JPH10312887A - 冷陰極放電灯点灯装置 - Google Patents

冷陰極放電灯点灯装置

Info

Publication number
JPH10312887A
JPH10312887A JP12116497A JP12116497A JPH10312887A JP H10312887 A JPH10312887 A JP H10312887A JP 12116497 A JP12116497 A JP 12116497A JP 12116497 A JP12116497 A JP 12116497A JP H10312887 A JPH10312887 A JP H10312887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cold cathode
glass tube
discharge lamp
cold
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12116497A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiju Yano
英寿 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Harison Denki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Harison Denki Corp filed Critical Harison Denki Corp
Priority to JP12116497A priority Critical patent/JPH10312887A/ja
Publication of JPH10312887A publication Critical patent/JPH10312887A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
  • Discharge Lamp (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電遅れ(放電の立上がり)の改善を図ると
ともに、安定した放電・点灯が可能な冷陰極放電灯点灯
装置の提供。 【解決手段】 放電媒体を封有するガラス管8、前記ガ
ラス管8の内壁面に設けられた蛍光体層12、前記ガラス
管8の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰極9,
9′、および前記冷陰極9,9′の少なくとも一方の冷
陰極外周面に、または冷陰極に対向するガラス管内壁面
に設けられたAl2 03 やCs2 C03 、あるいはCsN03 , S
nO2 ,Zr,BNの1種以上を含有する電子放射性物質層1
1,11′を具備して成る冷陰極放電灯15と、前記冷陰極
放電灯15の電子放射性物質層11,11′を備えた一方の冷
陰極9′に一端が直列に接続する電流制御手段13と、前
記電流制御手段13の他端に一端が直列に接続して定常的
な、もしくは脈動的に変化する負極性、正極性あるいは
片極性の直流電圧を印加するするとともに、他端が接地
され、かつ他方の冷陰極9に直列に接続した直流電圧発
生手段14とを有することを特徴とする冷陰極放電灯点灯
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、立上がり特性など
を改善した直流点灯方式の冷陰極放電灯点灯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】たとえば自動車など車輛のストップラン
プには、ラジオにおける雑音発生などを考慮し、一般的
に、ネオンランプ、キセノンランプなどの呼称で親しま
れている冷陰極放電灯を直流点灯する方式が採られてい
る。図7は冷陰極放電灯点灯方式の要部構成を示すもの
で、1は放電媒体(希ガス,水銀など)を封有するガラ
ス管(たとえば外径 2.0mm,内径 1.4mm,長さ 200m
m)、2,2′は前記ガラス管1の両端部にそれぞれ封
装された一対の冷陰極、3,3′は前記冷陰極2,2′
に接続してガラス管1外部から所要の電力を供給する導
入線、4は前記ガラス管1内壁面に形成されている蛍光
体層である。ここで、冷陰極2,2′は、Ni製の円筒電
極などであり、前記ガラス管1の端部に封止・導入した
導入線3,3′の先端を、前記Ni電極に溶接し、電気的
および機械的に接続・保持して放電電極として機能させ
る構成を採っている。なお、この冷陰極放電灯本体5の
構成において、上記では、ガラス管1内壁面に蛍光体層
4を形成したが、放電媒体の放電発光を利用する形態を
採ることもできる。
【0003】さらに、6は電流制御手段、7は電圧発生
装置で、前記電流制御手段5を介して一方の冷陰極2′
に、所要の電圧を印加する構成を採っている。なお、こ
れら電流制御手段6および電圧発生装置7は、一体的な
点灯回路を形成しており、この点灯回路の一端が接地す
る構成(片側接地型)と成っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記冷
陰極放電灯点灯装置は、なお、次のような不都合が認め
られ、依然として実用上問題がある。すなわち、この種
の冷陰極放電灯点灯装置は、たとえば筐体内に装着さ
れ、暗黒な状態におかれた中で点灯された場合、電圧印
加後放電発光するまで数秒〜数分の時間を要し、放電・
