JP2003066291A - 光接続装置 - Google Patents

光接続装置

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JP2003066291A
JP2003066291A JP2001260443A JP2001260443A JP2003066291A JP 2003066291 A JP2003066291 A JP 2003066291A JP 2001260443 A JP2001260443 A JP 2001260443A JP 2001260443 A JP2001260443 A JP 2001260443A JP 2003066291 A JP2003066291 A JP 2003066291A
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optical
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transparent
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JP2001260443A
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Yoshinori Inoue
嘉規 井上
Nobuyuki Tokura
信之 戸倉
Shigeo Yago
栄郎 矢後
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光リンクの接続損失を減少させ、かつ、光接
続を中断することなく容易に通信光の導光確認を行うこ
とができる 【解決手段】 通信光が伝送される一方の光素子12
と、他方の光素子14と、双方の光素子を固定する接続
用部材と、導光を表示する導光表示装置34とを備え、
導光表示装置は、空気よりも高い屈折率を有する材料か
らなる透明部と光散乱部とで構成され、かつ一方および
他方の光素子の端面間に介在してある端面接合部36
と、接続用部材に形成された導光窓用開口部28xに設
けられ、かつ端面接合部から発生する漏光を表示させる
導光窓38とを具えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】光通信用に用いられる光接続
装置に関するものであり、特に光素子同士の接続部分に
設けられた、通信光の導光を確認するための導光表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバデータリンク(以下、単に光
リンクと称する。)において、通信異常が生じた場合
や、リンク形成時に誤配線の確認をする場合に、通信光
の導光を確認する必要がある。
【0003】通常、送受信モジュールと光ファイバとの
接続部分や、光ファイバ同士の接続部分は、プラスチッ
ク樹脂や金属からなる不透明部材によって覆われてお
り、外部から通信光を見ることはできない。
【0004】したがって、従来、通信光の導光を確認す
るときには、その都度、不透明部材で構成された接続用
部品(アダプタやレセプタクル等の光コネクタ部品)を
外して、受光あるいは発光素子の端面、もしくは光ファ
イバ端面からの光を確認していた。そして、この確認は
目視や、パワーメータ等の光センサを用いて行われてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通信光
の導光確認のたびに、接続用部品を外していると、光リ
ンクが断続的になってしまう。光リンクによっては、光
が途切れた際に通信設定条件がリセットされてしまうも
のもある。また、接続用部品を外すことによって、通信
環境が変わってしまったり、ほこり等の異物がリンク内
に混入するおそれもある。
【0006】また、目視による確認は、通信光の波長や
強度によっては人体に害を及ぼすおそれがある。
【0007】したがって、光リンクの各接続を連続させ
たまま、接続用部品を外すことなく通信光の導光確認を
行うことのできる装置の出現が望まれていた。
【0008】一方、光ファイバコネクタ(単に光コネク
タともいう)と呼ばれる、光ファイバ相互の端面を合わ
せて固定する機能を有する着脱可能な接続用部品におい
ては、一方の光ファイバの端面ともう一方の光ファイバ
の端面との間に間隙が設けられている。この間隙は、接
続端面が傷つくのを防ぐためのものである。よって、光
コネクタによって接続されている光ファイバの接続端面
間には空気の領域が介在している。
【0009】ここで、接続させる2つの光ファイバ間の
接続損失について考えると、まず、光ファイバのコアと
空気とでは屈折率が異なるので、フレネル反射による接
続損失が生じる。また、光ファイバ端面からの出射光は
平行光ではないので、受光側の光ファイバの端面までの
距離が長いほど、すなわち光ファイバの端面間の間隙が
広いほど、受光側の端面で広がってしまう。よって、発
光側の光ファイバ端面と受光側の光ファイバ端面との間
に間隙があることによって、受光できない光が生じる。
この間隙に起因する接続損失を間隙損失と称する。これ
により、JIS規格C5974−1993によれば、コ
ネクタの接続損失規格は2dB以下であり、大きな損失
が許容されている。
【0010】しかしながら、この損失を小さくできれ
ば、一度により多くの情報を伝送することが可能とな
る。よって、光リンクにおいては、接続損失の低減が望
まれている。
【0011】以上の理由により、光リンクの接続損失を
減少させ、かつ、光接続を中断することなく容易に通信
光の導光確認を行うことができる装置の出現が望まれて
いた。
【0012】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の光
接続装置は、通信光が伝送される一方の光素子と、他方
の光素子と、これらの光素子を、接続される端面同士が
離間しかつ相対するように固定する接続用部材と、これ
らの光素子間の導光を表示する導光表示装置とを備えて
いる。ここで、光接続装置とは、主に次の〜の3つ
の場合の接続部分全体を指すものとする。一方の光素
子を発光素子、他方の光素子を光ファイバとする場合、
一方の光素子を受光素子、他方の光素子を光ファイバ
とする場合、一方および他方の光素子を、それぞれ異
なる光ファイバとする場合。そして、上記導光表示装置
は、端面接合部と導光窓とを具えている。
【0013】端面接合部は、空気よりも高い屈折率を有
する材料からなる透明部と、光散乱部とで構成されてい
る。この端面接合部は一方および他方の光素子の端面間
に介在している。また、導光窓は、端面接合部から発生
する通信光の漏光を表示する窓である。そして、接続用
部材に形成された導光窓用開口部に設けられている。
【0014】接続用部材は、光素子の種類によって異な
る。光素子として、例えば、一方の素子を発光素子ある
