JP2003068779A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/11Manufacturing methods

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細なバンプ電極を実現することができ、高
集積化、回路動作速度の高速化並びに多端子化を実現す
ることができる半導体装置並びにその製造方法を提供す
る。 【解決手段】 半導体装置の半導体チップ1において、
外部接続電極18上にアンダーバンプメタル(UBM)
膜20を介在させてバンプ電極21が配設されている。
UBM膜20は凹形形状により形成され、バンプ電極2
1は、このUBM膜20の凹形形状内部に埋設され、底
面及び側面がUBM膜20により取り囲まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、特に電極上にアンダーバンプメタル
膜を介在させてバンプ電極(突起電極)を備えた半導体
装置及びこのような半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置を構築する半導体チップの高
集積化や高機能化に伴い、半導体チップの外部接続電極
(ボンディングパッド)と半導体チップを実装する配線
基板の電極との間の接続方法は多様化の傾向にある。特
に、ICチップ、LSIチップ等の半導体チップの高集
積化に伴う、回路動作速度の高速化、高放熱化、多端子
化(多ピン化)の要求は強く、近年にはハイエンドの半
導体チップの外部接続電極数(端子数)は数千を超える
ことが予測されている。
【0003】一方、システムサイドからは半導体装置の
小型化、軽量化、多機能化等が要求されており、このよ
うな要求からも半導体チップの高実装密度化は必須とな
っている。また、高機能化の要求から、半導体装置にマ
ルチチップ構造や三次元実装構造を採用することが検討
されている。
【0004】多端子化には、バンプ電極を利用したフリ
ップチップ(FC)方式やテープオートメイテッドボン
ディング(TAB)方式を採用することが有利である。
FC方式は、半導体チップの外部接続電極、配線基板の
電極の少なくともいずれか一方にバンプ電極を形成し、
バンプ電極といずれかの電極との間或いはバンプ電極同
士を接合する方式である。例えば、ハイエンドの超多端
子の半導体チップにおいては、まず半導体チップの表面
(回路搭載面)上に複数の半田バンプ電極を格子状に配
列する。この半導体チップの表面を配線基板の表面に向
かい合わせたFC方式により、配線基板の表面上に半導
体チップを搭載する。そして、半田リフローが行われ、
半田バンプ電極と配線基板の電極との間が接合され、配
線基板上への半導体チップの実装が完了する。
【0005】TAB方式は、まず半導体チップの外部接
続電極に金(Au)バンプ電極を形成し、配線基板の電
極に銅(Cu)及びCu上に錫(Sn)を積層したSn
/Cuバンプ電極を形成する。半導体チップ上のバンプ
電極と配線基板のリードとの位置合わせを行い、そして
一括熱圧着によりAuバンプ電極とSn/Cuバンプ電
極との間が接合され、配線基板上への半導体チップの実
装が完了する。
【0006】このような微小なバンプ電極はめっきによ
り形成されることが一般的である。図10(A)乃至図
10(D)にはAuバンプ電極の製造方法を示す。
【0007】(1)まず最初に、半導体ウェハ100が
準備される(図10(A)参照)。この半導体ウェハ1
00は、ダイシング工程前の状態にあり、かつ半導体チ
ップとして細分化される前の状態にある。半導体ウェハ
100においては、各々の半導体チップ形成領域毎に、
回路搭載面上に外部接続電極(ボンディングパッド)1
01が配設されている。外部接続電極101の上層に
は、外部接続電極101の直上に開口部102Hを有す
るパッシベーション膜102が形成されている。さら
に、このパッシベーション膜102上のバンプ電極形成
領域には、開口部103Hを有するポリイミド系樹脂膜
103が形成されている。
【0008】(2)図10(A)に示すように、ポリイ
ミド系樹脂膜103上、パッシベーション膜102上、
開口部103Hの内壁上、開口部102Hの内壁上及び
開口部103Hと開口部102Hとから露出する外部接
続電極101上を含む半導体ウェハ100上の全面にア
ンダーバンプメタル(UBM:under bump metal)膜1
10を形成する。UBM膜110はスパッタリング法、
めっき法等の成膜方法により形成されており、このUB
M膜110には少なくとも以下の機能が要求されてい
る。
【0009】(a)外部接続電極101とバンプ電極
(Auバンブ電極112)との間の電気的導通を確保す
る機能 (b)外部接続電極101とバンプ電極との間の密着性
を確保する機能 (c)外部接続電極101とバンプ電極との間の熱拡散
を防止し、導通不良や密着性の劣化を生じさせないよう
なバリア膜としての機能 (d)電解めっきの際に給電層として使用できる機能 このような多機能が要求されるために、UBM膜110
には2層或いは3層の積層膜構造が採用されている。例
えば、UBM膜110には、外部接続電極101側から
バンプ電極側に向かって、チタン(Ti)膜、ニッケル
(Ni)膜、パラジウム(Pd)膜のそれぞれを順次積
層した積層膜やクロム(Cr)膜、Cu膜、Au膜のそ
れぞれを順次積層した積層膜が使用されている。そし
て、このUBM膜110には、数百nmから数μmの厚
さが必要とされている。
【0010】(3)次に、フォトリソグラフィ技術が使
用され、UBM膜110上にフォトレジスト膜を塗布
し、露光し、現像することにより、フォトレジスト膜か
らバンプ電極形成用マスク111を形成する(図10
(B)参照)。このバンプ電極形成用マスク111は、
外部接続電極101上において、UBM膜110の表面
が露出する開口部111Hを備えている。
【0011】(4)電解めっき法により、UBM膜11
0に給電を行い、図10(B)に示すように、バンプ電
極形成用マスク111の開口部111H内部において、
UBM膜110上にAuバンプ電極112を形成する。
【0012】(5)この後、図10(C)に示すよう
に、バンプ電極形成用マスク111を剥離する。
【0013】(6)そして、図10(D)に示すよう
に、Auバンプ電極112をエッチングマスクとして使
用し、Auバンプ電極112下以外の不必要なUBM膜
110をエッチングにより除去する。例えば、UBM膜
110にTi膜、Ni膜及びPd膜の積層膜が使用され
ている場合、Pd膜及びNi膜は硝酸と塩酸と酢酸との
混合水溶液を用いたウエットエッチングによりエッチン
グされ、この後、Ti膜は弗酸水溶液を用いたウエット
エッチングによりエッチングされている。
【0014】図11(A)乃至図11(E)には鉛(P
b)−Sn、銀(Ag)−Sn等の半田バンプ電極の製
造方法を示す。
【0015】(1)前述のAuバンプ電極112の製造
方法と同様に、まず最初に、半導体ウェハ100が準備
される(図11(A)参照)。この半導体ウェハ100
においては、各々の半導体チップ形成領域毎に、回路搭
載面上に外部接続電極101が配設されており、外部接
続電極101の上層には、開口部102Hを有するパッ
シベーション膜102、開口部103Hを有するポリイ
ミド系樹脂膜103が順次形成されている。
【0016】(2)図11(A)に示すように、少なく
とも外部接続電極101上を含む半導体ウェハ100上
の全面にUBM膜110を形成する。ここで、UBM膜
110は、Auバンプ電極112の場合と同様に積層構
造により形成されているが、半田バンプ電極(122)
に含まれるSnの外部接続電極101への拡散を防止す
るために、Auバンプ電極112の場合よりも厚い膜厚
により形成されている。
【0017】(3)次に、フォトリソグラフィ技術が使
用され、UBM膜110上にバンプ電極形成用マスク1
21を形成する(図11(B)参照)。このバンプ電極
形成用マスク121は、外部接続電極101上におい
て、UBM膜110の表面が露出する開口部121Hを
備えている。
【0018】(4)電解めっき法により、UBM膜11
0に給電を行い、図11(B)に示すように、バンプ電
極形成用マスク121の開口部121H内部において、
UBM膜110上に半田バンプ電極122を形成する。
【0019】(5)この後、図11(C)に示すよう
に、バンプ電極形成用マスク121を剥離する。
【0020】(6)図11(D)に示すように、半田バ
ンプ電極122をエッチングマスクとして使用し、半田
バンプ電極122下以外の不必要なUBM膜110をエ
ッチングにより除去する。UBM膜110のエッチング
は、前述と同様に、ウエットエッチングにより行われ
