JP2003066942A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

Info

Publication number
JP2003066942A
JP2003066942A JP2001261430A JP2001261430A JP2003066942A JP 2003066942 A JP2003066942 A JP 2003066942A JP 2001261430 A JP2001261430 A JP 2001261430A JP 2001261430 A JP2001261430 A JP 2001261430A JP 2003066942 A JP2003066942 A JP 2003066942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
displayed
character
gradation
characters
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001261430A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ichida
貴志 市田
Masatoshi Anpo
正敏 安保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2001261430A priority Critical patent/JP2003066942A/ja
Publication of JP2003066942A publication Critical patent/JP2003066942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示手段の画面上に様々な形態で表示される
文字の表示品位を高めて認識率を向上させることができ
るナビゲーション装置を提供する。 【解決手段】 カーナビゲーション装置の制御装置7
は、表示装置10の画面上にナビゲーション用の地図画
像を3D表示させると共に、表示装置10に表示させる
文字の内、3D表示の部分に応じて表示サイズが小さく
なることにより字形の崩れが生じるものについて階調表
示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーションに
関する情報を画面上に表示させるための表示手段と、こ
の表示手段の画面表示を制御する表示制御手段とを備え
てなるナビゲーション装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば、車載用のナビ
ゲーション装置では、ディスプレイにナビゲーションに
関する情報として地図の画像を表示させると共に、その
地図内における住所,道路,施設などの名称を文字で表
示させるようになっている。従来、文字の表示は、ディ
スプレイの画面表示を構成する最小単位である画素(R
GB三原色を有するものとする)を単一色で表示させた
ものの集合により字形を表すようにしている。
【0003】そのため、表示する文字のサイズが小さく
なったり、画数の多い漢字や明朝体のような複雑な書体
の文字を表示する場合には、単一色表示では細部が表現
できなくなり、斜線で表される字画の外縁にぎざつきが
生じたり、字形が崩れたりしてしまう。すると、文字の
表示品位が低下することになり、車両の乗員がディスプ
レイに表示されている文字を見た場合にその文字の視認
が困難となり、認識率が低下するという問題があった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、表示手段の画面上に様々な形態で表
示される文字の表示品位を高めて認識率を向上させるこ
とができるナビゲーション装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のナビゲー
ション装置によれば、表示制御手段は、表示手段の画面
上に表示される文字の字形を複数色を用いて階調表示す
る。即ち、文字の字形を表示するために用いられる各画
素の表示色に階調をもたせて文字を表示させると、画面
上の文字を見る者にとっては、各画素の表示色が単一で
ある場合に比較して字形の崩れが緩和されたように視認
されるようになる。従って、表示手段の画面上に文字が
様々な形態で表示される場合であってもその表示品位を
高めることができると共に、文字の認識率を向上させる
ことができる。
【0006】請求項2記載のナビゲーション装置によれ
ば、表示制御手段は、階調表示を、画面上に表示される
文字の表示色と当該文字の背景の表示色との中間色を用
いて行う。即ち、ナビゲーションにおいて表示手段に表
示される地図表示では、例えば陸地や水域のように異な
る色で表示される対象が様々に存在するが、階調表示に
用いる色を文字の背景色を考慮せずに決定すると、場合
によっては見る者に文字が途切れているように視認され
てしまう。従って、陸地や水域などが文字の背景として
表示される場合の階調表示を文字の表示色と背景の表示
色との中間色を用いて行えば、背景色に応じた効果的な
