JP2003068250A - ガス放電管 - Google Patents

ガス放電管

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度化を実現しつつ始動性を良好にしたガ
ス放電管を提供する。 【解決手段】 本発明のガス放電管1では、高輝度な光
を得るために、第1の開口18と第2の開口13との協
働によって放電路の狭窄が図られる。更に、放電路を狭
窄させてもランプの始動性を良好に保つために、第2の
放電路制限部12に外部から所定の電圧を印加する。こ
れにより、第1の開口18を通過するような積極的な始
動放電が作り出される。更に、第2の開口13の面積
は、第1の開口18の面積以上であるため、ランプ始動
時の放電が第2の開口13によって制限されない。これ
により、第1及び第2の開口13,18内を始動時の放
電が通過し易くなり、陰極部20と陽極部8との間の放
電が素早く開始される。したがって、ランプ始動時の電
圧を著しく高めなくとも始動性が良好に保たれ、放電路
制限部を多くして高輝度化を促進することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、分光器やク
ロマトグラフィなどの光源として利用するためのガス放
電管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術として、特
開平6−310101号公報がある。この公報に記載さ
れたガス(重水素)放電管は、陽極と陰極との放電路上
に2枚の金属隔壁を配置させ、各金属隔壁に小穴を形成
させ、この小穴によって放電路を狭窄させている。その
結果、放電路上の小穴によって高輝度の光を得ることが
可能となる。また、金属隔壁を3枚以上にすると更に高
い輝度が得られ、小穴を小さくすればする程、高輝度な
光が得られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のガス放電管には、次のような課題が存在してい
る。すなわち、各金属隔壁には電圧が印加されておら
ず、各金属隔壁の小穴は、放電路を単に狭窄するために
利用されている。従って、確かに放電路を狭窄すること
で輝度をアップさせることができるが、この公報にも記
載されているように、小穴を小さくすればする程、放電
始動電圧を著しく高くしなければならず、小穴の直径や
金属隔壁の枚数が著しい制限を受けることになる。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、高輝度化を実現しつつ始動性を良
好にしたガス放電管を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るガス放電管
は、密封容器内にガスを封入し、密封容器内に配置した
陽極部と陰極部との間で放電を発生させることにより、
密封容器の光出射窓から外部に向けて所定の光を放出さ
せるガス放電管において、陽極部と陰極部との間の放電
路の途中に配置させて、放電路を狭窄する第1の開口を
もった第1の放電路制限部と、放電制限部と陽極部との
間の放電路の途中に配置させて、第1の開口の面積以上
の開口面積で放電路を狭窄する第2の開口を有すると共
に、外部電源に電気的に接続させる第2の放電路制限部
と、第1の放電路制限部と第2の放電路制限部との間に
配置させる電気絶縁部とを備えたことを特徴とする。
【0006】高輝度な光を作り出す場合、単に放電路狭
窄用の放電制限部を複数段設置すればよいという訳では
なく、放電路制限部を多くすることによって、ランプ始
動時の放電が起き難くなり、また、開口を小さくするこ
とによっても、ランプ始動時の放電は起き難くなる。更
に、ランプの始動性を高めるには、陰極部と陽極部との
間に著しく大きな電位差を発生させる必要があり、その
結果として、ランプの寿命が短くなることが実験で確か
められている。そこで、本発明のガス放電管では、高輝
度な光を得るために、第1の開口と第2の開口との協働
によって放電路の狭窄が図られる。更に、放電路を狭窄
させてもランプの始動性を良好に保つために、第2の放
電路制限部に外部から所定の電圧を印加する。これによ
り、第1の開口を通過するような積極的な始動放電が作
り出される。更に、第2の開口の面積は、第1の開口と
同じ、或いは第1の開口より大きい面積であるため、第
2の開口でランプ始動時における放電は制限されない。
これにより第1及び第2の開口内を始動時の放電が通過
し易くなり、陰極部と陽極部との間の放電が素早く開始
されることになる。このように構成することで、ランプ
始動時の電圧を著しく高めなくとも始動性が良好に保た
れると共に、放電路制限部を多くして高輝度化を促進す
ることができる。
【0007】また、第1の放電路制限部は、外部電源と
電気的に非接続状態であると好適である。このような構
成を採用した場合、電気導入用のピンの数を少なくする
ことができ、ランプ始動時に発生する熱膨張による電気
導入部(ステム)の破損を防止できる。
【0008】また、第1の放電路制限部を外部電源と電
気的に接続させる場合、第2の放電路制限部には第1の
放電路制限部より高い電圧を印加すると好適である。こ
のような構成を採用した場合、陰極部と陽極部との間の
電位差に応じるように、第1の放電路制限部と第2の放
電路制限部との間に適正な放電始動電圧を印加すること
ができ、スムーズに始動放電を発生させることができ
る。
【0009】また、第1の放電路制限部の第1の開口
は、光出射窓から陽極部に向けて縮径させたロート状の
部分を有すると好適である。このロート状の部分によっ
て、第1の開口に放電が収斂し易くなり、アークボール
をこの部分に確実に発生させることができ、アークボー
ルの広がりを適正に防止できる。
【0010】また、第2の放電路制限部を電気絶縁性の
支持部に当接配置させると好適である。このような構成
を採用した場合、密封容器内において第2の放電路制限
部を安定した状態で配置させることができる。
【0011】また、第2の放電路制限部を電気絶縁部と
支持部との間で挟み込み固定させると好適である。この
ような構成は、ガス放電管の組立て作業性を考慮した上
で、密封容器内で第2の放電路制限部を確実に固定させ
るようにしたものである。また、ランプ動作中におい
て、第2の放電路制限部が高温になった時に起こる熱膨
脹による第2の放電路制限部の移動を防止させることが
できる。
【0012】また、第2の放電路制限部と陽極部との間
の放電路の途中に配置させて、放電路を狭窄する第3の
開口をもった第3の放電路制限部を更に備えると好適で
ある。これは、各放電路制限部の各開口の協働によっ
て、更なる輝度のアップが図られる。
【0013】また、第2の放電路制限部と第3の放電路
制限部との間に電気絶縁部を配置させると好適である。
このような構成を採用した場合、第2の放電路制限部と
第3の放電路制限部とにそれぞれ異なる電圧にすること
ができ、始動性を良好にするものである。
