JP2003067220A - コンピュータシステム - Google Patents

コンピュータシステム

Info

Publication number
JP2003067220A
JP2003067220A JP2001253721A JP2001253721A JP2003067220A JP 2003067220 A JP2003067220 A JP 2003067220A JP 2001253721 A JP2001253721 A JP 2001253721A JP 2001253721 A JP2001253721 A JP 2001253721A JP 2003067220 A JP2003067220 A JP 2003067220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
watchdog timer
microcomputer
computer
reset signal
computer system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001253721A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Morita
森田  哲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2001253721A priority Critical patent/JP2003067220A/ja
Publication of JP2003067220A publication Critical patent/JP2003067220A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偶発的に発生するラッチアップを自動的に復
帰させることができるコンピュータシステムを提供す
る。 【解決手段】 プログラムの暴走やループが発生する
と、リセット信号が出力されなくなり、ウオッチドッ
グタイマの計時が進み、所定時間に達すると、リセット
信号をマイクロコンピュータ1に送出する。マイクロ
コンピュータ1はこのリセット信号を受けて、プログラ
ムを初期状態に戻す。マイクロコンピュータ1がラッチ
アップしているような場合には、ウオッチドッグタイマ
2の計時がさらに進み、長い第2の所定時間に達する
と、ウオッチドッグタイマ2がスイッチ回路3に対して
電源の一時遮断信号を送出し、極短時間マイクロコン
ピュータ1への給電を停止するようにしている。これに
より、マイクロコンピュータ1は、ハードウエア的にも
リセットされ、ラッチアップの状態を解除することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウオッチドッグタイ
マを有するコンピュータシステム、特に装置の制御に使
用されるマイクロコンピュータシステムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】装置の制御に使用されるマイクロコンピ
ュータ等のコンピュータには、ウオッチドッグタイマを
有するものが多い。ウオッチドッグタイマは、コンピュ
ータより所定時間毎に信号を受けてリセットされるもの
で、例えばプログラムの暴走等によりこのリセット機能
が働かなくなったとき、リセットを受けることなくカウ
ントアップし、カウントアップした場合にコンピュータ
にリセット信号を送る機能を有するものである。
【0003】コンピュータはこのリセット信号を受け
て、ソフトウエアの状態を初期状態に戻し、再び作動を
始める。このことにより、たまたまプログラムにバグが
あったり外部的なノイズによる異常信号が入ったりして
プログラムが暴走した場合には、その状態が自動的に解
消され、再び機器は正常に制御が行われるようになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンピ
ュータがハードウエア的にラッチアップしている場合に
は、前記のようにウオッチドッグタイマからリセット信
号を送っても、コンピュータは復帰せず、自動復帰動作
が実現できない。よって、機器の故障であるとして客先
から保守員が呼び出されるという問題点がある。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、偶発的に発生するラッチアップを自動的に復帰
させることができるコンピュータシステムを提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段は、ウオッチドッグタイマを有するコンピ
ュータシステムであって、ウオッチドッグタイマが、コ
ンピュータにリセット信号を送った後、所定時間の間に
コンピュータから信号を受け取らない場合には、コンピ
ュータの電源を一定時間遮断する電源一時遮断機能を有
することを特徴とするコンピュータシステム(請求項
1)である。
【0007】偶発的なコンピュータのラッチアップは、
電源を一旦遮断し再び投入してコンピュータをハードウ
エア的に初期状態にすることにより復帰させることがで
きる。本手段においては、この機能をウオッチドッグタ
イマに持たせる。
【0008】即ち、本手段のウオッチドックタイマは、
従来のウオッチドッグタイマと同じようにコンピュータ
からリセット信号が送られてこないとカウントアップ
