JP2003070131A - ジャンクションボックスおよび該ジャンクションボックスのケース成形方法 - Google Patents

ジャンクションボックスおよび該ジャンクションボックスのケース成形方法

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JP2003070131A
JP2003070131A JP2001258594A JP2001258594A JP2003070131A JP 2003070131 A JP2003070131 A JP 2003070131A JP 2001258594 A JP2001258594 A JP 2001258594A JP 2001258594 A JP2001258594 A JP 2001258594A JP 2003070131 A JP2003070131 A JP 2003070131A
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connector
rib
junction box
bus bar
case
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Yukitaka Saito
友紀貴 齋藤
Yuji Saka
雄次 阪
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジャンクションボックスに設けるコネクタ収
容部へのコネクタの誤嵌合を防止する。 【解決手段】 ケース内部にX方向の短冊状の縦バスバ
ーを平行配列して収容し、アッパーケース、部電線端末
接続用のキャビテイをY方向に多数並設した電線接続ブ
ロックを複数列突設すると共に、複数のコネクタとを設
け、直交方向に配列される縦バスバーと電線接続ブロッ
クのキャビテイとをX−Y方向の格子状として、縦バス
バーと電線とを所要の交差位置で接続して所要の回路を
形成し、上記コネクタ収容部に電線端末の端子を収容し
たコネクタを嵌合して上記端子を縦バスバーに嵌合させ
て所要の回路を形成し、複数の各コネクタ収容部の側壁
には互いに相違する位置にコネクタ誤嵌合防止用のリブ
嵌合凹部あるいはリブを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用のジャン
クションボックスおよび該ジャンクションボックスのケ
ース成形方法に関し、特に、該ジャンクションボックス
に接続するコネクタの誤結を防止するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車に搭載される電装品の急増
に伴い、自動車用電気接続箱、特に、ジャンクションボ
ックスの内部に収容される回路が急増し、高密度で分岐
回路を形成するために、部品点数が非常に多くなり、組
み立て手数も非常にかかるようになっている。
【0003】自動車用電気接続箱のうち、図10に示す
ジャンクションボックス1では、アッパーケース2とロ
アケース3の間に絶縁板4A〜4Eを介在させてバスバ
ー5A〜5Dを積層配置している。上記アッパーケース
2にはコネクタ収容部2a、リレー収容部2b、ヒュー
ズ収容部2cを設け、これら収容部にコネクタ6、リレ
ー7、ヒューズ8を装着して、これらの端子と上記バス
バーから突設したタブと直接あるいは中継端子を介して
接続させている。また、ロアケース3にもコネクタ収容
部3aを設けて、バスバーのタブ5aを突出してコネク
タと接続している場合もある。
【0004】上記絶縁板4A〜4Eに固定するバスバー
5A〜5Dは導電性金属板を所要の回路形状に打ち抜い
て形成されている。このバスバーと外部回路となるワイ
ヤハーネスの電線端末の端子とはコネクタを介して接続
しており、電線端末の端子をコネクタのキャビテイに挿
入し、このコネクタをジョンクションボックスのケース
外面に形成したコネクタ収容部に嵌合すると、上記バス
バーに形成したタブあるいはタブに接続した中継端子
と、上記コネクタ内の電線端末の端子とが嵌合される。