【0014】また、第3の放電路制限部を外部電源と電
気的に接続させる場合、第3の放電路制限部には第2の
放電路制限部より高い電圧を印加すると好適である。こ
のような構成を採用した場合、陰極部と陽極部との間の
電位差に応じるように、第2の放電路制限部と第3の放
電路制限部との間に適正な放電始動電圧を印加すること
ができ、スムーズに始動放電を発生させることができ
る。
【0015】また、第3の放電路制限部を電気絶縁性の
支持部に当接配置させると好適である。このような構成
を採用した場合、密封容器内において第3の放電路制限
部を安定した状態で配置させることができる。
【0016】また、第3の放電路制限部を電気絶縁部と
支持部との間で挟み込み固定させると好適である。この
ような構成は、ガス放電管の組立て作業性を考慮した上
で、密封容器内で第3の放電路制限部を確実に固定させ
るようにしたものである。また、ランプ動作中におい
て、第3の放電路制限部が高温になった時に起こる熱膨
脹による第3の放電路制限部の移動を防止させることが
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるガ
ス放電管の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0018】[第1の実施形態]図1及び図2に示すよ
うに、ガス放電管1はヘッドオン型の重水素ランプであ
り、この放電管1は、重水素ガスが数百Pa程度封入さ
れたガラス製の密封容器2を有し、この密封容器2は、
円筒状の側管3と、この側管3の一側を封止する光出射
窓4と、側管3の他側を封止するステム5とからなる。
そして、この密封容器2内には発光部組立体6が収容さ
れている。
【0019】この発光部組立体6は、電気絶縁性のセラ
ミックスからなる円板状の電気絶縁部(第1の支持部)
7を有している。図3及び図4に示すように、この電気
絶縁部7上には陽極板(陽極部)8を配置させている。
この陽極板8の円形の本体部8aは電気絶縁部7から離
間させ、本体部8aから延びた2本のリード部8bは、
ステム5に立設させて管軸G方向に延在する陽極用ステ
ムピン(第1のステムピン)9Aの先端部分にそれぞれ
電気的に接続させている。なお、電気絶縁部7に設けた
凸部7aの上面と後述の第2の支持部10の裏面とで本
体部8aを挟み込み固定させてもよい(図9参照)。
【0020】図1及び図2に示すように、発光部組立体
6は、電気絶縁性のセラミックスからなる円板状の電気
絶縁部(第2の支持部)10を有している。この第2の
支持部10は、第1の支持部7の上に重ねるようにして
載置され、第1の支持部7と同径に形成されている。こ
の第2の支持部10の中央には円形の放電開口11が形
成され、この放電開口11は、陽極板8の本体部8aが
覗き出るように形成されている(図4参照)。そして、
第2の支持部10の上面に円板状の金属製の放電路制限
板(第2の放電路制限部)12を当接させることで、陽
極板8の本体部8aと放電路制限板12とを対面させて
いる。
【0021】図5に示すように、放電路制限板12の中
央には、放電路を狭窄させるための直径0.5mmの小
孔(第2の開口)13が形成されている。また、放電路
制限板12には2本のリード部12aが設けられ、各リ
ード部12aは、ステム5に立設させた放電路制限板用
ステムピン(第4のステムピン)9Bの先端部分にそれ
ぞれ電気的に接続させている。
【0022】図1、図2及び図6に示すように、発光部
組立体6は、電気絶縁性のセラミックスからなる円板状
の電気絶縁部(第3の支持部)14を有している。この
第3の支持部14は、第2の支持部10の上に重ねるよ
うにして載置され、第2の支持部10と同径に形成され
ている。そして、第3の支持部14の下面と第2の支持
部10の上面とで第2の放電路制限板12を挟み込み固
定させる。なお、第2の放電路制限板12は第2の支持
部10の上面に形成した凹部10a内に収容させて、第
2の放電路制限板12の着座性を向上させてもよい。
(図10参照)。このような構成は、ガス放電管1の組
立て作業性を考慮したもので、密封容器2内で第2の放
電路制限板12を確実に固定させるようにしたものであ
る。また、ランプ動作中において、第2の放電路制限板
12が高温になった時の熱膨脹による移動を防止するこ
とができる。
【0023】この第3の支持部14の中央には、導電性
の金属(例えば、モリブデン、タングステン、或いはこ
れらから成る合金)からなる第1の放電路制限部16を
装填するための装填口17が形成されている。この放電
路制限部16には、放電路を狭窄するために、第2の開
口13と同径の第1の開口18が形成され、この第1の
開口18は、第2の開口13と同一の管軸G上に位置す
る。
【0024】この第1の開口18は、管軸G方向に延在
して良好なアークボールを作り出すためのロート状の部
分18aを有し、このロート状の部分18aは、光出射
窓4から陽極部8に向けて縮径させている。具体的に、
光出射窓4側では直径3.2mmに形成され、陽極部8
側では、第2の開口13と同径の開口面積をもつように
直径0.5mmに形成されている。このようにして、放
電路は、第1の開口18と第2の開口13との協働によ
り狭窄されるが、第2の開口13は第1の開口18と同
径であるため、第2の開口13でランプ始動時における
放電は制限されない。そのため、高輝度化を促進させる
ために、放電制限部の数を増やした場合においても、ラ
ンプ始動時における放電が制限されない。
【0025】第3の支持部14の上面に導電板19を当
接配置させ、この導電板19に形成した開口19aは装
填口17に合致させることで、第1の放電路制限部16
の装填を可能にする。また、導電板19には2本のリー
ド部19bが設けられ、各リード部19bは、ステム5
に立設させた放電路制限板用ステムピン(第3のステム
ピン)9Cの先端部分にそれぞれ電気的に接続させてい
る(図2及び図7参照)。そして、導電板19には、第
1の放電路制限部16に設けられたフランジ部16aを
当接配置させ、導電板19にフランジ部16aを溶接す
ることで、導電板19と第1の放電路制限部16との一
体化を図っている。
【0026】ここで、第1の放電路制限部16と第2の
放電路制限部12とは電気的に絶縁するために空間部G
をもって離間させている。さらに、この絶縁を確実なら
しめるために、第1の放電路制限部16と第3の支持部
14とを離間させている。これは、ランプの動作中にお
いて、第1の放電路制限部16及び第2の放電路制限部
12が高温になると、スパッタ物及び蒸発物が放電路制
限部16及び第2の放電路制限部12から発生するが、
このときの金属蒸発物を、装填口17の壁面に積極的に
付着させるものである。すなわち、第1の放電路制限部
16と第3の支持部14とを離間させることで、金属蒸
発物の付着面積を増大させ、これによって、第1の放電
路制限部16と第2の放電路制限部12とを短絡させ難
くしている。
【0027】また、ロート状の部分18aの壁面をミラ
