JP2003069520A - Sdh光伝送システム - Google Patents

Sdh光伝送システム

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JP2003069520A
JP2003069520A JP2001254275A JP2001254275A JP2003069520A JP 2003069520 A JP2003069520 A JP 2003069520A JP 2001254275 A JP2001254275 A JP 2001254275A JP 2001254275 A JP2001254275 A JP 2001254275A JP 2003069520 A JP2003069520 A JP 2003069520A
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JP
Japan
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clock
optical transmission
sdh
station
transmission system
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Application number
JP2001254275A
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English (en)
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Kanei Kuninobe
寛映 國延
Hiroyuki Tada
弘行 多田
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NEC Corp
NEC Telecom System Ltd
Original Assignee
NEC Corp
NEC Telecom System Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】SDH光伝送システムにおいて、光伝送路にラ
イン障害が発生しても、エリア分断を自動的に救済でき
るようにする。 【解決手段】主局1と複数の子局2、3、4とを、相互
に反対方向に信号を送受信する4本の光伝送路を介して
リング形に接続してSDH網を形成し、該SDH網にク
ロックパスを生成して情報を伝送するSDH光伝送シス
テムであって、主局及び子局のうちの任意の1局におい
てリング接続が切断されているSDH光伝送システムに
おいて、光伝送路に障害が発生したときに、主局1及び
複数の子局2、3、4の各局に障害発生を示すSSM
(SynchronizationStatus Me
ssage)情報を順に伝送し、各局は受信したSSM
情報に基づいて、各局毎にオーダワイヤ接続の可否を判
断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リング型に構成
されるSDH(Synchronous Digita
l Hierarchy)網のクロックパスを制御する
SDH光伝送システムに関し、特に、伝送路に障害が発
生した時のオーダワイヤ信号伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、双方向2組の伝送路を介して各局
をリング形に接続していたSDH光伝送装置において
は、1組を現用系、他方を予備系として用い、現用系の
障害時には伝送路を予備系に切り替えて信号を救済し、
現用系及び予備系双方の障害時には現用系受信信号は予
備系伝送路に送信し、予備系受信信号は現用系伝送路に
送信することにより信号を救済するプロテクション方式
が採用されている。
【0003】この場合、伝送路切り替え制御は常時伝送
路切り替え制御用オーバヘッドを用いてリング内で通信
を行うことにより行っている。障害発生時には障害点の
両端の局において障害を検出すると同時に、主信号のオ
ーバヘッドを用いて対向局と通信を行い、伝送路切り換
えを行っている。
【0004】各局は、上流側の現用系及び予備系伝送路
から受信したオーダワイヤ信号のうち現用系を選択し、
自局の信号を合成して現用系及び予備系伝送路に送出す
ると同時に、下流からのオーダワイヤ信号についても同
様に上流に送出する。
【0005】さらに、リングシステムにおいては、リン
グ状に伝送路を接続することから、自局から送信した信
号がリング内の全局を一周して再度自局に戻ってきて、
ハウリングを起こさないように任意の1局においてオー
