JP2003071059A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003071059A
JP2003071059A JP2002239110A JP2002239110A JP2003071059A JP 2003071059 A JP2003071059 A JP 2003071059A JP 2002239110 A JP2002239110 A JP 2002239110A JP 2002239110 A JP2002239110 A JP 2002239110A JP 2003071059 A JP2003071059 A JP 2003071059A
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JP2002239110A
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English (en)
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Toshio Miyasoi
敏雄 宮副
Ryota Minami
亮太 南
Koji Ozaka
幸治 尾坂
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Sanyo Bussan Co Ltd
Irem Software Engineering Inc
Original Assignee
Sanyo Bussan Co Ltd
Irem Software Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄の表示態様が変化する際の興趣性を高め
る。 【解決手段】 表示制御装置がパターンEを特別図柄表
示装置に表示する場合、まず上段U、中段M、下段Lの
図柄の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図柄変
動を停止し、8秒後に下段Lの図柄変動を停止する(同
一ライン上で上段Uと下段Lの主図柄が揃っている)。
その後8秒かけて中段Mの図柄の大きさを通常サイズか
ら中間サイズに大きくし、その後2秒間中段Mの図柄変
動を高速で行ったあと巨大サイズに大きくし、その巨大
サイズで10秒間コマ送りし、その後上段Uと下段Lの
主図柄が揃っているラインにおける中段Mの図柄をこれ
らと同じ主図柄となるように変動を停止し、最後に通常
サイズに戻す。このため、リーチ状態において中段Mで
変動中の図柄が通常サイズから巨大サイズへ変化する過
程が表示されると、遊技者は大当りになることへの期待
を膨らませる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の始動条件が
成立すると表示装置が変動を開始し、変動終了後に停止
した表示態様が外れ表示態様ならば通常の遊技状態にな
り、変動終了後に停止した表示態様が当り表示態様なら
ば遊技者に有利な遊技状態になる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】図柄表示装置を備えたパチンコ機として
は、始動口に遊技球が入いることによって始動条件が成
立し、図柄表示装置の図柄が変動を開始し、変動終了後
に停止した図柄が外れ図柄ならば通常の遊技状態が継続
され、変動終了後に停止した図柄が大当り図柄ならば遊
技者に有利な特別遊技状態になるものが知られている。
この特別遊技状態では、アタッカーと呼ばれる大入賞口
が開き、この大入賞口に所定数(例えば10個)の遊技
球が入いると大入賞口が閉じるのであるが、大入賞口に
入った遊技球のうちの少なくとも一つが大入賞口内のV
ゾーンと呼ばれる領域に入いると再度大入賞口が開き、
この動作が予め定められた最大回数(例えば16回)繰
り返される。
【0003】大当り図柄になる場合には、例えば上段、
中段、下段の各図柄がそれぞれ水平方向に変動したあ
と、そのうちのいずれか二段が同一ライン上で同じ図柄
で先に停止していわゆるリーチ状態になり、その後最後
の一段の図柄表示が停止して同一ライン上で三つすべて
が同じ図柄で揃い、「7」「7」「7」のような大当り
図柄になる。なお、数字のみを図柄として用いる場合の
ほか、何らかのキャラクタを図柄として用いる場合や、
そのキャラクタと数字とを組み合わせて図柄として用い
る場合などがある。
【0004】ところで近年、リーチ状態における演出効
果を高めるべく、多種多様なリーチパターンが採用され
るようになってきている。例えば、最後の一つの図柄が
特に変化することなくそのまま変動する「ノーマルリー
チ」のほか、最後の一つの図柄が何らかの変化を加えら
れた状態で変動する「スーパーリーチ」などがある。そ
して、一般に大当り図柄になる確率は、「ノーマルリー
チ」よりも「スーパーリーチ」の方が高くなるように設
定されている。このため、遊技者は「ノーマルリーチ」
よりも「スーパーリーチ」が出現することを期待する。
また、遊技者の興趣感を高めるために、「ノーマルリー
チ」において何らかの予告画面が表示された後に「スー
パーリーチ」に発展することが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「ノー
マルリーチ」から「スーパーリーチ」に発展する場合、
唐突にいきなり図柄が変化するため、興趣性があまり高
くないという問題があった。また、「ノーマルリーチ」
の段階で何らかの予告画面が表示された後に「スーパー
リーチ」に発展したとしても、予告画面は「ノーマルリ
ーチ」から「スーパーリーチ」へ移り変わっていく様子
を表したものではないため、やはり唐突な感じがあり、
先ほどの問題は依然として残っていた。
【0006】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、変動態様が変化する際の興趣性を高めることができ
る遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するための有効な手段を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用等についても説明する。
【0008】手段1.所定の始動条件が成立すると表示
装置が変動を開始し、変動終了後に停止した表示態様が
外れ表示態様ならば通常の遊技状態になり、変動終了後
に停止した表示態様が当り表示態様ならば遊技者に有利
な遊技状態になる遊技機において、前記表示装置に変動
を開始させてから終了させるまでの間に所定の変動態様
を表示させる制御手段を備え、前記制御手段は、前記表
示装置に変動を開始させてから終了させるまでの間に、
当り表示態様になる確率の低い第1の変動態様から当り
表示態様になる確率の高い第2の変動態様への変化の過
程を前記表示装置に表示させる遊技機。
【0009】この遊技機では、第1の変動態様から第2
の変動態様への変化の過程が表示されるので、唐突にい
きなり変動態様が切り替わるのではなく、自然に変動態
様が切り替わる。また、その変化の過程が第2の変動態
様に切り替わることへの予告となる。このため、第1の
変動態様から第2の変動態様への変化の過程が表示され
ると、遊技者はその変化の過程に伴って当り表示態様に
なる確率が高くなることへの期待を膨らませる。したが
って、この遊技機によれば、変動態様が変化する際の興
趣性を高めることができる。なお、「変動態様」とは、
