JP2906846B2 - リング状データ通信方式 - Google Patents
リング状データ通信方式Info
- Publication number
- JP2906846B2 JP2906846B2 JP20561292A JP20561292A JP2906846B2 JP 2906846 B2 JP2906846 B2 JP 2906846B2 JP 20561292 A JP20561292 A JP 20561292A JP 20561292 A JP20561292 A JP 20561292A JP 2906846 B2 JP2906846 B2 JP 2906846B2
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- Japan
- Prior art keywords
- transmission
- clock
- identifier
- failure
- master
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同期網リング構成の全
ての伝送装置を一つのクロックで同期させて動作させる
システムの伝送路障害時におけるクロックの切り替えに
利用する。本発明は、伝送路障害時のクロックの切り替
えを人手を要せずに自動的に、かつ高速に行うことがで
きるリング状データ通信方式に関する。
ての伝送装置を一つのクロックで同期させて動作させる
システムの伝送路障害時におけるクロックの切り替えに
利用する。本発明は、伝送路障害時のクロックの切り替
えを人手を要せずに自動的に、かつ高速に行うことがで
きるリング状データ通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、同期網リング構成のデータ伝送シ
ステムに障害が発生したときに、障害が検出された伝送
装置以降の装置にマスタとなる装置のクロックを供給す
るため、障害が検出された伝送装置以降の装置クロック
を反対回りのデータから抽出するように切り替えてい
た。
ステムに障害が発生したときに、障害が検出された伝送
装置以降の装置にマスタとなる装置のクロックを供給す
るため、障害が検出された伝送装置以降の装置クロック
を反対回りのデータから抽出するように切り替えてい
た。
【0003】ところが、伝送路障害復旧時には、伝送路
のクロックを切り戻すことができないため、装置の保守
作業などで、時計回り、あるいは反時計回りのいずれか
の信号を断状態にしなくてはならない場合に、マスタ・
クロックが一定方向に全装置に対して供給されるように
手動で切り替えていた。
のクロックを切り戻すことができないため、装置の保守
作業などで、時計回り、あるいは反時計回りのいずれか
の信号を断状態にしなくてはならない場合に、マスタ・
クロックが一定方向に全装置に対して供給されるように
手動で切り替えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のクロ
ック切り替え方式では、伝送路障害復旧時にはクロック
の切り替えを手動で制御しなければならず、そのため切
り替えに人手を必要としていた。
ック切り替え方式では、伝送路障害復旧時にはクロック
の切り替えを手動で制御しなければならず、そのため切
り替えに人手を必要としていた。
【0005】本発明はこのような問題を解決するもの
で、伝送路障害時の同期クロックの切り替えを自動的、
かつ高速に行うことができるリング状データ通信方式を
提供することを目的とする。
で、伝送路障害時の同期クロックの切り替えを自動的、
かつ高速に行うことができるリング状データ通信方式を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、三以上の伝送
装置が双方向の伝送路により二重リング接続され、前記
伝送装置の一つがマスタとして設定され、このマスタか
ら送出される二つの方向の伝送路に別の識別子(00、
FF)が送出され、前記伝送装置は前記伝送路から受信
される信号からクロック信号を抽出し自局装置に同期さ
せる手段を備えたリング状データ通信方式において、前
記マスタ以外の伝送装置は、障害を検出したときは、障
害の発生しない方向の伝送路のクロック信号に自局装置
を同期させる手段と、障害が復旧し自局装置に同期させ
るあらかじめ定められた方向からの正しい識別子が到来
したことを検出したときに前記障害発生で同期していた
クロックから正常な状態のクロックに自動的に切戻す手
段と、この切戻しにより次段の伝送装置に正しい識別子
を挿入して伝送する手段とを備えたことを特徴とする。
装置が双方向の伝送路により二重リング接続され、前記
伝送装置の一つがマスタとして設定され、このマスタか
ら送出される二つの方向の伝送路に別の識別子(00、
FF)が送出され、前記伝送装置は前記伝送路から受信
される信号からクロック信号を抽出し自局装置に同期さ
せる手段を備えたリング状データ通信方式において、前
記マスタ以外の伝送装置は、障害を検出したときは、障
害の発生しない方向の伝送路のクロック信号に自局装置
を同期させる手段と、障害が復旧し自局装置に同期させ
るあらかじめ定められた方向からの正しい識別子が到来
したことを検出したときに前記障害発生で同期していた
クロックから正常な状態のクロックに自動的に切戻す手
段と、この切戻しにより次段の伝送装置に正しい識別子
を挿入して伝送する手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】識別子検出手段が挿入された識別子を検出し、
識別子挿入手段とクロック切り替え手段とを制御する。
この制御にしたがってクロック切り替え手段が時計回
り、または反時計回りのどちらの受信クロックを送信ク
ロックに使用するかの切り替えを行うとともに、自局の
内部クロックと受信クロックのどちらを使用するかの切
り替えを行う。各方向毎にマスタが送出する識別子を受
信しこの識別子がその方向毎にあらかじめ割当てられた
正しいものと一致したときに切戻しを行う。
