JP2003070125A - ジャンクションボックス - Google Patents
ジャンクションボックスInfo
- Publication number
- JP2003070125A JP2003070125A JP2001258794A JP2001258794A JP2003070125A JP 2003070125 A JP2003070125 A JP 2003070125A JP 2001258794 A JP2001258794 A JP 2001258794A JP 2001258794 A JP2001258794 A JP 2001258794A JP 2003070125 A JP2003070125 A JP 2003070125A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical bus
- bus bar
- vertical
- junction box
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Abandoned
Links
Landscapes
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Connection Or Junction Boxes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ジャンクションボックスに設けたキャビテイ
に電線端末端子を直接挿入した時に半挿入を簡単に検出
する。 【解決手段】 ジャンクションボックスのケース内部に
短冊状の縦バスバーを上下二段に収容し、該縦バスバー
の配置位置のアッパーケースとロアケース外面に電線端
末の端子を挿入係止するキャビテイを多数並設した電線
接続ブロックを突設あるいは/およびコネクタ収容部を
突設し、各キャビテイあるいは/およびコネクタ収容部
に嵌合するコネクタ内に挿入係止する上記端子の一対の
挟持片を上記縦バスバーに嵌合させて電気接続してい
る。
に電線端末端子を直接挿入した時に半挿入を簡単に検出
する。 【解決手段】 ジャンクションボックスのケース内部に
短冊状の縦バスバーを上下二段に収容し、該縦バスバー
の配置位置のアッパーケースとロアケース外面に電線端
末の端子を挿入係止するキャビテイを多数並設した電線
接続ブロックを突設あるいは/およびコネクタ収容部を
突設し、各キャビテイあるいは/およびコネクタ収容部
に嵌合するコネクタ内に挿入係止する上記端子の一対の
挟持片を上記縦バスバーに嵌合させて電気接続してい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のジャン
クションボックスに関し、詳しくは、ジャンクションボ
ックスの面積の減少を図りながら、高密度配置を可能と
するものである。
クションボックスに関し、詳しくは、ジャンクションボ
ックスの面積の減少を図りながら、高密度配置を可能と
するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボ
ックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐
回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組
み立て手数も非常にかかるようになっている。
に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボ
ックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐
回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組
み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】自動車用電気接続箱のうち、図13に示す
ジャンクションボックス1では、アッパーケース2とロ
アケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバ
ー5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース
2にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒュー
ズ収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレ
ー7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バス
バーから突設したタブと直接あるいは中継端子を介して
接続させている。また、ロアケース3にもコネクタ収容
部3aを設けて、バスバーのタブ5aを突出してコネク
タと接続している場合もある。
ジャンクションボックス1では、アッパーケース2とロ
アケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバ
ー5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース
2にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒュー
ズ収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレ
ー7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バス
バーから突設したタブと直接あるいは中継端子を介して
接続させている。また、ロアケース3にもコネクタ収容
部3aを設けて、バスバーのタブ5aを突出してコネク
タと接続している場合もある。
【0004】上記絶縁板4A〜4Eに固定するバスバー
5A〜5Dは導電性金属板を所要の回路形状に打ち抜い
て形成されている。このバスバーと外部回路となるワイ
ヤハーネスの電線端末の端子とはコネクタを介して接続
しており、電線端末の端子をコネクタのキャビテイに挿
入し、このコネクタをジャンクションボックスのケース
外面に形成したコネクタ収容部に嵌合すると、上記バス
バーに形成したタブあるいはタブに接続した中継端子
と、上記コネクタ内の電線端末の端子とが嵌合される。