変動パターンであってもよいし、変動パターンに用いら
れる識別子(例えば図柄、キャラクタなど)であっても
よい。また、「表示装置」は、例えば図柄の変動を表示
してもよいし、ゲーム状況の変動を表示してもよい。
【0010】手段2.手段1の遊技機であって、前記第
1の変動態様及び前記第2の変動態様のうち少なくとも
前記第2の変動態様はいわゆるリーチ状態(つまり当り
表示態様になる一歩手前の状態)における変動態様であ
る遊技機。こうすれば、興趣性を一層高めることができ
る。このとき、第1及び第2の変動態様の両方をリーチ
状態としてもよく、例えば、第1の変動態様をノーマル
リーチ状態、第2の変動態様をノーマルリーチ状態より
も当り表示態様になる確率が高いリーチ状態としてもよ
い。
【0011】手段3.手段1又は2の遊技機であって、
前記制御手段は、前記第1の変動態様から前記第2の変
動態様への変化の過程を前記表示装置に表示させたとき
には必ず前記第2の変動態様に切り替える遊技機。こう
すれば、第1の変動態様から第2の変動態様への変化の
過程が表示された時点で当り表示態様になる確率の高い
第2の変動態様になることが確定するため、遊技者の興
趣感が高まる。
【0012】手段4.手段1又は2の遊技機であって、
前記制御手段は、前記第1の変動態様から前記第2の変
動態様への変化の過程を前記表示装置に表示させたとき
であっても前記第2の変動態様に至ることなく前記第1
の変動態様に戻すことがある遊技機。こうすれば、第1
の変動態様から第2の変動態様への変化の過程が表示さ
れると、遊技者は第1の変動態様へ戻らずに第2の変動
態様に至るようにと強く期待するため、遊技者の興趣感
が高まる。
【0013】手段5.手段1〜4のいずれかの遊技機で
あって、前記制御手段は、前記第1の変動態様から前記
第2の変動態様への変化の過程で変動速度を変化させる
遊技機。変動速度を変化させる場合、低速化してもよい
し、高速化してもよいし、コマ送りしてもよいし、これ
らを適宜組み合わせてもよい。こうすれば、遊技者の興
趣感が一層高まる。
【0014】手段6.手段1〜5のいずれかの遊技機で
あって、前記表示装置は、図柄の変動を表示する装置で
あり、前記第1の変動態様と前記第2の変動態様とで
は、図柄の大きさ、形状又は色が異なる遊技機。例えば
図柄の大きさが第1の変動態様よりも第2の変動態様の
方が大きい場合には、変化の過程として第1の変動態様
から徐々に又は段階的に図柄が大きくなって第2の変動
態様に至る過程を表示してもよく、また、図柄の形状が
第1の変動態様と第2の変動態様とで異なる場合には、
変化の過程として第1の変動態様から徐々に又は段階的
に図柄の形状が変化して第2の変動態様の形状に至る過
程を表示してもよく、また、図柄の色が第1の変動態様
と第2の変動態様とで異なる場合には、変化の過程とし
て第1の変動態様から徐々に又は段階的に図柄の色調が
変化して第2の変動態様の色に至る過程を表示してもよ
い。こうすれば、図柄の大きさ、形状又は色が変化して
いく様子が第2の変動態様に切り替わることへの予告と
なるため、遊技者にとってわかりやすい。
【0015】手段7.手段1〜6のいずれかの遊技機で
あって、前記表示装置は、図柄の変動を表示する装置で
あり、前記第1の変動態様と前記第2の変動態様とで
は、図柄のキャラクタとして成長を伴うキャラクタを採
用した場合にはその成長段階が異なる遊技機。例えば、
図柄のキャラクタとして鳥を採用した場合には、第1の
変動態様を卵、第2の変動態様を成鳥とし、卵から成鳥
への変化の過程として卵が割れてヒヨコになって成鳥に
至る様子を表示してもよく、また、図柄のキャラクタと
して犬を採用した場合には、第1の変動態様を子犬、第
2の変動態様を成犬とし、子犬から成犬への変化の過程
として徐々に又は段階的に骨格や顔つきを変化させて表
示してもよく、また、図柄のキャラクタとして草花を採
用した場合には、第1の変動態様をつぼみ、第2の変動
態様を花とし、つぼみから花への変化の過程としてつぼ
みが膨らんで花が咲く様子を表示してもよい。こうすれ
ば、変化の過程が成長過程として表されるため、遊技者
の興味を引くことができる。
【0016】手段8.手段1〜7のいずれかの遊技機で
あって、前記表示装置は、図柄の変動を表示する装置で
あり、前記第1の変動態様と前記第2の変動態様とで
は、図柄以外の表示物の表示が異なる遊技機。こうすれ
ば、図柄以外の表示物によっても第2変動態様に切り替
わることへの予告がなされるため、遊技者にとってわか
りやすい。ここで、「図柄以外の表示物」とは、例えば
背景の様子などが挙げられる。
【0017】手段9.手段1〜8のいずれかの遊技機で
あって、前記表示装置は、図柄の変動を表示する装置で
あり、前記第1の変動態様で利用される図柄と前記第2
の変動態様で利用される図柄との間に共通部分が存在す
る遊技機。こうすれば、第1の変動態様における各図柄
が第2の変動態様へ変化したときにどの図柄に対応して
いるのかが共通部分によって明らかになる。例えば、第
1の変動態様と第2の変動態様とで図柄の表示順序を表
す数字を共通にしてもよいし、図柄のキャラクタを共通
にしてもよい。
【0018】手段10.手段1〜9のいずれかの遊技機
であって、前記第1の変動態様から前記第2の変動態様
への変化の過程は、第1段階である前記第1の変動態様
から1又は2以上の中間段階を経て最終段階である前記
第2の変動態様へ変化させる過程である遊技機。こうす
れば、遊技者は段階が進むごとに第2の変動態様に近づ
いたことを実感でき、興趣感が高まる。
【0019】手段11.手段10の遊技機であって、あ
る段階から次の段階までの表示時間がランダムに設定さ
れている遊技機。こうすれば、次の段階へ進むかどうか
を時間長によって判断できないため、遊技者は次の段階
へ進むかどうかを予測できず、興趣感が高まる。
【0020】手段12.手段10の遊技機であって、あ
る段階から次の段階までの表示時間が段階が進むにつれ
て長く又は短く設定されている遊技機。こうすれば、段
階が進むにつれて表示時間が長く又は短くなるため、メ
リハリがあって興趣感が高まる。
【0021】手段13.手段10の遊技機であって、あ
る段階から次の段階までの表示時間が一定に設定されて
いる遊技機。こうすれば、遊技者は一定のリズムで次の
段階へ進むことを期待するため、興趣感が高まる。
【0022】手段14.手段1〜13のいずれかであっ
て、前記遊技機はパチンコ機である遊技機。こうした本
発明の遊技機としてのパチンコ機の基本構成例として
は、発射ハンドルを備えており、そのハンドル操作に応
じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技
領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞すること
を必要条件として表示手段における図柄の変動表示が開
始され、また、特別遊技状態発生中には遊技領域内の所
定の位置に配置された入賞口が所定の態様で開放されて
遊技球を入賞可能として、その入賞個数に応じた有価価
値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含
む)が付与されるものを挙げることができる。こうした
パチンコ機において、少なくとも多数個の遊技球を取得
できる遊技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り