階調表示を行うことができ、表示品位を高めて文字の認
識率をより向上させることができる。
【0007】請求項3記載のナビゲーション装置によれ
ば、表示制御手段は、表示手段にナビゲーション用の地
図画像を立体表示させると共に、表示手段に表示させる
文字の内、立体表示の部分に応じて表示サイズが小さく
なることにより字形の崩れが生じるものについて階調表
示を行う。即ち、地図画像を立体表示させる場合にはそ
の地図に関連した文字の表示にも遠近が付与されるた
め、遠方に表示される文字のサイズは比較的小さくな
る。文字のサイズが小さくなると字形の細部の表現が困
難となり「崩れ」が発生する。そこで、そのような表示
ケースについて階調表示を行うことで、文字の認識率を
向上させることができる。
【0008】請求項4記載のナビゲーション装置によれ
ば、表示制御手段は、表示手段に表示させる文字のサイ
ズが、書体の表現が不能なサイズになると階調表示を行
う。即ち、ナビゲーション装置の表示では、例えば、施
設名称,都道府県名称,自然地形などを文字表示する場
合に、それらのカテゴリーの判別を容易にするため文字
の書体を代えて表示することが行われている。
【0009】そのような書体の内で例えば角ゴシック体
はシンプルな書体であるため、文字の表示サイズが小さ
くてなっても書体を表現可能である。これに対して、例
えば明朝体などは、止め、跳ね、払いなどの細部を表現
する複雑な書体であり、文字の表示サイズが小さくなる
とそのような細部の表現は省略されてしまう。すると、
結果として明朝体は角ゴシック体と同様の書体となって
しまい、両者の区別が付き難くなる。そこで、文字の表
示サイズが小さくなり単一色表示では書体の相違を表現
できなくなった場合に階調表示を行うことで、複雑な書
体の細部を表現することが可能となり、多様な書体の相
違を表現して見るものに表示カテゴリーの相違を認識さ
せることができる。
【0010】請求項5記載のナビゲーション装置によれ
ば、表示制御手段は、記憶手段より表示手段の解像度を
示すデータを読み出して、その解像度がしきい値以下で
あると判断すると表示手段に表示される文字について階
調表示を行う。即ち、表示手段の解像度が低い場合に
は、表示形態にかかわらず字形の崩れが生じ易くなるの
で、斯様に対処すれば、解像度が低い表示手段を用いた
場合でも、表示品位を高めて文字の認識率を向上させる
ことができる。
【0011】請求項6記載のナビゲーション装置によれ
ば、表示制御手段は、表示手段に表示させる文字の内、
ナビゲーション用の地図画像に応じて回転表示させるも
のについて階調表示を行う。即ち、ナビゲーションにお
いて表示手段に表示される地図表示では、例えば道路の
名称「××高速道路」などは道なりに沿って表示される
ため、画面上において道路が斜め方向に表示されている
と、それに伴って名称も回転表示(即ち、画面の水平線
に沿った表示位置に対して、所定角度で回転された状態
の表示)されるようになる。斯様な回転表示が行われる
と、字形を構成する各線分の内、画面の水平線に対して
斜線となって表示されるものが増えるため、字形の崩れ
が生じ易くなったり、表示品位が低下し易くなる。従っ
て、斯様に対処すれば、文字が回転表示される場合でも
表示品位を高めて文字の認識率を向上させることができ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明をカ
ーナビゲーション装置に適用した場合の第1実施例につ
いて図1乃至図3を参照して説明する。図3は、カーナ
ビゲーション装置の電気的構成を示す機能ブロック図で
ある。本カーナビゲーション装置は、位置検出装置1、
地図データ入力器5、操作スイッチ群6、これらに接続
された制御装置(表示制御手段)7、制御装置路7に接
続された外部メモリ8、音声出力装置9、表示装置(表
示手段)10、VICS受信機および通信装置を備えて
いる。なお制御装置7は通常のマイクロコンピュータと
して構成されており、内部には周知のCPU、ROM、
RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスライン
が備えられている。
【0013】前記位置検出器1は、いずれも周知のジャ
イロスコープ3、距離センサ4、及び衛星からの電波に
基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positio
ningSystem )のためのGPS受信機2を有している。
これらのセンサ等2、3、4は各々が性質の異なる誤差
を持っているため、複数のセンサにより各々補間しなが
ら使用するように構成されている。なお精度によっては
上述した内の一部で構成してもよく、更に地磁気セン
サ、ステアリングの回転センサ、各転動輪の車輪センサ
等を用いてもよい。
【0014】地図データ入力器5は、位置検出の精度向
上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図デ
ータ及び目印データを含む各種データを入力するための
装置である。媒体としては、そのデータ量からCD、D
VDを用いるのが一般的であるが、メモリカード等の媒
体を用いてもよい。