5A〜5Dは導電性金属板を所要の回路形状に打ち抜い
て形成されている。このバスバーと外部回路となるワイ
ヤハーネスの電線端末の端子とはコネクタを介して接続
しており、電線端末の端子をコネクタのキャビテイに挿
入し、このコネクタをジャンクションボックスのケース
外面に形成したコネクタ収容部に嵌合すると、上記バス
バーに形成したタブあるいはタブに接続した中継端子
と、上記コネクタ内の電線端末の端子とが嵌合される。
【0005】上記した絶縁板上にバスバーを平面置きす
る方法に変えて、図14に示すように、導電性金属板を
帯形状とし、回路形状に沿ってフォーミング加工して屈
曲させた縦バスバー5’を用いる場合もある。
る方法に変えて、図14に示すように、導電性金属板を
帯形状とし、回路形状に沿ってフォーミング加工して屈
曲させた縦バスバー5’を用いる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13に示すように、
従来のジャンクションボックスでは、その内部回路とワ
イヤハーネスの外部回路をコネクタを介して接続してい
るため、コネクタとワイヤハーネスとの接続作業が必要
となると共に部品点数が増加する問題がある。さらに、
バスバーを回路形状に打ち抜いて形成するため、回路変
更が生じるとバスバーを形成しなおす必要があり、バス
バー形成用の金型費が非常に高くつき、回路変更に柔軟
に対応できない問題がある。また、バスバー材料となる
導電性金属板の歩留まりが非常に悪く、コストアップの
要因となる。また、図14に示す縦バスバー5'を用い
た場合、導電性金属板を帯形状として用いるため歩留ま
りは向上するが、フォーミングして屈曲させたバスバー
は1本づつケース2’内の溝あるいはガイド突起の間に
挿入しなければならず、作業手数がかかり、この点でコ
ストアップの要因が生じる。
従来のジャンクションボックスでは、その内部回路とワ
イヤハーネスの外部回路をコネクタを介して接続してい
るため、コネクタとワイヤハーネスとの接続作業が必要
となると共に部品点数が増加する問題がある。さらに、
バスバーを回路形状に打ち抜いて形成するため、回路変
更が生じるとバスバーを形成しなおす必要があり、バス
バー形成用の金型費が非常に高くつき、回路変更に柔軟
に対応できない問題がある。また、バスバー材料となる
導電性金属板の歩留まりが非常に悪く、コストアップの
要因となる。また、図14に示す縦バスバー5'を用い
た場合、導電性金属板を帯形状として用いるため歩留ま
りは向上するが、フォーミングして屈曲させたバスバー
は1本づつケース2’内の溝あるいはガイド突起の間に
挿入しなければならず、作業手数がかかり、この点でコ
ストアップの要因が生じる。
【0007】また、図13および図14に示すジャンク
ションボックスとも、内部回路となるバスバーにコネク
タ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているた
め、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様
変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければ
ならず、回路変更に容易に対応出来ない問題がある。
ションボックスとも、内部回路となるバスバーにコネク
タ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているた
め、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様
変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければ
ならず、回路変更に容易に対応出来ない問題がある。
【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ジャンクションボックス内に収容するバスバーとし
て歩留まりの良い縦バスバーを用い、該縦バスバーを用
いることにより高密度配索を可能とすることを課題とし
ている。
で、ジャンクションボックス内に収容するバスバーとし
て歩留まりの良い縦バスバーを用い、該縦バスバーを用
いることにより高密度配索を可能とすることを課題とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ロアケースとアッパーケース本体の内部
に、X方向の短冊状の縦バスバーを平行配列して収容す
ると共に、該縦バスバーの少なくとも一部の上部あるい
は下部に絶縁板を介在させて上記X方向の短冊状の縦バ
スバーを平行配列して上下二段とし、上記一段目の縦バ
スバーおよび二段目の縦バスバーの配置位置にあたるア
ッパーケースおよびロアケースに、外部電線端末接続用
のキャビティをY方向に多数並列した電線接続ブロック
を複数列突設し、直交方向に配列される上記一段目の縦
バスバーと二段目の縦バスバーを上記電線接続ブロック
のキャビティとX−Y方向の格子状として、縦バスバー
と電線とを所要の交差位置で接続して所要の回路を形成
しているジャンクションボックスを提供している。
め、本発明は、ロアケースとアッパーケース本体の内部
に、X方向の短冊状の縦バスバーを平行配列して収容す
ると共に、該縦バスバーの少なくとも一部の上部あるい
は下部に絶縁板を介在させて上記X方向の短冊状の縦バ
スバーを平行配列して上下二段とし、上記一段目の縦バ
スバーおよび二段目の縦バスバーの配置位置にあたるア
ッパーケースおよびロアケースに、外部電線端末接続用
のキャビティをY方向に多数並列した電線接続ブロック
を複数列突設し、直交方向に配列される上記一段目の縦
バスバーと二段目の縦バスバーを上記電線接続ブロック
のキャビティとX−Y方向の格子状として、縦バスバー
と電線とを所要の交差位置で接続して所要の回路を形成
しているジャンクションボックスを提供している。
【0010】上記上下二段に縦バスバーを配置する部分
は、ロアケースとアッパーケースにそれぞれコネクタ収
容部を設けて領域でもよい。また、上記一段目と二段目
との上下二段の構成はロアケースとアッパーケースのケ
ースの全面に亙って構成しても良いし、一部のみでもよ
い。
は、ロアケースとアッパーケースにそれぞれコネクタ収
容部を設けて領域でもよい。また、上記一段目と二段目
との上下二段の構成はロアケースとアッパーケースのケ