【0005】上記した絶縁板上にバスバーを平面置きす
る方法に変えて、図11に示すように、導電性金属板を
帯形状とし、フォーミング加工で回路形状に沿って屈曲
させた縦バスバー5’を用いる場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10に示すように、
従来のジョンクションボックスでは、その内部回路とワ
イヤハーネスの外部回路をコネクタを介して接続してい
るため、コネクタとワイヤハーネスとの接続作業が必要
となると共に部品点数が増加する問題がある。また、嵌
合するコネクタの極数が同一で略同一形状のコネクタを
搭載するコネクタ収容部が多数ある場合、コネクタの誤
嵌合が発生しやすい問題がある。
【0007】さらに、上記図10に示すジャンクション
ボックス1では、バスバーを回路形状に打ち抜いて形成
するため、回路変更が生じるとバスバーを形成しなおす
必要があり、バスバー形成用の金型費が非常に高くつ
き、回路変更に柔軟に対応できない問題がある。また、
バスバー材料となる導電性金属板の歩留まりが非常に悪
く、コストアップの要因となる。また、図11に示す縦
バスバー5'を用いた場合、導電性金属板を帯形状とし
て用いるため歩留まりは向上するが、フォーミングして
屈曲させたバスバーは1本づつケース内の溝あるいはガ
イド突起の間に挿入しなければならず、作業手数がかか
り、この点でコストアップの要因が生じる。
【0008】また、図10および図11に示すジャンク
ションボックスとも、内部回路となるバスバーにコネク
タ、ヒューズおよびリレーを接続する構成としているた
め、ヒューズ、リレーと内部回路との接続が変わる仕様
変更が生じた場合に、内部回路の全体を変更しなければ
ならず、回路変更に容易に対応出来ない問題がある。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、ジャンクションボックスのコネクタ収容部に嵌合す
るコネクタの誤嵌合を防止すると共に、ケース内に収容
するバスバーとして歩留まりの良い縦バスバーを用いて
構成することを課題としている。 さらに、回路変更に
容易に対応でき、かつ、内部回路を一括してケース内に
挿入できるようにして組みつけ性能を高めることを課題
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ケース内部にX方向の短冊状の縦バスバ
ーを平行配列して収容し、該縦バスバーの配置位置のケ
ース外面に、外部電線端末接続用のキャビテイをY方向
に多数並設した電線接続ブロックを複数列突設すると共
に、複数のコネクタ収容部を設け、上記直交方向に配列
される上記縦バスバーと電線接続ブロックのキャビテイ
とをX−Y方向の格子状として、縦バスバーと電線とを
所要の交差位置で接続して所要の回路を形成し、かつ、
上記コネクタ収容部に電線端末の端子を収容したコネク
タを嵌合して上記端子を縦バスバーに嵌合させて所要の
回路を形成し、上記複数の各コネクタ収容部の側壁に
は、互いに相違する位置に、コネクタ誤嵌合防止用のリ
ブ嵌合凹部あるいはリブを突設し、これらコネクタ収容
部に嵌合するコネクタ外面に設けたリブを上記リブ嵌合
凹部に、あるいはコネクタ外面に設けたリブ嵌合凹部に
コネクタ収容部のリブを嵌合させていることを特徴とす
るジャンクションボックスを提供している。
【0011】上記構成によれば、複数個数設けるコネク
タ収容部には誤嵌合防止用のリブ嵌合凹部あるいはリブ
を設けているため、該コネクタ収容部にはリブ嵌合凹部
に丁度嵌合するリブ、あるいは、リブに丁度嵌合するリ
ブ嵌合凹部を設けたコネクタのみが嵌合する。このよう
に、対応するコネクタのみをコネクタ収容部に嵌合し、
誤ったコネクタは機械的に嵌合できない構成としている
ため、コネクタの誤嵌合を確実に防止できる。
【0012】また、ジョンクションボックスにアッパー
ケースあるいは/およびロアケース外面に設けた電線接
続ブロックの各キャビテイに電線端末に接続した端子を
