JP2003069297A - 実装システム - Google Patents

実装システム

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JP2003069297A
JP2003069297A JP2001254298A JP2001254298A JP2003069297A JP 2003069297 A JP2003069297 A JP 2003069297A JP 2001254298 A JP2001254298 A JP 2001254298A JP 2001254298 A JP2001254298 A JP 2001254298A JP 2003069297 A JP2003069297 A JP 2003069297A
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substrate
mounting
adhesive material
unit
electronic component
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JP2001254298A
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English (en)
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Yoichi Nakamura
洋一 中村
Ken Kobayashi
研 小林
Kazumasa Okumura
一正 奥村
Kazuo Kubota
和夫 久保田
Tatsuo Sasaoka
達雄 笹岡
Masaru Yamauchi
大 山内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話等の基板に電子部品を実装する実装
システムの小型化および仕掛基板の削減を実現する。 【解決手段】 実装システム1において、可撓性を有す
る基板をドライ洗浄する洗浄装置12、導電性粒子を含
む接着材料を用いてICチップを実装するIC実装装置
13、および、はんだ成分を有する接着材料を用いて小
型部品を実装する小型部品実装装置14を隣接配置し、
これらの装置間でコンベアによる自動搬送を行う。IC
実装装置13および小型部品実装装置14では、接着材
料の付与、電子部品の装着、接着材料の固化を行う各種
構成を各基台130,140上に配置し、これらの構成
間の基板の搬送はインデックステーブルを用いて行う。
これにより、実装システム1の小型化が実現されるとと
もに、装置間に滞留する仕掛基板の削減も図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に電子部品を
実装する実装システムに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPDA(Personal Digital As
sistants)等の小型化に伴い、近年では1つの基板に様
々な方法を用いて電子部品の実装が行われる。例えば、
携帯電話では基板として可撓性を有するFPC(Flexibl
e Printed Circuit)が用いられ、1枚の基板に抵抗、コ
ンデンサ、ベアICチップ、液晶パネル等が実装され
る。これらの電子部品の実装は電子部品の実装方法に応
じて個別の装置群にて行われ、これらの装置間では基板
の搬送は作業者により行われてきた。
【0003】具体的には、まず、1以上の装置により導
電性粒子を含む接着材料を用いて基板にICチップが実
装され、実装後の基板はトレイに収納される。次に、I
Cチップ実装済みの基板が作業者により別の装置群へと
搬送され、抵抗やコンデンサ等の小型の電子部品がはん
だ成分を有する接着材料を用いて実装される。実装後の
基板は再度トレイに収納され、作業者によりさらに別の
1以上の装置へと搬送される。そして、最後に導電性粒
子を含む接着材料を用いて基板に小型液晶パネルの実装
が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、1枚の基板
に対して複数種類の部品の実装が行われる際に、それぞ
れの実装手法に応じた個別の実装装置群を設けると、搬
送用のトレイを置いておくスペースや作業者が搬送を行
うスペースが必要となる。したがって、実装システム全
体としては大きな設置面積が必要となってしまう。さら
に、装置間において作業者が搬送を行うと基板が異物に
よる汚染を受けてしまい、製品不良を招く可能性が高く
なる。
【0005】また、各種の実装では多くの処理を行う必
要があり、さらに各処理の工程や制御も独自なものが多
く、従来、それぞれの処理に1台の装置を設けるという
方針で設計が行われてきた。したがって、このような設
計手法では1種類の実装を行うのみであっても多くの装
置を配列配置する必要があり、実装システムの大型化お
よび1枚の基板の処理に要する時間の増大を招く結果と
なっていた。
【0006】さらに、従来、電子部品の「実装」という
共通の処理を行うにも関わらず、実装の手法に応じて専
用化された装置を開発してきたために装置を構成する部
品の共用化を図ることができず、設備の低価格化の妨げ
となっていた。
【0007】以上の理由により、携帯電話やPDA等に
使用される基板は小型化されつつあるにもかかわらず、
実装システムは大型のものが使用されてきた。
【0008】本発明は、電子部品を基板に実装する実装
システムにおける上記様々な課題に鑑みなされたもので
あり、実装システムの小型化により、基板の製造コスト
および製造時間の削減を図ることができる実装システム
を提供することを主たる目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板に電子部品を実装する実装システムであって、
基板に対してドライ洗浄を行う洗浄部と、熱硬化性を有
する接着材料を用いて前記基板に電子部品を実装する実
装部と、前記洗浄部と前記実装部との間において前記基
板を搬送する搬送機構とを備える。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の実装システムであって、前記洗浄部および前記実装部
が配置される基台をさらに備える。
【0011】請求項3に記載の発明は、基板に電子部品
を実装する実装システムであって、はんだ成分を有する
接着材料が付与された基板に電子部品を装着する装着部
と、前記接着材料を加熱する加熱部と、前記装着部およ
び前記加熱部が配置される基台とを備える。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の実装システムであって、前記基板に前記接着材料を付
与する付与部をさらに備え、前記付与部が前記基台に配
置される。
【0013】請求項5に記載の発明は、基板に電子部品
を実装する実装システムであって、熱硬化性を有する接
着材料を用いて基板に第1の電子部品を実装する第1実
装部と、はんだ成分を有する接着材料を用いて前記基板
に第2の電子部品を実装する第2実装部と、前記第1実
装部と前記第2実装部との間において前記基板を搬送す
る搬送機構とを備える。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の実装システムであって、前記第1の電子部品が実装さ
れる前に前記基板に対してドライ洗浄を行う洗浄部をさ
らに備え、前記洗浄部と前記第1実装部との間において
も前記基板が自動搬送される。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載の実装システムであって、前記基板がパレット
に保持された状態で前記基板の搬送および電子部品の実
装が行われる。
【0016】請求項8に記載の発明は、基板にフラット
パネルディスプレイを実装する実装システムであって、
フラットパネルディスプレイをドライ洗浄する第1洗浄
部と、基板をドライ洗浄する第2洗浄部と、前記基板に
前記フラットパネルディスプレイを実装する実装部と、
前記第1洗浄部、前記第2洗浄部および前記実装部が配
置される基台とを備える。
【0017】請求項9に記載の発明は、基板に電子部品
を実装する実装システムであって、基板を保持する回転
部を回転することにより前記基板を少なくとも第1ない
し第3の位置に位置させる回転機構と、前記第1の位置
において前記基板に接着材料を付与する付与部と、前記
第2の位置において前記基板上の接着材料が付与された
位置に電子部品を装着する装着部と、前記第3の位置に
おいて前記基板に付与された接着材料を固化させる固化
部とを備える。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の実装システムであって、前記付与部が、接着材料を
前記基板に向けて吐出するノズルを有する。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項9また
は10に記載の実装システムであって、前記接着材料
が、はんだ成分を有する接着材料であり、前記固化部