いは受光素子とし、他方の光素子を光ファイバとする場
合には、発光素子あるいは受光素子を具えた光送受信モ
ジュールの光コネクタ用アダプタであるレセプタクルで
ある。このレセプタクルには、光ファイバの接続端面が
内部に固定されたプラグが挿入され、受発光素子と接続
されるようになっている。したがって、レセプタクル内
のプラグが挿入される領域と受発光素子との間に端面接
合部が設置される。そして、導光窓が設けられる導光窓
開口部は、この端面接合部の一部が露出するようにレセ
プタクルに形成される。
【0015】また、両方の光素子が光ファイバである場
合には、接続用部材を光ファイバアダプタとすればよ
い。光ファイバアダプタは、2つの光ファイバの端面
が、このアダプタ内で相対するような構造を有してい
る。少なくとも、筒状のスリーブとアダプタ本体を具
え、このスリーブ内で2つの光ファイバは相対する。し
たがって、スリーブ内に端面接合部が設置される。そし
て、スリーブおよびアダプタ本体に、これらを貫通し、
端面接合部を露出する導光窓開口部が形成される。この
導光窓開口部に導光窓を形成すればよい。
【0016】接続される2つの光素子の接続部分に、こ
のような導光表示装置が設けられていることによって、
導光窓から通信光の漏光を表示させることができるた
め、光素子間の接続を中断することなく通信光の導光確
認を行うことができる。また、光素子の端面間に設けら
れている端面接合部は、光素子の光伝送材料と同等の屈
折率を有する材料からなる透明部と光散乱部とで構成さ
れている。したがって、光素子端面と端面接合部との間
でのフレネル反射を大幅に低減することができる。この
ため、2つの光素子の間の接続損失を低減することがで
きる。
【0017】また、光散乱部は、接続損失となる漏光を
端面接合部内で散乱させてその強度を増大させる。よっ
て、導光窓に表示される漏光由来の散乱光は、実際の漏
光よりも強度が高くなる。したがって、漏光を用いた確
認を容易に行うことができる。ただし、光散乱部は、通
信光も散乱させてしまうので、透明部に対する光散乱部
の割合が高くなると、通信光の光結合効率が低下するお
それがある。よって、光散乱部の割合を調整することに
よって、漏光由来の散乱光の強度の調整および通信光の
強度の調整を行うことができる。
【0018】また、この発明の導光表示装置の端面接合
部を構成する透明部は、好ましくはゴム状、またはゲル
状の透明材料または半透明材料で形成されているのがよ
い。
【0019】端面接合部は接続される2つの光素子の端
面間に設けられている。したがって、光素子の端面に直
接接触するのがこのような透明部であれば、光素子の接
続時に、2つの光素子のそれぞれの端面で以てこの端面
接合部を押圧的に挟持させるようにすると、透明部が容
易に変形して光素子の端面に端面接合部を隙間無く密着
させることが可能となる。よって、光素子の端面が傾斜
していたり、あるいは粗面であっても、これらの光接続
を容易に行うことができる。なお、この透明材料または
半透明材料として好ましくは、光素子の光伝送材料との
組み合わせによって、フレネル反射損失が小さくなるよ
うな屈折率を有する材料とするのがよい。
【0020】また、この発明の導光表示装置において、
端面接合部と導光窓とが同一材料で一体形成されていて
もよい。ただし、通信光の波長の光の透過性に優れた材
料でかつ空気よりも高い屈折率を有する材料とする。
【0021】透明材料として、例えば、透明シリコーン
ゴム、PMMAポリマーゲル、またはフッ化物樹脂等を
用いることができる。
【0022】また、光散乱部は、通信光の波長よりも大
きな径を有し、少なくとも漏光を散乱させる金属粉体と
するのがよい。そして、この金属粉体は、導光窓に表示
される漏光由来の散乱光の強度が検出可能な強度となる
量、透明部内に分散させてある。金属として、例えばア
ルミナ粉体等を用いることができる。また、金属粉体以
外にも、ポリマー粉体やガラス粉体を用いることもでき
る。また、これら粉体同士を組み合わせた混合粉体を光
散乱部として用いてもよい。
【0023】このような粉体を光散乱部として用いるこ
とにより、透明部に達した漏光を十分に散乱させること
ができる。また、粉体の添加量を変えることによって、
導光窓に表示される散乱光の強度を変えることができ
る。
【0024】また、光散乱部として金属粉体や導電性高
分子を用いることにより、端面接合部の静電保持を抑制
することができる。よって、通信光を遮る要因となるほ
こりやゴミなどの異物が端面接合部に付着するのを防ぐ
ことができる。
【0025】また、光散乱部を、金属粉体を用いずに、
以下のような構成にすることもできる。すなわち、透明
部の光素子に接触する表面に凹凸を形成しておく。そし
て、この凹凸を光散乱部とする。凹部の深さ、凸部の高
さ、凹部および凸部の平面的な幅(径)といった各寸法
を通信光の波長よりも長くして、凹凸の形状を漏光が散
乱するような形状とする。この形状として例えば、格子
状やクラック状とするのがよい。この凸部および凹部の
比を調整することによって、散乱強度を調整することが
できる。
【0026】また、光散乱部として、次のような構成と
することもできる。すなわち、一方の光素子の端面に対
向する第1主表面と、他方の光素子の端面に対向する第
2主表面とを有するシート状部材とする。そして、この
シート状部材を、通信光の透過性が高く、かつ光素子の
光伝送材料よりも屈折率の高い材料で構成する。さら
に、第1主表面および第2主表面には、漏光を散乱させ
る起伏が形成されている。この起伏は、例えば格子状や
その他ランダムな形状とすることができる。このシート
状部材の第1主表面および第2主表面には、それぞれ透
明部が形成される。したがって、一方の光素子の端面か
ら出射された通信光は透明部を通る。そして、シート状
部材の第1主表面で、一部の通信光は漏光と一緒に散乱
される。散乱しなかった通信光はシート状部材を透過し
て第2表面側の透明部を通り、他方の光素子の端面に到
達する。
【0027】また、光散乱部として、このようなシート
状部材を用いる場合に、第1および第2主表面に起伏を
形成するのではなく、第1および第2主表面に反射膜を
形成してもよい。この反射膜は、光透過角度選択性を有
する膜とする。この光透過角度選択性とは、受光側の光
素子に入射することのできる角度の光は透過し、それ以
外の角度の光は反射するという特性である。この反射光
すべて漏光として導光窓に表示される。この構成の光散
乱部には、光を散乱する機能の他に、モード選択フィル
ターとしての機能を持たせることが可能となる。
【0028】また、この発明の光接続装置の導光表示装
置において、好ましくは、導光窓に光学レンズが配置さ
れているのがよい。
【0029】光学レンズとして、例えば円柱レンズ、ロ
ッドレンズ、トーラス状リングレンズ等を用いることが
できる。このような光学レンズを用いることによって、