点灯の立上がりが遅いという問題がある。たとえば、図
5の比較特性図に示す(線a)ように、放電遅れ時間
(秒)が 7×10-1〜 5×101 程度でバラツキが大きい。
【0005】前記、放電・点灯の立上がりの問題は、次
のような理由に基づくものといえる。すなわち、周囲環
境が暗黒の場合、光電子放出がなされないため、放電開
始に初期電子が不足し、放電遅れに至ると考えられる。
【0006】本発明は上記事情に対処してなされたもの
で、放電遅れ(放電の立上がり)の改善を図るととも
に、安定した放電・点灯が可能な冷陰極放電灯点灯装置
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、放電
媒体を封有するガラス管、前記ガラス管の両端部にそれ
ぞれ封装された一対の冷陰極、および前記冷陰極の少な
くとも一方の冷陰極外周面に設けられたAl2 03 を含有
する電子放射性物質層を具備して成る冷陰極放電灯と、
前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備えた一方の冷
陰極に一端が直列に接続する電流制御手段と、前記電流
制御手段の他端に一端が直列に接続して定常的な、もし
くは脈動的に変化する負極性の直流電圧を印加するする
とともに、他端が接地され、かつ他方の冷陰極に直列に
接続した直流電圧発生手段と、を有することを特徴とす
る冷陰極放電灯点灯装置である。
【0008】請求項2の発明は、放電媒体を封有するガ
ラス管、前記ガラス管の両端部にそれぞれ封装された一
対の冷陰極、および前記冷陰極の外周面が対向する少な
くとも一方のガラス管内壁面に、冷陰極の先端面以上に
突出させて設けられたAl2 03 を含有する電子放射性物
質層を具備して成る冷陰極放電灯と、前記冷陰極放電灯
の電子放射性物質層を備えたガラス管端側の冷陰極に一
端が直列に接続する電流制御手段と、前記電流制御手段
の他端に一端が直列に接続して定常的な、もしくは脈動
的に変化する正極性の直流電圧を印加するするととも
に、他端が接地され、かつ他方の冷陰極に直列に接続し
た直流電圧発生手段と、を有することを特徴とする冷陰
極放電灯点灯装置である。
【0009】請求項3の発明は、請求項1もしくは2に
記載された冷陰極放電灯点灯装置において、ガラス管の
内壁面に蛍光体層が設けられていることを特徴とする。
【0010】請求項4の発明は、放電媒体を封有するガ
ラス管、前記ガラス管の両端部にそれぞれ封装された一
対の冷陰極、および前記冷陰極の少なくとも一方の冷陰
極外周面に設けられた SnO2 を含有する電子放射性物質
層を具備して成る冷陰極放電灯と、前記冷陰極放電灯の
電子放射性物質層を備えた一方の冷陰極に一端が直列に
接続する電流制御手段と、前記電流制御手段の他端に一
端が直列に接続して定常的な、もしくは脈動的に変化す
る正極性の直流電圧を印加するするとともに、他端が接
地され、かつ他方の冷陰極に直列に接続した直流電圧発
生手段と、を有することを特徴とする冷陰極放電灯点灯
装置である。
【0011】請求項5の発明は、放電媒体を封有するガ
ラス管、前記ガラス管の両端部にそれぞれ封装された一
対の冷陰極、および前記冷陰極の外周面が対向する少な
くとも一方のガラス管内壁面に、冷陰極の先端面以上に
突出させて設けられた SnO2を含有する電子放射性物質
層を具備して成る冷陰極放電灯と、前記冷陰極放電灯の
電子放射性物質層を備えたガラス管端側の冷陰極に一端
が直列に接続する電流制御手段と、前記電流制御手段の
他端に一端が直列に接続して定常的な、もしくは脈動的
に変化する負極性の直流電圧を印加するするとともに、
他端が接地され、かつ他方の冷陰極に直列に接続した直
流電圧発生手段と、を有することを特徴とする冷陰極放
電灯点灯装置である。
【0012】請求項6の発明は、請求項4もしくは5に
記載された冷陰極放電灯点灯装置において、ガラス管の
内壁面に蛍光体層が設けられていることを特徴とする。
【0013】請求項7の発明は、放電媒体を封有するガ
ラス管、前記ガラス管の両端部にそれぞれ封装された一
対の冷陰極、および前記冷陰極の少なくとも一方の冷陰
極外周面に設けられたCs2 C03 ,CsN03 ,Zr,BNの1種
以上を含有する電子放射性物質層を具備して成る冷陰極
放電灯と、前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備え
た一方の冷陰極に一端が直列に接続する電流制御手段
と、前記電流制御手段の他端に一端が直列に接続して定
常的な、もしくは脈動的に変化する正極性もしくは負極
性の片極性に変化する直流電圧を印加するするととも
に、他端が接地され、かつ他方の冷陰極に直列に接続し
た直流電圧発生手段と、を有することを特徴とする冷陰
極放電灯点灯装置である。
【0014】請求項8の発明は、放電媒体を封有するガ
ラス管、前記ガラス管の両端部にそれぞれ封装された一
対の冷陰極、および前記冷陰極の外周面が対向する少な
くとも一方のガラス管内壁面に、冷陰極の先端面以上に
突出させて設けられたCs2 C03 ,CsN03 ,Zr,BNの1種
以上をを含有する電子放射性物質層を具備して成る冷陰
極放電灯と、前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備
えたガラス管端側の冷陰極に一端が直列に接続する電流
制御手段と、前記電流制御手段の他端に一端が直列に接