が、前記接着材料を加熱する。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の実装システムであって、前記固化部が、前記接着
材料を加熱する際に前記接着材料に向けて光を出射す
る。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項9また
は10に記載の実装システムであって、前記接着材料
が、熱硬化性を有する接着材料であり、前記固化部が、
前記電子部品を前記基板に向けて押圧するとともに前記
接着材料を加熱する。
【0022】請求項14に記載の発明は、請求項13に
記載の実装システムであって、前記電子部品が、ICチ
ップまたはフラットパネルディスプレイである。
【0023】請求項15に記載の発明は、請求項13に
記載の実装システムであって、前記基板にドライ洗浄を
行う第1洗浄部と、前記回転部において前記第2の位置
に対向する第4の位置に前記第1洗浄部から前記基板を
搬送する第1搬送手段と、フラットパネルディスプレイ
にドライ洗浄を行う第2洗浄部と、前記第2洗浄部から
前記第2の位置に前記フラットパネルディスプレイを搬
送する第2搬送手段とをさらに備え、前記第1搬送手段
による前記基板の搬送方向と前記第2搬送手段による前
記フラットパネルディスプレイの搬送方向とがほぼ同方
向とされる。
【0024】請求項16に記載の発明は、基板に電子部
品を実装する実装システムであって、基板を保持する回
転部を回転することにより前記基板を少なくとも第1な
いし第3の位置に位置させる回転機構と、前記第1の位
置において前記基板に熱硬化性を有する接着材料を付与
する付与部と、前記第2の位置において前記基板上の前
記接着材料が付与された位置に第1の電子部品を装着
し、前記第1の電子部品を前記基板に向けて押圧すると
ともに前記接着材料を加熱する第1実装部と、前記第3
の位置において前記基板上の前記接着材料が付与された
他の位置に第2の電子部品を装着し、前記第2の電子部
品を前記基板に向けて押圧するとともに前記他の位置の
前記接着材料を加熱する第2実装部とを備える。
【0025】請求項17に記載の発明は、基板に電子部
品を実装する実装システムであって、熱硬化性を有する
第1の接着材料を用いて基板に第1の電子部品を実装す
る第1実装装置と、はんだ成分を有する第2の接着材料
を用いて前記基板に第2の電子部品を実装する第2実装
装置と、前記第1実装装置と前記第2実装装置との間に
おいて前記基板を搬送する搬送機構とを備え、前記第1
実装装置が、前記基板を保持する回転部を回転すること
により前記基板を少なくとも第1ないし第3の位置に位
置させる第1回転機構と、前記第1の位置において前記
基板に前記第1の接着材料を付与する第1付与部と、前
記第2の位置において前記基板上の前記第1の接着材料
が付与された位置に前記第1の電子部品を装着する第1
装着部と、前記第3の位置において前記第1の電子部品
を前記基板に向けて押圧するとともに前記第1の接着材
料を加熱する第1加熱部とを有し、前記第2実装装置
が、前記基板を保持する回転部を回転することにより前
記基板を少なくとも第4ないし第6の位置に位置させる
第2回転機構と、前記第4の位置において前記基板に前
記第2の接着材料を付与する第2付与部と、前記第5の
位置において前記基板上の前記第2の接着材料が付与さ
れた位置に前記第2の電子部品を装着する第2装着部
と、前記第6の位置において前記第2の接着材料を加熱
する第2加熱部とを有する。
【0026】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の実装システムであって、前記搬送機構が、前記基
板を前記第1実装装置から前記第2実装装置へと搬送す
る。
【0027】請求項19に記載の発明は、基板に電子部
品を実装する実装システムであって、可撓性を有するテ
ープ状の基板材料を巻き付けた第1リールが取り付けら
れる第1取付部と、前記第1リールから引き出された前
記基板材料を所定の経路へと案内する案内機構と、前記
基板材料が前記所定の経路を経由した後に巻き取られる
第2リールが取り付けられる第2取付部とを備え、前記
所定の経路上において前記第1取付部から前記第2取付
部に向かって順に、前記基板材料に熱硬化性を有する接
着材料を付与する付与部と、前記基板材料上の前記接着
材料が付与された位置に電子部品を装着する装着部と、
前記電子部品を前記基板材料に向けて押圧するとともに
前記接着材料を加熱する加熱部とを備える。
【0028】請求項20に記載の発明は、請求項19に
記載の実装システムであって、前記所定の経路上におい
て前記第1取付部から前記第2取付部に向かって順に、
前記基板材料にはんだ成分を有する他の接着材料を付与
するもう一つの付与部と、前記基板材料上の前記他の接
着材料が付与された位置に他の電子部品を装着するもう
一つの装着部と、前記他の接着材料を加熱するもう一つ
の加熱部とをさらに備える。
【0029】請求項21に記載の発明は、請求項20に
記載の実装システムであって、前記第1取付部から前記
第2取付部に向かって順に、前記付与部、前記装着部、
前記加熱部、前記もう一つの付与部、前記もう一つの装
着部および前記もう一つの加熱部が配置される。
【0030】請求項22に記載の発明は、請求項20ま
たは21に記載の実装システムであって、前記所定の経
路に沿って前記加熱部の両側において前記基板材料を保
持する保持手段をさらに備える。
【0031】請求項23に記載の発明は、可撓性を有す
る基板に電子部品を実装する実装システムであって、接
着材料を介して電子部品が装着された基板を保持すると
ともに前記電子部品の位置に対応する開口が形成された
保持部材と、前記開口に挿入される第1部材と、前記第
1部材の先端と対向して配置される第2部材と、前記第
1部材と前記第2部材との間隔を狭めることにより、前
記電子部品を前記基板に向けて押圧する駆動手段とを有
する。
【0032】請求項24に記載の発明は、請求項23に
記載の実装システムであって、前記保持部材に前記基板
が保持された状態で前記基板を搬送する搬送機構をさら
に備える。
【0033】
【発明の実施の形態】<1. 第1の実施の形態>図1
は本発明の第1の実施の形態に係る実装システム1の全
体構成を示す図である。実装システム1は携帯電話やP
DA用の可撓性を有する基板(いわゆる、FPC)に、
ベアICチップ、抵抗、コンデンサ、小型液晶パネル等
を実装するシステムである。
【0034】図1では、右側が実装処理の上流となって
おり、左側が下流となっている。実装システム1は上流
から順に、トレイ91から基板を取り出してパレット8
に載置するローダ11、基板に形成された配線をドライ
洗浄する洗浄装置12、基板にICチップを実装するI
C実装装置13、はんだ成分を有する接着材料を用いて
基板に抵抗やコンデンサ等の小型の電子部品(以下、
「小型部品」という。)を実装する小型部品実装装置1
4、および、基板をパレット8からトレイ92に移載す
るアンローダ15が配置される。また、さらに下流には
小型の液晶ディスプレイを基板に実装(接合)するLC
D実装装置16が配置される。
【0035】図1に示すように、ローダ11からアンロ
ーダ15までの間には、パレット8を搬送するコンベア
が設けられており、基板はパレット8に保持された状態
で搬送され、パレット8に保持された状態で洗浄、接着
材料の付与、電子部品の装着、接着材料の固化等の電子
部品の実装に係る各種処理が施される。
【0036】図2は、パレット8の形状を示す平面図で
ある。パレット8は略板状となっており、図2中に二点
鎖線にて示すように1つのパレット8には2つの基板9
が載置されて保持される。パレット8には、パレット8
を貫通する2つの開口81が形成されており、これらの
開口81は基板9のICチップが実装される領域に対応
して形成されている。
【0037】また、パレット8には樹脂製の粘着部材8
2が埋め込まれており、基板9がパレット8に載置され
る際に基板9の端部が粘着部材82に密着されることに
より、粘着部材82が基板9の端部を保持する。
【0038】図3は、実装システム1により各種電子部
品が実装された後の基板9を示す図である。基板9に
は、液晶パネルの表示や電力供給を制御するための2種
類のICチップ971,972がIC実装装置13によ
り実装され、ICチップ971,972の周囲には、小
型部品実装装置14により抵抗やコンデンサといった多
数の小型部品973が実装される。さらに、LCD実装
装置16により基板9の端部において液晶パネル98が
実装(接合)される。なお、LCD実装装置16に供給
される液晶パネル98には予めドライバIC981が実
装されている。
【0039】次に、実装システム1の各装置の構成およ
び動作について説明する。
【0040】図1に示すようにローダ11にはトレイ9
1に収容された状態で基板9が搬入され、パレット8も
トレイ91の近くに搬入される。ローダ11は移載ロボ
ット111を有しており、移載ロボット111がパレッ
ト8を洗浄装置12から突出するコンベア121上に移
載する。その後、移載ロボット111がトレイ91から