直接挿入係止して、ケース内部の縦バスバーとコネクタ
レスで接続することができる。 上記コネクタレスで直
接縦バスバーに接続する電線は、ジャンクションボック
スの組み立て時にジャンクションボックスに接続するワ
イヤハーネスの電線群である。上記コネクタ収容部に嵌
合して、コネクタ内の電線端末の端子を縦バスバーに接
続する電線は、主として、車体取付時にジャンクション
ボックスに接続するワイヤハーネスの電線群である。該
ワイヤハーネス端末のコネクタをジャンクションボック
スのコネクタ収容部に嵌合する際に、上記のように、誤
嵌合が確実に防止できる。
【0013】上記ロアケースあるいはアッパーケースの
内面に溝を設けて、ケースの対向する側壁の間に縦バス
バーを収容している。また、上記電線接続ブロックのキ
ャビテイに挿入して縦バスバーと接続する電線端末の端
子、および、コネクタに収容する電線端末の端子は、い
ずれも、一対の挟持片を備えた端子で、該端子の挟持片
で縦バスバーの端縁を挟持させて接続しているため、ワ
ンタッチで縦バスバーと接続することができる。
【0014】また、ジョンクションボックスの内部回路
として短冊形状の縦バスバーを用い、ケース内部に並列
配置としているため、導電性金属板の歩留まりを100
%に出来ると共にフォーミング加工を省略でき、しか
も、ケース内部に一括して自動組み付けを行うことがで
きる。
【0015】上記ジャンクションボックスを外部回路に
接続されるベース回路部と、ヒューズ接続回路部あるい
は/およびリレー接続回路部に分割し、ベース回路部を
備えたベースモジュールと、上記ヒューズ接続回路部あ
るいは/およびリレー接続回路部を備えたヒューズ・リ
レーモジュールを設け、これらモジュールを結合すると
共に各モジュール内の内部回路となる導体を接続してジ
ャンクションボックスを組み立てており、上記ベースモ
ジュールのケース内部に上記縦バスバーを収容し、か
つ、該ケースに上記電線接続ブロックおよびコネクタ収
容部を設けている。なお、ジャンクションボックスは必
ずしもベースモジュールと、ヒューズリレーモジョール
に分割しなくてもよい。
【0016】上記のように、外部回路と接続されるベー
ス回路部を備えたベースモジュールと、ヒューズ接続回
路部あるいは/およびリレー接続回路部を備えたヒュー
ズ・リレーモジュールを設け、これらモジュールよりジ
ャンクションボックスを組み立てているため、ヒューズ
接続回路部、リレー接続回路部の仕様変更があれば、こ
れらヒューズモジュール、リレーモジュールのみを変更
すればよく、仕様変更に容易に対応することができる。
逆に、外部電線との接続回路のみが変更される場合に
は、ベースモジュールの縦バスバーに接続する電線の接
続位置を代えるだけでよいため、この場合にも回路変更
に容易に対応することができる。
【0017】本発明は、上記ジャンクションボックスの
ケース成形方法を提供している。即ち、上記コネクタ収
容部を設けるケースを1つの成形用金型を用いて成形
し、該成形用金型は、上記各コネクタ収容部のリブ嵌合
凹部あるいはリブを設ける部分は入れ子を挿入し、リブ
嵌合凹部あるいはリブの個数、形成位置あるいは/およ
び形状をコネクタ収容部毎に変えている。
【0018】上記のように、コネクタの誤嵌合防止用に
形成するリブ嵌合凹部あるいはリブをコネクタ収容部毎
に相違させるが、上記リブ嵌合凹部あるいはリブは嵌合
するコネクタに設けるリブあるいはリブ嵌合凹部と対応
させる必要がある。このため、成形用金型には「入れ
子」を取り替え自在に挿入して対応させ、これにより、
多様なケースを1つの成形用金型で成形できるようにし
て、コストの大幅な削減を可能としている。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て説明する。図1乃至図9は自動車用ワイヤハーネスに
接続されるジャンクションボックス100を示し、10
はベースモジュール、11はヒューズ・リレーモジュー
ル、18はECUケースである。
【0020】上記ベースモジュール10はアッパーケー