ースの全面に亙って構成しても良いし、一部のみでもよ
い。
【0011】上記構成のように、少なくとも一部に縦バ
スバーを上下二段に配置すると、回路が増加した場合に
縦バスバーを全て一段に配置するとジャンクションボッ
クスの面積が大型化し、配置スペースを大きくとること
になる。即ち、縦バスバーの本数×ピッチ寸法が必要と
なるため、縦バスバーの本数が増加すると、ジャンクシ
ョンボックスの面積が増大する。よって、ジャンクショ
ンボックスの配置スペースが面積が小さく、垂直方向の
スペースがある場合には、増加する縦バスバーを上下二
段で配置すると、ジャンクションボックスの面積減少を
図ることができ、配置スペースの問題を解消することが
できる。
スバーを上下二段に配置すると、回路が増加した場合に
縦バスバーを全て一段に配置するとジャンクションボッ
クスの面積が大型化し、配置スペースを大きくとること
になる。即ち、縦バスバーの本数×ピッチ寸法が必要と
なるため、縦バスバーの本数が増加すると、ジャンクシ
ョンボックスの面積が増大する。よって、ジャンクショ
ンボックスの配置スペースが面積が小さく、垂直方向の
スペースがある場合には、増加する縦バスバーを上下二
段で配置すると、ジャンクションボックスの面積減少を
図ることができ、配置スペースの問題を解消することが
できる。
【0012】また、縦バスバーとして短冊状のバスバー
を用いているため、材料の歩留まりを良くすることが出
来ると共に、フォーミング加工も不要となり、材料コス
ト、加工コストの低減を図ることができる。さらに、こ
れら縦バスバーを一括してケース内へ自動挿入すること
ができ、組み立ても容易となる。さらに、電線端末の端
子を直接に電線接続ブロックのキャビテイに挿入して縦
バスバーと接続するだけであるため、コネクタレスとし
て部品点数、組み立て工数の削減を図れると共に、回路
変更にも容易に対応できる。
を用いているため、材料の歩留まりを良くすることが出
来ると共に、フォーミング加工も不要となり、材料コス
ト、加工コストの低減を図ることができる。さらに、こ
れら縦バスバーを一括してケース内へ自動挿入すること
ができ、組み立ても容易となる。さらに、電線端末の端
子を直接に電線接続ブロックのキャビテイに挿入して縦
バスバーと接続するだけであるため、コネクタレスとし
て部品点数、組み立て工数の削減を図れると共に、回路
変更にも容易に対応できる。
【0013】上記一段目の縦バスバーはアッパーケース
の内面に形成した溝に挿入保持すると共に、上記二段目
の縦バスバーはロアケースの内面あるいは上記絶縁板に
形成した溝に挿入保持している。
の内面に形成した溝に挿入保持すると共に、上記二段目
の縦バスバーはロアケースの内面あるいは上記絶縁板に
形成した溝に挿入保持している。
【0014】また、上記アッパーケースおよび/または
ロアケースにコネクタ収容部を設け、該コネクタ収容部
のケース側開口に上記縦バスバーを架け渡して、コネク
タ収容部に嵌合するワイヤハーネス端末のコネクタ内の
端子を上記縦バスバーに接続させている。即ち、車体取
付前に、ジャンクションボックスに接続するワイヤハー
ネスの電線群は上記電線接続ブロックのキャビテイに直
接挿入して縦バスバーと接続する一方、車体取付時にジ
ャンクションボックスに接続するワイヤハーネスは、そ
の端末にコネクタを接続しておき、該コネクタを上記コ
ネクタ収容部に嵌合することにより、内部の電線端末の
端子を上記縦バスバーと接続させている。
ロアケースにコネクタ収容部を設け、該コネクタ収容部
のケース側開口に上記縦バスバーを架け渡して、コネク
タ収容部に嵌合するワイヤハーネス端末のコネクタ内の
端子を上記縦バスバーに接続させている。即ち、車体取
付前に、ジャンクションボックスに接続するワイヤハー
ネスの電線群は上記電線接続ブロックのキャビテイに直
接挿入して縦バスバーと接続する一方、車体取付時にジ
ャンクションボックスに接続するワイヤハーネスは、そ
の端末にコネクタを接続しておき、該コネクタを上記コ
ネクタ収容部に嵌合することにより、内部の電線端末の
端子を上記縦バスバーと接続させている。
【0015】上記一段目と二段目の一部の縦バスバーを
ショートピンを介して接続している。あるいは、上記一
段目と二段目の縦バスバーを上下二段に配置する領域の
一部に、高さが大となる幅広縦バスバーを配置し、該幅
広縦バスバーの上下端縁を一段目の上端と二段目の縦バ
スバーと同一位置に配置している。上記構成とすること
により、一段目と二段目の縦バスバーを同一回路とする
ことができ、言わば、縦バスバーを長尺として電線接続
箇所を増加したのと同一とすることができる。よって、
電線との接続箇所が多い縦バスバーは上記構成としてい
る。
ショートピンを介して接続している。あるいは、上記一
段目と二段目の縦バスバーを上下二段に配置する領域の
一部に、高さが大となる幅広縦バスバーを配置し、該幅
広縦バスバーの上下端縁を一段目の上端と二段目の縦バ
スバーと同一位置に配置している。上記構成とすること
により、一段目と二段目の縦バスバーを同一回路とする
ことができ、言わば、縦バスバーを長尺として電線接続
箇所を増加したのと同一とすることができる。よって、
電線との接続箇所が多い縦バスバーは上記構成としてい
る。
【0016】上記ジャンクションボックスを外部回路に
接続するベース回路部と、ヒューズ接続回路部あるいは
/およびリレー接続回路部に分割し、ベース回路部を備
えたベースモジュールと、上記ヒューズ接続回路部ある
いは/およびリレー接続回路部を備えたヒューズ・リレ
ーモジュールを備え、上記ベースモジュールのベース回
路を上記縦バスバーで形成し、かつ、上記モジュールを
結合すると共にモジュール内の導体を接続してジャンク
ションボックスを組み立てている
接続するベース回路部と、ヒューズ接続回路部あるいは
/およびリレー接続回路部に分割し、ベース回路部を備
えたベースモジュールと、上記ヒューズ接続回路部ある
いは/およびリレー接続回路部を備えたヒューズ・リレ
ーモジュールを備え、上記ベースモジュールのベース回
路を上記縦バスバーで形成し、かつ、上記モジュールを
結合すると共にモジュール内の導体を接続してジャンク
ションボックスを組み立てている
【0017】上記のように、外部回路と接続されるベー
ス回路部を備えたベースモジュールと、ヒューズ接続回
路部あるいは/およびリレー接続回路部を備えたヒュー