識別子挿入手段とクロック切り替え手段とを制御する。
この制御にしたがってクロック切り替え手段が時計回
り、または反時計回りのどちらの受信クロックを送信ク
ロックに使用するかの切り替えを行うとともに、自局の
内部クロックと受信クロックのどちらを使用するかの切
り替えを行う。各方向毎にマスタが送出する識別子を受
信しこの識別子がその方向毎にあらかじめ割当てられた
正しいものと一致したときに切戻しを行う。
【0008】これにより、伝送路の障害が復旧したとき
に、自動的にクロックを切り戻して正常な同期網として
動作させることができる。
に、自動的にクロックを切り戻して正常な同期網として
動作させることができる。
【0009】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は本発明実施例における伝送装置の要部を示す
ブロック図、図2は本発明実施例における伝送装置の構
成を示すブロック図である。
る。図1は本発明実施例における伝送装置の要部を示す
ブロック図、図2は本発明実施例における伝送装置の構
成を示すブロック図である。
【0010】本発明実施例は、伝送装置0〜5が双方向
の伝送路により二重リング接続され、伝送装置0がマス
タとして設定され、このマスタから送出される二つの方
向の伝送路に別の識別子‘00’および‘FF’が送出
され、各伝送装置0〜5は前記伝送路から受信される信
号からクロック信号を抽出し自局装置に同期させる手段
を備え、本発明の特徴として、前記マスタ以外の伝送装
置は各伝送路の方向毎に正しい識別子が到来したことを
検出したときにクロックの接続受渡しを正常な状態に自
動的に切戻すクロック切り替え手段13と、クロックが
切り替わった状態から障害の復旧に伴って切戻るときに
伝送路の復旧を検出する障害検出手段11と、受信信号
から識別子を検出する識別子検出手段12と、識別子検
出手段12の検出出力にしたがって識別子挿入の切り替
えを行う識別子挿入手段14とを備える。
の伝送路により二重リング接続され、伝送装置0がマス
タとして設定され、このマスタから送出される二つの方
向の伝送路に別の識別子‘00’および‘FF’が送出
され、各伝送装置0〜5は前記伝送路から受信される信
号からクロック信号を抽出し自局装置に同期させる手段
を備え、本発明の特徴として、前記マスタ以外の伝送装
置は各伝送路の方向毎に正しい識別子が到来したことを
検出したときにクロックの接続受渡しを正常な状態に自
動的に切戻すクロック切り替え手段13と、クロックが
切り替わった状態から障害の復旧に伴って切戻るときに
伝送路の復旧を検出する障害検出手段11と、受信信号
から識別子を検出する識別子検出手段12と、識別子検
出手段12の検出出力にしたがって識別子挿入の切り替
えを行う識別子挿入手段14とを備える。
【0011】次に、このように構成された本発明実施例
の動作について説明する。
の動作について説明する。
【0012】主信号の障害を検出する障害検出手段11
が障害の復旧を検出すると、クロック切り替え手段13
に対して自局の内部クロックから時計回りのクロックを
用いて、時計回りおよび反時計回りにデータの送信を行
うように指令を送出する。また、同時に識別子挿入手段
14に対して自局識別子を付加する代わりに、受信した
データの識別子を挿入してデータを送信するように指令
を送出する。
が障害の復旧を検出すると、クロック切り替え手段13
に対して自局の内部クロックから時計回りのクロックを
用いて、時計回りおよび反時計回りにデータの送信を行
うように指令を送出する。また、同時に識別子挿入手段
14に対して自局識別子を付加する代わりに、受信した
データの識別子を挿入してデータを送信するように指令
を送出する。
【0013】識別子検出手段12は、上流局が挿入した
識別子を検出し、この識別子がFFh以外のときは、時
計廻りの受信データのクロックを時計廻りと反時計廻り
のデータ送信に用いるようにクロック切り替え手段13
に指令を送出する。
識別子を検出し、この識別子がFFh以外のときは、時
計廻りの受信データのクロックを時計廻りと反時計廻り
のデータ送信に用いるようにクロック切り替え手段13
に指令を送出する。
【0014】以下、図3〜図7を用いて本発明実施例に
おける切り替えの手順を説明する。
おける切り替えの手順を説明する。
【0015】図3は伝送装置1と2との間で障害が発生
している場合の回線障害発生時のクロックの切り替え状
態を示したもので、マスタの伝送装置0が供給するクロ
ックにより、全ての伝送装置0〜5が同期してデータの
伝送が行われる。ここで、伝送装置1は時計廻り、伝送
装置2、3、4、5は反時計廻りのクロックに同期して
データの伝送が行われる。また、伝送装置1は識別子0
0(16進数)を伝送路のデータとして送信し、伝送装
置2、3、4、5は識別子FF(16進数)を伝送路の
データとして送信する。
している場合の回線障害発生時のクロックの切り替え状
態を示したもので、マスタの伝送装置0が供給するクロ
ックにより、全ての伝送装置0〜5が同期してデータの
伝送が行われる。ここで、伝送装置1は時計廻り、伝送
装置2、3、4、5は反時計廻りのクロックに同期して
データの伝送が行われる。また、伝送装置1は識別子0
0(16進数)を伝送路のデータとして送信し、伝送装
置2、3、4、5は識別子FF(16進数)を伝送路の
データとして送信する。
【0016】図4は装置1と2との間での伝送路障害の
復旧を示したもので、図5はこの伝送路の復旧を検出し
た装置2が内部クロックから時計廻りの受信クロックに
送信クロックを切り替え、受信データの識別子である0
0(16進数)を伝送路のデータとして送信する状態を
示したものである。また、図6は以下同様に、伝送装置
3、4が識別子00(16進数)を時計廻りと反時計廻
りに送信している状態を示したものである。さらに、図
7はクロックの切り替えが終了し、全ての伝送装置0〜
5が時計廻りの一つのマスタクロックに同期して動作
し、マスタの伝送装置0の識別子である00(16進
数)が伝送路の識別子として送信されていることを示
す。