続して定常的、もしくは脈動的に正極性もしくは負極性
の片極性に変化する直流電圧を印加するするとともに、
他端が接地され、かつ他方の冷陰極に直列に接続した直
流電圧発生手段と、を有することを特徴とする冷陰極放
電灯点灯装置である。
【0015】請求項9の発明は、請求項7もしくは8に
記載された冷陰極放電灯点灯装置において、ガラス管の
内壁面に蛍光体層が設けられていることを特徴とする。
【0016】すなわち、本発明に係る冷陰極放電灯点灯
装置は、冷陰極放電灯の冷陰極に接続するインバーター
回路の出力端子と冷陰極との間を接地型とし、かつ対向
する両冷陰極のうち電流制御手段に直接接続する側の冷
陰極に、負極性または正極性の直流電圧を定常的なもし
くは脈動的に印加し、電子放射性物質による初期電子量
を十分確保して、放電遅れに十分対応する機能を持たせ
たものである。
【0017】本発明において、発光管を成すガラス管
は、一般的に、外径 1.0〜 2.0mm程度、肉厚 0.1〜 1.0
mm程度、長さ40〜 600mm程度であり、一般的には、ガラ
ス管内壁面に蛍光層を形成しているが、放電媒体が直接
可視光を発光する場合、蛍光体層を省略できる。つま
り、発光管として機能するガラス管の内壁面に蛍光層を
形成・具備させた場合と、蛍光層を形成・具備しない場
合とがある。また、冷陰極は、一般的に、Ni系製円筒状
カップで、内径 0.2〜 2.0mm程度,長さ 2〜20mm程度
で、ガラス管に対して同心円的に封装・配置される。
【0018】本発明において、少なくとも一方の冷陰極
の外周面、あるいは冷陰極の外周面が対向する少なくと
も一方のガラス管内壁面に設けられた電子放射性物質層
は、Al2 03 や SnO2 、もしくはCs2 C03 ,CsN03 , S
nO2 ,Zr,BNの1種以上を含有するものである。そし
て、電子放射性物質層は、両冷陰極の外周面、あるいは
両冷陰極外周面が対向するガラス管内壁面に、それぞれ
形成することが好ましいが、少なくとも電流制御手段に
直接接続され、直流電圧が印加される側の冷陰極の外周
面、あるいはその冷陰極の外周面が対向するガラス管内
壁面に設けておけば十分である。
【0019】なお、ガラス管内壁面に設けた構成では、
電子放射性物質層の先端位置が冷陰極の対向先端面と同
一、もしくは冷陰極の対向先端面よりも僅か(たとえば
数mm)ながら突出させた程度が望ましい。
【0020】請求項1〜請求項9の発明では、直流点灯
方式の採用によって、たとえば自動車のストップランプ
としての使用ににおいて、ラジオ放送の受信に支障と成
る雑音発生の恐れが解消されるだけでなく、印加する直
流電圧の極性に対応して、電子放射性物質による初期電
子放出も容易に助長されるので、暗黒中での直流点灯に
おいても、100 msec以内での放電・点灯が行われる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図6を参照して実施
形態例を説明する。
【0022】図1は冷陰極放電灯点灯装置の第1の要部
構成例を示したものである。図1において、8は放電媒
体(希ガス,水銀など)を封有するガラス管(たとえば
外径2.0mm,内径 1.4mm,長さ 200mm)、9,9′は前
記ガラス管8の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰
極、10,10′は前記冷陰極9,9′に電気的に接続して
ガラス管8外部から所要の電力を供給する導入線、11,
11′は前記冷陰極9,9′の外周面に設けられた SnO2
を主体とする電子放射性物質の塗布層、12はガラス管8
内壁面に形成された蛍光体層である。
【0023】ここで、冷陰極9,9′は、Ni製の円筒電
極などであり、前記ガラス管8の端部に封止・導入した
導入線10,10′の先端を、前記Ni電極に溶接し、電気的
および機械的に接続・保持して放電電極として機能させ
る構成を採っている。
【0024】また、13は電流制御手段、14は直流電圧発
生装置である。そして、電流制御手段13は、前記冷陰極
放電灯15の電子放射性物質11,11′の層を備えた一方の
冷陰極9′に一端が直列に接続している。一方、直流電
圧発生装置14は、前記電流制御手段13の他端に一端が直
列に接続し、前記一方の冷陰極9′に正極性の電圧を定
常的、パルス的もしくは脈動的に直流電圧を印加するす
るとともに、他端が他方の冷陰極9に接続し、かつ接地
されている。
【0025】そして、これら電流制御手段13および直流
電圧発生装置14は、たとえば図2に概略構成を示すよう
な点灯回路を構成しており、電源側コイル 14aに対応す
る出力側コイル 14bに発生する高電圧が、ダイオード素
子 14c, 14c′を介し、かつ平滑コンデンサー 14d, 1
4d′で制御されて電流制限手段(たとえぱ抵抗体)13を
介して、冷陰極放電灯15の一方の冷陰極9′に印加され
る構成と成っている。なお、前記電源側コイル 14aは、
コイル 14eを介して一方の電源部に、また、スイッチン
グ素子(たとえば電界効果型トランジスター) 14fを介
して他方の電源部にそれぞれ接続されている。つまり、
前記スイッチング素子 14fの駆動によって、定常的にあ
るいは脈動的もしくはパルス的な直流電圧が、出力側コ
イル 14bに発生・出力するようになっている。なお、図
2において、 14gは平滑コンデンサー、 14g′は発振信
号レベル調整用コンデンサーである。
【0026】図3 (a), (b), (c)および図4 (a),