パレット8上に基板9を移載する。
【0041】洗浄装置12には、チャンバ内を減圧した
上ででプラズマを用いた洗浄を行うドライ洗浄部122
を有しており、コンベア121を搬送されてきた基板9
が別途設けられた移載ロボット(図示省略)によりパレ
ット8ごとチャンバ内に移載されて基板9上に形成され
た配線の洗浄が行われる。基板9にドライ洗浄が行われ
るのは、基板9上の配線が50μm程度まで狭ピッチ化
されており、これに伴い配線パターンを形成する際に配
線上に残留する塩素成分の除去が不可欠となったからで
ある。また、洗浄には有機溶剤を用いるウェット洗浄も
利用可能であるが、環境汚染の問題を考慮して実装シス
テム1ではドライ洗浄が採用されている。
【0042】ドライ洗浄が完了した基板9は移載ロボッ
トによりチャンバから取り出され、コンベア121から
IC実装装置13のコンベア131へと渡される。実装
システム1では、洗浄装置12とIC実装装置13とが
隣接して配置され、これらの装置の間ではコンベア12
1とコンベア131とによる自動搬送が行われるため、
実装済基板の生産性の向上が実現される。また、実装シ
ステム1の設置に必要な床面積の削減も図られる。
【0043】図4はIC実装装置13の構成を示す平面
図である。IC実装装置13のコンベア131上にはパ
レット8の移載を行う移載ロボット132が配置されて
おり、IC実装装置13の中央にはパレット8が載置さ
れるインデックステーブル部133が設けられる。イン
デックステーブル部133の周囲には、導電性粒子を含
む接着材料を基板9に付与する付与部134、2種類の
ICチップ971,972(図3参照)を基板9上の接
着材料が付与された部位に装着する装着部135、およ
び、接着材料を固化させることによりICチップ97
1,972を基板9に固着させる固化部136が配置さ
れる。
【0044】IC実装装置13では付与部134、装着
部135および固化部136が1つの基台130(図1
参照)上に配置されるため、これらの構成のそれぞれ、
または、いずれかを別個の基台上に配置する場合よりも
占有床面積が削減される。すなわち、実装システム1の
小型化を考慮した構成とされている。
【0045】図5は、インデックステーブル部133を
示す図である。インデックステーブル部133では、円
盤状のインデックステーブル1331が矢印133Rに
て示すように中心軸(紙面に垂直な方向を向く中心軸)
を中心に回転可能に支持され、インデックステーブル1
331下方の回転機構1332により回転制御される。
また、インデックステーブル1331上にはパレット8
が載置される4つの保持台1333が固定される。
【0046】以下、図4および図5を参照ながらIC実
装装置13の動作について説明する。コンベア131の
搬送によりパレット8が移載ロボット132の下方に位
置すると、移載ロボット132により移載ロボット13
2に対向する位置(以下、「移載位置」という。)13
2aに位置する保持台1333上にパレット8が移載さ
れる。
【0047】その後、インデックステーブル1331が
90°回転し、パレット8は付与部134に対向する位
置(以下、「付与位置」という。)134aに位置す
る。付与部134は、導電性粒子を含む接着材料を基板
9に向けて吐出するノズル1341、および、ノズル1
341を移動させるロボットを有し、パレット8上の基
板9に接着材料を付与する。
【0048】基板9に接着材料が付与されると、インデ
ックステーブル1331がさらに90°回転し、次に装
着部135に対向する位置(以下、「装着位置」とい
う。)135aへとパレット8が搬送される。装着部1
35は、ICチップを吸着保持するヘッドをロボットが
移動させる構造となっており、トレイ931からICチ
ップ971を取り出して装着位置135aに位置するパ
レット8上の基板9にICチップ971が装着される。
なお、ICチップ971は基板9上の接着材料が付与さ
れた位置に装着される。
【0049】1つのICチップ971の装着が完了する
と、装着部135はトレイ932から別の種類のICチ
ップ972を取り出し、基板9上の接着材料が付与され
たもう一つの位置に装着する。
【0050】2種類のICチップ971,972の装着
が行われると、インデックステーブル1331がさらに
90°回転し、パレット8が固化部136に対向する位
置(以下、「固化位置」という。)136aに位置す
る。固化部136は加熱された圧着ヘッド1361、お
よび、圧着ヘッド1361を昇降させる駆動部1362
を有し、圧着ヘッド1361が下降することによりIC
チップ971,972が基板9側へと押圧される。この
とき、ICチップ971,972を介して接着材料が加
熱され、接着材料が固化する。さらに、接着材料に含ま
れる導電性粒子が基板9上の配線とICチップ971,
972の電極との間で押し潰され、ICチップ971,
972と基板配線とが電気的に接続される。
【0051】その後、インデックステーブル1331が
さらに90°回転し、パレット8が移載位置132aへ
と戻される。移載位置132aではパレット8がコンベ
ア131へと戻され、次のパレット8がコンベア131
からインデックステーブル1331上の保持台1333
へと移載される。
【0052】なお、上記動作説明は1つのパレット8に
注目したものであるが、各構成による移載および処理は
4つの保持台1333に対して同時に行われる(後述の
小型部品実装装置14においても同様)。
【0053】図6は保持台1333の構造を示す図であ
る。保持台1333は上下に貫通する2つの開口133
4を有し、開口の周囲には真空吸着用の穴1335が形
成される。穴1335はパイプ1336を介して図示し
ない吸引装置に接続される。保持台1333にパレット
8が載置されると穴1335から吸引が行われ、パレッ
ト8が保持台1333に保持される。
【0054】図5に示す付与位置134a、装着位置1
35aおよび固化位置136aの下方には、図6に示す
ようにIC実装装置13の基台130(図1参照)上に
固定された固定台138が配置される。固定台138の
上部には2つの突起部1381が形成されている。
【0055】インデックステーブル1331が回転する
際には、インデックステーブル1331が僅かに上方に
持ち上げられる。その後、インデックステーブル133
1の各保持台1333が所定の位置に位置するとインデ
ックステーブル1331が下降する。これにより、付与
位置134a、装着位置135aおよび固化位置136
aに位置する保持台1333の開口1334に固定台1
38の突起部1381が挿入される。さらに、突起部1
381はパレット8の開口81にも挿入される。その結
果、基板9の下面はパレット8の上面および突起部13
81の上面と接することとなる。
【0056】図7は、固化位置136aにおいて突起部
1381が保持台1333およびパレット8に挿入され
た様子を示す断面図である。基板9上の2つのICチッ
プ971,972が装着された位置の下方には突起部1
381の上面が位置し、圧着ヘッド1361は突起部1
381の先端と対向する位置に配置される。駆動部13
62(図4参照)の作用により圧着ヘッド1361が下
降して圧着ヘッド1361と突起部1381との間隔が
狭められると、ICチップ971,972は圧着ヘッド
1361と突起部1381とにより挟まれ、ICチップ
971,972が基板9側へと押圧される。これによ
り、ICチップ971,972と基板9との間に存在す
る接着材料974の導電性粒子が潰れてICチップ97
1,972と基板9とを電気的に接合される。また、接
着材料は圧着ヘッド1361内のヒータ1363からの
熱を受けて固化(硬化)する。
【0057】このように、IC実装装置13ではICチ
ップ971,972の実装が突起部1381と圧着ヘッ
ド1361とに挟まれることにより行われるため、突起
部1381の上面と圧着ヘッド1361の下面との平面
度や平行度を高めることにより、パレット8上面の僅か
な凹凸や保持台1333と圧着ヘッド1361との姿勢
関係の誤差の影響を受けることなく精度の高い実装が実
現される。その結果、ICチップ971,972および
基板9の狭ピッチの配線間において適切な接合が実現さ
れる。なお、付与位置134aや装着位置135aにも
可撓性を有する基板9に適切な処理を行うために固定台
138が配置されるが、固化位置136aにおける精度
よりも低い精度にて突起部1381が形成されてよい。
【0058】IC実装装置13にてICチップ971,
972が実装された基板9は図1に示すようにパレット
8に保持された状態でコンベア131から小型部品実装
装置14のコンベア141へと渡される。実装システム
1では、IC実装装置13と小型部品実装装置14とが
隣接して配置され、これらの装置の間ではコンベア13
1とコンベア141とによる自動搬送が行われるため、
実装済基板の生産性の向上が実現される。また、実装シ
ステム1の設置に必要な床面積の削減も図られる。
【0059】図8は、小型部品実装装置14の構成を示
す平面図である。小型部品実装装置14は、コンベア1
41上に移載ロボット142を有し、移載ロボット14