ズ・リレーモジュールを設け、これらモジュールよりジ
ャンクションボックスの組み立てているため、ヒューズ
接続回路部、リレー接続回路部の仕様変更があれば、こ
れらヒューズモジュール、リレーモジュールのみを変更
すればよく、仕様変更に容易に対応することができる。
逆に、外部電線との接続回路のみが変更される場合に
は、ベースモジュールの縦バスバーに接続する電線の接
続位置を代えるだけでよいため、この場合にも回路変更
に容易に対応することができる。
ス回路部を備えたベースモジュールと、ヒューズ接続回
路部あるいは/およびリレー接続回路部を備えたヒュー
ズ・リレーモジュールを設け、これらモジュールよりジ
ャンクションボックスの組み立てているため、ヒューズ
接続回路部、リレー接続回路部の仕様変更があれば、こ
れらヒューズモジュール、リレーモジュールのみを変更
すればよく、仕様変更に容易に対応することができる。
逆に、外部電線との接続回路のみが変更される場合に
は、ベースモジュールの縦バスバーに接続する電線の接
続位置を代えるだけでよいため、この場合にも回路変更
に容易に対応することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1乃至図8は自動車用ワイヤハーネスに
接続されるジャンクションボックス100を示し、10
はベースモジュール、11はヒューズ・リレーモジュー
ルである。
て説明する。図1乃至図8は自動車用ワイヤハーネスに
接続されるジャンクションボックス100を示し、10
はベースモジュール、11はヒューズ・リレーモジュー
ルである。
【0019】上記ベースモジュール10はアッパーケー
ス12とロアケース14とからなるケース内部に図2に
示すようにX方向の短冊状の縦バスバー13を同一平面
上に多数並列すると共に、上下二段で収容している。上
記1段目の第1縦バスバー13Aは図3に示すようにア
ッパーケース12の内面側に形成した細幅の溝12aに
挿入して位置決め保持していると共に、図4に示すよう
に、2段目の第2縦バスバー13Bはアッパーケース1
2とロアケース14との間に介在させる絶縁板18の下
面に形成した細幅の溝18aに挿入して位置決め配置し
ている。
ス12とロアケース14とからなるケース内部に図2に
示すようにX方向の短冊状の縦バスバー13を同一平面
上に多数並列すると共に、上下二段で収容している。上
記1段目の第1縦バスバー13Aは図3に示すようにア
ッパーケース12の内面側に形成した細幅の溝12aに
挿入して位置決め保持していると共に、図4に示すよう
に、2段目の第2縦バスバー13Bはアッパーケース1
2とロアケース14との間に介在させる絶縁板18の下
面に形成した細幅の溝18aに挿入して位置決め配置し
ている。
【0020】上記アッパーケース12の上面の一側に、
長さ方向の略全長にわたって複数の電線接続ブロック1
5Aを平行列で突設している。各列の電線接続ブロック
15Aは端子挿入部となるキャビテイ16をY方向に多
数並設している。また、上記電線接続ブロック15Aの
一方側に複数のコネクタ収容部17Aを突設している。
ロアケース14の下面にも同様に長さ方向の略全長にわ
たって複数の電線接続ブロック15Bを平行列で突設し
ている。各列の電線接続ブロック15Bにキャビテイ1
6をY方向に多数並設している。また、上記電線接続ブ
ロック15Bの一方側に複数のコネクタ収容部17Bを
突設している。
長さ方向の略全長にわたって複数の電線接続ブロック1
5Aを平行列で突設している。各列の電線接続ブロック
15Aは端子挿入部となるキャビテイ16をY方向に多
数並設している。また、上記電線接続ブロック15Aの
一方側に複数のコネクタ収容部17Aを突設している。
ロアケース14の下面にも同様に長さ方向の略全長にわ
たって複数の電線接続ブロック15Bを平行列で突設し
ている。各列の電線接続ブロック15Bにキャビテイ1
6をY方向に多数並設している。また、上記電線接続ブ
ロック15Bの一方側に複数のコネクタ収容部17Bを
突設している。
【0021】上記1段目の第1縦バスバー13Aはアッ
パーケース側の電線接続ブロック15Aのキャビテイ1
6およびコネクタ収容部17Aの内面側開口に挿通した
状態としている。同様に、2段目の第2縦バスバー13
Bはロアケース側の電線接続ブロック15Bのキャビテ
イ16およびコネクタ収容部17Bの内面側開口に挿通
した状態としている。
パーケース側の電線接続ブロック15Aのキャビテイ1
6およびコネクタ収容部17Aの内面側開口に挿通した
状態としている。同様に、2段目の第2縦バスバー13
Bはロアケース側の電線接続ブロック15Bのキャビテ
イ16およびコネクタ収容部17Bの内面側開口に挿通
した状態としている。
【0022】上記各溝12a、18aに挿入固定する第
1、第2縦バスバー13A、13Bは、連続した一枚の
短冊形状のものとしている場合と、これを分断して複数
枚の縦バスバーを隙間をあけて連続させた場合とがあ
る。上記X方向の第1、第2縦バスバー13A、13B
と上記Y方向に並設する電線接続ブロック15A、15
Bのキャビテイ16に挿入する電線端末の端子20とは
図5に示すように接続している。上記端子20は、一対
の挟持片20aを備え、第1、第2縦バスバー13A、
13Bを端子20の一対の挟持片20aにより狭持して
接続している。
1、第2縦バスバー13A、13Bは、連続した一枚の
短冊形状のものとしている場合と、これを分断して複数
枚の縦バスバーを隙間をあけて連続させた場合とがあ
る。上記X方向の第1、第2縦バスバー13A、13B
と上記Y方向に並設する電線接続ブロック15A、15
Bのキャビテイ16に挿入する電線端末の端子20とは
図5に示すように接続している。上記端子20は、一対
の挟持片20aを備え、第1、第2縦バスバー13A、
13Bを端子20の一対の挟持片20aにより狭持して
接続している。
【0023】上記コネクタ収容部17A、17Bには、
図6に示すように、電線端末の端子を挿入係止したコネ
クタ30(30A、30B)を嵌合し、コネクタ30の
外側のロック爪30aとコネクタ収容部17の内壁のロ
ック爪17aとをロック結合している。コネクタ30に
は縦バスバー挿通溝30bを設けて第1、第2縦バスバ
ー13A、13Bをコネクタ内に挿通させ、コネクタ内
の端子31を第1、第2縦バスバー13A、13Bに挟
持させて接続している。