導光窓に表示される漏光由来の散乱光の像を拡大するこ
とができるので、散乱光の検出がより容易となる。
【0030】また、光学レンズを用いて散乱光を集光し
て検出を行えば、光散乱部の割合が低くても検出可能な
程度の強度の散乱光が得られる。したがって、光散乱部
の割合を検出可能な最低限の割合とすることによって、
通信光の進行を邪魔する光散乱部の割合が低くなるの
で、光素子間の光結合効率の向上が図れる。
【0031】また、端面接合部は、光素子を繰り返し接
続させることによって、その都度光素子の端面と接触
し、かつ押圧されるので、透明部が劣化するおそれがあ
る。ここで、端面接合部と導光窓とを一体成形して導光
表示装置を構成しておく。導光窓に光学レンズを設ける
場合には光学レンズも一体成形してもよい。これによ
り、透明部が劣化したときには、導光表示装置ごと交換
することができる。この交換の際、例えば導光窓開口部
から搬入および搬出できるように、導光窓開口部を形成
する。これにより、劣化した透明部の交換を容易に行う
ことができる。
【0032】また、上述した導光窓用開口部には、遮光
用の蓋部が開閉自在あるいは着脱自在な状態で取り付け
られているのがよい。
【0033】この蓋部により、通信光の確認を行わない
ときには、外乱光の影響を低減することができる。ま
た、開閉自在な蓋部とは、例えば、開口部に蝶番を用い
て設けられている蓋部とする。また、着脱自在な蓋部と
は、例えば、開口部にぴったりはめ込むことができるよ
うな蓋部とする。
【0034】また、好ましくは、導光窓を、端面接合部
から発生する漏光を導光する導光路とするのがよい。
【0035】この導光路の一端を漏光が入射できるよう
に端面接合部に配置し、導光路の他端を、この他端が接
続用部材の外部に露出するように配置する。そして、導
光路には透明樹脂を用いる。この透明樹脂の周囲は鏡面
加工しておくのがよい。また、導光路として光ファイバ
を用いてもよい。したがって、導光窓としてこのような
導光路を用いる場合には、導光窓用開口部を、導光路が
嵌合するような導光路の外形と同形状の開口部とするの
がよい。
【0036】これにより、導光窓用開口部に蓋部が設け
られていなくても、光接続部分への外乱光の進入を抑制
することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図を参照してこの発明の実
施の形態につき説明する。なお、各図は発明を理解でき
る程度に各構成成分の形状、大きさおよび配置関係を概
略的に示してあるに過ぎず、したがってこの発明を図示
例に限定するものではない。また、図において、図を分
かり易くするために断面を示すハッチング(斜線)は一
部分を除き省略してある。
【0038】<第1の実施の形態>第1の実施の形態と
して、図1および図2を参照して、接続する光素子を2
つの光ファイバとする例につき説明する。
【0039】図1は、この実施の形態の導光表示装置が
設けられた光接続装置の構成を示す概略的な斜視図であ
る。図2は、図1の光接続装置を通信光の進行方向に沿
って切った断面の切り口を示す概略図である。
【0040】2つの光ファイバ12および14は、光フ
ァイバコネクタ10で接続されている。ここでは、単心
光ファイバコネクタ(単心光コネクタとも称する。)を
例に挙げて説明する。単心光コネクタ10は光ファイバ
12,14の接続端面12aおよび14aを固定する光
ファイバコネクタプラグ24,26と、このプラグ2
4,26が挿入される光ファイバアダプタ32とを具え
ている。
【0041】光ファイバコネクタプラグ24,26は、
プラグ本体16,18と、フェルール20,22と、光
ファイバ12,14とで構成されている。光ファイバコ
ネクタプラグ24,26は、従来と同様のものを用いる
ことができる。プラグ本体16,18の光ファイバアダ
プタ32に接続する側16a,18aから、光ファイバ
12,14を固定したフェルール20,22の先端側が
露出している。
【0042】また光ファイバアダプタ32は、アダプタ
本体28と筒状のスリーブ30とを具えている。スリー
ブ30は、筒状であるため、一方の開口部30aおよび
他方の開口部30bを有している。また、アダプタ本体
28にはスリーブ30の開口部のそれぞれに対応する側
にプラグ差込口28aおよび28bが形成されている。
【0043】一方の光ファイバコネクタプラグ24を光
ファイバアダプタ32に接続するときには、プラグ差込
口28aに光ファイバコネクタプラグ24を差し込む。
すると、プラグ本体16から突出しているフェルール2
0が、光ファイバアダプタ32のスリーブ30の一方の
開口部30aからスリーブ30内に挿入される。また、
光ファイバアダプタ32のもう一方のプラグ差込口28
bに、他方の光ファイバ14が固定された光ファイバコ
ネクタプラグ26を差し込む。これにより、スリーブ3
0の他方の開口部30bからスリーブ30内に、光ファ
イバ14を内蔵するフェルール22が挿入される。この
ようにして、スリーブ30内で、2つの光ファイバ12
および14の接続端面12aおよび14a同士が相対す
る。
【0044】この実施の形態では、2つの光ファイバ1
2および14の接続端面12aおよび14aの間の領域
に導光表示装置34が設けられている。
【0045】導光表示装置34は、光ファイバのコア材
料と略等しい屈折率からなる透明部と光散乱部とで構成
された端面接合部36と、この端面接合部から発生する
漏光を表示させる導光窓38とを具えている。
【0046】この実施の形態では、スリーブ30内の2
つの光ファイバ12,14の接続端面12aおよび14
a間に端面接合部36が設けられている。端面接合部3
6は、少なくとも光ファイバの端面全面12aおよび1
4aを覆うように形成されている。端面接合部36の透
明部は、光ファイバのコア材料と略等しい屈折率を有す
る、ゴム状もしくはゲル状の透明材料あるいは半透明材
料で形成されている。また、この透明部内に光散乱部が
分散されている。この実施の形態では、光散乱部を通信
光の波長よりも大きな径を有し、光ファイバの端面間の
漏光を散乱させる金属粉体とする。
【0047】端面接合部36は、ゴム状もしくはゲル状
の材料で形成されているので、押圧力によって変形する
寸法の範囲内で、2つの光ファイバの端面12aおよび
14a間の距離より厚い端面接合部36をスリーブ30
内に設置しておく。これにより、2つの光ファイバコネ
クタプラグ24,26を光ファイバアダプタ32の2つ
のプラグ差込口28a,28bに差し込むと、光ファイ
バ12,14およびフェルール20,22の先端で、端
面接合部36が押圧的に挟持される。これにより、光フ
ァイバの端面12aおよび14aに端面接合部36が隙
間無く密着させることができる。
【0048】また、端面接合部36が形成されている領
域のスリーブ30およびアダプタ本体28には、それぞ
れ導光窓用開口部28xおよび30xが設けられてい