2と対向する位置にIC実装装置13と同様のインデッ
クステーブル部133を有する。なお、インデックステ
ーブル部133は図5に示したものと同様であるため、
以下の説明においてインデックステーブル部133に係
る部分は図5を参照しながら説明を行う。
【0060】インデックステーブル部133の周囲に
は、基板9にはんだ成分を有するクリーム状の接着材料
を付与する付与部144、基板9に付与された接着材料
上に抵抗やコンデンサ等の小型部品973(図3参照)
を装着する装着部145、および、接着材料に光を照射
してはんだ成分を溶融させる加熱部146が配置され
る。なお、加熱部146は、接着材料の加熱の後に自然
冷却または強制冷却により接着材料の温度を下げて固化
させ、小型部品973を基板9に固着させる役割も果た
す。
【0061】小型部品実装装置14では、IC実装装置
13と同様に、付与部144、装着部145および加熱
部146が1つの基台140(図1参照)上に配置され
るため、これらの構成のそれぞれ、または、いずれかを
別個の基台上に配置する場合よりも占有床面積が削減さ
れる。すなわち、実装システム1の小型化を考慮した構
成とされている。
【0062】コンベア141によりパレット8が移載ロ
ボット142の下方に位置すると、パレット8は移載ロ
ボット142により図5に示す移載位置132aに位置
する保持台1333上に移載される。その後、インデッ
クステーブル1331が90°回転し、パレット8は付
与位置134aに位置する。
【0063】付与部144は、はんだ成分を有する接着
材料を基板9に向けて吐出するノズル1441、およ
び、ノズル1441を移動させるロボットを有し、基板
9上の小型部品973が実装される位置に接着材料を付
与する。
【0064】基板9に接着材料が付与されると、IC実
装装置13の場合と同様に、インデックステーブル13
31がさらに90°回転し、パレット8が装着位置13
5aに位置する。装着部145は、多数の小型部品97
3を吸着保持するヘッドをロボットが移動させる構造と
なっている。小型部品973はリールに捲回されたテー
プに保持された状態で部品カセット94に収納されてお
り、部品カセット94から引き出されるテープからヘッ
ドが小型部品973を受け取り、基板9上の接着材料が
付与された位置に装着する。
【0065】小型部品973の装着が完了すると、イン
デックステーブル1331がさらに90°回転し、パレ
ット8が固化位置136aに位置する。加熱部146は
ビームを出射するビーム照射部1461を有し、基板9
にビームが照射されることにより接着材料が加熱されて
溶融し、その後、自然冷却または強制冷却により接着材
料が固化される。
【0066】続いて、インデックステーブル1331が
さらに90°回転し、パレット8が移載位置132aへ
と戻される。移載位置132aではICチップ971,
972および小型部品73が実装済みの基板9を保持す
るパレット8がコンベア141へと戻され、次のパレッ
ト8がコンベア141から保持台1333へと移載され
る。
【0067】なお、小型部品実装装置14においても付
与部144、装着部145および加熱部146に対応す
る位置の基台140(図1参照)上には図6に示す固定
台138が設けられており、保持台1333が付与位置
134a、装着位置135aおよび固化位置136aに
位置する際には、固定台138の突起部1381が保持
台1333およびパレット8の開口に挿入される。これ
により、基板9の下面全体が剛性を有する部材と対向す
ることとなり、接着材料の付与、小型部品973の装
着、並びに、接着材料の加熱および固化が適切に行われ
る。
【0068】図1に示すように、小型部品実装装置14
のコンベア141はアンローダ15まで伸びており、I
Cチップ971,972および小型部品973が実装さ
れた基板9はコンベア141によりアンローダ15内部
まで搬送される。アンローダ15は移載ロボット151
を有しており、移載ロボット151がパレット8から基
板9を取り出してトレイ92に収納する。また、パレッ
ト8もコンベア141から所定の場所に移載される。
【0069】以上、実装システム1の前半部分の装置構
成について説明してきたが、実装システム1では、洗浄
装置12、IC実装装置13および小型部品実装装置1
4が隣接配置され、これらの装置間では基板9が自動搬
送されることから、実装済基板の生産性の向上および実
装システム1の小型化が実現される。また、これらの装
置を隔離配置した場合には装置間に仕掛基板が滞留する
こととなるが、実装システム1ではそのような仕掛基板
も大幅に削減される。
【0070】また、洗浄装置12、IC実装装置13お
よび小型部品実装装置14では、基板9の搬送、並び
に、基板9に対する洗浄、接着材料の付与、電子部品の
装着、接着材料の加熱や固化等の各種処理がパレット8
上にて行われるため、可撓性を有する基板9の取り扱い
を容易に行うことができる。すなわち、可撓性を有する
基板9を直接保持するには剛性の高い基板を取り扱う場
合に比べて様々な対策が必要となるが、実装システム1
では少なくとも洗浄装置12から小型部品実装装置14
に至る経路において基板9を直接ハンドリングする必要
がないため、装置構成の簡素化および歩留まりの向上を
図ることができる。
【0071】IC実装装置13および小型部品実装装置
14では、実装に係る構成がインデックステーブルの周
囲に配置されるため、これらの構成を直線上に配置する
場合に比べて装置の小型化、すなわち、実装システム1
の小型化を図ることが実現される。
【0072】このようなインデックステーブルを用いた
小型化は接着材料をノズルから吐出するという手法によ
り付与部が小型化されることにより容易に実現される。
従来のように導電性粒子を含むシートを接着材料として
利用したり、はんだ成分を有する接着材料を印刷手法を
用いて付与する場合、付与部の構成はどうしても大型化
せざるを得ないが、実装システム1では接着材料をノズ
ルから基板9に向けて吐出することにより、ノズルおよ
びロボットからなる簡単な構成により接着材料の付与が
実現され、付与部の小型化が実現されている。
【0073】また、小型部品実装装置14でははんだ成
分を有する接着材料を光ビームを用いて加熱するため、
局所的な加熱を容易に行うことが実現される。その結
果、実装済基板の品質を高めることができる。
【0074】さらに、インデックステーブルを利用する
ことにより、IC実装装置13と小型部品実装装置14
とは非常に似た構成とされる。したがって、設備設計の
際には、IC実装装置13と小型部品実装装置14との
基本的設計を同一とすることができる。その結果、実装
システム1の設計(機構設計のみならず制御系の設計も
含む。)および組み立てに要するコストの削減を図るこ
とができる。
【0075】なお、実装システム1ではIC実装装置1
3の下流に小型部品実装装置14が配置される。これに
より、小型部品の実装の際に飛散するフラックス等がI
Cチップの実装に悪影響を与えてしまうことが防止さ
れ、実装済基板の品質および歩留まりの向上が図られ
る。
【0076】次に、実装システム1の後半の処理に係る
LCD実装装置16について説明する。アンローダ15
において基板9を収容したトレイ92が所定量に達する
と、作業者によりトレイ92がLCD実装装置16へと
搬送される。図9はLCD実装装置16の構成を示す平
面図である。なお、図1においても図9に対応する一部
の構成には同符号を付している。
【0077】LCD実装装置16には基板9を収容する
トレイ92の他に、液晶パネルを収容するトレイ95も
運び込まれる。トレイ95,92のそれぞれに対応して
LCD実装装置16には2つの移載ロボット1611,
1612が設置されており、さらに、2つの移載ロボッ
ト1611,1612のそれぞれに対応して2つのスラ
イダ1621,1622および2つのドライ洗浄部16
3が設けられる。なお、図3に示すように、基板9に実
装される前の液晶パネル98は既にドライバIC981
が実装されている。
【0078】スライダ1621,1622は、保持板1
623がレール1624上をスライド移動する構成とな
っており、ドライ洗浄部163は大気圧雰囲気下にてプ
ラズマを用いた洗浄を行う装置となっている。液晶パネ
ル98は移載ロボット1611によりトレイ95からス
ライダ1621の保持板1623に移載され、液晶パネ
ル98がレール1624に沿って移動する間にドライ洗
浄部163により液晶パネル98の配線が洗浄される。
基板9も移載ロボット1612によりトレイ92からも
う一方のスライダ1622の保持板1623に移載さ
れ、レール1624に沿って移動する間にもう一つのド
ライ洗浄部163により基板9の配線(すなわち、パネ
ル接合部)が洗浄される。なお、液晶パネル98はドラ
イ洗浄により洗浄されることが好ましいが、ウェット洗
浄により洗浄されてもよい。さらに、ドライ洗浄とウェ
ット洗浄とが併用されてもよい。
【0079】LCD実装装置16のおよそ中央には、イ
ンデックステーブル部165が設けられており、インデ
ックステーブル部165の周囲には、スライダ1621
から液晶パネル98を受け取る移載ロボット1641、