状態)と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である
通常遊技状態とが存在するものとすることもできる。
【0023】手段15.手段1〜13のいずれかであっ
て、前記遊技機はスロットマシンである遊技機。こうし
た本発明の遊技機としてのスロットマシンの基本構成例
としては、「遊技状態に応じてその遊技状態を識別させ
るための複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に
図柄を確定表示する表示手段を備え、始動用操作手段
(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開
始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操
作に起因してあるいは所定時間経過することにより図柄
の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄で
あることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態
を発生させる特別遊技状態発生手段とを備える遊技機」
を挙げることができる。この場合、遊技媒体はコイン、
メダル等が代表例として挙げられる。こうしたスロット
マシンにおいて、少なくとも多数個の遊技媒体例えばコ
イン、メダル等を取得できる遊技者に有利な状態である
特別遊技状態(大当り状態)と遊技媒体を消費する遊技
者に不利な状態である通常遊技状態とが存在するものと
することもできる。
【0024】手段16.手段1〜13のいずれかであっ
て、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合
させてなる遊技機。こうした本発明の遊技機としてのパ
チンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機の
基本構成例としては、「遊技状態に応じてその遊技状態
を識別させるための複数の図柄からなる図柄列を変動表
示した後に図柄を確定表示する表示手段を備え、始動用
操作手投(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の
変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタ
ン)の操作に起因してあるいは所定時間経過することに
より図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特
定図柄であることを必要条件として遊技者に有利な特別
遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、
遊技媒体として遊技球を使用すると共に図柄の変動開始
に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態の
発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成さ
れてなる遊技機」を挙げることができる。こうした遊技
機において、少なくとも多数個の遊技球を取得できる遊
技者に有利な状態である特別遊技状態(大当り状態)
と、遊技球を消費する遊技者に不利な状態である通常遊
技状態とが存在するものとすることもできる。
【0025】手段14〜16に記載したように、本発明
の遊技機としては、パチンコ機やスロットマシン、パチ
ンコ機とスロットマシンとを融合させてなる遊技機など
を挙げることができるが、この他、種々の遊技機に適用
することもできる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における遊技機を
パチンコ機に具体化した実施形態を、図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本実施形態のパチンコ機20を正
面から見た外観図であり、図2はパチンコ機20の遊技
盤30の構成の概略を示す構成図であり、図3は本実施
形態のパチンコ機20の電気的接続を例示するブロック
図である。本実施形態のパチンコ機20は、図1に示す
ように、前面枠22にはめ込まれたポリカーボネート製
の透明板30aに覆われた遊技盤30と、遊技球を貯留
する上受け皿24および下受け皿26と、遊技球を遊技
盤30へ発射するための発射ハンドル28と、パチンコ
機20全体を制御するメイン制御装置70(図3参照)
とを備える。
【0027】遊技盤30は、図2に示すように、遊技盤
30の中央の上部に配置された普通図柄表示装置32
と、遊技盤30の左右部に各々配置され遊技球の通過を
検知する普通図柄始動口スイッチ36a,36bを有す
る普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bと、普通
図柄表示装置32の下側に配置された特別図柄表示装置
40と、特別図柄表示装置40の下側に配置され遊技球
の入賞を検知する特別図柄始動口スイッチ44を有する
始動口42と、始動口42に取り付けられ開閉可能なチ
ューリップ式の普通電動役物46と、始動口42の下側
に配置され開閉可能な大入賞口50と、遊技盤30の左
右下部に計4個配置された普通入賞口60a〜60d
と、いずれの入賞口にも入らなかった遊技球を回収する
アウト口69とを備える。
【0028】普通図柄表示装置32は、背後に設けられ
た図示しないランプの点灯を切り換えることにより変動
表示する「○」および「×」の図柄32a,32bと、
この「○」および「×」の図柄32a,32bの上側に
配置された4個の普通図柄変動保留ランプ33a〜33
dとを備える。「○」および「×」の図柄32a,32
bは、遊技球が普通図柄表示装置作動ゲート34a,3
4bを通過したのを検知したときに変動表示の開始がな
され、所定時間変動表示後に「○」および「×」の図柄
32a,32bのいずれかを点灯した状態で変動表示を
終了する。普通図柄変動保留ランプ33a〜33dは、
普通図柄表示装置32による「○」および「×」の図柄
32a,32bの変動表示の最中に遊技球が普通図柄表
示装置作動ゲート34a,34bを通過するごとに左側
から順に一つずつ点灯され、普通図柄表示装置32によ
る「○」および「×」の図柄32a,32bの変動表示
が開始される毎に点灯とは逆の順に消灯されることによ
り、変動表示の最中に普通図柄表示装置作動ゲート34
a,34bを通過した回数を最大4回まで保留球数とし
て示す。
【0029】始動口42に設けられたチューリップ式の
普通電動役物46は、普通図柄表示装置32による変動
表示が「○」の図柄32aで停止したときに当りとして
チューリップを所定時間(例えば0.3秒間)開くもの
として構成されている。
【0030】特別図柄表示装置40は、液晶ディスプレ
ーなどの表示装置として構成されており、図3に示す表
示用制御装置90により表示内容が制御されている。特
別図柄表示装置40は、図4に示すように、上段U、中
段M、下段Lの3段で構成され、各段ごとに左図柄、中
図柄、右図柄の3個の図柄を表示し、右から左へ水平方
向に変動表示を行う。表示用制御装置90は、遊技球が
始動口42に入賞するのを検知したときに上段U、中段
M、下段Lのそれぞれに一連の図柄を変動表示させる。
一連の図柄は、キャラクタとしての犬と数字とを組み合
わせた主図柄と、ハートからなる副図柄とにより構成さ