ダワイヤ信号のリング状態を切断している。
【0006】リング形SDH光伝送装置は、以上のよう
な構成をとることにより、複数局間で同時に音声通話を
行うことが可能となっている。
【0007】なお、SDH光伝送装置における伝送路は
オーダワイヤ回線から構成されており、オーダワイヤ回
線とは、SDHハイアラーキ上のフレーム内にアサイン
された保守回線用バイトを使用した回線を指す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来のオーダワイ
ヤ方式においては、現用系伝送路にのみ障害が発生した
場合には、受信側で予備系伝送路に切り替えることによ
り音声通話を継続することが可能であるが、現用系及び
予備系両系に障害が発生した場合には、前述のように、
オーダワイヤ信号がリング状態にならないように任意の
局で切断されているうえに、障害発生地点においてもオ
ーダワイヤ信号が切断されるため、リングを構成する各
局はオーダワイヤ信号については2分される結果とな
る。すなわち、通話できるエリアが島状に分断されてし
まい、各局相互間のオーダワイヤによる通信が不可能と
なる場合がある。
【0009】このような事態を防ぐために、障害発生時
には元々オーダワイヤ信号を切断していた局においても
オーダワイヤ信号を接続する必要がある。従来、このオ
ーダワイヤ接続作業は手動で行われていた。このため、
オーダワイヤ接続作業にかなりの時間と労力を費やして
いた。
【0010】また、障害とは関係のない局が障害の発生
に気づかず、オーダワイヤ接続作業を行わなかったよう
な場合には、各局間のオーダワイヤによる通信が不可能
になる場合があるという問題があった。
【0011】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであり、ライン障害が発生した場合において
も、エリア分断を自動的に救済でき、さらに、オーダワ
イヤ部としての回路削減を図ることができるSDH光伝
送システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、第1の態様として、主局と複数の子局と
を、相互に反対方向に信号を送受信する4本の光伝送路
を介してリング形に接続してSDH網を形成し、該SD
H網にクロックパスを生成して情報を伝送するSDH光
伝送システムにおいて、前記複数の子局の各局は、前記
主局からのクロックの供給の中断を検出した場合には、
クロック源を次プライオリティのクロック源に切り替
え、当該クロック源からクロックの供給を受けることを
特徴とするSDH光伝送システムを提供する。
【0013】さらに、本発明は、第2の態様として、主
局と複数の子局とを、相互に反対方向に信号を送受信す
る4本の光伝送路を介してリング形に接続してSDH網
を形成し、該SDH網にクロックパスを生成して情報を
伝送するSDH光伝送システムにおいて、前記主局に第
1クロックを供給する第1クロック供給手段と、前記第
1クロックとは異なる第2クロックを前記複数の子局の
うちの特定の子局に供給する第2クロック供給手段と、
を備え、前記主局及び子局の各局は、クロック遷移の変
化を検出するクロック遷移変化検出部と、クロック選択
を決定するためのクロック選択テーブルと、を備えてお
り、前記主局及び前記子局の各局は、前記クロック遷移
変化検出部により、前記第1クロック供給手段からの第
1クロックの供給の中断を検出した場合には、前記クロ
ック選択テーブルに従って、クロック源を前記第2クロ
ック供給手段に切り替えることを特徴とするSDH光伝
送システムを提供する。
【0014】前記第2クロックのクロック品質として
は、例えば、ITU−TG.707規定によるSETS
(Synchronization Equipmen
t Timing Source)を選択することがで
きる。
【0015】前記クロック遷移の方式としては、ITU
−TG.781規定によるSSM(Synchroni
zation Status Message)を選択
することができる。
【0016】本発明は、第3の態様として、主局と複数
の子局とを、相互に反対方向に信号を送受信する4本の
光伝送路を介してリング形に接続してSDH網を形成
し、該SDH網にクロックパスを生成して情報を伝送す
るSDH光伝送システムにおいて、光伝送路に発生した
障害の下流に位置する子局は、前記主局からの第1クロ
ックの供給の中断を検出した場合には、クロック源を次
プライオリティのクロック源に切り替え、当該クロック
源から第2クロックの供給を受けるとともに、前記第2
クロックのクロック品質を示す情報を下流側の全ての子