図6に示すように、電線端末の端子を挿入係止したコネ
クタ30(30A、30B)を嵌合し、コネクタ30の
外側のロック爪30aとコネクタ収容部17の内壁のロ
ック爪17aとをロック結合している。コネクタ30に
は縦バスバー挿通溝30bを設けて第1、第2縦バスバ
ー13A、13Bをコネクタ内に挿通させ、コネクタ内
の端子31を第1、第2縦バスバー13A、13Bに挟
持させて接続している。
【0024】このように、第1縦バスバー13Aを電線
接続ブロック15Aのキャビテイに挿入する電線端末の
端子20と接続させると共に、コネクタ収容部17Aに
嵌合するコネクタ30Aの端子31と接続させることに
より、図7に示すように回路を形成している。第2縦バ
スバー13Bも電線接続ブロック15Bのキャビテイに
挿入する電線端末の端子20と接続させると共に、コネ
クタ収容部17Bに嵌合するコネクタ30Bの端子31
と接続させることにより、図7と同様な回路を形成して
いる。
接続ブロック15Aのキャビテイに挿入する電線端末の
端子20と接続させると共に、コネクタ収容部17Aに
嵌合するコネクタ30Aの端子31と接続させることに
より、図7に示すように回路を形成している。第2縦バ
スバー13Bも電線接続ブロック15Bのキャビテイに
挿入する電線端末の端子20と接続させると共に、コネ
クタ収容部17Bに嵌合するコネクタ30Bの端子31
と接続させることにより、図7と同様な回路を形成して
いる。
【0025】上記アッパーケース12と嵌合するロアケ
ース14には、図1、2、8に示すように、アッパーケ
ース12との嵌合部の一側端よりヒューズ・リレーモジ
ュール設置部22を突設している。このヒューズ・リレ
ーモジュール設置部22にはヒュージブルリンク収容部
23を突設すると共に、端子穴24を設けている。この
ヒューズ・リレーモジュール設置部22の下部にヒュー
ズ・リレーモジュール11のケース25を組み付けてい
る。該ケース25に端子穴24に嵌合する端子収容部2
6を上向きに突出すると共に、下向きにリレー収容部2
7、ヒューズ収容部28を突設している。
ース14には、図1、2、8に示すように、アッパーケ
ース12との嵌合部の一側端よりヒューズ・リレーモジ
ュール設置部22を突設している。このヒューズ・リレ
ーモジュール設置部22にはヒュージブルリンク収容部
23を突設すると共に、端子穴24を設けている。この
ヒューズ・リレーモジュール設置部22の下部にヒュー
ズ・リレーモジュール11のケース25を組み付けてい
る。該ケース25に端子穴24に嵌合する端子収容部2
6を上向きに突出すると共に、下向きにリレー収容部2
7、ヒューズ収容部28を突設している。
【0026】上記ヒューズ・リレーモジュール設置部2
2とケース25との間には図8に示すように絶縁板36
を収容し、該絶縁板36にヒューズ・リレー用のバスバ
ー40を固定し、このバスバー40を一端に上向きに屈
折した挟持片からなる端子40aを設け、第1縦バスバ
ー13Aに挟持させて、ベースモジュール10の内部回
路の第1縦バスバー13とヒューズ・リレーモジュール
12のバスバー40とを接続している。上記バスバー4
0の他端は屈折させて、先端に挟持片からなる端子を設
け、ヒューズ収容部、リレー収容部、コネクタ収容部に
挿入するリレー、ヒューズ、電源コネクタの端子とを図
7に示すように接続させている。なお、ヒューズ・リレ
ーモジュールのバスバー40の一部は第2縦バスバー1
3bと接続させてもよい。
2とケース25との間には図8に示すように絶縁板36
を収容し、該絶縁板36にヒューズ・リレー用のバスバ
ー40を固定し、このバスバー40を一端に上向きに屈
折した挟持片からなる端子40aを設け、第1縦バスバ
ー13Aに挟持させて、ベースモジュール10の内部回
路の第1縦バスバー13とヒューズ・リレーモジュール
12のバスバー40とを接続している。上記バスバー4
0の他端は屈折させて、先端に挟持片からなる端子を設
け、ヒューズ収容部、リレー収容部、コネクタ収容部に
挿入するリレー、ヒューズ、電源コネクタの端子とを図
7に示すように接続させている。なお、ヒューズ・リレ
ーモジュールのバスバー40の一部は第2縦バスバー1
3bと接続させてもよい。
【0027】上記構成からなるジャンクションボックス
100では、アッパーケース12とロアケース14の内
部に、第1、第2縦バスバー13Aと13Bとを絶縁板
18を介在させて並列配置して収容してベースモジュー
ル10を組み立てており、このベースモジュール10に
対して、並列させた電線wの端子20を、アッパーケー
ス12およびロアケース14の電線接続ブロック15
A,15Bのキャビテイ16に直接的に一括挿入するだ
けで第1、第2縦バスバー13A、13Bに接続させる
ことができる。また、ワイヤハーネス端末のコネクタ3
0もコネクタ収容部17A、17Bに嵌合させるだけ
で、コネクタ30A、30B内の端子31を第1、第2
縦バスバー13A、13Bに接続させることができる。
100では、アッパーケース12とロアケース14の内
部に、第1、第2縦バスバー13Aと13Bとを絶縁板
18を介在させて並列配置して収容してベースモジュー
ル10を組み立てており、このベースモジュール10に
対して、並列させた電線wの端子20を、アッパーケー
ス12およびロアケース14の電線接続ブロック15
A,15Bのキャビテイ16に直接的に一括挿入するだ
けで第1、第2縦バスバー13A、13Bに接続させる
ことができる。また、ワイヤハーネス端末のコネクタ3
0もコネクタ収容部17A、17Bに嵌合させるだけ
で、コネクタ30A、30B内の端子31を第1、第2
縦バスバー13A、13Bに接続させることができる。
【0028】上記構成のジャンクションボックス100
では、各電線wと第1、第2縦バスバー13A、13B
との接続位置さえ変更すれば回路変更を容易に行うこと
ができる。かつ、ベースモジュール10とヒューズ・リ
レーモジュール11とを分離し、ヒューズ・リレーモジ
ュール11のヒューズ・リレー用のバスバー40を第1
縦バスバー13Aと接続させているため、ベース回路と
外部電線との接続形態の変更があるだけの場合にはヒュ
ーズ・リレーモジュール11を共用することができる。
同様に、ヒューズ・リレーモジュール11のヒューズ接
続回路のみ変更がある場合にはベースモジュール10を
共用することができる。