し、コンピュータに対してリセット信号を送る。コンピ
ュータの異常がソフトウエアによるものであれば、これ
によりコンピュータがイニシャル状態に戻って正常復帰
するので、再びコンピュータからウオッチドッグタイマ
にリセット信号が送られてくる。
【0009】コンピュータの異常がラッチアップによる
ものであると、コンピュータは正常状態に復帰せず、リ
セット信号は送られてこない。本手段のウオッチドッグ
タイマは、このような状態が所定時間続いたとき、コン
ピュータの電源を一旦遮断してから再び投入する。これ
により、コンピュータはハードウエア的にもリセットさ
れ、自動的に正常状態に復帰することができる。
【0010】前記課題を解決するための第2の手段は、
前記第1の手段であって、前記ウオッチドッグタイマの
電源一時遮断機能が、所定時間の間に所定回数作動した
場合には、所定のエラー表示を行うと共に、システムを
停止させる機能を有することを特徴とするもの(請求項
2)である。
【0011】ラッチアップがノイズ等に起因する偶発的
なものである場合は、前記第1の手段で自動復帰が行わ
れるが、故障によるものであった場合には、自動復帰を
行っても再び同じ状態(ラッチアップ)が発生する。こ
のような場合には、コンピュータシステムが異常となっ
ているので、それが内蔵されている装置が誤動作する恐
れがある。よって、システムの作動を停止させなければ
ならない。
【0012】本手段においては、ウオッチドッグタイマ
の前記電源一時遮断機能が、所定時間の間に所定回数作
動した場合には、所定のエラー表示を行うと共に、シス
テムを停止させる機能を有するので、異常を人間に認識
させることができると共に、システムが異常動作を続け
ることにより発生する恐れのある事故を防止することが
できる。
【0013】前記課題を解決するための第3の手段は、
前記第1の手段であって、前記ウオッチドッグタイマの
電源一時遮断機能が作動した記録を、メモリ中に記録す
る機能を有することを特徴とするもの(請求項3)であ
る。
【0014】本手段においては、ウオッチドッグタイマ
の電源一時遮断機能が作動した記録がメモリ中に残るの
で、保守員がその記録を調べ、故障診断の一資料とする
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の例
を、図を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態の
1例であるコンピュータシステムの概略構成を示す図で
ある。マイクロコンピュータ(マイクロプロセッサ)1
には、ウオッチドッグタイマ2が付属され、電源からは
スイッチ回路3を介して電源が供給されている。また、
マイクロコンピュータ1は、そのメモリ回路としてEE
PROM4を有すると共に、ハードウエア的なタイマ
(時計)5がマイクロコンピュータ1に接続されてい
る。
【0016】電源が投入されると、マイクロコンピュー
タ1はハードウエア的に初期状態とされると共に、ソフ
トウエア的にも初期状態とされ、制御プログラムが作動
して、所定の動作を行う。マイクロコンピュータ1は、
周知のウオッチドッグタイマリセットプログラムを有
し、このプログラムが周期的にタイマ5を読み込んで、
所定時間毎にウオッチドッグタイマ2にリセット信号
を送出している。ウオッチドッグタイマ2は、このリセ
ット信号を受ける毎に計時値を0に戻して再び0から
計時を開始する動作を繰り返している。
【0017】プログラムの暴走やループ、又はハードウ
エア的なトラブルにより、マイクロコンピュータ1のウ
オッチドッグタイマリセットプログラムが作動しなくな
ると、リセット信号が出力されなくなり、ウオッチド
ッグタイマは、リセットされることなく計時が進み、計
時値が所定時間に達すると(カウントアップすると称す
る)、マイクロコンピュータリセット信号をマイクロ
コンピュータ1に送出する。マイクロコンピュータ1は
このリセット信号を受けて、プログラムを初期状態に戻
す。
【0018】そして、この初期状態から再び作動を開始
するので、ソフトウエアの不具合に起因するプログラム
の暴走やループ、ハードウエアの極一時的な不具合(ノ
イズ等)に起因するプログラムの暴走やループが原因の
場合は、これらの状態が取り除かれた状態で、作動を続
けることができる。
【0019】以上のような制御において、リセット信号
が出力される周期を、ウオッチドッグタイマ2がカウ
ントアップする時間より短くしておくことは言うまでも
ない。このような動作は、従来行われてきたものと同じ
である。
【0020】ハードウエアの不具合によりマイクロコン
ピュータ1がラッチアップしているような場合には、ソ
フトウエアの状態を初期化してもラッチアップが解消さ
れない。本実施の形態では、このような事態に対処する
ために、以下に説明するような機能を付加している。
【0021】すなわち、ウオッチドッグタイマ2の計時
がさらに進み、前記所定時間より長い第2の所定時間に
達すると、ウオッチドッグタイマ2がスイッチ回路3に
対して電源の一時遮断信号を送出し、極短時間マイク
ロコンピュータ1への給電を停止するようにしている。
このようにすると、マイクロコンピュータ1は、給電が
再開されたときにハードウエア的にもリセットされ、そ
れによりラッチアップの状態を解除することができる。
【0022】つまり、前記マイクロコンピュータリセッ