局に伝送し、リング接続が切断されている子局において
は、前記第1クロックと前記第2クロックのクロック品
質を比較し、以後、プライオリティの高い方のクロック
をクロック源として選択し、かつ、プライオリティの高
い方のクロックを示す情報を上流側の子局に伝送し、前
記上流側の子局は順にプライオリティの高い方のクロッ
クをクロック源として選択することを特徴とするSDH
光伝送システムを提供する。
【0017】本発明は、第4の態様として、主局と複数
の子局とを、相互に反対方向に信号を送受信する4本の
光伝送路を介してリング形に接続してSDH網を形成
し、該SDH網にクロックパスを生成して情報を伝送す
るSDH光伝送システムにおいて、前記光伝送路に障害
が発生したときに、前記主局及び複数の子局の各局に障
害発生を示すSSM(Synchronization
Status Message)情報を順に伝送し、各
局は受信したSSM情報に基づいて、各局毎にオーダワ
イヤ接続の可否を判断することを特徴とするSDH光伝
送システムを提供する。
【0018】本発明は、第5の態様として、主局と複数
の子局とを、相互に反対方向に信号を送受信する4本の
光伝送路を介してリング形に接続してSDH網を形成
し、該SDH網にクロックパスを生成して情報を伝送す
るSDH光伝送システムにおけるオーダワイヤ切り替え
方法において、前記複数の子局の各局が、前記主局から
のクロックの供給の中断を検出した場合には、クロック
源を次プライオリティのクロック源に切り替え、当該ク
ロック源からクロックの供給を受ける過程を備えること
を特徴とするSDH光伝送システムにおけるオーダワイ
ヤ切り替え方法を提供する。
【0019】本発明は、第6の態様として、主局と複数
の子局とを、相互に反対方向に信号を送受信する4本の
光伝送路を介してリング形に接続してSDH網を形成
し、該SDH網にクロックパスを生成して情報を伝送す
るSDH光伝送システムにおけるオーダワイヤ切り替え
方法において、光伝送路に発生した障害の下流に位置す
る子局が、前記主局からの第1クロックの供給の中断を
検出した場合には、クロック源を次プライオリティのク
ロック源に切り替え、当該クロック源から第2クロック
の供給を受けるとともに、前記第2クロックのクロック
品質を示す情報を下流側の全ての子局に伝送する過程
と、リング接続が切断されている子局が、前記第1クロ
ックと前記第2クロックのクロック品質を比較し、以
後、プライオリティの高い方のクロックをクロック源と
して選択し、かつ、プライオリティの高い方のクロック
を示す情報を上流側の子局に伝送する過程と、前記上流
側の子局は順にプライオリティの高い方のクロックをク
ロック源として選択する過程と、を備えることを特徴と
するSDH光伝送システムにおけるオーダワイヤ切り替
え方法を提供する。
【0020】本発明は、第7の態様として、主局と複数
の子局とを、相互に反対方向に信号を送受信する4本の
光伝送路を介してリング形に接続してSDH網を形成
し、該SDH網にクロックパスを生成して情報を伝送す
るSDH光伝送システムにおけるオーダワイヤ切り替え
方法において、前記光伝送路に障害が発生したときに、
前記主局及び複数の子局の各局に障害発生を示すSSM
(Synchronization Status M
essage)情報を順に伝送する過程と、各局が受信
したSSM情報に基づいて、各局毎にオーダワイヤ接続
の可否を判断する過程と、を備えることを特徴とするS
DH光伝送システムにおけるオーダワイヤ切り替え方法
を提供する。
【0021】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明の一実施形
態に係るSDH光伝送システムを示す。
【0022】図1に示すように、本実施形態に係るSD
H光伝送システムは、第1乃至第4光伝送装置NE_A
1乃至NE_D4を備えており、第1乃至第4光伝送装
置NE_A1乃至NE_D4の各々は相互に反対方向に
信号を送受信する1組2本の光伝送路2組(計4本)を
介してリング形に接続され、SDH網を形成している。
情報は、このSDH網にクロックパスが生成されること
により、第1乃至第4光伝送装置NE_A1乃至NE_
D4の各々に伝送される。
【0023】本実施形態に係るSDH光伝送システム
は、さらに、第1光伝送装置NE_A1に外部クロック
を供給する外部クロック供給源5と、外部クロックとは
異なる装置内クロックを第2光伝送装置NE_B2に供
給する装置内クロック供給源6と、を備えている。
【0024】また、第2乃至第4光伝送装置NE_B
2、NE_C3及びNE_D4の各局はオーダワイヤ制