る。そして、この開口部28xおよび30xには、通信
光と略同一波長の光の透過特性に優れた材料で形成され
た導光窓38が設けられている。
【0049】よって、2つの光ファイバの接合端面12
aおよび14a間からの漏光は、端面接合部36を通っ
て、導光窓38に表示される。よって、光ファイバアダ
プタ32を取り外すことなく通信光の導光確認を行うこ
とができる。また、2つの光ファイバ12および14間
の光接続を中断するおそれもない。また、端面接合部3
6を構成する透明部は、光ファイバのコア材料と同等の
屈折率を有する材料で構成されているので、光ファイバ
12,14と端面接合部36との間でのフレネル反射は
小さい。よって、フレネル反射に起因する接続損失を低
減することができる。
【0050】また、光散乱部である金属粉体は、導光窓
38に表示される漏光由来の散乱光の強度が目視または
光センサで検出可能な強度となる量だけ、透明部内に分
散させてある。
【0051】よって、一方の光ファイバの端面12aか
ら端面接合部36に達した通信光および漏光をこの金属
粉体で十分に散乱させることができる。よって、漏光の
強度が小さい場合には、金属粉体の量を多くすることに
よって、漏光由来の散乱光の強度が上がる。したがっ
て、導光窓38に表示される漏光由来の散乱光の強度を
上げることができる。よって、通信光の導光確認を容易
に行うことができる。
【0052】また、図示していないが、光ファイバアダ
プタ32に形成された導光窓用開口部28xおよび30
xには、遮光用の蓋部が設けてあるのがよい。この蓋部
は、開閉自在あるいは着脱自在な形状のものとする。例
えば、着脱自在な蓋部とする場合、蓋部の裏側に複数の
突起が設けられていて、導光窓用開口部の縁に突起と係
合する穴が形成されている。突起をこの穴に差し込むこ
とによって導光窓を蓋部で塞ぐことができる。よって、
導光の確認をしないときには、導光窓から入る外乱光の
影響が通信光に及ばないようにすることができる。ま
た、蓋部を外側から引っ張ることにより蓋部を取り外し
て通信光の導光を確認することができる。
【0053】また、この実施の形態の装置は具えていな
いが、導光窓38に光学レンズが設けられていてもよ
い。
【0054】図3は、この実施の形態と同様の光ファイ
バコネクタにおいて、導光窓38に光学レンズ40が形
成された構成例を示している。図3には、光ファイバコ
ネクタの通信光の進行方向に沿った断面の切り口が示さ
れている。
【0055】これにより、漏光由来の散乱光は、光学レ
ンズ40によって拡大された像が表示されるため、より
検出しやすくなる。
【0056】また、図4に第1の実施の形態の光コネク
タ部分の別の構成例について示す。
【0057】図1に示した構成においては、アダプタ本
体28に形成された導光窓用開口部28xは、2つの光
ファイバの端面12aおよび14aの間に設けられた端
面接合部36の上側が露出するようにアダプタ本体28
の上面から端面接合部36にかけて形成されている。
【0058】しかしながら、光ファイバ12および14
間の漏光は端面接合部36内の光散乱部で散乱された
後、この散乱光は端面接合部36全面から出射してい
る。よって、図4に示すように、導光窓用開口部28z
が、アダプタ本体28の、光ファイバコネクタプラグ2
4および26が形成されている側面以外の側面から上面
にわたる広い領域に形成されていてもよい。そして、こ
の導光窓用開口部28zには通信光と略同一波長の光の
透過特性に優れた材料で形成された導光窓38が設けら
れている。
【0059】これにより、通信光の導光をアダプタ本体
28の上面だけでなく側面からも確認することができ
る。
【0060】また、図5に、第1の実施の形態の光コネ
クタ部分の別の構成例について示す。図5は、導光窓
を、端面接合部から発生する漏光を導光する導光路とし
た構成例を説明する斜視図である。
【0061】ここでは、導光窓39を導光路とし、透明
樹脂で構成する。導光窓39の一端39aは、端面接合
部36からの漏光が入射できるように端面接合部36に
配置してある。この一端39aは、漏光を集光するよう
に平面あるいは球面加工しておく。また、導光窓39の
他端39bは、アダプタ本体28の外部に露出させるよ
うに配置する。また、導光窓39の周囲の導光窓用開口
部28yの内壁は鏡面加工してある。
【0062】また、端面接合部36の導光窓39が配置
されている以外の部分と、アダプタ本体28との間に隙
間があれば、その隙間を樹脂等で覆っておく。
【0063】図5のように導光窓39を導光路とするこ
とによって、外乱光が光接続部分に入射するのを抑制す
ることができる。外乱光が外部に露出している導光窓3
9の他端39bから入射したとしても、この他端39b
の位置によって入射する外乱光の角度を制限することが
できる。
【0064】<第2の実施の形態>第2の実施の形態と
して、図6および図7を参照して、一方の光素子を発光
素子または受光素子とし、他方の光素子を光ファイバと
する光接続装置の例につき説明する。
【0065】以下、第1の実施の形態と相違する点につ
き説明し、同様の点についてはその詳細な説明を省略す
る。
【0066】発光素子として、例えばLDやLEDが用
いられる。また受光素子として、例えばPDが用いられ
る。
【0067】図6は発光素子および光ファイバの光接続
装置を示す構成図である。
【0068】発光素子は、電気信号を光信号に変換する
変換器と送信回路と発光素子とを具えた光送信モジュー
ル42の状態で光接続される。
【0069】光送信モジュール42の発光端面42a
と、光ファイバ44とは、レセプタクルと呼ばれるアダ
プタ52内で光接続される。このレセプタクル52のプ
ラグ差込口52aに、光ファイバコネクタプラグ50を
差し込むと、フェルール46内の光ファイバ44と発光
端面42aとが光結合するように位置合わせされてい
る。
【0070】この実施の形態では、レセプタクル52内
の発光端面42aと、光ファイバの入射端面44aとの
間に、この発明の導光表示装置54の端面接合部56が
設けられている。端面接合部56は、透明部と光散乱部
とで構成されており、透明部は、光ファイバのコア材料
と略等しい屈折率を有するゴム状またはゲル状の透明材
料あるいは半透明材料で形成されている。また、光散乱
部は、第1の実施の形態と同様に、通信光の波長よりも
大きな径を有し、発光素子と光ファイバとの間の漏光を
散乱させる金属粉体とする。
【0071】端面接合部56は、ゴム状またはゲル状の
材料で形成されているので、押圧力によって変形する寸
法の範囲内で、発光端面42aおよび光ファイバ44の
入射端面44a間の距離よりも厚く形成する。そして、
この端面接合部56をレセプタクル52内に設置してお
いて、光送信モジュール42を具えたレセプタクル52
内に光ファイバコネクタプラグ50を差し込むことによ
