JP2003068471A - 表示素子 - Google Patents

表示素子

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JP2003068471A JP2001252358A JP2001252358A JP2003068471A JP 2003068471 A JP2003068471 A JP 2003068471A JP 2001252358 A JP2001252358 A JP 2001252358A JP 2001252358 A JP2001252358 A JP 2001252358A JP 2003068471 A JP2003068471 A JP 2003068471A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動電力の低下が可能で、これによって劣化
速度が小さく抑えられ、長時間の安定した発光を与える
ことが可能な長期信頼性に優れた表示装置を提供する。 【解決手段】 基板12上に、陽極15、発光層14c
を含む有機層14、陰極15が順次積層され、陰極15
が、有機層14側の第1層15aとこの上部に積層され
た第2層15bとを有する積層構造で構成された表示素
子11において、陰極15の第2層15bには、第1層
15aの構成成分が添加されていることを特徴としてい
る。第2層15bに添加される第1層15aの構成成分
は、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の少なくとも
一方であることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーディスプレ
イなどに用いられる表示素子に関し、特には有機層を備
えた自発光型の表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア指向の商品を初め
とし、人間と機械とのインターフェースの重要性が高ま
ってきている。人間がより快適に効率良く機械操作する
ためには、操作される機械からの情報を誤りなく、簡潔
に、そして瞬時に、充分な量取り出す必要があり、その
為にディスプレイを初めとする様々な表示素子について
研究が行われている。
【0003】また、機械の小型化に伴い、表示素子の小
型化、薄型化に対する要求も日々、高まっているのが現
状である。例えば、ノート型パーソナルコンピュータ、
ノート型ワードプロセッサなどの、表示素子一体型であ
るラップトップ型情報処理機器の小型化には目を見張る
進歩があり、それに伴い、その表示素子である液晶ディ
スプレイに関しての技術革新も素晴らしいものがある。
液晶ディスプレイは、様々な製品のインターフェースと
して用いられており、ラップトップ型情報処理機器はも
ちろんのこと、小型テレビや時計、電卓を初めとし、我
々の日常使用する製品に多く用いられている。
【0004】ところが、液晶ディスプレイは、自発光性
でないためバックライトを必要とし、このバックライト
駆動に液晶を駆動するよりも電力を必要する。また、視
野角が狭いため、大型ディスプレイ等の大型表示素子に
は適していない。さらに、液晶分子の配向状態による表
示方法なので、視野角の中においても、角度によりコン
トラストが変化してしまう。しかも、液晶は基底状態に
おける分子のコンフォメーションの変化を利用して表示
を行っているので、ダイナミックレンジが広くとれな
い。これは、液晶ディスプレイが動画表示には向かない
理由の一つになっている。
【0005】これに対し、自発光性表示素子は、プラズ
マ表示素子、無機電界発光素子、有機電界発光素子等が
研究されている。
【0006】プラズマ表示素子は低圧ガス中でのプラズ
マ発光を表示に用いたもので、大型化、大容量化に適し
ているものの、薄型化、コストの面での問題を抱えてい
る。また、駆動に高電圧の交流バイアスを必要とし、携
帯用デバイスには適していない。
【0007】無機電界発光素子は、緑色発光ディスプレ
イ等が商品化されたが、プラズマ表示素子と同様に、交
流バイアス駆動であり駆動には数百V必要であり、ユー
ザーに受け入れられなかった。しかし、技術的な発展に
より、今日ではカラーディスプレイ表示に必要なRGB
三原色の発光には成功しているが、青色発光材料が高輝