(b), (c)は、冷陰極放電灯15に印加されるため、直流
電圧発生装置14から出力される直流電圧の波形例をそれ
ぞれ示したものである。ここで、図3は負極性の直流電
圧例、図4が正極性の直流電圧例であり、また、 (a)は
定常的な出力波形、 (b)はパルス的な出力波形、 (c)は
脈動的な出力波形例である。
【0027】上記構成の接地型の冷陰極放電灯点灯装置
の場合、直流電圧発生装置14から導入線10,10′を介し
て冷陰極9,9′に通電すると、高電圧側に接続する両
冷陰極9,9′外周面の電子放射性物質11,11′は、そ
れぞれ所要の初期電子放出する。つまり、冷陰極9,
9′外周面の電子放射性物質11,11′が、ともに初期電
子放出に寄与するために、放電遅れに対して十分機能を
容易に、かつ確実に対応する。たとえば、上記構成を採
った冷陰極放電灯点灯装置の場合は、図5の比較特性図
に示す(線A)ように、放電遅れ時間(秒)が 3×10-3
〜 7×10-2程度で大幅に低減・短縮しており、上記従来
例に比べて、放電遅れが改善されるだけでなく、立上が
りの信頼性も大幅に向上していることが確認された。
【0028】図6は、この発明に係る第2の冷陰極放電
灯点灯装置の概略構成例を示す回路図である。この実施
例は、電子放射性物質(Al2 O3 )11,11′の層を冷陰
極9,9′先端に対応する位置(両者の先端部が一致)
もしくは突出させて、ガラス管8内壁面に設けた他は、
第1の構成例の場合と同様の構成を採ったものである。
図6に図示した構成を採った冷陰極放電灯点灯装置の
場合も、図5の比較特性図に示す(線B)ように、放電
遅れ時間(秒)がほぼ 3×10-3〜 7×10-2程度で、大幅
に低減・短縮しており、上記従来例に比べて、放電遅れ
が改善されるだけでなく、立上がりの信頼性も大幅に向
上していることが確認された。
【0029】上記電子放射性物質の種類、その電子放射
性物質の塗着部(電極外周面、電極周りのガラス管内壁
面)、電流制御手段を介して印加する直流電圧の極性
と、各冷陰極放電灯点灯装置の放電遅れの有無(立上が
り特性の良否…○,×)を要約すると表に示すごとくな
る。
【0030】 本発明は上記実施例に限定されるものでなく、発明の主
旨を逸脱しない範囲で、いろいろの変形を採ることがで
きる。たとえば、ガラス管の外径、肉厚、長さ、あるい
は円筒状カップの外径、肉厚、長さなど、直流電圧の発
生手段、電子放射性物質も選択された種類の範囲内で適
宜選択できる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、冷陰極放電灯内に配置
した電子放射性物質から、ほぼ同様に電子放射に寄与す
る。つまり、初期放電に要する電子が容易、かつ確実に
供給されるので、放電遅れが大幅に解消されるだけでな
く、放電の信頼性も向上し、たとえば筐体内に装着配置
され、暗黒な状態におかれている場合でも、立上がり性
のよい光照射装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の冷陰極放電灯点灯装置の概略構成例を示
す回路図。
【図2】第1の冷陰極放電灯点灯装置の回路構成例を示
す回路図。
【図3】(a), (b), (c)は第1の冷陰極放電灯点灯装
置において、冷陰極に印加する負極性の直流電圧の波形
例図。
【図4】(a), (b), (c)は第1の冷陰極放電灯点灯装
置において、冷陰極に印加する正極性の直流電圧の波形
例図。
【図5】本発明に係る冷陰極放電灯点灯装置における放
電遅れ特性と、従来の冷陰極放電灯点灯装置における放
電遅れ特性とを比較して示す特性図。
【図6】本発明に係る第1の冷陰極放電灯点灯装置の概
略構成例を示す回路図。
【図7】従来の冷陰極放電灯点灯装置の概略構成例を示
す回路図。
【符号の説明】
8……ガラス管 9,9′……冷陰極 10,10′……導入線 11,11′……電子放射性物質 12……蛍光体層 13……電流制御手段 14……電圧発生装置 14a, 14a′……入力側コイル 14b……出力側コイル 14c, 14c′……ダイオード素子 14d, 14d′, 14g……平滑コンデンサー 14e……コイル 14f……スイッチング素子 14g′……発振信号レベル調整用コンデンサー 15……冷陰極放電灯

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電媒体を封有するガラス管、前記ガラ
    ス管の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰極、およ
    び前記冷陰極の少なくとも一方の冷陰極外周面に設けら
    れたAl2 03 を含有する電子放射性物質層を具備して成
    る冷陰極放電灯と、 前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備えた一方の冷
    陰極に一端が直列に接続する電流制御手段と、 前記電流制御手段の他端に一端が直列に接続して定常的
    な、もしくは脈動的に変化する負極性の直流電圧を印加
    するするとともに、他端が接地され、かつ他方の冷陰極
    に直列に接続した直流電圧発生手段と、を有することを
    特徴とする冷陰極放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 放電媒体を封有するガラス管、前記ガラ
