JP2003068456A - 有機el素子製造に用いる真空蒸着用金属マスク - Google Patents

有機el素子製造に用いる真空蒸着用金属マスク

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機EL素子製造における真空蒸着工程にお
いて、取り扱い性の良い且つ高精細パターニングを可能
とする金属マスクを提供する。 【解決手段】 多数のスリットを形成した有効部11A
とその両端の保持部11B、11Bを備えた金属マスク
11において、有効部11Aの両側に両端の保持部11
B、11Bに連結するように外枠11C、11Cを設け
て補強し、取り扱い易くする。また、外枠11Cと保持
部11Bの間には易開封線を形成して外枠11Cを容易
に除去可能とし、金属マスクを基板表面に配置して蒸着
する際には外枠11Cを除去し、残りの部分に張力を加
えて有効部11Aのスリットを引き揃えた状態に維持
し、高精細なパターニングを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機EL素子の製
造における真空蒸着工程で用いる真空蒸着用金属マスク
に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、図6に示すように、ガ
ラス板等の透明基板1上に、アノード電極(ITO)
2、ホール輸送層3、有機層(発光層)4、電子輸送層
5、カソード電極6をこの順に積層し、表面に封止缶7
を配置した構成となっている。有機EL素子の種類に
は、有機層4が高分子タイプと低分子タイプがあり、素
子の駆動方式にはパッシブタイプとアクティブタイプが
ある。これらの有機EL素子の製造工程において、パッ
シブタイプ及びアクティブタイプの低分子有機層の形成
及びパッシブタイプのカソード電極6の形成には真空蒸
着が行われている。そして、低分子有機層及びカソード
電極の真空蒸着パターニングには、多数の微細なスリッ
トを微小間隔で平行に配列した有効部を備えた金属マス
クを使用していた。また、カソード電極の真空蒸着パタ
ーニングには、電気絶縁性の隔壁を形成するカソードセ
パレータ法(特開平8−315981号公報参照)が用
いられることもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来技
術にはいずれも問題があった。すなわち、金属マスクを
用いる場合、従来は、蒸着すべき基板表面に単に金属マ
スクを載置し、裏面から磁石を用いて保持させている
が、そのマスクの有効部(多数の微細なスリットを形成
している部分)は剛性がきわめて小さく、このため、金
属マスクを基板表面に保持させる際に有効部のスリット
にゆがみを生じ易く、特に、スリット形状をきわめて微
細にすると、一層スリット精度が維持できなくなり、高
精細パターニングができないという問題があった。一
方、カソードセパレータ法は、フォトリソグラフィーに
て露光の強弱を調整して隔壁の斜面の角度を作っている
ため、安定した製造が困難であった(逆台形断面の隔壁
の斜面部分のテーパー角度が小さいと電極の分離ができ
ず、大きいと三角形状になり倒れてしまう)。
【0004】本発明者らはかかる問題点を解消すべく鋭
意検討の結果、金属マスクを用いた真空蒸着パターニン
グにおいて、図7に示すように、中央に多数のスリット
を形成した有効部8Aを備え、その両端をスリットのな
い保持部8B、8Bとした構成の金属マスク8を用い、
その金属マスク8を、両端の保持部8B、8Bをつかん
で引っ張った状態で治具に保持させ、その表面に基板を
配置することで、高精細なスリットでも、そのスリット
を形成している多数の細長い金属線部を引き揃えて基板
表面に位置させることができ、高精細パターニングが可
能であることを見出した。ところが、この構成の金属マ
スク8にも更に改良すべき点のあることが判明した。す
なわち、図7に示す金属マスク8では中央に剛性の低い
有効部8Aが存在するため、取り扱いにくく、わずかな
外力が加わったのみでも、変形して不良品となってしま
うことがあるという問題が生じた。
【0005】本発明はかかる問題を解決すべくなされた
もので、有効部に張力を掛けてセットする構成の金属マ
スクにおいて、剛性を高くして取り扱いを容易とした金
属マスクを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の微細な
スリットを微小間隔で平行に配列した有効部と、その両
端の保持部とを有する金属マスクの剛性を大きくして取
り扱いを容易とするため、有効部の両側に、両端の保持
部に連結するように外枠を設け、且つその外枠と保持部
との境界に易切断線を形成するという構成としたもので
ある。この構成により、金属マスクの輸送時や治具への
取り付け時等の取り扱い時には、外枠が有効部を補強す
るので、外力から有効部の変形を防ぐことができ、ま
た、治具に取り付け、張力を加えた状態で使用する際に
は、外枠を易切断線を利用して分離しておくことで、有
効部の金属線部に適度な張力を加えて、所定形状に引き