度、長寿命で発光可能なものがあまり無く、また、無機
材料のために、分子設計などによる発光波長等の制御は
困難であり、コンスーマー向けのフルカラーデバイス化
は困難であると思われる。
【0008】一方、有機化合物による電界発光現象は、
1960年代前半に強く蛍光を発生するアントラセン単
結晶への、キャリア注入による発光現象が発見されて以
来、長い期間、研究されてきたが、低輝度、単色で、し
かも単結晶であった為、有機材料へのキャリア注入とい
う基礎的研究として行われていた。
【0009】しかし、1978年にEastman K
odak社のTangらが低電圧駆動、高輝度発光が可
能なアモルファス発光層を有する積層構造の有機電界発
光素子を発表して以来、各方面でRGB三原色の発光、
安定性、輝度上昇、積層構造、作製法等の研究開発が盛
んに行なわれている。
【0010】さらに、有機材料の特徴である分子設計等
により様々な新規材料が発明され、直流低電圧駆動、薄
型、自発光性等の優れた特徴を有する有機電界発光素子
のカラーディスプレイへの応用研究も盛んに行われ始め
ている。
【0011】図8には、このような表示素子(有機電界
発光素子)の一構成例を示す。この図に示す表示素子1
は、例えばガラス等からなる透明な基板2上に設けられ
ている。この表示素子1は、基板2上に設けられたIT
O(Indium Tin Oxide:透明電極)からなる陽極3、こ
の陽極3上に設けられた有機層4、さらにこの上部に設
けられた陰極5とで構成されている。有機層4は、陽極
側から、例えば正孔注入層4a、正孔輸送層4bおよび
電子輸送性の発光層4cを順次積層させた構成となって
いる。このように構成された表示素子1では、陰極から
注入された電子と陽極から注入された正孔とが発光層4
cにて再結合する際に生じる光が基板2側から取り出さ
れる。
【0012】またこのような構成の他にも、基板2側か
ら順に、陰極5、有機層4、陽極3を順次積層した構成
や、さらには上方に位置する電極(上部電極)を透明材
料で構成することで、基板2と反対側から光を取り出す
ようにした上面発光型(いわゆるTAC:Top Emitting
Adoptive Current device構造)の表示素子もある。そ
して特に、基板上に薄膜トランジスタ(thin film tran
sistor:以下TFTと記す)を設けて成るアクティブマ
トリックス型の表示装置においては、表示素子をTAC
構造とすることが、発光部の開口率を向上させる上で有
利になる。
【0013】このようなTAC構造の表示装置におい
て、上部電極が陰極である場合、この上部電極は、例え
ばLi2Oや、CsO等の金属酸化物層を用いて構成さ
れる。また、この場合においては、金属酸化物層上に、
導電性を補償するための層や、キャビティ構造を構成す
るための半透過反射層を積層させる構成が採用されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな自発光型の表示素子、特には有機層を備えた発光素
子を用いて表示装置を構成する場合、表示素子の長寿命
化および信頼性の確保が最も重要な課題の一つである。
【0015】一般的に、表示素子の寿命は、輝度の低下
を伴う初期劣化およびその後の定常的な劣化の速度によ
って決定される。つまり、表示素子の長寿命化を達成す
るためには、表示素子の初期劣化およびその後の定常的
な劣化の速度を小さく抑えることが重要になる。そし
て、定常的な劣化速度を小さく抑えるためには、表示素
子の駆動電圧を低下させることで消費電力を低減し、な
おかつ長期の駆動による電圧上昇を低く抑え、これによ
って駆動に伴う発熱等を抑えることが重要になってく
る。
【0016】そこで本発明は、駆動電力を低下させるこ
とによって表示素子の劣化速度を小さく抑えることが可
能で、これにより長時間の安定した発光を与えることが
可能な長期信頼性に優れた表示装置を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るための本発明は、陰極と陽極との間に、少なくとも有
機発光層を含む有機層を挟持してなり、陰極および陽極
のうちの少なくとも一方が、有機層側の第1層とこの上
部に積層された第2層とを有する積層構造で構成された
表示素子において、第2層には、第1層の構成成分が添