【0015】表示装置10は、例えばカラー液晶表示装
置であり、RGBの三原色を備えた画素を1単位として
カラー表示が可能となっている。そして、表示装置10
の画面には位置検出器1から入力された車両現在位置マ
ークと、地図データ入力器5より入力された地図データ
と、更に地図上に表示する誘導経路等の付加データとを
重ねて表示することが出来る。
【0016】制御装置7は、地図データ入力器5より取
得できた地図データを表示する際に、施設名称、住所、
等の文字データを外部メモリ8に記憶されているフォン
トデータを使用して、任意文字サイズにて文字表示可能
とする。フォントデータは、アウトラインフォントの様
な任意サイズで表示可能とするもので、イメージとして
の固定サイズのフォントデータを複数所有することも可
能とする。
【0017】VICS受信機11は、VICSのインフ
ラから提供される情報を受信する装置である。受け取っ
た情報は、制御回路7で処理する。また必要であれば、
制御回路7で処理した情報を通信装置12から出力す
る。
【0018】また本カーナビゲーション装置は、操作ス
イッチ群6により目的地の位置を入力すると、現在位置
からその目的地までの最適な経路を自動的に選択して誘
導経路を形成し表示する、いわゆる経路案内機能も備え
ている。このような自動的に最適な経路を設定する手法
は、ダイクストラ法等の手法が知られている。操作スイ
ッチ群6は、例えば表示装置10と一体になったタッチ
スイッチもしくはメカニカルなスイッチ等が用いられ、
各種入力に使用される。
【0019】次に、本実施例の作用について図1及び図
2をも参照して説明する。図2は、制御装置7の本発明
の要旨にかかる部分の制御内容を示すフローチャートで
ある。制御装置7は、位置検出装置1によって車両の現
在位置を取得すると(ステップA1)、その現在位置に
応じた地図データを地図データ入力器5より読み込む
(ステップA2)。そして、読み込んだ地図データを表
示装置10に3D表示(立体表示)させる(ステップA
3)。
【0020】続いて、制御装置7は、ステップA3で表
示させた地図データに併せて表示させる文字のフォント
データを外部メモリ8より読み込むと(ステップA
4)、その文字の表示装置10の画面上における表示位
置に応じて、表示する文字サイズを決定する(ステップ
A5)。即ち、地図が3D表示される場合、文字につい
ても遠方に表示される文字は小さいサイズで、手前の近
傍になるに従い大き文字サイズで表示させることで、遠
近感を付与する。
【0021】そして、ステップA5で決定したサイズに
よる文字の表示が、外部メモリ8より読み出したフォン
トデータで字形の崩れが発生するか否かを判断する(ス
テップA6)。即ち、字形崩れのないサイズから表示す
るサイズへの縮小処理を行なった時に、縮小時に字形を
構成する各線分の一部が互いに接合するような部分が発
生するか否かによって判断を行う。
【0022】ステップA6において、字形崩れが発生し
ないと判断すると(「NO」)ステップA6aに移行し
て隣接する文字が階調表示されたものか否かを判断す
る。隣接する文字が階調表示されていなければ(「N
O」)、制御装置7は単一色表示によるフォントデータ
を生成し(ステップA8)、地図画像に重畳させて文字
を表示させる(ステップA9)。そして、その地図画面
に関する全ての文字表示処理が終了していなければ(ス
テップA10,「NO」)ステップA4に戻り、次の表
示対象文字についてフォントデータを処理する。
【0023】一方、ステップA6において、字形崩れが
発生すると判断すると(「YES」)、制御装置7は階
調表示によるフォントデータを生成する(ステップA
7)。ここでは、フォントデータを字形崩れのないサイ
ズから表示するサイズへ縮小した場合に、字形を構成す
る各線分が互いに接合する(即ち、各線分を表示する画
素が隣接する)部分、及び、簡略化により削除される部
分を補足するような階調色の複数の色でフォントデータ
を生成する(図1,及び参考図1参照)。それから、ス
テップA9に移行する。
【0024】即ち、図1に示すように、比較的画数の多
い文字「麹町」は、3D表示では近景となる表示装置1
0の画面下方側において大きな文字サイズで表示される
場合には、字形を完全に表現できる(図1(a)参
照)。ところが、3D表示では遠景となる表示装置10
の画面上方側において小さな文字サイズで表示される
と、図1(b),(c)として左方側に示す従来の表示
形態では、各字画を表示する画素が隣接することで字画
の一部または全部が接合するようになり視認が困難とな
る。
【0025】そこで、本実施例のステップA7による表
示形態では、字画の中心をなす部分を濃い色で表示し、
字画の周辺部分で隣接する字画と接合する部分や、簡略
化により削除される部分を2段階の中間色で表現するよ
うにして、全体の印象として「麹」という字を視認し易
くなるようにフォントデータを生成する。また、文字
「町」は縮小した場合でも字形崩れがなく本来は階調表
示する必要はないが、「麹」を階調表示したことによる
バランスをとるために階調表示させている。即ち、ステ
ップA6aにおいて「YES」と判断するケースであ
り、ステップA7に移行して階調表示させる。すると、