れ、周期性を持って主図柄と副図柄が右から左へと変動
表示される。この一連の図柄の表示順序は、中段M及び
下段Lにおいては、犬種「ボストン・テリア」に数字
「1」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種
「ビーグル」に数字「2」を付した主図柄、ハートから
なる副図柄、犬種「ポメラニアン」に数字「3」を付し
た主図柄、ハートからなる副図柄、犬種「パグ」に数字
「4」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種
「キャバリア」に数字「5」を付した主図柄、ハートか
らなる副図柄、犬種「ウェルシュ・コーギー」に数字
「6」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種
「ヨークシャ・テリア」に数字「7」を付した主図柄、
ハートからなる副図柄、犬種「シー・ズー」に数字
「8」を付した主図柄、ハートからなる副図柄、犬種
「パピヨン」に数字「9」を付した主図柄、犬種「パ
グ」に数字「4」を付した主図柄の順つまり昇順であ
り、この後再び犬種「ボストン・テリア」に数字「1」
を付した主図柄に戻る。この結果、一巡する間に犬種
「パグ」に数字「4」を付した主図柄だけが2度表れ
る。一方、上段Uにおいては、同様の一連の図柄が表示
されるが、表示順序は昇順ではなく降順である。そし
て、上段U、下段L、中段Mの順に変動表示を停止さ
せ、縦左列L1、縦中央列L2、縦右列L3、斜め右上
列L4、斜め左上列L5のいずれかのラインで主図柄が
揃ったときに大当りとして特別遊技動画を表示させる。
【0031】遊技盤30には、普通図柄表示装置32と
特別図柄表示装置40との間に4個の特別図柄変動保留
ランプ41a〜41dが設けられている。この特別図柄
変動保留ランプ41a〜41dは、特別図柄表示装置4
0による上段U、中段M、下段Lの変動表示の最中や特
別遊技動画を表示している最中に遊技球が始動口42に
入賞するごとに左側から順に一つずつ点灯され、特別図
柄表示装置40による上段U、中段M、下段Lの変動表
示が開始される毎に点灯とは逆の順に消灯されることに
より、変動表示の最中や特別遊技動画を表示している最
中に始動口42に入賞した球数を最大4個まで保留球数
として示す。
【0032】大入賞口50は、通常は遊技球を受け入れ
ない閉状態とされており、大当りのときに、図3に示す
大入賞口駆動装置52によって遊技球を受け入れやすい
開状態と通常の閉状態とが所定の条件に基づいて繰り返
されるよう駆動される。大入賞口50には、遊技球の入
賞をカウントする10カウントスイッチ54(図3参
照)や大入賞口50の右部に設けられたVゾーン56に
遊技球が入賞したのを検出するVカウントスイッチ58
(図3参照)が取り付けられている。
【0033】遊技盤30には、この他、発射された遊技
球を円弧上に導くレール62や遊技盤30の中央部に導
く左右の肩部に配置されたランプ風車64a,64b,
普通図柄表示装置作動ゲート34a,34bの近傍に配
置された風車66a,66b,特別図柄表示装置40の
両横に取り付けられた計8個のインジケータ68a〜6
8hなども取り付けられている。なお、遊技球をガイド
したり弾いたりしてその遊技性を高める複数の釘につい
ては図示を省略した。
【0034】メイン制御装置70は、図3に示すように
CPU72を中心とするマイクロコンピュータとして構
成されており、CPU72には電源を供給する電源回路
73の他に、各種処理プログラムを記憶するROM74
や一時的にデータを記憶するRAM76,所定周波数の
矩形波を出力するクロック回路78,入出力処理回路8
0がバス82によって接続されている。メイン制御装置
70には、普通図柄始動口スイッチ36a,36bから
の通過信号や特別図柄始動口スイッチ44からの始動信
号,10カウントスイッチ54からのカウント信号,V
カウントスイッチ58からのV信号、普通入賞スイッチ
や賞球カウントスイッチなどの他の入力装置88からの
入力信号などが入出力処理回路80を介して入力されて
いる。また、メイン制御装置70からは、普通図柄表示
装置32への駆動信号や大入賞口駆動装置52への駆動
信号,普通図柄変動保留ランプ33a〜33dや特別図
柄変動保留ランプ41a〜41dへの点灯信号,普通電
動役物46への駆動信号、スピーカ86が接続された音
声用制御装置84への制御信号,特別図柄表示装置40
の表示制御を司る表示用制御装置90への制御信号,賞
球の払い出しを司る賞球制御装置などの他の出力装置8
9への駆動信号などが入出力処理回路80を介して出力
されている。なお、インジケータ68a〜68hへの点
灯信号は他の出力装置89から出力されている。
【0035】次に、こうして構成されたパチンコ機20
の動作について説明する。図5は、メイン制御装置70
により実行されるメインルーチンの一例を示すフローチ
ャートである。このルーチンは、所定時間毎(例えば、
2msec毎)に繰り返し実行される。
【0036】メインルーチンが実行されると、メイン制
御装置70のCPU72は、図6に例示する始動入賞処
理(ステップ(以下Sと略す)100),図7に例示す
る変動開始処理(S102),図8に例示する変動停止
処理(S104),図9に例示するカウンタ更新処理
(S106)を実行し、その後、図10に例示する外れ
図柄カウンタ更新処理(S108)を残余時間中繰り返
し実行する。説明の容易のために、まず、カウンタ更新
処理と外れ図柄カウンタ更新処理とを説明し、その後そ
の他の各処理について説明する。
【0037】[カウンタ更新処理]カウンタ更新処理で
は、図9に示すように、メイン制御装置70のCPU7
2は、内部乱数カウンタC1,リーチ乱数カウンタC
2,大当り図柄カウンタC3,変動パターンカウンタC
4の各々のカウンタをインクリメントする処理を実行す
る(S240)。図11に示すように、内部乱数カウン
タC1は、大当りか否かを判定する際に用いられるカウ
ンタであり、本実施形態では0〜599までを順に値1
ずつインクリメントし、最大値(つまり599)に達し
た後再び0に戻るループカウンタである。リーチ乱数カ
ウンタC2は、外れ時にリーチ遊技を行うか否かを決定
する際に用いられるカウンタであり、本実施形態では0
〜11までを順に値1ずつインクリメントし、最大値
(つまり11)に達した後再び0に戻るループカウンタ
である。大当り図柄カウンタC3は、大当りのときに特
別図柄表示装置40で変動表示している上段U、中段
M、下段Lの変動停止時の図柄(大当り図柄)を決定す
る際に用いられるカウンタであり、本実施形態では0〜
44までを順に値1ずつインクリメントし、最大値(つ
まり44)に達した後再び0に戻るループカウンタであ
る。変動パターンカウンタC4は、特別図柄表示装置4
0の上段U、中段M、下段Lを変動表示させるパターン
を決定する際に用いられるカウンタであり、本実施形態
では0〜99までを順に値1ずつインクリメントし、最
大値(つまり99)に達した後再び0に戻るループカウ
ンタである。こうして各カウンタを更新すると、各カウ
ンタをRAM76の所定領域に設定されたカウンタ用バ
ッファに格納して(ステップS242)、カウンタ更新
処理を終了する。
【0038】[外れ図柄カウンタ更新処理]外れ図柄カ
ウンタ更新処理では、図10に示すように、メイン制御
装置70のCPU72は、まず、外れ図柄上段カウンタ
