殖が進み、たとえ一般細菌数が低くてもトラブルに
なることがある。このような状態を防止するためには、
鉄バクテリアを指標とした殺微生物剤の適用が重要であ
り、一般細菌をまきこんだスライムに発展しない段階で
有効な防除策を講じることができる。
【0025】
【実施例】以下に実施例によって本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0026】[A成分化合物] 化合物−A:2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパ
ンジオール〔ブーツ社製;BNPD〕 化合物−B:2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール
〔ナガセ化成(株)製;DBNE〕 化合物−C:2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオ
ンアミド〔ナガセ化成(株)製;DBNPA〕 化合物−D:1,4−ビスブロモアセトキシ−2−ブテ
ン〔吉富製薬(株)製;BBAB〕 化合物−E:1,2−ビスブロモアセトキシエタン〔吉
富製薬(株)製;BBAE〕 化合物−F:2−ブロモプロピオン酸〔関東化学社製
試薬〕
ンジオール〔ブーツ社製;BNPD〕 化合物−B:2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール
〔ナガセ化成(株)製;DBNE〕 化合物−C:2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオ
ンアミド〔ナガセ化成(株)製;DBNPA〕 化合物−D:1,4−ビスブロモアセトキシ−2−ブテ
ン〔吉富製薬(株)製;BBAB〕 化合物−E:1,2−ビスブロモアセトキシエタン〔吉
富製薬(株)製;BBAE〕 化合物−F:2−ブロモプロピオン酸〔関東化学社製
試薬〕
【0027】[比較に用いた殺微生物剤] 化合物−G:メチレンビスチオシアネート〔アルブライ
ト&ウイルソン社製:MBTC〕 化合物−H:5−クロル−2−メチル−4−イソチアゾ
ロン−3−オン〔ローム アンド ハース社製;CMT〕
ト&ウイルソン社製:MBTC〕 化合物−H:5−クロル−2−メチル−4−イソチアゾ
ロン−3−オン〔ローム アンド ハース社製;CMT〕
【0028】[B成分化合物] 化合物−I:次亜塩素酸ナトリウム〔関東化学社製 試
薬〕 化合物−J:ブロムクロルジメチルヒダントイン〔バイ
オラボ社製;BCDMH〕 化合物−K:ジブロムジメチルヒダントイン〔バイオラ
ボ社製;DBDMH〕
薬〕 化合物−J:ブロムクロルジメチルヒダントイン〔バイ
オラボ社製;BCDMH〕 化合物−K:ジブロムジメチルヒダントイン〔バイオラ
ボ社製;DBDMH〕
【0029】[試験に用いた微生物] 鉄バクテリア スフェロチルス属(Sphaerotilus sp A
TCC13916) スフェロチルス ナタンス(Sphaerotilus
natans:IFO−13543) レプトスリックス ディスコホラ(Leptothri
x discophora ATCC43182) 一般細菌 シュードモナス エルギノーサ(Pseudomona
s aeruginosa:IFO−12689) エッセレシア コリ(Escherechia col
i:IAM−l2119)
TCC13916) スフェロチルス ナタンス(Sphaerotilus
natans:IFO−13543) レプトスリックス ディスコホラ(Leptothri
x discophora ATCC43182) 一般細菌 シュードモナス エルギノーサ(Pseudomona
s aeruginosa:IFO−12689) エッセレシア コリ(Escherechia col
i:IAM−l2119)
【0030】[試験に用いた試薬] 2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニトロフェニ
ル)−5−フェニルテトラゾリウムクロライド〔同人化
学製特級試薬;INT〕 イーストエキストラクト〔極東製薬工業株式会社製;試
薬〕 ペプトン〔極東製薬工業株式会社製;試薬〕
ル)−5−フェニルテトラゾリウムクロライド〔同人化
学製特級試薬;INT〕 イーストエキストラクト〔極東製薬工業株式会社製;試
薬〕 ペプトン〔極東製薬工業株式会社製;試薬〕
【0031】その他、ホルマリン、グルコース、硫酸ア
ンモニウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム・7水和
物、塩化カルシウム・2水和物、りん酸1水素2カリウ
ム、硫酸1水素2カリウム、硫酸2水素1カリウム、ク