図1(d),(e)に示すように文字の表示が行われ
る。
【0026】尚、図1では、図示の都合上中間色をドッ
トによる濃淡で表現しているが、実際の表示装置10に
おける画面表示では、画素のRGB夫々について発光強
度を与えるデータ値を調整して中間色を表現することに
なる。即ち、例えば、データ値を4ビットで表す場合、
白は(R,G,B)=(15,15,15)であるとす
ると、黒は(0,0,0)であり、白−黒の中間色であ
る濃い灰色(グレー)は例えば(8,8,8)で表示さ
れ、薄い灰色は例えば(10,10,10)で表示され
る。また、RGBによるカラー表示では、夫々のデータ
値が異なると表示色調が異なるものとみなす。
【0027】そして、ステップA3で表示装置10に表
示させた地図画像に併せて表示する全ての文字について
処理を終了すると(ステップA10,「YES」)ステ
ップA1に戻り、車両の現在位置を取得する。
【0028】以上のように本実施例によれば、制御装置
7は、表示装置10の画面上にナビゲーション用の地図
画像を3D表示させると共に、表示装置10に表示させ
る文字の内、3D表示の部分に応じて表示サイズが小さ
くなることにより字形の崩れが生じるものについて階調
表示を行うようにした。従って、画面上の文字を見る者
に対して、各画素の表示色が単一である場合に比較して
字形の崩れが緩和されたように視認させることができ、
画面上に文字が様々な形態で表示される場合であっても
その表示品位を高めることができると共に、従来の表示
形態よりも文字の認識率を向上させることができる。
【0029】(第2実施例)図4及び図5は本発明の第
2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につい
てのみ説明する。第2実施例の構成は基本的には第1実
施例と同様であり、制御装置7におけるソフトウエア的
な処理内容が異なっている。また、外部メモリ(記憶手
段)8には、表示装置10の解像度を表すデータが予め
記憶されている。
【0030】図2相当図である図4では、ステップA
6,A6aは削除されている。制御装置7は、起動する
と先ず外部メモリ8より表示装置10の解像度を表すデ
ータを読み込む(ステップA0)。そして、ステップA
5の実行後に、ステップA0で読み込んだ表示装置10
の解像度が十分に高いか否かを判断し(即ち、解像度が
しきい値を越えているか否か,ステップA11)、解像
度が十分高い場合は(「YES」)ステップA8に移行
して単一色表示によるフォントデータを生成する。即
ち、表示装置10の解像度が十分に高い場合は高品位な
表示が可能であり、文字を小さいサイズで表示する場合
でも字形の崩れが発生しないからである。
【0031】一方、ステップA11において表示装置1
0の解像度が低いと判断すると(「NO」,即ち、解像
度がしきい値以下である)、ステップA7に移行して階
調表示を行う。即ち、図5(a)において、文字「愛」
は字形崩れは生じていないが、解像度が低いため字画の
斜線または曲線の外縁を表現している部分における画素
の表示部分と、非表示部分との明度差による段差が大き
くなり、斜線または曲線を滑らかに表示できず、表示品
位が低い。そこで、図5(b)に示すように、斜線また
は曲線の外縁を表現する部分を階調表示することで、見
る者にとって斜線または曲線が滑らかに感じられるよう
に処理する(参考図2参照)。その他の処理については
第1実施例と同様である。
【0032】以上のように第2実施例によれば、制御装
置7は、外部メモリ7より表示装置10の解像度を示す
データを読み出して、その解像度がしきい値以下である
と判断すると表示装置10に表示される文字について階
調表示を行うようにした。従って、解像度が低い表示装
置10を用いた場合でも、表示品位を高めて文字の認識
率を向上させることができる。
【0033】(第3実施例)図6及び図7は本発明の第
3実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につい
てのみ説明する。第3実施例の構成は基本的には第1実
施例と同様であり、制御装置7におけるソフトウエア的
な処理内容が異なっている。
【0034】図2相当図である図6では、ステップA
5,A6,A6aは削除されている。制御装置7は、ス
テップA4の実行後に、読み込んだ表示対象文字が、回
転表示する対象であるか否かを判断する(ステップA1
2)。即ち、地図画像に重畳されて表示される文字の
内、例えば、「××町1丁目」のような住所表示は、常
に表示装置10の画面上で水平に表示される。これに対
して、「××高速道路」や「国道××号」のような道路
名称や「××川」のような河川の名称、あるいは、鉄道
線路の名称などは、表示装置10の画面上で表示されて
いる道路や河川,線路の表示に沿って斜めに表示(水平
に沿って表示されるものに対して回転させた表示)され
る場合がある。
【0035】そこで、そのような回転表示の対象となる
文字については(ステップA12,「YES」)、更
に、実際に画面上で回転表示するか否かを判断する(ス
テップA13)。即ち、現在表示装置10に表示されて