CUをインクリメントする処理を実行する(S25
0)。外れ図柄上段カウンタCUは、外れのときに特別
図柄表示装置40で変動表示している上段U、中段M、
下段Lの変動停止時の図柄(外れ図柄)のうち上段Uの
左図柄、中図柄、右図柄を決定する際に用いられるカウ
ンタであり、図11に示すように、本実施形態では0〜
図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ずつインク
リメントし、最大値に達した後再び0に戻るループカウ
ンタである。図12(a)は、外れ図柄上段カウンタC
Uの値と上段Uの左図柄、中図柄、右図柄との対応関係
の一例を表すテーブルである。このテーブルから明らか
なように、上段Uでは左から右に向かって降順に表れ
る。
【0039】続いて外れ図柄上段カウンタCUが値0で
あるかを判定し(S252)、外れ図柄上段カウンタC
Uが値0であるときには、外れ図柄下段カウンタCLを
インクリメントする(S254)。外れ図柄下段カウン
タCLは、外れのときに特別図柄表示装置40で変動表
示している上段U、中段M、下段Lの変動停止時の図柄
(外れ図柄)のうち下段Lの左図柄、中図柄、右図柄を
決定する際に用いられるカウンタであり、図11に示す
ように、本実施形態では外れ図柄上段カウンタCUと同
様に0〜図柄の数から値1を減じた数までを順に値1ず
つインクリメントし、最大値に達した後再び0に戻るル
ープカウンタである。図12(b)は、外れ図柄下段カ
ウンタCLの値と下段Lの左図柄、中図柄、右図柄との
対応関係の一例を表すテーブルである。このテーブルか
ら明らかなように、下段Lでは左から右に向かって昇順
に表れる。
【0040】続いて外れ図柄下段カウンタCLが値0で
あるかを判定し(S256)、外れ図柄下段カウンタC
Lが値0であるときには、外れ図柄中段カウンタCMを
インクリメントする(S258)。ここで、外れ図柄中
段カウンタCMは、外れのときに特別図柄表示装置40
で変動表示している上段U、中段M、下段Lの変動停止
時の図柄(外れ図柄)のうち中段Mの左図柄、中図柄、
右図柄を決定する際に用いられるカウンタであり、図1
1に示すように、本実施形態では外れ図柄上段カウンタ
CUや外れ図柄下段カウンタCLと同様に0〜図柄の数
から値1を減じた数までを順に値1ずつインクリメント
し、最大値に達した後再び0に戻るループカウンタであ
る。図12(c)は、外れ図柄中段カウンタCMの値と
中段Mの左図柄、中図柄、右図柄との対応関係の一例を
表すテーブルである。このテーブルから明らかなよう
に、中段Mでは下段Lと同様、左から右に向かって昇順
に表れる。
【0041】外れ図柄各段カウンタCU,CL,CMを
すべてインクリメントするか、S252で外れ図柄上段
カウンタCUが値0でないと判定されたときか、S25
6で外れ図柄下段カウンタCLが値0でないと判定され
たときは、図4に示した縦左列L1、縦中央列L2、縦
右列L3、斜め右上列L4、斜め左上列L5のいずれか
のラインで上段Uと下段Lの主図柄が揃っているか否か
を判定する(S260)。前記いずれかのラインで上段
Uと下段Lの主図柄が揃っていないときには、各外れ図
柄カウンタCU,CM,CLの値をRAM76の所定領
域に設定された外れ図柄バッファに格納して(S26
2)、本ルーチンを終了する。一方、前記いずれかのラ
インで上段Uと下段Lの主図柄が揃ったときには、それ
と同じラインで中段Mの主図柄も揃っているか否かを判
定する(S264)。ここで中段Mの主図柄は揃ってい
ないときには、いわゆる外れリーチ図柄になるため、各
外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値をRAM76の
所定領域に設定された外れリーチ図柄バッファに格納し
て(S266)、本ルーチンを終了する。一方、中段M
の主図柄も揃っているときには、外れ図柄ではないから
各外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値を外れ図柄バ
ッファや外れリーチ図柄バッファへ格納することなく本
ルーチンを終了する。
【0042】この外れ図柄カウンタ更新処理は、図5に
例示したメインルーチンのフローチャートから解るよう
に、所定時間経過毎にメインルーチンが実行されるまで
の空き時間に繰り返し行われる。したがって、内部乱数
カウンタC1やリーチ乱数カウンタC2などの他のカウ
ンタはメインルーチンが実行される毎にカウントアップ
するのに対して、外れ図柄上段カウンタCUはメインル
ーチンが実行される毎に加えて空き時間に繰り返し実行
される毎にカウントアップする。
【0043】[始動入賞処理]始動入賞処理では、図6
に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、ま
ず、遊技球が始動口42に入賞したか否かを判定する
(S200)。この判定は、特別図柄始動口スイッチ4
4がオンとされたか否かによって行うことができる。遊
技球が始動口42に入賞したと判定されると、保留球数
Nが4未満であるか否かを調べる(S202)。前述し
たように、本実施形態では保留上限値が4個だからであ
る。
【0044】保留球数Nが4未満のときには、保留球数
Nを値1だけインクリメントし(S204)、特別図柄
変動保留ランプ41a〜41dを左から順に1つ点灯し
(S206)、図9のカウンタ更新処理のS242や図
10の外れ図柄カウンタ更新処理のS262でRAM7
6のカウンタ用バッファに格納された内部乱数カウンタ
値、リーチ乱数カウンタ値、大当り図柄カウンタ値、外
れ図柄カウンタ集合値(外れ図柄バッファに一時記憶さ
れている各外れ図柄カウンタCU,CM,CLの値の集
合)を、同じくRAM76の所定領域に設定された保留
球格納エリアの空き記憶エリアのうち最初のエリアに格
納する(S208)。保留球格納エリアの構造の一例を
図13に示す。図示するように、保留球格納エリアは1
つの実行エリアと4つの保留エリア(保留第1〜第4エ
リア)とから構成され、各エリアは内部乱数カウンタ
値、リーチ乱数カウンタ値、大当り図柄カウンタ値、外
れ図柄カウンタ集合値を格納可能である。
【0045】各カウンタ値の保留球格納エリアへの格納
処理を終了した後や、S200で遊技球は始動口42に
入賞していないと判定されたときや、あるいはS202
で保留球数Nが4未満と判定されなかったときには、保
留球数Nが値0より大きいか否かを判定すると共に(S
210)、特別図柄表示装置40で左,中,右の図柄
L,M,Rを変動表示中であるか否か、あるいは大当り
中であるか否かを判定する(S212)。保留球数Nが
値0でなく、特別図柄表示装置40が変動表示中でもな
く、大当り中でもないときには、変動許可フラグF1
(初期設定時はゼロ)に1をセットして(S214)、
本ルーチンを終了し、保留球数Nが値0であったり、特
別図柄表示装置40が変動表示中であったり、大当り中
であるときには、変動許可フラグF1に1をセットせず
に本ルーチンを終了する。
【0046】[変動開始処理]変動開始処理では、図7
に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、ま
ず、変動許可フラグF1が値1であるか否かを判定する
処理を実行する(S220)。変動許可フラグF1が値
1でないときには、保留球数Nが値0であるか、特別図
柄表示装置40によって上,中,下の図柄U,M,Lが