エン酸鉄アンモニウム、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリ
ウム、炭酸マンガン、寒天は、関東化学社製試薬を用い
た。
ンモニウム、塩化カリウム、硫酸マグネシウム・7水和
物、塩化カルシウム・2水和物、りん酸1水素2カリウ
ム、硫酸1水素2カリウム、硫酸2水素1カリウム、ク
エン酸鉄アンモニウム、酢酸アンモニウム、酢酸ナトリ
ウム、炭酸マンガン、寒天は、関東化学社製試薬を用い
た。
【0032】 [実施例に用いた培地] スフェロチルス用の平板培地 ペプトン 5mg 硫酸アンモニウム 1.5g 塩化カリウム 50mg りん酸1水素2カリウム 50mg 硫酸マグネシウム・7水 50mg 塩化カルシウム・2水 10mg クエン酸鉄アンモニウム 500mg 寒天 18g 蒸留水1L pH:6.5
【0033】 レプトスリックス平板培地 グルコース 166mg ペプトン 72mg 酢酸アンモニウム 24mg 酢酸ナトリウム 36mg 硫酸2水素1カリウム 36mg 硫酸1水素2カリウム 68mg 硫酸マグネシウム・7水 2mg 塩化カルシウム・2水 2mg 炭酸マンガン 0.5mg クエン酸鉄アンモニウム 0.1mg 寒天 18g 蒸留水1L pH:6.5
【0034】 一般細菌用平板培地 グルコース 1.0g ペプトン 5.0g イーストエキストラクト 2.5g 寒天 18g 蒸留水1L pH:6.8
【0035】実施例1 [鉄バクテリアの検出方法]試料水10mLを遠心分離
(10000rpm、10分)した後、滅菌水にて3回
洗浄し、50mM−リン酸バッファーに懸濁して1時間
振とうした。再度遠心分離を行い、10mM−リン酸バ
ッファーに再懸濁した。その溶液4mLに硫酸第一鉄水
溶液(500mg/L)を1mL添加し、28℃にて3
時間静置しサンプル液とした。サンプル液474.5μ
Lに、INT水溶液(19.7mM)25.5μLを添
加し、40分反応させた後、ホルマリンを最終濃度1%
となるよう添加したものを10μLとり、プレパラート
を作成して顕微鏡観察を行った。位相差顕微鏡により赤
色に染まったものを鉄バクテリアの生菌数とした。鉄バ
クテリアは、10視野以上、合計400個以上細菌を数
え、その平均を求めた。鉄バクテリアの菌数は、以下の
数式より求めた。
(10000rpm、10分)した後、滅菌水にて3回
洗浄し、50mM−リン酸バッファーに懸濁して1時間
振とうした。再度遠心分離を行い、10mM−リン酸バ
ッファーに再懸濁した。その溶液4mLに硫酸第一鉄水
溶液(500mg/L)を1mL添加し、28℃にて3
時間静置しサンプル液とした。サンプル液474.5μ
Lに、INT水溶液(19.7mM)25.5μLを添
加し、40分反応させた後、ホルマリンを最終濃度1%
となるよう添加したものを10μLとり、プレパラート
を作成して顕微鏡観察を行った。位相差顕微鏡により赤
色に染まったものを鉄バクテリアの生菌数とした。鉄バ
クテリアは、10視野以上、合計400個以上細菌を数
え、その平均を求めた。鉄バクテリアの菌数は、以下の
数式より求めた。
【0036】Y=X/{(15.36/A)×10}×
(500/474.5)×(5/4)×484×1000
=4150.476×A×X Y:鉄バクテリア菌数(個/mL) A:使用した対物レンズの倍率(倍率) X:平均した生菌数(個) 使用したカバーグラス面積=484mm2 カウントした視野面積=15.36mm2/倍率
(500/474.5)×(5/4)×484×1000
=4150.476×A×X Y:鉄バクテリア菌数(個/mL) A:使用した対物レンズの倍率(倍率) X:平均した生菌数(個) 使用したカバーグラス面積=484mm2 カウントした視野面積=15.36mm2/倍率
【0037】実施例2 スフェロチルス属、スフェロチルス ナタンス、レプト
スリックス ディスコホラ、シュードモナス エルギノー
サ、エッセレシア コリの各菌株をそれぞれの平板培地
にて対数増殖期になるように25℃にて1〜2日間培養
を行なった。滅菌水100mL中に対数増殖期にあるそ
れぞれの菌株をl白金耳入れ、鉄バクテリアは実施例1
の方法にて、一般細菌はコロニーカウント法にて菌数測
定した後、殺微生物剤を所定量添加した。殺微生物剤添
加して30℃にて30分間振盪した後、菌数の測定を行
なった。殺微生物剤添加前と後との菌数測定値を表1、
2、3に示す。尚、表中のA成分化合物の添加量は臭素
原子換算量であり、B成分化合物の添加量は有効ハロゲ
ン(塩素、臭素)濃度を示している。又、A成分化合物
とB成分化合物を組み合せるとき両者を混合してから5
分経過してから添加した。
スリックス ディスコホラ、シュードモナス エルギノー
サ、エッセレシア コリの各菌株をそれぞれの平板培地