り、双方の端面42aおよび44aによって端面接合部
56は押圧的に挟持される。これにより、光送信モジュ
ールの発光端面42aおよび光ファイバの入射端面44
aに端面接合部56が隙間無く密着される。
【0072】また、この端面接合部56が形成されてい
る領域のレセプタクル52には、導光窓用開口部60が
設けられている。そして、この開口部60には、通信光
と略同一波長の光の透過特性に優れた材料で以て形成さ
れた導光窓58が設けられている。
【0073】これにより、光送信モジュール42および
光ファイバ44間に発生した漏光は、端面接合部56の
金属粉体によって散乱される。そして、この散乱光が導
光窓58に表示される。したがって、レセプタクル52
を取り外すことなく、通信光の導光確認を行うことがで
きる。また、この実施の形態の構成では、図6に示され
ているように、レセプタクルの導光窓用開口部60に光
学レンズ62が設けられている。これにより、端面接合
部56からの漏光由来の散乱光は、光学レンズ62によ
って拡大された像が表示されるので、より視認しやすく
なる。
【0074】図7は、光ファイバ44と受光素子との光
接続装置を示す構成図である。
【0075】受光素子は、光信号を電気信号に変換する
変換器と受信回路と受光素子とを具えた光受信モジュー
ル64の状態で光接続される。
【0076】光受信モジュール64の受光端面64aに
は、光送受信モジュールの場合と同様に、レセプタクル
52が設けられている。レセプタクル52のプラグ差込
口52aに光ファイバコネクタプラグ50が差し込まれ
ると、フェルール46内の光ファイバ44と受光端面6
4aとが光結合するように位置合わせされている。
【0077】この実施の形態では、レセプタクル52内
の受光端面64aと光ファイバの出射端面44bとの間
にこの発明の導光表示装置54の端面接合部56が設け
られている。端面接合部56の構成は、上述した構成
(発光素子と光ファイバとの接続の場合)と同様であ
る。
【0078】端面接合部56はゴム状あるいはゲル状の
材料で形成されているため、受光端面64aおよび光フ
ァイバの出射端面44bに隙間無く密着される。
【0079】また、端面接合部56を構成する透明部
は、光ファイバ44のコアの材料と略等しい屈折率を有
する材料で形成されているので、光ファイバ44および
端面接合部56間に発生するフレネル反射を抑制するこ
とができる。これは、接続損失の低減につながる。
【0080】また、端面接合部56が形成されている領
域のレセプタクル52には導光窓用開口部60が設けら
れている。そして、この開口部60には、通信光と略同
一波長の光の透過特性に優れた材料で形成された導光窓
58が設けられている。したがって、光ファイバ44お
よび受光素子間に発生した漏光は、端面接合部56の金
属粉体によって散乱される。そして、この散乱光が導光
窓58に表示される。この散乱光は、従来の光ファイバ
および受光素子間に存在する空隙において発生する漏光
よりも光強度が高いので、導光窓58での導光確認が容
易となる。この通信光の導光確認をより容易にするため
には、レセプタクル52の導光窓用開口部60に光学レ
ンズ62を設ければよい。これにより、散乱光は光学レ
ンズ62によって拡大されるので、確認がより容易とな
る。
【0081】<第3の実施の形態>第3の実施の形態と
して、図8を参照して、導光表示装置の端面接合部を構
成する光散乱部を、通信光の透過性を有し、かつ空気よ
りも高い屈折率を有する材料で構成し、また、この光散
乱部は、接続する一方の光素子の端面に対向する第1主
表面と、他方の光素子の端面に対向する第2主表面とを
有するシート状部材とする光接続装置の例につき説明す
る。このような光散乱部を用いたとき、透明部は、シー
ト状部材の光散乱部の第1および第2主表面上にそれぞ
れ形成される。
【0082】図8は、この実施の形態の導光表示装置が
形成された光接続装置の構成を示す概略的な断面図であ
る。
【0083】この実施の形態において、接続させる光素
子は、例えば光ファイバ12および14とする。
【0084】第1の実施の形態と同様に、光コネクタ
は、光ファイバ12および14を固定する光ファイバコ
ネクタプラグ24および26と、このプラグ24および
26が差し込まれて内部で光結合が行われる光ファイバ
アダプタ32とで構成されている。そして、光ファイバ
アダプタ32のスリーブ30内の2つの光ファイバ12
および14の接続端面12aおよび14aの間に、この
実施の形態の導光表示装置70の端面接合部72が設け
られている。この導光表示装置70は、レンズ40と端
面接合部72と、後述する導光窓86とを有している。
【0085】端面接合部72は、透明部74と光散乱部
76とを具えている。この実施の形態では、光散乱部7
6を第1主表面76x及び第2主表面76yを有するシ
ート状部材とする。そして、この第1主表面76xは一
方の光ファイバ12の接続端面12aに対向し、第2主
表面76yは、他方の光ファイバ14の接続端面14a
に対向している。また、このシート状部材76は、通信
光を透過する性質を有する材料で構成されている。
【0086】また、第1主表面76x上および第2主表
面76y上にはゴム状またはゲル状の透明部74が形成
されている。よって、第1の実施の形態と同様に、光フ
ァイバ12,14およびこれを固定するフェルール2
0,22の先端で、端面接合部72が押圧的に挟持され
ると、透明部が変形して、光ファイバの端面12aおよ
び14aに端面接合部72が隙間無く密着する。
【0087】また、第1主表面76xおよび第2主表面
76yには、一方の光ファイバ12から出射された通信
光の漏光を散乱させる起伏が設けられているのがよい。
そして、この光散乱部76は、上述したように通信光の
透過性を有しているので、通信光を透過して他方の光フ
ァイバ14に入射させることができる。
【0088】また、シート状の光散乱部は図9に示すよ
うな構成としてもよい。図9は、この実施の形態の端面
接合部の他の構成例を示す概略的な断面図である。
【0089】端面接合部84を構成する光散乱部78
は、通信光の透過性を有する材料からなるシート状部材
であり、一方の光ファイバの接続端面12aに対向する
第1主表面78xと、他方の光ファイバの接続端面14
aに対向する第2主表面78yとを有している。そし
て、この第1主表面78xおよび第2主表面78yに
は、光透過角度選択性を有する反射膜80が設けられて
いる。光透過角度選択性とは、この実施の形態で言え
ば、一方の光ファイバ12から出射された光のうち、他
方の光ファイバ14の端面14aに結合可能な角度範囲
の光を透過し、この角度範囲より大きい角度の光を反射
する特性である。この大きい角度の光は漏光となる光で
ある。また、反射膜80上にはゴム状またはゲル状の透
明部82が形成されている。このような端面接合部84
を有していることによって、反射膜80により漏光を反