ー面に加工する。この場合、この壁面は、タングステ
ン、モリブデン、パラジウム、ニッケル、チタン、金、
銀又は白金等の素材単体(或いは合金)に研磨加工する
ことによって鏡面に仕上げてもよく、又は上記素材単体
或いは合金を母材として、或いはセラミックを母材とし
て、メッキ処理、蒸着処理等により上記素材にコーディ
ングを施して鏡面仕上げにしてもよい。これによって、
アークボールによる発光を、ロート状の部分18aの鏡
面で反射させ、光出射窓4に向けて光を集光させること
で、光の輝度のアップが図られる。
【0028】図1及び図8に示すように、発光部組立体
6には、光出射窓4側で光路から外れた位置に陰極部2
0が配置され、この陰極部20の両端は、ステム5に立
設させて各支持部7,10,14を貫通させた陰極部用
ステムピン(第2のステムピン)9Dの先端部分にそれ
ぞれ電気的に接続させている。この陰極部20では熱電
子が発生するが、具体的にこの陰極部20は、光出射窓
4に対して平行に延在して熱電子を発生させるタングス
テン製のコイル部20aを有している。
【0029】更に、この陰極部20は、キャップ状の金
属製フロントカバー21内に収容されている。このフロ
ントカバー21は、これに設けられた爪片21aを、第
3の支持部14に設けられたスリット孔23内に差し込
んだ後に折り曲げることで固定される。また、フロント
カバー21には光出射窓4に対面する部分に円形の光通
過口21bが形成されている。
【0030】更に、フロントカバー21内において、陰
極部20と第1の放電路制限部16との間には、光路か
ら外れた位置に放電整流板22が設けられている。この
放電整流板22の電子放出窓22aは、熱電子を通過さ
せるための矩形の開口として形成されている。そして、
放電整流板22に設けた脚片22bは、第3の支持部1
4の上面に載置させ、脚片22bから支持部14に向け
てリベット24を打ち込むことで放電整流板22は固定
される(図7参照)。このように、フロントカバー21
と放電整流板22とで陰極部20を包囲させ、陰極部2
0から出るスパッタ物あるいは蒸発物を光出射窓4に付
着させないようにしている。
【0031】このような構成の発光部組立体6は密封容
器2内に設けられるが、この密封容器2内を数百Paの
重水素ガスで満たす必要性から、密封容器2のステム5
の中央にはガラス製の排気管26が一体形成されてい
る。この排気管26は、組立最終工程において、密封容
器2内の空気を一旦抜き、所定圧の重水素ガスを適切に
充填させた後に融着によって封止されるものである。な
お、ガス放電管1の他の例として、ヘリウム、ネオン等
の希ガスを封入させる場合もある。
【0032】更に、図1〜図3に示すように、ステム5
に立設させた8本のステムピン9A〜9Dは、ステム5
と支持部7との間で露出しないように、セラミックス製
の電気絶縁チューブ27A〜27Dで包囲され、ステム
ピン9A〜9D間の放電を防止している。また、チュー
ブ27A,27B,27Cの先端は、第1の支持部7を
下から支持するように下面側から差し込まれ、チューブ
27Dは、第3の支持部14を下から支持するように下
面側から差し込まれている。このようにして、発光部組
立体6は、各チューブ27A〜27Dによっても保持さ
れ、ランプの耐振性の向上に寄与する。
【0033】このようなガス放電管1は、高輝度化を促
進させるための構造であり、ランプ始動時の電圧を著し
く高めなくとも、始動性を良好に保ちつつ、放電路制限
部を多くして高輝度化を促進することができる。また、
ガス放電管1の別の態様として、図11に示すように、
第2の開口13が直径1mmであり、第2の開口13の
直近に位置する第1の開口18の開口面積に比べて、第
2の開口18の開口面積が大きい場合でも、光量の更な
る増加が可能である。更に、ガス放電管1は、8本のス
テムピン9A〜9Dをステム5に立設させているので、
発光部組立体6内の各部品への給電を可能にすると同時
に、発光部組立体6の保持を容易にし、密封容器2内に
おいて発光部組立体6のフローティング構造が容易に作
り出されることになる。
【0034】次に、前述したヘッドオン型の重水素放電
管1の動作について説明する。
【0035】先ず、放電前の20秒程度の間に外部電源
からステムピン9Dを介して10W前後の電力を陰極部
20に供給して、陰極部20のコイル部20aを予熱さ
せる。その後、陰極部20と陽極板8との間に160V
程度の電圧を印加して、アーク放電の準備を整える。
【0036】その準備が整った後、外部電源から第2の
放電路制限板12にステムピン9Bを介して350V程
度のトリガ電圧を印加する。なお、第1の放電路制限部
16は無給電状態が維持され続ける。すると、陰極部2
0と第2の放電路制限板12との間、及び陰極部20と
陽極部8との間に放電が順次発生する。このように、段
階的な放電を積極的に作り出すことによって、2個の放
電路制限部12,16で放電路を狭窄させても、陰極部
20と陽極部8との間には確実な始動放電が発生する。
【0037】このような始動放電が発生すると、陰極部
20と陽極部8との間でアーク放電が維持され、放電路
を狭窄した開口13,18内でそれぞれアークボールが
発生する。そして、このアークボールから取出される紫
外線は、極めて輝度の高い光として光出射窓4を透過し
て外部に放出される。実験によると、直径1mmの開口
をもった従来の重水素ランプと、前述した重水素ランプ
1とは輝度が3倍近く高くなることが確認された。
【0038】なお、前述した動作説明において、第1の
ステムピン9Cは、発光部組立体6を保持するために利
用されるものであり、第1の放電路制限部16への給電
を行うために利用されない。しかしながら、ランプ始動
時において第1のステムピン9Cに外部から給電しても
よい。この場合、第2の放電路制限板12には、第1の
放電路制限部16より高い電圧が印加される。例えば、
第2の放電路制限部12に140Vを印加した場合、第
1の放電路制限部16には120Vが印加される。この
ように、第1の放電路制限部16と第2の放電路制限部
12に異なる電圧を印加するのは、第1の放電路制限部
16と第2の放電路制限部12との間に電界を発生さ
せ、第1の放電路制限部16の近傍から第2の放電路制
限部12への電子の移動を積極的に行わせる場合に有利
である。
【0039】次に、ガス放電管の他の実施形態について
説明するが、その説明は、第1の実施形態と実質的に異
なるものに留め、第1の実施形態と同一又は同等な構成
部分は同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】[第2の実施形態]図12に示すように、
ガス放電管30において、第1の支持部7と第2の支持
部10と第3の支持部14とは、管軸G方向に打ち込ま
れた金属製のリベット31によって一体化が図られてい
る。そして、このガス放電管30は、第1のステムピン
9Cを採用せず、ステム5から第1のステムピン9Cを