御部を備えており、オーダワイヤ制御部は、クロック遷
移の変化を検出するクロック遷移変化検出部と、クロッ
ク選択を決定するためのクロック選択テーブルとからな
っている。
【0025】図1は、障害の発生していない正常な通信
状態におけるSDH光伝送システムを示す。
【0026】第1光伝送装置NE_A1に接続された外
部クロック供給源5はネットワーク内に分配されるクロ
ックの供給源として機能する。
【0027】クロック信号には品質を表す名称が付され
ており、例として、ITU−TG.707規定による
G.811及びDo not use for synch
ronization(以下、「DNU」と略す)が用
いられる。
【0028】第1乃至第4光伝送装置NE_A1乃至N
E_D4は基本的に全てが同期して動作することが規定
されている。
【0029】また、本実施形態においては、クロック遷
移に関しては、ITU−TG.781規定によるSyn
chronization Status Messag
e(以下、「SSM」と略す)を用いた方式を仮定して
いる。
【0030】ここでは、外部クロック供給源5から供給
されるクロックが第1光伝送装置NE_A1に使用さ
れ、さらに第1光伝送装置NE_A1から第2乃至第4
光伝送装置NE_B2、NE_C3、NE_D4に一筆
書き状に分配され、全てが同期している。
【0031】また、第1乃至第4光伝送装置NE_A1
乃至NE_D4の各々におけるクロック選択テーブルに
おいては、第1光伝送装置NE_A1では外部クロック
供給源5からの外部クロックを最高プライオリティと設
定し、第2乃至第4光伝送装置NE_B2乃至NE_D
4ではWEST側光伝送路を最高プライオリティと設定
している。
【0032】前述したように、オーダワイヤとしてハウ
リングを防止するために、どこか一カ所を未接続状態と
する必要があるが、本実施形態においては、第4光伝送
装置NE_D4のEAST側が未接続状態になっている
ものとする。
【0033】図2は、第1光伝送装置NE_A1と第2
光伝送装置NE_B2との間で光伝送路障害が発生した
直後の状態を示す。
【0034】この場合、第1光伝送装置NE_A1には
変化は見られない。
【0035】これに対して、第2光伝送装置NE_B2
においては、外部クロック供給源5からWEST側光伝
送路を介して供給されていた外部クロックが断たれたた
め、第2光伝送装置NE_B2のオーダワイヤ制御部は
クロック選択テーブルを参照し、クロック源を外部クロ
ック供給源5から次プライオリティのクロック源へ切り
替える。本実施形態においては、装置内クロック供給源
6が次プライオリティのクロック源に相当する。
【0036】装置内クロック供給源6から出力される装
置内クロックのクロック品質はITU−TG.707規
定によるSynchronization Equip
ment Timing Source(以下、「SE
TS」と略す)とする。
【0037】さらに、第2光伝送装置NE_B2は、装
置内クロックのクロック品質がITU−TG.707規
定によるSETSであることをしめすSETS情報を下
流側の光伝送装置、すなわち、第3光伝送装置NE_C
3及び第4光伝送装置NE_D4に伝送する。
【0038】この段階においては、第3光伝送装置NE
_C3及び第4光伝送装置NE_D4にはまだ変化は見
られない。
【0039】しかしながら、図3に示すように、時間が
経過し、第2光伝送装置NE_B2が出力したSETS
情報が第4光伝送装置NE_D4まで到達すると、第4
光伝送装置NE_D4内のオーダワイヤ制御装置は、ク
ロック選択テーブルに従って、WEST側から伝送され
てくるSETS情報と、EAST側から伝送されてくる
クロック品質G.811の外部クロックと比較する。こ
の結果、図4に示すように、第4光伝送装置NE_D4
内において最終的に使用するクロック源はプライオリテ
ィの高いG.811が入力されているEAST側へ切り
替えられることとなる。
【0040】その後、第4光伝送装置NE_D4のWE
ST側出力はDUNからG.811へ変化する。
【0041】第4光伝送装置NE_D4の場合と同様
に、第3光伝送装置NE_C3、第2光伝送装置NE_
B2の順にSETS情報とクロック品質G.811との
比較が行われ、図5に示すように、第3光伝送装置NE
_C3及び第2光伝送装置NE_B2においては、EA
ST側からの光伝送路のクロックを使用する設定へ切り
替わる。
【0042】最終的には、図6に示すように、外部クロ
ック供給源5から供給される外部クロックは最初の状況
と逆の第1光伝送装置NE_A1、第4光伝送装置、第