変動表示中であるか、大当り中であるかのいずれかの場
合であると判断して、本ルーチンを終了する。
【0047】変動許可フラグF1が値1のときには、特
別図柄変動保留ランプ41a〜41dを右側から順に1
つ消灯すると共に(S222)、保留球数Nを値1だけ
ディクリメントし(S224)、保留球格納エリアに格
納されたデータをシフトする処理を行う(S226)。
このデータシフト処理は、図13に例示する保留第1〜
第4エリアに格納されているデータを実行エリア側にワ
ンブロックシフトさせる処理である。即ち、保留第1エ
リアのデータを実行エリアに、保留第2エリアのデータ
を保留第1エリアに、保留第3エリアのデータを保留第
2エリアに、保留第4エリアのデータを保留第3エリア
に移動させる処理である。
【0048】次に表示コマンドを決定する処理を行う
(S227)。表示コマンドは、特別図柄表示装置40
の上段U、中段M、下段Lの図柄を水平方向に変動表示
させた後に変動表示停止時の図柄を設定する停止図柄コ
マンドと、特別図柄表示装置40による上段U、中段
M、下段Lの図柄の変動パターンを設定する変動パター
ンコマンドとから構成されている。そして、S227で
決定した表示コマンドを入出力処理回路80を介して表
示用制御装置90に送信し(S228)、変動許可フラ
グF1に値0をセットして(S229)、本ルーチンを
終了する。表示コマンドを受信した表示用制御装置90
は、表示コマンドのうちの変動パターンコマンドに従っ
て特別図柄表示装置40の上段U、中段M、下段Lの図
柄を変動表示させると共に後述する確定コマンドを受信
したときに停止図柄コマンドに従って特別図柄表示装置
40の上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を停止
させる。なお、S227の表示コマンド決定処理は、図
14に例示するフローチャートを用いて行われる。
【0049】[表示コマンド決定処理]表示コマンド決
定処理では、図14に示すようにメイン制御装置70の
CPU72は、まず、保留球格納エリアの実行エリアに
格納されている内部乱数カウンタC1の値が大当りか否
かを内部乱数カウンタ値とモードとの関係に基づいて判
定する(S300)。具体的には、内部乱数カウンタ値
は0〜599のいずれかの数値であり、このうち7と3
07が通常時当り値、60で割ったときの余りが7とな
る数(7,67,127,…)が高確率時当り値と決め
られている。このため、大当り判定は、通常時には内部
乱数カウンタ値が7か307のいずれかであるか否かを
判定することにより行われ、高確率時には内部乱数カウ
ンタ値が7,67,127,…のいずれかであるか否か
を判定することにより行われる。なお、高確率時とは、
予め定められた確率変動図柄によって大当りになると付
加価値としてその後の大当り確率がアップした状態(確
変という)の時をいい、通常時とは、そのような確変状
態でない時をいう。
【0050】さて、大当りと判定されると、保留球格納
エリアの実行エリアに格納されている大当り図柄カウン
タC3の値に対応する図柄を図示しないテーブル(大当
り図柄カウンタ値と図柄との対応関係を表すテーブル)
に基づいて求め、その図柄を停止図柄コマンドに設定す
る(S310)。具体的には、大当り図柄カウンタ値は
0〜44のいずれかの数値であり、大当り図柄は5つの
ラインL1〜L5のいずれかで9つの主図柄のいずれか
が揃うことから45通りあり、各カウンタ値には45通
りの大当り図柄のいずれかがそれぞれ対応している。こ
のため、停止図柄コマンドには45通りの大当り図柄の
いずれかが設定される。なお、これらの大当り図柄のう
ち予め定められた特定図柄で揃った場合には以後確変状
態に移行するが、非特定図柄で揃った場合には確変状態
に移行しない。次いで図15に例示する大当り時変動パ
ターンコマンド決定処理を行って変動パターンコマンド
に設定し(S312)、本ルーチンを終了する。大当り
時変動パターンコマンド決定処理では、RAM76のカ
ウンタ用バッファに格納されている変動パターンカウン
タC4の値を調べ(S340)、変動パターンカウンタ
C4が10未満のときにはパターンBを変動パターンコ
マンドに設定し(S342)、変動パターンカウンタC
4が10以上50未満のときにはパターンCを変動パタ
ーンコマンドに設定し(S344)、変動パターンカウ
ンタC4が50以上95未満のときにはパターンDを変
動パターンコマンドに設定し(S346)、変動パター
ンカウンタC4が95以上のときにはパターンEを変動
パターンコマンドに設定する(S348)。各変動パタ
ーンについては後述する。
【0051】一方、S300で大当りではないと判定さ
れると、保留球格納エリアの実行エリアに格納されてい
るリーチ乱数カウンタC2の値がリーチありか否かを判
定する(S302)。本実施形態では、リーチ乱数カウ
ンタC2は0〜11のいずれかであり、リーチありの値
は7に設定されている。したがって、リーチありの確率
は1/12である。リーチありと判定されると、RAM
76の外れリーチ図柄バッファに格納されている外れ図
柄上段カウンタCU,外れ図柄中段カウンタCM,外れ
図柄下段カウンタCLの各値を停止図柄コマンドに設定
し(S320)、次いで図16に例示する外れリーチ時
変動パターンコマンド決定処理を行って変動パターンコ
マンドを設定し(S322)、本ルーチンを終了する。
外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理では、RA
M76のカウンタ用バッファに格納されている変動パタ
ーンカウンタC4の値を調べ(S350)、変動パター
ンカウンタC4が50未満のときにはパターンBを変動
パターンコマンドに設定し(S352)、変動パターン
カウンタC4が50以上85未満のときにはパターンC
を変動パターンコマンドに設定し(S354)、変動パ
ターンカウンタC4が85以上95未満のときにはパタ
ーンDを変動パターンコマンドに設定し(S356)、
変動パターンカウンタC4が95以上のときにはパター
ンFを変動パターンコマンドに設定する(S358)。
なお、S302でリーチなしと判定されると、実行エリ
アに格納されている外れ図柄カウンタ集合値を停止図柄
コマンドに設定し(S330)、パターンAを変動パタ
ーンコマンドに設定して(S332)、本ルーチンを終
了する。
【0052】本実施形態では各変動パターンは次のよう
に設定されている。「パターンA」は、外れ図柄を表示
するパターンであり、特別図柄表示装置40による上段
U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を開始した後、7
秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下段Lの図
柄変動を停止し(ラインL1〜L5(図4参照)のいず
れにおいても上段Uと下段Lの主図柄が揃っていな
い)、9秒後に中段Mの図柄変動を停止するパターンと
して設定されている。「パターンB」は、いわゆるノー
マルリーチのパターンであり、特別図柄表示装置40に
よる上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を開始し
た後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下
段の図柄変動を停止し(ラインL1〜L5のいずれかに
おいて上段Uと下段Lの主図柄が揃っている)、その後