加されていることを特徴としている。
【0018】このような構成にすることで、積層構造で
形成された電極においては、第2層と第1層との間のエ
ネルギー障壁が小さくなり、第2層側からの第1層を介
しての有機層への荷電粒子の注入効率が上昇する。この
ため、表示素子の駆動電圧が低下する。
【0019】特に、有機層での発光光を取り出さす側の
電極が、表示素子をキャビティ構造とするための積層構
造となっている場合に、この電極に本発明の積層構造を
適用することで、電極を構成する各層の光透過率が殆ど
変化することなく、駆動電圧を低下させることができ
る。つまり、設計に非常な手間がかかるキャビティ条件
(各層の膜厚など)を変更することなく、駆動電圧の低
下が図られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の表示素子の実施の
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の表示素子の一構成例を示
す断面図である。この図に示す表示素子11は、基板1
2上に形成されており、基板12上に設けられた陽極1
3、この陽極13上に設けられた有機層14、およびこ
の有機層14上に設けられた陰極15を備えている。以
下の説明においては、陽極13から注入された正孔と陰
極15から注入された電子とが有機層14で結合する際
に生じた発光光を、基板2と反対側の陰極15側から取
り出す上面発光方式、いわゆる「TAC構造」の表示素
子の構成を説明する。
【0022】先ず、表示素子11が設けられる基板12
は、ガラスのような透明基板や、シリコン基板、さらに
はフィルム状のフレキシブル基板等の中から適宜選択し
て用いられることとする。また、この表示素子を用いて
構成される表示装置の駆動方式がアクティブマトリック
ス方式である場合、基板12として、画素毎にTFTを
設けてなるTFT基板が用いられる。
【0023】そして、この基板12上に下部電極として
設けられる陽極13は、例えばITOのような透明電極
材料で構成されており、スパッタリング法によって形成
されている。また、この陽極13は、ITOの他にも、
効率良く正孔を注入するために電極材料の真空準位から
の仕事関数が大きいもの、例えばクロム(Cr)、金
(Au)、酸化スズ(SnO2)とアンチモン(Sb)
との合金、酸化亜鉛(ZnO)とアルミニウム(Al)
との合金、さらにはこれらの金属や合金の酸化物等を、
単独または混在させた状態で用いられる。
【0024】尚、この表示素子を用いて構成される表示
装置の駆動方式がアクティブマトリックス方式である場
合、陽極13は、TFTが設けられている画素毎にパタ
ーニングされていることとする。そして、陽極13の上
層には、ここでの図示を省略した絶縁膜が設けられ、こ
の絶縁膜の開口部から、各画素の陽極13表面を露出さ
せていることとする。
【0025】また、有機層14は、陽極13側から順
に、正孔注入層14a、正孔輸送層14bおよび電子輸
送性の発光層14cを積層してなる。これらの各層は、
例えば真空蒸着法や、例えばスピンコート法などの他の
方法によって形成される。各層を構成する材料に限定条
件はなく、例えば正孔輸送層14bであるならば、ベン
ジジン誘導体、スチリルアミン誘導体、トリフェニルメ
タン誘導体、ヒドラゾン誘導体などの正孔輸送材料を用
いることができる。さらに、発光層14cの発光スペク
トルの制御を目的として、発光層14cの形成において
微量分子の共蒸着を行っても良く、例えば、ベリレン誘
導体、クマリン誘導体、ピラン系色素等の有機物質を微
量含む有機薄膜を発光層14cとしても良い。
【0026】尚、有機層14は、このような層構造に限
定されることはなく、少なくとも発光層14cを有する
構成であれば、必要に応じた積層構造を選択することが
できる。例えば、発光層14cは、正孔輸送性の発光層
14cであっても良く、また発光層14c上にさらに電
子輸送層を設けた構成であっても良い。また、以上の各
有機層、例えば正孔注入層14a、正孔輸送層14bお
よび電子輸送性の発光層14cは、それぞれが複数層か
らなる積層構造であっても良い。
【0027】次に、陰極15は、例えば有機層14側か
ら順に第1層15a、第2層15b、および第3層15