3光伝送装置NE_C3、第2光伝送装置NE_B2の
順に一筆書き状に分配されることとなる。
【0043】一方、オーダワイヤの未接続箇所は、その
クロック遷移の状態のある論理を使用して接続制御を行
う。図7にオーダワイヤ接続論理テーブルの一例を示
す。
【0044】以下、図7に示したオーダワイヤ接続論理
テーブルを用いて、図2に示した障害発生状態以降にオ
ーダワイヤ接続が遷移する状況を説明する。
【0045】図2に示したように、障害発生直後におい
ては、第1光伝送装置NE_A1のEAST側及び第2
光伝送装置NE_B2のWEST側には光伝送路障害が
検出されるため、図7に示したオーダワイヤ接続論理テ
ーブルの「障害発生ポート」に対応する制御に従って、
第1光伝送装置NE_A1のEAST側及び第2光伝送
装置NE_B2のWEST側のオーダワイヤを未接続に
する。
【0046】この段階では、他の第3及び第4光伝送装
置NE_C3及びNE_D4においてはオーダワイヤ接
続は変化しない。
【0047】図3に示すように、時間が経過し、第2光
伝送装置NE_B2が出力したSETS情報が第4光伝
送装置NE_D4まで到達すると、第4光伝送装置NE
_D4内のオーダワイヤ制御装置は、クロック選択テー
ブルに従って、WEST側から伝送されてくるSETS
情報と、EAST側から伝送されてくるクロック品質
G.811の外部クロックと比較する。
【0048】この結果、図4に示すように、第4光伝送
装置NE_D4内のクロック選択がWEST側のSET
SからEAST側のG.811に遷移する。これによ
り、第4光伝送装置NE_D4のWEST方向への出力
はDNUからG.811に変化する。これに伴い、第4
光伝送装置NE_D4内のクロック遷移変化検出部は、
図7に示したオーダワイヤ接続論理テーブルに従って、
DNU入力がなく、クロック選択対象外であるWEST
側オーダワイヤを未接続にし、今まで未接続であったE
AST側のオーダワイヤを接続する。
【0049】次に、図5に示すように、第3光伝送装置
NE_C3も第4光伝送装置NE_D4と同様に、WE
ST側からSETS情報をEAST側からG.811を
入力する。このため、第3光伝送装置NE_C3のクロ
ック遷移変化検出部は、図7に示したオーダワイヤ接続
論理テーブルに従って接続判定を行い、今まで接続であ
ったWEST側のオーダワイヤを未接続にする。
【0050】また、第3光伝送装置NE_C3のWES
T方向へのクロック出力がDNUからG.811に、E
AST方向へのクロック出力がSETSからDNUに変
化する。このとき、第2光伝送装置NE_B2において
は、瞬間的にDNU入力がなくなり、かつ、装置内クロ
ックを選択している状態となるため、EAST側に対し
てもオーダワイヤを未接続にする。
【0051】第4光伝送装置NE_D4においてはWE
ST側からDNUを入力するため、クロック遷移変化検
出部は、図7に示したオーダワイヤ接続論理テーブルに
従って接続判定を行い、それまで未接続であったWES
T側のオーダワイヤを接続する。
【0052】最後に、図6に示すように、第2光伝送装
置NE_B2はEAST側からG.811を入力するた
め、クロック選択が装置内クロックのSETSからEA
ST側のG.811に遷移し、第2光伝送装置NE_B
2のクロック遷移変化検出部は、図7に示したオーダワ
イヤ接続論理テーブルに従って接続判定を行い、それま
で未接続であったEAST側のオーダワイヤを再接続す
る。
【0053】また、第2光伝送装置NE_B2のEAS
T方向への出力はSETSからDNUへ変化する。これ
に伴い、第3光伝送装置NE_C3はWEST側からD
NUを入力するため、第3光伝送装置NE_C3のクロ
ック遷移変化検出部は、図7に示したオーダワイヤ接続
論理テーブルに従って接続判定を行い、それまで未接続
であったWEST側のオーダワイヤを接続する。
【0054】以上のように、本実施形態に係るSDH光
伝送システムにおいては、第1光伝送装置NE_A1か
ら第4光伝送装置NE_D4までの各光伝送装置に伝達
されるSSM情報に基づいて、各光伝送装置毎にオーダ
ワイヤ接続を判断し、結果的に、オーダワイヤ状態はリ
ング形ネットワーク上において自動的に制御されること
となる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るSDH光伝
送システムによれば次のような効果を得ることができ
る。
【0056】第一の効果は、光伝送路にライン障害が発
生した場合においても、エリア分断を自動的に救済でき
ることである。
【0057】その理由は、障害が発生したことを伝える