射して、通信光を他方の光ファイバ14に入射させるこ
とができる。
【0090】また、以上のような、シート状の光散乱部
を有する端面接合部72または84が形成されている領
域のアダプタ本体28およびスリーブ30には、それぞ
れ導光窓用開口部28xおよび30xが設けられてい
る。そして、この開口部28xおよび30xには、通信
光と略同一波長の光の透過性に優れた材料で形成された
導光窓86が設けられている。
【0091】よって、シート状部材76の表面の起伏に
より散乱された漏光の散乱光、あるいは反射膜80によ
り反射された漏光の反射光は、透明部74または82か
ら導光窓86に表示される。
【0092】また、図8に示してあるように、導光窓8
6に光学レンズ40が設けられていることによって、漏
光由来の光の検出がより容易となる。
【0093】また、第1の実施の形態と同様に、この実
施の形態の光コネクタにおいても、光ファイバアダプタ
32を取り外すことなく、通信光の導光を漏光を用いて
確認することができる。また、一方の光ファイバ12の
接続端面12aと他方の光ファイバ14の接続端面14
aとの間には、光ファイバのコア材料と略等しい屈折率
を有する材料で形成された透明部74または82が介在
しているので、光ファイバおよび端面接合部間に発生す
るフレネル反射を抑制することができる。よって、接続
損失の低減が図れる。
【0094】<第4の実施の形態>第4の実施の形態と
して、導光表示装置を構成する端面接合部の光散乱部
を、透明部に形成された凹凸とする光接続装置の例につ
き説明する。
【0095】図10は、この実施の形態の光コネクタの
構成を模式的に示す断面図である。また、図11は、導
光表示装置の端面接合部と光ファイバとの接触部分の概
略的な拡大図である。
【0096】この実施の形態の光コネクタは、第1の実
施の形態と同様に、接続する2つの光素子を、いずれも
光ファイバ12および14とする。
【0097】そして、光コネクタは、光ファイバ12お
よび14を固定する光ファイバコネクタプラグ24およ
び26と、このプラグ24および26が差し込まれて光
結合が行われる光ファイバアダプタ32とで構成されて
いる。そして、光ファイバアダプタ32のスリーブ30
内の2つの光ファイバ12および14の接続端面12a
および14aの間に、この実施の形態の導光表示装置の
端面接合部92が設けられている。
【0098】端面接合部92は透明部88と光散乱部9
0とを具えている。この実施の形態では、光散乱部90
を、ゴム状またはゲル状の透明材料または半透明材料で
形成された透明部88の、光ファイバ12および14に
接触する表面に形成された複数の凹凸とする。そして、
この凹凸90の凹部の深さ、凸部の高さ、凹部および凸
部の平面的な幅もしくは径が、通信光の波長よりも長く
なるようにする。そして、凹凸の形状を、少なくとも光
ファイバ12および14間の漏光を散乱させることので
きる形状とする(図10)。
【0099】この実施の形態では、凹部と凸部とが光フ
ァイバ12および14との接触面全体に格子状に配置さ
れている。
【0100】透明部88にこのような凹凸90を形成す
るには、例えば以下のようにすればよい。透明材料をゴ
ム化あるいはゲル化する前に、所望の凹凸形状に対応す
る形状を有する板状部材上に、透明材料を塗布あるいは
搭載する。次に、同様の凹凸形状を有する板状部材をも
う一枚用意する。そして、透明材料が搭載された板状部
材の上側に、透明材料を挟み込むように、かつ凹凸が形
成されている側を透明材料に対向するように、もう一枚
の板状部材を設置する。透明材料が2枚の板状部材によ
って押圧された状態のまま、この透明材料をゴム化ある
いはゲル化する。その後、2枚の板状部材を透明材料か
ら剥離させることによって、透明部の表面に凹凸を形成
することができる。なお、板状部材は、例えば金属板、
ガラス板あるいはプラスチック板を用いればよい。
【0101】また、この実施の形態の端面接合部92を
使用する場合は、光ファイバ12および14の端面12
aおよび14aおよびこれを固定するフェルール20お
よび22の先端で、端面接合部92を押圧的に挟持しな
いようにする。したがって、端面接合部92は、一方の
光ファイバの接続端面12aと他方の光ファイバの接続
端面14aとの間の距離と大体同じ厚さに形成してあ
る。よって、光ファイバの接続端面12aと端面接合部
92との接触部分は、図11に示されるような構成にな
る。図11によれば、光散乱部の凸部90aと光ファイ
バの接続端面12aとが接触しており、凹部90bの底
と光ファイバの接続端面12aとの間には空隙94が生
じる。この実施の形態では、光散乱部90および透明部
88が、光ファイバ12および14のコア材料と略等し
い屈折率を有する材料で形成されているため、凸部90
aと光ファイバ端面12aとの間では、フレネル反射が
抑制される。したがって、接続損失を低減することがで
きる。また、凹部90bと光ファイバの接続端面12a
との間には空隙94があるので、フレネル反射が起き
る。よって、反射による損失が生じるが、このフレネル
反射によって漏光を散乱させることができる。したがっ
て、凸部90aと凹部90bとの存在比を調整すること
により接続損失の度合いと漏光の散乱強度とを調整する
ことが可能である。
【0102】また、この実施の形態においても、端面接
合部92が形成されている領域のスリーブ30およびア
ダプタ本体28には導光窓用開口部30xおよび28x
が設けられている。そして、この開口部28xおよび3
0xには、通信光と略同一波長の光の透過性に優れた材
料で形成された導光窓96が設けられている。
【0103】よって、凹部90bで散乱された漏光の散
乱光は、導光窓96から外部に出射される。
【0104】また、図10に示してあるように導光窓9
6に光学レンズ40が設けられていることによって漏光
由来の散乱光の検出をより容易に行うことができる。
【0105】また、上述した実施の形態において、通信
光を出射する側の光素子あるいは、その光素子に接続さ
れる光源としてLDやLEDを用いる場合、通信光の伝
送距離は数メートル〜100メートル程度が想定されて
いる。したがって、光源から近接した位置に光コネクタ
がある場合には、導光窓に表示される漏光由来の散乱光
の強度は高く、直接目視することは人体に害を及ぼすお
それがある。
【0106】しかしながら、この発明の導光表示装置の
導光窓に表示される光は、通信に影響を及ぼす光ではな
いので、その光強度を調整することができる。よって、
表示される光の強度が高くなる場合には、導光窓部に減
衰フィルタや散乱部材を設ける。これにより、導光窓か
ら出射する光の光量や出射方向(指向性)を調整するこ
とができる。よって、人体への悪影響なしに通信光の導
光確認を行うことができる。
【0107】
【実施例】次に、より具体的な例を挙げ、この発明の光
接続装置につき説明する。この例では、第1の実施の形