突き出させない構造をもつので、ステム5から突出させ
たステムピンの本数は6本となる。従って、ステムピン
の突出本数によって、第1の放電路制限部16への給電
/無給電をランプ交換時に簡単に識別することができ
る。ステムピン数の減少は、ランプ動作時において、ス
テムピンの融着部分に発生する熱膨脹に対する強度を増
すことができる。
【0041】[第3の実施形態]図13及び図14に示
すように、ガス放電管33において、第2の支持部10
と第3の支持部14とで第2の放電路制限板12を挟み
込み固定させることなく、第2の放電路制限板12はス
テムピン9Bの先端に溶接させるのみで、第2の支持部
10上に載置させている。これによって、第1の放電路
制限部16及び第2の放電路制限板12の放熱を増加さ
せ、第1の放電路制限部16及び第2の放電路制限板1
2のスパッタ物及び蒸発物を減少させることができ、ラ
ンプの特性を長期間に亙って安定維持させることができ
る。
【0042】[第4の実施形態]図15及び図16に示
すように、ガス放電管35において、第2の放電路制限
板12Aを電気絶縁部(第3の支持部)14の裏面に当
接配置させ、金属製のリベット36によって、第2の放
電路制限板12Aを電気絶縁部14に固定させている。
これによって、電気絶縁部14と第2の放電路制限板1
2Aとの一体化を図っている。そして、組立て作業時に
おいて、リベット36をステムピン9Bの先端に電気的
に接続させる。このように構成することで、セラミック
ス製の第2の支持部10を省略することができ、支持部
を3個から2個に減らすことができる。また、第2の放
電路制限板12A及び陽極板8の放熱を増加させ、第2
の放電路制限板12A及び陽極板8のスパッタ物及び蒸
発物を減少させることができ、ランプ特性を長期間に亙
って安定維持させることができる。
【0043】[第5の実施形態]図17、図18及び図
19に示すように、ガス放電管37において、円板状の
第2の放電路制限部38と円板状の第3の放電路制限部
39の間に円板状のセラミックス製スペーサ40を介在
させて電気的絶縁を図っている。そして、スペーサ40
は、金属製のリベット41によって第2の支持部10に
固定される。また、第2の放電路制限部38と第3の放
電路制限部39とスペーサ40とは、第2の支持部と第
3の支持部14とで挟み込み固定される。
【0044】更に、図17及び図20に示すように、第
2の放電路制限部38と第3の放電路制限部39とに異
なる電位を印加するために、第2の放電路制限部38
は、ステム5に立設させた第4のステムピン9Bの先端
にリード部38aを介して電気的に接続させている。こ
れに対し、第3の放電路制限部39は、ステム5に立設
させた第5のステムピン9Eの先端部分にリード部39
aを介して電気的に接続させている。なお、符号27E
は、ステムピン9Eを保護する電気絶縁性のチューブで
ある。また、第3の放電路制限部39には、第2の放電
路制限部38より高い電圧が印加される。例えば、第3
の放電路制限部39に140Vを印加した場合、第2の
放電路制限部38には120V印加される。このよう
に、第2の放電路制限部38と第3の放電路制限部39
とに異なる電圧を印加するのは、第2の放電路制限部3
8と第3の放電路制限部39との間に電界を発生させ、
第2の放電路制限部38の近傍から第3の放電路制限部
39への電子の移動を積極的に行わせる場合に有利であ
る。
【0045】そして、第3の放電路制限部39の中央に
は放電路を狭窄するための第3の開口42が形成されて
いる。これによって、第3の放電路制限部39の第3の
開口42内でアークボールが発生し、更なる高輝度化が
達成される。また、この第3の開口42は、第2の放電
路制限部38の第2の開口13と同径であってもよい
し、異なる径であってもよい。
【0046】なお、ランプの動作中において、リベット
41が高温になるとスパッタ物及び蒸発物がリベット4
1のヘッド部分から発生する。そこで、図21に示すよ
うに、リベット41の端部を、第2の支持部10に設け
た凹部43内に収容させることで、金属蒸発物の付着面
積を増大させ、リベット41を介在させた第2の放電路
制限部38と第3の放電路制限部39との短絡を発生さ
せ難くしている。また、図22に示すように、第2の支
持部10には、リベット41のヘッド部分の収容体積の
増大を図った凹部44が形成されている。また、図23
に示すように、第2の支持部10には、リベット41の
ヘッド部分の収容体積の更なる増大を図った凹部45が
形成され、この凹部45の壁面は、ヘッド部分から離間
させる部分を最大にしたものである。
【0047】[第6の実施形態]図24に示すように、
ガス放電管47において、第1の支持部7と第2の支持
部10と第3の支持部14とは、管軸G方向に打ち込ま
れた金属製のリベット48によって一体化が図られてい
る。そして、このガス放電管47は、第1のステムピン
9Cを採用せず、ステム5から第1のステムピン9Cを
突き出させていない。その結果、第1の放電路制限部1
6への確実な無給電化が可能となり、ステムピンの数の
減少は、ランプ動作時にステムピンの融着部分に発生す
る熱膨脹に対する強度を増すことができる。なお、図1
8に示したガス放電管37の構成と実質的に共通する部
分には同一符号を付して、その説明は省略している。
【0048】[第7の実施形態]図25及び図26に示
すように、ガス放電管50において、第2の放電路制限
板51を電気絶縁部(第3の支持部)14の裏面に当接
配置させ、金属製のリベット52によって、第2の放電
路制限部51を電気絶縁部14に固定させている。これ
によって、電気絶縁部14と第2の放電路制限板51と
の一体化を図っている。更に、第2の支持部10の上面
に第3の放電路制限部53を当接配置させ、空間を介し
て第2の放電路制限部51と第3の放電路制限部53と
を離間させる。また、第2の放電路制限部51は、リベ
ット52を介して第4のステムピン9Bに電気的に接続
させ、第3の放電路制限部53は、ステム5に立設させ
た第5のステムピン9Eの先端部分に電気的に接続させ
ている。
【0049】[第8の実施形態]図27及び図28に示
すように、ガス放電管55において、第2の支持部10
と第3の支持部14とで、円板状のセラミックス製スペ
ーサ56を挟み込んでいる。このスペーサ56の上面に
は第2の放電路制限部38を当接配置させ、この裏面に
は第3の放電路制限部39を当接配置させ、第3の放電
路制限部39をスペーサ56と第2の支持部10とで挟
み込み固定させている。このように構成すると、スペー
サ56をリベット等で第2の支持部10に固定させる必
要がない。
【0050】[第9の実施形態]図29及び図30に示
すように、ガス放電管58において、第2の支持部10
と第3の支持部14とで、円板状のセラミックス製スペ
ーサ59を挟み込んでいる。そして、このスペーサ59
の上面には第2の放電路制限部38を当接配置させ、第