ス12とロアケース14とからなるケース内部に図2に
示すようにX方向の短冊状の縦バスバー13を多数並列
状態で収容している。上記縦バスバー13はベース回路
を構成し、アッパーケース12の一側部に設けた電線接
続ブロック15の各キャビテイ16に、電線wの端子2
0を直接挿入して上記縦バスバー13と直接接続してい
る。このベースモジュール10のロアケース14の一側
にヒューズ・リレーモジュール11を搭載している。
【0021】詳しくは、ベースモジュール10のアッパ
ーケース12は、図1および図2に示す上面形状とし、
上面の一側に、長さ方向の略全長にわたって複数の電線
接続ブロック15を平行列で突設している。各列の電線
接続ブロック15は端子挿入部となるキャビテイ16を
Y方向に多数並設している。
【0022】また、アッパーケース12の他側部には複
数のコネクタ収容部17ー1〜17ー7を突設してい
る。図2ではコネクタ収容部は概略的に示しているが、
図3に示すように、コネクタ収容部17ー1〜17ー7
には、その周壁17aの一辺の中央にロック収容部17
bを突設している。上記コネクタ収容部17ー1、17
ー2、17ー3、17ー6は同一の大きさであり、コネ
クタ収容部17ー4、17ー5、17ー7が同一の大き
さである。上記同一の大きさのコネクタ収容部には同一
外形のコネクタが誤嵌合されやすいために、図示のよう
に、リブ嵌合凹部17bの有無、個数、取付位置を変え
ている。
【0023】具体的には、コネクタ収容部17ー1には
リブ嵌合凹部を設けず、コネクタ収容部17ー2には周
壁17aの両端近傍にリブ嵌合凹部17cを設け、コネ
クタ収容部17ー3は周壁17aの左端に1つのリブ嵌
合凹部17c、右端に2つのリブ嵌合凹部17cを設
け、コネクタ収容部17Eは右端にのみ1つのリブ嵌合
凹部17cを設けている。また、コネクタ収容部17ー
4には右端に1つのリブ嵌合凹部17cを設け、コネク
タ収容部17ー5には左端に1つのリブ嵌合凹部17c
を設け、コネクタ収容部17ー7にはリブ嵌合凹部を設
けていない。
【0024】上記リブ嵌合凹部17cを設けたコネクタ
収容部には、図4に示すように、リブ嵌合凹部17cに
丁度嵌合する位置にリブ33を突設したコネクタ30を
嵌合させている。該コネクタ30の外面中央にはコネク
タロック部34を突設しており、該コネクタロック部3
4が上記ロック収容部17aに嵌合する。言い換える
と、アッパーケース12の外面に突設したコネクタ収容
部17ー1〜17ー7には、嵌合するコネクタ30の外
面に設けたリブ33の位置および個数に応じてリブ嵌合
凹部17cを設けている。
【0025】上記リブ嵌合凹部17cの有無、リブ嵌合
凹部を設けた場合の個数および配置位置は、各コネクタ
収容部17ー1〜17ー7の周壁17aに当たる部分の
みを図5に示すように、1型のアッパーケース成形金型
80に対して、「入れ子」81を取り替え自在に挿入し
ている。車種に応じてコネクタ収容部17ー1〜17ー
7に嵌合するコネクタ30は相違するため、上記入れ子
81は車種に応じて入れ替えて対応している。このよう
に、入れ子81で対応させることにより、1つの型のア
ッパーケース成形金型80で、コネクタ収容部の形状が
異なるアッパーケースを成形することができる。
【0026】上記アッパーケース12の内面は、図6に
概略的に示すように、多数並設する縦バスバー13を固
定するための狭幅の溝12aを多数並設している。これ
ら各溝12aは、電線接続ブロック15のキャビテイ1
6の底面開口およびコネクタ収容部17の底面開口をは
さんで連続させて、各溝12aに縦バスバー13を挿入
して位置決め保持している。なお、上記縦バスバー13
を位置決め保持する溝はロアケース側に設けてもよい。
【0027】上記各溝12aに挿入固定する縦バスバー
13は、連続した一枚の短冊形状のもの13−1として
いる場合と、これを分断して複数枚の縦バスバー13−
2を隙間をあけて連続させた場合とがある。上記X方向
の縦バスバー13と上記Y方向に並設するキャビテイ1