復旧を示したもので、図5はこの伝送路の復旧を検出し
た装置2が内部クロックから時計廻りの受信クロックに
送信クロックを切り替え、受信データの識別子である0
0(16進数)を伝送路のデータとして送信する状態を
示したものである。また、図6は以下同様に、伝送装置
3、4が識別子00(16進数)を時計廻りと反時計廻
りに送信している状態を示したものである。さらに、図
7はクロックの切り替えが終了し、全ての伝送装置0〜
5が時計廻りの一つのマスタクロックに同期して動作
し、マスタの伝送装置0の識別子である00(16進
数)が伝送路の識別子として送信されていることを示
す。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
期網リング構成システムにおける伝送路障害時のクロッ
クの切り替えに人手を必要とせず、自動的、かつ高速に
同期クロックの切り替えを行うことができる効果があ
る。
期網リング構成システムにおける伝送路障害時のクロッ
クの切り替えに人手を必要とせず、自動的、かつ高速に
同期クロックの切り替えを行うことができる効果があ
る。
【図1】本発明実施例における伝送装置の要部を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図2】本発明実施例における伝送装置の構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図3】本発明実施例における回線障害発生時のクロッ
クの切替状態を説明する図。
クの切替状態を説明する図。
【図4】本発明実施例における障害復旧を説明する図。
【図5】本発明実施例における復旧検出時の動作を説明
する図。
する図。
【図6】本発明実施例における識別子の送信状態を説明
する図。
する図。
【図7】本発明実施例におけるクロック切り替え後の動
作を説明する図。
作を説明する図。
0〜5 伝送装置 11 障害検出手段 12 識別子検出手段 13 クロック切り替え手段 14 識別子挿入手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−360338(JP,A) 特開 昭58−68335(JP,A) 特開 昭59−183553(JP,A) 特開 昭63−316956(JP,A) 特開 平3−117245(JP,A) 特開 平5−48627(JP,A) 特開 平5−63721(JP,A) 特開 平5−199250(JP,A) 特開 平5−227184(JP,A) 1994年電子情報通信学会秋季大会講演 論文集,通信2,B−707,横田修成他 「リング型ネットワークにおけるクロッ ク従属同期方式の一検討」,第305頁 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/437 JICSTファイル(JOIS) WPI(DIALOG)
Claims (1)
- 【請求項1】 三以上の伝送装置が双方向の伝送路によ
り二重リング接続され、 前記伝送装置の一つがマスタとして設定され、 このマスタから送出される二つの方向の伝送路に別の識
別子(00、FF)が送出され、 前記伝送装置は前記伝送路から受信される信号からクロ
ック信号を抽出し自局装置に同期させる手段を備えたリ
ング状データ通信方式において、 前記マスタ以外の伝送装置は、障害を検出したときは、障害の発生しない方向の伝送路
のクロック信号に自局装置を同期させる手段と、 障害が復旧し自局装置に同期させるあらかじめ定められ
た方向からの正しい識別子が到来したことを検出したと
きに前記障害発生で同期していたクロックから正常な状
態のクロックに自動的に切戻す手段と、 この切戻しにより次段の伝送装置に正しい識別子を挿入
して伝送する手段と を備えたことを特徴とするリング状
データ通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20561292A JP2906846B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | リング状データ通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20561292A JP2906846B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | リング状データ通信方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653979A JPH0653979A (ja) | 1994-02-25 |
JP2906846B2 true JP2906846B2 (ja) | 1999-06-21 |
Family
ID=16509762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20561292A Expired - Lifetime JP2906846B2 (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | リング状データ通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2906846B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP20561292A patent/JP2906846B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
1994年電子情報通信学会秋季大会講演論文集,通信2,B−707,横田修成他「リング型ネットワークにおけるクロック従属同期方式の一検討」,第305頁 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0653979A (ja) | 1994-02-25 |
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