揃えておくことができ、高精細パターニングを行うこと
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の金属マスクは、有機EL
素子製造における真空蒸着工程で用いる真空蒸着用金属
マスクであって、多数の微細なスリットを微小間隔で平
行に配列した有効部と、その両端の保持部と、前記有効
部の両側に位置し且つ両端の保持部に連結された外枠
と、前記外枠を前記保持部から分離することができるよ
う前記外枠と保持部との境界に形成された易切断線を有
することを特徴とする。
【0008】ここで、前記有効部の両側で且つ前記外枠
の内側に、両端の保持部を連結するサポート部を設けて
有効部を補強することが好ましい。このようにサポート
部を設けておくと、金属マスクに張力を付加した時、そ
の張力の一部をサポート部が負担することとなるため、
金属マスクに或る程度の大きい張力を加えても、有効部
の細い金属線部に過大な張力が加わることを防止でき、
金属マスクの破損を防止できると共に金属マスクに加え
る張力の調整をラフとすることができるという利点が得
られる。
【0009】有効部に設けている多数の金属線部の断面
形状は任意であるが、金属マスクの一方の面側を頂辺と
し、他方の面側を底辺とする二等辺台形断面とすること
が好ましい。この構成を採用すると、蒸着時に基板表面
にターゲットの陰ができることがなく、このため均一な
蒸着膜を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面に示す本発明の好適な実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係る金属マスクを示
すもので、(a)はその金属マスクの概略平面図、
(b)は金属マスクの有効部の一部の拡大して且つスリ
ットに平行方向に見た概略断面図、(c)は金属マスク
の易切断線を示す概略断面図、(d)は外枠を除去した
後の金属マスクを示す概略平面図である。全体を参照符
号11で示す金属マスクは、通常、厚み30〜100μ
m程度の、好ましくは50μm程度のステンレス鋼等の
金属板で形成されており、中央に多数の微細なスリット
11aを微小間隔で平行に配列した有効部11Aと、そ
の両端の保持部11B、11Bと、有効部11Aの両側
に位置し且つ両端の保持部11B、11Bに連結された
外枠11C、11C等を備えている。有効部11Aの長
さL及び幅Wやスリット幅等は、形成すべき有機EL素
子の大きさに応じて適宜定めるものであり、この実施例
では、長さLを60mm、幅Wを40mmとしている。
また、有効部11Aに形成するスリット11aの幅wは
260μm、スリット11a間に位置する金属線部11
bの幅d(最大幅)は40μmとしている。金属線部1
1bの断面形状は単純な矩形状でもよいが、本実施例で
は、図1(b)に示すように、金属マスクの一方の面側
を頂辺とし、他方の面側を底辺とする二等辺台形状とし
て、スリット11aの片側の開口(図面では下側の開
口)を他方の開口よりも大きくしている。この構成とす
ることで、金属マスク11の上に基板12を配置して蒸
着操作を行った際、蒸気が広い側の開口から進入するこ
ととなり、従って、基板表面にターゲットの陰ができる
ことがなく、このため均一な蒸着膜を得ることができ
る。
【0011】外枠11Cは、有効部11Aを補強するた
めに設けたものであり、この外枠11C、11Cで有効
部11Aの両側の保持部11B、11Bを連結すること
で、金属マスク11の中央部に剛性の極めて小さい有効
部11Aが存在しているにも関わらず、金属マスク11
全体の剛性を高めることができる。このため、この金属
マスク11を輸送や保管のために取り扱う際、或いは、
後述する治具に取り付ける際に、金属マスク11に不用
意に外力が加わっても、金属マスク11に変形を生じる
ことはほとんどなく、このため、金属マスク11の取り
扱いが容易となる。外枠11Cの幅は、必要な補強効果
を確保しうるように定めるものであり、例えば、5〜2
0mm程度に、好ましくは10mm程度に選択すればよ
い。外枠11Cと保持部11Bの境界には、外枠11C
を保持部11Bから容易に分離することができるよう、
易切断線11dを形成している。易切断線11dの構成
は、外枠11Cを容易に分離可能なものであれば任意で
あるが、本実施例では、図1(c)に示すように、金属
マスク11の厚みの半分以上に形成した溝11dを用い
ている。
【0012】有効部11Aの両側には、外枠11Cの内
側に位置するように、両端の保持部11B、11Bを連
結するサポート部11c、11cが形成されている。こ
のサポート部11c、11cは、図1(d)に示すよう
に、外枠を分離した後の金属マスク11に残るように設
けており、有効部11Aを補強する効果を有している。
すなわち、有効部11Aは多数の金属線部11bを備え
た構成ではあるが、金属線部11bはきわめて細いた
め、それにはあまり大きい張力を加えることができず、
このため、サポート部11c、11cが無い場合には、
金属マスク11に加える張力を小さい所定の範囲に調整