態で説明した光コネクタの構成と同様の構成の装置を用
いる。
【0108】よって、2本の光ファイバの接続端面をそ
れぞれ固定する光ファイバコネクタプラグと、このプラ
グが挿入される光ファイバアダプタとを具えている。光
ファイバコネクタプラグはプラグ本体と、フェルール
と、光ファイバとで構成されている(図1および図2参
照。)。
【0109】光ファイバは、コア径が1mmの市販のS
I型プラスチック光ファイバを使用する。また、通信光
は波長650nmの光とし、光源としてLEDを用い
る。
【0110】光ファイバアダプタは、アダプタ本体と筒
状のスリーブとを具えている。
【0111】この光ファイバアダプタに導光表示装置が
設けられている。まず、スリーブ内の光ファイバの接続
端面の間の位置に端面接合部が設けられている。この端
面接合部は、この例では、透明シリコーンゴムからなる
透明部と、この透明部内に添加されたアルミナ粉体とで
構成されている。このアルミナ粉体が光散乱部でありこ
の例では、透明部内に5重量%添加してある。
【0112】また、光ファイバアダプタには導光窓用開
口部が設けられている。この開口部は、端面接合部がの
一部が露出するような位置に設けられている。そして、
この開口部にはPMMAで形成された導光窓が設けられ
ている。PMMAは、波長650nmの光の透過性に優
れた材料である。
【0113】このような光コネクタを用いて、光源と接
続している、出射側の光ファイバともう一方の光ファイ
バとの接続端面間の距離(間隙)を変えて、間隙に対す
る接続損失の変化特性を調べる。
【0114】また、同時に、間隙に対する散乱損失の変
化特性を調べる。
【0115】この実施例では、比較例として、2本の光
ファイバの接続端面間を空隙のままとする、すなわち間
隙には空気が介在している以外の構成は実施例と同様の
光コネクタを用意する。そして、この比較例の光コネク
タの間隙に対する接続損失の変化特性および散乱損失の
変化特性を調べる。
【0116】この結果を図12および図13に示す。図
12は、光コネクタの間隙に対する接続損失の変化特性
を示す図であり、横軸に間隙(mm)をとり、縦軸に接
続損失(dB)をとって示してある。また、図13は、
光コネクタの間隙に対する散乱損失の変化特性を示す図
であり、横軸に間隙(mm)をとり、縦軸に散乱損失
(dB)をとって示してある。散乱損失は、漏光光強度
に対する入射光強度の割合である。図12および図13
には、いずれも、実施例および比較例の光コネクタにつ
いての変化特性が示されており、黒丸が実施例の特性で
あり白丸が比較例の特性である。
【0117】図12によれば、0.10mmから0.6
0mmまでのいずれの間隙においても、実施例の光コネ
クタの方が比較例の光コネクタよりも接続損失が小さく
なっている。
【0118】実施例の光コネクタにおいては、間隙に端
面接合部が介在している。この端面接合部を構成する透
明部は、透明シリコーンゴムで構成されている。この材
料は、光ファイバのコアと略等しい屈折率を有する材料
であるため、光ファイバと端面接合部との間でのフレネ
ル反射は、光ファイバおよび空気間で生じるフレネル反
射よりも低減されている。したがって、実施例の光コネ
クタの接続損失が比較例の接続損失よりも小さくなるは
ずである。
【0119】ここで、図13を参照する。図13によれ
ば、間隙が0.15mm程度までは実施例と比較例とで
散乱損失の値は変わらないが、間隙が0.20mm以上
では、実施例の光コネクタの散乱損失が、比較例の光コ
ネクタの散乱損失よりも10dB以上小さい。これは、
間隙に発生する漏光の散乱光の強度が高くなっているこ
とを意味する。したがって、漏光由来の散乱光を用いて
容易に通信光の導光確認を行うことができる。
【0120】実施例の光コネクタは、端面接合部を構成
する光散乱部であるアルミナ粉体の添加量が多い。これ
により、漏光を散乱させて得られる散乱光の強度を高く
している。よって、この例では、明るさが300lx
(ルクス)の室内において、導光窓に表示される漏光由
来の散乱光を、目視によって確認することができた。
【0121】以上、説明したこの発明の導光表示装置
は、プラスチックファイバリンクのような可視光を用い
た光リンクの光コネクタに用いて有効である。このよう
な光リンクは、例えば車載リンクや家庭内ネットワーク
に適用することができる。
【0122】
【発明の効果】通信光が伝送される一方の光素子および
他方の光素子の接続部に設けられた、この発明の導光表
示装置によれば、端面接合部と導光窓とを具えている。
端面接合部は、一方および他方の光素子の端面間に介在
しており、光素子の光伝送材料と同等の屈折率を有する
材料からなる透明部と、光散乱部とで構成されている。
よって、光素子端面と端面接合部との間でのフレネル反
射を大幅に低減することができる。このため、2つの光
素子の間の接続損失を低減することができる。また、導
光窓は端面接合部から発生する通信光の漏光を表示する
窓である。よって、光素子間の接続を中断させることな
く通信光の導光確認を行うことができる。したがって、
通信異常の原因の特定時間を短縮することができる。ま
た確かな通信を行っている機器間の接続部に、この発明
の導光表示装置を適用することにより、機器の電源のオ
ン・オフの確認や、正常動作が行われているか否かの確
認といったセンサとしての機能を持たせることができ
る。
【0123】また、端面接合部を構成する光散乱部は接
続損失となる漏光を端面接合部内で散乱させてその強度
を増大させる。よって、導光窓に表示される漏光由来の
散乱光は、実際の漏光よりも強度が高くなる。したがっ
て、漏光を用いた確認を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の導光表示装置が設けられた
光接続装置の構成を示す概略的な斜視図である。
【図2】図1の光接続装置を、通信光の進行方向に沿っ
て切った断面の切り口を示す概略図である。
【図3】第1の実施の形態の説明に供する、導光窓に光
学レンズが形成された光接続装置の構成例を概略的に示
す断面図である。
【図4】第1の実施の形態の光接続装置の別の構成例を
示す概略的な斜視図である。
【図5】第1の実施の形態の光接続装置の別の構成例を
示す概略的な斜視図である。
【図6】第2の実施の形態の説明に供する、光接続装置
の構成を示す構成図である。
【図7】第2の実施の形態の説明に供する、光接続装置
の構成を示す構成図である。
【図8】第3の実施の形態の導光表示装置が形成された
光接続装置の構成を示す概略的な断面図である。
【図9】第3の実施の形態の端面接合部の他の構成を示
す概略的な断面図である。
【図10】第4の実施の形態の導光表示装置が形成され
た光接続装置の構成を模式的に示す断面図である。
【図11】第4の実施の形態の説明に供する、導光表示
装置の端面接合部と光ファイバとの接触部分の概略的な