液晶パネル98に導電性粒子を含む接着材料を付与する
付与部166、スライダ1622から基板9を受け取る
移載ロボット1642、および、接着材料を固化させる
ことにより基板9への液晶パネル98の実装(接合)を
行う固化部167が配置される。
【0080】図10はインデックステーブル部165の
構成を示す図である。インデックステーブル部165は
IC実装装置13と同様に、インデックステーブル16
51が中央の回転機構1652により回転制御される。
また、インデックステーブル1651上には4つの保持
台1653が固定される。これらの保持台1653には
吸引用の穴が複数設けられており、液晶パネル98や基
板9が直接載置されて保持される。インデックステーブ
ル1651が回転することにより、保持台1653は移
載ロボット1641と対向する位置(以下、「第1移載
位置」という。)164a、付与部166と対向する位
置(以下、「付与位置」という。)166a、移載ロボ
ット1642と対向する位置(以下、「第2移載位置」
という。)164b、および、固化部167と対向する
位置(以下、「固化位置」という。)167aに順に位
置する。なお、図10では、液晶パネル98が実装され
た最終基板に符号90を付している。
【0081】以下、図9および図10を参照しながらイ
ンデックステーブル部165に係る動作について説明す
る。
【0082】まず、移載ロボット1641により、液晶
パネル98がスライダ1621から第1移載位置164
aに位置する保持台1653に移載される。その後、イ
ンデックステーブル1651が90°回転し、液晶パネ
ル98が付与位置166aへと搬送される。
【0083】付与部166は、IC実装装置13の付与
部134と同様に、導電性粒子を含む接着材料を吐出す
るノズル1661を有しており、液晶パネル98の縁に
接着材料を付与する。続いてインデックステーブル16
51が90°回転することにより液晶パネル98が第2
移載位置164bに位置し、移載ロボット1642が基
板9をスライダ1622から保持台1653に移載す
る。このとき、液晶パネル98の縁に付与された接着材
料上に基板9の縁の配線が重ね合わされる。
【0084】インデックステーブル1651はさらに9
0°回転し、基板9および液晶パネル98は固化位置1
67aへと搬送される。固化部167は液晶パネル98
の縁に沿って長い圧着ヘッド1671を有しており、圧
着ヘッド1671が下降することにより液晶パネル98
と基板9とが圧着される。このとき、接着材料中の導電
性粒子が押し潰されることにより液晶パネル98の配線
と基板9の配線とが電気的に接続される。また、圧着ヘ
ッド1671はヒータにより加熱されており、接着材料
が加熱されて固化する。その結果、基板9と液晶パネル
98とが物理的に結合される。
【0085】液晶パネル98が実装された最終的な基板
90は、インデックステーブル1651が90°回転す
ることにより第1移載位置164aへと搬送される。こ
こで、移載ロボット1641が基板90を保持台165
3から受け取り、所定の載置台168に載置する。そし
て、移載ロボット1641は新たな液晶パネル98をス
ライダ1621から保持台1653へと移載する。
【0086】なお、上記動作説明は1つの保持台165
3に注目したものであるが、各構成による移載および処
理は4つの保持台1653に対して同時に行われる。
【0087】載置台168上の基板90は、移載ロボッ
ト169によりトレイ96へと搬送され、収容される。
【0088】以上、LCD実装装置16の構成について
説明したが、LCD実装装置16では、2つのドライ洗
浄部163と実装に係る構成とが1つの基台160(図
1参照)上に配置されるため、ドライ洗浄部163を別
個の基台上に配置して1つの装置として設ける場合より
も占有床面積の削減を図ることができる。その結果、小
型の液晶パネルの製造に適したLCD実装装置16とす
ることができるとともに実装システム1全体の小型化も
実現される。
【0089】さらに、IC実装装置13や小型部品実装
装置14と同様に、インデックステーブル1651を用
いて実装を行うことにより、実装システム1のさらなる
小型化を図ることも実現される。
【0090】また、LCD実装装置16では、ドライ洗
浄部163から第1移載位置164aに基板9を搬送す
る移載ロボット1641の搬送方向(正確には、主たる
搬送方向であり、移載ロボット1642についても同
様。)と、もう1つのドライ洗浄部163からインデッ
クステーブル1651上において第1移載位置164a
に対向する第2移載位置164bに液晶パネル98を搬
送する移載ロボット1642の搬送方向とがほぼ同方向
とされるため、トレイ92およびトレイ95の配置を近
接させて取り扱いを容易とすることができ、さらに、基
台160の占有床面積を小さく抑えることができる。
【0091】以上に説明してきたように、実装システム
1は小型の基板の取り扱いに適したものとされており、
さらに、基板の製造コスト、製造時間および仕掛基板の
削減も実現される。
【0092】<2. 第2の実施の形態>図11は、第
1の実施の形態におけるローダ11、洗浄装置12、I
C実装装置13、小型部品実装装置14およびアンロー
ダ15からなる実装システム(図1に示す実装システム
1の一部)の他の形態を示す図である。図11では、I
C実装装置13aおよび小型部品実装装置14aが隣接
配置されるのみの構成となっており、IC実装装置13
aが第1の実施の形態におけるローダ11および洗浄装
置12の機能を兼ね備え、小型部品実装装置14aがア
ンローダ15の機能を兼ね備える。
【0093】すなわち、IC実装装置13aの1つの基
台130a上には実装に係る構成以外に移載ロボット1
11およびドライ洗浄部122が配置され、移載ロボッ
ト111がパレット8をコンベア131に載置するとと
もに基板9をトレイ91からパレット8に移載する。ま
た、小型部品実装装置14aの1つの基台140a上に
は実装に係る構成以外に移載ロボット151が配置さ
れ、移載ロボット151が実装済基板9をトレイ92に
移載するとともにパレット8をコンベア141から取り
除く。
【0094】このように、実装システム1における装置
の一体化はさらに行われてもよく、これにより、実装シ
ステム1の小型化がさらに図られる。その結果、実装に
要する時間が短縮され、生産性の向上をさらに図ること
ができる。
【0095】<3. 第3の実施の形態>図12は、I
C実装装置の他の形態を示す平面図である。なお、図1
2において第1の実施の形態に係るIC実装装置13と
同様の構成に同符号を付している。
【0096】図12に示すIC実装装置13bでは、第
1の実施の形態に係るIC実装装置13の装着部135
および固化部136に代えて2つの移載ロボット137
1,1372が配置され、トレイ932の位置が大幅に
変更されているという点で相違している。その他の構成
および配置は第1の実施の形態と同様となっている。
【0097】移載ロボット1371,1372は、IC
チップを保持するヘッド1373が圧着ヘッドとしての
役割も果たす。すなわち、移載ロボット1371はトレ
イ931から1つ目のICチップ971を取り出して移
載ロボット1371と対向する位置に位置する保持台1
333上の基板9にICチップ971を装着するととも
に、ICチップ971を基板9側へと押圧する。さら
に、ヘッド1373はヒータにより加熱されており、接
着材料が固化してICチップ971が基板9に固着され
る。その結果、ICチップ971が物理的かつ電気的に
基板9に実装される。
【0098】移載ロボット1372も同様にトレイ93
2から2つ目のICチップ972を取り出して移載ロボ
ット1372と対向する位置に位置する保持台1333
上の基板9にICチップ972を装着するとともに、I
Cチップ972を基板9側へと押圧して接着材料を加熱
する。これにより、2つ目のICチップ972の実装が
行われる。
【0099】このように、IC実装装置13bでは図5
に示した位置135a,136aの双方が電子部品であ
るICチップの装着および接着材料の固化を行うための
位置となっている。したがって、2つの移載ロボット1
371,1372の構成をほぼ同様のものとすることが
でき、IC実装装置13bにおける部品の共通化を行う
ことによる製造コストの削減が実現される。
【0100】<4. 第4の実施の形態>図13は、互
いに隣接配置されるIC実装装置23および小型部品実
装装置24より構成される実装システム(図1に示す実
装システム1の一部)の他の形態を示す図である。図1
3において可撓性を有するテープ状の基板材料993が
電子部品の実装対象となっており、基板材料993上に
は回路配線が形成されている。すなわち、図13に示す
実装システムでは、1つの基板は基板材料993上の回
路配線が形成された1つの領域に相当し、テープ状の基
板材料993は実質的に複数の基板がテープ状に配置さ
れた材料となっている。
【0101】基板材料993はリール991に巻き付け
られた状態でIC実装装置23の取付部2311に取り
付けられる。そして、リール991から引き出された基