cを積層させた3層構造で構成されている。
【0028】3層構造のうちの第1層15aは、仕事関
数が小さく、かつ光透過性の良好な材料を用いて構成さ
れる。このような材料として、例えばリチウム(Li)
の酸化物であるLi2Oや、セシウム(Cs)の酸化物
であるCs2O、さらにはこれらの酸化物の混合物を用
いることができる。また、第1層15aはこのような材
料に限定されることはなく、例えば、マグネシウム(M
g)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)等のアル
カリ土類金属、リチウム(Li),セシウム(Cs)等
のアルカリ金属、さらにはインジウム(In)、銀(A
g)等の仕事関数の小さい金属、さらにはこれらの金属
の酸化物等を、単体でまたはこれらの金属および酸化物
の混合物や合金として安定性を高めて使用しても良い。
【0029】さらに、第1層15aとしては、例えばラ
ンタノイド元素を含有する材料が用いられる。この第1
層15aを構成するランタノイド元素としては、ランタ
ン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジウム(P
r)、ネオジウム(Nd)、サマリウム(Sm)、ユー
ロピウム(Eu)、カドリニウム(Gd)、テルビウム
(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(H
o)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテ
ルビウム(Yb)およびルテチウム(Lu)等のうちか
ら少なくとも1つが選択される。これらのランタノイド
元素は、安定した原材料の形態が存在するため、容易に
用いることができる。
【0030】また、これらのランタノイド元素は、例え
ば酸化物とて用いられている。このような酸化物として
は、La23、CeO2、Pr23、Pr611、Nd2
3、Sm23、Eu23、Gd23、Tb23、Dy2
3、Ho23、Er23、Tm23、Yb23、Lu2
3のうちの少なくとも1種類が選択される。
【0031】尚、第1層15a内のランタノイド元素
は、このような組成の酸化物とて含有されていることに
限定されず、他の組成の酸化物や、さらには酸化物と金
属(ランタノイド金属)とが混在していても良い。
【0032】また3層構造のうちの第2層15bは、第
2層成分中に第1層15aを構成する物質(第1層成
分)を含有させてなる混合層であることとする。第2層
15bを構成する第2層成分は、第1層15aを構成す
る材料との組み合わせによって適宜選択された他の材料
を用いることができる。ただし、ここでは表示素子がT
AC構造であるため、第2層15bは、ある程度の光透
過性を有する材料で構成されることとする。
【0033】例えば、第1層15aが、例えばリチウム
(Li)の酸化物であるLi2Oや、セシウム(Cs)
の酸化物であるCs2O、さらにはこれらの酸化物の混
合物からなる場合には、第2層成分としてアルミニウム
(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(C
a)、MgAg、CaAg、MgIn、CaIn等の材
料、さらにはこれらの合金が好ましく用いられる。これ
らの第2層成分が合金である場合には、その組成比は任
意に決定される。
【0034】また、第1層15aが、Mgを用いて構成
されている場合には、第2層成分としてAl、Ca、C
aAg、CaIn等の材料、さらにはこれらの合金が好
ましく用いられる。これらの第2層成分が合金である場
合には、その組成比は任意に決定される。
【0035】そして、第1層15aが、上述したアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、その他の仕事関数が小さい
金属またはこれらの酸化物からなる場合、第2層成分
は、例えばランタノイド元素を含有する材料が用いられ
る。このランタノイド元素を含有する材料は、第1層1
5aで説明したと同様の形態で用いられる。
【0036】ここで、第2層15b中における第2層成
分と第1層成分との組成比は、第1層15aの構成によ
って適宜設定される。例えば、第1層15aが、仕事関
数が低く光透過性も良好であるが、導電性が低い材料か