では、各電線wと第1、第2縦バスバー13A、13B
との接続位置さえ変更すれば回路変更を容易に行うこと
ができる。かつ、ベースモジュール10とヒューズ・リ
レーモジュール11とを分離し、ヒューズ・リレーモジ
ュール11のヒューズ・リレー用のバスバー40を第1
縦バスバー13Aと接続させているため、ベース回路と
外部電線との接続形態の変更があるだけの場合にはヒュ
ーズ・リレーモジュール11を共用することができる。
同様に、ヒューズ・リレーモジュール11のヒューズ接
続回路のみ変更がある場合にはベースモジュール10を
共用することができる。
【0029】また、ベースモジュール10のベース回路
を短冊状の第1、第2縦バスバー13A、13Bで形成
し、これら第1、第2縦バスバー13A、13Bをアッ
パーケース12の並列した溝12aおよび絶縁板18の
溝18aに挿入して固定するだけであるため、これら第
1、第2縦バスバー13A、13Bを一括して自動的に
アッパーケース12および絶縁板18に組みつけること
が可能となる。よって、ベースモジュール10の組立作
業性を向上させることができる。
を短冊状の第1、第2縦バスバー13A、13Bで形成
し、これら第1、第2縦バスバー13A、13Bをアッ
パーケース12の並列した溝12aおよび絶縁板18の
溝18aに挿入して固定するだけであるため、これら第
1、第2縦バスバー13A、13Bを一括して自動的に
アッパーケース12および絶縁板18に組みつけること
が可能となる。よって、ベースモジュール10の組立作
業性を向上させることができる。
【0030】図9は第2実施形態を示し、二段目に配置
する第2縦バスバー13Bは第1段目の第1縦バスバー
13Aの下部の一部のみとしている。この場合、ロアケ
ース14’は図示のように段状に形成している。即ち、
2段目の第2縦バスバー13Bを配置して増設する回路
が少ない場合には、2段目の第2縦バスバー13Bは本
数を減少させて、ジャンクションボックスの外形を小さ
くしている。
する第2縦バスバー13Bは第1段目の第1縦バスバー
13Aの下部の一部のみとしている。この場合、ロアケ
ース14’は図示のように段状に形成している。即ち、
2段目の第2縦バスバー13Bを配置して増設する回路
が少ない場合には、2段目の第2縦バスバー13Bは本
数を減少させて、ジャンクションボックスの外形を小さ
くしている。
【0031】図10、図11は第3実施形態を示し、上
下二段で配置する第1縦バスバー13Aと第2縦バスバ
ー13Bとは、その一部を上下に分割せずに、連続した
1枚の幅広の第3縦バスバー13Cで構成している。該
第3縦バスバー13Cは絶縁板18に穿設した貫通穴1
8bを通して上下の電線接続ブロック15A、15Bの
キャビテイの内面側に配置して、図11に示すように、
第3縦バスバー13Cの上下両側に電線端末の端子20
を接続している。上記構成とすると、1つの回路を構成
する第3縦バスバー13Cに対して多数の電線を接続す
ることができる。なお、上記第3縦バスバー13Cに上
下のコネクタ収容部17A、17Bに嵌合したコネクタ
内の端子を上下より接続させてもよい。
下二段で配置する第1縦バスバー13Aと第2縦バスバ
ー13Bとは、その一部を上下に分割せずに、連続した
1枚の幅広の第3縦バスバー13Cで構成している。該
第3縦バスバー13Cは絶縁板18に穿設した貫通穴1
8bを通して上下の電線接続ブロック15A、15Bの
キャビテイの内面側に配置して、図11に示すように、
第3縦バスバー13Cの上下両側に電線端末の端子20
を接続している。上記構成とすると、1つの回路を構成
する第3縦バスバー13Cに対して多数の電線を接続す
ることができる。なお、上記第3縦バスバー13Cに上
下のコネクタ収容部17A、17Bに嵌合したコネクタ
内の端子を上下より接続させてもよい。
【0032】図12は第4実施形態を示し、第3実施形
態で設ける第3縦バスバー13Cに変えて、U形状のシ
ョートピン19を用いて上下二段に配置した第1縦バス
バー13Aと第2縦バスバー13Bとを導通させてい
る。上記ショートピン19はロアケース14の底壁14
cより係止部14dを突設すると共に絶縁板18の上面
より係止部18cを突設し、ロアケースの周壁14eと
係止部14d、18cとによりショートピン19を係止
して、上下両側より突出するスロットを有する接続端子
部19b、19cを第1、第2縦バスバー13A、13
B側に突出させ、第1、第2縦バスバー13A、13B
に圧接接続している。
態で設ける第3縦バスバー13Cに変えて、U形状のシ
ョートピン19を用いて上下二段に配置した第1縦バス
バー13Aと第2縦バスバー13Bとを導通させてい
る。上記ショートピン19はロアケース14の底壁14
cより係止部14dを突設すると共に絶縁板18の上面
より係止部18cを突設し、ロアケースの周壁14eと
係止部14d、18cとによりショートピン19を係止
して、上下両側より突出するスロットを有する接続端子
部19b、19cを第1、第2縦バスバー13A、13
B側に突出させ、第1、第2縦バスバー13A、13B
に圧接接続している。
【0033】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のジャンクションボックスでは、内部回路として汎用性
のあるX方向の短冊状の縦バスバーを上下二段で並列配
置して用いる一方、アッパーケースとロアケースにキャ
ビテイを並設した電線接続ブロックを突設し、各キャビ
テイに電線端末の端子を直接挿入して上記縦バスバーと
接続させ、コネクタレスとしているため、電線とコネク
タとの組みつけ工程の削減および部品点数の削減を図る
ことができる。また、ジャンクションボックスに自動車
組み立てラインで接続するワイヤハーネスについては、
コネクタ接続とし、該コネクタ内の電線端末の端子を上
記上下二段の縦バスバーと接続している。このように、
短冊状の縦バスバーを上下二段で配置することにより、
ジャンクションボックスの内部回路を高密度配置とする
ことができ、かつ、多数の電線と接続することができ
る。
のジャンクションボックスでは、内部回路として汎用性
のあるX方向の短冊状の縦バスバーを上下二段で並列配
置して用いる一方、アッパーケースとロアケースにキャ
ビテイを並設した電線接続ブロックを突設し、各キャビ
テイに電線端末の端子を直接挿入して上記縦バスバーと