る。
【0021】(7)そして、半田リフローを行い、球形
の半田バンプ電極122Bを形成する。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したような、
Auバンプ電極112や半田バンプ電極122を備えた
半導体装置においては、以下の点について配慮がなされ
ていなかった。
【0023】(1)Auバンプ電極112の製造方法に
おいて、UBM膜110の不要部分の除去にはウエット
エッチングが使用されている。ウエットエッチングのエ
ッチング方向は基本的に等方的であるため、図12に破
線で囲んで示すように、Auバンプ電極112直下にお
いてアンダーカット110Uが生じてしまう。例えば、
8インチ径の半導体ウェハ100の場合、アンダーカッ
ト量は片側で10μm程度に達してしまう。このため、
20μm以下の直径のAuバンプ電極112において
は、Auバンプ電極112直下のUBM膜110がアン
ダーカットにより取り除かれてしまうので、外部接続電
極101とAuバンプ電極112との間に接合部を形成
することができない。このような現象は、半田バンプ電
極122の製造方法においても同様である。
【0024】(2)すなわち、微細なAuバンプ電極1
12又は半田バンプ電極122を製造することが難しい
ので、半導体装置の回路動作速度の高速化、高発熱化、
多端子化を実現することが、又小型化、軽量化、多機能
化を実現することが難しかった。
【0025】(3)また、UBM膜110のアンダーカ
ット110Uにより、Auバンプ電極112又は半田バ
ンプ電極122と外部接続電極101との間の接合部の
機械的強度が低下してしまう。このため、温度サイクル
により発生する応力により、接合部にクラックが発生し
又接合部の破断が生じる恐れがあるので、半導体装置の
信頼性を損ねてしまう。
【0026】(4)UBM膜110の不要部分の除去
に、異方性エッチングである反応性イオンエッチング
(RIE)等のドライエッチングを利用することが考え
られる。しかしながら、UBM膜110にはドライエッ
チングが難しい材料が積層されており、無理にドライエ
ッチングを行う場合にはエッチング時間が増大し、製造
コストが非常に高くなってしまう。
【0027】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものである。従って、本発明の目的は、微細なバンプ
電極を実現することができ、高集積化、回路動作速度の
高速化並びに多端子化を実現することができる半導体装
置を提供することである。
【0028】さらに、本発明の目的は、電極とバンプ電
極との間の接続部の電気的信頼性、機械的信頼性の少な
くともいずれかを向上することができる半導体装置を提
供することである。
【0029】さらに、本発明の目的は、微細なバンプ電
極を製造することができる半導体装置の製造方法を提供
することである。
【0030】さらに、本発明の目的は、製造上の歩留り
を向上することができる半導体装置の製造方法を提供す
ることである。
【0031】さらに、本発明の目的は、製造工程数を減
少することができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とである。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、電極と、電極上の凹型形状
のUBM膜と、UBM膜の凹型形状内部に埋設され、側
面及び底面がUBM膜により取り囲まれたバンプ電極と
を備えた半導体装置としたことである。さらに、本発明
の第1の特徴に係る半導体装置においては、バンプ電極
の上面の高さと、UBM膜の側面の高さとが、実質的に
同一であることが好ましい。
【0033】このように構成される本発明の第1の特徴
に係る半導体装置においては、UBM膜がバンプ電極の
側面及び底面を取り囲み、電極とバンプ電極との間にお
いてUBM膜により充分な電流経路の断面積、放熱経路
の断面積を確保することができるので、バンプ電極の微
細化、多端子化を実現することができる。さらに、バン
プ電極の側面を取り囲むようにUBM膜を備えたので、
例えばCuバンプ電極、ニッケル(Ni)バンプ電極等
の場合、バンプ電極の腐食を防止することができ、信頼
性の高い半導体装置を実現することができる。また、同
様に、バンプ電極の側面を取り囲むようにUBM膜を備
えたので、例えばリフローを行う半田バンプ電極等の場
合、バンプ電極の流れ出しによる形状変化を防止するこ
とができ、UBM膜の凹型形状により規定された微細な
形状のバンプ電極を実現することができる。また、この
ような半田バンプ電極等の場合、リフローに伴うバンプ
電極の流れ出しに起因する隣接バンプ電極間の短絡を防
止することができ、電気的な信頼性を向上することがで
きるとともに、バンプ電極の配列間隔を微細化(ファイ
ンピッチ化)することができ、より一層、バンプ電極の
微細化、多端子化を実現することができる。さらに、凹
型形状のUBM膜は適度な機械的強度を備え、バンプ電
極の形状変化が生じにくく、バンプ電極の高さを均一化
することができるので、バンプ電極とこのバンプ電極上
の他の電極との間の電気的な接続信頼性を向上すること
ができる。
【0034】本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特
徴に係る半導体装置のUBM膜の側面の少なくとも電極
側の一部を絶縁膜により取り囲まれた半導体装置とした
ことである。
【0035】このように構成される本発明の第2の特徴
に係る半導体装置においては、電極とUBM膜との間の
接続部分及びUBM膜とバンプ電極との間の接続部分が
絶縁膜により機械的に補強されるので、熱サイクルに伴
う剪断応力による接続部分のクラックの発生又は破断を
防止することができ、電気的信頼性を向上することがで
きる。例えば、絶縁膜としてポリイミド系樹脂膜等の有
機系絶縁膜が使用される場合、剪断応力を吸収すること
ができる。また、絶縁膜としてシリコン酸化膜、シリコ
ン窒化膜等の無機系絶縁膜が使用される場合、剪断応力
に抗して接続部分を強固に固着することができる。
【0036】本発明の第3の特徴は、電極上に開口部を
有する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上、開口部内壁
上及び開口部内の電極上にUBM膜を形成する工程と、
少なくとも開口部を埋設するように、UBM膜上にバン
プ電極膜を形成する工程と、開口部以外のバンプ電極膜
及びUBM膜を除去し、開口部内壁上及び開口部内の電
極上のUBM膜により周囲を囲まれたバンプ電極を形成
する工程と、絶縁膜の少なくとも表面の一部を膜厚方向
に除去する工程とを備えた半導体装置の製造方法とした
ことである。
【0037】このような本発明の第3の特徴に係る半導
体装置の製造方法においては、開口部を有する絶縁膜を
形成した後に、開口部内壁上及び開口部内の電極上の広
い範囲にUBM膜を形成し、さらにバンプ電極をマスク
としたウエットエッチングによるUBM膜のパターニン
グを行わないようにしたので、UBM膜のサイドエッチ
ング(アンダーカット)を防止することができる。従っ
て、電極とバンプ電極との間のUBM膜を介在させた導
通を確実に行うことができるので、半導体装置の製造上
の歩留まりを向上することができる。さらに、UBM膜
のサイドエッチングを防止するようにしたので、微細な
バンプ電極を製造することができる。
【0038】本発明の第4の特徴は、本発明の第3の特
徴に係る半導体装置の製造方法の絶縁膜を形成する工程
が、第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜上にこの第1
の絶縁膜に対してエッチング選択比を有する第2の絶縁
膜を形成する工程であり、絶縁膜の少なくとも表面の一
部を膜厚方向に除去する工程が、第1の絶縁膜に対して
第2の絶縁膜を選択的にエッチング除去する工程である
半導体装置の製造方法としたことである。
【0039】このような本発明の第4の特徴に係る半導
体装置の製造方法においては、エッチング選択比が異な
る少なくとも第1の絶縁膜及び第2の絶縁膜により絶縁
膜を形成し、この第2の絶縁膜を犠牲膜として第1の絶
縁膜に対して選択的に除去するようにしたので、絶縁膜
の表面の一部の膜厚方向の除去量を均一化することがで
きる。
【0040】本発明の第5の特徴は、本発明の第3の特
徴に係る半導体装置の製造方法の開口部以外のバンプ電
極膜及びUBM膜を除去し、バンプ電極を形成する工程
が、ケミカルメカニカルポリッシング(CMP)により
絶縁膜上及び開口部上のバンプ電極膜及びUBM膜を後
退させ、開口部内壁上及び開口部内の電極上のUBM膜
により周囲を囲まれたバンプ電極を形成する工程である