いる道路や河川等が画面上で斜めになっているかどうか
を判断する。そして、実際に画面上で回転表示する場合
は(「YES」)、ステップA7に移行して文字を階調
表示する。また、文字が回転表示の対象外である場合、
(ステップA12,「NO」)、回転表示対象であって
もその時の画面上では回転表示しない場合は(ステップ
A13,「NO」)ステップA8に移行する。
【0036】即ち、文字が斜めに表示されると、各文字
を構成する字画の内、水平に表示される場合は水平,垂
直で表現される要素が斜線で表現されることになり、表
示品位が低下する(図7(a)参照)。そこで、回転表
示する文字については、図7(b)に示すように斜線で
表示される部分について階調表示を行い、表示品位を向
上させるようにする(参考図3参照)。図7では、「東
名高速」の「東名」の部分を拡大したものを示してい
る。
【0037】以上のように第3実施例によれば、制御装
置7は、表示装置10に表示させる文字の内、ナビゲー
ション用の地図画像に応じて回転表示させるものについ
て階調表示を行うようにした。従って、文字が回転表示
される場合でも表示品位を高めて文字の認識率を向上さ
せることができる。
【0038】(第4実施例)図8及び図9は本発明の第
4実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には
同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分につい
てのみ説明する。第4実施例の構成は基本的には第1実
施例と同様であり、例えば、第1実施例のステップA7
において階調表示によるフォントデータを生成する場合
に、そのステップに代わるサブルーチンとして制御装置
7により実行される処理に関するものである。
【0039】階調表示処理のサブルーチンを示す図8に
おいて、制御装置7は、先ず表示対象となる文字の背景
に使用されている色のデータを読み込む(ステップB
1)。次に、その背景色と文字の表示色との中間色に相
当する色を決定し(ステップB2)、その中間色を用い
て階調表示によるフォントデータを生成する(ステップ
B3)。
【0040】即ち、図9(a)は、背景色が白(例え
ば、陸地)であり、文字の表示色が黒である場合に、階
調表示に用いられる中間色は灰色となる(図9(a)で
はドットの濃淡で示す。)。このような階調表示に対し
て背景色が例えば緑地を示すような緑である場合には、
その背景色は文字の表示色である黒に比較的近く、白よ
りも濃い色であるため、中間色である灰色が相対的に薄
い色に感じられる。その結果、図9(b)に示すよう
に、文字「愛」の字画の一部が途中れているように視認
される。
【0041】そこで、第4実施例では、背景色が緑であ
る場合には、階調表示に用いる中間色を、緑と文字の表
示色である黒との中間色に設定する。即ち、図9(c)
に示すように、階調表示に用いる中間色を背景色の緑よ
りも濃い緑にする(図9(b),(c)ではドットによ
る表現に限界があり差が出ていない。参考図4参照)。
斯様に中間色を設定することで、字画の一部が途中れて
いるように視認されることを回避できる。
【0042】以上のように第4実施例によれば、制御装
置7は、階調表示を、画面上に表示される文字の表示色
と当該文字の背景の表示色との中間色を用いて行うよう
にした。従って、背景色に応じた効果的な階調表示を行
うことができ、表示品位を高めて文字の認識率をより向
上させることができる。
【0043】(第5実施例)図10及び図11は本発明
の第5実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分
には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分に
ついてのみ説明する。第4実施例の構成は基本的には第
1実施例と同様であり、制御装置7におけるソフトウエ
ア的な処理内容が異なっている。
【0044】図2相当図である図10では、ステップA
6,A6aは削除されている。制御装置7は、ステップ
A5の実行後に、決定した文字サイズが、書体の表現が
可能な文字サイズであるか否かを判断する(ステップA
15)。即ち、ナビゲーション装置の表示では、例え
ば、施設名称,都道府県名称,大字名称,自然地形名称
などを文字表示する場合に、それらのカテゴリーの判別
を容易にするため文字の書体を代えて表示することが行
われている。
【0045】そのような書体の内で例えば角ゴシック体
はシンプルな書体であるため、文字の表示サイズが小さ
くてなっても書体を表現可能である。これに対して、例
えば明朝体などは、止め、跳ね、払いなどの細部を表現
する複雑な書体であり、文字の表示サイズが小さくなる
とそのような細部の表現は省略されてしまう。すると、
結果として明朝体は角ゴシック体と同様の書体となって
しまい、図11(a)に示すように両者の区別が付き難
くなる。
【0046】そこで、文字の表示サイズが小さくなり、
単一色表示では書体の相違を表現できなくなった場合
(ステップA15,「NO」)、制御装置7は、ステッ
プA7に移行して階調表示によるフォントデータを作成
する。すると、図11(b)に示すように、止め、跳