ト信号により、マイクロコンピュータ1がソフトウエ
ア的にリセットされ、それにより正常復帰した場合に
は、再びリセット信号が出力されるので、ウオッチド
ッグタイマ2はリセットされる。しかし、正常復帰でき
なかった場合には、ウオッチドッグタイマ2の計時がさ
らに進み、前記第2の所定時間に達することになる。よ
って、第2の所定時間は、リセット信号が出力される
周期の2倍よりも長い時間としておく必要がある。
【0023】マイクロコンピュータ1のラッチアップの
原因が、ノイズやハードウエアの一時的な不具合による
ものである場合は、これによりマイクロコンピュータ1
が正常復帰し、リセット信号が出力されて、ウオッチ
ドッグタイマ2も通常の作動状態に戻る。
【0024】しかし、このようなラッチアップが繰り返
し発生するような場合は、システムのハードウエアが不
良となっていると考えられるので、安全上システムを停
止するようにすることが好ましい。本実施の形態におい
ては、マイクロコンピュータ1にこのような機能を持た
せている。すなわち、マイクロコンピュータ1は、電源
が投入されるたびに、その時刻をタイマ5から読みと
り、EEPROM4に記録する。そして、所定時間内に
所定回数以上電源が投入されたことを検出すると、図示
しない警報装置に警報を表示したり音声で警報を出した
りすると共に、システムを安全に停止させるような動作
を行った後、自身もその作動を停止する。例えば、スイ
ッチ回路3に信号を送り、手動投入されるまではシステ
ムに電源が入らないようにする。
【0025】このようにすると、システムが停止したと
き、EEPROM4の内容をチェックすることにより、
どのようなタイミングでラッチアップが発生しているの
かを知ることができ、故障の診断や、設計へのフィード
バックに役立てることができる。
【0026】なお、故障の種類によっては、マイクロコ
ンピュータ1がこのような処理を行うことができない場
合がある。よって、ウオッチドッグタイマ2に電源の一
時遮断信号の出力を監視する機能を持たせて、所定時
間内に所定回数以上、電源の一時遮断信号が出力され
たときは、スイッチ回路3に信号を送り、手動投入され
るまではシステムに電源が入らないようにするようにし
てもよい。ウオッチドッグタイマ2にメモリ機能とタイ
マ5の読み込み機能を持たせて、一時遮断信号が出力
された時間をこのメモリに記憶するようにしておけば、
どのようなタイミングでラッチアップが発生しているの
かを知ることができ、故障の診断や、設計へのフィード
バックに役立てることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偶発的に発生するラッチアップを自動的に復帰させるこ
とができるコンピュータシステムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例であるコンピュータ
システムの概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1…マイクロコンピュータ 2…ウオッチドッグタイマ 3…スイッチ回路 4…EEPROM 5…タイマ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウオッチドッグタイマを有するコンピュ
    ータシステムであって、ウオッチドッグタイマが、コン
    ピュータにリセット信号を送った後、所定時間の間にコ
    ンピュータから信号を受け取らない場合には、コンピュ
    ータの電源を一定時間遮断する電源一時遮断機能を有す
    ることを特徴とするコンピュータシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンピュータシステム
    であって、前記ウオッチドッグタイマの電源一時遮断機
    能が、所定時間の間に所定回数作動した場合には、所定
    のエラー表示を行うと共に、システムを停止させる機能
    を有することを特徴とするコンピュータシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のコンピュータシステム
    であって、前記ウオッチドッグタイマの電源一時遮断機
    能が作動した記録を、メモリ中に記録する機能を有する
    ことを特徴とするコンピュータシステム。
JP2001253721A 2001-08-24 2001-08-24 コンピュータシステム Pending JP2003067220A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001253721A JP2003067220A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 コンピュータシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001253721A JP2003067220A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 コンピュータシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003067220A true JP2003067220A (ja) 2003-03-07