にて対数増殖期になるように25℃にて1〜2日間培養
を行なった。滅菌水100mL中に対数増殖期にあるそ
れぞれの菌株をl白金耳入れ、鉄バクテリアは実施例1
の方法にて、一般細菌はコロニーカウント法にて菌数測
定した後、殺微生物剤を所定量添加した。殺微生物剤添
加して30℃にて30分間振盪した後、菌数の測定を行
なった。殺微生物剤添加前と後との菌数測定値を表1、
2、3に示す。尚、表中のA成分化合物の添加量は臭素
原子換算量であり、B成分化合物の添加量は有効ハロゲ
ン(塩素、臭素)濃度を示している。又、A成分化合物
とB成分化合物を組み合せるとき両者を混合してから5
分経過してから添加した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【表3】
【0041】一般細菌である、シュードモナス エルギ
ノーサ、エッセレシア コリに対しては、従来の殺微生
物剤を20mg/L、あるいは有効ハロゲン濃度を2.
0mg/L添加し30分間接触することで、殆ど死滅す
る。しかし鉄バクテリアである、スフェロチルス属、ス
フェロチルス、 ナタンスレプトスリックス ディスコホ
ラに対しては、従来の殺微生物剤を20mg/L、また
は有効ハロゲン濃度を2.0mg/L添加しても殆ど死
滅しなかった。
ノーサ、エッセレシア コリに対しては、従来の殺微生
物剤を20mg/L、あるいは有効ハロゲン濃度を2.
0mg/L添加し30分間接触することで、殆ど死滅す
る。しかし鉄バクテリアである、スフェロチルス属、ス
フェロチルス、 ナタンスレプトスリックス ディスコホ
ラに対しては、従来の殺微生物剤を20mg/L、また
は有効ハロゲン濃度を2.0mg/L添加しても殆ど死
滅しなかった。
【0042】また、脂肪族臭化化合物系でない殺微生物
剤である化合物−G、−Hを10mg/Lと有効ハロゲ
ン0.2mg/Lを併用しても、一般細菌および鉄バク
テリア双方に対して相乗効果を得られなかった。
剤である化合物−G、−Hを10mg/Lと有効ハロゲ
ン0.2mg/Lを併用しても、一般細菌および鉄バク
テリア双方に対して相乗効果を得られなかった。
【0043】本発明に係るA成分化合物5mg/L(臭
素原子換算量)と、B成分化合物0.2mg/L(有効
ハロゲン量)を併用することにより、一般細菌に対して
も若干相乗効果が見られたが、鉄バクテリアに対しては
劇的な殺微生物効果を示した。また一般に殺微生物剤と
考えられていない化合物−Fも10mg/L(臭素原子
換算量)とB成分化合物0.2mg/L(有効ハロゲン
換算量)の併用添加で、生菌数を半分以下にすることが
出来、鉄バクテリアに対して高い殺菌効果が得られた。
これによりA成分化合物とB成分化合物とを併用をする
ことにより鉄バクテリアを殆ど死滅させることが出来
き、本発明の有効性が確認された。
素原子換算量)と、B成分化合物0.2mg/L(有効
ハロゲン量)を併用することにより、一般細菌に対して
も若干相乗効果が見られたが、鉄バクテリアに対しては
劇的な殺微生物効果を示した。また一般に殺微生物剤と
考えられていない化合物−Fも10mg/L(臭素原子
換算量)とB成分化合物0.2mg/L(有効ハロゲン
換算量)の併用添加で、生菌数を半分以下にすることが
出来、鉄バクテリアに対して高い殺菌効果が得られた。
これによりA成分化合物とB成分化合物とを併用をする
ことにより鉄バクテリアを殆ど死滅させることが出来
き、本発明の有効性が確認された。
【0044】実施例3 中性紙を抄紙している工場の白水を採取し、試料水とし
た。試料水を110mL採り、遠心沈澱(10000
G、10分)行なった後、上清液を除去し、滅菌水を加
え再度遠心沈澱を行なった。この一連の操作を3回実施
した後、滅菌水を加えて110mLとし1時間静置し
た。このように処理した試料水を10mL採り、実施例
1の方法で鉄バクテリアを、コロニーカウント法で一般
細菌の菌数測定を行なった。次に、残りの試料水100
mLに対して殺微生物試験を行なった。殺微生物剤を所
定量添加した後、30℃にて30分間振盪した後、再度
菌数測定を行なった。化合物−B、C、G、Hの群と化
合物−I、Jの群の化合物を組み合せた殺微生物剤は、
両者を混合してから5分経過したものを用いた。尚、表
中のA成分化合物の添加量は臭素原子換算量であり、B
成分化合物の添加量は有効ハロゲン(塩素、臭素)濃度
を示している。殺微生物剤添加前と後との菌数測定値を
表4に示す。
た。試料水を110mL採り、遠心沈澱(10000
G、10分)行なった後、上清液を除去し、滅菌水を加
え再度遠心沈澱を行なった。この一連の操作を3回実施
した後、滅菌水を加えて110mLとし1時間静置し
た。このように処理した試料水を10mL採り、実施例
1の方法で鉄バクテリアを、コロニーカウント法で一般