6に挿入する電線端末の端子20およびコネクタ収容部
17ー1〜17ー7内の電線端末の端子31とは図7に
示すようにX−Y方向の格子状に配置され、所要位置で
バスバー13と端子20とを接続して、所要の回路を構
成している。
【0028】上記各キャビテイ16に挿入する電線端末
に圧着された端子20は、図8に示すように、一対の挟
持片20aを備え、縦バスバー13を端子20の一対の
挟持片20aにより狭持して接続している。また、図4
(B)に示すように、コネクタ収容部17ー1〜17ー
7に嵌合するコネクタ30には、ワイヤハーネスの電線
群の各電線wの端末に端子31を接続し、該端子31も
図8と同様な一対の挟持片31aを設けている。コネク
タ30には縦バスバー挿通溝30bを設けて縦バスバー
13をコネクタ内に挿通させ、コネクタ内の端子31の
挟持片31aを縦バスバー13に挟持させて接続してい
る。
【0029】上記アッパーケース12と嵌合するロアケ
ース14には、図1、2に示すように、アッパーケース
12との嵌合部の一側端よりヒューズ・リレーモジュー
ル設置部22を突設している。このヒューズ・リレーモ
ジュール設置部22にはヒュージブルリンク収容部23
を突設すると共に、端子穴24を設けている。このヒュ
ーズ・リレーモジュール設置部22の下部にヒューズ・
リレーモジュール11のケース25を組み付けている。
該ケース25に端子穴24に嵌合する端子収容部26を
上向きに突出すると共に、下向きにリレー収容部27、
ヒューズ収容部28を突設している。
【0030】上記ヒューズ・リレーモジュール設置部2
2とケース25との間には図9に示すように絶縁板36
を収容し、該絶縁板36にヒューズ・リレー用のバスバ
ー40を固定し、このバスバー40を一端に上向きに屈
折した挟持片からなる端子40aを設け、縦バスバー1
3に挟持させて、ベースモジュール10の内部回路の縦
バスバー13とヒューズ・リレーモジュール12のバス
バー40とを接続している。 上記バスバー40の他端
は屈折させて、先端に挟持片からなる端子を設け、ヒュ
ーズ収容部、リレー収容部、コネクタ収容部に挿入する
リレー、ヒューズ、電源コネクタの端子等と接続させて
いる。
【0031】さらに、ベースモジュール10の下部にE
CUケース18を組みつけ、該ECUケース18の内部
にプリント基板55を収容し、該プリント基板55の導
体をベースモジュール10側に延在するバスバー40と
接続させている。
【0032】上記構成からなるジャンクションボックス
100では、縦バスバー13をアッパーケース12とロ
アケース14内に並列配置して収容してベースモジュー
ル10を組み立てており、このベースモジュール10に
対して、並列させた電線wの端子20を、アッパーケー
ス12の電線接続ブロック15のキャビテイ16に直接
的に一括挿入するだけで縦バスバー13に接続させるこ
とができる。また、ワイヤハーネス端末のコネクタ30
もコネクタ収容部17ー1〜17ー7に嵌合させるだけ
で、コネクタ30内の端子31を縦バスバー13に接続
させることができる。
【0033】また、多数の同様な形状の上記コネクタ収
容部にコネクタ30を嵌合させる時、コネクタ30に設
けたリブ33がコネクタ収容部に設けたリブ嵌合凹部1
7cと一致した場合にのみ嵌合できるため、コネクタ収
容部17ー1〜17ー7へのコネクタ30の誤嵌合を確
実に防止できる。
【0034】また、上記構成のジャンクションボックス
100では、各電線wと縦バスバー13との接続位置さ
え変更すれば回路変更を容易に行うことができる。か
つ、ベースモジュール10とヒューズ・リレーモジュー
ル11とを分離し、ヒューズ・リレーモジュール11の
ヒューズ・リレー用のバスバー40を縦バスバー13と
接続させているため、ベース回路と外部電線との接続形
態の変更があるだけの場合にはヒューズ・リレーモジュ
ール11を共用することができる。同様に、ヒューズ・
リレーモジュール11のヒューズ接続回路のみ変更があ
る場合にはベースモジュール10を共用することができ
る。