2の支持部10の上面に第3の放電路制限部39を当接
配置させている。その結果、空間とスペーサ59とを介
して第2の放電路制限部38と第3の放電路制限部39
とを離間させ、スペーサ59をリベット等で第2の支持
部10に固定させる必要がない。
【0051】[第10の実施形態]図31及び図32に
示すガス放電管60はサイドオン型の重水素ランプであ
り、この放電管60は、重水素ガスが数百Pa程度封入
されたガラス製の密封容器62を有している。この密封
容器62は、一端側を封止した円筒状の側管63と、こ
の側管63の他端側を封止するステム65とからなり、
側管63の一部が光光出射窓64として利用されてい
る。そして、この密封容器62内には発光部組立体66
が収容されている。
【0052】この発光部組立体66は、電気絶縁性のセ
ラミックスからなる電気絶縁部(第1の支持部)67を
有している。この電気絶縁部67の前面に形成した凹部
67a内に陽極板(陽極部)68を収容させている。こ
の陽極板68の背面には、ステム65に立設させて管軸
G方向に延在する陽極用ステムピン(第1のステムピ
ン)9Aの先端部分が電気的に接続されている。なお、
第1の支持部67には、第1のステムピン9Aを貫通さ
せたセラミックス製の装填部69が嵌め込まれる。
【0053】更に、発光部組立体66は、電気絶縁性の
セラミックスからなる電気絶縁部(第2の支持部)70
を有している。この第2の支持部70は、管軸Gに対し
て垂直な方向において、第1の支持部67に重ねるよう
にして固定されている。また、第1の支持部67の前面
と第2の支持部70の背面とで板状の第2の放電路制限
部72を挟み込み固定させ、第2の放電路制限部72と
陽極板68とを対面させている。
【0054】この第2の放電路制限部72の中央には、
放電路を狭窄させるための直径0.5mmの小孔(第2
の開口)73が形成されている。また、放電路制限板7
2には左右に2本のリード部72aが設けられ、各リー
ド部72aは、ステム65に立設させた放電路制限板用
ステムピン(第4のステムピン)9Bの先端部分にそれ
ぞれ電気的に接続させている。
【0055】第2の支持部70には、導電性の金属(例
えば、モリブデン、タングステン、或いはこれらから成
る合金)からなる第1の放電路制限部76を側方から装
填するために、管軸Gに対して垂直方向に延在する装填
口77が形成されている。この第1の放電路制限部76
には、放電路を狭窄するために、第2の開口73と同径
の第1の開口78が形成され、この第1の開口78は、
第2の開口73と同一の管軸G上に位置する。
【0056】この第1の開口78は、管軸Gに対して垂
直な方向に延在して良好なアークボールを作り出すため
のロート状の部分78aを有し、このロート状の部分7
8aは、光出射窓64から陽極部68に向けて縮径させ
ている。具体的に、光出射窓64側では直径3.2mm
に形成され、陽極部68側では、第2の開口73と同じ
開口面積をもつように直径0.5mmに形成されてい
る。このようにして、放電路は、第1の開口78と第2
の開口73との協働により狭窄させる。
【0057】第2の支持部70の前面に導電板79を当
接配置させ、この導電板79は、第1及び第2の支持部
67,70を貫通するリベット75によって固定させて
いる(図33参照)。また、この導電板79に形成した
開口は装填口77に合致させることで、第1の放電路制
限部76の装填を可能にする。また、導電板79は、第
1の支持部67及び第2の支持部70の表面に沿って後
方まで延在すると共に、ステム65に立設させて第1の
支持部67を貫通させた放電路制限板用ステムピン(第
3のステムピン)9Cの先端部分に電気的に接続させて
いる。そして、導電板79には、第1の放電路制限部7
6に設けられたフランジ部76aを当接配置させ、導電
板79にフランジ部76aを溶接させることで、導電板
79と第1の放電路制限部76との一体化を図ってい
る。
【0058】ここで、第1の放電路制限部76と第2の
放電路制限部72とは電気的に絶縁するために空間部G
をもって離間させている。さらに、この絶縁を確実なら
しめるために、第1の放電路制限部76と第2の支持部
70とを離間させている。これは、ランプの動作中にお
いて、第1の放電路制限部76及び第2の放電路制限部
72が高温になると、スパッタ物及び蒸発物が第1の放
電路制限部76及び第2の放電路制限部72から発生す
るが、このときの金属蒸発物を、装填口77の壁面に積
極的に付着させるものである。すなわち、第1の放電路
制限部76と第2の支持部70とを離間させることで、
金属蒸発物の付着面積を増大させ、これによって、第1
の放電路制限部76と第2の放電路制限部72とを短絡
させ難くしている。
【0059】また、ロート状の部分78aの壁面をミラ
ー面に加工する。この場合、この壁面は、タングステ
ン、モリブデン、パラジウム、ニッケル、チタン、金、
銀又は白金等の素材単体(或いは合金)に研磨加工する
よって鏡面に仕上げてもよく、又は上記素材単体或いは
合金を母材として、或いはセラミックを母材として、メ
ッキ処理、蒸着処理等により上記素材にコーディングを
施して鏡面仕上げにしてもよい。これによって、アーク
ボールによる発光を、ロート状の部分78aの鏡面で反
射させ、光出射窓64に向けて光を集光させることで、
光の輝度のアップが図られる。
【0060】発光部組立体66には、光出射窓64側で
光路から外れた位置に陰極部80が配置され、陰極部8
0の両端は、ステム65に立設させた陰極部用ステムピ
ン(第2のステムピン)9Dの先端部分に、図示しない
接続ピンを介してそれぞれ電気的に接続させている。こ
の陰極部80では熱電子が発生するが、具体的にこの陰
極部80は、管軸G方向に延在して熱電子を発生させる
タングステン製のコイル部を有している。
【0061】更に、この陰極部80は、キャップ状の金
属製フロントカバー81内に収容されている。このフロ
ントカバー81は、これに設けられた爪片81aを、第
1の支持部67に設けられたスリット孔(図示せず)内
に差し込んだ後に折り曲げることで固定される。また、
フロントカバー81には光出射窓64に対面する部分に
矩形の光通過口81bが形成されている。
【0062】更に、フロントカバー81内において、陰
極部80と第1の放電路制限部76との間には、光路か
ら外れた位置に放電整流板82が設けられている。この
放電整流板82の電子放出窓82aは、熱電子を通過さ
せるための矩形の開口として形成されている。、そし
て、放電整流板82は、これに設けた爪片82bを、第
1の支持部67に設けられたスリット孔(図示せず)内
に差し込んだ後に折り曲げることで固定される。このよ
うに、フロントカバー81と放電整流板82とで陰極部
80を包囲させ、陰極部80から出るスパッタ物あるい
は蒸発物を光出射窓64に付着させないようにしてい
る。
【0063】このような構成の発光部組立体66は密封
容器62内に設けられるが、この密封容器62内を数百