板材料993はIC実装装置23および小型部品実装装
置24内部を通ってリール992に巻き取られる。リー
ル992は小型部品実装装置24内の所定位置に設けら
れた取付部2411に取り付けられる。
【0102】IC実装装置23では基板材料993の搬
送経路に沿って、リール991側からリール992側に
向かって(すなわち、取付部2311から取付部241
1に向かって)順に、基板材料993にテンションを与
えるテンション付与部2312、導電性粒子を含む接着
材料を基板材料993に付与する付与部234、ICチ
ップを接着材料上に装着する装着部235、および、I
Cチップを基板材料993へと押圧するとともに接着材
料を加熱してICチップを基板材料993に固着させる
固化部236が順に配置される。これらの構成の間には
多数のローラが配置され、基板材料993を所定の経路
に沿って案内する案内機構2313が構成される。
【0103】付与部234、装着部235および固化部
236の構成は基板材料993がテープ状であるという
点を除いて第1の実施の形態に係るIC実装装置13と
同様である。また、これらの構成は1つの基台230上
に配置され、これらの構成を個別に設ける場合に比べて
実装システムの小型化が図られている。
【0104】小型部品実装装置24では基板材料993
の搬送経路に沿って、リール991側からリール992
側に向かって順に、はんだ成分を有する接着材料を基板
材料993に付与する付与部244、小型部品を接着材
料上に装着する装着部245、接着材料にビームを照射
して接着材料を溶融させる加熱部246、実装済みの基
板材料993から1枚の基板に相当する部分を金型を用
いて打ち抜く打抜部2421、および、基板材料993
にテンションを与えるテンション付与部2412が順に
配置される。これらの構成の間には多数のローラが配置
され、基板材料993を所定の経路に沿って案内する案
内機構2413が構成される。打抜部2421にて打ち
抜かれた基板は移載ロボット2422によりトレイ92
に移載される。その後、図1に示すLCD実装装置16
へと搬送され、液晶パネル98が実装される。
【0105】付与部244、装着部245および加熱部
246の構成も基板材料993がテープ状であるという
点を除いて第1の実施の形態に係る小型部品実装装置1
4と同様である。また、これらの構成は1つの基台24
0上に配置される。したがって、IC実装装置23と同
様に、これらの構成を個別に設ける場合に比べて実装シ
ステムの小型化が図られる。
【0106】また、図13に示すIC実装装置23およ
び小型部品実装装置24では、個別に実装済みの基板材
料993を巻き取るのではなく、IC実装装置23のリ
ール991から引き出された基板材料993がそのまま
小型部品実装装置24へと導かれ、ICチップおよび小
型部品の実装が連続的に行われる。換言すれば、図13
に示す実装システムでは、リール991からリール99
2に至る経路上に、付与部234、装着部235、固化
部236、付与部244、装着部245および加熱部2
46が順に配置されるため、基板の生産能力を高めるこ
とが実現される。
【0107】なお、IC実装装置23と小型部品実装装
置24とが1つの装置(すなわち、1つの基台のみを有
する装置)として構築されてもよい。
【0108】図13においてIC実装装置23が小型部
品実装装置24の上流に配置されるのは第1の実施の形
態と同様にICチップの実装における基板の品質および
歩留まりを向上するためである。また、図13ではドラ
イ洗浄部が設けられていないが、基板材料993は予め
洗浄された上で密閉包装されてIC実装装置23に搬入
されるようになっている。
【0109】図14はIC実装装置23の固化部236
を拡大して示す図である。固化部236では圧着ヘッド
2361が下降することによりICチップ971aおよ
び基板材料993が圧着ヘッド2361および固定台2
362に挟まれ、ICチップ971aが基板材料993
側へと押圧されることにより、基板材料993上の接着
材料に含まれる導電性粒子がICチップ971aの端子
と基板材料993上の配線との間で押し潰される。これ
によりICチップ971aの端子と基板材料993上の
配線とが電気的に接続される。また、圧着ヘッド236
1はヒータにより加熱されており、ICチップ971a
を介して接着材料が加熱されることにより接着材料が固
化する。なお、ICチップは第1の実施の形態のように
複数であってもく、図14では1つのICチップ971
aのみを図示している。
【0110】ところで、ポリイミド等の樹脂により形成
されている基板材料993は、加熱により若干膨張す
る。したがって、基板材料993上の配線は膨張した際
にICチップ971aの裏面に形成されている多数の端
子と一致するピッチにて予め形成されている。一方で、
基板材料993には図13に示すテンション付与部23
12,2412によりテンションが付与されており、仮
にテンションが付与された状態で基板材料993が膨張
すると、図14における左右方向のいずれの方向にどれ
だけ基板材料993が膨張するのか予測が困難となる。
【0111】そこで、固化部236には搬送経路に沿っ
て圧着ヘッド2361の両側(リール991側およびリ
ール992側)に基板材料993を保持するチャック2
364が配置される。そして、ICチップ971aが基
板材料993に圧着される際には基板材料993の上下
に配置されたチャック部材2365が基板材料993を
挟み込むことにより基板材料993の膨張がおよそIC
チップ971aの中央から対称に生じるようにされる。
これにより、ICチップ971aの安定した接合が実現
される。
【0112】以上のように、図13に示す実装システム
では、テープ状の基板材料993を用いてICチップ9
71aおよび小型部品の実装が一貫して行われるように
なっており、基板の取り扱いが容易になるとともに電子
部品の実装を効率よく行うことができる。また、ICチ
ップ971aの実装は1つの基台230上において行わ
れ、小型部品の実装も1つの基台240上において行わ
れるため、実装システムの小型化が図られる。
【0113】<5. 変形例>以上、本発明に係る実施
の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形
態に限定されるものではなく、様々な変形が可能であ
る。
【0114】上記実施の形態では、図1に示す装置構成
全体を実装システム1と呼んだが、個々の装置あるいは
幾つかの装置の組合せが実装システムとして捉えられて
もよい。そして、図1に示す実装システム1の一部の装
置が独立した実装システムとして使用されてもよい。
【0115】上記第1ないし第3の実施の形態では可撓
性を有する基板9が取り扱われるが、基板9は可撓性を
有しないものであってもよい。
【0116】また、小型部品実装装置において小型の電
子部品が装着されると説明したが、必ずしも小型の電子
部品に限定されるものではなく、例えば、可変抵抗や可
変コンデンサ等の実装が行われてもよい。
【0117】上記第1の実施の形態では、ICチップ9
71,972の実装の前に減圧環境下にてプラズマを用
いたドライ洗浄が行われ、液晶パネル98の実装の前に
大気圧環境下にてプラズマを用いたドライ洗浄が行われ
るが、ドライ洗浄の種類はこれらに限定されるものでは
ない。
【0118】上記実施の形態では、導電性粒子を含む熱
硬化性を有する接着材料としてペースト状のものをノズ
ルから吐出するようにしているが、導電性粒子を含むフ
ィルムが接着材料として利用されてもよい。さらには、
ICチップの裏面にバンプ形成等を行うことにより、導
電性粒子を含まない熱硬化性を有する接着材料を用いて
実装が行われてもよい。
【0119】上記実施の形態では複数の構成が1つの基
台に配置されることにより実装システムの小型化および
仕掛基板の削減が図られるようになっているが、複数の
部材を結合することにより1つの基台が作成されてもよ
い。すなわち、基台とは分離を前提としない装置の単位
に相当する。
【0120】上記実施の形態では、はんだ成分を有する
接着材料がビーム(いわゆる、ソフトビーム)により加
熱され、これにより最終的には固化されるが、接着材料
を加熱する際に接着材料に向けて光を出射する光源は他
のものであってもよい。例えば、ガスレーザや半導体レ
ーザを用いてレーザ光が接着材料に照射されてもよい。
さらには、加熱方法として他の手法を用いることも可能
であり、ヒータが組み込まれたホットプレートを用いて
接着材料の溶融が行われてもよい。
【0121】また、はんだ成分を有する接着材料を加熱
する機構が大きい場合(例えば、リフローやホットプレ
ートにより接着材料を溶融させる場合)には、小型部品
実装装置14において加熱部146が基台140a上の
インデックステーブル1331から離れた位置に別途配
置されてもよい。
【0122】上記第1ないし第3の実施の形態では、パ
レット8はコンベアにより搬送されるが、搬送はどのよ
うな手法により行われてもよく、ロボットやスライダが
用いられてもよい。さらには、LCD実装装置16のよ
うにパレット8を用いることなく基板9の搬送が行われ