ね、払いなどの細部を表現することができるようにな
る。また、文字の表示サイズが比較的大きく、単一色表
示でも書体の相違を表現できる場合は(ステップA1
5,「YES」)、制御装置7は、ステップA8に移行
して単一色表示によるフォントデータを作成する(参考
図5参照)。
【0047】以上のように第5実施例によれば、制御装
置7は、表示装置10に表示させる文字のサイズが、書
体の表現が不能なサイズになると階調表示を行うように
した。従って複雑な書体の細部を表現することが可能と
なり、多様な書体の相違を表現して見るものに表示カテ
ゴリーの相違を認識させることができる。
【0048】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。第1乃至第5実施例は、何れか複数
を組み合わせて実施しても良い。カーナビゲーション装
置に限ることなく、ヒューマンナビゲーション装置など
に適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をカーナビゲーション装置に適用した場
合の第1実施例であり、表示装置の画面における文字の
表示形態を示す図
【図2】制御装置の本発明の要旨にかかる部分の制御内
容を示すフローチャート
【図3】カーナビゲーション装置の電気的構成を示す機
能ブロック図
【図4】本発明の第2実施例を示す図2相当図
【図5】(a)は単一色表示による文字の表示形態を示
す図(縮小,拡大)、(b)は階調表示による文字の表
示形態を示す図(縮小,拡大)
【図6】本発明の第3実施例を示す図2相当図
【図7】(a)は回転表示させる文字を単一色で表示さ
せた状態を示す図、(b)は回転表示させる文字を階調
表示させた状態を示す図
【図8】本発明の第4実施例であり、階調表示によるフ
ォントデータを生成する場合に、サブルーチンとして制
御装置により実行される処理内容を示すフローチャート
【図9】(a)は背景色が白である場合に文字を階調表
示した状態を示す図、(b)は(a)の背景色が緑に代
わった場合の表示状態を示す図、(c)は階調表示を、
背景色と文字の表示色との中間色を用いて行った状態を
示す図
【図10】本発明の第5実施例を示す図2相当図
【図11】(a)は角ゴシック体と明朝体との相違が表
現できない表示サイズで文字を表示した場合を示す図、
(b)は階調表示で各書体を表現した状態を示す図
【符号の説明】
7は制御装置(表示制御手段)、8は外部メモリ(記憶
手段)、10は表示装置(表示手段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/00 G09B 29/00 A 5C080 29/10 29/10 A 5C082 G09G 3/20 612 G09G 3/20 612U 5H180 660 660P 660X 680 680Q 3/36 3/36 Fターム(参考) 2C032 HB02 HB05 HB22 HB23 HC08 HC13 HC22 HC23 HC24 HC28 HD03 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC04 AC14 AC18 2H088 EA05 MA07 MA13 2H093 NA51 NA61 ND01 ND13 ND17 5C006 AA03 AA11 AA21 AB03 AF13 AF24 AF45 BB11 BC16 EC09 FA56 5C080 AA10 BB05 CC03 DD07 EE29 EE30 FF09 GG12 JJ01 JJ02 JJ07 KK23 5C082 BA02 BA34 BA36 BA46 CA11 CA82 CB01 MM10 5H180 AA01 BB02 BB04 FF04 FF05 FF12 FF13 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ナビゲーションに関する情報を画面上に
    表示させるための表示手段と、 この表示手段の画面上に表示される文字の字形を複数色
    を用いて階調表示するように制御する表示制御手段とを
    備えたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段は、前記階調表示を、
    画面上に表示される文字の表示色と、当該文字の背景の
    表示色との中間色を用いて行うことを特徴とする請求項
    1記載のナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記表示手段にナ
    ビゲーション用の地図画像を立体表示させると共に、前
    記表示手段に表示させる文字の内、前記立体表示の部分
    に応じて表示サイズが小さくなることにより字形の崩れ
    が生じるものについて階調表示を行うことを特徴とする
    請求項1または2記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記表示手段に表
    示させる文字のサイズが、書体の表現が不能なサイズに
    なると階調表示を行うことを特徴とする請求項1乃至3