中段Mの図柄を特別な変化を加えることなく低速度で7
秒間変動表示させて停止するパターンとして設定されて
いる。「パターンC」は、いわゆるスーパーリーチのパ
ターンであり、パターンBの中段Mの図柄の停止タイミ
ングでこの中段Mの図柄の変動表示を停止することなく
高速度で更に5秒間変動表示した後に停止するパターン
として設定されている。「パターンD」は、いわゆるス
ペシャルリーチのパターンであり、パターンCの中段M
の図柄の停止タイミングでこの中段Mの図柄の変動表示
を停止することなく低速度で更に10秒間変動表示した
後に当り図柄または当り図柄の前後の図柄で停止するパ
ターンとして設定されている。なお、スーパーリーチや
スペシャルリーチでは、単に上段U、中段M、下段Lの
各図柄を変動表示するだけでなく、所定のリーチ遊技や
リーチ用アニメの表示などが行なわれる。本実施形態で
は、図15および図16を用いて説明したように大当り
時変動パターンコマンド決定処理ではハズレリーチ時変
動パターンコマンド決定処理に比してパターンDが設定
されやすくなっており、逆にハズレリーチ時変動パター
ンコマンド決定処理では大当り時変動パターンコマンド
決定処理に比してパターンBが設定されやすくなってい
る。即ち、スペシャルリーチになった場合には大当りに
なることが多く、ノーマルリーチになった場合には外れ
リーチになることが多い。
【0053】「パターンE」は、外れリーチ時変動パタ
ーンとしては採用されず大当り時変動パターンとしての
み採用されていることから100%大当りになるいわゆ
るプレミアムリーチのパターンであり、図17はこのパ
ターンの一例を示す説明図である。このパターンでは、
まず特別図柄表示装置40による上段U、中段M、下段
Lの図柄の変動表示を開始した後、7秒後に上段Uの図
柄変動を停止し、8秒後に下段の図柄変動を停止する
(ラインL1〜L5のいずれかにおいて上段Uと下段L
の主図柄が揃っている)。図17(a)はこのときの一
例であり、ラインL4とラインL5において上段Uと下
段Lの主図柄が揃っているいわゆるダブルリーチの状態
である。その後8秒かけて図17(b)のように中段M
の図柄の大きさを通常サイズから中間サイズに大きく
し、その後2秒間中段Mの図柄変動を高速で行ったあと
巨大サイズに大きくし、図17(c)のようにその巨大
サイズで10秒間コマ送りし、その後図17(d)のよ
うに上段Uと下段Lの主図柄が揃っているラインにおけ
る中段Mの図柄をこれらと同じ主図柄となるように変動
を停止し、最後に図18のように通常サイズに戻すパタ
ーンとして設定されている。
【0054】「パターンF」は、外れリーチの一パター
ンであり、図19はこのパターンの一例を示す説明図で
ある。このパターンでは、まず特別図柄表示装置40に
よる上段U、中段M、下段Lの図柄の変動表示を開始し
た後、7秒後に上段Uの図柄変動を停止し、8秒後に下
段の図柄変動を停止する(ラインL1〜L5のいずれか
において上段Uと下段Lの主図柄が揃っている)。図1
9(a)はこのときの一例であるが、図17(a)と同
じのためその説明は省略する。その後6秒かけて図19
(b)のように中段Mの図柄の大きさを通常サイズから
中間サイズに大きくし、その1秒後に再び通常サイズに
戻して変動を終了して、図19(c)のように上段Uと
下段Lの主図柄が揃っているラインにおける中段Mの図
柄がこれらと異なる主図柄で停止するパターンとして設
定されている。
【0055】[変動停止処理]変動停止処理では、図8
に示すように、メイン制御装置70のCPU72は、ま
ず、大当り中であるか否かを判定する(S230)。こ
こで、大当り中には、大当りの際に特別図柄表示装置4
0で表示される特別遊技の最中と特別遊技終了後の所定
時間の最中とが含まれる。特別遊技終了後の所定時間
は、例えばパチンコ機20の各状態を整えるのに要する
時間などとして設定される。大当り中ではないと判定さ
れると、変動パターンにおける変動時間が終了している
か否かを判定する(S232)。この処理は、変動開始
処理で説明したように各変動パターンはパターン毎に変
動時間が設定されているから、その時間を経過したかを
判定することにより行われる。変動時間が終了であると
きには、変動の停止と確認のために設定されている停止
図柄を確定コマンドとして表示用制御装置90に送信す
る(S234)。そして、大当りか否かを判定して(S
236)、大当りの時には大当り実行コマンドを表示用
制御装置90や大入賞口駆動装置52などに送信して
(S238)、本ルーチンを終了する。大当り実行コマ
ンドを受信した表示用制御装置90は、停止図柄表示
後、特別図柄表示装置40に特別遊技動画を表示させ
る。また、大入賞口駆動装置52は、大入賞口50の開
閉駆動を行う。ここで、S236の大当りの判定は、変
動開始処理におけるS227の表示コマンド決定処理
(図14)で行われているからその判定結果を用いるも
のとしてもよいし、保留球格納エリアの実行エリアに格
納されている内部乱数カウンタC1の値を用いて判定す
るものとしてもよい。なお、S230で大当り中と判定
されたときやS232で変動時間が終了していないと判
定されたとき、あるいはS236の大当り判定で大当り
でないと判定されたときには、判定後に本ルーチンを終
了する。
【0056】以上詳述した本実施形態によれば、パター
ンEのプレミアムリーチになった場合には必ず大当りに
なるが、このとき中段Mの変動図柄の態様は通常サイズ
から巨大サイズまでの変化の過程が表示されることか
ら、唐突にいきなり変動態様が巨大サイズに切り替わる
のではなく、自然に変動態様が巨大サイズに切り替わ
り、また、その変化の過程はプレミアムリーチへの予告
となる。このため、リーチ状態において中段Mで変動中
の図柄が通常サイズから巨大サイズへ変化する過程が表
示されると、遊技者はその変化の過程に伴って大当りに
なることへの期待を膨らませる。したがって、通常サイ
ズから巨大サイズへ変化する際の興趣性が高まる。ま
た、このパターンEでは通常サイズから巨大サイズまで
の変化の過程で変動速度が変化するため、興趣性が一層
高まる。更に、図17に示すように、通常サイズや中間
サイズでは主図柄(犬種と数字)と副図柄(ハート)と
が混在しているが、巨大サイズでは副図柄がなくなり主
図柄のみとなるため、この点でも興趣性が高まる。
【0057】また、パターンFのように中段Mの図柄変
動の態様が通常サイズから大きくなりかけたときであっ
ても巨大サイズに至ることなく通常サイズに戻ることが
あるため、遊技者は通常サイズから大きくなりかけたと
きには通常サイズへ戻らずに巨大サイズまで大きくなっ
てほしいと強く期待する。このため、遊技者の興趣感が
高まる。
【0058】更に、通常サイズと巨大サイズとでは、主
図柄のキャラクタ(犬種)や表示順序を表す数字が共通
しているため、通常サイズで変動している主図柄と巨大
サイズで変動している主図柄との対応関係が明確であ
る。
【0059】なお、本発明の実施の形態は、上記実施形
態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲
に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記実施形態では、外れリーチ時変動パタ
ーンコマンド決定処理においてパターンFを採用した
が、このパターンFを採用せず、変動パターンカウンタ
値C4が50未満ならパターンB、C4が50以上90