拡大図である。
【図12】実施例の説明に供する、光コネクタの間隙に
対する接続損失の変化特性を示す図である。
【図13】実施例の説明に供する、光コネクタの間隙に
対する散乱損失の変化特性を示す図である。
【符号の説明】
10:光ファイバコネクタ(単心光ファイバコネクタ) 12:光ファイバ(一方の光ファイバ) 14:光ファイバ(他方の光ファイバ) 12a,14a:接続端面 16,18,48:プラグ本体 16a,18a:光ファイバアダプタに接続する側 20,22,46:フェルール 24,26,50:光ファイバコネクタプラグ(プラ
グ) 28:アダプタ本体 28a,28b,52a:プラグ差込口 28x,28y,28z,30x,60:導光窓用開口
部 30:スリーブ 30a:一方の開口部 30b:他方の開口部 32:光ファイバアダプタ 34,54,70:導光表示装置 36,56,72,84,92:端面接合部 38,58,86,96:導光窓 39:導光窓(導光路) 39a:一端 39b:他端 40,62:光学レンズ 42:光送信モジュール 42a:発光端面 44:光ファイバ 44a:入射端面 44b:出射端面 52:レセプタクル(アダプタ) 64:光受信モジュール 64a:受光端面 74,82,88:透明部 76,78:光散乱部(シート状部材) 76x,78x:第1主表面 76y,78y:第2主表面 80:反射膜 90:光散乱部(凹凸) 90a:凸部 90b:凹部 94:空隙
フロントページの続き (72)発明者 矢後 栄郎 神奈川県横須賀市光の丘3番1号 株式会 社オプトウェーブ研究所内 Fターム(参考) 2H036 QA41 QA45 QA47 2H037 BA02 BA11 CA00 DA00 DA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信光が伝送される一方の光素子と、他
    方の光素子と、当該双方の光素子を、接続される端面同
    士が離間しかつ相対するように固定する接続用部材と、
    前記一方の光素子と他方の光素子との間の導光を表示す
    る導光表示装置とを備える光接続装置であって、 前記導光表示装置は、空気よりも高い屈折率を有する材
    料からなる透明部と、光散乱部とで構成され、かつ、前
    記一方および他方の光素子の端面間に介在してある端面
    接合部と、 前記接続用部材に形成された導光窓用開口部に設けら
    れ、かつ、前記端面接合部から発生する漏光を表示させ
    る導光窓とを具えており、 前記一方の光素子は、発光素子、受光素子および光ファ
    イバから選ばれる1種の光素子とし、前記他方の光素子
    は、光ファイバとすることを特徴とする光接続装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光接続装置において、 前記透明部は、ゴム状もしくはゲル状の、透明材料また
    は半透明材料で形成されており、 前記透明材料または半透明材料を、前記光素子の光伝送
    材料との組み合わせによって、フレネル反射損失が小さ
    くなるような屈折率を有する材料とすることを特徴とす
    る光接続装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の光接続装置において、 前記端面接合部および前記導光窓は、同一材料で一体形
    成されていることを特徴とする光接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の光接続
    装置において、 前記光散乱部を、前記通信光の波長よりも大きな径を有
    し、少なくとも前記漏光を散乱させる金属粉体、ポリマ
    ー粉体およびガラス粉体の粉体群のうちから選ばれる1
    種の粉体もしくは2種以上の混合粉体とし、 当該粉体は、前記導光窓に表示される、漏光由来の散乱
    光の強度が、目視または光センサで検出可能な強度とな
    る量だけ、前記透明部内に分散させてあることを特徴と
    する光接続装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3に記載の光接続
    装置において、 前記光散乱部を、前記透明部の前記両光素子に接触する
    表面に形成された複数の凹凸とし、 凹部の深さ、凸部の高さ、凹部および凸部の平面的な幅
    もしくは径が、前記通信光の波長よりも長く、 前記凹凸の形状は、少なくとも前記漏光を散乱させるこ
    とのできる形状であることを特徴とする光接続装置。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の光接続装置において、 前記光散乱部は、前記通信光の透過性を有し、かつ空気
    よりも高い屈折率を有する材料からなり、 前記一方の光素子の端面に対向する第1主表面と、前記
    他方の光素子の端面に対向する第2主表面とを有するシ
    ート状部材であり、 当該第1および第2主表面には前記漏光を散乱させる起
    伏が形成されており、 前記第1および第2主表面に接してそれぞれ前記透明部
    が設けられていることを特徴とする光接続装置。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の光接続装置において、 前記光散乱部は、前記通信光の透過性を有し、かつ空気
    よりも高い屈折率を有する材料からなり、 前記一方の光素子の端面に対向する第1主表面と、前記
    他方の光素子の端面に対向する第2主表面とを有するシ
    ート状部材と、 当該第1および第2主表面に設けられた光透過角度選択
    性を有する反射膜とで構成されていて、 前記反射膜上に前記透明部が設けられていることを特徴
    とする光接続装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のうちのいずれか一項に記
    載の光接続装置において、 前記導光窓に光学レンズが配置されていることを特徴と
    する光接続装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のうちのいずれか一項に記
    載の光接続装置において、 前記導光窓用開口部には、遮光用の蓋部が開閉自在ある
    いは着脱自在な状態で取り付けられていることを特徴と
    する光接続装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8のうちのいずれか一項に
    記載の光接続装置において、 前記導光窓を、前記端面接合部から発生する漏光を導光
    する導光路とすることを特徴とする光接続装置。
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