手段としてSSM伝達を利用したためである。
【0058】第二の効果は、オーダワイヤ部としての回
路削減が可能であることである。
【0059】その理由は、新たな方式に従ってオーダワ
イヤ処理部を追加する場合に比べて、タイミングソース
の切替論理を流用する方が合理的であるためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】障害の発生していない正常な通信状態における
SDH光伝送システムを示す概念図である。
【図2】第1光伝送装置NE_A1と第2光伝送装置N
E_B2との間においてライン障害が発生した直後の状
態におけるSDH光伝送システムを示す概念図である。
【図3】第3光伝送装置NE_C3から第4光伝送装置
NE_D4へSETS情報が伝達された直後の状態にお
けるSDH光伝送システムを示す概念図である。
【図4】第4光伝送装置NE_D4においてSSM切替
が発生した直後の状態におけるSDH光伝送システムを
示す概念図である。
【図5】第3光伝送装置NE_C3から第2光伝送装置
NE_B2へG.811情報が伝達された直後の状態に
おけるSDH光伝送システムを示す概念図である。
【図6】光伝送路において障害が発生した後の定常状態
におけるSDH光伝送システムを示す概念図である。
【図7】オーダワイヤ接続論理テーブルの一例を示す図
である。
【符号の説明】
1 第1光伝送装置(NE_A1) 2 第2光伝送装置(NE_B2) 3 第3光伝送装置(NE_C3) 4 第4光伝送装置(NE_D4) 5 外部クロック供給源 6 装置内クロック供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 弘行 神奈川県川崎市中原区小杉町一丁目403番 地 日本電気テレコムシステム株式会社内 Fターム(参考) 5K002 DA04 DA05 DA11 FA01 5K028 AA14 BB08 CC06 NN57 PP02 PP17 QQ01 5K031 AA08 CA08 DA02 DA11 DA19 DB07 EA03 EB05 5K047 AA11 BB13 GG03 GG07 GG56 KK04 KK12 KK18

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主局と複数の子局とを、相互に反対方向
    に信号を送受信する4本の光伝送路を介してリング形に
    接続してSDH網を形成し、該SDH網にクロックパス
    を生成して情報を伝送するSDH光伝送システムにおい
    て、 前記複数の子局の各局は、前記主局からのクロックの供
    給の中断を検出した場合には、クロック源を次プライオ
    リティのクロック源に切り替え、当該クロック源からク
    ロックの供給を受けることを特徴とするSDH光伝送シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 主局と複数の子局とを、相互に反対方向
    に信号を送受信する4本の光伝送路を介してリング形に
    接続してSDH網を形成し、該SDH網にクロックパス
    を生成して情報を伝送するSDH光伝送システムにおい
    て、 前記主局に第1クロックを供給する第1クロック供給手
    段と、 前記第1クロックとは異なる第2クロックを前記複数の
    子局のうちの特定の子局に供給する第2クロック供給手
    段と、 を備え、 前記主局及び子局の各局は、 クロック遷移の変化を検出するクロック遷移変化検出部
    と、 クロック選択を決定するためのクロック選択テーブル
    と、 を備えており、 前記主局及び前記子局の各局は、前記クロック遷移変化
    検出部により、前記第1クロック供給手段からの第1ク
    ロックの供給の中断を検出した場合には、前記クロック
    選択テーブルに従って、クロック源を前記第2クロック
    供給手段に切り替えることを特徴とするSDH光伝送シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記第2クロックのクロック品質はIT
    U−TG.707規定によるSETS(Synchro
    nization Equipment Timing
    Source)であることを特徴とする請求項2に記
    載のSDH光伝送システム。
  4. 【請求項4】 前記クロック遷移の方式はITU−T
    G.781規定によるSSM(Synchroniza
    tion Status Message)であること
    を特徴とする請求項2に記載のSDH光伝送システム。