半導体装置の製造方法としたことである。
【0041】このような本発明の第5の特徴に係る半導
体装置の製造方法においては、開口部上を含む絶縁膜上
の全面を平坦化することができ、バンプ電極の高さを均
一化することができるので、バンプ電極の接続不良を防
止することができる半導体装置を製造することができ
る。さらに、本発明の第5の特徴に係る半導体装置の製
造方法においては、絶縁膜上の不必要なバンプ電極膜と
UBM膜とを1つのCMP工程により順次除去すること
ができるので、製造工程数を減少することができる。
【0042】本発明の第6の特徴は、絶縁膜の少なくと
も表面の一部を膜厚方向に除去する工程の後に、本発明
の第5の特徴に係る半導体装置の製造方法のCMPを用
いて形成されたバンプ電極の上面を平坦化する工程をさ
らに備えた半導体装置の製造方法としたことである。
【0043】このような本発明の第6の特徴に係る半導
体装置の製造方法においては、CMPによりバンプ電極
の上面が僅かに凹形状に湾曲し、バンプ電極の上側角部
に尖った形状が発生するが、このバンプ電極の上面を平
坦化する。従って、バンプ電極とその上面に接続される
他の電極との間の接続不良を防止することができ、半導
体装置の製造上の歩留りを向上することができる。
【0044】本発明の第7の特徴は、電極上に開口部を
有する絶縁膜を形成する工程と、絶縁膜上、開口部内壁
上及び開口部内の電極上にUBM膜を形成する工程と、
少なくとも開口部を埋設するように、UBM膜上に半田
バンプ電極膜を形成する工程と、開口部以外の半田バン
プ電極膜及びUBM膜を除去し、開口部内壁上及び開口
部内の電極上のUBM膜により周囲を囲まれた半田バン
プ電極を形成する工程と、絶縁膜の少なくとも表面の一
部を膜厚方向に除去する工程と、半田バンプ電極にリフ
ローを行う工程とを備えた半導体装置の製造方法とした
ことである。
【0045】このように構成される本発明の第7の特徴
に係る半導体装置の製造方法においては、本発明の第3
の特徴に係る半導体装置の製造方法と同様な効果が得ら
れるとともに、半田バンプ電極の側面及び底面をUBM
膜により取り囲み、このUBM膜が半田バンプ電極の形
状を保持する(ダムとして機能させる)ことができるの
で、半田バンプ電極にリフローを行っても半田の流れ出
しを防止することができ、リフロー工程後もUBM膜に
より形状が調節された微細な半田バンプ電極を製造する
ことができる。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明に
係る半導体装置及びこの半導体装置の製造方法を、本発
明の複数の実施の形態により説明する。以下の図面の記
載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符
号を付している。但し、図面は模式的なものであり、厚
みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のも
のとは異なることに留意すべきである。従って、具体的
な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきもので
ある。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や
比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0047】(第1の実施の形態) [半導体装置の半導体チップ及びバンプ電極の基本構
造]図1に示すように、本発明の第1の実施の形態に係
る半導体装置は、外部接続電極18と、外部接続電極1
8上の凹型形状のUBM膜20と、UBM膜20の凹型
形状内部に埋設され、側面及び底面がUBM膜20によ
り取り囲まれたバンプ電極21とを少なくとも備えて構
築されている。
【0048】外部接続電極18は半導体チップ1のボン
ディングパッド(外部接続端子)である。半導体チップ
1は、シリコン単結晶基板からなる半導体基板10と、
この半導体基板10の主面(回路搭載面)に配設された
素子12と、素子12上の第1層目の配線14と、第1
層目の配線14上の第2層目の配線16と、そして第2
層目の配線16上の第3層目の配線としても使用される
外部接続電極18とを備えている。なお、本発明の第1
の実施の形態に係る半導体チップ1は上記のように3層
配線構造により構成されているが、本発明はこの配線層
数に限定されるものではない。
【0049】さらにこのような素子構造に限定されるも
のではないが、本発明の第1の実施の形態において、素
子12は絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MISF
ET)により構成されている。すなわち、素子12は、
素子間分離絶縁膜11により周囲を取り囲まれた領域内
において、半導体基板(又はウェル領域)10からなる
チャネル形成領域と、このチャネル形成領域上のゲート
絶縁膜12Aと、ゲート絶縁膜12A上のゲート電極1
2Bと、ゲート電極12Bの両側に配設されソース領域
又はドレイン領域として使用される一対の半導体領域1
2Cとを備えて構成されている。
【0050】第1層目の配線14は、素子12を覆う層
間絶縁膜13上に配設され、この層間絶縁膜13に形成
された接続孔を通して素子12の半導体領域12Cに電
気的に接続されている。第1層目の配線14、後述する
第2層目の配線16及び外部接続電極18は、本発明の
第1の実施の形態においてダマシンプロセスにより形成
されたCu配線又はCu合金配線である。なお、本発明
においては、第1層目の配線14等には、アルミニウム
(Al)膜、Al合金膜(例えばAl−Cu膜、Al−
Si膜又はAl−Cu−Si膜)等も使用することがで
きる。また、層間絶縁膜13、15、17には、例えば
シリコン酸化膜、シリコン窒化膜の単層膜、又はこれら
の単層膜を複数積層した複合膜を実用的に使用すること
ができる。
【0051】第2層目の配線16は、層間絶縁膜15上
に配設され、この層間絶縁膜15に形成された接続孔を
通して第1層目の配線14に電気的に接続されている。
【0052】外部接続電極(第3層目の配線)18は、
層間絶縁膜17上に配設され、この層間絶縁膜17に形
成された接続孔を通して第2層目の配線16に電気的に
接続されている。この外部接続電極18は本発明に係る
「電極」の一具体例に対応するものである。
【0053】そして、前述のUBM膜20においては、
その凹型形状の底面の全域が外部接続電極18の表面に
電気的かつ機械的に接続され、その凹型形状の側面が外
部接続電極18の表面に対して実質的に垂直な面により
構成されている。このUBM膜20の側面の高さはバン
プ電極21のUBM膜20の底面からの高さと実質的に
同一である。本発明の第1の実施の形態において、バン
プ電極21にはCuバンプ電極が使用されており、UB
M膜20には、その表面側からその上方に向かって、タ
ンタル窒化(TaN)膜、タンタル(Ta)膜、Cu膜
のそれぞれを順次積層した複合膜が使用されている。最
上層のCu膜は、少なくとも電気伝導性を備えており、
さらに外部接続電極18との間の接着性を高める機能を
備えている。中間層のTa膜は、同様に少なくとも電気
伝導性を備えており、さらに外部接続電極18とバンプ
電極21との間の拡散防止バリア膜としての機能を備え
ている。最下層のTaN膜は、少なくとも電気伝導性を
備え、酸化防止膜としての機能を備えている。さらに、
UBM膜20は、バンプ電極21を電解めっきにより形
成する際の給電膜として使用されている。
【0054】バンプ電極21は、上記のように側面のほ
ぼ全域がUBM膜20の内壁面により取り囲まれ、底面
が同様にUBM膜20の底面により取り囲まれ、バンプ
電極21の形状がUBM膜20の凹型形状により決定さ
れるようになっている。バンプ電極21の平面形状は、
図示していないが、円形、楕円、方形、又は六角形や八
角形等の多角形により形成することができる。バンプ電
極21の温度サイクルに対する機械的強度を向上するた
めには、バンプ電極21の平面形状は円形又はそれに近
い形状の方が好ましい。また、例えば特定用途向け集積
回路(ASIC)等においてバンプ電極21の形状を電
子情報として取り扱う場合には、機械的強度も勘案し
て、電子情報量を減少するために、バンプ電極21の平
面形状を多角形に設定することが好ましい。UBM膜2
0の凹型形状の開口形状は、基本的にはバンプ電極21
の平面形状と同一である。因みに、電子情報としてのバ
ンプ電極21の平面形状(又は絶縁膜25のバンプ開口
部25Hを形成するレチクルのパターン)が多角形に設
定されていても、半導体ウェハプロセスにおいて、露光
工程の際の隣接効果、エッチング工程の際のエッチング