接続させ、コネクタレスとしているため、電線とコネク
タとの組みつけ工程の削減および部品点数の削減を図る
ことができる。また、ジャンクションボックスに自動車
組み立てラインで接続するワイヤハーネスについては、
コネクタ接続とし、該コネクタ内の電線端末の端子を上
記上下二段の縦バスバーと接続している。このように、
短冊状の縦バスバーを上下二段で配置することにより、
ジャンクションボックスの内部回路を高密度配置とする
ことができ、かつ、多数の電線と接続することができ
る。
【0034】また、短冊形状の縦バスバーを用いている
ため、従来のようなフォーミング加工による屈曲を付与
せず、短冊形状のままで使用して、ケース内部に並列配
置としているため、導電性金属板の歩留まりを100%
に出来ると共にフォーミング加工を省略でき、しかも、
ケース内部に一括して自動組み付けを行うことができ
る。
ため、従来のようなフォーミング加工による屈曲を付与
せず、短冊形状のままで使用して、ケース内部に並列配
置としているため、導電性金属板の歩留まりを100%
に出来ると共にフォーミング加工を省略でき、しかも、
ケース内部に一括して自動組み付けを行うことができ
る。
【0035】さらに、ジャンクションボックスの内部回
路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ
接続回路部あるいは/およびリレー接続回路部に分割
し、ベース回路部を備えたベースモジュールと、上記ヒ
ューズ接続回路部を備えたヒューズモジュールあるいは
/および上記リレー接続回路部を備えたリレーモジュー
ルを設け、これらモジュールよりジャンクションボック
スを組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー
接続回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュ
ール、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変
更に容易に対応することができる。逆に、外部電線との
接続回路のみが変更される場合には、ベースモジュール
の縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけで
よいため、この場合にも回路変更に容易に対応すること
ができる。
路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ
接続回路部あるいは/およびリレー接続回路部に分割
し、ベース回路部を備えたベースモジュールと、上記ヒ
ューズ接続回路部を備えたヒューズモジュールあるいは
/および上記リレー接続回路部を備えたリレーモジュー
ルを設け、これらモジュールよりジャンクションボック
スを組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー
接続回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュ
ール、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変
更に容易に対応することができる。逆に、外部電線との
接続回路のみが変更される場合には、ベースモジュール
の縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけで
よいため、この場合にも回路変更に容易に対応すること
ができる。
【図1】 (A)は本発明の実施形態に係るジャンクシ
ョンボックスの上面側からみた斜視図、(B)は下面側
から見た斜視図である。
ョンボックスの上面側からみた斜視図、(B)は下面側
から見た斜視図である。
【図2】 図1のジャンクションボックスの分解斜視図
である。
である。
【図3】 アッパーケースに縦バスバーを取り付ける状
態を示す概略斜視図である。
態を示す概略斜視図である。
【図4】 (A)はジャンクションボックスのベースモ
ジュールの一部破断側面図、(B)は要部拡大断面図で
ある。
ジュールの一部破断側面図、(B)は要部拡大断面図で
ある。
【図5】 電線端末の端子とバスバーの接続状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図6】 (A)は電線が接続されたコネクタの斜視
図、(B)はコネクタをジャンクションボックスのコネ
クタ収容部に嵌合した状態の断面図である。
図、(B)はコネクタをジャンクションボックスのコネ
クタ収容部に嵌合した状態の断面図である。
【図7】 ジャンクションボックス内の回路接続状態を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図8】 ヒューズ・リレーモジュールをベースモジュ
ールに組みつけた部分の断面図である。
ールに組みつけた部分の断面図である。
【図9】 第2実施形態の一部破断正面図である。
【図10】 第3実施形態の一部拡大断面図である。
【図11】 縦バスバーに上下より端子を接続している
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図12】 (A)は第4実施形態の一部拡大断面図、
(B)はショートピンと縦バスバーの接続状態を示す概
略斜視図である。
(B)はショートピンと縦バスバーの接続状態を示す概
略斜視図である。
【図13】 従来のジャンクションボックスの斜視図で
ある。
ある。
【図14】 (A)(B)は他の従来例を示す図面であ
る。
る。
100 ジャンクションボックス
10 ベースモジュール
11 ヒューズモジュール
12 アッパーケース
12a 溝
13 縦バスバー
13A 1段目の第1縦バスバー
13B 2段目の第2縦バスバー
13C 幅広の第3縦バスバー
14 ロアケース
15A、15B 電線接続ブロック
16 キャビテイ
17A、17B コネクタ収容部
18 絶縁板
18a 溝
18b 貫通穴
20、31 端子
22 ヒューズモジュール設置部
30(30A、30B) コネクタ
19 ショートピン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 角田 達哉
三重県四日市市西末広町1番14号 住友電
装株式会社内
Fターム(参考) 5E023 AA04 GG06 GG15 HH12