    ス管の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰極、およ
    び前記冷陰極の外周面が対向する少なくとも一方のガラ
    ス管内壁面に、冷陰極の先端面以上に突出させて設けら
    れたAl2 03を含有する電子放射性物質層を具備して成
    る冷陰極放電灯と、 前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備えたガラス管
    端側の冷陰極に一端が直列に接続する電流制御手段と、 前記電流制御手段の他端に一端が直列に接続して定常的
    な、もしくは脈動的に変化する正極性の直流電圧を印加
    するするとともに、他端が接地され、かつ他方の冷陰極
    に直列に接続した直流電圧発生手段と、を有することを
    特徴とする冷陰極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 放電媒体を封有するガラス管の内壁面
    に、蛍光体層が設けられていることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の冷陰極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 放電媒体を封有するガラス管、前記ガラ
    ス管の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰極、およ
    び前記冷陰極の少なくとも一方の冷陰極外周面に設けら
    れた SnO2 を含有する電子放射性物質層を具備して成る
    冷陰極放電灯と、 前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備えた一方の冷
    陰極に一端が直列に接続する電流制御手段と、 前記電流制御手段の他端に一端が直列に接続して定常的
    な、もしくは脈動的に変化する正極性の直流電圧を印加
    するするとともに、他端が接地され、かつ他方の冷陰極
    に直列に接続した直流電圧発生手段と、を有することを
    特徴とする冷陰極放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 放電媒体を封有するガラス管、前記ガラ
    ス管の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰極、およ
    び前記冷陰極の外周面が対向する少なくとも一方のガラ
    ス管内壁面に、冷陰極の先端面以上に突出させて設けら
    れた SnO2 を含有する電子放射性物質層を具備して成る
    冷陰極放電灯と、 前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備えたガラス管
    端側の冷陰極に一端が直列に接続する電流制御手段と、 前記電流制御手段の他端に一端が直列に接続して定常的
    な、もしくは脈動的に変化する負極性の直流電圧を印加
    するするとともに、他端が接地され、かつ他方の冷陰極
    に直列に接続した直流電圧発生手段と、を有することを
    特徴とする冷陰極放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 放電媒体を封有するガラス管の内壁面
    に、蛍光体層が設けられていることを特徴とする請求項
    4または請求項5記載の冷陰極放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 放電媒体を封有するガラス管、前記ガラ
    ス管の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰極、およ
    び前記冷陰極の少なくとも一方の冷陰極外周面に設けら
    れたCs2 C03 ,CsN03 ,Zr,BNの1種以上を含有する電
    子放射性物質層を具備して成る冷陰極放電灯と、 前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備えた一方の冷
    陰極に一端が直列に接続する電流制御手段と、 前記電流制御手段の他端に一端が直列に接続して定常的
    な、もしくは脈動的に変化する正極性もしくは負極性の
    片極性に変化する直流電圧を印加するするとともに、他
    端が接地され、かつ他方の冷陰極に直列に接続した直流
    電圧発生手段と、を有することを特徴とする冷陰極放電
    灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 放電媒体を封有するガラス管、前記ガラ
    ス管の両端部にそれぞれ封装された一対の冷陰極、およ
    び前記冷陰極の外周面が対向する少なくとも一方のガラ
    ス管内壁面に、冷陰極の先端面以上に突出させて設けら
    れたCs2 C03,CsN03 ,Zr,BNの1種以上を含有する電
    子放射性物質層を具備して成る冷陰極放電灯と、 前記冷陰極放電灯の電子放射性物質層を備えたガラス管
    端側の冷陰極に一端が直列に接続する電流制御手段と、 前記電流制御手段の他端に一端が直列に接続して定常
    的、もしくは脈動的に正極性もしくは負極性の片極性に
    変化する直流電圧を印加するするとともに、他端が接地