Family

ID=19082002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001253721A Pending JP2003067220A (ja) 2001-08-24 2001-08-24 コンピュータシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003067220A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100719259B1 (ko) * 2005-12-14 2007-05-18 주식회사 대우일렉트로닉스 래치 업 발생 시 시스템 자동 리세트 장치 및 방법
CN100370756C (zh) * 2005-05-24 2008-02-20 杭州华三通信技术有限公司 系统的复位处理方法及装置
JP2015049827A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 Necプラットフォームズ株式会社 回路装置および回路装置の復旧方法
JP2017174079A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 日本無線株式会社 Cpuスタンバイ復帰構造および復帰方法
EP3236357A1 (en) * 2016-04-20 2017-10-25 Hamilton Sundstrand Corporation System and method for managing single event latched (sel) conditions

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100370756C (zh) * 2005-05-24 2008-02-20 杭州华三通信技术有限公司 系统的复位处理方法及装置
KR100719259B1 (ko) * 2005-12-14 2007-05-18 주식회사 대우일렉트로닉스 래치 업 발생 시 시스템 자동 리세트 장치 및 방법
JP2015049827A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 Necプラットフォームズ株式会社 回路装置および回路装置の復旧方法
JP2017174079A (ja) * 2016-03-23 2017-09-28 日本無線株式会社 Cpuスタンバイ復帰構造および復帰方法
EP3236357A1 (en) * 2016-04-20 2017-10-25 Hamilton Sundstrand Corporation System and method for managing single event latched (sel) conditions
US9928143B2 (en) 2016-04-20 2018-03-27 Hamilton Sundstrand Corporation System and method for managing single event latched (SEL) conditions

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20170120559A (ko) 워치독 타이머
JP2003067220A (ja) コンピュータシステム
JPH10307635A (ja) コンピュータシステム及び同システムに適用する温度監視方法
JP2009003663A (ja) 電源制御装置
JP2760367B2 (ja) マイクロ診断装置付情報処理装置
JP4126849B2 (ja) マルチcpuシステムの監視方式
JP2007209122A (ja) ディジタル形保護継電装置のリスタート方式
JPH10207742A (ja) 情報処理装置
JPH03127215A (ja) 情報処理装置
JP7001236B2 (ja) 情報処理装置、障害監視方法及び障害監視用コンピュータプログラム
JP2004094455A (ja) コンピュータ装置
JPH08263320A (ja) システム運転管理方式及び運転管理装置
JPS5832420B2 (ja) プログラム制御電子装置
JPH1078896A (ja) 産業用電子計算機
JP2000163274A (ja) 電子機器およびromデータ監視プログラムを記録した記録媒体
JPS63118848A (ja) マイクロコンピユ−タ異常時の復帰回路
JP2006023970A (ja) 装置異常復旧方式
TW479164B (en) Circuit for making the servo system automatically proceeding with system recovery and the method thereof
JPH0612294A (ja) 監視装置
JPH11282726A (ja) 情報処理システム及びウォッチドッグタイマ運用方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JPS61190637A (ja) コンピユ−タ−故障時の自動リセツト装置
JPH09212201A (ja) 生産設備用制御回路
JPS62235617A (ja) 情報処理装置の電源制御装置
JPS5822461A (ja) 緊急動作制御装置
JPH02118844A (ja) 制御装置の再起動制御方式