の回り込み等が生じ、実際のバンプ電極21の平面形状
は円形に近い形状になる。本発明の第1の実施の形態に
おいて、バンプ電極21には、電解めっきにより成膜さ
れたCu膜を実用的に使用することができる。
【0055】バンプ電極21の上面は基本的にほぼ平面
であるが、バンプ電極21の上側角部には面取り21C
がなされ、バンプ電極21の上面のより一層の平坦化が
図られている。半導体装置の製造方法において説明する
が、バンプ電極21及びUBM膜20を形成する際に不
必要な領域のバンプ電極膜(21A)並びにUBM膜2
0をCMPにより取り除くが、この時にバンプ電極21
の硬度が絶縁膜25の硬度よりも低いので、破線で示す
ようにバンプ電極21の上面中央部が僅かに窪み、上面
周辺部の角部分に尖った形状(図1中、破線により示し
ている。)が生成されてしまう。面取り21Cは、この
ような尖った形状の部分を取り除くように、水平面に沿
って行われる。
【0056】バンプ電極21の側面の少なくとも外部接
続電極18側の一部、すなわち直接的にはUBM膜20
の側面の少なくとも外部接続電極18側の一部はパッシ
ベーション膜としての絶縁膜25により取り囲まれてい
る。換言すれば、バンプ電極21の外部接続電極18側
の一部は、絶縁膜25に形成されたバンプ開口部25H
内部に、UBM膜20を介在させて埋設されている。本
発明の第1の実施の形態において、絶縁膜25には、例
えばプラズマCVD法により成膜されたシリコン酸化
膜、シリコン窒化膜等の無機系絶縁膜を実用的に使用す
ることができる。また、絶縁膜25には、スピンオング
ラス(SOG)法により塗布されたシリコン酸化膜、ス
ピンコート法により塗布されたポリイミド系樹脂膜等の
有機系絶縁膜も実用的に使用することができる。
【0057】このように構成される本発明の第1の実施
の形態に係る半導体装置においては、UBM膜20がバ
ンプ電極21の側面及び底面を取り囲み、外部接続電極
18とバンプ電極21との間においてUBM膜20によ
り充分な電流経路の断面積及び放熱経路の断面積を確保
することができるので、バンプ電極21の微細化を実現
することができ、多端子化を実現することができる。さ
らに、バンプ電極21の側面を取り囲むようにUBM膜
20を備えたので、バンプ電極(Cuバンプ電極)21
の腐食を防止することができ、信頼性の高い半導体装置
を実現することができる。なお、バンプ電極21の上面
は別の電極(例えば、後述する図3及び図4に示すイン
ターポーザ3のプラグ34)に接合されるようになって
おり、バンプ電極21の上面が露出することはないの
で、この部分の腐食はない。
【0058】さらに、凹型形状のUBM膜20は適度な
機械的強度を備え、バンプ電極21の形状変化が生じに
くく、バンプ電極21の高さを均一化することができる
ので、バンプ電極21とこのバンプ電極21上の他の電
極との間の電気的な接続信頼性を向上することができ
る。
【0059】さらに、外部接続電極18とUBM膜20
との間の接続部分及びUBM膜20とバンプ電極21と
の間の接続部分が絶縁膜25により機械的に補強される
ので、熱サイクルに伴う剪断応力による接続部分のクラ
ックの発生や破断を防止することができ、電気的信頼性
を向上することができる。上記のように、絶縁膜25と
してシリコン酸化膜、シリコン窒化膜等の無機系絶縁膜
が使用される場合、剪断応力に抗して接続部分を強固に
固着することができる。また、絶縁膜としてポリイミド
系樹脂膜等の有機系絶縁膜が使用される場合、剪断応力
を吸収することができる。
【0060】さらに、バンプ電極21の上側角部に面取
り21Cを行い、この部分に発生する尖った形状を取り
除き、バンプ電極21の上面を平坦化することができる
ので、バンプ電極21とその上面に接続される他の電極
との間の接続不良を防止することができ、電気的信頼性
を向上することができる。
【0061】[バンプ電極の製造方法及び半導体装置の
製造方法]次に、前述のバンプ電極21の製造方法を少
なくとも含む半導体装置の製造方法を、図2(A)乃至
図2(E)を用いて説明する。なお、本発明の第1の実
施の形態に係る半導体装置の製造方法は、径5μm、高
さ0.5μmのサイズを有する微細なCuバンプ電極の
製造方法である。
【0062】(1)まず最初に、半導体ウェハ10Uが
準備される(図2(A)参照)。この半導体ウェハ10
Uは、半導体ウェハプロセスのダイシング工程前の状態
にあり、かつ半導体チップとして細分化される前の状態
にある。半導体ウェハ10Uは、シリコン単結晶ウェハ
により形成され、各々の半導体チップ形成領域毎の回路
搭載面上に外部接続電極18が既に配設された状態にあ
る。
【0063】(2)図2(A)に示すように、外部接続
電極18上にバンプ開口部25Hを有する絶縁膜25A
を形成する。絶縁膜25Aは例えばプラズマCVD法に
より成膜されたシリコン酸化膜又はシリコン窒化膜等の
無機系絶縁膜を実用的に使用することができ、この無機
系絶縁膜は例えば1.5μmの膜厚により形成されてい
る。バンプ開口部25Hは、フォトリソグラフィ技術に
より絶縁膜25A上にフォトレジスト膜を形成し、露光
処理、現像処理等を経てフォトレジスト膜からエッチン
グマスクを形成し、このエッチングマスクを使用して絶
縁膜25Aをパターニングすることにより形成すること
ができる。絶縁膜25Aのパターニングには、RIE等
の異方性エッチングにより行うことが、微細化の点にお
いて好ましい。なお、絶縁膜25Aには、無機系絶縁膜
に代えて、上記のように有機系絶縁膜を使用することが
できる。
【0064】(3)次に、絶縁膜25A上、バンプ開口
部25H内壁上及びバンプ開口部25H内の外部接続電
極18上の半導体ウェハ10Uの全面にUBM膜20を
形成する(図2(B)参照)。UBM膜20は、例えば
80nm〜200nm程度の膜厚のCu膜、5nm〜5
0nm程度の膜厚のTa膜、5nm〜50nm程度の膜
厚のTaN膜の積層膜により形成され、これらの膜は連
続的なスパッタリングにより成膜することができる。U
BM膜20は、このようにスパッタリングにより成膜さ
れているので、バンプ開口部25H内壁の段差面並びに
バンプ開口部25H内に露出する外部接続電極18の表
面に沿って均一な膜厚により形成することができる。
【0065】(4)引き続き、図2(B)に示すよう
に、少なくともバンプ開口部25Hを埋設するように、
UBM膜20上にバンプ電極膜21Aを形成する。バン
プ電極膜21AにはUBM膜20を給電膜として電解め
っきにより成膜されたCu膜を実用的に使用することが
でき、このCu膜は例えば1μm〜3μm程度の膜厚に
より形成されている。
【0066】(5)図2(C)に示すように、バンプ開
口部25H以外の不要な(余剰の)バンプ電極膜21A
及びUBM膜20を除去し、バンプ開口部25H内壁上
及びバンプ開口部25H内の外部接続電極18上のUB
M膜20により周囲を囲まれたバンプ電極21を形成す
る。この不要なバンプ電極膜21A及びUBM膜20の
除去はCMPにより行う。CMPは、半導体ウェハ10
Uの全面を化学的かつ機械的に削り取るようになってい
るので、結果的に絶縁膜25Aの表面の高さ、UBM膜
20のバンプ開口部25H内壁における高さ、バンプ電
極21の高さはほぼ同一となり、半導体ウェハ10Uの
全面が平坦化される。
【0067】(6)図2(D)に示すように、絶縁膜2
5Aの表面の一部を膜厚方向に除去し、UBM膜20及
びバンプ電極21を突出させるとともに、これらUBM
膜20及びバンプ電極21に対してリセスさせた絶縁膜
25を形成する。絶縁膜25Aの除去にはドライエッチ
ング又はウエットエッチングを使用することができる。
絶縁膜25Aは例えば0.5μm程度除去され、最終的
な絶縁膜25の膜厚は例えば1.0μmに調節されてい
る。また、絶縁膜25Aに有機系樹脂膜を使用する場
合、この絶縁膜25Aの表面の一部の除去には、プラズ
マアッシャーを使用することができる。
【0068】なお、本発明において、例えば、外部接続
電極18とUBM膜20との間の接着力が充分に得られ
ている場合には、絶縁膜25Aをすべて除去し、絶縁膜
25を無くすようにしてもよい。
【0069】(7)次に、前述のCMPによりバンプ電
極21の上面に僅かな窪みが生じることに起因する、バ
ンプ電極21の上側角部の尖った形状を取り除くため
に、図2(E)に示すように、面取り21Cを行う(図
1参照。)。面取り21CはCMPにより行われ、この
面取り21Cによりバンプ電極21の上面を平坦化する
ことができる。
【0070】(8)これら一連の工程が終了すると、外
部接続電極18上にUBM膜20を介在させて電気的か
つ機械的に接続され、絶縁膜25の表面から0.5μm
の高さを有するバンプ電極21を備えた半導体ウェハ1