しなければならないが、サポート部11c、11cを設
けたことにより、そのサポート部11c、11cが金属
マスク11に加える張力の一部を負担することとなり、
かなり大きい張力を加えても支障がなくなる。かくし
て、金属マスク11に加える張力をかなりラフに設定す
ることが可能となる。サポート部11cの幅は、広い程
補強効果は大きくなるが、あまり広くすると、金属マス
ク11に張力を加えてスリットを整列させる際に要する
張力をきわめて大きくしなければならず、作業性が悪く
なる。これらを考慮して、サポート部11cの幅は、
1.5〜2mm程度とすることが好ましい。
【0013】次に、上記構成の金属マスク11を取り付
けて蒸着に供するための治具(金属マスク保持治具とい
う)を説明する。図2は金属マスク保持治具の概略平面
図、図3は図2に示す金属マスク保持治具を矢印A−A
方向に見た概略端面図、図4はその金属マスク保持治具
に金属マスクを取り付けた状態を示す概略平面図、図5
は金属マスク及び基板を取り付けた状態の金属マスク保
持治具を図4の矢印B−B方向に見た概略断面図であ
る。図2〜図5において、全体を参照符号13で示す金
属マスク保持治具は、中央に蒸着範囲を規制するウイン
ドウ14を備えたベースプレート15と、金属マスク1
1を、その金属マスク11に形成している有効部11A
をウインドウ14の上に位置させ且つスリットの長手方
向に引っ張った状態でベースプレート15の上に位置さ
せるマスク引張保持手段16と、基板12をベースプレ
ート15に固定する基板クランプ手段17等を備えてい
る。ベースプレート15は、その上に金属マスク11を
張力を掛けた状態で保持させ且つその上に更に基板12
を保持させることができる剛性を備えた板材で構成され
ている。なお、ベースプレート15は単に1枚の板材で
構成する場合に限らず、所定サイズのウインドウを形成
した薄い金属板と、その金属板を支持する剛性を備えた
板材とで構成してもよく、その場合には、板材には金属
板のウインドウよりも大きい開口を形成しておけばよ
い。
【0014】マスク引張保持手段16は、金属マスク1
1の一端の保持部11Bをベースプレート15に固定す
る固定側マスククランプ20及びボルト21と、ウイン
ドウ14に関して固定側マスククランプ20とは反対側
に配置され、固定側マスククランプ20から離れる方向
及び近づく方向に移動可能なスライダ23と、ベースプ
レート15に固定され、スライダ23を移動可能に保持
したガイドロッド24と、スライダ23に金属マスク1
1の他端の保持部11Bを固定する移動側マスククラン
プ25及びボルト26と、固定側マスククランプ20と
移動側マスククランプ25で保持された金属マスク11
に所望の張力を付与するようスライダ23を固定側マス
ククランプ20から離れる方向に移動させる移動手段2
8等を備えている。移動手段28は、ベースプレート1
5に固定された支持棒29と、その支持棒29に保持さ
れ、ベースプレート15とスライダ23の間に配置され
た圧縮コイルバネ30からなる弾性手段を備えている。
ガイドロッド24の先端には、スライダ23の抜け止め
用のストッパ32が取り付けられている。基板クランプ
手段17は、基板をベースプレート15に押し付けて固
定する基板用クランプ34及びボルト35を備えてい
る。
【0015】次に、上記構成の金属マスク保持治具13
による金属マスク保持動作及び真空蒸着動作を説明す
る。図2において、万力等(図示せず)でスライダ23
を、圧縮コイルバネ30を圧縮させる方向に移動させ、
その位置に保持する。次に、金属マスク11をベースプ
レート15上に置き、有効部11Aをウインドウ14に
合わせ且つウインドウ14に対してアライメントする。
その状態で、図4に示すように、金属マスク11の一端
を固定側マスククランプ20でベースプレート15に固
定し、他端を、移動側マスククランプ25でスライダ2
3に固定する。なお、これらの動作を行う際、金属マス
ク11は両側の外枠11C、11Cを有する状態のまま
であるので、有効部11Aが変形するというようなトラ
ブルを回避できる。その後、万力を開放し、スライダ2
3を移動自在とする。これにより、圧縮コイルバネ30
がスライダ23を外向きに押して移動させ、金属マスク
11に均一な張力を加える。その後、金属マスク11の
両側の外枠11Cを折り曲げて切り離す。これにより、
金属マスク保持治具13に保持された金属マスク11
は、図1(d)に示す状態となり、有効部11A及びそ
の両側のサポート部11c、11cに、圧縮コイルバネ
30によるばね力が作用し、有効部11Aは均一な張力
で引っ張られた状態となり、有効部11Aの多数のスリ
ットが真っ直ぐで且つ一定ピッチで並んだ状態に保持さ
れる。なお、外枠11Cの分離操作は、万力を開放して
スライダ23を移動自在とする前に行っても良い。
【0016】次に、図5に示すように、基板12を、そ
の蒸着すべき領域を金属マスク11の有効部11Aに対
してアライメントを取って、金属マスク11上に乗せ、
基板用クランプ34でベースプレート15に固定する。
以上により、金属マスク11が多数のスリットを所定の