てもよい。
【0123】上記第1ないし第3の実施の形態ではイン
デックステーブルを用いた搬送を示したが、インデック
ステーブルは円盤状のものに限定されるものではなく、
例えば、回転する部材として回転機構の中心から複数の
方向にアームが伸びた形状のものが用いられ、アームの
先端に基板9が保持されてもよい。
【0124】LCD実装装置16では2つのドライ洗浄
部163が配置されるが、これらは一体化されてもよ
い。さらに、これらのドライ洗浄部163は実質的に1
つの洗浄部とされてもよく、この場合、液晶パネル98
と基板9とが順に洗浄される。
【0125】上記実施の形態では、パレット8は基板9
を樹脂製の粘着部材82を用いて密着保持するが、パレ
ット8は任意の手法により基板9を保持してよい。例え
ば、パレット8がメカニカルに基板9を保持してもよ
い。パレット8が保持台1333に保持される手法も真
空吸着に限定されるものではなく、位置決めピンを用い
る等してメカニカルに保持されてもよい。
【0126】上記第4の実施の形態では、基板材料99
3が打抜部2421により打ち抜かれることにより基板
が取り出されるが、打ち抜かれることなくリール992
に巻き取られてもよい。この場合、液晶パネル98を実
装する前に別途打ち抜かれる。
【0127】また、上記第4の実施の形態では、チャッ
ク2364により基板材料993が保持されるが、基板
材料993の保持は他の手法により行われてもよい。例
えば、基板材料993を上下から挟む2対のローラを固
化部236の両側に配置し、ローラの回転を止めること
により基板材料993が保持されてもよい。
【0128】上記実施の形態におけるLCD実装装置1
6では、液晶パネル98を基板9に実装するが、液晶パ
ネル98に代えてプラズマディスプレイパネル、有機E
Lパネル等の他の種類のフラットパネルディスプレイの
実装が行われてもよい。
【0129】上記第1の実施の形態では、コンベア13
1とコンベア141とにより構成される搬送機構により
IC実装装置13から小型部品実装装置14へと基板9
がパレット8ごと搬送されるが、これらのコンベア13
1、141の間にバッファとなる装置が配置されてもよ
い。図15はバッファ装置3がIC実装装置13と小型
部品実装装置14との間に設けられる様子を示す図であ
る。他の装置は第1の実施の形態と同様に配置される。
バッファ装置3は独立して駆動可能なコンベア31を有
し、IC実装装置13から小型部品実装装置14への基
板9(パレット8)の搬送は、3つのコンベア131,
31,141により構成される搬送機構により行われ
る。これにより、IC実装装置13または小型部品実装
装置14のいずれか一方において短時間の動作停止が発
生したとしても、バッファ装置3によりこの動作停止の
影響が他方の装置に伝わってしまうことが防止される。
なお、バッファとなるコンベア31は、IC実装装置1
3の基台130または小型部品実装装置14の基台14
0の上に配置されてもよい。
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、実装済基板の生産性の
向上または実装システムの小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る実装システムの全体構
成を示す図
【図2】パレットの形状を示す平面図
【図3】各種電子部品が実装された後の基板を示す図
【図4】IC実装装置の構成を示す平面図
【図5】インデックステーブル部を示す図
【図6】保持台の構造を示す図
【図7】突起部が保持台およびパレットに挿入された様
子を示す断面図
【図8】小型部品実装装置の構成を示す平面図
【図9】LCD実装装置の構成を示す平面図
【図10】LCD実装装置におけるインデックステーブ
ル部の構成を示す図
【図11】IC実装装置および小型部品実装装置の他の
形態を示す図
【図12】IC実装装置の他の形態を示す平面図
【図13】IC実装装置および小型部品実装装置のさら
に他の形態を示す図
【図14】IC実装装置の固化部を拡大して示す図
【図15】バッファ装置が設けられる様子を示す図
【符号の説明】
1 実装システム 8 パレット 9 基板 12 洗浄装置 13,13a,13b,23 IC実装装置 14,24 小型部品実装装置 16 LCD実装装置 31,121,131,141 コンベア 81 開口 98 液晶パネル 122,163 ドライ洗浄部 130a,140,160 基台 133,165 インデックステーブル部 134,144,166,234,244 付与部 134a,166a 付与位置 135,145,235,245 装着部 135a 装着位置 136,167,236 固化部 136a,167a 固化位置 138 固定台 146,246 加熱部 164b 第2移載位置 971,971a,972 ICチップ 973 小型部品 974 接着材料 991,992 リール 993 基板材料 1331,1651 インデックステーブル 1332 回転機構 1341,1441 ノズル 1361,1671 圧着ヘッド 1362 駆動部 1381 突起部 1461 ビーム照射部 1371,1372,1641,1642 移載ロボッ
ト 2311,2411 取付部 2313 2413 案内機構 2364 チャック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 一正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 久保田 和夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 笹岡 達雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山内 大 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E313 AA02 AA11 AA12 AA15 AA31 CC04 CC05 CD02 CD06 DD12 DD13 EE02 EE24 EE33 EE38 FG01 FG02 FG05 FG10 5E319 AA03 BB05 CC33 CC61 CD01 CD26 CD35 GG15

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に電子部品を実装する実装システム
    であって、 基板に対してドライ洗浄を行う洗浄部と、 熱硬化性を有する接着材料を用いて前記基板に電子部品
    を実装する実装部と、 前記洗浄部と前記実装部との間において前記基板を搬送
    する搬送機構と、を備えることを特徴とする実装システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の実装システムであっ
    て、 前記洗浄部および前記実装部が配置される基台をさらに
    備えることを特徴とする実装システム。
  3. 【請求項3】 基板に電子部品を実装する実装システム
    であって、 はんだ成分を有する接着材料が付与された基板に電子部
    品を装着する装着部と、 前記接着材料を加熱する加熱部と、 前記装着部および前記加熱部が配置される基台と、を備
    えることを特徴とする実装システム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の実装システムであっ
    て、 前記基板に前記接着材料を付与する付与部をさらに備
    え、 前記付与部が前記基台に配置されることを特徴とする実
    装システム。
  5. 【請求項5】 基板に電子部品を実装する実装システム
    であって、 熱硬化性を有する接着材料を用いて基板に第1の電子部
    品を実装する第1実装部と、 はんだ成分を有する接着材料を用いて前記基板に第2の
    電子部品を実装する第2実装部と、 前記第1実装部と前記第2実装部との間において前記基
    板を搬送する搬送機構と、を備えることを特徴とする実
    装システム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の実装システムであっ
    て、 前記第1の電子部品が実装される前に前記基板に対して
    ドライ洗浄を行う洗浄部をさらに備え、 前記洗浄部と前記第1実装部との間においても前記基板
    が自動搬送されることを特徴とする実装システム。
  7. 【請求項7】 請求項5または6に記載の実装システム
    であって、 前記基板がパレットに保持された状態で前記基板の搬送
    および電子部品の実装が行われることを特徴とする実装
    システム。
  8. 【請求項8】 基板にフラットパネルディスプレイを実
    装する実装システムであって、 フラットパネルディスプレイをドライ洗浄する第1洗浄
    部と、 基板をドライ洗浄する第2洗浄部と、 前記基板に前記フラットパネルディスプレイを実装する
    実装部と、 前記第1洗浄部、前記第2洗浄部および前記実装部が配
    置される基台と、を備えることを特徴とする実装システ