0Uを完成させることができる。
【0071】(9)この後、半導体ウェハ10Uにダイ
シング工程を行い、図1に示すような半導体チップ1を
形成することができる。
【0072】(10)そして、後述するように、多層配
線基板(5)上に半導体チップ1を実装することによ
り、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置(2)
を完成させることができる。
【0073】このような本発明の第1の実施の形態に係
る半導体装置の製造方法においては、バンプ開口部25
Hを有する絶縁膜25Aを形成した後に、バンプ開口部
25H内壁上及びバンプ開口部25H内の外部接続電極
18上の広範囲にUBM膜20を形成し、さらにバンプ
電極21をマスクとしたウエットエッチングによるUB
M膜20のパターニングを行わないようにしたので、U
BM膜20のサイドエッチングを防止することができ
る。従って、外部接続電極18とバンプ電極21との間
のUBM膜20を介在させた導通を確実に行うことがで
きるので、半導体装置の製造上の歩留まりを向上するこ
とができる。さらに、UBM膜20のサイドエッチング
を防止するようにしたので、上記のように例えば5μm
径若しくはそれ以下の微細なバンプ電極21を容易に製
造することができる。
【0074】さらに、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体装置の製造方法においては、CMPによりバンプ
開口部25H上を含む絶縁膜25A上の全面を平坦化す
ることができ、バンプ電極21の高さを均一化すること
ができるので、バンプ電極21の接続不良を防止するこ
とができる。さらに、絶縁膜25A上の不必要なバンプ
電極膜21AとUBM膜20とを1つのCMP工程によ
り順次除去することができるので、半導体装置の製造工
程数を減少することができる。
【0075】さらに、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体装置の製造方法においては、CMPによりバンプ
電極21の上面が僅かに窪み、バンプ電極21の上側角
部の尖った形状を面取り21Cにより取り除くことがで
きるので、バンプ電極21の上面をより一層平坦化する
ことができる。従って、バンプ電極21とその上面に接
続される他の電極との間の接続不良を防止することがで
き、半導体装置の製造上の歩留りを向上することができ
る。
【0076】[半導体装置の第1の構造]本発明の第1
の実施の形態に係る第1の構造の半導体装置2は、図3
及び図4に示すように、多層配線基板5と、この多層配
線基板5上のインターポーザ3と、インターポーザ3上
の前述の半導体チップ1とを少なくとも備えて構築され
ている。
【0077】多層配線基板5は、その構造を詳細に示し
ていないが、基板本体51に複数の配線層を備えてお
り、基板本体51の表面(図3中、上側表面)には複数
の電極(内部電極)52が配設されている。この基板本
体51には、セラミックス基板、炭化シリコン基板、エ
ポキシ系樹脂基板等を実用的に使用することができる。
【0078】インターポーザ3は、本発明の第1の実施
の形態において、多層配線基板5と半導体チップ1との
間に介在させる中間配線基板としての機能を備えてい
る。このインターポーザ3は、インターポーザ本体30
と、このインターポーザ本体30の表面(図4中、下側
表面)から裏面(同図中、上側表面)に達するプラグ孔
30Hと、プラグ孔30H内壁上の絶縁膜31と、この
絶縁膜31上のバリアメタル膜32と、バリアメタル膜
32上のめっきシード膜(めっき給電膜)33と、めっ
きシード膜33上であってプラグ孔30H内部に埋設さ
れたプラグ34と、インターポーザ本体30の表面上の
第1層目の配線35と、第1層目の配線35上の第2層
目の配線36と、第2層目の配線36上の外部接続電極
(第3層目の配線)37とを少なくとも備えている。さ
らに、インターポーザ3の外部接続電極37上には、前
述の半導体チップ1のUBM膜20と同様なUBM膜4
0と、半導体チップ1のバンプ電極21と同様なバンプ
電極41とを備えている。
【0079】インターポーザ本体30には、半導体チッ
プ1の半導体基板10との熱膨張係数が同等で、かつ半
導体チップ1の製造プロセスと同様な製造プロセスによ
り製作することができる、シリコン単結晶基板を実用的
に使用することができる。プラグ34には、電気伝導性
に優れたCuプラグを実用的に使用することができる。
このCuプラグは、プラグ孔30H内壁上のめっきシー
ド膜33を利用して、電解めっきにより成膜されてい
る。プラグ34は、プラグ孔30H内部に埋設されてい
るので、インターポーザ3の表面から裏面に至る貫通配
線として使用されている。
【0080】インターポーザ3の表面側のプラグ34の
一端は第1層目の配線35に電気的に接続されている。
インターポーザ3の裏面側のプラグ34の他端側は、バ
ンプ電極21、UBM膜20のそれぞれを通して半導体
チップ1の外部接続電極18に電気的に接続されてい
る。すなわち、本発明の第1の実施の形態に係る半導体
装置2においては、半導体チップ1の集積回路搭載面を
インターポーザ3及び多層配線基板5に向けた状態で、
多層配線基板5に半導体チップ1を実装するFC方式に
より実装されている。
【0081】第1層目の配線35、第2層目の配線3
6、外部接続電極37は、本発明の第1の実施の形態に
おいて、いずれもCu膜又はCu合金膜により形成され
ている。当然のことながら、これらの材料としては、A
l膜やAl合金膜を使用することができる。なお、第1
層目の配線35と第2層目の配線36との間、第2層目
の配線36と外部接続電極37との間には絶縁膜や接続
孔が配設されているが、これらの構成は基本的には半導
体チップ1の構成と同様であり、その説明は省略する。
【0082】外部接続電極37上のUBM膜40及びバ
ンプ電極41は、基本的には半導体チップ1のUBM膜
20及びバンプ電極21と同様な構造並びに材料により
構成されている。つまり、UBM膜40は凹型形状によ
り形成され、バンプ電極41は、UBM膜40の凹型形
状内部に埋設され、側面及び底面がUBM膜40により
取り囲まれている。
【0083】また、バンプ電極41の外部接続電極37
側の一部は、絶縁膜42に形成されたバンプ開口部42
H内部にUBM膜40を介在させて埋設されている。
【0084】インターポーザ3のバンプ電極41は、さ
らに半田バンプ電極6を通して多層配線基板5の電極5
2に電気的かつ機械的に接続されている。半田バンプ電
極6には、例えばSn−Pb、Sn−Ag、Sn−亜鉛
(Zn)、Sn−Cu等の二元系合金、Sn−Ag−C
u等の三元系合金又は四元系以上の合金を実用的に使用
することができる。
【0085】[インターポーザの製造方法]次に、前述
のインターポーザ3の製造方法を、図5(A)乃至図5
(E)を用いて簡単に説明する。
【0086】(1)まず最初に、図5(A)に示すよう
に、インターポーザ本体30となる半導体ウェハ3Uが
準備される。この半導体ウェハ3Uには、数百μmの厚
さのシリコン単結晶ウェハを実用的に使用することがで
きる。
【0087】(2)図5(B)に示すように、半導体ウ
ェハ3Uの表面からその深さ方向に向かってプラグ孔3
0Hを形成する。プラグ孔30Hは、例えばRIE等の
異方性エッチングにより形成されている。必ずしも以下
の数値に限定されるものではないが、本発明の第1の実
施の形態においては、直径30μm、深さ60μmの寸
法を有するプラグ孔30Hが形成される。
【0088】(3)図5(C)に示すように、半導体ウ
ェハ3Uの表面上、プラグ孔30H内壁上及びプラグ孔
30H底面上を含む半導体ウェハ3Uの全面に、絶縁膜
31、バリアメタル膜32、めっきシード膜33のそれ
ぞれを順次成膜する。
【0089】(4)図5(D)に示すように、少なくと
もプラグ孔30H内部を埋設するように、めっきシード
膜33上にプラグ形成膜34Aを形成する。このプラグ
形成膜34Aには、めっきシード膜33を給電膜として
使用した電解めっきにより成膜されたCu膜を実用的に
使用することができる。
【0090】(5)図5(E)に示すように、プラグ孔
30H以外の領域において、プラグ形成膜34A、めっ
きシード膜33、バリアメタル膜32のそれぞれを少な
くとも除去し、プラグ孔30H内部に埋設されたプラグ
34を形成する。この不要部分の除去には例えばCMP
を使用することができる。
【0091】(6)この後、図示しないが、例えばダマ
シンプロセスにより、第1層目の配線35、第2層目の
配線36、外部接続電極(第3層目の配線)37等を形
成する(図4参照。)。
【0092】(7)そして、半導体チップ1のUBM膜
20及びバンプ電極21の製造方法と同様に、半導体ウ