らなる場合には、第1層15aを薄膜とすることで、そ
の導電性を確保することになる。このため、第2層15
bは、ある程度の導電性を有する材料でかつある程度の
膜厚で構成する必要がある。このような第2層15bに
おいては、導電性の小さい第1層成分をある程度の組成
比に抑えることで、第2層15b自体の導電性を確保す
る必要がある。
【0037】具体的には、第1層15aがLi2Oから
なる場合に、第2層15b中における第1層成分である
Li2Oの組成比が大きすぎると、第2層15bが絶縁
性になる。このため、第2層15b中においての、第2
層成分に対する第1層成分としてのLi2Oの組成比
は、膜厚比に換算して0.1%〜2.0%程度とするこ
とが好ましい。
【0038】また、第1層15aがMgからなる場合に
は、第2層15b中における第1層成分であるMgの組
成比は、50%を越えても良い。
【0039】そして、3層構造のうちの第3層15c
は、第2層15bの構成によって適宜選択された他の材
料を用いることができる。ただし、ここでは表示素子が
TAC構造であるため、第3層15cは、ある程度の光
透過性を有する材料で構成されることとする。
【0040】この第3層15cは、第2層15bから、
第1層成分を抜いた材料、すなわち第2層成分のみで構
成されても良い。また、第3層15cは、この表示素子
11がキャビティ構造である場合には、有機層14で生
じた発光光を第3層15cと陽極13との間で共振させ
るために、半透過反射材料を用いて構成されることとす
る。さらに第3層15cは、AlSiCuのような封止
層を兼ねる材料で構成されても良い。尚、この第3層1
5は、必要に応じて設けられることとする。
【0041】尚、以上の第1層15a、第2層15bお
よび第3層15cは、真空蒸着法、スパッタリング法、
さらにはプラズマCVD(chemical vapor deposition)
法などの手法によって形成される。また、この表示素子
を用いて構成される表示装置の駆動方式がアクティブマ
トリックス方式である場合、陰極15は、ここでの図示
を省略した上述の絶縁膜と有機層14とによって、陽極
13と絶縁された状態で基板12上にベタ膜状で形成さ
れ、各画素に共通電極として用いられる。
【0042】このように構成された表示素子11では、
陰極15の第2層15bに第1層15aを構成する第1
層成分を添加したことで、第1層15aと第2層15b
との間のエネルギー障壁が小さくなり、第2層15b側
からの第1層15aを介しての有機層14への電子の注
入効率が上昇する。このため、表示素子11の駆動電圧
を低下させることが可能になる。この結果、長期の駆動
による電圧上昇も低く抑えられ、表示素子の劣化速度を
小さく抑えることが可能で、これにより長時間の安定し
た発光を与えることが可能になる。
【0043】特に、この表示素子11は、有機層14で
の発光光が、このような積層構造の陰極15から取り出
されるため、第2層15bの光透過率を同程度に維持し
つつも、上述のように駆動電圧を低下させることが可能
になる。このため、例えば、この表示素子11がキャビ
ティ構造に構成されている場合、材料変更やこれに伴う
キャビティ条件を変更することなく駆動電圧を低下させ
ることができる。
【0044】ここで、有機層14上の電極(ここでは陰
極15)側から発光光を取り出すTAC構造では、有機
層14に影響を与えることなく成膜が可能な材料で陰極
15を構成する必要がある。このため、TAC構造の表
示素子においては、陰極15の材質に制限が加わるた
め、表示素子をキャビティ構造とすることで発光スペク
トルをチューニングし、発光光の取り出し効率を確保し
ている。このようなキャビティ構造の表示素子において
は、上述したように陰極15が積層構造で構成されるこ
とになるが、特に、本実施形態のような積層構造を採用
することで、陰極15を構成する各膜の性質を殆ど変化
させずに電子の注入効率のみを向上させることが可能に
なる。このため、非常に手間の掛かるキャビティ条件の
設計を変更することなく、電子の注入効率の向上による
発光効率の向上を図ることができるのである。
【0045】尚、以上説明した構成の表示素子は、本発
明のあくまでも一例であり、本発明の表示素子はこのよ
うな構成に限定されることはない。