細菌の菌数測定を行なった。次に、残りの試料水100
mLに対して殺微生物試験を行なった。殺微生物剤を所
定量添加した後、30℃にて30分間振盪した後、再度
菌数測定を行なった。化合物−B、C、G、Hの群と化
合物−I、Jの群の化合物を組み合せた殺微生物剤は、
両者を混合してから5分経過したものを用いた。尚、表
中のA成分化合物の添加量は臭素原子換算量であり、B
成分化合物の添加量は有効ハロゲン(塩素、臭素)濃度
を示している。殺微生物剤添加前と後との菌数測定値を
表4に示す。
【0045】
【表4】
【0046】従来の殺微生物剤は、25mg/L添加し
30分間接触することで一般細菌をに対しては十分死滅
させる効果があるが、鉄バクテリアに対しては殆ど効果
がないことも同時に明らかになった。
30分間接触することで一般細菌をに対しては十分死滅
させる効果があるが、鉄バクテリアに対しては殆ど効果
がないことも同時に明らかになった。
【0047】一方、本発明に係るA成分化合物5mg/
L(臭素原子換算量)と、B成分化合物を0.5mg/
L(有効ハロゲン換算量)併用することにより、鉄バク
テリアを殆ど死滅させることが出来、本発明の有効性が
確認された。
L(臭素原子換算量)と、B成分化合物を0.5mg/
L(有効ハロゲン換算量)併用することにより、鉄バク
テリアを殆ど死滅させることが出来、本発明の有効性が
確認された。
【0048】実施例4 スフェロチルス属、スフェロチルス ナタンス、レプト
スリックス ディスコホラ、の各菌株をそれぞれの平板
培地にて対数増殖期になるように25℃にて1〜2日間
培養を行なった。滅菌水100mL中に対数増殖期にあ
るそれぞれの菌株を1白金耳入れ、実施例1の方法にて
菌数測定した後、殺微生物剤を所定量添加した。A成分
化合物(化合物−A、B、C)とB成分化合物(化合物
−I、J、K)の化合物を組み合せた殺微生物剤は、両
者を別々に添加したもの(反応時間0分)、混合してか
ら1分、10分経過したものを用いた。殺微生物剤添加
して30℃にて30分間振盪した後、菌数の測定を行な
った。殺微生物剤添加前と後との菌数測定値を表5に示
す。尚、表中のA成分化合物の添加量は臭素原子換算量
であり、B成分化合物の添加量は有効ハロゲン(塩素、
臭素)濃度を示している。
スリックス ディスコホラ、の各菌株をそれぞれの平板
培地にて対数増殖期になるように25℃にて1〜2日間
培養を行なった。滅菌水100mL中に対数増殖期にあ
るそれぞれの菌株を1白金耳入れ、実施例1の方法にて
菌数測定した後、殺微生物剤を所定量添加した。A成分
化合物(化合物−A、B、C)とB成分化合物(化合物
−I、J、K)の化合物を組み合せた殺微生物剤は、両
者を別々に添加したもの(反応時間0分)、混合してか
ら1分、10分経過したものを用いた。殺微生物剤添加
して30℃にて30分間振盪した後、菌数の測定を行な
った。殺微生物剤添加前と後との菌数測定値を表5に示
す。尚、表中のA成分化合物の添加量は臭素原子換算量
であり、B成分化合物の添加量は有効ハロゲン(塩素、
臭素)濃度を示している。
【0049】
【表5】
【0050】A成分化合物とB成分化合物を混合してか
ら1分、10分経過したものは、別々に添加したもの
(反応時間0分)より若干高い殺菌効果を示したが、い
ずれの場合も鉄バクテリアを死滅させる効果が高いこと
が示された。
ら1分、10分経過したものは、別々に添加したもの
(反応時間0分)より若干高い殺菌効果を示したが、い
ずれの場合も鉄バクテリアを死滅させる効果が高いこと
が示された。
【0051】
【発明の効果】本発明の方法により、少ない殺微生物剤
添加量で一般細菌はもちろん、鉄バクテリアをも死滅さ
せることができ、各種産業の冷却水系、紙パルプ工業な
どの工程水系におけるスライムや腐食等の問題を解決す
ることができる。
添加量で一般細菌はもちろん、鉄バクテリアをも死滅さ
せることができ、各種産業の冷却水系、紙パルプ工業な
どの工程水系におけるスライムや腐食等の問題を解決す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 532 C02F 1/50 532H (72)発明者 村田 義典 三重県四日市市別名6−6−9 伯東株式 会社四日市研究所内 (72)発明者 中井 卓也 三重県四日市市別名6−6−9 伯東株式 会社四日市研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 鉄バクテリアの生存する水系に対し、
(A)臭素原子に対してα−位及び/またはβ−位の炭
素原子にシアノ基、ニトロ基、カルボニル基、カルボキ
シル基、アミド基、アルコキシル基、ヒドロキシル基及
びスルホン基より選ばれた1種以上の置換基を有する脂
肪族臭素化合物の1種以上と、(B)水中で次亜塩素酸