Paの重水素ガスで満たす必要性から、密封容器62に
はガラス製の排気管86が一体形成されている。この排
気管86は、組立最終工程において、密封容器62内の
空気を一旦抜き、所定圧の重水素ガスを適切に充填させ
た後に融着によって封止されるものである。なお、ステ
ム65に立設させたステムピン9A〜9Dの全てをセラ
ミックス製の電気絶縁チューブで保護してもよいが、少
なくともステムピン9A及び9Bをチューブ87A及び
87Bで包囲させる。
【0064】このように構成させたサイドオン型の重水
素ランプ60の動作原理は、前述したヘッドオン型の重
水素ランプ1と同様であるので、その説明は省略する。
なお、第1のステムピン9Cは、発光部組立体66を保
持するために利用されるものであり、第1の放電路制限
部76への給電を行うために利用されない。しかしなが
ら、ランプ始動時において第1のステムピン9Cに外部
から給電してもよい。この場合、第2の放電路制限板7
2には、第1の放電路制限部76より高い電圧が印加さ
れる。例えば、第2の放電路制限部72に140Vを印
加した場合、第1の放電路制限部76には120Vが印
加される。このように、第1の放電路制限部76と第2
の放電路制限部72に異なる電圧を印加するのは、第1
の放電路制限部76と第2の放電路制限板72との間に
電界を発生させ、第1の放電路制限部76の近傍から第
2の放電路制限板72への電子の移動を積極的に行わせ
る場合に有利である。
【0065】次に、サイドオン型のガス放電管の他の実
施形態について説明するが、その説明は、第10の実施
形態と実質的に異なるものに留め、第10の実施形態と
同一又は同等な構成部分は同一符号を付してその説明を
省略する。
【0066】[第11の実施形態]図34に示すよう
に、ガス放電管88において、第1の放電路制限部76
への無給電状態を達成させるために、導電板79を第1
のステムピン9Cに接続させない。このようにすること
で、第1の放電路制限部76は外部電源と電気的に非接
続状態になる。
【0067】[第12の実施形態]図35,図36及び
図37に示すように、ガス放電管89において、第2の
放電路制限部72の裏面に電気絶縁性のセラミックス製
スペーサ90を配置させ、このスペーサ90の裏面に第
3の放電路制限部91を配置させる。また、スペーサ9
0と電気絶縁板92とで第3の放電路制限部91を挟み
込み、リベット93によって、第2の放電路制限部72
と第3の放電路制限部91との一体化が図られている。
そして、第1の支持部67の前面と第2の支持部70の
背面とで板状の第2の放電路制限部72を挟み込み固定
させている。
【0068】更に、第3の放電路制限部91の中央には
放電路を狭窄するための第3の開口94が形成されてい
る。これによって、第3の放電路制限部91の開口94
内でアークボールが発生し、更なる高輝度化が達成され
る。この第3の開口94は、第2の放電路制限部72の
第2の開口73と同径であってもよいし、異なる径であ
ってもよい。
【0069】なお、ランプの動作中において、リベット
93が高温になるとスパッタ物がリベット93のヘッド
部分から発生する。そこで、図38に示すように、電気
絶縁板92に障壁92aを突出させて、リベット93か
ら発生する金属蒸発物が第3の放電路制限部91に付着
させ難くし、リベット93を介在させた第2の放電路制
限部72と第3の放電路制限部91との短絡を発生させ
難くしている。また、図39に示すように、電気絶縁板
92の表面に切込み部92bを設け、金属蒸発物の付着
面積の拡大化を図っている。同様に、図40に示すよう
に、電気絶縁板92の裏面に切込み部92cを設け、金
属蒸発物の付着面積の拡大化を図っている。
【0070】[第13の実施形態]図41,図42に示
すように、ガス放電管95において、第1の放電路制限
部76への無給電状態を達成させるために、導電板79
を第1のステムピン9Cに接続させない。このようにす
ることで、第1の放電路制限部76は、外部電源と電気
的に非接続状態になる。そして、第1の支持部67と第
2の支持部70とは、光出射方向に打ち込まれた金属製
のリベット96によって一体化が図られている。
【0071】[第14の実施形態]図43及び図44に
示すように、ガス放電管97において、第2の放電路制
限部72と第3の放電路制限部91とに異なる電位を印
加するために、第2の放電路制限部72は、ステム65
に立設させた第4のステムピン9Bの先端に電気的に接
続させている。これに対し、第3の放電路制限部91
は、ステム65に立設させた第5のステムピン9Eの先
端部分に電気的に接続させている。なお、符号87E
は、ステムピン9Eを保護する電気絶縁性のチューブで
ある。
【0072】次に、前述したガス放電管を動作させるた
めの種々の回路について、図面に基づいて説明する。な
お、図45〜図48において、符号C1,C2は陰極部
S用の端子、符号C3は陽極部、符号C4は第2の放電
路制限部、符号C5は第3放電路制限部、符号1は主電
源、符号2はトリガ電源、符号3は陰極加熱用電源、符
号4はサイリスタである。また、第1の放電路制限部
は、無給電の状態になっているので回路上には現れな
い。
【0073】図45に示す第1の駆動回路について説明
する。先ず、端子C1と端子C2間に電源3より電圧1
0W前後の電力を供給して陰極部Sを加熱させ、トリガ
電源2によりコンデンサAを充電する。その後、主電源
1により端子C1と陽極部C3との間に160V印加す
る。そして、陰極部Sが十分に加熱された時機を見計ら
って、スイッチBを切り換えて、コンデンサAからの給
電によって、C1とC3との間に電圧350Vを印加
し、端子C1とC4との間に電圧350Vを印加し、C
1とC5との間に電圧350Vを印加する。
【0074】このとき、陰極部Sと第2の放電路制限部
C4との間に放電が発生し、陰極部Sと第2の放電路制
限部C4との間の電圧が低下する。この電圧低下によっ
て、第2の放電路制限部C4と第3の放電路制限部C5
との電位差が増大し、第2の放電路制限部C4近傍に存
在する荷電粒子が第3の放電路制限部C5に移動する。
その結果、陰極部Sと第3の放電路制限部C5との間に
放電が発生し、陰極部Sと第3の放電路制限部C5と間
の電圧が低下する。なお、陰極部Sと第2の放電路制限
部C4との間の放電は継続している。
【0075】この電圧低下によって、第3の放電路制限
部C5と陽極部C3との電位差が増大し、第3の放電路
制限部C5近傍に存在する荷電粒子が陽極部C3に移動
する。その結果、陰極部Sと陽極部C3との間に始動放
電が発生することになる。なお、陰極部Sと第2及び第
3の放電路制限部C4,C5との間の放電は継続してい
る。そして、この始動放電に起因して、陰極部Sと陽極
部C3との間の放電が主電源1によって維持できるよう
になり、ランプが点灯し続ける。なお、コンデンサAの
放電が完了した時点で、始動放電は終了する。
【0076】図46に示す第2の駆動回路について説明
する。先ず、端子C1と端子C2間に電源3より電圧1