ェハ3Uの表面において、外部接続電極37上にUBM
膜40及びバンプ電極41を形成する(図3及び図4参
照。)。
【0093】(8)半導体ウェハ3Uの裏面からプラグ
34の他端が露出されるまで、半導体ウェハ3Uの薄膜
化処理を行う。この薄膜化処理には、グラインディング
処理とその後に行うCMP処理とを併用した処理を実用
的に使用することができる。プラグ34の他端が露出さ
れるまで薄膜化処理が行われた結果、半導体ウェハ3U
の厚さは約60μmになる。
【0094】(9)この後、半導体ウェハ3Uをダイシ
ング工程により細分化することにより、図3及び図4に
示すようなインターポーザ3を製造することができる。
【0095】[半導体装置の第2の構造]本発明の第1
の実施の形態に係る第2の構造の半導体装置2には、三
次元実装構造が採用されている。すなわち、第2の構造
の半導体装置は、図6及び図7に示すように、多層配線
基板5と、この多層配線基板5上に高さ方向に順次積層
された半導体チップ7A、7B、7C及び前述の半導体
チップ1とを少なくとも備えて構築されている。
【0096】多層配線基板5並びに最上層の半導体チッ
プ1の基本的構造は、図3に示す第1の構造の半導体装
置2の多層配線基板5並びに図1に示す半導体チップ1
の構造と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0097】半導体チップ7A〜7Cは、いずれも基本
的には同一構造において構成されており、前述の図3及
び図4に示すインターポーザ3に類似した構造において
構成されている。すなわち、半導体チップ7A〜7C
は、シリコン単結晶基板からなる半導体基板70と、こ
の半導体基板70の表面(図7中、下側表面)から裏面
(同図中、上側表面)に達するプラグ孔70Hと、プラ
グ孔70H内壁上の絶縁膜71と、この絶縁膜71上の
バリアメタル膜72と、バリアメタル膜72上のめっき
シード膜73と、めっきシード膜73上であってプラグ
孔70H内部に埋設されたプラグ74と、半導体基板7
0の表面上の第1層目の配線75と、第1層目の配線7
5上の第2層目の配線76と、第2層目の配線76上の
外部接続電極(第3層目の配線)77とを少なくとも備
えている。なお、図示しないが、半導体チップ7A〜7
Cのそれぞれの表面には、前述の半導体チップ1の素子
12と同様に集積回路を構築するための素子が配設され
ている。さらに、半導体チップ7A〜7Cのそれぞれの
外部接続電極77上には、前述の半導体チップ1のUB
M膜20と同様なUBM膜80と、半導体チップ1のバ
ンプ電極21と同様なバンプ電極81とを備えている。
【0098】また、本発明の第1の実施の形態に係る半
導体チップ7A〜7Cの外部接続電極77及びバンプ電
極81並びに半導体チップ1の外部接続電極18及びバ
ンプ電極21は、半導体基板70並びに半導体基板10
の全面に格子状に配列されているが、周辺にのみ配列す
るようにしてもよい。
【0099】プラグ74には、前述のインターポーザ3
のプラグ34と同様に、電気伝導性に優れたCuプラグ
を実用的に使用することができる。このCuプラグは、
プラグ孔70H内壁上のめっきシード膜73を利用し
て、電解めっきにより成膜されている。プラグ74は、
プラグ孔70H内部に埋設されているので、半導体基板
70の表面から裏面に至る貫通配線として使用されてい
る。
【0100】第1層目の配線75、第2層目の配線7
6、外部接続電極77は、本発明の第1の実施の形態に
おいて、いずれもCu膜又はCu合金膜により形成され
ている。当然のことながら、これらの材料としては、A
l膜やAl合金膜を使用することができる。なお、第1
層目の配線75と第2層目の配線76との間、第2層目
の配線76と外部接続電極77との間には絶縁膜や接続
孔が配設されているが、これらの構成は基本的には半導
体チップ1の構成と同様であり、その説明は省略する。
【0101】外部接続電極77上のUBM膜80及びバ
ンプ電極81は、基本的には半導体チップ1のUBM膜
20及びバンプ電極21と同様な構造並びに材料により
構成されている。つまり、UBM膜80は凹型形状によ
り形成され、バンプ電極81は、UBM膜80の凹型形
状内部に埋設され、側面及び底面がUBM膜80により
取り囲まれている。
【0102】また、バンプ電極81の外部接続電極は7
7側の一部は、絶縁膜82に形成されたバンプ開口部8
2H内部にUBM膜80を介在させて埋設されている。
【0103】最下層の半導体チップ7Aは、その表面
(図6中及び図7中、下側表面)を多層配線基板5の表
面(図6中、上側表面)に向かい合わせたFC方式によ
り、多層配線基板5上に実装されている。半導体チップ
7Aの外部接続電極77はバンプ電極81を通して多層
配線基板5の電極52に電気的かつ機械的に接続されて
いる。
【0104】第2層目の半導体チップ7Bは、その表面
(図6中及び図7中、下側表面)を半導体チップ7Aの
裏面(図6中及び図7中、上側表面)に向かい合わせた
FC方式により、半導体チップ7Aの裏面上に実装され
ている。半導体チップ7Bの外部接続電極77はバンプ
電極81を通して半導体チップ7Aのプラグ74に電気
的かつ機械的に接続されている。
【0105】第3層目の半導体チップ7Cは、その表面
(図6中及び図7中、下側表面)を半導体チップ7Bの
裏面(図6中及び図7中、上側表面)に向かい合わせた
FC方式により、半導体チップ7Bの裏面上に実装され
ている。半導体チップ7Cの外部接続電極77はバンプ
電極81を通して半導体チップ7Bのプラグ74に電気
的かつ機械的に接続されている。
【0106】最上層の半導体チップ1は、その表面(図
6中、下側表面、前述の図1中、上側表面)を半導体チ
ップ7Cの裏面(図6中、上側表面)に向かい合わせた
FC方式により、半導体チップ7Cの裏面上に実装され
ている。半導体チップ1の外部接続電極18はバンプ電
極21を通して半導体チップ7Cのプラグ74に電気的
かつ機械的に接続されている。
【0107】このように構成される本発明の第1の実施
の形態の第2の構造の半導体装置2においては、前述の
効果に加えて、複数の半導体チップ7A〜7C、半導体
チップ1のそれぞれを多層配線基板5上の高さ方向に積
層するようにしたので、より一層の小型化を図ることが
できる。さらに、半導体チップ7Aと半導体チップ7B
との間の電気的な接続を半導体チップ7Aのプラグ74
により行い、半導体チップ7Bと半導体チップ7Cとの
間の電気的な接続を半導体チップ7Bのプラグ74によ
り行い、半導体チップ7Cと半導体チップ1との間の電
気的な接続を半導体チップ7Cのプラグ74により行
い、上下半導体チップ間の接続経路長を短縮することが
できるので、回路動作速度の高速化を図ることができ
る。
【0108】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、前述の本発明の第1の実施の形態に係る半導
体装置2の製造方法において、半導体チップ1の絶縁膜
25の膜厚の制御性を向上させた製造方法を説明するも
のである。以下、図8(A)乃至図8(D)を使用し
て、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置2の製
造方法を説明する。
【0109】(1)まず最初に、本発明の第1の実施の
形態に係る半導体装置2の製造方法と同様に、半導体ウ
ェハ10Uが準備される(図8(A)参照)。
【0110】(2)図8(A)に示すように、半導体ウ
ェハ10Uの外部接続電極18上にバンプ開口部25H
を有する絶縁膜25Aを形成する。ここで、絶縁膜25
Aは、第1の絶縁膜251を形成し、さらにこの第1の
絶縁膜251上にこの第1の絶縁膜251に対してエッ
チング選択比を有する第2の絶縁膜252を形成した、
少なくとも2層構造により形成されている。第1の絶縁
膜251には、例えばプラズマCVD法により成膜され
た、1.0μmの膜厚のシリコン酸化膜又はシリコン窒
化膜等の無機系絶縁膜を実用的に使用することができ
る。第2の絶縁膜252には、例えばスピンコート法に
より塗布された、5μmの膜厚のポリイミド系樹脂膜等
の有機系絶縁膜を実用的に使用することができる。バン
プ開口部25Hは、本発明の第1の実施の形態に係る半
導体装置2の製造方法と同様に、フォトリソグラフィ技
術及びエッチング技術により形成することができる。
【0111】(3)次に、絶縁膜25A上、バンプ開口
部25H内壁上及びバンプ開口部25H内の外部接続電
極18上の半導体ウェハ10Uの全面にUBM膜20を
形成する(図8(B)参照)。
【0112】(4)引き続き、図8(B)に示すよう
に、少なくともバンプ開口部25Hを埋設するように、
UBM膜20上にバンプ電極膜21Aを形成する。