あるいは次亜臭素酸を発生する化合物の1種以上とを同
時に作用させることを特徴とする水系における鉄バクテ
リアの抑制方法。 - 【請求項2】 該脂肪族臭素化合物が、2,2−ジブロ
モ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−2−
ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ
−2−ニトロエタノールである請求項1記載の水系にお
ける鉄バクテリアの抑制方法。 - 【請求項3】 水中で次亜塩素酸あるいは次亜臭素酸を
発生する化合物が、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜
塩素酸カルシウム、二酸化塩素、臭素、次亜臭素酸ナト
リウム、次亜臭素酸カルシウム、ブロムクロルジメチル
ヒダントイン、ジブロムジメチルヒダントイン、ジクロ
ルジメチルヒダントインである請求項1記載の水系にお
ける鉄バクテリアの抑制方法。 - 【請求項4】 鉄バクテリアがレプトスリックス(Le
ptothrix)属あるいはスフェロチルス(Sph
aerotilus)属である請求項1記載の水系にお
ける鉄バクテリアの抑制方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000029868A JP2001219173A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 水系における鉄バクテリアの抑制方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000029868A JP2001219173A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 水系における鉄バクテリアの抑制方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001219173A true JP2001219173A (ja) | 2001-08-14 |
Family
ID=18554958
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---|---|---|---|
JP2000029868A Pending JP2001219173A (ja) | 2000-02-08 | 2000-02-08 | 水系における鉄バクテリアの抑制方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001219173A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003071464A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-11 | Hakuto Co Ltd | 水系における鉄バクテリアの抑制方法 |
JP2009244121A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Railway Technical Res Inst | 鉄バクテリア・バイオフィルムの量の定量方法 |
JP2013506002A (ja) * | 2009-09-29 | 2013-02-21 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | 2,2−ジブロモマロンアミドおよび酸化性殺生剤を含む相乗性殺微生物組成物 |
JP2014511838A (ja) * | 2011-03-25 | 2014-05-19 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | ジブロモマロンアミドの組成物および殺生物剤としてのそれらの使用 |
JP2017087085A (ja) * | 2015-11-02 | 2017-05-25 | 宍道湖漁業協同組合 | 湖底部又は湾底部で発生する硫化水素の無害化方法、及びそのシステム |
-
2000
- 2000-02-08 JP JP2000029868A patent/JP2001219173A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2003071464A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-11 | Hakuto Co Ltd | 水系における鉄バクテリアの抑制方法 |
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