    され、かつ他方の冷陰極に直列に接続した直流電圧発生
    手段と、を有することを特徴とする冷陰極放電灯点灯装
    置。
  9. 【請求項9】 放電媒体を封有するガラス管の内壁面
    に、蛍光体層が設けられていることを特徴とする請求項
    7または請求項8記載の冷陰極放電灯点灯装置。
JP12116497A 1997-05-12 1997-05-12 冷陰極放電灯点灯装置 Pending JPH10312887A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12116497A JPH10312887A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 冷陰極放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12116497A JPH10312887A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 冷陰極放電灯点灯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10312887A true JPH10312887A (ja) 1998-11-24

Family

ID=14804436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12116497A Pending JPH10312887A (ja) 1997-05-12 1997-05-12 冷陰極放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10312887A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002095792A1 (fr) * 2001-05-17 2002-11-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lampe a decharge cathodique froide et son procede de fabrication
JP2010123267A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Toshiba Shomei Precision Kk 冷陰極放電ランプ及び発光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002095792A1 (fr) * 2001-05-17 2002-11-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Lampe a decharge cathodique froide et son procede de fabrication
JP2010123267A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Toshiba Shomei Precision Kk 冷陰極放電ランプ及び発光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900002446B1 (ko) 불활성 가스 방전등 장치
JP5095447B2 (ja) 補助光源を備える光源装置
US4751435A (en) Dual cathode beam mode fluorescent lamp with capacitive ballast
US4521718A (en) Beam mode lamp with voltage modifying electrode
US5278474A (en) Discharge tube
US4904900A (en) Glow discharge lamp
WO2005069348A1 (ja) 放電灯および放電灯用電極
JP2000100389A (ja) 放電ランプ
JPH10188910A (ja) 外部電極型蛍光ランプ
JPH10312887A (ja) 冷陰極放電灯点灯装置
EP0378338B1 (en) Discharge tube
JP3400489B2 (ja) 複合放電ランプ
JPH07122241A (ja) 反射板付メタルハライドランプおよびその点灯装置
US5218269A (en) Negative glow discharge lamp having wire anode
JPH05347142A (ja) 光放射電子管
JPS58111251A (ja) 放電灯
JPH10208893A (ja) 冷陰極放電灯点灯装置
JPH04501485A (ja) カソード上に2つの過熱点を発生するサーマルスイッチを備えたグロー放電ランプ
JP3111743B2 (ja) 蛍光ランプ及びその製造方法
US5059864A (en) Negative glow lamp
JPH07114155B2 (ja) 希ガス放電蛍光ランプ装置
JPH0524116Y2 (ja)
JP2602962Y2 (ja) 固体レーザ用励起ランプの取付構造
JPH09326246A (ja) 冷陰極低圧放電灯
KR200422765Y1 (ko) 냉음극형 형광램프

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010508