【0046】すなわち、以上の実施形態においては、T
FT基板を用いたアクティブマトリックス方式の表示装
置に用いる表示素子に限定されることはなく、パッシブ
方式の表示装置に用いる表示素子としても適用可能であ
り、同様の効果を得ることができる。
【0047】また、以上の実施形態においては、基板1
と反対側に設けた陰極15側から発光光を取り出す「T
AC構造」の場合を説明した。しかし本発明は、基板1
2を透明材料で構成することで、発光光を基板12側か
ら取り出す「透過型(いわゆるBottom型)」の表
示素子にも適用される。この場合、陽極13を透明材料
で構成したり、図1を用いて説明した積層構造を、基板
12側から逆に積み上げた構成にする。逆に積み上げた
場合、上部電極となる陽極を透明材料で構成すること
で、基板12と反対側からも発光光を取り出すことも可
能になる。
【0048】また、図1を用いて説明した積層構造を、
基板12側から逆に積み上げた構成において、上部電極
となる陽極側からのみ発光光を取り出す構成であっても
良い。この場合、基板側の下部電極となる積層構造の陰
極には、光過性が要求されることはない。
【0049】さらに、以上の実施形態においては、陰極
15のみを積層構造とした構成を説明した。しかし、本
発明はこのような構成に限定されることなく、陰極15
と共に陽極13を上述した積層構造にしても良く、また
陽極13のみを上述した積層構造にしても良い。
【0050】陽極13を上述した積層構造とする場合、
有機層14に最も近い層を第1層として仕事関数の高い
材料で構成し、この第1層上に、第2層成分中に第1層
15aを構成する物質(第1層成分)を含有させてなる
混合層を第2層として形成する。この場合、第1層成分
および第2層成分は、適宜選択された材料が用いられる
が、特に積層構造とした陽極側から発光光を取り出す構
成である場合には、第1層を仕事関数の高い透明材料で
構成し、第2層成分としては上述した実施形態で説明し
た陰極用の第2層成分と同様の物質を用いることができ
る。
【0051】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例1〜5、およ
び実施例1〜5に対する比較例1〜5の表示素子の製造
手順を説明し、その後これらの評価結果を説明する。
【0052】(実施例1〜6)各実施例1〜5において
は、上述した実施の形態において、図1を用いて説明し
た構成の表示素子11を形成した。ただし、下記表1に
示すように、実施例1〜3をTAC構造、実施例4,5
をBottom構造とした。また、各実施例1〜5にお
いては、陽極13および陰極15を構成する材料とし
て、表1に示す各材料を用いた。
【0053】
【表1】
【0054】以下に先ず、実施例1〜5の表示素子11
の製造手順を説明する。
【0055】30mm×30mmのガラス板からなる基
板12上に、表1中の各陽極材料を膜厚約100nm
で成膜して陽極13とした。次いで、SiO2蒸着によ
り2mm×2mmの発光領域以外を絶縁膜(図示省略)
でマスクした有機電界発光素子用のセルを作製した。
【0056】次に、真空蒸着法により、正孔注入層14
aとして図2に示すm−MTDATA(4,4',4''-tris(3
-methylphenylphenylamino)triphenylamine)を15n
m(蒸着速度0.2〜0.4nm/sec.)の膜厚で
形成した。次いで、正孔輸送層14bとして図3に示す
α−NPD(α-naphtyl phenil diamine)を15nm
(蒸着速度0.2〜0.4nm/sec.)の膜厚で形
成した。さらに電子輸送性の発光層14cとして、青色
発光有機材料を30nmの膜厚で蒸着した。次いで、電
子輸送性の発光層14cとして、図4に示すAlq3(8
-hydroxy quinorine alminum)を20nmの膜厚で蒸着
した。
【0057】以上のようにして、正孔注入層14a、正
孔輸送層14bおよび電子輸送性の発光層14cを順次
積層してなる有機層14を形成した後、陰極15の第1
層15aとして、Li2Oを真空蒸着法により約1.0
nm(蒸着速度〜0.01nm/sec.)の膜厚で形成し
た。
【0058】次に、陰極15の第2層15bとして、表
1中の各第2層成分に表1中の第1層成分(Li2