    の何れかに記載のナビゲーション装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段の解像度を示すデータが記
    憶される記憶手段を備え、 前記表示制御手段は、前記記憶手段より前記データを読
    み出して前記解像度がしきい値以下であると判断する
    と、前記表示手段に表示される文字について階調表示を
    行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    ナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 前記表示制御手段は、前記表示手段に表
    示させる文字の内、ナビゲーション用の地図画像に応じ
    て回転表示させるものについて階調表示を行うことを特
    徴とする請求項1乃至5の何れかに記載のナビゲーショ
    ン装置。
JP2001261430A 2001-08-30 2001-08-30 ナビゲーション装置 Pending JP2003066942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001261430A JP2003066942A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 ナビゲーション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001261430A JP2003066942A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 ナビゲーション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003066942A true JP2003066942A (ja) 2003-03-05

Family

ID=19088479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001261430A Pending JP2003066942A (ja) 2001-08-30 2001-08-30 ナビゲーション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003066942A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008304246A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Alpine Electronics Inc 地図表示装置及び地図表示方法
JPWO2008075403A1 (ja) * 2006-12-19 2010-04-02 パイオニア株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム
JP2013181956A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Honda Motor Co Ltd ナビゲーション装置
JP2014071448A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Arphic Technology Co Ltd ディスプレイのフォント生成システム及び方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05273910A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Nec Home Electron Ltd ドットパターン圧縮表示方式
JPH0634382A (ja) * 1992-07-20 1994-02-08 Hitachi Ltd 車載表示装置
JPH07104668A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Zanabui Informatics:Kk ナビゲーション装置における文字表示方法
JPH09304087A (ja) * 1996-05-16 1997-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載ナビゲーション装置
JPH11109983A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Yamaha Corp カラオケ装置
JPH11167377A (ja) * 1997-09-11 1999-06-22 Valeo Borg Instruments Gmbh & Co Kg アンチエリアシング処理をするか、またはしない表示装置
JP2003006665A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Hitachi Ltd 画像処理システム及びカーナビゲーションシステム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05273910A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Nec Home Electron Ltd ドットパターン圧縮表示方式