  5. 【請求項5】 主局と複数の子局とを、相互に反対方向
    に信号を送受信する4本の光伝送路を介してリング形に
    接続してSDH網を形成し、該SDH網にクロックパス
    を生成して情報を伝送するSDH光伝送システムにおい
    て、 光伝送路に発生した障害の下流に位置する子局は、前記
    主局からの第1クロックの供給の中断を検出した場合に
    は、クロック源を次プライオリティのクロック源に切り
    替え、当該クロック源から第2クロックの供給を受ける
    とともに、前記第2クロックのクロック品質を示す情報
    を下流側の全ての子局に伝送し、 リング接続が切断されている子局においては、前記第1
    クロックと前記第2クロックのクロック品質を比較し、
    以後、プライオリティの高い方のクロックをクロック源
    として選択し、かつ、プライオリティの高い方のクロッ
    クを示す情報を上流側の子局に伝送し、 前記上流側の子局は順にプライオリティの高い方のクロ
    ックをクロック源として選択することを特徴とするSD
    H光伝送システム。
  6. 【請求項6】 主局と複数の子局とを、相互に反対方向
    に信号を送受信する4本の光伝送路を介してリング形に
    接続してSDH網を形成し、該SDH網にクロックパス
    を生成して情報を伝送するSDH光伝送システムにおい
    て、 前記光伝送路に障害が発生したときに、前記主局及び複
    数の子局の各局に障害発生を示すSSM(Synchr
    onization Status Message)情
    報を順に伝送し、各局は受信したSSM情報に基づい
    て、各局毎にオーダワイヤ接続の可否を判断することを
    特徴とするSDH光伝送システム。
  7. 【請求項7】 主局と複数の子局とを、相互に反対方向
    に信号を送受信する4本の光伝送路を介してリング形に
    接続してSDH網を形成し、該SDH網にクロックパス
    を生成して情報を伝送するSDH光伝送システムにおけ
    るオーダワイヤ切り替え方法において、 前記複数の子局の各局が、前記主局からのクロックの供
    給の中断を検出した場合には、クロック源を次プライオ
    リティのクロック源に切り替え、当該クロック源からク
    ロックの供給を受ける過程を備えることを特徴とするS
    DH光伝送システムにおけるオーダワイヤ切り替え方
    法。
  8. 【請求項8】 主局と複数の子局とを、相互に反対方向
    に信号を送受信する4本の光伝送路を介してリング形に
    接続してSDH網を形成し、該SDH網にクロックパス
    を生成して情報を伝送するSDH光伝送システムにおけ
    るオーダワイヤ切り替え方法において、 光伝送路に発生した障害の下流に位置する子局が、前記
    主局からの第1クロックの供給の中断を検出した場合に
    は、クロック源を次プライオリティのクロック源に切り
    替え、当該クロック源から第2クロックの供給を受ける
    とともに、前記第2クロックのクロック品質を示す情報
    を下流側の全ての子局に伝送する過程と、 リング接続が切断されている子局が、前記第1クロック
    と前記第2クロックのクロック品質を比較し、以後、プ
    ライオリティの高い方のクロックをクロック源として選
    択し、かつ、プライオリティの高い方のクロックを示す
    情報を上流側の子局に伝送する過程と、 前記上流側の子局は順にプライオリティの高い方のクロ
    ックをクロック源として選択する過程と、 を備えることを特徴とするSDH光伝送システムにおけ
    るオーダワイヤ切り替え方法。
  9. 【請求項9】 主局と複数の子局とを、相互に反対方向
    に信号を送受信する4本の光伝送路を介してリング形に
    接続してSDH網を形成し、該SDH網にクロックパス
    を生成して情報を伝送するSDH光伝送システムにおけ
    るオーダワイヤ切り替え方法において、 前記光伝送路に障害が発生したときに、前記主局及び複
    数の子局の各局に障害発生を示すSSM(Synchr
    onization Status Message)情
    報を順に伝送する過程と、 各局が受信したSSM情報に基づいて、各局毎にオーダ
    ワイヤ接続の可否を判断する過程と、 を備えることを特徴とするSDH光伝送システムにおけ
    るオーダワイヤ切り替え方法。
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