未満ならパターンC、C4が90以上ならパターンDと
してもよい。こうすれば、リーチ状態で中段Mの変動図
柄が通常サイズから大きくなり始めたときには、元の通
常サイズに戻って外れリーチになることはなく必ず巨大
サイズに至ることからプレミアムリーチが確定するた
め、遊技者の興趣感が高まる。
【0060】また、上記実施形態ではプレミアムリーチ
において中段Mで変動中の図柄の大きさを変化させた
が、図柄の形状又は色を変化させてもよく、この場合に
は変化の過程として徐々に又は段階的に図柄の形状又は
色調が変化していく過程を表示してもよい。もちろん大
きさ、形状および色を種々組合せて変化させてもよい。
あるいは、図柄のキャラクタとして成長を伴うキャラク
タを採用した場合にはその成長段階を変化させてもよ
い。例えば、図柄のキャラクタとして鳥を採用した場合
には、卵から成鳥への変化の過程として卵が割れてヒヨ
コになって成鳥に至る様子を表示してもよく、また、図
柄のキャラクタとして犬を採用した場合には、子犬から
成犬への変化の過程として徐々に又は段階的に骨格や顔
つきを変化させて表示してもよく、また、図柄のキャラ
クタとして草花を採用した場合には、つぼみから花への
変化の過程としてつぼみが膨らんで花が咲く様子を表示
してもよい。こうすれば、変化の過程が成長過程として
表されるため、遊技者の興味を引くことができる。
【0061】また、上記実施形態ではプレミアムリーチ
において主図柄の大きさを段階的に大きくしたが、これ
に加えて主図柄以外の表示物例えば背景の様子や周囲の
ランプの発光態様や音響も段階的に変化させてもよい。
こうすれば、図柄以外の表示物によってもプレミアムリ
ーチへの予告がなされるため、遊技者にとってわかりや
すい。
【0062】また、上記実施形態では巨大サイズに至る
と必ず大当りになったが、巨大サイズに至ったときでも
外れになることがあってもよい。
【0063】更にまた、上記実施形態ではプレミアムリ
ーチにおいて中段Mの図柄を通常サイズから中間サイズ
を経て巨大サイズに変化させたが、通常サイズから多段
階にサイズを大きくしたあと巨大サイズに変化させても
よい。こうすれば、遊技者は段階が進むごとに期待が膨
らみ、興趣感が高まる。このとき、ある段階から次の段
階までの表示時間は全て同じに設定されていてもよい
が、ランダムに設定されている方が次の段階へ進むかど
うかを時間長によって判断できないため、遊技者は次の
段階へ進むかどうかを予測できず、興趣感が高まる。あ
るいは、ある段階から次の段階までの表示時間が段階が
進むにつれて長く又は短く設定されていてもよく、こう
すればメリハリがあって興趣感が高まる。
【0064】そしてまた、上記実施形態ではいわゆる
「第1種」に属する機種について説明したが、本発明は
いわゆる「第3種」に属する機種(権利物とも呼ばれ
る)についても同様に適用可能である。また、パチンコ
機以外の遊技機、例えばスロット機や融合機(パチンコ
球を使ってスロット遊技を行う機種)であっても同様に
適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態であるパチンコ機を正面から見た外
観図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の構成の概略を示す構成図
である。
【図3】本実施形態のパチンコ機の電気的接続を例示す
るブロック図である。
【図4】特別図柄表示装置におけるキャラクタと数字と
から構成される上段、中段、下段の図柄を例示した説明
図である。
【図5】メインルーチンのフローチャートである。
【図6】始動入賞処理のフローチャートである。
【図7】変動開始処理のフローチャートである。
【図8】変動停止処理のフローチャートである。
【図9】カウンタ更新処理のフローチャートである。
【図10】外れ図柄カウンタ更新処理のフローチャート
である。
【図11】カウンタ用バッファ及び各種カウンタの説明
図である。
【図12】各外れ図柄カウンタの値と各段の左図柄、中
図柄、右図柄との対応関係の一例を表すテーブルであ
る。
【図13】保留球格納エリアの説明図である。
【図14】表示コマンド決定処理のフローチャートであ
る。
【図15】大当り時変動パターンコマンド決定処理のフ
ローチャートである。
【図16】外れリーチ時変動パターンコマンド決定処理
のフローチャートである。
【図17】パターンEの変動態様の一例を示す説明図で
ある。
【図18】パターンEの停止図柄の一例を示す説明図で
ある。
【図19】パターンFの変動態様の一例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
20…パチンコ機、30…遊技盤、30a…透明板、3
2…普通図柄表示装置、33a…普通図柄変動保留ラン
プ、34a…普通図柄表示装置作動ゲート、36a…普
通図柄始動スイッチ、40…特別図柄表示装置、41…
保留球数表示部、42…始動口、44…特別図柄始動ス
イッチ、46…普通電動役物、50…大入賞口、52…
大入賞口駆動装置、54…10カウントスイッチ、56
…Vゾーン、58…Vカウントスイッチ、70…メイン
制御装置、90…表示制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 亮太 石川県松任市福留町655番地 アイレムソ フトウェアエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 尾坂 幸治 石川県松任市福留町655番地 アイレムソ フトウェアエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2C088 AA33 AA35 AA36 AA37 AA39 AA42

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の始動条件が成立すると表示装置が
    変動を開始し、変動終了後に停止した表示態様が外れ表
    示態様ならば通常の遊技状態になり、変動終了後に停止
    した表示態様が当り表示態様ならば遊技者に有利な遊技
    状態になる遊技機において、 前記表示装置に変動を開始させてから終了させるまでの
    間に所定の変動態様を表示させる制御手段を備え、 前記制御手段は、前記表示装置に変動を開始させてから
    終了させるまでの間に、当り表示態様になる確率の低い
    第1の変動態様から当り表示態様になる確率の高い第2
    の変動態様への変化の過程を前記表示装置に表示させる
    遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の遊技機であって、 前記制御手段は、前記第1の変動態様から前記第2の変
    動態様への変化の過程を前記表示装置に表示させたとき
    であっても前記第2の変動態様に至ることなく前記第1
    の変動態様に戻すことがある遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の遊技機であって、 前記第1の変動態様から前記第2の変動態様への変化の
    過程は、第1段階である前記第1の変動態様から1又は
    2以上の中間段階を経て最終段階である前記第2の変動
    態様へ変化させる過程である遊技機。
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