【0113】(5)図8(C)に示すように、バンプ開
口部25H以外の不要なバンプ電極膜21A及びUBM
膜20を除去し、バンプ開口部25H内壁上及びバンプ
開口部25H内の外部接続電極18上のUBM膜20に
より周囲を囲まれたバンプ電極21を形成する。この不
要なバンプ電極膜21A及びUBM膜20の除去はCM
Pにより行う。
【0114】(6)次に、図8(D)に示すように、絶
縁膜25Aの表面の一部、すなわち第2の絶縁膜252
を第1の絶縁膜251に対して選択的にエッチング除去
し、UBM膜20及びバンプ電極21を突出させるとと
もに、これらUBM膜20及びバンプ電極21に対して
リセスさせた第1の絶縁膜251からなる絶縁膜25を
形成する。第2の絶縁膜252の除去にはドライエッチ
ング又はウエットエッチングを使用することができる。
また、第2の絶縁膜252に有機系樹脂膜が使用される
場合には、プラズマアッシャーにより第2の絶縁膜25
2を容易に除去することができる。
【0115】(7)この後、本発明の第1の実施の形態
に係る半導体装置2の製造方法の図2(E)に示す面取
り21Cを行う工程並びにそれ以降の工程を行うことに
より、外部接続電極18上にUBM膜20を介在させて
電気的かつ機械的に接続されたバンプ電極21を備え、
このバンプ電極21の周囲の少なくとも一部を取り囲む
絶縁膜25を備えた半導体ウェハ10Uを完成させるこ
とができる。
【0116】(8)そして、半導体ウェハ10Uにダイ
シング工程を行い、前述の図1に示すような半導体チッ
プ1を形成することができ、図3及び図4又は図6及び
図7に示すように、多層配線基板5上に半導体チップ1
を実装することにより、本発明の第2の実施の形態に係
る半導体装置2を完成させることができる。
【0117】このような本発明の第2の実施の形態に係
る半導体装置2の製造方法においては、エッチング選択
比が異なる少なくとも第1の絶縁膜251及び第2の絶
縁膜252により絶縁膜25Aを形成し、この第2の絶
縁膜252を犠牲膜として第1の絶縁膜251に対して
選択的にエッチング除去するようにしたので、絶縁膜2
5Aの表面の一部の膜厚方向の除去量を半導体ウェハ1
0U面内において均一化することができる。
【0118】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態は、前述の本発明の第1の実施の形態に係る半導
体装置2の製造方法において、半導体チップ1のUBM
膜20の材質並びにバンプ電極21の材質を代えた例を
説明するものである。すなわち、本発明の第3の実施の
形態に係る半導体装置2の製造方法は、径10μm、高
さ1μmのサイズを有する微細なSnバンプ電極の製造
方法である。以下、図9(A)乃至図9(E)を使用し
て、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置2の製
造方法を説明する。
【0119】(1)まず最初に、本発明の第1の実施の
形態に係る半導体装置2の製造方法と同様に、半導体ウ
ェハ10Uが準備される(図9(A)参照)。
【0120】(2)図9(A)に示すように、外部接続
電極18上にバンプ開口部25Hを有する絶縁膜25A
を形成する。
【0121】(3)次に、絶縁膜25A上、バンプ開口
部25H内壁上及びバンプ開口部25H内の外部接続電
極18上の半導体ウェハ10Uの全面にUBM膜26を
形成する(図9(B)参照)。UBM膜26は、例えば
50nm〜200nm程度の膜厚のチタン(Ti)膜、
150nm〜300nm程度の膜厚のNi膜の積層膜に
より形成され、これらの膜は連続的なスパッタリングに
より成膜することができる。UBM膜26は、このよう
にスパッタリングにより成膜されているので、バンプ開
口部25H内壁の段差面並びにバンプ開口部25H内に
露出する外部接続電極18の表面に沿って均一な膜厚に
より形成することができる。
【0122】(4)引き続き、図9(B)に示すよう
に、少なくともバンプ開口部25Hを埋設するように、
UBM膜26上にバンプ電極膜27Aを形成する。バン
プ電極膜27AにはUBM膜26を給電膜として電解め
っきにより成膜されたSn膜を実用的に使用することが
でき、このSn膜は例えば2μm〜5μm程度の膜厚に
より形成されている。
【0123】(5)図9(C)に示すように、バンプ開
口部25H以外の不要な(余剰の)バンプ電極膜27A
及びUBM膜26を除去し、バンプ開口部25H内壁上
及びバンプ開口部25H内の外部接続電極18上のUB
M膜26により周囲を囲まれたバンプ電極27Bを形成
する。この不要なバンプ電極膜27A及びUBM膜26
の除去はCMPにより行う。
【0124】(6)図9(D)に示すように、絶縁膜2
5Aの表面の一部を膜厚方向に除去し、UBM膜26及
びバンプ電極27Bを突出させるとともに、これらUB
M膜26及びバンプ電極27Bに対してリセスさせた絶
縁膜25を形成する。絶縁膜25Aの除去にはドライエ
ッチング又はウエットエッチングを使用することができ
る。絶縁膜25Aは例えば1.0μm程度除去され、最
終的な絶縁膜25の膜厚は例えば1.5μmに調節され
ている。
【0125】(7)図9(E)に示すように、例えば2
00〜280℃程度の温度において、バンプ電極27B
に半田リフローを行い、若干上側角部に丸みを帯びたバ
ンプ電極27を形成する。
【0126】(8)これら一連の工程が終了すると、外
部接続電極18上にUBM膜26を介在させて電気的か
つ機械的に接続されたバンプ電極27を備えた半導体ウ
ェハ10Uを完成させることができる。
【0127】(9)この後、半導体ウェハ10Uにダイ
シング工程を行い、前述の図1に示すような半導体チッ
プ1を形成することができる。
【0128】(10)そして、前述の図3及び図4又は
図6及び図7に示すような多層配線基板5上に半導体チ
ップ1を実装することにより、本発明の第3の実施の形
態に係る半導体装置2を完成させることができる。
【0129】このような本発明の第3の実施の形態に係
る半導体装置2の製造方法においては、本発明の第1の
実施の形態に係る半導体装置2の製造方法により得られ
る効果と同様な効果が得られるとともに、バンプ電極2
7Bの側面及び底面をUBM膜26により取り囲み、こ
のUBM膜26がバンプ電極27Bの形状を保持する
(ダムとして機能させる)ことができるので、バンプ電
極27Bにリフローを行ってもバンプ電極材料(Sn)
の流れ出しを防止することができ、リフロー工程後もU
BM膜26により形状が調節された微細な半田バンプ電
極27を製造することができる。
【0130】さらに、本発明の第3の実施の形態に係る
半導体装置2においては、リフロー工程に伴うバンプ電
極27Bの流れ出しに起因する隣接バンプ電極27間の
短絡を防止することができ、電気的な信頼性を向上する
ことができるとともに、バンプ電極27の配列間隔を微
細化(ファインピッチ化)することができ、より一層、
バンプ電極27の微細化、多端子化を実現することがで
きる。
【0131】さらに、凹型形状のUBM膜26は適度な
機械的強度を備え、バンプ電極27の形状変化が生じに
くく、バンプ電極27の高さを均一化することができる
ので、バンプ電極27とこのバンプ電極27上の他の電
極との間の電気的な接続信頼性を向上することができ
る。ここで、「他の電極」とは、例えば図3及び図4に
示すインターポーザ3のプラグ34、多層配線基板5の
電極52が該当し、さらに図6及び図7に示す半導体チ
ップ7A〜7Cのプラグ74が該当する。
【0132】(その他の実施の形態)本発明は上記複数
の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をな
す論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解
すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実
施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
【0133】例えば、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体装置2においては、バンプ電極21にCuバンプ
電極が使用されているが、本発明は、このような材料に
限定されるものではなく、例えばAuバンプ電極、Ni
バンプ電極等により半導体装置2を構築してもよい。
【0134】さらに、本発明の第3の実施の形態に係る
半導体装置2においては、バンプ電極27にSnバンプ
電極が使用されているが、本発明は、Sn−Pb、Sn
−Ag、Sn−Zn、Sn−Cu等の二元系合金のバン
プ電極、Sn−Ag−Cu等の三元系合金のバンプ電