    ム。
  9. 【請求項9】 基板に電子部品を実装する実装システム
    であって、 基板を保持する回転部を回転することにより前記基板を
    少なくとも第1ないし第3の位置に位置させる回転機構
    と、 前記第1の位置において前記基板に接着材料を付与する
    付与部と、 前記第2の位置において前記基板上の接着材料が付与さ
    れた位置に電子部品を装着する装着部と、 前記第3の位置において前記基板に付与された接着材料
    を固化させる固化部と、を備えることを特徴とする実装
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の実装システムであっ
    て、 前記付与部が、接着材料を前記基板に向けて吐出するノ
    ズルを有することを特徴とする実装システム。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の実装シス
    テムであって、 前記接着材料が、はんだ成分を有する接着材料であり、 前記固化部が、前記接着材料を加熱することを特徴とす
    る実装システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の実装システムであ
    って、 前記固化部が、前記接着材料を加熱する際に前記接着材
    料に向けて光を出射することを特徴とする実装システ
    ム。
  13. 【請求項13】 請求項9または10に記載の実装シス
    テムであって、 前記接着材料が、熱硬化性を有する接着材料であり、 前記固化部が、前記電子部品を前記基板に向けて押圧す
    るとともに前記接着材料を加熱することを特徴とする実
    装システム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の実装システムであ
    って、 前記電子部品が、ICチップまたはフラットパネルディ
    スプレイであることを特徴とする実装システム。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の実装システムであ
    って、 前記基板にドライ洗浄を行う第1洗浄部と、 前記回転部において前記第2の位置に対向する第4の位
    置に前記第1洗浄部から前記基板を搬送する第1搬送手
    段と、 フラットパネルディスプレイにドライ洗浄を行う第2洗
    浄部と、 前記第2洗浄部から前記第2の位置に前記フラットパネ
    ルディスプレイを搬送する第2搬送手段と、をさらに備
    え、 前記第1搬送手段による前記基板の搬送方向と前記第2
    搬送手段による前記フラットパネルディスプレイの搬送
    方向とがほぼ同方向とされることを特徴とする実装シス
    テム。
  16. 【請求項16】 基板に電子部品を実装する実装システ
    ムであって、 基板を保持する回転部を回転することにより前記基板を
    少なくとも第1ないし第3の位置に位置させる回転機構
    と、 前記第1の位置において前記基板に熱硬化性を有する接
    着材料を付与する付与部と、 前記第2の位置において前記基板上の前記接着材料が付
    与された位置に第1の電子部品を装着し、前記第1の電
    子部品を前記基板に向けて押圧するとともに前記接着材
    料を加熱する第1実装部と、 前記第3の位置において前記基板上の前記接着材料が付
    与された他の位置に第2の電子部品を装着し、前記第2
    の電子部品を前記基板に向けて押圧するとともに前記他
    の位置の前記接着材料を加熱する第2実装部と、を備え
    ることを特徴とする実装システム。
  17. 【請求項17】 基板に電子部品を実装する実装システ
    ムであって、 熱硬化性を有する第1の接着材料を用いて基板に第1の
    電子部品を実装する第1実装装置と、 はんだ成分を有する第2の接着材料を用いて前記基板に
    第2の電子部品を実装する第2実装装置と、 前記第1実装装置と前記第2実装装置との間において前
    記基板を搬送する搬送機構と、を備え、 前記第1実装装置が、 前記基板を保持する回転部を回転することにより前記基
    板を少なくとも第1ないし第3の位置に位置させる第1
    回転機構と、 前記第1の位置において前記基板に前記第1の接着材料
    を付与する第1付与部と、 前記第2の位置において前記基板上の前記第1の接着材
    料が付与された位置に前記第1の電子部品を装着する第
    1装着部と、 前記第3の位置において前記第1の電子部品を前記基板
    に向けて押圧するとともに前記第1の接着材料を加熱す
    る第1加熱部と、を有し、 前記第2実装装置が、 前記基板を保持する回転部を回転することにより前記基
    板を少なくとも第4ないし第6の位置に位置させる第2
    回転機構と、 前記第4の位置において前記基板に前記第2の接着材料
    を付与する第2付与部と、 前記第5の位置において前記基板上の前記第2の接着材
    料が付与された位置に前記第2の電子部品を装着する第
    2装着部と、 前記第6の位置において前記第2の接着材料を加熱する
    第2加熱部と、を有することを特徴とする実装システ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の実装システムであ
    って、 前記搬送機構が、前記基板を前記第1実装装置から前記
    第2実装装置へと搬送することを特徴とする実装システ
    ム。
  19. 【請求項19】 基板に電子部品を実装する実装システ
    ムであって、 可撓性を有するテープ状の基板材料を巻き付けた第1リ
    ールが取り付けられる第1取付部と、 前記第1リールから引き出された前記基板材料を所定の
    経路へと案内する案内機構と、 前記基板材料が前記所定の経路を経由した後に巻き取ら
    れる第2リールが取り付けられる第2取付部と、を備
    え、前記所定の経路上において前記第1取付部から前記
    第2取付部に向かって順に、 前記基板材料に熱硬化性を有する接着材料を付与する付
    与部と、 前記基板材料上の前記接着材料が付与された位置に電子
    部品を装着する装着部と、 前記電子部品を前記基板材料に向けて押圧するとともに
    前記接着材料を加熱する加熱部と、を備えることを特徴
    とする実装システム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の実装システムであ
    って、前記所定の経路上において前記第1取付部から前
    記第2取付部に向かって順に、 前記基板材料にはんだ成分を有する他の接着材料を付与
    するもう一つの付与部と、 前記基板材料上の前記他の接着材料が付与された位置に
    他の電子部品を装着するもう一つの装着部と、 前記他の接着材料を加熱するもう一つの加熱部と、をさ
    らに備えることを特徴とする実装システム。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の実装システムであ
    って、 前記第1取付部から前記第2取付部に向かって順に、前
    記付与部、前記装着部、前記加熱部、前記もう一つの付
    与部、前記もう一つの装着部および前記もう一つの加熱
    部が配置されることを特徴とする実装システム。
  22. 【請求項22】 請求項20または21に記載の実装シ
    ステムであって、 前記所定の経路に沿って前記加熱部の両側において前記
    基板材料を保持する保持手段、をさらに備えることを特
    徴とする実装システム。
  23. 【請求項23】 可撓性を有する基板に電子部品を実装
    する実装システムであって、 接着材料を介して電子部品が装着された基板を保持する
    とともに前記電子部品の位置に対応する開口が形成され
    た保持部材と、 前記開口に挿入される第1部材と、 前記第1部材の先端と対向して配置される第2部材と、 前記第1部材と前記第2部材との間隔を狭めることによ
    り、前記電子部品を前記基板に向けて押圧する駆動手段
    と、を有することを特徴とする実装システム。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の実装システムであ
    って、 前記保持部材に前記基板が保持された状態で前記基板を
    搬送する搬送機構、をさらに備えることを特徴とする実
    装システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008198925A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品実装装置および電子部品実装方法
JP6235751B1 (ja) * 2017-07-20 2017-11-22 株式会社 ベアック 補強板貼付装置
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