O)を含有させた材料を、真空蒸着法により10nmの
膜厚で形成した。第2層15b中における第1層成分
(Li2O)の組成比は、膜厚比に換算して0.2vol%
とした。ただし、実施例3においては、表示素子をキャ
ビティ構造とするため、第2層15bを1.0nmの膜
厚で形成した。
【0059】次いで、実施例3においては、第2層15
b上に、陰極15の第3層13c(表中)として、半
透明反射材料のMgAg(Mg:Ag=10:1ただし
膜厚比)を10nm蒸着した。
【0060】一方、Bottom構造とする実施例4,
5では、第2層15b上に、陰極15の第3層15c
(表中)として、陰極封止層をかねてAlSiCu
(Si:1重量%、Cu:0.5重量%)を120nm
蒸着した。
【0061】(比較例1〜5)これらの比較例1〜5に
おいては、上述した実施例1〜5の表示素子の製造にお
いて、第2層15bを表1ので示した第2層成分のみ
で構成した以外は、各実施例1〜5と同様にして表示素
子を形成した。つまり、比較例1では、実施例1の表示
素子の製造において、第2層15bをMgAgのみで構
成した以外は、実施例1と同様にして表示素子を作製し
た。また、比較例2では、実施例2の表示素子の製造に
おいて、第2層15bをCaAgのみで構成した以外
は、実施例2と同様にして表示素子を作製し、以下同様
に対応させて表示素子を作製した。
【0062】(評価結果)以上のようにして作製した実
施例1〜5および比較例1〜5の表示素子について、駆
動電圧に対する発光輝度を測定した。
【0063】図5には、各実施例および比較例を代表し
て、実施例1とこれに対応する比較例1についての、駆
動電圧(Voltage)−発光輝度(Luminance)特性(すな
わちIVL特性)と、駆動電圧(Voltage)−発光効率
(Efficiency)特性とを示した。このグラフから、本発
明の電極構造を用いることで、駆動電圧の低下及び発光
効率の向上が達成されることが確認された。
【0064】尚、図5に示した実施例1とこれに対応す
る比較例1の表示素子は、TAC構造であるが、実施例
4,5などのBottom構造の場合を含む全ての実施
例と比較例との組み合わせで同様の効果が得られた。さ
らに、実施例3のキャビティ構造の表示素子において
も、同様の効果が得られた。
【0065】上記表1のには、上記測定によって得ら
れた結果から、実用輝度領域数十〜数百cd/m2の範
囲においての、各比較例の駆動電圧に対する各実施例の
駆動電圧の低下量を示す。この値からも分かるように、
全ての実施例と比較例との組み合わせにおいて、比較例
に対して実施例の駆動電圧が0.5〜2.0V程度低下
し、これにともない発光効率の改善も達成されることが
確認できた。
【0066】また、図6には、各実施例および比較例を
代表して、実施例1とこれに対応する比較例1について
の、駆動電圧(Voltage)−電流密度(Current Densit
y)特性を示した。このグラフから、本発明の電極構造
を用いることで、電極から有機層への電流の注入効率、
具体的には陰極から有機層への電子の注入効率が改善さ
れ、駆動電圧に対する電流密度の向上が達成されること
が確認できた。尚、このような効果は、全ての実施例で
同様であった。
【0067】さらに、図7には、各実施例および比較例
を代表して、実施例1とこれに対応する比較例1につい
ての、電流密度(Current Density)−発光輝度(Lumin
ance)特性を示した。このグラフから、本発明の電極構
造を用いることで、電流密度に対する発光輝度の上昇が
達成されることが確認できた。このことから、本発明に
よる効果は、駆動電圧の低下とそれに伴う発光効率の改
善だけにとどまらず、電子と正孔の注入バランスも改善
されることが示唆され、その結果として電流密度に対す
る発光輝度の上昇が達成できると考えられる。
【0068】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の表示素子によ
れば、有機層を挟持する陰極および陽極のうちの少なく
とも一方が二層以上の積層構造である場合に、有機層側
の第1層の構成成分をこの上部の第2層にも含有させる
電極構成としたことで、有機層に対する電流注入効率を
向上させ、これによって駆動電圧の低下を図ることが可