0W前後の電力を給電して陰極部Sを加熱させ、トリガ
電源2によりコンデンサAを充電する。その後、主電源
1により端子C1と陽極部C3との間に160V印加す
る。そして、陰極部Sが十分に加熱された時機を見計ら
って、スイッチBを切り換えて、コンデンサAからの給
電によって、C1とC3との間に電圧350Vを印加
し、C1とC4との間に電圧350Vを印加し、C1と
C5との間に電圧350Vを印加する。
【0077】このとき、陰極部Sと第2の放電路制限部
C4との間に放電が発生し、陰極部Sと第2の放電路制
限部C4との間の電圧が低下する。そして、リレースイ
ッチR1と第2の放電路制限部C4との間に設けた電流
検知部によって、陰極部Sと第2の放電路制限部C4と
の間の通電が検知されると、リレースイッチR1を開
き、陰極部Sと第2の放電路制限部C4との間の放電を
終了させる。
【0078】その後、第2の放電路制限部C4近傍に存
在する荷電粒子が第3の放電路制限部C5に移動する。
その結果、陰極部Sと第2の放電路制限部C5との間に
放電が発生し、陰極部Sと第3の放電路制限部C5と間
の電圧が低下する。そして、リレースイッチR2と第3
の放電路制限部C5との間に設けた電流検知部によっ
て、陰極部Sと第3の放電路制限部C5との間の通電が
検知されると、リレースイッチR2を開き、陰極部Sと
第3の放電路制限部C5との間の放電を終了させる。
【0079】その後、第3の放電路制限部C5近傍に存
在する荷電粒子が陽極部C3に移動する。その結果、陰
極部Sと陽極部C3との間に始動放電が発生することに
なる。そして、この始動放電に起因して、陰極部Sと陽
極部C3との間の放電が主電源1によって維持できるよ
うになり、ランプが点灯し続ける。
【0080】図47に示す第3の駆動回路について説明
する。先ず、端子C1と端子C2間に電源3より電圧1
0W前後の電力を供給して陰極部Sを加熱させる。その
後、主電源1により、コンデンサAを充電し、端子C1
と陽極部C3との間に160Vを印加し、抵抗P1,抵
抗P2及び抵抗P3により電位勾配を形成する。そし
て、陰極部Sが十分に加熱された時機を見計らって、ス
イッチBをONにすることで、コンデンサAから電荷を
放出させると同時にパルストランスTによって高電圧パ
ルスを発生させる。
【0081】このパルス電圧は、各バイパスコンデンサ
Q1〜Q3を介して第2の放電路制限部C4,第3の放
電路制限部C5及び陽極部C3にそれぞれ印加される。
そして、陰極部Sと第2の放電路制限部C4との間、第
2の放電路制限部C4と第3の放電路制限部C5と間、
及び第3の放電路制限部C5と陽極部C3との間に始動
放電が発生する。そして、この始動放電に起因して、陰
極部Sと陽極部C3との間の放電が主電源1によって維
持できるようになり、ランプが点灯し続ける。なお、主
電源1と陽極部C3との間に設けられた電流検知部によ
り、陰極部Sと陽極部C3との間の放電形成確認を行っ
た後、リレースイッチR1を開状態にして、始動放電を
終了させる。
【0082】図48に示す第4の駆動回路について説明
する。先ず、端子C1と端子C2間に電源3より10W
前後の電力を供給して陰極部Sを加熱させ、トリガ電源
2によりコンデンサAを充電する。その後、主電源1に
より端子C1と陽極部C3との間に160V印加する。
そして、陰極部Sが十分に加熱された時機を見計らっ
て、スイッチBを切り換えて、C1とC3との間に電圧
350Vを印加し、端子C1とサイリスタ4との間に電
圧350Vを印加する。そして、トリガ電圧の発生によ
り、サイリスタ4が通電状態になり、C1とC4との間
に電圧350Vを印加し、C1とC5との間に電圧35
0Vを印加する。
【0083】このとき、コンデンサAに充電した電荷に
よって、陰極部Sと第2の放電路制限部C4との間に放
電が発生し、陰極部Sと第2の放電路制限部C4との間
の電圧が低下する。この電圧低下によって、第2の放電
路制限部C4と第3の放電路制限部C5との電位差が増
大し、第2の放電路制限部C4近傍に存在する荷電粒子
が第3の放電路制限部C5に移動する。その結果、陰極
部Sと第3の放電路制限部C5との間に放電が発生し、
陰極部Sと第3の放電路制限部C5と間の電圧が低下す
る。なお、陰極部Sと第2の放電路制限部C4との間の
放電は継続している。
【0084】この電圧低下によって、第3の放電路制限
部C5と陽極部C3との電位差が増大し、第3の放電路
制限部C5近傍に存在する荷電粒子が陽極部C3に移動
する。その結果、陰極部Sと陽極部C3との間に始動放
電が発生することになる。なお、陰極部Sと第2及び第
3の放電路制限部C4,C5との間の放電は継続してい
る。そして、この始動放電に起因して、陰極部Sと陽極
部C3との間の放電が主電源1によって維持できるよう
になり、ランプが点灯し続ける。なお、C1とC4との
間及びC1とC5との間のそれぞれの放電電流値の合計
が、サイリスタ4を絶縁状態にする電流値以下になった
時点で、C1とC4との間及びC1とC5との間のそれ
ぞれの始動放電が終了する。
【0085】本発明に係るガス放電管は、前述した実施
形態に限定されるものではなく、例えば、前述した第3
の放電路制限部39,53,91は、複数枚で構成され
てもよい。
【0086】
【発明の効果】本発明によるガス放電管は、以上のよう
に構成されているため、次のような効果を得る。すなわ
ち、密封容器内にガスを封入し、密封容器内に配置した
陽極部と陰極部との間で放電を発生させることにより、
密封容器の光出射窓から外部に向けて所定の光を放出さ
せるガス放電管において、陽極部と陰極部との間の放電
路の途中に配置させて、放電路を狭窄する第1の開口を
もった第1の放電路制限部と、放電制限部と陽極部との
間の放電路の途中に配置させて、第1の開口の面積以上
の開口面積で放電路を狭窄する第2の開口を有すると共
に、外部電源に電気的に接続させる第2の放電路制限部
と、第1の放電路制限部と第2の放電路制限部との間に
配置させる電気絶縁部とを備えたことにより、高輝度化
を実現しつつ始動性を良好にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス放電管の第1の実施形態を示
す断面図である。
【図2】図1に示したガス放電管の断面図である。
【図3】陽極部の要部拡大断面図である。
【図4】図1のI−I線に沿う断面図である。
【図5】第2の放電路制限部を示す平面図である。
【図6】放電路制限部の要部拡大断面図である。
【図7】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図8】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図9】陽極部の他の固定方法を示す断面図である。
【図10】第2の放電路制限部の他の固定方法を示す断
面図である。
【図11】図6の放電路制限部の他の変形例を示す要部
拡大断面図である。