JPH0634382A (ja) * 1992-07-20 1994-02-08 Hitachi Ltd 車載表示装置
JPH07104668A (ja) * 1993-10-06 1995-04-21 Zanabui Informatics:Kk ナビゲーション装置における文字表示方法
JPH09304087A (ja) * 1996-05-16 1997-11-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車載ナビゲーション装置
JPH11167377A (ja) * 1997-09-11 1999-06-22 Valeo Borg Instruments Gmbh & Co Kg アンチエリアシング処理をするか、またはしない表示装置
JPH11109983A (ja) * 1997-10-06 1999-04-23 Yamaha Corp カラオケ装置
JP2003006665A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Hitachi Ltd 画像処理システム及びカーナビゲーションシステム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008075403A1 (ja) * 2006-12-19 2010-04-02 パイオニア株式会社 ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム
JP2008304246A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Alpine Electronics Inc 地図表示装置及び地図表示方法
JP2013181956A (ja) * 2012-03-05 2013-09-12 Honda Motor Co Ltd ナビゲーション装置
JP2014071448A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Arphic Technology Co Ltd ディスプレイのフォント生成システム及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3568621B2 (ja) 地図表示装置
US8730244B2 (en) Method and device for generating character data, method and control device for displaying character data, and navigation apparatus
US20010039474A1 (en) Map information display device for navigation apparatus
JP2009042167A (ja) 画像認識装置と画像認識装置のためのプログラム、及びこれを用いたナビゲーション装置とナビゲーション装置のためのプログラム
JP2000066659A (ja) 画面合成装置及び方法、ナビゲーションシステム
JP2006300955A (ja) 地図表示装置及びプログラム
JP2003066942A (ja) ナビゲーション装置
JP2007264176A (ja) 立体視車載表示装置
JP3360398B2 (ja) 車載用ナビゲーション装置
JP3360425B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP3525242B2 (ja) 表示装置
JP3343840B2 (ja) 地図描画方法及び地図描画装置
JP3183042B2 (ja) 走行位置表示装置
JPH06331371A (ja) 道路情報表示装置
JPH09243381A (ja) ナビゲーションシステムの表示装置
JP4254553B2 (ja) 地図表示装置
JP2003030687A (ja) 地図表示装置
JP3985300B2 (ja) 画像表示装置
JP2005258455A (ja) ナビゲーション装置
JP3675639B2 (ja) 車両用ナビゲーション装置
JP4179066B2 (ja) 地図表示装置
JP3008753B2 (ja) 走行位置表示装置
JP2019128607A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2903982B2 (ja) 車両用経路誘導装置
JP4020038B2 (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080703

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100615

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101026