極、四元系合金以上のバンプ電極により半導体装置2を
構築してもよい。
【0135】さらに、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体装置2においては、半導体チップ1の外部接続電
極(外部接続端子又はボンディングパッド)18にUB
M膜20及びバンプ電極21を配設し、インターポーザ
3の外部接続電極37にUBM膜40及びバンプ電極4
1を配設した場合を説明したが、本発明は、多層配線基
板5の電極(内部端子又は内部電極)52や図示しない
多層配線基板5の外部接続電極にUBM膜及びバンプ電
極を配設することができる。
【0136】さらに、本発明の第1の実施の形態に係る
半導体装置2においては、多層配線基板5に1つの半導
体チップ1しか実装されていないが、本発明は、これに
限定されるものではなく、多層配線基板5に平面的に複
数の半導体チップ1を実装したマルチチップ構造として
もよい。
【0137】このように、本発明はここでは記載してい
ない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。した
がって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特
許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められ
るものである。
【0138】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、微細な
バンプ電極を実現することができ、高集積化、回路動作
速度の高速化並びに多端子化を実現することができる半
導体装置を提供することができる。
【0139】さらに、本発明は、電極とバンプ電極との
間の接続部の電気的信頼性、機械的信頼性の少なくとも
いずれかを向上することができる半導体装置を提供する
ことができる。
【0140】さらに、本発明は、微細なバンプ電極を製
造することができる半導体装置の製造方法を提供するこ
とができる。
【0141】さらに、本発明は、製造上の歩留りを向上
することができる半導体装置の製造方法を提供すること
ができる。
【0142】さらに、本発明は、製造工程数を減少する
ことができる半導体装置の製造方法を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の
半導体チップ及びバンプ電極の基本構造を示す要部断面
構造図である。
【図2】(A)乃至(E)は本発明の第1の実施の形態
に係るバンプ電極の製造方法を含む半導体装置の製造工
程断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る第1の構造の
半導体装置の概略的な断面構造図である。
【図4】図3に示す第1の構造の半導体装置の要部拡大
断面構造図である。
【図5】(A)乃至(E)は図3及び図4に示す第1の
構造の半導体装置のインターポーザの製造工程断面図で
ある。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る第2の構造の
半導体装置の概略的な断面構造図である。
【図7】図6に示す第2の構造の半導体装置の要部拡大
断面構造図である。
【図8】(A)乃至(D)は本発明の第2の実施の形態
に係るバンプ電極の製造方法を含む半導体装置の製造工
程断面図である。
【図9】(A)乃至(E)は本発明の第3の実施の形態
に係るバンプ電極の製造方法を含む半導体装置の製造工
程断面図である。
【図10】(A)乃至(D)は本発明の先行技術に係る
Auバンプ電極の製造方法を説明する工程断面図であ
る。
【図11】(A)乃至(E)は本発明の先行技術に係る
半田バンプ電極の製造方法を説明する工程断面図であ
る。
【図12】本発明の先行技術に係る半導体装置の要部拡
大断面図である。
【符号の説明】
1、7A〜7C 半導体チップ 10、70 半導体基板 3U、10U 半導体ウェハ 12 素子 18、37、77 外部接続電極 20、26、40、80 UBM膜 21、27、27B、41、81 バンプ電極 21A、27A バンプ電極膜 21C 面取り 25、25A、42、82 絶縁膜 25H、42H、82H バンプ開口部 2 半導体装置 3 インターポーザ 30 インターポーザ本体 30H、70H プラグ孔 34、74 プラグ 5 多層配線基板 51 基板本体 52 電極 6 半田バンプ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江澤 弘和 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極と、 前記電極上の凹型形状のアンダーバンプメタル膜と、 前記アンダーバンプメタル膜の凹型形状内部に埋設さ
    れ、側面及び底面が前記アンダーバンプメタル膜により
    取り囲まれたバンプ電極とを備えたことを特徴とする半
    導体装置。
  2. 【請求項2】 前記バンプ電極の上面の高さと、前記ア
    ンダーバンプメタル膜の側面の高さとが、実質的に同一
    であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記アンダーバンプメタル膜の側面の少
    なくとも前記電極側の一部は絶縁膜により取り囲まれて
    いることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 電極上に開口部を有する絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記絶縁膜上、前記開口部内壁上及び前記開口部内の前
    記電極上にアンダーバンプメタル膜を形成する工程と、 少なくとも前記開口部を埋設するように、前記アンダー
    バンプメタル膜上にバンプ電極膜を形成する工程と、 前記開口部以外のバンプ電極膜及びアンダーバンプメタ
    ル膜を除去し、前記開口部内壁上及び前記開口部内の前
    記電極上のアンダーバンプメタル膜により周囲を囲まれ
    たバンプ電極を形成する工程と、 前記絶縁膜の少なくとも表面の一部を膜厚方向に除去す
    る工程とを備えたことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記絶縁膜を形成する工程は、第1の絶
    縁膜を形成し、前記第1の絶縁膜上にこの第1の絶縁膜
    に対してエッチング選択比を有する第2の絶縁膜を形成
    する工程であり、 前記絶縁膜の少なくとも表面の一部を膜厚方向に除去す
    る工程は、前記第1の絶縁膜に対して前記第2の絶縁膜
    を選択的にエッチング除去する工程であることを特徴と
    する請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記開口部以外のバンプ電極膜及びアン
    ダーバンプメタル膜を除去し、バンプ電極を形成する工
    程は、ケミカルメカニカルポリッシングにより絶縁膜上
    及び開口部上のバンプ電極膜及びアンダーバンプメタル
    膜を後退させ、前記開口部内壁上及び前記開口部内の前
    記電極上のアンダーバンプメタル膜により周囲を囲まれ
    たバンプ電極を形成する工程であることを特徴とする請
    求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記絶縁膜の少なくとも表面の一部を膜
    厚方向に除去する工程の後に、前記バンプ電極の上面を
    平坦化する工程を、さらに備えたことを特徴とする請求
    項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 電極上に開口部を有する絶縁膜を形成す
    る工程と、 前記絶縁膜上、前記開口部内壁上及び前記開口部内の前
    記電極上にアンダーバンプメタル膜を形成する工程と、 少なくとも前記開口部を埋設するように、前記アンダー
    バンプメタル膜上に半田バンプ電極膜を形成する工程
    と、 前記開口部以外の半田バンプ電極膜及びアンダーバンプ
    メタル膜を除去し、前記開口部内壁上及び前記開口部内
    の前記電極上のアンダーバンプメタル膜により周囲を囲
    まれた半田バンプ電極を形成する工程と、 前記絶縁膜の少なくとも表面の一部を膜厚方向に除去す
    る工程と、 前記半田バンプ電極にリフローを行う工程とを備えたこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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