【0035】また、ベースモジュール10のベース回路
を短冊状の縦バスバー13で形成し、これら縦バスバー
13をアッパーケース12の並列した溝に挿入して固定
するだけであるため、これら縦バスバー13を一括して
自動的にアッパーケース12に組みつけることが可能と
なる。よって、ベースモジュール10の組立作業性を向
上させることができる。
【0036】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、ロアケース側にコネクタ収容部を設けて良い。ま
た、ロアケースとアッパーケースの両方にコネクタ収容
部を設けてもよい。いずれの場合も同一外形のコネクタ
収容部にはリブ嵌合凹部を夫れ夫れ相違させて形成し、
コネクタの誤嵌合を防止している。また、上記実施形態
では、コネクタ収容部の周壁からリブ嵌合凹部を外方へ
突出させて形成しているが、周壁の内面からリブを突設
させる一方、コネクタ側にリブ嵌合凹部を設けてもよ
い。
【0037】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のジャンクションボックスでは、多数のコネクタ収容部
にそれぞれコネクタを嵌合する際に、誤嵌合を防止する
ように、リブ嵌合凹部あるいはリブを設け、対応するリ
ブあるいはリブ嵌合凹部を設けたコネクタのみを嵌合で
きるようにしているため、コネクタの誤嵌合を確実に防
止することができる。また、上記コネクタ収容部に形成
するリブ嵌合凹部あるいはリブは、成形用金型に対して
着脱自在に「入れ子」を取り付けて形成しているため、
コネクタ収容部を設けるケースを1つの型からなる成形
用金型で成形でき、大幅なコストダウンを図ることがで
きる。
【0038】また、内部回路として汎用性のある短冊状
の縦バスバーを並列配置して用いる一方、ケースにキャ
ビテイを並設した電線接続ブロックを突設し、ジャンク
ションボックス形成時にジャンクションボックスと接続
する電線は、上記各キャビテイに電線端末の端子を直接
挿入して上記縦バスバーと接続させ、コネクタレスとし
ているため、電線とコネクタとの組みつけ工程の削減お
よび部品点数の削減を図ることができる。
【0039】また、本発明のジャンクションボックス
は、短冊形状の縦バスバーを用い、従来のようなフォー
ミング加工による屈曲を付与せず、短冊形状のままで使
用して、ケース内部に並列配置としているため、導電性
金属板の歩留まりを100%に出来ると共にフォーミン
グ加工を省略でき、しかも、ケース内部に一括して自動
組み付けを行うことができる。
【0040】さらに、ジャンクションボックスの内部回
路を、外部回路と接続されるベース回路部と、ヒューズ
接続回路部あるいは/およびリレー接続回路部に分割
し、ベース回路部を備えたベースモジュールと、上記ヒ
ューズ接続回路部を備えたヒューズモジュールあるいは
/および上記リレー接続回路部を備えたリレーモジュー
ルを設け、これらモジュールよりジャンクションボック
スを組み立てているため、ヒューズ接続回路部、リレー
接続回路部の仕様変更があれば、これらヒューズモジュ
ール、リレーモジュールのみを変更すればよく、仕様変
更に容易に対応することができる。逆に、外部電線との
接続回路のみが変更される場合には、ベースモジュール
の縦バスバーに接続する電線の接続位置を代えるだけで
よいため、この場合にも回路変更に容易に対応すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るジャンクションボッ
クスの上面側からみた斜視図である。
【図2】 図1のジャンクションボックスの分解斜視図
である。
【図3】 (A)は図1のアッパーケースの平面図、
(B)は(A)の一部拡大図である。
【図4】 (A)はコネクタの斜視図、(B)はコネク
タをコネクタ収容部に嵌合した状態の概略断面図であ
る。
【図5】 アッパーケースの成形金型の一部概略断面図
である。
【図6】 アッパーケースの内面側に縦バスバーを取り
付ける状態を示す概略斜視図である。