【図12】本発明に係るガス放電管の第2の実施形態を
示す断面図である。
【図13】本発明に係るガス放電管の第3の実施形態を
示す断面図である。
【図14】図12に示したガス放電管の断面図である。
【図15】本発明に係るガス放電管の第4の実施形態を
示す断面図である。
【図16】図14に示したガス放電管の断面図である。
【図17】本発明に係るガス放電管の第5の実施形態を
示す断面図である。
【図18】図16に示したガス放電管の断面図である。
【図19】図17に示したガス放電管の要部拡大断面図
である。
【図20】図18の平面図である。
【図21】リベットによる固定方法の他の例を示す断面
図である。
【図22】リベットによる固定方法の更に他の例を示す
断面図である。
【図23】リベットによる固定方法の更に他の例を示す
断面図である。
【図24】本発明に係るガス放電管の第6の実施形態を
示す断面図である。
【図25】本発明に係るガス放電管の第7の実施形態を
示す断面図である。
【図26】図24に示したガス放電管の断面図である。
【図27】本発明に係るガス放電管の第8の実施形態を
示す断面図である。
【図28】図26に示したガス放電管の断面図である。
【図29】本発明に係るガス放電管の第9の実施形態を
示す断面図である。
【図30】図28に示したガス放電管の断面図である。
【図31】本発明に係るガス放電管の第10の実施形態
を示す断面図である。
【図32】図30のIV−IV線に沿う断面図である。
【図33】図30のV−V線に沿う断面図である。
【図34】本発明に係るガス放電管の第11の実施形態
を示す断面図である。
【図35】本発明に係るガス放電管の第12の実施形態
を示す断面図である。
【図36】図34のVI−VI線に沿う断面図である。
【図37】図35に示したガス放電管の要部拡大断面図
である。
【図38】リベットによる固定方法の他の例を示す断面
図である。
【図39】リベットによる固定方法の更に他の例を示す
断面図である。
【図40】リベットによる固定方法の更に他の例を示す
断面図である。
【図41】本発明に係るガス放電管の第13の実施形態
を示す断面図である。
【図42】図40のVII−VII線に沿う断面図であ
る。
【図43】本発明に係るガス放電管の第14の実施形態
を示す断面図である。
【図44】図42のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図45】本発明に係るガス放電管に適用させる第1の
駆動回路を示す図である。
【図46】本発明に係るガス放電管に適用させる第2の
駆動回路を示す図である。
【図47】本発明に係るガス放電管に適用させる第3の
駆動回路を示す図である。
【図48】本発明に係るガス放電管に適用させる第4の
駆動回路を示す図である。
【符号の説明】
1,30,33,35,37,47,50,55,5
8,60,88,89,95,97…ガス放電管、2,
62…密封容器、4,64…光出射窓、5,65…ステ
ム、6,66…発光部組立体、7,10,14,67,
70…支持部(電気絶縁部)、8,68…陽極部、9A
…第1のステムピン、9B…第4のステムピン、9C…
第3のステムピン、9D…第2のステムピン、9E…第
5のステムピン、12,12A,38,51,72…第
2の放電路制限部、13,73…第2の開口、16,7
6…第1の放電路制限部、18,78…第1の開口、1
8a,78a…ロート状部分、20,80…陰極部、3
9,53,91…第3の放電路制限部、42,94…第
3の開口。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密封容器内にガスを封入し、前記密封容
    器内に配置した陽極部と陰極部との間で放電を発生させ
    ることにより、前記密封容器の光出射窓から外部に向け
    て所定の光を放出させるガス放電管において、 前記陽極部と前記陰極部との間の放電路の途中に配置さ
    せて、前記放電路を狭窄する第1の開口をもった第1の
    放電路制限部と、 前記放電制限部と前記陽極部との間の放電路の途中に配
    置させて、前記第1の開口の面積以上の開口面積で前記
    放電路を狭窄する第2の開口を有すると共に、外部電源
    に電気的に接続させる第2の放電路制限部と、 前記第1の放電路制限部と前記第2の放電路制限部との
    間に配置させる電気絶縁部とを備えたことを特徴とする
    ガス放電管。
  2. 【請求項2】 前記第1の放電路制限部は、前記外部電
    源と電気的に非接続状態であることを特徴とする請求項
    1記載のガス放電管。
  3. 【請求項3】 前記第1の放電路制限部を前記外部電源
    と電気的に接続させる場合、前記第2の放電路制限部に
    は前記第1の放電路制限部より高い電圧を印加すること
    を特徴とする請求項1記載のガス放電管。
  4. 【請求項4】 前記第1の放電路制限部の前記第1の開
    口は、前記光出射窓から前記陽極部に向けて縮径させた
    ロート状の部分を有することを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一項記載のガス放電管。
  5. 【請求項5】 前記第2の放電路制限部を電気絶縁性の
    支持部に当接配置させたことを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか一項記載のガス放電管。
  6. 【請求項6】 前記第2の放電路制限部を前記電気絶縁
    部と前記支持部との間で挟み込み固定させたことを特徴
    とする請求項5記載のガス放電管。
  7. 【請求項7】 前記第2の放電路制限部と前記陽極部と
    の間の前記放電路の途中に配置させて、前記放電路を狭
    窄する第3の開口をもった第3の放電路制限部を更に備
    えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載
    のガス放電管。
  8. 【請求項8】 前記第2の放電路制限部と前記第3の放
    電路制限部との間に電気絶縁部を配置させたことを特徴
    とする請求項7記載のガス放電管。
  9. 【請求項9】 前記第3の放電路制限部を前記外部電源
    と電気的に接続させる場合、前記第3の放電路制限部に
    は前記第2の放電路制限部より高い電圧を印加すること
    を特徴とする請求項7又は8記載のガス放電管。
  10. 【請求項10】 前記第3の放電路制限部を電気絶縁性
    の支持部に当接配置させたことを特徴とする請求項7〜
    9のいずれか一項記載のガス放電管。
  11. 【請求項11】 前記第3の放電路制限部を前記電気絶
    縁部と前記支持部との間で挟み込み固定させたことを特
    徴とする請求項10記載のガス放電管。
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