能になる。この結果、消費電力の低減、さらには駆動に
伴う発熱等を抑えることができ、長期信頼性に優れた表
示装置を得ることが可能になる。特に、有機層での発光
光が取り出される側の電極が、キャビティ構造を構成す
るための積層構造となっている場合には、この電極に本
発明の積層構造を適用することで、電極を構成する各層
の光透過率を殆ど変化させずに、つまりは設計に非常な
手間がかかるキャビティ条件(各層の膜厚など)を変更
することなく、駆動電圧を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示素子の一構成例を示す断面図であ
る。
【図2】実施例において正孔注入層に用いたm−MTD
ATAの構造式である。
【図3】実施例において正孔輸送層に用いたα−NPD
の構造式である。
【図4】実施例において電子輸送性発光層に用いたAl
q3の構造式である。
【図5】実施例1および比較例1についての駆動電圧
(Voltage)−発光輝度(Luminance)特性、駆動電圧
(Voltage)−発光効率(Efficiency)特性を示す図で
ある。
【図6】実施例1および比較例1についての駆動電圧
(Voltage)−電流密度(CurrentDensity)特性を示す
図である。
【図7】実施例1および比較例1についての電流密度
(Current Density)−発光輝度(Luminance)特性を示
す図である。
【図8】従来の表示素子の一構成例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
11…表示素子、13…陽極、14…有機層、14c…
発光層、15…陰極、15a…第1層、15b…第2層
(混合層)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極と陽極との間に、少なくとも有機発
    光層を含む有機層を挟持してなり、当該陰極および陽極
    のうちの少なくとも一方が当該有機層側の第1層と当該
    第1層上に積層された第2層とを有する積層構造で構成
    された表示素子において、 前記第2層には、前記第1層の構成成分が添加されてい
    ることを特徴とする表示素子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の表示素子において、 前記第2層に添加される前記第1層の構成成分は、アル
    カリ金属およびアルカリ土類金属の少なくとも一方であ
    ることを特徴とする表示素子。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の表示素子において、 前記第2層に添加される前記第1層の構成成分は、アル
    カリ金属およびアルカリ土類金属の少なくとも一方の酸
    化物であることを特徴とする表示素子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の表示素子において、 前記酸化物は、 Li2O、Cs2O、MgO、CaO、SrOのうちの少
    なくとも1種類であることを特徴とする表示素子。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の表示素子において、 前記第2層に添加される前記第1層の構成成分は、ラン
    タノイド元素のうちの少なくとも1つを含有しているこ
    とを特徴とする表示素子。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の表示素子において、 前記第2層に添加される前記第1層の構成成分は、ラン
    タノイド元素の酸化物であることを特徴とする表示素
    子。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の表示素子において、 前記ランタノイド元素の酸化物は、La23、CeO
    2、Pr23、Pr611、Nd23、Sm23、Eu2
    3、Gd23、Tb23、Dy23、Ho23、Er2
    3、Tm23、Yb23、Lu23のうちの少なくと
    も1種類であることを特徴とする表示素子。
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