形状に保持した状態で基板12の表面に配置されること
となる。その後、金属マスク保持治具13によって組み
合わされた金属マスク11と基板12を、そのままの状
態で蒸着機にセットし、蒸着を行う。以上により、基板
12の表面に、金属マスク11の有効部11Aのスリッ
トに対応して蒸着が行われ、高精細パターニングが行わ
れる。
【0017】なお、上記実施例では、スライダ23を圧
縮コイルバネ30で押して金属マスク11に張力を付与
しているが、この代わりに、引張ばねや板ばねを用いて
もよい。また、スライダ23を移動させるには、ばねを
用いる代わりに、ボルト等を用いても良い。更に、金属
マスク11を固定側マスククランプ20で、ベースプレ
ート15に固定しているが、この代わりに、スポット溶
接等によって固定してもよい。また、上記実施例では、
ベースプレートに1個のウインドウを形成し、金属マス
クにも1個の有効部を形成しているが、本発明はこの構
成に限らず、ベースプレートに複数のウインドウを形成
し、且つ金属マスクにも、ベースプレートのウインドウ
に対応する部分に多数のスリットを形成した有効部を形
成し、多面付けする構成としてもよい。また、ベースプ
レートには複数のウインドウを形成し、金属マスクには
その複数のウインドウを覆う広い領域にスリットを形成
した有効部を形成し、多面付けする構成としてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の金属マ
スクは、有効部の両側に分離可能な外枠を形成した構成
としたので、取り扱い時に外力によって有効部が変形し
てしまうということがなく、取り扱いがきわめて容易で
あり、しかも、有機EL素子の製造工程において、真空
蒸着に用いる際には、外枠を除去した後の金属マスクを
スリットの長手方向に引っ張った状態で基板表面に配置
することで、きわめて微細なスリットを微細間隔に配置
した高精細なマスクでも、スリットを真っ直ぐな状態で
且つ所定のピッチに保持した状態で基板表面に配置する
ことができ、真空蒸着により高精細なパターンを基板上
に形成することができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る金属マスクを示すもの
で、(a)はその金属マスクの概略平面図、(b)は金
属マスクの有効部の一部を、スリットに平行方向に見た
概略断面図、(c)は金属マスクの易切断線を示す概略
断面図、(d)は外枠を除去した後の金属マスクを示す
概略平面図
【図2】図1に示す金属マスクを保持させる金属マスク
保持治具の概略平面図
【図3】図2に示す金属マスク保持治具を矢印A−A方
向に見た概略端面図
【図4】金属マスク保持治具を、金属マスクを取り付け
た状態で示す概略平面図
【図5】金属マスク及び基板を取り付けた状態の金属マ
スク保持治具を、図4の矢印B−B方向に見た概略断面
【図6】有機EL素子の一部を示す概略斜視図
【図7】先に開発した金属マスクの概略平面図
【符号の説明】
11 金属マスク 11A 有効部 11B 保持部 11C 外枠 11a スリット 11b 金属線部 11c サポート部 11d 易切断線 13 金属マスク保持治具 14 ウインドウ 15 ベースプレート 16 マスク引張保持手段 17 基板クランプ手段 20 固定側マスククランプ 23 スライダ 24 ガイドロッド 25 移動側マスククランプ 28 移動手段 30 圧縮コイルバネ 34 基板用クランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K007 AB18 BA06 DA01 DB03 EB00 FA01 4K029 BD00 HA02 HA03 5C094 AA05 AA43 BA27 CA19 DA13 FA01 FB01 FB20 GB10 5G435 AA17 BB05 CC09 HH01 HH20 KK05 KK10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機EL素子製造における真空蒸着工程
    で用いる真空蒸着用金属マスクであって、多数の微細な
    スリットを微小間隔で平行に配列した有効部と、その両
    端の保持部と、前記有効部の両側に位置し且つ両端の保
    持部に連結された外枠と、前記外枠を前記保持部から分
    離することができるよう前記外枠と保持部との境界に形
    成された易切断線を有する真空蒸着用金属マスク。
  2. 【請求項2】 前記有効部の両側で且つ前記外枠の内側
    に、両端の保持部を連結するサポート部を設けて前記有
    効部を補強していることを特徴とする請求項1記載の真
    空蒸着用金属マスク。
  3. 【請求項3】 前記有効部の多数のスリット間に位置す
    る金属線部が、金属マスクの一方の面側を頂辺とし、他
    方の面側を底辺とする二等辺台形断面を有することを特
    徴とする請求項1又は2記載の真空蒸着用金属マスク。
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