5E087 FF17 JJ08 LL04 LL12 QQ04
RR04 RR29 RR47
5G361 BA02 BB01
Claims (6)
- 【請求項1】 ロアケースとアッパーケース本体の内部
に、X方向の短冊状の縦バスバーを平行配列して収容す
ると共に、該縦バスバーの少なくとも一部の上部あるい
は下部に絶縁板を介在させて上記X方向の短冊状の縦バ
スバーを平行配列して上下二段とし、 上記一段目の縦バスバーおよび二段目の縦バスバーの配
置位置にあたるアッパーケースおよびロアケースに、外
部電線端末接続用のキャビティをY方向に多数並列した
電線接続ブロックを複数列突設し、直交方向に配列され
る上記一段目の縦バスバーと二段目の縦バスバーを上記
電線接続ブロックのキャビティとX−Y方向の格子状と
して、縦バスバーと電線とを所要の交差位置で接続して
所要の回路を形成していることを特徴とするジャンクシ
ョンボックス。 - 【請求項2】 ロアケースとアッパーケース本体の内部
に、X方向の短冊状の縦バスバーを平行配列して収容す
ると共に、該縦バスバーの少なくとも一部の上部あるい
は下部に絶縁板を介在させて上記X方向の短冊状の縦バ
スバーを平行配列して上下二段とし、 上記一段目の縦バスバーおよび二段目の縦バスバーの配
置位置にあたるアッパーケースおよびロアケースに、コ
ネクタ収容部を設け、該コネクタ収容部に嵌合するワイ
ヤハーネス端末のコネクタ内の端子を上記1段目と2段
目の縦バスバーに接続させていることを特徴とするジャ
ンクションボックス。 - 【請求項3】 上記一段目の縦バスバーはアッパーケ
ースの内面に形成した溝に挿入保持すると共に、上記二
段目の縦バスバーはアッパーケースとロアケースの間に
介在させた絶縁板に設けた溝あるいはロアケースの内面
に形成した溝に挿入保持している請求項1または請求項
2に記載のジャンクションボックス。 - 【請求項4】 上記一段目と二段目の一部の縦バスバー
をショートピンを介して接続している請求項1乃至請求
項3のいずれか1項に記載のジャンクションボックス。 - 【請求項5】 上記一段目と二段目の縦バスバーを上下
二段に配置する領域の一部に、高さが大となる幅広縦バ
スバーを配置し、該幅広縦バスバーの上下端縁を一段目
の縦バスバーの上端と二段目の縦バスバーの下端と同一
位置に配置している請求項1乃至請求項3のいずれか1
項に記載のジャンクションボックス。 - 【請求項6】 上記ジャンクションボックスを外部回路
に接続するベース回路部と、ヒューズ接続回路部あるい
は/およびリレー接続回路部に分割し、ベース回路部を
備えたベースモジュールと、上記ヒューズ接続回路部あ
るいは/およびリレー接続回路部を備えたヒューズ・リ
レーモジュールを備え、上記ベースモジュールのベース
回路を上記縦バスバーで形成し、かつ、 上記ベースモジュールとヒューズ・リレーモジュールと
を結合すると共にベースモジュールの上記縦バスバーを
ヒューズ・リレーモジュール内の導体を接続してジャン
クションボックスを組み立てている請求項1乃至請求項
5のいずれか1項に記載のジャンクションボックス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258794A JP2003070125A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ジャンクションボックス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001258794A JP2003070125A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ジャンクションボックス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003070125A true JP2003070125A (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=19086260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001258794A Abandoned JP2003070125A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | ジャンクションボックス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003070125A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014027836A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Union Machinery Co Ltd | 成形配線板ユニット |
-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001258794A patent/JP2003070125A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014027836A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Union Machinery Co Ltd | 成形配線板ユニット |
KR20140016185A (ko) * | 2012-07-30 | 2014-02-07 | 유니온머시너리 주식회사 | 성형 배선판 유닛 |
CN103579971A (zh) * | 2012-07-30 | 2014-02-12 | 联合机械株式会社 | 成形配线板组件 |
CN103579971B (zh) * | 2012-07-30 | 2018-01-16 | 联合机械株式会社 | 成形配线板组件 |
KR102015670B1 (ko) * | 2012-07-30 | 2019-08-28 | 유니온머시너리 주식회사 | 성형 배선판 유닛 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040426 |
|
A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20060612 |