【図7】 ジャンクションボックス内の回路接続状態を
示す概略図である。
【図8】 電線端末の端子とバスバーの接続状態を示す
斜視図である。
【図9】 ジャンクションボックスの一部断面図であ
る。
【図10】 従来のジャンクションボックスの斜視図で
ある。
【図11】 (A)(B)は他の従来例を示す図面であ
る。
【符号の説明】
100 ジャンクションボックス 10 ベースモジュール 11 ヒューズモジュール 12 アッパーケース 12a 溝 13 縦バスバー 14 ロアケース 15 電線接続ブロック 16 キャビテイ 17ー1〜17ー7 コネクタ収容部 17a 周壁 17c リブ嵌合凹部 20 端子 22 ヒューズモジュール設置部 30 コネクタ 80 アッパーケース成形金型 81 入れ子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA03 FB09 FB20 FC38 HC09 JA04 KA05 5G361 BA02 BB01 BC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部にX方向の短冊状の縦バスバ
    ーを平行配列して収容し、該縦バスバーの配置位置のケ
    ース外面に、外部電線端末接続用のキャビテイをY方向
    に多数並設した電線接続ブロックを複数列突設すると共
    に、複数のコネクタ収容部を設け、 上記直交方向に配列される上記縦バスバーと電線接続ブ
    ロックのキャビテイとをX−Y方向の格子状として、縦
    バスバーと電線とを所要の交差位置で接続して所要の回
    路を形成し、かつ、上記コネクタ収容部に電線端末の端
    子を収容したコネクタを嵌合して上記端子を縦バスバー
    に嵌合させて所要の回路を形成し、 上記複数の各コネクタ収容部の側壁には、互いに相違す
    る位置に、コネクタ誤嵌合防止用のリブ嵌合凹部あるい
    はリブを設け、これらコネクタ収容部に嵌合するコネク
    タ外面に設けたリブを上記リブ嵌合凹部に、あるいはコ
    ネクタ外面に設けたリブ嵌合凹部にコネクタ収容部のリ
    ブを嵌合させていることを特徴とするジャンクションボ
    ックス。
  2. 【請求項2】 上記ジャンクションボックスを外部回路
    に接続されるベース回路部と、ヒューズ接続回路部ある
    いは/およびリレー接続回路部に分割し、ベース回路部
    を備えたベースモジュールと、上記ヒューズ接続回路部
    あるいは/およびリレー接続回路部を備えたヒューズ・
    リレーモジュールを設け、これらモジュールを結合する
    と共に各モジュール内の内部回路となる導体を接続して
    ジャンクションボックスを組み立てており、 上記ベースモジュールのケース内部に上記縦バスバーを
    収容し、かつ、該ケースに上記電線接続ブロックおよび
    コネクタ収容部を設けている請求項1に記載のジャンク
    ションボックス。
  3. 【請求項3】 上記ジャンクションボックスのケース成
    形方法であって、上記コネクタ収容部を設けるケースを
    1つの成形用金型を用いて成形し、該成形用金型は、上
    記各コネクタ収容部のリブ嵌合凹部あるいはリブを設け
    る部分は入れ子を挿入し、リブ嵌合凹部あるいはリブの
    個数、形成位置あるいは/および形状をコネクタ収容部
    毎に変えているジャンクションボックスのケース成形方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312934A (ja) * 2004-03-29 2005-11-10 Olympus Corp 送気装置、及び、送気装置における管路の接続管理方法
JP2008108615A (ja) * 2006-10-26 2008-05-08 Denso Corp コネクタ一体型センサ及びその製造方法

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